美嘉(はぅっ!?)グギュルルルルルルルル!
美嘉(うぅ…体調管理は気をつけたはずなのに…最近の衣装、お腹を出しているものが多かったせいかな?)
美嘉(だからお腹が冷えて、それで…)グギュリュリュリュリュリュウウウウ!
美嘉(うがぁっ!)ガクッ
凛「美嘉、どうしたの?なんか様子が変だけど?」
美嘉「な、なんでもないよ…なんでもない…」
凛「本当に?」
美嘉「なんでもないって、大丈夫…」
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凛「顔色悪いけど、何か具合でも悪いの?」
美嘉「えっと…まあそんな感じ…」ソレジャアセーノデイクヨ
凛「だったら早く医務室に行かないと、手伝おうか?」ウン、ワカッタ
美嘉「いや、一人で大丈夫だから…」セーノ…
莉嘉・みりあ「わっ!」
美嘉「ひゃっ!」グギュルルルルルルルル!
美嘉(うごぉ!)
莉嘉「お姉ちゃんすっごく驚いた!やったねみりあちゃん☆」
みりあ「うん!人を驚かすって結構面白いね!次は誰にするの?」
莉嘉「次はみくちゃんにしようよ!」
みりあ「うん!」
ダダダダダ
美嘉「がっ…うぐっ…」
凛「み…美嘉?」
美嘉(も、もうジッとしていられない…早くトイレに行かないと…)
ヨチヨチヨチヨチ
凛「美嘉…どうしてそんな歩き方をするの?」
美嘉「ちょっとね…いろいろあって…」ギュルルルルルルルル
美嘉(ぐっ…があっ…!)
凛「…ねぇ美嘉、もし私の予想が正しかったら、残酷な話をしなきゃいけない…」
美嘉「えっ?」
凛「今日、事務所全体断水しているんだ、水道の調査で」
美嘉「…ってことはつまり…」
凛「トイレが使えないんだ、一つ残らず」
美嘉「…」サーッ
美嘉「そ、そんなぁ……」ガクッ
凛「待って!そんな絶望した表情をしないで!」
凛「隣にコンビニがあるから、早くそこに行って!」
美嘉「わ、わかった…」
ヨチヨチヨチヨチ
美嘉(くぅ…、そういえば昨日プロデューサーが今日、断水するって言ってたっけ?)
美嘉(私としたことが…こんなことを忘れるなんて…)
美嘉(そもそも下痢にトイレ使用不可って…最悪じゃない!もう今日厄日よ!)ギュルルルルルルルル
美嘉「うぐっ!」
美嘉(とりあえず…早くコンビニに行かないと…)
美嘉(エレベーターのボタン押してっと…)ポチッ
美嘉「…」
美嘉「…」
美嘉「…」
美嘉「…」
美嘉「…」
美嘉「…」
美嘉「…」
美嘉「…」グギュルルルルルルル
美嘉(何でこんなに遅いのよ!)
美嘉(ああ…、もう…お腹が…、いや…踏ん張らないと!)
ピンポーン
美嘉「やっときた!」
ガラガラ
卯月「さてっと…」
美嘉「どいてぇ!」ドドドド
卯月「わわっ!」
ピンポーン
卯月「美嘉ちゃん…一体どうしたのでしょう?」
1F
美嘉「うぅ…くっ…」
美嘉「時間をだいぶ無駄にした気がする…このままじゃ…間に合わない…」
美嘉「…いや、この苦しみ…、今までのレッスンに比べればなんとも!」ギュリュリュリュリュリュリュリュ!
美嘉「ぐぅぅぅぅ!!」
美嘉(前言撤回!今までの苦しみよりも遥かに凌駕しているわこれ!)
美嘉(とりあえず早くコンビニに!)
事務所外
美嘉「ハァ…ハァ…」
美嘉「どうして…私がこんな目に…」
美嘉「早くしないと…こんな無様なところ、誰かに見られたくない…」グギュリュリュリュ
美嘉「こんなことなら…見え張らないでお腹を隠している衣装を着るべきだった…」
コンビニ
ピンポンパンポンピンポーンポパンピンポンピンポン
未央「あれ?美嘉ねぇじゃん、どうしてここに?」
美嘉「未央!?あなたこそどうして…!?」
未央「えっ、ほら今日断水じゃん?トイレ使えないからここに来たんだ」
美嘉「それじゃあ今トイレは空いているのね!」
未央「えっ…いやその…」
美嘉「どいて!」ドドドド
未央「…あんな美嘉ねぇ、久しぶりに見た気がする」
トイレ前
美嘉(やっと…ついた)
美嘉(この忌々しい腹痛ももうお別れよ!)
ガチャ
美嘉「…えっ?」
ガチャガチャガチャガチャ
美嘉(何で…何で開かないのよ!)
ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ
ドンドン
美嘉(そんな!?誰か入っていたの!?)
ギュルルルルルルルルルリュリュ
美嘉(はぅあ!)
美嘉(どうしよう…視界が狭くなってきた…)
美嘉(せっかくここまで来たのに…せっかく苦労して着いたのに!)
美嘉(いや!こんなところで終わりたくない!)
美嘉(今までの努力をこんなところで無駄にしたくない!)
美嘉(嫌!こんなの嫌よ!このアタシがこんなところで散るなんて、嫌!)
美嘉「開けてください!すみません、早く開けてください!お願いします!」
ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン
ガチャ
美嘉「開いた!」
キイイイイ
美嘉(やっとこれで中に!)
モバP「…」
美嘉「…」
モバP「…」テクテクテク
ピンポンパンポンピンポーンポパンピンポンピンポン
美嘉「…嘘」
ギュルルルルルルルルルリュリュ
美嘉「…!」
バタン
(大変聞き苦しい音が流れていますので鳥のさえずりに変換お願いします)
その後
美嘉「…」
モバP「…」
美嘉「…」
モバP「…」
美嘉「ねぇ、プロデューサー…その…」
モバP「忘れてやるから、お前も忘れろ」
美嘉「…うん」
この件以降、美嘉はしばらくの間、露出が控えめの衣装を着ることになった
終わり
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