ちひろ「今回も」武内P「一視聴者として」 (62)

ちひろ「プロデューサーさん聞きました?今回久しぶりに346プロの子が呼ばれたそうですよ?」

武内P「ええ。そう、聞いています」

ちひろ「…やっぱり誰が出るかは分からないんですね?」

武内P「はい」

ちひろ「私達も346プロの職員なんだから教えてくれたって良いのに…」

武内P「ゲストアイドルが所属するプロジェクトの職員と役員以外は知らないようですから、そこまで気にする事はないでしょう」

ちひろ「うーん…でも気になります…」

武内P「…観れば、分かるかと」

ちひろ「…でも観ちゃうとその分仕事が長引くんですよね」

ちひろ「…」

武内P「…」

ちひろ「…」

武内P「…………」カチ

ちひろ「欲求には逆らえませんね。お茶、淹れてきます…」

武内P「ありがとうございます」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1431532995

『毎回二組のゲスト達を呼び、会わせるという至極単純な番組。しかしその実その二組は会うまでどちらも相手が誰だか分からない!…生放送でお送りする為何が起きてもおかしくない!そんな番組です…』

ちひろ「今更ですけど、大丈夫なんでしょうかね?」

武内P「…と、言いますと?」

ちひろ「いえ、例えば蘭子ちゃんや幸子ちゃんの時みたいな組み合わせとか…アイドルからすればかなりのプレッシャーがあるかと思いますし…」

武内P「…仕事、ですから」

ちひろ「今その仕事放り投げてるんですよね…」

武内P「…」

『今回のゲスト達は誰と誰なのか!はたまた複数なのか!?…運命の瞬間です!』

凛「おはようございます…あ」

武内P「おはようございます、渋谷さん」

ちひろ「おはようございます!」

6…5…

凛「それって…」

武内P「ええ。例の…」

凛「……」

4…3…

ちひろ「凛ちゃん?」

武内P「…どうか、されましたか?」

凛「……何でもない」

2…1…

『0』シャッ

http://livedoor.blogimg.jp/girls002/imgs/e/a/ea62c9ef.jpg

http://livedoor.blogimg.jp/deremasu/imgs/5/b/5bbd6a94-s.jpg

ちひろ「!!!?」

武内P「!!!?」

凛「!!!?」

ちひろ「な、なんて事を…」

武内P「…今すぐ、十時さんを冷房の効いた部屋に…」

凛「(…な、何かヤバい気がする…)」

茜「はじめまして!!日野茜と申します!!」

修造「はじめまして。松岡、修造です」

茜「ずっと前から会いたいと思っていたんです!!だから今日、とっても嬉しくて、緊張してます!!!」

修造「…うん。とっても良い声だ。元気に満ち溢れてる。…元気に!!満ち溢れてるよ!!!」

茜「ありがとうございます!!!」

修造「そうだ!…こんな素晴らしい子に出会えるなんて、今俺はとっても嬉しいぞ!!!」

茜「ボンバーッ!!!」

修造「ボンバー!!良い響きだ!!そうだ!爆発するんだ!!」

凛「…音量、下げました?」

ちひろ「…下げました」

凛「おかしいよ…耳が凄いつんざくんだけど」

ちひろ「…消音ボタン押しましょうか?」

凛「…ちょっと、お願いします」

ちひろ「…それにしても、暑いですね…」カチ

修造『~!!!!』

茜『~!!!!』

修造『〜!!~!!!!』

茜「!!~!!!!』

修造『!!!!』

茜『!!!!』

修造、茜『『ー!!!!』』

凛「顔がうるさい!!!」

ちひろ「凛ちゃん!?」

茜「修造さん、すごいテニスプレイヤーだったんですよね!やっぱり錦織選手に憧れられたりしてるんでしょうか!」

修造「いや、それは違う。僕と、圭を、一緒にしてはダメだ」

茜「それは何故ですか!?」

修造「僕と圭では、テニスのレベルが違う。だから僕と彼を一緒にしては、彼に失礼なんだ」

茜「そ、そんな…修造さんは凄いテニスプレイヤーなんです!!」

修造「安心して。…僕こそ、テニスの王子様だから!」

茜「テニスの王子様!!やっぱり修造さんはカッコ良いです!!」

修造「ありがとう!!それだけで僕には生きてきた甲斐がある!!」

茜「これからもずっとファンで居続けさせて下さい!!」

修造「勿論!!俺も今日から茜のファンだ!!!」

CM中

武内P「…」

ちひろ「おかえりなさいプロデューサーさん…どうしましたか?」

武内P「いえ、その…」

凛「?」

武内P「十時さんを止めに行こうとしたのですが、既に…」

ちひろ「……」

武内P「川島さんが全力で止めてくれているらしいですが…」

凛「…何それ?」

ちひろ「いえ、大丈夫、大丈夫ですから」

凛「…よくわかんないけど、クーラーついてないの?暑いんだけど…プロデューサー」

武内P「いえ、そんな事は……!!?…エアコンが…壊れて…」

凛「嘘!!?」

ちひろ「…そんな、まさかこんなに影響が…」

凛「…え、原因ってまさか…これ?」

ちひろ「…」

武内P「…」

凛「……え?」

コラボ

http://youtu.be/GvTyn_U_r20

http://www.youtube.com/watch?v=ye4XX0MJfoU

未央「おはようございま~す…あー涼しい事務所が…って暑っ!!」

卯月「おはようございます!…暑い!!」

ちひろ「…あ、二人ともおはようございます…」

武内P「おはようございます…」

凛「…おはよ」

未央「ど、どうしたの!?クーラーつけようよ!!」

凛「…壊れたよ」

未央「え!?ちょ、何かみんな溶けてない!?」

凛「ごめん。もう私…」

卯月「水!水持ってきますから!!」

未央「しぶりん!?プロデューサー!ちょっとしっかりして!!」

武内P「現在、検討中です…」

未央「何言ってんの!?」

卯月「未央ちゃん!水道が熱い!!」

未央「何で!?」

ちひろ「…未央ちゃん…テレビ、テレビ消して…」

未央「え!?あ、う、うん!はい消した!今テレビ消したよ!」

卯月「あ、クーラーつきました!」

未央「なんとっ!!?」

凛「ああ…涼しい…」

武内P「…」

ちひろ「癒される…」

未央「…何これ」

卯月「…さあ?」

きらり「おっつおっつー☆」

みりあ「おはようございまーす!」

莉嘉「あれー?誰もいなーい」

きらり「きっとみんなお仕事で忙しいんだにぃ。二人とも、何かゲームする?」

みりあ「わーい!やりたいやりたい!」

莉嘉「あ!ちょっと待ってちょっと待って!」

きらり「?」

莉嘉「あのね!あの番組がやるんだよ!」

みりあ「それ私達も出たやつだよね!観たい観たい!」

きらり「どんな人が出るのか楽しみだにぃ!」

『毎回二組のゲスト達を呼び、会わせるという至極単純な番組。しかしその実その二組は会うまでどちらも相手が誰だか分からない!…生放送でお送りする為何が起きてもおかしくない!そんな番組です…』

みりあ「すっごい楽しかったよね!」

きらり「西川さんとってもとーっても良い人だったにぃ☆」

みりあ「今日は西川さん出るのかなあ?」

きらり「この間出たばかりだから、まだ先かもしれないよ?」

莉嘉「今日は346プロの子出るのかな?」

『今回のゲスト達は誰と誰なのか!はたまた複数なのか!?…運命の瞬間です!』

きらり「う~ん…きらりは何も聞いてないにぃ」

9…8…7…

みりあ「…な、何か緊張するね」

6…5…4…

莉嘉「そ、そうだね…」

3…2…1…

きらり「…」

『0』シャッ

http://i.zazen-inc.com/idol/l/68906c11c99933d9b935559d28564dfb.jpg

http://trendnews1000.com/wp-content/uploads/2015/03/kaharatomomi01.jpg

きらり「…!」

莉嘉「あ!華原朋美さんだ!」

みりあ「まゆちゃんもいるよー!」

きらり「…」

みりあ「きらりちゃんどーしたの?」

きらり「何でもないにぃ☆」

華原「えーっと…あ、アイドルの、佐久間まゆちゃんだ!」

まゆ「はじめましてぇ。佐久間まゆです」

華原「はじめましてー。あーすっごいおっとりしてるね〜」

まゆ「うふふ。よく言われるんです。でも少しコンプレックスなんですよ…」

華原「そう?男の人からみたらかなりモテそうなのにー!」

まゆ「うふふ。…曲、いつも聴いてますよぉ」

華原「本当!?小室さんの聴いてくれた?」

まゆ「…」

華原「?」

まゆ「うふふ。はぁい、いつも聴いてますよぉ。私、華原さんの歌、大好きなんです」

華原「そう?まあでも昔は天狗だったからなあ…」

まゆ「そんな事はないと思いますよぉ?今も優しいじゃないですかぁ」

華原「んー…やっぱ捨てられた後からかなあ」

まゆ「…そんなの、酷いです」

華原「でも、今またこう…仲良くはなりそうだよ?人生捨てたもんじゃないなと…あはは!」

まゆ「…」

華原「んー…何かね、まゆちゃん他人って気がしないんだね。ダメだよー!アタシのデリケートな部分話させたら!」

まゆ「…うふふ。私も、何だか似てる気がするんですよぉ」

みりあ「何か仲良さそうだね!」

莉嘉「これをね、確か…波長?が合うって言うんだよ!」

みりあ「ハチョーかあ。私達も合うのかな?」

莉嘉「きっと合ってるよ!Pクンが選んでくれたんだもん!」

みりあ「えへへー☆」

きらり「……………」

華原「まゆちゃんって今好きな人とかいるの?」

まゆ「お仕事やファンの方達、ですねぇ」

華原「あれー?ホント~?」

まゆ「うふふ…」

華原「でもさ、一途っぽいよね」

まゆ「はぁい。まゆはぁ、とても一途なんですよぉ?」

華原「アタシも一途、なのかなあ…」

まゆ「きっと、すっごく一途な人だと思いますよぉ…」

華原「……多分、いやそうかも」

まゆ「色々、似てるかもしれませんねぇ」

華原「…そうだねぇ…」

CM中

きらり「…」

莉嘉「きらりちゃん、何かあったの?」

みりあ「お腹空いたの?」

きらり「…んー…ちょっと喉が渇いちゃったにぃ。お水飲んでくるにぃ!」

莉嘉「はーい!」

みりあ「でもさ!やっぱりまゆちゃんってベテランアイドルなんだね!すっごく落ち着いてるもんね!」

莉嘉「お姉ちゃんもベテランなのになあ…」

コラボ

http://youtu.be/Pjsg5K7W-I8


みりあ「わー!歌上手ーい!」

莉嘉「アタシ達もこんな風になれたらいいね!」

みりあ「だねー!何か方法とかあるのかなあ?」

莉嘉「んー…」

きらり「お歌が上手くなるには、練習が一番だにぃ☆」

みりあ「わっ!いつのまに!?」

莉嘉「びっくりしたよー!」 ・・

きらり「いっぱいいーっぱいレッスンして、みんなに負けないようにするんだにぃ☆」

みりあ「華原さんもそうしたのかな?」

きらり「きっとそうだと思うよ!」

みりあ「じゃあたくさん練習しなきゃ!」

莉嘉「うんうん!頑張らないとね!」



みりあ「でもきらりちゃん。お腹押さえてどうしたの?」

莉嘉「お腹空いたの?」

きらり「何でもないにぃ☆」


李衣菜「あー…疲れたよー…」

みく「あれ?帰るにゃ?」

李衣菜「え?仕事終わったじゃん」

みく「でも今日朝からずっと仕事終わりに夏樹ちゃんとギターの練習だって言ってたにゃ」

李衣菜「あ」

みく「集合場所は広場の噴水って…」

李衣菜「……忘れてた」

夏樹「だりー!今日はお前のギターの練習って言ってただろ!」

李衣菜「うひゃあ!ごめん忘れてたのー!!」

夏樹「全く抜けてるというかなんというか…」

みく「自分でした約束を忘れるのってどうかと思うにゃ」

李衣菜「うう…反省します」

夏樹「にしてもそんなへばってどうしたんだよ。らしくねえな」

みく「最近ずっと仕事続きだったんだにゃ」

夏樹「…こりゃ今日はダメっぽいねえ…」

李衣菜「そ、そんな事ないよ!出来るもん!!」

夏樹「…ってかアタシ自然にアンタらの事務所入っちゃったけどいいの?」

みく「今はみく達以外いないし、もうすぐ帰るから気にしなくていいにゃ」

夏樹「ふーん。…しかし随分色んな物が置かれてるねえ」

李衣菜「アイドルのみんなで持ち寄ったんだよ!これ私の!」

夏樹「……ヘッドホンは一つでよくね?」

李衣菜「ま゛っ」

みく「ほら」

李衣菜「…」

夏樹「わ、悪かったって。そんなショック受けるなんて…」

みく「ロックって信じてた行動だったから…まあテレビでも観て気を紛らわすにゃ」ピ

『毎回二組のゲスト達を呼び、会わせるという至極単純な番組。しかしその実その二組は会うまでどちらも相手が誰だか分からない!…生放送でお送りする為何が起きてもおかしくない!そんな番組です…』

みく「あっ」

李衣菜「これって…」

夏樹「アタシらも出たやつ…」

みく「みく達の時はDAIGOさんで、夏樹ちゃんの時は土屋さんだったにゃ」

夏樹「今思えばあれって意図的な組み合わせだよな。特にアタシなんてさ」

みく「でもファンだったんでしょ?」

夏樹「ま、そうなんだけどさ」

李衣菜「なら結果オーライってやつだね!」

『今回のゲスト達は誰と誰なのか!はたまた複数なのか!?…運命の瞬間です!』

10…9…

夏樹「そういやさ、だりーのその穴あき手袋ってやっぱりDAIGOさんの影響?」

8…7…

李衣菜「そだよー。最近ハマったんだ!みくとお揃いにしてみてさ!」

7…6…

夏樹「あれ?でもつけてなくね?」

5…4…

李衣菜「そうだよー。何でつけないの?」

3…2…

みく「今こっち観てるから」

夏樹、李衣菜「あ、はい…」

『1…0』シャッ

http://yaplog.jp/cv/yasu-log/img/94/img20061212_p.jpg

http://i.imgur.com/QpBGQw5.jpg

夏樹「あれ?涼じゃん!」

李衣菜「あ!この人って…」

みく「この人知ってるにゃ?」

夏樹「え?知らねーの?松岡充さん」

みく「んー…と、あ!SOPHIAの!」

夏樹「今は活動休止してるらしいけどな」

涼「松永、涼です…」

松岡「松岡充ですー。…名前何か似てへん?」

涼「そうなんですよ。アタシもそう思っちゃって!」

松岡「いや芸名かな?って思たんやけどさ、本名なんやね。カッコええ名前やん」

涼「あはは…名前負けしないように頑張ってるんですけど…」

松岡「してないんちゃう?大人しい…って感じはせえへんから」

涼「いやアタシの知り合いのアイドルなんかもっと凄いですよ…サラシ巻いてる奴とかいますからね」

松岡「そんな時代錯誤なヤンキーおんの!?いやむしろそういう硬派な方がええと思うけどなあ」

涼「松岡さんって、昔はどんな人だったんですか?」

松岡「んー…昔かあ」

涼「想像が出来ないと言うか、興味があるというかなんていう所なんですよ」

松岡「昔は、そやなあ…西川さん、西川貴教さん知ってる?」

涼「あ、はい!T.M Revolutionの…」

松岡「俺昔あの人と大阪でバンドやってたんやで」

涼「え!!?マジっすか!?」

松岡「そうそう。…色々お世話になってなあ…」

涼「今は、違うんですよね?」

松岡「うん。西川さんがソロになってからは俺は俺でバンド組んで…あの時は、何というかとんがってたね」

涼「とんがってた?」

松岡「ちょっとね。ちょっと。そんなわーって感じやないんやけど」

涼「…でもそんな風に見えないですね」

松岡「もう43やから…流石に、なぁ…?」

涼「あはは!…え、43歳なんですか!?」

松岡「あっという間やで、気づいたら40越えるのなんかあっという間」

涼「アタシ、その時は何やってるんだろうなあ…」

松岡「…まあ、アイドルは…卒業してるか、な?」

涼「そりゃそうですよ!!」

松岡「あっははは!逆に見てみたいなそれ!」

涼「いやーでもアイドルもアイドルでキツいですよ…」

松岡「いや〜分かるよ。でも君、アイドルって感じは少なくない?」

涼「あ、やっぱりそう思いますよね…」

松岡「どっちかと言えば…こっち側、かなあ」

涼「スカウトされた時は驚きましたよー…まさかアイドルとはって」

松岡「スカウトかあ…いや可愛いからそりゃされるかも分からんで?」

涼「またまた…」

松岡「あっははは!」

松岡「んー…しかしこうして見ると…」

涼「…?」

松岡「七瀬の昔に似てるような…」

涼「相川七瀬さんですか…?嬉しいです!」

松岡「あー…でもあの子あれや、基本うるさいから、ちょっとちゃうかな」

涼「何ですかそれ…お知り合いなんですか?」

松岡「同期やから。昔から知ってんねんで」

涼「へー…何か意外ですね…」

松岡「一回会えば分かるんちゃうかな。めっちゃやかましいから思わず笑ってまうで」

涼「でも確かにアタシそこまではうるさくないかなあ…あ、失礼しました…」

松岡「ええてええて。本人聞いたら大ウケやから」

涼「あはは…」

松岡「あ。大黒摩季似かな…?」

涼「あ、あはは…」

CM中

みく「んー…」

李衣菜「どうかした?」

みく「…ねえ、涼ちゃんって…良く寝るタイプなのかにゃ?」

夏樹「ん?いや…普通じゃね?」

みく「(何でこんなに大きいんだにゃ…」

李衣菜「みく、漏れてる漏れてる」

コラボ

http://youtu.be/vTapiZwtb8E

夏樹「おお〜…」

李衣菜「これって仮面ライダーのやつ?」

夏樹「?…んー…アタシはCMかなんかで聴いたぶんだし、光って奴に聞いたら?」

みく「光ちゃんにゃ?確かに特撮好きとは聞くけど…」

李衣菜「どんな子なの?」

夏樹「良い子だよ。ただ…」

みく「…ただ?」

夏樹「にわか仕込みの特撮知識持ってったらヤバいぞ」

李衣菜「な、なんで?」

夏樹「向こうの気が済むまで小一時間話に付き合わされるからな」

李衣菜「ひえっ…」

みく「…みく、猫好きで良かったにゃ…」


杏「あー…」

かな子「もー杏ちゃん!運動の後はストレッチしないと!」

杏「やってるよ。ほら」

智絵里「それだらけてるだけだよぉ…」

かな子「ほーら!足だけじゃなくて、腕も伸ばして!」

杏「そのまま家まで送ってってくれたら嬉しいなあ」

かな子「もう…飴あげないよ?」

杏「うぇー…分かったよぉ」

智絵里「あ、ねえねえ。もう少ししたらあの番組やるよ?」

かな子「あの?」

智絵里「ほら、私達も出た…鬼龍院さんとの」

かな子「あ、そういえばその時間だね!観てみよっか!」

杏「あれ、飴は…」

かな子「今日は誰と誰が出るのかな?」

智絵里「楽しみだねぇ」

杏「あれー?」

『毎回二組のゲスト達を呼び、会わせるという至極単純な番組。しかしその実その二組は会うまでどちらも相手が誰だか分からない!…生放送でお送りする為何が起きてもおかしくない!そんな番組です…』

智絵里「やっぱりテレビで観るのとこれに参加するのとじゃ、大違いだね…」

かな子「うん。何か安心しちゃうね…」

杏「杏は安心出来てないぞー」

『今回のゲスト達は誰と誰なのか!はたまた複数なのか!?…運命の瞬間です!』

10…9…8…

かな子「…」

7…6…5…

智絵里「…」

杏「黙っちゃったよ」

4…3…2…

智絵里「な、何だか思い出しちゃって…」

かな子「わ、私も…」

『0』シャッ

http://short-story.exp.jp/imas/wp-content/uploads/2014/03/hikaru-nanjo.jpg

http://www.samurai-hiroshi-shop.jp/design/samuraishop/img/home/main-img--04.jpg


かな子「!?」

智絵里「!?」

杏「!?」

光「ー!!!!?」

杏「や、やらかした…」

かな子「ひ、光ちゃんって、確か…特撮好きだったよね?」

智絵里「う、うん…」

杏「嵐だ、嵐が来る…」

光「あ…あ…」

藤岡「はじめまして。藤岡、弘です」

光「あ、え…あ…」

藤岡「はっはっは…君の名前は?」

光「な、南条、光…です」

藤岡「光ちゃんか。よし、光ちゃん、深呼吸してごらん」

光「す、すうー…はぁー」

藤岡「…改めてまして、はじめまして」

光「か、かかかか…」

藤岡「ん?」

光「か、仮面ライダーだ!!!!」

藤岡「はっはっは」

光「あ、アタシ、仮面ライダーが大好きで!!DVDとか、ベルトとか!たくさん集めてて!!」

藤岡「ありがとう。いや〜…嬉しいねえ。君のような女の子は、あまり知らないと思っていたんだけどなぁ」

光「ずっと、大好きで!…あ、う、うえぇ…」

藤岡「はっはっは…ほら、泣かないで」

光「ぐすっ…ブー!!」

藤岡「はっはっは……」

光「あ、アタシ!仮面ライダーの変身ポーズにも憧れてて!」

藤岡「ああ〜…昔もね、そうだったんだ。小さい子達が、僕の真似をしてくれてね」

光「あの!この間、鎧武の映画にも出てくれたんですよね!」

藤岡「うん。…久しぶりに、やってみたんだ。…とても、気持ちが良くてねえ…」

光「あ、あの…!!あ、アタシ…」

藤岡「ん?」

光「な、生の変身ポーズが見たいです!!」



かな子「い、言っちゃった…」

杏「言っちゃったねえ…大御所中の大御所に」

智絵里「あわわ…ど、どうしよう…」

杏「どうしようって何かできるもんならやってみなよ…」

藤岡「そうだねえ…君は、昭和ライダーも観てくれているのかい?」

光「ぜ、全部観てます!今も、ずっと!」

藤岡「そうか…仮面ライダーを愛する、未来ある子供がいてくれる。…嬉しいねえ」

光「あ、アタシのアイドル衣装にもベルトがあるんです!」

http://moba-mas.com/wp-content/uploads/2013/05/91439894ec4fdaed270c83fc0e6d6dfb.jpg

藤岡「うん…うん。お客さんも沢山いて、…そうか。良い子だ」

光「でも、アタシは…女だから…仮面ライダーの役は、出来ないかなって…」

藤岡「…仮面ライダーは、仮面ライダーとは、何だと思う?」

光「…変身して、みんなの為に戦って…」

藤岡「それは、少しだけ違う」

光「?」

藤岡「戦うとは、相手を傷つける事だけではない。誰かの為に、何か出来る事をする。そういった精神的な事もある」

光「誰かの為に…」

藤岡「人を助けるのは、拳だけではない。拳から蓋を取ってごらん?…手という文字になるだろう?」

光「手…」

藤岡「その手は、殴る為だけのものじゃない。差し伸べたり、優しく撫でてあげたり」

光「…」

藤岡「先程の君の写真。君のお客さんはみんな笑顔だっただろう?」

光「は、はい」

藤岡「君の手は、マイクを持ち、君の声は、歌を歌った。お客さんが笑顔になったのは、君の力だ」

光「…」

藤岡「殴る事でじゃない。君のその存在は、人々を笑顔に出来る」

光「アタシの、存在…」

藤岡「人を笑顔にするのは、そんな容易な事ではないんだ」

光「…!」

藤岡「物理的な力は無いのかもしれない。だが君には正真正銘、人の為に戦える力がある」

光「あ、アタシは…」

藤岡「胸を張っていい。君は、正しく「仮面ライダー」だ」

光「う、うえぇ…」

藤岡「ハンカチは…ああ、はっはっは…ティッシュはあるかな?」

CM中

かな子「…仮面ライダー、かあ」

杏「杏達皆仮面ライダーになっちゃったよ。仮面つけてないのに」

智絵里「え、えいっ」ぺち

杏「痛っ!ち、智絵里がライダーになろうとしている!」

智絵里「違います!これはツッコミです!」

杏「…とりあえずライダーエネルギー補給したいよ。飴欲しいよ…」

コラボ

http://youtu.be/VPyGG8JfNeY

藤岡『ライダァァァァ……変身!!!』

光『とうっ!!』

杏「やるんだ。てっきり誤魔化したのかと思ったよ」

かな子、智絵里「なんでやねん!」べち

杏「ぐえっ…杏が動けないのを良い事に…」

かな子「動かないだけじゃない…」

麗奈「な、何すんのよ!」

光「麗奈も仮面ライダーなんだ!だからアタシは諦めない!麗奈が仮面ライダーの心を取り戻すまで!」

麗奈「ちょ、ちょっとお!アタシは別に仮面ライダーに興味は…」

光「やめろ信彦ォ!!」

麗奈「誰がシャドームーンだ!!!」

小鳥「社長!早く早く!!」

社長「あ、ああ!え、ええと…お茶は出した、お菓子も…」

小鳥「テレビ観るだけでしょう!早く座って下さい!」

社長「そ、そうなんだがねぇ?まさかスペシャルゲストだなんて…いやあ、嬉しいねえ…」

小鳥「そうですね…仕事が無くて、みんなでここでだべってた日が、少し懐かしいです」

社長「でも、今はこうして大役も任される程にまで成長した。…彼のお陰なのだろうねぇ」

小鳥「ふふっ…でも、アイドルのみんなや、律子さんの力もきっとありますよ」

社長「それもそうだねぇ…じゃ、早速…」ピ

『毎回二組のゲスト達を呼び、会わせるという至極単純な番組。しかしその実その二組は会うまでどちらも相手が誰だか分からない!…生放送でお送りする為何が起きてもおかしくない!そんな番組です…』

『そして今回はなんとスペシャル!!放送時間を拡大してお送りします…』

小鳥「ああ…大丈夫かしら…いえ、きっと大丈夫よ!」

社長「一体…相手は誰なんだろうねぇ…」

『今回のゲスト達は誰と誰なのか!はたまた複数なのか!?…運命の瞬間です!』

10…9…

小鳥「ああ…この緊張感…」

8…7…

社長「観ているこっちが緊張してしまう…」

6…5…

小鳥「プロデューサーさん…フォローをお願いします!!」

4…3…

社長「もうすぐ…!」

2…1…

小鳥、社長「0!」


http://onlineforbooks.com/kojipon.jp/wp-content/uploads/600full-hyde.jpg

小鳥「え!?嘘ぉ!!?」

社長「お、落ち着きたまえ!きっと四条君なら、どんな相手がゲストだとしても…!!」

貴音『………』

小鳥「固まってますよおお!!!」

社長「な、何…だと…?」

Hyde「はじめましてー」

貴音「…はい。…こほん。四条貴音と申します…」

Hyde「知ってるよー。ラーメン食べる子でしょ?」

貴音「ええ。真に、美味な料理です」

Hyde「凄くない?ずーっと食べてんでしょ?」

貴音「…?」

Hyde「流石にさ、体重とか維持出来てるのかなあって」

貴音「ええ。日々の仕事やレッスンで、汗をかいて…」

Hyde「あ、でもラーメン以外だと分かんないや…」

貴音「普段はアイドル活動に勤しんでおります」

Hyde「アイドルかあ…女優っぽいって言われない?」

貴音「ふふっ…そう言われると嬉しい気もするのですが、やはり…」

Hyde「本業のアイドルとして見てほしいって?良いね、そういうの」

貴音「でも、光栄ですよ」

Hyde「あはは。何かごめん」

Hyde「何か…背、高いね」

貴音「幼少期からコンプレックスではあるのですが、今は受け入れております」

Hyde「…羨ましいなあ」ボソ

貴音「…どうかされましたか?」

Hyde「何でもないよー」

貴音「しかし、Hyde殿は昔からお変わりないようで…」

Hyde「えへへ。変にとられるかもしれないけどさ、自分の顔、結構好きなんだよね」

貴音「いえ、それは真、素晴らしい事です」

Hyde「産んでもらった顔だもん。嘆くことなんて無いじゃない」

貴音「そういえば、女装もしてらっしゃって…」

Hyde「それ趣味じゃないからね!…ただ知り合いってか、親友からは『何で女じゃないの?』ってよく言われる」

貴音「なんと…しかし私も本当は女子ではないかと常々思っていたものです」

Hyde「…?あ、ファンクラブ入ってるの!?」

カンペ『貴音さん、L'Arc〜en〜Cielのファンクラブ会員です』

貴音「……恥ずかしながら…」

Hyde「あー…チョー嬉しい。いや俺にとってさ、ファンって弟だったり、妹みたいな感じなんだよね」

貴音「すると、私は…」

Hyde「妹だー。あはは」

貴音「ふふっ…」

Hyde「じゃあ、LIVEにも来てくれてるの?」

貴音「それは、トップシークレットとと言うものです…ふふ」

Hyde「あ、来てるなこれ、あはは!」

貴音「甘美な歌声、聴かせて頂いております」

Hyde「んー…この後コラボするんだよね?良い機会じゃん」

貴音「なんとっ…ですが、よろしいのでしょうか?」

Hyde「俺の知り合いもやったんだよ、この番組。その時やったんだってさ。ゲストも貴音ちゃんと同じアイドルで」

貴音「…この日を、忘れることはありませんね」

CM中

小鳥「…」

社長「…」

小鳥「…知ってました?」

社長「…ん?何がだね?」

小鳥「貴音ちゃんが、L'Arc〜en〜Cielの熱狂的なファンって」

社長「いや、聞いた事が無かったねぇ…」

小鳥「…これが一流ミュージシャンの成せる技なんでしょうか?」

社長「いや、四条君も、一人の女の子だという事だよ」

小鳥「…そうですね」

社長「今日は、それを確認できて良かった」

小鳥「ふふっ…社長ったら、貴音ちゃんだって人間ですよ?」

社長「なっ…音無君も似たような事を言っていたじゃないか…」

小鳥「うふふ♪」

コラボ

http://youtu.be/vHULYhXVSZQ

小鳥「…二人が並ぶなんて、今後有り得るのでしょうか?」

社長「それは、芸能界にいればいつかはあるだろうねぇ」

小鳥「…本当にあるんでしょうか?」

社長「…?」

小鳥「(……貴音ちゃん、約170cmだったのよね…Hydeさん貴音ちゃんの事めっちゃチラチラ見てる…)」

社長「いやあ、良い絵だ…」

小鳥「いや…不安です…」

響「貴音ー!番組観たぞー!ラルクのファンだったなんて初耳さー!」

貴音「ええ。昔からL'Arc〜en〜Cielの曲は聴いておりましたので」

響「ラルクの歌、かっこ良いもんなー!」

貴音「ええ。L'Arc〜en〜Cielの歌はカラオケでも一から全て歌いきれる程です」

響「なあ、ラルk」

貴音「L'Arc〜en〜Ciel。ああなんと良いバンドなのでしょう」

響「…プロデューサー、ちょっと貴音の様子がおかしいぞ」

P「ん?いや、サイン貰ってからずっと上の空でさ…あれでも少しはマシになったんだよ」

響「…あのさ、サインって一つ…じゃないんだよね?」

P「あー…服やらカバンやらその時持ってた割り箸やら…ちょっと相手方の人も困り気味だったかな」

響「…あれ、本当に貴音?」

P「………多分、俺達の知らない貴音、かなあ…」



貴音「一生、家宝に…」

GACKT「…そりゃ大変だったなぁ」

Hyde「話せば面白い子だったよ」

GACKT「で、壊れていったと」

Hyde「もうさ、カバンの中から色々出してきてビックリしたね」

GACKT「断れば良かったのに」

Hyde「嬉しくなっちゃって」

GACKT「…」

Hyde「あれ、ガックン……嫉妬?」

GACKT「当たり前だよ。……何でお前は女じゃないんだ!」

Hyde「へへー。ごめんガックン」


GACKT「…そりゃ大変だったなぁ」

Hyde「話せば面白い子だったよ」

GACKT「で、壊れていったと」

Hyde「もうさ、カバンの中から色々出してきてビックリしたね」

GACKT「断れば良かったのに」

Hyde「嬉しくなっちゃって」

GACKT「…」

Hyde「あれ、ガックン……嫉妬?」

GACKT「当たり前だよ。……何でお前は女じゃないんだ!」

Hyde「へへー。ごめんガックン」


>>53
最後の最後でミスった…

とりあえず終わります

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