P「キスパーティーでもするか」 (31)
P「いやぁー、思ったより釣れて良かったな。とりあえず冷凍しといたけど、釣ってきたキスだけでいっぱいになっちゃったよ」
美希「初めてなのにいっぱい釣れて楽しかったのー!」
亜美「いやー、まさか兄ちゃんの趣味が釣りなんて思わなかったですなー」
P「俺も社長に誘われてハマったんだけどな。まだハゼとキスくらいしか釣ったことないよ」
美希「ハゼってコレ?」
P「うわ!何で今持ってるんだよ!」
美希「クーラーボックスに一匹だけ取り残され」トゥルン
亜美「うわっ、落ちた」
P「あぁ、それはハゼに似てるけどちょっと違うんだ。ヌメリゴチって言ってな……まぁいいや、これも洗って冷凍しとくから、お前ら手と床拭いといてくれ。ぬるぬるするだろ」
二人「はーい(なのー)」
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亜美「でも兄ちゃん、キスって食べれるの?」
P「当然!フライに天ぷら、ムニエル何でもありだ!」
美希「天ぷらおにぎり作るのー!」
P「あぁ、それなら他の天ぷらの材料も買ってきた方がいいな」
美希「今度釣りにいく時も誘ってほしいの!」
P「あぁ、今度は真美も誘ってみような」
P「にしても随分釣れたよな。今晩は事務所でキスパーティをしよう!」
春香「」
春香(こんにちは、天海春香です)
春香(今、仕事を終えて事務所に帰って来た所なのですが)
春香(ドアを少し開けたとたんにスゴいことが聞こえてきました)
春香(キスパーティー?綺麗な言い方だけどそれはもはや乱交パーゲフンゲフン)
春香(落ち着こう……深呼吸深呼吸)スーハースーハー
春香(よし!いざ突撃!)
春香「おはようございます!」ガチャッ
P「おお、おはよう春香」
春香(生臭い!!)
亜美「あっはるるん!おはよー」
美希「おはようなのー!」
春香「ど、どうしたの二人とも、そんなニコニコして」
P「あぁ、実はさっきまでフ」
美希「ハニー!それは夜にみんなが揃うまで内緒にするの!」
亜美「サプライズパーティってやつですな!」
P「お、おう」
春香「フ!?フで始まる生臭くなる行為ってもしかしてアレですか!?」
P「お、おぉ、どうしてそんな慌ててるのか知らないけど、多分一種類しかないから正解だと思うぞ」
春香(プロデューサーさん!!!よりによって中学生組にくわえさせたんですか!ナニをくわえさせたとまでは言わないですけど!!)
P(アレだけで俺がフィッシングって言おうとしたってわかるなんて、まさか春香も釣り好きなのか?今度誘ってみよう)
美希「むー、バレちゃったらしょうがないの」
P「やよいとかには早めに言っといた方がいいんじゃないか?夜遅くなるし」
春香「えぇっ!?やよいも誘うんですか!?」
亜美「といっても皆を誘うのは亜美たちが今までやってた事のちょっと後にやる方だけどねー」
春香「ちょっと後!?」
春香(それってつまり本番ですよね!?)
春香「っていうか皆誘うんですか!?」
P「あぁ。量が多いから全員誘うつもりだぞ?仲間外れは良くないしな」
春香「えっ多すぎじゃないですか!?そんなに出るもんなんですか(精子が)!?」
美希「そんくらいの(料理の)量余裕なの」
春香(絶倫!!)
P「まぁそのくらいがちょうどいいんじゃないか?食べる量的に(料理的な意味で)」
春香「食べる(性的な意味で)!?」
春香(まさかプロデューサーさんがこんなアレな人だったなんて……)
P「じゃあ、俺達は買い出しいってくるからな、色々道具も必要だろうし」
春香「道具!?何を買ってくるんですか!?」
P「サラダ油とかかな……」
春香「サラダ油!?」
美希「出発なのー!」
ガチャ バタン
春香「……」
春香「換気しよ」
春香「……ゴミ箱にティッシュも入ってるし」
春香「……」ゴソゴソ
春香「やっぱこのティッシュも生ぐs」ネトォ
春香「」
響「ただいまー……って春香、何でそんな一心不乱に手を洗ってるんだ?」
貴音「風邪予防はいいことです」
春香「ひ、響ちゃーん、貴音さーん!!」
響「う、うわっどうしたんだ春香」
貴音「春香がこれほどまでに狼狽えるのは珍しいものですが……何かあったのですか?」
春香「は、はい。実はプロデューサーさんが」
響「プロデューサー?プロデューサーになんかされたのか!?」
春香「されたっていうか、聞いちゃったんだけど……」
二人「……」ゴクリ
春香「事務所の皆でキスパーティーするって言ってたんです!!!」
響「なんだー、そんなことか」
春香「えっ……え?そんなことで済ませられる問題なの!?」
響「春香は嫌いなのか?キス」
春香「えっ……いや、嫌いっていうかその……」
響「ははーん、春香、今回がはじめてなんだろー?」
春香「えっ!?二人はもうしたことあるの!?」
貴音「えぇ。この間もプロデューサーと響と、きすぱーてぃーをしましたよ。真、あれは甘美な味でした」
響「ははは、貴音はがっついてたからなー」
春香「貴音さん……肉食系なんですね……」
貴音「はて?普段から中華料理などでお肉は食べておりますが」
響「あまりにも貴音ががっつくから、自分も焦っちゃって。あの後はお腹パンパンで、さすがの自分でもしばらく動けなかったぞ」
春香「お腹パンパンで!?やっぱすごい量なんだ……(精液が)」
響「うん、すごい量だったぞ!それをペロリとたいらげちゃうんだからやっぱ貴音の胃袋は未知数さー……」
貴音「そうでしょうか……」
春香(胃袋!?食ザー!?)
伊織「さっきから大声でなんの話してるのよ?」
律子「しかも窓も開けっぱなし……近所迷惑じゃない」
春香「い、伊織!律子さん!それが、プロデューサーさんが今晩事務所でキスパーティするなんて言ってて!それなのに皆普通で!」
律子「キスパーティー?あぁ、それならこの間やったわよ?小鳥さんとプロデューサー殿とあずささんと」
春香「大人組でも!?」
伊織「私もたまにするわよ。本当にたまにだけどね」
響「へー、伊織もするんだな、意外だぞ」
律子「そうね。伊織の家ではそんなことしそうもないイメージだけど」
伊織「意外って何よ……まぁたしかに、やるなら私の家じゃないところね。お父様が怖いし」
律子「でも道具とかはあるのかしら。野菜とかも必要かもしらないわね……」
春香「野菜!?それはヤバイですって!」
貴音「春香、苦手なものでも挑戦するのです。食材に失礼ですよ」
春香(そんなプレイに使った方が失礼な気がします!)
律子「プロデューサー殿にメールしてみたけど、道具はもう揃えたみたいよ。そのスーパーで偶然やよいと買い物の手伝いしてた真に会ったらしいわ。もうすぐ事務所に着くって」
伊織「それでもこんなところでやったら部屋中に臭い付いちゃうんじゃない?」
貴音「たしかに、そうですね」
響「窓を開ければ心配ないさー!」
伊織「そうしたら声とかで近所迷惑になるんじゃないかしら?私は我慢できるけど」
律子「そうね、皆にしっかり言っとかないと」
春香「もう勝手にしてください……」
──数時間後──
P「よし、全員揃ったことだし準備始めるか!まずはこれを解凍するところからだな!」ドン
春香「えっと、それは?」
P「何いってんだ春香。本日の主役のキスだぞ?確かに冷凍されててよくわかんない塊に見えるけど」
美希「春香はやっぱドジなのー!」
伊織「そ、そうよ!キスパーティーの主役と言えばキスに決まってるじゃない!!」
真美「おやおやー?いおりん、なんか必死ですなー」
亜美「まさかいおりんも最初見たとき何なのか分からなかったとかー??」
伊織「そ、そんなわけないに決まってるでしょ!」
あずさ「あらあら~」
皆「アハハハハハ」
春香「」
P「いやぁ……それにしても大量にあるな……調理大変だ」
やよい「うっうー!わたしも手伝いますー!」
響「自分も手伝うぞ!」
律子「じゃあ私はお皿を用意して……」
雪歩「お茶淹れますねー」
春香「……」
春香(これは……)
春香(超恥ずかしい!)
P「よしみんな!出来たぞ!いつもは俺一人でむなしく釣ってきたキスだが、今日は美希と亜美も一緒に釣ってきたからな!」
貴音「真、美味でございます」モシャモシャ
亜美「お姫ちん……」
真美「食べるの早すぎるよ……」
美希「ミキも食べるのー!」
伊織「……たまにはこういうのも美味しいわね」
やよい「うっうー!美味しいです!プロデューサーさん、これ長介たちのために少しもって帰ってもいいですかぁ?」
P「おう、ちょっとなんて言わずに持ち帰ってくれ!」
千早「高槻さんかわいい」
真「ねぇ春香、さっきから顔赤いけど大丈夫?」
春香「えっ!?ああ、なんでもないよなんでも!あはは」のワの
春香(こうしてキスパーティーは無事に終わりました)
春香(最初はすごくビックリしたけど、よくよく考えてみたら皆ずっと魚のキスのことを話してたんですね)
春香(思い返すだけで恥ずかしいです。やっぱ私はドジですね…)
春香(でも、楽しかったからいいんです!またプロデューサーさんとキスパーティやりたいな!)
──皆が帰った後、事務所
伊織「はぁ……春香がキスパーティとか言い出したときはなんの話かと思ったわよ」
P「ははは、すまんな。まさか春香に聞かれてるとは思わなくて」
伊織「まぁいいわ。でももし本当に『キスパーティ』なんて
したらただじゃおかないわよ」
P「ははは、わかってるって」
伊織「だって」
チュッ
伊織「あんたがキスしていいのは、私だけなんだからね!にひひっ!」
おしまい
ありがとうございましたー、初心者なんで拙いところもあったとは思いますが、どうか許してやってください!
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