提督「鎮守府脱出作戦」(安価有) (157)


電「司令官さん、なんか重要そうなお手紙が届いているのです!」

提督「なんだなんだ?」


『某鎮守府提督へ。
 戦いのほとんどを艦娘に任せて久しい現在、それらを指揮する提督の危機感が弛んでいるとの報告を受けた。
 そこで、実態を知るべく我々大本営はとある催しを用意した。

 それが『鎮守府脱出作戦』である。

 提督たるもの、迫りくる艦娘を退け、見事24時間以内に鎮守府から脱出してみせよ』


提督「………………どういうことだ?」

電「ちなみに、複数の艦娘にはこんな内容の手紙が送られていたのです」


『某鎮守府に所属する艦娘へ。
 提督のこと24時間だけ好きにしていいよ。
 ただ提督を鎮守府の外に出さないようにね。』


提督「軽ッ!大本営艦娘に対してフランクすぎだろ!」 

電「ちなみにこれを受け取った人達は司令官さんのことを拉致監禁して玩具にしてやると息巻いていたのです」

提督「ええぇぇぇ」


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電「要は司令官さんは24時間以内にこの鎮守府を脱出することが目的で、手紙を貰った特定の艦娘は司令官さんをこの鎮守府から出さないことが目的なのです」

提督「ということは、この催しを知らない奴もいるということか」

電「そんな人達を脱出に協力させるのもアリなのです」

電「ただその特定の艦娘に捕まると…………その捕まえた人達に何をされるか分からないですが……」

提督「お、おい……流石に殺されたりしないよな?」

電「大丈夫なのです!後遺症が残るほど過激な事はしちゃダメだって追って手紙が届いたのです!」

提督「よかったぁ……でも拉致監禁とかされたら大幅なタイムロスだな」

電「その辺もなんとか頑張ってほしいのです。とりあえず司令官さんが鎮守府の敷地外に一歩でも出れば司令官さんの勝ちなのです」

提督「よっしゃ、頑張るぞ!」


※キャラ安価後には基本的にこのイベントを知っているかどうかのコンマ安価もとります


電「電は秘書艦ですから、司令官さんや皆さんにこの手紙を届けるだけでこの催し自体には参加していないのです……」

提督「よかった……いきなりお前が襲い掛かってくるということがないということか」

電「ただ、もうこの事自体は皆さんに伝わっていますので……もう誰かがここに押し寄せて来てもおかしくないのです」

提督「え?」


バンッ!

 執務室に来た艦娘 直下


榛名「提督、失礼します」ガチャッ

提督「ッ……!は、榛名?」

榛名「遠征艦隊が帰還したので、報告に参りました」スタスタスタ


提督「(榛名がゆっくり俺の方へ歩いてくる…………)」


 榛名はこのイベントを…………直下

 コンマ一桁奇数→知っている(提督を捕まえるためにきた)
 コンマ一桁偶数→知らない(協力させる余地あり)


榛名「これが書類です」

提督「あ、ありがとう…………(榛名はこの催しを知らないようだな……知っていたらすぐに襲い掛かってくるだろうし)」

電「(榛名さんは手紙をもらってないのです)」


提督「(さて、榛名を協力させるかどうか……戦艦だし、他の奴が襲い掛かって来ても撃退してくれるかも……)」


 >>下2

 1.協力させる
 2.協力させない

1!榛名は大丈夫でした!


提督「(よし、協力してもらおう)」

提督「榛名、ちょっと外にでかけないか?」

榛名「えっ!今からですか?」

提督「ああ。たまにはお前と散歩でもしたいなって思ってさ」

榛名「あ、あうわわ……」カァァ


榛名「そ、そういうことなら……榛名がお供します!」

提督「おう、サンキュ」

電「ご武運をなのです!」


榛名「提督にお誘いいただけるなんて、嬉しいです」ニコッ

提督「そうか?」

提督「(今のところ、廊下を歩いていても誰も襲い掛かってこない…………もしかして、皆手紙を受け取ったはいいが読んでないとかか?)」

榛名「あ、あの提督!外をお散歩って、まるで……で、デート――」


「あっ、いた!」

提督「ッ!?」


 やってきた艦娘 直下


荒潮「提督~ちょっといいですかー?」

提督「なんだ荒潮か。どうした?」

荒潮「ちょっと用があってぇ~ついてきてもらっていい~?」

榛名「…………」

提督「(うーむ……荒潮はどうなんだろう)」


 荒潮は……直下

 コンマ一桁奇数→イベントを知っている
 コンマ一桁偶数→イベントを知らない


荒潮「お菓子作ったから、味見してほしくて」

榛名「…………」

提督「(榛名からなんかヤバイオーラを感じる…………)」

提督「あ、味見だけならいいかな……榛名も食べてみようぜ」

榛名「…………はい」

荒潮「じゃあこっちよ~」



ルール設定

同時に2人の艦娘は仲間にできません(1人まで)

仲間は、襲い掛かって来る艦娘に立ち向かわせることで足止めさせることができます
しかし1度向かわせたらもうパーティ?を離脱してしまいます

その場合はコンマ神に祈り、イベントを知らない艦娘に出会い協力させる安価をとりましょう

なお協力者がいない状況で襲い掛かられたら、提督はなす術もなく捕まってしまいます

そして、イベントを知っているかどうかで

奇数ゾロ目が出た場合は協力者がいても問答無用で捕まります
偶数ゾロ目が出た場合は協力者がいてもその艦娘を協力者にすることができます(後に協力者にするかの安価有)


榛名「(提督とのデートが……)」

提督「にしても荒潮がお菓子作りか」

荒潮「食堂の厨房を借りて、ケーキを作ってみたの」

提督「へぇー1人で作ったのか?」

荒潮「ううん、流石に1人じゃちょっと不安だったから……>>23と」

加賀


荒潮「加賀さんが手伝ってくれたの~」

提督「ほう……あの加賀がねぇ」

榛名「(加賀さん…………提督のハートを影から狙う人!)」ゴゴゴ


荒潮「加賀さーん、言われた通り提督を連れてきたわ~」

加賀「ご苦労様」


 加賀は…………直下

 コンマ一桁奇数→イベントを知っている
 コンマ一桁偶数→イベントを知らない


提督「加賀がお菓子作りって……なんか不思議な光景だな」

加賀「…………変ですか?」

提督「いいや、そのエプロンも似合ってるぞ」

加賀「…………あ、ありがとうございます」

榛名「………………」


加賀「荒潮さんが手伝ってほしいと言ってきたから、こうして慣れないお菓子作りをしているんです」

荒潮「でも加賀さんすごく手際よかったですよ~?」

加賀「…………それは言わない約束だったはずよ」

荒潮「あっ」

提督「なるほど、加賀の特技はお菓子作りか~」

加賀「提督、それ以上言うと怒ります」プルプル


加賀「2人でシフォンケーキを焼いたんです。荒潮さん、切り分けるからお皿とフォークを」

荒潮「はーい」

榛名「あ、榛名も手伝います!」

提督「俺も手伝おうかな――」


>>31「いい匂いー!!」

蒼龍


蒼龍「え、なになに加賀さんお菓子作ったんですか!?」

加賀「ッ、に、二航戦…………」

蒼龍「私も食べていいですかー?」

荒潮「ええ。ケーキは1ホールあるんですし、歓迎です。加賀さんもいいですよね?」

加賀「え、ええ……」

榛名「じゃあお皿も5人分ですね」

蒼龍「やったー!」


提督「(蒼龍か……まさかコイツが俺にどうこうするわけないよな)」


 蒼龍は…………直下

 コンマ一桁奇数→イベントを知っている
 コンマ一桁偶数→イベントを知らない


 提督が鎮守府を脱出するまで出ます

 イベントを知らない艦娘が沢山出ると今みたいにたくさんキャラ安価をします
 イベントを知っている艦娘が現れると、その艦娘にスポットライトが当たります



蒼龍「(提督…………隙だらけだなぁ♪)」ジュルリ

提督「ッ!?」ゾクッ

提督「(な、なんだ今の寒気は……誰かが俺を狙っているのか!?)」キョロキョロ


榛名「お皿とフォークOKです」

荒潮「じゃあ取り分けますね~」

加賀「落とさないように気を付けて」

蒼龍「ワクワク!」


提督「(一体誰なんだ……!)」


一同「いただきまーす!」

提督「うおっ、美味いなぁ」

榛名「美味しいです!荒潮ちゃん、うまく焼いたんですね!」

荒潮「私はただ混ぜただけで、焼いたり分量を量ったりしたのは加賀さんですよ」

加賀「混ぜ方も重要よ。荒潮さんはセンスがあるわ」

蒼龍「おいしいー!!」


提督「(さっき感じた寒気は今は無い…………どうやら気のせいだったようだ)」

蒼龍「ふふっ……」モグモグ

榛名「…………」モグモグ


提督「いやぁ美味しかったぞ。2人ともありがとうな」

榛名「ご馳走様でした」

蒼龍「満足満足ー」

荒潮「いえいえ、味見してくださってありがとうございます」

加賀「さぁ、片付けるわよ」

荒潮「はい!」


提督「さて、そろそろ散歩に行こうか」

榛名「そうですね!すぐ行きましょう!」

蒼龍「あ、ちょっと待ってください提督」

提督「おうどうした蒼龍」


蒼龍「ええ、実は――――」

蒼龍「提督に捕まってもらおうかと思って」スッ

提督「えっ――」


ガシッ!


榛名「何をするんですか?」グググッ

蒼龍「クッ!(提督に伸ばした腕を掴まれて……!)」

榛名「提督は榛名とデートに行くんです…………邪魔は榛名が許しません!!」

蒼龍「そっちこそ邪魔!私は提督を捕まえていいんだもの!」

提督「ま、まさか蒼龍お前……あの手紙を!?」

蒼龍「その通り!捕まってもらいますよ提督!!」

榛名「何か知らないですけど、させません!」


 榛名防衛判定

 榛名は…………直下

 コンマ一桁奇数→蒼龍に気絶させられた
 コンマ一桁偶数→蒼龍を気絶させた


榛名「ていっ!!」トスッ

蒼龍「ガッ……あ、うぅ…………」ドサッ


提督「首筋にチョップ…………良い動きだった」

榛名「…………提督、お誘いはありがたかったのですが、今日はちょっと榛名は一緒に行けません」

提督「え?」

榛名「蒼龍さんには色々教える必要がありそうですので。それでは失礼しますね!」


提督「(榛名はそう言い残して蒼龍を担ぐと去っていった)」


 榛名がパーティから離脱しました!


提督「ここからは1人で鎮守府の外を目指すのか…………」

提督「蒼龍が襲ってきたということは、他にも手紙を読んだ奴がいるはず!」

提督「そう思い始めると、廊下ですれ違う連中が皆そう見えちまうぅぅ!!」

提督「あああぁぁ1人怖いよおおおぉぉ!!」


>>52「何してるんですか……」

朝雲


朝雲「司令……廊下で1人で騒いでると怪しい人みたいよ」

提督「朝雲!」

朝雲「そんなことしてる場合があったら仕事をしなさいよ仕事を!」

提督「(朝雲のキツい言葉も、この状況だと俺を癒してくれる…………)」


 朝雲は…………直下

 コンマ一桁奇数→イベントを知っている
 コンマ一桁偶数→イベントを知らない


朝雲「ほらさっさと執務室に戻って仕事する!」

提督「(どうやら朝雲は知らないようだな……ああ良かった……)」

提督「ちょ、ちょっとまて朝雲!今日の分の執務は終わってるんだ。だからさ……」

朝雲「だから?」


 朝雲を…………下2

 1.仲間にする
 2.仲間にしない


提督「ちょっと外に出かけないか?」

朝雲「えっ?」

提督「いつも鎮守府という限られた空間にいても腐っちまう!だから一緒に鎮守府の外に出ようぜ!」

朝雲「ちょ、ちょっと待って!それって、デ、デ、デ……」

提督「大王?」

朝雲「………………」

提督「朝雲ー?」

朝雲「じゃあ行きましょうか」

提督「おーい、なに冷めたような喋り方してんだよー」

朝雲「冷めてんのよ!!」

提督「急に熱くなった」


提督「(朝雲を仲間にしたはいいが、馬鹿みたいに廊下を騒ぎながら行くのはマズい)」

提督「(ここは迂回していくか……どうせ残り時間は23時間くらいだし、ゆっくり行こう)」


朝雲「司令、正門はこっちよ?」

提督「ああ……ちょっと寄りたい所があってな。そこに寄ってから出かけようと思う」

朝雲「どこに寄るの?」

提督「>>67に」

酒保


提督「酒保だよ。補給するときに無いと困るから、ちょっと点検に」

朝雲「それくらい他の人にやらせればいいのに」

提督「たまには自分で見ておきたいんだ」

朝雲「あらそう」

提督「(この時間なら、誰もいないだろうしな……)」

提督「(酒保の裏口を出て建物の影を通りながらなら、誰にも見つからないよな……)」

連取りはコンマ以外はナシでお願いします



朝雲「いつもの酒保ね」

提督「ああ。そうだな(とりあえず点検もそこそこに、裏口から出よう…………)」


ガチャッ


朝雲「あ、誰かが居るわ」

提督「あいつは……>>77

大和


大和「あら、提督じゃありませんか」

提督「お、大和か。また資材を食い散らかしてるのか?」

大和「提督……私のことを勘違いしてませんか?」


提督「(大和か…………もしコイツが俺を捕まえようと襲い掛かってきたら……駆逐艦の朝雲じゃ心もとないかもしれないな……)」

朝雲「なによ、こっち見てため息ついて」

提督「なんでもないよ」



 ※戦艦と駆逐艦みたいにあまりにも体格差があると防衛判定のコンマ状況に影響します
 ※要は見た目ロリと見た目お姉さんが戦うと、見た目ロリは不利だということです


 大和は…………直下

 コンマ一桁奇数→イベントを知っている
 コンマ一桁偶数→イベントを知らない

艦娘安価と同時に奇数偶数取れば安価が少なくて良いんじゃないかな?

 >>86 それいただき


提督「そういや大和はなんでここにいるんだ?」

大和「後で酒保祭りがあると聞いて飛んできました!」

提督「やっぱり食い散らかすつもりだったんじゃないか!!」

提督「(だがこれでよかった……大和は襲ってこないな)」


提督「それじゃあ俺達はこれで……」

朝雲「え、点検はどうするのよ!」

提督「酒保祭りの後でもいいだろう。そっちの方が見やすい」

朝雲「そう?」

提督「じゃあ裏口から出て、と…………」

朝雲「何で裏口……」

提督「こっちに正門までの近道があるんだ」


提督「(あまりにも簡単に行きすぎだ…………本当にこのまま出ちゃって大丈夫なのか?)」

朝雲「(にしてもデートかぁ……どこに連れてってくれるのかしら。こんなことなら山雲も誘っておくべきだったわ……)」

提督「よし、もうすぐ正門だな」

朝雲「よくこんな道知ってたわね……建物の裏を行くなんて」

提督「一応この鎮守府には一番長くいるからな……暇な時散歩したりしてたんだよ」


提督「正門についた!あとは俺が敷地外に一歩でも出れば……!」

朝雲「あら、正門に誰かいるわね」

提督「ええぇ!?ここまできてか!」


>>96「あっ!」


 ※今回から安価取ったレスのコンマ一桁奇数偶数で知ってるかどうかを判定します

 奇数→知っている
 偶数→知らない

鬼怒


鬼怒「よく来たわね、提督!」

提督「鬼怒!お前……(あのポーズで凄んでいる……)」

朝雲「鬼怒さん?」


鬼怒「悪いけど、外に出ちゃダメ!」

提督「クッ、まさか貴様も……!」

鬼怒「ええ……24時間提督を好きにしていい権利……それを大本営からもらった鬼怒は無敵!」

朝雲「そんなんより、私達これからデートなんですけどー」

鬼怒「え、デート!?」


鬼怒「ちょ、本当なの!?」

提督「うん」

鬼怒「ええぇぇぇ!?」

朝雲「そういうことだから、行ってきまーす」

鬼怒「ちょっとまったぁ!」ガシッ

提督「うおっ、なんだよ!」


鬼怒「とにかく鎮守府の敷地内からは出させないよ!」

提督「くそっ、やはり一筋縄ではいかないか……!」

朝雲「………………鬼怒さん」

鬼怒「?」

朝雲「私達はこれからデートするんだって言ってるでしょーがああぁー!!」


 朝雲は……直下

 コンマ一桁奇数→鬼怒に気絶させられた
 コンマ一桁偶数→鬼怒を気絶させた


朝雲「うおりゃ!」

鬼怒「おっと」ヒョイッ

朝雲「えっ!?」

鬼怒「残念!デートはまた今度してね~!」トスンッ

朝雲「あぅ…………うぅぅ……」ドサッ


提督「朝雲!」

鬼怒「さぁぁて、提督も捕まえなきゃ~」

提督「くそっ……あと少しなのに!」

鬼怒「私がここにいる限り、出られないから……覚悟ー!」

提督「ちょ、ちょっと待て!!お前は俺を捕まえてどうする気だ!?」

鬼怒「そりゃ好き勝手」

提督「具体的に!!」

鬼怒「ええーめんどいなぁ」

鬼怒「じゃあ>>113とか?」

これからデートしよう


鬼怒「デートとか!」

提督「え、デート?」

鬼怒「そうそう!朝雲ちゃんだけズルいし!」

提督「そうか…………(あれ、ここで鎮守府の外を提案すれば…………!)」

提督「鬼怒!じゃあデートに行こうか!」

提督「どこがいい?水族館か?遊園地か?」

鬼怒「ホント!?じゃあ>>118に行きたいー!」

さすがは、鬼怒脳筋だったか(白目)

動物園

 酉付けミス


鬼怒「動物園に行きたい!!」

提督「よっしゃ!!じゃあ行こうぜ鬼怒!!」

鬼怒「うん!」

提督「あ、でも朝雲もいいかな……」

鬼怒「え?」

提督「せっかく誘ったし、このままっていうのはちょっと……」

鬼怒「提督は優しいなぁ……本当は2人きりがよかったけど…………うん、OK!」


提督「(そういえば榛名ともデートの約束してたが…………今日は行けないって言われちゃったしなぁ……)」

提督「(残念だが、また今度誘うか。蒼龍も……襲ってこないことを前提に、誘ってみよう)」

提督「(加賀や荒潮も、またお菓子作ってもらおうかな)」


提督「じゃあ動物園行くか!」

鬼怒「はーい!ほら朝雲ちゃん、起きて!」

朝雲「ううん…………ハッ、デート!」

鬼怒「今から行くよー!」

朝雲「えっ?」

提督「3人で動物園行こうってことになったんだ」

朝雲「えええぇ?」


提督「とりあえず鎮守府の外に出よう。な!」

鬼怒「はーい!」

朝雲「うぅぅぅぅ…………2人きりじゃないなんてぇ……」


スタスタスタ

ポトッ


提督「?(鎮守府の外に出た瞬間上から紙筒が落ちてきた)」


『某鎮守府提督へ。
 見事鎮守府を脱出できたことをここに賞する。
 予想より早い達成に驚きを禁じ得ない。

 これからもより一層の活躍を望む』


提督「(俺も意外でしたよ……皆良い奴らだったんだもん……)」


~酒保~


大和「あ、赤城さんこっちこっち!」

赤城「酒保祭りの噂は本当だったのですね!」ワクワク

長門「楽しみだ」

加賀「まったくです」

Ho-Syo「ようこそお集まりいただきました!鎮守府酒保祭りスタートです!酒保にある物は全部飲み放題食べ放題でーす!!」

一同「わーい!!」

あ…(察し)


提督「というわけで動物園にやってきた」

鬼怒「ほええぇぇぇ!」

朝雲「ホアーッ!ホアアァァーーッ!」

提督「お前ら喜びすぎだろ……」

鬼怒「だって、動物園ですよ!?ほら、サルも私のポーズしてる!」

提督「ホントだ!!」


朝雲「今の内に山雲に持って帰るお土産買っていきましょう…………あ、姉妹皆の分も買ってこっと」

鬼怒「お土産を先に買う派か~……よし!じゃあ私も皆に買う!」

提督「俺もいつも世話になってる電に買って帰ろうかな」


提督「結構買ったなお前ら……ぬいぐるみにキーホルダーに」

鬼怒「そりゃ、姉妹多いから……」ズシッ

朝雲「私も……」ズシッ

提督「荷物を預けてくれる所があるから、そこに預けてから回ろう」

鬼怒・朝雲「はーい」


鬼怒「ライオン……百獣の王ね!」

ライオン「ガルルルル……」

鬼怒「お、この鬼怒に勝負を仕掛ける気ー?」

ライオン「ガァッ!ゴアァッ!」

鬼怒「がおーーーーーーーーーーーーーー!!」

ライオン「!?」

鬼怒「自然界で重要なのは、体を大きく見せる事。まだまだ野獣感が足りないねぇ~」フフン

ライオン「グルル……」

鬼怒「ま、頑張りなさいな」

ライオン「ガオッ!」


ナマケモノ「…………」

朝雲「………………」

ナマケモノ「………………」

朝雲「……………………」

ナマケモノ「……」スッ

朝雲「ッ!」

ナマケモノ「…………」ダラーン

朝雲「動いたー!!」


提督「何してるんだ?」

朝雲「ッ!?な、なんでもないわ。マジで」


鬼怒「あら朝雲ちゃん、どうしたの?」

朝雲「…………」ブルブル

ヘビ「シャー」

鬼怒「苦手ならなんでこのコーナー来たのさ……」

朝雲「大丈夫かなって思ったけど…………ダメだった……」

提督「じゃあ出るぞ。あっちはウサギコーナーだ」

朝雲「すぐ行きましょう!」

鬼怒「私もっと強そうな動物見たいー」

提督「じゃあアッチ、ゴリラコーナーだ」

鬼怒「ゴリラ!?行ってきまーす!」


朝雲「はぁぁ……やっぱ小動物は癒されるわぁ~」

提督「俺は動物ならなんでもいけるな。爬虫類とかも」

朝雲「爬虫類はダメ!!」

提督「そうなのか?」

朝雲「!!」ウンウン


ゴリラ「……」

鬼怒「ゴリラが……私のポーズしてる!!」

ゴリラ「……」バッ

鬼怒「強そうだなぁ……やっぱり強そう……」


提督「ふぅー楽しかったな!」

朝雲「色んな可愛い動物が見られてよかったわ」

鬼怒「やっぱりカッコイイ動物を見ると心が躍る!」

提督「ああ。お土産も買ったし、忘れ物も無いな」

朝雲「お土産……?」

鬼怒「…………あっ」

朝雲・鬼怒「お土産預けたまま!!」

提督「…………お前ら……」


提督「ただいまー」

電「おかえりなさいなのです」

提督「いやぁ疲れたよ……あいつら俺を荷物持ちにするんだもん」

電「見事脱出できたようでなによりなのです!」

提督「ああ……1回も変な事は起こらなかった」


提督「そういえば蒼龍はどうなったんだろう……」

電「蒼龍さんなら榛名さんに色々聞かされていましたね……洗いざらい喋ったからか無事みたいですけど」

提督「ならよかった」

電「ただ榛名さんが『何故私が選ばれなかったのか』と残念そうなのでした」

提督「アイツが敵に回ったら勝てる気しないよ……」


提督「あ、これお土産な。キーホルダー」

電「え、あ……えと、ありがとう……」

提督「(まさか渡されるとは思わなかったのだろう、結構驚いている……なのですって言わないのは珍しいな……)」


 ×電「蒼龍さんなら榛名さんに色々聞かされていましたね……洗いざらい喋ったからか無事みたいですけど」
 ○電「蒼龍さんなら榛名さんに色々聞かれていましたね……洗いざらい喋ったからか無事みたいですけど」



電「大切にしますね」ニコッ

提督「おう、そうしてくれ」ナデナデ


提督「だが大本営も心配性だなぁ……わざわざこうして変な指令を送って来るんだから」

電「でも話によると、別の鎮守府では捕まって達成できなかった人もいたそうなのです」

提督「はは、マヌケもいたもんだ」


提督「あ、そういやまた荒潮にお菓子の味見を誘われてたんだ……」

電「電も一緒に行っていいですか?」

提督「いいぞ。加賀も一緒に作ってるみたいだし、美味しいから期待しとけ」

電「じゃあお姉ちゃん達も呼んでくるのです!」

提督「おーう」


提督「(その後、俺達は荒潮の味見を楽しんだ)」

提督「(何故か食堂には朝雲や鬼怒、蒼龍や榛名も……あとどこからか聞きつけた大和も居て、ささやかなパーティーとなっていた)」



 完

お付き合いいただきありがとございました
安価は難しいですね……テンポやら捌きやら、上手くやってる人が羨ましいです
もっとクオリティの高いものができるように出直してきます

では依頼出してきます お疲れ様でした

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