八幡「遭難してしまった・・・」 (37)
八幡「(俺と雪ノ下、それに由比ヶ浜は今、とある山に来ている)」
八幡「(雪ノ下が大の山好きだったらしく)」
八幡「(どうしても行きたいとダダをこねたため、断りきれなかったのである)」
八幡「(自室に引きこもり、平和な1日を過ごす俺の予定を妨害した)」
八幡「(ぐぬぬ・・・雪ノ下め、俺と小町との大切な時間を奪いおって・・・)」
八幡「(まぁ良い、明日はプリキュアがある)」
八幡「(そんなことを思っていたが・・・)」
八幡「ここどこだ・・・」
由比ヶ浜「あ、あははは・・・」
雪ノ下「アオダイショウって、可愛いのね」ナデナデ
アオダイショウ『///』
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八幡「完全に遭難してしまった・・・」
由比ヶ浜「ど、どうしよう・・・!」
雪ノ下「お腹が空いたのだけれど」
八幡「お前、ちょっと黙っていろ」
八幡「由比ヶ浜、食料は何かあるか?」
由比ヶ浜「チョコとクッキーと・・・あと残り少ない水くらい」
八幡「(水が少ないな・・・)」
雪ノ下「携帯電話も電波が届かなくて使えない、正に絶体絶命ね」モグモグ
八幡「他人事のように言ってんじゃねーよ」
雪ノ下「しどけが美味しいわ」モグモグ
由比ヶ浜「と、とにかくなんとかしなきゃ!」
由比ヶ浜「もうちょっと歩いてみよう?」
八幡「無闇に歩きまわるのは却って危険だが」
八幡「今ここにいても何もできることはないしな・・・」
八幡「(こいつらの体力も心配だ・・・)」
八幡「・・・・・・」
雪ノ下「美味しい、美味しい」モグモグ
八幡「・・・進むか」
由比ヶ浜「そうしようっか・・・」
雪ノ下「・・・・・・」
八幡「」スタスタ
由比ヶ浜「」スタスタ
雪ノ下「」スタスタ
八幡「(とんだことになってしまったな・・・)」
由比ヶ浜「な、なんかさぁ、どんどん奥の方に行っているような気がするね・・・」
八幡「・・・・・・」
由比ヶ浜「あ、あははは・・・」
雪ノ下「・・・・・・」
由比ヶ浜「・・・・・・」
雪ノ下「ね、ねぇ比企谷君」
八幡「なんだよ?」
雪ノ下「そ、その・・・」モジモジ
八幡「・・・?」
雪ノ下「お、おトイレに行きたいのだけれど・・・///」
八幡「ここら辺にトイレなんかねーぞ」
雪ノ下「あら、では比企谷君が代わりに便器になってくれれば手間が省けると思うのだけれど」
八幡「どういう意味だよ・・・」
雪ノ下「私のお小s」
八幡「落ち着け」
由比ヶ浜「ヒ、ヒッキー! あたしも頼めるかな・・・?///」
八幡「んなことしねーよ」
八幡「・・・待っていてやるから、その辺でしてこい」
雪ノ下「わかったわ」
雪ノ下「ふぅー・・・」
雪ノ下「・・・・・・」
雪ノ下「・・・・・・」
雪ノ下「・・・あ」
雪ノ下「紙がないわ・・・」
雪ノ下「」オドオド
雪ノ下「・・・・・・」
雪ノ下「・・・・・・」
雪ノ下「」チラ
パンツ『』
雪ノ下「・・・・・・」
雪ノ下「・・・・・・・・・」
ガサガサ・・・・・・
雪ノ下「」ビク
雪ノ下「ひ、比企谷君・・・?」
雪ノ下「・・・?」
雪ノ下「・・・・・・」
雪ノ下「・・・・・・・・・」
雪ノ下「」
八幡「(その後、いくら待っても雪ノ下は帰ってこなかった)」
八幡「(不審に思って周囲を探してみたが)」
八幡「(手がかりすら見つからなかった)」
八幡「(何処に行ってしまったんだ、雪ノ下・・・)」
八幡「(ようやく俺達が、とんでもない状況に陥っていることがわかった)」
八幡「(そして、とうとう日が暮れてしまった・・・)」
由比ヶ浜「ゆきのん・・・」
八幡「・・・・・・」
八幡「(マズい・・・とんでもなくマズい・・・)」
八幡「(雪ノ下も心配だが、このままでは俺達も・・・)」
八幡「」チラ
由比ヶ浜「うっ・・・ぐすっ・・・」
八幡「(由比ヶ浜・・・)」
八幡「・・・・・・」
由比ヶ浜「」グス
八幡「・・・・・・」
八幡「」スタスタ
由比ヶ浜「」トボトボ
由比ヶ浜「あっ!」コケ
由比ヶ浜「痛っ・・・」
八幡「!」
八幡「大丈夫か?」
由比ヶ浜「ちょ、ちょっと靴擦れしちゃったみたい・・・」
由比ヶ浜「あ、あはは・・・ゴメンね? こんなときに・・・」
八幡「・・・気にすんなよ」
八幡「少し・・・休むか」
由比ヶ浜「うん・・・」
八幡「・・・・・・」
由比ヶ浜「・・・・・・」
由比ヶ浜「・・・ねぇ、ヒッキー」
八幡「あ?」
由比ヶ浜「もう、暗くなってきちゃったね・・・」
八幡「・・・・・・」
由比ヶ浜「あたし達、この後どうなるんだろうね・・・」
八幡「・・・・・・」
由比ヶ浜「ゆきのんもいなくなっちゃったし・・・」
由比ヶ浜「怖いの・・・怖いよ・・・」
由比ヶ浜「・・・って! ゴメン! こんなこと言っちゃって・・・・・・」
由比ヶ浜「・・・て・・・あれ? ヒッキー・・・・・・?」
由比ヶ浜「どこ・・・・・・?」
ゴロゴロゴロ・・・・・・ ゴロゴロゴロ・・・・・・
ゴロゴロゴロ・・・・・・ ゴロゴロゴロ・・・・・・
八幡「」
ゴロゴロゴロ・・・・・・ ゴロゴロゴロ・・・・・・
ガハマちゃんのハイライト吸ってきます
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
由比ヶ浜「はぁ・・・はぁ・・・」
由比ヶ浜「ヒッキー・・・ゆきのん・・・」
由比ヶ浜「どこに行ったの・・・? あたしを置いて行かないでよ・・・」
由比ヶ浜「はぁ・・・はぁ・・・」
由比ヶ浜「もう真っ暗でよく前が見えないよ・・・」
由比ヶ浜「(もう・・・ダメかも・・・)」
ガサガサ・・・・・・
由比ヶ浜「ひっ!?」ビク
由比ヶ浜「な、何・・・? 何かいるの・・・?」
由比ヶ浜「ヒッキー・・・? ゆきのん・・・?」
フッ・・・フッ・・・フッ・・・
由比ヶ浜「ひっ!?」チョロロロロ・・・
由比ヶ浜「いやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」ダッ
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ・・・・・・
由比ヶ浜「はぁ・・・! はぁ・・・!」
由比ヶ浜「(無我夢中で走っていたら、いつの間にか洞窟に入っちゃってた・・・)」
由比ヶ浜「く、暗い・・・」
由比ヶ浜「(あれ? ズボンが濡れて・・・・・・あ)」
由比ヶ浜「///」
由比ヶ浜「・・・・・・」
由比ヶ浜「」グス
由比ヶ浜「(ヒッキー・・・ゆきのん・・・助けて・・・・・・)」
由比ヶ浜「・・・?」
由比ヶ浜「(向こうから光が・・・出口?)」
由比ヶ浜「もしかしたら出られるかも・・・山から下りられるかも!」
由比ヶ浜「」ダッ
由比ヶ浜「はぁ・・・はぁ・・・!」タッタッ
由比ヶ浜「(もう少しで・・・!)」
由比ヶ浜「え・・・・・・」
しまっちゃうおじさん「しまっちゃうよぉ~」
しまっちゃうおじさん「しまっちゃうよぉぉ~ ↑」
しまっちゃうおじさん「しまっちゃうよぉぉぉ~ ↑↑」
しまっちゃうおじさん「しまっちゃうぅぅぅぅぅよっ!」
しまっちゃうおじさん「デュゥゥゥゥワァァァァァァ」
由比ヶ浜「・・・・・・」
しまっちゃうおじさん「ラン ラン ラン ラン ♪ ラン ラン ラン ラン ♪」
しまっちゃうおじさん「アァァァァ」
しまっちゃうおじさん「アァァァァァァァァ ↑」
由比ヶ浜「ひ・・・ひぃぃぃぃぃぃっ!?」
しまっちゃうおじさん「アーラン アーラン アーラン アーラン ♪」
しまっちゃうおじさん「アラーッ! アラーッ! アラーッ! アラーッ!」
しまっちゃうおじさん「アラーファン ファン ファン ♪」
しまっちゃうおじさん「アラーッ!!」
しまっちゃうおじさん「君が八幡君を誘惑している由比ヶ浜君だね?」
由比ヶ浜「あ・・・あぁ・・・・・・!」ガクガク
しまっちゃうおじさん「 さ ぁ ・ ・ ・ 捕 ま え た 」
由比ヶ浜「」
しまっちゃうおじさん「さぁさ、いつも理不尽な悪口を言う悪い子も」
雪ノ下「」ゴゴゴゴ・・・・・・ ガコン
しまっちゃうおじさん「八幡君にキモいキモい言う悪い子も」
由比ヶ浜「」ゴゴゴゴ・・・・・・ ガコン
しまっちゃうおじさん「ついでに困っている人に手を差し伸べる優しい子もどんどん、しまっちゃうからねぇ~」
八幡「」ゴゴゴゴ・・・・・・ ガコン
しまっちゃうおじさん「フッ・・・フッ・・・フッ・・・・・・」
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材木座「・・・というホラー物を書いたのだが」
材木座「我ながら最高の出来だと思う!」
材木座「さぁ! 是非感想を聞かせてもらおうか!」
材木座「はぁーっはっはっは!」
八幡「・・・・・・」
由比ヶ浜「・・・・・・」
雪ノ下「・・・・・・」
材木座「はっはっはぁ・・・・・・?」
八幡「なぁ、雪ノ下」
雪ノ下「何かしら比企谷君」
八幡「この部室、寒いと思わないか?」
雪ノ下「そうね」
由比ヶ浜「もっと涼しくなれる方法、あたし知っているよ?」
八幡「ほぅ」
雪ノ下「じゃあ」
由比ヶ浜「やっちゃおうか」
ベリベリベリベリ・・・・・・!! グチャ ゴキゴキ・・・・・・!!
材木座「え・・・え・・・・・・?」
材木座「あ・・・・・・」
ゴゴゴゴゴ・・・・・・ ガコン
終わり
このSSまとめへのコメント
おもんなっ!