DQN「その妄想をぶち殺す!」(16)

男友「え?何?禁書?なんで妄想?」

dqn「いや、決め台詞カッコイくね?」

男友「いや、カッコよくはないかな」

dqn「あれ?おかしいな」

男友「じゃあ、禁書の上条さん的なその台詞はどこで使うの?」

dqn「えーっと、お前から彼女が出来たって報告された時?」

男友「俺の彼女は妄想なのが決定なのかよ」

dqn「あ、彼女がブサイクだった時は妄想を殺さないから、安心しろ」

男友「意味がわかんねぇよ、お前」

dqn「実は俺には妄想殺しっていう特殊能力があってな」

男友「ほう」

dqn「それを使えば妄想に浸ってる奴を現実に連れ戻せる凄い技だ」

男友「発動すればガラスの割れる音でもするのか?」

dqn「いや、その手のエフェクトはない」

男友「ためしに誰かの妄想を殺してくれよ」

dqn「そうだな。あそこに妄想を抱いてそうな奴がいるな」

オタク「澪ちゃんは俺の嫁。ムギちゃんは俺の嫁2号。唯ちゃんは俺の嫁3号。あずにゃんは俺の義妹。ぐへへっ」

オタク「今からみんなに会いに行くから待っててねぇ~」

dqn「りっちゃん以外を溺愛するっていう、その妄想を…ぶち殺す!」バキィッ

オタク「ぶひーっ」

男友「カツアゲの現行犯にしか見えないな」

オタク「いだい、いだいよ~」

dqn「おい、テメェ!!りっちゃんも可愛いだろうが、このドカスがっ!」

オタク「た、助けて」サイフ

dqn「よし!勘弁してやる」

男友「うぉおいっ!!」

dqn「2万か」

男友「2万か、じゃねぇよ!!ただのカツアゲじゃねぇか!!」

dqn「違う違う。アニメグッズの軍資金を奪っただけだ」

dqn「結果的に奴の妄想は奪われたはずだ。きっと」

男友「何、その不確定な感じは」

男友「オチすらついてないんだけど」

dqn「というわけでインデックスでも降ってきて欲しいんだが」

男友「この場に降ってきたら確実にただの飛び降り自殺だけどな」

dqn「大丈夫。歩く教会が守ってくれる」

男友「ああ、そうかい」

dqn「その歩く教会も俺の妄想殺しで破壊されるんだけどな」

男友「歩く教会は魔術霊装だろ。なんでお前が壊せるんだよ」

dqn「俺、主人公だから、多分壊せる気がする」

男友「お前が主人公なのは妄想だ」

dqn「とりあえずインデックス探しに教会でも行ってみるか」

シスター「あら、学生さんが教会に来るなんて珍しいですね」

dqn「見つけたぞ、インデックスーーーーッ!!」

男友「ちょ、逃げてーーーーっ!!」

シスター「え?」

dqn「俺が触ればその歩く教会は破壊されるはずだ!!」ガシッ

シスター「ええっ!?」

dqn「魔術が存在するなんて恥ずかしげもなく言う不思議ちゃん的なその妄想を…ぶち殺す!!」ビリィッ

シスター「きゃあああああっ!!!ななな、何するんですかぁっ!?」

男友「うおっ…下着は黒かよ」

dqn「さて、インデックスとの接触とセクハラを終えた所で、次は魔術師を待とうと思う」

男友「お前、捕まっちまえ」

dqn「インデックスを見張っていれば不良神父が来るはずだ」

男友「はいはい」

シスター「うぅっ…酷い目にあいました」

神父「シスターさん、どうしました?」

シスター「あ、神父さん」

dqn「はい。不良神父のステイルさん発見です」

男友「普通の神父だろ、どうみても」

dqn「大丈夫か!!インデックス!!」

シスター「きゃああっ!!またあの人…」

神父「な、なんですか、あなたは?」

dqn「インデックスの記憶を消すなんてふざけた妄想はこの俺がぶち殺す!!」バキィッ

神父「ぐあっ!?」バタッ

シスター「神父さん!!」

dqn「大丈夫か、インデックス!!」グイッ

シスター「や、やめて…」

dqn「とりあえず刀で切られるのは嫌だから神裂さんの出番はなしだ!!」

dqn「あとはインデックスの首輪を破壊すればミッションコンプリートだ!!」

シスター「い、いやぁ…」

dqn「口を開けろ!!」ガッ

シスター「はがほが…」

dqn「ふん!!」ズボッ

シスター「もがががっ」ジタバタ

dqn「出たな、首輪め!!」

dqn「インデックスを救えないなんて、そんな妄想を…ぶち殺す!!」バキィッ

シスター「きゃああっ!!」バタッ

男友「いやいや、まずはお前自身の妄想をぶち壊そうぜ」

警官a「こいつか!やたらに人を殴ってる暴行魔というのは!!」

神父「はい!!」

警官b「取り押さえろ!!」

dqn「くそっ!!何しやがる!!放せ、放しやがれ!!」

男友「まあ、当然か。とりあえず冷たい飯でも食って真面目になってくれればいいんだが」

若手刑事「おい!!お前、何故あんなことをした?」

dqn「さあ?」

若手刑事「ふざけてるのか?ちゃんと答えろ!!」

dqn「けど、あれでよかったんじゃないですか?」

若手刑事「いいわけないだろ!!」

dqn「俺は悪い事はしていない」

若手刑事「何を言ってる!?」

熟練刑事「何故、そう言いきれる?」

dqn「俺はインデックスを助けた、それだけだ」

熟練刑事「インデックス?」

若手刑事「そんなのどこにいるんだ!!あの場には被害者しかいなかったぞ!!」

dqn「どこにって、決まってるじゃないですか」

dqn「心に、じゃないですか」



end

勢いで書きました。後悔はしていません。

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