オーキド「ここに3匹の蛇がおるじゃろ?」 (43)



1.ソリッド・スネーク(こおり)

2.リキッド・スネーク(みず)

3.ソリダス・スネーク(ノーマル)



オーキド「さあ、どれか一匹を選ぶのじゃ」

レッド「……どれも同じ、白い蛇じゃないか」

オーキド「見た目はな。じゃが中身はだいぶ違うぞい」


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レッド「じゃあ、1にしようかな」

オーキド「ふむ。では、レッド君。ソリッド・スネークを君のパートナーとして授けよう」


《ソリッド・スネークをてにいれた!》
>ソリッド・スネークになまえをつけますか?


レッド「……じゃあ、“デイビッド”にしようかな」

オーキド「さっそくじゃが、モンスターボールから出してみるといいぞ」

レッド「わかった。それっ、出てこいデイビッド!」ヒュッ



パカン!


スネーク「待たせたな」シュタッ

レッド「!? も、モンスターボールから人が……!」

オーキド「すまんな、スネーク。これから、この少年の旅に付き合ってやってはくれんかの?」

スネーク「いいだろう。ただし、少し準備がいるな。明日からでも構わないか?」

オーキド「もちろんじゃ」

レッド「ちょっ、どうなってんだ!? 説明してくれオーキド博士!」

オーキド「説明もなにも、彼は立派なポケモンじゃよ。姿形こそ人間のそれじゃが、モンスターボールにも入れる。そう不思議がるでない」

レッド「いやいや、普通無理があるって……!」

スネーク「おい坊主、少し付き合え」グイッ

レッド「えっ、いてて! 引っ張るなよ!」ズルズル


――――――


レッド「いつつ……なんだよ急に」

スネーク「なに、ちょっとした意志確認だ」

レッド「え……」

スネーク「お前は、本当にポケモンマスターになりたいのか」

レッド「ど、どうしてそんなことを……」

スネーク「いいから答えろ。どうなんだ?」

レッド「……なるよ、なりたいさ! だってそれが、俺がずっと夢見てたことなんだからな」

スネーク「それが命懸けでもか?」

レッド「……ああ、当たり前だよ」

スネーク「……そうか。なら構わん、付いて行ってやる」

レッド「……?」

スネーク「これから、お互いの命を預け合うんだ。それなりの覚悟がなくては俺も困る」


レッド「……デイビッド……」

スネーク「! 坊主、お前俺の名前を知ってたのか?」

レッド「え……いや、これは俺が勝手につけただけで……」

スネーク「……面白い奴だな」

レッド「?」

スネーク「そう、俺の名前はデイビッドだ。暗号名はソリッド・スネーク、呼ぶ時は“スネーク”でいい。これからよろしくな、坊主」

レッド「あ、ああ……よろしく。スネーク」



図鑑No.XXX ソリッド・スネーク(Lv.50)

・なまえ:デイビッド

・ぶんるい:せんにゅうポケモン

・タイプ:こおり

・たかさ:1.82m

・おもさ:0.75kg

・せいかく:ゆうかん

・とくせい:スニーキング(トレーナーに見つからなくなる、やせいのポケモンと遭遇しにくくなる)

・もちもの:むげんバンダナ(わざのPPが減らなくなる)


H  P 250/250
こうげき 194
ぼうぎょ 182
とくこう 173
とくぼう 166
すばやさ 213


・もっているわざ

なし

750グラム?

>>13

体重は75kgでした、誤表記すいません


――次の日

{マサラタウン}


[CALL] ピピピッ


レッド「こちらレッド。博士、聞こえるか?」

オーキド『良好じゃレッド。スネークはおるな?』

スネーク「ああ、聞こえてる」

オーキド『よいか? 今回の旅の目的は、レッドを立派なポケモンマスターとして成熟させることじゃ』

レッド「……」

スネーク「そうだな。それはここの坊主から直接聞いた」

オーキド『うむ。そのためには、どんな状況であっても乗り越え、時には生き残るための知恵も絞る必要がある』

レッド「……というと?」

オーキド『したがって、今回は武器、装備品、道具は最初から君達に支給しておらん。全て現地調達だ。それを忘れんでおいてくれ』

レッド「……わかった」

オーキド『何かあれば無線連絡をくれ。周波数は140.85じゃ。なお、この無線は体内のナノマシンを介し、耳小骨を直接振動させるものじゃ。他の者には聞こえん』

レッド「……あの時打たれた注射、そういうことだったのか」

レッド『では、気をつけて行ってくるのじゃぞ』

スネーク「了解した。これより、ポケモンマスターへの旅を開始する」


プツン

いつの間にかレッドが応対してるぞww

>>19

またミスです。何度もすみません……



{トキワの森}


レッド「ここまでは難なく行けたか」

スネーク「見つかると面倒だからな、戦闘は極力避けて通るぞ」

レッド「……にしても、お腹がすいたんだけど」グゥ

スネーク「食糧も現地調達だからな。何か手に入らんと飯もありつけん」

レッド「スネークはお腹減らないの?」

スネーク「今の俺には、空腹という概念はない。レーションを食えばLIFEが回復するだけさ」


ガサッ


レッド「! あのポケモン、キャタピーだな」

スネーク「野生のポケモンか。レベルは大したことないが、俺は今丸腰だ。せいぜい格闘技くらいしかできん」

レッド「わかってる。見つからないように進もう」コソコソ

スネーク「ホフクをすれば、敵の視界には入らん。慎重に行け」



《ニビシティ》


レッド「ここがニビシティか。スネーク、ポケモンセンターで休む?」

スネーク「大丈夫だ、今のところ無傷だしな。それより、装備と武器が欲しい」

レッド「確かに……武器がないんじゃ、スネークもポケモンと戦えないよな」

スネーク「あの停車してる軍用トラック、あの中を調べてくる」

レッド「えっ」

スネーク「心配はいらん、すぐに帰ってくる。お前はどこかで身を潜めていてくれ」



敵兵A「交代だ」

『了解、ジムの門に回ってくれ』



スネーク「……」ササッ


《わざマシン「ソーコム・ピストル」をてにいれた!》

《わざマシン「スタングレネード」をてにいれた!》

《モンスターボールをてにいれた!》

《レーションをてにいれた!》

《せきがいせんゴーグルをてにいれた!》


スネーク「……よし、収穫はあったな」



スネーク「待たせたな」

レッド「! 早かったね。で、武器は見つかった?」

スネーク「ああ、ここにある物全て頂いてきた」

レッド「どれどれ……ハンドガンに、スタングレネード? こっちは赤外線ゴーグル……モンスターボールもか!」

スネーク「これである程度は敵に対処できるだろう。さっそくジムに行くか?」

レッド「そうだな。少し腹ごしらえしてから向かおう」


{ニビジム}


レッド「うぅっ……」

スネーク「おい、大丈夫か。これからジム戦なんだぞ」

レッド「スネーク……よくあんなマズいもの食えるよな」

スネーク「そうか? レーションは、昔はかなりマズいとは聞いてたが、最近じゃ具材の種類も考えているらしいぞ」

レッド「とにかく、これからは普通のご飯を頼む……」

スネーク「わがままな奴だな。そんなに欲しけりゃ、自分で探して見つけてこい」



カチッ
ガコン


トレーナー「うわあぁぁっ!!」フッ



レッド「!? なっ、何が起こったんだ!」

スネーク「落とし穴か。足下に気をつけんと、俺たちも真っ逆さまだな」

レッド「なんであんなものをジムに仕掛けるんだよ!」

スネーク「知るか。ここのジムリーダーの趣向なんだろう」

レッド「……あの人、無事なんだよな?」

スネーク「あの落ち様だと、かなり深いとこまで掘ってあるだろう。命が助かれば御の字さ」

レッド「……」ゾゾッ

スネーク「他人の心配より、今は自分の身を案じろ。でないと生き残れんぞ」

レッド「……わかった」


《C4ばくだんをてにいれた!》


レッド「ス、スネーク? それは……」

スネーク「ジムにC4があるとはな。誰がこんな物騒なものを持ち込んだのか」

レッド「ここのジムリーダー、何かワケありなのかな」

スネーク「ジムはどこも物騒なもんさ。おい、あれがジムリーダーじゃないのか?」


ゴゴゴゴ…


タケシ「ようこそニビジムへ。全ての仕掛けをくぐり抜けたのは、お前たちが初めてだ」


>ジムリーダーのタケシがしょうぶをしかけてきた!

>ジムリーダーのタケシはイシツブテをくりだした!


レッド「行けっ、デイビッド!」

スネーク「任せろ」


>デイビッドはどうする?

1 たたかう
2 ポケモン
3 どうぐ
4 にげる


レッド「相手はいわタイプの使い方だ。スネークとの相性は悪い……」

スネーク「なに、心配するな。たかが石っころ一つ、ハンドガンで十分さ」


>デイビッドのソーコム・ピストル!

>きゅうしょにあたった!

>こうかはばつぐんだ!


レッド「なるほど、ハンドガンは“はがね”タイプのわざだったのか!」


>あいてのイシツブテはたおれた!


タケシ「くっ……やるな! だがこれならどうだ!」


>ジムリーダーのタケシはイワークをくりだした!


スネーク「こいつは骨が折れそうだな」

レッド「どうする? スネーク」

スネーク「大丈夫だ、手はある」


>デイビッドのスタングレネード!

>あいてのイワークはこんらんした!



タケシ「しっかりしろ、イワーク!」


>あいてのイワークはこんらんしている!

>わけもわからず、じぶんをこうげきした!


スネーク「よし、隙ができたな」タタッ


>スネークはC4ばくだんをしかけた!


レッド「!! スネーク、それは……」

スネーク「待たせたな坊主、これで終わりだ」カチッ


ボッゴォォン!!


>スネークのC4ばくだん!

>あいてのイワークはこっぱみじんにくだけちった!


タケシ「イワアァァァク!!」


>ジムリーダー タケシとのしょうぶにかった!


レッド「……い、いいのか、これで……」

スネーク「どうぐを使っただけさ。問題はあるまい」


{4ばんどうろ}


スネーク「ジムバッジ、まずは一つ目をゲットしたな」

レッド「……意外とあっさりね」


[CALL]ピピピッ


『気をつけろ! そこにはクレイモア地雷がセットされている』


レッド「!? 誰だ!」


『ディープ・スロートとでも名乗っておこう』


レッド「ディープ・スロート? 何者だ?」


『ファンの一人だよ』


プツン


スネーク「どうした?」

レッド「……今、“ディープ・スロート”と名乗る奴から無線が入った」

スネーク「……!」

レッド「スネーク、知ってるのか?」

スネーク「……ああ、今はもう死んだ戦友が、そう名乗っていた頃があった」

レッド「死んだ……?」

スネーク「ああ、生きているはずがない。だが、気になるな……」


{ハナダシティ}


レッド「ここがハナダシティ……随分閑散としているな」

スネーク「道中にあんなトラップを仕掛けてるんじゃ、無事にここまで来れる人間の方が珍しい」

レッド「……そうだよな」

スネーク「ジムに挑む前に、装備と武器を探してくる。どかかで休んでいてくれ」

レッド「わかった。ポケモンセンターで待ってるよ」

{ハナダシティ 貯水管理棟}



敵兵B「異常なし」

スネーク「……」コソコソ


ガッ


敵兵B「エゥッ、エゥエゥエゥッ」


ゴキリ


敵兵B「」パタ…

スネーク「……」ズルズル


ザパーン!!


スネーク「……」ササッ



『定時連絡はどうした?』

『どうした? 応答しろ!』

『貯水管理棟で異常発生、各員確認に向かえ』



スネーク「……あった、これだな」


《ファマスをてにいれた!》

《グレネードをてにいれた!》

《チャフグレネードをてにいれた!》

《ダンボールをてにいれた!》

《あんしゴーグルをてにいれた!》


《ハナダジム》  


シーン…


スネーク「静か過ぎる……」

レッド「人が……挑戦するトレーナーがいないのか?」



ゴゴゴゴ…



カスミ「あなたが挑戦者? よくまあ、ここまで辿り着けたわね」

スネーク「お前か。道端にクレイモアを仕掛けたりしたのは」

カスミ「そうよ。ただポケモンバトルだけしに来た奴の相手なんて、つまらないでしょ?」

レッド「何て奴だ……トレーナー以外の人間も犠牲になってるかもしれないのに」


カスミ「さあ、バトルを始めるわよ!」ヒュッ


???「シャアァッ!!」ザパーン!!


レッド「うわわっ!? 貯水池から人が飛び出してきたぞ!」

スネーク「!! 奴は……!」


>ジムリーダーのカスミがしょうぶをしかけてきた!

>ジムリーダーのカスミはヴァンプをくりだした!


ヴァンプ「ハァァ……」スススス

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