ネトウヨ「中国は崩壊する!韓国は崩壊する!」 (18)

日本の財政破綻を懸念する声が海外でめっきり増えてきた。財政破綻とは日本政府が国
債(すなわち借金)を返済できなくなることである。何しろ日本の国債発行残高はGDPに比較
して断トツの世界一なのだ。


 昨年5月に財政破綻したギリシャより大きいのだ。だが日本政府は「大丈夫だ」と言い続けて
きた。理由は二つある。日本国債の保有者の96%は日本の投資家だからだ。日本の投資家は
日本の金融機関、ゆうちょ銀行、年金基金等である。我々が銀行に預けた預金は、銀行が日本
国債を購入することで間接的に国債を保有していることになる。

 もう一つの理由は、日本の貯蓄は1400兆円もあり、国債発行残高943兆円はその範囲内に収まるからだ。

 それはその通りと思う。だがこの状況をいつまで続けられるのか。2011年度の予算を見てみよ
う。税収は41兆円しかないのに、歳出は97兆円に達する。不足分を補うために44兆円の国債を発行するという。

 歳出の大きな項目は社会保障関係費28兆円だ。老齢人口が増えれば年金の支払いも増える
し、健康保険の支払いも増える。介護の国庫負担もこれから大きな支出項目となろう。今年か
らベビーブーマーが65歳になる。社会保障関係の支出はこれから毎年増加の一途を辿る。こう
した支出を上回って税収が増えなければ、不足分は国債発行に頼らざるを得なくなる。

 これを支える貯蓄1400兆円についても今後増える見通しは立てにくい。日本は経済停滞が続
き、日本人の所得は伸びていない。生活が苦しくなれば貯金を払い出さざるを得ない。1400兆
円は減少する可能性が高い。そう遠くない将来に、国債発行残高が国民貯蓄を上回る時が来
る。その時には外国に借金をせざるを得なくなる。

http://diamond.jp/articles/-/11324

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