美希「響」

響「あっ、美希…起きたのか」

美希「ハム蔵ならほら…」

機皇帝グランエル∞「…」ｺﾞｳﾝｺﾞｳﾝ

アポリア「あっ、ハム蔵！？美希、どこで見つけたんだ？」

美希「ミキが寝ている時に胸の中に入っていたの」

美希「よっぽど居心地がいいのかな？ハム蔵って変態さんなんだね」

アポリア「はぁ…こらハム蔵！美希の胸の中に入るのはやめろ！こっちが恥ずかしいじゃないか！」

機皇帝グランエル∞「…」ｺﾞｳﾝｺﾞｳﾝ

アポリア「あっ…そうだった…勝手にご飯食べてごめん…」

機皇帝グランエル∞「…」ｺﾞｳﾝｺﾞｳﾝ

アポリア「うん、これからちゃんと気をつけるから、だからもう勝手にどっかに行くなよな」

機皇帝グランエル∞「…」ｺﾞｳﾝｺﾞｳﾝ

Ｐ「よし、仲直りもすんだことだし、そろそろ行くか」

アポリア「うん」

春香「はいやってまいりました！生っすか！？サンデー恒例のコーナー」

春香「響チャレンジ！」

千早「現場の我那覇さん、聞こえますか？」

アポリア『あー、マイクテステス…』

アポリア『うん、よく聞こえるぞ！』

春香「はい、向こうのほうも調子よさそうなので、早速響チャレンジ参りましょう！」

春香「今日行う内容は、番組終了時までにこのスタジオまでマラソンを行うことです！」

美希「響、調子はどう？」

アポリア『完璧なコンディションさー！』

アポリア『前は色々あってゴールできなかったけど、今度はそうはいかないぞ！』

アポリア『絶対にゴールして、前のリベンジを果たしてやるぞ！』

千早「すばらしい意気込みですね」

春香「それじゃあ響チャレンジ、初め！」

ﾄﾞﾝ!

アポリア『ウォオリャアアアアアア!!!』ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

千早「凄いスタートダッシュね」

美希「あんなに早く走って息切れしないかな？」

春香「ここは響ちゃんを信じよう」

千早「そうね」

春香「それでは響ちゃんが走っている途中ですが次のコーナーに行きたいと思います」

春香「次は新作映画の予告です、どうぞ！」

アポリア「くぅ…！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

ＡＤ（凄い速く走っているけど、大丈夫かな？）

アポリア（もうあの時のような屈辱を味わいたくはない！）

アポリア（あんな…情けない姿を晒すわけにはいかないんだ！）

アポリア（あれ以来、自分はたくさん頑張った）

アポリア（何度も何度も走ったり、険しい山道を駆け抜けたり）

アポリア（雨にも負けず風にも負けず、雪にも負けないようにした）

アポリア（そしてついに自分は手に入れた！新しい力を！）

アポリア「来い！トリニダードウロボロス！」

ｷｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲﾝ!

ＡＤ「なんだ？」

ｷﾞｭｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲﾝ!

スタッフたち「うわぁ！？」

アポリア「はぁ！」

ｳｨｰﾝ

ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ

ﾌﾞﾁﾌﾞﾁﾌﾞﾁ

ｶﾞﾁｬｱｱｱｱｱｱｱｱﾝ

アポリア「これでよし」

アポリア「これなら絶対ゴールできるぞ！」

アポリア「見てろよみんな！自分、必ず成功して見せるからな！」

春香「それでは続いては新コーナー、突撃！やよいの…」ｷｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲｲﾝ!

春香「ん？」

ﾄﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞ!!!!!

春香「うわぁ！？」

美希「な、なんなの！？」

千早「何よあれ！？」

ｷｬｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ!ｷｬｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ!

ｷｲｲｲｲｲｲｲﾝ…

アポリア「やった…やったぞ！ついに時間内にゴールできたぞ！」

アポリア「みんな、見ててくれたか！？自分やり遂げたぞ！」

Ｐ「響…おまえなぁ…」

律子（はぁ…）

アポリア「ごめんなさい…ごめんなさい…」

Ｐ「いやもういいんだよ」

Ｐ「ちゃんとみんなに謝ったし視聴者からも受けがよかったから結果的にはいいから」

Ｐ「ただセットを壊すのはなぁ…」

アポリア「本当にごめんなさい…自分…ただ…」

Ｐ「わかってるって、速くゴールしたかったからあんなことをしたんだろ？」

アポリア「うん…」

Ｐ「別に悪気はないだろ、だからもう謝るな」

Ｐ「お前が謝る姿を見ると、こっちが逆に辛くなる」

Ｐ「だから笑うんだ、響…お前には笑顔が一番似合う」

アポリア「プロデューサー…ううっ…ありがとう…」

Ｐ「どういたしまして」

Ｐ「そうだ、せっかくだからご飯食べに行かないか？」

アポリア「えっ、いいのか？」

Ｐ「ああ、春香やみんなには内緒な？」

アポリア「ふ、二人っきり///」

Ｐ「ああ、そうだ、しかも何を食べるかは響の自由だ」

Ｐ「好きなものを頼んでいいぞ」

アポリア「ありがとうプロデューサー！」

Ｐ「別にいいよ、響のためだ」

アポリア「…プロデューサー」

Ｐ「ん？」

アポリア「…かなさんどー///」

Ｐ「…ああ///」

数時間後

アポリア「ただいまみんな！」

アポリア「元気に留守番してたか？」

機皇帝ワイゼル∞「…」ｺﾞｳﾝｺﾞｳﾝ

機皇帝スキエル∞「…」ｺﾞｳﾝｺﾞｳﾝ

機皇神龍アステリスク「…」ｺﾞｳﾝｺﾞｳﾝ

アポリア「うん、いぬ美もブタ太もへび香もみんなも元気そうで何よりだ！」

アポリア「早速ご飯の準備をするから待ってるんだぞ？」

機皇帝グランエル∞「…」ｺﾞｳﾝｺﾞｳﾝ

アポリア「も、もうつまみ食いしないから…本当だって…ていうかさっき食べたばかりだし…」

アポリア「はい、みんなの分だ、ちゃんと仲良く食べるんだぞ！」

機皇帝グランエル∞「…」ｺﾞｳﾝｺﾞｳﾝ

ｶﾞﾂｶﾞﾂ!ﾑｼｬﾑｼｬ!ﾓｸﾞﾓｸﾞ!ﾊﾟｸﾊﾟｸ!

アポリア「…」

アポリア（にぃに、元気にしているか？今自分は怪我なくとっても元気だ）

アポリア（毎日が本当に楽しい、家族がいるから、仲間がいるから、そして…）

アポリア（プロデューサーがいるから…）

アポリア（いつかにぃににも、紹介してあげるからね、自分のプロデューサーを…）

機皇神マシニクル∞「…」ｺﾞｳﾝｺﾞｳﾝ

アポリア「あっ、こらオウ助！勝手にハム蔵のご飯食うな！」

翌日

アポリア「さて、今日もこれから元気に頑張るぞ！」

機皇神グランエル∞「…」ｺﾞｳﾝｺﾞｳﾝ

アポリア「わかってるって、もう前のような失敗はしないから」

アポリア「もう誰にも迷惑かけないからさ…な？」

機皇神グランエル∞「…」ｺﾞｳﾝｺﾞｳﾝ

機皇神グランエル∞「…」ｺﾞｳﾝｺﾞｳﾝ

アポリア「うん、もちろんだぞ！だって自分、完璧だからな！」

アポリア「さて、今日もお仕事頑張るぞ！」

ｶﾞﾁｬ

Ｐ「やあ、響！」

アポリア「おはようみんな！」

Ｚ－ＯＮＥ「！？」ｶﾞﾊﾞｯ!

Ｚ－ＯＮＥ「…どうやら、恐ろしい夢を見ていたようですね」

Ｚ－ＯＮＥ「この私が悪夢にうなされるとは…、そんな暇はないというのに…」

Ｚ－ＯＮＥ「一刻も早くやり遂げなければ…もう私に残された時間はない」ﾎﾟﾁｯ

響『あっ、プロデューサー！どうかしたのか？』

Ｚ－ＯＮＥ「私の最後の希望…響を早くトップアイドルにしてあげなければ…」

Ｚ－ＯＮＥ「これも未来を救うため、残された命…全ての希望と金を響に捧げよう！」

Ｚ－ＯＮＥの想いが未来を救うことを信じて

終わり