アガサ「くれぐれも悪用するんじゃないぞ?」
コナン「サンキュー博士!それじゃ、学校行って来るぜ」
コナン(さ~ていつこのスイッチを押してみっかな)
コナン(いつも事件が起こると言ったら道端かどっか旅行先ばっかりだしたまには学校で押してみっか)ぽちっとな
歩美「きゃーーーーーーーー」
コナン「おお、さっそく来た来た」
コナン「何があったんだ?」
元太「うな、うなうななななななな」
光彦「元太くんが持ってきたうな重が何者かに食べられていたんですよ」
コナン「ぺろ、これはうな重の味じゃない!」
元太「な、なんだってー」
コナン「これはうなぎではなくどじょうを使ったどじょ重だ」
光彦「どじょうを使ったどじょ重?聞いたことありませんね」
コナン「だが今の問題はこのうな重の出来損ないを食べた犯人は誰かと言うことだ」
元太「どじょ重でもうな重でもいいから早く犯人を教えろよ、見つけ次第そいつをうな重にして食ってやる」
コナン「まあまてよ元太」
コナン(もう大体犯人の目星は付いている、いつもならここで犯人を言って解決するところだがここでさらにスイッチを押したらどうなるか気になるな)
コナン「まずは容器の近くにある箸に注目してくれ」ポチッ
歩美「どこもおかしなところはないよ」
光彦「たしかに変ではありませんね?」
元太「おいコナン、まだ犯人はみつかんねーのかよ?早くしねーとみんなうな重にして食っちまうぞ」
コナン「まあそんなに焦るな元太、置いてある箸は左側にあるんだよ?右利きなら普通は右側にあるだろう?」
光彦「ホントですね、右利きの人がわざわざ左側に箸を置いたりしませんね」
歩美「でも、わざと左側に置いたのかもしれないよ?」
コナン「バーロー、こんなに人が居る中じゃ食うことで精一杯でとてもそこまで気がまわらねーよ」
光彦「じゃあこれは間違いなく左利きの犯行ですね」
コナン「ああ、これだけでもだいぶ犯人は絞れると思うぜ。なぜなら左利きは全体の1割しか居ないからな」
歩美「じゃあ誰が犯人なの」
元太「うな重、うな重はどこだぁ~~~~」
コナン「だから元太落ち着け!次に包んであった布を見てみろ」
光彦「どこにあるんですかそんなの?あっ、机の下にありましたね。」
歩美「ナフキンを落とすなんてよっぽどうな重が食べたかったんだね」
コナン「急いでいたということもあるだろうがそれもあるだろうな、つまり犯人は左利きでうな重をとても好きな人物。だがまだ証拠はあるぜ」
光彦「まだ証拠があるというんですかコナンくん!」
コナン「あぁ、もっともこれは推理に基づいた憶測だが。おい元太、お前はぁ~って息吐いてみろ」
元太「今はそんなことよりもうな重だ!うな重を食いてーんだよコナン!」
歩美「あれ?元太くんの息、うな重の香りがしない?」
光彦「元太くん?今日は朝からうな重を食べたんですか?」
元太「朝から食えるわけねーだろ、朝から食えねーからこの弁当を楽しみにしてたのによ」
光彦「つまりどういうことでしょうか?」
コナン「つまりだな、元太自身がうな重を食っちまったってわけだよ」
光彦「な、なんですってー」
歩美「ど、どういうことなのコナンくん?」
コナン「おそらくだが元太は今うな重欠乏症による禁断症状が出ているんだ」
歩美「うなじゅうけつぼうしょう?」
コナン「おそらくだがうな重を定期的に食べないことによって元太は禁断症状が出るんだよ」
光彦「ちょっとコナンくん、それはおかしいですよ。だって昨日も一昨日も元太くんはうな重を食べてたじゃありませんか?」
コナン「バーロー、さっき言っただろこれはうな重じゃない、どじょ重だってよ」
光彦「なるほど、いつのまにかうな重がどじょ重に入れ替わっているのに元太くんは気が付かなかった」
コナン「それでついに今日になって禁断症状が出ちまったんだよ」
歩美「だけどうなぎさんとどじょうさんじゃ大きさが違うよ」
コナン「元太もおそらくそれには気が付いていたと思うぜ、1ヶ月前に今日のうなぎはやけに小さいとか言ってたしな」
光彦「それじゃあおかしいじゃないですか、うな重じゃないと気が付いていてなぜ元太くんはどじょ重を食べ続けたんですか?」
コナン「味・・・・だろうな」
光彦「味?ですか」
コナン「そうだ、味だ。実際に舐めてみれば分かるがかなりうな重のそれに近い味がする」
歩美「じゃあなんでコナンくんはうな重とどじょ重の違いが分かったの?」
コナン「ハワイで親父に教えてもらったからな」
光彦「なるほど、それならわかるかもしれませんね。ですが、箸の件はどうなるんですか?ナフキンが落ちた理由はうな重への異常な執着心によって目がいかなかったのはわかります。」
光彦「ですが左手で箸を使うよりも右手で使ったほうが食べるのははやくありませんか?元太くんは右利きですから。」
コナン「あぁ、そのほうが圧倒的にはえぇだろうな普通は」
歩美「普通はってどういうこと?」
コナン「食事をするときどうすれば少ない量で満腹感を得られるか知ってるか?」
歩美「よくゆっくり噛んで食べるといいってお母さんが言ってた」
コナン「だが元太の場合、中毒とも言えるほどうな重に執着していた。普通に食べてゆっくり食べれるか?」
光彦「まさかうな重を食べるときだけ」
コナン「そうだ、左手で食事してたんだよ。だからアイツは左手で食事が出来た」
歩美「でもそんな簡単に左手でお食事できるようになるかな?」
コナン「中毒レベルだからな、多分1週間でマスターしたんだろうな」
コナン「そして元太は禁断症状によって気が付かないうちにどじょ重を食べ尽くしたと言うわけだ」
光彦「なるほど。うな重ではなくどじょ重にした理由はやっぱり高いからですかね?」
コナン「うなぎ1匹で1500円程度、実際に捌いて焼き蒸ししたら3000円近くにまでなっちまう。」
コナン「だがどじょうは・・・・・・・」コテリン
コナン(おかしい、どじょうの価格はうなぎより安いか?実際に料理までしたら同等かむしろ高いくらいじゃないか?)
歩美「コナンくん?どうしたの?」
コナン「違う、この事件まだ裏があるぞ」
光彦「ど、どういうことですか?」
コナン「いいか?いくら安かったとしてもドジョウ自体は小さい。実際に食べられる部分なんてほんのわずかだ」
光彦「そうでしょうね、せいぜい手のひらくらいにしかなりませんもの」
コナン「だとしたら実際にはかなり大量に必要になる上に手間も増える。本当に安くなるか?」
歩美「?どういうこと」
コナン「つまり今回の元太が禁断症状を起こし気が付いたらどじょ重を食べつくしていた。本人も気が付かないうちに。これは誰かが仕組んだことなんじゃないのか?」
光彦「待ってくださいよコナンくん、弁当を用意してるのは元太くんのお母さんですよ?一体なんの意味があるというんですか?」
歩美「そういえば元太くんはどこへ行ったのかな?」
女子生徒「キャーーーーーーーーー」
コナン・光彦・歩美「!」
男子生徒「せんせー!せんせーーーーー!!!」
コナン「先生(担任)が食べられてる・・・・・・!?!?」
歩美「きゃぁ~~~~~~!!!」
光彦「げ、元太くん、何やってるんですか!」
元太「うな重うんめぇ、うんめぇなぁうな重はよぅ~」
コナン「とりあえず警察呼ぶぞ」
目暮「今回の事件は被害者小林先生が何者かに撲殺のちに小嶋元太がその死体を食べる殺人と死体損壊事件。」
「場所は人気のない体育館裏、丁度朝の集会の時間の前のチャイムがなったことにより縄跳びを仕舞おうとした女子生徒が第一発見者。」
「その女子生徒は小林先生の死体を食べる小嶋元太を同時に目撃しておる。」
「男子生徒小嶋元太による殺人および死体損壊事件として捜査する。高木君、死体の状態は?」
高木「は!死体はどうやら頭部を殴打されたことにより気絶、その後容疑者小嶋元太に噛まれたことによる失血性ショック死かと」
目暮「うーん、しかしどうにも腑に落ちんな。頭部を殴打して気絶させて食べる?まるで正気の沙汰とは思えん」
佐藤「頭部を殴打した凶器はどうやら体育で使う野球のバットのようです。」
目暮「ふむ、元太君は背が他の生徒よりも高く凶器は長さもある。不可能な犯罪ではないな。」
高木「とすると、この犯行はやはり元太くんの犯行なのでしょうか?」
佐藤「ちょっと待ってよ、いくらなんでも小学生が人を殺した上にそれを食べるなんてありえる?」
光彦「あの~そのことなんですけど」
佐藤「あなたたち、何か知ってるの?」
コナン「実は元太はうな重欠乏症による禁断症状を起こしていたんだ。」
高木「き、禁断症状ってコナンくん、いくらなんでもそれはないんじゃ」
歩美「でもさっき元太くんはうな重を食べてそれを誰かに食べられたと思って騒いでたんだよ」
目暮「にわかには信じられんなぁ」
光彦「さっきの出来事をもうすこし詳しく話しますとね。」
目暮「う~んなるほど。うな重だと思って食べていたのはどじょ重で本人は気が付かなくても肉体はそれに気づいて禁断症状がでた。」
目暮「そして本人が気が付かないうちにどじょ重を食べたとういうことかね?」
光彦「それに元太くん、犯人を見つけ次第うな重にして食べてやるとかみんなうな重にして食べるぞって言ってましたし」
歩美「でも、元太くんは絶対に人殺しなんてしないよ!だって、だって・・・・」
コナン(元太が殺して小林先生を食べる?そもそもなんで小林先生なんだ?小林先生を食べたその理由は?)
書き込むのに時間かかるけど勘弁してくれ。見てる人が居るならの話だが。
高木「でもよっぽどうな重が食べたかったんでしょうね。自分の担任を食べるなんて」
佐藤「にしても異常だわ。そもそもなんで小林先生なのかしら?女性とはいえ大人よ?襲うなら同学年の子供のほうが都合がいいはず」
コナン(そうだ、なんで小林先生なんだ?身長の問題はバットの長さでカバーできても襲うのには無理がある)
コナン「僕は本当に元太が小林先生を殺したなんて思えないな~」
目暮「それはどうしてだい?」
コナン「だって元太、どじょ重食べた時ナフキンを落として気にしないんだよ?それくらいうな重が好きなのに先生を殺して食べるなんておかしいよ」
目暮「うーーーん、たしかにそうだな。意識がないほどの禁断症状で人を殺して食べるというのはちょっとおかしいな。」
検視官「警部、死体から睡眠薬が検出されました。」
目暮「なに!」
検視官「さらに衣類からなにか香ばしい香りがしています」
コテリン!
コナン(なぁ~るほど、トリックは大筋で分かった。あとは誰がやったかを探すだけだ。でもこれで終わってもおもしろくねぇ。もう一度押してみっか)ポチッ
佐藤「睡眠薬?小林先生は不眠症だったんですかね?」
高木「それはあるかもしれませんね。昨今モンスターペアレントやいじめ問題、そうでなくても小学生なんて相手にしていたらストレスがすごく溜まると思いますよ」
目暮「うーーーん、たしかになぁ。だが睡眠薬の効果はそんなに持続するものだろうか?」
高木「授業中に眠くなったら困りますからねぇ」
佐藤「誰かが混入したとか?」
目暮「どうやって?」
佐藤「わ、私にそれを聞かれても」
ピシュ、パシッ
高木「ほぁ!ほぁ~~~~~はぁ~~~~~」バタン
佐藤「ど、どうしたの高木くん」
高木(コナン)「わかりましたよ、犯人がね」
目暮「ほ、本当なのか高木くん!」
高木(コナン)「ええ、すべて謎は解けましたよ」
高木(コナン)「今回の事件をありのままみると元太くんが小林先生を食べその傍らに凶器のバットが落ちてました。」
高木(コナン)「ソレだけを見るとどう考えてもうな重に狂った元太くんが殺害してその死体を食べたとしか思えません。」
高木(コナン)「ですがこれは綿密に計画された殺人事件でした。まず殺害方法です。これは簡単で睡眠薬を飲ませてから後頭部を殴打したんですよ。」
目暮「するとどうなのだね?」
高木(コナン)「眠らせて倒れた後なら身長に関わらず誰だって後頭部を殴打できると言うことですよ」
佐藤「なるほど、じゃあ殺人に関して言えば睡眠薬を持っていれば誰でも出来ると?」
目暮「では、荷物検査をして睡眠薬を探せば・・・」
高木(コナン)「おそらく見つからないでしょうね。多分飲ませる文だけを持ち歩いていたでしょうから」
目暮「では睡眠薬の空き瓶を・・・」
高木(コナン)「警部、空き瓶が残っていればそれが証拠になってしまいます。そんな証拠を持ち歩くとは考えにくいと思います。」
高木(コナン)「さらに言えば、渡されたものをすぐ食べたり飲んだりするなんて普通はまずありません。」
佐藤「睡眠薬を持ち歩きかつ空の容器を残さない方法でしかも睡眠薬を飲ませる、そんな方法ある?」
高木(コナン)「今日は何の日ですか佐藤さん?」
佐藤「今日はホワイトデー・・・・・あっ!」
高木(コナン)「そう、ホワイトデーなんですよ。チョコレートにあらかじめ睡眠薬を混ぜておけば確実に眠る量を瓶に入れずとも持ち運べます。」
目暮「そうか!仮に包んでいた紙を持っていたとしても睡眠薬は検出されず、その上チョコレートと睡眠薬を同時に摂取したことなんて証明できない。」
高木(コナン)「はい、犯人はこのようにして睡眠薬を飲ませたのです。」
佐藤「ちょっとまって、さっき渡されたものをすぐに飲み食いすることは普通はないって言ったじゃない。」
高木(コナン)「えぇ、渡されたからって食べるとは限らない。普通はね。」
高木(コナン)「コナンくん、さっきの話を皆にも話してもらってもいいかい?」
コナン「うん、実はね小林先生はお菓子が結構好きなんだよ。職員室でもよく食べてたりしたみたい。」
高木(コナン)「このように小林先生はよくお菓子を食べていた。故にチョコレートをすぐ食べてもおかしくはない」
佐藤「うーん、でもそれくらいじゃあまだ納得できないわ。」
高木(コナン)「ここからが事件の核心でもあります。コナンくん」
コナン「実はバレンタインデーのときに先生は皆にお菓子を配ったんだ。でも光彦にだけはなかったんだ。たまたま足りなくって。」
目暮「うん?それでどうしたんだね?」
コナン「そのときは謝ってあとで別のお菓子をもらったみたいだよ。でも他の子はチョコレートなのに光彦だけは飴だったんだ」
佐藤「それはちょっと可哀想ね。でそのあとは?」
光彦「ちょっと、なんで僕の話なんですか?僕が小林先生を恨んでいたと言うんですか!?」
高木(コナン)「まだ話は終わってないんだから静かに聴いてないとだめじゃないか光彦君?」
光彦「うぅ」
コナン「その話はこれで終わりなんだけど、また別の話があってね。そのあとに職員室で校長先生の睡眠薬がなくなったんだって」
目暮・佐藤「えぇ!」
コナン「お医者さんから処方されたつよ~いお薬だから見つけた人は職員室に届けるようにって放送があったんだ」
目暮「その睡眠薬は?」
高木(コナン)「コナンくんから話を聞いてさっき確認したのですが未だに見つかっていないようです。」
目暮「となるとその睡眠薬が使われた可能性が高いと?」
高木(コナン)「十中八九そうでしょうね。」
光彦「でも、僕がホワイトデーと称して睡眠薬入りのチョコを渡したことにはなりませんよね?」
高木(コナン)「たしかにその通り、おそらく光彦くん自身どちらももうもっていないでしょうからね。」
すまん、文章の訂正
>>21
高木(コナン)「ですがこれは綿密に計画された殺人事件でした。まず殺害方法です。これは簡単で睡眠薬を飲ませてから後頭部を殴打したんですよ。」
訂正
高木(コナン)「ですがこれは綿密に計画された殺人事件でした。まず殺害方法です。これは簡単で睡眠薬を飲ませてから後頭部を殴打し、小嶋くんに襲わせたんですよ。」
佐藤「なるほど、じゃあ殺人に関して言えば睡眠薬を持っていれば誰でも出来ると?」←削除
光彦「それに睡眠薬を飲ませておきながら殴打する意味が分かりません。」
高木(コナン)「それは偽装工作でしょう?あたかも元太くんが小林先生を襲ったかのように見せかけるためのね。」
光彦「でも証拠がありませんよ?僕が睡眠薬を飲ませたことも睡眠薬入りチョコレートを食べさせたこともバットで殴打した証拠も。」
佐藤「高木くん、まさかそれだけの理由で光彦くんを犯人だなんていうわけないわよね?」
高木(コナン)「当然ですよ佐藤さん。確かに人目の付かない体育館裏、目撃証言も取れませんでした。しかし後一つだけあるんですよ証拠が。」
目暮「それはなんなのかね高木くん!」
高木(コナン)「さて、小林先生の直接の死因はなんでしょうか?目暮警部」
目暮「噛まれたことによる失血性ショック死だ。」
高木(コナン)「そう、ではなぜ小嶋くんは小林先生を食べたか?その秘密は匂いなんですよ。」
佐藤「匂い?」
高木(コナン)「はい、検視官はさっきこういいました。香ばしいにおいがすると。私も嗅いで見たんですけどあれはおそらくうな重のタレの匂い。」
高木(コナン)「つまり気絶した小林先生の死体に希釈したうな重のタレをかけたんです。」
高木(コナン)「状況証拠ではありますが、普通倒れている先生を見て誰も呼ばずにうな重のタレをかけるなんておかしな行動はしませんよね?」
光彦「か、仮にそれを僕がそうしたとしても元太くんが先生に襲い掛かるなんてどうして予測できるんですか!」
コナン「そういえば元太がうな重がいつもよりも小さいと言っていた時期とバレンタインデーの時期って近くない?」
光彦「!」
高木(コナン)「おそらくそれも光彦くんの仕業でしょう。光彦くんの近所の鮮魚店とうなぎ屋さんに問い合わせればわかるはずだ。」
光彦「ぼ、僕にそんなお金あるわけないじゃないですか」
高木(コナン)「お年玉を使ったり、親から盗めば十分可能です。」
高木(コナン)「光彦くん、所持品検査してもらっていいかな?君の荷物の中に必ずうな重のタレの入ていた容器があるはず。なまじ匂いが強いものだからね、仮に容器がなくてもその匂いはどこかに残ってるはずだ。」
光彦「・・・・・・・・・・」
光彦「そうですよ、たしかに僕がすべて仕組みましたよ」
光彦「探偵団の皆は庇ってくれましたけど、僕はほかの生徒からそれが原因でいじめられました。」
光彦「後から貰ったものが飴玉というが追い討ちをかけました。」
光彦「いじめた人間が憎く思いましたがそれ以上になぜ僕にだけ渡さなかったのか?僕には小林先生が最も憎かった」
佐藤「光彦くん・・・・・」
目暮「だからと言って小嶋くんを巻き込むとはどういうことかね!同じ仲間に罪を着せるなんてどういうことなんだ!」
光彦「影でいじめを先導していたのは元太くんだったんですよ」
目暮「!」
光彦「だって飴玉を貰うところはたまたま一緒に居た元太くん以外ありえない。それにいじめで言われた内容の一部は少年探偵団しかしらない」
佐藤「だからっていくらなんでも飛躍しすぎじゃ」
光彦「そうかもしれません。でももうどうでもいいんです。いざ復讐をしたらもうどうでもよくなりましたから。」
こうして、光彦は鑑別所へ送られた。小林先生は死んで学校は一時閉校された。元太は精神病院へ送られた。少年探偵団は元太、光彦を欠き実質解散。
事件は終わったかに見えた。しかし明るみにすら出ていないもう一つの事件がたしかに在った。
時は遡りバレンタインデー
歩美「許さない、コナンくんにチョコレートを渡すなんて絶対に許さない。」
歩美は小林先生の立ち話を聞いた。先生はバレンタインデーに生徒にチョコレートを渡すと。当然コナンくんにもそのチョコレートが渡される。コナンくんが食べていいのは私のチョコレートだけ。
でもその勇気は認めてあげる。私のコナンくんにチョコレートを渡す勇気は。それ相応の覚悟をしてるならね。
歩美「せんせー、実は今日の宿題を忘れちゃったんですけど・・・」
小林「えぇ!うーん取りに帰るわけにはいかないし・・・家にあるなら明日ちゃんと提出してね。」
歩美「はーい、先生。あ!これってバレンタインで渡すチョコレートですか?」
小林「えぇ、そうなの。あとで歩美ちゃんにも上げるからね。」
歩美「そうなんだ~。でも光彦くんチョコレートあんまり好きじゃないみたいなの。大丈夫かな?」
小林「え!そうなの?うーーん」
歩美「じゃああとでね先生!」
小林「あ、わかったわ。あとでね~。」
歩美はこのとき一つだけチョコレートを盗んでいた。
小林「はーい、みんな。今日はバレンタインデーです。今日は先生からチョコレートをあげます」
小林「順番に配ってね~。」
小林(あれ?1個足りない)
小林「光彦くんごめんね、1個用意し忘れちゃった。あとで渡すから職員室来てね」
※名前の順に配ったわけではない
そして光彦が職員室に向かった後。
歩美「光彦くん実は先生から嫌われてたりして」
女子生徒「あ、あるかも。ソバカスがキモいもんねぇ~」
噂という種は小さくていい。広がるうちに勝手に芽が出て花が咲くのだから。歩美はそれを知っていた。
男子生徒「お前俺らはチョコなのに飴とかw。嫌われてるんじゃねーの?」
男子生徒「こっちくんなよソバカスwwwww。ソバカスうつるからくんじゃねーよマジでw」
あと一押し、きっかけを作ってやればいい。
歩美「光彦くん大丈夫?元気出してよ。少年探偵団はみんな味方だから。」
歩美「そういえば元太も元気ないねうな重うな重言って最近食べてないのかな?なんだかうな重の幻覚でも見えてるみたい。」
光彦の頭のよさを歩美は知っていた。故にバラバラになったパズルのほんの一部をはめてやればあとは完成させてくれると信じていた。
コナン「博士、なっかなかいい発明だぜ!映画版と同じくらい事件が複雑でひっさびさに謎を解いたって感じがしたぜ!」
アガサ「それはよかった。次作ろうとしてる発明はのう、なんと犯人を無理やり変えるスイッチを作ったんじゃよ」
コナン「そりゃすげぇぜ博士!ただのトリックも無理やり犯人を変えれば強制的に複雑になるだろうからな。くぅ~おもしろくなりそうだな!いつできるんだよ。」
アガサ「なぁに、2~3日もすれば完成じゃわい。その間は事件を起こすスイッチで暇でも潰しておいてくれ」
コナン「了解だぜ博士!」
おわり
訂正
>>32
アガサ「それはよかった。次作ろうとしてる発明はのう、なんと犯人を無理やり変えるスイッチを作ったんじゃよ」×
アガサ「それはよかった。次作ろうとしてる発明はのう、なんと犯人を無理やり変えるスイッチなんじゃよ」○
以上でコナンss終了です。
事件を起こすスイッチは1話完結タイプのマジキチ物にする予定でしたが思いのほか想像力に乏しくこのような結果になり、さらにろくにssを書いたこと無いために矛盾やおかしな点が多々あったと思います。
あくまでもこれは作者のオ○ニーなので過度な期待をしてしまった方は別のssで足りないものを補ってください。ではでは。
追記
よろしければスレタイだけ使ってまったく別の作品を作ってもらっても構いません。もともと一発ネタの予定でしたのでたまたまノリにノってきたので書きましたがまったくスレタイを生かせませんでした。
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