イリアステル滅四星でかぐや姫 (33)
むかしむかし、機皇帝を取って暮らしている、アポリアがいました
アポリアは取った機皇帝を町に売って、生計を立てていました
アポリア「これだけ機皇帝があったら食事に困らないな」
アポリア「さて、今日のところはこれくらいにして…」
ピカアアアアアアアアアアアア!!!
アポリア「…なんだ?このまばゆい光は?」
ある日のことでした、おじいさんは全身が白く、巨大な機皇帝を見つけました。
機皇神マシニクル∞「…」ゴウンゴウンゴウン
アポリア「これはめずらしい機皇帝だ、いや…この神々しさは神といってもいい」
アポリア「間違いなく金になる…早速取るか…はあ!」
アポリアは機皇帝と戦い、勝利したらなんと機皇帝の胸の部分が開きました
アポリア「これは!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1432107732
マシニクルの胸の中には、年老いた男がいたのです
Z-ONE「うぅ…ここは…一体?」
アポリア「君は一体誰だ?なぜこの中にいるんだ?」
Z-ONE「わからない…自分が誰なのかも…どうしてこの中にいたのかも…」
アポリア「記憶喪失というものか…」
Z-ONE「そうらしい、教えてくれ…私は誰だ?」
アポリア「…」
アポリアは老人を気の毒に思い、何か手がかりがないかマシニクルの中を探しました
すると中からZ-ONEと名が書かれたプレートがあったため、名前をZ-ONEにしました
アポリア「もし行く当てがなかったら、私たちと共に暮さないか?」
Z=ONE「よろしいのですか?こんな老いぼれを引き取っても何一ついいことはないですよ?」
アポリア「だからかといってこのまま放っておく訳にはいかない」
アポリア「それに私はもう誰かが絶望を味わうのは見たくない、私と共に希望を見つけ出そう」
Z-ONE「…それではお言葉に甘えて」
アポリアはZ-ONEを家につれて帰りました
アポリア「…というわけで引き取ろうじゃないか」
パラドックス「なるほど、だがここに住む以上、ただ働きは許さんぞ」
アポリア「パラドックス、口を慎め、相手はご老体だ」
Z-ONE「いえ、いいのですよ…働かざるもの食うべからずです」
Z-ONE「私もここの家族として、手足となりましょう」
こうしてZ-ONEはアポリアたちと一緒に暮らすことになりました
Z-ONEは一緒に暮らすこととなったため、アポリアと一緒に機皇帝狩りに行くことになりました
しかしZ-ONEは記憶をなくしても隠れた才能は残っていたのか、対機皇帝用の武器をあっさりと作ってしまいました
Z-ONEのおかげで機皇帝狩りの効率が以前の3倍以上よくなり、アポリアたちの暮らしも3倍以上よくなりました
アポリア「Z-ONE…君の武器はすばらしい…」
アポリア「いや、君の頭脳はすばらしい!君が私の前に現れたおかげで、私は君を幸せにできそうだ」
パラドックス「まさかこうも役立ってくれるとは…信じられん」
Z-ONE「アポリア、あなたには仮がありますからね」
Z-ONE「その仮を返しただけですよ」
Z-ONEのおかげでアポリアの家は町で一番裕福になりました
Z-ONEは大きくなるにしたがって、たいそう美しくなりました
そして年頃になると、
「どうか、Z-ONEをお嫁さんにください」
という、Z-ONEの求婚者がたくさんやってきました
中でも特に熱心な男が3人いました
みんな、立派で気性が荒い者たちです
ホセ「私が君を希望に導いてあげよう…さあ、私の妻になってくれ」
プラシド「老いぼれが何をほざく…Z-ONEを幸せにできるのはこの俺だ!」
ルチアーノ「えっ?二人ともそういう趣味があったの?信じらんな~いwつーかキモイwwww」
プラシド「なら貴様は何しに来た!?」
Z-ONE「…あなたたちの熱心なアプローチはありがたいです」
Z-ONE「しかしあなたたちの誘いを受け入れることはできません」
三人「何!?」
Z-ONEはお嫁に行くつもりはありません
Z-ONE(こんな老人を嫁に貰うなんて、イカれている)
と思っていたからでした
そこでZ-ONEは、
Z-ONE「では、私が言う品物を持ってきて下さった方のところへ、お嫁に行きましょう」
と言って、世にも珍しいと言われる品物を一人一人に頼みました
Z-ONE「ホセ、あなたは伝説の『No.』…No.108 無双竜機ボルバルザークを手に入れてきなさい」
ホセ「心得た」
Z-ONE「プラシド…あなたはこの星のどこかに隠されてあると言われているカード」
Z-ONE「レベル12の光属性モンスター…『究極星アルティメット・ゾディアック』を手に入れてきなさい」
プラシド「聞いたことのないカードだ」
Z-ONE「なお、これに似たカードが既に存在しますがそれは別物なので気をつけなさい」
プラシド「わかった」
Z-ONE「ルチアーノ、あなたはランク10のドラゴン族『ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド』を手に入れなさい」
Z-ONE「あと、プラシドにも言いましたが…」
ルチアーノ「既に名前が似ているのがあるんでしょ、わかってるよ」
Z-ONE「それでは行って来なさい、検討を祈ります」
こうして三人の男たちはあるはずのないカードを探す旅に出かけました
ある場所
ホセ「何!?オーバーハンドレッドナンバーズは108番目があるのではないのか!?」
ホセは騙されたことに気づきました
ホセ「まさか…私に偽りを述べるほど結婚をしたくないというのか…」
ホセ「そこまで嫌がられていては仕方ない、潔くあきらめるとしよう…」
ホセ「はぁ…Z-ONE、我が神よ…せめて最後にもう一目見たかった…」
ホセはあきらめて帰りました
またある場所
プラシド「これではない…レベルがまったく書かれていない」
プラシド「そもそもカードが違う!どういう意味かだと?カードが違うということだ!」
プラシド「くっ、こうまでしても見つからんとは…こうなったら…!」
プラシドは逆上して、自らの力で存在しないカードを作ることにしました
プラシド「これでZ-ONEは私のものだ!フハハハハハハハ!!!」
プラシドは高笑いしました
またまたある場所
カード職人「はい、例のものだ」
カード職人「コナミのデータベースにもハッキングしておいた、これでこのカードは公認となった」
ルチアーノ「ああ、ありがと」
カード職人「それで、代金のほうだが…」
ルチアーノ「後で払うから待ってろよ」
カード職人「約束だぞ」
ルチアーノ「ああ」
ルチアーノ「…ふん、Z-ONEのやつ、僕を誑かしたな!そんなカードないことくらい知ってるさ!」
ルチアーノ「この僕を騙そうだなんて、まだまだだね!キヒャヒャヒャヒャ!!!」
ルチアーノ「悪いなホセ!プラシド!Z-ONEは僕のものだ!」
ルチアーノもプラシドと同じことをしました
そして…
プラシド「Z-ONE!ついに手に入れたぞ!」
Z-ONE「ほう…」
プラシド「見るがいい…究極星アルティメット・ゾディアックだ!」
プラシド「これでZ-ONE、君は俺のものだ!」
プラシドは勝利を確信しました
しかし…
Z-ONE「パラドックス…遊戯王データベースを起動してください」
パラドックス「わかった」
プラシド「ははっ…なんだ?」
パラドックス「検索の結果…存在しなかった」
Z-ONE「やはり」
プラシド「な、何?」
Z-ONE「このカードは偽者ですね?」
プラシド「なっ!?」
Z-ONE「名前を調べてもでてきませんでした」
Z-ONE「大体隅に書かれてあるナンバーが書かれていません」
Z-ONE「私を騙すならもっと徹底的にだますのですね」
プラシド「く…くそおおおおおおおおおお!!!」
プラシドは無様な醜態をさらしながら帰りました
ルチアーノ「プラシドは見事失敗したようだねw」
アポリア「次は貴様の番だぞ小僧」
ルチアーノ「はいはい、ほらよ」
Z-ONE「ドラゴニック・オーバーロード・ジ・エンド」
Z-ONE「ナンバーも書かれていますね…パラドックス」
パラドックス「ああ」カタカタ
ルチアーノ「ふん…w」
Z-ONE「…」
パラドックス「馬鹿な!?」
Z-ONE「どうかしましたか?」
パラドックス「載っているんだ、そのカードが…」
Z-ONE「何!?」
ルチアーノ「これで結婚してくれる気になった?」
Z-ONE「パラドックス、wikiを調べなさい!」
パラドックス「ああ…」カタカタ
パラドックス「!?載っているだと!?」
アポリア「何故だ!?」
Z-ONE「一体これは…何がどうなっているのですか」
ルチアーノ「このカードは正真正銘本物w」
ルチアーノ「さあ、これで結婚できるね!
Z-ONE「ありえません…このカードは存在して…!」
ルチアーノ「存在してなかったとでもいうの?」
ルチアーノ「存在しないカードを探させようなんて、それってひどくない?」
ルチアーノ「ないものを探すなんて無理ゲーじゃん!そんなことをやらせようとしたのw」
Z-ONE「うぅ…」
アポリア(まずい…このままでは…)
ルチアーノ「これで僕の勝ちだァ!キャハハハハハハハハ!!!」
カード職人「あの~」
ルチアーノ「キャハハ…ハッ!?」
Z-ONE「あなたは?」
カード職人「そこの彼からカードを作ってほしいと言われたんですけど」
カード職人「まだその時のカード代とサーバーハッキング代を貰ってなくて…」
ルチアーノ「おい!?そんなこと後でやればいいだろ!何で今言うんだよ!?」
Z-ONE「ほう…」
アポリア「そういうことか」
パラドックス「この矛盾の謎がやっとわかった」
ルチアーノ「あっ…」
ルチアーノは悪いことをした罰として思いっきりお仕置きされました
こうしてZ-ONEは見事求婚者どもを追い払うことができました
なんとか三皇帝を追い返したZ-ONEですが、Z-ONEの噂はとうとう究極時械神セフィロンの耳にも入りました
究極時械神セフィロンがZ-ONEを嫁にしたいといいました
アポリアとパラドックスは、
「すばらしい婿だ、これ以上の婿はない」
と、大喜びです
Z-ONEは、なんとか断ろうと思いましたが、セフィロンに逆らえば、殺されてしまうかもしれません
Z-ONE「くっ…こうなるくらいなら…私は…」
Z-ONEはあることを決心しました
ある日
アポリア「Z-ONE!?何でこんなことをした!」
Z-ONE「うう…すいません」
Z-ONEは結婚が嫌で自殺未遂をしました
パラドックス「そんなにセフィロンと結婚することが嫌なのか!?」
Z-ONE「ええ…私は結婚など嫌です」
アポリア「何故だ!?何故嫌がる!?それが君の幸せになるはずだ!?」
Z-ONE「初めはわかりませんでした、何故結婚をしたくなかったのか」
Z-ONE「しかし先ほどの自殺未遂で思い出しました…私の記憶」
アポリア「何!?」
ある日
アポリア「Z-ONE!?何でこんなことをした!」
Z-ONE「うう…すいません」
Z-ONEは結婚が嫌で自殺未遂をしました
パラドックス「そんなにセフィロンと結婚することが嫌なのか!?」
Z-ONE「ええ…私は結婚など嫌です」
アポリア「何故だ!?何故嫌がる!?それが君の幸せになるはずだ!?」
Z-ONE「初めはわかりませんでした、何故結婚をしたくなかったのか」
Z-ONE「しかし先ほどの自殺未遂で思い出しました…私の記憶」
アポリア「何!?」
二人は衝撃の真実を知り、そのことをセフィロンに伝えました
それを知ったセフィロンは、満月の夜、何千体もの時械神を送って、アポリアの家の周りを守らせました
何とかして、Z-ONEを引きとめようとしたのです
アポリア「これだけいれば未来からの使者はやってこれないはず…」
Z-ONE「果たしてそうでしょうか?」
アポリア「何!?」
パラドックス「おい、あれはなんだ!?」
なんと突然空からアーククレイドルが現れました
アポリア「あれは…なんだ?」
Z-ONE「私の帰るべき場所、家です」
アポリア「家!?」
アンチノミー「Z-ONE…今連れて帰るよ」
アンチノミーがZ-ONEを連れて帰ろうとでてきました
時械神は一斉に襲い掛かりましたが…
アンチノミー「カモン!TG-ハルバード・キャノン!」
無限に増殖したハルバード・キャノンの効果で時械神の召喚は無効、破壊されてしまいました
アポリア「そんな…」
アンチノミー「さあ…Z-ONE…」
Z-ONE「ええ」
Z-ONE「アポリア…パラドックス…」
Z-ONE「あなたたちに会えて本当によかった…」
アポリア「Z-ONE…」
パラドックス「おお…Z-ONE…!」
アンチノミー「さあ行こうか」
Z-ONE「さらばです二人とも…お元気で…」
Z-ONEはそのままアーククレイドルに帰り、未来へ戻りました
アポリア「うぅ…うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
パラドックス「うああああああああああああああ!!!!!」
アポリアとパラドックスは大泣きしました
しばらく二人は悲しみ、泣き続けました
しかしZ-ONEがいなくなったことには変わりません
二人は泣くのをやめ、Z-ONEが二人にくれた希望を無駄にするわけにはいかないと決意しました
パラドックス「私たちの手で未来を救おう」
アポリア「ああ、私たちがZ-ONEの…そして未来の希望なのだから」
二人はその後大量に武器を作り、未来のために準備をしました
そして二人とZ-ONEの行いにより大量発生した機皇帝は撲滅
こうして無事未来は救われ、三人は英雄として後の世に語り継がれましたとさ
おしまい
アークVにイリアステルはでない、これが絶望か…
>>19
入れ忘れてた
Z-ONE「この時代から遥か未来、世界は突如機皇帝が異常増殖し、世界は滅びかけました」
Z-ONE「しかし私は諦めず、対機皇帝用の武器で対抗しました」
Z-ONE「だが、結果は惨敗…相手が多すぎたのです、とても今の私の力では敵いませんでした」
Z-ONE「そこで私は誓いました、過去を変えること…まだ機皇帝が異常繁殖していないこの時代に来て」
Z-ONE「武器を提供することで破滅の未来を救おうと、人口の機皇帝、いや…機皇神を作ってここにきたのです」
アポリア「…」
Z-ONE「そしてついに私は目的を達成し役目を終えました」
Z-ONE「私はこの時代の人間ではありません、ここに残ったらゆがんだ歴史がさらにゆがむでしょう」
Z-ONE「だから結婚はできません、そろそろ未来からの使者がやってきます、わたしはそれで帰ります」
Z-ONEはいいました
依頼出せゴミクズ
>>28
黙れアスペ
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません