提督「着任した当初は『艦娘犯しまくる』と意気込んでいたが」 (164)

提督「当然そんなことをいきなりしでかしたら遅かれ早かれ憲兵に話がいくだろうし」


提督「そして上層部に報告がいき、この提督という地位もパーになる」


提督「そんなことを考えて、まずは艦娘に手を出す前に憲兵が口出しできないような環境を目標にしていたな」


提督「そして上層部の偉いおっさんやじいさん共に媚びへつらい、海域攻略では着々と実績を収め、はじめは」


憲兵『これは提督殿、着任誠に大慶に存じます』


憲兵『心配は無用だとは思いますが、英雄色を好むという言葉もあることですし、気をつけてもらいたいものですな!』ハハハ


憲兵達『ハッハッハー』クスクス


提督「、とお笑いものにされたこともあったが、今では」スタスタ


憲兵「…!これは提督殿!本日もお疲れ様です!お前たち何をしている!提督殿の前だぞ!」ケイレイー


憲兵達「「「…はっ!」」」ケイレイー


提督「…楽にしていいぞ」


憲兵達「「「…失礼しましたッ!」」」ビシィ


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提督「と、まあこんな感じに憲兵共は最早お飾りも同然。上層部の連中からも高い実績が評価され」スタスタ


提督「最近では上層部から、よっぽどのことをしなければ揉み消しも出来るとのお達しも暗に示されたわけだが」スタスタ


提督「いざ艦娘と事に及んでもお咎めなしの環境に立つと、そういう気も全く起きない。俺は不能になってしまったのか少し心配でもある」


提督「おっぱじめる前から賢者モードというわけだな」


提督「今日の今日まで艦娘犯しまくるなんて思っていたことも忘れていたしな」スタスタ


提督「…それに」


島風「天津風ちゃんおっそーいっ!」ダッダッダ


天津風「島風がはやすぎるのよ!」ゼェゼェ




島風「はやくしないとご飯なくなっちゃうかもしれないよ!」ダッダッダ


天津風「流石にそんな急がなくても大丈夫…って島風っ!前!」


島風「…?天津風ちゃん前がどうしt…


ドンッ!


島風「おうっ!?いたた…もう誰が…」


島風「…」アオザメー


天津風「てっ、提督!?大変失礼しました!島風っ!」


島風「あぁ…ほ、本当にごめんなさい!」


提督「…ああ。あまり中で走り回るなよ。以後、気をつけろ」





天津風「は、はい!」ケイレイ


島風「…はい!」ケイレイ


提督「…行っていいぞ」スタスタ


天津風「…」


島風「…」


島風「ど、どうしよう…よりにもよって提督とぶつかっちゃった…」


天津風「さすがにぶつかったくらいなら大丈夫じゃないかしら…多分」


島風「…明日解体通知とかされちゃうかも…」


天津風「…だから大丈夫よ…多分」

提督「…とまあこんな感じに艦娘にとっては俺は畏怖の対象らしい」


提督「別段鬼のような訓練をさせたり、危険な海域に無謀に突っ込ませたりなどもしていないわけだが…」


提督『寡黙で作戦を確実に成功させるクールな提督のほうが受けがいいに違いない。最初からがっついてもなぁ…最初は必要以上に艦娘と関わらないようにするか』


提督「…とこんな風に考えていた俺はそのまま方向転換する機会を失い、時々艦娘を鼓舞するために厳しく接していたし」


提督「どうやら艦娘も世の中の女性と同じでうわさ話が好きらしい。自身を語らない俺にはどこからか様々な噂に尾ひれやら背びれやらがつき」


提督「…最近では『逆らったら単艦で敵陣に放り込まれる』だの『夜な夜な人体実験を行っている』などと言われているらしいな」


提督「…どうしてこうなった…」

提督「…はぁ。今更キャラを変えたところでなにか企んでるんじゃないかとか思われるだけだしな」スタスタ


北上「…あ、提督じゃん。なんか元気ないけど」


提督「…ああ、北上か。…それに大井も」


大井「…こ、こんばんは…」


大井「…ちょっと北上さん!?提督に話しかけるなんて…!」ヒソヒソ


北上「べつにいーじゃん私が誰に話しかけたってさー。それで、どうしたの提督?」


提督(本当は艦娘と仲良くなりたい…!どうしたらいいかわからない…!なんて言える訳がないな。どうせ変な意味で捉えられるに違いない)


提督「…いや、何でもない。これから夕餉だろう。はやく行くといい」


北上「…ふーん。じゃあね提督。大井っち、いこっか」


大井「…え、ええ…失礼しました」ペコリ






食堂


大井「ちょっと北上さん!?さっきのはどういう風の吹き回しなの!?」


北上「どういう風の吹き回しって…ちょっと提督に話しかけただけじゃんかー」


大井「ちょっと話しかけただけって…!機嫌を損ねたら何をされるか…!最近では人体事件をしているなんて言われてるし…」アセアセ


北上「…んー私はそんなことする風には見えないけどなー実際に何かしていたってこともないし」


大井「…きっとあの提督のことだから、巧妙な手口でも使っているのよ!それに憲兵の人達だって頭が上がってないじゃない!その気になればなんでも…」

>>19

人体事件→人体実験

北上「…ま、本当に何かされたら大井っちが守ってくれるよねー?」


大井「そ、それは当然!たとえ火の中水の中…守るといえばこの前は…」ウフフ


北上「…大井っちが自分の世界にいっちゃった」


吹雪「あ、あの!」


北上「ん?どうしたの?」


吹雪「…そ、その…北上さんは提督とお話したんですか?」


北上「あーほんの少しだけどね」


吹雪「…どうでした?」


北上「…別にフツーかなー。もしかして、大井っちと同じようなこと心配してる?」


吹雪「い、いえ!そういうわけではないんですけど…本当にみんながいってるみたいなのかなぁーって…」


北上「…そういうのは…自分で知るのが一番かもねーほら、大井っち!そろそろいくよー」


大井「…ハッ!そうですね北上さん行きましょう!北上さんのことは私が絶対に守り通します!」キリッ


北上「はいはいーそれじゃあねー」スタスタ


吹雪「あっ、はい!ありがとうございました!」


吹雪(自分で知るのが一番…かぁーあまり提督とは接する機会がないし…それに、ああは言ったけど少し怖い…かな)


夕立「吹雪ちゃん、食べ終わったっぽい?」


吹雪「…あ、うん」


夕立「それならお皿片付けにいくっぽいー睦月ちゃんもー」


睦月「あ、うん!吹雪ちゃんもいこ?」


吹雪「…あ、そうだね!(もう少ししたら…わかる…かな?)」


司令室


提督「結局こうしていつものように一人だな」


シーーーン


提督「…はぁ」


提督「…だがこうしていても何も変わらないしな。少しは勇気を出してみるのもいいかもしれない」


提督「昔は近所のガキ大将に果敢に立ち向かっていったものだが…いつの間にか艦娘一人に話しかけるのに勇気を出す事になるとは…」


提督「次ここにきた艦娘にでも相談してみるか…なんで誰にも頼らないのがかっこいい提督だとか思っていたのか俺は…」


コンコン


提督(…緊張してきた…下手したらこの前の大規模作戦のときより緊張してるかもしれない…)





提督「……入れ」


大和「失礼します」ガチャ


提督(大和か…大和は比較的普通に接してくれているが…それはこちらがそう思っているだけで胸の内では何を考えているか…いや、そんな考え方ではいかんな)


提督「…要件は?」


大和「はい。今日の出撃に関しての報告が…」


-----------------------------------------


大和「…以上です」


提督「…ご苦労だった」


大和「はい。それでは―「ちょっと待ってくれ」


大和「どうかされましたか?」


提督「…少し…話があるんだが…」

大和「…話、ですか?」


提督「話…というかこれは相談だ。別に無理にとは言わないが…」


大和「いえ、全然嫌ということはないですよ。喜んでお受けします」ニコニコ


提督「…その…だな…」


大和「はい」ニコニコ


提督(腹をくくれ俺)


提督「大和。私は艦娘達と仲良くしたいと思っているが、私だけでは厳しい。そこでお前に相談、というわけなんだが…」


提督(…言った…言ってしまった…明日青葉あたりに遂に忍び寄る提督の魔の手みたいな記事が作成される…!)


大和「…ふふっ」ニコニコ


提督「…やはり俺がそういうのは…」

大和「いえ!そういうわけではないんです。ただ…嬉しくて」


提督「…嬉しい?」


大和「はい。提督は覚えがないと思いますが…」


~~~回想~~~


大和『それで、明日の大規模作戦ですが…』


大和『…提督?』


提督『…』スゥスゥ


大和『…姿勢を正したまま寝るなんて、よっぽど疲れているのね。最初に提督の噂を聞いた時は驚いたけど…』


提督『……は………せない』


大和『…?』


提督『…お前たちは…絶対に死なせない…』


~~~~~~

提督(そんな事寝言で言っていたのか俺は…)


大和「あの時から、提督のことを噂のように思ったことは一度もありません。寝言でまで私達艦娘のことを気にかけてくださっていたんですから」


大和「…提督が噂のような人なら、無意識に艦娘の心配…なんてしない」


大和「私はずっと待っていました。提督がこのように私に…いえ、私達に近づこうとしてくれるのを」


提督「…」


大和「ですから、こうして私に打ち明けてくれたのが、今とても嬉しいです」


大和「…私のように思っている娘も、ちゃんといると思いますよ」


提督(…大和は心から俺のことを信頼してくれていたのか…)


提督「俺は…無意識のうちにお前たちを遠ざけていたのかもしれない。戦いで帰ってくるお前たちを見て…」


提督「…必要以上に付き合って、そしていつか失ってしまうのが…たまらなく怖くなっていたのかもしれない」


提督「だから…適当に理由をつけて、遠ざけていたんだ…な。俺を怖がる艦娘に、心の中では安心していた」

提督「…別に噂なんて消し飛ばす方法は、いくらでもあった。それをしなかったのは…そういうことなんだろう」


提督「俺の軍人らしい立ち振舞いに近寄ってきてくれた艦娘もいたが…避けていたのは、艦娘ではなく本当は俺のほうだったんだな」


提督「時に冷たい態度をとったこともあった…そういうことをしていれば、当然のことだろうな」


提督「そんな俺でも…お前は…」


大和「貴方だからですよ。噂という先入観に捉われてしまって気づかなかった娘が多いのかもしれないけど…」


大和「提督の作戦は、私達を大事にしてくださっているなによりの証拠です」


大和「この間も、あれだけの被害で済んだのは、提督のおかげ」

大和「そう思っているのは、私だけではないはず」


提督「…俺はまだ間に合うだろうか」


大和「大丈夫。本当の鎮守府はこれからだー!って感じですよ」


提督「…フフッ」


大和「その意気です!そういう顔もできるんですから…」


提督「素で接するのが怖かったから、俺は冷徹な提督…という仮面を被っていたんだろう」


提督「ここへ来てからは、大和が…初めて、だな」


大和「そっ、そうですか…!」


提督「…夜は少しこれからについて考えたい…翌朝にでも、俺の部屋に来てくれると助かるんだが…」


大和「わかりました!頑張りましょう!提督!」


提督「…それではその…おや、すみ、大和」


大和「…ふふっ!おやすみなさい、提督」











翌朝


武蔵「…ん、今日はいつもより早いな、大和」


大和「ええ!これから提督のところへね」


武蔵「…ふっ、遂にあいつも腹をくくったか。能力の割には臆病が過ぎるな」


大和「…最近は深海棲艦も勢力を増してきてるけど、これからこの鎮守府はもっと強くなる」


武蔵「…そうだな。優秀な提督に優秀な艦娘…後足りないのは気持ちの問題だな」


大和「そうだ、武蔵も一緒に提督のところへいかない?三人寄れば文殊の知恵って言うしね」


武蔵「…そうだな。そうさせてもらおう」








提督の部屋


コンコン


提督「…来たか。入ってくれ」


大和「失礼します」


武蔵「入るぞ」


提督「…武蔵もいるのか」


武蔵「なんだ?私がいるのは不服か?」


提督「いやそういうわけではないが…まあその様子だと大和から話を聞いたか」


武蔵「話を聞かなくても臆病な提督のことなどわかっている。私は大和型戦艦二番艦、武蔵だぞ」


提督「…そう、だな。大和の言うとおりか。」


大和「あまり接する機会はなくても、気づく娘は気づきますよ、提督」




提督「…決めたよ。俺は誰も失わずに深海棲艦との戦いを終わらせる。そのためには…」


提督「お前たち艦娘の協力が必要不可欠だ」


提督「ついてきて…くれるか?」


武蔵「無論だな。この武蔵は元よりお前の艦娘。お前が近づいてきてくれたのなら、それを拒む道理などないな」


大和「私も同じです。あなたなら…あなたと私達なら、深海棲艦との戦いを終わらせることができると信じていますから」


提督「…これから艦娘全員に招集をかける予定だ。すぐに…とは行かないだろうが、まずは俺から歩み寄ろうと思う」


大和「…もう予定は練ってあるんですね」


提督「大和と武蔵に来てもらって決心がついた。二人とも、…ありがとう」


大和「…いえ。こちらこそ、今までありがとうございます。そしてこれからも、よろしく、お願いしますね」ニコ

ピンポンパンポーン


『招集命令だ。艦娘は全員0900(まるきゅうまるまる)までに大広間に集まること』


『繰り返す。艦娘は~』


神通「川内姉さん。招集がかかったので、そろそろ起きてください」


川内「まだ眠いよー…」ムニャムニャ


神通「…提督直々の招集ですよ」


----------------------------


夕立「提督さんが全員招集なんて珍しいっぽい」


睦月「なんだろうね…」


吹雪「司令官…」


----------------------------


赤城「どうやら提督直々に、全員に招集みたいですね」


加賀「…さすがに気分が高揚します」

大広間


ザワザワ…ザワザワ…


提督「……」スタスタ


シーーン


提督(見事に全員集まっている…嫌な噂も役に立ったな)


提督「…今日は、全員に聞いてもらいたい話があっての招集だ」


提督「…それでは…話を始めたいと思う」


----------------------------------------


提督(俺の思っていることのありのままを伝えた。まだ俺の言ったことが飲み込めていないのか…他の理由かはわからないが)


大和『提督の話が終わった後は、私に任せてくださいね』


提督(この大広間の沈黙は…彼女に任せよう)

大和「…私は、提督の事を心から信頼しています。この間の大規模作戦…誰一人として失うことなくこの場に集まることができているのは…」


大和「私達艦娘の力…そしてなにより、作戦を一人で立案された、提督のお力あっての事だと私は思っています」


大和「私は…あの作戦が私達一人一人を、誰も失いたくないという思いの元成り立っていることを知っている」


大和「その前も、その前の前の作戦も、同じことです。提督は私たちのことをいつも考えてくださっている」


大和「だから私は、全力で深海棲艦と闘うことが出来ます」


大和「私からは…以上です」

加賀「大和さん」


大和「…なんでしょうか」


加賀「私は…ではなくて私も…の間違いではないかしら?」


大和「…加賀さん…」


加賀「そうでしょう、赤城さん」


赤城「…ええ。私たち一航戦が…海の上で弓を射り、数多の深海棲艦と戦うことができたのは、他ならぬ私たちの提督のおかげです」


陸奥「あら、あらあら。正規空母だけでイイトコどりなんてズルいんじゃない?そもそも、戦艦や正規空母で提督のことを悪く思っていた艦なんていたの?」


比叡「…」


瑞鶴「…」


長門「その他の艦も、悪く思っていた…というよりは怖がっていただけだろう」


長門「提督が私たちの身案じているのを理解している者も少なくはないはずだ」

武蔵「…分かったか。ここの連中は提督が思っているよりも……」


提督「……」ボロボロ


提督「…俺はっ…なんてことを…俺の周りには…こんなにいるじゃないか…」ボロボロ


大和「…提督」


加賀「…提督」


吹雪「…司令官」


提督「最初にここに来た時はっ…所詮は艦娘だと思っていたんだ…」ボロボロ


提督「…戦いで傷ついて帰って来た時…食堂で美味そうに食事をしている時…艦娘同士で遊んでいる時…お前たち艦娘は、いつでも輝いていて…」


提督「…それを守りたいと…いつか深海棲艦がいなくなって…お前たちが傷つくことがない世界を…望んで…そしてお前たちを失いたくないと思った…」


提督「失った時が怖くて…いつしか避けるように…突き放すようになっていた…」ボロボロ


提督「…俺は我侭な人間なんだ。でも…それでも俺は…」ボロボロ


大和「提督。顔を上げてください。…ここにいる艦娘が見えますか?」


大和「全員、あなたの艦娘です」


大和「提督は望みは、ここにいる全員の望みになる。提督が絶対に生きて帰ってこいというならば…絶対にその望みを叶えます」


加賀「私達は艦娘。深海棲艦と戦うために生まれた存在。…でもあなたの艦娘だから―」


「「「必ず、生きて帰ってきますよ」」」





後日 司令室


長門「…提督。これがなんだかわかるか?」


提督「これは…」


『艦娘全員の前であの提督が男泣き!泣き顔必見!』


提督「…青葉だな」


長門「あの場で写真を撮る度胸には感心するな」


提督「…」ギュルルル


提督「…食堂に言ってくる。そこの書類を頼む」


長門「このビッグ7の書類処理能力、侮るなよ」

島風「天津風ちゃんおっそーい!」ダッダッダ


天津風「だからご飯は逃げないって…!」ゼェゼェ


提督「…」スタスタ


ドンッ!


島風「おうっ!?いたた…あっ!提督!」


提督「悪いな島風。…大丈夫か?」


島風「…はい!」


提督「島風と天津風は、これから食事か?」


天津風「ええ、そうです」


提督「あーその…もしよかったら…」


島風「あっそうだ!提督も一緒に食堂まで行きませんか?私には誰も追いつけないよ!」

食堂


提督「…久しぶりに運動したな」


赤城「…あ、提督。こんばんは」


加賀「…こんばんは」


提督「…ああ。」


赤城「提督も、これから食事ですか?」


提督「…ああ。あ、そうだもしよk「ちょっと!暁はもう一人前のレディーなんだから!」「…レディーはご飯に旗を差したりしないよ」「なのです!」


赤城「…この鎮守府も、少し雰囲気が変わりましたね」


加賀「…そうね」

大和「あ、提督。こんばんは」


提督「…ああ、大和か」


大和「…提督。良かったですね」


提督「…そうだな」








提督(完全に当初の目的など崩れて無くなったが)


提督(今の鎮守府は、そんな目的よりもずっと大切なものになったな)


提督「…俺は提督になって良かったと思う」

これからイチャラブ書きたいから
安価↓3つくらいまで艦娘の名前お願いします

秋月編


コンコン


提督「…入っていいぞ」


秋月「失礼致します!」


提督「…秋月か。今日の戦闘記録の報告だな」


秋月「はい!紙にまとめてありますので…」


提督「…」ペラペラ


提督「…さすがは防空駆逐艦だな。それと、前の記録と比べて撃墜数が大幅に伸びている」


秋月「ありがとうございます!」パアア


提督「ここのところの活躍には目を見張るものがあるし、なにか褒美でも与えようかと思うんだが…」


秋月「褒美…ですか」


提督「ああ。そんなに大きなものは用意できないが…」


秋月「褒美なら…もう私は十分です」


提督(秋月に何か上げたことはないよな…)


秋月「司令は私に戦う意味を与えてくれましたから!」


秋月「ここには…私の姉妹はいません。だから他の娘たちみたいに絆みたいなものがなくて…」


秋月「ただ漠然と、深海棲艦を倒すため、国を守るために戦ってきました」


秋月「でもあのとき司令は、私に生きて帰ってきてほしい、そう言ってくれて」


秋月「それから私は、他のみんなと生きて帰るために、頑張ることに決めたんです!」


秋月「撃墜数が上がったのも、司令のおかげ、です!」

提督「…そう、か。ありがとう」


秋月「…はい!」


提督「秋月は満足なのかもしれないが、一度褒美を与えることにした以上、俺の気が済まない」


提督「…何かないか?」


秋月「…司令がそこまで言うのなら…うーん」


提督(真剣に褒美を考える秋月…その…困ったような顔が素晴らしいな)


秋月「…あっ」


提督「何か思いついたのか?」


秋月「あの…その…えーっと…」モジモジ


提督「…?」

秋月「あのっ!これはビスマルクさんに聞いたんですけど…」モジモジ


--------------------------------------------------


秋月「あ、ビスマルクさん!おはようございます!」


ビスマルク「あら秋月。Guten Morgen!」


ビスマルク「そういえば秋月?知ってる?」


秋月「…?何をですか?」


ビスマルク「特別に教えてあげるわ。ファーストキスは、ものすごく甘いのよ?」


秋月「そうなんですか!不思議ですね!秋月はそんなこと知りませんでした」


ビスマルク「良いのよ?もっと褒めても」ドヤァ


秋月「ビスマルクさんはすごいです!もうそんな体験しているんですね!」


ビスマルク「…」ギク


ビスマルク「…私はそろそろ出撃だから、秋月、Auf Wiedersehen」


---------------------------------------------------------


秋月「…ということがあって…」モジモジ

提督(…そういえばこの前鈴谷が、読まなくなった恋愛小説を他の艦娘にあげた…とか言ってたな)


提督「それで…秋月はファーストキスがしたいのか?」


秋月「へぇっ!?あの、ちが…くはないんですけど…」///


提督「…それで、相手は誰がいいんだ?」


秋月(私の口からっ!?)


秋月「…えっと…し、司令とが…いいですっ…」///


提督「」


提督(どうしたらいいんだこれは…恋に恋する年頃かもしれないしキスという行為に憧れを抱いているだけかもしれない…)






提督「…なぜ俺なんだ?」


秋月「…前までは、司令を見かけたら目で追うくらいだったのが…最近は事あるごとに司令の事考えてて…ビスマルクさんに話を聞いた時も司令の顔が思い浮かんで…」


提督(…オイオイオイ)


提督「…秋月は…俺でいいのか?」


秋月「…は、はい!司令が…いいんです…」


提督(これは据え膳。大勢の前で泣きこそしたが心は日本男児)


秋月「し、司令…?」


提督(ここでの上目遣いで俺の心の硫黄島が陥落した)






提督「…秋月」ダキヨセー


秋月「しっ…司令…!」ギュッ


提督(すごく柔らかいしすごくいい匂いがする)


秋月(司令が…こんな近くに…司令の匂い…)


提督「秋月…」ササヤキー


秋月「…!」ビクン


秋月(司令に名前呼ばれただけなのに…体が熱く…っ)


提督(これはキスだけで終われる気がしない)


提督「…秋月、するぞ」


秋月「はっ、はい…」ドキドキ

提督「ちゅっ…んちゅ…れろれろ」


秋月「んっ!…ん…ちゅる…」


提督「…ん……ふぅ…」


秋月「ぷはっ…はぁ…はぁ……し、しれぃ…///」


提督「…秋月…好きだよ」ガバッ


秋月「司令…」ジワァ


--------------------------------


提督「秋月!秋月!膣内に射精すぞっ!」パンパン


秋月「司令の長10cm砲ちゃん、あんまり暴れないでぇ!秋月の高射装置…おかしくなっちゃいますぅっ!」///


提督「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」ドビュルルルル


秋月「あっ?あっ?」ビクンビクン


提督「…ふぅ」

提督(秋月を機に原点回帰してやる。艦娘犯し王に、俺はなる)ドンッ


秋月「」ビクビク


提督「秋月はこのまま司令室に放置。次は…大和のところにでもいこうか」スタスタ


大和ルーム


提督「…大和。いるか?」


大和「…はい。提督?何か御用ですか?」


提督「…大和っ!」ガバッ


大和「てっ、提督っ!?」///


提督「思えば俺がこうしていられるのもお前のおかげだな…気づけば大和ばかり見ていたよ」キリッ


大和「…提督…!それって…」///


提督「大和…」


大和「…提督」ジワァ




---------------------------


提督「大和っ!大和っ!」パンパン


大和「あへぇっ!!提督の46cm三連装砲でいっちゃうううううう」ビクンビクン


提督「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」ビュルルルル


大和「」ピクピク


提督「…次は朝潮のところにでもいくか」


---------------------------


朝潮「…司令官?珍しいですね、司令官が来てくださるなんて」


提督「…ああ。少し用事があってな…」


朝潮「…用事…?ここには私しかいませんが」


提督「…朝潮…お前に会いに来たんだよ」


朝潮「朝潮と二人っきりで……あっ、これは…………作戦会議ですねっ!」

提督「…朝潮、好きだ」


朝潮「…!あっ!わ、わたしもっ!司令官の事は大変尊敬できる上官として…」


提督「…いや、こういうことだよ」


突然司令官の告白を受けて少し混乱が見られる彼女を、繊細な芸術品を扱うかのように、優しく抱き寄せる


朝潮「あ、あのっ、これは…」


いくら生真面目な彼女といえども。普段から尊敬している上官に抱き寄せられるという状況は、彼女の顔を紅潮させるには、十分だった


提督「…お前は俺の艦娘だろう?」


朝潮「…はい、この朝潮は…司令官の…」


彼女が最後まで言葉を紡ぐ前に
今は自分の体に抱き寄せられている、彼女の紅潮し、俯いた顔を無理やり上げさせる



提督「朝潮」


朝潮「…司令…官」


彼女がまた何かを言う前に、その無垢で可憐な花のような唇に、自分の唇を重ねる
ー彼女と口づけを交わす


朝潮「…っ!」


少し驚くような、ささやかな抵抗をするような素振りを見せたものの…彼女はそれ以上は何もせず、成されるがままで
彼女は拒絶しなかった
その事実を確認し、唇を離す


朝潮「…しれい…かんっ…」


彼女の消え入りそうな声とその潤んだ瞳は
俺を野獣へと変えるには十分すぎた


提督「朝潮…っ!」








朝潮「司令官が待てと言うならっ…あっ♥あっ♥」


提督「…もう俺が待てない…っ!膣内に射精すぞ!」パンパンパン


朝潮「司令官の10cm連装高角砲があっ♥」


提督「うおおおおおおおおおお!!!!」ビュルルルル


朝潮「」ビクビク


提督「…ふぅ」


提督「さっきまで覗き見していたのは青葉だな」


青葉「青葉、見ちゃいました…!」


青葉「まさか提督が…」ドキドキ


コンコン


青葉「はい、どうぞー!」


ガチャ


提督「…失礼」


青葉「しっ、司令官!?」


提督「…さっきのを見ていただろう?」


青葉「…は、はい」///


提督「…青葉がいつまでも振り向いてくれないから、つい他の娘に手が出てしまった…こんな俺を許してくれ」


青葉「そ、それって…」///

提督「青葉!」ガバァ


青葉「…司令官っ

提督「青葉!」ガバァ


青葉「…司令官っ!」


--------------------


提督「青葉!青葉っ!」パンパン


青葉「青葉、司令官の20.3cm連装砲でぇ…!あっ♥あっ♥」


提督「青葉!膣内に射精すぞっ!」


青葉「ワレアオバー!ワレアオバー!」ビクンビクン


提督「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」ビュルルルル


青葉「」ビクンビクン


提督「…ふぅ」


提督「艦娘って最高だな」

提督「…俺が本当に好きなのは金剛だけだ」


金剛「て、提督ー!」///


----------------------------------


金剛「」ビクンビクン


提督「…ふぅ」


----------------------------------


提督「…一番は、赤城だけだ」


赤城「…提督」///


---------------------------------


赤城「」ビクンビクン


提督「…ふぅ」


---------------------------------


提督「今の俺にはお前しか見えていない」


北上「ほんとかなー。ま、いいけどねっ♪」


-----------------------------------


北上「…提督の61cm五連装酸素魚雷…すごすぎ…」ビクンビクン


提督「…ふぅ」

最終決戦


金剛「提督の一番は私デーース!!」


赤城「…一航戦の誇り…!」


加賀「…この戦いが終わったら提督と…さすがに気分が高揚します」


長門「待ちに待った最終決戦か。胸が熱いな…これが終わったら…」


ズドーン  ドドーン  バヒューン


深海棲艦「ナンナノ…コイツラノ……チカラ…」


深海棲艦「…シズムノハ…ワタシタチ……」ザザァ


提督(こうして最終決戦に一人も欠ける事なく勝利した)


提督(艦娘全員に俺の精力を注入したかい甲斐があったな)


アーテイトク! シレイカン…! ハヤクシロ


提督(今では俺が犯されまくってるが)


提督(この平和になった海を思えば些細な事だろう)


提督(艦娘に犯されまくるのも悪くないな)






このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年06月03日 (水) 02:39:25   ID: w33g5QAj

堅物提督かと思ったら絶倫提督だった

2 :  SS好きの774さん   2015年06月09日 (火) 20:35:30   ID: P7DUQ4Nh

後半なんやねんw

3 :  SS好きの774さん   2015年06月20日 (土) 16:47:10   ID: ZcnzQgQF

一 転 攻 勢

4 :  SS好きの774さん   2016年10月05日 (水) 22:20:06   ID: w9S7z4QK

面白かった

5 :  SS好きの774さん   2016年12月09日 (金) 23:20:21   ID: rK6McOqF

艦娘レイプ!野獣と化した提督
↓一転攻勢↓
提督レイプ!野獣と化した艦娘達

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