俺「そろそろ本気だす」(4)
俺「明日から本気だす」
俺「明日から…」
俺「そう明日から…」
俺「……」
俺「でも俺に明日はやってこないんだな」
胴体や腕に繋がれた幾つものパイプ、そしてコード。本来なら命を延命させる為のそれは、今はただーー苦しみを長引かせるだけの拷問機械へと成り果てていた。
母「調子はどう?」
俺「母さんか…。不思議と、いい気分なんだ」
嘘だ。
母「そう。何か食べたいものはない?」
俺「あぁ。大丈夫だよ」
嘘だ。
母「ごめんね…。私は母として貴方に何もしてあげる事ができないのね」
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