提督「大井はツンデレ可愛い」 (113)
提督「おーい、大井っちー?」
大井「なんですか?なんか用ですか?」
提督「いや、特に何もないんだがな」
大井「なんなんですか?北上さんとの貴重な時間が減るのでやめてもらえませんか?」
提督「えー」
大井「えー、じゃありません。それに仕事まだ残ってるでしょう?」
提督「まぁ、後少しだけどな」
大井「なら話しかけるなら終わってからにしてくださいよ?」
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球磨型の部屋
提督「終わったぞー」ガチャ
大井「あら。早かったですね」ハァ…
提督「なんだそんな溜息ついて」
大井「せっかく北上さんとお話をしていたのに、貴重な時間が…」
提督「そんなこというなよー」
大井「…まぁいいです、なにか飲みますか?」
提督「お茶でいいよ」
大井「はいはい…少し待っててくださいね」
大井「ったく…面倒なんだから」
北上「(提督がお茶が好きと聞いてから、美味しいお茶の淹れ方を聞き回ってるなんて言っちゃダメだよね)」
大井「さ、どうぞ」コトッ
提督「ありがとよ」ズズッ
提督「ん?前のと茶葉変えたのか?」
大井「…美味しくなかったですか?」
提督「いや、大井が煎れてくれるお茶なら全部美味しいからいいよ」ズズッ…
大井「っ、そう、ですか…」
北上「(お、この顔は嬉しい時の顔だ)」
大井「…」
提督「そういえば他のみんなは?」
大井「姉さん達なら寝ましたよ、なんでも明日に間宮さんが限定スイーツを作るから並ぶとか」
北上「あー、それ私も行きたかったんだよねぇ…」
提督「そうだったのか…二人はいいのか?」
北上「んー、私は朝弱いからねー」
提督「そうだったな…大井は?」
大井「…私は別に興味無いわけではないです」
提督「そうなのか…でも限定だろ?行かなくていいのか?」
大井「いいんです、それより大事なことがありましたので」
北上「(…ははーん)」
提督「そっか」
提督「あ、大井」
大井「はい?」
提督「秘書艦になってくれないか?」
大井「え…」
提督「嫌ならいいんだがな」
大井「…加賀さんではだめなのですか?」
提督「ああ…それがさ…」
……………………
加賀「…」
提督「…」
加賀「…」
提督「…」
二人「「あの」」
加賀「…」
提督「…」
加賀「…提督から、どうぞ」
提督「ん…お茶、飲むか?」
加賀「大丈夫よ」
提督「そうか…」
加賀「…」
提督「…」
提督「とまあ、会話が続かないのよ」
大井「…まぁ加賀さんは無口なほうですから」
提督「どうもあの空気は苦手でな」
北上「あ、私もちょっと苦手かな」
大井「…まぁ、嫌ではないですよ、秘書艦」
提督「本当か!?」
大井「嘘をつく意味が見当たらないのだけど?」
提督「よかった…じゃあ大井、君に秘書艦を命ずる」
大井「はいはい」
提督「明日の0600に司令室に来てくれ」
大井「わかりました」
提督「っと、もう2330か…そろそろ寝るかな」
北上「そーだねー、私もちょっと眠いや」
大井「そうですね、じゃあまた明日」
提督「おーう、夜ふかしはするなよー?」
大井「…」
北上「zzz…」
大井「(提督…)」
大井「」
すまん誤爆した
翌日
大井「おはようございます、提督」
提督「おはよう大井」
大井「では今日の出撃と遠征、演習の確認をしましょう」
提督「そうだな…今日は…出撃はなしだよ」
大井「あら、いいんですか?」
提督「うん、最近は空母と戦艦の運用が多くなってるからね、遠征を中心にしたいんだ」
大井「なるほど…」
提督「遠征は…ボーキサイトを中心にとってきてもらおうか、これは暁たちに任せるとしよう」
大井「そうですね」
提督「演習も…うん、ないね」
大井「では遠征のみですね」
提督「そうなるね…じゃあ後で第六駆逐隊の皆を呼んでおいてくれ…0800でいいよ」
大井「わかりました」
提督「もう0700か…大井、朝食にするか?」
大井「そうですね、食堂に行きます?」
提督「ん、そうだな」
提督「(…明日作ってもらおうかな)」
大井「ほら、ぼーっとしてないで行きますよ?」
提督「あぁ、すまないな」
大井「まったく…置いていきますからね?」
提督「すぐ行くよ」
食堂
提督「着いたな、何食べたい?」
大井「私は…鮭定食かしら」
提督「そうか、じゃあ俺もそれでいいかな」
提督「すいませーん、伊良湖さーん」
伊良湖「はい、お呼びですか?」
提督「鮭定食二つお願いします」
伊良湖「わかりましたー、席でお待ちくださーい」
大井「さ、席を取りに行きますよ」
提督「そうだな…と、今日はやけに駆逐艦や軽巡が少ないな」
大井「ほら、甘味処ですよ」
提督「あー、それにしてもよく朝から甘いスイーツ食べれるよな」
大井「あら、提督は朝は甘いものはあまり得意ではないのですか?」
提督「うん…少しなら食べれるけど」
大井「そうですか…」
大井「(覚えておきましょう)」
大井「ふう、美味しかったですね」
提督「そうだな…」
大井「ふふ」
提督「どうした?」
大井「いいえ、なんでも」
提督「そうか…そうだ大井」
大井「なんですか?」
提督「明日の食事、大井に作ってもらいたいんだが…」
大井「ブフッ、え?」ゴホゴホ…
提督「ん、いや…食べたくなってさ」
大井「別に構いませんが…」
提督「ありがう、楽しみにしているよ」
大井「(…今日は徹夜決定ね)」
提督「…よし、第六駆逐隊の皆も行ったことだし、書類を片付けなければ」
大井「手伝いますよ」
提督「おお、ありがとう…じゃあ、これを頼むよ」
大井「わかりました」
…………………………
大井「終わりましたよ」
提督「おお、ありがとう」
大井「ほかにありますか?」
提督「いや特にないな…俺がやってるので最後だし」
大井「そうですか…では、お茶でも淹れますよ」
提督「お、ありがとう」
大井「ちょっと茶葉と湯呑取ってきますよ」
提督「おうよ」
球磨型の部屋
大井「ふんふふーん♪」ガチャ
北上「お、大井っちじゃん、どしたの?」
大井「ちょっと湯呑と茶葉を取りに来ました」
北上「そっかー」
大井「全く提督ってば、明日の食事を作って欲しいなんていうんですよ!」
北上「ほー?」
大井「仕方なく作ってあげることにしました!」
北上「そっか、頑張ってね?」
大井「もちろんですよー!では!」バタン
北上「…へー、提督やるじゃーん」
またお昼くらいに来ますね
大井「戻りましたよ」ガチャ
提督「おお、お帰り」
大井「…お湯くらい沸かしてくれてもいいじゃないですか」ムスッ
提督「あー、悪いな…間宮にお菓子を貰ってきてたんだ」
大井「そうだったのね、ありがとうこざいます」
提督「さ、お湯沸かしてくるよ」
提督「羊羹と最中どっちがいい?」
大井「最中で」
提督「あいよ」スッ
大井「お湯が沸くまで待ちましょうか」
提督「そうだな…なんかするか?」
大井「…そうですね、ちょっと目を瞑っててください」
提督「…ん」
大井「…どうぞ、目を開けても」
提督「…あれ?俺の羊羹は?」
大井「さあ?どこでしょうね」メソラシ
提督「…ではなぜ大井の上唇に小豆の欠片が付いているか説明してくれ」
大井「…羊羹が飛び込んできたんです」
提督「ふざけるな」ペシッ
大井「あうっ」
提督「…まぁいいよ、俺は陣太鼓食べるから」
大井「そ、それはどこに隠してたんですか!」
提督「教えるか馬鹿」
大井「いいなぁ…」
提督「あーあ、俺の羊羹食べなければひとつあげてたのになぁ」パクッ
大井「ぐぬぬ…」パリッ
提督「お、お湯沸いたみたいだぞ」
大井「さ、どうぞ」コトッ
提督「お、ありがとう」ズズッ
大井「そういえば提督?」
提督「なんだ?」
大井「…今日はまだ、"アレ"してませんよ?」
提督「あ、やべ…危うく忘れるとこだったよ」
大井「ま、まぁ?私としては?忘れてしまうくらいなら?やらなくてもいいんですけど?」
提督「大井」
大井「ひゃいっ」ピクッ
ちゅっ
提督「…ほんと、大井はキスが好きだよな」
大井「…いいじゃないですか、減るもんでもないですし…////…それに」
提督「それに?」
大井「…あなたと一瞬でも、一緒になれるんですもの/////」
提督「…今日は寝れる気がしないな」
大井「…楽しみにしてますね////」
翌日
提督「ん…」
大井「…」スー…スー…
提督「…やべ、着替えねぇと誰かに見られるな」
大井「…んぅ、提督?」
提督「あ、悪いな…起こしちゃったな」
大井「大丈夫ですよ…もう0600ですし」
提督「…そろそろみんなが起きてくる時間だな、着替えようか」
大井「…」ジー…
提督「…どうした?」
大井「…提督やっぱり、朝でも元気なんですね」
提督「…ま、まぁ、これはな」
大井「…少し寒いですね、運動した方がいいかもしれません」
提督「おま…もうみんな起きるぞ?」
大井「だから早めにと」
提督「…はぁ、ベッド行くぞ」
大井「…♥」
0730
大井「さ、提督?そろそろ朝ご飯の時間ですよ」
提督「お、もうそんな時間か…」
大井「じゃあそろそろ食堂に…」
提督「あぁ、いや待ってくれ」
大井「早く行かないとなくなってしまいますよ?」
提督「あぁ…その事なんだがな…その、大井に作ってもらいたいなって」
大井「え」
提督「いや、その…だめか?」
大井「そんなの…」
大井「喜んでお作りしますよ」ニコッ
大井「ではすぐに作りますので、キッチン借りますよ?」
提督「おお、頼んだよ」
大井「なにか食べたいのはあります?」
提督「んー、卵焼き」
大井「わかりましたー」
提督「じゃあ俺は書類片付けてくるよ」
大井「はーい」
提督「大井ー?」
大井「なんですか?」
提督「終わったぞー」
大井「え!?いくらなんでも早すぎませんか!?」
提督「いや…今日は特に出撃とかないから書くのはないんだよなー」
大井「え、じゃあ…今日一日暇なんですか?」
提督「そうなるな…どこかでかけるか?」
大井「そうですね…」
提督「特に行くあてが無いのなら…デートでもしないか?」
大井「ふぇっ!?」
提督「いや…最近暇がなくて構ってやれなかったからな…どうだ?」
大井「…わかりました、いきます」
提督「わかった、じゃあまずは飯だな…腹減ってちゃ動けやしない」
提督「…ふぅ、ごちそうさま」
大井「お粗末さまでした…あ、あの…お味の方は?」
提督「抜群に美味いよ」
大井「よかった…」
提督「…さ、支度するか」
大井「では私は一度部屋に戻りますね」
提督「わかった、集合は鎮守府入口に…0930でいいか?」
大井「はい!」
球磨型の部屋
大井「♪♪」ガチャ
北上「あ、おおいっちーおはよー」
大井「おはようございます、北上さん♪」
北上「お?いつになくご機嫌だね、なにかあった?」
大井「これから提督とデートなんです♥」
北上「なるほどねぇ…楽しんできな?」
大井「はい♪」
北上「服とか決まったの?」
大井「そうですね…まぁ大体はイメージできてますよ」
北上「おー、気合十分だねぇ」
大井「うふふ♥」
北上「でもねー、おおいっちー」
大井「なんですか?」
北上「流石に下着つけないと…」
大井「!?」
北上「ありゃ、自分でも気づいてないの?」
大井「(まさか…ベッドに置き忘れて…)」
北上「まぁ…その、今朝はお楽しみでしたね?」ニヤニヤ
大井「あああああああああああ//////」
大井「うう…」
北上「多分早めに起きてくる子達はみんな気付いてるよ」
大井「え」
北上「あと夜中も警備してる子達とか夜戦バカとか…」
大井「うそ…」
北上「まあ…頑張ってねー(棒)」
大井「ぅうう…///」
大井「ふぅ、これでいいかしから」
北上「いいんじゃなーい?かわいいよー」
大井「ありがとうございます♪でも…こんなひらひらしたスカートでいいんでしょうか…」
北上「大丈夫大丈夫~」
大井「…よし!行ってきます!」
北上「お~、いってらっしゃい」バタン
北上「ふぅ…さてと」
北上「見てるんでしょ?青葉」
青葉「…バレちゃいましたか」テヘヘ
北上「まぁね~、んで…追うの?」
青葉「もっちろん!」
北上「ふ~ん…あ、あんなところにUFOがー(棒)」
青葉「!?どっどどどどこですか!?」キョロキョロ
北上「ていっ」ペシッ
青葉「ぐえっ」バタン
北上「ふう…部屋に戻しとこう」
0920
提督「ふぅ、早めに着いたな…まぁいいか…って、あれ?」
大井「どうも、提督」
提督「すまないな、待たせたか」
大井「いえいえ、私も今来たばかりですよ」
提督「そうか…にしても」
大井「?」
提督「いや…かわいいな、服」
大井「っ…あぁ、これですか…///」
提督「大井がこんなの着るのか…凄い似合ってるぞ」
大井「うう…ありがとうございます♪」
提督「さ、行こうか大井」
大井「提督、お願いがあるのだけれど…」
提督「なんだ?」
大井「手を…握ってくれませんか?」
提督「!!」
大井「…/////」カァァ
提督「…ほら、行こうか」ギュ
大井「は、はいっ!」
提督「大井、今日は行きたいところとかあるか?」
大井「そうですね…水族館とか…行きたいです」
提督「水族館か、よし行くか」
大井「やった!」
提督「車でも出すか…少し待っててくれ、取ってくるよ」
大井「はーい」
1000
提督「大井、今日少し帰りによりたいところがあるんだが…いいか?」ブロロ…
大井「いいですよ?どんなところなんですか?」
提督「それは秘密にしておくよ」
大井「なんですかそれー!」
提督「まぁまぁ…というか、今日はなぜ水族館に?」
大井「あー…普段私達って、海の上で戦ってるじゃないですか?潜水艦のみなさんを除いて」
提督「うん」
大井「だから…この海の下ではどんな魚たちが暮らしてるんだろうなって…思ったんです」
提督「なるほど…」
大井「…早く平和にならないかな」
提督「…俺と大井が居ればすぐだよ」
大井「ふふっ、頑張っちゃうんだから」
提督「…そろそろ着くぞ、支度しておいてな」
大井「あら、結構早いんですね」
提督「最近鎮守府の近くにも出来てな、そこに来たんだよ」
大井「そうだったんですか…」
提督「だから普段私たちが見ている海に住んでいる魚たちが沢山いるぞ」
大井「…楽しみ♪」
提督「っと…着いたな」
大井「わ…広いですね…」バタン
提督「国内で二番目に大きいらしいぞ?」バタン
大井「そうなんですか…楽しみです!」
提督「よし、じゃあまずはチケット買わないとな…」
大井「そうですね…行きましょう!」
提督「お、ここすいてるな、並ぼうか」
大井「そうですね!」
提督「大井、今日はアシカのショーがあるみたいだぞ」
大井「そうなんですか!?」
提督「だからこんなに混んでるんだな…」
大井「提督、絶対見ましょう!!」
提督「そうだな…と、俺らの番か」
販売員「二名様でち?」
提督「はい、大人二枚お願いします」
販売員「かしこまりましたでち、ただいまチケットを発行するのでもう少々お待ちしてくださいでち」
提督「はーい」
販売員「お待たせしましたでち、こちら二名様分の1dayチケットになるでち」
提督「ありがとうございます」
販売員「では、いってらっしゃいませ~でち」
......................................................
提督「なかなか語尾に特徴のある人だったな」
大井「そうですね…私も何か付けてみようかしら」
提督「球磨みたいにか?」
大井「そうなると私は…オイーですかね?」
提督「ツッコミにしか聞こえないな」
大井「今日は楽しみでオイー」
提督「モロツッコミじゃないか…」
大井「恥ずかしくなってきました…/////」
提督「まあまあ、可愛かったぞ?」
大井「うう…ところで、ショーはいつからなんです?」
提督「えーと開演が1045...ってあと10分しかないぞ!」
大井「…少し走りましょうか」ダッ
提督「早っ!?」
大井「もう!提督ったら、遅いですよ!」
提督「わ、悪い悪い…」
大井「ほら、席はとっておきましたから…」
提督「ありがとう、てかよく真ん中取れたな」
大井「ご親切な方が譲ってくれたんですよ、『フフ…二人か?』って」
提督「おお…ありがたいな」
大井「その人達も二人できてたんだけど…急に小学生くらいの子供達が来て別のところに行ったわ」
提督「そうだったのか、後で見かけたらお礼でもしないとな」
大井「そうですね…あ!そろそろはじまりますよ!」
飼育員「皆の者、当水族館へようこそじゃ!」
オー
飼育員「では、今日頑張ってもらうアシカを紹介するぞ!しまちゃんじゃ!」
しまちゃん「おうっ!」
飼育員「よし、ではまずはこの輪っかのなかを飛んでみろ!それ!」
しまちゃん「おうっ!」
オー!
飼育員「ようし、いい子じゃ…この連装砲をなろう!」
しまちゃん「おうっ!!おうっ!!」
飼育員「よろこんでおるのー!では次に、かけっこじゃ!」
飼育員「本日はもう一匹呼んでおるぞ!ゆきちゃんじゃ!」
ゆきちゃん「おぅぅ!」
飼育員「この子はすごく運が良くてのぉ、試しにここに三つ箱を用意したぞ」
飼育員「この中にひとつだけ、ラッキーと書かれた紙がある!それを当ててもらうぞ!」
飼育員「さ!選んでみい!」
ゆきちゃん「これぅ!!!」
飼育員「中身は…おおー!正解じゃ!」
オー!!!
飼育員「ではかけっこをしてもらうぞい!」
大井「…ねぇ、提督?」
提督「なんだ?」
大井「なんかあのアシカたち…誰かに似てません?」
提督「んー、あっほんとだ…良く見たら島風と雪風に似て…る」
大井「…まさか」
提督「…本物?」
大井「…まさか、大体島風たちは今天龍さんたちと遊んでる筈ですよ」
提督「そうなのか?」
大井「ええ、『天龍と外に行ってくるー!』ってはしゃいでましたもん」
提督「そうなのか…」
大井「あっ、そろそろメインイベントですよ!」
提督「あれ?かけっこは?」
大井「私たちが話してたら、終わってたみたいですね」
提督「あちゃー…」
大井「さっ、ここで頑張らないと…!」
提督「メインイベントは…ステージに上がって写真撮影?」
大井「ええ!挙手制なのよ!」
提督「(かわいい)」
飼育員「さー、お次はメインイベントの写真撮影じゃ!」
ワー!ワー!
飼育員「みんな元気がいいのぉ!元気がいいこは優先してやるぞ!」
ワー!ワー!
飼育員「じゃあ撮りたい子手を挙g『はーーーーーーーーーーーい!!!!』」
提督「」
飼育員「」
大井「はーーーーーーーーーーーい!!!!はいはいはーーーい!!!」
提督「(大人げないな…)」ハハ…
飼育員「(大人気ないのぅ…)」
飼育員「じ、じゃあそこのお姉さん!」
大井「やった♪さ、提督行きましょ?」
提督「あ、ああ!」
......................................................
飼育員「ほほう、二人はカップルか!羨ましいのう!」
大井「ふふふ…」
提督「(なんかこの飼育員さん…利根に似てるんだよなぁ…)」
大井「さ、撮りますよ?」
提督「そうだな!」
飼育員「じゃあ、カメラの前でポーズをとってくれぃ」
大井「ポーズね…」
飼育員「いくぞー!はい、チー…」
大井「えいっ」チュッ
提督「!?」
飼育員「ずぅ!?」パシャ
大井「ふぅ…ほっぺで妥協しましたよ…♪」
飼育員「らぶらぶじゃのう…」
ナ、ナニスルノヨー! ガキハミンナ! ナニヨ!イチニンマエノレディーナンダカラ!
提督「お、大井…」
大井「うふ、提督大好き♥」
飼育員「…さぁ、ラブラブを見せつけられたところでショーは終じゃ!」
1230
提督「大井…あんなことする子だったのか…」
大井「…嫌、でした?」
提督「まさか、少し恥ずかしかったけど…嬉しかったよ」
大井「よかった…実は私、まだドキドキしてます…」
提督「奇遇だな、俺もだよ」ハハハ
大井「奇遇ね」ニコッ
提督「それはそうと…もうこんな時間か、お腹すいてるか?」
大井「そうですね…空いてます」
提督「おっけー、じゃあレストランで食事にしようか」
大井「はい!」
1300
提督「ふー、ようやく座れたな…」
大井「そうですね…どこのお店も満席だなんて…」
提督「まぁお昼時だしな…何食べる?」
大井「そうね…特性あさりオムライスとか美味しそう…」
提督「お、俺も気になってたやつだ」
大井「そうなんですか?じゃあ私はこれにします」
提督「じゃあ俺もこれで…飲み物は?」
大井「オレンジジュース」
提督「いつものだな、じゃあ俺はラムネにしようかな…すいませーん!」
店員「はわわ!お呼びなのです!ご注文はお決まりですか?」
提督「えーと…この特性あさりオムライスを二つと、オレンジジュースとラムネで」
店員「かしこまりましたのです!では少々お待ちください!」タタタ…
大井「かわいいわね…あの店員さん」
提督「そうだね…あんなに小さいのに…」
大井「でも、誰かに似てるのよね…」
提督「結構似てる人多いな」
大井「そうね…!?」
提督「どうした?」
大井「う、うしろ…」
提督「後ろ…?」
女性客1「おいしいでふね、くぁーがさん」ガツガツガツ…
女性客2「おいしいですね、あくぁーぎさん」ガツガツガツ…
提督「うわすっげぇ…あれ何杯食ってんだ?」
大井「ざっと…20!?」
提督「すげぇ…」
大井「すごいですね…」
提督「赤城くらいに食べるな…」
大井「あそこだけオーラが違いますね…」
??「こちら青葉!相手はこっちに気付いてないよ?」
??「凄いな…これも明石さんの変装キットのお陰だな」
??「まあ、そうなるな」
ちょっと疲れました、続きは明日くらいに
ぼちぼち始めていきます、
店員「おまたせしました!こちらあさりオムライスお二つとドリンクお二つです」
提督「ありがとうございます」
大井「おいしそぉ…」
店員「хорошо」
二人「!?」
店員「…何してるの?」
青葉「げっ」
伊勢「あら、響ちゃんじゃない」
日向「バイトか?」
響「大和さんがレストランを三日間任されたらしくてね、私たち第六はお手伝いしてるんだ」
伊勢「へー、偉いわね」ナデナデ
響「む…ところで三人は?」
青葉「あー…えっとね」
青葉「あそこに司令官いるじゃん?」
響「あぁ、それで察せたよ…要するに尾行して写真取る気、だろ?」
青葉「そうそう!」
響「青葉さんは別として、伊勢さんや日向さんまでとは意外だな」
伊勢「私達は普通に食べに来ただけで、青葉に捕まっちゃってね」
日向「いやぁ…瑞雲くれるというからさ」
響「ああ…」
青葉「じゃあお手伝い頑張ってねー」
響「ありがとう」スタスタ
響「…」インカム装着
響「…北上さん、聞こえるかい?」
北上『きこえるよー、何かあった?』
響「…青葉たちが来たよ」
北上『へー、私の攻撃を食らって動けるのか…』
北上『…わかった、至急TMとKMを派遣させる』
響「了解」プツッ
提督「いただきます」パク
大井「いただきまーす」パクッ
提督「!!」
大井「これは…!」
二人「美味しい…!」
提督「オムライスにあさり合うのかなと思ってたけど…意外と合うんだな」モグモグ
大井「ですね…しかもこのあさり、すごい肉厚で…」モグモグ
提督「生臭さもない…完璧じゃないか…」モグモグ
大井「…提督はオムライス、好き?」
提督「もちろん、大好きだよ」
大井「そう…」モグモグ
大井「(…今度作ってあげようかしら)」
二人「ごちそうさまでした!」
提督「いやぁ、美味しかったな」
大井「ですね!」
提督「さて、少し休憩するか?」
大井「そうですね」ウズウズ
提督「…どうした?メニューみて」
大井「その…これ食べたいなぁって」
提督「抹茶パフェか…」
大井「そ、そう…だめ、かしら」チラッ
提督「全然構わないぞ」
大井「やったぁ!」
提督「かわいい」
大井「っ!?」
提督「…あ」
大井「…うぅ//////」
提督「(心の声が…///)」
......................................................
店員「お待たせしたわ!こちら抹茶パフェよ!」
提督「ありがとう」
店員「お、お礼なんていいわよ!一人前のレディーなんだから当然よ!」
大井「ふふ…♪」
店員「ではごゆっくりどうぞ!」スタスタ
大井「うふふ、いただきまぁす」パクッ
大井「~~~~♥♥」
提督「そんなに美味しいのか」
大井「最高!ほら、提督も…あ~ん」
提督「!!」パクッ
大井「どう?」
提督「…こりゃ美味しいな」
大井「でしょでしょ!」パクッ
提督「(/////)」
提督「…もう一口欲しいかも」
大井「はい♪あ~ん」
提督「あ~ん…」パクッ
ギャアア ワタシノズイウン!
大井「…なんか騒がしいわね」
提督「みたいだなー」
大井「ったく、酸素魚雷ぶち込んでやろうかしら」
提督「やめときなさい」
大井「わかってるわよー」
ちょっとベッドへ入渠してきます、明日には戻る
酉ミスってるし…いろいろグダグダでごめんなさい
大井「ふー、ごちそうさまでした♪」
提督「結構美味しかったな」
大井「そうですねー♪」
提督「まあでも…」
大井「?」
提督「俺的には…大井の手料理のが好きかな…」
大井「ぅえっ!?」
提督「どした?」
大井「馬鹿ですか…もぅ…////」
提督「さ、続き行こうか」
大井「そうですね!」
......................................................
水族館内
大井「わぁ…」
提督「でっかい水槽だに…」
大井「て、提督?これってサメですか?」
提督「そうだよー」
大井「映画とかで見るあんなのじゃないんですね…小さくて可愛いわ」
提督「あれは魚ってよりモンスターだな」
大井「あ!あっちにカクレクマノミっていうのがいますよ!」
提督「これほんと可愛いんだよな…」
大井「かわいい…あ!あっちはちっちゃいエビ!」
提督「ほんとかわいいな」
提督「(ほんと可愛い…)」
大井「ふー…今日は楽しかった♪」
提督「ははは、楽しんでもらえて何よりだよ」
大井「いや、もう…可愛すぎますよあの子達…」
提督「そうだね、また来たいな」
大井「ええ是非!」
提督「さ、車に戻ろうか…そろそろ閉館の時間だ」
大井「はぁい」
ブロロロ…
1730
提督「っと、少し寄りたいとこがあるんだ、いいか?」
大井「構いませんよ?」
提督「おっけー」
大井「どこにいくのですか?」
提督「まあまあ、ついてからのお楽しみってやつよ」
大井「じゃあ…楽しみにしてますね♪」
提督「そいつは助かるね」
......................................................
1740
提督「…さ、着いたぞ」
大井「…?ここは?」
提督「ああ、ここからじゃ見えないな、こっちだよ」
大井「一体何が…あ!」
大井「…綺麗な景色じゃないですか♪」
提督「そ、ここは鎮守府周辺の街を見渡せるんだ…悩んでる時とかはよくここに来るんだ」
大井「すっごい綺麗…」
提督「多分地元の人も知らないぞ」
大井「へー…」
提督「…少し話があるんだ、いいか?」
大井「いいですよ?」
提督「…大井、俺らがケッコンカッコカリをしてから、一年がたったな」
大井「ええ、そうですね…」
提督「最初大井が着任したときの俺と言ったら…駆け出しの提督だったからかなり迷惑をかけたな」
大井「いえいえ、あの頃も、とても楽しかったですよ?」
提督「ありがとう。俺が作戦を練っている時も大井は手助けをしてくれたり、心配してくれたりした。俺はそんな大井が好きになっていったんだ」
大井「…はい」
提督「誰よりも早く練度を上げ、遂に最高練度にまで達した」
大井「…はい」
提督「俺は大井とケッコンカッコカリをして、幸せだった」
大井「…はい」
提督「…でもな、違うんだ」
提督「ケッコンカッコカリよりも…もっと大切な…重要なことがあるんだ」
大井「…」
提督「なぁ、大井…」
提督「俺と、『結婚』してくれないか?」
大井「…提督」
大井「私は…今…確信したことがあるんです」
提督「…なんだ?」
大井「私…今…」
大井「とっっっても、幸せです♥」ポロポロ
提督「大井…」
大井「提督、私はこの世界で一番幸せになりました」ポロポロ
提督「!じゃあ…」
大井「…ふつつかものですが、よろしくお願いいたします♥」ポロポロ
提督「大井…」ギュッ
大井「えへ、えへへ…♥♥♥」グスッ
提督「…大井、1つ渡すものがあるんだ」
大井「…はい!」
提督「…手を出して」
大井「あ…あぁ…」ポロポロ
提督「これはカッコカリなんかじゃない、本物の、『結婚指輪』だよ」スッ
大井「…」ポロポロ
提督「…大井、これからずっと、一緒に作戦を考えてくれないか?」
大井「もう…」グスッ
大井「作戦が悪いのよ…もう♥」
一応これで終了となります、後日談等は要望があれば書いていきます
後日談1
北上「え?」
提督「いや、だから結婚」
北上「…まじ?」
大井「…♥」ギューッ
提督「マジだよ」
北上「これはお祝いしないとね、結婚式あげるんでしょ?」
提督「もちろん、大井のウェディングドレス姿みたいし」
大井「もー…」ギューッ
北上「わかったよ、じゃあ…大広間改造して使うの?」
提督「そうだな…みんなにも見てもらいたい」
北上「おっけー、楽しみにしておくよ」
提督「おうよー、じゃあまたなー」バタン
北上「あの二人が『結婚』かぁ…」
北上「…さすがに泣いちゃうな」ポロポロ
北上「おめでとう…おおいっち、提督」グスッ
結婚式当日の控え室
北上「おおいっちー、そろそろだよー」ガチャ
大井「はーい、その前に提督呼ばないと!」
鳳翔「もう少し待ってね…よし、これでよしと」
北上「うわ…すごい綺麗じゃん!」
大井「うふふ、ありがとうございます♪」
北上「こうして見てみるとさ…なんか」グスッ
大井「ど、どうしたのですか!?」オロオロ
鳳翔「そうね…私も…」グスッ
大井「鳳翔さんまで…」オロオロ
コンコン
大井「は、はい!」
明石「明石です、少しいいですか?」
大井「は、はい!」
明石「失礼しまー…!!すごい綺麗…」
大井「あ、ありがとうございます!」
明石「っとと、見惚れてる場合じゃない…はいこれ」
大井「これは…ティアラ?」
明石「そうですよ、私はあまり料理とか作れないし、ぜひこういう活躍をしたかったんです!」
大井「すごい綺麗…」
明石「ささ、付けてあげますよ、後ろ向いて?」
大井「…!!」
明石「どう?気に入ったかしら?」
大井「もちろんですよ…♪ありがとうございます!!」
明石「よかった…ほーら、気に入ってくれたみたいですよ?て・い・と・く?」
大井「へ?」
提督「大井…」ガチャ
大井「て、提督…」
提督「…すごい綺麗だ、ドレスも似合ってる」
大井「えへへ…////」
北上「おふたりさーん、イチャイチャしてるとこ悪いんだけど…そろそろ出番だよ?」
提督「もうそんな時間か…さ、大井?」
大井「ええ…あなた♪」ギュ
霧島「あー、マイク音量大丈夫?…チェック、ワン、ツー…よしおっけー」
霧島「皆様こんばんは、今回司会を努めさせていただきます、霧島です」
パチパチパチ
霧島「ではまず、披露式を始めさせていただきます…新郎新婦、入場」
パンパカパーン!
ワー!ワー! キレイ… ウウ… ヤセンー!
提督「さ、大井…手を」
大井「ええ…あなた」ギュ
霧島「では、皆様はもう既に長い期間提督や大井さんとお過ごしのことでしょう、なので紹介は省かせていただきます」
霧島「では…ケーキ入力にまいります」
ガチャ
間宮「はい、こちらに用意していますよー」
オオ… デカイ
霧島「さ、新郎新婦のお二方」
提督「よし、行くぞ」
大井「はい!」
霧島「このケーキはもちろん食べられますので、後ほど皆様にお配りしたいと思います」
サスガニキブンガコウヨウシマス
霧島「では…ケーキ入刀!」
提督「凄いでかいな…」スッ
大井「すごい美味しそう…」スッ
オー パチパチパチ
霧島「ケーキ入刀、お疲れ様でした」
霧島「そろそろ皆様の席に料理が行き渡ったと思われます…では、提督に乾杯をお願いいたします」
提督「よし…今日は皆、本当にありがとう」
提督「ぜひ今日の式を楽しんでいってくれ…乾杯!」
全員「乾杯!」
そろそろ学校なので寝ます…また明日来ますね
>>101
>霧島「では…ケーキ入力にまいります」
どうしたらこう打てるんだよww
戻りました
>>106
「ケーキ」と「入刀」を別々に変換してたら間違って入力にしちゃったみたいです、すみません
体調崩してしまい、更新できそうになくなってしまったのでhtml申請出してきます、
このSSまとめへのコメント
大井可愛い♪
どこがツンデレなんだ?(吐血