姉「私は弟依存症なのかしら?」(22)
姉12歳 弟11歳
弟「依存症って、何?」
姉「それがないと生きていけなくなってしまうことよ」
弟「お姉ちゃんは僕がいないと生きていけないの?」
姉「えぇ、生きていけないわ」
弟「じゃあ、依存症…?」
姉「そう、やっぱり依存してしまっているのね」
弟「僕、よく分かんないよ」
姉「今は分からなくてもいいわ」ナデ
弟「うん!」
姉「弟、一つだけ約束してほしいことがあるの」
弟「約束?」
姉「えぇ、私は弟がいなくなってしまったら生きていけない弟依存症なの」
姉「だから、私の前からいなくならないでね」
弟「うん、僕はお姉ちゃんとずっといるよ」
姉「ふふ、約束よ?」ギュッ
弟「うん!」ギュッ
姉「もう遅いし、寝ましょうか」
弟「僕、もう眠いよ」ウト
姉「それなら早くパジャマに着替えましょう」
姉「私が着替えさせてあげる」プチ
弟「ん、ありがとう…」ウト
バサッ
姉(綺麗な身体…女の子みたいに白くて細い)ジッ
弟「お姉ちゃん…?」
姉「弟は少し痩せすぎね、もう少し食べた方がいいわ」サワ
弟「そうかな…?」
姉「痩せすぎで心配になるわ」スリ
弟「くすぐったいよ、お姉ちゃん」
姉「感度も良さそうね」
弟「感度?」
姉「………」ツン
弟「……!」ピク
コンコン
父「姉、少し下に降りてこい」
姉「………はぁ」
姉「すぐ行くわ」
スタスタ…
姉「お父さんもタイミングが悪いわね」スッ
姉「はい、お着替え終了」ポン
弟「…お姉ちゃん怒られるの?」
姉「違うわ、予定を決めに行くの」
弟「そっか…」
姉「ふふ、心配してくれるの?」クス
姉「もう寝なさい、お風呂に入って」
弟「うん」パサ
姉「…………」ナデ
弟「おやすみ、お姉ちゃん」
姉「えぇ、おやすみなさい」チュッ
弟「んっ……?!」
姉「…………」スタスタ
弟「………」ドキドキ
リビング
ガチャ
父「遅いぞ」
姉「楽しみの途中で邪魔しないでほしいわ」
母「弟と何をしていたの?」
姉「いろいろよ、お母さん」ニコ
母「…………」スッ
姉「どこに行くの?」
母「弟の様子を見に行くのよ」スタスタ
ガチャ
父「あんな奴のことはどうでもいい」
姉「…………」
父「明日は一緒に出かけるぞ」
姉「また偉い人に私の顔を売るの」
父「お前の才能はこんなものじゃない」
父「より多くの経験をし開花するべきなんだ」
姉「はぁ…どうせお金の為でしょう」
姉「最初からそう言いなさいな」
父「…………」ガシ
姉「っ?!」
父「あまり調子に乗るなよ」ギリギリ
姉「…………」
父「お前は俺の道具だ、俺の言うことを聞け」
姉「…………それはこちらの台詞よ」
父「何だと…?」
姉「誰のお陰でこの家庭を保てていると思ってるの?」
姉「全て私の才能のお陰でしょ」
姉「わかったらこの手を離しなさい」
父「ちっ………」バッ
姉「もう寝るわ、おやすみなさい」スタスタ
父「…………」
ガチャ
───
──
─
朝 弟の部屋
弟「んぅ…ふぁぁ…」
ムニュ
弟「………あれ?」ムニュ
母「おはよう、弟」ニコ
弟「お母さん…?どうして僕の部屋に……」
ムニュ
弟「ご、ごめんなさい!」バッ
母「いいのよ、弟も男の子だものね」ギュッ
弟「むぐっ…!」
弟「お姉ちゃんは?」
母「姉は自分の部屋で寝ているわ」
弟「そうなんだ」
弟(いつもは一緒に寝てるのに…)
母「………」チュッ
弟「お、お母さん…?!」
母「おはようのキスよ」ナデ
母「弟も、お母さんにしてくれる?」
弟「うん…おはよう」チュッ
母「おはよう」ニコ
母「ここ、苦しくない?」ニギ
弟「………!」ビクン
母「男の子は朝になるとみんなこうなるのよ」ニギニギ
弟「そうなの?」
母「スッキリさせてあげるからね…」スッ
スル
弟「恥ずかしいよ、お母さん」
母「恥ずかしがってる姿も可愛いわ、弟」クス
弟(お姉ちゃんみたいだ…)
母「あら、暫く見ない内に立派になったわね」ペロ
弟「わっ?!」ビクン
母「んっ….あむ…」ジュル
弟「お、お母さん…」ビク
母「んっ…んっ…!」ジュポ
弟「っ…あ…!!」ドビュ
母「……!!」
母「んくっ……」ゴクッ
母「たくさん出したわね」ニコ
弟「はぁはぁ……」
母「ちゅっ……」ペロ
弟「あっ…?!」ビクビク
母「弟は若いからまだまだ元気ね」クス
弟「お母さん…」ギュッ
母「可愛い…私の大事な子」ギュッ
弟(あったかい)
リビング
姉「おはよう、弟」
弟「おはよう、お姉ちゃん」
姉「随分遅かったけど…」チラッ
母「……………」トントン
姉「お母さんと何をしてたの?」ボソッ
弟「な、何もしてないよ…」スッ
姉「……そう」サワッ
弟「?!」ビクン
姉「本当に何もしてないのね?」ニギ
弟「……」ガクガク
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