コナン「つまり、体育の時間にあゆみちゃんの着替えがなくなったと…」

光彦「そーーーなんですよぉ！！コナンくん！！これは大事件ですっ！！」

灰原「ちょっとあんまり大きな声出さないでよ、一応あの子けっこうショック受けてるのだから」

元太「そーだぞ、光彦。あゆみだって傷ついてるんだぞ」

コナン「でもそれって俺たちが関わっていい問題なのか〜？」

光彦「なーーにいってるんですかコナンくん！！僕たち少年探偵団の出番ですよぉ！！」

灰原「まったく、あなたプライバシーの欠片もないのね。ここは先生たちにまかせて、私たちは大人しくしといたほうがいいと思うわ」

コナン「そーだな、それになくなったって言っても、まだ盗まれたって決まったわけじゃないんだろ？どっかにおき忘れたとか、きっとそんな感じだろ」

元太「でもよぉ〜、体育の時間の着替え場所はいつも決まってるし、おき忘れなんてないだろ」

光彦「そうですよねー、だからおそらく誰かが盗んだ。そう考えるのが妥当だと思います！」

元太「でも、盗まれたとしたらその盗んだ犯人も変なやつだよなぁー。パンツだけ盗むなんて」

光彦「そぉーーーですよね！！パンツ盗んだところで、匂い嗅いだり、おかずに使ったりぐらいのことしかできませんよねー！！」

コナン 「」ｺﾃﾘﾝ

灰原「ちょっとあなたたち、いつ誰がパンt…」

コナン「待て灰原」ｶﾞｼｯ

灰原 「ねえ、工藤くん。あの子達…」

コナン「ああ、おそらくな。だが問題はどうやってやったかだ」

灰原「…いいの、一応あの子達もあなたの大事な人じゃないの？」

コナン「バロー、だからこそきっちり罪を償わせんだよ」

灰原「っそ、悪いけど私は全面的に彼女の味方よ。だから手加減なんてしないわ、彼女の前で土下座させるまで彼らを追い詰めるつもりよ」

コナン「おーおーこえーな女は…」

灰原「さっきもあなたが言ったけど、問題はどう盗んだかよ」

コナン「…そうだな、なんせ女子が着替えをする教室は全員が着替え終わった後、教諭が必ず戸締りする。どっかの窓を開けとかない以外、密室ってわけだ」

灰原「窓はどこも閉まってたわ」

コナン「っえ？なんでわかるんだ？」

灰原「毎回チェックしてるもの…」

コナン「…」

灰原「あと考えられる可能性は…鍵を開けることかしら。でも鍵も教員が持ってるわ、だから…」

コナン「鍵を盗んだってことか？さすがにそこまではできないだろ」

灰原「…まったくあの子達、へんなところで頭が回るようね…」ｷﾞﾘﾘ

コナン「ああ、相手は小学生。正直単純なトリックほど怖いものはないからな…」

灰原「本人たちにも、先生たちにも言ってもきっと無駄だと思うし、私たちで解決するしかないわね…」

コナン「…そうだな」

コナン「…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

灰原「あらどうしたの？」

コナン「いや、悪い。ちょっとトイレいってくるわ」ﾀｯﾀｯﾀ

灰原「え、ええ」



コナン「…(やっぱ履きなれねーな)」ﾀｯﾀｯﾀ



ー完ー