モバP「にゃん・にゃん・にゃんの北海道ライブ」 (112)
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モバP(以下P)「三人ともリハーサルお疲れ様!」
アナスタシア「お疲れ様、です。プロデューサー」
みく「Pちゃんお疲れさまにゃ!リハーサルどうだったにゃ?」
P「三人とも良かったよ。これなら明日の本番も大成功間違いなしさ!」
みく「にゃはは!Pちゃんがそう言ってくれるなら本番も大丈夫にゃ!明日はアーニャンのご両親も見に来てくれるし、頑張ろうねアーニャン☆」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1432135551
アナスタシア「はい...明日はパパとママが来てくれますから、私がアイドルとして、Сияние...輝いているところ、見てほしいです」
P「そうだね。アーニャの立派な姿をご両親にも見てもらおうな?」
アナスタシア「Да。だから、いつもより一生懸命に、なってます。リハーサル、プロデューサーに褒めてもらえて、安心しました」
みく「アーニャンがいつもより頑張ってたの、リハーサルの間もずっと伝わってたにゃあ。でも...」
P「ああ、一番頑張ってたのは...」
アナスタシア「のあ...ですね。のあ?そろそろ終わりに、しましょう?」
みく「あんまり頑張り過ぎると、疲れが残って本番に影響が出ちゃうにゃ。休むことも大切だにゃあ!」
のあ「そうね...少し根を詰め過ぎたわ...」
P「お疲れ様です、のあさん。随分と熱が入ってますね?もちろん有り難い事なんですけど、どうして?」
のあ「アナスタシアの凱旋ライブだから...失敗するわけにはいかないわ。それに...久しぶりに三人で、にゃん・にゃん・にゃんでの仕事」
のあ「ついつい熱が入ってしまうわ...嬉しくて、ね」
みく「みくも嬉しいにゃあ☆最近は三人でお仕事をする機会がなかったよね?」
アナスタシア「そうですね...のあはドラマのお仕事が増えて、私もみくも、ソロでのДеятельность...活動が増えましたから」
P「三人はそれぞれ魅力的な個性があるからね。だからソロでの仕事依頼が増えてるんだよ」
みく「けどみくは三人で、にゃん・にゃん・にゃんでもっとお仕事がしたいにゃ」
アナスタシア「そうですね...私ももっと、にゃん・にゃん・にゃんでのお仕事、したいです」
P「うーん、二人の気持ちもよく分かるよ?これは俺の力不足のためで...本当にすまない」
のあ「Pだけのせいじゃないわ...私たちがにゃん・にゃん・にゃんとして活動することに、ソロで活動する以上の魅力を引き出せてないから」
のあ「もっとにゃん・にゃん・にゃんでの活動を増やすためには...私たちが増やせるように努力する...それしかないわ」
みく「それは...のあにゃんの言うとおりだにゃあ...」
のあ「だから今回はチャンスでもあると、思うわ...このライブを成功させることで...にゃん・にゃん・にゃんの魅力を広めることができれば」
のあ「今後にゃん・にゃん・にゃんで活動できる機会が増える...そうとも思っているわ」
アナスタシア「なるほど...確かに、そうですね。私たちが頑張れば、三人でのお仕事、増えますね」
アナスタシア「明日の、ライブ...もっと三人で、にゃん・にゃん・にゃんでお仕事ができるように、頑張りましょう」
みく「頑張ろうね☆アーニャン、のあにゃん。でも明日はアーニャンのパパとママが来ることも忘れちゃダメにゃ!」
のあ「当然ね...でも、ご両親にアナスタシアの晴れ姿を見せることも...にゃん・にゃん・にゃんの魅力を広めることも...」
のあ「どちらも明日のライブを魅せるものにする...それで達成することよ」
のあ「だから明日は、アイドルとして...私たちが成すべきことをやり遂げる...」
のあ「それを心がけていれば...明日はきっと、後悔のない、素晴らしい日にできるわ...」
みく「にゃははっ♪そうだね☆よーし、明日はネコちゃんの可愛らしさで、会場をメロメロにするにゃ!」
アナスタシア「私も、アーニャンとして...ファンの皆さんをメロメロにします...にゃあ」
のあ「ふふふっ、そうね...」
みく「でもあのときの話が現実になるなんて、世の中何がきっかけになるのか本当に分からないね?」
P「ああ。俺が美嘉と水族館に出かけた時に偶然三人と会って、一緒に帰るときに車の中で話したことがきっかけだもんな」
アナスタシア「私も、です。今回のライブを企画、してくれて...本当に、ありがとうございます、プロデューサー」
P「どういたしまして。でもそれが俺の仕事だしね」
P「それに今回のライブの立案をしたのは俺だけど、企画の詳細を詰めてくれたのはちひろさんなんだよな」
のあ「......」
P「なんか使命感?とにかく鬼気迫った感じで仕事してたんだよ」
のあ(ちひろ...本当にありがとう...)
~のあ回想~
-ライブが発表される1か月前-
のあ「...ちひろ」
ちひろ「なんですか?のあさん?」
のあ「その...例の件について、どうなってるのかしら?」
ちひろ「例の件?ああ!大丈夫ですよのあさん。いまPさんが企画を練ってますから」
ちひろ「もう少ししたら三人にPさんから発表があると思いますよ」
のあ「...そう...ふふっ、楽しみだわ....」
-ライブが発表される二週間前-
のあ「...ちひろ」
ちひろ「のあさん、例の件ですよね?それが...Pさんが他の企画に回されてしまって」
ちひろ「企画の立案自体はされていているんですけど、細かい調整や現地との交渉が行えていない現状でして...」
のあ「そう...なの...」
ちひろ(う...そんな捨てられた子犬みたいな目をしないでくださいよ...)
ちひろ「だ、大丈夫ですよ!?Pさんが動けない分私がカバーしますから!」
ちひろ「だから、もう少しだけ待っててくださいね?」
のあ「...分かったわ...ちひろ.......ありがとう...」
ちひろ「いえいえ、私だって皆さんが笑顔で働けるようにお手伝いがしたいんですから」
-ライブが発表される一週間前-
ちひろ「ふぅ~、会場とライブの日取りも決まって交渉も大詰め...」
ちひろ「あとは物販の規模やグッズのラインナップ等を煮詰めれば...」
のあ「...ちひろ...」
ちひろ「のあさん?....あれっ?どこにいるんですか?」
のあ「ここよ...」
ちひろ「ここ?....きゃあ!?」
ちひろ「何で私のデスクの下に居るんですか!?いつから居たんです!?」
のあ「気にする必要はないわ...それよりもちひろ...」
ちひろ「な、なんですか?例の件でしたらもう少しで企画が完成しますから」
のあ「それは知っているわ...ただ...」
ちひろ「ただ?」
のあ「最近のちひろ...疲れがたまってるわ...例の件で、遅くまで仕事をしているから...よね?」
ちひろ「え?それは...でももう少しで終わりますし、それに前も言ったじゃないですか?」
ちひろ「”私だって皆さんが笑顔で働けるようにお手伝いがしたいんですから”って」
ちひろ「これくらいへっちゃらですよ!それより企画の完成が遅くなってすみません」
のあ「そんなことないわ...ちひろには感謝しかないわ...」
のあ「私には...これくらいしかできないけど...」
ちひろ「ドリンクに...あっ、私の好きなプリン♪ありがとうございます♪」
のあ「喜んでくれて...よかったわ...あまり私が言えたことでは、無いのだけれど...」
のあ「体調を崩さない様に...気を付けて...」
ちひろ「大丈夫ですよ。企画の完成、楽しみにしていてくださいね?」
-ライブが発表された当日-
のあ「...ちひろ...!」
ちひろ「あっ、のあさん。Pさんから聞き...」
ガバッ!
のあ「ありがとう...本当にありがとう...!」
ちひろ「の、ののののあさん!?」
<ザワザワ....
ちひろ「とりあえずっ、一度放してくれませんか!?他の子たちの目もありますし!?」
のあ「...ごめんなさい...嬉しさのあまり興奮して...つい抱きしめてしまったわ...」
ちひろ「喜んでもらえて嬉しいです。頑張ってくださいね」
のあ「ええ...任せておいて...ちひろ...」
ガシッ!
のあ「本当に...ありがとう...」
ブンブンブン!
ちひろ「え、ええ!」
ブンブンブン!
ちひろ「のあさん?そんなに一生懸命握手をしなくても...」
ちひろ(両手で私の手を握って、上下にぶんぶん握手...また周りの視線が...)
のあ「必ず...必ず朗報を届けるから...!」
~のあ回想終了~
のあ(ふふふっ...)
P「のあさん」
のあ「...なにかしら?」
P「有難うございました。俺にフォローを入れてくれて」
のあ「事実を言ったまでよ...Pが気にすることはないわ」
P「それでも有難うございます。あの時二人を上手く納得させる言葉が思いつかなかったので、助かりました」
P「それに二人の明日のライブに対する意識をもっと高めてもらいました。本来は俺の役目なのに」
のあ「それこそ気にすることは...ないわ。確かにそれはあなたの仕事の一部...でもあなただけが背負う事でもない...」
のあ「自ら気づき、戒める...それはアイドル、私たち自身でも行わなければいけないこと...」
のあ「目指した高みに到達するためには...必要なことよ...あなたと、私たちが望む高みには...」
P「のあさん...」
のあ「それに...もう少し、私に頼っても...甘えてもいいのよ?相談に乗ることや、愚痴を聞くことはできるわ」
P「じゃあ今度悩んだり、迷ったりしたら相談させてください」
のあ「ええ...いつでも、かまわないわ」
みく「Pちゃんとのあにゃん、二人で内緒話をしてズルいにゃ!みくたちも混ぜるにゃあ!」
アナスタシア「二人で何を、話していたんですか?」
のあ「大したことじゃないわ...今度飲みに行く約束をしていただけよ...」
みく「お酒を飲みに行く話だったの?にゃ...それはみくとアーニャンは参加できないにゃあ」
のあ「.......二人もいずれは、大人になるのだから...その時は一緒に行きましょう?」
アナスタシア「はい...その時は、お酒の美味しい飲み方を...教えてくださいね?のあ、プロデューサー」
P「おっ、俺も誘ってくれるのかい?」
みく「もちろんだにゃ☆Pちゃんがいなかったら、みくとのあにゃんとアーニャンが一緒のステージに立つことは無かったにゃ」
みく「みくたちを引き会わせてくれたPちゃんも一緒に、みくとアーニャンが大人になるのを祝って欲しいにゃ」
みく「ねっ?アーニャンにのあにゃん?」
アナスタシア「みくと同じで、私もプロデューサーに...祝ってもらいたい、です」
のあ「ふふふっ...だ、そうよ...P?」
P「はははっ、二人が初めてお酒を飲むときはご一緒させてもらうよ」
みく「えへへっ♪まだまだ先のことだけど、楽しみだにゃあ♪」
のあ「.......」
アナスタシア「そうですね...あっ」
P「どうやらお迎えが来たみたいだよ、アーニャ」
-ホテルロビー-
みく「アーニャンは今頃、家族水入らずで過ごしてるね☆」
のあ「そうね...アナスタシア、嬉しそうだったわね」
のあ「寮暮らしで...仲間が傍にいて、寂しくはならないと思うけど...」
のあ「両親からの愛情を感じること...それが満たされることはないものね...」
みく「そうだね。みくも今の生活で寂しさは感じないにゃ。でも時々実家から電話があると、すごく安心した気持ちになるにゃあ」
みく「...なんだかみくも久しぶりに両親の声が聞きたくなったにゃ」
みく「このライブが終わって寮に帰ったら、電話しようかにゃ☆」
のあ「それがいいわ...みくのご両親も喜ぶわ....」
のあ「みくがご両親の声を聞いて安心できるように...ご両親もみくの声を聞けば安心できるもの...」
みく「えへへっ、そうだね☆のあにゃんは実家に電話をよくするの?」
のあ「...あまりしたことはないわね...私もこのライブが終わったら、電話しようかしら...」
みく「のあにゃんも電話した方がいいにゃ☆そう言えばのあにゃんのご両親がどんな人か知らないにゃ」
みく「アーニャンのパパとママは今日会ったし、アーニャンに何度か写真を見せてもらって知ってたけど」
みく「のあにゃんのご両親の事は何にも知らないにゃ。...そもそものあにゃんが事務所に来る前は何をしてたのかも知らない...」
のあ「.......」
みく「ねぇねぇ、のあにゃんご両親の写真は持ってないのかにゃ?」
のあ「残念ながら...持ってないわ...」
みく「そっか...どんな人なの?」
のあ「そうね...簡単に説明すると、私を生んでくれた人たちで...私が今に至るまでを見守ってくれた、そんな人達よ」
みく「説明してるようで、説明になってないにゃあ...じゃあのあにゃんはどっち似にゃあ?」
のあ「目は父に...口元や鼻は母に似ていると...よく言われてたわ」
みく「へぇ~じゃあのあにゃんのママも美人だね☆兄弟はいるの?」
のあ「...想像にお任せするわ...」
みく「じゃあ事務所に来る前はどんなお仕事をしていたのにゃ?」
のあ「それも...ご想像にお任せするわ...」
みく「えぇ~!?のあにゃんのミステリアスなところは魅力の一つだけど、みくたちにはもっと教えてほしいにゃあ!」
のあ「そのうちね...そんなにふてくされないで、みく....これで機嫌をなおして...」
みく「ごろごろ♪う~ん...なんかごまかされているけど、撫でられて気持ちがいいから、今はいいにゃ」
みく「でもいつかお話してね、のあにゃん?これも約束にゃ!」
のあ「約束するわ...P、遅いと思ったら...受付でもめてるわね...」
みく「ほんとだにゃ。なにかあったのかにゃあ?」
のあ「部屋が取れてなかった...?話が終わったようね。Pに説明をしてもらいましょう」
P「ごめん。二人とも待たせちゃったね」
みく「そんなに待ってないにゃ。それより受付の人と揉めてたけど、なにかあったのPちゃん?」
P「それがホテル側の手違いで二人の部屋が...」
みく「もしかして予約されてなかったの!?」
P「いや...そこまで大事ではないんだけど...その、二人の部屋がね」
P「ツインじゃなくてダブルの部屋が確保されていたんだ」
のあ「つまり...ベッドは一つしかないという事ね...」
P「そうです。他に部屋がないか聞いていたんですけど、明日のライブのおかげで空いている部屋が無くて」
P「それで二人には悪いんだけど、今回は我慢してくれないか?」
みく「なーんだ!そんなことだったかにゃ。別に気になることじゃないよね、のあにゃん?」
のあ「そうね...特に気にならないわ...」
P「えっ?そうなんですか、のあさん?」
のあ「別にシングルのベッドで、二人で寝るわけではないのだし...みくは小柄なのだから...」
のあ「窮屈な思いはしないでしょう...だから、とくに不満は抱かないわ...」
みく「みくもそうだにゃあ☆それよりPちゃん、みくお腹空いたにゃあ!」
みく「早く部屋に荷物を置いて、晩御飯にしよう?このホテルの晩御飯はバイキング形式だから楽しみにゃあ♪」
のあ「明日のライブのための英気を...養うためにもね...行きましょうP...」
P「そうですか...そうですね!荷物を置いてご飯を食べに行きましょう」
P「あっ、でもみく。バイキング形式だからって、食べ過ぎないようにね」
のあ「それに野菜も...ちゃんと食べるのよ」
みく「にゃはは!わかってるにゃ☆」
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-のあとみくの部屋-
みく「にゃ~、良いお湯だったにゃあ~♪ん?」
のあ「......」
みく「にゃ?のあにゃん何してるのにゃ?」
のあ「あら?お風呂から上がったのね...明日のライブのイメージトレーニングをしていたのよ...」
みく「そうだったの?イメージトレーニング...みくもやってみようかな?」
みく「.......」
みく「..........」
みく「......にゃ~!!ダメにゃ!うまくイメージできないにゃ!やっぱり体を動かさないと...」
みく「のあにゃんはすごいよね☆ダンスも歌も演技も三人の中で一番できるし、覚えるのもすっごく早いにゃ」
のあ「別に私は凄くなんかないわ...ただ二人よりも先に生まれて、積み重ねたものが多いから...」
のあ「みくとアナスタシア...あなたたちも鍛錬と齢を重ねれば...コツをつかんで同じように、物事を会得できるようになるわ...」
みく「そうかにゃあ?」
のあ「ええ...貴方たちは私が15歳の時よりしっかりしているから...必ずできるようになるわ...努力を怠らなければね...」
みく「みくが15歳の時ののあにゃんよりもしっかりしてる?う~ん、想像できないにゃ...」
みく「でものあにゃんがそう言ってくれてるんだし、なれると信じて頑張るにゃ!」
みく「あっ、頑張るのは当たり前だにゃ。トップアイドルになるためには、まだまだ頑張らないといけないよね!」
のあ「そうね...まだまだ遠いものね...」
みく「うん!まずは明日のライブを全力で頑張るにゃ!アーニャンのためにも、みくとのあにゃんのためにも」
みく「だから今日は明日のためにもうおやすみしよっ、のあにゃん?」
のあ「それがいいわね...みくはどっち側がいいかしら...?」
シュル....
みく「ん~...じゃあみくは窓に近いほうを使っていいかにゃ?」
スルッ...
のあ「構わないわ...それじゃあ、寝ましょうか...?」
カチャ...
みく「うん...えっと、のあにゃん?」
のあ「...?...どうかしたの、みく?」
みく「えっとね...その...」
のあ「何か気になることがあるのなら...言ってほしいわ...」
みく「じゃあ言うよ?のあにゃん...どうして...」
みく「どうして服を脱いでるのにゃ!?」
のあ「...どうして?...寝る準備をしている...だけよ?」
みく「なんで服を脱ぐことが、寝る準備になるのにゃ!?訳が分からないにゃ!?」
のあ「私...普段寝るときは全裸なの...そうでないと、よく眠れないのよ...」
みく「にゃっ!?そうなの!?」
のあ「ええ...でも心配しないで、みく...私は気にならないから...」
みく「みくが気になるにゃあ!...オーケー、分かったにゃ。みくも妥協するから、のあにゃんも妥協するにゃ」
みく「だから...だから...せめて下着は着けて寝るにゃ~~!!?」
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(翌朝)
-ホテル内レストラン-
みく「ふにゃあ....」
P「どうしたんだみく?なんだかげっそりしてるけど、昨日はよく眠れなかったのか?」
みく「うん...予想外のことがあってね...よく眠れなかったにゃあ...」
のあ「おかしいわね...?私と一緒の時間に...ベッドで横になったわよ...ね?」
のあ「私はすぐに眠ってしまったけど...みくは中々寝付けなったのかしら?」
P「そうなんですか。ベッドに他の人の気配があって、気になって眠れなかったのかい?」
みく「うん...気になって気になって、なかなか眠れなかったにゃ...」
みく(しかものあにゃん、寝てる間に下着を脱ぎだして...ますます気になって眠れなかったにゃ...)
みく「だから会場へ行く車の中で、少し眠らせてもらうにゃ...」
P「そのほうがいいね。思った以上にみくは繊細なんだね」
みく「みくが繊細というより...Pちゃんも一度のあにゃんと一緒に寝たら、みくの気持ちが分かるにゃ」
のあ「だそうよ...P?試してみない?私はいつでも...いいわよ?」
P「非常に魅力的な提案なんですが、遠慮しておきます。俺とのあさんの関係が違ったものだったら、喜んでお受けしたんですが」
のあ「そう...残念だわ...ふふっ」
P「全くです、はははっ」
みく(Pちゃんは何があったのか知らにゃいから冗談を言ってるけど、体験したら冗談は言えないにゃ)
のあ「みく...今がつらいのはわかるけど...ライブに備えて、食事をとらないと...ダメよ?」
のあ「私が料理をとってくるから...何がお望み...かしら?」
みく「ありがとうにゃ~♪じゃあ、スクランブルエッグとソーセージ、それと牛乳とフルーツを適当にお願いにゃ☆」
のあ「分かったわ...待ってて...すぐに取ってくるわ...」
P「よかったな、みく。しっかり食事をとって、ライブに向けて栄養を補給しておこうな」
みく「そうだね☆しっかり食べて、ライブで全力を出せるようにしないと!」
のあ「お待たせ...量は、少し多すぎたかしら?」
みく「ううん、そんなことないにゃ。ありがとうのあにゃん♪」
のあ「よかったわ....さあ、しっかり食べてライブを頑張りましょう...」
のあ「アナスタシア...彼女も今頃私たちと同じ気持ちで...いるのでしょうね...」
みく「きっとそうにゃ♪みくたちにゃん・にゃん・にゃんは、離れていても心は一つだにゃあ♪」
>>1です
書き溜めが終了したので本日の投下を終了いたします。
お付き合いいただきまして有難うございます。
アドバイスなどございましたら、レスを頂ければ幸いです。
今回は削除したのですが、Pがホテルのリモコンのボタンを間違えてしまいペイチャンネルを
を購入して、そのレシートを千秋にひょんなことから見られ千秋と約束をする展開を
予定しておりました。
前作と同じような終わり方になるので、今回は止めました。
千秋の話は入りと大まかな内容を考えているので、いつか安価に加えたいと思います。
それでは失礼いたします。
>>1です
書き溜めができたので投下させていただきます。
今回で完結致します。
お付き合いいただければ幸いです。
それでは投下開始いたします。
-ライブ会場-
のあ「アナスタシア...もっと体を大きく動かして...今回の主役は貴方なのだから...」
アナスタシア「わかりました...もっと、大きく...」
のあ「逆にみくは主張しすぎよ?...ここは、アナスタシアがメイン...今は抑えるところ...」
みく「にゃっ!?ごめんにゃ。もっとアーニャンが映えるように...」
のあ「P...あなたから見て、どうかしら...昨日よりさらに洗練され...よいものになったと思うのだけど...」
P「はい!昨日のリハの時よりもよくなってます。そろそろおわりにしましょう」
P「これ以上は体力的にも時間的にも限界です」
のあ「そうね...二人ともお疲れ様...後はクールダウンをして、本番に備えましょう...」
アナスタシア「そう、ですね...のあ、最後まで指導してくれて...ありがとう、ございました」
のあ「私たちのライブだから...より良くしようとするのは、当然よ...」
のあ「それに...本番直前なのに...少しうるさく言い過ぎたかもしれない...そう思ってたわ...」
みく「言い過ぎなんてことはないにゃ!みくたちだって、今日のライブを最高に盛り上げたいにゃ!」
みく「だからのあにゃんのアドバイスはありがたい事であっても、うるさいことなんてないよ☆」
アナスタシア「そうですよ、のあ。おかげで...私の悪いところ、直りました」
のあ「みく、アナスタシア...ありがとう...」
アナスタシア「お礼を言うのは、私たちです。この調子で、本番はもっと素晴らしいものに、しましょう」
P「そのためにも今は休まないと。さ、楽屋に行きましょう」
------
---
(ライブ開始直前)
-舞台袖-
P「さぁ、三人ともいよいよ本番だよ」
アナスタシア「はい...パパとママは...あそこに、いますね...」
のあ「いい席ね...ライブが...アナスタシアの姿がよく見えるでしょうね...」
みく「アーニャンのパパとママがいる...みく、ますます気合が入ってきたにゃあ!」
のあ「私もよ...アナスタシアのご両親がいる...それにリハーサルと違って、たくさんの観客...ファンがいる...」
のあ「心地よい緊張感が...私の魂を震わせ、奮い立たせる...」
アナスタシア「ファンの皆さんと一緒に...ライブを盛り上げて、楽しむ...アイドルになって、幸せだと思えることの...一つです」
みく「みくもだよ☆よーしっ!ライブの前に円陣を組むにゃ!アーニャン、音頭よろしくにゃあ」
アナスタシア「わかりました...その前に、プロデューサー」
P「ん、なんだい?」
アナスタシア「プロデューサーも一緒に、お願いします。さっき三人で、相談したんです」
みく「にゃん・にゃん・にゃんが結成できたのは、Pちゃんのおかげだから...」
みく「だからPちゃんも一緒に円陣を組むのに加わって欲しいにゃ!」
のあ「貴方も大切な仲間...私たちの支え....」
アナスタシア「お願いします...プロデューサー」
P「...わかったよ。それじゃあ俺も一緒に組ませてもらうよ」
アナスタシア「ありがとうございます...それでは、いきますね?」
アナスタシア「みく、のあ...いよいよ、本番です。これまで積み重ねた...練習の成果を、出しましょう」
アナスタシア「ライブを見に来てくれた、ファンの皆さん、スタッフの皆さん...」
アナスタシア「そして、プロデューサーと私たちの、ためにも...最高のライブ、にしましょう!...せーの」
P・アナスタシア・のあ・みく「「「「にゃん!!」」」」
アナスタシア「それでは...行ってきます、プロデューサー」
みく「最高のライブにするから、そこで見てるにゃ!」
P「ああ。行っておいで、三人とも!最高のライブにして、楽しもう!」
のあ「それは貴方もよ...P。一緒に楽しみましょう...この高揚を...」
P「はい!楽しみますよ。ここから三人の姿を見ていますから」
----------
-------
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-車中-
P「三人とも、お疲れ様」
のあ「終わってしまったわね...ライブ...ふふっ、でも心躍ったわ...」
アナスタシア「Да。ライブが終わった後のУдовлетворение...達成感は、気持ちいいですね」
アナスタシア「それに、パパとママが...楽しんでくれているのが、よく見えました。嬉しかった、です」
みく「みくもよく見えたよ☆アーニャンのパパとママ、とっても楽しそうに笑ってたにゃ♪」
みく「それにファンの皆も、とっても楽しんでくれてたにゃ」
P「俺も楽しかったよ。リハーサルで何度も見ていたけど、本番はリハーサル以上の出来で、初見のように楽しめたよ」
のあ「ふふっ、それは当然よ?...なぜなら...」
みく「だって、リハーサルは本番のためにするものにゃ☆本番がリハーサルより出来が悪かったら」
みく「来たくれたファンの皆に悪いし、何よりみくたちがそんなのいやにゃ」
のあ「同じことを...今、私が言おうとしたのに....」
みく「にゃはは!知ってたにゃ♪でもみくもアーニャンも、のあにゃんと同じ気持ちってことだにゃ」
アナスタシア「そうです...私も、同じ気持ちですよ、のあ」
のあ「...そうよね...私たちの気持ちは、同じ...だから...」
アナスタシア「だから、私たちは...もっとにゃん・にゃん・にゃんの、三人でお仕事をもっと、したいと思いました」
アナスタシア「今日のような...とっても楽しいライブを、三人でもっとしたい、です」
のあ「アナスタシアも...むぅ...」
アナスタシア「ふふっ♪のあの言いたいこと、分かってしまいます♪」
アナスタシア「ライブが終わったばかりだから、ですかね?ライブで一つになった、三人の気持ちが、まだ一つのまま...みたいです♪」
みく「そうだね、アーニャン♪えへへっ、イジワルしてごめんねのあにゃん」
のあ「私も...少し子供っぽい対応をしてしまったわ...これ以上は、お互い気にするのはやめましょう...」
のあ「これからアナスタシアのご実家で...ホームパーティーがあるのだし...」
みく「楽しみだにゃあ♪あっ、アーニャン?その...みくがおさかな嫌いなことは...」
アナスタシア「大丈夫ですよ、みく?ちゃんと、パパとママに...伝えましたから」
アナスタシア「だからパパが、とっておきのお肉...用意すると、言ってました」
みく「とっておきのお肉?なんだろう?楽しみにゃあ♪」
アナスタシア「私も、大好きなお肉ですから...みくにも、好きになってもらえたら、嬉しいです」
みく「アーニャンも大好きなお肉かぁ...ますます楽しみだにゃあ♪」
アナスタシア「ふふっ...もう少しで、着きますよ」
-アナスタシアの実家のアナスタシアの部屋-
みく「ここがアーニャンのお部屋なんだね☆あっ、天体望遠鏡だにゃ」
みく「女子寮にあるのと同じものだにゃあ。あれ?でも女子寮にあるのは、実家から持ってきたって言ってたよね?」
アナスタシア「それはパパが同じものを、新しく買ってくれた、そうなんです」
アナスタシア「私が、いつ帰ってきても...星を見ることが、できるように...」
アナスタシア「今日のパーティーが終わったら、みんなで天体観測、しませんか?」
のあ「いいわね...今日の天気は快晴だし、アナスタシアが見ていた星空...私も見たいわ...」
みく「みくも賛成にゃあ☆Pちゃんと一緒に...そう言えばPちゃんはどうしたにゃ?」
のあ「アナスタシアのお父様と出かけていたわ...裸の付き合いをすると...聞こえたわ」
みく「は、裸の付き合い!?」
アナスタシア「でしたら...近所の銭湯に、言ったんだと思い、ます」
アナスタシア「パパは、お友達とよく行ってますから...みく?どうかしましたか?」
みく「なんでもないにゃあ...ただ裸の付き合いって言葉で、今朝のことを思い出しただけにゃあ...」
アナスタシア「のあ...またみくに、なにかしたの...ですか?」
のあ「おかしいわね...?今回は...なにもしてない、わよ?」
みく「みくが話の発端だけど、その話題はもうやめよう...それよりみくたち、アーニャンのママのお手伝いはしなくていいのかにゃ?」
のあ「そうね...アナスタシアのお母様にだけ、準備をしてもらって....心苦しいわ...」
アナスタシア「大丈夫、です。ママが、三人はお客様ですから...ゆっくりしてくださいと、言ってました」
アナスタシア「私は手伝うと、言いましたけど...アーニャはお客様のお相手をしなさい...と」
のあ「そう...それじゃあお母様のお言葉に甘えましょうか、みく?」
みく「そうだね、のあにゃん。アーニャンが小さい時の写真ってあるかにゃ?」
みく「みく、小さい時のアーニャンを見たいにゃあ」
のあ「私も...とても興味があるわ...幼い頃の、アナスタシアの姿に...」
アナスタシア「ありますよ。これは...まだロシアに住んでいた時の、写真ですね...」
みく「うわぁ~、可愛いにゃ♪漫画とかでよく見る帽子を被ってるにゃ」
のあ「フカフカの帽子が、とっても似合ってる...抱きしめたく...なるわね...」
アナスタシア「ふふっ、恥ずかしいですよ、のあ...他の写真も、見て下さい。これは...」
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P「パーティー、楽しかったですね」
のあ「ええ...とても温かい、パーティーだったわね...お父様もお母様も、とても気さくな方たちで...」
のあ「料理も絶品で...少し食べ過ぎてしまったわ...」
みく「それにしても、とっておきのお肉の正体が熊のお肉だったなんて...みくビックリしたにゃ!...とっても美味しかったけど」
アナスタシア「パパはハンティング、が趣味ですから...よく食べてました」
アナスタシア「のあ、みく...二人を紹介できて、良かったです。パパとママに、東京でいい友人ができていて...安心したと、言ってもらいました」
P「アーニャの活躍は知っていても、交友関係は分からないからね」
P「のあさんとみくとユニットを組んでいることは知っていたけど、実際に三人の関係を見て、良い友人であることも確認できたんだろうね」
のあ「アナスタシアのご両親に...友人と認められてよかったわ...みくはともかく、私は年齢が離れているから...」
のあ「友人としてではなく...ユニットの保護者として認識される...そんなことを危惧していたわ...」
P「さすがにそれは心配する必要は無い事だと思いますよ?」
のあ「どうかしらね...にゃん・にゃん・にゃんを結成したての頃は...メンバーの一人ではなく...付添として誤解されたことが、多々あったわ...」
みく「うーん、そう言えばそうだったかも...でもそれとこれとは話が別にゃ」
アナスタシア「みくの言うとおりですよ、のあ?他の誰かから、どんなふうに見えても...私たちは良き友人です」
アナスタシア「パパとママに、二人が電話で話している通り...良き友人であることを、それを分かってもらえて...嬉しかった、です」
みく「歳の差なんて、そんなに関係ないにゃあ!」
P「それに三人の事を少しでも知ったら、仕事上の関係だけじゃなくて」
P「親睦の深い仲だってことはすぐわかりますよ。だって一緒に過ごしている三人は、とても楽しそうなんですから」
アナスタシア「だからパパとママにも、すぐわかってもらえました」
のあ「そう...そうよね...私たちの関係がどんなものなのか、それは私たち自身が一番分かっている..」
のあ「ふふっ、どうしてこんな簡単なことを...分かっていなかったのかしら?」
みく「のあにゃんは時々、意外なことが抜けてるにゃあ♪」
のあ「...そう、かしら...?」
P「はははっ、そうかもしれませんね。あっと、危うく言い忘れるところだった」
P「アーニャ、お父さんから伝言を預かっているよ」
アナスタシア「パパからの伝言...ですか?」
P「ああ、”アーニャが今頑張っていることを、そのまま頑張りなさい”って、伝えて欲しいと頼まれたんだよ」
アナスタシア「それじゃあ...」
P「うん、これからも一緒に頑張ろうね」
みく「おめでとう、アーニャン☆にゃはは、でも正直心配はしてなかったにゃ♪」
のあ「普段のアナスタシアの...アイドルに対する姿勢...それを私たちはずっと見ているものね...」
アナスタシア「のあ...みく...プロデューサー...これからも、一緒に頑張りましょうね」
のあ「こちらこそ...宜しく御願いね...」
みく「一緒にトップアイドルを目指すにゃ!ところでPちゃんはいつ伝言を頼まれたのにゃ?」
P「お父さんと銭湯に行った時にね。自分じゃ言うのが照れくさいし、パーティーの後はきっと天体観測をすると思うから、その時にってね」
のあ「本当に...いいお父様ね...アナスタシア...」
アナスタシア「Да...自慢の、パパとママです...」
みく「にゃはは☆そう言えばパーティーの時、アーニャンのパパがロシア語で何か言ってたけど...なんて言ってたのにゃ?」
みく「言った後アーニャンのママが少し怒ってたし、なんだったのにゃ?」
アナスタシア「それが...私もパパが言ったことの、意味がよく分からなくて...プロデューサーのお話、でしたけど...」
P「俺?なにか俺に関することだったの?」
アナスタシア「Да...パパはこう、言ってました...」
アナスタシア「”銭湯で見たけど、プロデューサーのはパパのより大きかった。大変かもしれないけど、頑張れ”...どういう意味、ですか?」
P「...」
のあ「...」
みく「ひ、ひどい下ネタにゃあ!?」
アナスタシア「下ネタ?みくはパパの言ったことの意味が、分かりますか?」
みく「えっ!?の、のあにゃんも分かってるよね!?」
のあ「ごめんなさい、みく...私もアナスタシアと同じで、分からなかったわ....」
のあ「だから...私にも教えて、くれないかしら...?」
みく「絶対嘘にゃあ!!Pちゃん!?」
P「いやー、俺も何のことなのか...さっぱり...」
みく「二人とも酷い大人だにゃあ!」
アナスタシア「みく、教えてください...パパの言葉の意味」
みく「にゃにゃっ!?え~と...それはまた今度教えるから、今は天体観測を始めるにゃ!」
アナスタシア「そうですね...いまは星を見るのに、いい時間です。また今度、教えてくださいね?」
みく「今度ね?」
みく(このままはぐらかすにゃ...でもアーニャンが他の子に聞いたらどうしよう...)
のあ「ところでP...?」
P「なんですか?」
のあ「実際のところ...どうなのかしら?」
P「...ご想像にお任せします...」
みく「二人とも、その話題は忘れるにゃ!じゃあ電気を消すよ?」
アナスタシア「部屋の明かり、つけたままでもよく見えてました。けど...」
のあ「こうして明かりを消してみると...やはり別物ね...東京では見ることはできないでしょうね」
みく「これがアーニャンがいつも見てた星空...きれいだにゃあ....」
アナスタシア「私も久しぶりに見てволнение...感動、しました」
P「綺麗だな...アーニャは星が好きだよね。何がきっかけなのかな」
アナスタシア「ロシアに住んでいたころ...オーロラが見たくて、夜によく夜空を見てました」
アナスタシア「毎日夜空を見ていたら...日によって、違った輝きをみせてくれる星空が...綺麗、だと思って」
アナスタシア「自然と、好きになっていました」
P「そうなのか。なるほど...オーロラは見れたのかい?」
アナスタシア「はい、見れました。オーロラも、とっても綺麗でした...また、見てみたい、ですね」
みく「オーロラ...みくも見て見たいにゃ!Pちゃん、Pちゃん!今度はオーロラが見れる時期にロシアでライブをやろう!」
みく「アーニャンの凱旋ライブ、第二弾にゃ!」
P「いきなりワールドワイドだな...」
のあ「いいじゃない、かしら?大きな夢を持つことは...悪い事ではないわ...」
のあ「それにアナスタシアとみく....P、あなたたちが一緒なら...私はどんな困難でも乗り越えられる...」
のあ「だから、叶えられないことは無い...そう思っているわ」
アナスタシア「のあ...いまみくが作った、新しい目標...達成できるように、頑張りましょう」
みく「うん!絶対達成しようね」
のあ「ええ...ねぇ、P...一つ聞きたいことがあるわ...どうして...」
のあ「どうして...私をにゃん・にゃん・にゃんのメンバーに...選んだの...?」
P「のあさん?どうしてそんなことを?」
のあ「前から気になっていたの...事務所には他にネコらしい子はいるわ...どうして、私だったの?」
みく「のあにゃん...もしかして...」
アナスタシア「...」
のあ「二人が心配してるような事は...思っていないわ...私は今の境遇に感謝している...」
のあ「楽しんでいるわ...だけど...どうしても気になるの...」
のあ「何故私なのか...これからにゃん・にゃん・にゃんとして、さらに高みに昇るためにも...」
のあ「私はこの疑問を解いておきたいの...だから...教えて、くれないかしら...」
P「分かりました...大した理由じゃないんですよ。聞いて呆れないでくださいね?」
のあ「P...私はどんな答えでも...受け入れる覚悟は...あるわ」
P「じゃあ、言いますね...その、のあさんが...」
のあ「.....」
P「のあさんが、楽しそうにみくとアーニャを見ていたからですよ」
のあ「....は?」
P「ですから、のあさんがネコミミをつけたみくとアーニャを楽しそうに見てたからです」
のあ「...それ、だけ?」
P「はい...それだけです。それを見て、のあさんなら楽しくやっていけるだろうな、と思いまして」
のあ「...ふふっ、ふふふっ...」
P「あの...やっぱり、呆れてますよね?」
のあ「ふふっ、いいえ...そんなことはないわ...ただ私が、そんな風に二人を見ていた...そう思ったら」
のあ「何だか笑いが込み上げてきたのよ...勘違いさせてしまって、ごめんなさい」
のあ「それと明瞭な答えをありがとう...おかげで私の中にあったわだかまりも...キレイになくなったわ...」
のあ「アナスタシア、みく...こんなことも分かっていなかった私だけど...これからも一緒に、頑張ってくれる...?」
みく「のあにゃんが何を不安に思ってたのか、よく分からないけど...一緒に頑張るのは当然にゃ!」
アナスタシア「さっき約束、しましたよね?だから一緒にがんばって、なりましょう」
のあ「そうだったわね。ええ...なりましょう」
アナスタシア・のあ・みく「「「トップアイドルに!」」」
みく「あっ!?流れ星!いま三人で約束したときに、丁度流れ星が見えたにゃ!」
アナスタシア「私も、見えました。三人で、約束をした時に...」
P「流れていたな。これは縁起がいいな」
のあ「星が....私たちを祝福...してくれてるのかしら?...ふふっ、今日は本当に...」
のあ「本当に...素晴らしい一日...ね...」
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アナスタシア「スー...」
みく「くー...」
P「二人とも眠っちゃいましたね...はははっ、のあさんにもたれかかって、気持ちよさそうに眠ってる」
のあ「二人とも...ライブですべてを出し尽くしてたもの...疲れているわよね...」
のあ「ふふっ、こうして眠っている姿も...まるでネコのように可愛らしい子たちよね...」
P「そうですね。本当にネコのよう...」
のあ「P...本当にありがとう。私を...アイドルにしてくれて...」
のあ「そうでなければ、今の充実した日常...それを得ることはできなかったわ...本当にありがとう...」
のあ「でも...だからこそ....それを失ってしまうことが...怖いわ...」
P「のあさん、どういうことですか?」
のあ「昨日...相談や愚痴は聞くといったけど...今は私の愚痴を聞いてくれないかしら...」
P「はい...俺で良ければ...」
のあ「ありがとう...アイドルとして過ごす日々...それは本当に充実していて...私を満たしてくれる...」
のあ「でも...いつかは終わりが来るもの...終わりが来て...やってくる別れが怖いのよ...」
のあ「事務所のみんな...アナスタシアとみく...そしてあなたとの別れが...」
P「......」
のあ「それに...にゃん・にゃん・にゃん...例え私がアイドルを続けるとしても...そのメンバーを外れる日は...近いのかもしれない...」
P「何故...そう考えるんです?」
のあ「だって...私は二人とは...歳が離れすぎているから...」
のあ「そう長くは一緒のユニットでは...いられない...そう、考えている...」
のあ「Pはどう思うの?どれくらい...私は二人と一緒にいられると、思う?」
P「わかりません...そればかりは明言できません」
のあ「そう...よね...」
P「そればかりは...のあさん次第ですからね。...なっ、二人とも」
のあ「え...?」
みく「のあにゃん!」
のあ「みく...起きていたの?」
みく「二人が話してる途中に、目が覚めたのにゃ!御邪魔しない様に静かに聞いてたら...のあにゃん酷いよ!」
のあ「ひ、酷い...?私、が...?」
アナスタシア「酷い、です。どうして...どうして、別れることばかり...考えるんですか!?」
みく「のあにゃんはやっぱり抜けてるにゃあ!簡単なことが分からないし、約束を忘れちゃうし!」
のあ「約束...」
アナスタシア「約束...したじゃ、ないですか?これからも一緒に頑張って、トップアイドルになること...」
アナスタシア「それに...私とみくが大人になったら、美味しいお酒の、飲み方を教えてくれることも...約束、しました」
のあ「あ...」
アナスタシア「アイドルとしての終わりは、あります。けど...」
みく「もし、のあにゃんがにゃん・にゃん・にゃんをやめたって、アイドルをやめたって...」
みく「みくもアーニャンも、事務所のみんなも...のあにゃんの友達にゃ!いつまでも、友達にゃ!」
アナスタシア「会いたくなったら...会えばいいです、から...」
みく「だから...だから...そんな、もう会えないような...そんな悲しいことばかり考えるのは...もう、やめて...」
みく「う...うわぁぁぁん!!」
アナスタシア「...っ...」
のあ「....っ!!」
ギュッ!!
のあ「二人とも...ごめんなさい...ごめんなさい...ごめんなさい...」
みく「のあにゃん...」
アナスタシア「泣いて...ますか?」
のあ「ごめんなさい...ごめんなさい...ごめんなさい...ごめんなさい...」
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P「三人とも落ち着いたかい?はい、温かいココア」
アナスタシア「ありがとうございます...パパとママは、なにか...言ってましたか?」
P「ああ、みくの泣き声が聞こえたから心配されていたそうだけど...簡単に説明をしたら、納得してもらえたよ」
P「ふふっ、でもアーニャのお母さん、修羅場になったんじゃないかと思ったんだって」
みく「うわ...誤解が解けてよかったにゃあ」
P「全くだよ。のあさんはもう大丈夫ですよね?」
のあ「ええ...たくさん、心配と迷惑をかけてしまったわね...ごめんなさい...」
アナスタシア「もう、謝るのは...止めに、しましょう。さっき、のあはたくさん...謝りました、から」
みく「そうだにゃあ。もっと別のお話をするにゃあ。...もうこれで、のあにゃんが怖いと思ってる事はなくなったよね?」
のあ「二人の...おかげでね...迷いも、不安もなくなったわ...これで本当に、にゃん・にゃん・にゃんの一員になれたのかも...しれないわ」
アナスタシア「のあは最初から、にゃん・にゃん・にゃんの一員、ですよ...また何か不安になったら、話して下さい。私でも、相談にのれます」
みく「みくもだよ!みくじゃあ頼りないかもしれないけど」
のあ「そんなこと、ないわ...ありがとう...二人とも...」
P(雨降って地固まる...か。よかった...)
のあ「出会いとは...どんなものでも、奇跡のようなものよね...星の数ほどの人がいるのに、私はみんなと出会えた」
のあ「そして...その出会いから生まれるもの...それもまた...」
みく「でも出会った人とどうしていくかは、自分で決めることにゃあ♪」
のあ「そうね...自分で決めること。ふふっ、例えば私が...Pの伴侶になることも、あるかもしれないわね...」
のあ「Pはどう思うかしら?私は...あなたになら身を捧げても、良いと思ってるわ...」
みく「な、なな...!?」
アナスタシア「?みく、ハンリョとは...なんですか?」
みく「この場合はのあにゃんがPちゃんのお、奥さん、妻、家内、女房、wifeになることだにゃあ!」
アナスタシア「wife...wife!?」
P「それは...」
のあ「先に断っておくけど...真剣にそう思ってるわ...」
P「え...ええっ!?」
のあ「のあにゃん冗談だよね?いつもの冗談だよね!?」
アナスタシア「う~、でも二人は歳が近い...ですし...でも...」
のあ「ふふっ、冗談ではないけど...その可能性はあるという事よ...みくとアナスタシアにもね」
みく「えっ!?みくがPちゃんの...えへへっ♪」
アナスタシア「私が....プロデューサーと......♪」
P「ちょっと、のあさん!?本当に修羅場にしたいんですか?」
のあ「そんなつもりはないわ...ただその可能性がある...事実を言ったまでよ」
のあ「でも、あなたの可能性はそれだけじゃない...あなたが私たちを導くことで、私たちは頂きにたどり着ける」
のあ「その可能性をね...もっとも私は確信しているのだけど...」
のあ「ふふっ...この出会いを...奇跡を輝かせましょう...一緒に、誰もが羨むほどに強く...ね」
おわり
>>1です
これで完結です。お付き合いいただきまして有難うございます。
アドバイス、リクエスト等がございましたら、レスを頂ければ幸いです。
次回作の主要アイドルを安価で決めさせていただきます。
ご協力のほど、宜しくお願い致します。
対象は下記のアイドルになります。
・木村夏樹
・川島瑞樹
・速水奏
安価は+5とさせて頂きます。
それでは失礼いたします。
>>1です。
安価ご協力有難うございます。
次回は川島さんをメインで書かせていただきます。
HTML化依頼をしてきます
>>1です。
次回作が完結致しましたのでURLを追記いたします。
モバP「瑞樹さんにおまかせで休日を一緒に過ごす」
モバP「瑞樹さんにおまかせで休日を一緒に過ごす」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433422419/)
宜しかったらご覧ください。
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