モバＰ（以下Ｐ）「あー。もうプロ野球も開幕したしなあ」



友紀「ほら！あるじゃんキャッツの『闘魂こめて』とか」



Ｐ「それは球団歌だろ。それも入れていいのかよ」



友紀「まあ、細かいのは無しで！――で、どこのが好きなの？」



Ｐ「そうだな…。日ハムの陽の応援歌が好きだな」

友紀「はー。中々渋いね。私は村田が好きだな」



Ｐ「やっぱり巨人じゃないか」



渋谷凛（以下凛）「おはようございます。――おはよ。プロデューサー」



Ｐ「お。おはよう」



友紀「凛ちゃんおはよー。――ねえ？凛ちゃんは好きな応援歌なに？」



凛「応援歌？」



Ｐ「おいおい。それじゃ伝わらんだろうが。――プロ野球が先週開幕しただろ？そこで使ってる応援歌のことだよ」

凛「ああ。そういうことね。それならあるよ」



友紀「へえ！何が好きなの？教えて教えて？」



Ｐ「意外だな。凛のことだから『そういうの特にないけど。』って言うかと思ったよ」



凛「まあ、ファンの人たちだって野球好きな人多いでしょ？だから」



友紀「分かるよ。凛ちゃん。私のファンもそういう人が多いから」

Ｐ「それはお前が野球の話しかしないからだろ。この前一緒にやった相手の子はポカンとしてたぞ」



友紀「まあ、そのおかげで勝てたしね。『知識は身を助ける。』ってやつだよ！」



Ｐ「それは絶対に知識じゃない。雑学だ」



凛「話。戻していい？」



Ｐ「ああ。すまん。それで凛はどこが好きなんだ？」



凛「私はね――」

？？？「おはようございまぁす」



Ｐ「おお。まゆじゃないか。おはよう」



佐久間まゆ（以下まゆ）「おはようございまぁす。Ｐさん。相変わらず今日も凛々しいですね」



凛「おはよ。まゆ」



友紀「おはよー。まゆちゃん！今日もかわいいね！」



まゆ「凛ちゃん。友紀さん。おはようございまぁす。三人でどんなお話しをしていたんですか？」



Ｐ「ああ…。それはだな…」

まゆ「なるほど…。プロ野球の応援歌…ですか」



友紀「そうなんだよ！でも、まゆちゃんはそこまでわかるかな？」



凛「結構マニアックな話だしね」



まゆ「まゆも分かりますよぉ。好きな応援歌もあります」



Ｐ「お、そうなのか？じゃあ、教えてくれよ」



凛・まゆ「それは丑男だよ（です）」



Ｐ・友紀「」ﾒｱﾜｾｰ



Ｐ「え？」



凛・まゆ「だから（ですから）、丑男だよ（です）」

Ｐ「丑男？どこのだ？」



友紀「え？もしかして二人はオリックスのファンなの？」



凛・まゆ「いや（いえ）。違うよ（ちがいます）」



Ｐ「じゃあ、なんでその丑男が好きになったんだ？」



凛・まゆ「それは蒼い（紅い）からだよ（です）。」



Ｐ・友紀「そこなの！？」



友紀「合併して応援してたブルーウェーブと近鉄が無くなったからとかじゃなく？」



凛「蒼いからかな。かっこいいよね」



まゆ「紅いからです。まゆの色にぴったりじゃないですかぁ」

凛「オリックスって今のバファローズがずっとじゃないの？」



まゆ「私もずっとあると思ってました」



Ｐ「楽天イーグルスって球団知ってるか？」



凛・まゆ「知ってるよ（知ってます）」



Ｐ説明中…



凛「つまり丑男はブルーウェーブと近鉄バファローズが合併しちゃうから作られたんだ」



まゆ「そう考えると、結構悲しい曲なんですね…」



Ｐ「俺はその丑男って曲は知らないんだけど、どういう歌詞なんだ？」

凛「アカペラでも歌える？」



まゆ「もちろんですよぉ」



まゆが前奏を歌っております。



Ｐ・友紀「！？」



凛「オイオイオイオイオイオイオイ！！」



まゆ「熱き～情熱～赤く染まり～♪」



凛「蒼き稲妻～か～がやく～♪」



凛・まゆ「ここで立ち向え戦士たち。悲しみ乗り越え突き進め」



凛・まゆ「真紅と蒼の魂を炎と燃やして攻めろ」

凛・まゆ「岡田ー！岡田ー！決めたれー！」



凛・まゆ「ここで立ち向え戦士たち――」



Ｐ「分かった！分かったからもうストップ！」



凛「分かってくれた？」



Ｐ「おう。十分すぎるほど伝わったぞ…」



まゆ「Ｐさんも一緒に応援しましょう。きっと楽しいですからぁ…」



Ｐ「え？いや、俺は広島ファンだし…」



？？？「その言葉本当か？」



Ｐ「げ！？」



友紀「巴ちゃん！おはよー！昨日も勝てなかったね(笑)」

村上巴（以下巴）「う、うるさい！エルドレッドとロサリオがいないから打ち勝てんだけじゃ！」



巴「それよかＰ。お前は広島カープが好きだとは初耳じゃ！どんな応援歌が好きか聞かせてもらおうかの？」



Ｐ「え？えーっと…。スクワット応援？」



巴「」



Ｐ「いや、ほら、黒田が帰ってきたじゃん…。だから…」



巴「Ｐ！今から広島行ってカープの歴史を一から学びに行くぞぉ！」



Ｐ「やめろぉ！俺は日ハムのファンなんだー！」



？？？「本当ですかぁ？」



友紀「ど、どこから聞こえるの！？」

Ｐ「森久保！お前いつから机の下に！？」



森久保乃々(以下森久保)「ずっといましたよ…。でも、盛り上がってきて出るに出れなくて…。あぅ…」



森久保「Ｐさん。日ハムファンだったんですね…。初耳です…」



Ｐ「お、お前は神奈川出身だろ？どうして星じゃないんだ？」



森久保「出身地イコールその球団のファンとか、むーりぃー…。森久保は北の広い大地でのんびり冬眠したいからです…」



Ｐ「それはお前の願望だろうがぁ！日ハムファン関係ないだろ！」



森久保「それが関係あるんですよ…。日ハムには『北の国から』の応援歌があるんです。子守唄にはピッタリです…。もちろん原曲ですけど…」



Ｐ「そ、そうなのか…」



森久保「Ｐさんは陽選手の応援歌が好きって言ってましたけど、他にはどんなのが好きですか…？静かにこそっと教えてください…」



Ｐ「え？稲葉選手。稲葉ジャンプしてみたいよな」

森久保「」



Ｐ「どうした森久保？何でそんなに固まるんだ？」



森久保「リスのように眠っていたい森久保を…。揺すって起こそうとする人とはむーりぃー…」ｺﾞｿｺﾞｿ



Ｐ「こら！机の下に隠れるな！」



巴「お前は広島でカープの歴史ツアーに行くんじゃろが！！」



凛「そんな事より、バファローズの夏の陣のイベント取ってよ。今年も青のイベントなんでしょ？」



まゆ「５月の大阪クラシックは真紅の魂の近鉄ユニフォームで試合なんですから、こっちも当然、ですよねえ？」



森久保「北の大地でのんびりしましょうよ…。焦ることないですから…」



友紀「えー。みんなずるい！プロデューサー！私とも行こうよ！」



ﾜｰﾜｰ!ｷﾞｬｰｷﾞｬｰ!



千川ちひろ「プロデューサーさん?いい加減仕事始めてもらえませんかね？」



おわれ