【艦これ】花 道 艦 隊 2 (5)

・日常ネタやガチ戦闘ネタあり。またガチ戦闘ネタは長編になる可能性大

・肉弾戦の戦闘有り

・オリキャラとか出てくる

・一部他作品などリスペクト

・更新速度不安定

前ストーリー
【艦これ】花 道 艦 隊 - SSまとめ速報
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浜風「ここですね。今日から私が所属する鎮守府は」


浜風(意外と中は整備されてるんですね…。所々窓とかが汚れてるのが気になりますが)

浜風「ここが執務室ですか」

コンコン

??「どうぞー」

ガチャン

浜風「初めまして、はま…あれ?」

大和「あぁすいません、新しく入った方ですよね?今提督は執務室には居ませんので…多分鳳翔さんの食堂に居るんじゃないでしょうか?」

浜風「はぁ…わかりました」

浜風(全く、何という事でしょうか。ここの提督ももしや変態で気味の悪い提督なのでしょうか…先が思いやられます…)

浜風「ここかな…」

コンコン

ガラガラ

摩耶「あ?」ギロ

加賀「…」ゴゴゴ

提督「…」クイ

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

浜風「」

ピシャン

浜風「た、ただのヤンキーのたまり場と間違えたようです…。いや、でも…」

スス ガラガラ

提督「へ、へいらっしゃい!!」

加賀「ほ、鳳翔さん、この焼き鳥の味付け増えたんですね」

摩耶「ふんふ~ん、ど、読書はいいな~なんて…」

浜風「…」

浜風(なんだかとんでもないところに来てしまったような…)

提督「あ、あぁ!何か新しい奴が来るとか言ってたなぁ…」

浜風「
では改めて自己紹介ですね。私は駆逐艦の浜風です。よろしくお願いします」

大和「えぇ、こちらこそ。では、普段は4棟の部屋でお過ごしになってください。細かいことはまた後でという事で…」

浜風「はい、わかりました」

パタン

提督「…」

提督(昨日のことが気になる…)


叢雲『そういえばアンタさ、今日が何の日か知ってる?』

提督『あ?わからねぇよ…』

叢雲『プッ、ホントあんたってデクノボーね。明日楽しみにしてなさい』


提督(昨日が何の日って昨日は5月2日だろ……?)

大和「あの、私ちょっとお手洗いに行ってきます」

提督「…勝手にしろ」

大和「では」

カチッカチッ

提督「…もう、8時か…」

机に乗せていた足を下ろして、机に散らばっている紙を床に払い落とすと椅子から立ち上がり、執務室を出る。

提督「飯でも食いに行くか」

シーン…

提督「なんでぇ、いつもは騒がしいのに、やけに静かだな…」

ガラガラ

食堂の入り口の戸を開け、部屋に入ろうとする。

提督「うぃーす…」

パァン パァン

大和「お待ちしてましたよ~提督!」

提督「なんだよ、お前ら皆集まって何の騒ぎだ?浜風の歓迎会か?」

叢雲「何言ってんのよ、それもあるけど。ほら、昨日行ったこと忘れたの?」

提督「…あ、まさか昨日は…」

叢雲「そう!アンタが着任して一年目よ!」

天龍「本当は昨日やる予定だったんだけど、新任の駆逐艦が入るって言うから、それに合わせて今日にしたんだぜ?」

叢雲「っていうことで、着任一周年、おめでと!!」

パチパチパチパチ

提督「ククク、面白いことやるじゃねぇか…」

大和「さささ、こちらにお座りください」

提督「お、おう…」

叢雲「覚えてる?一年前」


叢雲『沈みなさい!!』

軽巡ホ級『・・・』ドン!

叢雲『きゃあ!!』

提督『何だ…ありゃ…』


提督「へへへ、忘れる訳ねぇだろ。あそこで俺とお前が合わなければお前は轟沈しちまって、俺は何をすればいいのか分からず誰も来ない鎮守府に居る羽目になったんだからな」

大和「じゃあ私と提督が初めて会った時は?」

提督「それも覚えてるぜ。叢雲が覚悟がどうとかっていって、俺がお前を思いっきりぶん殴ったんだ」

島風「じゃあ私は?」

提督「えっとな…確か車使って速さ勝負したんだっけか?」

長門「では私はどうだ?私は忘れもしないぞ」

提督「もちろんよォ。お前と榛名と霧島のトリオがやっかいでよ…。島風とビスマルクに助っ人に来てもらったんだよなぁ」

ワイワイガヤガヤ

摩耶「ケッ…」プイ

大井「あら、ヤンキーじゃない。どうしたの?あの輪に入らないの?」

摩耶「ヤンキーって呼ぶんじゃねぇ。ていうか、何となくだよ。去年の夏の一件からろくに喧嘩もしてねぇし…」

大井「私も何となくよ。ほら、私と提督って最初はお互い最悪だったじゃない?」

摩耶「ハハ、確かにな。アタシは居なかったが、お前も提督に説教喰らったんだろ?」

大井「アンタこそ、初対面で喧嘩吹っ掛けたくせに勝てなかったんでしょ?」

摩耶「いや、アレは周りに停められたからだ。もっかいやれば、絶対勝てるぜ」

大井「ふうん。ま、いいわ。あっちで何か食べましょ」

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