昨日は久々に、休日に自主トレもしないでダチの家で泊まり込みで遊んじまったぜ。さて、今日は電車で直接事務所まで行かねえと。
しかし、俺、この路線で事務所まで向かうの初めてなんだよな…意外と混むんだな…ん?
??「…やめて…ください……」
おい、なんかか弱そうな女の声が、俺の近くから…ってか、この声、聞き覚えあるような…
春香「…ぃゃ…」(プルプル
!?
目を向けたら…痴漢と、震える被害者がいた…そして、その被害者は、天海だった。あいつは通勤にこの路線を使うのか…いや、今考えるべきはそれどころじゃねえ。
今、「俺の目の前で、天海が痴漢されている」ということだ。周りは、気づいていない奴と…気づいていても、見て見ぬふりをする弱虫か、見て楽しんでいるゲスしかいねえ。
それを見た俺は…
どうする?>>3
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様子を見る
それを見た俺は…「様子を見る」ことにした。
いくらなんでも、誰も助けないなんて妙だ。もしかしたら、あれは彼氏か何かで、ああいうことをして二人で楽しんでいるのかもしれねぇ。いや、そうだとしたらかなり迷惑なカップルだが…
…少し近づいて見てみよう。…よし、かなり近くまで来た。
しかし、わざとやっているにしては、天海のあの表情…迫真…いや、とても演技には見えねぇ。今にも泣きそうじゃねーか。
変装用の帽子とかしてるから、普段から何かと仕事でぶつかったりする俺以外には、天海だってバレてねえみたいだけど…
あっ、今痴漢の手が、天海のスカートの中に…お、天海も抵抗しようとしてる…震える手で、相手の手を押し返そうとしてんな…さすがに力入らねーのか、全然押さえられてねーけど…あっ、白いのが見え…いや、何考えてんだ俺!
…ん?手での抵抗が効かなかった天海が…
どうした?>>6
痴漢のゆびをへし折った
手での抵抗が効かなかった天海が…あっ
春香「やめてくださいって…ばぁ…!」(ぎゅっ…ばきっ
あっ…今、痴漢の手の小指、折れたぞ…天海、押し返すことはできなかったから、がむしゃらに全力で、とにかく掴んだところを攻撃したんだな…涙目でまだ震えてるし、自分が何したかにも気付いてねえが…大丈夫だ天海、お前は悪くねえよ、痴漢が悪いんだ。
痴漢、すげえ脂汗出て、歯ぁ食いしばってやがる…よく声出さなかったな…声出したら一発で周り全体にバレてお縄だから、踏ん張ったんだな。鍋運んでる時にこぼれた中身が手にかかってメッチャ熱くても鍋から手を意地でも離さないアレと同じだな。
…ここまで見て、よく分かった。これは「演技じゃなく、マジ」だ。周りが助けないのは、弱虫と見て楽しんでる奴だけじゃなく、さっきの俺と同じように「様子見」してるのもいたからだな…
そこまで分かったところで、
>>8誰が(春香・冬馬・痴漢の3択)
>>10どうした?
不意打ちでワロタ
冬馬
痴漢の足を踏む
そこまで分かったところで、俺は痴漢の足を踏むことにした。
痴漢「このアマァ…!黙ってケツ揉まれてりゃいいのに、良い気になりやがって…!」(力づくで尻を揉み
春香「いたっ…!」
冬馬「そのへんにしとけよ」(だんっ!
痴漢「…~~~!」
春香「えっ…?…!!」
あ、ミシッつーか、ボキッつーか、とにかく足の指も数本折れた音がした。まあ、高く脚を上げてから力いっぱい踏んだからな。そして、天海はこっちを向いて驚いている。
痴漢「ヒッ…フィッ、フィッ…!」(プルプル
痴漢も、犯行中に周りの様子を見ていたんだろう。気づいていなかったっぽい連中が集まっている方向になんとか進んで、道を開けてもらって逃げようとしていやがる
俺は…
>>17
1.痴漢を捕まえに行く
2.痴漢を見逃して、まず春香の無事を確認する
3.その他(詳しく)
1
俺は、痴漢を捕まえに行くことにした。このまま逃がして第二第三の被害者を出してたまるかよ。
冬馬「待ちやがれっ、痴漢野郎!」
痴漢「うわっ…と、通してくれ…人違いだから…!」
さすがに、今の一声ずつで、周りの奴らも気づいたらしい。明らかに抵抗されたと分かる指に不自然な歩き方、人違いと言いながら必死に逃げようとする脂汗まみれの顔…みんな、うまく道を塞いで、痴漢の逃げ道をなくしてくれた。
冬馬「オラ、観念しろ!年貢の納め時だぜ」
痴漢「いだだっ…ゆ、指掴まないでくれ…」
~数分後~
次の駅で俺は痴漢を降ろして、まもなく駅員の協力もあって痴漢は逮捕された。のは、良かったんだが…
結局、詳しい事情を聞かれていたんで、かなりの時間を費やしてしまった。見事に遅刻だ…レッスン、俺抜きでやってんのかな、あいつら…
~事務所前~
はあ…北斗と翔太になんて言えばいいんだ…俺が間違ったことをしたとは思ってねーが、あいつらこそ何も悪いことしてねーのに、突然3人曲を2人でレッスンさせられたりして、大迷惑だよな…今まで色々レッスン頑張ってたのに…謝るしかねーよな…それ以前に、事情信じてもらえんのか…?
冬馬「…」(がちゃ
翔太「あ、来た来た、冬馬くん」
北斗「やあ、冬馬」
冬馬「…すまねえ!俺は…リーダー失格だ!」
翔太「まあまあ、ちょっと顔を上げて」
北斗「事情は、全てエンジェルちゃんから聞いたよ」
冬馬「…は?」
春香「えへへ…お邪魔してます」
冬馬「えっ」
翔太「ま、僕たちは今日のことは気にしてないよ。その代わり、今度また僕たちのためにカレー作ってほしいな」
北斗「むしろ、エンジェルちゃんを見捨ててレッスンに来ていたら、それが分かり次第、俺は冬馬とは縁を切っていただろうね。冬馬はやっぱり、最高のリーダーだよ。というわけで、あとは二人でごゆっくり。チャオ☆」
バタン…
え…
冬馬「お、お前…なんで、ここに…」
春香「…>>22」
なんでちょっとこっち見たまま助けなかったんですか?
バレてたww
春香「…なんでちょっとこっち見たまま、助けなかったんですか…?」
冬馬「えっ…!?」
バ、バレてやがった…!?
春香「あの、最後には助けてくれて、本当にありがとうございました…!これは、偽らざる気持ちです。でも…近くに来た時、足音がしたので…横目で見て…いることには気づいてたんです…」
冬馬「い、いや、なんでだったら、助けを求めなかったんだよ…」
春香「…やっぱり、アイドルだから…騒ぎに関わりたくないのかなって…だから、助けを求めるべきじゃないかなって思って…あと、それ以上に、怖くて声が出なかったんです…でも、最後には助けてくれて…『騒ぎに関わりたくなかった』から助けなかったわけじゃ、なかったんだなって…だから、感謝しつつも…疑問が残ったんです…」
冬馬「いや、それは…あまりに周りが誰も助けに行かねーから、『本当にこれは痴漢なのか?』って思って…」
春香「そうだったんですか…」
冬馬・春香「……………」
少しの沈黙が続いたのち…
>>27「>>30」
春香
あまとう
お礼にしゃぶれよ
冬馬「お礼にしゃぶれよ」
春香「!?な…何を…ですか…?」
冬馬「分かってんだろ…>>33をだよ」
自分の陰核
冬馬「分かってんだろ…自分の陰核だよ」
春香「いんかく…?」
冬馬「………」(耳元でヒソヒソ
春香「…!!?じ…じゃあ…私に…お、オナ………自慰行為をしろっていうんですか…!?///」
冬馬「…電車内で、大勢の前で、あのまま放っておかれてたら、こんなもんじゃ済まなかったんだぜ」
春香「そ、そうかもしれませんけど…どうして…たしかにお礼はしたいって思ってましたけど、なんで、そんなことを求めるんですか…?」(涙目
冬馬「>>38」
↑
冬馬「冗談に決まってるだろ」
春香「え…?」(ぐすっ
冬馬「はは、お前、さっきの経験で少しは耐性とかついたかと思ったら、全然なのな。ちょっと男にエロいこと迫られるとすぐ涙目になって。そんなんじゃ悪い男の格好の的だぜ」
春香「なっ…だ、だって…!///」(かあぁ
冬馬「ははは、悪い悪い。ちょっと冗談にしても度が過ぎたよ。お礼なんざクリームソーダでも菓子折りでもクリームソーダでもフィギュアでもクリームソーダでもなんでもいい。つーか別に、無理に用意しなくてもいい」
春香「>>41」
それじゃ、今度クリームソーダとお菓子作りますので、私の家に遊びに来てください。
春香「それじゃ、今度クリームソーダとお菓子作りますので、私の家に遊びに来てください。」
冬馬「えっ…天海の家に?」
春香「はい、その時に、天ヶ瀬さんに私の力作を振る舞いますから。あ、あと春香でいいですよ」
冬馬「あ、じゃあ俺のことも冬馬でいいっつーか、タメ口でいいけど…ってか、あま…春香お前、さっきまで冗談でもあんなこと言ってた男を部屋に上げていいのか…?警戒心が薄いっつーかなんつーか…」
春香「あー、だったら別に来なくてもいいけど?でもその場合、持ち歩けるお菓子はともかく、冬馬くんが大好きっていうクリームソーダはなくなっちゃうだろうな~」
冬馬「待て!やっぱ行く!ってかタメ口への移行スムーズだなオイ!」
春香「ふふっ、なーんてね。さっきの仕返し♪」(べー
冬馬「なっ…!ちっ…」
春香「それじゃあ、お互いにスケジュール空いてる日を把握出来るように、メアド交換しよっか!」
冬馬「お、おう…」
こうして、父に男手ひとつで育てられ、ファンとは深い関係を持てない俺の携帯に、初めて女のメールアドレスが載った。
このことは翌日、ポーカーフェイスの苦手な俺は表情からすぐにバレてしまい、北斗と翔太にイジり倒されて凄く恥ずかしい思いをした。
ったく、善行をしても、最終的に恥ずかしい目に遭うんだからたまったもんじゃねーな…へへっ…
おしまい
ありがとうございました
一時はどうなるかと思った
もしかしたら6日のうちに春香の家編をやるかもしれません
ではおやすみなさい
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