チュートリアル
八幡「何これ」
小町「ほぇ?どうしたのお兄ちゃん」
八幡「いや……何か小町と喋ってるとたまに文字が浮かんでくるんだけど」
小町「え?ついに壊れちゃったの……?流石にその年でってのは小町悲しいよ」
八幡「いや、そんなんじゃないって」
八幡(何か小町の上に変なのが出てる)
1・頭を撫でる
2・夢だ寝よう
3・キスする【安価取り者のコンマがゾロ目なら強制選択される。ゾロ目じゃない場合は選択不可】
八幡(何これ凄くギャルゲーなんだけど)
安価↓1
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八幡(勿論キス一択……なわけないか)
八幡「無難に頭撫でておこう」
小町「ちょっとお兄ちゃん?急になにさー」
八幡「まぁたまにはいいだろ」
小町「そりゃ小町的にはポイント高いけど何か変だよ?」
八幡「たまにはな……」
小町「……ちょっと恥ずかしいんだけど」
八幡「兄弟なのに何を言ってんだよ」
八幡(よその方が聞いたら勘違いするようなことを言うんじゃありません)
小町「まぁー小町だから許されるんだよ」
八幡「お。おう」
小町「まぁこんな感じで進むんじゃないのかなー」
八幡「はい?」
小町「ちなみに3を選んでゾロ目外れた場合はコンマ奇数の場合1偶数の場合2が選ばれるよ」
八幡「な、何を言っているんだ小町」
小町「ちなみに3はいい事もありし悪いこともあるよ。タイミングが重要だよ。それじゃあチュートリアル終わりー。お兄ちゃんは誰を選ぶのかなぁ」
八幡「小町?さっきから何を」
小町「それじゃあねえー」
八幡「……夢ですか」
小町「おはよー」
八幡「おう おはよ」
小町「どしたの?」
八幡「いや……何でもない」
八幡(変な夢見たせいで小町をガン見してしまった)
八幡「さて飯食って学校行きますか」
小町「おうー」
八幡(……あれ)
1小町を送る
2一人で行く
3飯も食わずに外に出る
八幡(お、おいおい)
八幡「……たまには送ってやるよ」
小町「へ?お兄ちゃんが自分から……熱でもあるの?」
八幡「いや、しらんが」
八幡(どうやら熱じゃなくてお兄ちゃんは何かが間違ってしまったようだ)
小町「んー?あ。お小遣いアップもしないからね」
八幡「そうでもない。と言うかアップしてくれよ」
小町「だーめー。まぁデートに使うっていうなら奮発してあげるけどね」
八幡「俺が誰かとデートするわけないだろ」
小町「はぁ……これだからお兄ちゃんは」
八幡「うるさ・・・・げ」
小町「?」
安価下1
1適当に受け流す
2デートするから金をくれ
3小町とデートする
次の日
小町「……お兄ちゃん?」
そいつは、突然現れた。
比企谷八幡と雪ノ下雪乃を足して2で割ったような顔つき。
下半身は人間のそれに近いが、肉付きを見るに左右で性別が異なるように見える。
魚の鱗でコーティングされた胴体には、尻尾の千切れたワニがそのまま一匹、右肩の間接部分に接続され、腕としての機能を備えている。
背中についた鷲の羽根をばっさばっささせながら、僅かに残された雪ノ下雪乃の要素である左腕は人差し指を差して、雲一つ無い青空に向けて力強く突き上げている。
比企谷小町の中で“コレ”を的確に表現する言葉は『キメラ』以外に見つからなかった
小町「や、やっはろー……?」
ひきのん「……ギ」
小町の声に反応したかのように、ひきのんの眼球が薄いカエルの粘膜のようなものでコーティングされ、青白く発光する。
水しぶきが吹き出るような音と共に、脇腹あたりの隙間から何か黄色い液体のようなものを、怒るようなうめき声を上げながら噴出した。
ひきのん「##ね###ギ####%#@#&&!!」
小町「!?」
次の瞬間、ひきのんは小町に向かって飛びかかってきた。
八幡「……ほら。飯食って行くぞ」
小町「むー。これは、まだまだ先は長そうだなぁ」
八幡「変な事考えてるんじゃないっての」
小町「ちぇー。まぁいいや。今日は久しぶりにお兄ちゃんと学校行けるし。あ、今の小町的にポイント高い!」
八幡「そのセリフがなければお兄ちゃん的にもポイント高かったよ」
小町「へへへー」
八幡(あざとさが一色に似てきてるのは気のせいですか。大丈夫ですよね)
小町「さぁー行けーお兄ちゃんー」
八幡「はいよ」
小町「お兄ちゃん、最近結衣さん達とどうなの?」
八幡「どうもこうもないぞ。ふつうだ。何時も通り紅茶飲んで読書してるだけだ」
小町「……そっか」
八幡「ああ」
小町「……うん。お兄ちゃん頑張ったもんね」
八幡「……俺は何もしてないさ」
小町「ほんとお兄ちゃんだなぁ」
八幡「それが俺だからな」
小町「うん。そうだねぇ」
八幡「……受かればいいな」
小町「もっちろん!」
八幡(もうすぐ受験……か)
八幡(来年以降の俺たちはどうなるんだろうか)
八幡(俺たちの関係は不変ではない。一年のうちにこれだけの変化があったのだから)
小町「お兄ちゃん?」
八幡「いや、少し飛ばすからつかまってろ」
小町「うん」
---
八幡「さて、学校についたわけだが」
1教室
2自販機
3部室
ゾロ目
八幡(今日の授業は現国に数Ⅲに……あ)
八幡(……そういや由比ヶ浜に勉強教えててそのまま部室にノート忘れてたよな……)
八幡(……はぁ、鍵取りに行かないとな)
雪乃「……あら」
八幡「……よう」
雪乃「こんな朝から職員室に用だなんて何をしたのかしら」
八幡「いや、別に呼び出されたわけじゃ……ってお前それ」
雪乃「ああ。これ?部室にあったのよ。丁度良かったわ。たまたま私も部室に用があってね」
八幡(……さて、この場合のパターンは大体ツンデレが照れ隠しをしているというのがギャルゲーの鉄板なのだが、されど相手はあの雪ノ下雪乃である)
雪乃「何かしら?」
八幡「いや……」
1照れ隠しする
2きちんと例を言う
3黙っておく
八幡「……ありがとな」
雪乃「……」
八幡「どうしたよ?」
雪乃「いえ、あなたが素直に礼を言ってくるなんてね」
八幡「どういう意味ですかね。それは」
雪乃「あら。そのままの意味よ」
八幡「……げ」
安価下1
1冗談を交えて言い返す
2そのまま立ち去る
3黙っておく
ゾロ目
八幡(今日の授業は現国に数Ⅲに……あ)
八幡(……そういや由比ヶ浜に勉強教えててそのまま部室にノート忘れてたよな……)
八幡(……はぁ、鍵取りに行かないとな)
雪乃「……あら」
八幡「……よう」
雪乃「こんな朝から職員室に用だなんて何をしたのかしら」
八幡「いや、別に呼び出されたわけじゃ……ってお前それ」
雪乃「ああ。これ?部室にあったのよ。丁度良かったわ。たまたま私も部室に用があってね」
八幡(……さて、この場合のパターンは大体ツンデレが照れ隠しをしているというのがギャルゲーの鉄板なのだが、されど相手はあの雪ノ下雪乃である)
雪乃「何かしら?」
八幡「いや……」
1照れ隠しする
2きちんと例を言う
3黙っておく
八幡(たまには言い返してみるか)
八幡「そうね。確かに私が素直に言うのはおかしいかも知れないわね。けどそれは貴女も同じでしょ?」
雪乃「……それはちなみに誰を真似ているのかしら」
八幡「近所の知り合いの従兄弟の姉ちゃんだ」
八幡(こええよ……ただの冗談で済ますつもりだったのに咄嗟に嘘をついたじゃないか)
雪乃「そんな遠い知り合いが貴方にいるとはおもえないのだけど」
八幡「俺にも知り合いの一人や二人はいる」
雪乃「あら、それは貴方が一方的に知っているだけではないのかしら。残念だけどそれは知り合いとは言えないわよ」
八幡「待て。言っちゃなんだが俺は多くのやつに知られていたぞ。そんな状態でもあっちは親しげに話しかけてくる。つまり片方が知っているだけでも知り合いだと言う事になるだろう……主に悪い意味で話しかけられてるがな」
雪乃「あら。そこまで自覚しておきながら弁解するのは悲しくないのかしら」
八幡「おいやめろって」
雪乃「とにかく。もう忘れ物なんてしないことよ」
八幡「ああ」
雪乃「また放課後」
八幡「……雪ノ下」
雪乃「何かしら?」
八幡「……わざわざサンキュ」
雪乃「……ただのついでよ。HRに遅れるわよ」
八幡「……ああ」
---
結衣「やっはろーヒッキー」
八幡「……おはよう」
八幡(やっぱまだ馴れないよな……これ)
八幡(由比ヶ浜は由比ヶ浜でよく毎日のように挨拶してくるもんだ……)
結衣「どうかしたの?ヒッキー?」
八幡「いや……」
1適当に話を切り上げる
2黙っておく
3何で何時も挨拶してくるのかを聞く
三浦「……」
八幡「……ほら。三浦達が見てるぞ」
結衣「へ?ああ。うん」
八幡「ああ。うんっておい」
結衣「うん。ちゃんと言ってきてるから」
八幡「……お前はお前でしっかりと自分の立場を守れよ」
結衣「そんなの関係ないよー。優美子達もわかっててくれてるから」
八幡「わかってるって言ってもな……」
結衣「……わかってるよ、ヒッキーは優美子達以外のことを言っているんでしょう?」
八幡「……」
結衣「……うん。心配してくれてありがとう。でも大丈夫だから」
八幡「そうかよ……」
結衣「うん。それじゃあまた部活でね」
八幡「ああ」
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昼休み
八幡(さて、どうするか)
コンマ下1
下一桁
0-3教室
4-6生徒会室
7-9食堂
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