岡田彰布「(アイドルマスターシンデレラガールズ)その2やで」 (142)

どんでん×モバマスSSの第2弾です。

どん語がいまいちかもしれませんがよろしくお願いします。


どんでん「そら(前作が見たいなら)そう(下のリンクをクリック)なるわな」

岡田彰布「アイドルマスターシンデレラガールズ?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430192696/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1430474304

第3章 池袋編



どんでん「さて(アイドルが)5人になったな」



ちひろ「いい調子ですよ監督さん!この調子でどんどんアイドルを所属させましょう!」



どんでん「でもなあ。(お仕事に連れて行けるのは)5人だけやろ。これ以上加入すると、だれかは(仕事)なしになる」



ちひろ「そればっかりはどうしようもありませんね。まだまだ個人で。というわけにはいきませんからね。でもそうなるのが理想ですね」



どんでん「まあ、すぐに6人目が来るわけでもないんや。そんな話するだけ野暮ってもんやな」



ちひろ「さて、今日はどこに向かいますか?」



どんでん「ブクロ(池袋)やな。あそこは(若いのが)いっぱいおるやろ。(知名度を)アップさせる狙いや」



ちひろ「いいところだと思います。あわよくば(新しい候補生を)連れてきてもいいんですよ?」



どんでん「人さらいみたいに言うやな。――ほないくで」



ちひろ「いってらっしゃい!」



――池袋



卯月「今日は何しましょうか?いきなり(Live)やってみますか?」



どんでん「(警察に)目を付けられる行動はあかん。そういうのは事前に(申請を)取らなあかん」



ヘレン「あら?私の時はそんなもの(事前に申請なんて)いらなかったわよ」



どんでん「――ヘレンの場合はどこから(ツッコんだら)か分からん…」

ドン!


どんでん「うお!」キャアッ



みく「どんちゃん!それに(ぶつかった)女の子も倒れてるにゃ!」



美穂「だ、大丈夫ですか?」



どんでん「(俺は)ええから!むこう(倒れた女の子)を心配せえ!」



夕美「だ、大丈夫?」



???「ええ。大丈夫ですぅ…」



どんでん「あつつ…。すまんなよそ見してもうた…。怪我はあらへんか?」



???「大丈夫ですよぉ…」



どんでん「ならええが…。もし(怪我が)悪化したらコレ(名刺に書いてある連絡先)に連絡してくれ」



???「わかりましたぁ。すみませんでしたぁ…。失礼しますぅ」



どんでん「こちらこそすまんかったな…」



ヘレン「(よそ見してぶつかるなんて)不注意よ。(世界レベルのプロデューサーを)目指すのなら(しっかりしてもらわなきゃ)困るわ」



どんでん「そうやな…。これからは気を付けな(アカン)」

どんでん「ひらめいたで!」



みく「ヒラメなんてみくは嫌いにゃ」



どんでん「なんでそんなん(しょーもない洒落)を、みくに言われなあかんのや!アレ(仕事)や」ヒラメ イタンデスネフフフ・・・



美穂「お、お仕事ですか?」



どんでん「そうや!ようやく美穂も(言いたいことが)分かってきたな!その調子やで」



美穂「えへへ…」



ヘレン「それで何をするつもりなの?」



どんでん「キャンプや!」



卯月「キャンプって山に行ってバーベキューとかするんですか?」



どんでん「あー。そら(普通の女の子の)そう(発想)なるか。俺が言いたいやつはそんな(楽しい)ものじゃあらへん」



美穂「と、なると…」



どんでん「合宿のようなものや!ここで(全員の実力)底上げを目指すで!」



――事務所



ちひろ「なるほど。そういうことですか」



どんでん「せや。そのためには寝泊りする場所と施設が欲しい」



ちひろ「え?それだけですか?」



ちひろ「トレーナさんはどうするんですか?」



どんでん「その点は(問題)あらへん。(手)は打ってある」



ちひろ「はあ。分かりました…。では施設を押さえますね。日程は学生組が休みになる土日にしますね」



どんでん「頼むで」



――数日後の月曜日



どんでん「集合!――今度の土日を使って合宿を行う」



卯月「この前言っていたアレですね!」



どんでん「そうや。今までは仕事のない日やその後にしかなかったが、2日間レッスンだけやる」



夕美「レッスン漬けってことですね。き、緊張する…」



どんでん「そんなにアレ(気負う)するほどでもないで。今回はおもに身体面のトレーニングや。予定では夜8時にはすべて終わるから、寝る時間は外に抜け出す以外は自由にしてもらってええ。普段は出来ない交流を深めてほしい」



美穂「お話会は楽しそうです…!」



どんでん「質問はあるか?――なければ解散や」



次の日――



どんでん「全員いるな。よし出発や!」



みく「卯月チャン。テンション高いね」



卯月「ハイ!みんなでアレ(お泊り)なんて楽しいじゃないですか!」



みく「テンション高いのは良いけどアレ(どん語)になっちゃうのはまずいにゃ」



卯月「あ!そうでしたね。気を付けます…」



ヘレン「みく。あなたも(どん語)入ってるわよ」



みく「にゃ!」ササッ!



夕美「みんな面白い人だね」



美穂「うん。みんな賑やかで明るいんだよ」



夕美「何だか楽しみになってきた」



――宿泊所



どんでん「ここが宿泊所や。この下にトレーニングルームがある。20分後集合や。トレーナーとコーチが待ってるからな」




一同「はい!」



どんでん「ほな…」バタン



卯月「聞きましたか?今の監督さんの言葉!」



みく「コーチって言っていたにゃ」



美穂「い、一体誰が来るんでしょうか…」

ライバルに原Pとか落合Pとか出てきそう

――トレーニングルーム



どんでん「全員いるな。今回の合宿は一日5クール。トレーニングとボイスレッスンを交互にやってもらう。トレーニングは30分間。ボイスは1時間や」



夕美「そ、そんなにするんだ…」



どんでん「ボイスレッスンの方は今まで通りトレーナーとのレッスンだ。トレーニングにはこの人を呼んである。――モトヤシキ!」



モトヤシキ「どうも。モトヤシキです。2日間という短い時間ですが、よろしくお願いします」

>>15
落合P「お前らにはわからんで結構」

落合P「今の成績なら俺は使わない」

落合P「文句があるなら俺の実績を越えてみろ」


怖い(小並感)

どんでん「モトヤシキは俺がバファローズで監督やっていた時にコンディショニングとトレーニングのコーチをやっていたんや。今回も世話になるで」



モトヤシキ「分かってます。――では早速はじめていきましょう」



――ウォームアップ終了



モトヤシキ「今回やっていくものは、全体的な筋力アップのトレーニングになります。口で説明するよりも私の真似をやってください。まずは腕立て伏せ。15秒間無理しない範囲で行います」



みく「30秒なら楽勝にゃ。――数回しかできないけど」



モトヤシキ「では、10秒間休んで腹筋です。足をしっかり閉じて膝は曲げて30秒間です」



卯月「ふっ…。ふっ…」



モトヤシキ「では、10秒休んで次はプラントと呼ばれる足と腕だけで身体を支えます。これは30秒行きましょう」



ヘレン「これくらいどうってことないわ…」



モトヤシキ「では、次は手を頭の後ろで組んで一歩前に出て体を沈めます。起こして反対の足を前に出して繰り返します。30秒行います」



美穂「段々、辛くなってきたかも…」



モトヤシキ「はい。次は腕立て伏せをした後、片腕を天井に向けて伸ばしてください。これはかなりきついので、バランスを崩さない範囲で構いません。30秒です」



夕美「これはかなり――キャ!」



モトヤシキ「もうすぐ終わりです。次は横になって片腕と片脚で体を支えます。30秒です」



一同「…」



モトヤシキ「ラストです。アーム&レッグレイズです。片腕を上げて反対の脚を上げてバランスを取ってください30秒です」

モトヤシキ「はい!これでこれで完了です!お疲れ様でした!」



一同「ゼーゼー…。も、もうダメ…」



どんでん「皆、アレ(息が上がって)になってしもたが大丈夫か?」



モトヤシキ「問題ありません。最初は本当にこんなものです。朝と夜の2回行うだけでかなり効果が出ますよ。次の日は筋肉痛で辛いと思いますが…」



どんでん「アイドルのトレーニングはプロよりもアレ(制約)が厳しいからな。ボディービルダーにしても(アカン)やし。かといって(プロポーションを)保だけではダンスに耐えられん」



モトヤシキ「このトレーニングは家でもできるものです。しっかりこなせば、ダンスにもいい影響が出てくるはずです。ウォームアップに開脚ジャンプを追加してください。有酸素運動にもなりますし、全身使えますから」



どんでん「助かるわ。他にもトレーニングはあるんやろ?」



モトヤシキ「はい。メディシンボールを使ってバランスを鍛えるトレーニングです。下半身をしっかりしなければいけませんからね」



どんでん「まあ、それはおいおいか…」



――トレーニング終了!



卯月「予想以上に過酷なトレーニングでしたね…」



ヘレン「それなりのトレーニングを積んだつもりでも、まだまだ(足りない)ね…」



みく「次はボイスレッスンだにゃ」



どんでん「アレ(ボイスレッスン)はいつもどおりやから(カット)よ」

どんでん「昼はここの食堂がある。そこで自由に食べてくれ」



卯月「監督さんは一緒に食べないんですか?」



夕美「一緒に食べましょうよ!」



どんでん「悪いな。トレーナーとモトヤシキからみんなのアレ(報告)をきかなあかん。午後はまたトレーニングや」



みく「う…。じゃあ、あまり食べ過ぎない方が良いのかにゃ…」



どんでん「そんなことあらへん。きちんと(食事を)摂らんと耐えられへんで。今度はボールを使ったモノ(トレーニング)と聞いている」



ヘレン「どんなものがきても乗り越えるわ!それ(世界レベル)を目指すんですもの」



美穂「…」



どんでん「1時半にトレーニングルーム集合や。遅れるなよ」

――トレーニング開始!


モトヤシキ「午後の部は2種類ボールを使った練習です」



卯月「バランスボールですね!」



モトヤシキ「そうです。これに乗ることでバランス感覚を養います。そしてもう一つ、メディシンボールというものを使います」



夕美「?ボールにしては少し大きいですね。バランスボールほどではありませんが…」



モトヤシキ「このボールは普通のボールよりもはるかに重く、投げるには全身を使って投げることで効率よく全身を鍛えます」



みく「そんなに重いのかにゃ?――にゃ!本当だ…。持てなくないけど結構重い…」



ヘレン「みく。(猫語)忘れてるわよ」



みく「うっさいにゃ!」



モトヤシキ「私を入れた6人でメディシン組4人。バランス組2人で行いましょう私とヘレンさん。卯月さんと夕美さん。そしてみくさんと美穂さんは最初はバランスボールで5分間ローテで行います」

モトヤシキ「ボールは結構重いので。まずはゆっくり、短い距離でワンバウンドで相手に投げましょう」



卯月「うう、結構厳しいですね」



夕美「キャ!」



モトヤシキ「取り方もボールの勢いを身体を使って殺してください。普通に取ろうとすると危険ですよ」



ヘレン「くっ…」



モトヤシキ「ヘレンさん。さすがです。今度はボールを止めるときは交互に身体を回して取ってください」



みく「にゃ!」ドテッ



美穂「みくちゃん大丈夫!?」



みく「いてて…。大丈夫にゃ…。よっと」



みく「でも、美穂ちゃんすごいにゃあ。何回も転んでるのに、美穂ちゃんはまだ転んでないにゃ」



美穂「そんなことないよ。私もギリギリだよ…」



みく「そこがすごいのにゃ。ギリギリに踏みとどまれるのが大事なのにゃ」



モトヤシキ「では卯月さんと夕美さんはバランスボールへみくさん、美穂さんはこっちへ来てください」

――トレーニング完了!



モトヤシキ「お疲れ様でした。夜の部は今朝のトレーニングをもう一度行い、ストレッチを行って終了になります」



一同「お疲れ様でした」



どんでん「ボイスレッスンはカットやで。俺の出番が少ない?なんでそんなん(演出)を、お前らに言われなあかんのや!」



みく「うー。身体が痛いにゃ…」



夕美「こんなにトレーニングとレッスンをしたのなんて初めてかも…」



ヘレン「明日は(筋肉痛)来るわね」



美穂「ヘレンさんでも筋肉痛になるんですか?」



ヘレン「私を誰だと思ってるのよ。人間だものソレ(筋肉痛)にもなるわ」



卯月「でも、夜のトレーニングが終われば終わりですよ!頑張りましょう!」



――トレーニング 夜の部完了!



どんでん「おう。お疲れ。今日はもう終わりや。広い風呂もあるからゆっくり体を休めてくれ」



一同「はい!お疲れ様でした!」

どんでん「そら(このSSは健全な誰にでも楽しめるSS作りを心がけているから)そう(お風呂などのお色気シーンは)なるよ(カットやで)」



――夜11時



どんでん「卯月たちは、寝たか…。そう(あんなに練習漬けの1日やから)なるわな(疲れて寝るわな)」



美穂「プロデューサーさん…」



どんでん「うお!美穂、起きてたんか…。明日もアレ(朝早い)やから、もう寝ろよ」



美穂「はい。――少しだけお話、良いですか?」



どんでん「おう。俺も寝る所やったから構わんよ。――ここで(立ち話)は難や。俺の部屋にいこか?」



美穂「はい…」



――どんでんの部屋



どんでん「それで話って何や?」



美穂「私ってアイドルに向いているでしょうか?」



どんでん「…難しい質問やな。ずっと(考えていたの)か?」



美穂「はい。私は卯月ちゃんや夕美さんのように笑顔が武器でもないですし、みくちゃんみたいにセクシーでもない。ヘレンさんのようにダンスも出来ない…。私にソレ(アイドルとしての資質)はあるのか少し不安になって…。私はすぐ緊張しちゃって、この前(ヘレンさん)の時もそうでした…」



どんでん「まあ、確かに美穂にはソレら(魅力や武器)がないかもしれん。だが、俺は美穂にしかない(魅力や武器)があると思ってる」






美穂「どんなものでしょうか?」



どんでん「いまのようなものや。美穂は相手のいいところを見ることが出来る。一歩引いて相手を盛り立てることが出来ると思ってる。前のバトル(ヘレン戦)で、ヤル気全開の卯月とみくを抑えるようにわざと振る舞ったてたやろ?」



美穂「あ、あれは…。恥ずかしかったから…」



どんでん「夕美の時もそうや。美穂は何が必要なのかしっかり分かって動いてくれた。時にはダンス、コーラスにも動く。それは分かっていても出来ひんのや」



美穂「そんなものでしょうか…?」



どんでん「そうやで。野球だって連携が大事や全員が俺が、俺がやってたらチームが成り立たん。それが出来る人物は大事なんや」

>>15
原P「いまのままなら偽アイドルだ」

原P「いいところを探してスポンサーに売り込もうと思ったけど、いいところは無いよ」

原P「これだけレッスンを積んでいる。アイドル遊びは卒業しなきゃならない」

結論:畜生

どんでん「鳥谷という奴がタイガースにおる。あいつは無口で多くは語らないタイプなんやが、どうすればチームが良くなるかを見つけて行動しとった」




どんでん「確かに卯月やみく、ヘレンの能力はアイドルにとって必要や。だが、俺はそれが一番大事とは思わん。むしろ美穂のような存在を見つける方が難しいんや」



美穂「…」



どんでん「お前は経験だけや。歌唱力や演技力だけを見ればみくより上よ。少しずつ少しずつやっていけば、お前はええアイドルになれる」



美穂「本当ですか!?」



どんでん「本当よ。俺が目を付ける奴にハズレは(あらへん)。平野や岸田、藤川、久保田を見出した眼力やで」



美穂「ありがとうございます!ふぁ…なんだか眠くなってきました…」



どんでん「そうやな。明日も(練習が)あるんや。もう寝ろ」



美穂「監督さん。ありがとうございました。私(頑張ります!)!」



どんでん「その意気や。一緒に(頑張ろう)な」



美穂「おやすみなさい」バタン



美穂「――私はみんなの足を引っ張らないようにしていたけど、それが大事って思ってみなかった…」



美穂「――私、頑張ります!必要と言ってくれた監督さんのために…!」



――はにかみ乙女 小日向美穂の親愛度がMAXになりました!

――次の日



どんでん「今日で終わりやが、今日もびっちり(5クール)あるからな。気合入れていけよ」



一同「はい!」



どんでん「気合はいっとるな。(今日も)頼むで」



――5クール全て終わって



モトヤシキ「――以上で終了です。お疲れ様でした。トレーニングは家でもできますので、ぜひ続けてください」



一同「はい!ありがとうございました!」



どんでん「練習お疲れ。よう頑張ったな。2日間だが、(レベルが)上がったのは間違いないはずや。今日はゆっくり休んでくれ」



一同「はい!」



――事務所



どんでん「戻ったで」



ちひろ「おかえりなさい!直帰じゃなかったんですね」



どんでん「事務所の責任者が2日も空けるわけには行かんからな。何か変わったことがあったか?」



ちひろ「はい。――今日の日中に、アイドル志望の子が見えました」



どんでん「ホンマか。(写真やプロフィールは)あるか?」



ちひろ「はい。こちらになります」



どんでん「ん?この子、この前、(俺と)ぶつかった子や!」



ちひろ「本当ですか!?」



どんでん「明日、(その子と)連絡取るわ」

――連絡をして3日後


???「失礼しまぁす」



どんでん「おう。よう来てくれたな。松原早耶ちゃん」



松原早耶 以下早耶「はぁい。来ちゃいましたぁ」



どんでん「何でまた(アイドル)?」



早耶「早耶はぁ、プロデューサーさんに初めてであった時から、ずっと頭から離れないんですよぉ」



どんでん「(意味が)よく分からないんやが」



早耶「早耶はプロデューサーさんと一緒にいたいからアイドルやりたいんですぅ」



どんでん「(アカン)」



ちひろ「これは…。監督さんも厄介な子に目を付けられてしまいましたね…」

早耶「これからよろしくお願いしますねぇ。プロデューサーさん」



どんでん「駄目や!(アイドルなんて)そうそうなれるもんやない!」



早耶「断っても、ついていきますぅ~。」

ちひろ「何だか面白い子が入ってきましたね。これで事務所の戦力も大幅にプラスになりそうですね」



どんでん「うそやん!オマエ…」



早耶「プロデューサーさんの指示なら、どんなこともしますからぁ♪」



どんでん「おお、もう…」



――松原早耶が加入しました!



第3章 池袋編 完!

第3章終わりましたね。みんなで合宿会を行いました。今回出てきたモトヤシキさんは、オリックスのコンディショニングコーチで、あの番長と付きっきりにリハビリを付き合った本屋敷氏とは一切関係ございません。あしからず。


イベントはしないと言いながら、キャンプの言葉を出してしまって少しミスがありましたが、合宿編ということでごまかしました。毎回反響が多くてうれしいです。みなさんやっぱりどんでんが好きなんですね!


では第4章、横浜編でお会いしましょう!

第4章 横浜編


――事務所



どんでん「前回の合宿以降、アイドルたちのアレ(実力)もついてきて、知名度も上がってきた」



ちひろ「そろそろ営業拠点を広げていってはどうでしょうか?」



どんでん「なるほどなあ。となるといよいよ(メンバーを)絞らなアカンかもしれんな」



ちひろ「手早く、強力なアイドルが欲しい。そんな時は――」



どんでん「そんな選択肢は(あらへん)」



ちひろ「監督だった時はものすごく補強していたのに…」



どんでん「なんでや!(監督時代は)関係あらへんやろ!」



早耶「プロデューサーさーん。ちひろさんばっかりと話しててずるーい。早耶も混ざりますぅ~」



どんでん「早耶!今は(雑談)しとるんちゃうで!」

ちひろ「では、今回はアイドルのみんなを連れて偵察を行うのはどうでしょう?東京から隣接する場所としては、埼玉か横浜のどちらかがいいかと思います」



どんでん「埼玉か横浜か…。なら横浜の方がええかもしれんな」



ちひろ「どうしてですか?」



どんでん「横浜と埼玉、両方とも監督時代に世話になったが、印象としては横浜の方が(エエ)」



ちひろ「まあ、あの頃の横浜は本当に弱かったですからねえ…。対する埼玉は強かったですね」



どんでん「人も横浜の方がアレ(多い)やし、何よりも東京とはまた違う文化もある。そこ(違う文化)をアレ(マッチ)したアイドルが必要になってくるんよ」

――2日後



卯月「今日はみんなでお出かけ、楽しみだなあ…」



どんでん「卯月。今日は(遊び)ちゃうんやぞ。(視察も)立派な仕事なんやで」



卯月「えへへ…。そうでしたね。みんなでお出かけなのでつい…」



みく「それでどこに行くのにゃ?」



どんでん「それな。人が集まるところを俺は知らんのや。むしろお前たちの方が(人の集まる場所を知っている)やろ」



夕美「そうですねえ。コンサートとかは横浜アリーナやパシフィコ横浜。後は横浜アリーナが有名ですね。そんなところでLiveしたいです」



早耶「ほかにもみなとみらい21とかも有名ですねぇ。中華街も追加ですぅ~」



美穂「やっぱり、駅ですよ。横浜駅!」

ヘレン「世界レベルの日産スタジアムよ!」



どんでん「俺らは横浜スタジアム周辺しか行ったことあらへんから、(横浜駅から)東の方は聞かんからな」



卯月「では、まず横浜アリーナと日産スタジアムですね!両方とも日本最大級ですから!」



――移動中



みく「横浜アリーナにゃ!」



夕美「今日はコンサートやってないから。中は入れるね(注:恐らくないとは思いますが、演出上入れる設定です)」



美穂「うわぁ~。広い…。私、(中を)見るの初めてです!」



ヘレン「ここで私のダンスを見せられると思うと心が(ダンサブル)してくるわ」



どんでん「ヘレン。(俺らでやるには)まだ当分、相当先や。アレ(モチベーションを上げる)するには構わんけどな」



早耶「でも、ここで皆と一緒に踊ったり、歌ったりするのは素敵なんでしょうねぇ~」



どんでん「でも、お前らはここ(観客として)来たことないんか?少し調べたら結構有名なグループやってるんやけど」



卯月「行きたいと思っていたんですが…」



夕美「倍率が高くて抽選外れたんです…」

どんでん「こういうところでやるのは、結構特別なのが多いんやろな。交通の便も多いし、激戦区やな」



夕美「でも、私たちがやる側になって、みんながワクワクしながら入り口で開場待ちしてくれる。そんなアイドルになりたいですね」



卯月「そうですね!そんなライブしてみたいです!」



どんでん「してみたいやない。するんや。みんなでな」



一同「はい!」



どんでん「ほな。次(日産スタジアム)へ行くで」



――移動中



どんでん「ここが日産スタジアムやな。ここはサッカースタジアムらしいが、確かマリノスのホームやったな」



夕美「確か7万以上の人が入れる日本で最大級のスタジアムだよね」



どんでん「ここでもアイドルがやってたらしいな。横浜アリーナと日産スタジアム。本当(立地に)恵まれとるなあ。電車でのアレ(アクセス)は悪いけどな」グフフ

――横浜駅



どんでん「さすがやな。(東京程ではないが)人の行き来が多い」



ヘレン「確か、この駅は完成していないらしいわね。駅として何かしらの工事が常にやっているらしいわ」



早耶「そうなんですかぁ。初耳ですぅ」



ヘレン「完成という言葉がまだないのはいかにも私たちの成長を暗示してそうじゃない?」



どんでん「ヘレンにしては随分アレ(面白い)な言葉を使うんやな」



ヘレン「私だってそういう(言葉)のを使うわよ」



どんでん「駅の周りには商業ビルも多いな。そこで色々と営業が出来そうやな」

みく「どんチャン!みく中華街いきたいにゃ!シューマイ食べたいにゃ」



どんでん「みく。お前は猫キャラやろ。何で(肉なん)や?アレ(魚)でもエエやろ」



みく「フー!みくは(お魚が)嫌いだにゃ!お肉がいいにゃ!」



どんでん「おお…。(猫キャラだと)自分で言っておきながら、ソレ(魚が嫌い)ってどうなん?」



みく「いいの!みくは自分を曲げないよ!」



どんでん「思いっきり(ブレとる)やんか。みくなあ、(食べれるように)なろうや」



みく「断るにゃ!」



早耶「プロデューサーさん。あまりみくちゃんを困らせるとぉ、意地はっちゃいますよぉ」



どんでん「…せやな。みく。この話は終わりや」



みく「分かったにゃ…」



早耶「みくちゃん。あんまりわがまま言うとぉ、プロデューサーさんが仕事寄越さなくなるかもぉ」



みく「にゃにゃ!それは困るにゃ…」



どんでん「だからぁ、少しずつ克服できるようにしていきましょうぉ」



みく「善処するにゃ…」



早耶「ふふふ・・・」



どんでん「――意外とやるなぁ。人の心をアレ(操作)できるのは、もしかしたらこいつ…」

早耶「うふふ。プロデューサーさぁん。沙弥に惚れちゃいましたかぁ?」



どんでん「アホなこと言ってへんで帰るで」



――事務所へ移動中


夕美「みんな寝ちゃいましたね…」



どんでん「そりゃ、みんなはしゃぎすぎや。夕美は大丈夫か?(疲れていたら)寝てもかまわんで」



夕美「私は大丈夫です。眠気には強いので」



どんでん「そうか。――しかし、まさか夕美がついてくるとはあの時(Liveバトルをした時)は思わなかったよ」



夕美「もしかして、お邪魔でしたか?」



どんでん「そんなわけないやろ。夕美もいまじゃ(事務所の)大切なアイドルや。そう言えばあの(ジャイアンツ)ジャージの友達とはうまくやってるんか?」



夕美「はい。あの時のことはもう大丈夫ですよ。ただ『何で分かんないかな~?』って言ってました」



どんでん「そらそうやろ。サカモトやアベのフォームなんて、アレ(よほどのファン)やなきゃ分からん」

>>62
どんでん「だからぁ、少しずつ克服できるようにしていきましょうぉ」

早耶「だからぁ、少しずつ克服できるようにしていきましょう」に訂正します。


どんでん「(作者は)とんでもないことをしたよ。これは(教育やろなぁ)」

今日は試合がないからオリックスは負けないぞぉ!(白目)



どんでん「それに大事な仕事でソレ(モノマネ)をしようとしたのもはどういうことなんや?」



夕美「『緊張しなくなるから。』ということでやっていましたが、余計に緊張しちゃいました」



どんでん「そら(慣れない芸をやったら)そう(余計に緊張)なるよ。まずアレ(モノマネ)がアイドルの(仕事)ちゃうもん。軽く受けすぎや」



夕美「今では反省しています…」



どんでん「まあ、過ぎたことはええ。ただ、ああいう奇行(モノマネ)まがいなことはやるなよ。確実にスベルからな。グフフ…」



夕美「大丈夫です!それはもうしませんから!」



どんでん「そうか。ならええ。まあ、夕美もかなり(レベルが高い)やからな。ここ(事務所)では頑張ってもらうぞ」



夕美「はい!頑張ります!」



――相葉夕美の親愛度が上がりました!

――事務所



ちひろ「横浜視察はどうでしたか?」



どんでん「有意義なもんやったで。(アイドルたちが)珍しくアレ(ヤル気)になってたからな。ええ刺激にはなったんとちゃうか?」



ちひろ「そうですか…。横浜は営業できそうですか?」



どんでん「何とかなるやろう。ただ、メンバー(5人まで)がなあ…。1人だけ待機もなあ…」



ちひろ「実力的にはまだ早耶ちゃんが劣ってますから、彼女をお休みでもいいのでは?」



どんでん「そうやな。まずは早耶に俺の助手ということで連れて行こう。それなら大丈夫やろ?」



ちひろ「そうですね。まあ、良いと思いますよ」



どんでん「なら決まりや!早速横浜エリアでの営業や!」

――三日後



どんでん「横浜エリアで仕事を取ってきた!」



卯月「どんなのですか!?楽しみです!」



どんでん「本屋でサイン・握手会を行う。早耶は(俺の手伝いをしながら)仕事ぶりを見ていろ。他5人は握手会を行うで」



みく「やったにゃ!――でもサイン会は?サインと握手会でしょ?それに本屋?(みくたちの本なんて)出してないよ?」



ヘレン「(CDも)出してないわよ」



どんでん「サイン会は俺のよ。『そらそうよ』の(サイン会よ)」ソラソウヨスッ



一同「」



どんでん「今まで、(この案が出なかったのが)不思議なくらいやったわ。今後はコレで(全国行脚)もええかもしれんな。グフフ…」



ちひろ「監督さんそのプレーは(やってしまいましたなあ)教育ものですよ」

――さらにその2日後 横浜エリア



看板「岡田アキノブ 『そらそうよ』サイン会&握手会!」



ファン「ほな。ありがと。隣でプロデュースしとるアイドルたちとも(握手)しっててや」サラサラー



卯月「ありがとうございます!島村卯月よろしくお願いします!」ギュー



みく「卯月チャン。それ、選挙みたいだにゃ。私たちも応援してくださいにゃ」ギュー



ヘレン「それじゃまったく同じよ。――世界レベルの握手を見せてあげるわ!ヘイ!」



早耶「――ヘレンさん。華麗にスルーされてるけど…」アリガトウゴザイマスゥー



どんでん「――それは言わん約束や。おう。ありがとな。タイガースもバファローズも応援したってな」サラサラー



夕美「ありがとうございます!これを機によろしくお願いします!」



美穂「よ、よろしくお願いします…!」



――お仕事完了!



どんでん「今回は(前回のような)トラブルもなく終わったな。――まあ、野球ファンだったしな」



夕美「トラブルってなんですか?」



みく事情説明中――



夕美「あーなるほど…。それは災難だったね卯月ちゃん…」



美穂「だ、大丈夫でしたか?」



卯月「はい!監督さんがちゃんとアレ(助けて)してくれましたから!」

早耶「プロデューサーさん、かっこいいですぅ。私もそうなったら助けてくれますかぁ?」



どんでん「そら(助けて)そう(当然)よ。アイドルを守るのが仕事やからな」



夕美「プロデューサーさんがそう言ってくれるなら、私たちも全力で頑張れます!」



ワイワイ キャッキャ



???「ねえ」



どんでん「うお!びっくりした!何の用や?」



???「あなたそんなに女の子を連れてるけど、何の人?もしかして悪い人かしら?」



みく「にゃ!随分ひどい言いぐさにゃ!みくたちはアイドル事務所の所属アイドルにゃ!」



???「アイドル事務所の。――ねえ。私とここでバトルしてくれないかしら?」



どんでん「こんな場所でか?あんたはそう(問題ない)かもしれんが、こっちは…」



ヘレン「監督。ここは私がやるわ。世界レベルを思い知らせてやるわ」



みく「みくもやってやるにゃ!」フンヌ!



美穂「か、監督さん…。(二人を)止めないと…」



どんでん「いや。行って来い。格の違いを見せつけな(アカン)」



卯月「――あ、久しぶりに聞いた。その言葉…」

みく「みくたちにケンカ売ったこと、後悔するにゃ」



ヘレン「久しぶりのバトル、腕が鳴るわ」



???「ふうん。現役アイドルに勝ったとなれば、一気に名前が売れるわね」



――ゲリラLive対決開始!



――(中略)パフォーマンス対決になります!



――さあ、どちらのパフォーマンスが支持を受けるのか!



――チームどんでんの大勝利~!



みく「どうだ!見たかにゃ!」



ヘレン「また(観衆たちに)世界レベルを見せつけてしまったわ…」



どんでん「おー。良くやった!急なアレ(Liveバトル)やからどうかと思ったが、ナイスゲームや!」



???「いいわね、褒めてあげる。気に入ったわ。」



みく「何が気に入ったのにゃ?」



???「 …何でもないわ。また縁があったら会いましょ」スタスタ…



みく「変な子だったにゃ」



夕美「一体なんだったのかな?」



どんでん「さあな。ゲリラLiveだったとしたら、多少はアレ(有名)になった証かもしれんな…」



卯月「どんどん有名になって!アリーナで出来るようになりましょう!」



みく「もちろんだにゃ!」



ヘレン「国内なんてまだ温いわ!アポロシアターよ!」



美穂・夕美・早耶「――多分ニューヨークのことだよね…」

――事務所


ちひろ「そんなことがあったのですね…。何事もなくて良かったですね」



どんでん「そら(俺が)そう(育てたアイドル)よ。徐々にだがアレ(力)は付けつつあるよ」



ちひろ「ですが、一方的に向こうから仕掛けてくるというのは、少し注意が必要ですね。インターネットでもそんなことが起きてないか見てみます」



コンコン



ちひろ「はーい!今日は来客の予定ありましたか?」



どんでん「いや、なかったと思うが?」



ちひろ「アイドル志望の子でしょうか?行ってみますね」



――――



ちひろ「監督さん。アイドル志望の子です。面接したいそうですよ」



どんでん「おう。今いくで」

どんでん「おう。待たせてしまってすまんな。俺がプロデューサーの――あ!」



???「あら、また会ったわね」



どんでん「お前はこの前の…。なんや(うちの事務所は)こうも人が来るんかいな…」



???「しらないわよ。そんなこと。――でも、驚いたでしょ?私がここに来たこと」



どんでん「もう何度目?」――3度目です「(3度目やから)そうでも、ないで」



???「うるさいわね…」



どんでん「それで?ええっと」




小室千奈美 以下千奈美「千奈美。小室千奈美よ」




どんでん「小室か。それで(用は)なんや?」



???「あなたの事務所に入れてほしいの。どうかしら?」



どんでん「そら(アイドル事務所に)そう(用があるのは)なる(アイドル志望)わな」



???「ちょっと、何言ってるのか分からないわ。それで私を入れてくれるの?」



どんでん「そうやな…。あの時のダンスは中々アレ(光るもの)があったな。」

>>83
小室千奈美と名乗った以降の???のセリフは全て千奈美のセリフになります。



千奈美「じゃあ?」



どんでん「あまりアレ(大きな)事務所ではないが、歓迎するで」



千奈美「そう。これから宜しく頼むわね。私のこと変えてくれるんでしょ?」



どんでん「ま、それは(千奈美)次第やな」



千奈美「期待しているわ」



――小室千奈美が所属しました!

どんでん「なんであんな(ゲリラLiveのような)ことしたんや?」



千奈美「私自身、何かを変えたかったのよ。私のダンスくらい簡単に破ってくれる存在をね」



どんでん「それで小室のお眼鏡にかなったわけか…。どこで習ったんや?」



千奈美「ダンススクールのような場所ね。そこで学べるものが無くなって、辞めてふらふらしていたわ。あのあたりのダンスで鳴らしていた奴らを全員負かしたわ」



どんでん「そうか。なら(新しい目標として)ここの1番になってみる所からやな。ダンスでは(壁は)高いぞ。それでも来るか?」



千奈美「当然よ。あなたこそ、私をしっかり輝かせなさい。プロデューサーを名乗るくらいなんだからね」



どんでん「当たり前やがな!いっちょ(勝負と)いこうやないか」



千奈美「ふふふ…。これから宜しく頼むわね。プロデューサーさん」



第4章 横浜編完!



千奈美「」

第4章 完結でございます。千奈美さんは難しいな…。性格が掴めてない…。千奈美Pの皆様すいません。そしてミスが多い!ここは集中力の無さですね…

どんでんとゆかいな仲間たち、モバマス本編の横浜まで終わりました。次は埼玉編です。出来るだけ仕事内容は被らないようにします。そらそうよ。のサイン会はしませんよ!

バファローズはトンと見なくなったよ…。竹原とカラバイヨだけが楽しみや…。

では、第5章埼玉編でお会いしましょう!このまま続けていきます。

第5章 埼玉編



――事務所



ちひろ「たいへんですよ!」ダダダ…



どんでん「千川。事務所でアレ(駆け足)は厳禁よ。落ち着かんかい」スポーツシンブンバサー



ちひろ「今度、アイドルバトル4on4をやるみたいですよ!」



どんでん「なんやそれ?聞いたことあらへんぞ。そんなの」



ちひろ「アイドル4人が1ユニットでダンスや歌唱勝負するみたいです!優勝すると賞金とアイドルバトル4on4の優勝のトロフィーがもらえるそうです!」



どんでん「賞金もそうやが、実績が残るというのは(でかいな)」



ちひろ「場所もSAITAMAスーパーアリーナでやるそうですよ!」



どんでん「近いな…。だが、4人か。メンバーの選抜に(頭を)悩ませるな…」



ちひろ「5人でうんうん唸ってましたからね。4人だとさらにって感じですかね」



どんでん「足切りで行けば、千夏、早耶が外れて、夕美も外すことになるが…」



ちひろ「難しい所ですね。誰を残して、誰を外すかも大事なところですね」

――翌日



どんでん「全員集合!」ササッ



どんでん「今回、埼玉エリアに出向うメンバーをこれから選抜する」



卯月「選抜ですか?全員で行くのではなくて?」



どんでん「実はな。こんなことがあるんや――」



――どんでんアイドルバトル4on4を説明中。



千奈美「それに出るための4人を選ぶというわけね。もちろん私も出られるチャンスあるのよね?」



どんでん「ああ。そこでみんなにコレ(課題曲)を出す。3日後全員一斉に踊ってもらう予定や」



みく「CDかにゃ?」



どんでん「DVDやこの中には曲と振付が入っておる。それを真似をしてほしい」



美穂「み、3日でですか?」



どんでん「せや。この4人ユニットは必ずチームメンバーとの連携が肝になってくる。練習方法は任せる。が、俺への伺いは無しや。それ以外なら構わんけどな。今のうちに聞きたいことがあれば質問してくれ」



夕美「はい!」



どんでん「なんや?」



夕美「ここのアイドルメンバーと一緒に練習しても良いんですか?」



どんでん「それも任せる。一人でやってもエエし、みんなでやってもエエ。――他には?」



ヘレン「そもそも(そんな大会)聞いたことないんだけど、歴史は深いの?」



どんでん「第3回や。優勝者には765のダンスユニットがはいっとる。かなりアレ(ハイレベル)やろうな」



――3日後 事務所トレーニングルーム



どんでん「それから3日間の練習期間が過ぎて行ったよ。アイドルたちはトレーナールームに行く者もいれば、自前でスタジオを借りてやっとる奴もおったそうや」



ちひろ「いよいよ。今日がその(選抜メンバー決定の)日ですね…」



どんでん「せやな。どこまで踊れるか楽しみやな。詳しい所はトレーナーが見てくれるから、俺はアレ(連携)が出来てるか見させてもらうよ」



ちひろ「では、皆さんに来てもらいましょう」



卯月「失礼します!」ギクシャク



どんでん「卯月そんな(固くならんで)にええんやで。みんなで一緒(踊る)やし」



卯月「そ、そうですね…!緊張しているのはみんな同じですよね…!」



どんでん「みんな。まだ(本番)やからそこまで気にすることあらへんぞ」



美穂「と、とは言っても…」ギクシャク



みく「き、んちょうするにゃあ…」ギクシャク



早耶「私も初めてだし…」

ちひろ「皆さん、緊張していますね…」



どんでん「お前ら、何をそんなに力んでるんや?(その目は厳しかった)」



夕美「そ、それは、ここで結果が出なければ…」



どんでん「出なければなんや?俺が追い出すというたか?」



どんでん「今回のは俺が出した課題をどれだけ出来るか。選抜して4on4バトルに出れるのはおまけや」



千奈美「でも、そのおまけが重要なのよ。事務所を代表して出るのよ。みんなそれを意識してるの。分かってるでしょ」



どんでん「そうか…。だが、出せへんものは出せへんで。出せるものを出すんや」キョクスタート



――ダンス&ボーカルテスト中――



どんでん「以上や!(結果は)30分後伝える。ゆっくり休んでくれ」



卯月「行っちゃいましたね…」



みく「どんチャン。今日は珍しく厳しかったね…」



ヘレン「そうね。少しだけアレ(うろたえ)していたのは事実ね…。私たちは4on4に出ることに目が行っていたのかもしれないわ」



美穂「結果少しだけ、みんなの踊りもずれていましたね…。反省しなくちゃ…」



夕美「少しだけみんなで練習しましょ。仮に選ばれても、このままじゃいい結果は出ないと思う」



早耶「賛成ですぅ」



千奈美「そうね。このまま何もしないのは後味が悪すぎるわ…」

――事務所のカメラにて



どんでん「あいつら…」



ちひろ「中々、監督泣かせですね。さて、どうするんですか?選考はもう終わっていますが?」



どんでん「選考結果は変えへん。変えへんが…」



ちひろ「漏れた三人が可哀想ですね…。今なら、お得なオーディション(課金ガチャ)が可能ですが…」チラッ



どんでん「一人分…。」スッ



ちひろ「ありがとうございます♪すぐに用意してきます」ピュー

ちひろ「良いアイドル、来るといいですね」



どんでん「(くじ運は)良くないんや。シュンタの3連敗しとるしなあ…」



――プラチナオーディション開催!



???「にゃっほーい!」



どんでん「!!??」



――諸星きらりが所属しました!



どんでん「でかいな…。本当にアイドル志望か?」



諸星きらり 以下きらり「あれあれ?お仕事で疲れてるのかなぁ?きらりのきゅんきゅんパワーで心も体もすっきりさせちゃうよ!せーの、きらりん!」



どんでん「お、おう…。アレ(やる気)はありそうやな…。俺は岡田アキノブ。これから宜しく頼むで」



きらり「うぇへへへ…。これからガンバるにぃ!どんちゃん!」



ちひろ「きらりちゃんは面白い言葉を使いますが、真面目な子です。良かったですね」



どんでん「そ、そうか?」



きらり「どんちゃんもきらりと一緒にハピハピしよ!」



どんでん「――ホンマにええんかな?マイナスもあるで…」

どんでん「じゃあ、少しだけアレ(話を)してくるから、少しだけ千川と待っててくれ」



きらり「わかったにぃ。待ってるね☆」



――トレーニングルーム



どんでん「全員いるか?」



卯月「はい!全員居ます!」



どんでん「?全員何で(汗)かいてるんや?」



みく「え?なんでもないにゃ!ただ緊張してるの…」



どんでん「アレ(語尾ににゃん)付けなアカン。忘れてるで」



みく「にゃ…」



どんでん「まあ、気になってるようやし、発表するで。――卯月、みく、美穂、夕美。以上四名が1組や」



一同「…」



どんでん「ヘレン、千奈美、早耶が2組となって1組とレッスンをこなしてくれ」



千奈美「プロデューサーさん」



どんでん「何や。千奈美?」

千奈美「どうして1組2組に分けたのに同じレッスンをこなす必要があるんですか?」



どんでん「テスト前に行ったとおり、連携をするためや。それは1組も2組も(関係)ないやろ」



千奈美「同情のつもり?そんなのいらないわ。2組はベースレッスンをするわ」



どんでん「おい。誰が2組は(4on4に)いけないって言ったんや?」



早耶「でも、2組は3人だけですよぉ…。4人じゃいけませんよぉ…」



どんでん「やから、もう一人入れることにする」



夕美「新しい人が来るんですか!?」



どんでん「せや。その子には2組に入ってもらって、1組、2組に分けて4on4に出てもらう。別に1つの事務所から2組以上出たら(アカン)なんてルールは無いしな」



ヘレン「じゃあ、なんで分けたの?1組がアレ(合格)で私達2組が駄目じゃないの?」




どんでん「やから、2組は(出たらアカン)なんて言ってへんやんけ。さて、そろそろ新しい子を紹介するで――諸星!」



きらり「にゃっほーい!おっすおっす!諸星きらりだよー!今日からここでみんなと一緒にれんしゅーしまーす☆よろしく☆」



一同「」



どんでん「諸星きらりや。彼女もいっしょに4on4に出てもらう。みんなよろしく頼むで」

きらり「よろしくおにゃーしゃーす☆」ペコリ



どんでん「よし!アイドル8人で(アイドルバトル4on4)優勝目指すで!」



一同「おー!」



――4on4に向けて、そこから練習の日々が続く



どんでん「卯月、立ち上がりよ!」



卯月「はい!頑張ります!」



どんでん「美穂、(遠慮せず)もっとアレ(積極的に)したらええねん!(4人しか)おらんのやぞ!」



美穂「は、はいぃ…」



どんでん「千奈美は内容的に悪くないんよ。ただアレが(余裕)ないねん」



千奈美「分かってるわよ!」



どんでん「きらり!練習不足やけど踏ん張るんや!」



きらり「にょ、にょわー!」

――そしてアイドルバトル当日



ちひろ「いよいよですね。大丈夫ですか?」



どんでん「期待してもらって結構です。狙うは完全優勝。それしかないで」



ちひろ「――監督さんは結構強気な発言が多いんですよね」



どんでん「どっしり構えてアレ(戦う)するよ。良いユニットが来るかもしれへんが、ソレ(相手)によって動くことはせん」



ちひろ「――負けフラグがビシビシ立っていく…」



どんでん「ほな。向うか」



一同「はい!」

――車の中で



卯月「今回のアイドルバトルで強いユニットってあるんですか?」



どんでん「下調べしたところ、前大会準優勝のギャル☆ギャルというチームが今年も出るらしい」



みく「どんなチームのかにゃ?」



どんでん「城ヶ崎姉妹を中心としたチームや。歌唱力・ダンスもさることながらセクシーさも持っとることや。これはアレ(強い)やろな」



美穂「何だか強敵ですね…。他にありますか?」



どんでん「そうやなあ。765ダンスユニットは出ないらしいし、アレ(本命)不在やから、もしかしたらアレ(優勝)あるで」グフフ…



ヘレン「そうね。私たちはこれに向けてアレして(練習を積んで)きたのよ。もはや日本にはとどまらない、世界レベルよ!」



どんでん「言ううやないか。だが、俺もソレ(優勝)しかみとらんで。お前ら格の違いを見せつけな(アカン)」



一同「はい!」

――SAITAMAスーパーアリーナ



卯月「うわぁー。人がいっぱいいますね…」



どんでん「トーナメント方式で戦うそうや。予選はアピール時間1分という短時間や。ミスはもちろん、連携も重要や」



どんでん「決勝はベスト16からや。そこはもう1発勝負や。一曲フルにやりきったうえで順位が付けられる」



千奈美「最初の目標はベスト16ってことね」



どんでん「せや。まずはそこまで勝ち上がれ。たのむぞ」

――卯月、みく、美穂、夕美(以下1組)1回戦――



卯月「1回戦の相手はカワイイスターズ?」



みく「変な名前にゃ」



夕美「でも、チームどんでん1組も十分変だと思うけどね…」



美穂「あはは…」



???「ボクたちが可愛いからって名前に文句付けるなんて、まあ、ボクたちが可愛いのは本当のことですけどね!」フフーン



みく「にゃ?カワイイスターズのみなさんかにゃ?」



輿水幸子(以下 幸子)「そうです!カワイイスターズリーダーの輿水幸子です!」フフーン



???「さっちゃん…。み、みんなが見てる…。は、恥ずかしい…」



???「私には、この光輝く舞台は、ちょっと…フヒ…」



森久保乃々(以下 森久保)「森久保的には帰りたい、気分です…。こんなところで踊るのはむーりぃー…」



幸子「もう!小梅さんに輝子さんに森久保さん!今日はみんながカワイイって証明してくれる大事な機会です!ボクも一緒に頑張りますから!」

白坂小梅(以下 小梅)「そ、そうだね…。一生懸命に練習したもんね…」



星輝子(以下 輝子)「一緒に出てくれる、さっちゃんの分も頑張る…」



幸子「輝子さん!ボクも踊りますから!勝手にいなくしないでください!」



森久保「森久保はいなくなってもいいですよ…。辛いですから…」



幸子「森久保さん!駄目です!抜けたら失格になっちゃいます!」



卯月「なんだか賑やかだね」



美穂「仲も良さそうですね…」



みく「でも、この日にかけてきたのはみくたちもだにゃ!」



夕美「そうだね!負けられないね!」




――アイドルバトル4on4開始!



――1分間のパフォーマンス対決になります!



――チームどんでん1組卯月さん!



卯月「アレ(優勝)目指して頑張ります!」キハクジュウブンデス!



――対するカワイイスターズ幸子さん!



幸子「カワイすぎるボクは罪ですね!」コチラモジュウブン!



――さあ、どちらのパフォーマンスが支持を受けるのか!



――チームどんでん1組の大勝利~!



卯月「やりましたね!」ブイ!



みく「まずは1回戦突破にゃ!」



夕美「やったね!美穂ちゃん!」



美穂「勝てて良かったです…!」



輝子「負けちゃったね…。フヒ…」



小梅「み、みんな頑張ったけどね…」



森久保「森久保的には早く帰れるので嬉しいですけど…。駄目だったのが残念です…。あう…」

幸子「そうです!ボクたちは一生懸命踊ったんです!みんなカワイかったです!世界一カワイイ僕が言うんですからカワイイのです!」



卯月「そうだよ!みんな一生懸命踊ってかわいかったよ!」



みく「みくたちもミスしたら負けてたにゃ」



幸子「皆さん。ありがとうございます!でも、僕に比べたらまだまだですけど、皆さんもカワイイです」



卯月「そう言われると照れるなあ…」ニヘラ



幸子「でも、ボクたちを負かしたんですから、次で負けるのはボクが許しませんからね!」



夕美「分かってるよ!私たちも決勝行くまで負けないよ!」



美穂「だから見ててね!」



森久保「え?森久保は帰りたい――」



幸子「森久保さん!わかっててもここはうんと頷く場面ですよ!」



――チームどんでん1組1回戦突破!

何故乃々は森久保表記なのか

>>116
単純に乃々が一発でないから…なんて言えやしない…言えやしない…





――チームどんでん2組



ヘレン「さて、私たちの相手は…」



千奈美「『SAITAMAフラワーズ』という名前らしいわ」



早耶「強敵じゃないことを祈りますぅ。私はこうして人前で踊るのが初めてだからぁ」



きらり「大丈夫にぃ早耶チャン☆どんちゃんたちと練習したことやれば勝てるにぃ!」



千奈美「あらあら。これじゃどちらが先輩だかわからないわよ早耶」



早耶「そんな事言ってもぉ。緊張するんですぅ」



ヘレン「(相手が)きたみたいよ」



大槻唯(以下 唯)「もしかしてあなたたちがチームどんでん?」



ヘレン「そうよ。ということは『SAITAMAフラワーズ』ね?」



岸部彩華(以下 彩華)「何だか強そう。あーん。負けちゃったらどうしよう…」



喜多見柚(以下 柚)「大丈夫だよ!彩華サン!しっかりやれば勝てるって!」



月宮雅(以下 雅)「柚ちゃんの言う通りよ!蝶のように、花のように舞い」



唯「蜂のように刺す!だもんねえ!」



ヘレン「(1回戦から)強敵ね。でも負けないわよ」



千奈美「当たり前よ!」

――アイドルバトル4on4開始!



――1分間のパフォーマンス対決になります!



――チームどんでん2組ヘレンさん!



卯月「アレ(優勝)の先(世界レベル)を目指すのよ!」キハクジュウブンデス!



――対するSAITAMAフラワーズ!唯さん!



唯「蝶のように、花のように舞うしかないじゃん♪」コチラモジュウブン!



――さあ、どちらのパフォーマンスが支持を受けるのか!



――チームどんでん2組の大勝利~!



きらり「うっぴょー!やった勝ったにぃ☆みんなバッチし☆」



早耶「やった…。勝ったよぉ!涙が出てきたぁ…」



千奈美「まだ喜んじゃいけないけど、やっぱり嬉しいわね」



ヘレン「まだまだこの程度じゃ(歩みを)止めないわよ。目指すは(世界レベル)!」



唯「まけた~!悔しいぃ~!」



彩華「まだまだ動きが固かったわねぇ…」



柚「蝶のように花のように舞うのはうまく行ったと思うケド…」



雅「蜂のように刺せなかったのがいけないかも…」

ヘレン「蝶と花をモチーフにして戦う。面白いアイディアね。イメージ出来る分、(みんなが一致して)はまったら恐ろしいわね」



唯「むう~。打倒ギャルギャルだったのにぃ…」



彩華「それじゃあ、反省会をしましょう。この時間なら美味しい紅茶が飲めるお店がいいわねぇ」



柚「賛成!早速行きましょう!彩華サン!」



雅「待ってー。おいてかないでぇ~」



ヘレン「彼女たちもまたアレ(世界レベル)を追い求めていくのね…。そう遠くない将来、再び会いまみえるかもね…」ファサ



千奈美「綺麗に締めたつもりかもしれないけど、締まってないわよ。私たちも2回戦に向けて反省会ね」



早耶「わかりましたぁ~」



きらり「2回戦もきゅんきゅんパワーでがんばるにぃ☆」



ヘレン「(リーダーって)辛いわね…」

どんでん「おう。お疲れ!まずは(初戦突破)おめでとうやな」



卯月「この調子で(ベスト16)残ります!」ブイ!



どんでん「せや。どちらもギャル☆ギャルには決勝行くまで(当たらんし)やから十分あるで」



夕美「どうしたか?(ギャル☆ギャル)」



どんでん「かなりすごい。(ダンス)素人の俺でも分かるくらいなアレ(素晴らしいダンス)だった。(城ヶ崎姉妹目当てで大勢の観客が)見に来るわけや」



みく「ビデオとかないの?」



どんでん「見てどうするつもりや?データなんて(必要)あらへん。すごい。それだけアレ(頭)の中に入れておくだけで十分や」



美穂「私たち(勝てるでしょうか?)…」



どんでん「逆に聞くでやっつける気でいるんちゃうんか?」



千奈美「当然よ!私たちの目的は優勝よ!ベスト16で満足するわけがないわ」



どんでん「なら、それでエエやないか。アレ(答え)が出とるや。ソレ(気持ち)はそれでエエやないか」



どんでん「それまでに負けるな。(ギャル☆ギャルと)戦いたいんやろ?なら(勝つしかあらへん)」



きらり「難しい話、きらり分かんないけど、勝てばみんなハピハピするんだよね。だったら勝ってハピハピすればいいじゃん☆」



どんでん「せやな。まずは(ベスト)16!それから(話そう)や」

どんでん「そこから(チームどんでん)はアレ(破竹の快進撃)よ。1組も2組もええ感じで(勝利を重ねて)ついに16を勝ちとったんや」



――決勝進出チームの控室



卯月「いよいよ。決勝戦ですね!緊張してきました!」



ヘレン「ここまで来たら、泣いても笑っても1回の演技で終わりよ」



どんでん「ギャル☆ギャルは予定通り(勝ち残ってる)。ステージは今までとはアレ(別もの)と思った方がええ」



みく「そんなにすごいのかにゃ?」



どんでん「おそらくアレの(ギャル☆ギャル)ホームや。声援も視線もみんな持ってかれる。俺らはみんな、ないもんやろな」



早耶「そんなチームに私たちは勝てるんでしょうかぁ?」



どんでん「(勝つ必要は)ないで。今回は(Liveバトルとは)違うんや。審査員がアレ(評価)するんや。相手のことなんて気にすることあらへん。自分のアレ(ダンス)すればええ」



千奈美「簡単に言うわね…」



どんでん「真正面から向かって行ったところで、勝てるわけあらへん。公平な人間がアレ(ジャッジ)するんや。これ以上、俺らに有利なものはないで」



夕美「私でも勝てるチャンスがあるってことか…」



美穂「なら、やるしかないですね!」

係員「チームどんでんの皆さん。準備お願いします」



どんでん「もうそんな(時間)か。――俺から言うことはもうない」



卯月「え?格の違いを見せ付けるんじゃないんですか?」



どんでん「それは相手と同等かそれ以下の時だけや。今回の相手は格上やし、戦い方も違う。しっかり自分のアレ(パフォーマンス)せえ!それだけや!」



一同「はい!」



どんでん「以上!卯月、ヘレン!しっかり頼むぞ!」



卯月「はい!島村卯月頑張ります!」



ヘレン「当然よ。目指すはアレ(優勝)だけよ」バタン



どんでん「さて、どうなることかな…」

――決勝戦


ザワザワ ミカチャーン リカネエー



どんでん「――やはり、城ヶ崎姉妹(のファン)が圧倒的多数やな…。中にははっぴまで着込む奴もおる。まさにアーティストや」



どんでん「――今回の編成、正直言えば1組の方がポテンシャルは低い。まとまりすぎや…。全員、アイドルというものを知りすぎている。養成所にいた卯月は当然、アイドル活動していた3人もや。だから、おそらく順位は伸び悩む。Aクラス(6位より上)行ければ御の字やろう…」



どんでん「――2組かて、問題ないとはいえへん。ポテンシャルは高いが経験不足や。ソレ(経験)を補うためにヘレンを(リーダーとして)入れたが、どこまで引っ張れるか…。立ち上がりよ。立ち上がり…」



カイジョウ アンテン キャー



進行『ファイナリストの入場です!』



どんでん「――来たか」



進行『昨年準優勝!ギャル☆ギャルです!』



リカネエー! ミカチャーン!



どんでん「――みんなの表情が固なった。――お、卯月とヘレンが何か話しとる…。そうやそれでエエ」



進行『決勝戦は1曲、曲がかかっている間は自由に踊ってください!評価対象は曲のスタートから、終わりまでです!それでは決勝戦のスタートです!』

――決勝戦 演技中



どんでん「――卯月たちは踊れてるが、やはり小さいな…。だが、まとまりは取れて連携もエエ。これは伸びるかもしれん…。ヘレンたちもエエ感じで踊れとる。が、表情が固いな…。きらり、早耶が飲まれとる…」



進行『曲が終了しました!これで決勝戦の演技は終了です!皆さん、ステージ上の皆さんに盛大な拍手を!』ワーワー パチパチ



進行「なお、結果発表にはしばらくお時間がかかります。今しばらくお待ちください」



――チームどんでん控室



どんでん「お疲れ。ええダンスやったと思うで」



一同「」ゼーゼー ハーハー



どんでん「…お前らはようやったと思うよ。あんな中、きちんと踊れたんや。普通なら、立ちすくんでまう」



卯月「もっと(行ける)と思っていましたが…」



きらり「途中で、胸がバクバクしすぎて…。きらりがきらりじゃない感じだったにぃ…」



早耶「私もですぅ…。どうやって踊っていたのか分かりません…」



どんでん「そんなもんや。俺だって甲子園に上がった時は緊張したで。何万の観衆に見られてる。(エラーしたら)どうしようと思った」



みく「どんチャンもそんな時があったのかにゃ…」



どんでん「そらそうよ」

――皆様にお伝えします。決勝戦の審査結果が整いました。出演者の皆さんはステージにお集まりください。



どんでん「例え16位やったとしても、笑顔で観客の声援に応えな(アカン)。ここまでに残れなかった奴らに分まで胸張ってこい。ええな?」



一同「はい!」



どんでん「終わったら、みんなでアレ(飯)や。美味いもん食って、ええ夜にするで」



一同「はい!!」



――会場 決勝戦ステージ



進行『大変長らくお待たせいたしました。決勝戦最終結果の発表です!総勢260組以上、1100人にも及ぶアイドルバトルの頂点は一体どのチームでしょうか!?第5位のチームから発表です――』



進行『――第3位の発表です!第3位は…チームウイングス!』ワーワー パチパチ



どんでん「5位、4位には俺らの名前は無し。分かってはいたが辛いな。卯月たちはもっと(辛い)やろう…」



進行『準優勝!…W・A・T!おめでとうございます!』ワーワー キャーキャー



進行『そして栄えある第三回アイドルバトルの覇者は!?…ギャル☆ギャルです。』パン! キャー!リカチャーン!オメデトー!



どんでん「――チームどんでんの最終結果は、卯月たち1組が7位。ヘレンたち2組は12位やった…」

――事務所近くのレストラン



どんでん「みんな、今日一日ホンマにようやった。結果は7位と12位とアレやったけど、俺からすれば十分な結果やったと思う」



千奈美「本当にそう思ってる?」



どんでん「当たり前や。俺がコレ(プロデューサー)になって卯月と会ってから、まだいくらもあらへん」



卯月「そうでしたね。なんだかアレ(時間が濃)すぎて、ずっといる感覚になってました」



どんでん「相手は(ギャル☆ギャル)昨年準優勝。少なくともこちらよりも1年長い。ということはや。そう(来年)いう(優勝すればいい)ことよ」



きらり「どんちゃんのお話、難しくてきらりには分からないよ…」



美穂「来年、優勝すればいいって言ったんだよ」



どんでん「そうや。あっちは2年目で優勝したんや。俺らも来年アレ(優勝)すればその時点ではおなじってことや」



夕美「そうですね!来年も私は出たいです!」



みく「夕美チャンずるいにゃ!みくもリベンジしたいにゃ!」



ヘレン「当然よ!来年も私をリーダーにしなさい!」



美穂「わ、私も出たいです!アレ(優勝)したいです!」



早耶「今回は何にもできませんでしたけどぉ、来年までに力を付けて見せます!」

どんでん「なんや、みんな。負けてしょぼくれとると思ったが、やる気満々やな」



卯月「私達はシンデレラガールズ目指すんです!ここでへこたれているヒマなんてありません!」



きらり「みんなで目指して、優勝したらみんなハピハピしちゃうにぃ☆」



千奈美「そうね。負けっぱなしは嫌だし、しっかり借りは返さなくちゃね」



どんでん「――負けて、得るものは大きいか…。よう言ったもんや」



どんでん「よーし!お前ら、来年もこの大会でてムチャクチャしたれ!」



一同「オー!」アノ・・・。ホカノオキャクサマノ ゴメイワクニナリマスノデ…



第5章 埼玉編 完!

1週間かかりましたが、第5章 埼玉編これにて完結と致します。予想以上に長くなった…。ここまでやる予定はなかったんだけどね(笑)


前スレでも書きましたが、どんでん人気で、このSSの反響もかなりあるのが驚きました。SSサイトにも掲載されてコメントも頂いているみたいで、見つけてびっくりしております。コメント・レスしてくれた方々へ御礼申し上げます。


そのことで、ひとつ気になったのが、作者はブ蘭子さんを書いている人ではないか。というコメですが、私は別人です。あの発想力は凄いと思います。


アイドルも増やしていきたいですが、今までのキャラの登場回数も見ながら、バランスよくやっていきたいです。もしかしたら(番外編)あるで。


さて、第6章からは別スレで行います。分かったのは、1スレ2章構成が定期的にSSサイト側も更新しやすいのではないかと思いました。


さてと次のお仕事場所は…あっ…(察し)


では、HTML申請してきますね。

>>1ちゃん、「あいまみえる」は互いに顔をあわせるの意やから
あい(相)+まみえる(見える)で相見えるやないと(アカン)

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