もしも櫻子とあかりが双子の姉妹だったら (45)

(注)ゆるゆりのさくあかSSです。
二人は二卵性双生児の双子で櫻子が姉であかりが妹という設定で自分がずっと昔に書いたSSです。(誕生日的にあかりが姉ですが櫻子のほうを姉にしたかったので……ご了承下さい)
二人とも原作でもすごく仲良しだから双子の姉妹だったらもっと仲良しになってるんじゃないかと思って甘く書いてみました。
それでも大丈夫だという方はよろしくお願い致します。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429278844

〜自宅〜


あかり「櫻子お姉ちゃん」

櫻子「んーー?」

あかり「今日は櫻子お姉ちゃんが夕飯の当番だよねぇ?」

櫻子「そういえばそっかーー」アハハ

櫻子「うーーんと、じゃあ、カマンベールピザがいいなーー」

あかり「うーーん…宅配ピザもいいけど、櫻子お姉ちゃんが作ったごはん、あかり食べたいなぁ」ニコニコ

櫻子(うお…そんな眩しい笑顔されると作るしかないじゃんか…///)カァァ

櫻子「じゃあカレーでいい?」

あかり「うん!!わぁい櫻子お姉ちゃんのカレー、あかり櫻子お姉ちゃんのカレーだぁい好き!!」ニコッ

櫻子「うーーん…でもやっぱり買い出し行くの面倒くさいなーー」ブー

あかり「えーー、でも買い出し行かないとカレー作れないよぉ」アセアセ櫻子「でもめんどくさいものはめんどくさいんだよーー」ブー

あかり「じゃ、じゃああかりも買い出しの付き添いしてあげるから…ね?」

櫻子「ホント!?ありがとーー!!あかり大好き!!」ダキッ

あかり「もう、櫻子お姉ちゃんったら…///」カァァ

櫻子「ご、ごめんつい…///」カァァ

あかり「エヘヘ、いいよぉ」ニコッ

櫻子「じゃあ行こっか」

あかり「うん!!」

〜外〜


あかり「ひええ…さ、寒いねーー」ブルブル

櫻子「ホ、ホント寒いや。ごめんね、付き合わせちゃって」ブルブル

あかり「ううん、あかり櫻子お姉ちゃんと出掛けたかったし」

櫻子「そっか。ホントに優しくていい子だなあかりは」

あかり「エヘヘ…」

櫻子「アハハ…」

あかり「………」

櫻子「………」

櫻子「あ、あのさ」ドキドキ

あかり「え?」

櫻子「さ、寒いし、あの、その…///」カァァ

あかり「」ギュ

櫻子「え…///」カァァ

あかり「エヘヘ、櫻子お姉ちゃんの手あったかいね///」

あかり「手、繋ぎたかったんでしょ?」ニコニコ

櫻子「あ…う…///」カァァ

あかり「あかり、寒いからもうちょっとくっついていい?///」

櫻子「しょ、しょうがないなあかりは///」

あかり「エヘヘ…」ピト

櫻子「あと、そ、そうだ」

あかり「どうしたの?」

櫻子「わ、私のマフラー長いからだ、だからあかりの首にも巻いてあげるよ…///」ギュ

あかり「ありがとぉ、櫻子お姉ちゃん。だいぶ暖かくなったよぉ。あ、じゃああかりのマフラーも長いからお姉ちゃんの首に巻いてあげるね!!」ニコッ

櫻子「お、おう…あ、ありがとう…///(あかりはやっぱり天使だなぁ…)」カァァ

〜近所のスーパー〜


イラッシャッセー

アリガトゴザッシター

櫻子「レジも済ませたし…材料はだいたいこんなものかな?買い忘れないよね?」

あかり「うん、大丈夫だよぉ。でもお姉ちゃんニンジンも買って大丈夫なの?」

櫻子「だ、大丈夫!!チャレンジ精神は大事だ!!」

あかり「そ、そうだけど…」

櫻子「よし、じゃあ帰ろうか」

あかり「あ、あかり一つ持つよ?」

櫻子「いいよいいよ買い物に付き合ってもらったんだし私が二つとも持つから!!」

あかり「でも…あの…」

櫻子「ん?どうしたの?」

あかり「そ、それだとまたお姉ちゃんと手、繋いで帰れないから、い、嫌だなって…///」カァァ

櫻子「そ、そっか…///」カァァ

あかり「うん、ごめんねワガママ言っちゃって」

櫻子「全く、私とそんなに手を繋いで帰りたいとは…しょうがないなあかりは」ナデナデ

あかり「あ、頭なでないでぇ///」

櫻子「あははは、かわいい奴めーー!!」ナデナデ

あかり「あぅあぅ…///」カァァ

櫻子「じゃ、帰ろっか!!」ギュ

あかり「うん!!」ニコッ

〜自宅〜


櫻子「じゃあ、パパッて作っちゃうからあかりはゆっくりしてて!!」

あかり「お姉ちゃん一人で大丈夫?」アセアセ

櫻子「あははは!!大丈夫大丈夫!!あかりのために張り切って作っちゃうよ!!」ビシッ」

あかり「う、うん」

〜キッチン〜


櫻子「さてと…」

櫻子「まずは材料を切らなければ…」

櫻子「お肉から切ろうかな」

櫻子「」ザクッザクッ

櫻子「今日は調子いいな…」

櫻子「」ザクッザクッ

櫻子「もう少し速く切ってみよう…」

櫻子「」ザクッブシュッ

櫻子「痛ッ!!指切った!!」

あかり「お姉ちゃん大丈夫!?はい、絆創膏!!」サッ

櫻子「あかり!?見てたの?」ギョッ

あかり「うん。櫻子お姉ちゃんが心配で…いてもたってもいられなくて…」

櫻子「うわーー…恥ずかしいな。かっこ悪いとこ見せちゃったね」

あかり「ううん、かっこ悪くなんかないよ。料理してる時のお姉ちゃん真剣でかっこ良かったよ!!」ニコッ

櫻子「あははは…照れるな…///」

あかり「何か手伝えることあったら言ってね!!」ニコッ

櫻子「ありがとうあかり。でもお姉ちゃんあかりのために頑張って作ってみるね!!」ニコッ

櫻子(私が当番なのに手伝いたいなんて…ホント優しいなあかりは)ジーン

リビング〜


櫻子「かんせーーい!!」ジャーン

あかり「わーーい!!」

櫻子「じゃあ食べよっかーー!!」

あかり「うん!!いっただきまーーす!!」パクッ

櫻子「ど、どうかな?」ドキドキ

あかり「とっても美味しいよぉ!!」ニコッ

櫻子「ホント!?良かったーー!!」

櫻子「じゃあ私もいっただきまーーす!!」パクッ

櫻子「うん、美味しい…?(けど、具材が固いような…)」

櫻子「う…ニンジン…」ピタッ

櫻子「だ、だけど食べないと…」

櫻子「えーーい!!」パクッ

櫻子「」モグシモグシ

櫻子「やっぱりまずーーい!!」

あかり「お姉ちゃん、無理ならあかりが食べるよ?」

櫻子「ごめん、あかり!!じゃあはい、あーーん!!」

あかり「ふええ!?は、恥ずかしいよぉ…///」カァァ

櫻子「ホラ、口開けて!!」ニコニコ

あかり「もう…あ、あーーん」パクッ

櫻子「おいしい?」

あかり「う、うん…さ、櫻子お姉ちゃんが食べさせてくれたから…お、おいしい…よぉ?///」

櫻子「そ、そっか…な、何か照れるな…///」カァァ

あかり「じゃあさっきのお返しにあかりは櫻子お姉ちゃんが好きなお肉をあげるね!!」

櫻子「ええ!?あ、あかりもお肉好きだろ!?い、いいよ!!///」ドキドキ

あかり「いいからいいから!!はい、あーーん!!」

櫻子「あ、あーーん!!///」パクッ

あかり「おいしい?」ニコッ

櫻子「あ、あかりが食べさせてくれたものはぜ、全部おいしいに決まってるじゃん…///」ドキドキ

あかり「エヘヘ…///」

櫻子(ちくしょーーかわいいな…///)ドキドキ

あかり「ふーー。おいしかったよぉ、ごちそうさまでした!!」

櫻子「あかりーー!!」ダキッ

あかり「ふええ!?櫻子お姉ちゃんどうしたの!?///」カァァ

櫻子「いやーー!!あかりはホントいい子だなって思ってさーー!!」スリスリ

あかり「そ、そんなことないよぉ…///」櫻子「カレーの具ちょっと固かったでしょ?」

あかり「そ、それは…」

櫻子「もう、正直に言ったらいいのに…」ナデナデ

あかり「うん、ごめんね。うそついちゃったよぉ」シュン

櫻子「あははは、そんなに落ち込まなくても…」

あかり「でも味はおいしかったのはホントだよ!!お姉ちゃんの味がした!!」

櫻子「おお、そうかそうか。我が双子の妹ながらいいこと言ってくれるねーー!!このこのーー!!」ツンツン

あかり「あははは、つっつかないでぇーー!!」

櫻子「今度はちゃんとしたカレーを作ってあげるね!!」

あかり「うん!!楽しみにしてるよぉ!!」

櫻子「それじゃあ、そろそろお風呂にでも入ろっかな?」

あかり「うん!!先に入っていいよぉ!!」櫻子「いやいや、あかりも一緒に入ろうよ!!」

あかり「ええ!?は、恥ずかしいよぉ…///」

櫻子「いいじゃんいいじゃん今日くらいさ!!」

あかり「でもぉ…///」モジモジ

櫻子「もう、たまに一緒に入ってるじゃん!!今さら恥ずかしがらないの!!ほら行くよーー!!」グイグイ

あかり「じ、自分で歩くから押さないでぇーー!!」アセアセ

櫻子「よしよし!!それでこそ我が妹!!」

あかり「もう、お姉ちゃんったら…///」

〜お風呂〜


櫻子(とは言ったものの…)

あかり「お姉ちゃん、背中流してあげるね!!」

櫻子「う、うん…」

櫻子(今日のことを振り返ると…)

あかり「お姉ちゃんの背中きれいだねーー」ゴシゴシ

櫻子(やっぱり変に意識してしまう…///)ドキドキ

あかり「はい、洗い終わったよぉ!!」

櫻子「じゃ、じゃあ私もあかりの背中流してあげるね」

あかり「うん!!」

櫻子「」ゴシゴシ

櫻子(このまま強引に…///)ドキドキ

あかり「あはは、何だかくすぐったいよぉ」

櫻子(あかりの前も…洗うか?///)ドキドキ

櫻子「」ゴシゴシ

櫻子(いや、もし嫌がったらどうしよう…///)ドキドキ

櫻子「」ゴシゴシ

櫻子(いや、あかりに限ってそれはないか…?///)ドキドキ櫻子「」ゴシゴシ

櫻子(いや、ダメだろ双子といえど…///)ドキドキ

櫻子「」ゴシゴシ

櫻子(いや、しかし…///)ドキドキ

あかり(お姉ちゃん、急に黙ってどうしたんだろ?)

あかり「ふぅ…二人だと狭いけど湯船気持ちいいねーー」

櫻子「うん、そうだね」ドキドキ

櫻子(結局強引に洗えなかった…///)ドキドキ

あかり「ちょっと恥ずかしいけど、一人で入るよりもお姉ちゃんとのお風呂だぁい好き!!」ニコッ

櫻子「!!」ドキッ

櫻子「エヘヘ…ありがとうあかり///」テレテレ

櫻子(まあ、この笑顔を一人じめ出来るだけいっか)ニコニコ

〜櫻子の部屋〜


櫻子「さて、そろそろ寝るかーー!!」

櫻子「電気消して…と」パチッ

櫻子「じゃあ、おやすみーー!!」ゴソゴソ






櫻子「………」




櫻子「…寝れない…寝れないぞーー!!」ガバッ

櫻子「何故だ?でも…」

櫻子「何か寂しいような…」

櫻子「………あかり」ボソッ

櫻子「って別にあかりと寝たい訳じゃ…!!///」カァァ

ドア「コンコン」あかり「お姉ちゃん…起きてる?」

櫻子「あかり!?///」ドキッ

ドア「ガチャ」櫻子「どうしたの?あかり?」

あかり「あ、あのね、さっき一人でホラー番組見てたから…それで…」ビクビク

櫻子(ははーーん…一人で寝れなくなったのか。かわいい奴め)ニヤニヤ

あかり「あ、あのね…あのね…えっとね…」

櫻子「それで?お姉ちゃんにはっきり言わないと分からないなぁ」ニヤニヤ

あかり「うぅ…櫻子お姉ちゃんのいじわる…」ウルッ

櫻子(あ…涙目になってる。泣きそうなあかりもかわいい…じゃなくて!!)

櫻子「ごめんごめん、泣かないで。もうからかわないから恥ずかしがらずに正直に言ってみなって」

あかり「う、うん。そ、それでね、さ、櫻子お姉ちゃんと一緒の布団で寝たいなって。い、いいかな?///」カァァ

櫻子「はいはい、よく言えましたーー!!エライエライ!!」ナデナデ

あかり「あ、また撫でられた…もう、あかりは子供じゃないよぉ///」カァァ

櫻子「あはは、ホラー見て怖がるようじゃあかりはまだまだ子供だよ」

あかり「そ、そう言うお姉ちゃんだって、ホントはあかりがいなくて寂しくて寝れなかったんじゃないの?」

櫻子「は、はあ!?そ、そんなことないんだからね!!///」ドキッ

あかり「櫻子お姉ちゃんも照れちゃってかわいい…」ナデナデ

櫻子「うぅ…(あかりに頭撫でられてる…は、恥ずかしい…)///」カァァ

櫻子「ほ、ほら一緒に寝るんだろ?早く寝るよ!!///」

あかり「はーーい!!」





櫻子「ふ、二人だとちょっと狭いな…」

あかり「ごめんね、お姉ちゃん」

櫻子「あ、謝ることないよ。あかりが隣にいると何か安心する…というか…ね…///」ゴニョゴニョ

あかり「エヘヘ…あかりも」

櫻子「そういえばどんなホラー見てたの?」

あかり「う…えっと…」ウルッ

櫻子「ああ、ごめんごめん!!思いださせちゃったね!!む、無理に言わなくていいから」アセアセ

あかり「だ、大丈夫だよぉ…あ、あのね。主人公さんがね最初は親友さんの皆と部活でゲームをしたり神社で仲良く弁当を食べたりお祭りでワイワイ楽しく皆で遊んでたんだけど…」

櫻子「うん…」

あかり「でも祭りが終わったある日、突然悲しい事件が起きてしまって…主人公さんは刑事さんに『親友さん達がその事件に関わってる可能性がありますよ、気を付けて下さいね』って言われたの」ウルッ

櫻子「それで、その主人公は…?」

あかり「主人公さんは大切な親友さん達がそんな事件に関わってる訳ないと思ってても結局最後は疑ってしまって、親友さん達を傷つけてしまって…最後は親友さん達も主人公さんも…うぅ…」ポロポロ

櫻子「もういい。もういいよ。ごめんね、怖かったね」ナデナデ

あかり「あかり、その番組謎だらけで見るの怖かったけどそれ以上に自分のせいで大切な人がいなくなっちゃうんじゃないかって…」ポロポロ

櫻子「うん…うん…」ナデナデ

あかり「櫻子お姉ちゃんがいなくなったらどうしようって思ってしまうと悲しくて…」

櫻子「大丈夫だよ」ギュー

櫻子「私があかりのそばから離れるもんか」

あかり「櫻子お姉ちゃん…」

櫻子「それにあかりが私や他の人を傷つけるなんてことあるわけないじゃん!!」

櫻子「皆が見てない所で花瓶の水かえたり、今日だって買い出し手伝ってくれたり指切ってケガした時も絆創膏張ってくれたり、あの時も勉強教えてくれたり忘れ物貸してくれたりさーー」アハハ

櫻子「こんだけ私に優しくしてくれる子が間違っても人を傷つけたりなんかしないよ!!」

あかり「うん…ごめんね…お姉ちゃん…変な話して…」ポロポロ

櫻子「気にすんな!!あかりは私の最高の妹なんだから!!」ニコッ

あかり「うん、うん…」ポロポロ

櫻子「だからさ…」




チュッ


あかり「お、お姉ちゃん!?///」カァァ

櫻子「こ、これで元気出しなよ!!///」カァァ

あかり「エヘヘ…///」

櫻子「全く、手の掛かる妹なんだから…///」ギュー

櫻子「き、今日だけ抱き締めてあげるからは、早く寝ろよ!!」

あかり「ありがとぉ、お姉ちゃん」ニコッ

櫻子「ど、どういたしまして///」

あかり「じゃあ、お休みなさい…櫻子お姉ちゃん…」

櫻子「お休み、あかり…」

あかり「………お姉ちゃん」

櫻子「………んーー?」

あかり「ずっと、一緒だよ」ギュー

櫻子「当たり前じゃん、あかり」ギュー





〜終わり〜

終わりです。
ずっと昔に書いたSSですが最後まで妄想全開で申し訳ありませんでした。
短いですが最後までご覧になってくださった方ありがとうございました。

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