男「あー、人生つまんね」 老人「そこを行く者よ」 男「ん?」 (7)

老人「人生を愉快にしたいか?」

男「なんだ、聞いてたのかよ」

老人「愉快にしたいか?」

男「そりゃ、したかしたくないかなら、愉快にしたいね」

老人「ほほう、どんな人生を望む?」

男「超能力バトルの主人公で、そりゃもうハーレムよ」

老人「うむ、叶えよう」

男「はあ?」

老人「朝起きたら世界は一変するぞ」

男「…」

ジリリリリリリリリ

けたたましい音で喚く目覚まし時計で目を覚ます。

妹「お兄ちゃん!目覚まし止めたなら起きてよ!」

相変わらず妹が起こしに来るが、
最近ちょっと発育が良くて目のやり場に困ったりもする。

男「わかったわかった、今起き…あれ?」

待て待て、よく考えろ
俺に妹なんていたかぁ?

俺の家族構成は確か、父、母、俺、それにペットの犬(名前をスケロクと言う)だけだったはずだ

俺「…どうなってる」

妹「もう!起きてそうそう何わけわかんないこと言ってんの!?遅刻するよ!」

バリーン

突如として窓ガラスが割れる

男「こんな朝っぱらから!!」

敵だ

女「ふふふ、よくぞ私の奇襲を見破ったねえ」

男「お見通しなんだよバーカ」

女「私の能力はコールドアイ、目があった者を徐々に凍らせてしまう恐ろしい技よ」

男「そうか…ならば!!」

俺の能力は…

続く

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