三橋「八十稲羽だぁ?」(13)
ガタンゴトン ガタンゴトン
回想「みんな知ってると思うが、三橋くんが転校することに…」
ガタンゴトン…ツギァーヤソイナワーヤソイナワー
三橋「zzz」
プシュー ヤソイナァーヤソイナァー
三橋「zzz」スヤーー
ガタンゴトン…ガタンゴトン…
堂島「遅いな…」
三橋「んかっ」
三橋「……どこだここ」
ヤソイナァーヤソイナァー
三橋「なんだ、八十稲羽ってのはど田舎じゃねーか」ふわー
三橋「おっさん遅ーなー。なにやってんだ?」
携帯「すまんが、仕事が入った。迎えは菜々子が行く。場所は…」パカ
三橋「マジかよ」
三橋「……神社ってどこだ?」
鮫川河川敷
三橋「なんかチバラギみてーだな」
雪子「わ、見て千枝、ガイジンさんだよ」
千枝「や、雪子違うから…」
三橋「フンフフーン」キラキラ
完二「………」ジロ
三橋「ふーんふ………」
完二「オイ、なんだテメ」ボカッ
完二「」
三橋「まったく、なんてキョーアクな目ツキのやつだ」プンプン
八十神高校前
三橋「高校に来ちまった」
あい「なんなのよあのセンコーまじうざい」ブツブツ
三橋「あ、ねぇねぇキミ!ここらへんで神社知らない?」
あい「ひっ!え、なに?!」
あい(きっ、キンパツ?!ヤンキー?てか誰?見ない人)
あい「ま、またねー」ぴゅー
三橋「なんだありゃ」
近藤「おい、お前は誰だ!ここでなにしてる!」
三橋「あっ、ドーモ。春からここでお世話になる三橋でーす」ニコニコ
近藤「おお、君が三橋君か!聞いてるぞー。今日は見学にでも来たのか?」
三橋「いやー迷っちゃって、神社を探してるんですケド」
近藤「辰姫神社か? それなら…」
ガソリンスタンド前
三橋「ここらへんって話だったな」
gs店員「キミ、なにかさがしてるの?」らっしゃーせー
三橋「神社がこの辺りにあるって聞いたんだけどよー」.
gs店員「あぁ、それならこのまままっすぐだよ」
gs店員「キミ、高校生? よかったらここでバイトしない?考えといてよ」握手
三橋「へ? あ、おう」アクシュ
三橋「!!」グラッ
三橋(なんだ…?! 急に眩暈が)
gs店員「おっと…大丈夫?」
三橋「お、おう」
完二「あーっ!テメェ!見つけたぞ!」
三橋「あん?」
完二「テメェ、さっきはよくもやってくれたなぁ」
三橋「………」あー…
三橋「知らん」
完二「てオイ!!」
gs店員「ま、まぁまぁ落ち着いて…」
完二「うっせぇ!テメェは引っ込んでろ!」
三橋「てい」ボカッ
完二「」キュー
gs店員「ちょ、それはマズイんじゃ…」9
おばさん「あら…なにかしら?」
おばさん2「あらやだ人が倒れてるわ」ヒソヒソ
何があったのかしら…ヒソヒソざわざわ
gs店員「とりあえずこんなところに転がしとくわけにはいかないし…」よいしょ
三橋「や、やめてくれー!もういいだろ、彼は伸びてるんだぞ!」
gs店員「えっ、おま、そりゃない」
三橋「たっけてー」ピュー
警官「君、ちょっと来てくれるかな」
gs店員「えっ、ちが、えっ」ガチャン
足立「貴志くん、遅いねぇ」
菜々子「迷ってるのかなぁ。やっぱり、迎えに行ったほうがよかったんじゃないかな」
足立「でもゴタゴタしちゃってたしねぇ」
三橋「オオ、神社」
足立「君、三橋貴志くん?だよね?」
三橋「うぃーっす」
足立「や、やぁ遅かったね。僕、堂島さんの代理で来た足立っていうんだけど」
菜々子「あ……」コソッ
足立「はは、照れてるの?んで、こっちは、堂島さんの娘の菜々子ちゃん」
菜々子「は、はじめまst…」
足立「それじゃ、家まで送ってくから、行こか」
自宅
堂島「すまなかったな。急な用事が入ってだな……」
堂島「これからは自分の家だと思って楽に使ってくれ」
三橋「ふむふむむ」ガツガツ
菜々子「すごい食べるね」
堂島「ははは…そうだな。こいつくらいの歳ならこれくらい元気があっていいもんだ」
堂島「まぁなんだ…これから一年、よろしく頼む」
三橋「まはへへほきなはい」ムグムグ
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