【ラブライブ!】グラハム「ラブライブへの水先案内人は、この私が引き受けた!!」 (173)

※ラブライブ!とガンダム00に登場するグラハム・エーカーを混ぜたSSです
 

 グラハムを知らなくてもラブライブは知ってるよ!という人がいても問題なく読めると思います
 グラハムを知りたい方が居れば ニコニコ動画で「仮面を外すまで」をオススメ


 話の内容については、ラブライブ一期(全12話)にグラハムがおまけに居て、話に干渉しています
 もしラブライブにグラハムが居たら…という思いつきのものです。結構長いと思います
 グラハムは干渉をしますがラブライブの「物語」を変えることはありませんので悪しからず

 一応SSでのグラハムのキャラ設定
 乙女座の若干二十代の男 独特な感性を持っており
 μ'sのお節介役となっているが その真っ直ぐな性格でμ'sを導く(設定)
 二年前からいろいろな理由があり、軍人から教師をしている
 一応軍に所属している設定 詳しいことは架空のキャラなので多少はね?
 好きなもの兼趣味はガンダム 狭い所が好き 両胸ポケットのワイシャツがかわいい

書き溜めてるので、まったり更新していきます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1428665891


おお、建てれた…
是非レスを残していってください 頑張ってペース上げます!






チチチ…

ガバッ


「よし」





グラハム「おはよう、グラハム・エーカー」




「私はグラハム・エーカー。 元は職業軍人をやっていたが、つい去年から教師をしている」

「ハッ、何故かって? それはご想像にお任せするさ」

「それで、今日転勤となった」


「くっ!なんたる不覚! 前任の学校で悪餓鬼を叩き直そうとしたらこれだ… 最近の教育というものは難しい」

「だが、教師を続けていられるのも、私の友のお陰だ」


「あの友は、一生忘れん これからもだ そして、我が友でありつづける」




カタギリ「グラハム、何独り言を言ってるんだい それに僕、生きてるからね」

グラハム「カタギリ、おはようの言葉謹んで贈ろう…」

カタギリ「おはよう… 今日から転勤だね」

グラハム「ああ、カタギリが着いて来るとは思わなかったがな」

カタギリ「まぁ…コネがゴニョゴニョ」

グラハム「何れにせよ感謝はしている」

カタギリ「ちゃんと今日向かう場所は把握してるかい」

グラハム「もちろん」


グラハム「音ノ木坂学院… 半ば共学と思っていたが、女子校だったとは…
      この名前からは皆目検討もつかん」

カタギリ「まあ君のことだ… きっと上手くいく、さ」





―――

―――







穂乃果「ねぇ海未ちゃん、うちの担任、新任の先生なんだって」

海未「新年度早々、クラスの担任が新任教師…ですか」

穂乃果「どんな人かな!楽しみだなあ」

ことり「穂乃果ちゃん海未ちゃん、おはよー」

穂乃果「おはよーことりちゃん」

海未「おはようございます」

穂乃果「ことりちゃん、私達の担任、新任の先生なんだって!」

ことり「そうなのー? どんな先生だろー♪」

穂乃果「超イケメン!とかー、美形の女教師!とかだったりしてー」

海未「あまり期待をしても、後に後悔しますよ…」


ことり「そろそろだね、座ろっかー」




キーンコーンカーンコーン




シーン…




穂乃果「…」

海未「…」

ことり「…」

穂乃果(ねぇ海未ちゃん)

海未(何ですか)

穂乃果(誰も来ないよ?)

海未(見ればわかります)

期待させてもらおう…… このSSを!(シャア風)



「グラハム…何もそんなに落ち込むことは」

「これが落ち込まずにいられるものか!赴任先の高校が、廃校寸前だと…? 断じて許せん!」



穂乃果「な、何か聞こえる…」

ことり「もしかして、新しい先生…」


ガララッ


オォォーー



い、イケメン!?

身長高ーい 外国人かな…



グラハム「起ィィィ立!!!!!!」ドッ


クラス一同「ビクッ」



グラハム「起立と言った」


ガタタタ…  ガチャンガチャ


穂乃果(こ、怖い…)

海未(真面目そうな人、ですね)

ことり(怖いなぁ…)


グラハム「謹んでこの言葉を送る、おはよう!!」


「お、おはようございます…」


グラハム「座れ」


ガララッ… ガタンゴトト

>>5
何たる僥倖…!よもや赤い彗星に出会えるとは…!
生き恥をさらした甲斐が、あったというもの!!

グラハム「今日よりこの高校に赴任した、グラハム・エーカー上級大尉だ」

カタギリ(グラハム、また軍人癖が抜けてないな…)


グラハム「そして、今日よりこのクラスを受け持つこととなった、よろしく頼む」

穂乃果(ね、ねえ海未ちゃん、あの人外国人かな)

海未(ええ? 多分、いや、そうだと思いますが)


グラハム「…そこの元気が良く活発そうな少女、何かな」

穂乃果「えぇぇ私!?」

グラハム「私は我慢弱く、落ち着きのない男だ。それに内緒話が大の嫌いときてる ナンセンスだが、聞かずにはいられない」

穂乃果「な、なんでもないですー…あははー…」

グラハム「まぁいい …私から口にするのも酷だが、ひとつお知らせがある」



グラハム「この高校は来年廃校になる」


「…」


「ええええええええええええ~~~~~~~っ!?!?!?!?!」

グラハム「私もこの高校に赴任早々、このようなことに巻き込まれるとは思っても居なかった」

グラハム「だが、少なくとも今年度は存続予定だ 一年間よろしくということだ」


穂乃果「ああああのっ!グラハム先生!!」

グラハム「ハム先生で構わんぞ」

海未(軽い!?)

穂乃果「が、学校が廃校って…」

グラハム「そのままの意味だ、高坂穂乃果」

穂乃果「わ、私を知ってるぅ~!?」

グラハム「席順表を見れば分かる」

グラハム「まあ、廃校というのも、来年度の入学希望者数が一定以下、というのが条件だ」

グラハム「この何もない高校に、救いはあるとは思えんがな」

穂乃果「そ、そんなぁ…」ふらっ

海未「ちょ、穂乃果!?」

ことり「ホノカチャン!」


穂乃果「私の、高校生活…」

グラハム「!? くっ、メディック!メディックだカタギリ!!」

ガラァッ

カタギリ「そんなものいないよ!自分で保健室に連れて…」


「…誰あれ」「でかいね」

グラハム「よし、私に任せろ!少女達よ!グラハム・エーカーの名に賭けて、この少女を救って見せようぞォォ!!!」

海未「大げさ過ぎます!」

ことり「ホノカチャン!」



……

……


ガバ

穂乃果「ハッ!!」



穂乃果「夢かぁ~…」





――


グラハム「…」

「先生~どうしてこの学校に来たんですか~?」「身長何センチですかー?」
「先生イケメンですよねー…」「どこの出身なんですかー?」

グラハム「貴様ら…」

「!?」

グラハム「クラスメイトが倒れたというのに、気にも掛けないとは…それでも戦友かっ!!」

カタギリ「いや、そういうのじゃないから…」

「カタギリ先生大きい~」「彼女とか居たことあるんですか~?」



穂乃果「たっだいまー!!」

グラハム「高坂穂乃果、戻ったか!」

穂乃果「!?!?」

グラハム「心配したぞ、どこも悪く無いか」

穂乃果「え、え…あぁ、ご心配おかけ、しました…」

グラハム「なら良い」




……

海未「スクールアイドル?」

ことり「スクールアイドル?」

穂乃果「うんうん、今とっても有名で…」



穂乃果「やろうよ!スクールアイドル!」

海未「突然過ぎます!」

ことり「でも…成功すれば学校も有名になるかも…」

穂乃果「そうだよ!学校を救うためだよ海未ちゃん!」


グラハム「興味深いな」

穂乃果「ぐ、グラハム先生!」

ことり「というか…」

海未「なんでロッカーと壁の間に…」

グラハム「フッ、気にするな 虫の居所がいいだけさ」

海未「悪いんじゃないんですか…」


見せてもらおうか…
新しい担任の性能とやらを




グラハム「ほう…なるほど、アイドル、か」

穂乃果「ハム先生!いいと思いません!?」

グラハム「成功する見込みやアテは」

穂乃果「う…」

海未「ほら!言ったじゃないですか」

グラハム「…だが、私は賛成だ」


グラハム「何かに挑戦するとき、誰でも必ず成功すると確信する訳じゃない…戦場に出るときの作戦もそうだ。」

グラハム「そしてかつて私はガンダムを追い求めた…」

グラハム「数々の仲間を失い、私は私自身の目的を見失ってしまったがな…」

カタギリ「あ、たまによくわからないこと言うけど、気にしないでくれ…」

穂乃果「あ」

海未「はい」



グラハム「高坂穂乃果、私も協力しよう」

穂乃果「本当ですかっ!!」

海未「穂乃果…」

ことり「私は賛成だから、穂乃果ちゃんにも協力するよ!」

海未「ことりまでっ…」


カタギリ「グラハム、いいのかい?」

グラハム「ふっ、少女たちのこれから一年の足掻き、見せてもらおうじゃないか」




―――

―――



グラハム「というわけだ生徒会長殿」


絵里「…あなたは?」

グラハム「今日より新任のグラハム・エーカー上ky…失礼、ただの教師の端くれさ」


穂乃果「お願いします!スクールアイドル部を!」

グラハム「フッ…この高校は部の存続に顧問は必要ないようだが、私が受け持とう」

絵里「駄目よ」


穂乃果「っ、どうしてですか!?」

絵里「部活の新設は部員が5人以上でないとミトメラレナイワッ!」

穂乃果「そんなぁ…」



グラハム「絢瀬絵里生徒会長」

絵里「…何ですか」

グラハム「大分先になるが、学校説明会があるな?」

絵里「…ええ」

グラハム「その日に講堂を借りることを申し入れるッ!」

海未「ちょっ、グラハム先生!?」

穂乃果「何言って…」

ことり「どういうことですかっ!?」


グラハム「君たちの情熱、しかとこの胸で受け止めた…」

グラハム「…だから、そうした!!」

穂乃果「わ、訳わかんないよ…」


絵里「駄目です!部の新設は―

グラハム「部の新設ではなく講堂を借りたいと言っている」


希「いいやん、講堂を借りる、って言うなら」

絵里「希…」

希「先生も着いていることやし、ええんやない?」




―――

>>11
赤い彗星がまだいるというのか…
聞いてないぞ、ガンダム!!

―――



穂乃果「ハム先生!突然過ぎます!」

グラハム「なに、事を起こすのはいたって単純明確… 君たちの頑張り次第だ」

ことり「それって、スクールアイドルの…」

海未「練習、ですか」

グラハム「無論、その通り 君たちが学校説明会で視線を釘付けにすれば、それは結果につながると、私は確信している」

穂乃果「…!」

グラハム「私は、その小さな可能性に賭けて見るのも面白いと思う」

グラハム「どのみち、あと一年しかない。動けば活路は見いだせるはず」



穂乃果「やろう…」

穂乃果「やろうよ!海未ちゃん、ことりちゃん!」

ことり「穂乃果ちゃん…」

海未「穂乃果…」

穂乃果「私達で、やろうよっ!」

―――



グラハム「このグラハム・エーカーが、直々に練習場所を用意しておいた!」

穂乃果「ハム先生、気が利くぅ~!!」

ことり「でも屋上…」

海未「雨が降ったら練習出来ませんよ?」

グラハム「雨が降ったら練習出来ないと誰が決めた…」

海未「そ、それもそうですが…」

グラハム「まずは… 何をするべきか、私は非常に悩む」


海未「そう言うと思って考えてみました これです」



穂乃果「あ、朝と放課後に石段ダッシュ!?」

ことり「練習もびっしり…」


グラハム「ほう…なかなかいい立案をする、気に入ったぞ園田海未…」

海未「はぁ…」



グラハム「園田海未、私が練習監督を受け持とう」

海未「ですが」

グラハム「君も、スクールアイドルの一員、そうだろう」

穂乃果「うん!」

ことり「そうだよ!」


海未「…」


グラハム「そういうことだ、今日はこの通りのメニューを時間いっぱいまでやる!」

グラハム「まずは…腕立て100回ィ!!!」

穂乃果「う、腕立て100ぅ!?」

海未「アイドルは笑顔で歌って踊る…それがどれだけ大変かわからないのですか!?」

グラハム「た」

穂乃果・グラハム「確かにッ…!」

ことり「ハム先生も…」

――

グラハム「ペースが落ちてるぞッ! 48ィ!!」

穂乃果「ふぐっ、ぬぬぐ…」

ことり「つらいよぉ…」

海未「このくらいで…へばるようじゃ、まだまだですっ!」

グラハム「いい目つきをしている だが遠慮はしない  49ゥ!!!!」




穂乃果「だあああああっ!!!」

ことり「も、もうダメー…」

海未「はぁっ… なんとか、やりきりました」


グラハム「よく頑張った 次はシャトルランだ」

穂乃果「ま、また体力使うの!?」

海未「当然… 先生、私の携帯にシャトルランの音源がありますので」

グラハム「準備がいいな園田海未」

海未「やるからにはとことんやりますから…」



シャトルラン「二十五」


穂乃果「はぁっ…はぁっ…はぁっ」

ことり「も、もうダメ…ホノカチャン…」

穂乃果「こ、ことりちゃん、私ももうダメ…」

海未「ほっ、ほっ、ほっ…」



シャトルラン「五十」

海未「ぜぇ、ぜぇ… さ、さすがにぶっ通しは堪えますね…」



穂乃果「海未ちゃんおつかれ~」

ことり「おつかれ~」

グラハム「…」ズズズ


海未「な、何を飲んで…」

穂乃果「さっき先生が差し入れしてくれた…」

ことり「ことりも穂乃果ちゃんと同じ…」


海未「ダメですっ!あなたたちは減量も必要と、朝にも言ったはずです!」


グラハム「園田海未、よく見ろ」

海未「え…」

『スポーツドリンク』

グラハム「あいにく私はスパルタではなくてな ちなみに私は珈琲を飲んでいる」

海未「グラハム先生…」


グラハム「休憩の後、石段まで競歩だ、足は浮かせるなよ」



―――

―――



穂乃果「ふぅ…シャトルランほどじゃないけど、疲れる…」

ことり「足がつりそうだよー…」

海未「このくらいではいけません!」

グラハム「温いぞ高坂穂乃果、南ことりッ… 甘い、甘いぞ!!」

ことり「ピイッ!?」

穂乃果「は、ハム先生…?」

グラハム「甘ったれるなと言っている。 疲れたと言って疲れが飛ぶわけなかろう」

穂乃果「そ、そっか…そうだよね…」

ことり「これくらいじゃ、まだ…」


グラハム「さあ登れッ!!この石段を一分で往復しろッ!!」

穂乃果「い、一分!?」

ことり「無茶ですよ~…」






―――――

―――――

学校説明会当日



グラハム「あっという間にか…」

穂乃果「海未ちゃん!まだ恥ずかしがってるの!?」

海未「あれほどスカートを短くしないでと言ったじゃないですかっ…!!」

ことり「海未ちゃん…」

穂乃果「もう出来たものは仕方ないよっ、やるんだよ、海未ちゃん!」



ざわざわ ざわざわ


グラハム「何という僥倖… 思っていたより来賓者が多く来ている」



グラハム「μ's諸君!!我々は今日まで必死に血と汗を流してきた!」

カタギリ「血は流してないけどね…」

穂乃果「か、カタギリ先生、いつからッ…?」

カタギリ「今だよ」


グラハム「今日講堂で、客の視線を釘付けにする!!それ以外にあるかッ!!」

グラハム「私が求めるのは、戦う者のみが到達する極み… それが、学校存続と言う極み!!」

カタギリ「少し大げさだよグラハム…」


くるっ

グラハム「…」

穂乃果「ハム先生…」


グラハム「失礼した」バタンッ


カタギリ「彼は、ライブが終わるまで口を出さないよ」

海未「どうしてです…?」

カタギリ「それは、グラハムに聞かないとね」









穂乃果「ならチラシ配り!学校ならいいでしょ!」

海未「うぅ…わかりました」


「君の視線を釘付けにするライブへ…如何かな、お嬢さん」

穂乃果「ほら!ハム先生も見てるだけで恥ずかしいようなことをやってのけてるよ!」

ことり「恥ずかしいことをするわけじゃないけど、堂々ってしてるよね…」

海未「やればいいんでしょう、やれば! お願いしまーす!」





――――



穂乃果「わぁぁ…可愛いっ!すごく可愛いよことりちゃん!」

ことり「穂乃果ちゃんも似合ってるよ!」

穂乃果「海未ちゃん!早く着替えておいでよ!」


海未「…」サッ


穂乃果「何それっ!!」

海未「やはり恥ずかしすぎます…」

穂乃果「往生際が悪いよ海未ちゃん!もうここまで来たんだよ!」





カタギリ「グラハム、彼女たちはなんと言うだろう」


グラハム「さあな」






……

……



穂乃果「行こう、みんなで! 三人で!」


ブーーーーーッ………












シーン…





「ごめん、穂乃果…」

「最後まで粘ったんだけど、ダメで…」


グラハム「…」



海未「やはり、ダメ…」



たったったっ

「あれぇ…ライブは、ライブはぁ…?」

穂乃果「花陽ちゃん…」


花陽「ごめんなさいっ…遅れてきてしまって…」



穂乃果「やろう、やろうっ!」


穂乃果「私達は、この日のために頑張ってきたんだもん!」

ことり「…ホノカチャン」

海未「穂乃果…」



グラハム「…美しいものだな、友とは」

カタギリ「ああ、本当に」




……
I Say―――― hey hey hey START DASH....







――――

信じてるよ― だから、START―――…




花陽「…! …!」


パチ… パチ パチ パチ


穂乃果「はぁっ…はぁっ…」

ことり「はっ…はっ…」

海未「先生…っ」



グラハム「…」パチ パチ

カタギリ「…」パチパチパチ…







グラハム「っふふふふ… ハッハッハッハッ!!!」

グラハム「よくぞやり切った、高坂穂乃果、南ことり、園田海未!!」

グラハム「生き恥をさらした甲斐が、あったというもの!!」


グラハム「だが、これで終わりでは無い!!」

グラハム「始まりなのだ! 今ここから、君たちの勝利を掴みとれッ!!!!」


穂乃果「…!」

海未「…!」

ことり「…!」




「「「 はいっ!!!! 」」」
















穂乃果「一緒にやろう、スクールアイドル!」




花陽「声も小さくて…取り柄もないですがっ… よろしくお願いします!」


凛「かよちん、よかった…」

真姫「本当に…」


グラハム「そこの少女…」


凛「にゃ?」

真姫「え…」


グラハム「君たちは、どうするのかな まだ部員の空きはあるぞ?」


凛「…」チラ

真姫「…そうね」



―――



穂乃果「いやあ、一年生も加わってμ'sはもう6人だねっ!」

真姫「違うんじゃない?」

穂乃果「え?」

花陽「7人、じゃないかな だって、μ'sを支えてくれたのは…」


「どこのどいつだ!!こんなところにガンダムを差し置いて
  量産型のプラモデルをおいた奴は…断じて許せん!!」


「…ん、 んん!? これはッ!!ガンダム!! 
    よもや君に出会えようとは、何たる僥倖!!」



凛「練習行くにゃ」

海未「そうですね」

ことり「そうだね」


穂乃果「いやあ、うちの学校地味に階層が多いよねー」

ことり「元々は生徒が多かったからねー」

穂乃果「あーあ それにしても部活として動ければいいのに」

海未「そうすれば空き教室も借りれますし…」

真姫「上手く行けば部室だってもらえるわよ?」

花陽「それに部費もあればスクールアイドルの一貫としてDVDやグッズ収集を…!!」

凛「凛はどこでもいいかにゃー」


「何を寝言を言っている…」


穂乃果「あ、グラハム先生」


グラハム「高坂穂乃果ッ!今ここにいる人数を数えてみろ!!」

穂乃果「え? ほのか、ことりちゃん、うみちゃん、はなよちゃん、りんちゃん、まきちゃん… ハム先生」

グラハム「部の新設の人数を思い出せ」



穂乃果「んんんん…」



穂乃果「あ」




――



絵里「ミトメラレナイワ」

穂乃果「どうして!」

海未「ちゃんと6人居ます!部の新設は5人いればよかったと生徒手帳にも…」

グラハム「絢瀬絵里…!私達を侮辱するか!」


絵里「あのね、この高校にはアイドル研究会という…」


グラハム「ふっ、そういうことか…」


ことり「でも、今日は遅いし、戻らない?」

穂乃果「そうだね、明日は交渉にしよう!」







穂乃果「にしても今日に限って雨だなんて…」

海未「このまま降り続かないか心配です」


グラハム「その心配はないぞ少女達」


真姫「アンタいつから…」

花陽「自販機の間に挟まってる…」

凛「気持ちわかるにゃー!自販機の間ってあったかいにゃ」


グラハム「ふっ、星空凛、君とは上手い珈琲が飲めそうだ…」ズズズ

凛「でも、凛は珈琲は苦手にゃ」


グラハム「それより天気の話だ」

グラハム「明日以降の天気は――


カタギリ「ずーっと晴れ、すくなくとも今週は快晴が続く見込みさ」


穂乃果「おおっ!なら明日からバリバリ練習だね!」

海未「人も増えたことですから、場所もとりそうですね…」

真姫「そこの采配は海未先輩が得意なんじゃないですか?」

海未「まあ、考えます」



グラハム「カタギリッ…私のいい所を取るなッ…!せっかく早上がりしたと言うのに…」

カタギリ「すまないねグラハム 僕も早上がりだったんだ」



穂乃果「冷めないうちにポテトを…」

シュバッ――

パシンッ


「うげっ!?」


グラハム「貴様、この手はなんだ」

「え、あ、いえ…」

グラハム「何だと聞いている」

「離しなさいよっ!」パシン


穂乃果「ハム先生?」


グラハム「この輩が、君のポテトに手を出そうとしていた」


「あんたら!さっさとスクールアイドルやめなさい! 
  あなたたちのやってることは、スクールアイドルへの侮辱よ!!」


グラハム「迷惑千万!!」

「」ビクッ


グラハム「μ'sの顔に何度泥を塗れば気が済むのだ…」


「な、何のことよ」


グラハム「君はμ'sを着けているな? そしてその度にμ'sへの悪行を働いている…違うか」


カタギリ「声紋認証でも波長が一致していたよ」

ことり「いつ調べたんだろう…」


「覚えてらっしゃい!!」




「うわー、怪獣だーっ!!」


「うっさい!!」

グラハム「何!?ガンダムか!」

カタギリ「落ち着いてグラハム」

怪獣と言われてガンダムって反応するんかい……

俺がガンダムだ!

―――



穂乃果「あーーーーっ!!!!」



「うっ…」


グラハム「貴様あの時のっ!! ここで会えるとは、何たる僥倖…! 切り捨てぇ、ごめえええぇぇぇぇ

海未「グラハム先生落ち着いてください!!」バタバタ

凛「切っちゃだめにゃ!てかその刀どこから出したにゃ!!」グイグイ

花陽「ダレカタスケテー!!!」








にこ「で、何の用よ」

グラハム「率直に言う」

にこ「部の統合でしょ」

グラハム「ほう…話が早いならば」

にこ「お断りよ!」



♪~♪♪~♪(着信音)




♪♪~♪

にこ「誰よ」



グラハム「すまない、私だ   ああ ああ…」

グラハム「何…?  カタギリッ!!あれほど頼んだはずだ!!ブレイヴのプラモデルを予約しろと!!」


グラハム「なら償ってもらおうか…  ああ、今すぐだ」



グラハム「すまない」


穂乃果「電話に向かって怒ってる…」




>>31
そりゃガンダムはでかいですし あくまでグラハムは連想をしたのです

>>32
ガンダム!!引導を渡す!!




にこ「まずあなた達はキャラが出来てないのよ」

穂乃果「キャラ?」


ことり「キャラだったら、凛ちゃんが可愛いと思うけどなーっ」


にこ「いい?例えば――



にこ「にっこにっk」

♪~♪
グラハム「私だ 本当かカタギリ!よくやった!!すぐ持ってこい!!ああ、μ'sの部室だ!!」


にこ「あんた遮んないでよっ!! それにμ'sの部室ってどういうことよ!!!」


グラハム「フン、まだわからないのか、矢澤にこ」

グラハム「我々対ガンダム調査隊は…違う、失礼 μ'sは、部の統合を第一に話しているのではない」

にこ「はぁ?」

グラハム「矢澤にこ、君の勧誘だ」

にこ「か、勧誘ぅ?」


にこ「バッカじゃないの!私がどれだけアンタたちを毛嫌いしてるか、見れば分かるでしょ!!」


グラハム「仕様がない… この手は使いたくなかったが」ガタッ

海未「…!?先生!手荒な真似はダメです!」

穂乃果「そーですよっ!バレたりでもしたら大問題です!」

真姫「いくらなんでも暴力なんて無茶苦茶よ!」

グラハム「なに、すぐ終わる」

にこ「こ、来ないで…」ジリジリ


花陽「こ、これはっ…暴力沙汰と見せかけての壁ドン!?それとも耳つぶ!?(耳元でつぶやく)
   にこ先輩が絶対に見せないような顔で怯えているッ…!これはフレームに収めたいです!!」


グラハム「君との果たし合いを所望する!!」



にこ「…は?」

― ゲームセンター ―


グラハム「矢澤にこ、真剣なる戦いを望む!!」

にこ「あんたねえ… しかも何よこれ、やったことないわよ」

グラハム「私もだ」

にこ「…で?」

グラハム「君が勝てば我々は身を引こう」

にこ「アンタたちが勝てば私を引き入れるっての?」

グラハム「無論、ハンデをつけよう」

にこ「いらないわよっ!にこをどこまでもナメて… 吠え面かかせてあげるわ!!」




穂乃果「で」

穂乃果「なんであの二人、個室のシューティングゲーム入ったの?」

ことり「カップルで入りそうなやつだね~」

凛「しかも揺れるやつにゃ」





~~~~~



穂乃果「にこ先輩!」


にこ「なんでアンタたちが私の部室に居るのよ!この前は私が勝ったでしょ!」



グラハム「面目ない…」←負けた



穂乃果「実は、ご相談があってきました! 曲のことなんです!」

穂乃果「スクールアイドルをよく知る、にこ先輩とあっての頼みです!」

にこ「…」ペラッ

穂乃果「今度、7人で歌う曲なんです!」



にこ「はぁ?7人? こいつを入れるの?」

グラハム「何とッ!?このグラハム・エーカーが歌って踊れと言うのか!」


穂乃果「ち、違います!!にこ先輩です!!」




にこ「フン」




にこ「何なら、私の可愛さがとびっきり輝くポジションにしなさいよね」

グラハム「その言葉を待っていた!!!!」



海未(グラハム先生がいる意味って…)



――――

グラハム「フフ…『これからのSomeday』か、日本人の子供と見くびっていたが、いい詩を書くじゃないか」

カタギリ「ずいぶん肩入れしてるね、グラハム」

グラハム「私は見ているだけだ」

カタギリ「でも、なんだかんだあの子達も、君を慕ってくれているよ」

グラハム「嫌われないようにはしているつもりだ」

カタギリ「君らしいね…」





――――

少し宣言遅れましたが、ここで一旦切ります
まだ半分も進んでいないので、楽しみにしていただければと思います

諸君、謹んでこんにちはの言葉を送らせてもらおう…

続き始めます

――――






グラハム「μ's諸君!!無能の私がこう言うのも何だが、前回のライブは見事だった」

グラハム「私も最初の頃から見てきた身としては、とても鼻が高い」

グラハム「あえて私はこう名乗ろう 君達の存在に心奪われた男だ!!」


穂乃果「ハム先生が無能だなんて…」

海未「ええ、いつも助けてもらって(?)います」

ことり「うん!私も衣装を考えるときとか手伝ってくれるし!」

真姫「みんなが居ない時には、曲の感想を言ってくれたりもしたわ」

グラハム「聴覚は鍛えている」


穂乃果「とにかく!ここまでこれたのも、ハム先生がいてこそかもしれません!」

グラハム「ふっ、「かも」か、それくらいが丁度いいだろう」


グラハム「園田海未、折り入って頼みがある」

海未「? はい、なんでしょう」



グラハム「次の曲を私色に染め上げて欲しい」

海未「ぐ、グラハム先生…?」

グラハム「このように、だ」



~~~~~~~


穂乃果「私達が求めるのは、この頂点に立つ者だけが到達する、極み!」

海未「私達は、スクールアイドルμ's そして、君たちの視線を…」

ことり「釘付けにする」

花陽「私達の道を阻まないで…」

凛「たとえ生き恥を晒そうと――」

真姫「見えるものは、切り捨てる」

にこ「にっこにっこにー♪ あなたのハートにk」

~~~~~~~


にこ「なんであたしだけバカみたいなのよ!!ぜんっぜん関係ないじゃない!」

グラハム「矢澤にこらしく染め上げた」

海未「却下ですね」

グラハム「そうか、ッ…」





―――

―――




海未「…」スタスタ



「♪―♪♪」


海未「鼻歌…?」



海未「わ、私達の…?サイトに上がってない所まで… 」

「え…  あっ!」


「園田海未さんですよね!μ'sの!」


海未「えっ、あ、いや…人t」

ガササッ

グラハム「如何にも!この少女は間違いなくμ'sの園田海未で間g」

海未「先生は引っ込んでてくだっ…さい」ドスン

グラハム「武士道とはッ…」ドサァ


海未「それの映像、何処で?」

「お姉ちゃんが撮影してくれたものなんです!」

海未「お姉ちゃん?」


「亜里沙!」

グラハム「何とっ!生徒会長には妹が居たとは…」

絵里「…あなた」←無視

海未「…生徒会長」








亜里沙「おまたせしました!」

海未「ありがとう」

グラハム「忝ない」



海未・グラハム「おでん…?」

グラハム「日本食か、聞いたことはあるが口にしたことは…」カチャカチャモグ

グラハム「んッッ―― ー!!!!!」

亜里沙「!? ごめんなさい、お口にあいませんでしたか!?」

グラハム「う、旨いっ…!! 出汁がしっかりしみこんだ…これは大根…!旨いッ!!!」

亜里沙「よかった…」


絵里(まあいいか…)


~~~

絵里「あなた達のダンスが、いかに人を引きつけられないか…」





グラハム「そうだ綾瀬亜里沙、そのおでんとやらはいわば鍋物の一種だ」

亜里沙「ハラショー…」

グラハム「やはり人に渡すなら珈琲が妥当か…いや、女子高生ならジュースか」

亜里沙「じゃあグラハムさんには珈琲をプレゼントします!」

グラハム「もらえない、年下に何度も気を使わせる訳には」

亜里沙「日本について教えてくれたお礼です!」

グラハム「…そうか、忝ない 好意を受けるのもまた、武士道…」





絵里「でも、私は認めない」



絵里「話はそれだけ」


海未「なら… 私達が人を引きつけられるようになったら、認めてくれますか」


絵里「無理よ 私にとっては、スクールアイドル全部が 素人にしか見えないの」


グラハム「絢瀬絵里」


絵里「?」

グラハム「今、スクールアイドルが素人にしか見えないと言ったな」

海未(また自販機の間にいる…)

絵里「否定するんですか」

グラハム「いいや、むしろその意見は正しいと言えよう」


グラハム「私から言わせてもらえれば、踊りはこのグラハムエーカーにとっては上等なものと見れる…」

海未「グラハムさん…」

グラハム「歌は遠く及ばないがな」(グラハム・エーカーのキャラソンCD参照)

海未「」ピキッ

グラハム「視点を変えよう」

グラハム「確かに、この世界にはアイドルというものが何百、いや何千と存在するかもしれない」

グラハム「テレビで放映されるアイドルということを職業にしている者にとっては、アマチュア以下の存在だろう」

グラハム「それに、μ'sはまだ今年から発足したばかりの日和っこ… 君にとってもそうだろう」

絵里「…ええ」

グラハム「だが違うな」

グラハム「君にとって、人に見せれる、人を魅せられる踊りとは― なんだ?」

絵里「それは…」

グラハム「フン、所詮は子供の屁理屈と言う訳だ」

絵里「くっ…」


グラハム「今キミがどうするのが最善か、考えてみるんだな」スタスタ


絵里「あの人は…」



―――――――

―――――――


にこ「にっこにっこにー!!!(迫真)」

希「だから次ふざけたらわしわしMAXだって言ったはずやん?」

グラハム「矢澤にこ… テストがギリギリとはなんたる愚行…」

にこ「あんたいつから居るのよ!!」

グラハム「無論今来た所だ」

希「グラハムさんも心配してくれてんでー?」

にこ「わかってるわよ…ったく」


グラハム「クッ、そんな所もわからないのか、矢澤にこ」

にこ「」カチーン

グラハム「フッ、目測を誤ったか…」

にこ「くうううううっ……!」

希「にこっち、何も言い返せないな?」

グラハム「私は乙女座だからな 今日の占いはよく当たる」

希「グラハムさんも、占い信じてるん?」

グラハム「乙女座の私にはセンチメンタリズムな運命を感じずにはいられない」

希「スピリチュアルやね」

グラハム「ああ」

にこ「何の会話よっ…」

希「にこっち早くぅ~ お仕置きしてあげてもええんやで?」

にこ「えっとぉ…これがこうだから、これを代入して答えはぁ~……」


にこ「にこわかんな~い…」

希「おしおきやねっ!!!」


「いやああああっ!?」

グラハム「フッ、同性同士の営みもまた面白い…」ズズズ

海未「グラハムさん…そういう人だったとは」

グラハム「勘違いしないでほしい、私好きなもの兼趣味はガンダムだ」

海未「そうですか…」





――――

どこまでガンダム好きなんだよ!

――――


穂乃果「すごい日差しだね…」

凛「夏、かぁ…」

にこ「よーし!限界まで行くわよーっ!」


グラハム・希「何(を)して(い)る(ん)?」


穂乃果「うっ…!」

にこ「希…それにアンタまで」

グラハム「私にはグラハム・エーカーという名が」

にこ「わかってるわよ!!」


希「昼休みは勉強って言ったやん?」

グラハム「待て、東條希」

希「?」

グラハム「では、このグラハム・エーカーがこの夏の間、練習監督をしよう」

穂乃果「えっ!いいの!?」

グラハム「私の練習に、着いてこられるとは思えんがな…」




……



にこ「し、死ぬ…死ぬ…」グタッ

凛「もう溶けるにゃぁー……」

穂乃果「な、んで熱中症にならないんだろう…」


グラハム「私で良ければ、このセットを昼休みの時間びっちりだ 体力がつくぞ」

にこ「だ、誰がっ…」

穂乃果「遠慮しますっ…」

凛「ごめんなさい…」

希「さ、三人とも行くでー」

>>52
ガンダムを倒す…!この思いはまさしく愛だ!!
しかし愛をも超え、憎しみをも超越し、宿命となったまで!!

ツカツカツカ

グラハム「園田海未、なにを思いつめている」


海未「このまえの、生徒会長のことです」

グラハム「バレエをやっていたそうだな」

海未「はい」

グラハム「思い上がってるようにしか思えんがな…」

海未「ですがそれは!」

グラハム「わかっている これは感情論に過ぎない」


グラハム「こんなところに立っていては体に毒だ」

海未「…はい、すいません」




―――



海未「ダンスを教わりたいと思いました…」

海未「生徒会長が、ああ言いたくなる気持ちもわかります」

希「やっぱり、私が睨んだ通りや」



グラハム「…」





―――

―――



グラハム「オープンキャンパスだと?」


真姫「ここから聞こえる限りでは…」

グラハム「なるほど… ならば決まりだなμ's諸君」

にこ「決まりって、何がよ?」

グラハム「そこで、中学生のハートをッ!!視線を!!釘付けにする他、ない!!!」

凛「…やるんだにゃ」

真姫「でも、あと二週間だって言うし…」

グラハム「何、そう難しいことではない っふっふっふ…面白くなってきたじゃないか」

凛「グラハムさん、両胸ポケットかわいいにゃ」

グラハム「お褒めに預かり光栄だ星空凛…」



――――


穂乃果「おおっ!みんな完璧だよっ!」


真姫「でも、本当に二週間で出来るの? ヘタしたら生徒会長に止められるわよ」

ことり「部活紹介があるから…」

海未・グラハム「まだ足りない…」

一同「!?」

海未「ダメです、これじゃ」

グラハム「それに賛同する」


穂乃果「…じゃあ、もう一回やろっか!」


グラハム「園田海未、輪に入り給え 私がタイミングを統ろう」

海未「ですが」

グラハム「熟知している」


海未「わかりました」


グラハム「…」パン、パン、パン、パン

グラハム(なるほど、園田海未か感じることもわかる…)

グラハム(それに園田海未自身も、納得が行かんようだ)



グラハム「君たちに足りないものは、人を引きつける魅力!」

にこ「何よ、それ…」

グラハム「感動出来ないと言っている そうだな、園田海未」

海未「…はい」


グラハム「残念だが、なにが足りないとは私からは言えない」

穂乃果「そんなっ、教えてください!」

グラハム「わからないのだ そうだな」

海未「…」コク


――――

――――


まきりんぱな<ええっ!?生徒会長にダンスを!?>

グラハム「妥当な考えだな…」

真姫<私は反対!>

にこ<私m>

グラハム「聞く耳もたん!!!!!」

にこ<なんで私の時だけ遮るのよ!!>





………



グラハム「絢瀬絵里生徒会長 君にμ'sのダンス指導を所望する」

絵里「私に…」

グラハム「君のダンスへの熱い情熱… しかとこの目で見たッ!」

グラハム「それに、私は言ったはずだ」

絵里「…」


……


「今キミがどうするのが最善か、よく考えるんだな」


……




グラハム「私はμ'sを棚に上げることはしていないつもりだ」

グラハム「だが…人気があるのは間違いない、違うかな?」

絵里「わかりました… ですが、これだけは伝えてください 私が許せる水準までやると」

グラハム「心得た」






グラハム「というわけだ」

にこ「どう考えても余計なお世話ね」

凛「凛たちが言ったほうがいいと思うけどにゃー」

グラハム「くっ、単なるお節介焼きにしてしまったとは、不覚!」




―――――

―――――



絵里「足開いて」

凛「えっこう?」

絵里「ふん」

凛「ん゛に゛ゃっ」

凛「痛い!痛いにゃああああ」

絵里「これで? 最低でも床におなかがつくぐらいじゃないと駄目よ」



ことり「よっと」

グラハム「ふん」


穂乃果「ことりちゃんすgハム先生までっ!?」

グラハム「柔軟は鍛えている」

ことり「少し体をほぐしたりしていけば、出来るようになるよー」

グラハム「フン、日々の鍛錬を怠らない私に不覚はないということだ」

凛「でもお節介焼いたにゃ」

グラハム「過去は忘れたな」


絵里「片足立!あと10分!」

グラハム「ふっ、ふっ」


花陽「ぐ、グラハムさん…私達の体勢でスクワットしてるっ!?」

グラハム「フッフフ…なかなか、堪えるッ!」




――――

――――



絵里「…」


グラハム「覗き見かな、生徒会長」

絵里「あっ…いや」

グラハム「しからば」


ガチャッ

「謹んでおはようの言葉を贈ろう!!」

「おはようございまーす!」


真姫「覗き見ですか?」

絵里「あっ…」

絵里(また…?)


凛「あーっ!!」



ガチャンッ

凛「にゃにゃにゃにゃにゃー!」ズイズイ

絵里「ちょ、ちょっと!」

グラハム「来たk…ドゥホォ!!!」ドサァッ


凛「あ…」

絵里「押さないで頂戴!!」

グラハム「くっ…お怪我はないかな…絢瀬絵里」

絵里「大丈夫です…」

凛「ごめんなさい…」

グラハム「とんだ茶番だ…」



絵里「辛くないの?」

絵里「昨日やったことを、また同じようにやるのよ?」

穂乃果「やりたいからです!」

穂乃果「練習もすごくきついです、体中も痛いです、けど! 学校を存続させたい気持ちは、生徒会長にも負けません!」



絵里「…」ツカツカ…

ガチャンッ


グラハム「…」



―――

―――

希「そうやってえりちは!いつも人のためばっかりに動いて! だから、理事長もえりちのこと認めなかったんとちゃう!?」


希「えりちの本当にやりたいことは…」



「誰でも、好きなことをやって過ごせれば それほど幸せなこともない…」


希「グラハムさん…」

グラハム「絢瀬絵里、キミはわかっているはずだ、どうするべきか」

絵里「…そうよ、私だって好きなコトやって過ごしたいわよ!! わたしが今どうするべきかもわかってる!! 今更、アイドルをやるだなんて、言えないわよ…」 


ポツッ―― ―


希「えりち!」


グラハム「…お邪魔だったかな」

希「…いいえ」

希(実際邪魔やな)





わろた
刹那さんとかは出ないんですか?





「私の、やりたいこと…」


「そんなもの――」


スッ…

絵里「あなたたち…」


穂乃果「生徒会長! いえ、絵里先輩、お願いがあります… 
    μ'sに入ってください!絵里先輩に、歌って踊って欲しいです!」




グラハム「…乙女心とは、実に単純明快… 押して駄目なら引いてみろということだ」

カタギリ「ちょっと違う気がするけど言いたいことはわかったよ」



穂乃果「これで、8人…」


希「いや、9人… いや、10人や」


希「私も入れてな、カードがそう言ってるんや」

穂乃果「10人… あ、そっか!」

穂乃果「ハム先生ー!」


グラハム「フッ、お呼びかな」



グラハム「絢瀬絵里」


グラハム「自分で…自分のその手で!!」

グラハム「その手に勝利を掴んで見せろォ!!!」



グラハム「私から贈る言葉だ では、な」



絵里「みんな… グラハム、さん…――」









―――――

>>63
あくまでグラハム・エーカーが要素となっていると言わせて貰おう!
刹那は出そうとも考えましたが、なかなか考えてるうちに書き上げてしまったのでw

機会があればですが、ラブライブの2期編も書こうと考えているので、その際に入れればいいかなぁ…と考えています

グラハムさん……
色々と残念なネタキャラになったな……

―――――






穂乃果「みなさんこんにちは!私達は、音ノ木坂学院のスクールアイドル、μ'sです!」

穂乃果「私達は、この音ノ木坂学院が大好きです! この学校だから、この9人…いえ、10人に出会えたんだと思います」

穂乃果「いまから歌うのは、私達が10人になって初めて歌う曲です!」




「僕らのLIVE 君とのLIFE―――」




カタギリ「グラハム、いいのかい」

グラハム「ああ、見ずとも、聞かずとも 私には分かるな」

カタギリ「まるで親父だね」

グラハム「いずれ言われると思ったな」





――――







グラハム「…しかし、教師として遊び呆け過ぎたか 見回りを頼まれるとは…」

グラハム「これも職業軍人の務め、か…」ガチャッ


グラハム「部室か… 」パラッ


グラハム「ん、これは…」




「私はよくやったわ、人に頼まれただけにしては、って――
 きっと自分にそう思い込ませるための言い訳。
 でも――そんな風に逃げ道を用意して、
 いつも恥をかかないようにクールにかっこ良く――生きてきたはずの私が。
 ああ、それがまさか――こんなことになるなんて!
 
 そうよ――本当はこっちのほうが大大大問題!!!
 ちょっと――穂乃果、これ、ちゃんと読んでるでしょうね!?

  (中略)

 うわぁーーん!もう今日はやる気なくなった、エリチカ、おうちに帰る!!!」


グラハム「フッ、フハハハ… これは愉快だ どれ、他のも…


     ははは、彼女はこんなことを思っていたのか… 乙女だな」





――――

>>66
このSSでグラハム・エーカーの印象を悪くしてしまったでしょうか? 申し訳ないです

「残念」なネタキャラ、というのは若干心外ですが…

――――



穂乃果「ねえ聞いた?」

絵里「どうかしたの?」

穂乃果「昨日の夕方過ぎに、学校に不審者がいたらしいよ」

海未「なんでも、高笑いをしていたそうです」

真姫「幽霊か何かじゃ…」


グラハム「不法侵入をする不届き者か… このグラハム・エーカー 虫の居所が悪いな」

希「正義感は人一倍やな、グラハムさん」

グラハム「それより… 南ことりはどうした」

海未「最近、帰りが早いんです」

にこ「ここに来る途中、急いでるみたいだったわよ」

凛「急がなきゃいけないことでもあるのかにゃー」

花陽「スーパーのタイムサービスとか!」

グラハム「何ッ!? それは今日か!!」

花陽「ふぇっ!? あ、はい…どこかは詳しく覚えてないですけど、学校の近くの…」

グラハム「このグラハム・エーカー!!何という愚行…動かずにはいられん!!」

真姫「ちょっと、待ちなさいよ」

グラハム「私の道を阻むなッ!」

真姫「あんた、私達に特訓させるとかいったでしょ? 絵里先輩や海未先輩だって、プラン立ててないのよ?」

グラハム「くッ… 男の約束、破るわけにはいかないか…ッ」

穂乃果「にしても、絵里先輩はいいなぁ…」

絵里「え?」

穂乃果「スタイル良いし、美人だし、女性ファンも多いし!」

絵里「やめてよ…//」

希「でもおっちょこちょいなところもあるんよ この前だって、おもちゃのチョコレートを食べそうになったり」

グラハム「エリチカ、おうちに帰る、と言ったりと…可愛げさも残っているようだ」

絵里「なっ!? み、見たんですか!!?」

グラハム「はは、昨日の夕方、読ませてもらったよ 盛大に笑わせてもらった もちろん君たち全員のもだ」


「ええーっ!?」

「プライバシーの侵害です!」

「乙女の秘密がーっ!」

「聞く耳持たん」

にこ「その前に、やることがあるんじゃない?」








グラハム「熱いッ…なんだ、この薄汚れた空気の街はッ…」

にこ「アイドルたるもの、常に人に見られている意識を持つのよ」

真姫「バカバカしい!」

凛「すごいny

グラハム「なんだこれはァァァァッ!?!?!?!?」

一同「」ビクッ


グラハム「これはッ、ガンダムか、ガンダムなのか!? すごい…量産型もあるのか
     なんだこのスケールは…1/50スケールだと!?」


「何という僥倖…秋葉原に来た甲斐が、あったというものっ!!」



凛「それより見るにゃー!スクールアイドルのグッズがいっぱいあるにゃ!」


花陽「うわぁーーっ… うっわぁぁぁぁーっ!! うっっっわあああああああっ!!!」

凛「これ、A-RISEのだよ!」


凛「それにこれ、かよちんにそっくりで可愛いにゃー!」

にこ「ってそれ、花陽じゃない!」

凛「えええーーっ!?」


グラハム「ん?どうかしたか」ガッコガッコ

絵里「なんですか、それ…」

グラハム「プラモデルだ、買えるだけ買ったまで…で、何があったというのだ」

希「いやね、μ'sのグッズが販売してるんよ」

グラハム「ふっ…ついにここまで来たかμ's…」


凛「なんでかわからないけどグラハムさんの缶バッジもあるにゃー」

グラハム「何とッ!?」

真姫「誰得よそれ!」

穂乃果「あれ…これことりちゃんの写真…」


「すいませんっ!」


「ここに私の生写真があるって…あれは駄目なんですっ!今すぐ外してください!」

グラハム「南ことり…何をしている」

穂乃果「こ、ことりちゃん?」

ことり「ピャーッ!?」





ことり「コトリ?ドナタディすかー? ホワーッツ?」

グラハム「き、消えた!? 南ことりィ!!何処だ!?」

絵里「馬鹿なのかしら…」

真姫「馬鹿でしょ」




ことり「さらばッ!」タッタッタッ

グラハム「そこに居たか! 待てぇえええっ!!」ガコンガコンガコンガコン




ことり「ぐ、グラハムさあんっ、見逃してくださいっ!」

グラハム「くっ!プラモデルが嵩張って… 高坂穂乃果ァ!!これを持っていろォ!!」ポイポイポイ

穂乃果「えええっ!?」

グラハム「必ず捕まえるぞー!!」


海未「任せて…大丈夫そうですね」

穂乃果「でもことりちゃん、どうして…」




ことり「はっ、はっ、はっ…」



ことり「逃げ道決めておいて良かった…」



グラハム「抱きしめたいな、南ことりっ!!」ブワッ

ことり「ピイッ!?」

グラハム「まさに眠り姫だ…」壁ドンッ


ことり「(;8;)ゴメ゛ンナサイ……」

希「グラハムさんのほうが先やったみたいね…」




グラハム「なるほど…自分を変えたい、か…」ズズズ

グラハム「珈琲が旨いな…」

ことり「私、穂乃果ちゃんや海未ちゃんと違って、なにもないから…」

穂乃果「そんなことないよ!ことりちゃん、歌もダンスも上手だよ!」

海未「衣装だってことりが作ってくれているじゃないですか」


グラハム「自分を卑下するのは良くないな、南ことり」カチャンッ

ことり「すいません…」

グラハム「おかわり」キリッ

ことり「あ、はい」


真姫「少なくとも、二年の中では一番まともね」

海未「聞き捨てなりませんね…」

穂乃果「それじゃ穂乃果たちが変みたいじゃーん!」

真姫「変なのよ、特に穂乃果」

穂乃果「真姫ちゃんの鬼ー!」


グラハム「しかし、な… 内密にする程のことでもなかろう」

ことり「なんだか、いいにくくて…」




……


穂乃果「バイバーイ!」

グラハム「謹んでこの言葉を遅らせてもらおう… さようなら!珈琲が旨かったぞ」

ことり「はい、また!」

ことり「あ、このことは親には内緒だから…グラハムさんっ しーっで、お願いしても…」


グラハム「私は、秋葉原にプラモデルを買いに来た それだけだ」ガコンガコンガコン


ことり「ふふっ♪」





―――

―――



グラハム「ふふふ…このショーケースが埋まるのも時間の問題だな」

カタギリ「グラハム、僕に自慢するために呼んだのかい?」

グラハム「なに、積もる話もある」





――――




ことり「…」



ことり「チョコレートパフェ、おいしい… 
   生地がパリパリのクレープ、食べたい… ハチワレの猫… かわいい…」

グラハム「その極みにある勝利… 掴みとる」

ことり「切り捨て…御免   って、なに言わせるんですかぁぁーっ!」

グラハム「思い詰めてるようだな、南ことり」

ことり「思いつかないよぉ…」


……


絵里「秋葉でライブよ!」

グラハム「秋葉原といえば…A-RISEだったか、そのスクールアイドルのお膝元と知ってか?」

希「それだけに面白いやん!」

絵里「ここで成功すれば、ものすごいアピールになるわ」

絵里「そこで提案なんだけど、秋葉で働いてることりさんならいいアイデアが浮かぶと思うの」

ことり「やってみます…!」





ことり「うーん…」





ことり「うーーーん…」




ことり「うううううん…」



グラハム「武士道とは…」




「南、ここんとこ気抜けてるぞ」

「すいません…」





――

――


穂乃果「ことりちゃん!一緒に考えよう!とっておきの方法で!」

ことり「ホノカチャン…?」






ことり「おかえりなさいませ!ご主人様!」


穂乃果「お↑か→えりなさいませ、ご主人様!」


海未「おかえりなさいませ、ご主人様…」


グラハム「私は司令部より独自行動の免許を与えられている。
     つまりはワンマンアーミー、たった一人の軍隊なのだよ。」


穂乃果「で、なんでグラハムさんがコスプレを…?」

ブシドー「コスプレとは迷惑千万、戦いの中で極みを求める正装とでも言って貰おうか」


ことり「グラハムさんはともかく…穂乃果ちゃんも海未ちゃんも可愛い~!」


チリンチリン

凛「遊びにきたよーっ!!」

ブシドー「よく来たな少女!我が剣技、とくと見るがいい!!」

凛「だ、だれにゃっ!?」

絵里「いや、グラハムさんでしょ…」

ブシドー「見破られたか、絢瀬絵里…流石だ」


にこ「それより早く接客してくれなーい?」






ことり「いらっしゃいませ、二名様でよろしいですか?」



ことり「こちらのお席へどうぞ。」



ことり「メニューで御座います!」

ことり「ただいまお冷をお持ちいたします、失礼します」ペコッ

デン デデデンデン… デン デデデンデン   デン…テレテーレッ…(ガンダム00 BGM「UNION」)


ブシドー「よく来たなフラッグファイター、歓迎しよう…」



ブシドー「こちらに座り給え、なに、遠慮はいらん」


ブシドー「作戦要項だ、目を通しておけよ」


ブシドー「すまない、珈琲でよかったか? そうか、ならいい」




花陽「また一部受けしそうな接客ですね…」

ブシドー「私なりの接客だ、如何かな?」

真姫「キモチワルイ」

ブシドー「くっ…武士道とは…!」



ことり「ふんふんふふん♪ よし、これでいいかな!」


凛「ケチャップアートだにゃー!」

花陽「かわいいっ…! 写真撮っておきましょう!」



ブシドー「ふん、こんなものか…」グチャグチャ



ブシドー「待たせたな」ゴトッ


絵里「…なにこれ」

希「切腹ってかいてあるな」

真姫「しかも血みたいだし…」


ブシドー「私らしい出来に仕上がったと思う…」

真姫「キモチワルイ」

ブシドー「くっ…無念!!」







ことり「私ね、ここに来ると勇気がもらえる…だから好き!」


穂乃果「ことりちゃん!今のだよ!今思ったことを、そのまま歌詞にしてみようよ!」

ことり「そ、そっか!」

穂乃果「きっと上手く行くよ!」

グラハム「おかわり」キリッ

穂乃果「あ、はい」




……


「Wonder Zone 君に― 呼ばれたよ、走ってきたよ―…   きっと素敵な― 夢が始まるー!」





グラハム「ふ…素人だからこそ、素直で、純粋な歌詞というのが書けるもの、か…」

カタギリ「グラハム、見てごらん μ'sのランクが右肩上がりから更に上がってるよ」

グラハム「楽しみだな、μ's…!」







―――

キリがちょうどいいので、ここで一旦終了です

アニメ的に言うと、第9話までのお話になりました。

今更ですが、お話は第一話から第十二話すべてのお話になります(所々カットしながらですが)
長さ的に、ここで半分となりました。

貰ったレスは目を通しています 何か質問があれば答えられる範囲で答えますので どうぞお願いします

では、ここまでお付き合いいただきありがとうございました

投稿スピードの差が、良SS悪SSを分かつ絶対条件ではないさ…

敢えて言わせてもらおう!更新を始めると!!

―――




グラハム「フッフッフ…まさに、夏!! 日差しが私の体を浄化するようだ…」

穂乃果「なんでグラハムさん平気そうなの…」

にこ「この暑さの中で練習とか馬鹿じゃないの!? あいつ以外みんなぶっ倒れるわよ!!」

グラハム「ほう、日差しに強い人物がこのμ'sに居たとは…どなたかな?」

にこ「あんたよ!!」

グラハム「私か」

絵里「そんなこといってないで、早くレッスンするわよ」



穂乃果「そうだ!!合宿行こうよ!」

にこ「はぁ?なによ唐突に」

グラハム「それは名案だな高坂穂乃果… しかし場所や費用はどうする?」

海未「そうです、私達はアルバイトもしていませんし…」

穂乃果「ちょっとちょっとグラハムさん!」

グラハム「どうかしたか」

穂乃果(給料いつ入るの!?)

グラハム(私の給料をアテにするつもりかッ!?)

グラハム「く…しかしこのμ'sの期待を背負う以上… どうすればッ!!」

真姫「別に誰も期待してないわよ」

穂乃果「そうだ!!真姫ちゃん、別荘無いの?お金持ちだし!」

真姫「あるにはあるけど…」

グラハム「それだッ!!西木野真姫!我々に別荘を手配したまえ」

真姫「何様よ!偉そうに!」

グラハム「ふっ、無礼講さ」

穂乃果「真姫ちゃんお願い…っ」

絵里「駄目よ、急に押しかけたりしたら…」

穂乃果「そう…だよね…」ウルウル



真姫「…わかったわ、聞いてみるだけ聞いてみるわ」

穂乃果「やったあーーっ!!真姫ちゃん大好きーっ!!」








―――

―――


グラハム「軍に輸送機をチャーターした」

ことり「えーっ!?」

穂乃果「すごい!兵隊さんの飛行機!?」

グラハム「如何にも」

絵里「でも、なんだか気が引けるような…」

希「グラハムさんが言うならいいんやない?」


絵里「あ、それと前から気になってたんだけど…」

グラハム「先輩後輩禁止としようじゃないか」

絵里以外「えーっ!?!」

絵里(言おうとしたのに…)

グラハム「確かに、上官や部下、先輩後輩 
     これは社会において重要な要素の一つと言っても過言ではない」

グラハム「戦場でも同じだ、例えば交戦状態に陥った時・・―――






グラハム「となるわけだ、しかし君たちはあくまで『μ's』という輪だ」

グラハム「互いに手を取り合い、先輩だからと気を使わずに過ごす…どうかな?」

にこ「話が長いのよ!!」

凛「退屈だったにゃー」

絵里「わ、私は賛成しようかしら…」プルプル

グラハム「そうか絢瀬絵里!!君ならそう言うと思った!!」

穂乃果「じゃあハム先生も名前で呼んだら?」

グラハム「…私がか」

穂乃果「だって、ハム先生ってカタギリさん以外フルネームで呼ぶよね」

グラハム「唯一無二の友であるからな」

カタギリ「全く…照れるな」

真姫「い、いつから!?」

カタギリ「今だよ」

海未「都合のいいことを…」

グラハム「ではそう言うならそうしよう 君たちは友と認める! 穂乃果!!」

穂乃果「はい!!」

グラハム「海未!」

海未「は、はい!」

グラハム「ことり!!」

ことり「ピャイッ!?」

グラハム「花陽、凛、絵里、希ィッ!!」

「はいっ!!!」

グラハム「実に清々しいものだ! ッハッハッハ!!」

にこ「なんで私だけ呼ばないのよ!? そんなに私の事嫌い!?」

グラハム「失敬、矢澤にこ」

にこ「フルネームだしっ!!!」

グラハム「冗談と受け取ってくれたまえ、にこ」

にこ「釈然としないわね…」

グラハム「む、そろそろ到着だな」


キィィィィンッ…


グラハム「我軍の最新鋭機だ、安全とスピードは保証しよう」






本日は人が少ないようですね… どこまで続けるべきか

いや居ますが




花陽「す、すごい物々しいです…」

凛「無駄に広いにゃー」

グラハム「上に客席がある、入り給え カタギリは操縦を頼む」

カタギリ「僕がかい? うーん、お話したかったな…」

グラハム「なに、オートパイロットにすればいいだけの話だ」

カタギリ「それまで、ね… オーケー」






絵里「じゃあ改めて始めましょうか、穂乃果?」

穂乃果「はっ! う、うん!いいと思います… その、 ぇ絵里ちゃん!」

絵里「はいっ!」

凛「じゃあ凛もー! うーんと、ことり、ちゃん?」

ことり「はいっ、よろしくね♪ 真姫ちゃんも!」

真姫「うぇぇ!?」


真姫「べ、別にわざわざ呼んだりするもんじゃないでしょ!」

グラハム「真姫…そう照れるな」

真姫「照れてないわよ!!」

グラハム「そうか、なら私を呼び捨てで呼んで見給え」

真姫「なんでよ!?」

グラハム「なに、恥じることはない」

「「じーーーっ…」」


真姫「んんんんっ…!    知らないっ!!!」プイッ

グラハム「ハッハッハ!!可愛げのあるやつだ!」

絵里「では、部長の矢澤さんから一言」

にこ「ええっ、にk」

グラハム「僭越ながら、私が務めさせてもらおう」

にこ「…いいわよ、どうせにこ考えてないから」


グラハム「…」


穂乃果「…?」

ことり「…?」

海未「…あの、グラh」

グラハム「出パァァァァァァァァァツ!!!!!!」


にこ「うるっさ!」



――――

いますぜ

>>88 >>90
救われます

最初から追ってるから迷わず進め!
フラッグファイター!!!

俺が……ガンダムだ!

――――




「「おおおおーっ!!」」


グラハム「あえて言わせて貰おう…立派だ」

カタギリ「凄いね… 財力が手に取るようにわかるよ」

穂乃果「すごい、すごいよ真姫ちゃん!」

真姫「そう?普通じゃない?」

花陽「でも、グラハムさんって軍人さんだしお金持ちそうだけど…?」

グラハム「フッ、私の居場所は基地、それ以外もないさ」

凛「かっこいいにゃー…」

希「軍人さんなんだか、教師なんだか…ようわからんね」

絵里「まあ…私達にとってはグラハムさんそのものだから…」



―――

穂乃果「うわーーっ!広い!広いよっ!」

ことり「そういえば、グラハムさんの部屋はどこにします?」

グラハム「君たちが決めた後、私が選ぼう」

カタギリ「僕もグラハムと同じでいいよ」

穂乃果「男らしいっ!」






グラハム「…何、部屋がない?」

真姫「そうなのよ、いくら広くても 客室は限られてるから…」

グラハム「…幸いにも季節は夏だ 外に居ることにしよう」

真姫「それじゃ気が引けるわよ」

グラハム「男として生きてる以上、遠慮させてもらいたいな」

真姫「…そう」




―――

基本的に1が書いてる間は米しないのがマナーだから投下終了後に感想がいっぱい出るはず

>>93は私以上にフラッグファイターを愛していたようだな。
 ならば>>93に宣誓しよう。私、グラハム・エーカーは、最後までこのSSを愚痴らずにやり切ると

>>94
ならば君の視線を釘付けにする!

>>96
やっぱりそういう物なのですね、熟知しておきます

―――


海未「これが練習メニューです!」




穂乃果「ねえ海はっ!?」

海未「…? 私ですが」

穂乃果「違うよ海だよ!海水k…」



バッシャバッシャバッシャ

「ハッハッハ!!海とは気持ちが良いものだな!!!」

「この日差しを利用して…まずソーラーパネルを設置してから…」


穂乃果「海水浴だよ!!」

花陽「楽しそう…」

海未「それなら心配ありません! ほらここに!」


「遠泳10km」


グラハム「ぜぇっ…ぜぇ 10km泳いできた、実に気分がいい」

にこ「速すぎよ!」



絵里「でも、合宿の間持つかしら…」

海未「大丈夫です!熱いハートがあれば!!」

グラハム「そうだッ!!熱いハートがあれば、乗り越えられるというものッ!!」

にこ「あ、あいつまでっ… なんとかしなさいよ…穂乃果」


穂乃果「あーーーーっ!!!ガンダム!!!」

グラハム「何!!?ガンダム!! くそ、電波障害が出る…! どこだ!どの方角だ穂乃果ァ!!!!!」

凛「海未ちゃんあれーっ!」

海未「ええっ?」

グラハム「どこだァ!!!凛、星空凛!!どこにガンダムがああああああ!!!」

にこ「今よっ!!」





――――――

――――――


にこ「おーい!早く早くーっ!」

凛「待つにゃーっ!」


希「みんな楽しそうやねー」


バシャバシャ  
凛「あはは あははっ! ん゛にゃっ」バシャッ!!

にこ「え? ぶrrrrrrrっ…」  ザバーン


ことり「うふっ♪」

グラハム「射撃も上手くなった…それでこそだことりッ!」

ことり「百発百中です!」

グラハム「ならこのグラハム・エーカー 君たちを狙い撃つ!!」ジャキンッ

ことり「な、なんですかそれっ?」

グラハム「カタギリに特注したウォーターガンだ…」

ことり「ようは水鉄砲…ですよね」


グラハム「迷惑千万ッ!!」ジャキンッ バシュッ!!


にこ「ううっ、なによさっきの水h… ドファッ!!!」ザバァン


グラハム「隙を見せればそれは死へとつながると覚えておけ!!」




―――

―――


花陽「おっとと… こ、ここかな…?」フラフラ

グラハム「花陽!!心眼で切るのだッ!」

花陽「し、しんがん… しんがん…」

にこ「ふっふっふ…」

グラハム「花陽の道を阻むなッ!!!」バシュッ!!

にこ「まだそれ持って ドフォッ!!」

花陽「えいっ」 パシッ


花陽「あれぇ?割れてない…」

グラハム「ならば私と交代しようではないか」

花陽「おおっ…なんだか凄そう…」



グラハム「―――――」


希「―――――」

凛「ぐ、グラハムさんと希ちゃんが真剣な顔してるにゃ…」


グラハム「切り捨てぇ、ごめえええぇぇぇぇぇん!」パァンッ!!



グラハム「また無駄なものを切ってしまったか…」

絵里「な、なんで真っ二つに割れてるの…?」

穂乃果「木だよね!?使ったの木だよね!?」







グラハム「フ… 子どもの遊びとはいえ、なかなか楽しいものだな」

真姫「そうね」

グラハム「隣、失礼してもいいかな」

真姫「いいけど」

グラハム「失敬」

ミシミシミシミシ


グラハム「なんと…この私の自重に耐えれぬか…?」

真姫「ちょっと…壊さないでよ?」

にこ「ちょっと、にこは日焼けしたくないからあっち行ってよ」シッシッ

グラハム「邪魔者は、消えるとしようか…」スタスタ

にこ「隣、いいかしら?」

真姫「ええ」


バキインッ!!!

にこ「えええええっ!?!?」

真姫「にこちゃん、重いんじゃないの?」

にこ「なんで私の時に壊れるのよっ!!!」




グラハム「人呼んで!!グラハムスペシャル!!!」ブォンッ

ドゴォ

にこ「ふがっ!?」


グラハム「失礼、にこ 怪我はないかな」

にこ「あ、あんたねぇ… いまやってんのはビーチバレーじゃないの!?」

グラハム「ボールは投げるものだと錯覚していたようだ… 立てるかな」スッ

にこ「…!」

グラハム「…? どうした、顔が赤いぞ」

にこ「あんたにぶつけられただけよっ!全く!」

グラハム「そうか、この借りはいずれ返そう」


……

……



絵里「買い出し?」

ことり「うん、近くにスーパーがあるから行こうと思うんだけど…」

希「あんまり大人数で行くとあれやんな」

グラハム「私が立候補しよう」

絵里「うーん、グラハムさん一人?」

グラハム「私一人で構わない」

にこ「じゃあ私が行ってやるわよ」

グラハム「…干渉、手助け、一切無用。 君たちはガールズトークに花を咲かせるといい」

にこ「……」

凛「あれー?にこちゃん、もしかしてぇ~??」

にこ「なによこのっ!」

凛「い、ふぁいにゃぁ、にこちゃああ…」

カタギリ「なら僕が行くよ」

グラハム「そうか、なら良いだろう では行って参る」

ことり「お願いしまーす!」




花陽「って、何買うか教えてないんじゃ…」

ことり「あ…」


花陽「ぐ、グラハムさぁぁん…」




――――

――――






グラハム「フッ、その程度か矢澤にこ!!」トントントントントン

にこ「なんでアンタと張り合わなきゃいけないのよ!」ザクザクザクザクザク


ことり「ごめんねー、私が料理当番だったんだけど…」

花陽「グラハムさん、お料理出来るんですか?」

グラハム「男の一人暮らしに料理スキルは必須というもの… 
     この私、グラハム・エーカーは一日も料理をサボったことはない!」

カタギリ「たまに僕を呼んでは料理の味見をさせられているよ…」

凛「女子力高いにゃー」

にこ「ちょっと邪魔よあんた!」

グラハム「何をっ! 君こそ鍋を見るのに邪魔というものっ!」



―――

―――


グラハム「待たせてすまないな」カチャン

絵里「みんな一緒に食べないと、そうよね?」

穂乃果「うんうん!グラハムさん、すごい料理頑張ってたし!」

にこ「私も頑張ったんだけど!?」

希「でも、ほとんどグラハムさんやん 使った器具、全部洗ってたし」

にこ「ぐぬぬぬぬ……」


グラハム「ではこのグラハム・エーカーが 「いただきます」の挨拶をしよう…いただきます!」


「いただきまーす!!」



グラハム「」ガツガツガツガツガツ

グラハム「よし」スクッ

海未「グラハムさん?」

ことり「食べるのはやーい…」

穂乃果「どこか行くの?」

グラハム「おかわりだ」

花陽「は、花陽もお願いしますっ!」






グラハム「うむ、我ながら旨い…」モグモグ

絵里「今度はゆっくり食べてるけど…どうして?」

グラハム「男たるもの、腹を膨れさせねば満足しないというものだ しからば、一食目は腹に溜め、二食目は味わうのが私流さ」

花陽「なるほど…! お腹いっぱい食べるのが、幸せですもんね!」






海未「練習です」

凛「えーっ、花火したいにゃー」

海未「そういうわけにはいきません、あんなに遊んでしまったのですから…」

凛「かよちんはどう思う?」

花陽「わ、私は、お風呂に…」

にこ「第三の意見だしてどうすんのよ…」


きゃーきゃーわいわい


カチャカチャ ジャージャー
グラハム「…すまないなカタギリ」

カタギリ「いいさ あんな若々しい女の子の輪に入るのは出来ないからね」

グラハム「しかし、いいものだな」

カタギリ「ああ」



――――

チャプン
「「ふーーーっ…」」


穂乃果「気持ちいいねぇ…」

ことり「うんっ…」

絵里「まさか、温泉まであるなんてね… すごいのね、真姫の家って…」

真姫「普通よ」

にこ「ぐぬぬぬぬ」

花陽「そういえば、グラハムさんとカタギリさんは?」

凛「中のシャワーを使うっていってたにゃ」

希「いい年してるのに、私達に混じって子供みたいやんな あの人」

穂乃果「でも、親しみやすいって感じ!優しいし!」

ことり「そうだねっ」


あはは… ははは…








グラハム「ほう…これが湯船というものか… 気持ちがいい…」






穂乃果「いっくぞー!」

凛「いっくにゃー!」

「ごろーん!!」

穂乃果「こういうとこでこれやるのが夢だったんだー!」


真姫「…って言う訳だから、私が居た部屋使っていいわ」

グラハム「そうか… 君の荷物は」

真姫「ちゃんと持ってきてるから」

グラハム「忝ない カタギリ、相部屋で構わないな」

カタギリ「構わないよ」

グラハム「西木野真姫、ご厚意感謝する しからば。」

真姫「ええ」





……

……




希「あー、真姫ちゃんなにするのーっ うるさいからってそんなことしちゃだめ、よっ!」

凛「なにするにゃっ!」

穂乃果「ふぐぅ…   よーしっ!」



わーわーわー!



カタギリ「ううんっ…なんだ…? グラハム、この音は… あれ」



真姫「あなたねぇ… っ」


グラハム「…」スタスタスタ



真姫(あの人、何処に…)

絵里「えいっ」

真姫「ふぐっ」


きゃーきゃーきゃー






リーンリーンリーンリーン…

「…」

「私は、何をしているのだろうか…」



カタギリ「グラハム」


グラハム「…カタギリ」

カタギリ「なにしてるんだい?」

グラハム「日本の夏の夜が好きでな」

カタギリ「わかるよ とても静かだ」


グラハム「カタギリ、我々はいつまでこうしていられるのだろうな」

カタギリ「今が楽しいかい」

グラハム「ああ」

カタギリ「起きる可能性があることは、いつか必ず起こる そういうことさ」

グラハム「今を楽しむとするか…」

真姫(…何話してるのかしら)

カタギリ「先に戻るよ、おやすみ」

グラハム「ああ」





グラハム「出てきたらどうだ?」

真姫「… 何してるの?」

グラハム「この世界の行く末を見つめていた」

真姫「…なにそれ」

グラハム「真姫、今が楽しいか」

真姫「どうしてよ」

グラハム「私は楽しい 友と笑い、踏ん張り、達成し、充実していると思っている」

グラハム「だがな、私は職業軍人という運命を背負っている以上 この平和も一時に過ぎん」

グラハム「だが君は、極普通の女性だ」

真姫「なに、言ってんの?」

グラハム「直にわかる、夜風に当たりすぎて風邪をひくなよ」


真姫「意味分かんない…」




――――――

――――――




「明日早朝から練習するといいましたよね…」


「う、うん…」



グラハム「何事だ…?」


「それをこんな夜中に…」


海未「覚悟は出来ているんでしょうねぇ…」ブォンッ!!


にこ「んがっ」ドサッ



グラハム「何と!? 園田海未、貴様は…」


ボフゥッ
絵里「ごめん海未っ うぐぅっ」



花陽「り、凛ちゃん…」

凛「かよちんっ…」


「「助けてー!!」」


グラハム「りんぱなの安全は!このグラハム・エーカーが預かった!」

海未「グラハムさん…邪魔しないでください、でないと…」

グラハム「望む所だと言わせて貰おう、園田海未」

海未「ふんっ!!」ブオッ

グラハム「斬り合うも一興!!」サッ

海未「ちっ…」ブォンブォンッ

グラハム「抜刀!!」←枕持った

グラハム「とくと見るがいい…我が奥義っ!! どぉりゃっ!!!」ズドドドッ

海未「ヌッ…」ドサッ


花陽「ま、枕を目にも留まらぬ速さで…」

凛「投げたにゃ…」


グラハム「君たち、明日は早朝から練習だ 早く寝給え」


「はーい…」




―――――

―――――

チチチチ…


真姫「ふああっ…」


真姫(外に出ようかしら…)





真姫「…あ」


グラハム「謹んでこの言葉を遅らせてもらおう、真姫 おはよう!!」

真姫「朝から暑苦しいのよ…」

グラハム「見給え、日の出を」

真姫「…綺麗ね」

グラハム「昨日言ったこと、理解できたかな」

真姫「…素直になれってことでしょ」

グラハム「如何にも 昨晩はとんだトラブルがあったが、仲良くなれたようで何よりだ」

真姫「…別に感謝はしてないわよ?」

グラハム「わかっている」

希「あ、真姫ちゃん、グラハムさん、おはよ!」

グラハム「おはよう、東條希」

希「なんか、久しぶりに呼ばれた気がするなぁ」

グラハム「そうか、すまないな希…」

希「日の出はええね、パワーが貰えるみたい」

グラハム「乙女座の私には、センチメンタリズムなパワーを感じずにはいられない…」

希「ふふ、なにそれ じゃあ私はスピリチュアルなパワー貰っとこ」

真姫「めんどくさい人たち…」フフ



「まーきちゃーん!のぞみちゃーん!グラハムさーん おはよー!」


グラハム「ふっ、来たか μ's」




パシ パシ…


ことり「グラハムさん、はいっ」

グラハム「私もか」

ことり「無礼講!」

グラハム「少々照れくさいが…」

パシ



穂乃果「よーし! ラブライブに向けて、μ's、頑張るぞー!!」


「「おーーーっ!!!」」




少し時間が早いですが、ここで切り上げたいと思います

ラブライブの物語で見ると、第一期の10話「先輩禁止!」の話でした

色濃かったので、この回だけでも長かった気がします

このSS的には大体2/3まで進んだところです

後半は、自画自賛になりますが、少しよく仕上がったかな…と思うのでご期待いただければと思います

レスも度々残してくれてありがとうございました!


こんばんは、少し顔を出しにきました

>>112の光景が文だけでは伝わりにくいと思ったので、雑コラですが
https://kie.nu/2w1q 透過が上手くいかない… 早ければ今日に完結するかもしれません
遅くとも明日の予定です お待ちいただければと思います

男の誓いに、訂正はない。 このSSを走り抜けると!
どれほどの長さのSSであろうと!今日の私は阿修羅すら凌駕する存在だ!!

この私、>>1が直々にSSを進行することを宣告しよう

――――





穂乃果「ふんふんふーん♪ ふんふんふーん…   よし!」


穂乃果「いってきまーす!」




たったったったっ


グラハム「高坂穂乃果ァァ!!!」


穂乃果「えええっ!?」


たたたたたたっ


グラハム「ふっ、おはようの言葉を送らせてもらおう… しからば!!」

穂乃果「ハム先生!μ'sのランク!」

グラハム「無論!!しかとこの目に焼き付けたぞ!!」





穂乃果「すごーーーい!」

穂乃果「19位だよ19位ー!」

穂乃果「ラブライブに出場できるかもしれないんだよ!」

ことり「ホノカチャン…!」

海未「穂乃果…!」





ガラッ

グラハム「失礼する」

「グラハム先生…またぎりぎりですよ?」

グラハム「承知の上だ、私用が私にもあるのだ」

「グラハム先生!聞きましたよ!μ'sのこと!」

グラハム「ふっ、私としても鼻が高い限り…」





……

……


絵里「穂乃果、おはよう」

穂乃果「あ、絵里ちゃん! おはようっ!」

「ちょっと穂乃果!先輩だよ?」

穂乃果「ああ大丈夫!先輩後輩なしにしようって話したんだー!」

グラハム「再び顔を合わせたな穂乃果、チョリーッス」

穂乃果「あ、ハム先生おはようございまーす!… ってナニソレ」

グラハム「無礼講」ツカツカ

「あんたのとこの担任、変わってるよね…」

穂乃果「いやあ」







穂乃果「えっ、サイン?」

「これから有名になるんだからさ、記念に一枚書いてよ!」

グラハム「まるで芸能人だな高坂穂乃果…」

穂乃果「あ、また」

「あ、先生も書いてくださいよ! μ'sを導いてくれたって校内でも噂ですよ!」

グラハム「私は遠慮しておこう あくまで進んできたのはμ'sの9人…」

「痺れるぅ~!」

穂乃果「謙虚なところもまた男!」

グラハム「と思ったが書いておこう」

穂乃果「書くの!?」





グラハム「それより穂乃果、南ことりはどうした?」



「サインがでかい…」

「ペンなのに習字の字みたい…」


穂乃果「あ、そういえば…」




――――

――――


穂乃果「ラブライブに出たら、ここでライブできるんだぁ…」


にこ「なーに浮かれてんのよ! ここからが本番よ!ラブライブ出場くらいで…っ」




にこ「やったわね… にこっ!!」ウルウル

グラハム「にこよ、何故泣くか」

にこ「うわっつつ… 泣いてないわよっ!!」

グラハム「いいさ、乙女の涙は美しい…」

にこ「気持ち悪いわね…」



にこ「これからは、部長として私をどんどん頼ってよね!」

絵里「にこ、あなたにうってつけの仕事があるわよ」

にこ「ん?」







グラハム「なんと、講堂の争奪戦となるかッ…」

にこ「くっ…責任重大ね」

グラハム「矢澤にこ… こういう時、私は祈ることしか出来ない… 抜かるなよ!」

にこ「言われなくても…!!」


穂乃果「にこちゃん!頼んだよ!」

絵里「講堂を使えるかで、ライブのアピール度は大きく変わるわ!」

グラハム「この武士道だけは…!」



にこ「くっ…!」ガラガラガラガラ

穂乃果「んんんんんんん…!!!!」


グラハム「喝!!!!」


カタンッカタン


にこ「おおおおおおーーーーーーーっ・・・・・・・・」

穂乃果「おおおおおおおーっ・・・・・・」


グラハム「…目測を誤ったか」







穂乃果「どおおおおしよおおおおお!!!」

にこ「仕方ないじゃない!!だってくじ引きで講堂を使えるかなんて知らなかったんだから!」

凛「あー!開き直ったにゃー!」

にこ「うるさいっ!」

グラハム「しかし…これで矢澤にこを攻めるのはあまりにも不公平…!
      しかも私は、人に責任を押し付けるのが大の嫌いと来ている…!」

グラハム「しかし矢澤にこ!!これはどういうことだ!!」

にこ「結局攻めるの!?!?」

グラハム「くッ…乙女座の私が回していれば…!」







穂乃果「じゃあ、ここ!」

穂乃果「ここは、私達にとって大切な場所!」

真姫「ヘタしたら誰も来なかったりして…」

グラハム「ならビラ配りと宣伝は、このグラハム・エーカーが引き受けた!!」

花陽「ぐ、グラハムさんっ…!」

カタギリ「僕も手伝うよ!!」

希「カタギリさんいつからおったん?」

カタギリ「今だよ」

穂乃果「じゃあ、大きな声で歌おう!」

にこ「そんな簡単なことでお客さんが集められるとは思わないんだけど?」

穂乃果「学校の外や、校内にも聞こえるようなおっきな声で歌おう!
     そしたら、みんな興味を持ってきてくれるよ!」

絵里「決まりよ!ライブは屋上でやりましょう!」

希「確かに、それが一番やな」

グラハム「フ…余計この学校を去るのが辛くなりそうだ」

カタギリ「まだ廃校決まったわけじゃないよグラハム」



―――

―――


穂乃果「いやーっ!楽しみだね、ライブ!」

ことり「…」

ガラッ
グラハム「ふう…外の空気を… ん?」


「あのね、穂乃果ちゃん…」

「ん、どうしたの?」

「…」

「…ライブ、頑張ろうねっ!」

「うん!」


グラハム「…」






「どうするの? こんなチャンス、滅多に無いわよ?」

「…うん」


「お母さん!」

「お母さんは、どうしたら良いと思う?」


「…それは自分で決めることよ」



――――
ことり宅の外


グラハム「やはり…何か思いつめているようだな」ズズズ


警察「ちょっと、あなた…」

グラハム「…日本の警察か、私に何の用だ」

警察「あなた、こちらのお宅を…」

グラハム「ふっ、日本は家を見るだけで職務質問とは… 道理で平和な国な訳だ…」

警察(何だこの人…めんどくさい…)





…―――

…―――




絵里「ええっ、曲を?」

グラハム「何…?」

穂乃果「うん!昨日真姫ちゃんの新曲聞いたら、やっぱり良くって!」

絵里「でも振り付けも歌もこれからよ?間に合うかどうか…」

花陽「私、自信ないなぁ…」

グラハム「花陽、何を怖気づく…」

花陽「えっ?」

グラハム「無理だと思ってきたことを、乗り越えてきたじゃないか…」

グラハム「そんな道理!私達の無理でこじ開ける!! そうではないかッ!!」

希「確かに…」

にこ「いいんじゃない でも、徹底的に頭に叩き込むっきゃないわよ」

グラハム「私も君たちの成功に尽力しよう 何でも申し付け給え」

グラハム「君たちの集大成、見せてもらおう!!」


「「はいっ!!」」



ことり「…」


グラハム「…そうとなれば、早速取り掛かろう 行くぞッ!!」


「行こう行こう!」

「でも、大変ね…」


グラハム「南」

ことり「…!」

グラハム「お前のしたいこととは…何だ」


グラハム「自分に問いかけてみるといい…」スタスタスタ



「ハム先生早くーっ!」

「応!!」



――――

――――



穂乃果「はぁっ!はぁっ!はぁっ!」


穂乃果「ふぅっ…!」


「こんな夜遅くに、危ないなお嬢ちゃん」

穂乃果「…!?」



グラハム「こんばんはだな、高坂穂乃果…」

穂乃果「は、ハム先生… びっくりしたぁ…」

グラハム「しかし冗談で言ったつもりではないぞ こんな時間に何をしている」

穂乃果「私、誰よりも頑張って ライブを成功させたいんです!」

穂乃果「ところでハム先生は何をしていたんですか?」

グラハム「夜風に当たろうと思ってな…」

穂乃果「家、近くなんですか?」

グラハム「左様 ここから少し言ったところのボロ屋さ…」

穂乃果「いつかお邪魔してみたいです!」

グラハム「フッ、上げるほどの物もないさ」

グラハム「しかし、根を詰め過ぎるなよ キミが倒れてはμ'sは総崩れだ」

穂乃果「わかってます! ご心配なく!」


グラハム「元気な子だ…」




警察「あの、今何を」

グラハム「聞く耳持たぬ」

警察(あぁ…前の人か…)




―――――


グラハム「クラスの皆、おはよう!」

「おはようございまーす」

穂乃果「おふぁよう…ふぁぁ…」

グラハム「高坂穂乃果、少し睡眠が足りないと見た」

穂乃果「あ、す、すいません…つい色々と」

グラハム「フッ、気持ちも分かる」




――――

――――




にこ「もう足が動かないよーーっ!」

穂乃果「駄目だよ!まだやるのーっ!」

にこ「いーーやーーーっ!」


海未「私達はともかく、穂乃果は少し休むべきです 夜も遅くまで…」

穂乃果「大丈夫!私今、燃えてるから!」

グラハム「いい情熱と心意気だ…穂乃果よ」

穂乃果「でっしょーー!?」



――――



雪歩「また行くの?」

穂乃果「うん、ちょっとだけ…」





穂乃果「はぁっはぁっはぁっ…」



グラハム「…やはりな」


穂乃果「…あれ、ハム先生…」

グラハム「穂乃果、無理をしすぎだ」

穂乃果「だいじょ…」

グラハム「否!!  …帰れ」

穂乃果「ハム先生まで…」

グラハム「…私は君のために言っている」

穂乃果「…わかりました」

グラハム「まっすぐ帰るんだぞ」

穂乃果「…はい」



―――――

―――――


穂乃果母「ほーのーか! 今日文化祭でしょ、早起きするんじゃなかったの?」


穂乃果「うぅん…   はくしっ! っー…」



穂乃果「あれぇっ…   …!」



穂乃果「…」




……



凛「あーっ!凄い雨ー…」

花陽「お客さんもいない…」

絵里「私達の歌声で、お客さんを呼ぶしかないわね…」

にこ「そう言われると燃えるわねーっ! にっこにっこにー!!」

グラハム「寒いな」

にこ「なんですって!?」



海未「…いいのですか」

ことり「うん…本番直前に言うと、みんなに悪いから…」







穂乃果「おはよー…」

海未「穂乃果!」

にこ「遅いわよ」

穂乃果「ごめんごめん… 本番当日に寝坊しちゃうなんて… おろろろ…」

ポスッ

グラハム「っと どうした」

穂乃果「あ…すいません…」

グラハム「…顔を見せろ」

穂乃果「え…」

にこ「ちょっと!あんた穂乃果に何する気!?」

穂乃果「や、やだなあハム先生…」

グラハム「見せろと言った」グイ

穂乃果「や、やめてっ…!」パシッ

バッ

グラハム「…」

穂乃果「大丈夫、なんとも、ないですから」








穂乃果「やろうっ! ファーストライブの時もそうだった…
     あそこで諦めずにやってきたから、今のμ'sがあると思うの… 行こうっ!」





―――――――――


「大丈夫、いける、できる いままでもそうだった!」

「そう思えば、できる!」



「Oh Yeah!   Oh Yeah!   Oh Yeah... ほら、負けないでね!―――――




グラハム「…」

カタギリ「グラハム、どうかしたかい?」

グラハム「カタギリ、先に保健室へ言ってくれ」

カタギリ「え? 何故?」

グラハム「温かいタオルを準備しておけよ」


カタギリ「… 君がそう言うなら」








「Oh Yeah…   Oh Yeah Oh Yeah―――――」



穂乃果「ああっ…」

ドサッ――


「穂乃果!?」

「穂乃果!」


「穂乃果ちゃん…」

「穂乃果―――!」


グラハム「どけ! 高坂穂乃果は、このグラハム・エーカーが引き受けた!」

海未「グラハムさん…! お願いします!」

ことり「穂乃果ちゃん…」

絵里「すいません!メンバーにアクシデントが発生しました!」


……



トットットットッ……

グラハム「穂乃果、大丈夫か」

穂乃果「あ…せんせ…  ごめんなさい」

グラハム「保健室に連れて行く とにかく休め」

穂乃果「…はい」



バタンッ

グラハム「カタギリ!!」

カタギリ「ああ、出来てるよ」



―――――

―――――


絵里「本当に、申し訳ありませんでした!」

グラハム「私からも  誠に申し訳ない…」

穂乃果母「あなたは…」

グラハム「高坂穂乃果の担任…兼μ'sの顧問です」

穂乃果母「そ、それはそれは…」

グラハム「彼女の症状に気づいていながら、止めなかったのは私だ…」

穂乃果母「なんて…どうせあの子が出来る出来るって背負い込んだんでしょう? 昔からそうなんだから…」

穂乃果母「退屈してるみたいだから、上がっていってください」



ガラッ

穂乃果「あ、海未ちゃん、ことりちゃん、それにみんな!」

ことり「よかった、起きられるようになったんだ!」

穂乃果「うん!風邪引いてるからプリン3個食べていいって!」

にこ「心配して損したわね… あいつが穂乃果のこと背負っていったんでしょ? あんたも何か…」

絵里「あれ、グラハムさんは?」

希「お母さんに捕まってたで」




グラハム「なるほど…和菓子というものは実に…」

穂乃果母「よかったらプレゼントしますよ!」

グラハム「いや、それは…」

穂乃果母「いいんです!これも全部、穂乃果たちがお世話になってるお礼だと思って!」

グラハム「ありがたく、頂戴します…」


ガラッ

グラハム「すまない、まさか穂乃果の家が和菓子屋だとは…」

穂乃果「ハム先生!本当にありがとうございました!」

グラハム「…なんだ、唐突に」

穂乃果「だって、保健室まで超特急で連れて行ってくれて…準備までしてあるなんて」

グラハム「…わかっていながら、本当にすまなかった」ドン

穂乃果「ちょちょちょっと!土下座なんて!」

海未「穂乃果なら、止めてもやっていたでしょうね」

にこ「そうよ あんたが深々と謝ることじゃないわよ」

グラハム「…責任は感じている」


穂乃果「こちらこそ、ごめんなさい… 最高のライブになるはずだったのに」

絵里「いいえ、気づいてあげられなかった私達も悪いわ あとこれ…」カチャッ

絵里「真姫が、ピアノでリラックスできる曲を弾いてくれたわ」


穂乃果「真姫ちゃんありがとーーーっ!!!」


絵里「ちょっと、駄目よ!」

にこ「そうよあんた風邪引いてんのよ!」

「ごほっごほっ…」

グラハム「フフ…ッハッハッハッハ!!!」

希「突然どうしたん?」

グラハム「いや、おかしくってな… 穂乃果、君は愉快なやつだ…」

グラハム「それでこそだ!!」

穂乃果「…はいっ!」

グラハム「私はもうお暇しよう 女子の花園をこれ以上踏み荒らすのは申し訳ない…」

穂乃果「いやあ、そんな… でも、本当にありがとうございました!」

グラハム「次風邪を引いたら、軍機をチャーターしてバンジージャンプの予定を立てる」ビシッ

穂乃果「…!ひっ、ひかないひかない! 絶対ひかない!!」

グラハム「…さらば」





絵里「穂乃果、ラブライブには出場しないことにしたわ」

穂乃果「え…」

絵里「理事長にも言われたわ こんな結果を招くためにやってきたのか、って…」

穂乃果「そんな…」

絵里「みんなで相談して決めたの もちろん、グラハムさんとも」



グラハム「…」トットットッ…



絵里「もう、ラブライブのランキングに、μ'sの名前は無いわ」




――――

――――




花陽「穂乃果ちゃん、落ち込んでたね…」

凛「ラブライブのこと、まだ黙っていたのかと思ったけど…」

真姫「隠しておいてもすぐわかることだし、仕方ないわ」

にこ「まったく…   あと、少しだったのにな」



グラハム「とんだ茶番だな」モグ

凛「グラハムさん」

グラハム「…高みを目指すあまり、このような結果を招いてしまうとは 現実とは厳しいものだ」モグ

にこ「何食べてるのよ…」

グラハム「ほむまんだ」ゴクッ

花陽「気づいてあげれてればな…」


グラハム「… 申し訳の示しが立たん…!」クシャッ

真姫「気づいてたってことに?」

グラハム「…なんたる愚行… 私としたことが…」


グラハム「私の誤った判断で、少女一人の夢を、消すことになるとは…ッ!!」ガンッ!!

真姫「ちょっと、八つ当たりしても仕方ないじゃない」

グラハム「…  失礼する」


にこ「あいつはあいつなりに、思い詰めてるのね」

凛「もしかすると、穂乃果ちゃん以上に…」



―――――

良いところまで進んだ&時間の都合上、ここで終了させていただきます!

今日はレスが少なかったですが、きっと読み手がたくさんいることを願って…

明日には完結しそうなので、是非また覗きに来てくれればと思います しからば!

面白い
グラハム久しぶりにマキブで使おうと思うくらいに

私は生きる!!生きてSSを、書き上げる! 行け、グラハム・ファンネル!!
というわけでこんばんは 更新始めていきます

>>141
ブレイヴのポーズはださいけどグラハムが好きだから何の問題もなく使ってますv

―――――




「ええっ、じゃあラブライブ辞退しちゃったんだー」

「うん、なんか学園祭の時にトラブルがあったらしいよ」

「順位上がってたのに、もったいないねー…」




ことり「気にしないで」

穂乃果「…うん」



にこ「学校始まってから、ずっとあんなんじゃない… 希」

希「まかしとき!」



希「わしっ」

穂乃果「うわあああああああっ! 希ちゃん!?」

希「ぼんやりしてると次はもっとアグレッシブなのいくよー?」


絵里「そうやって元気にしてれば、みんな気にしないわよ…」





穂乃果「え? ハム先生がお休み?」

海未「はい、いままで無遅刻無欠勤だったらしいのですが」

穂乃果「…そっか」



――――――



穂乃果「それで、理事長は何か言ってた?」

絵里「別に禁止したつもりはないって」

穂乃果「ホント!?やったーっ! いつにしよういつにしよう!」

絵里「入学願書の受付の前に何度かやりたいところだけど… 連続でやってもね…?」

穂乃果「…うん みんなの体調とかもちゃんと管理しないとね」



「わあああっ!」バタンッ


穂乃果「!?どうしたのっ!?」


凛「たっ…」

真姫「た…」

花陽「ダレカタスケテ…」


にこ「はぁ?」




――――――

――――――


穂乃果「来年度新入生受付…   これって!!」

花陽「新入生の応募がすごく多くて、来年度の存続が決まったの…!」

真姫「再来年はわからないけどねっ!」

凛「後輩ができるのっ!?」


「やったーーーっ!」







――――――



にこ「にっこにっこにーっ! 学校存続が決まったという訳で、
       部長のにこにーから一言送りたいと思います!」

にこ「μ'sが結成して、にこが部長になt」

「「かんぱーーーい!!」」

にこ「話しきってないわよ!」


……

絵里「…」

希「えりちもほっとしたみたいやね」

絵里「ええ…  でも」

希「グラハムさん?」

穂乃果「あっ…」

にこ「あいつ、あれから連続で休みよね」

凛「凛心配だにゃ…」

花陽「少し、何か足りないなって思ってたんだよね…」

絵里「…気になるから理事長に聞いてみたんだけど」



……


「精神修行の為だ、って言って聞かなかったわ」

絵里「は、はぁ…」


……

絵里「って」

穂乃果「…ねえ!今日お家行ってみようよ!」

絵里「家に?」


穂乃果「うん!」

にこ「家って、あんた行ったことあるの!?」

穂乃果「無いよ! 場所を聞いただけなんだけど…」

海未「ごめんなさい、みんなにちょっとお話があるんです」



海未「実は… ことりが留学することになりました 二週間後に日本を発ちます」


真姫「なに…?」

花陽「うそ…」

にこ「ちょっと、どういうこと?」


ことり「まえから、服飾の勉強をしてみたいって思ってて… 
   そうしたら、お母さんの知り合いの学校の人が…来てみないかって」

海未「学園祭の時も、みんなのことを思って、言えずに居たんです」



………









絵里「コトリがいなくなる前に、ライブをしましょう」

凛「門出を祝うにゃー!」

にこ「はしゃぎすぎよ!」

凛「にこちゃん痛いにゃー!」

にこ「ふん、手加減してやったわよ」

凛「シャーッ!!」







絵里「ことりがいなくなる前に、ライブをしましょう」

凛「門出を祝うにゃー!」

にこ「はしゃぎすぎよ!」

凛「にこちゃん痛いにゃー!」

にこ「ふん、手加減してやったわよ」

凛「シャーッ!!」





穂乃果「私が、ちゃんと周りを見ていれば こんなことにはならなかった…」



絵里「そうやってみんな自分のせいにするのは傲慢よ」

穂乃果「もう学校が存続できたんだから、出場する意味ないよ」

花陽「穂乃果ちゃん…」

穂乃果「それに無理だよ いくら練習したって、A-RISEになんかなれっこない」


にこ「あんたそれ、本気で言ってる …本気だったら許さないわよ」


にこ「許さないって言ってるでしょ!!」

真姫「駄目!!」


にこ「離しなさいよ! にこはね、あんたが本気だと思ったから
    本気でアイドルやりたいんだって思ったからμ'sに入ったのよ!!」

にこ「ここに賭けてみようって思ったのよ! それを、こんなことくらいで諦めるの!?
    こんなことくらいで、やる気を無くすの!!?」



絵里「じゃあ穂乃果は、どうすればいいと思うの?   どうしたいの?」


絵里「答えて」





穂乃果「辞めます 私、スクールアイドル、辞めます」 



希「穂乃果ちゃん…」




たったったったっ…


「あ…」


パンッ―――







「君が出した答えが それだと言うのか」




穂乃果「あ…」



海未「離して…ください」


グラハム「君の… 君のやってきたことを!!そのような言葉で片付けるのか!!!!」


グラハム「私は今、君を引っ叩きたい、いや、殴ってやりたいと思える!!!」


グラハム「君の、私達の!! 今までの覚悟を水の泡にするのか!!!!!!」 



穂乃果「ぁ…」


グラハム「答えろ!!!!!」





穂乃果「くっ…」

タッタッタッタ…


海未「穂乃果!!」












――――

え?グラハムがホノーチカちゃんの事殴ったの?





にこ「活動休止!?」


絵里「ええ、少し考えなおしてみたほうがいいと思うの」


真姫「それに、このまま続けても仕方ないわ 穂乃果がいないんじゃ、解散したようなものよ」








にこ「アンタたちはどうするの」

花陽「え?」

凛「どう、する?」

にこ「スクールアイドル、続けるわよね?」


グラハム「フ… 君らしい」


にこ「またそこにいる…」

グラハム「…お伴させてもらおうかな、そのアイドル活動に」

にこ「…勝手になさい」




―――





ことり「海未ちゃん、いらっしゃい」

ことり「にこちゃん達の…」

海未「断りました… けど、アイドルを続けたいにこ達の気持ちもわかります… 私も」

ことり「じゃあなんで…」

海未「私がアイドルを始めたのは、穂乃果とことりがいたからです…」


海未「本当に留学するのですか」

ことり「… うん」



―――

>>149
逆にこのセリフ
グラハム「私は今、君を引っ叩きたい、いや、殴ってやりたいと思える!!!」

殴った後に言うセリフだと思う?

――――――







キィィィィィンッ………




「―みんなにさよなら言わなくていいの?」


「うん、会うと、私きっとまた泣いちゃうから…」


「ことり、体に気を付けてね…」






……





海未「穂乃果に振り回されるのは、もう慣れっこです」


海未「だから連れて行ってください!  私達の知らない世界へ!」

海未「それが穂乃果のすごいところなんです、私もことりも、μ'sのみんなもそう思っています!」



海未「だって、可能性感じたんだ そうだ、進め――」

海未「後悔、したくない目の前に…」



―――

穂乃果「僕らの、道がある―――…」





海未「さあ、行ってください!ことりが待ってます!」

穂乃果「ええ!? でもことりちゃんは…」

海未「私と一緒です! わがままを言ってほしいんです!」


――――

――――

ことり(…そろそろ時間)





「ことりちゃん!!」バッ

ことり「ひゃっ…!」



穂乃果「ことりちゃん、ごめん!」

穂乃果「私やりたいの、ことりちゃんとスクールアイドルをやりたいっ!!」

穂乃果「別の夢に向かう時が来るとしても…   行かないでっ!」


ことり「ううん… わかってたの、自分の気持…わかってたのに…」









花陽「うう、緊張するっ…」

凛「それより、凛たち制服のままだよっ!?」

真姫「スクールアイドルらしくていいんじゃない?」


にこ「穂乃果とことりは間に合うの?」

海未「来ます、絶対!」

希「て言ってる間にそろそろ時間やけど…」

絵里「お客さんを待たせるわけにはいかないわ」

>>151
じゃあ海未をやったのか…

穂乃果「うわあーーっ!!」ドスッ


花陽「ホノカチャン!?」

絵里「ことり!!」

穂乃果「くぅ~っ!おまたせーっ…」


希「じゃあ、全員揃ったところで… 部長、一言!」

にこ「…ねえ、あいつ、いなくていいの?」


グラハム「活目させてもらおう」

にこ「いたのね、あんた…」


にこ「んじゃ」


にこ「今日みんなを、一番の笑顔にさせるわよ!!」


「1!」

「2!」

「3!」

「4!」

「5!」

「6!」

「7!」

「8!」

「9!」



グラハム「観客の視線を釘付けにしてこい!!!!」


「おうっ!!!!!」






https://www.youtube.com/watch?v=8jUl6MfMt7Q
※流しながら見てもらえれば…

……

>>156
じゃあもうその解釈でいいですよ… あなたの中では
読み手さんに伝わるように努力したのですが、伝わらないならそれでいいです

パンッだけ見ると叩いたように見えるけど離してくださいって言ってるし止めたんでしょ

>>159
如何にもそうです

……








わああああああああああっ・・・・





グラハム「… よくぞ」


グラハム「よくぞ、ここまでやってくれたな、μ's…!」






穂乃果「皆さん!今日は本当にありがとうございました!」


穂乃果「あ…そうだ、一つ言い忘れていたことが在りました!」


μ's「?」



穂乃果「さあ皆さんご一緒に!!」




「μ's!! Music、START!!!!―――――」






少し間が空きましたが、これで完結…となります

さすがに、アニメの話全てを書く労力はないので、要所要所飛ばしたりしていますが
さすがに最後の方は飛ばし過ぎた感はありました 申し訳ありません

また、意味の伝わりにくい部分や至らぬ箇所もあったと思いますが、高評価を頂いてとても光栄です

一期は、物語の上下が激しいというか、色濃いので、それとなく上手く混ぜれたかな、と思います

また、このSSを読んでいて「μ'sのこのメンバーがあまり喋ってない」という印象があったら教えて下さい ぜひとも参考にします

また、このSSを書き上げるうえでも、自画自賛ですが読み返していてもとても楽しかったです。
読み手のみなさんは如何だったでしょうか

それともう一つ、ラブライブ!2期編×グラハム の物語を書こうと模索しています。
もし楽しみにしてくれている方がいれば、お楽しみに…

ひと通りアニメを見なおしてから書き上げる予定なので、早くて今月末、遅くて来月、かな?
ゴールデンウィーク中に上げるのもいいかな、と考えています

ぜひともその時まで、「グラハム・エーカーのSSを書いたやつがいた」と頭の片隅に置いてくれればな、と思います


では、長々と語りましたが これにて終了にします

毎日楽しく投稿できたのもみなさんのお陰です またお会いできればお会いしましょう!


敢えて言おう読み手!!この私を覚えておくが良い!!

(質問等あればレスしてくれても結構です)

次は新しいスレでやるのかな?

とてもよかったよ、二期も期待してます
喋ってるキャラが少ないとはかんじなかったかな
ブレイブ久しぶりに触ったらボコられた
グラハムスペシャルのボイスが聞けて楽しいけど難しい

>>166
新しくスレを立てようかとも考えていますが、同スレ内で進行したほうがよいでしょうか?

>>167
特格上手く使うといいですよ!(ブレイヴ☆1俺)
そうですか!それなら良かったです!

>>169
いや新しいスレなら月末あたりにまた探しに行くよ
こっちで待ってたけど別スレで進んでたの気づいてませんでしたパターンを避けたいだけだよ

>>170
そうでしたか 余計な気遣いをさせて申し訳ないです
では、後日新しくスレを建てますので、その時はまたよろしくお願いします

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