名探偵‐Toki- 2 (45)

・前スレ落としてしまったので、立て直し

・主人公は園城寺怜ちゃん。かわいい

・内容は咲の原作から大きく外れて探偵推理物っぽい感じの話

・キャラの独自解釈あり

・人が死ぬこともあるため、多少の閲覧注意




前スレ
名探偵 怜-Toki-
名探偵 怜-Toki- - SSまとめ速報
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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1428238330

これまでのファイル

 
ファイル0 プロローグ     前スレ>>6->>14
ファイル1 心の鍵       前スレ>>15->>54
ファイル2 名門の陰      前スレ>>63->>117
ファイル3 当りを引くな    前スレ>>133->>169  
ファイル4 温泉宿にて     前スレ>>177->>392
ファイル5 松実玄の入門試験  前スレ>>425->>597
ファイル6 銭湯とフルーツ牛乳 前スレ>>626->>724

ファイル7 荒川病院殺人事件  前スレ>>775->>849

番外編 松実玄の一日一題思考トレーニング
問題:前スレ>>823 解答:前スレ>>875->>888



現在ファイル7の途中で止まってしまっています。

興味を持たれた方は、前スレを読んでいただければ幸いです。

<簡単な登場人物紹介>


【園城寺 怜(おんじょうじ とき)】 
職業:探偵 西地区の探偵
主人公。事情があって少しお金に執着がある。やや病弱。あまり活発には動かず、動けない。
基本的に手先は不器用で絵が壊滅的に下手くそ。頭の回転は非常に早い。
無精癖があり、物事に無頓着なことも多い、トマトが大嫌い。
備考:人の心理を読み、言動の矛盾を考察しながら犯人を推測する。プロファイル型。推理も得意。


【松実 玄(まつみ くろ)】 職業:元旅館料理長、現探偵見習
阿知賀女子学院を中退して、旅館の業務に従事。今は怜にあこがれて、探偵を目指すように。
『一日一題、思考トレーニング』で特訓の日々。


【清水谷 竜華(しみずだに りゅうか)】 
職業:フラワーショップ店員(自営)
怜の幼なじみ1 
ファイル2で初登場、病弱な怜を心配している。よく世話を焼き、探偵業を助けてくれる。風越の美穂子と仲良し。


【江口セーラ(えぐち せーら)】 
職業:運送業(トラック)
怜の幼なじみ2 
ファイル3で初登場、力持ち。竜華と怜とは腐れ縁。考えることは苦手。


【二条 泉(にじょう いずみ)】   
職業:学生 バイト先 遊園地、旅行会社などなど
怜の後輩1 
ファイル5で初登場。少しおっちょこちょいで、負けん気が強い。でも基本的に、いい子。怜の独特の考え方に惹かれている。


【船久保浩子(ふなくぼ ひろこ)】 
職業:鑑識見習い
怜の後輩2 
ファイル7で初登場、冷静、やや毒舌、頭脳明晰。怜の思考能力の高さを、尊敬している。
玄と同い年。鑑識の勉強で東地区に出向中


【宮永 咲(みやなが さき)】
職業:学生
ファイル1で初登場、File5で再登場。殺人の容疑で誤認逮捕されるところを怜に助けられる。
何か悩みをもっているようだ。


【荒川 憩(あらかわ けい)】  
職業:荒川病院の現院長。父からその座を先日引き継いだばかりの、若きエース。
ファイル7で初登場。怜とは、子供のころからの長い付き合い。


【弘世 菫(ひろせ すみれ)】
職業:刑事
ファイル1で初登場。何かと怜と事件現場で遭遇する。当初は怜を邪魔者扱いしていたが…… 

おお!帰って来てくれて本当に嬉しい。
頑張ってー


前スレ>>871の続きから



よく憩はウチの考えとることを、見透かすように当ててくる。

ウチが分かりやすいんか、憩が鋭いんか……どっちやろかな。

きっとこうやって患者さんの悩みとか不安をさりげなく汲み取ってあげて

信頼関係を築いていくんやろな。竜華も得意やろなぁ。



憩「でもそうやなぁ……せっかくやし、ちょっと怜ちゃん」

怜「?」

憩「隣の子たちにあいさついこっか」



 *



改めて説明することやないけど、二階は入院患者の部屋になってて

201、202、203号室に分かれとる。ちなみにウチは真ん中の202号室。

まず憩は、奥の203に案内してくれた。



憩「ひなちゃーん。入るで~~」

怜「失礼します」

ひな「………」



部屋の表札?みたいなんには、「山谷ひな」と書かれとる。

ずいぶんと小さい子や。小学生やろなたぶん。


憩「ひなちゃん、この人はな、園城寺さんいう人や。今日から隣に入るんよー」

ひな「……」

憩「調子はどうですかー 今日は天気もいいから、ちょっと外でますー?」

ひな「……」



山谷さんは、憩が入ってきた瞬間笑顔を見せて駆け寄ろうとしたみたいやったけど

ウチを見ると少し警戒したんか、顔を濁らせて距離を取った。

憩の言葉には無視をするでも、言葉で反応するでもなく、小さく二回頷いた。

ウチはどう返せばいいか分からず、とりあえず軽く会釈をした。



憩「そうやひなちゃん、ぬいぐるみ持ってきたで~」

ひな「!!!!」



かわいい、クマのぬいぐるみやった。憩がいうや否や、飛びついて、頬ずりをした。

顔を思いっきりその顔に押し付けて、それはもう堪能してます、いう感じやった。


怜「あのぬいぐるみ好きなんやな」

憩「そやでー あれはあの子のお気に入りで、抱き着いてはすぐボロボロにするから、よく洗濯するんやで」

怜「そうなんや」

憩「この後、洗濯するんやけど、その前にと思ってな」

怜「もう同じぬいぐるみたくさんストックしといた方がええんちゃうか」

憩「あはは、違いないな~」


憩「それじゃあ、次はこっちな」

怜「201な。こっちは高校生やんな」



こういう時、竜華かセーラがおってくれたらラクなんやけどな

ま、しゃーない。ウチはウチや。


もこ「………誰」

憩「202に検査入院してる、園城寺怜さんですよーぅ」

怜「こんにちは」

もこ「………」

怜(なんか、顔中に包帯巻いてるのはなんやろか)

憩「調子はどうですかー」

もこ「可もなく不可もなく……いつこの闇は消えていくの」

憩「もこちゃんの未来は明るいで~ この荒川憩にお任せあれ、ってな」



そういえば、いっつも玄の口癖で、お任せあれ、ってあったな。

そのあと大抵大失敗していつもセーラとかにいじられてるけど……

『お任せあれ、やったっけ~? 任せられへんなぁ……』

とかよく言われてて涙目になってるさかいな。


もこ「……生まれたのはいつ」

怜「○○年や」

もこ「………上」

怜「ウチが先輩かな、どっちにしろよろしゅう」

憩「はいはい、なんとウチはちょうど二人の年齢の相中(あいなか)で~す。園城寺さんとは、愛中で~す」

怜「……荒川憩とかけまして、ブームが過ぎ去りかけている芸人と説きます」

憩「その心は?」

怜「どちらもクソつまらないでしょう」

憩「ひどっっ!!!!、てかなぞかけになってないやん!!」

怜「賞味期限まであと少しでしょう」

憩「今度は成立してるけどやっぱりひどい! 怜ちゃんウチより年上やで?!」

怜「どちらも相方にめぐまれないでしょう」

憩「うまい!! 恵まれてないウチ!! けどそれでええんか怜ちゃん!!」

もこ「………ふふ」



片目に包帯をしとる対木さんは、口元でクスクスと笑って、愉快そうに下を向いた。

なんだかツボに入ってしまったみたいやった。

憩が、ウチにウインクをしてるのが、横目で分かった。



憩「ってなことで、よろしくな~」

もこ「……承知した」

怜「それじゃあ、失礼します」





憩「……と、まあこんな感じやな」

怜「どうも」

憩「二人ともかわええやろ~? ウチのお気に入りやねん!」

怜「お気に入りて、患者さんやで」

憩「そんなの関係ないんや。可愛いもんは、可愛いんや」

憩「どんな患者さんも、自分の子供みたいに可愛くてなぁ……もう退院せんといて、と思ってまうくらい!」

憩「さすがに今の冗談やけどなー あはは」


その憩の笑顔に、つい自分もつられて笑ってしまう。

身体の奥の方が温かくなって、なんとなく玄のことを思い出した。


怜「……」

憩「怜ちゃん?」

怜「いや、そういうもんなんやなぁと思って」

憩「あ、もしかして嫉妬しとるん?」

怜「いやいや、ちゃうちゃう」

憩「それにしても怜ちゃん相変わらずおもろいなぁ。さっきは思わず熱くなって漫才してしもうた」

怜「よくあんなつまらんこと言えるな、思って自然に身体がな」

憩「このコントまだ続いとるん?!」



こんな風に、憩は頻繁にウチをフォローしてくれる。しかも嫌味なく。

竜華やセーラたちとはまた、違った気遣いのできる人間や。



それから、その日の検査に移った。無事検査は終わって、そしていつも通りに日が暮れて。

あっという間に一日が終わっとった。

今日はここまでやで

>>5 待っててくれてほんとありがとう
頑張って書くぜ

それじゃあおやすみっす

乙です

まってたでー


 *


二日目、いつもより早く目が覚めた。

部屋に戻って落ち着いたら、看護師さんの一人が入ってきた。



「おはよう。体調はどうかな?」

怜「おはようございます。まあまあです」

「お熱測るからねー お水は昨日はどれくらい飲みました?」

怜「500くらいです」



この人は、確か百鬼さんいう看護師で、さっぱりした性格の人やと思う。

メガネにナース服、なんかコスプレみたいや。パッと見は美人やけど、なぜか歯並びが悪いようにも見えた。



【百鬼 藍子(なきり らんこ)】  
職業:荒川病院看護師。


藍子「それじゃあ、今から血圧測ります。今日は血液検査です」

怜「……」



正直、血関連の検査は好きやないけど

まあ、そんなことを言っても始まらへんから

とりあえず、何も考えないことにした。



藍子「どっちかっていうと、嫌な検査だよね。分かるよ」

怜「……」

藍子「でも、園城寺さんだけじゃなくて、他の人も血液検査するんだよ。だから、一緒に頑張ると思って」

怜「ええと」

藍子「ああ、隣の二人ね。ひなちゃんと、もこちゃん。二人とも、体がそんなに強くないんだ」

怜「………」

藍子「園城寺さんのことも、院長から聞いてるよ。院長って言っても、前の院長ね。娘じゃない方」

藍子「身体が弱くて、よくここにいたって聞いてる。入院もしてたんだってね。私は最近勤め始めたから、ここのことはよく知らないけどさ」

怜「そうですか」

藍子「受付の子の方がここ長いと思うよ。絃ちゃん知ってる?」

怜「いえ、受付の方も、ウチが行ってた時の人やないです」

藍子「そっか。まあ、気楽にね」


藍子「あとさ、隣の子たちとさ、話した?」

怜「昨日少しだけ……」

藍子「それぞれ、気を付けてね。園城寺さんは、割と身体が弱い以外は、普通だから言っとくけど」

怜「……?」

藍子「あれ、院長から聞いてない?」

怜「……」

藍子「……新院長が何を考えてるのかは知らないけどさ、こういうのは言っといた方がいいと思うんだよね」



ここでいう新院長とは、憩のことやろな。前の院長さんが、ウチがずっとお世話になっとった憩のお父さんや。

この人妙に、ずけずけした物言いやな、ウチもどっちか言うたらそうやろうけど。



藍子「ひなちゃんはさー しゃべれないんだ。身体が昔から弱くて、親からもロクにしつけられなくて、学校も行ってないんだって」

藍子「それで、しゃべる機会がないこともあって。とにかく声帯の機能が普通の子よりずっと未発達で」

藍子「だから、変に刺激しないであげてね。なんで何もしゃべらないのーとかね。色々とストレスになっちゃうからね」

怜「……」

藍子「それで、もこちゃんだけど、あの子は見えないんだ」

怜「……目、ですか」

藍子「包帯見たでしょ。片目が完全に見えない。それで、もう片方も、ほとんど見えないらしいよ」

怜「……」

藍子「だから、話すときは気を遣ってあげて。歩くときとかも、一緒に歩くときとかはフォローしたりしてね」

藍子「ま、基本的に私らの仕事だから、機会があったら、ってことで」

藍子「覚えておいてね」

怜「……分かりました」



ドアがスライドする音が聞こえて、百鬼さんは外に出ていった。

血液検査の準備をするんやろう。




憩は、そういうことを全くウチに教えんかった。

たぶん、変に気を遣わせたくなかったからやと思う。

それから、すぐに血液検査があって、それが終わってから、ウチは部屋で一人になって。

なんだか無性に二人のことが気になって、気が付けば隣の部屋に向かとった。


@203


怜「………失礼しまーす」

ひな「……!!!!」

怜「と、いや、ごめん、そんな驚かんといて……」



入った瞬間、彼女は飛び上がって、部屋の端っこに移動した。

なんだか、ものすごく申し訳ない気分や。



怜「その………」

ひな「……」



アカン、こういう時なんて声をかけたらいいか分からん。



怜「………………」



なんか、なんか言うんや!



怜「…………にゅ、入院生活は……どうですか」

ひな「…………………………」



自分を殴りたくなった。やっと絞り出した言葉がそれって、小学生相手にこれはない。

すっごく充実してます! って返事が返ってくるとでも? アホか。

沈黙気まずいでー竜華、セーラ、泉、玄、誰でもいいから助けてーな。

まさか帰ってくるとは!エタったときは絶望したが、戻ってきてくれて感動
もっかい1を見てくる


ひな「………………………」

怜「…………」

ひな「…………………」

怜「………け、憩とはな。ごっつう仲ええんや。色々ウチも良くしてもらってな」

ひな「……………」

怜「う、ウチも入院生活はそこそこ長くてな……いや、大変やんな、ほんま」

ひな「…………」

怜「ここの病院の天井のシミとか数えたりしてな……いや、やってまうよな、アレ」

ひな「………」

怜「ところで病院食って、意外とうまいやんな……食事制限かかってる人はアレらしいけど……」

ひな「……」

怜「…」

ひな「…」

怜「……………………失礼しました」



自分のコミュニケーションの才能のなさを悟りつつ、部屋を出ていこうとしたその時

ウチが着とる病院服の裾を、山谷さんが引っ張っとった。

今日はここまでっす

>>23 待っててくれてありがと、なんとか完結したい。
立て直すのどうかと思ったけどこれを機に、他の人にも一スレ目をなんとなく興味持ってくれたらええなーと



やっぱ一章ごとが長くなりつつあるけど、読みにくいやろか
とりあえず今日は寝るぜ、おやすみー

うわあああああ再開めっちゃ嬉しいぃぃいいい


おずおずしながら、ちょっと何かを書いたと思ったら、それをウチに見せてきた。

ひな「『やまたにひなです』」

怜「………あ、う、ウチ、園城寺怜です」

ひな「『あの、おびえちゃって、ごめんなさい……』」

怜「ええよ、なんか急に部屋に来て悪かったし……」

ひな「『おはなしできるひとがいるのは、うれしい』」

怜「じゃ、じゃあなんか話す?」



って言っても、最近のテレビ番組とか知らん……

テレビなんて、ずーーーっと見てなかったし、いやテレビ買う金なんかないってのもあるし

流行っとるお笑いタレントとか知っとけばよかったか、もう遅いな。


怜「その………」

ひな「『おんじょうじさんの、びょういんせいかつは、どうでしたか』」

怜「えっと、そういうんでええの?」

ひな「『うん』」



それから、昔のことを思い出しながら、山谷さんに語った。

途中、ひなでいいですと言われ、どっちが大人やと思いながら

なんとかコミュニケーションできた気がする。


怜「それで、そんとき憩が、ずっこけてなーあとから聞いたらわざとやったらしいんや」

怜「何かとウチを元気づけようとしてくれてな」

ひな「『けいちゃん、わたしもだいすき』」

怜「そういえば、ぬいぐるみも好きやんな」

ひな「!! 『そう!! かわいくて、ほんとうにだいすき!!』」

怜「そっか。それは何よりやな。昨日洗濯する言ってたから、今日には来るんやないかな」

ひな「『やった。うれしいです』」



筆談とはいえ、こうして話してみると……普通の子や。

なんというか、長い病院生活っていう共通点があることもあって、色々と話は弾んでる気がする。


ひな「『……ひも、いつかここでられるかな』」

ひな「『ずーっといろんなところで、おいしゃさんにみてもらったけど』」

ひな「『なおらないっていわれて』」

怜「………ウチだって出られたし、きっと出られる」

怜「大丈夫や、それに憩もおるしな。あいつになおせん病気はないで」

ひな「『うん。そうだよね、ありがとう』」


  
  *



それから、頃合いを見計らって、また話をする約束をして、部屋に戻った。

ひな「『またきてね、ときちゃん!』」

怜「おお、またなー」

ひな「『ときちゃんも、だいすき!』」

怜「………ありがとう」



なんだか、昔の自分を見てるみたいで、胸が張り裂けそうやった。



 *



それから、部屋に戻ろうとしたら……対木さんが廊下を歩いとった。

看護師さんの言葉を思い出しながら、なんとなくついていった。



もこ「………誰」

怜「ウチや。園城寺」

もこ「ああ、あの時の」

怜「どうも、ちょうど部屋に行こうとしとったんや」

もこ「何故?」

怜「…………なんとなしに」

もこ「……トイレに行きたい」

怜「分かった」


 *


@201

もこ「迷惑になった」

怜「いや、そんなこと思ってへんよ」



ウチも散々、いろんな人にトイレに連れて行ってもらったしな、と言いかけてやめた。



怜「………ええと」

もこ「見えないって本当なの?」

怜「え」

もこ「って、聞きたそう」

怜「………」

もこ「ふふ、見えないのに、なんで分かったの、って思ってる」

怜「……その通り」

もこ「だって、このやり取りもう100回以上したから」

もこ「別に、人の心が読めるとかじゃない」

怜「さよか」


もこ「……でも、憩ちゃんから、園城寺さんは探偵だって聞いた。人の心が読めるって」

怜「読めるって、エスパーじゃないけどな……」

もこ「そうだ、私が今、この瞬間何を考えているか、当ててみて」

怜「………タダでは読まんで。そうやな、そこの机に置いてるお見舞いのお菓子、ウチが当てたらもらう」

もこ「変な人……でもいい。当ててみて」

怜「その前に、一つ質問に答えてもらうで」

もこ「?」

怜「分かった。『いったい何の質問やろか』って考えてるやろ」

もこ「………すごい。大正解」

怜「ふふ、ありがたくお菓子はもらっていくで」

もこ「次から、そのやり方使う……ふふ」

怜「ええで、ただし、使ったらそのたびにいくらか手数料として送金してな」



今度こそ、対木さんは大爆笑した。どうやら、彼女の深いツボやったらしい。

これまた、一緒に話す約束をして、病室に戻った。

>>30 あざっす!

今日はここまでおやすみー

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年11月02日 (月) 02:37:57   ID: cu2HlFj5

エタったかー
楽しみにしてたのに残念

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