八幡 「…あれ?」
いろは「なんですか?」
八幡 「いや…あれ?」
いろは「あ。今なにげに名前呼びしました?ごめんなさいいきなり距離感詰められるとかそうゆうの慣れてないんでけっこう無理です」
八幡 「お、おう…」
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八幡 「なぁ、一色」
いろは「なんですか?せんぱい」
八幡 「いや、その、だから…最近いろ…一色が好き過ぎてヤバいんだが」
いろは「はい。今聞きましたよ」
八幡 「…いや、だからな」
いろは「せんぱい、そこの消しゴム取って下さい」
八幡 「…お、おう」
いろは「ありがとうございます。…なんで百均の消しゴムって消しにくいんですかね?安いプラスチック使ってるんですか?ほんとイヤです」
八幡 「…俺、もう泣いていい?」
いろは「…え?なんでせんぱいが泣くんですか?あ。もしかしてせんぱいの前世、消しゴムだったとか?」
八幡 「俺の話、聞いてたか?」
いろは「だから、聞いてましたよ。泣きたいんじゃないんですか?」
八幡 「その前」
いろは「…えっと、何か言ってましたか?」
八幡 「…帰るわ」
いろは「じょうだんですよ。わたしのことが好き過ぎてヤバいんですよね?ほら、ちゃんと聞こえてますし」
八幡 「そ、そうか。なら、良かった」
いろは「はい」
八幡 「…」
いろは「…」
八幡 「…え?」
いろは「はい?」
八幡 「いや、だから、なんで無反応なんだよ?」
いろは「反応しなきゃダメなんですか?」
八幡 「普通するだろ?」
いろは「…どんな感じで?」
八幡 「せんぱい何言ってるんですか?とか、ちょっと気持ち悪すぎて正直引きます、とか」
いろは「え?せんぱい、わたしに責められたいんですか?…確かに前からせんぱいってM度強そうとか思ってましたけど、後輩から罵倒されたいとかかなりヤバくないですか?」
八幡 「ちがう、そうじゃない。いや、罵倒されたいってのはそうなんだが…」
いろは「…えー」
八幡 「…その、クソ虫を見るような目で蔑むの止めてくんない?まじで泣いちゃうから…って。そうじゃない。引っかかるところがおかしいだろ、さっきから」
いろは「でもそんな特殊性癖、引っかからない方が変じゃないですか?ふつう」
八幡 「…なにこれ、新手の苛めか何かなの?俺の台詞全ムシで話進んでく流れなの?」
いろは「あの、せんぱい?」
八幡 「お、おう」
いろは「部活行かないんですか?」
八幡 「お前が言うのかよ」
いろは「ほかに誰がいうんですか?」
八幡 「…行っていいのか?」
いろは「てゆーか、むしろ行ってください。すぐに行って下さい。最近廊下で見かける度にものすごい目で見られるんですよ。雪ノ下先輩に。正直怖いです」
八幡 「…まぁ、そうかもな」
いろは「そうです。だからわたしのためにさっさと部活に行ってください。しっし」
八幡 「…生徒会の仕事手伝えって言ったの、お前だよな?」
いろは「え、何か言いましたか?」
八幡 「難聴系女子とか、どこ狙いだよ」
八幡 「…まぁ、そういうことなら仕方ないか。いちおう生徒会長の命令だし。俺も怖いし」
いろは「そうです。とゆーわけで、お疲れさまです」
八幡 「の前に、一つ」
いろは「はい?」
八幡 「さっきの話な、あれ全部嘘だから。小粋な八幡ジョークだから。いや、まじで」
いろは「…何言ってるんですか?」
八幡 「なに、もう全部なかったことになってんの?俺の存在自体拒否されてる感じなの?」
いろは「せんぱいって、ほーんと気持ち悪いですね」
八幡 「うわ、もうほんと泣きそ…つらい。マッカンしよ」
いろは「じゃあ、また明日よろしくで~す」
八幡 「…おう」
いろは「…」
いろは「…行ったかな?」
いろは「…再生、っと」
『最近いろはが好き過ぎてヤバい』
いろは「…ふふ」
『最近いろはが好き過ぎてヤバい』
いろは「…ちょーキレイに録れてるし」
いろは「…は!」
いろは「…ヤバいヤバい。にやにやしちゃう。せっかくせんぱいの前で必死に我慢したのに。てゆーか、破壊力ハンパないし」
いろは「…」
いろは「…じゃ、最後にもう一回だけ」
『最近いろはが』
八幡 「悪い、一色。忘れ物し…」
いろは「…あ」
八幡 「…」
いろは「…」
いろは「…こほん。えっと、せんぱい?」
八幡 「おう」
いろは「最近せんぱいの事が好き過ぎてヤバい、です」
八幡 「へぇ」
おわり
30分で思いついた妄想だったので、すいません。
また思いついたら書き込みます。
>>16
でー何の話?
>>17
じゃあ次の話をブレインストーミングで考えようか
このSSまとめへのコメント
うーんあっそ
さぁて、ブレストで次の展開だ