【安価で】学園ラブコメSS【進行】 (20)

主人公を決めてください
例:サッカー部のマネージャー(女)   など

学園にいそうな、ある程度の人物像をお願いします
主人公が決まり次第、>>1が(適当に)短めに書こうと思います

↓2



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1431402095

水泳部男マネ「……五秒まえー。さーんにーはい」

水泳部唯一のマネージャーの声に部員たちは一斉に飛び込む。

男マネ「……うーん、ペース落ちてるのでー、もう一本追加しまーす」

今度は一斉にブーイング。

「ふざけるなー!」
「今何本目だと思ってるんだー!」
「この鬼畜ー!」
「」ブクブクブクフ……

男マネ「文句言うなって。メニュー通りなんだから……」

ぶつぶつ言いながらも泳ぎを再開する部員たち。


25mプールが3レーンしかない弱小高校。
男ばかりの部活で毎日体を焼く男たち。

彼らは、泳いでいた──。

元々選手だったけどケガとかトラウマで泳げなくなったとか、強引に引き込まれたとかいくらでも書けそうなネタだな
水泳部なら男女で練習するとかあるし

新学期。

どこもかしこも暖かい陽気に包まれている中、
男たちは今日も今日とて泳いでいた。

「そーいやさー」
「あー?」
「いや、新入生入ったよなーと思って」
「あぁ……」

部活動勧誘の声が遠くで聞こえる。

「つってもここに来る人いねーだろww」
「だよなー!」
「」ブクブクブク……

年々水泳部に入る人数は減り続け、今は二年生しかいない。

「男マネは今呼び込み行ってるんだっけ?」
「大変そうだよなー」
「なー」

なんとものんびりである。
水に浮かんでプカプカしてる様はさながら水死体。


?「あのー……」


「「「「!!!??」」」」

水泳部一同に衝撃が走る。
なんとそこには、新入生が!!!
しかも……

「「「「女子キターーーー!!!」」」」

テンションMAX競演乱舞魑魅魍魎。
ともかく、はしゃいでいた。

「どこ中どこ中!?」「水泳経験者!?」「おまっ、ちょ押すな!」「ようこそ水泳部へ!!」「」ブクブクブク!!!「かわいー」「水泳部に入ります!?入りますよね!?」

女子「ひっ!?」

もちろん、引かれていた。当然の結果であった。

男マネ「お前らがっつきすぎ。ちょっと落ち着け半裸ども」

ほどなくして男マネが現れる。
新入生の女の子は気持ち男マネの後ろに隠れる。

男マネ「こちら、マネージャー希望の女さん。一年生」

女「あ、あの、女です!えっと、えっと、よろしくお願いします!」

「「「「よろしくおねしゃーす!!」」」」

野太い野生の声がプール一杯に広がった。

キリがいいのでここまで。

安価で選んでいただくのは、今のところ主人公の人物像のみです。
今の話が終わり次第、次の主人公に移りたいと思っているのですが、この話は長くしてほしい!安価でストーリー進めたい!などの意見はありますでしょうか。

弱小水泳部に女子マネージャーが入部してから数か月が経った。
結局、彼女のほかに新入部員は入らなかったわけだが、
男子部員たちは紅一点の女マネにちょっかいをかけたり、
それを女マネが華麗にスルーするくらいには仲良くなっていた。


女マネ「上からいきまーす。……10秒前ー、……5秒前ー、3、2、1、はいっ!」


すっかりマネージャー業も様になり、水泳部の一員として彼女は輝いていた。


「女マネさん、いいひとだよなー」
「ホント、勿体ないくらいだよなぁ」
「俺、このメニューが終わったら彼女にジュース奢るんだ」
「やっすい死亡フラグだな」
「」ブクブクブク

女マネ「ちょっと何サボってるんですか!もう!まだメニューは終わってませんよ!」

「「「「ねぇ、部活終わったら遊びに行かない!?」」」」

「「「「おい、抜け駆けすんな!!!」」」」

女マネ「ぷっ……」


……そんな中、男マネはプールにあまり顔を出さなくなっていた。

ある日のこと。
女マネがいつも通り部室の鍵を閉めて帰る途中、奇妙な音を聞いた。
ドボン、という聞き慣れた音だった。

彼女は不思議に思った。
既に他の部員たちはプールを後にしてるし、
そもそも最後に出て鍵を閉めたのは私だ、と。

恐る恐るといったようにプールに近づく。
さっきよりもはっきりと水の音が聞こえてくる。

誰か泳いでいるのだろうか……?

泳いでいるであろう人?に気づかれないよう
慎重にプールを見ると、なんとそこには───


女マネ「……え、男マネ先輩……?」

なんとそこで泳いでいたのは男マネだった。
いつもジャージを着ていてみんなのまとめ役を買っている男マネ先輩。

泳いでいるその姿は、あの日あの時見た、
憧れの先輩、そのままだった。


男マネ「……ふぅ、やっぱ一人で泳ぐとタイムわかんねーよなぁ」

水泳帽を脱ぎ、頭を振る先輩。
水滴がそこかしこに飛び散る。まるで生きてるみたいだ。

男マネ「あれ、女マネさんじゃん。帰ってなかったの?」

ぼーっとしてると先輩に見つかってしまった。
先輩の顔を見ると、水に濡れて分かりにくいけどなんとなくバツが悪そうだ。

女マネ「あ、いえ!部室でちょっと片付けというかなんというか!!」

テンパってまともに説明出来てない。
恥ずかしい恥ずかしい!

男マネ「あちゃー、みんな帰ったと思ってたんだけど」

女マネ「あの……、先輩もしかしていつも……?」

男マネ「うん? あぁ、まあ、ね」

なんとなく、歯切れ悪い。

そのまま2人は黙ったまま、佇んでいた。


2人で座っていると、先輩はぽつぽつと話し始めてくれた。

最後の大会で、決勝に進んだこと。
そこで、スタート違反をしてしまったこと。
…………なのに、最下位だったこと。

そのせいで、人前で泳ぐことが出来なくなったそうだ。

「こんなのカッコ悪いだろww」
なんて先輩は笑いながら話してくれたけど、とても辛そうだった。


私が見た先輩の泳ぐ姿は、
もしかしたらその時のことだったかもしれない。

だけどそれは、今は関係ないことだ。

女マネ「先輩」

男マネ「うん?」

女マネ「来月、大会ありますよね」

男マネ「あー、うん、あるね。俺は出ないつもりだけど……」

女マネ「先輩は……、先輩は出るべきです!」

男マネ「っ!」

女マネ「でないと……、私は……」

男マネ「だけど……」

女マネ「先輩、私、先輩に言いたいことがあるんです」

男マネ「なに?」










女マネ「先輩が優勝したら、私とつきあってください!!」





大会当日

女マネ「先輩!予選通過おめでとうございます!」

「いいなー男マネー」
「あんなかわいい女の子が彼女なんだよなー」
「溺れてしまえ!」
「足つりながらもがき苦しめ!」
「単純に、爆ぜろ!」

女マネ「もー!まだ彼女じゃないですー!」

「「「「「 ま だ ! ! ! ? ?」」」」」

男マネ「おーい、次のグループ行くぞー」

「「「「「プール行く前にちょっと話をしようか」」」」」

男マネ「か、顔が怖いぞお前ら……」

女マネ「ふふっ、早く優勝してきてくださいね♪」


女マネ「せーんぱい♪」




というわけで、終わりです。
ぶっちゃけ>>6で考えていたネタをほぼ潰されたので
軽くやさぐれてました(笑)

次のお題を募集しようか悩みましたが、
どうやら向いてなさそうなので、このまま落とします。

ありがとうございました。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom