ジョジョの奇妙な冒険 燃え尽きろ!!熱戦・烈戦・超激戦 (52)

太平洋の島々をスタンド使いが襲った!!

ジョセフ「太平洋の島々が!?このままでは他の地域まで…!」

(OPは『CHA-LA HEAD-CHA-LA』か『その血の記憶~end of THE world』の好きなほうを思い浮かべてください)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1428150618

このSSはクロスSSであり『もしもジョジョが普通のジャンプ作品みたいに映画化したら』がコンセプトです。

・ジャンプ映画お決まりの本編には組み入れられないパラレルになります
・DB勢(といっても二人しか出ませんが)の実力がジョジョレベル?に落ちています
・少しキャラ崩壊があるかも
・ラスボスのスタンドは使わないよ

―予備校前―
ホリィ「いい?承太郎。面接が始まったら、ちゃんと礼儀正しくするのよ!」

承太郎「ちっ」

珍しくきちんと学ランを着ている承太郎。なぜ彼がらしくない格好でこんな所にいるのか。話はDIOを倒し承太郎達が帰国した頃に遡る

―空条邸―
承太郎『おい!ジジイ!!どういうことだ!?DIOを殺せばお袋は治るんじゃなかったのか!!』ガシッ

ジョセフ『ぐっ・・・ ワシらは…遅すぎたんじゃ…!もうホリィの体はスタンドに蝕まれて…』

承太郎『おふ…くろ…』

ホリィ『承太郎… パパ… お帰りなさい。二人が…無事に帰ってきてくれて…嬉しいわ。ゴホゴホ』

ジョセフ『ホリィ…』

承太郎『ちっ…』

ホリィ『私…もうダメなんでしょ?』

ジョセフ『な、何を言っとるんじゃ。ちょっと風邪を拗らせただけじゃよ』

ホリィ『ううん。私の体のことよ。私が一番良くわかってるわ。ねぇ承太郎、私の最後のお願い…聞いてくれる?』

承太郎『・・・・・・ ああ』

ホリィ『ちゃんと学校に行って…勉強してね。あなたの夢、学者さんだったかしら?必ず叶えるのよ』

承太郎『ああ。約束してやる。これからは予備校にでも入って真面目に勉強するさ』グッ

ホリィ『今の言葉本当?』

承太郎『ああ』

ホリィ『うふ。うふふふふふ』

ジョセフ『うははははは!!言っちまったな!承太郎』

承太郎『な!まさか…てめぇら!!』

ホリィ『その通り!私はもう元気一杯よ!』

ジョセフ『お前を更生させるためにホリィと一芝居打ったんじゃよ!ははははははは』

承太郎『い、今の発言は無効だ!!』

???『おやおや。あんたは一度言ったことを取り下げるような男だったのかい?』

承太郎『ス、スージー婆ちゃん…!!』

ジョセフ『ふふ。もうチェックメイトじゃな。承太郎。ワシには反抗できてもスージーにはできまい』

承太郎『くっ…やれやれだぜ』

承太郎(アヴドゥルとポルナレフが日本に来ているから、会いに行こうと思ったんだがな…)

ホリィ「ほら!承太郎!順番までもう少しよ」

―花見会場―
アヴドゥル「今ァ~私のォ~願いィ事がァ~叶うならばァ~!翼がァ~欲しいィ~♪」

花京院「ず、随分と個性的な歌い方ですね…」

ポルナレフ「ああ!!ムカツク歌い方だぜ!アヴドゥルの野郎~!!」

バババババババババ

ポルナレフ「ヘリコプターだ!」

花京院「言わなくても見りゃわかる」

ヘリコプターから一人の男が降りてくる

ポルナレフ「俺のほうに近づいて来てるな」

コツコツコツ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

???「探しましたぞ!ポルナレフ様」

ポルナレフ「てめぇ・・・スタンド使いだな?」

???「パラガスでございます」

パラガス「新国家ポルナレフの王になって頂きたく…お迎えにあがりました」

ポルナレフ「はぁ?新国家ポルナレフ?」

パラガス「太平洋に浮かぶ島に国を作ったのです。そこの王となりあなたの手で最高の王国を気づきあげようではありませんか!」バァーン!!

ポルナレフ「あのなぁ。いくらなんでもそんな突飛な話に乗るわけねぇだろ」

パラガス「伝説のスタンド使いを倒せるのは…最強のスタンド使いであるポルナレフ王!あなたしかいません」

ポルナレフ「伝説の…スタンド使い?」

パラガス「太平洋の島々をその脅威のパワーで暴れまわっております。このままでは!折角作り上げた新国家も伝説のスタンド使いに…」

ポルナレフ(俺が最強のスタンド使い… あのおっさん、見る目あるじゃねぇか)ニィ

花京院「ポルナレフ!ダメだ!そんな話に乗っては!」

ポルナレフ「パラガス!案内しろ!」

パラガス「あなた方もどうぞ。花京院大臣とアヴドゥル大臣」

アヴドゥル「どうする?花京院?」

花京院「ポルナレフを一人で行かせるのは危険だ。僕らも行きましょう」

パラガス「ではわが国の専用機がある空港までご案内しましょう」

―面接会場―
面接官「それでは承太郎君は普段、学校でどのようなことを…」

ガヤガヤガヤ
「お、お客様!?勝手に入られては・・・」
「うるさい!今は急ぎなんじゃ!」
バタンッ

ジョセフ「承太郎!取り込み中すまんが、すぐにワシと来てくれ!大変なことになったんじゃ!!」

承太郎「ジジイ!」

ホリィ「パパ!今は面接中よ」

ジョセフ「すまんな。ホリィ。これは大事なことでのぉ」

承太郎「何かあったのか?」

ジョセフ「詳しい話は移動しながら話す!」

承太郎「わかったぜ。というわけで邪魔したな」
タタタタタタバタン

面接官「・・・・・・・」

ホリィ「もう!」

―SPW財団飛行機―
承太郎「なんだと!?太平洋の島をスタンド使いがッ!?」

ジョセフ「断言はできん!じゃが、軍隊の攻撃がほとんど通じなかったという話もある」

承太郎「スタンド使いはスタンドでしか倒せない。現代兵器がきかないとなるとスタンド使いの可能性は十分にあるな」

ジョセフ「うむ。それでワシらで調査に向かおうというわけじゃ。どの政府も公にはしてくれんからのぅ」

承太郎「やれやれ。どうやらこっちはこっちで大変なことになりそうだ」

新国家に着いたポルナレフ達は車で高台に立つポルナレフ城に向かっていた

パラガス「スタンド使いは優れた才能を持ちながら、その力を隠す者や悪の道に進む者など世界から外れた位置にいます。私はかねてよりスタンドの力を使って世界を平和にしたいと思っていました。」

ポルナレフ「で、最強のスタンド使いである俺様を王に迎えてその第一歩にしようってわけか…」

パラガス「その通りでございます。私の悲願はもうすぐ達成されるのです…」

「「「「「「ポルナレフ王!ばんざああああい!!」」」」」」ドドォーン!!

パラガス「世界中から集めた我々の考えに賛同してくれたものが貴方の従僕としてお待ちしておりました」

ポルナレフ「ん?」

ポルナレフが見た先に立っていたのは細身で長身の男だった

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

パラガス「息子です。なんなりとお使いください」

息子「ブロリー…です…」

ポルナレフ「てめぇもスタンド使いなのか?」

ブロリー「はい」

タタタタタタタタタタタタタタ
兵士「申し上げます!トトカマ島にスタンド使いが現れました!!」

ポルナレフ「何ィ!?よし!早速スタンド使いを征伐しに行ってやるぜ!ブロリー!後に続け!」

アヴドゥル「待つんだ!ポルナレフ!もっと情報を集めてからでも」

ポルナレフ「大丈夫だって。俺達より強いスタンド使いなんかもういるわけねぇだろ。じゃあな!」
コツコツコツコツ

アヴドゥル「はあ。一人で先走る性格はまったく治っとらんな」

花京院「アヴドゥルさん。とりあえず僕らはこの島を調査してみましょう」

花京院「伝説のスタンド使いなんていると思いますか?ポルナレフは信じていますが、明らかに話が出来すぎです」

アヴドゥル「私もそう思う」

花京院「!! 見てください。アヴドゥルさん!この島は森と岩場だらけで建物と呼べそうなものは宮殿周辺にしかありません」

アヴドゥル「しかし何もなさそうな島ではあるが、パラガスの持ち物だ。それにこれほどの宮殿建てている。一体どれほどの資産家なんだ…?」

花京院「あそこに工事現場のようなものがあります。行ってみましょう!」

―工事現場―

アヴドゥル「働かされているのはどこかの部族の人たちのようだな…」

老人「ごほごほ」バタッ

子供「じいちゃん!」

花京院「大丈夫ですか?」

子供「あ!お、俺達サボってるわけじゃねぇぞ。じいちゃんの具合が悪くて」

花京院「安心してください。僕達は見張りでもなんでもないですから。しかし、街を作るにしては工事が前時代的すぎるな」

子供「そんなこと知るか。俺達はスタンド使いに島を荒され、ここに連れて来られたんだ…!スタンド使いなんて宇宙の悪魔さ!」

キイイイイイイン!!ドドドドドドドド!!ドガシャン!!

アヴドゥル「ひ、飛行機が墜落したぞ!!まさか、あの飛行機に乗っているのは!!」

花京院「行ってみましょう!」

花京院とアヴドゥルは生存ルートってことでいい?

???「イテテ。えらい目にあったのぅ。森があって助かったわい」

???「てめぇとは二度と飛行機には乗らねぇ」

アヴドゥル「ジョースターさん!承太郎!」

ジョセフ「アヴドゥルに花京院!?どうしてここに?」

四人に近づくパラガス

パラガス「よく来たな!ジョセフ・ジョースター!空条承太郎!」

承太郎「なんだてめぇは?」

パラガス「詳しい話は食事でもしながらするといい」

>>15
そうなりますね
劇場版風なので

豪勢な料理が食卓に並べられている
パラガス「ではごゆっくり」

バタンッ

承太郎達はお腹をすかした子供達も食卓に連れてきていた。彼らはとなりのシャモ島からやってきたシャモ族という少数民族だった

花京院「君達を襲ったのはあのパラガスかい?」

シャモ「違うよ」

ジョセフ「となるとパラガスの息子のブロリーとやらかのぅ?」

アヴドゥル「わかりません。しかし雰囲気から察するに軍隊を滅ぼすような力があるようには見えませんが…」

承太郎「・・・・・・・」

どこかの部屋でたたずむパラガス。その背後に浮かび上がる人型のビジョン。その右腕にはパネルのようなものがついていた
パラガス「いいぞ。あと少しだ。おと少しでグモリー火山が…!フハアハハハハハハ!!」

そこに近づく一人の兵士
兵士「ま、まさか…!」

パラガス「モア!心配するな。お前はその恐怖を味あわずにすむのだからな!」

モア「はい。世界を支配しても一生懸命に!」

パラガス「勘違いするな!」ドゴォ!!

パラガスの背後のビジョンがモアの心臓を貫く!

モア「うわああああああ」

モア -死亡-

スタンド名―『イナフ・サンダー』
本体―パラガス
破壊力B スピードB 射程距離E 持続力A 精密動作性C 成長性E
右腕のパネルから未来に起こる天変地異を予測することができる

宮殿内、帰ってきたポルナレフを迎えるパラガス
ポルナレフ「くそ!スタンド使いは影も形もなかった!」

パラガス「ただいま一生懸命行方を調査させております。もう暫くお時間を・・・」

承太郎「ポルナレフ… 久しぶりだな」

ポルナレフ「承太郎じゃねぇか!お前も来たのかよ!」

承太郎「伝説のスタンド使いとやらは見つからなかったみてぇだな…」

ポルナレフ「まあ、最強のスタンド使いである俺が見つけ次第ぶっ殺してやるから、安心しな!」

コツコツコツコツコツコツ

ポルナレフを見送る承太郎、しかし強い視線を感じてその視線の方に振り向く

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

承太郎「てめぇは・・・」

そこに立っていたのはパラガスの息子のブロリーだった

ブロリー「ぐぬぅ!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

パラガス「気を静めろ…ブロリー!」ピピピピピピピ

手の平をかざすパラガス。その手には金色のリングがつけられていた。少しするとブロリーの顔の険しさが取れる

パラガス「戻るぞ。ブロリー…」

そのまま二人は宮殿の奥に消えていった。

承太郎「・・・・・・」

研究室のような部屋で手の平に何かをくくりつけるパラガス。そこに科学者のような男が近づいてきた

科学者「もうよろしいですじゃ。そっと装置をお外しください」

装置を放り投げるパラガス

科学者「うわへへ!パラガス様!そっと外してください!コンピューターがはじき出したデータによりますとリモコンはまったく壊れておりません。貴方様が手のひらをかざせばブロリーのパワーを閉じ込めることも開放することも自由自在ですじゃ」

パラガス「ああそうか(そんなはずはない。先ほどは明らかに反応が遅かった。そもそも私の意志に反してブロリーが気を高めるなど。しかし機械が壊れていないということは、問題はブロリーか・・・)」

部屋を出るパラガス

パラガス「ブロリー… 一体、どうしたと言うんだ・・・!」

パラガス「まさか、承太郎!?ブロリーの闘争本能が承太郎のパワーによって目覚めさせられ、
     コントロールの壁を乗り越え始めているというのか…!?もしそうだとしたら私のこれまでの苦労が・・・」

ブロリーこそ悪魔そのものだった。生まれついてのスタンド能力は成長するにつれて親の私が恐怖するほどに増大し凶暴化していった。私は元SPW財団の科学者にスタンド使いを自在にコントロールする装置を作らせた。とうとう私はブロリーのパワーを操ることによって全世界を支配する力を手に入れたのだ!

苦しむブロリーを遠くから見つめるパラガス

パラガス(このコントローラが正常に作用しているとはすれば、承太郎に会ったことが・・・)

パラガス「確かSPW財団のスパイの話では承太郎とブロリーはアメリカの病院で同じ日に生まれていたはず!承太郎なら!」

病院のベットで寝ている二人の赤ん坊。一人は承太郎、もう一人はブロリー

承太郎『おらぁおらぁおらぁおらぁ!!』

ブロリー『ふ、ふええん』

ナース『あらあら。空条さんのお子さん、泣き声は一等賞ね。パラガスさんのお子さんの負けかしら』

椅子の上で苦しむブロリー

ブロリー「うぐぅぅうぐぐ…」

パラガス「くそぉ!運命の糸がまたここで絡み合ったか。同じ日に生まれ隣り合わせのベッドで寝ていた二人の赤ん坊が…
なんとしてでもブロリーをコントロールしておかねば全世界を破壊しつくしてしまう!」

立ち去るパラガス。なおも苦しむブロリー

ブロリー「んんんんんんん!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

金色のオーラを纏うブロリーが目を見開いた

ブロリー「ジョウタロオオオオオ!!」

専ブラを変えたせいか改行が上手くいかない
読みづらかったらすいません

承太郎達の寝室

何かの気配を感じ取り目覚める承太郎。その判断は正しかった

ブロリー「ヘヤァ!!」

承太郎「な!」

ドゴン

承太郎が寝ていたベッドを拳でへし折るブロリー!その攻撃をギリギリでかわした承太郎

ジョセフ「な、なんじゃ!?て、うわぁ!!」ズシーン

ブロリーが投げ飛ばしたベッドがジョセフに激突

承太郎「てめぇはブロリー!?」

ブロリーはジョセフに目もくれず承太郎に突撃する。そのパワーによって窓の外に押し出されてしまう

―パラガスの寝室―

パラガス「しまった!!」クワッ

コントローラを取り走り出すパラガス

―宮殿外―
承太郎「スタープラチナ!!」

スタープラチナの拳で殴りかかる承太郎!

ブロリー「ヘヤァ!!」ガシッ

承太郎「生身でスタープラチナの拳を弾きやがった!!」

そのまま殴りかかるブロリーの拳を受け止める承太郎

承太郎「なんてパワーだ!とても人間の力とは思えねぇ!オラッ!!」ガシッ

スタープラチナの拳がブロリーを捕らえる!しかし、多少ひるんだ程度だった

承太郎「防御も人間のそれじゃねぇな!(まさか、野郎自身がスタンド化しているのか!?)」

ブロリー「ふふん!!」ポーピー!!

承太郎「奴の右腕に光が集まってやがる!?しかもそれをボール状にして打ち込んできやがった!?(二発はかわせるが、あと一発は弾くしかねぇ!)」シュシュガシッ

ドドドガーン!!

承太郎(あの気弾、地面に着弾すると大した威力じゃあねぇが、爆発するようだな… 腕で弾く時は気弾全体に触れねぇようにしねぇとな…!)

シュゥゥシュゥゥシュゥゥ

承太郎「野郎!!浮いてやがる!」

ブロリー「ジョウタロオオ!!」シュバッ

承太郎「オラァ!」ガシィッ!!

ブロリーを蹴り飛ばす承太郎。ブロリーの口から血が一筋流れる

ブロリー「ふん」ペロリ

承太郎「気味の悪い野郎だぜ…!」

再びブロリーの腕に光が集まる。しかし先ほどの比ではない。ブロリーが腕を振りかざすと大量の気弾が飛び出す!!

ピュンピュンピュンピュン

承太郎「こいつは…まずいぜ!」

ギリギリかわす承太郎。着弾した気弾が背後の森を焼き尽くす

承太郎「やはり…!てめぇが…」

ブロリー「うえやあああああああああ!!」ドドドドドドドドド

???「やめろ!ブロリー!!」ピピピピピピピピピ

承太郎「パラガス…」

パラガス「やめろ!ブロリー!やめるんだ!!やめろおおお!!
       (このままでは誰もブロリーを止めることができなくなってしまう!)」ピピピピピピピ

シュッ

承太郎(顔から険しさが消えた。纏っていたオーラもなくなりやがった)

パラガス「ブロリー。宮殿に戻るんだ」

承太郎(奴が…ブロリーがシャモ島で暴れたスタンド使いだ!間違いねぇ。深追いするよりもジジイ達に知らせたほうがいいな)

―次の日―
宮殿の外に出て移動するポルナレフとブロリー

パラガス「ポルナレフ王!お待ちください!明日までお待ちください!
       (グモリー火山が噴火するまでなんとしてもポルナレフをここに釘付けにしておかねば)」

パラガス「明日になれば伝説のスタンド使いの居場所がわかるはずです!」

ポルナレフ「でもよぉー。ここでじっとしとく必要もねぇだろ。ちょっと辺りの島を探索してくるだけだって」

ブロリー「ぐぐぐぐぐぐ。ジョータロー…!?」

ポルナレフ「へ?」

承太郎「ポルナレフ。出かける必要はねぇ。伝説のスタンド使いはここにいるんだ」

ポルナレフ「なんだって!?」キョロキョロ

承太郎「パラガス!ポルナレフに教えてやれ!ブロリーがそのスタンド使いだとな!」バァーン

パラガス「め、滅相もございません。私より力の劣るブロリーが伝説のスタンド使いだなどと。
      ポルナレフ王!ささ、宮殿にお戻りを」

???「ポルナレフ!嘘だ!」

ポルナレフ「アヴドゥル!」

アヴドゥル「ポルナレフを王に迎えて平和国家を樹立するなんて全て嘘だ!
       この島の建物は皆、スタンド使いに襲われた島の住人を無理矢理働かせて立てたものなのだ!!」

そこにシャモ族を連れた花京院とジョセフが現われる

シャモ族の少年「あいつだ!あの長身の男だ!俺達の島で暴れたのは!!」バァーン

ポルナレフ「騙しやがったな!パラガス!!」

パラガス「やっと能天気なお前でも飲み込めたようだな!全てはお前の仲間の言うとおりだ!こんななんでもない島には何の未練もない。
      火山が噴火すると我がスタンドによりわかったからこそ、この島を利用したのだ!」

ジョセフ「火山・・・じゃと・・・!?」

パラガス「俺の目的は世界征服なのだからなぁ!うわはははは!!その目的の最大の弊害はスタンド使いである貴様らだ!
そのためにこんな宮殿を作らせてお前達をここまで呼び寄せたのだ!」

パラガス「ポルナレフ国の王などと、調子に乗っていたお前の姿はお笑いだったぜ!」

アヴドゥル「確かにな」

花京院「同感ですね」

承太郎「まったくだぜ」

ジョセフ「呆れてものも言えんわい」

ポルナレフ「う、うるせぇ(汗)」

パラガス「お前らをこの新国家ポルナレフと共に葬りさり、俺達の敵は最早一人もおらん!全世界をわけなく支配できる!
俺とブロリーの帝国は永遠に不滅というわけだ!!」

ブロリー「承太郎!ジョータロー!!」ドドドドドドドド

アヴドゥル「あれが!承太郎の言っていた黄金のオーラか!」

ポルナレフ「くそぉ!俺様を舐めやがって!!チャリオッツ!!」ドキューン

カキーン

花京院「チャリオッツの剣でまったく傷がつかない!?」

ジョセフ「やはり全身がスタンド化している様じゃな!」

パラガス「フハハハハハ!!最早噴火など待つ必要はない!!
今のお前のパワーでスタンド使いをこの世から消し去ってしまえい!!」ピ―!!

パラガス(なんだ!?この異常音は!?)

ポルナレフ「チャリオッツ!!」チャキンチャキン

その攻撃はいっさいブロリーには通じなかった

ブロリー「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ポルナレフ(だ、大地が…震えてやがる…)

パラガス「や、やめろブロリー!!それ以上パワーを高めるな!やめろ!ブロリー!落ち着け!!
(コントローラが反応しない!?いや、違う!ブロリーのパワーがコントローラの力を上回っている!?)」

ブロリー「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」ドドドドドドドドドドドドドド

突如!!ブロリーの体が爆裂するように光り出す!!

ドドォオン!!

シュインシュインシュインシュイン

承太郎「筋肉が何倍にも膨れ上がりやがった!!

アヴドゥル「髪もオーラと同じ金色に変化した!」

花京院「あれが奴の本来の力か…!?」

スタンド名―『レジェンダリー・バーニング・ファイト』
本体―ブロリー
破壊力 無限大 スピード 無限大 射程距離A 持続力 無限大 精密動作性E 成長性 無限大
全身をスタンド化させ、自らの身体能力を無限大に高めることができるスタンド。気弾を飛ばす能力や宙に浮く能力も付属される。スタンド以外の攻撃を一切受け付けない。

ポルナレフ「ハァ・・・ハァ・・・伝説の…スタンド使い…」

ブロリー「承太郎…!まずお前から血祭りに上げてやる…!」

承太郎「ち!一旦ここを離れるぞ!」

タタタタタタタタタタタ

アヴドゥル「ポルナレフ!いくぞ!!」

ポルナレフ「伝説の…スタンド使い…」

へたり込んだまま動かないポルナレフ

アヴドゥル「・・・・・」

立ち去るアヴドゥル達とそれを追うブロリー

ポルナレフ「こ、殺される…みんな…殺される… 奴は伝説のスタンド使いなんだ…!」

パラガス「数々のスタンド使いに苦しめられてきたお前だけが、本能的にブロリーの強大さと極悪さを察知できたようだな。だが、もう遅い」

パラガス「ブロリーが俺のコントロールから外れた以上、ブロリーと二人で全世界を支配するという俺の計画は何もかもおしまいだ。
この島は勿論、世界を破壊しつくまでブロリーは収まらない。さあ、死の恐怖を味わいながらブロリーに八つ裂きにされるがいい!」

花京院「承太郎!なぜ逃げているんだ?」

承太郎「近くに一般人がいるところで奴と戦うのは色々と危険だからな!」

ブロリー「ふん」ポーピー

ブロリーの投げ飛ばした気弾があたりの森を焼き払う

ブロリー「ふはははははは!!お前達が戦う意思を見せなければ、俺はこの島を破壊しつくすだけだ!!」

承太郎「ここまでくればいいだろう。スタープラチナ!!」
花京院「ハイエロファントグリーン!!」
ジョセフ「ハーミットパープル!!」
アヴドゥル「マジシャンズレッド!!」
ドーン!!

離れた所から叫ぶポルナレフ

ポルナレフ「やめろ!!勝てるわけがねぇ!!奴は伝説のスタンド使いなんだぞ!!」

パラガス「よく見ろ!地獄へ行ってもこんな面白い殺戮ショーは見られんぞ!」

ブロリーと対峙する承太郎達

ブロリー「ようやく戦う気になったようだが、その程度のスタンドで俺に勝てると思っているのか?」

承太郎「さて、第二ラウンドといくか…」

???「待て!よくも僕らの島を荒してくれたな!」

承太郎「シャモ族のガキ!なんでここに来やがった!?」

ジョセフ「すぐそこにSPW財団の船が来ているはずじゃ!早く立ち去れ!」

ブロリー「シャモ島から連れて来られた奴隷共か…。
いつかは自分達の島に帰りたいと島を眺めていたな…!いつかは帰れるといいな!」

巨大な気弾を飛ばすブロリー

花京院「まずい!!シャモ族の方に!?」

シャモ「え…!?」

キュイイン

アヴドゥル「軌道が変わったぞ!彼らの目の前を通過した後、彼らを狙わず別の場所へ!?」

シャモ「あ、あの先にあるのはシャモ島」



デデーン!!



ジョセフ「島の表面が…森が…消し飛んだ…じゃと!?しかも恐らくあそこには彼らの村が…」

シャモ「あ、あああ…」

ブロリー「ふふふふふはははははははははは!!」

アヴドゥル「あ、悪魔…だ…」

花京院「あんな奴を生かしておいたら、全世界は破壊しつくされてしまう!」

承太郎「シャモ族…さっさとここから消えろ…」

シャモ「う、うん」

タタタタタタタタタ

ブロリー「ヘャッ!!」

ドーン

アヴドゥル「こっちに向かってくるぞ」

ジョセフ「わしが動きを止める!ハーミットパープル!」

ブロリーを縛る茨

ジョセフ「止めておけるのは一瞬じゃぞ!!」

花京院「その間に奴を内部から破壊する!!」シュルルルルル

ブロリー「ふん!!」グイーン

ジョセフ「うお」

茨を掴みジョセフを振り回すブロリー。そのままジョセフを花京院にぶつける

ドグシィン

花京院「バカ…な…」ガクッ

ジョセフ「なん…じゃと…」ガクッ

承太郎「ジジイ!花京院!」

そのまま承太郎に飛び掛るブロリー

承太郎(なんてパワーをしてやがるんだ!スタープラチナの腕のガードでも…防ぎきれねぇ…!)

ブロリー「うぉお!!」

アヴドゥル「承太郎が吹っ飛ばされた!!」

ブロリー「フハハハハハハハ」

アヴドゥル「驚いたぞ!ブロリー。どうやら貴様を普通の方法で倒すのは不可能なようだな。
       だが、相手が悪かったな!C・F・H・S"クロスファイヤーハリケーンスペシャル"」

ボッドゴッ!!

アヴドゥル「終わったな。究極生物でさえもマグマに耐えられなかったと聞く。私の炎の温度はそれ以上だ…!
       生きているはずはない…」

しかしそこにいたのは無傷のブロリーだった

アヴドゥル「バリアーだと!?」

ブロリー「死ぬがいい!!」ポーピー!!

アヴドゥル「ぐわぁッ!」

気弾で吹き飛ばされるアヴドゥル

承太郎「野郎!!」タタタタタタタ

ブロリー「承太郎、戻ってきたかぁ」ポーピー!ポーピー!ポーピー!

気弾で承太郎を滅多打ちにするブロリー

承太郎「てめぇ…しつこいぞ」

ブロリー「とっておきだぁ!!」キュイイイン

ドゴォ

承太郎「く…そ…」ガクッ

ブロリー「はぁはぁ…パワーが高まるぅ…溢れるぅ…」ハァハァ

空中に浮かび上がるブロリー

花京院(今の…言葉…まさか奴は…自分の力を制御…できないのか…)

ブロリー「うおおおおおおおおおおおお!!」

ピュンピュンピュンピュンピュン

全身から気弾を放出しあたりを破壊しつくすブロリー

―SPW財団船―

テニール船長(本物)「これはまずい!この島から離れた方が良さそうだ」

シャモ「でもまだ承太郎さん達が!!」

テニール船長(本物)「一時的に離れるだけだよ。戦いが終わったら彼らも乗せるさ」

ブロリー「はぁはぁはぁ」

辺りを見渡すブロリー。その周りには吹っ飛ばされ気絶した承太郎達が…

ブロリー「ははははははははは!!」

そしてその内に一人に狙いを定める

ブロリー「承太郎のジジイ!!フフフハハハハハハ」ポーピー!!

ジョセフ目掛けて放たれる気弾。しかしその気弾は砂によって防がれた

ブロリー「また一匹…畜生が死にに来たか」

ブロリーの目線の先にいたのは一匹のボストンテリア、イギーだった!

イギー「バウワウ(化け物め…!)」

ブロリー「俺が化け物?違う!俺は悪魔だ!フハハハハハハハハハハ」

イギー「バウ」ガブッ

ジョセフ「ぬおおお!!イ、イギー!!」

イギー『早く波紋とやらで治療しな』

ジョセフ「波紋疾走!」ポワワワワ

ジョセフ「これでなんとか動ける程度には回復したわい。助かったぞ!イギー。お前さんが来てくれなかったらあのまま死んどったぞ」

イギー『あの野郎!こっちのことなんかまるで意識してねぇな。今のうちに他の奴を治療しねぇと』

ジョセフ「承太郎はあっちじゃな!」

グラグラグラグラグラ

パラガス「この地震…噴火の時は近いようだな!ポルナレフ!お前の死の恐怖もその時終わる。ありがたく思え…!」

ブロリーを囲む承太郎達

ブロリー「おとなしく殺されていれば痛い目にあわずにすんだものを!さすがスタンド使いと褒めてやりたいところだ!」

承太郎「スタープラチナ!!」オラオラオラオラオラオラオラオラ

イギー「バウ!!」

シュッシュッシュッシュッ

ジョセフ「二人の攻撃をかわしておる!あの素早い動きを止めねば!隠者の紫!!」

しかし、ブロリーの動きを止めることはできなかった!

ブロリー「はぁ!!」

承太郎「ぐっ!」ガスッ

イギー「アウ!」トグッ

ジョセフ「両腕で二人を吹き飛しおった!!茨も破壊された!!」

ブロリー「フハハハハハハハ」

ジョセフ「お前さんは次に『何をしようと無駄なのだ』と言う!」バァーン

ブロリー「何をしようと無駄なのだ!ハッ!」

ジョセフ「自分の体をよく見てみろ!」

ブロリーの体には糸が巻きつけられていた

ジョセフ「先ほどの茨には糸が巻きついておったのじゃよ。茨はきつく縛ったから破壊できたかもしれんが、ゆるくしておった糸を破壊できんじゃろ!喰らえ!!波紋疾走!!」

アヴドゥル「いまだ!花京院!!C・F・H・S!!」

花京院「エメラルド・スプラッシュ!!」

ドビシッボッ!!

ブロリー「はあああ!!」

ドゴンッ

攻撃をものともせずラリアットで二人を地面に叩きつけた後にバラバラの方向に投げ飛ばすブロリー

ジョセフ「ま、まったく効いておらん」

ブロリー「ヘヤッ!!」ポーピー

ジョセフ「うお!」

ブロリー「波紋と茨でガードしていたのか。抜け目ないジジイだ!」

ブロリーに吹き飛ばされたアヴドゥルはポルナレフの方まで飛ばされていた

ポルナレフ「もうだめだ。おしまいだぁ…」ガクッ

アヴドゥル「ポルナレフ!!何を寝言言っている!不貞腐れている暇があったら戦え!」ガシッ

ポルナレフ「ダメだ!テメーらにはわからねぇのか!」

アヴドゥル「一番勘の鈍いお前が何を言っている!!」

ポルナレフ「みんな!逃げるんだ!勝てるわけがねぇ!!」

アヴドゥル「どこへ逃げても同じだ。奴を倒せねばこの世界は終わりだ!」

ポルナレフ「勝てっこねぇ。やはり伝説のスタンド使いだ…」

アヴドゥル「そこまで性根が腐っていたとは。消えうせろ!!二度と我々の前に現れるな!」

タタタタタタタタタタ

ポルナレフ「・・・・・・」

ジョセフ「隠者の紫&波紋疾走!!」

ブロリー「フン!!そんなものが俺に効くか!!」

拳をジョセフの腹に打ち付けるブロリー

ジョセフ「ぐぉ!!(やはり波紋を受けてもまったく痺れんようじゃな…)」バキッ!ガクッ!

アヴドゥル「マジシャンズ・レ」ガシッ

ブロリー「フフフフフフフフ」

アヴドゥル「マジシャンズレッドが掴まれて…動けん)

イギー「バウウ!!」

花京院「今度は至近距離でくらえ!!エメラルド・スプラッシュ!!」

ブロリーはすかさずアヴドゥルを地面に叩きつける。さらにそのまま逆立ちになり両足を振り回し、二人を吹き飛ばす

花京院「ぐわっ!」

イギー「アウ!!」

ブロリー「ん?」

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ

承太郎がブロリーに向かって走ってくる

ブロリー「承太郎ぅ!!フフ」ポーピーポーピーポーピー

承太郎「(野郎!!何発撃つ気だ!?)少しは手加減しやがれ…」

ブロリー「手加減ってなんだ?」ポーピーポーピーポーピーポーピーホー゚ピーポーピー

承太郎「(なんとか射程までは入ったぞ!DIO戦以来一度も使ってねぇが、やるしかねぇ!) スタープラチナ ザ・ワールド!!」

ドォーン

承太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」ドドドドドドドドドドド

承太郎「時は動き出す」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドド

承太郎「無傷…だと…!?」

ブロリー「なんなんだぁ?今のは?」

承太郎「ふ、やれやれだぜ…」

ブロリー「うおおおおおおお!!」

承太郎を殴り飛ばすブロリー

承太郎「グフッ」バシッ

ポルナレフ「ぐうううう!!うおおおおお!!俺がポルナレフだぁ!!」

タタタタタタタタタタタタタタタタ

アヴドゥル「ポルナレフ!」

ブロリー「ん?」

ポルナレフ「最強のスタンド使いである私、ジャン・ピエール・ポルナレフがお相手しよう!」シャキーン

ブロリー「ふん」

ポルナレフ「ホラホラホラホラホラッァー」シュシュシュシュシュシュ

ブロリーを凄まじい速度で切り刻むポルナレフ。しかし、ブロリーにはまったく効いていない

ポルナレフ「(やはり効かないか。しかし、逆転の秘策を思いついたぜ!)
        チャリオッツ!アーマーテイクオフ!!」ボボボボボボボン

ポルナレフ(いくらが体硬くても、硬くできねぇ所もあるだろ!その目玉とかな!
そこに向かって素早さが急に上がったチャリオッツで攻撃すれば!)

ブロリー「!?」

ポルナレフ「俺の勝ちだ!ブロリー!」

チャリオッツの剣がブロリーの目を捉える!しかし・・・

ブロリー「はああああああああ!!」

ポルナレフ「バ、バリアーだとぉ!?」

怯んだポルナレフにラリアットを喰らわせ、岩盤に叩きつける

ブロリー「もう…終わりか…」

ポルナレフ「ク…ソ…」ガクッ

ブロリー「終わったな。所詮、クズはクズなのだ…!」

ジェット機に近づくパラガス

コツコツコツコツッコツ

パラガス「この島もあと数時間の命だ。コントロールがきかなくなったブロリー、お前は最早俺の足手まといになるだけだ。
かわいそうだが、お前もこの島と共に死ぬのだ」

ジェットに乗り込むパラガス。しかし目の前に映ったその光景に驚愕する

ブロリー「どこへ行くんだ?」

パラガス「お、お前と一緒に…避難する…準備だぁ!!」

ブロリー「一人用のジェットでか?」

ジェットを持ち上げ、押しつぶそうとするブロリー

ブロリー「うおおおおおおおおお!!」

バキバキバキバキバキ

パラガス「じ、自分の子供にィィィィ殺されるとはァァァアアアアア!!ウグワァァァァァ!!」

ブロリー「うぉぉぉぉぉぉぉ」

ジェット機を海に投げ飛ばすブロリー

ブロリー「この俺が火山の噴火くらいで死ぬと思っているのか」

パラガス ―死亡―

コツコツコツコツコツコツコツ

ブロリー「ん?承太郎…」

承太郎(野郎をこのまま生かしとくわけにはいかねぇ!負けるわけにはいかねぇんだ…!)

ブロリー「クズが…まだ生きていたのか…」

承太郎「テメーはこの空条承太郎がじきじきにブチのめす!」バァーン

ブロリー「さあ!!来い!ここがお前の死に場所だ!!」

ジョセフ「じょ、承太郎…!精神エネルギーじゃ!承太郎にエネルギーを送るんじゃ!」

アヴドゥル「え、エネルギー…ですか…?」

ジョセフ「スタンドは精神エネルギーをイメージ化した姿じゃ!
サイズを小さくすることができるように精神エネルギーだけを承太郎に送るようなイメージをすれば…!」

アヴドゥル「承太郎に力を与えることができると?」

ジョセフ「無理かもしれん。しかし、このまま手をこまねいて見ているわけにはいかん!」

花京院「僕らはもう動けません…承太郎に託すしかない…」

ポルナレフ「頼んだぜ!承太郎!」

ブロリー「フンフンフンフンフンフンフンフン」ドドドドドドドドドドド

拳を何度も振りかざし承太郎を岩に押し付ける

承太郎「ぐっ…」

ブロリー「はあああああああ!!」ドグシィンン

拳を大きく振りかざし強力な一撃を承太郎の腹部に打ち付ける

承太郎「く…そ…」

ブロリー「よくがんばったが、とうとう終わりの時が来たようだな!」

ジョセフ「届け!!ワシらのエネルギーよ!!」キュイイイン

承太郎(力が…流れ込んでくる!!)

ブロリー「とどめだ!」

承太郎「オラァ!!」ガシッ

ブロリー「何ィ!?俺の拳を受け止めた!?なんて奴だ…」

ドドドドドドドドドドドドドド

ジョセフ「承太郎…」

アヴドゥル「我々はこれが限界だ…」

花京院「後は君に…託します…」

ポルナレフ「世界を…守ってくれ…」

イギー「ア…ウ…」

ブロリー「ハハハハハハハハ!!雑魚のエネルギーをいくら吸収したとて!この俺を超えることはできぬぅ!!」バァーン

承太郎「どうかな?勝負ってのは…終わってみるまでわからねぇぜ?」

ブロリー「うおおおおおおお!!」

承太郎「オラアアアアアアア!!」

ブロリー「へやッ!!」

シュッ

承太郎「オラァッ!!」

ブロリーの攻撃をかわし、懐に入り込む承太郎

花京院(そうだ!承太郎も気づいているはずだ…!奴は、ブロリーは自分の力を制御できていない暴走状態のようなもの。
そんな状態の奴に僕らのエネルギーを送り込めば!)

承太郎「オラアアアアアアアアア!!」

承太郎の拳がブロリーの腹部にめり込む

ブロリー「ぐお!」ズォ

アヴドゥル「ブロリーの体から…光が…!?」

ポルナレフ「苦しみだしたぞ!?」

ブロリー「ばぁああああかぁあああああなぁああああああ!!」

ドグァン!!

ジョセフ「ブロリーが…爆発した…!?」

承太郎「俺達の精神が…テメーを上回ったようだな・・・」

ブロリー ―死亡―

テニール船長(本物)「おーい!火山が噴火しました!!早く乗ってくださーい!」

タバコに火をつける承太郎

承太郎「ふぅー。スタンド使いってのは、タバコの火を嗅ぐと鼻の上に血管が浮き出るんだ」

テニール船長(本物)「何をわけわからんことを!早く乗って!」

―日本の病院―
ジョセフ「いやー無事日本について良かったわい」

ポルナレフ「ジョースターさんと一緒なのに船が一回も沈まずに日本に着くとはな!驚いたぜ!」

ジョセフ「なんじゃと!?ブロリーにビビリまくっていたくせに何を言っとるんじゃ!」

ポルナレフ「しょ、しょうがねぇだろ!俺は皆と違って繊細なんだよ!」

アヴドゥル「お前が繊細?ハハハハハ!これは傑作だ!」

花京院「まあ、変に綺麗好きな所がありますから、僕は信じますよ」フッ

ポルナレフ「その顔信じてねぇな!だいたいてめーらは!」

イギー「アオオオン!!(やかましい!うおっとしいぜ!お前ら)」

ガシャーン

ジョセフ「ほ、ホリィ…」

ホリィ「ちょっと承太郎!パパ!戻ってきたら知らせてよ!」

承太郎「またうっとおしいのが来やがった…」

???「承太郎!なんだい?その口の聞き方は?」

承太郎「ば、ばあちゃん…!?」

スージー「どうやら、あんたはあたし達との約束を破ったようだね!しかもそれを促したのは…」ジロッ

ジョセフ「し、仕方なかったんじゃ!世界が…のぅ…」

スージー「言い訳無用!さて、どうしてくれようかねぇ…」

ジョセフ「オーマイゴット!!」

承太郎「はぁ…やれやれだぜ…」

日本はのどかな春真っ盛りであった

エンディングテーマ 『バーニング・ファイト-熱戦・烈戦・超激戦-』
ttps://www.youtube.com/watch?v=h9fxxi1F2a0

THE END

前作の終了時にこれからもジョジョSS書くとか言って早半年。漸く少し時間が取れたので専ブラの確認とSSリハビリのつもりで書いてみました。
また半年後くらいに何か上げれたらいいなと思ってますので(復活のDとか)その時はまた読んでくれたら幸いです。

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