兄「なんだよ、は？って」
妹「疑問だよ、は？」
兄「ははは」
妹「話を逸らすな」
兄「あれ、何の話してた？」
妹「え、えーと・・・」
兄「ん？ボケたか？」
妹「違うわ！思い出した」
妹「なんで部屋に戻るのって話だ！」
兄「あー、そうだった、そうだった！」
兄「・・・自分の部屋に戻るのに理由なんてないだろ」
妹「偉そうなこと言うな」
兄「えー？じゃあ、お前何をすれば満足するんだ？俺が部屋に戻る理由言えばいいのか？」
妹「・・・違うわよ、私暇なんだけど？」
兄「そうかね」
妹「・・・あんた馬鹿？」
兄「ん、何が？もう部屋行っていいか？」
妹「・・・私の暇潰しに付き合いなさいよ」
兄「・・・」

改行必要？
わかった

兄「んで、暇潰しって何？」

妹「知るか」

兄「知るかって・・・」

妹「あんたが考えなさい、兄」

兄「んなこと言われても妹とやることなんてないだろ」

妹「・・・確かに兄とすることなんてないわね」

兄「だろ？そうだろ？部屋に戻っていい？」

妹「いいわよ、役立たず」

兄「役立たず・・・だと？」

妹「ふん」ｽﾀｽﾀ

兄「・・・まあ、よく言われることだよな」

兄「うひょおおおおおおぉ！」

『兄・・・駄目だよ、姉弟でなんて・・・』

兄「クライマックスやってまいりました！ﾊｱﾊｱ！焦らすぜ！焦らすぜ！ﾊｱﾊｱ！」ﾄﾞﾝﾄﾞﾝﾄﾞﾝ


妹「・・・うるさいわね」ｲﾗｲﾗｲﾗｲﾗ



兄「ふぅ・・・やっぱり持つべきものは巨乳の姉だな」

兄「おねえちゃ～ん」

『兄君・・・明日も・・・やろ？』

兄「はい！喜んで！」

妹「おいコラ！うるせえんだよ！」ﾊﾞﾀｯ

兄「！？！？！？」

妹「さっきから兄の声がうるせえ！いい加減にしろ！」

兄「お、おう、ごめんな！」ｱｾｱｾ

妹「・・・さっきから何騒いでたの？お姉ちゃんとか言ってたけど・・・」

兄「な、なんのことだ？」ｱｾｱｾ

妹「・・・・・・」

妹「兄、そこどきなさい」

兄「！？」ｷﾞｸｯ

妹「早くどきなさい！」

兄「・・・」ｱｾｱｾ

妹「いいわよ、自分で確認するから」ｽﾀｽﾀ

妹「どきなさい」ｸﾞｲｯ

兄「あ・・・」

妹「・・・何よこれ」

妹「お姉ちゃんと一緒・・・？」

兄「（よりによって妹に見られるとは・・・）」

妹「・・・・・・ふ～ん。そうか。そうなんだ！兄はお姉ちゃんが欲しかったんだ！」

妹「最低ッ！変態ッ！二度と話しかけんなッ！」ｽﾀｽﾀ

ﾊﾞﾀﾝｯ!

兄「・・・・・・( ﾟ□ﾟ)」

兄「そこまで怒ることないだろ・・・」

兄「アーッ！クソ！バレちまった!」

兄「恥ずかしい！もうお嫁にいけない！」

兄「・・・これからどうやって妹と接しよう・・・」

兄「・・・いや、待てよ？妹だぞ？知られてまずい相手だったか？所詮妹だぞ？」

兄「そう思うとそんな大したことじゃないよな、共に生活してたらこんなことの一つや二つはある」

兄「そう、堂々としていれば大丈夫だ！むしろ開き直っていればいいじゃないか！そうしよう！」

兄「なあ、妹」

妹「二度と話し掛けんな、クズ！」

兄「いや、待てよ、話聞いてくれ」

妹「・・・・・・」

兄「俺さ、気付いたんだ・・・妹よ」

妹「・・・・・・」

兄「俺は・・・俺は・・・」

妹「・・・・・・ッ！」

兄「お姉ちゃん大好きなんだぜ！」

妹「！？！？！？」

ｶﾞﾁｬ

兄「お、妹」

妹「[ﾋﾟｰｰｰ]！クズ！」ﾄﾞｶﾞｯ

兄「グハッ！？！？！？」

兄「痛ぇ・・・まだヒリヒリする・・・」

兄「なんだよ、そんなにお姉ちゃん好きが罪なのか？」

兄「殴ることはないだろ・・・」

妹「おい、コラ！」

兄「あ、妹」

妹「・・・・・・あ、あのゲーム」

兄「え？」

妹「削除したら許してあげるから・・・」

兄「ホントか？」

妹「少しだけ・・・だよ？」

兄「あ、でも、あれ高かったんだよなぁ」

兄「ごめん、無理！」

妹「・・・」

兄「ごめんな、お前の」

妹「くたばれ！この！この！」ﾎﾞｺﾞｯ ﾎﾞｺﾞｯ

兄「グハッ！？！？！？グハッ！？！？！？」

妹「（もう知らない！）」ﾀﾀﾀｯ

兄「ちょ待てよ」

兄「また殴られた・・・」

兄「いつから妹は暴力的になったの！？」

兄「そんな子に育てた覚えないわ！お兄ちゃん悲しい！」

兄「・・・・・・」

兄「でも確かにあれは妹に申し訳なかったな・・・」

兄「取り敢えずゲームは消しとこう」

兄「・・・ック！ごめん！姉ちゃん！」

兄「また会いに来るから・・・ごめん！」ﾎﾟﾁｯ

『アンインストールが完了しました』

兄「速ッ！？お姉ちゃん！お姉ちゃん！うおおおおおおおおお！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

ｳﾙｾｴ!ﾀﾞﾏﾚ!

兄「・・・・・・」

兄「なぁ、妹！ホントに申し訳なかった・・・」

兄「ゲームも消したし、な？」

妹「・・・・・・」

兄「おーい、いるんだろ？返事してくれ」

妹「そんだけじゃ許さないら」

兄「なんだそれ」

妹「・・・・・・」

兄「・・・わかった、言うこと一つ聞こう」

妹「・・・・・・」

兄「・・・・・・もう！しょうがないな！今だけ二つに増量だ！持ってけ泥棒！」

ｶﾞﾁｬ

兄「うお！？妹！！」

兄「・・・・・・目、赤くないか？」

妹「これ」ｽｯ

兄「・・・ん？何これ？漫画？」

妹「これ、読めクズ」

兄「・・・願い事、こんなんでいいの？」

妹「読めったら読め！」

ﾊﾞﾀﾝｯ!

兄「・・・これはハーレム漫画か？」

兄「なんでこんなん読めと・・・？」

兄「・・・・・・」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

兄「・・・・・・」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

兄「・・・・・・」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

兄「・・・・・・」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

兄「・・・・・・」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

兄「・・・・・・」ﾊﾟﾀﾝｯ

兄「・・・何だこれ」

妹「おい、兄」

兄「ん？妹か」

妹「さっきの漫画読んだ？」

兄「えーと」

妹「・・・」ｼﾞｰｯ

兄「読んだ！読んだ、よ！」

妹「・・・どのキャラが好きなの？」

兄「えー・・・」

妹「答えなさい」

兄「あ、俺は姉ちゃんが！」

妹「あ？」

兄「・・・・・・」

兄「ツインちゃんが好きです」

妹「・・・あっそ。分かったから帰っていいよ」

兄「・・・・・・あぁ」

兄「何が言いたいんだあいつ」

兄「いきなり漫画渡されて好きなキャラは？・・・って」

兄「まあどうでもええがな！ただいま！姉ちゃん！」ﾎﾟﾁｯ

兄「・・・あ、そっか、消したんだった」

兄「うぉー・・・妹の許しとかどうでもいいから残すべきだった！」

兄「※これは後に人生最大の誤りとなる」

兄「明日は学校だ、早くねよ」ｸﾞｰｸﾞｰ

兄「おい、妹！朝だぞ起きろ！」ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ

兄「妹！妹！妹！妹！妹！」ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ

ｶﾞﾁｬ

妹「朝から騒がしいわ！」ﾎﾞｺﾞｯ

兄「ｸﾞﾌｯ・・・お、起きたか」

妹「ふん」ｽﾀｽﾀ

兄「朝から暴力的だなんて、将来大丈夫かしら？」

兄「お兄ちゃん心配！」

兄「・・・俺も早く支度しよ」

誰も見てないか
落ち

ごめん、書きます

妹「兄、行くわよ」

兄「一人で行け」

妹「」

ごめん間違えた……

兄「もう朝食食ったか？」

妹「・・・不味かった」

兄「なんだ文句かコラ」

妹「事実だから」ｽﾀｯ

兄「このガキ・・・！」

兄「明日から美味しいの作ります！」

妹「わかったから」

兄「クソ・・・クソ・・・」

妹「ふん」

兄「（・・・今日毒盛ってやろうかな）」

妹「私今日遅いわよ」

兄「おう、じゃあ晩飯抜きでいいか？」

妹「は？」

兄「へ？」

妹「待っとけよ」

兄「お前が帰るまで？」

妹「そう」

兄「やだなー・・・やだなー・・・」

妹「拒否権無いから、ニートの兄に」

兄「俺ニートじゃねえよ」

妹「ニートよ」

兄「今日も秋葉原行くんだよ！」

妹「それをニートって言うのよ！はぁ、もう知らない、相手してらんない」

兄「えーでも、メイド喫茶行かないとなぁ」

妹「！」ﾋﾟｸｯ

兄「今日はマコちゃんに会いたい気分だ・・・」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

妹「！！！」ﾋﾟｸｯ

兄「なぁ、お前早く学校行かなくていいの？」

妹「・・・兄」

兄「え？」

妹「メイド喫茶はどう見ても金の無駄使いなんだけど？」

兄「どこが」

妹「色々とよ！」

兄「な・・・ッ！」

兄「違うね！無駄使いじゃないもんね！」

妹「特製オムライス」

兄「1500円！・・・あっ」

妹「無駄使い！無駄使いよ！メイド喫茶禁止！ニートが調子乗るな！」

兄「ハァ！？わかったよ！今日はファミレスで我慢するよ！」

兄「あ～・・・川上さんいるかなぁ・・・」

妹「！」ﾋﾟｸｯ

妹「ファミレスも禁止！外食するな！クソニート！」

兄「ハァ！？」

兄「クソニートってなんだよクソニートって」

兄「このままじゃメイド喫茶どころかファミレスも２度と行けなくなる・・・」

兄「このままでいいのか？俺よ」

兄「よくない！あれは俺の生き甲斐の1つだ！どうにかしなければ・・・」

兄「・・・働こう」

兄「・・・あ、でもそれができれば苦労しねえか」

兄「・・・いや、自分のお金で行けば文句は言わないだろう」

兄「うむ、働こう、それがいい」

兄「履歴書どこにあったっけ」ｶﾞｻｺﾞｿ

兄「おお、あったあった」

兄「うわ、汚な！・・・思い出した、確かティッシュが切れて変わりに使ったんだ・・・」

兄「コンビニに行こう」




兄「すいません、履歴書下さい（可愛いな）」

店員「は、はい！（ヤダ、かっこいい///）」


店員「あ、ありがとうございました！///」



兄「さて、俺も頑張るか」

兄「どうせ働くなら近くがいいよな」

兄「もういいや、あのコンビニ行こう」

兄「あの子も可愛かったし、近いし、一石二鳥じゃないか？」

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ

「はい、こちらなんとかマート虎の穴店です」

兄「あのー、すいません・・・・・・」

兄「とりあえず面接はできるみたいだな」

兄「俺ってコミュ障じゃないよな」

兄「うん」

兄「・・・もうやるべきことはやった」

兄「寝ます」ｸﾞｰｸﾞｰ



妹「おい、起きろ！」ﾄﾞｶﾞｯ

兄「ぬわ！？！？！？」

妹「いつまで寝てるのよ！」

兄「・・・誰だあんた」

妹「・・・」ﾊﾞｼｯ

兄「痛ッ！！？」

兄「い、妹！？なんでここに！？」

妹「なんでって・・・もう夕方の六時なんだけど！」

兄「あ、なるほど・・・え！？」

兄「ヤベエ！」ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

兄「（何時間寝たんだ俺！）」

妹「・・・もう」

兄「ほぁぁ・・・終わった」

兄「家事を溜め込んだらロクなこと起こらんな」

兄「また寝よ・・・」

妹「おい」

兄「ぬわ！？！？！？」

妹「今寝ようとしたでしょ」

兄「・・・寝てもいいだろ」

妹「・・・勝手にして」

兄「おやすみ」ｸﾞｰｸﾞｰ

兄「・・・７時だ」

兄「晩御飯用意しなくちゃ」ｽﾀ



兄「うむ、中々の出来映え」

兄「おーい！妹！」


兄「いただきます」

妹「ん」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

兄「美味いな」

妹「別に」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

兄「この、エリカ様がっ！」

兄「・・・あ、俺バイト始めるから」

妹「・・・は？」

兄「バイト始めたらメイド喫茶行っていいだろ？」

妹「な、なによ、それ！」

妹「バイトなんて認めないわ！」

兄「いや意味がわからん」

兄「俺はバイト始めるぞ！」

妹「・・・・・・」ｲﾗｲﾗ

妹「あんたは私の言うこと聞いてなさい！」

兄「自分で働いた金でメイド喫茶行くんだから問題ないだろ！まだ受かってないけど」

妹「・・・・・・」ｲﾗｲﾗ

妹「どこで働くのよ」

兄「そこのコンビニ」

妹「・・・ふーん」

兄「いいだろ？」

妹「・・・メイド喫茶行ったら二度と口聞かない！」

兄「それは俺の生き甲斐なんだ！やめるわけにはいかないね！」

妹「ダメっていってるでしょ！」

兄「俺はこのためにバイト始めるんだよ、悪いか！？」

兄「わかった、わかった」

妹「・・・何がわかったの？」

兄「メイド喫茶いく回数減らすわ」

兄「それで妥協する」

妹「いや行くなよ」

兄「それは無理な願いじゃ、フォッフォッフォッ」

妹「・・・はぁ、月１ね？」

兄「お？お？」

妹「それ以上は許さん」

兄「お、おお！さすが妹ちゃん！マジ天使！」

妹「う、うるさい！」

兄「今からコンビニ行くゾー」

妹「・・・アイス買ってこい」

兄「なんのアイス」

妹「チョコソフト」

兄「うわ、センス無」

妹「は？」

兄「じゃ行ってきます」

妹「待ちなさい！今なんて言った！？」

兄「いや、美味しいよねーって」

妹「嘘つくな」

兄「嘘じゃないよ、ね？お兄ちゃんを信じよう？」

妹「い、キモ・・・」

兄「じゃ、コンビニ行ってくる」

兄「あ、後で金出せよ」

妹「ニートのあんたが奢れ」

兄「ニートだから奢れねえよ！」

ｶﾞﾁｬ

ｲﾗｯｼｬｲﾏｾｰ

兄「あ、昨日の人だ」

店員「（き、来てくれた///）」

兄「さて、チョコソフトとジャンプは・・・」



店員「さ、三百や、八十円です！///」

兄「（噛んだ、可愛い）はい」

店員「（うぅ///噛んだ）あ、二十円のお返しです///」ﾁｬﾘ

兄「どうも」

店員「（て、手が触れた///）あ、ありがとうございました！」

ﾏﾀｵｺｼｸﾀﾞｻｰｲ

兄「・・・やっぱり、ここで働こう」

兄「ほら買ってきたぞ」

妹「遅い」

兄「遅くはないわ」

妹「早くちょうだい」

兄「はい」ｽｯ

妹「ん」

兄「礼を言え」

妹「・・・」

兄「・・・礼を言え」

妹「あー、ありがと」

兄「心が籠ってない！」

兄「ありがとっ！お兄ちゃん♪ だろ！」

妹「きも、くたばれ！」

兄「はぁ・・・可愛いげの無い妹だ」

妹「！」ﾋﾟｸｯ

妹「な、何が可愛いげの無い妹よ！」

妹「ふん！私なんてどうせ可愛くないもん！」

兄「・・・もん？」

妹「・・・も、もう知らない！」

兄「おい、妹！可愛いげのある妹とはな」

妹「・・・何よ」

兄「聞いて驚くなかれ、可愛いげのある妹とは」

兄「兄のことをお兄ちゃん♪と呼ぶ妹のことだ」

妹「・・・兄はそういうのが好きなの？」

兄「うむ」

妹「キモッ」

兄「ほら、言ってみ！レッツお兄ちゃん！」

妹「アニキ」

兄「ぬぁ！？まだ呼び捨てのがいい！」

妹「アニキ」

兄「妹子」

妹「お前は名前で呼べ！」

兄「妹ちゃん」

妹「何」

兄「妹って料理できる？」

妹「！」ｷﾞｸｯ

兄「出来るよな？」

妹「・・・」

妹「なんで急にそんなこと言うんだ気持ち悪い」

兄「いや～？妹ちゃんの手料理食べたいなぁ～・・・って・・・」

兄「・・・あ」

妹「へぇ、そっか？じゃあ食べさせてあげる」

兄「（アカン、なんでこんなこと口に出してしまったんだ）」

兄「（忘れることはない・・・あの独創料理の衝撃を・・・）」

兄「いや、いいよ？無理しなくても」

妹「作る」

兄「・・・妹料理苦手だろ？な？」

妹「あんたが食べたいって言ったんだろ」

兄「そ、そりゃそうだけどさぁ」

妹「それに練習しないと・・・ね？」ﾆｺｯ

兄「・・・」ｿﾞｸｯ

兄「・・・あ～、俺自分探しの旅に出るわ！頑張れよ妹！じゃ！」ｽﾀｽﾀ

妹「・・・」ｶﾞｼｯ

兄「・・・」

妹「逃げないでね？」

兄「・・・はい」

兄「・・・」

妹「なに泣いてるのよ」

兄「いいえ・・・」

妹「ほら、出来たわよ」

兄「・・・美味しそうじゃないか、お前才能あるよ！じゃ！」ｶﾞﾀｯ

妹「食べろよ」ｶﾞｼｯ

兄「・・・」

妹「ほら、口開けて」

兄「・・・」

妹「開・け・ろ！」

兄「もがッ！？ｰｰｰｰｰｰｰｰッ！？」

兄「ｸﾞﾜｧｱ?ｵﾜ!ｽﾀﾞ,ｶ,!?ｼ?ｶ?ﾚ??ﾙ?ｽﾙｶﾒ?ﾍ?」

妹「・・・失敗か」

兄「ﾇｶﾏ,ｶ!?!?ｶﾞﾗｱﾜｻ!?!ﾙｶﾏｻ!?!?ｷｶﾒﾅﾝ??」

妹「うるさい！」ﾄﾞｶﾞｯ

兄「！？！？！？」ﾁｰﾝ

兄「・・・はっ！？」

妹「起きた？」

兄「・・・今まで寝てたの？俺」

妹「うん」

兄「あー・・・なにも思い出せねぇ」

兄「ていうか口のなかが気持ち悪い」

妹「も、もとからだっ！」

兄「汚なくねえよ？」

兄「口ゆすいでくる」

妹「（・・・こんなんじゃダメ・・・料理できるようにならないと・・・）」