【Fate×AC】セイバー「わたしはなにか……されたようだ」 (15)




@閉鎖空間・アビス



セイバー「うぅん……ここは、どこだ……?」キョロキョロ

(´神`)「アビスへようこそ」

セイバー「!? だっ、誰だ!」

(´鍋`)「歓迎しよう、盛大にな」

(´神`)「お前は聖杯が欲しいのだろう? ならば、その願いを叶えてやる」ガシッ

セイバー「なっ!? は、離せ!」ジタバタ

(´鍋`)「夢破れたり、か。だが、チャンスはある。生きていればの話だか」キュイィィン

セイバー「ひッ……やっ、やめろおおぉぉぉッっ!!」



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@衛宮邸



セイバー「う、うわああぁぁっ!!」ガバッ

士郎「ど、どうしたんだセイバー!?」

セイバー「はぁっ、はぁっ……し、士郎……」

士郎「……な、何だ?」

セイバー「わたしはなにか……されたようだ」

士郎「……?」




◆セイバー

マスター:衛宮士郎

[パラメーター] 
AP     32204
重量     42000
消費魔力   23617
魔力供給   10138
魔力回復力  7826
総火力    3846
戦闘距離範囲 329
物理防御   2327
魔力防御   6291
安定性能   7214
平均速度   8446  
旋回性能   7534
索敵性能   2571



士郎「な、何なんだこの数値は……セイバー?」

藤村「そのサーヴァントのパラメーターだ、士郎」

士郎「ふ、藤ねぇ!?」

藤村「サーヴァントの性能はマスターに依存する。お前の能力では、まだ初期のジェネレータ程度の魔力しか供給できんな」

士郎「へ……?」

藤村「聖杯戦争を生き延びたければ、まずはそいつに十分な魔力を補給するところから始めろ。わかったな?」

士郎「……あ、ああ……」



{現在読込中…}




士郎「と……とにかくだ、セイバー。俺はお前のことをよく知っておく必要があるし、これからの方針だって考えなくちゃならない」

セイバー「はい」

士郎「まあ、とりあえず色々聞きたいんだが……」

セイバー「何でしょう?」

士郎「セイバーって、意外に重いのか?」

セイバー「……体重のことを言ってるのですか? 士郎」

士郎「ああ……いや、“重量”だよ、重量」

セイバー「……人並みよりは軽いと思いますが……」

士郎「そ、そうか……(42000が、軽い……?)」



士郎「じゃ、じゃあ次に……魔力の供給について」

セイバー「そうですね……士郎から供給される魔力の量は、並みの魔術師よりもかなり低いと思います。私は常に魔力を消費するので、このままでは消費に供給が追い付かず、現界することすら危ぶまれるかと」

士郎「むぅ……どうすればいい?」

セイバー「士郎が自分の魔力を更に多く供給できるよう、魔術師としての力を強化すれば道も拓けるでしょう。或いは、士郎と私の肉体を繋げれば、直接魔力の供給が可能です」

士郎「……それについてはまた考えよう」


士郎「戦い方は? セイバーは〈剣士〉のサーヴァントなんだろ?」

セイバー「そうです。刀剣を用いた、近距離での戦闘を得意とします。剣以外にも、総じて近接適性が高い武器の扱いには自信がありますが、相手との距離が離れると私には分が悪いです」

士郎「なるほど」

セイバー「その分、機動力は他のサーヴァントよりも高いです。相手を翻弄しつつ距離を詰め、得意の近距離戦闘に持ち込むのが私の戦い方となります」

士郎「よくわかった。セイバー自身の能力はともかく、後は俺が何とかしなくちゃいけないな……」

セイバー「士郎……私と手っ取り早く済ませませんか?」

士郎「……俺とセイバーが繋がるんだろ? 大体想像はつくけど、本気なのか?」

セイバー「当たり前です。現状でもかなりの魔力不足で、これでは私のサーヴァントとしての本領を発揮できません。士郎の努力を疑うわけではありませんが、ここは早急に解決した方が良いと判断します」グイッ

士郎「……あ、あのだな、俺にも覚悟ってもんが……」

セイバー「さぁ、早く済ませましょう。それほど恐れることもありません」ヌギヌギ


{現在読込中…}




セイバー「……っ、ぅあっ……」ハァ ハァ

士郎「……ぅッ!(な、何なんだこの感覚は……)」ゼェ ゼェ

セイバー「……しっ、士…郎……耐えてください……」

士郎「ぬあぁッ……!(や、ヤバい……何か……来る……!!)」

セイバー「士郎ッ……!!」ビクビク

士郎「……ま、魔術回路から、光が逆流する……!」ガクガク



バリバリバリ



士郎「ギャァァァァァッ!!!!」



{現在読込中…}




セイバー「士郎……大丈夫ですか?」

士郎「ああ……」

セイバー「これが、サーヴァントとマスターの主従を超えた関係……すなわち士郎は、従える者(マスター)から繋がる者(リンクス:Links)になったということですね」

士郎「なるほど……そういうことか」

セイバー「私が感じ取るものは士郎も感じ、士郎が感じるものは私にも共有されるようです」

士郎「そうか……それなら、互いに危険を察知しやすくなるな。ともかく今日は休もう。魔術回路がまだ焼け付いてるし」

セイバー「そうですね。私も、魔力の温存に努めます」

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