姉「そろそろ別室で生活しない?」弟「あ゙?」 (42)

姉「あ゙?って、あんたね……」

弟「そんな事する必要ねぇだろカス」

姉「ありまくりよ!」

弟「……」

姉「あたし、もう高校生なのよ?あんたに至っては中学生」

弟「……」

姉「…これの意味が分かる?」

弟「ハッ、いっちょ前に俺の目を気にしてんのか?」

姉「…そうよ」

弟「安心しろ、お前の裸や下着姿何か見ても勃つもんも勃たn」ゴチンッ

姉「……」プルプル

弟「いっ、……てぇ……!!」

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姉「とにかく!」

姉「もうこれ以上、あんたと一緒の部屋で生活すんのは限界だって言ってんの!」

弟「ちっ……」

姉「お母さんに相談するから、あんたも考えといてよね」

弟「考えるまでもねぇ。俺は嫌だ」

姉「…あんたならてっきり快く賛成してくれると思ったけど…何?何でそこまで拒むの?」

弟「べ、別に何でもいいだろ…」

姉「っそ」

姉「……不便でしょ?」

弟「……何が」

姉「分かってる癖に…はぁ…」

姉「…姉と一緒の部屋なんて。あんた、昔っから嫌がってたじゃない」

弟「……」

姉「友達呼び辛いし、自分の好きな事も出来ない」

弟「……」

姉「……それに、あんただって男なんだし。その……」

弟「あー、分かってる、言うな」

姉「……」

姉「…それに」

姉「あ、あんたがあたしの裸とか、その…下着を見て、平気でもあたしは意識すんだから……」

弟「……」

姉「た、例え…家族で姉弟でもさ…見られるのはやっぱりあたしに取ったら恥ずかしい、って言うか…」

弟「……」

姉「……」

弟「……」

姉「……」

弟「……ハッ」

姉「………あ?」

弟「ブース」

姉「!?」

弟「じゃっ、俺コンビニ行ってくっから!」

姉「はぁ!?ちょっ、ちょっと!話まだ終わってっ…!!」

弟「じゃね~」

バタンッ

姉「なっ、……い……」

姉「………」

姉「………」ワナワナ

姉「あのガキ………」ワナワナ


弟「……」タタタッ

弟「……」タンタンタン

弟「おい!ババア!俺コンビニ行って来るから!」

母「あら、買い物に行って来てくれるの?」

弟「早くも難聴になってじゃねーよ!!買い物じゃねぇ!コ・ン・ビ・ニだボケ!!」

母「でも、コンビニも買い物する所でしょ?」

弟「行って来る!!」ガチャッ

バタンッ

母「…………?」

母「顔、真っ赤だったわね……どうしたのかしら」



弟「………」タタタッ

弟「……」

弟「くっそ………」ワチャワシャ

弟「あああああぁぁぁぁぁ!!!!」

猫「」ビクッ

弟「くそぉ………」

弟「姉貴のヤロー………」

弟「あぁぁぁ……」

猫(何こいつ)

猫「………」ソローソロー…

弟「………あ?」

猫(げっ)ピタッ

弟「………」

猫「………」

弟「………よぉ、クソ猫」

猫「………に、にゃ~ん」

弟「……ハッ」

弟「………お前は良いよなぁ」

猫(……めんどいのに絡まれちったぞ)

弟「お前、この辺じゃ見かけねぇ猫だな……」

猫「………」

弟「……ん?よく見たら首輪が付いてんじゃねぇか。飼われてんのか、お前」

猫「………」

猫(めんどうだ。ここはタイミングを見計らって一気に逃げるか)

猫「………」

弟(それにしても……ここら辺に猫買ってる家とかあったか…?)

猫(今だ!)

タタタタタッ

弟「あっ!!!」

弟「……………」

弟「………コンビニ、行くか」


母「姉ー」ガチャッ

姉「お母さん、何?」

母「部屋の掃除、頼めるかしら?」

姉「了解ー」

母「お願いねー」

姉「ほーい」

母「……あっ」

姉「?」

母「姉、弟と何かあった?」

姉「!」

姉「…えっと、いや、まぁちょっと…ね…」

姉「あっ!でも、そんな大した事じゃないし!」

母「……?そう」

姉「うん」

母「あ、それじゃあ部屋お願いね」

姉「OK!まかせて!」

バタンッ

姉「はぁ……」

姉(あいつ、何で嫌がんだろ…別室……)

姉「………」

姉「絶対、そっちの方が過ごしやすいのに……」

姉「……」

姉「……」

姉「…まっ、取り合えず掃除機ー掃除機ー」


ズオオオオオオォォォォォォォォ

姉「♪~♪♪~~♪」

ズオオオオオオオオォォォォォォォォ

姉「♪♪~~♪~~」

ズオオオオオオオォォォォォォォォォ

姉「♪~♪~♪♪」

ズオオオオオオオォォォォォォォ

ズオオォォォォォォォオオオオビリッ

姉「♪~♪~♪♪~」

ヒュオオビリリッ

姉「…♪……………ん?」

ヒュオォォッビリビリッガガッ

姉「??」ポチッ

姉(弟のベッドの下で、何か……引っ掛かってる…?)

姉「……」イソイソ

姉「……」スッ

姉「……」グイッ

姉「……」

姉「……」

姉「…………これって」

姉「テストじゃん……」

姉「………」

姉(……数学、28点………英語、21点……国語、18点………)

姉「……」チラッ

大量の真っ赤なテスト用紙達「コンニチハッ」

姉「…………」

姉(これ…全部もしかして弟の………?)

姉「………」

姉(うん…勉強はあたしも人の事言えないし、見なかった事にしとこう)

姉「……」スッ

姉「元の位置に戻しとこう……」スススッ

姉「掃除機でちょっとぐちゃぐちゃになっちゃったけど、きっとバレない……うん」

姉(…それよりも、弟よ)

姉「なにゆえ、ベッドの下に隠した……」

姉「……」

姉(まっ、あたしには関係ないか)ポチッ

ズオオオォォォォォォォ

姉「♪~♪~」

姉「♪♪~」

ズオオオオオオォォォォォォ

ズオオオオオオォォォォォォ

姉「……♪」

コツンッ

掃除機「イタッ」

姉「……まぁた、ベッドの下で何かぶつかったな……」

姉(弟はベッドの下が好きなんだろうか)

姉「もうっ!掃除しにくいったらありゃしない!」スッ

姉「……」ググググ

姉「……」

姉「……結構、奥の方だ」

姉「…届かん」

姉「うぅ~~ん……」ググググ

姉「だっ、め、……んん……届か、ないっ…!」プルプル

姉「奥までっ、突っ、込み……すぎ…っなのよっ……!」プルプル

姉(手足が短い日本人には厳しい……!)

姉「ぐぬぬ……」ピトッ

姉「よしっ!触れた!」

姉「っ…よいしょっと」ヒョイッ

姉「……えっと本?」

姉「…………って」

姉「」

姉「」

姉「…これ、は」

姉「ッ!?///」カアァァ

姉「ななななななななっっっ///」バサッ

姉「何、これっ……///」

姉「えっ…?なっ、えっ…?」

姉「……///」カーッ

姉(…これって、俗に言う…)

姉「…ぅ……」ヒョイッ

『~Hな姉をお仕置き~コスプレ大作戦!』

姉「」

姉「」

姉(エエエエエエエロ本よね!?///)

姉(えっ、し、しかも姉物!?)

姉「」

姉「」

姉「」

姉(……見なかった事に)スッ

姉「」

姉「」



母「あら、終ったの?」

姉「うん…」

姉「もう暫くは掃除したくないかも……」

母「えっ?」

姉「……」フラフラ

姉「……」パタン

母「?」

母「??」

母「今日は何だか二人とも様子がおかしいわね……」


ウイーン

アリガトウゴザイマシター

弟「……」

弟「……」ガサガサ

弟「……」スッ

弟「……」プシュッ

弟「……」ゴクゴク

少年「待ってよ~、お姉ちゃ~ん」

少女「えへへ~、こっこっまっでおっいで~っ!」

弟「……」ゴクゴク

弟「……っぷはぁ」

弟「うめぇ…」

少女「もう~!早く~!」

少年「うぅっ…お姉ちゃん早いよぉ~」

少年「あっ」ガッ

少女「!」

少年「っ…」ビタンッ

弟「………」

少女「大丈夫!?」タタタッ

少年「ぅぐ……いたっ、……ぃっふぇ~~ん……!」

少女「少年……」

少年「ゔえ゙ーーーん…!!痛い゙っー!!」

少女「……」

少女「…よし!お姉ちゃんが直してあげる!」

少年「グスッ……えっ…?」

弟「………」

少女「痛いの痛いのとんでけ~!痛いの痛いのとんでけ~!」

少年「…!」

少女「どう?痛い?」

少年「ちょっとだけ……」

少女「痛いの痛いのとんでけ~!痛いの痛いのとんでけ~!」

少年「……」

少女「まだ痛い?」

少年「……」コクン

少女「痛いの痛いのとんでけ~!痛いの痛いのとんでけ~!」

少女「痛いの痛いのとんでけ~!痛いの痛いのとんでけ~!」

少年「お、お姉ちゃん……」

弟「………」

少女「私ねっ」

少女「少年の痛みが消えるまで何回でも何回でも言うよ!」

少女「痛いの痛いのとんでけ~!ってね!」ニカッ

少年「!!」

弟「………」

少年「お姉ちゃん……」

少女「痛いの痛いのとんでけ~!痛いの痛いのとんでけ~!」

少年「ぅっ……ふぇ~~っ!!」

少女「えぇっ!?何で泣くの!?凄く痛い!?」アセアセ

少年「お゙ねえぢゃあぁああんっ~!だいずぎいぃぃ~~!!」

少女「私も好きだよ!?」アセアセ

弟「………」

弟「………」

キョウハ オウチ カエロッカ

グスッ…ウン…

弟「………」

弟「………」

弟「………あー」

弟「………」

弟(俺って、いつから姉貴の事汚い目で見るようになったんだっけ?)

弟(大好きの意味が変わって、素直に言えなくなったのっていつからだっけ?)

弟「………」

弟「………わっかんねぇ」

弟「………はぁ」

弟「………」

カラス「」バッサバッサ

カラス(おっww)

弟「………」

カラス(あそこに黄昏てる奴発見wwwwwwwwwwwwwwww)

カラス(チャンスwwwwwwwwチャンスwwwwwwwwww)

カラス「カァーwwwwwwカァーwwwwww」

弟「………あ?」イラッ

カラス「」バッサバッサ

カラス(今日も良い仕事したわ俺wwwwwwwwwwwwwwww)

弟(今のカラス、何か意図的なもんにように感じたけどよ………)

弟「駄目だ、俺………疲れてんだよ……」

弟「帰るか………」スッ



弟「………ただいまー」ガチャッ

母「お帰りー。お買い物、随分遅かったわね。楽しかった?」

弟「楽しい訳ねぇだろ糞ババア」

母「あら、そう。もうすぐご飯の時間だから」

弟「ああ…」トコトコ

弟「………」タンタンタン

弟「……」トコトコ

ガチャッ パタン

弟「………」

弟「………」ゴロン

弟「………はぁ」

弟「………」ゴロゴロ

弟「………」

弟(別室、ね……)

弟(ただでさえ、会える時間帯決まってるのに別室なんかにしたら………)

弟(……つーか、それ以前に)

弟「姉貴と離れたくねぇ…」

弟「………でも」

姉『あ、あんたがあたしの裸とか、その…下着を見て、平気でもあたしは意識すんだから……』

弟「………」

弟(平気な訳がねぇ…耐えてんだよクソ)

弟「………鈍感女が…」

姉『た、例え…家族でも姉弟でもさ…見られるのはやっぱりあたしに取ったら恥ずかしい、って言うか…』

弟「あー……駄目だ……」

弟(思い出しちまった……)

弟「………はあぁぁ」

弟(………姉貴は)

弟(別室がいいんだよな……)

弟「くっそ…どうすりゃいい……」ガシガシ

弟「………」

弟「………」

ガチャッ

弟「!」

姉「…!」

弟「何だ、お前かよ……」

弟(って、この部屋出入りすんのは俺らしかいねぇけど)

姉「……」トコトコ

姉「……」ストンッ

姉「……」ススッ

弟「勉強か?どうせお前がしても点数上がんねーだろwwやめとけww」

弟(くそっ、こんな事を言いたいんじゃなくて!!)

姉「………っ」

姉(し、喋りかけて来た以上何か言わなきゃっ……いつも通りに…!自然に…!)

『~Hな姉をお仕置き~コスプレ大作戦!』

姉「………ぁ」

弟「……」

姉(何で思い出しちゃうのおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉ!?!?)

姉(ただのエロ本!そう!ただのエロ本よ!なのにどうしてあたしが動揺する必要があるの!弟も健全な男子中学生!こんな事当たり前!そう当たり前よ!)

姉(ただのエロ本ただのエロ本ただのエロ本ただのエロ本ただのエロ本ただのエロ本)

『~Hな姉をお仕置き~コスプレ大作戦!』

『~Hな姉をお仕置き~』

『~Hな姉を~』

『~Hな姉~』

『H』

『姉』

姉(あ、頭が……爆発しそう……)グルグル

姉「………」ギュ

姉「ぁ………」

姉「……ぅ……///」

姉「………」

弟「………」

弟(何だぁ、こいつ…いつもならつっかかってくんのに今日に限ってそれが無いなんてよ…)

姉(何か言わないと、なのに……言葉が出てこない……)

弟「……」

姉「……」

弟「……なぁ、おい」肩ポンッ

姉「ゎひゃぁっ!?///」ビクンッ

弟「………あ?」

姉「………っ///」カアァァ

弟「!!」ドキッ

弟「す、すまねぇ……」

姉「………ぃ、ゃ」

姉「………」

弟「………」

弟(な、何だこれ何だこれ何だこれ何だこれ何だこれ何だこれ何だこれ何だこれ)ドキドキドキドキ

弟(心臓の音やべーよやべー)

姉「………///」

弟(えっ、何でこんなにこいつ顔赤いの!?ゎひゃあって可愛過ぎだろクソボケ!!)

弟(も、もしかして脈ありなのか…?)ドキドキ

姉「………」

弟(姉貴も俺を……?)ドキドキ

弟「………」

弟(……いや、冷静になれ、俺。んな奇跡みたいな事がある訳ねぇ……)

弟(どうせ、何か誰かに変な入知恵でもされたんだろ。目に浮かぶ)

弟「………」

姉「………」

弟「……」

姉「……」

弟「……ぇー、と…」

姉「…!」ピクッ

姉「………ぁ」

姉「……」

弟「……」

姉(妙な雰囲気を作ってしまった……うぅ)

弟「………あねk」

フタリトモー ゴハンヨー オリテラッシャイー

姉(助かった!!!)

姉「い、いまいくー!!」ガチャッパタン

弟「………」

弟(…逃げるように食卓へ……何だぁ、あいつ……)

弟(俺、何かしたか……?)

弟「………つっても」

弟「俺がコンビニ行く前は、普通だったよなぁ……」

弟(やっぱり、誰かに入知恵か?でも誰に?)

弟「……あっ!!」

弟(もしかして!ババアか!?)

弟「可能性は、十分あり得る……」

オトウトー ハヤクキナサーイ

弟「分かってんだよ!!!クソババア!!」

ガチャッ パタンッ

タンタンタンタン



弟「一回で聞こえる!!!!」バンッ

母「だったら、早く来なさい」

弟「ちっ、…うぜーな」

タダイマー

姉「おっ、お父さんだ!」

父「ふぅ~…」ガチャッ

姉・母「お帰りー」

父「ただいま」

姉「今日は早いね」

父「そうかな?まっ、これも父さんの努力のおかg」

弟「いつもだろカス」

父「」

姉「……あっ、お母さん!皿配るの手伝うよ!」

弟「…!」

母「あら、ありがとう」

弟「ちっ…」

弟(何だよ……いつもなら、『お父さんにそんな口聞いちゃ駄目でしょ!!』ってしつこいのに…)

弟(今日は突っ込まない上に無視かよ…)

弟「………俺もやる」

母・父「!」

母「あらあら、まぁまぁ」

父「」ニヤニヤ

弟「」イラッ

弟「…おい」

姉「…っ!」

弟「……」

弟「貸せ、俺も配る」

姉「……ぁ、…ぃ」

弟「腹減ってんだ…配るもん、さっさと配って早く食うぞ」

姉「………ぃぃ」

弟「あ?何?聞こえねぇ」

姉「………ぃい」

弟「……は?」

姉「あ、あたしがやるし……いいよ…別に」

弟「………」

姉「………」カチャカチャ

弟(…いや、俺…避けられてんのか…?)

姉(…駄目だ…意識し過ぎてまともに顔見れない…)

母(……喧嘩かしら?)

父「……?」

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