P「みんなにマネージャーを付けようと思う」 (44)

P「みんな集まったかー?」

真美・亜美「あっ、兄ちゃんおはよ→」

響「ふわぁ~、自分まだ眠いぞ…」

真「だらしないなー、響。ランニングすると目が覚めるよ!」

春香「こんな早朝に呼び出してどうしたんですか?」

P「すまんな、全員もう売れっ子だからこの時間くらいしか集まれなかったんだ」

P「なんと765プロにみんなのマネージャーが二人も採用されました!!」

貴音「はて、まねえじゃあとはどのようなものでしょう?」

P「それでも芸能人か貴音…まぁ簡単に言えば、身の回りのお世話をしてくれる執事みたいなもんだ」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429092890

伊織「ふーん。で、そのマネージャーがそこの二人ってわけ?」

男M「ど、どうもです。今日からお世話になる男Mというものです」

女M「女Mです、よろしくお願いします」

雪歩「ひぃ!お、男の人ぉ!!」ギュッ

P「こら雪歩、失礼だろ!しかも俺も男の人だ」

真「へへ、でもマネージャーなんて芸能人みたいで楽しいですね!」

P「芸能人だろうが…」

やよい「うっうー!一緒にがんばりましょー!」

P「二人とも有能なのは俺が保障する。とりあえず今から二人の分担を発表するなー」

千早「ちょっと待ってください!!」

P「どうした?」

千早「今までプロデューサーがやっていたマネージャー業務をその二人が引き継ぐということですか?」

P「まぁそうなるな」

春香「あ…」

亜美「どゆこと→?」

あずさ「簡単に言うとプロデューサーさんの送り迎えとかがなくなるということよ、亜美ちゃん」

美希「美希は絶対にやなの!!」

P「いや、嫌と言われてもな…」

千早「ここにいる全員、現状で満足しています。そこのお二人には悪いけどマネージャーは必要ないかと…」

P「えっと…」ポリポリ

律子「はぁー、しっかりしてくださいよプロデューサー殿」

P「すまん律子…」

律子「みんな、プロデューサーはプロデューサーであってマネージャーではないの」

律子「今までプロデューサーとマネージャーを兼任して13人のアイドルの面倒を見てたこと事態が異常なのよ」

男・女M((えっ、ブラック企業も真っ青な業務形態じゃ…))

千早「で、ですが今は何も問題なく回っているじゃないですか!」

男・女M((問題なく回ってるんだ…))

貴音「千早、問題が起こってからでは遅いのです」

千早「…」

春香「…だ、大丈夫だよみんな!プロデューサーさんに会えなくなるわけじゃないんだから!」

雪歩「で、でもぉ…」

P「ゴホン、話を戻させてもらうな。竜宮小町は律子が今まで通り面倒を見るとして」

伊織「ま、私たちには関係ない話よね」

P「そんなことないぞ、律子が忙しいときは俺がフォローしてたがそれは全て新人二人に任せる予定だ」

伊織「なっ…!このスーパーアイドル伊織ちゃんが頼ってあげてるんだからアンタがやりなさいよ!!」

亜美「え→、もう兄ちゃん迎えにきてくれないの→?」

あずさ「二人とも、プロデューサーを困らせちゃダメよ」

律子「本当は私がプロデューサー殿のように完璧にケア出来ればいいんですが…」

P「気にするな。それで後の9人だが、俺を含めたマネージャー3人で割り振ろうと思ってる」

春香「プロデューサーさんも引き続きマネージャーをするということですか?」

P「新人にいきなり売れっ子アイドルを何人も押し付けるのは酷だろうからな、それに個人的に見ておきたいアイドルもいるし」

美希「ハニー!美希はハニーのこと信じてたのー!!」ギュウ

P「こら、離れろ!新人の前なんだぞ!!」グイッ

真(この中で3人だけプロデューサーといつも通り…)

雪歩(春香ちゃんは会えないことはないと言ってたけど絶対に機会は減っちゃいますぅ…)

美希(ハニーは美希と一緒にいたいに決まってるの!)

やよい(なんだか、胸のあたりがチクチク…)

P「とりあえず俺が引き続き担当するのは…まず春香!これからもよろしく頼むな」

春香「わ、私でいいんですか?」

P「春香は765プロのリーダー的存在だし近くにいると何かと都合がいいと思ったんだ。嫌なら他の人に頼むけど…」

春香「もちろん大丈夫です!これからもよろしくお願いします!!」

真「まぁ春香は仕方ないかー」

真美「はるるんなら納得っしょ→」

春香「えへへー」ニコニコ

P「それと二人目は雪歩、俺としっかり男嫌いを治していこうな」

雪歩「は、はい!よろしくお願いしますぅ!!」

真「意義あり!!!男嫌い治すなら男Mさんでもいいじゃないですか!」

真美「そ→だそ→だ!!」

P「男Mさんに余計な負担かけたくないんだよ、でも男嫌い治すために傍に男は置いておきたいし…」

雪歩「ちんちくりんな私でごめんなさいですぅ」ニコニコ

真美(ゆきぴょんすっごい喜んでるYO!)

春香(プロデューサーさんじゃ男嫌いなおらないんじゃないかなぁ)

美希「後1人は当然美希なの」

P「以上の3人は俺が責任もって面倒を見る、マネージャーではなくなるがプロデュース自体は全員の受け持つから安心してくれ」

美希「や!!!」

P「美希、聞き分けてくれ…な?」

美希「絶対にやなの!!!!何で美希じゃなくて響なの!??」

P「男Mさんも女Mさんも猫アレルギーなんだよ、気を使わせてはいるけど響の私物にはねこすけの毛がついてること多いし」

真美(そんな理由で真美、負けちゃったんだ…)

千早「…」

春香「千早ちゃん…」

美希「こんなの…こんなのってないの…」

P「よし、後は新人二人に任せるな。春香と雪歩と響はちょっときてくれ」

男M・女M「「はい!!」」

響(自分、選ばれる要素ないぞ…)

P「最後の1人は響、一緒に頑張ってくれるか?」

響(残念だけど、落ち込んで新しい人に迷惑かけちゃダメさー!)

P「おーい、響ー」

響(でもやっぱり寂しいぞ…)

ハム蔵「ぢゅい!」ペチッ

響「いたっ!なにするんだハム蔵!」

P「やっと気がついたか、俺と一緒じゃ嫌か?響」

響「ふぇ?じ、自分選ばれたのか!?」

P「おう、一緒に頑張ろうな」ナデナデ

響「ふへへ、仕方ないから一緒に頑張ってあげるさー!」

~ 数日後 ~

真「男Mさん、暇なら一緒にランニングどうですか?」

男M「あ、あぁ菊池さん…今はちょっと忙しいので…(この書類の山が見えないのか…)」

真「ちぇー、プロデューサーならいつも付き合ってくれたのになー」

貴音「真、そのような言い方をしてはいけませんよ」

真「あ…ご、ごめんなさい。悪気はなかったんですが…」

男M「はは…気にしないでください…(プロデューサーさんが化物だったって認識をしてほしいな…)」

真「ところで千早は?」

貴音「ここのところ、トレーニングルームに籠もりっきりのようです」

真「思ったよりも元気そうでよかったね」

貴音「…だとよいのですが」

美希「そこの人、おにぎり買ってきてほしいな」

女M「えっと…」

真美「一緒にあそぼ→よ→!」

女M「ご、ごめんなさい。今お仕事中なので…」

真美「え→、つまんない→!兄ちゃんならいっつも遊んでくれたのに!」

女M「ごめんなさい…」

やよい「うっうー!お茶を淹れてきましたぁ!!」

女M「ありがとございます(やよいちゃんだけが心のオアシスだわ…)」

美希「お腹減ったの…ハニー…」

prrrrrrr

女M(律子さんから電話…また呼び出しかな…)

女M「すみません!遅くなりました!!」

映画監督「あぁ765プロさんですか?おたくのとこのアイドルがうちの主役俳優と口論しまして…」

伊織「ふんっ!あの性悪が悪いのよ、このスーパーアイドル伊織ちゃんに向かって成金アイドルですって!?」

女M「み、水瀬さんダメですよ。芸能は縦社会なんですから謝らないと…」

映画監督「このままだと最悪の場合、降板させていただかなければならないですね」

伊織「はぁ!?あっちが喧嘩売ってきたんだからあっちから謝らせなさいよ!!」

女M「水瀬さんお願いします!水瀬さんだってプロデューサーさんがとってきた仕事を無駄にしたくはないでしょう?」

伊織「…アイツならそんな風に言わないわよ」

女M「わ、私はプロデューサーじゃありませんから…ですがきっとプロデューサーさんが悲しみますよ!」

伊織「だって…だって…」ジワッ

女M(これはプロデューサーさんにきてもらうしか…)

prrrrrrr

女M「プロデューサーさんですか?実は水瀬さんの件で…」

P「伊織!」

伊織「…」グスッ

P「すみません、ご迷惑をおかけしました。すぐ謝罪してきますので」

映画監督「いやー、765プロさんのプロデューサーにはいつもお世話になってるからね。こっちは気にしないでいいから」

P「ほら、行くぞ伊織」

伊織「…うん」

女M「水瀬さんは自分から謝らないと言ってますが…」

P「なに言ってるんです?伊織から謝らせるわけないじゃないですか。どう考えても向こうが悪いんですから」

女M「えぇ!?でも相手はあの大物俳優ですよ?」

P「まぁ見ててくださいよ。伊織もプロですから」

P「失礼します。765プロの者ですが」

大物俳優「あー?765プロ?さっきのガキがいる事務所か…」

大物俳優「何の用だよ、言っとくが今更謝罪したところで許さねえからな」

P「いえ、謝罪しにきたわけではありません。少し大人げないのではないでしょうか」

大物俳優「あぁ!!?てめえ喧嘩売ってんのか!!!」

P「はぁ…見てくださいよこの子を。こんな子供を怒鳴りつけて」ナデナデ

伊織「うっ…うっ…ぐすんっ…」

大物俳優「さっきと態度違いすぎるだろ!!舐めてんのかコラ!!!!」

大物俳優「さっきこいつ『アフリカ象に踏まれたヤママユガみたいな顔』とかぬかしたんだぞコラ!!!」

伊織「うぇええええん!!」

P「ちょっと大声出さないでくださいよ!うちの子が怯えてるじゃないですか!!」

大物俳優「はあああああああ????」

P「いいですか?このくらいの歳の子は虚勢を張りたいもんなんですよ…しかもここは芸能界、上からのプレッシャーに頑張ろう頑張ろうと必死に胸を張っているんです」

P「ところが現実はまだ右も左も分からない幼い少女…見てくださいよこの子を」ナデナデ

伊織「ぐすっ…」チラッ

大物俳優「うっ…」

伊織「お兄ちゃん、いおりのこと嫌いになった…?」

大物俳優「はぁぁぁぁん!!」ビクンビクン

大物俳優「…わ、悪かったよ。俺が大人げなかった」

大物俳優「明日から撮影再開するからな。ちゃんと遅刻せずにこいよ」

P「ありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願いします!」

伊織「…お兄ちゃん、またね」ニコッ

大物俳優「…………く……くっ…」

バタンッ

\ くぎゅううううううううううううううううううううううう /

P「どうやら上手くいったようだな」

伊織「にひひっ!この伊織ちゃんにかかればこんなの当たり前よ!」

P「開き直るな、このくらいでいちいち呼ばれてたらこっちが困るんだぞ」

伊織「仕方ないじゃない、新しいマネージャーがあんなんじゃ」

女M(こんなのどうしろっていうのよ…)

P「仕方なくない、765プロじゃお前の方が先輩なんだから色々と教えてあげなさい」

伊織「はぁー?なんでこの伊織ちゃんが…知らないわよこんなやつ」

P「お前、俺がここにきたとき演技じゃなくマジ泣きしてただろ」ボソッ

伊織「なっ////」

P「みんなに言いふらしちゃおっかなー、泣き顔いおりん可愛かったなー」

伊織「ちょ、やめなさいよ!わかった、わかったから!!////」

伊織「女Mさんだっけ?さっさとついてきなさい!スタッフの方々に謝罪しに行くわよ」

女M「え?は、はい!」

P「やれやれ、後は任せて男Mの様子でも見に行くか」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom