雪歩「穴を掘って、>>2ますぅ!」 (87)
ドリリリリ!
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ドリリリリ!
雪歩「地中を掘っていけば、海を泳がなくても海外に行けちゃいますぅ!」
ドリリリリ!
雪歩「でも……なんだか暑くなってきました……」
ドリリリリ!
雪歩「もはや……暑いというか……熱いですぅーーーーッ!」
ドガガガガガガガ!
雪歩「インフェルノォーーーーッ!!!」
ズボッ!
雪歩「はぁはぁ……何とか、海外に着きましたぁ」
雪歩「ここは……【安価下】みたいですね……」
雪歩「あっちの方の国ですぅ……あっ……人が来ました……!」
あっちの国の人「ホンヤルチョッパソヤ!」
雪歩「ひぃいい……何て言ってるかわかりませぇん!」
あっちの国の人「ヨグンチルパッソヤカ!」
雪歩「だ、誰かぁーーーー!」
雪歩「ううん、駄目だ……私……自分でなんとかしなきゃ!」
雪歩「穴を掘って、【安価下】しなきゃ!」
雪歩「ハイ! ハイ! ハイーーーーッ!」
ドリリリリ!
雪歩「ついにできました! これで、スコップを使わなくても穴を掘れるようになるはずですぅ!」
雪歩「この人差指に全てを賭けます……!」
雪歩「奥義……爆砕点穴!!!」
ドッゴォーーーーン!
雪歩「や、やったぁ!」
雪歩「これで、もし入国審査で愛用スコップを没収されても、大丈夫ですぅ!」
雪歩「安心して、飛行機で海外旅行ができるようになりましたぁ!」
雪歩「今日は何しようかなぁ……」
雪歩「そうだ! 穴を掘って、【安価下】ますぅ!」
雪歩「安価連取りはノーサンキューでお願いですぅ……」
雪歩「穴を掘って、【安価下】ますぅ……」
プッシャァァアアアア!
雪歩「温泉が沸いちゃいましたぁ!」
伊織「こらぁ! 人の家の庭で何やってんのよぉーーーーッ!」
雪歩「あれ……伊織ちゃんいたんですか?」
伊織「私の家の庭だって言ってるでしょうが!」
雪歩「4:6でいいですからぁ!」
伊織「4:6って何よ!?」
雪歩「もちろん、温泉宿の収益ですぅ! 伊織ちゃんが4で、私が6ですぅ!」
伊織「何で、私が4なのよッ! ていうか、許可しないわよ! 早く埋めなさいッ!」
雪歩「グスッ……わ、私はただ……」
伊織「ちょ、ちょっと! どうしたのよ!?」
雪歩「765プロのみんな……伊織ちゃんとゆっくり温泉に浸かりたいだけだったのぃ!」
伊織「ええっ……!?」
雪歩「でも、いいんだ……伊織ちゃんは駄目駄目な私とは……温泉には入ってくれないもんね……」
伊織「ッ~~~~!」
伊織「わ、分かったわよ! お父様に頼んであげるわよッ! これでいいんでしょ!?」
雪歩「伊織ちゃん……ありがとう!」
ガバッ!
伊織「こ、こらっ! 離れなさいよね! まったく……///」
雪歩(ちょろりんですぅ!)
雪歩「今日のスケジュールは……穴を掘って、【安価下】ますぅ!」
カキーン! カキーン!
雪歩「カテキンですぅ!」
雪歩「……」
雪歩「これで81個目のカテキンですぅ……」
雪歩「才能ないのかなぁ……私……」
カキーン! カキーン!
やよい「あーーーーっ!」
雪歩「やよいちゃん!?」
やよい「やりましたーーーー!」
雪歩「もしかして、四条家の埋蔵金を!?」
やよい「じゃーん!」
やよい「いい土ですーーーー!」
雪歩「えっ……」
やよい「これは、とーーーーってもいい土です! 長介達も喜ぶはずです!」
雪歩「ふふっ……」
やよい「どうしたんですか?」
雪歩「やよいちゃんの誕生日プレゼントに、埋蔵金を掘ろうとしたんだけど……やよいちゃんにはそっちの方がいいみたいだね!」
やよい「はわわ! そうだったんですか! でも、ありがとうございます!」ガルーン
雪歩「あーあ、ちょっと疲れちゃったね……」
ザクッ……カキーン!
雪歩「こ、これは……埋蔵金!?」
やよい「ど、どうしましょう……!?」
雪歩「やよいちゃん……」
やよい「は、はいっ!」
雪歩「1:9でいいかな? 1がやよいちゃんね……!」
やよい「……」
雪歩「はぁ~あ、四条家の私有地だったんで……後でバレて大目玉くらっちゃいましたぁ……」
雪歩「こんな駄目駄目な私は……穴を掘って、【安価下】ますぅ!」
ザクッ……カキーン!
雪歩「さっそく、見つかりましたぁ!」
律子「あぁぁああああ! 駄目よ! そんなに強く掘ったら!」
ボロッ……
雪歩「あぁッ! 崩れちゃいましたぁ……」
律子「言わんこっちゃない……もっと優しく掘らないと……」
雪歩「奥が深いんですね……穴掘りって……」
律子「そ、そぉ?」
雪歩「まさか、同じ765プロのメンバーに教わるとは思いませんでした! ありがとうございます!」
律子「別に大した事言ってないけど……て、照れるわね///」
雪歩「やさーしく……やさーしく……」
サクッ
雪歩「ていねいに……ていねいに……」
サクリ
雪歩「じわじわと……じわじわと……」
律子「雪歩……?」
サクサク
雪歩「怨念を込めて……怨念を込めて……」
律子「雪歩ーーーーッ!?」
サクサクサクサク!
雪歩「もう、無理ですぅーーーーッ!」
ドリリリリィィイイイイ!
雪歩「私の穴掘りは『剛』の穴掘り! 『柔』の穴掘りなんて反吐が出ますぅーーーーッ!」
ドリリリリィィイイイイ!
律子「貴重な化石群がぁーーーーッ!? あばばばば……」ガクリッ
雪歩「やってしまいました……この前の収録のせいで、仕事が一気に減りましたぁ……」
雪歩「でも、悩んでも仕方ないですぅ!」
雪歩「穴を掘って、【安価下】しよーっと!」
雪歩「やっぱり悩むべきですよね……こんな駄目駄目な私……引き篭もりますぅ……」
ヒューーーーン
雪歩「何だろう……この音……? 上から聞こえる……」
ドスン!
【安価下】「あんぎゃっ!?」
雪歩「きゃぁ!」
雪歩「真ちゃん!?」
真「ゆ、雪歩!? 心配したんだぞ! こんな所にいたなんて……!」
雪歩「ごめんね……怪我してない?」
真「ボクは大丈夫だけど……それより、雪歩こそ三日間も穴の中にいたのかい!?」
雪歩「う、うん……」
真「お風呂は? 雪歩はアイドル……キラキラの女の子なんだよ!?」
雪歩「あぅぅ……」
真「いや、それより……ご飯は!? 大丈夫なの!? まさか、栄養失調で動けなくなっていたとか!?」
雪歩「ううん……私は土からエネルギーを吸収できるの……だから平気だよ!」
真「そ、そうなの!? 頭が痛い……ボクが平気じゃないや……!」
真「!」
真「ト、トイレは!? おトイレはどうしてるのさッ!?」
雪歩「えぇッ……それは……!」
真「ま、まさか……」
チャプッ
真「ボクが浸ってる水溜まりは……ッ!」
チャプチャプ
雪歩「……」
真「……」
雪歩「もー! やだなぁ! 真ちゃんたら! アイドルがおトイレに行く訳がないゾ☆」
真「きゃるるーん! そうだよねー! まこりんのうっかりさん!」
真「……」
真「まっこまこりーーーーーーーーん!!!」
雪歩「この前は真ちゃんに迷惑かけちゃったなぁ……最近たまに遠い目をしているし……」
雪歩「穴を掘って、【安価下】しますか!」
ドリリリリ!
雪歩「うんしょ! うんしょ!」
プッシャァァアアアア!
雪歩「また温泉ですぅ……やっぱり私は駄目駄目なんじゃ……」
雪歩「ううん……諦めちゃ駄目! 一発当てて、毎日焼き肉食べるんだ!」
ドリリリリ!
プッシャァァアアアア!
雪歩「く、黒い! 石油だぁ! 石油を当てちゃいましたぁ!」
ウジュルウジュル
雪歩「あれ……でも、何か妙ですぅ……生き物みたいで……」
ミニ社長「「「ティン!」」」
雪歩「ち、ちっさい社長がいっぱいですぅ!? 石油じゃありません!」
ミニ社長「「「うむ!」」」
雪歩「ミニ社長が……集合していってますぅ……」
ミニ社長「「「がったーい!」」」
パァァアアアア!
社長「ティンときた!」サッサッサ
雪歩「合体してどっか行っちゃいましたぁ……」
雪歩「あれが社長の正体だったんですね……」
雪歩「……」
雪歩「みんなには黙っておこう……」
雪歩「穴を掘って、【安価下】ですよ! 【安価下】!」
雪歩「金! 金! 金! アイドルとして恥ずかしくないのか!」
黒井「ウィ……私は社長なんだがね……」
雪歩「あなたに言ったんじゃありません!」
黒井「そ、そうか……」
雪歩「はいッ!」
黒井「ところで、例の裏金は埋めて来てくれたのかね?」
雪歩「もちろんですぅ!」
黒井「そうか……ククッ……これで一安心だ……」
雪歩「……」
黒井「で、場所は……? さぞかし、見つかりにくい場所なんだろう?」クルリ
シィーーーーン
黒井「いない……」
黒井「やられたッ!」
雪歩「最近は焼き肉食べ放題ですぅ!」
雪歩「うっうー! 穴を掘って、【安価下】ますぅ!」
雪歩「ぜぇぜぇ……リニア開通しちゃいましたぁ!」
春香「ありがとね、雪歩! これで、通勤が大分楽になるよ!」
雪歩「ふふっ、どういたしまして!」
春香「ええっと……ところで、リニアはどこにあるのかな?」
雪歩「あっ! ゴメンね! ちょっと待ってて!」
春香「?」
雪歩「ピィーーーーッ!」
組員「ガタンゴトン! ガタンゴトン!」
春香「!?」
組員「キキィーーーーッ! 白線の内側までお下がりください!」
春香「な、なにこれ!?」
雪歩「やだなぁ、春香ちゃん……リニアだよ?」
春香「いやいやいやいや! 雪歩の家の人達だよね!?」
雪歩「何言ってるの? おかしな春香ちゃん」
春香「いやいや! 人じゃん! 御輿じゃん! リニアじゃないじゃん!」
雪歩「ふふっ……春香ちゃんったら、やっぱバラエティで鍛えてるだけはあるね! フゥーーーーッ↑↑↑」
春香「ガタンゴトン言うてましたし! ふんどしですし!」
雪歩「もう飽きちゃったなぁ……ささっ、いいから乗ろう?」
春香「ええぇー……」
組員「ドアが締まります! ドアが締まります!」
春香「無いじゃん……」
組員「次は765プロ~、765プロ~!」
春香「……」
組員「ガタンゴトン! ガタンゴトン!」
春香「遅いッ!」
組員「すいやせん!」
雪歩「うふふ……春香ちゃん喜んでくれたかなぁ?」
雪歩「私は穴を掘って、【安価下】するぞ!」
どーーーーん!
雪歩「出来ましたぁ!」
雪歩「でも……建てたはいいけど……何のビルなんだろう?」
亜美「ふむふむ……ペナントが入ってないという事ですな……!」
真美「じゃあさ! セメント募集しなきゃね! 生すかで募集してもらおうよー!」
雪歩「そうだね!」
雪歩「やりました! テナント入りましたぁ! 【安価下】ですぅ!」
雪歩「お客さんが来ません……」
亜美「みんな、ここ数日は高槻駅に行ってるみたいだね……」
真美「うあうあ~! お姫ちんを召喚するしかないよ~!」
雪歩「ううん……いいの……これは私が招いた結果……」
亜美「ゆきぴょん……」
雪歩「かくなる上は……穴を掘って……!」
真美「だ、駄目だよ~! 何の解決にもならないよー! お店壊れちゃうよー!」
雪歩「じゃ、じゃあ! どうすれば!?」
ガラッ!
やよい「うっうー!」
雪歩「やよいちゃん!?」
サラリーマン「「「ガヤガヤ」」」
亜美「お客さん!?」
やよい「みなさん! ここですよー!」
雪歩「もしかして、やよいちゃんが連れて来てくれたの!?」
やよい「はいですー!」
真美「このロリコンどもめ!」
やよい「せっかくなんで! ビラを配ってたら、連いて来てくれましたー!」
亜美「ゆきぴょん、もしかして……」
雪歩「ああっ!」
雪歩「宣伝するの忘れてましたぁ!」
亜美&真美「「ええーーーーッ!」」
やよい「それに、ビルの外に看板か何かあった方がいいかなーーーーって」
雪歩「そ、それも……忘れてた……」
亜美「それじゃ、誰も来る訳ないじゃーーーーん!」
真美「うっかりすぎだよぉーーーー!」
雪歩「こ、こんな……駄目駄目な私は……」
亜美「ちょっ!?」
カキン……
雪歩「穴掘って……」
真美「わーーーーッ!」
ドリリリリ!
雪歩「埋まってますーーーーッ!」
ドッゴォーーーーン!
亜美&真美「「ぎゃぁぁああああ!」」
サラリーマン「「「ぐわぁぁああああ!」」」
穴を掘って続く……
雪歩「スヤスヤ……」
雪歩「スピー……」
ジリリリリーン!
雪歩「!」
ジリリリ……バキッ!
雪歩「さぁ! 穴を掘って、【安価下】ますよ!」
雪歩「最高記録に挑戦しますぅ!」
ドリリリリ!
雪歩「地熱に負けずにがんばりますぅ!」
ドリリリリ!
雪歩「……」
ドリリリリ!
雪歩「もうどれくらい掘ったでしょうか……ハイスコアはとっくに更新しているはずですけど……」
ドリリリリ!
ドゴォ!
雪歩「こ、これは!?」
雪歩「【安価下】!?」
伊織「にひひっ! 清々しい朝ね! プロデューサー!」
P「ふぁーぁ、そうだな……」
伊織「こら! シャキっとしなさいよ! 今日はこの伊織ちゃんの水着グラビアの撮影なんだから!」
P「ハワイで撮影できるなんて思ってもみなかったな! さすが、伊織だ」
伊織「そ、それは……アンタのおかげっていうか……ゴニョゴニョ……///」
P「ん? 何か言ったか?」
伊織「な、なんでも無いわよ/// ばかぁ!」
P「はいはい……じゃあ、ビーチに行くか!」
伊織「撮影が終わったら、おいしいもの食べさせなさいよね! にひひっ!」
P「よし! ビーチに着いたぞ!」
伊織「青い空!」
P「白い雲!」
伊織「白い砂浜!」
P「何故か雪歩!」
雪歩「はい!」
伊織「お台場!」
P「なん!」
伊織「でやねん!」
P「青い海は!? なんで、陸続きなの!?」
伊織「あんたの仕業でしょ! 雪歩!」
雪歩「ご、ごめんなさい……! 太平洋プレートを刺激しちゃって……地殻変動を……!」
P「どんな規模だよ……」
伊織「アンタねぇ! 流石に怒るわよ!!!」
雪歩「も、もう怒ってますぅ……私はただ……伊織ちゃんに会いたい一心で……」
伊織「雪歩……」
雪歩「分かってくれましたか!?」
伊織「んなわけあるかぁ!」
雪歩「ちっ……」
雪歩「はぁ……あの後、ハワイを元の位置に戻すのに一週間もかかりましたぁ……」
雪歩「お台場もハワイと一緒に動かしちゃいましたけど、大丈夫ですよね!」
雪歩「今日も元気に、穴を掘って、【安価下】しよっ!」
ザックッザック
雪歩「……」
ザックッザック
雪歩「ふぅ……何とか、埋め終わりましたぁ!」
響「何を埋めたんだ?」
雪歩「ぎゃっ!」
響「ぬっひゃあ!?」
雪歩「な、なんだ……響ちゃんかぁ……脅かさないでよぉ」ドキドキ
響「それはこっちのセリフだぞ!」ドキドキドキドキ
雪歩「ご、ごめんね?」
響「で、何を埋めてたんだ? タイムカプセルか!?」ワクワク
雪歩「違うよぉ……」
響「じゃあ、何だ?」
雪歩「えー、言わなきゃ駄目?」
響「もったいぶらないでよぉ!」
雪歩「でもなぁ……」
響「ヒ、ヒントだけでもいいからぁ!」
雪歩「じゃあ……始めの文字は、『ハ』だよ!」
響「それだけじゃ、分からないぞ!」
雪歩「しょうがないなぁ……最後の2文字は『蔵』だよ?」
響「えっ……」
雪歩「こっちの穴が、『いぬ』で始まるもので、こっちは『へび』で始まるよ!」
響「いないと思ったら……うわぁぁああああ!」
ザックザック
響「ハム蔵!」
雪歩「ちょっと、響ちゃん!?」
響「待ってろよ! いぬ美にヘビ香~~~~!」
響「こ、これは……」
半蔵「」 イヌイット「」 ヘビー級チャンピオン「」 し~ん
響「なーんだ! 埋葬されていたのは、半蔵にイヌイット、ヘビー級チャンピオンか!」
雪歩「もう! せっかく、埋めたのぃ!」
響「ごめんね! でも、自分、雪歩の事は信じてたもんね! 今度は自分も手伝うから、なんくるないさー!」
雪歩「ふふっ、ありがとう! 響ちゃん!」
春香「いや、怖ぇーよ!」
雪歩「 さ て と ! 」
雪歩「穴を掘って、【安価下】ますよ~!」
♪ ♪ 『約束』 ♪ ♪
千早「あ……あ……」
律子「千早……あの子……やっぱり……!」
P「くっ……!」
千早(や……やっぱり……もう……歌えない……)
春香「ねえ今 見つめているよ♪」 (千早ちゃん……!)
千早(は、春香……!?)
春香「離れていてm
ズボッ!
千早(春香ーーーーッ!?)
真「もう涙を拭っt
ズボッ!
美希「微笑っt
ズボッ!
やよい「一人じゃn
ズボッ!
伊織「どんな時だっt
ズボッ!
あずさ「夢見ることh
ズボッ!
亜美「生きるこt
ズボッ!
響「悲しみ……うぎゃぁあ!?
ズボッ!
貴音「越えr
ズボッ!
真美「力ぁ~」(あ、あれ!? なんで、真美だけ落ちないのさ!?)
千早(ありがとう……穴掘りテクノを除く、みんな……私、歌えるわ!!!)
ダダダン♪
千早「歩k
ズボッ!
千早「おい……オギワラ……!」 ゴリゴリィ!
雪歩「ひぃぃいいい!? 72の拷問器具が痛いですぅ……!」
雪歩「ひーん……この前は千早ちゃんの為を想って、穴を掘ったのに……」
雪歩「はぁぁ……今日も穴を掘って、【安価下】しますぅ……」
雪歩「第三東京市って何だろう……」
響「ふっふーん! 第三東京市って言うのはな! 某ロボットアニメの……」
雪歩「にわかの響ちゃんは黙ってて!」
響「に、にわかって……ひどいぞ……」
雪歩「正式には『第3新東京市』だからね! にわかの響ちゃん!?」
響「りょ、了解だぞ……!」
雪歩「という事で、某ロボットアニメとは全く関係ない『第三東京市』を建設するよ!」
雪歩「……」
雪歩「建設って言い方もおかしいけどね! 建設を舐めないで!」
響「自分で言ったんじゃないか……」
雪歩「とりあえず、まずは【安価下】を建設するよ!」
亜美「ややっ! 病院とな!?」
真美「ウチのライバル会社ですな!」
伊織「ちょ、ちょっと!? 何、勝手に病院なんか建ててるのよ! 人の家の庭に!!!」
雪歩「もういいよ、このやりとり……前もやってでしょ? ね?」
伊織「ね? じゃないわよ! 一大事過ぎるわよ! 馬鹿!」
伊織「だいたい、誰が許可したのよ! そんな簡単に建てられるものじゃないでしょ?」
亜美「大丈夫! ウチと一緒で闇医者だから、許可はいらないんだよ? 安心して! ね? いおりん!」
伊織「『ね? いおりん!』じゃなーい! 安心できる要素なんて1ミリも無いわよ! ていうか、アンタん家もか!」
伊織「はぁはぁ……温泉宿の次は、闇医者病院……頭が痛いわ……!」
真美「まぁまぁ! 温泉まんじゅうでも食べて! ねいおりん!」
伊織「『ねいおりん』って何よ! 名前とくっつけないでよ! って……これ辛ッ! 中にカラシッ!?」
雪歩「ふひっ……特製カラシまんじゅうだよ! ねいおりちゃん!」
伊織「なんでこのタイミングなのよ!? なんの脈絡も無かったわよね!?」
雪歩「ふふっ……ごめんね!」
伊織「はぁはぁ……何がごめんよぉ……グスッ」
真美「そろそろいいんじゃない?」
伊織「……?」
亜美「いおりん!」
真美「お誕生日!」
雪歩「おめでとーーーー!!!」
伊織「アンタたち……」
伊織「誕生日でも何でも無いわよーーーーッ!!!」
伊織「あっ……酸素が……うぅ……」
バタリ
亜美「た、たいへんだ! いおりんが酸欠で……倒れた!?」
真美「は、早く救急車を!」
組員「ピーポー! ピーポー!」
雪歩「よろしくおねがいします!」
伊織「な、なんで……御輿……!」
組員「ピーポー! ピーポー! 目的地は……双海医院……」
伊織「そこの病院に行くんじゃないんかい!」
組員「すいやせん!」
雪歩「水瀬の土地を第三東京市化する計画は失敗しちゃいましたぁ……」
雪歩「気を取り直して……」
雪歩「穴を掘って、【安価下】ますぅ!」
雪歩「ふひっ……何とか、埋め終わりましたぁ……!」
貴音「何を埋めたのですか?」
雪歩「ぎゃっ!」
貴音「はやーーーーッ!?」
雪歩「しっ、しっ、四条さん!? 脅かさないでくださぁい……」ドキドキ
貴音「それは、わたくしのセリフです!」ドキドキドキドキドキドキ
雪歩「う、うん……ごめんなさい」
貴音「して、雪歩……何味ですか……」
雪歩「えっ……」
貴音「隠しても無駄です! 事務所に隠しておいた、わたくしの」
雪歩「ラーメンじゃないよ!?」
貴音「で、ですが……あと一週間分あるはずのわたくしのらぁめんが……」
雪歩「それは四条さんが毎日2個ずつ食べてるからなんじゃ……?」
貴音「ハッ……!」
貴音「お、おそらく物の怪の仕業なのでしょう……! この話はこれまでという事で……」
雪歩「はぁ……」
貴音「で、何を埋めていたのですか?」
雪歩「えぇぇ……言わなきゃ駄目ですか? やだなぁ……」
貴音「『ひんと』だけでも!」
雪歩「じゃ、じゃあ……『に』で始まるものです!」
貴音「『に』から始まるらぁめん……煮卵……」
雪歩「ラーメンから離れて下さい……『じゅう』も名前に入るかなぁ……」
貴音「皆目見当も……」
雪歩「最後だよ……! 『ちょう』もつきまーす!」
貴音「ハッ……! はやぁぁああああ!」
ザックザック
貴音「ニ十郎の店長ぉーーーー!」
雪歩「し、四条さん!?」
貴音「待っていて下さい! 今、助けます!」
貴音「こ、これは……」
貴音「ホッ……ただの『二丁の拳銃』でしたか……」
雪歩「もう! せっかく隠滅したのにぃ!」
貴音「ふふっ……今度はわたくしも協力しますので……それが終わったら、らぁめんでも食べに行きましょう」
雪歩「はい! 四条さん!」
春香「だから怖いって」
雪歩「終わりどころが分かりません……」
雪歩「終わりっぽいのが書けたら終わりますぅ」
雪歩「気を取り直して……穴を掘って、【安価下】ますぅ!」
雪歩「えい!」
●
雪歩「やぁ!」
●
●●●●●●● ●
● ●
●
●●●●●●●●
● ● ●
● ● ●
●●●● ●
●
雪歩「やっと終われると思ったのに……」
雪歩「AAとか慣れない事するものじゃありません……」
雪歩「ショートカットが憎い……Wが憎い……」
P「えっ……W雪歩?」
雪歩「……」
ゴキャッ!
P「」し~ん
雪歩「>>81で>>1がやりたい事は伝わっだろうから、書き直すのもしないね……ごめん」
雪歩「反省して、穴を掘って、【安価下】ますぅ」
真「みんなー! アンコールありがとう!」
伊織「最後の曲は伊織ちゃんの大好きなあの曲をやるわよ!」
あずさ「いっぱい楽しんでくださいねぇ!」
春香「せーの!」
765プロ「my son……
ズボォ!
765プロ「うぎゃぁぁああああ!」
雪歩「my hole!」
始まってゆく 果てなくつづく一つの穴を
掘り進めてゆく まっくろな 名もないスコップ抱いて
どんな行き先でも 血と汗と涙はしたたる
汚れても進んでゆけるのは 焼き肉の約束があるから
雪歩「行くよ~!」
Dig このMy Life Hole
私のマイドリルで どこまでも掘るよ
Hole 感じるまま 好きな深さでいい
それをドリラーと呼ぼう
Fill このMy Love Hole
都合の悪いもの 愛を込め埋めよう
Shine デコ輝いて ねぇ しわ寄せあれ
いま穴を掘って埋まってますぅ
雪歩「みんなぁ! ありがとー!」
伊織「いい加減にしなさぁ~~~~い!」
ゆりしー大宇宙(おわり)
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