八幡「・・・」 いろは「・・・」 (25)
キャラホウカイ注意
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いろは(あ、葉山先輩だ!)
いろは(めずらしいなぁ~葉山先輩が一人で歩いてるなんて…いっつも男女問わず誰かしら周りにいるのに)
いろは(ふふ~ん♪こ・れ・は!かるーく肩を叩いて「葉山せーんぱい♪」と挨拶して可愛い後輩アピールでもしちゃいますか!軽く叩くのが後輩女子の可愛さポイント!)
いろは(おっと!わたしはこれでも生徒会長だから焦らず走らず!がっついてる感が出ちゃうかと引かれるからここは早歩きで♪)スタスタスタ
いろは「葉山せ~……あ」
八幡「…」チラッ
いろは「…」
八幡「…」スタスタ
いろは(…ふふっ先輩、今バッチリわたしと目が合いましたよね?にも関わらずなにも言わず完全無視ですか~、なるほど~、目が腐敗しすぎて見えなかったんですかねぇ?でも私は見えましたよ、一瞬「…うわっ」みたいな表情したのが♪)
いろは「…」
いろは(うん!葉山先輩、また今度お話ししましょう!)タタタッ
八幡(あーさむっ…もう帰りたい、帰って早く小町の笑顔で癒されたい)
八幡(だけど勝手に帰ると某アラサー教師の鉄拳制裁があるし…いや小町の笑顔のためなら物理攻撃くらい耐え凌ぐことができる…あ、やっぱ無理だわ怖い怖い)
八幡(はぁ~…ちゃんと行くか、まぁその前にマッ缶10秒チャージだな)
八幡(……ん?今通りすぎたの葉山か、いつもは戸部とか居るのに一人か…まぁ一人だからといって声はかけないけどな)スタスタ
八幡(真っ直ぐ自販機直行だな)チラッ
いろは「葉山せ~……あ」
八幡(うわぁ)
いろは「…」
八幡(なんか目があったけど…いや、たまたま葉山の方見てたところに俺が割り込んだだけだ、あいつなら俺にたいして目の前を横切った黒猫みたいな扱いで無視して葉山を追いかけるだろう、てことで俺も気にしないことにしよう)
八幡「…」プイッ…スタスタ
八幡「えっと…」ピッ ゴトン
タタタッ
八幡(…何か後ろから大きな足音が聞こえるんだけど・・・きっと陸上部g)
ギュッ!
八幡「うぉっ!」
いろは「あっれ~!何か抱きついてしまったと思ったら可愛い後輩を無視して挨拶もせずに立ち去ろうとした先輩じゃないですかぁ~♪どうしたんですかぁこんなところで?」ギュッ
八幡「どうしたんですかぁ?はこっちの台詞だ!あざとすぎる!てか急に抱きつくな離れろ離れろ恥ずかしいから」
いろは「残念でした~冷たい手がくっついて離れないみたいです!何か温かい飲み物でも飲まないと離れそうにないですねぇ~♪」
八幡「何の呪いだよっ!っなに飲むんだよ!?ミルクティーか?」
いろは「先輩が持ってるそれでいいですよぉ、どんな味か気になってたので」
八幡「ったく!ほれ、早く離れろ」
いろは「ありがとーございまーす♪」スッ
八幡(何なの最近の女子高生は平気で男に抱きつくの?あざとすぎるわ、もう「一色いろは」って名前から「あざといろは」にでも改名したらどうですか?てか葉山はどうしたの)
いろは「ではでは先輩いただきますね!」ゴクッ
いろは「…甘っ!なんですかこれ!甘すぎますよ!」
八幡「何って…千葉のソウルドリンク、常識だろ?」
いろは「え?先輩の常識は世間の非常識じゃないですかぁ」
八幡(なにそれ泣ける)
いろは「うぇぇ~…とにかく一口で十分です…ご馳走様でした!これはお返しします」
八幡「は?いや返されても困るんだけど」
いろは「?」
八幡「いやそんな可愛い顔して「なんで?」みたいな表情されても」
いろは「っ!な、なんですかそれ?口説いてるんですか?!ごめんなさいあざとすぎて無理ですごめんなさい本当にごめんなさい!」
八幡「ちげぇよ…てか返されても」
いろは「ほら一口しか飲んでないのにもったいないじゃないですか?飲んでくださいよぉ」
八幡(こいつ俺がプロボッチなの知っててわざとやってるの?間接キスとかも気にしないの?俺が馬鹿みたいじゃないですかぁ)
いろは「さぁどうぞどうぞ♪」
八幡「はぁ…じゃあ返してもらう」
いろは「…」ジ-
八幡(何だよその顔は、飲むよ飲みますよ…も、勿体ないから仕方なく飲むんだからね!)
ゴクッ…ゴクッ…
八幡「ふぅ…」
いろは「…先輩」
八幡(ほらきたどうせ「先輩!間接キスしましたね!責任とってください!あとマジキモいです超キモイです」とか言うんだろハイハイわかってましたよ)
いろは「えっと…ふ、普段飲むより甘く感じませんか?」
八幡「・・・は?」
八幡(え?なにその質問予想外なんだけど・・・)
いろは「ほ、ほら…いろは成分が追加されてるので…な、な~んて…あはは…」
八幡「…」
いろは「…っ…!!」カァァ
八幡(こいつ熱でもあるんじゃね?ほら顔真っ赤だし、てか俺の顔も何か熱いぞ?助けて小町!お兄ちゃんマッ缶飲んだら熱が出たみたい!)
バシッ
八幡「あっ」
いろは「せ、先輩!こ、このコーヒーは生徒会長権限で没収します!わたしが責任を持って処分するので!そ、それじゃあ生徒会があるので失礼します!!また明日!お疲れ様です!」
タタタッ
八幡「また明日も会うのか…てか結局一口しか飲んでねぇし」
八幡(… …冬なのに暑いのはなんでだ)
いろは「はぁ…結局先輩のコーヒー持ってきちゃった…」
ゴクッ
いろは「うん、やっぱり甘いなぁ~…えへへ♪」
完
短すぎてごめんなさい
このSSまとめへのコメント
嫌いじゃない
いいじゃん。
この作者のSS短いけど破壊力あるな
八幡×いろはいいわー