P「なになに、ツンデレ特集?」 (25)
貴音「伊織、一緒にらあめんを食べに行きましょう」
伊織「あらゴメンなさい、さっき食べてきちゃったわ」
貴音「そうですか・・・」
貴音「ではプロデューサーと 二 人 で行くとします」
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伊織「なっ・・」
貴音「どうかしましたか?」
伊織「ま、まあお昼くらい二人で行くといいわよ」
貴音「ええ。プロデューサーは午後から休みなそうなので楽しんできますね」フフ
伊織「ええっ!?」
貴音「・・どうかしましたか?」
伊織「し、しょうがないから私もついて行ってあげるわ」
貴音「まことですか?では一緒に行きましょう」ニコニコ
伊織「あ、ちょ、ちょっと・・・」
P「あれ?伊織さっき飯食ったって言ってなかったっけ?」
伊織「貴音と一緒にご飯に行きたかっただけよ。か、勘違いしないでよね」
貴音「ふふふっ」ニコニコ
P「・・?」
別の日
美希「でこちゃ~ん・・美希寝るから膝枕して~」
伊織「でこちゃん言うな!なんで私が膝枕なんか・・!」
美希「ふ~ん。じゃあプロデューサーにしてもらおっかな~」ニヤ
伊織「はっ、はあ?」
美希「・・どうしたの?そんなに驚いちゃって」ニヤニヤ
伊織「アイツは仕事中でしょーが。なに変なこと言ってるのよ、もう・・・」
美希「でも今は休憩してるみたいだよ?」
美希「おーいプロデューサー!」
伊織「なっ何を・・」
P「おーどうした美希~」
伊織「ま、待ちなさい!」
伊織「こ、こんな奴にやらせるくらいなら私がしてあげるわ。膝枕・・・」
美希「ふ~ん」ニヤニヤ
美希「プロデューサー!でこちゃんが膝枕してくれるってー!」
伊織「は、はああああ!?!?!?/////」
伊織「なんで私がこんな奴なんかにっ・・・///」
P「呼ばれて来てみたらこんな奴扱いだなんて・・・」
美希「さっき膝枕してあげるって言ったの」
伊織「あ、あれはコイツにじゃないわよ!!」
P「・・・?」
伊織「なっ、何見てるのよこの変態っ!」ダッ
P「お、おう・・・」(いきなり怒ってどっか行ってしまった・・・)
美希「でこちゃんいじるの超楽しいの」
P「・・よくわからんがほどほどにな」
また別の日
P「やよいーいるかー?」(次の仕事の打ち合わせしたなーって)
P「・・・お、いるじゃないか」
やよい「伊織ちゃん、今日うちで一緒にご飯食べない?」
伊織「ええ。ぜひ行かせてもらうわ」
やよい「じゃあプロデューサーも誘うね」
伊織「なっ・・なんで?」
やよい「え?だって大勢いた方が楽しいし・・」
やよい「伊織ちゃんプロデューサーのこと大好きだし・・」
伊織「なあっ!?////」
P「やーよいー・・?」
やよい「あっプロデューサーおはようございますっ!」
伊織「なああああああ!?」
P「・・伊」
伊織「なっ、勘違いしないでよね!アンタなんか大好きなわけないでしょうが!!」
P「あの」
伊織「じ、じゃあ私収録行ってくるわ!」ダッ
P「行ってしまった・・・」
やよい「うー・・・」
またまた別の日
P「俺って伊織に嫌われてるんだろうか・・・」
貴音「・・・」
美希「・・・」
やよい「・・・」
貴音「あの、なぜそう思うのですか・・?」
P「だって俺にだけ口調が厳しいし・・・」
美希「美希にもいつもあんな感じなの」
P「好きなわけないでしょ!とか言われたし・・・」
やよい「あれは本心じゃないと思います・・・」
P「なんか最近話しかけてもすぐ逃げちゃうし・・・」
美希(何やってるの・・・)
P「まさか彼氏でもできたんじゃ」ガタッ
美希「それは無いの」
貴音「ありえません」
やよい「ないかなーって」
P「そ、そうか・・・」
貴音(プロデューサーは鈍いから伊織にはもっと素直になってもらいたいのですが・・)
やよい(私のせいかも・・)
律子「あ、いたいた!やよい、美希、貴音!仕事行くわよ~」
3人「はーい」
P「ちょ、ちょっと待ってくれ!大事な相談中で・・!」
律子「・・いいから仕事してください」
-二時間後-
P(ふぅ・・・やっと一段落着いた・・休憩しよ)
P「ん?なんだこの雑誌?真の忘れ物かな?」
P「なになにー?『素直になれない!ツンデレっ子特集!』・・・なんだこれ」
P「暇つぶしに読んだろ」ペラッ
P「・・・・・」ペラペラ
P「・・・もしかして伊織ってツンデレなんじゃ」
P「いやいやまてまて、こんな雑誌情報にはだまされないぞ!」
P「・・・」チラッ
~必見!ツンデレの子をデートに誘うには~
P「・・・」
P「ま、まぁ試してやらないこともないんだからねっ!」
伊織「はぁ・・・最近あいつとうまく話せないわ・・」
伊織「なんでもっと素直になれないのかしら・・・」ガチャッ
伊織「おはようございまーす」
小鳥「あらおはよう伊織ちゃん」
P「おはよう伊織!」
伊織「お、おはよう・・//」
P「なぁ伊織、ちょっとお願いがあるんだけど」
伊織「なっ、何よいきなり・・」
P「次のステージの下見手伝ってくれないか?」
伊織「えっ・・?」
P「遊園地の中にあるステージなんだけど、一人じゃ行きにくいしさ、ほら」
P「お願いだぁ~っ!伊織しか予定が合う人がいないんだ!人助けと思ってなんとか!!」ドゲザァ
小鳥(目の前で大の男が中学生に土下座している・・・ピヨォ)
伊織「な、や、やめなさいよこんなとこで土下座なんて・・!」
P「お願いだぁ~!!伊織がっ!YESと言うまでっ!土下座するのをやめないっ!!!」
伊織「わ、わかったわよ!しょ、しょうがないから一緒に行ってあげるわよ!!」
P「ほんとか!?」
伊織「まったくもう・・・//」
P(雑誌にあった『相手が優位であると感じさせる』ってのはこういうことなんだよな・・?)
P(しかしまだわからん・・単なる慈悲の心かも。土下座は一種の暴力だしな)
小鳥「ええ。あのとき伊織ちゃんは国士13面待ちが完成したような笑顔だったわ。私じゃなきゃ見逃しちゃいますね」
~遊園地~
伊織「今日はアンタの驕りだから遊びつくしてあげるわ。にひひっ」
P「ああ。楽しもうな」(なんか機嫌よさそうだな)
伊織「~♪」
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P「~ということがあってだな」
美希「・・で?」
P「?・・それだけだけど」
貴音「あの・・そのあとはどうなったのですか?」
P「ふつうに帰ったけど」
やよい「何かなかったんですか?」
P「何かって?」
P「とにかく嫌われてないみたいでよかった~安心したわ~」
美希・貴音・やよい(駄目だコイツ・・・)
終わ
もうちょっとだけ続くんじゃ
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伊織「――ってことがあってね」ニコニコ
美希「それで、そのあと何もなかったの?」(激しくデジャブなの・・)
伊織「何かって?」
貴音「愛の告白、とかです」(きっと何も無いのでしょうね・・)
伊織「なっ、まっ、まさかアイツから何か聞いたの!?////」
やよい「え?」
美希「・・ん?」
貴音「おや?」
伊織「ハッ!?」
伊織「そうだこれからレッスンに行かなきゃ」
美希「逃がさないの」ガシッ
春香「そうだよ、お菓子でも食べてゆっくりしなって」
亜美「なにやら面白そうな話があるようで」
真美「さっさと吐いちまいな、いおりん」
伊織「なっ、アンタたち、いつの間に・・!?」
あずさ「ラブコメの波動を感じたので」
真「恋バナと聞いて」
雪歩「わ、私も気になる」
千早「私たちのことは気にせず続けて?」
響「さぁ話すさー!」
ヤイノ ヤイノ ヤイノ
P「なんだか賑やかですね」
律子「プロデューサー、今日は機嫌がいいみたいですね。何かいいことあったんですか?」
P「さぁ、どうでしょう」フフッ
小鳥「また一人裏切り者が・・・」
終わり
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