【765All☆s】P「料理のできるアイドルですか?」 (22)

小鳥「ええ。春香ちゃんはよくお菓子作って持ってきてくれますけど」

小鳥「料理とお菓子作りは違うと聞いたことがあるので」

P「あー、僕もそういうの聞いたことありますね」

P「実際のところはどうなんでしょうね?」

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小鳥「気になりますよね?」

P「いえ、それよりも音無さんが仕事をしてくれない方が

小鳥「気になりましたよね!?」

P「まぁ、興味がないと言えば嘘になりますけど」

P「早く仕事終わらせましょうよ」

音無「そこまで言うなら仕方が無いですね」

音無「こんなこともあろうかと、アイドル達にオムレツを焼いてもらったVがあるので」

音無「これを見ながら仕事をしましょう」

P「でも、どうしてオムレツなんですか?」

小鳥「何かの漫画で、オムレツには料理の基礎が詰まっていると読んだ覚えがあったので」

P「なるほど。お、トップバッターは春香ですか」

小鳥「まずは卵を泡立て器(ピーター)で混ぜてますね」

P「お菓子作りで使い慣れてるからじゃないですか?」

小鳥「それもありますけど、オムレツを焼く際には、白身を切ることが大事なんです」

小鳥「卵焼きやオムレツで、ところどころ白くなっちゃってるの見たことありませんか?」

P「ありますあります」

小鳥「あれが白身が切れていない状態なんです」

P「オムレツは綺麗な黄色じゃないと美味しそうに見えないですもんね」

小鳥「そういうことです」

P「あれ?卵に牛乳を加えましたよ?」

小鳥「あれは生クリームじゃないかしら」

小鳥「口当たりがまろやかになるので、ほとんどのレストランでは入れてると思いますよ」

P「へー、なるほどなあ」

小鳥「フライパンを熱々に熱して、バターが入りましたね」

P「お、卵を流し入れたジュッって音が美味しそうですね」

小鳥「お箸でかき混ぜて、あら?春香ちゃんヘラに持ち替えましたね」

P「え?ヘラでひっくり返すんじゃないですか?」

小鳥「これについては後でまた説明しますね」

小鳥「ヘラで上下両端を畳んで、、そのままひっくり返したわ」

P「へー、あんな風に作るんですね」

小鳥「あれも作り方のうちの一つですよ」

小鳥「ヘラですくってお皿に盛り付けね」

P「焼き色がついてない、お店で出てくる綺麗な黄色で、普通に美味しそうでしたね」

小鳥「特にミスもなく、普通でしたね」

P「次は真か」

小鳥「料理のお手伝いはよくしているそうなので、そこそこ期待がもてますね」

P「真は箸でかき混ぜてますね」

小鳥「春香ちゃんみたいにお菓子を作り慣れていると、洗い物を減らすために道具を使わないなんてことしないんですよね」

小鳥「きちんとしたレシピで作らないと失敗しやすいので」


P「ということは、箸を使って混ぜる方が一般的ではないということですか?」

小鳥「そうではないんです。ややこしい言い方しちゃいましたね」

小鳥「泡立て器を使うと洗い物が増えますよね」

P「ええ、同じ混ぜる作業なんだか……ああ、そういうことか」

小鳥(よかった。理解力と考察力皆無かと思ったわ)

P「じゃあ、真はオムレツを返すときに箸を使うってことですか?」

小鳥「おそらくそうかと。あ、焼くみたいですね。バターが入りましたよ」

P「でも生クリームが入ってないですよ」

小鳥「家庭の料理にそこまでクオリティを求める方が稀だと思いますよ」

P「あ、箸で混ぜるのは一緒ですね」

P「え?フライパンをコンロに打ち付けてますよ!?」

小鳥「ああやって卵がちゃんと焼けたか確認しているんですよ」

P「なるほど。箸で手前を畳むのは一緒で、あ!卵がゆっくり奥に動いてますよ」

P「へぇー、小刻みに手首を叩くと卵がオムレツの形に巻けるんですね」


小鳥「あれはそこそこ練習しないと難しいんですよ」

小鳥「リズム感と集中力のある真ちゃんだからできるんだと思いますよ」

P「と、おおっ!左手に持ったお皿に、フライパンからオムレツが飛び乗りましたよ!」

小鳥「2人目にして、高度なテクニックが出ましたね」

P「いやぁ、真はすごいなぁ。今度料理番組の仕事取ってこよう」

小鳥「では、次のアイドルですね」

次のアイドル↓1

P「やよいかぁ。期待できますね」

小鳥「お父様の仕事も順調で、やよいちゃんもお給料増えたから」

小鳥「今ではお母様と一緒にいろんな料理にチャレンジしてるみたいですよ」

P「いい話だなぁ」

小鳥「やよいちゃんは卵に、あれはマヨネーズですね」

P「マヨネーズ入れるのもアリなんですね」

小鳥「カロリーを気にするならオススメできませんけど、やよいちゃんの家はみんな育ち盛りですからね」

P「あ、やよいはバターじゃなくて油ですね。それも、すごく少ない」

小鳥「テフロンだから、少量の油で十分なんですけど」

小鳥「マヨネーズを入れた分減らしてるのかもしれませんね。ギトギトにならないように」

P「へぇー、そんなことまで考えて料理するんですね」

小鳥「卵を流し入れたら、お箸で混ぜるところまでは一緒ですね」

P「やよいも料理歴長いみたいですから、真みたいなテクニックが見れるのかな?」

小鳥「打ち付けずに手前を折りたたんで、少し奥に寄せて」

P「あ、箸で奥の卵を折りたたみましたね」

小鳥「どちらかというと春香ちゃんに近いですね」

P「お、箸を使ってうまくオムレツをひっくり返しましたね」

P「お皿に乗せる時はフライパンから滑らすんですね」

小鳥「たぶん一般家庭ではこの方法が多いと思いますよ」

P「アイドル毎に焼き方って違うものなんですね。次のアイドルが楽しみだな」


次のアイドル↓1

P「響ですね」

小鳥「よく貴音ちゃんにご飯を作ってあげてるらしいですから」

小鳥「響ちゃんも期待できますよ」

P「ん?響も生クリーム入れて、泡立て器でしっかり混ぜるんですね」

小鳥「しっかり混ぜるとふわふわ感が出やすいからじゃないかしら?」

P「あれ?玉ねぎを炒めだしましたよ?」

小鳥「玉ねぎを炒めながらパプリカをカットするなんて、本当に料理慣れてるのね」

P「やよいはマヨネーズを混ぜましたけど、響は野菜を混ぜるんですか?」

小鳥「そうじゃなくて、オムレツの中に入れるんだと思いますよ。ほら」

P「あ、バターを入れて卵だけ流し入れましたね」

小鳥「で、お箸で混ぜるのは一緒ね」

P「あ、玉ねぎとパプリカに、チーズを乗せてますよ!」

小鳥「今まではプレーンオムレツでしたけど、響ちゃんは具を入れたのね」

P「これが個性ってやつですかね?」

小鳥「響ちゃんはお箸のままで、やよいちゃんと同じたたみ方ね」

P「具がはみ出ないで綺麗に巻けてますね」

P「そういえば、みんなオムレツに焼けた色がついていませんね」

小鳥「やっぱりオムレツは綺麗な黄色でないと、美味しそうに見えないから」

小鳥「料理を日常的にしてる娘たちは、自然とそうなってるのかもしれませんね」

P「美味しそうだなぁ。と、次ですね」

小鳥「あと料理ができるのはあずささんと律子さんくらいかしら?」

P「雪歩もそこそこできますし、伊織も見た目はあれですけど、美味しいらしいですよ?」

次のアイドル↓1

P「律子ですね」

小鳥「ええ、律子さんです」

P「よく了承しましたね」

小鳥「お料理番組のなんちゃらって説明をしたら、しぶしぶやってくれましたよ」

P「案外流されやすいんですね」

P「と、お箸で卵をかき混ぜてますね」

小鳥「あら、あれは?」

P「明太子ですね。明太子を卵に混ぜてます」

小鳥「お酒が飲めるようになってから、私とあずささんと律子さんで」

小鳥「よく家飲みパーティをするようになったので、その影響かしら?」

P「僕も呼んでほしいです」

小鳥「次は呼びますから拗ねないでください、プロデューサーさん」

P「拗ねてませんよ。あ、律子もバターですね」

小鳥「お箸で混ぜて、律子さんも軽く打ち付けてるわ」

P「みんな手前から折りたたむのは変わらないんですね」

小鳥「基本ですから。やよいちゃん、響ちゃん、律子さんと、3人ともお箸でひっくり返すのね」

P「こうなると、なんだか春香の作り方が際立ちますね」

小鳥「フライパンを逆手に持って、お皿の縁にフライパンの角をかけて」

小鳥「そのままコロンとお皿にオムレツを乗せましたね」

P「へぇー、なんだか器用なことしてますね」

小鳥「そうでもないんですよ」

小鳥「オムライスを上手に包めない人は、律子さんみたいに盛ることもあるんです」

P「うーん、お皿に乗せるだけでも奥が深いなぁ」

小鳥「あ、オムレツの上に刻んだ大葉と明太子を乗せてますね」

P「どうしてあれを食べれないんですか!?」

小鳥「え?私たちは食べましたよ?」

P「」

小鳥「ほ、ほら。次のアイドルを見ましょう。ね?」


次のアイドル↓1

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