【オリジナル】安価とコンマで異世界を繋ぐ契約を結ぶ (1000)



かつて、誇りを胸に戦った英雄の物語があった

今もなお、語り継がれるお伽噺がある



何も知らない少年が、世界に触れて厳しさと優しさを知った

嫌われ者の神様が、愛を求めて世界を巡った

二人の少年と少女が、自らの願いを叶えるために命を削った

心優しき青年が、正義を貫き英雄と呼ばれた

光を無くした少女が、罪と向き合い目を見開いた

家族を愛した男は、全てを投げ捨て伝説になった


生まれ変わった少年は、自らを知り世界を知り、友の為に生き抜いた



たくさんの物語があり、それらの世界は確かに実在した

そして、生を全うした者達の数だけ世界と物語が展開される



今これより紡がれるのは、無限に広がる世界の一つ



世界を見渡す観測者の物語



彼らには特異な力があった

異世界への扉を開き、異界の力を振るう者


『契約』と呼ばれる能力を授けられた者達


            ジェイス
彼らは―――――『導師』と呼ばれた



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1426762726


安価とコンマでオリジナルの異世界で『導師』となって物語を作ります





過去作

安価とコンマで1から物語を作る1~8
安価とコンマで1から物語を作る - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1385/13854/1385456190.html)


【オリジナル】安価とコンマで異世界ファンタジー1~3
【オリジナル】安価とコンマで異世界ファンタジー - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418555016/)



読まなくても何の問題もなく、今回のお話を楽しんでいただけます


人が4人ほど居れば始めます


それでは始まります









初めまして、ようこそいらっしゃいました

まずは、アナタの事を教えていただけますか?


アナタは――――



1、男性
2、女性

安価↓2


>>9選択:2




貴女は女性なのですね

では次に、お名前を教えていただきたい

     ジェイス
貴女は『導師』と呼ばれる職業についております

『導師』とは、この世界において強大な力を持つ者

つまりは権力者なのでございます


貴女様も高貴なお家柄に生まれ、姓をお持ちなのですよね?

貴女のお名前をお聞かせください



貴女の名前(日本名だとカタカナ名に自動変換されます)
安価↓2

リメロン・アスバール


>>16選択:リメロン・アスバール



『リメロン・アスバール』様ですね


…………失礼ですが、貴女はどれほどの名家なのでございますか?

恥ずかしながら、私は貴女様の姓に聞き覚えがないもので…


どれほどの権力階級なのでしょう?



コンマ判定

1-3  地主レベルの下級貴族
4-6  他人に教えを授けられる中級貴族
7-9  『司書』クラスの上級貴族
0    ???

直下コンマ


コンマ判定:3 



……下級貴族の方でございましたか、道理で聞き覚えが…

失礼しました

例え貴女様が名だたる名家でなくとも、貴女様自身の能力の評価にはつながりません

自信をお持ちになって下さい


では、貴女様の『適合能力』を見極めさせていただきます

適合能力とは、いかに契約を結んだ相手の能力を引き出せるかの数値となります

当然、貴女様の努力次第で大きく成長できますよ


貴女の適合能力は……



コンマ判定
1ほど低い、9ほど高い。0で……

直下コンマ


コンマ判定:7



ほうほう…中々の柔軟性をお持ちのようですね

これならば、肉体を贄に捧げても平気そうですね……


ではお次に、貴女様の身体能力をはからせていただきます

身体能力はそのまま、貴女様の体の事です

運動神経とも言えますね


では、貴女の身体能力は……



コンマ判定
1ほど低い、9ほど高い。0で……

直下コンマ


コンマ判定:8



……これは、もしや貴女は『騎士』の家系だったのですか?

そうでなくとも、素晴らしい身体能力です

下手をすれば契約相手より身体能力が上…なんてこともあり得るかもしれませんね


次は貴女の精神力です

心の強さを測らせていただきます

これから先、数多くの困難が貴女に待ち受けているはずです

それを乗り越えられるかどうかで、大きく変わっていくことでしょう



貴女の精神力は……

コンマ判定
1ほど低い、9ほど高い。0ほど…

直下コンマ


コンマ判定:9



……屈強な、強き心の持ち主なのですね

どんな困難が待ち受けていようと、決して屈せず立ち向かっていけるのでしょう



優秀な適応能力を持ち、素晴らしい身体能力

それに加えて屈強な精神

下級貴族出身とは思えない高貴なお方だったのですね


だんだん、貴女様の事が分かってきましたよ

貴女様のお人柄は………



貴女の性格
(例:男口調でプライドが高い。穏やかで心優しい。ツンデレ。などなど)

安価↓4の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

元気でポジティブ


>>29を採用



とても明るく、前向きな方なのですね

それでは次、とても大事なこと……


 アトラ
『契約者』についてです



異世界より呼び寄せられた『契約者』と呼ばれる者

これを使役し、能力を引き出すことこそ『導師』の『契約』と呼ばれる力


『契約者』はどれもこれも強大な力を持った者ばかり……とは限りませんが

多くの者は契約によってその能力を大きく制限されています

だからこそ、導師の適応能力が問われるのです



貴女が呼び寄せるモノは、誇り高き英雄か…はたまた異形の怪物か…

私としては『悪魔』がお勧めですね

この世界で最も多いのは『怪物』でしたね
コミュニケーションがあまり必要でないという事がそんなにも良い事なのでしょうかね?


何はともあれ、契約を始めましょうか………



契約する相手の選択方法


契約者には『悪魔』や『人間』と言ったように種類が割り振られています

それらの種族を安価で指定する完全安価方法


もう一つは何が出るのか分からない完全コンマ方法



どちらを使用しますか?


1、安価選択で決める
2、完全コンマ

安価↓1~5で多数決


多数決:2、完全コンマ



それでは参りましょう

貴女様の運命のお相手は………





コンマ判定


1、人間
2、亜人
3、怪物
4、魔法使い
5、人間(特殊)
6、悪魔
7、英雄
8、悪魔(強)
9、神
0、special

直下コンマ


コンマ判定:9



貴女が選んだのは『神』

ほ、本当に下級貴族なのですか?

こんな厄介…基、強大な力を振るう『契約者』と契約を結ぶことが出来ているだなんて驚きです


貴女が契約を結んだ神とやらは誰なのでしょう?





1、断罪を司りし女神
2、色彩を司りし神 
3、審判を司りし神
4、時護りの龍神 
5、天空を司りし女神
6、火を司りし神
7、永遠を司る龍神

安価↓1~4で2桁コンマが最も高いものを採用

7


>>47を採用:7




『永遠を司る龍神』

なんと…これはこれは……その、ご愁傷様です

とても厄介な者と契約を結んでいるようですね


名は『ナキ=カンナギ』

かつては悪魔であった白蛇

終わりなき『永遠』の象徴

そして、『不死』の象徴でもあります


ですが、この者はかつて悪魔と呼ばれていた者です

授けられし力は呪いと同じ

決して、お忘れなきよう……



……聞き忘れていました、貴女様は一体何を生贄に『契約』を結んだのですか?

『契約者』は生贄に捧げられたものを通して力を発揮します

生贄は何でも構いませんが、できれば手軽に持ち運べるものが好ましいですね

常日頃身に着けるモノ、もしくは自身の肉体という手もあり得ますね


貴女様の適応能力、身体能力、精神力を鑑みれば何を生贄に捧げても平気でしょう


貴女が生贄に捧げたモノは……?




生贄選択
(例:目、右半身、家宝の剣、杖などなど)

安価↓3

思い出


>>55選択:



『思い出』ですか

……フフフッ……失礼しました

いえ、とても素晴らしい志だと思いましてね

そうでしょうそうでしょう…『神』と契約を結び、十全に力を引き出すのならばそれ相応の贄が必要ですからね

貴女様には、過去を犠牲にしてでも手に入れたい力だったのですね


道具で縛らず、肉体を失わず、神の力を引き出すのならば正に最善と言えると思います

貴女は本当に…気高いお人です


生贄に刻まれるはずの契約の刻印はどうやら額に刻まれているようですね

女性の貴女からすれば、少し気になる部分かもしれませんね



貴女の容姿(身長とか髪型とか)
安価↓1~3をMIX

巨乳ぽにて


>>59-61をMIX


貴女の年齢

理想は12~25の間

安価↓3まででもっとも2桁コンマの数値が高いものを採用

20


>>68採用:20歳



大変長らく、お付き合いさせていただきました

これにて私との問答は終わりとさせていただきます

貴女様の事を知れて、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました


……え?私ですか?

私の事などどうでもいいのです、貴女様には関係のない者ですから

出会うことも…恐らくないでしょう



これより紡がれるのは貴女様の物語

眠りから目を覚ませば、こんな夢の事など直ぐに忘れてしまいます

そして日常に戻り、いつも通りの日々を過ごす

ただそれだけです


それでは……さようなら


……声が聞こえる

私を呼ぶ声だ

……誰かが私を呼んでいる


「………い……おい」


厳格な老人のような声

はて、私の部屋に祖父を招いただろうか?

……というかそもそも、祖父なんて居ただろうか?

思い出せない

きっと眠いからだろう


「…………おい…おい。起きろ。もうとっくに日は昇っているぞ」


まだ声が聞こえる

私は……



行動安価↓2

むしろ寝る


>>76選択:むしろ寝る



ええい知るか、日が昇っていたとてなんだ

私は眠っていたいんだ


布団を顔まで被り、体を縮め丸くなる


「……主人、主は本当に立場が分かっておるのか?」


知っているとも、私は『導師』様だ

異世界の力を振るい、世界の人々を導く人類のお師匠様

と~っても偉い人だ


「それが分かっているのなら、早く起きろ。やる事があるだろう?」


やる事?

やる事って………

いや待て、それよりおかしい事があっただろう

なんでこのご老人は私の脳内で考えたことに答えてるの?


「……はぁ……3秒以内に起きろ。でなければ主人を食ってしまうぞ」


食う?

食うとはもしや性的な意味で?


「阿呆。主人になんぞ性的興奮を感じんわ」

「ちょっとそれ失礼じゃない!!」


ガバリと飛び起きる

目の前には美しい純白の鱗をもつ、巨大な蛇

布団の上に長い首を乗せ、不満げに舌をチロチロと出していた


ナキ「漸く起きたか。おはよう主人。もう昼だぞ?」

リメロン「……おはようナキ。漸く起きましたよ~」

リメロン「…なんか寝ぼけてた」

ナキ「そうだろうさ。でなければ精神的につながっている私に向かってあんな間抜けなことを考えるはずもない」

ナキ「よもや私の事を寝込みを襲うような輩だと思っていただなんてな…」

リメロン「違う違うって~!ごめんよ~冗談冗談」


謝りながら挨拶代りのハグをする

すべすべの鱗に頬ずりをした


リメロン「はぁ~……ナキのお肌は冷やっこくて最高だねぇ…」

ナキ「そうかそうか。いつも聞いている。とっとと起きて昼餉にしてくれ。私も腹が減ってしまった」

リメロン「神様の癖に人間にご飯を要求するなんて卑しい神様だこと」

ナキ「神様として人間にお供えを要求するのは当然の真理だ。寧ろ進んで私にネズミを捧げるべきではないのか?」

リメロン「ま~たそれっぽい屁理屈こねて。やだやだ…」

ナキ「こういうのは屁理屈とは呼ばん。理屈というものだ」


存分にナキの鱗の感触を堪能し、ベッドから起き上がった



リメロン(朝食……じゃなくてもうお昼ご飯か)

リメロン(ご飯食べたいなぁ……)




御屋敷に住む人の選択。リメロンとナキを除いて二人まで。両親以外の家族か使用人の人数
(例:兄とメイド。メイドと執事。庭師と執事。甥と叔父。誰も居ないも可)

安価↓3までで最も2桁コンマの数値が高いものを採用


二人まで!二人までです!!

数が多すぎると捌ける気がしないのです

でも二人までじゃちょっと少なかったと思ったので3人までです

リメロンとナキはのぞいて3人ですよ!!


最安価↓1~3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

執事一人にメイド2にん


>>91採用:執事一人とメイド二人


顔を洗い、目を覚まさせる

寝間着に着替えてキッチリとしたいつもの服に戻る


リメロン「…良し!完璧!」


姿鏡で自分の姿を確認しながら髪を縛って自室を出た


「おはようございますお嬢様」

リメロン「ん、おはよ~」


部屋を出た時に、廊下を掃除していたメイドに挨拶をされた

この人は……




メイドの名前(姓は無くても可)
安価↓2

ルカ

>>95選択:ルカ



リメロン「ご飯は?」

ルカ「いつお嬢様がお目覚めになるか分からなかったので、ご用意しておりませんでした」

リメロン「ぐえ~……お腹空いたなぁ…」

ナキ「それ見たことか、主人が早く起きぬからだ」


ナキは小さくなって私の首に巻きついている


リメロン(ナキは神様だから伸縮自在らしい。神様凄い。理屈はさっぱりわからないけど)

リメロン(元々はただの蛇だったから小さい方が落ち着くらしい)


ルカ「私は見てのとうり清掃中ですので、料理担当のメイドか執事にお申し付けください」

リメロン「は~い…」


渋々と階段を下りてダイニングルームに向かった




料理担当
偶数で執事、奇数でメイド。0は偶数とする

直下コンマ


コンマ判定:奇数


メイドの名前(姓は無くても可)
安価↓2の中で2桁コンマの数値が高いものを採用

リアス


>>101採用:リアス



ダイニングルームに顔を出せば、キッチリとテーブルクロスが引かれ準備万端と言った様子だった

そして、表情が硬めのメイドが一人


リメロン「おっはよう!リアス!」

リアス「…おはようございます。随分遅いお目覚めでしたね」

リメロン「まぁまぁそう怒らないでよ。ただでさえキツイ顔してるのにもっと皺がよっちゃうよ?」

リアス「……怒ってなどいません、ですが表情が硬いというのであれば柔らかくするよう善処いたします」

リアス「直ぐに食事の準備をいたします。ナキ様はネズミで宜しいですか?」

ナキ「……いや、今日は卵の気分だな。新鮮な鳥の卵を一つ頼む」

リアス「畏まりました」


そう言って、リアスはキッチンへと向かっていった

連取はこのスレではいいんですか?
まあ名前とかはあんま意味ないしいいと思うけど


食事中



新聞を読みながら、ぼんやりと自分の事を考える


リメロン(……導師になってからどれくらいたったっけ?2,3年くらいかな)


新聞を流し読みしていると、ある記事が目についた


リメロン(……導師信仰派のテロ活動…ね)

リメロン(派閥戦争は最近物騒になって来たなぁ…)



この世界には大きく分けて2つの派閥が存在する


一つは『基本世界信仰派』
この派閥は、ありとあらゆる世界の基本となっている『完全世界』を高次元の存在として崇めている派閥
自らの住まう世界を低次元の存在と考え、『完全世界』からの恩恵を授かり世界を発展する手助けをしていただいているという思想


二つ目は『導師信仰派』
ありとあらゆる世界の者と契約を結ぶことが出来る『導師』の事を神の生まれ変わりと仰ぐ派閥
次元や時間の壁を越えて異世界とこの世界を結び、異世界の力を使役する『導師』こそが他の異世界や、基本世界より更に上の次元に存在する神が如き者という思想


>>105
連取は行動や発言の時だけ規制します
名前とかのどうでもいい感じの奴は連続でもありにします



リメロン(……『導師』は確かにとっても凄い存在だと思う)

リメロン(異世界との交信とかいうとんでもない力を持っているし、その異世界の力を行使することだってできる)

リメロン(でも、実際は…下民階級の人たちが思っているほど特別なものじゃない)

リメロン(この『契約』という代物。やり方を知っていれば誰にでもできる)

リメロン(だからこそ、強い権力を手に入れるため貴族階級の私たちが独占している状態だ)

リメロン(一部の選ばれたものにしか扱えないと思ってもらっていた方が楽だという事も、理解できる)

リメロン(でも、それと同時に後ろめたいモノだって感じている)

リメロン(導師信仰派の中でも過激派と呼ばれる人たちは、殆ど貴族階級の『導師』達だ)

リメロン(この新聞に載っている事件もそういう力を誇示したいだけの汚い『導師』の人間なんだと思う)

リメロン(導師信仰っていう考え方自体は、自由にすればいいと思うんだけどなぁ…)



リメロン(私は……)



1、基本世界信仰派
2、導師信仰派
3、中立、穏健派

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

3


>>108選択:3



リメロン(私は、どちらでもない)

リメロン(基本世界信仰派の自分たちは力を借り受けている物だという考え方は理解できる)

リメロン(でも、だからといって自分たちを低次元の存在だという考え方は理解できない)

リメロン(『契約』の力は凄いものなんだし、もっと誇ってもいいと思う)


リメロン(導師信仰派のように、自らの地位や権力を過剰に誇示したがるのも間違っていると思う)

リメロン(私達『導師』はあくまで、異世界の者達の力を借りているだけなんだから。自分の力だと偉ぶり過ぎるのは変だと思っている)


リメロン(だから、どっちでもない。中立派だ)


出すのを忘れてしまった世界観説明



【基本世界について】

基本世界というのは、全ての世界の元となっている世界観の事

創世の皇、神々の父とも呼ばれる『ジェランダル』がこの世界を含む全てを創世した

そのジェランダルが直々に支配をする世界が基本世界であり『完全世界』と呼ばれている



【異世界について】

異世界とは基本世界から派生した、可能性の世界

異世界は基本世界とは全く違う歴史や文化、生命などが育まれている

それぞれの異世界にも、異世界を支配する神が存在する

今回の舞台となっている世界も『異世界』の一つである





【今回の舞台となっている世界について】

見聞を司る神『クァルゼブ』が管理する世界

通称『観測者世界』と呼ばれている

『観測者世界』の大きな特徴として、基本世界を含めたありとあらゆる世界の情報が全て知ることができるという事があげられる
特に『基本世界』の歴史はこの世界に広く認知されている

そしてもう一つ、世界を特徴づける要素として『契約』という物がある

この『契約』とは、異世界のモノに生贄を捧げ力を借りうける特別な力の事

契約を結んだ異世界から来たモノはこの世界に肉体をもって留まり、新たな生を受ける




【観測者世界について】


世界の中心に、命の根源である『命樹』と呼ばれる巨大な木がある
この『命樹』は中身がくり抜かれており、世界の全ての知識が詰め込まれた超巨大図書館になっている

四次元的にありとあらゆる世界の情報を知ることが出来るこの世界において、情報はとても大きな意味を持つ
書物は知識であり、知識こそが力であるとされるこの世界。正に『命』と言ってもいいだろう

この世界にも数多くの国という概念が存在するが、この『命樹』だけはどの国の物でもない
主神『クァルゼブ』が支配する、不可侵領域である

『命樹』に住まう事を許された神に選ばれし者達を『賢者』と呼び、『命樹』に絶え間なく増え続ける書物を管理する仕事が与えられる

この世界において書物を管理するという事は特別な意味合いを持つ職業である
世界各地に配置された図書館を管理する者は『賢者』が選出した信頼できる家柄の出身でのみ構成されている


【権力階級について】


この世界の権力階級は大きく分けて三つ


一つ目は『貴族階級』
土地を統治し、国を運営する大きな権力を持った者達の事
『導師』には貴族階級の出身しかいない



二つ目は『下民階級』
貴族が支配する土地に住まい、大きな権力を持たない者達の事
簡単に言えば『貴族』以外の者達である



三つめは『司書階級』
貴族による統治に縛られず、自己の判断により書物を守る権限を与えられた階級
『導師』かつ『賢者』に指名された家柄でなければ、この階級にはなれない




主人公であるリメロンは家柄レベル3なので、貴族階級です
7以上で司書階級でした


リメロン「ご馳走さまでした!」

しっかりと手を合わせ、昼食を食べ終えた礼をした


ナキ「では、仕事に向かうか?」

リメロン「仕事かぁ……」



リメロン(私はもう20歳。だから導師を育成するための施設はもう卒業してる)

リメロン(もうちゃんとした『導師』様だ)

リメロン(とは言っても、名家ってわけでもないから当然司書じゃない)

リメロン(私の仕事は……)



1、地方自治(貴族として与えられた土地を守る使命がある)
2、『導師』教師(導師育成施設で導師見習いを育てる仕事)
3、図書館騎士(各地域に配置された図書館を守る使命を与えられている)
4、それ以外

安価↓4で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>118採用:3、図書館騎士


リメロン(私の仕事は『騎士』だ)

リメロン(図書館の蔵書や、司書さんたちを守る使命がある)


リメロン「え~っと今日は非番だったっけ?」

ナキ「非番でなければ遅刻で司書殿にまた叱られるな」

リメロン「そ、それは困る…」


急いでダイニングから飛び出し、ある人物を探した


リメロン「居た居た。おーい!」

庭で花の手入れをしていた執事に声をかけた

この執事がリメロンのスケジュールを把握している



執事の名前(姓の無くても可)
安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

オーベル


>>124採用:オーベル



オーベル「おやおや、おはようございます。私に如何なるご用事でしょうか?」

リメロン「今日って非番だったっけ!?」

オーベル「今日は……」



コンマ判定
偶数で当番、奇数で非番

直下コンマ


コンマ判定:偶数



オーベル「当番でございます」

にっこりと柔らかい微笑みで、死刑を宣告されてしまった


リメロン「うわ~ん!!!ナキ~!!」

ナキ「ええい止めろ首を絞めるな!いい年した大人が泣くんじゃない!」

リメロン「だって絶対怒られるよ!?」

ナキ「自業自得だ。さっさと準備をしろ。投げ出す事だけは決して許さんぞ」

リメロン「……ううぅ……や~だなぁ…怒ると怖いんだもん」


渋々と倉庫に向かい、準備を整えに向かった



装備の選択
(例:剣と盾と鎧。パンと魔導書。鎧。などなど服や武器などの持ち運べるもの限定)

安価↓3までで最も2桁コンマの数値が高いものを採用

魔道具のペンダント


>>131選択:マント


図書館騎士の紋章が刻まれたマントを羽織っただけで倉庫を出る


ナキ「武器はいらんのか?」

リメロン「重いからパス!結局あんま使わないし!」

オーベル「いってらっしゃいませ。お嬢様」

リメロン「うん!行って来まーす!!」


深々と礼をするオーベルに見送られお屋敷を出た

天下の貴族様、導師様ともあろう者が必死の形相で図書館に向かって走っている





イベント判定
4以上で発生

直下コンマ


コンマ判定:0 クリティカル
※今更ながら0は10として扱い、クリティカルです



クリティカル人物遭遇

出会った人物の指定
(図書館騎士、導師、導師育成施設の後輩、幼馴染。などのポジションを指定してください。『17歳の少年で弟子』などの細かい指定でも構いません)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

幼なじみ


>>137採用:幼馴染



直下コンマ:偶数で男、奇数で女


↓2コンマ:家柄判定。4以上で貴族
貴族の幼馴染 +1


↓3コンマ:年齢判定。3以下で年下、7以上で年上


性別判定:奇数、女性


家柄判定:5+1 中級貴族


年齢判定:2 年下



年齢は17歳くらいの少女

『導師』見習いで、育成施設に通っている



名前(必ず姓をつける)
安価↓2

ティエル・グランド


>>147選択:ティエル・グランド



ティエル「あ、リメロンちゃんだ」

リメロン「んん?おお、ティエラじゃん。こんなところで何してるの?」


図書館に向かって走っているとき、声を掛けられた

リメロンの幼馴染の少女『ティエル・グランド』

17歳で、まだ施設に通っている『導師』見習いだ

ぽわぽわとした雰囲気の、眼鏡をかけたおっとりとした少女


ティエル「何してたの?」

リメロン「しゅ…出勤中です」

ティエル「リメロンちゃんってば、お寝坊さんだね~」

リメロン「ちゃん付けはもう止めなさいよ。私はもう立派な『導師』で図書館騎士なんだから」

ティエル「でも遅刻なんじゃないの?」

リメロン「そ、そうだけどね…」


痛いところをつかれて渋い顔をするリメロンを見て、クスクスとティエルが笑う


リメロン「いや待て、流されそうになってしまった」

リメロン「ティエルはこんなところで何してるの?施設で勉強は?」

ティエル「今はお昼休憩だから、こうやってお外でお弁当だよ」

ティエル「ね、エンラ君」


小さめの身長のてぃうるよりもさらに小さめの身長の少年

ティエルの隣に静かに佇む『エンラ』と呼ばれたこの少年が、ティエルの『契約者』である

お互いの右の手の甲には、しっかりと刻印が刻まれている


エンラ「うん、そうだな。でも俺達もそろそろ施設に戻ろう」

エンラ「リメロンさんをこのまま引き留めても迷惑だろう?」

リメロン「うわっとそうだった!じゃあねティエル!!勉強頑張れよ!!」

ティエル「は~い」


ふりふりと小さく手を振るティエルに見送られ、再び走って図書館に向かった


リメロン「………」

ゴクリと唾を飲み込む

緊張しながらも、図書館の扉に手を掛けた


リメロン「……こ、こんにちは~」

後ろめたさからか、声が小さくなってしまった

キョロキョロと辺りを見回す


リメロン(……司書さんが居ない?)

リメロン(…もしかしたら、誤魔化せるかも)


などと考えていた時、肩に手を置かれた


「おはようございます。今、何時かお分かりですか?」

肩を叩いた張本人

リメロンの後ろには、この図書館の管理者『司書』さんが立っていた


直下コンマ:性別判定。偶数で男


↓2コンマ:年齢判定。3以下で年下。7以上で年上


性別判定:偶数で男性


年齢判定:3 年下



年齢は15歳くらい

かなり若い司書。いわゆるエリート


名前(必ず姓をつける)
安価↓2

ロイヤル・アルフォード


>>158選択:ロイヤル・アルフォード




契約者判定


1、人間
2、亜人
3、怪物
4、魔法使い
5、人間(特殊)
6、悪魔
7、英雄
8、悪魔(強)
9、神
0、special

直下コンマ


コンマ判定:6、悪魔



契約者の選択


1、かつて神と呼ばれた羊 
2、かつて神と呼ばれた蝙蝠
3、かつて神と呼ばれた夢
4、かつて神と呼ばれた犬
5、かつて神と呼ばれた猫
6、かつて神と呼ばれた烏


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高い

3


>>164採用:3、かつて神と呼ばれた夢




今日の更新はここまでです

次の更新までにここまで出たキャラのプロフィールをお出しします


質問や感想なんでもどんとこいです!!


それではまた明日、お付き合いいただきありがとうございました

【プロフィール】

名前:リメロン・アスバール
性別:女性
職業:図書館騎士



適応能力:7  並大抵の契約相手では体調に異常をきたさない
身体能力:8  人間レベルでトップクラスの身体能力を持つ
精神力: 9  決して屈しない強靭な心を持つ
家系階級:3  代の浅い貧乏貴族



年齢は20歳
身長は167cm
白いメッシュの入った長めの黒髪をポニーテールにしている
左目が黒、右目が白色のオッドアイ。かなり豊満な胸を持つ
非常に元気で前向きな性格であり、後先考えず行動することが多い
13歳の時、思い出と引き換えに『ナキ=カンナギ』と契約を結んだ
無くしてしまった思い出を悲しくも思うが、さほど気にしてはいない
両親はおらず、血の繋がっている家族もいない
思想は中立派であり、どちらの言い分も間違っていると思っている






【特殊能力】



『契約:神』
永遠を司る龍神『ナキ=カンナギ』と契約を結んでいる
戦闘時は右半身がナキと同化し、永遠を引き起こす奇跡を振るう



『生贄:思い出』
契約した日以前の思い出全てを代償に捧げている
ナキを除いてこの世に誰一人、リメロンの過去に何があったかを知る人物はいない
ただ漠然と人と人との関係だけが残っている


全員分は間に合わなかった……


再開です


ジトッと冷めた鋭い視線がリメロンを襲う


リメロン「こ、これはですね…ふ、深いわけがありまして」

ロイヤル「いかなる理由があったのですか?弁解の余地があるのならお聞きしますよ」

リメロン「……寝坊です」

ロイヤル「司書権限によりリメロン・アスバールを解雇します」

リメロン「待って待って待って!!ごめん!ごめんよ!いえ、ごめんなさい!!!」

リメロン「どうかっ!どうかこのとーりっ!!」

平身低頭、必死に床に頭をこすりつけて謝罪をする


リメロン「家はあまり裕福じゃないんです!メイドと執事のお給料と生活費でカツカツなんです!!どうかっ!どうかお情けをっ!!」

ロイヤル「そうは言ってもですね。貴女は何度遅刻すれば気が済むのですか?」

ロイヤル「いくら私が居ると言っても安心されては困ります。図書館を守るのが貴女の仕事なんですよ?」

ロイヤル「これだから下級貴族の出身の方は……」

「そのくらいにしといたら~」


くどくどと説教を繰り返すロイヤルの上辺りから、ふよふよと浮いた何者かの声が降ってくる


一見普通の人間のように見える女性

波打つような美しい黒髪に紫色の瞳

ゆったりとした黒いワンピースを着ているのにも拘らず、ボディラインが浮いて見えるほどの魅惑的な体

現実味を失いそうになるほどの美女が鳴らす言葉は、とても甘く眠ってしまいそうな柔らかい響きだった


ロイヤル「サタナウルは黙っていてください」

サタナウル「そういわないでさ~、お寝坊くらい怒るようなことじゃないって~」

ロイヤル「…はぁ…貴女が言うと随分と説得力がありますね。さすがは悪夢の魔力を持つ悪魔」

サタナウル「嫌味ばっかり言ってたら、大きくなれないぞ?もっと広~い心を持ってあげなよ」

ロイヤル「よ、余計なお世話です!」


サタナウルと呼ばれた女性

彼女こそがロイヤルの『契約者』である悪魔

眠りを誘い、悪夢を引き起こす魔力を持っている


リメロン(悪魔って聞いてたから怖いイメージだったけど、結構いい人?だよね)

リメロン(ゆるゆるな性格で優しいし、キッチリカッチリ厳しいロイヤル君とは正反対だね)


相変わらずのゆる~いペースでかき乱されているロイヤルを見ながら、痴話喧嘩が終わるのを待っていた


ナキ(こういうのは痴話喧嘩とは呼ばないのではないか?)

リメロン(いや~痴話喧嘩でしょ。凸凹コンビは仲がいいって相場が決まってるし)

リメロン(ロイヤル君あんな態度だけど実はお家で甘々だったりするんだよ!)

ナキ(主人はそういう類の娯楽小説が好きなだけだろう…)


ロイヤル「ごほんごほん!」


こそこそとナキと会話をしていると、これ見よがしにロイヤルがリメロンの方を向いて咳払いをする

どうやら今回もロイヤルが折れたらしい


ロイヤル「……今日のところは、大目に見てあげましょう」

ロイヤル「ただし、もし次も遅刻するようであれば……私にも考えがありますからね。分かりましたか?」

リメロン「了解でっす!!」

ロイヤル「全く…返事だけはいいんですから」


元気だけはいいリメロンの態度に、ロイヤルはやれやれと深く溜息を吐いた


この町の治安判定
1ほど悪い、9ほど良い

直下コンマ


コンマ判定:7  そこそこ良い




ロイヤル「…この町の治安は良い方なので、ついつい安心してしまう気持ちは分かります」

ロイヤル「しかし、最近は『導師』による犯罪も増えてきて、町の警備の人だけではどうにもならない状況も多々あります」

ロイヤル「特に、図書館の蔵書を盗もうと企む輩は未だ後を絶ちません」

ロイヤル「だからこそ、図書館騎士であるリメロンさんにしっかりしていただかなくては困ります」

ロイヤル「分かってくれますね?」

リメロン「はい!」

ロイヤル「………では、いつも通り仕事をお願いします。私は新しく届いた書物の整理がありますので」


そう言ってロイヤルは途中だったと思われる、本の入った籠を持ち上階に上がっていった


リメロン「さ~て……真面目に頑張りましょうかね」


リメロン(図書館騎士の仕事は人の出入りの確認、それと犯罪者の取り締まり)

リメロン(図書館事態を守ると同時に、地方自治の騎士としての仕事も任されている)

リメロン(町の見周りには別に人がいるから、基本的にはずっと図書館で突っ立っていることが多い)

リメロン(そして、図書館に足を運ぶ人っていうのはそれなりの身分の人たちか、教養のある町の人々)

リメロン(そんなに多く人が訪れないし、人が来ても顔見知りが多い。つまり………案外暇だ)


リメロン(真面目に仕事するべきだってことも分かってるんだけどねぇ……)


そんなことを考えながら、図書館の入口周りをうろうろとしていた



会話or行動orイベント(会話の場合は話す相手も指定)

安価↓2まででコンマの数値が高い方を採用

うたた寝


>>179選択:うたた寝



入口の前に椅子を置き、そこに座る

いい加減ずっと立ち続けるのが嫌になって来たのだ


図書館という場所は、かなり心地が良い場所だ

湿気が少なく風の通りもいい

図書館内には本のページをめくる、紙が擦れる小さな音


リメロン「…………」

コクリ、コクリと舟をこいでしまう

ナキ「……主人、主人よ。よもや寝るつもりではあるまいな?」

リメロン「…そんなこと……ないってぇ…」

ナキ「主人のその図太い神経、一体どれほどの心臓の持ち主なのだ……」

ナキ「先ほど怒られたばかりだろう?おい」


ナキが耳元で何か騒いでいる

しかし、イマイチ内容が入ってこない


リメロンは何度も意識が飛びそうになりながら、入口の前でうたた寝をしていた



イベント判定
4以上で発生

直下コンマ


コンマ判定:3 イベント不発



夕方



リメロン「…………ハッ!やばい寝てた!ナキ!ナキ!?」

ナキ「……何だ主人よ?」

リメロン「私が寝てる間、何か無かった?」

ナキ「…何も無かった。あったら起こしたに決まっている」

リメロン「そうかそうか。優秀な相棒を持つと楽をできていいね」

ナキ「……はぁ…今日一日でどれほどため息を吐いたことか」


リメロンは大きく伸びをして、椅子を片付けた


リメロン(ロイヤル君が何もしてこなかったことを考えればバレテ無かったっぽいね)

リメロン(良かった良かった……)



イベント判定
4以上で発生

直下コンマ


コンマ判定:7 イベント発生


さらに判定
3以下で怪しい人。それ以外でよく知る人物

直下コンマ


コンマ判定:7 よく知る人物



突然大きな音を立てて扉が開け放たれる

慌てて身構えたが、誰が現れたのかを理解し警戒を解いた


「やぁやぁこんにちは。おっと…僕の目の前の道を塞がないでくれよリメロン」

リメロン「……それは悪かったね」


やけに尊大な態度の若い青年

厭味ったらしい笑顔を浮かべて、ずかずかと図書館に入っていく


この青年の名前は『エド・ユーヴィッヒ』

リメロンと同期の『導師』であり、遥か昔からこの町に根を張っている歴史ある名門の貴族だ


リメロン(性格は最悪。ケチな癖にいつも偉そうだし過剰に綺麗好きだし口煩い)

リメロン(だけど…優秀な導師ではあるから、誰も逆らえないところが尚更腹の立つ男だ)


「毎度毎度、坊ちゃんが失礼を掛けて申し訳ありません」

リメロン「ああいえいえ、お気になさらず」


恭しく礼をするのは、エドの3歩後ろを歩くメイド

青い肌に、濁った瞳、更にその頭からはクルリと巻いた羊の角

彼女はメイドであり、エドの『契約者』であるキュベレ


リメロン(キュベレさんはエドと違ってホント~にいい人だ)

リメロン(優しくって周囲の気配りも忘れず、常に主人であるエドを第一に行動している人)

リメロン(本当にエドには勿体なさすぎるよね)

ナキ(しかし、あれは悪魔だぞ?)

リメロン(そうそう、最近思ったんだけど悪魔って実は皆いい人なんじゃないかな?実際知り合いはいい人しか知らないし)

ナキ(それはいい人しか知らんだけだ……)


横暴な来客を見送り、再び警備に戻った




会話or行動orイベント(イベント例は『誰かが来た』『誰かが何かをしていた』とかそんな感じで構いません。ランダムイベントと書き込めば此方でイベントを用意します)

安価↓2までの中で最も2桁コンマの数値が高い方を採用

>>178


>>188採用:サタナウルと昼寝の話



サタナウル「ねえねえねえ、お昼寝してたでしょ?」

リメロン「うえっ!?そ、そんなこと…ないですよ?」

サタナウル「別に告げ口したりしないって~、私も昼寝好きだし~」

リメロン「サタナウルさんは好きそうですよね。悪夢の悪魔?でしたっけ」

サタナウル「そうだよ~夢を見せる悪魔なんだよ。子守唄を唄うとねそりゃ~もうみ~んな気持ちよくなっちゃうんだよ」

リメロン「お、おお…!試してみたいけど何だか怖い…」

サタナウル「私の歌、聞いたことない?」

リメロン「そういえばないですね。っていうか聞いたらとんでもないことになってしまうのでは?」

サタナウル「まあね~、心の弱い子が聞けば精神が崩壊して永遠に夢の中かな~」

サタナウル「それはそれで幸せそうだけど」

リメロン「……でも、悪夢なんじゃ?」

サタナウル「そうだよ。私って悪夢しか見せられないからね~」


サタナウルと睡眠や夢のことを話した


リメロン(いつもポヤポヤしてるけど、一応そういう怖い面もあるんだね…)

リメロン(でも契約の所為で完全に力を発揮できるわけではないらしい)

リメロン(………いつか試しに聞いてみたい気もする)






とっくりと日が暮れ、月が昇っている


ロイヤル「リメロンさん、そろそろ帰っても構いませんよ」

リメロン「え?でも…ほら、その…アイツがまだ居るけど」


リメロンが指さす先は、ソファに座って本を読んでいるエド

まだ帰りそうな気配はない


ロイヤル「……私が居るので大丈夫です。それに、あれでも信頼できる人ですから」

リメロン「そう?じゃあお言葉に甘えてさようなら!」

ロイヤル「はい、さようなら。明日も当番なことを忘れないで下さいね」

リメロン「はいは~い!」


ロイヤルにブンブンと手を振ってお屋敷に帰ることにした


リメロン(普通は夜もずっと居るべきなんだけど、ロイヤル君はあの図書館に住んでるんだよね)

リメロン(ある事件の所為で…住んでいたお屋敷に帰れないらしい)

リメロン(事件の事については…私もよく知らない)

リメロン(でも、あの図書館につくってある仮眠室。覗いたことあるけどかなり豪華だったなぁ)

リメロン(下手すれば私の自室より豪華なんじゃ……)



そんなことを考えながら、夜の街を歩く

夜の街を出歩く人は少ない

静かで薄暗い路地に差し掛かる……



イベント判定
6以上で発生

直下コンマ


コンマ判定:2 イベント不発



リメロン「たっだいまー!」

オーベル「お帰りなさいませ。お嬢様」


特に何事も無く帰宅し、玄関で執事に出迎えられる

夕食の支度がされており、部屋着に着替えた後に食事をした


現在は自室でゆっくりとしている


リメロン(……今日もまた、何事も無い一日だった)

リメロン(寝る前に何かしようかな?)




会話or行動orイベント
安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

ナキと話す


>>195選択:ナキと会話



リメロン「ねーねーナキ、何か面白いお話して」

ナキ「主は子供か…自分の年齢を考えて物を言ったらどうだ…」

自室に戻ったため、いつもの巨体に戻っているナキ

とぐろを巻いたナキの体に背中を預けて、ナキを見上げて会話をする


リメロン「いいじゃん。ナキってばおじいちゃんだし。昔話の一つや二つはあるでしょ?」

ナキ「もはやおじいちゃんと呼ばれる年齢でもないのだがな……」

リメロン「何歳なの?」

ナキ「………8000くらいか」

リメロン「……なんか高すぎて凄いのかそうじゃないのかよく分かんない。一番古い神様でどれくらいなの?」

ナキ「一番古いのは神々の父であり、創世の皇ジェランダルだろう。最早数を数えるのすら馬鹿らしくなる年齢だな」

ナキ「私はどちらかと言えば若い方だ。蛇として生まれ、一年も経たずに人に見つかり悪魔と罵られ、かと思えばいつの間にか神として称えられていた」

ナキ「ただの蛇であった私の体も、知らぬ間に神秘で満ちていた。おかしな話だと自分でも思うさ」

ナキ「何もしていないのに…こんな存在になってしまっていた。生の道程とは予想も出来ぬことばかりだな」

リメロン「……珍しく饒舌だね」

ナキ「………私にも、情緒という物はあるさ」

リメロン「あはは、自分の事さんざん蛇だって言ってたのに変なの。情緒って人間独特の感情の事だよ?」

ナキ「人間の想いによって神に昇華した存在だ。人間に近くもなろうさ」

ナキ「実を言うと、私のように後天的に神になったものはごくわずかなのだ。神様ではあるが神様について知らんことの方が多い」

リメロン「そうなんだ?ねえねえ、もっとナキのこと教えてよ」

ナキ「う~ん…そうだな、それじゃあ……」


眠くなるまで、ナキと神様の事について話した


深夜



視点を選択してください

今まで出たキャラクターなら誰でも構いません。勿論リメロンでも構いません

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

ナキ


>>201採用:ナキ



ナキ「……漸く寝たか」

昔話の途中、リメロンがウトウトしだしたかと思えばついには眠ってしまっていた

ナキの体に完全に体を預けて安心しきった顔をしている

ナキ「…良く寝る娘だな。何度眠れば気が済むんだ」

小言を言いながらも服を咥え、体を持ち上げる

ナキの体の上から移動させてベッドに横たわらせる

布団をかけ、明かりも消した


ナキ「………この娘、私を誰だと思っているのだ」

ナキ「こんな無防備な姿をさらし、私に馴れ馴れしく接し、その上…信頼している」

ナキ「……馬鹿な娘だ」

ナキ「………………私も同じか」


カーテンを閉め、ナキも眠りについた


※一日目終了


【リザルト】


名前:リメロン・アスバール
性別:女性
職業:図書館騎士



適応能力:7  並大抵の契約相手では体調に異常をきたさない
身体能力:8  人間レベルでトップクラスの身体能力を持つ
精神力: 9  決して屈しない強靭な心を持つ
家系階級:3  代の浅い貧乏貴族



年齢は20歳
身長は167cm
白いメッシュの入った長めの黒髪をポニーテールにしている
左目が黒、右目が白色のオッドアイ。かなり豊満な胸を持つ
非常に元気で前向きな性格であり、後先考えず行動することが多い
13歳の時、思い出と引き換えに『ナキ=カンナギ』と契約を結んだ
無くしてしまった思い出を悲しくも思うが、さほど気にしてはいない
両親はおらず、血の繋がっている家族もいない
思想は中立派であり、どちらの言い分も間違っていると思っている






【特殊能力】



『契約:神』
永遠を司る龍神『ナキ=カンナギ』と契約を結んでいる
戦闘時は右半身がナキと同化し、永遠を引き起こす奇跡を振るう



『生贄:思い出』
契約した日以前の思い出全てを代償に捧げている
ナキを除いてこの世に誰一人、リメロンの過去に何があったかを知る人物はいない
ただ漠然と人と人との関係だけが残っている


深夜は基本的に一日の終わりのイベントです

色んな人の、意外な心情を聞くことが出来ます

意外な行動をしている人も………



それでは、二日目開始です






リメロン「よしっ!今日はバッチリ!歩いても間に合うよ!」

マントを羽織り、図書館に向かって歩いている


ナキ「いつもこうだと有り難いのだがな……」

リメロン「どうする?寄り道でもする?」

ナキ「……止めはしないが、遅刻するなよ?」

リメロン「う~ん…そうだなぁ……」



1、寄り道をする
2、真っ直ぐ向かう

安価↓1

2


>>207選択:2、真っ直ぐ向かう



リメロン「やっぱり真っ直ぐ行こうか。遅刻したら台無しだし」

ナキ「ああ、私もそれが良いと思っていた。理解のある主人で助かる」

リメロン「ふふん♪ロイヤル君喜んでくれるかな?」

ナキ「遅刻しないのが普通なのだから喜ぶはずなかろう……」


ナキと会話をしながら、真っ直ぐに図書館を目指した


イベント判定
6以上でイベント発生

直下コンマ


コンマ判定:9  イベント発生


追加判定
偶数で騒ぎ、奇数で新聞

直下コンマ


コンマ判定:奇数 新聞



リメロン「よっと…」

ナキ「おい、ゴミ箱に捨てられている新聞を拾うな。仮にも貴族の娘だろう?」

リメロン「綺麗だからいいじゃん。それにこれ、家でとっていない会社のだし」

ナキ「だから許されるというわけでもなかろう…」


ナキの小言を無視して、新聞を読み進める


リメロン(………『ギルド』か)

リメロン(最近、やけに増えてきている…)

リメロン(図書館だけを襲う、『導師』達で構成された盗賊団)

リメロン(隣町の図書館が被害にあったらしい……まだ、近くに居るってことだよね)

リメロン(気を引き締めないと……)


新聞を捨て、小走りで図書館に急いだ



※町の犯罪率が上がりました



【『ギルド』と呼ばれる組織について】

貴族階級を剥奪された『導師』が主な構成員である

ギルドは一つの組織の名称ではなく、そう言った導師によって作り上げられた盗賊団の総称である

多数の『導師』によって構成された組織は、異世界の力を使って連携をしているため捉えることが容易ではない

各地に存在する『図書館』だけを襲うことが特徴的であり、それ以外のモノを襲うことはめったにない

何者かに統制されているという噂もあるが定かではない


ロイヤル「……今日は遅刻しませんでしたね」

ロイヤル「この調子で、真面目に仕事をお願いします」


そう言ってロイヤルは昨日の続きに戻った


リメロン(ここは無事だったようだね)

リメロン(…まぁ、早々被害にあうはずもないか)


昨日とは違い、真剣な面持ちで図書館の警備に当たった




会話or行動orイベント
安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

図書館内に侵入されそうな箇所がないかチェック


十分経ったので>>216を採用して進行



壁を叩いてみたり、床や天井をくまなく点検する


ナキ(…何をしているんだ?)

リメロン(点検。侵入されそうなところは無いかなって)


注意深く、図書館内を練り歩いた



イベント判定
4以上で発生

直下コンマ


コンマ判定:3 イベント不発





ロイヤル「もう昼ですから、休憩してきても構いませんよ」

リメロン「え!ホントに!?なんだか今日は優しいね」

ロイヤル「…真面目に仕事すれば、私だって怒りませんよ」

リメロン「ふ~ん…そっか。それじゃあご飯食べてくる!」

ロイヤル「あまり遅くならずに帰ってきてくださいね」


ナキを連れて図書館を出る

昼食をとるために、お店を探した




遭遇判定
1-3  騒ぎ
4-6  友人
7-9  自由安価

直下コンマ


コンマ判定:1 騒ぎ



町のはずれの住居区域

そこで煙が上がっているのが見えた


近づいて行くほどに人々のざわめきが聞こえる

駆け付けた先には燃え上がる家

そして……


リメロン「………ドラゴン?」


真っ赤な鱗を身に纏い、口から轟々と煙を吹く人間

間違いなく契約の力を振るう『導師』の姿だった

ドラゴンと同化している『導師』の前には焼け焦げた人だったモノ


リメロン(……喧嘩か何かかは知らないけど、騎士として見過ごすわけにはいかないよね)

ナキ(あの『導師』は肉体を生贄に捧げている。もしかすれば適応能力が低く『乗っ取り』が起きているのやもしれん)

リメロン(…なるほど、それだとしたら納得できるかも)

リメロン(何かしらの方法で契約のやり方を知った一般市民が契約を行い、肉体を代償に契約を執行している)

リメロン(だけど適応能力の低さゆえに暴走してしまい、それを止めようとした家族の誰かが焼き殺されたってところかな)

ナキ(いつもの間抜けさに反して、こういう時は冷静だな)

リメロン(そういう分析はいいから……)


人々をかき分け、騎士の紋章が刻まれたマントを翻し暴走状態の導師に向かい合う


リメロン「え~っと………我こそは、『導きの力』を与えられし貴き血族の騎士である」

リメロン「今、その牙を納めるのなら命までは取らないと約束しよう」


『人間風情が、この儂に命令をするなぁッ!!!』


焼け爛れた喉から響く、しわがれた声

この導師は、既に肉体の半分以上『契約者』に支配されていた


叫びと同時に火を噴きだす

壁の様な迫りくる炎


ピタリと炎が固まる

物理的にありえない現象

正に奇跡と言ってもいい


……いや、実際に奇跡が起きたのだ


リメロン「ちょっとナキ。勝手に変なことしないでよ」

ナキ「ふん。こんな竜の端切れ、私だけでも十分だ」

リメロン「珍しく怒ってるね。いいよ、さっさと終わらせようか」


リメロン「……契約執行…」


リメロン「我が肉体に、神の奇跡を!」


言葉と共に止まってしまった炎の中を突っ切っていく

永遠の奇跡によって静止した炎は、勢いを取り戻しリメロンの体を包み込む


リメロン「調子に乗るなって言ったよね。その言葉…誰に向けられるべき言葉なのか分からせてやるよ」


炎の中から、悠々とした足取りで導師に迫る


黒い髪は白に染まり

二色の眼は、純白に濁った

その右腕には蛇の鱗が纏われている


導師『な…その姿は一体…!?』

リメロン「………永遠の奇跡。『神縛り』」


右手を突き出し、拳を握る

導師の足元から白い蛇が湧いて出る

足を伝い、胴を締め上げ、首に喰らい付く


導師『ガッ…!?……ググゥ…グ…!!』


困惑の呻き声をあげる

先ほどの少女の変わりようにも、突然湧いて出てきた蛇にも

そしてそれ以上に…自らの怪力で引きちぎれないほどの拘束を


リメロン「永遠の奇跡は『縛り』の力」

リメロン「決して終わりの無い、尽きることなく続く『呪い』」

リメロン「愚かな眷族よ」



リメロン「―――――警告はしたぞ」



ゆっくりとドラゴンに歩み寄り、その右手で顔を掴んだ

悲鳴も上げることなく生気を失っていく

色が抜け落ち、陶器のような白色に染まる


蛇の拘束は解かれ、そこには永遠に終わった生物だったモノだけが残された


リメロン「……ふんっ!」

腕に纏わりつく蛇の鱗を引きはがす

鱗を剥いだ左腕には一匹の白蛇が握られていた


ナキ「相変わらず神の扱いが雑だな」

リメロン「しょうがないじゃん、ナキが私に入り込み過ぎなんだよ」

リメロン「それに私の自我を持って行き過ぎ。自重してよね」

ナキ「それに関しては……悪かった。私も一応龍神なのでな、自分の眷族が馬鹿をやっているのを見ると腹も立つ」

リメロン「ナキは殆ど蛇じゃん」

ナキ「見た目は蛇だが分類は龍だ。そんなことより、これをどうする?」

リメロン「う~ん……人も見てたし、後へ適当に処理してくれるでしょ」


リメロン「みなさ~ん!私が悪を退治しました!!ご安心くださ~い!!!」

リメロン「この図書館騎士!!リメロン・アスバールが退治しましたよ~!!!」


大手を振りながらしっかりとアピールをし、事の収束を伝えた


リメロン(こんだけ言っとけば多分大丈夫だよね?)

リメロン(早く昼ご飯食べて戻らないと……)


早歩きで街の中心に戻り、飯屋を探した



今日の更新はここまでです



初戦闘だったので文章だけで進みましたが、基本的にコンマによる戦闘が主流になると思います

こういうイベント戦闘はたまにしかないと思います



かなり遅くなってしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました


現在、キャラクタープロフィールを一気に完成させているのでそれを終わらせてからの更新となります

なので今日の分の本編進行は短くなると思います


少々お待ちください

【プロフィール公開】


名前:ナキ=カンナギ
性別:無性
種族:神(龍神)



強さ:9 永遠を司る奇跡を引き起こす



年齢は8000ほど(本人談)
体長は不明(伸縮自在)
真っ白な鱗を纏った蛇の姿の龍神
冷静で落ち着いた性格であり、世話焼きな一面もある
年老いた男のような声で喋り、その言動からは威厳を感じられる
押しに弱く、意外と流されやすく感情的
蛇として生まれ、何の因果か生まれつき鱗が白く染まっており悪魔として恐れられてしまっていた
しかし、いつしかその特異な容姿が神々しいとされ神として祀られるようになった
後天的に神になった龍神であり、知名度もそれなりに高い
信仰の加護により死ねない体になってしまったが、特に思うことは無い
好きなものは雨と湿気
嫌いなものは頭の悪い生き物




【特殊能力】



『神通力』
永遠を引き起こす神の奇跡
静止や延長、停滞や呪縛などの現象を引き起こす



『神器:鱗』
基本世界の神話的概念において『永遠』の象徴であるナキの鱗
鱗一枚一枚が神器であり、特別な神秘に包まれている
適合力不足でリメロンはうまく扱えていない


名前:ティエル・グランド
性別:女性
職業:導師見習い



適応能力:4  長時間の契約執行は肉体に肉体と精神に悪影響を及ぼす
身体能力:2  とても鈍い。視力の低さも影響している
精神力:7   よく言えば図太い、悪く言えば鈍い。感情の起伏が緩やか
家系階級:6  それなりに歴史のある、裕福な家庭




年齢は17歳
身長は152cm
クリーム色のふわふわとカールの巻いたショートヘア、瞳の色は水色
視力が悪く、眼鏡を着用している
とても柔らかい雰囲気を醸し出す、のんびりとした性格
一人娘であり、跡取りでもあるためかなり甘やかされて育ってきた
そのため世間知らずな一面が多々見受けられる
13歳の時に右腕を代償に『エンラ』と契約を結んだ
リメロン・アスバールのお屋敷の近所に住んでいたため、古くからの知り合い。所謂幼馴染
リメロンがナキと契約を結んだ後
出会ったころの記憶や、昔の思い出も失ってしまったがリメロンの事を強く信頼していたという感情だけが残っている状態だった
現在に至るまでにたくさんの思い出を作って来たのであまり昔の事を気にしていない様子
趣味は料理。しかし得意というわけでもない。契約者のエンラがよく実験台にされている
好きなものは友達
嫌いなものは寒さ




【特殊能力】



『契約:???』
謎の少年『エンラ』と契約を結んでいる
適応能力の低さから、契約を執行できない状態



名前:エンラ
性別:男性
種族:??


強さ:??  ????????????????????




年齢は12歳
身長は141cm
浅黒い肌に、短めの黒髪、瞳の色は赤
謙虚だがしっかりとした性格で、空気を読むのがとても上手い
とても心配症で頼られたがりな一面があり、年上のティエラをいつも甘やかしている
12歳の時にその生を終えたため、契約を結んだ今も成長をしない
???????????????????????????????????????
????????????????????????????
???????????????????????????????
???????????????????????????????????????????????????????????????
好きなものは生野菜
嫌いなものは焼いた肉




【特殊能力】



『??』
??????????????
??????????????????????????????



名前:ロイヤル・アルフォード
性別:男性
職業:司書



適応能力:9   悪魔をも完全に支配する非常に優秀な適応能力を持つ
身体能力:4   年相応な身体能力。あまり運動は得意ではない
精神力:4    我慢弱く、怒りっぽい。良くも悪くも年相応
家系階級:10  司書に任命されている貴き家系



年齢は15歳
身長は156cm
艶のある少し長めの黒髪、瞳の色は紫
よく眉を顰めているため、キツイ性格だと思われがち
非常に生真面目で、規則に厳しい性格
だらしのない人間が苦手であり、周りの人のマイペースさに胃を痛めている
良くも悪くも平等ではあるため、しっかりと行いを正せば普通に接する
12歳の時にサタナウルと契約を結び、2年で施設を卒業した
とある事件により、住んでいたお屋敷に決して帰ろうとはしない
サタナウルの事を苦手としてはいるが、それなりに信頼はしている
好きなものは紅茶とケーキ
嫌いなものは辛い食べ物




【特殊能力】



『契約:悪魔』
世界原初の幻である夢を引き起こす悪魔『サタナウル』と契約を結んでいる
適応能力の高さから、十全に力を引き出せている



『代償:ローブ』
常に身に羽織っているローブを代償に捧げている
護身のために毎日着ているが、キチンと綺麗に洗っている


名前:エド・ユーヴィッヒ
性別:男性
職業:図書館騎士



適応能力:10  どんな相手でも従わせられる脅威の適応能力を持つ
身体能力:7   かなり優秀な身体能力を持つ 
精神力:9    どんな時でも自信を失わない屈強な精神を持つ
家系階級:8   かなり有名な歴史ある名家の出身




年齢は20歳
身長は174cm
癖のある金色の髪の毛に、緑色の瞳を持つ
つり眼気味の意志の強そうな凛々しい顔立ち……だが、いつも浮かべている見下した笑みの所為で台無しである
極度のナルシスト、かつ極度の潔癖症、かつ極度の完璧主義者である
自分の家族を含めた自分以外の人間全てを見下しており、容赦のない言葉を吐く
常に不遜で傲慢な態度をとり、決して他人に頭を下げない
絶対に他人に気を使わないことを信条としているため、かなり無神経
その癖綺麗好きなため、自分の周りに対してかなり神経質である
一言でいえばとても面倒くさい人間性
8歳の時に『キュベレ』と契約を結び、それ以来ずっと共に過ごしてきた
10歳の時に家出をし、自分で家を作り自分とキュベレだけで生活をしている
19歳の時に主席で施設を卒業し、自ら志願し図書館騎士となる
因みにリメロンは2位の成績で卒業した
契約者であるキュベレの事も道具として扱っているが、他人を徹底的に嫌うエドが自分の身の回りの世話を許している唯一の人物
つまりは相当な信頼をしていることがうかがえる

好きなものは自分
嫌いなものは弱者と愚か者




【特殊能力】



『契約:悪魔』
『凍結』の概念を司る羊の悪魔『キュベレ』と契約を結んでいる
適応能力の高さから、キュベレの力を完全に自分のものとして扱える



『生贄:全身』
内蔵から髪の毛一本に至るまで肉体の全てを生贄に捧げている
適応能力の高さ故に、脳を含む体全てを代償に捧げているにもかかわらず自我を決して失わない


キュベレとサタナウルは後日、悪魔の説明を添えてプロフィールを公開します


本当は更新したかったのですが、ちょっと私用で出来なくなりました

申し訳ありません


また明日、更新すると思います


【悪魔について】

基本世界においての悪魔についての解説

世界の創世をするにあたって、二人の神が存在した

一人は現代に創世の皇と伝えられる、神々の父『ジェランダル』

もう一人は現代において悪魔の王とされる、この世全ての闇の源『ヨル』

二人は世界の覇権を競い争った

その争いは大きな戦争となり、二つの派閥が出来上がった

最終的に敗北したヨルとそれに従った者達、その派閥こそが『悪魔』と呼ばれる者達である

故に、悪魔の多くはかつて神と呼ばれた者達ばかりである

ヨルを含めた悪魔たちは、異世界でも基本世界でもない別の次元に存在する世界である『冥界』に幽閉されている

名前:サタナウル
性別:女性
種族:悪魔



強さ:9   世界原初の幻である『夢』を見せる魔力を持つ





身長は160cm
波打つほど柔らかい黒く長い髪の毛と紫色の瞳を持つ
かつては神と呼ばれた悪夢を引き起こす悪魔
世界原初の幻想である、夢を司る安らぎの女神であったが悪魔へとその姿を変えた
夢を引き起こす奇跡は悪夢を引き起こす魔法に変わり果てている
安らぎを与える子守唄であった彼女の歌は、いまや世界を捻じ曲げ幻に染め上げる力に変わっている
温厚で優しく、決して怒ることは無い落ち着いた性格
悪魔となった今も表面的な性格は変わっていない
子供を勇気づける希望や自由の象徴であり、彼女自身も子供を愛していた
しかし悪魔となってしまったとき、その愛情が歪んだものに変わってしまった

好きなものは子供と自分の歌
嫌いなものは喧騒と痛み




特殊能力


『悪魔』
世界を捻じ曲げ幻覚を引き起こす悪夢の悪魔

名前:キュベレ
性別:女性
種族:悪魔
職業:メイド



強さ:8    『凍結』の魔力をその身に宿す悪魔


年齢は不詳
身長は170cm
羊の角に青白い肌、蝙蝠のような薄く骨ばった小さな羽を持つがメイド服の中にしまっている
濃い青色の髪の毛と、文字通り悪魔的な肉体を持つ
口数少なく、物静かでお淑やかな性格
自分の過去を語るようなことは無く、ミステリアスな雰囲気を持つ
常に主人であるエドを第一に行動している
空気を察する力に長けており、完璧といえる家事能力を有する
常にエドと共に行動をし、エドから信頼されているが彼女の心境は誰にも分からない
プライドという物があまりなく、自分という存在をどうでもよく思っている
冥界では冥王のメイドをしていたが、待遇が良いからという理由でメイドをやっていただけである
特別他人に奉仕をすることに悦びを感じているという事は無い

好物は氷、しかし行儀悪く噛み砕くのが好きなため一人でひっそりと楽しんでいる
嫌いなものは熱さと汗





能力



『悪魔』
『凍結』の概念を引き起こす魔力をその身に宿す


それでは本編を再開っす!!


夕方


再び、図書館の警備に戻った

そろそろ眠くなってきたかなというときに、ナキが話しかけてきた



ナキ(……なあ主人。さっきの事、どう思う?)

リメロン(さっきの事って?)

ナキ(ついさっき肉体を乗っ取られた導師もどきを殺しただろう。その事だ)

リメロン(ああ、あれね)

ナキ(あの事件、気になる点やおかしな点がいくつもあっただろう?)

リメロン(おかしなこと……ねぇ……)


ついさっき起きていた事件の事を思い出す

竜に体を乗っ取られた導師

焼け焦げた人型

場所は民家、貴族のお屋敷ではなかった


一番、気になったのは……



1、一般人が契約を行ったと思われる事
2、自分の評判
3、自由安価

安価↓1

1


>>245選択:1



リメロン(やっぱり一般人が契約を結んでた事が気になるよね)

ナキ(……本当にあの者は貴族や導師ではないのか?)

リメロン(無いと思うよ。場所が場所だったし)

リメロン(殆どドラゴンと混ざってて元の人物の顔は分かりにくかったけど、恐らく40代くらいの中年男性に見えた)

リメロン(そのくらいの年の導師があんなへまをやらかすとは思えない)

リメロン(あの年齢で導師になったばかり……という可能性も無くは無いけど、適応能力が低いとそもそも施設から契約執行を止められる)

リメロン(教養が何よりも大事なこの世界で、指導者の教えをそむく愚か者の貴族が居るとも思えないし…十中八九一般人でいいと思う)

ナキ(となると、何故あの者が契約の方法を知ったのかという謎が一番重要そうだな)

リメロン(パッと思いつくのだと、導師の誰かがやり方を教えるのが一番手っ取り早いかな)

ナキ(その行動のメリットは?)

リメロン(う~ん……分かんない)

ナキ(ならば、それ以外の方法があるとしたら何があると思う?)

リメロン(う~ん…そうだなぁ……)



閃き判定
5以上で閃く

直下コンマ


コンマ判定:2 失敗



リメロン(………う~ん…)

ナキ(あの男が導師が契約をするところを目撃したというのはどうだ?)

リメロン(無い…と思うよ。契約の力は貴族間だけの秘中の秘だから契約の際にはかなり厳重な警備を敷くんだよ)

ナキ(…ならば図書館でやり方を知った可能性は?)

リメロン(一般の目が触れる可能性のある図書館に契約の仕方が書いてる本泣なんて置くわけないでしょ)

ナキ(むぅ……ならばどんな方法で知ったのだ?)

リメロン(……やっぱり原点回帰で導師がやり方を吹き込んだっていうのが一番現実的だと思う)

ナキ(そうなるとまた問題が戻るぞ?なぜそんなことをする?)

ナキ(契約が誰にでもできるという事が世間の耳に届けば大変なことになることなんぞ直ぐに想像がつく)

ナキ(貴族が権力を独占するために秘密にしておるのに、それでは意味がないではないか)

リメロン(……う~ん…そうなんだよねぇ…デメリットしかないはずなんだよねぇ…)


結局、日が暮れるまでナキと話し合ったがこれという結論は出なかった



リメロン(この事件、他の人も知ってるかな?)

リメロン(もしかしたら別の場所でも似たようなことが起きてるかもしれない……)

リメロン(気になったら調べておこうかな……)







ロイヤル「今日一日、お疲れさまでした」

ロイヤル「遅刻も無く、真面目に仕事をしてくれましたね。やれば出来るんじゃないですか」

ロイヤル「これからも、その調子でお願いしますね」

リメロン「あはは…それはどうも」

ロイヤル「今日はもう、帰っていただいても構いませんよ。お疲れさまでした」

リメロン「………」



1、真っ直ぐ帰る
2、寄り道して帰る
3、会話or行動安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>253採用:2、寄り道をして帰る



リメロン「それじゃあまた明日!」

ロイヤル「そこまで仕事熱心になって頂いて嬉しいですが、明日はリメロンさんは非番ですよ」

リメロン「あり?そうだっけ?」

ロイヤル「ええ、エドさんの当番です。私としてはお二人でやっていただいても構いませんが…」

リメロン「いやいやいや!アイツとなんて仕事になんないから!!」

リメロン「明日はきっちりお休みさせてもらいます。それじゃあばいば~い!おやすみ~!」


大きく手を振って図書館を後にした

しかし、図書館を出たがすぐに帰るとは言って無い


リメロン「寄り道し~よぉっと!」

ナキ「やれやれ……うちの主人はいつまでも子供だな…」



寄り道行先

1、ティエラのお屋敷
2、エドのお屋敷
3、事件のあった場所
4、町はずれの森
5、繁華街
6、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


コンマ判定が同数だったのでさらに判定


偶数で3、奇数で5

直下コンマ


コンマ判定:偶数、3



昼、事件があった場所に戻って来た


ナキ「…死体は無くなってるな」

リメロン「そうだね。ちょっと調べて行こうよ」

ナキ「そんなことしてもいいのか?」

リメロン「いいのいいの、私貴族で導師だし」


ナキの警告を無視し、焼け焦げている民家の中に入っていく


リメロン(思ったより中は無事だなぁ…)

リメロン(これなら何か見つかりそうかも……)


ゆっくりと、奥にへと進んでいった……



イベント判定
3以下で……7以上で???

直下コンマ


コンマ判定:3



ナキ(…ッ!身を隠せ!!)

リメロン(な、なに!?)


ナキの突然の言葉に、慌てて背を低くして物陰に隠れる

何事かと質問をする前に、ナキの言葉の意味が分かった


木の軋む音

足音がする


人間と思われる足音が二つ


リメロン(人…だね。誰だろう…?)

リメロン(わざわざこんな時間にこの場所に足を踏み入れるって…絶対にやましい事があるに違いないよ!)

ナキ(主人も人の事は言えんがな…)

リメロン(…どうしようかな?)



行動安価↓2の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


選択肢追加

1、聞き耳を立ててみる
2、契約執行でお縄を頂戴する
3、自由安価

安価↓2の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>266採用:1



リメロン(……何か話してる……聞こえるかな…)

じっと目を閉じて、耳を澄ませる

こそこそとした、二人の男の会話が途切れ途切れ聞こえてきた


男(若い声)「ねぇ兄貴…ほん……に……………なの?」

男(低い声)「ああ間違い…ぇ……っく馬鹿な野郎………ぜ」

男(若い声)「死んじま……けど………すか?」

男(低い声)「ああ…………こそが『シンデレラ』の目的だ」

男(若い声)「ふ~ん………なら良いっすけど」


一瞬だけ近くを通り過ぎ、明確に会話の内容を拾えた



リメロン(……『シンデレラ』って言ってた?)

ナキ(私もそう聞こえた。意味は分かるか?)

リメロン(知らない……組織の名前かな?)

ナキ(分からない。だが…嫌な予感がするな……奴らは地下に行ったようだし、今のうちに退散しよう)

リメロン(え~!?もしバレテも平気だって、返り討ちにしてやるから)

ナキ(我儘を言うな、もう夜も遅いんだ。メイドや執事も心配するぞ?)

リメロン(……むぅ…仕方ない…)


後ろ髪を引かれる想いでその場を離れ、お屋敷に帰ることにした






リメロンの自室

いつもより遅い時間に帰ってきたことを追及されたが、寄り道をしただけと言ってその場を切り抜けた

夕食も食べ終え、風呂にも入りすっかりお休みの体勢だ


ベッドの上に横になって考える



リメロン(……『シンデレラ』…)

リメロン(どういう意味なんだろう?恐らく名詞だと思うんだけど…生憎私に聞き覚えは無い)

リメロン(新聞でも調べてみたら名前が載ってるかな?)

リメロン(…いや…もしかしたら何かの隠語なのかも)


リメロン「う~ん……わっかんないなぁ……」


ゴロゴロと寝転がり、解けない謎を頭の中で反復させている


リメロン「わかんない!近いうちに図書館で調べることにしよう!いや、した!!」

リメロン「寝る前に何かしようかな?」



会話or行動orイベント安価↓2の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

この書き込みから5分以内に安価の指定が無ければ、何もせずに進行
安価↓1

ナキと話す


>>271選択:ナキと話す



リメロン「ねえ、ナキは何か思い当たることあった?」

ナキ「何がだ?」

リメロン「『シンデレラ』って奴についてだよ」

ナキ「……思い当たる節は無いな。少なくとも基本世界に関係することではなさそうだ」

リメロン「そうなの?」

ナキ「伊達に長く生きてはいない。シンデレラという人名位探せば一つや二つは見つかるやもしれんが、この世界やあの事件に関係するとは思えない」

リメロン「……人名…か。もしかしたらシンデレラっていう奴と契約をしようとしているとか?」

ナキ「……だとして、今回の事件とどういう関係があるのだ?」

リメロン「むぅ…しまった。大事なことを失念してた」

ナキ「確かにあの男2人の言葉は怪しいが、それに囚われすぎては本質を見失いかねんぞ」

リメロン「……だね。ちょっと考えすぎてたよ」



リメロン(そうだよね、あの男二人が今回の事件に関係してそうではあるけど、それ以上に重要なのは事件事態だ)

リメロン(『シンデレラ』については後回しにして、事件の原因を調べるのが先かな)

リメロン(………明日の新聞に載ってないかな?)


考えすぎてもよくないと思い至り、直ぐに寝ることにした


深夜


視点選択(キャラ名指定)
安価↓2の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

ナキ


>>274採用:ナキ


部屋の明かりを消して、リメロンに布団を掛けてからナキもとぐろを巻いて眠っていた

頭に思い浮かぶのは、今日一日の事


ナキ(……色々な出来事が迫っているな)

ナキ(『ギルド』とかいう盗賊集団)

ナキ(契約の仕方を知っていた一般人)

ナキ(事件現場に現れた謎の二人の男)

ナキ(『シンデレラ』という謎の言葉)


ナキ(そして………怪人『スマイル』)

ナキ(主人は気にしておらんかったが、また奴がこの地域周辺に出没しているらしいことが新聞に載っていた…)


ナキ(………どうしてこう、一気に厄介ごとが迫っているのだ)

ナキ(まるで何かに引き寄せられているように……)


ナキ(悩みは当分……尽きそうにないな)


溜息を吐き、気だるげに体を丸めた


三日目開始





リメロン「……っ!?」

日の光に飛び起きる

リメロン「…………はぁ…」

それと同時に、休みであることを思い出して布団に戻った


リメロン(今日はゆっくりしていいんだ…)

リメロン(もう一眠りしてから…朝ごはん食べに行こう…)


リメロン(今日は何をしようかな?)



行動orイベント安価↓2の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用



今日の更新はここまでです

お付き合いいただきありがとうございました

安価↓1を採用とします

乙 買い物


>>279選択:買い物



今日の更新はお休みです


コンマを絡む安価の場合、埋まらないと困るので連続安価所得はアリにすることにしました

そうそう何度も高コンマを連発されないよね?(慢心)



そろそろ再開です


リメロン「ナキ!買い物行こうよ!」

ナキ「……主人、昨日の夜シンデレラについては明日調べることにしたと息巻いていなかったか?」

リメロン「堅いこと言わないでさ、折角の休みなんだよ!?遊ぼうよ!!」

ナキ「……そうだな。だが、使い込み過ぎるなよ」

リメロン「大丈夫大丈夫。お金の管理はオーベルがやってるからお小遣いの分に収めるよ」

ナキ「……主人、それでよいのか?もう大人だろう?」

リメロン「使い込んじゃって貧乏生活するよりマシだよ。ほら、行くよ!」


あまり乗り気ではないナキを肩に担ぎ、屋敷を飛び出して町に向かった


町の中心地

たくさんの人々が行きかい、飲食店や日用雑貨などの多くの店が立ち並ぶ


リメロン「う~ん……何を買おうかなぁ~…」

リメロン「おお!ねえねえナキ!これ可愛くない!?」

ナキ「普通、私に服の良し悪しを聞くか?」

リメロン「ナキのセンスも聞いてあげようと思ってね」

ナキ「………うむ…悪くないんじゃないか」

リメロン「なにそれ。つっまんないな~…やっぱりおじいちゃんには若者のオシャレ事情は分かんないか…」

ナキ「ここぞとばかりに馬鹿にしおってからに…私はそもそも服を着んから良さなど分かるはずなかろう」

ナキ「どんな服装が好きかと問われれば、裸以外思い浮かばぬわ」

リメロン「そ、そんな怒んないでよ。悪かったって……でも、そうだなぁ…いいこと思いついたかも」

ナキ「……なんだ?」

リメロン「ナキも服着る?」

ナキ「却下だ」

リメロン「え~、なんでさ」

ナキ「私にはこの鱗がある。邪魔な衣など私の美しさを損ねるだけだ」

リメロン「なるほどね…ナキは裸が自分の一張羅なわけだ…」


ナキと雑談を繰り広げながら、ウィンドウショッピングを楽しむ





イベント判定
1-3  聞いた覚えのある声
4ー6  知り合いと遭遇
7-9  変なお店
0    自由安価

直下コンマ
 


コンマ判定:7 変なお店


リメロン「………」

ナキ「…どうした?」


少し、人々の喧騒から離れた場所

ポツリポツリとお店が並ぶ

その中でも、一際小さな赤い屋根のお店


リメロン「……古本屋だね」

ナキ「古本屋なのか」

リメロン「怪しいね」

ナキ「怪しいのか?」

リメロン「お宝が眠っている気がするよ」

ナキ「そうなのか」


誘われるように、リメロンはお店の扉に手を掛けた


お店の中には乾いた空気

少しの埃と日に焼けた本の香りが心地いい

お店の中には、眼鏡をかけた老人が本を読んでいた

リメロンに気が付き目を向けて、直ぐに視線を本に戻した

恐らくここの主人なのだろう


リメロン(……むふふ、いい雰囲気だね)

ナキ(そうか?私は乾燥で少し鼻が辛い)

リメロン(む~こういう時こそ、ノスタルジックな情緒を感じるときでしょ)

リメロン(やっぱり学ある貴族様からすれば、こういう古い本の匂いに心をときめかすものよ)

リメロン(…どんなものがあるかな~……)


ゆっくりじっくり、本棚に敷き詰められた本に目を向けた



イベント判定
3以下で……、7以上で???

直下コンマ


コンマ判定:5



リメロン(……どれも読んだことあるなぁ)

ナキ(主人は存外読書家だからな。お屋敷の書庫は全部読んだことがあるのだろう?)

リメロン(いやいや、アレくらいは貴族なら誰だって読むって。うちの書庫も狭い方だし)

リメロン(………いくつか気になるものが無くは無いけど…)


リメロン(どうしようか?)



気になった書物

1、『導師の器』(古文書)
2、『異世界童話全集』(娯楽小説)
3、『魔女の口先』(魔導書)
4、買わない
5、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>292採用:2



リメロン(これにしようかな)

ナキ(……『異世界童話全集』?)

リメロン(そうそう、案外こういう異世界の創作話って珍しくって高いんだよね)

ナキ(貴族なのに決め手が値段か)

リメロン(お小遣い制だからしょうがないでしょ)


リメロン「おじさん、お会計」


怪しい雰囲気の店の割に、珍しいものを見つけられなかった

よくある普通の古本屋だったようだ





少し多めにサンドイッチを買って、ナキと一緒に齧りながら町の中心地を練り歩く


リメロン「やっぱり買い食いっていいよね。はむはむ…」

ナキ「…そうか?私はどうにも落ち着かんが。……む、キュウリのピクルスは主人にやろう」

リメロン「ありがとっ…あ~ん…」

リメロン「ん~……ふぅ…ねえねえ、次は何処に行く?なにする?」

ナキ「主人が決めるといい。私は外に出てしたいことはあまりないな」

リメロン「そっか~…それじゃあ……」



行動orイベント

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

幼馴染に遭う


>>300採用:幼馴染に会う


目的も無く、町を歩いていると偶然知り合いと遭遇した

しかも、よく知るの幼馴染だ


私は、思わず声をかけた



コンマ判定
偶数でティエラ、奇数で新キャラ

直下コンマ


コンマ判定:奇数 新キャラ



直下コンマ:性別判定。偶数で男、奇数で女


↓2コンマ:年齢判定。3以下で年下、7以上で年上


↓3コンマ:家系判定


コンマ判定:奇数、女性


コンマ判定:1、年下


コンマ判定:2、裕福な一般家庭



一般家庭でありながら、才能を見いだされ『導師』になるべく勉強をする少女

年齢は17歳くらいですかね




それでは『契約者』判定です




契約相手


1、人間
2、亜人
3、怪物
4、魔法使い
5、人間(特殊)
6、悪魔
7、英雄
8、悪魔(強)
9、神
0、special

直下コンマ


コンマ判定:5、人間(特殊)



『契約者』の選択

1、全知の者 
2、転生の御子  
3、人間を超えた人間

4、魔を従える怨念 
5、与えられた生命
6、虹色の少女 
7、『ナニカ』を無くした少年

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

3


>>312採用:3、人間を超えた人間



幼馴染の少女の名前

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

エミリー


>>314採用:エミリー



リメロン「おーい!エミリー!!」

大きな声で呼び、ブンブンと手を振る

エミリーと呼ばれた少女は、声の主が誰かを確認して露骨に眉を顰めて背を向けた

リメロン「あ!コラ!無視すんなよ!!」

走って近づき、エミリーの肩に手を置く


エミリー「……アタシに用事ですか?」

リメロン「相変わらず冷たいなぁ!うりうり!!」


ぷにぷにとエミリーの頬を突っつきまわす

エミリーはされるがままになっているが、リメロンを見る目はとても冷たいものであった


リメロン「トッシーも久しぶり!やっぱりトッシーが隣に居ると目立つね~」

トシヒサ「…そうだろうか」


リメロンは、エミリーの隣に立つ巨大な男にも怯むことなくバンバンと背中を叩いた


リメロン(エミリーはここから少し離れた場所から、ここにある導師育成施設に通う『導師』見習いの少女)

リメロン(姓の無い、一般家庭の生まれだけど『導師』の才能を認められて施設に通う事を許された珍しい子)

リメロン(性格はとっても優しいけど、口も悪いし目上への態度も可愛くない、素直じゃない奴だ。でもそこが可愛いんだけどね♪)

リメロン(その隣に居る大きな体の男がエミリーの『契約者』である『ミナカミ・トシヒサ』)

リメロン(種族は至って普通の人間らしい)

リメロン(どんな書物にも歴史書にも乗っていないから一般人。……のはず)

リメロン(性格は無口で感情の起伏が見えづらい。基本的には優しいし、結構冗談が通じる)



リメロン「エミリーはどうしてこっちに?」

エミリー「……色々あるんですよ」

リメロン「色々って?」

エミリー「言わなくってもいいじゃないですか」

トシヒサ「引っ越してきたんだ。暫くこっちに移り住む」

エミリー「ちっ…言うなよ…」

トシヒサ「隠すことでもないと思ったまでだ」

エミリーがトシヒサの膝裏に蹴りを入れたが、反応は薄い

いつものじゃれ合いだ


リメロン「引っ越して来たって…理由は?」

エミリー「……言いたくない」

リメロン「トッシー頼んだ」

トシヒサ「エミリーが一人で暮らしてみたいと孤児院のシスターに駄々をこねた結果、期間限定で許された」

リメロン「へ~…なんだよなんだよ~、子供っぽいこと言いちゃってさぁ!」

エミリー「……五月蠅い」

トシヒサ「俺とエミリーは町の地理を覚えるために散策中だ。案内はいらない。迷う事もまた勉強だからだ」

エミリー「…そういう事だから、じゃあね先輩」

リメロン「あ、うん。じゃあね~……あ!住んでるところ教えてよ!!」


トシヒサから住所の書かれたメモを受け取った後、二人は直ぐにどこかに行ってしまった


リメロン「ふ~ん…エミリーが一人暮らしかぁ……」

リメロン「でもトッシーが居るから二人暮らしだよね?まぁ、本人が満足してるならそれでいいけど」

ナキ「…………」

リメロン「……ナキ?どうしたの?」

ナキ「いや、何でもない。気にせんでもいい…ちょっと疲れただけだ」

リメロン「どっかで休んでく?」

ナキ「………ああ、それがいい」

リメロン「…もしかしてナキってエミリーとトッシー苦手だったりする?」

ナキ「違う。そういうんじゃない…ただちょっと……タイミングが悪いなと思っただけだ」

リメロン「タイミングって……そっか、確かに変な事件が近くで起きてるしね。悪い時期に来ちゃったもんだよ」

ナキ「…そうだな」


疲れたというナキを休ませるため、アイスを買ってベンチに座りしばらく休んだ


リメロン(近いうちに、エミリーの家に遊びに行ってあげようかな?)


夕方


暫くベンチで休んだ後、特に目的も無くふらふらと町を歩いて回った

ナキはすっかり回復し、いつもの調子に戻っていた


リメロン「そろそろ日が沈むね~」

ナキ「そうだな。夜になる前に帰った方がいい」

リメロン「…う~ん…そうだね、心配させるだろうし」


リメロン「帰る前に、何かしようかな?」



行動orイベント

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

エンラ話す


>>324採用:



リメロン「……ん?あれって、エンラ君か?」

特にやる事も思い浮かばないので、やっぱり帰ろうかと思っていたところ

人通りの少ない薄暗い路地で一人でいるエンラを見かけて声をかける


リメロン「おーい、エンラ君」

エンラ「っ!ん、あ、ああリメロンか」

リメロン「何してんの?っていうか一人?」

エンラ「ああ、そうだな。俺一人だ」

エンラ「…てぃ、ティエラにお遣い頼まれちゃってさ…あんまし一人で歩かないから迷ってたんだよ」

リメロン「な~るほどね。迷子だからこんな人がいない場所に居たのか」

エンラ「そういう事だな…うん」



コンマ判定
7以上で何かに気付く

直下コンマ


コンマ判定:3  節穴



リメロン「じゃあこのリメロンお姉さんがお店まで案内してあげよう!」

エンラ「あっ……」

リメロン「ん?」

エンラ「い、いや…なんでもない」

エンラの手を握ったが、何故か反対の手で握り直される


リメロン(何が嫌だったんだろ?)


しかし、特に気にせずに言葉をつづけた


リメロン「何買いに行くの?」

エンラ「えっと…小麦粉と卵」

リメロン「了解。じゃあしゅっぱ~つ!」


エンラの手を引き、食料品店まで案内してあげた


道中会話

安価↓2の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

何か好きなものある?今度作ってあげようか?


十分以上ったったのでこの書き込みから五分以内に安価所得が無い場合は>>329を採用

安価↓

>>329


>>331採用:>>329



リメロン「エンラ君はさ、何か好きなものある?今度作ってあげよっか?」

エンラ「え?俺の好きなもの……野菜かな。生野菜」

リメロン「それ料理じゃないじゃん…」

エンラ「正直に俺の好きなものを言っただけだよ。そもそもリメロンに料理なんてできるの?」

リメロン「そりゃあもう簡単よ!メッチャ得意だからね!」

エンラ「……嘘っぽいなぁ」

リメロン「ああ!ひっどいなぁ…あ~あ…お姉ちゃんの心傷ついちゃったなぁ…」

エンラ「ご、ごめんって。でもリメロンって貴族のお嬢様だからさ。そういう料理とかしそうにないなって思ったんだよ」

リメロン「むぅ…女の子らしいティエラとは違うって?」

エンラ「そういうんじゃないよ。似合うに会わないってあるでしょ?」

エンラ「リメロンは包丁を握るより、武器を握って戦ってる姿が似合うよ。立派な導師様なんだし」

リメロン「それって褒められてるのかなぁ?」

エンラ「褒めてる褒めてる」



リメロン「ふ~ん………っと、着いたね」

エンラ「おお、ここか。ありがとなリメロン」

リメロン「イイって事よ。帰りは平気?」

エンラ「平気平気。じゃあな、ありがとう」

リメロン「うん。ばいば~い」


エンラと別れ、帰路につく


ナキ「……結局、図書館には行かず仕舞いであったな」

リメロン「そうだね~…まぁいい本買ったし。トントンってところかな」

ナキ「何を以てトントンと言っておるのだ……明日の予定は?」

リメロン「明日は~……あ~っと、どうだったっけ?」

ナキ「執事にちゃんと確認をとっておけよ」

リメロン「はいはい」


日が沈むゆく空を眺めながら、お屋敷に帰った






リメロン「……ふわ~っと…今日はいっぱい遊んだね~」

ナキ「…だな」

リメロン「明日は当番だってさ」

ナキ「ならば、夜更かしせんようにな」

リメロン「はいは~い………さ~てと…」



リメロン(寝る前に何かしようかな?)



1、買ってきた本を読む
2、行動orイベント安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>336選択:1、買ってきた本を読む
※イベント発生



買ってきた『異世界童話全集』を開き、目次を眺めているとある題目が目に飛び込んできた

慌ててそのページまで飛ばし、一字一字確認する


リメロン「ちょ、ちょっとナキ!!み、みみみ見てこれ!!!」

ナキ「んん?………これは…!?」

リメロン「『シンデレラ』……間違いないよね?」

ナキ「ああ、私にもそう読める。…まさか異世界の童話だったとはな」

リメロン「『灰かぶり』って意味らしいよ。……読んでみようか」


ナキと二人で、『シンデレラ』という題名のお話を読み進める


『シンデレラ』の話を読み終え、本をいったん置いてナキと向かい合う


リメロン「話の要点としては、『シンデレラ』と呼ばれる奴隷、もしくは召使の女の子が、魔法使いに出会って色々してもらって王子様と結婚するお話…だよね」

ナキ「省きすぎだ。それに加えて、シンデレラは自分の姉たちに苛められていた。そんな少女が幸せの道を歩き出すというストーリーだろう」

リメロン「不幸に耐えていれば、幸せはいつか突然訪れるっていう事を描きたかったって事でいいのかな?」

ナキ「う~ん…恐らくは…そうだろう」

リメロン「……なんであの男2人はあの場所で『シンデレラ』って言ったんだろう?」

ナキ「何か意味はあると思うのだが……イマイチ繋がりが見えてこないな」

リメロン「……このお話の何が重要なんだろう」

リメロン「………事件と繋がりが見えそうな部分は…」




1、『シンデレラ』という少女
2、魔法使い
3、ガラスの靴
4、シンデレラの姉
5、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用(複数の数字を入れてもよい)


今日の更新はここまでです


複数数字を入れてもよいっていうのは『1と2』とかそんな感じにつこっこんでいいという事です
全部でも構いません


それではまた、お付き合いいただきありがとうございました


ここから安価↓2までが範囲です

1 3

【プロフィール公開】


名前:エミリー
性別:女性
職業:『導師』見習い



適応能力:6  それなりの適応能力。まだまだ伸びる余地がある
身体能力:6  それなりの身体能力。鍛えていない大人程度では相手にならない
精神力: 4  努めて冷静で居ようとしている節があるが、激情家
家系階級:2  それなりに裕福な一般家庭出身



年齢は17歳
身長は159cm
長く柔らかい赤髪、大きめの緑色の瞳を持つ
長い睫と泣きぼくろが印象的な顔立ち
素直じゃない性格で、とても口下手
プライド高く周囲の人々と溝を作りやすい
人と関わり合うことが苦手な一匹狼気質
9歳の頃、両親が殺され孤児院に引き取られた
12歳の時、『導師』の才能を孤児院のシスターに見いだされて施設に通い始める
リメロンとティエラとは幼馴染であり、今でも交流がある
世話焼きな性格である契約者の『ミナカミ・トシヒサ』の事を鬱陶しく思っている
契約の刻印は左目に刻まれている

好きなものは温かいシチュー
嫌いなものは騒がしい人




【特殊能力】


『契約:人間』
異常体質な人間、『ミナカミ・トシヒサ』の力を借り受ける
異常体質により、契約執行中でも契約者が通常通り行動できる


『生贄:左目』
左目を生贄に捧げて、『ミナカミ・トシヒサ』の異常な身体能力の一部を受け継ぐ
直感や動体視力が研ぎ澄まされ、超感覚により身体能力すらも上昇した気分になる


名前:ミナカミ・トシヒサ(皆上季久)
性別:男性
種族:人間?



強さ:8   人間でありながら人間を超越した異常な肉体と能力を持つ




年齢は34歳
身長は189cm
短めに刈りそろえられた黒髪に、黒い瞳を持つ
とても目つきが鋭く、筋肉質な体格も相まって人から悪い印象を受けやすい
危機感の薄い性格で、一つの物事にストイックに打ち込むタイプ
口数が少ないが、口下手ではない
人と会話をする事が好きで、人と関わりを持つ事が好き
感受性が高く、人の感情を読むことがとても上手い
『科学の世界』の異世界出身の一般人
彼は生まれつき異常な肉体と、異常な能力を持っていたが何も自分が特別だとは感じずに生きていた
どんなものよりも家族を愛した彼はある『伝説』と遭遇するが、何事も無く日常に帰還した
ありとあらゆることが異常な彼であったが、その異常を異常と思わず、周りに異常と感じさせなかったその生涯こそが最も異常だったと言える

エミリーのことは妹のようだと感じていて、とても甘やかしている

好きなものは家族。甘い食べ物
嫌いなものは孤独






【特殊能力】



『人間の肉体(異常)』
至って普通の人間…の筈なのだが、全ての身体水準が異常なほどの数値を誇る
トラックに轢かれそうになった子猫を助けて、逆にトラックを撥ね飛ばした自慢の肉体
どんな怪我も一日で治る自然治癒能力、鋭く研ぎ澄まされた超感覚、絶対に息切れしない持久力、腕力脚力握力
彼の肉体のどこをとっても普通とは言えない
生まれ持った肉体の為、『契約』がなされた今でも正常に本来の力を発揮できる



『超能力』
近い未来を予知する超能力
生まれ持って備わっていた超能力であり、未来を知る時は決まって夢の中
自力で意識を落として白昼夢の中で未来を知るという離れ業も可能


安価は>>343を採用です


それでは再開します!!


ナキ「これではない、別の『シンデレラ』なのではないか?私にはどうにも繋がりが見えてこない」

リメロン「諦めるのが早いって、もうちょっと考えてみようよ」

ナキ「……と、言われてもな…」

リメロン「………この物語の重要なキーパーソンってなんだと思う?」

ナキ「…言うまでも無く、この『シンデレラ』と呼ばれる少女だろう」

リメロン「だよね。不幸な境遇にあるなんの力も無い少女。その少女が魔法使いの魔法によって突然幸せを手にする」

リメロン「………ねえ、あの男たちが言っていた『シンデレラ』って言うのはさ、この物語の少女の事ではなくて『シンデレラ』っていうポジションの事なんじゃないかなって」

ナキ「……どういうことだ?」

リメロン「ただの仮説なんだけど、あの時私たちが殺した中年男が『シンデレラ』なんじゃないかなって思ったんだよ」

リメロン「あの男の人は一般人…つまりは私達、貴族に支配されて肩身の狭い生活を強いられている」

リメロン「その男に突如手渡された『魔法』……それが今回の場合の『契約』の力なんじゃないかな」

ナキ「だが、あの男は幸せを手にすることなく死んでしまったぞ?」

リメロン「それはつまり。あの男の人は『シンデレラ』じゃなかったんだよ!」

ナキ「………成程な、差し詰め契約の力が『ガラスの靴』と言ったところか」

リメロン「ああそうだね、『魔法』より『ガラスの靴』の方がそれっぽいかも。どうかな、この仮説」

ナキ「……判断が難しいな。面白い話ではあるんだが…」


暫く、唸って考え込む


ナキ「……『ガラスの靴』…契約の力を手に入れるに相応しい適合能力を持つ一般人…つまりは『シンデレラ』を探している…か」

ナキ「もしこれが本当だとしたら……中々洒落の利く奴らじゃないか。笑いごとではないがな」

リメロン「うん…もし一般人がこの『契約』の力を手に入れたら大変なことになる」

リメロン「どんな行動を取られるか分かったもんじゃないよね……きっと、この秩序によって守られている『導師』社会が崩壊する」

ナキ「『シンデレラ』とあの事件。それらしい繋がりは見えたが…依然目的は見えてこないな」

リメロン「……社会の崩壊が目的…とか無いかな?」

ナキ「…分からん。偽善者ぶった愚か者か、気が狂った人間ならあり得んことも無いだろう」

リメロン「……取り敢えず、当面の目標を決めよっか」


リメロン「どっちを優先する?」



1、事件との関わりの見えた男2人を探す
2、これと同じような事件を片っ端から洗い出して、首謀者を割り出す
3、それ以外(自由安価)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>352採用:1



ナキ「まずはあの、事件現場に帰って来た男2人を探し出そう。そう遠くへは行っていないはずだ」

リメロン「…悪くないかもね。私の『シンデレラ』の仮説があっていればあの男2人は首謀者…もしくは首謀者に深く関わっているはずだもんね」

ナキ「それを抜きにしてもあの事件があった直ぐの夜に、事件現場にきたことも怪しいしな」

リメロン「それ言っちゃうと私も怪しいけど」

ナキ「成程、貧乏貴族が適性のなさそうな一般人を騙して怪物と契約をさせて、それを倒して自分の風評を広げるマッチポンプという可能性もあったな」

リメロン「違うからね!?ナキも知ってるでしょ!?」

ナキ「冗談だ。何はともあれ、行動を起こすのは明日からだ」

ナキ「当番に遅れんように早く寝よう」

リメロン「っと、そっか…明日は仕事だった……ナキの言う通り早く寝よっか」

ナキ「ああ、それが良い」

リメロン「それじゃあお休み!」


布団に被り、体を丸める

ナキの体が蠢く音がし、明かりを消してくれた


深夜


視点選択(キャラ指定)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

ロイヤル


>>357採用:ロイヤル


深夜判定の人物指定は、名前出ている人なら誰でも構いませんよ


深夜



図書館にぷかぷかと浮かぶ人影が一つ

漆黒のローブを身に纏った少年、『ロイヤル・アルフォード』


月光に照らされた図書館の中で、静かに本を読んでいた


サタナウル(ね~え~…まだ眠らないの~?そろそろおねむの時間じゃな~い?)

契約執行中で、ローブと同化しているサタナウルが脳内に直接語り掛けてくる

ロイヤル(……まだ眠たくありません)

サタナウル(私はもう眠たいな~…浮かせ続けるの疲れちゃった)

ロイヤル(…それなら、仕方ないですね)


契約執行状態を解除して、サタナウルとローブが分離した


ロイヤル「眠たいのなら、さっさと眠って下さい。私もあとで眠ります」

サタナウル「どうしていつも私を先に寝させようとするの?」

ロイヤル「……悪魔である貴女が信用できないからです。昔、私の事食べようとしましたよね?」

サタナウル「もうしないって~」

ロイヤル「信用できません。かつての自分の行動を反省してください」

サタナウル「う~…だって…ロイヤルってば美味しそうな子供だったんだもん」

サタナウル「今だって美味しそうな子供なのにさ、このまま放っておいて大人になれたら嫌だな~って思うもん」

ロイヤル「貴女のその小児愛好でカニバリズムな性癖、私が手綱を握っていなければ大変なことになっていたんでしょうね。最近は自重できてるようですが」

サタナウル「ロイヤルに嫌っていうほど教えられたからね、我慢してるよ……すっごく大変なんだよ?」

ロイヤル「知ったことではありません。この世界に来た以上はこの世界の秩序と道徳に見合った行動を心掛けていただきます」

サタナウル「はいは~い……相変わらず息苦しい性格なんだから…」


渋々とした様子で、サタナウルは仮眠室に戻っていく

扉に手を掛けた時、此方を振り向く



サタナウル「お屋敷にはまだ帰らない?」

ロイヤル「……はい」

サタナウル「…そっか。それじゃあ、おやすみ~」

ロイヤル「はい、お休みなさい」


慈悲をはらんだ柔らかい笑顔でロイヤルに手を振り、仮眠室に入っていった

ロイヤルはまだ暫く、本を読んで過ごした


三日目(裏)


キャラクター選択

1、エミリー
2、怪人『スマイル』
3、???

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

3


>>365採用:3、(裏)の主人公


それでは(裏)の主人公的存在を作ります



性別を選択してください

1、男性
2、女性

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


コンマ判定:1、男性



直下コンマ:適応能力判定


↓2コンマ:身体能力判定


↓3判定:精神能力判定

>>371のコンマ判定は誤字です!!!>>368を採用でした!!!



適応能力:3  かなり低い。辛うじて力を発揮できるレベル。肉体の代償は非常に危険


身体能力:10 普通の人間とは思えない異常な身体能力を持つ


精神力:7   それなりに安定した精神を持つ。よっぽどの事が無ければ揺らがない


このキャラクターの名前(姓は無くても可)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


ロフ・グリン


>>377採用:ロフ・グリン



ロフの性格や人柄

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

紳士的で探究心が強い


>>385採用:紳士的で探究心が強い



契約する相手の選択方法


1、安価選択で決める
2、完全コンマ

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>390採用:2、完全コンマ




契約相手の選択




1、人間
2、亜人
3、怪物
4、魔法使い
5、人間(特殊)
6、悪魔
7、英雄
8、悪魔(強)
9、神
0、special


直下コンマ


コンマ判定:0、special


specialとは、読んで字のごとく特別な存在

他の契約者とは一線を画す実力者ばかりです

それでは選択してください




1、意味を司りし女神    
2、規律を定めし龍神    
3、断罪と審判を司りし女神 
4、『黄金の魔人』      
5、三界を貫く至高の英雄 
6、種を超越する全能の『支配者』



安価↓4の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


表記し忘れたキャラが居たので申し訳ないですが最安価とさせてください…申し訳ないです


1、意味を司りし女神    
2、規律を定めし龍神    
3、断罪と審判を司りし女神 
4、『黄金の魔人』      
5、三界を貫く至高の英雄 
6、種を超越する全能の『支配者』

7、かつて神と呼ばれた闇

安価↓4の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>401採用:1、意味を司りし女神



契約の生贄(道具も可)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

一生分の地位


>>406採用:一生分の地位



ロフの容姿的特徴(身長とか髪型とか)

安価↓1~3をMIX

長身金髪強面


>>408-410をMIX


それでは本編(裏)を開始します


あの日、俺は全てを失った

あの日、俺は全てを投げ捨てた

あの日、あの時、あの瞬間―――俺は何を犠牲にしてでも欲しいものがそこにあった




俺は『契約』を結んだ

『意味』を司る神様に願った



どうか俺の物になってくれ、と



俺の探し求めた『美』が俺に微笑んだ


三日目(裏)






薄暗い倉庫のような場所

光も届かない埃くさい仮説ベッドから起き上がる

寝起きでボーっとする頭で、俺は眼鏡を探して床を探る



「お目覚めですか?」


透き通る声と共に俺の手に眼鏡が手渡された

彼女の一声に空気が震え、張り詰める

彼女の笑顔があれば、たとえボロ屋の倉庫であろうと一瞬で花の舞い散る草原のような爽やかさに変わる


ロフ「おはようエール。今日も君は美しい」


エールという名の女神は困った顔で微笑んだ


ロフ「今日も君と出会った夢を見たよ、俺が俺として終わった日の夢だ」

エール「昨日もそう言っていませんでしたか?」

ロフ「ああそうだ、毎日俺は夢に見る。君が俺という人間を狂わせた。罪深い女神さまだ」

エール「そ、そうなのですか。それは…そのぅ……」

ロフ「気に病むことは無い俺の女神。君という『美』の強烈な個性を目にすれば誰だって狂気に身を委ねる。誰だってそうだ俺だったそうだから」

ロフ「君という女神は存在自体が罪。だが…それでいい」

エール「は、はぁ…」


完全に自分の世界に浸っているロフという青年の姿に困惑を隠せない女神

ロフはエールに心酔していた。自らの持ち得る全てをエールに捧げるほどに

しかし、エールの困惑は当然のモノとも言える


何故なら二人は、三日前に出会ったばかりだからだ


ロフ「持っていた地位を全て擲って早三日目…か」

ロフ「まだ倉庫生活には慣れないが、君といれば何の苦も無い」

エール「わ、私としては…もう少し綺麗な場所で寝泊まりをしたかったのですが」

ロフ「ふむ…それは少し困ったな。身を隠すためにこんな汚い場所で寝泊りをしているんだ、綺麗に片付ければ異変に気づかれるかもしれないよ」

ロフ「それでもいいのなら、喜んで掃除をしよう」

エール「…そうでしたね……はぁ…どれもこれも、ロフ様が無茶な契約をなさるから…」

ロフ「君が他の誰かの物になるのが許せなかっただけだよ。君は僕にこそ相応しい」

エール「その所為でよく分からない怖い人たちから追われているのですけれど……」

ロフ「確かに…な」


呑気でマイペースなロフと相反して、エールは今後の不安におよよと泣き崩れそうになる


三日前、ロフはとあるものを目撃した

醜く気品の無い男が、エールと契約をする瞬間だ

エールに心を奪われたロフは、ある行動に出た

契約を結んだばかりの導師を殺し、エールと契約を結んだのだ


エール「…追われている理由はなんでしたっけ?」

ロフ「殺人罪及び『導師協定』への反抗。因みに破ったのは第3項と第5項の『他の導師の契約者を譲渡以外で貰うべからず』、『契約者を持つ者は他の契約者との契約を結ぶべからず』だ」

ロフ「前契約者の怪蟲『シキミ』は君との契約の生贄の一つだ。故に、今の俺は君だけと契約を結んでいる。安心してほしい」

エール「な、何に安心しろというのでしょうか…」

ロフ「ついでに、あの醜い名も無き男の仲間らしき集団からも追われているな。まともに外も歩けない」

エール「それに一番困っているんですよ。分かっているのですか?」

ロフ「分かっているとも、幸い俺はかつての地位を全て生贄に捧げたから人権すらも無い。だから法に触れない存在だ。あの法律は人に向けられた法律だからな。安心して窃盗が出来る」

エール「うううぅ…私…あっちの世界の最高神なんですよ?こんなことをしていいのでしょうか?」

ロフ「安心してほしい。俺だけは君の味方だ。俺が許そう」

エール「はぁ……本当に……前途多難です…」


エールが深く深く溜息を吐いた



ロフ「今後の予定を立てようか。君はどうしたい?」

エール「ふ、普通の生活を…」

ロフ「それはできない。俺達はもうそんな普遍的な枠組みに収まらない存在だからだ」

エール「ですよね……私達、異端者ですものね…知ってましたよ…」

ロフ「俺としては、君とここで二人飢餓で腐りゆくこともまた…悪くないと思っている」

エール「わ、私は絶対に嫌ですよ!!」

ロフ「俺一人…死んで行けというのかな?」

エール「そう言うのではありません!!ああもう!真面目に考えてください!!!」

ロフ「俺は常に本気なんだが……そうだな…君が納得してくれそうな計画は…」




1、追っ手にバレルまで、ここで暮らす
2、かくまってくれそうな人を探す
3、町のはずれに廃屋を探す
4、特になし。それよりデートでもしよう
5、自由安価


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>420採用:2、匿ってくれそうな人を探す


ロフ「……俺には思い浮かばないな。そんなことよりデートでも…」

エール「あ、あの!私達を匿ってくれる人を探すというのはどうでしょう!?」

ロフ「……見つかると思うか?」

エール「さ、探せば親切な人の一人くらいは…居ると……思うのですが…」

ロフ「改めて言っておくが、俺にはあらゆる地位が無い」

ロフ「人間という種族の枠組みに収まってはいるが、俺は人間とみなされていない」

ロフ「人の形をした肉人形しかも重犯罪者、それが今の俺だ」

ロフ「君一人ならば、直ぐに見つかるだろう。だが俺が居れば話は全く変わってくる」

ロフ「それでも探すというのかい?」

エール「………はい。…こんな場所では、私もロフ様もいずれは疲弊してしまいます」

エール「少しでも…安心が出来る場所を探しましょう」


ロフの顔色を窺うように上目遣いでお願いをしてみる

エールの言葉に、ロフはニッコリとほほ笑んだ


ロフ「君のお願いならば、身を粉にして、神を堕落させ、悪魔に心臓を売り渡してでも探し出そう」

エール「そ、そこまでは求めていませんよ!!危ないと思ったらすぐに別の道を探しましょうね!?」

ロフ「安心していい。俺が傍に居る。さぁ…行こうか」


優しくエールの手を取り、ボロの倉庫を抜け出して人の多い場所へと向かった


今日の更新はここまでです


(裏)の主人公二人は所謂トリックスターな役割です。好き勝手に暴れまわって大丈夫ですよ!


それではまた、お付き合いいただきありがとうございました

乙でした
裏の話って表付近の出来事なんだろうか?

【プロフィール】

名前:ロフ・グリン
性別:男性
職業:無職



適応能力:3    かなり低い。辛うじて力を発揮できるレベル。肉体の代償は非常に危険  
身体能力:10   普通の人間とは思えない異常な身体能力を持つ
精神力: 7    それなりに安定した精神を持つ。よっぽどの事が無ければ揺らがない
家系階級:0(異端)かつては名だたる名家の次男であったが、今は全てを失っている 




年齢は23歳
身長は187cm
肌の色は黒く、金色の髪を持ち、金色の瞳を持つ。身長の割に細身
耽美な雰囲気を纏う、妖しい色気を放つ容姿端麗な男
目つきが鋭く強面だが、エールに怖いと言われた為それを和らげるために伊達眼鏡を愛用している
紳士的な性格であり探究心が強い
耽美主義であり、自らの追い求める美に深く心酔する傾向にある
13歳の時に怪蟲『シキミ』と契約を結ぶが、名家の生まれにも拘らず『導師』としての才能が開花しなかった
優秀な兄の存在もあり、周囲から忌避の視線を向けられていた
しかし、その地位と血脈だけは確かなものであり、彼を取り込もうとするものは後を絶たなかった
23歳の時、自らが追い求めた究極の美の化身に遭遇し、自らの手にするもの全てを生贄に捧げた

好きなものは美しいモノ(自分基準)
嫌いなものは醜いモノ(自分基準)





【特殊能力】



『契約:神』
意味を司りし神『エール=イニティウム』と契約を結んだ
適合能力の低さから、力を上手く引き出せない



『代償:一生分の自分の地位』
自らの手にする全てのモノを生贄に捧げた
権力や血族としての繋がり、導師としての資格、更に人が人として保障された権利すらも生贄に捧げた
彼は永遠に社会には溶け込めない『異端者』となった



『人間(異常)』
普通の人間ではありえないほどの身体能力を誇る
単純な力、更には感覚や治癒能力すらも人間を遥かに凌駕する

名前:エール・イニティウム
性別:女性
種族:神



強さ:10   基本世界の最高神であり、『意味』を与える奇跡を振るう




年齢は数えきれない
身長は163cmくらい
長く艶のある美しい銀髪に、金色と銀色のオッドアイの瞳を持つ
透き通る美しい雪の様な白い肌が印象的な女性
心配性で自信なさげな性格
とても優しく、大らかな雰囲気を纏っているが内心はかなり慌ただしい
落ち込みやすく、感情の起伏が激しい
創世の皇『ジェランダル』に並ぶ最高神であり、神々の母とも呼ばれる
ジェランダルが世界の形を作り、エールが物に意味を与え、ルヒトが世界を彩ったと言われている
神々の母と呼ばれているが、対をなすジェランダルと夫婦というわけではない。どちらかと言えば娘
この世のありとあらゆる存在の殆どは、ジェランダルとエールの奇跡で生まれた

好きなものは綺麗な花
嫌いなものは暗がりと大きな音




【特殊能力】




『神通力』
意味を与える神の奇跡
彼女の性格上、意味を与えはすれど奪いはしない
適合能力の低さから、イマイチ力が発揮できない



『神器:白百合』
『純潔』の意味を持つ無垢の白百合の花びら
空白であるその白百合の花びらは何色にも染まる
適合能力の低さから、ロフはうまく扱えない


そろそろ再開っすよ!!

かなりでかい代償を支払ってるのに能力を十全に引き出せないのね

>>426
表と時系列は一緒です
場所は…進んでいけばすぐに分かります



エールの手を取り、エスコートしながら町を歩く

エールは少し頬を赤らめ、どこか居心地が悪そうにしていた


ロフ「さて、思い切って外に出てきたのはいいが…本当にそんなお人よしが見つかるかな?」

エール「見つかる……と、いいですね」

ロフ「ただ歩いているだけでは見つからない…が、いくつか案はある」


ロフ「どうするか……」




1、手当たり次第に声をかける
2、拾ってくださいという看板を立てる
3、知り合いを訪ねる
4、誘惑して陥落する
5、行動安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>432採用:3、知り合いを訪ねる



>>430
基本的に『契約者』の能力を引き出すためには適合能力が最も重要です
それを補うために道具に縛り付けたり、決して取り戻せないものを代償に捧げるのですが…

今回の『エール・イニティウム』はロフの適合能力ではそもそも契約する事すら不可能なほど強大な力を持つ神様です
それ故に、これだけのものを犠牲にしてようやく契約が結べています

適合能力が低いのでイマイチ力を引き出せていませんが、メリットもあります

自分の持っていたモノを代償としたため、神と契約を結んでいながら肉体的精神的負担は何もありません
これ以上力を引き出そうとすれば、当然体に異常が生じます……が、ロフは体がかなり丈夫なのでかなり無理が出来ます



ロフ「…知り合いの家でも訊ねてみようか」

エール「おお!いいですね!親しい友人が居るのでしたら匿ってくれそうです!!」

ロフ「俺には友人と呼べるような者は周りには居なかったな」

ロフ「誰も彼も、俺の地位が目的の人間ばかりだった」

エール「そ、そうだったんですね……地位を捨てずとも、大変な生活を送っていたようですね」

ロフ「君が憂うことは無い、俺自身…あの生活の何の未練も覚えていない」


ロフ「……着いたよ」

エール「こ、ここが目的の場所ですか?」

ロフ「ああ、ここが……」



コンマ判定

1-3  かつて住んでいたお屋敷
4-6  数少ない友人の家
7-9  昔馴染みのお店
0    ???

直下コンマ


コンマ判定:5



ロフ「俺の数少ない友人の家だ」

エール「あ、一応友人はいるんですね………ハッ!し、失礼しました」

ロフ「いいさ、気にしてない」


一先ず、呼び鈴を鳴らしてみた



イベント判定
3以下で……、7以上で???

直下コンマ


コンマ判定:6  友人が出てくる



「はいは~い……ん、ロフ?」


中から出てきたのは素朴な顔立ちの青年


ロフ「久しぶりだね、ユーリ」

ユーリ「お、おお久しぶり。お前って奴はいつだって突然だな」

ロフ「一応スマナイと思っていると言っておこう」

ユーリ「一言余計だぞ。で、その俺に何の用事?ってかその綺麗なお姉さん誰だよ」

ロフ「俺の恋人だ」

エール「ちがっ!むぐぐ…」

否定しようとしたエールの口をふさぐ

ロフ(そういう設定にしておいて欲しい。その方が話がしやすい)

軽く耳打ちをし、エールも理解をしたように硬い笑顔を見せた


ロフ「改めて紹介しよう、俺の恋人のエールだ。こいつはユーリ、売れない絵描きだ」

ユーリ「だ~から一言余計だっての!!」

エール「は、初めましてユーリさん!ろ、ロフ様のこここ恋人のエールと申しまする!」

ユーリ「ど、ども…」


エールのあまりの硬い演技に、ユーリは困惑をしながらも会釈をした


ロフ「君への用事だが、単刀直入に言わせてもらう」

ロフ「俺達を匿ってくれないか?」

ユーリ「か、匿う!?お、お前と恋人を!?」

ロフ「理由は…後で説明をする。匿ってくれるだけでいいんだ」


ロフ「どうだろうか?」

ユーリ「………」


ユーリは考え込むように下を向いた


感情判定
5以下で……、3以下で???、6以上で承諾
契約の代償 -5
友人 +1
一般人 +1

直下コンマ


コンマ判定:2-3 失敗



ユーリ「あ、あのさ…お前……何してんだ?」

ロフ「………」

ユーリ「…昨日の夜、変な奴らが俺の家を訪ねてきたんだ。お前を知らないかって」

ユーリ「アイツら、お前の知り合いの家を片っ端から訪ねてるらしいんだ」

ユーリ「匿って欲しい理由が言えないのは…その所為なんだろ?」

ロフ「………ああ、そうだ。もう手が回っていたとはな」

ユーリ「俺とお前は友人だ、お前が例え家出しててもその関係は変わらない。でも……危険な目に会うのはごめんだ」

ユーリ「わりぃな…」

ロフ「いや、謝ることは無い。君に非は無い」

ユーリ「…………ああ、くそ…こんなこと言っても偽善にしかなんないけどさ。ほとぼりが冷めて、事が解決したら…また俺の絵を買いに来てくれよな」

ロフ「ふふっ…俺しか買う人間が居ないからお前も必死だな」

ユーリ「そういうんじゃねーよ!!…無事で居てくれよってことだよ」

ロフ「その発言、正に偽善者の鏡のような存在だな。だが、有り難く激励の言葉として受け取ろう」

ユーリ「……これ、持ってけ」


そう言って、ユーリからお金を手渡される


ユーリ「一日くらいの宿代にはなるだろ。……じゃあな」

ロフ「ああ、またな」


そうして、ロフとエールはユーリの家をあとにした





結局、あの埃だらけの倉庫に戻って来た


エール「ユーリさんの話が本当だとしたら、知り合いの手を借りるというのは難しいかもしれませんね」

ロフ「そうだな。たとえ匿ってもらえても、直ぐに見つかるだろう」

エール「はぁ……どうしましょうか?」

ロフ「お金をもらったから、今日一日くらいは宿がとれるだろう」

エール「でも…一日くらいでは……」

ロフ「追跡者たちの息のかかっていない場所まで逃げようか?」

エール「それって…どこまでなんでしょう?」

ロフ「さぁ?」

エール「…う~ん…困りましたねぇ…知り合いが頼れないとなるとかなり厳しくなりますよね」

ロフ「確かにね。でも、一つ良い事も知れた」

エール「どんなことですか?」

ロフ「俺が殺人犯だと知られていなかった。普通なら、俺が殺人犯だから匿えないというだろう?だが、あの時のユーリは俺が怪しい奴らに追われているという事しか知らなかった」

ロフ「つまり、あいつの仲間は俺の殺人を隠している」

エール「……たしかに…変ですね。殺人犯として探す方が色々な方の協力が得られると思うのですが」

ロフ「つまり、奴らも後ろめたいことがあるって事さ」


エール「…ロフ様が殺した人、もしかして悪の統領だったりしたのでしょうか?」

ロフ「さぁ、俺は見たことも無い顔だったよ。そもそも醜いものなんて覚えないけど」

ロフ「それより、少し予定を変更しよう」

ロフ「知り合いを訪ねるという線は難しくなった今、別の手段を取ることにしよう」

ロフ「これからするのは…」



1、匿ってくれる人を探す
2、別の行動


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>446採用:1、匿ってくれる人を探す



匿ってくれる人を探す方法


1、手当たり次第に声をかける
2、町の外れの家を訪ねる
3、運命に身を委ねる
4、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

3


>>452採用:3、



ロフ「運命に身を委ねるとしようか…」

エール「………?」


ロフに手を引かれ、倉庫を出る

ロフはそこらへんに落ちていた木の棒を取り出し、地面に立てて回転をさせた


カラン

と軽い音が鳴り、木の棒は地面に倒れる


ロフ「あっちだよ」

エール「えええ!!??」


驚きを隠せないエールをよそに、手を引いて棒の指し示す方角へと歩いた



コンマ判定

1-3  ???
4-6  質素なお屋敷
7-9  上等なお屋敷 
0    ???

直下コンマ
 


コンマ判定:8、上等なお屋敷



エール「ほ、本当にこのお屋敷を訪ねるんですか?」

ロフ「お気に召さないかな?」

エール「い、いえ寧ろ………」


目の前のお屋敷を見上げる

圧倒されそうなほど豪奢な造りの門

人の多い町の中心から少し離れた場所、そこにこのお屋敷はあった


ロフ(……かなりの金が掛けられている、豪華な屋敷)

ロフ(相当有名な家柄のお屋敷なんだろうね…)

ロフ(……でも、その割には何かがおかしい)


ロフは呼び鈴を鳴らさず、そのまま大きな門を手で開いた


エール「……うわぁ…素敵なお庭ですね」

ロフ「そうかな?俺には手入れが行き届いていないように見えるよ」

エール「そうでしょうか?…う~ん、私にはとても素敵に感じるのですが」

ロフ「君の美しさにはどんなものも劣って見える。君のその瞳を通した世界はさぞ美しい事だろうね」

エール「あ、あはは…」


ロフの歪んだ愛情に、未だに慣れずに困った笑みを浮かべる

ズンズンとお屋敷の庭を進んでいく


エール「あのぅ…勝手に入ってよかったのでしょうか?」

ロフ「……もしかして、まだ気が付いていないのか」

エール「へ?」


呆けた顔をするエールの目の前で、立派な玄関の扉を開く

※ロフのセリフ修正をよく入れるので変になってるものが多い…書き直したい…


×「君の美しさにはどんなものも劣って見える。君のその瞳を通した世界はさぞ美しい事だろうね」


○「君の美しさと比べれば、どんなものも劣って見えるさ。しかし、君のその瞳を通した世界はさぞ美しい事だろうね」


お屋敷の中は、静まり返っていた

扉が開け放たれるたことによって風が入り込み、埃が舞う


ロフ「手入れの行き届いていない庭。召使の一人もいない室内。そしてこの埃」

ロフ「この屋敷には、長らく人が住んでいないようだよ」

エール「そうだったんですねぇ…全く気が付きませんでした」

ロフ「近くに人の気配が無い、町から外れた大きなお屋敷。悪くない物件だ」

ロフ「どうする?人ではないが、この屋敷に匿ってもらうというのは」

ロフ「静かに暮らすには丁度いいと思わないかい?」

エール「う~ん……」



1、ここで一時的に暮らす
2、やっぱり勝手に使うのは悪い

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>462採用:1



エール「そう…ですね。あまり我儘を言っていられない状況です」

エール「誰も住んでいないのなら、使わせてもらいましょうか」

ロフ「…決まりだな。今日からココが、俺と君の愛の巣だ」

エール「あ、愛の巣って…恥ずかしいですよ…」

ロフ「そうと決まればまずは……」



行動安価

1、掃除する
2、探索する
3、寝る
4、美の理解を深め合う
5、自由安価


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>464採用:1、掃除をする


エール「お掃除しましょう!!私、結構得意なんですよ!」

ロフ「分かった、君も綺麗な場所の方が落ち着くだろうからね」

ロフ「掃除道具を探して来よう」

倉庫らしき場所で掃除用具を発見し、二人でこの大きなお屋敷の掃除に取り掛かった


掃除をする場所は……



1、一際大きな扉の部屋
2、ベッドルーム
3、地下室
4、それ以外の場所(場所明記)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>470採用:1、一際大きな扉の部屋



ロフ(ここだけ、やけに大きな扉だ)


重苦しい音を立て、埃を巻き上げながら扉が開く

身長の倍はある高い天井、壁という壁に敷き詰められた本の数々

本に囲まれた中心に、威厳の感じさせる黒い革の椅子とシンプルな机


ロフ(書庫か?…いや、この屋敷の主人の書斎だな)

ロフ(…ふふふ、悪くない趣味だ)


ロフの好みに合う、いい雰囲気の書斎

柄にもなく心を弾ませながら掃除を始めた



イベント判定

1-3  特に何もなし
4-6  書きかけの手紙
7-9  ???
0    自由安価

直下コンマ


コンマ判定:2、特に何もなし



ロフ(……こんなところか)

ロフ(俺が掃除をするまでも無く、手入れの行き届いている書斎だったな)

ロフ(埃を落として掃くくらいしかすることも無かった)

ロフ(書斎机に、この屋敷に住んでいた人物を特定できるようなものは無かった)



ロフ(別の場所に行こうか)



1、地下室
2、ベッドルーム
3、誰かの部屋
4、エールの様子を見に行く
5、自由安価(場所指定)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>477採用:1、地下室



ロフ(……汚いモノは汚い場所に追いやられる)

ロフ(これほどのお屋敷に、これだけ綺麗にモノが残った状態で人だけが居ないだなんて言うのはおかしい)

ロフ(俺の予想が正しければ、地下室にこの屋敷に住んでいた人の事が分かるナニカがあるはずだ)

ロフ(エールが来る前に、俺が綺麗に片づけておこう)


明かりを灯し、重苦しい地下室の扉を開いた




イベント判定

1-3  強烈な異臭
4-6  何もない空間
7-9  意外な光景 
0    ???
 
直下コンマ


コンマ判定:7 意外な光景



ロフ(……異臭は無い。予想が外れたか?)

明かりで照らし、室内を見回す


ロフ(……子供部屋なのか?)


少し低めの小さな椅子に、小さ目な机

パステル調の装飾がされた箱を開けば、ぬいぐるみやおもちゃが綺麗にしまわれていた


ロフ(てっきり屋敷の人間が詰め込まれていると睨んでいたが、予想を大きく外したな)

ロフ(……しかし、これはこれでおかしな光景だ)

ロフ(一体なぜ…地下室が子供部屋になっているんだ?)


不思議に思いながらも、掃除を始めた



イベント判定
5以上で何かを発見

直下コンマ


コンマ判定:3 何もない




ロフ(……不自然なくらいに何もない)

ロフ(日記や、この部屋に住んでいた子供の私物が殆どない)

ロフ(生活に必要のない玩具や、ベッドの骨組みだけが置いてある)

ロフ(……この屋敷には『過去』を記したものは全て持ち出されているのか?)

ロフ(書斎と子供の部屋を掃除して、人の名前すらも出てこないとはな…)

ロフ(……調べるのは後でもできる、次の掃除場所に行こう)


そう思って地下室を出た時

地下室の前で、エールが後ろで手を組み笑顔で子たらを見上げている


エール「休憩しませんか?食糧庫を掃除してたんですけど、食べられそうなものをいくつか見つけたんですよ!」

心底嬉しそうに無邪気な笑顔で報告をしに来るエールを見れば、頭の中に浮かんでいた考え事など一瞬で吹き飛んだ

ロフ「分かった。休憩にしよう。時間はいくらでもある」

エール「ダイニングルームはこっちです!」


待ちきれないという様子のエールに手を引かれながら歩いた



今日の更新はここまでです

お付き合いいただきありがとうございました


今日の更新はお休みっす


そろそろ再開っすよ!!


夕方



ダイニングルームで食糧庫にあったというチーズを齧りながら、お湯を飲む


エール「厨房は真っ先に掃除をしたんですよ。調理器具は一通りそろってました」

エール「水道もこの通り普通に使えました!」

エール「食糧庫の食べ物は腐っていたものが多かったので殆ど廃棄しました…日持ちする発酵食品と保存食くらいしか残っていません」

エール「報告は以上です!ロフ様はどこを掃除していましたか?」

ロフ「俺はこの屋敷の主人のモノと思われる書斎と、地下室を掃除した」

ロフ「まず書斎。かなり立派で、この屋敷に住んでいた主人の趣味が窺えたよ」

ロフ「次に地下室。地下室は何故か子供部屋だった。玩具やぬいぐるみは残っていたがこの屋敷に住んでいた人については何もわからなかったよ」

ロフ「どちらも荒らされている形跡も無く、掃除は楽だったね」

ロフ「俺からは以上だよ」

エール「ありがとうございました。う~ん…となると、当面の目標は食料の確保…ですかね」

ロフ「幸いお金は少しある。数日は持つだろう」

エール「ユーリさんに感謝、ですね」


美味しそうにチーズを頬張るエールを見つめる

所作の一つ一つがロフの心を揺さぶっていた


ロフ(食事をする姿もまた…美しい)

ロフ(……こうして落ち着いて向かい合うのは、初めてかな)

ロフ(折角の機会だ、何か話そう)



ロフ(どんなことを話そうか?)



会話or行動orイベント

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

今後についての考え(追ってのことやら)


>>490採用:今後についての考え


これからはテンポを重視して範囲安価の制限時間を、安価を出してから十分以内とします
範囲が埋まっていなくてもその範囲以内の安価で進行します


ロフ「今日中に掃除を終わらせる…として。君は今後についてどう考えている?」

エール「どうって…えっと…取り敢えず食べ物を明日買いに行きましょう」

ロフ「俺達を追う追手についてはどうする?アレについても解決しなければ満足に町を歩けない」

エール「……そうでしたね…その問題もありました」

エール「う~ん…そもそもどうして追われているんでしたっけ?」

ロフ「分からない。だが、やはりあの男を殺した報復と考えるのが一般的じゃないだろうか」

エール「あ、謝ったら許してもらえませんかね?」

ロフ「…無理だろうね」

エール「ですよねぇ……………あっ!あの!」

ロフ「どうかしたかい?」

エール「思ったんですけど、あの追っ手の人たちって朝に会いました?」

ロフ「……今のところは、会っていないな」

エール「ロフ様があの追っ手の人たちはやましいことがあると睨んでいたじゃないですか、それなら昼間から襲いに来る事は無いんじゃないでしょうか?」

エール「実際に今日の朝も昼も襲われませんでしたし」

エール「……まぁ本音を言えば、あんまり深く考えずにお外を歩きたいなぁって思ってるだけなんですけどね」

エール「どうでしょうか?」

エールの言葉に、顎に手を当て少し考え込む


ロフ「……確かに、一理あるかもしれないね」

ロフ「不安に怯えすぎて窮屈に生きるのは辛い」

ロフ「もし出会っても、今のところ返り討ちに出来ているしね」

ロフ「朝と昼になら人もたくさんいる。人ごみに紛れていればそうそう襲われないかもしれない」

ロフ「楽観的な考えだが、俺も君と穏やかな楽しい日々を過ごしたいと思っていたところだよ」

ロフ「試しに明日の朝、街に買い物に行こうか」

エール「本当ですか!?ありがとうございます!!」

エール「えへへ…本当はとっても楽しみにしてたんですよ!異世界の町を歩くなんてそうそう経験できませんから」

ロフ「それは良かった。それじゃあ明日の為に…」


エール「はいっ!お掃除を終わらせちゃいましょう!!」


休憩を終え、再び掃除に戻った


ロフ(掃除を再開しようか)

ロフ(エールは玄関を掃除すると息巻いていた)


ロフ(俺はどこを掃除しようか?)



1、客室
2、たくさんの部屋
3、倉庫
4、自由安価(場所指定)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>498採用:1、客室



ロフ(客室か…)

ロフ(他の部屋に比べて明らかに生活感を感じさせない)

ロフ(あまり使われたことが無いという事だろう)


ロフ(この部屋には何もなさそうだな)


そう思い、掃除を始めた



イベント判定
6以上で発生

直下コンマ


コンマ判定:4 イベント不発



ロフ(……ここの掃除は終わったな)

ロフ(別の場所に向かおう)




1、玄関を手伝う
2、たくさんの部屋
3、倉庫
4、自由安価(場所指定)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>504採用:1、玄関を手伝う



ロフ「一人では大変そうだね。俺も手伝うよ」

エール「あ、わざわざありがとうございます」

ロフ「礼は必要ないよ、二人で掃除をしているのだから」

エール「ふふっ、そうでしたね。では、埃は全て掃き終えたので拭き掃除をしましょう!」

エール「とっても広いので大変ですけど、よろしくお願いします」

ロフ「ああ、分かったよ」


ぞうきんを絞り、汚れを落とす作業に入った



イベント判定
6以上で発生

直下コンマ


コンマ判定:1 イベント不発



エール「……はぁ…いい汗かきましたね」

ロフ「お疲れ様。もう日が暮れてしまった、決して外には出ないようにね。明かりも最小限に」

エール「分かりました!」

ロフ「後は俺がやるから、君は休んでいてくれていい」

エール「いえいえそんなわけには行きません!私もまだまだ頑張りますよ!」

エール「二人で掃除をしているのですから…ね?」

ロフ「……ああ、君がそういうのなら」

ロフ「それなら俺は……」




1、たくさんの部屋
2、倉庫
3、自由安価(場所指定)


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>509採用:1、たくさんの部屋



ロフ「俺は西側、たくさん部屋が並んでいただろう?」

ロフ「恐らく使用人やこの屋敷に住んでいた人たちの部屋だと思う。それらの掃除に移る」

ロフ「君は倉庫を頼むよ。先に終わったら手伝いに行く」

エール「了解です!ロフ様も無理をなさらないで下さいね!」


西側に向かい、一番手前の部屋の扉を開く


ロフ(中々広いな、これが五つ六つ……)

ロフ(……これは骨が折れそうだな)




イベント判定
1-3  何もなし
4-6  悲鳴
7-9  雰囲気の違う部屋


直下コンマ


コンマ判定:2、何もなし



ロフ(……思ったより時間がかからなかったな)

ロフ(どの部屋も、綺麗に整えられていた)

ロフ(………もしかすると、この屋敷の住人は引っ越しをしたのか?)

ロフ(いやしかし…それならば書斎にあった本も、食糧庫に大量に余っていた食材も説明がつかない)

ロフ(少なくとも、この屋敷には誰かが住んでいて…何らかの理由で屋敷を出た時に『過去』を匂わせるものだけを全て持ち去っていったという事か?)

ロフ(……後で考えることにしよう)


約束通り、エールが掃除をしている倉庫に向かった

倉庫は薄暗く、かなりモノが多いので苦戦しているようだった


ロフ「手伝いに来た。俺の方はもう終わった」

エール「そ、そうですか。早かったですね。私の方はまだ…こんな感じで……」

ロフ「一人で大変だっただろう。少し休憩するといい」


そうして、一旦エールが腰を落ち着けて体を休める

ロフが倉庫の掃除に取り掛かった



イベント判定
4以上で何かを発見

直下コンマ


コンマ判定:5  何かを発見


見つけたモノは



1、薄汚れた手記
2、不自然な色の壁
3、一冊の本
4、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>518採用:1、薄汚れた手記



ロフ(………ん?)

乱雑に置かれた木箱を持ち上げ整理していると、木箱の背に隠れていた何かを見つけた

箱をいて、手に取る


ロフ(……手帳か?)


埃をかぶり、泥に濡れ、何かの汚れがこびり付いた汚い手帳

気になってページを開く


ロフ(……予定がびっしりと書き込まれている。この屋敷の執事のモノのようだな)

ロフ(…全て事務的な用事だけ…………ここだけ字が汚いな)


ちょうど真ん中のページの辺り、走り書きのような汚い文字で何かが書き込まれている

その内容は……


ロフ(…『ご子息様がご主人様の事を知ってしまった。もう取り返しのつかないことになっている。ご子息様は全てを綺麗さっぱりなかったことにするおつもりだ』)

ロフ(『私の身も危ない。倉庫のバリケードが持つかどうか分からない。直ぐに私も――』)



ロフ(ここで文字が途切れている)

ロフ(ふむ、この屋敷の事がようやく少しだけ見えてきたな)


ロフ(この屋敷に人が居ない原因は…十中八九この屋敷の主人の息子)

ロフ(あの地下の子供部屋に住んでいた子供か?)

ロフ(この手記を残した執事に、かなり恐れられていたようだが…)

ロフ(この手記…大事にとっておこう)


丁寧に懐に仕舞いこみ、掃除を再開した





エール「お疲れさまでしたぁ!!凄いです!まさかこんな広いお屋敷を丸一日で掃除できただなんて驚いちゃいます」

ロフ「元々、各部屋はそれなりに綺麗だったからというのもあるだろうね」

エール「お庭は全然手を付けていませんけど…それは次の機会にということで……」

エール「ふっふっふ、じゃじゃ~ん!!」


謎の効果音声と共に、エールは何かを取り出した


エール「お酒です!今日一日、お疲れさまでした。そんな二人のご褒美です!」

エール「ちょっと味見したんですけど、いい具合に熟成されていたんですよ~」

エール「魚は干し肉とチーズだけですが一緒にいただきましょう!」

エール「………あ、もしかしてお酒はお嫌いでしたか?」

ロフ「…………」



飲酒判定
1ほど弱い、9ほど強い

直下コンマ


コンマ判定:1  メチャクチャ弱い



ロフ(普段はお酒を滅多に飲まない)

ロフ(好きか嫌いかと問われれば嫌いと答えるだろう)

ロフ(だが…今回は…今回だけは話が違うっ!)


ロフ(俺の女神が、声色を弾ませて子供のようにはしゃいだ笑顔を見せていた)

ロフ(その笑顔を……俺は裏切れない)



ロフ「あまり強くは無いけど、頂くよ」

エール「そうですかぁ…良かったぁ……ささ、グラスをどうぞ」


トクトクとガラスのグラスに赤色の液体を注いでいく


エール「今日は一日、お疲れさまでした!!」

ロフ「ああ、お疲れ様。今日はもうゆっくりとしよう」


グラスを鳴らし、液体を喉に押し込んだ



エールのお酒判定
1ほど弱い、9ほど強い

直下コンマ


直下コンマ:9、とっても強い



エール「………ん…はぁ…おいしいですねぇ」

ロフ「ん…んぅ……ふぅ…そうだね」

エール「結構度が強いみたいですねぇ、こういうお酒もいいですよね!」

ロフ「………うん…そうだね」

エール「………?顔色が悪いですよ?」

ロフ「なぁに…心配いらないよ。少し、酔いやすいというだけだから。お酒は好きだ」

エール「そうですか、それならジャンジャン飲みましょう!!もう眠っちゃうくらい飲みましょう!!」


意を決して飲み干されたロフのグラスに、追加のお酒が注がれた


ロフ(……気をしっかりと持て、せめて…せめてこのボトルを飲みきるまではっ!)


エール「あ、いっぱいあるので気にせず飲んでくださいね」

ロフ「……ふ、ふふふ…そうかい。それは楽しみだ」


何本ものボトルを掲げるエールの前に、ロフは体裁を整えるだけで精一杯だった




ロフが酔った時の癖

1、直ぐ寝る
2、凄い絡んでくる
3、開放的になる
4、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

4泣き上戸


>>530採用:4、泣き上戸



ロフ「……ふっ…くぅ……くふっ…!」

エール「ろ、ロフ様!?ど、どうしましたか!?大丈夫ですか!?」

ロフ「……いや…あまりにも幸福だと思ってね」

ロフ「はぁ…美しい……美しいよ…俺の女神」

ロフ「君はどうしてそんなにも俺の求めたものなんだい?」

エール「ふ、普段以上に意味が分かりませんよ!?どうして泣いてるんですか!?」

ロフ「はぁ……くっ………幸せだ」

ロフ「俺はきっと……君に出会うために生まれてきたんだ」

ロフ「君の目を、君の肌を、君の髪の毛を、君の唇を、君の声を………俺だけのモノにしたい」

エール「へ?な、ななななななな…!」


ロフ「愛しているよ……俺の女神」


突然泣き出したかと思えば、突然エールの手に頬ずりをして、突然机に突っ伏した



エール「は、はわわわ……ロフ様…ここまで御酒に弱かっただなんて…」

エール「び、ビックリしてしまいました…」


ロフを抱えて寝室に行こうとしたが、細身に似合わず重くて持ち上げられなかった

結局、その突っ伏した体勢のまま毛布を一枚かけてあげた


エール「……ふふふ、こうしてみると…中々可愛い顔かもしれません」


エールはロフの無防備な寝顔を肴に酒盛りを再開した


※三日目(裏)終了


四日目開始


視点:リメロン







朝食を食べながら、新聞を読み進める


リメロン(何か変わったことは……)



コンマ判定
6以上で何かを見つける

直下コンマ


コンマ判定:3  特になにも無し



出勤中


リメロン(ねえねえナキ。私が読んでた新聞見た?)

ナキ(見ておらんな。何かあったのか?)

リメロン(ほら、あの事件の事が載ってたんだけどさ私が事態を納めたって書かれてなかったんだよ!!)

ナキ(そうか)

リメロン(そうかじゃないでしょ!酷くない!?)

ナキ(私の知ったことではないな)

リメロン(あ~あ…新聞載りたかったな~インタビューとかして欲しかったな~)

ナキ(……やれやれ…)



イベント判定
5以上で発生

直下コンマ


コンマ判定:4  イベント不発



ロイヤル「……それでは、よろしくお願いしますね」

リメロン「はいは~い!」



いつも通り、警備につく


リメロン(………いつも通り暇だなぁ)

リメロン(折角図書館に来てるんだし、本読んでて過ごしたいなぁ)

ナキ(怒られるだろう。我慢しろ)

リメロン(……はぁ…とっととあの男2人を探したいのになぁ)

ナキ(そう焦るな、あいつらはきっと夜に動く。夜が本番だ)



会話or行動orイベント

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

ナキとナタナウルと会話


>>540採用:ナキとサタナウルと会話



今日の更新はここまでです


お付き合いいただきありがとうございました





【契約者について】

観測者世界(今回の舞台となっている世界)を支配している神『クァルゼブ』が、世界中を眺めまわしてチョイスした者達

クァルゼブが常に持っている分厚い本『神智の書』に名前が記された者だけが、契約者となれる

それ故に、なんの力も無い有象無象はそもそも『契約者』にはなれない

『契約者』に選ばれている者は、基本的に『導師』からの『契約』を断ることはできない

しかし、例外も存在しておりその場合はクァルジイが直談判をして力を貸してもらえないかを聞きに行ってくれている

『導師』が契約を結ぶ際、『契約者』を選ぶことはできないが種族を指定するくらいならできる家系もある

『契約者』の種族には数字が割り振られており、その数字が高いものほど高い適応能力を持つ者でなければ『契約』を結ぶことは難しい

適応能力が高い者であれば、種族の指定や契約を結ぶ相手を指定しなくとも高い数字が割り振られた種族を呼び寄せやすい

『契約』をしている『導師』が死んだとき、『契約者』は元居た世界に送還される

それ故に、あまりにもそりが合わない相手は殺してしまう『契約者』も存在する

基本的に知能がある『契約者』は、この世界の知識を与えられているためそれなりの礼儀はある
勿論、我が強くそんなことを気にしない者もいる


ちょっと悩んでいましたが………


使って欲しい『導師設定』と『契約者設定』を募集したいと思います!!!



プロフィールのテンプレ


【導師用】


名前:
性別:
職業:



適応能力:【1~10の数字】
身体能力:【1~10の数字】
精神力: 【1~10の数字】
家系階級:【1~10の数字】

上記4つの項目は、数字以外は詳しく書かなくともよい


【キャラ設定】
キャラクターの年齢
容姿的特徴
性格や生い立ちの説明

これらを必ず記入する

既存キャラクターとの関係なども入れてもよい




【特殊能力】


契約の力以外の特殊能力

契約の際に代償としたものは記入してもよい

『生贄:【契約の際に生贄に捧げたモノの名前】』
契約の際に生贄に捧げたモノは、必ず自分の所持するモノでなければならない

この項目は記入しなくともよい


【契約者用】



名前:
性別:
種族:



強さ:【1~10の数字を記入】



【キャラ設定】
キャラクターの年齢
容姿的特徴
性格と生い立ち
どんなことが出来るのか

これらを必ず記入する

既存の『契約者』との関係や、どんな世界からの出身かなども記入してもよい





【特殊能力】



『【種族の名称】』
どのような存在か、どのようなことが出来るのかの説明を記入する




『【それ以外の特殊能力】』
魔法使いであれば得意な魔法や特別な魔法
神であれば神器
などの、種族の説明では足りない特殊能力の説明

この部分は別に記入しなくともよい





【お勧めの生贄】

そのキャラクターの特色を生かす生贄の部位
記憶などの概念や、目や腕などの肉体、剣や旗などの道具でもよい

この項目は記入しなくともよい

種族一覧


1、人間
2、亜人
3、怪物
4、魔法使い
5、人間(特殊)
6、悪魔
7、英雄
8、悪魔(強)
9、神


この中に分類してください

ナキのように


種族:神(龍神)


と言った風に、細かく種族を書き足しても構いません

獣人やエルフなどの人型の人間以外の種族の殆どは、亜人に分類されます

魔法使いの場合は


種族:魔法使い(人間)


と言ったように、分類混合でも構いません


ありとあらゆる可能性が広がった無限の世界から人材を引っ張ってきているので、『契約者』の設定はかなり自由で構いません

締切りは次の更新まで(恐らく明日の10時くらい)となると思います
もしかしたら延長するかも……


一人で数名送っても全然オッケーです


合計4名の採用を想定していますが、魅力的なキャラが多ければもっと採用するかもしれません
採用したキャラの設定は、物語や世界観に合わせて少し改変される場合もあるかもしれません。ご了承ください


何か質問があれば受け付けます!!


募集開始時間は今日の21:30から開始となります


毎回オリジナルスレを立てた時に、一回はこういう募集を掛けるのですが
誰も応募してくれないんじゃないかと不安で不安で仕方がないです……


まあ、誰も募集してこなければ私が頑張ればいいだけなんですけどね


それでは、どうぞよろしくお願いいたします!!


今日の更新はお休みです


使えそうな設定



【導師育成施設について】

その名の通り、『導師』を育成する施設

『導師』の為の学校と言ったほうが分かりやすいかもしれない

何歳からでも施設に入れるが、基本的には12歳から18歳までの若い者が多い

卒業試験を受け、『導師』の資格を貰えれば晴れて卒業である

何歳からでも卒業はできる

卒業したくなければ、卒業試験を受けずに何年でも留年できる
しかし、家の面子の為にも進んで留年をしようとするものはめったに居ない

書いたキャラが死んだりすることはあります?
自分としては目立てなくてもちょっと出てきて死ぬくらいのゲストキャラでも出れば嬉しいですが


>>552
私の独断によってポジションは割り振られるので死ぬ場合もあると思います
多分、すっごく好みの設定だったらメインばりに優遇されると思います
ご了承いただければ幸いです

【契約者】
名前:ゼロ(仮称)
性別:男
種族:悪魔
強さ:9
【キャラ設定】
年齢は万を越えた辺りから本人も覚えていない
容姿はただの黒い霧のような姿をしており決まった形をとらない勿論口もないので言葉は脳内に直接呼び掛けるくらいしか出来ない
性格は寡黙であり我を出さないしかし本来は悪感情豊かな性格だった
自分が望んだものを奪う力があり昔は他人の絶望を見るためにその人の大切なもの、欠けがいのないもの、絶対に必要なものを奪ってきたしかしあらゆるものを奪ってきた彼は最終的に更に上の存在に自分のあらゆるものを奪われて封印されてしまう、文字通り体も名前も自我さえも何もかもを奪われた彼に出来ることなど何一つありはしなかった
【種族の名称:悪魔(悪魔神)】
生きとし生ける者が抱く絶望から産まれた存在でどちらかというと概念よりの存在、あらゆる負の感情が力の源であり、それさえあればどんなに封印されようとも殺されようともいくらでも復活できる

>>554に追加
元の世界に還り封印された状態に戻りたくないがために自分の導師が死んでしまうことを何がなんでも回避しようとする、基本は無気力だが本当に危険な時だけ全力で守ってくれる

【導師】
名前:ミターシャ
性別:女
職業:踊り子
適応能力:4?
身体能力:9
精神力:7
家系階級:0
【キャラ設定】
15歳
見た目
ピンク色の髪を持ち貧乳の155センチ。
性格
明るくお人好しで好かれやすい。
家柄
親類がおらず、1人で暮らしている。
補足
1日の生活費を街での踊り子の活動によって稼いでいて、知り合いも多く、表の社会の人達とも裏の社会の知り合いも多数
契約は主人公(ナキ)が素質を見抜き契約進めた。
しかし学校などに通っていないため未熟であり覚醒待ちである。
【生贄:自分自身の肉体】
契約の際自分の持つものは体のみであり
自分自身の体を生贄に捧げた。

契約者
名前: ラクシュミー
性別: 女
種族: 7(英雄)

強さ:主の能力に比例

【キャラ設定】
別世界で英雄として若くして死んでいる。
見た目は完璧に少女で黒髪に目は赤と青のオッドアイであり、首にペンダントで宝石をつけている。
性格は人懐っこく、誰とでも仲良く出来る。しかし戦いとなると勇猛果敢で皆に元気を与えられる存在である。

特技
王族の娘として育ったため家事などは何でもでき主を補佐している。つまり万能

【特殊能力】
主の力の影響を受け、主の体調が悪ければ体調も悪くなるなど一心同体のようなものである(自分が死ぬようなことがあれば...........)
適応力は覚醒前なので不思議な力は出せないが、身体能力などは完全な状態である
【それ以外の特殊能力】
鼓舞というなの自分と同じ側で戦う者の能力が上がる。
武器は宝剣であり、剣を用いて戦う。
【お勧めの生贄】
導師の体の一部。
ミターシャは体を捧げているので完璧に
ラクシュミーの状態と連結している。


【導師】
名前:レイン・クロスフィールド
性別:男
職業:教師
適応能力:8
身体能力:8
精神力:8
家系階級:2
【キャラ設定】
27歳
無精髭が特徴的な歳よりも少し老けて見える青年
死んだ魚のような目をしているとよく言われる
性格も適当で真面目さをうかがえない、しかしやるときはやる性格で導師としては割りと万能、だがプライベートな面では色々と壊滅的
陽の目を見れない下級貴族出身であり、生まれの違いで格差があることが許せず自分でも努力すれば上級貴族にも届くと必死の思いでやってきた努力の人
しかしそんな過去も今の自堕落な彼を見ればまったくと信じられない
生徒達からは割りと人気、宿題を出さない先生で有名
しかし教師としては有能であり生徒へ教える力はかなり高い
【特殊能力】
『生贄:欲望』
富や名誉欲はたまた生命活動に必要な三大欲求などすべての内から沸き起こる欲望を捧げた、そのため欲がないということは気力そのものがないということであり人間としてのピースが欠落してしまった
『気配遮断』
文字通り自分の気配を完全に消し去って行動出来る

>>556の契約者に訂正
年齢:15
特殊能力
「鼓舞」
自分の味方の者たちの士気を底上げする。
「一心同体」
導師の状態の影響を受ける。導師の調子が良ければそれを受け、
導師が[ピーーー]ば自身も死ぬ。

宝具
「王族の加護」(ネックレス)
呪いの類などが効かない。
宝剣「マハラジャ」
ラクシュミーの武器。相手の能力の効果を受けにくくなる。

導師と契約者の設定はセットで考えなきゃいけないの?


>>567
セットじゃなくて全然構いませんよ
セットでもそうじゃなくても採用率に差は全くありません

【契約者】
名前:リューン=エシェド
性別:女
種族:亜人(龍人)
強さ:6
【キャラ設定】
800歳
ロングの美しい銀髪を持ち一対の立派な龍角が頭から生えているよく笑顔を浮かべている爽やかな娘、身長は高め
ポジティブな性格で主人を立てられる気立ての良い娘、世話焼きで頼られるのが好き
最近龍体になれるようになったばかりであまりコントロールが効かない
実は龍人と人間のハーフであるが龍人の血の方が濃いしかし不純な血が混ざったと一族からあまり良い扱いを受けなかった
雷を操る能力がある
【特殊能力】
『龍人』
人間体と龍体の2つの形体をとれる、龍体になれるのは龍人のなかでもかなりの実力者だけでありさらに高まると龍神の域に足を踏み入れることが出来る
龍体は高硬度の鱗に口からの破壊光線など強力
人間体でも常人を越えた身体能力に空を飛ぶ力がある
『雷撃』
その名の通り雷を操る力、天候が雷雲になれば力が高まるが何もなくても雷を出すことは多少弱体化するが出来る

個人的には導師は募集キャラたくさんいてもいいけど、契約者は1の過去作キャラがたくさん見たいなあ(全作品参加してた)

【契約者】
名前:グラン・レイ・キングダム
性別:男
種族:英雄(悪英雄)
強さ:7
【キャラ設定】
38歳
歴戦の勇士らしく顔に十字傷がある強面、豪勢なマントを着てよく腕組をしている
英雄らしい正々堂々を好まず、勝利こそ全てでそのためなら何しても構わないと思っている外道、しかし意味のない悪いことを進んでしようというわけでもない
とある世界の軍団長をしていたがあるときクーデターを起こし自分の国家を打ち立てる、その国は歴史的にも最大規模の国家でありその建国者たる彼は間違いなく英雄であるがその裏で大量のクーデターの犠牲者、征服した国家の王族国民狩りなど絶対に善とは呼べない行為も多く行ってきた
白兵戦能力、指揮官としての能力、政治力など支配者としての力は本物で圧倒的カリスマ性をもつ
彼の英雄としての力の本領は格闘スキルであり、まず一対一では格闘で負けない
【特殊能力】
『悪英雄』
結果だけ見たら素晴らしいものを残しているがその過程は決して善なるものではない英雄の負の部分が特に大きい者で積極的に悪を働くわけではないが、必要とあらば一切の躊躇なく悪事に手を染めることが出来る精神性をもつ
『アマサカノホコ』
人の丈よりも長い矛、一定以上の力で振ると斬撃を飛ばすことが出来る


締切りとなりました!!


導師:15名

契約者:11名


たくさんのご応募ありがとうございました!!!


現在3名が当確で、残りはまだ保留選考中でございます


今回、導師と契約者をコンビで応募してくださった方が何名かいましたが、コンビではなく一キャラずつとして選考しています
なので、コンビありきの設定は修正が入ると思います

ご了承いただければ幸いです



今日の更新はお休みです

じっくり選考したいと思っております


それではまた


>>580
全部を見て頂いていたなんて光栄の極みでございます!!
本当にうれしいです!!
『契約者』はかなり過去キャラが混ざっているので楽しみにしていてくださいね!!


たくさんの募集の中から、4名のキャラクターを選出しました!!

本当はあと数名使いたい子もいたのですが……ポジションの問題もあって苦心しながらも候補を削りました


出番が何時かはお楽しみに!!
外に出ればすぐに会える……かも



そろそろ再開です!!


サタナウル「ね~え~何お話してるのかな?私も混ぜて~」

突然真上からサタナウルの声と共に、両肩に手を置かれた

リメロン「うひゃう!?も、もう!ビックリするじゃないですか!」

サタナウル「驚かせる気は無かったんだけどな~、悪巧みでもしてたの?」

リメロン「違いますよ、早く仕事が終わらないかな~って」

リメロン「今日はちょっとやりたいことがあるんですよ」

サタナウル「へ~何するの~?」

リメロン「秘密でっす!」

サタナウル「……………」

ナキ「私からも言えぬな。プライベートな話ゆえな」

サタナウル「むぅ…………じゃあ、当ててみよっか」

リメロン「えっ!?そ、それってどういう…」

ナキ「そのようなことが出来るのか!?」

サタナウル「ふっふっふ……当ててあげる。貴女達のやりたいことは………」




コンマ判定
1-3  見当違い
4-6  違ってるけど気になる話題
7-9  図星

直下コンマ


コンマ判定:2  見当違い


サタナウル「……ズバリ!逢引きね」

リメロン「………は?」

サタナウル「え、違うの?」

リメロン「全然違いますよ!!」

サタナウル「だってだって、人には言えないプライベートな事なんでしょ?恋人との逢引き以外無いよね?」

リメロン「そういうのは娯楽小説の中でだけです。私はもっと真面目な…」

ナキ「おい、言い過ぎるでない。主人は一言多いからな。口を滑らしかねん」

リメロン「…はいはい。そういうことだから、ゴメンねサタナウルさん」


リメロン「因みに私の恋人誰だと思った?」

サタナウル「エド」

リメロン「ぜぇっっっっっったいありえませんので!!」

サタナウル「そうやって嫌うっていうのは気にしてるって事、つまりは好意の裏返しなんだよ。恋愛小説でよくある」

ナキ「はっはっは!確かにな、主人の好きな恋愛娯楽話のような関係だ」

リメロン「違うちがーう!現実は違うのー!そういうの求めてないから!!もっと優しくって気遣い出来るイケメンを所望します!!」


サタナウルとナキと理想の異性像について熱く語り合った






昼食の休憩を貰って図書館を出る



リメロン(今日は何を食べよ~かね~)

ナキ(私の食べられるものなら何でも構わんぞ)

リメロン(ナキって雑食じゃん)

ナキ(失礼な。完全に肉食だ)



町をフラフラと歩いて目ぼしい物を探して歩いた



イベント判定

1-3  大荷物の少女
4-6  大きな背中
7-9  目立つ少女

直下コンマ


コンマ判定:8  目立つ少女



契約者判定

1、人間
2、亜人
3、怪物
4、魔法使い
5、人間(特殊)
6、悪魔
7、英雄
8、悪魔(強)
9、神
0、special

直下コンマ


コンマ判定:7、英雄



1、神殺しと謳われた英雄 
2、反逆の英雄   
3、なりそこないの英雄

4、守護騎士の英雄   
5、神と同化した英雄   
6、二人で一人のお伽噺の英雄


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


2


>>596採用:2、反逆の英雄



町を歩いていると、異様に目立つ3人組を見つけた

身長は180cmはあろうかという長身の黒いローブを羽織った者

そして真ん中を歩く少女より10cmほど高い身長の少女

その二人に挟まれて歩く、何故か自信満々な顔の少女

その三人組を、リメロンはよく知っていた


「くっそ…なぜこの私が…こんな無様な姿を晒さなければならない」

両の手に持たされた荷物を睨みながら、憎々しげに黒いローブの者が呟く

「ふふーん当然ですっ!アナタは契約者で、私は『導師』なのですからね!」

無い胸を張って鼻を鳴らして真ん中の少女が言う

「『見習い』のね。ついでに言えば、ヨルは私のパートナーだから。アンタの契約者は私よ、勝手を言わないでくれる。これだからお子ちゃまは…」

ドヤ顔の少女の胸をペシペシと叩きながら、ローブの者と反対側に立つ少女が諌める


往来を闊歩する、異様に目立つ三人組


『リリス・エルグラート』とその契約者『アリス』そしてそのアリスの契約者の『ヨル』であった


リリス「私はもうとっくに大人の仲間入りしてるんですけど!?18歳なんですけど!!」

アリス「だから何よ。振る舞いを兼ね備えてこそ大人っていうのよ」

アリス「アンタには風格も体格も性格もどれもこれも大人には程遠いわね」

リリス「た、体格は生贄ですぅー!くそぅ…胸の成長を犠牲にしてしまったせいで骨格自体の成長が止まって身長も止まってしまうなんて……」

リリス「さすがの私にも見抜けませんでした…」

アリス「アンタ馬鹿ね。バーカバーカ」

リリス「ムッキー!!馬鹿とは何ですか馬鹿とは!!」

アリス「事実よ事実。現実を受け止められないから子供だって言ってるのよ。や~いバーカ」

リリス「うが~!ぐるるるる!!」

ヨル「止めろアリス。……はぁ…貴様ら揃って精神が幼すぎるな」

リリス「うっさいクソジジィ!!!」

ヨル「この私にクソと言ったな貴様!!ジジィでもない!!万死に値するぞ脆弱な人間風情が!!」

リリス「ひっ!……あ、アリス!なんとかするのです!!貴女のパートナーが私に反抗していますよ!」

アリス「自分の言葉の責任くらい自分で取る事ね」


往来のど真ん中で、恒例の様なやり取りが繰り広げられている

町を行きかう人々から露骨に近くを歩くことを避けられているが、全く気が付く様子はない


リメロン(……この明らかに目立ってる奴ら…どうしよう)

リメロン(知り合いだし、明らかに迷惑になってるし、一言何か言うべきかな?)

ナキ(正直に言わせてもらう。私はアレと関わりたいとは思わない)

リメロン(………珍しく気が合うね)


リメロン(どうしようかな?)



1、声をかける
2、華麗にスルー
3、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

3,リリスたちから声をかけられる


>>604採用:3、逆に声を掛けられる


リリス「あ、リメロンさんです。おーい!私ですよー!リリスでーす!!」


ブンブンと元気よくリメロンに向かって手を振っている


リメロン(こっから逃げられない?)

ナキ(無理だろうな。完全に私たちは関係者だ)

リメロン(ちくせう…何故気づかれた…)

ナキ(首に蛇巻いてる図書館騎士など精々主人位のものだ)


とぼとぼと、重い足取りでリリスたちに近づく


リメロン「こんにちは、リリス…」

リリス「あれあれ?どうしたのですか?元気がありませんねぇ…私の可愛い顔でも見て元気を出してくださいよ!!」

リメロン「ええい五月蠅い。お前の所為だ」

リリス「うひゃああ!」


リリスの顔にさらに腹が立ち、ワシャワシャと乱暴に髪を乱す

しかし、指通りが滑らかな髪は形を崩してもすぐに元に戻る

それに腹が立って更に乱暴にこねくり回す


リメロン「……ふぅスッキリした…」

リリス「突然なにをするんですか!?あ~もう…私のキュートなストレートヘアーがぐちゃぐちゃです…」

リメロン「癖っ毛な私への嫌味か」

ナキ「主人の寝起きは凄いからな。無理やり紐で纏めているが」

リメロン「だまらっしゃい」

リメロン「え~と…そうそう、リリスたち三人。さっきから道の真ん中で騒ぎ過ぎよ。他の人たちの迷惑にならないようにしてよね」

リリス「ですってアリスさん」

アリス「アンタの事に決まってんでしょ」

ヨル「貴様ら二人の事だ」

リメロン「アンタら3人って言ったでしょ…」


深く深く、リメロンは溜息をついた


あれから、一応は反省をしたようで全員で昼食をとることにした

とは言っても、ヨルだけは何も口にしていないが


リリス「庶民っぽい雰囲気ですね。私には似合いませんねぇ…」

アリス「店の文句は止めなさい。これだから貴族って奴は…」


リメロン(私も貴族だけど馴染みの店なんだけどなぁ…)


会話のちょっとしたことで、リリスとのお家格差を思い知らされるリメロンだった




会話安価

1、最近、変わったことが無いか聞いてみる
2、最近の施設の様子
3、自由安価(発言した人の名前も書く)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>609採用:1



リメロン「最近さぁ、変わったことない?」

リメロン「リリスの家って大地主だし、なんかあったら教えてほしいんだけど」

リリス「内緒です。他の家の人に情報を漏らすなんてそんなへまはしませんよ。舐めないで下さいよねっ!」

リメロン「騎士として、町の様子を聞き込みするのは当然の行為なんだけどな~」

リメロン「例え貴族様でも、その土地を守ってる人間は地主じゃなくて騎士なんだよ?」

リメロン「普通に考えて、私に情報を流すのは当たり前じゃない?」

リメロン「寧ろ私に積極的に教えるべきだと思うんだけど」

リリス「……ん、んむぅ…言われてみれば……そっちの方が正しい気もします……」

リメロン「ちょ、ちょっと待ってくださいね…」


簡単に口車に乗せられたリリスが、グルグルと思考を巡らす




コンマ判定

1-3 下らない情報
4-6 既に知っている情報
7ー9 初耳
0    ???

直下コンマ

>>611の最後の発言者はリリスでした……脳内で変換しておいてください…

コンマ判定:5 既に知っている情報



リリス「あ、何でも最近。怪しい二人組の情報が良く寄せられてきます」

リメロン「…詳しく聞かせて」

リリス「詳しくはこっちもよく知らないのです。家出した大貴族の息子の行方を探しているらしいのです」

リメロン「ふ~ん……家出したっていうそいつの名前は?」

リリス「それはですね…………アレ?…う~ん…うん?………んんん?」

リメロン「どうしたの?」

リリス「お、おかしいですねぇ…ど忘れしたみたいです」

リメロン「何よそれ?その年でもう忘れっぽいの?」

リリス「う、うむぅ……と、取り敢えずその怪しい二人組の事です。どうにも情報による人相が一致しないんです、ですが皆一様に怪しいと口を揃えて言うんです」

リリス「複数居るんだと踏んでいるのですが、変装の可能性もありますね」

リメロン「……そっか、何処に出没するとかは聞かない?」

リリス「聞きませんねぇ…発見個所はバラバラです。この町に潜伏してるとは思うのですが」

リメロン「……うん、ありがとね。参考になったかも」

リリス「いえいえ、これも地主の娘として当然のことをしたまでなのです!!」

むふー、と得意げに鼻を鳴らす

そんなリリスを無視し、リメロンはリリスの情報を脳内でずっと考えていた


夕方



図書館内で、警備に戻る

リメロンは珍しく真剣な顔つきで立っている



リメロン(……あのさ、ナキ。さっきのリリスからの情報なんだけど)

ナキ(あの『シンデレラ』と言っていた男たちなんじゃないかという話だろう)

リメロン(察しが良くて助かるよ。私もそう睨んでるんだけど…)

ナキ(人相が毎回違う…か。どういうことなのだろうな?やはり変装か?)

リメロン(分からない。異世界の契約の力かもしれないし…本当に怪しい二人組がたくさんいるのかもしれないし…)

ナキ(なんにせよ、あまり状況は進展していない…か)

リメロン(家出した男を探しているらしいって言ってたけど、その肝心の家で男が誰か分からないんじゃあ追うのも難しいね…)

ナキ(なんとか割り出せないのか?)

リメロン(分かんない。知り合いじゃないと、よっぽど有名じゃない限り知らないからね…)


これからの事に、真剣に頭を悩ませていた



会話or行動orイベント

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


十分以上経過したので>>616を採用




リメロン「ねえねえロイヤル君。ちょっといい?」

ロイヤル「……仕事中に雑談ですか?それとも仕事の用事で?」

リメロン「私用…なんだけど、大事な話なんだ」

リメロン「最近怪しい二人組が人を探してるって聞いてさ、私も騎士として知っておきたいなと思って」

リメロン「家出した貴族の息子らしいんだけど、何か知らないかな?」


ロイヤル「……少し待っていてくださいね」


リメロンの真剣さをくみ取り、ロイヤルはどこかへ向かった



コンマ判定
5以上で知っている

司書 +5
??? -3

直下コンマ


コンマ判定:0 クリティカル


暫くすると、ロイヤルが戻って来た

手には新聞を持っていた


ロイヤル「二日前の朝刊です。ここに記事が載っています」

リメロン「え~と…何々、隣町の新聞かぁ……『グリン家の次男』………え!グリンの家の導師が家出したの!?」


リメロン(グリンなんて大貴族じゃない。私でも知ってる…)


ロイヤル「理由は分かりませんが、そうみたいですね。ここ最近で貴族が家出と言えばこの記事位でしょうか」

リメロン「……あ、でもどうして名前が伏せられてるの?」

ロイヤル「そこは私も気になっていたんです。因みにこれのコピーがこれなんです」

リメロン「どうしてコピー……って、え!?」


ロイヤルに手渡されたコピーには、『グリン家の次男』という文字すら消されていた


ロイヤル「名前が載っている方は魔法で保護をしていて、『何者にも書き換えができないように』してあるんです」

リメロン「そ、そんなことが出来たんだ」

ロイヤル「…本来は秘密なのですが、書き換えの保護の魔法は司書に与えられた権限の一つです。普段、皆様にお貸ししているのは全てコピーなんですよ」

リメロン「そ、そうだったんだ。それにも驚きだけど…これは…」

ロイヤル「ええ、何かが影響して書き換えが行われています。実際、この私にもこの人物の名前が思い出せません」

リメロン「それってつまり、物理的な書き換えじゃなくって超常現象って事!?」

ロイヤル「恐らくは異世界の力ではないかと…」

ロイヤル「何かが作用して、『グリン家の次男』という存在を抹消しようとしていることだけは事実です」

ロイヤル「…お力になれましたか?」

リメロン「うん…うん!!ありがとう!本当にありがとね!!」

リメロン「やっぱり司書様は頼りになるなぁ!」


強くロイヤルの背中を叩いて礼を言った

ロイヤルは、とても嫌そうな顔をしながらも黙って叩かれていた







図書館警備を終え、お屋敷に帰る帰り道


リメロン「漸く夜だね」

ナキ「だな」

リメロン「どうしよっか?」

ナキ「探すのではないのか?」

リメロン「う~ん……」



1、予定通り、あの男2人を探す
2、一旦帰り、準備をしてくる
3、予定変更でどこかに寄り道

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>622採用:2


一度お屋敷に戻り、夕食をとる


リメロン「う~ん…何が必要かなぁ…はむ」

リアス「…お嬢様、食事中にメモを取るのはお止めください。マナーが悪いですよ」

リメロン「堅いこと言わないでよ、ちょっと真剣に考えてるんだからさ」

リメロン「これも仕事仕事。騎士としてのね」

リアス「お嬢様は図書館騎士では?」

リメロン「それはそれ、これはこれだよ。私はやると言ったらやるからね!分かったらあっち行ってて」

リアス「………畏まりました」


不服そうに眉を顰めながら、リアスはダイニングルームを出た


リメロン「さて…と何を持って行こうかな?」



持って行くもの(現在の装備は図書館騎士の紋章が入ったマントのみ)

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

家宝のなんかすごい剣


>>626採用:



リメロン「剣持って行こうかな」

ナキ「あまり使わんと言っていなかったか?」

リメロン「宝剣だよ?なんか加護ありそうじゃない?」

ナキ「随分フワフワした理由だな…まぁ、それでも構わん早く行こう」

リメロン「分かってるって。ご馳走様!」

リメロン「リアスー!ちょっと見周り行ってくるー!!」

リアス「はい?あの、お嬢様!!」


仏頂面のリアスが珍しく大声をあげているが、無視して外に飛び出した


リメロン「さてさてさ~て…見つかるかなぁ……」

私は………



1、グリン家の近くを重点的に歩いた
2、隣町を中心に周った
3、あの事件のあった民家を中心に周った

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>632採用:1



グリン家の近くを重点的に周る



イベント判定

1-3  笑い声
4-6  怪しい二人組
7-9  聞き覚えのある声

直下コンマ


コンマ判定:6、怪しい二人組



今日の更新はここまでです


募集キャラ一発目は『リリス・エルグラート』ちゃんでした!!

こういう癒しキャラも大好きです!!

本編にでてるキャラが割ととシリアス気味なのが多いのでいい清涼剤になってくれそうです

とか言いつつ引いてる『契約者』英雄カテゴリ最強レベルなんですけどね……


お付き合いいただきありがとうございました

重要っぽそうなヨルがあっさり出てワロタ

過去作見てきました異世界ファンタジー面白かったです。(個人的にはシーナさんとの最後の約束が気になったりしていた)


>>637
実際とっても重要なポジションで、とっても凄いお方なんですが…それも全て基本世界でのお話ですしね
本音を言えば、過去作含めて皆勤賞なうえにいつも目立っていたので今回は控えめな活躍をしてもらうつもりです
ヨル様は学園ラブコメで幼馴染ヒロインもやったお方です、もうどんなポジションでも問題ない気がしてきました


>>638
過去作読んでくださってありがとうございます!!
とっても嬉しいです!!!
個別エンドを見られればシーナの約束の下りも消化できたんですけどね…全部書く気力はありませんでした…申し訳ないっす
シーナENDは、アリスの反逆成功後なイメージです
全てが終わったら真っ先に会いに行くと約束した以上、数十年ぶりに再会したことでしょうね
その後は……ご想像にお任せします



今日の更新はお休みです


本当は引っ越しの準備とかあるんだけど更新したい!!!

なのでちょろっとだけ進めます


明日と明後日辺りは音沙汰なしに更新を休むかもしれません


それでは再開っす


遅い足取りの男が二人

全く同じ服装で、高低差のある背格好

何がとは言えないが、異様な雰囲気を纏っているように感じられた



リメロン(…あれが、リリスの言っていた二人組かな)

ナキ(恐らく…な。成程確かに、怪しいとしか言いようのない二人組だ)

リメロン(取り敢えず、話しかけてみよっか)

ナキ(警戒は怠るなよ)

リメロン(分かってるって)


腰にさした剣の柄を握り、二人組の男に話しかけた


リメロン「ちょっといいかな」

リメロンの言葉に、二人組が同時に立ち止る
何故か此方を向こうとはしない


リメロン「私は騎士、この辺に怪しい二人組の報告を受けて見回りをしていたの」

リメロン「貴方達がその噂の二人組なんじゃないかと思ってるんだけど」


二人組は、静かに固まっている


リメロン「グリン家を中心に周ってて正解だったわね。貴方達、グリン家の次男を探しているんでしょう?」


カマをかけずに直球に言葉をぶつける

男2人に動揺は無く、静かに固まったまま

まるで人形のように感じられた


リメロン「ねえ、聞いてるの?ちょっと…」


苛立ちからか、リメロンは背の低い方の男に近づき肩を叩いた



コンマ判定
4以下で……
身体能力 +2

直下コンマ


コンマ判定:0 クリティカル


男の肩に手が触れた瞬間

人形のようだった男が俊敏な動きで体を翻す

大きく裂けた口がニタリと笑みを浮かべていた

男の手には鋭い刃物が握られていたのだ

小さな体を更に屈め下からリメロンの腹に向かって捻り込むようにナイフを突き出した


鮮血が飛び散る



ナイフを強く握る男の手が宙を舞って地面に落ちる

リメロンが逆手で鞘から引き抜いた剣には血がべっとりと張り付いていた


リメロン「騎士を舐めすぎじゃない?相手の力量も見極められないなら暗殺なんて向いてないよ」


一歩遅れてリメロンに迫りくる巨体の男

その岩の様な両腕が振り下ろされるも、順手に持ち変えられた剣に滑らかに手首を両断される


リメロン「ナキを使うまでも無かったね」

ナキ「剣を持ってきて正解だったな、私の目にもとまらぬ早業。お見事だ」

リメロン「ま~ね~、これも騎士の嗜みってやつよ」


出血を止めようと必死に蹲る男2人

素早く手当てしなければ、直ぐに死に至るだろう

だがしかし、騎士がその行く手を阻む


リメロン「死ぬ前に答えなさい。そうすればナキの神通力で止血くらいはしてあげる」

リメロン「アナタ達は誰?目的は何?」


背の小さな男が顔をあげる

奇怪なほど、大きく真っ赤な口を吊り上がらせる

ケタケタケタと不気味な笑い声をあげる

堅い木を打ち鳴らすような奇妙な笑い声


リメロン「な、何よ…気持ち悪いわね」

リメロン「早く言いなさい!死ぬわよ!?」


男は狂ったように首を回す

カタカタカタと不気味な音が鳴り響く


ナキ「…!様子がおかしい!!」

リメロン「見れば分かるわよ!!」

ナキ「早く殺せ!!切り落とした手首が動いている!!」

リメロン「なっ!?嘘でしょ!?」


切り落としたはずの腕が地面で踊っている

カチカチと刃物と地面が擦れあう

大きな両手が高く跳ねた

血を撒き散らし、リメロンに迫る


リメロン「くっ!」

迫りくる手を切り伏せ、不気味な笑い声をあげる男2人の首を落とした



パッタリと音が止む


「ク…キキ……ギギギ…」


最後まで笑い声をあげ、男2人は絶命した


リメロン「死んだ……かな?」


警戒しながら血に濡れた剣をマントで拭い、鞘に納める

深く安堵の息を吐いた


リメロン「……あー…もう……怖かったぁ…」

ナキ「仕方あるまい。あんな怪奇現象、私でもめったに見ない」

リメロン「……折角見つけたのに殺しちゃったなぁ…どうしよ?」

ナキ「…そうだ………この死体をリリスに引き渡すというのはどうだ?何か解るやもしれん」

リメロン「えー?あの子にそんな知識あるかなぁ?」

ナキ「ならば司書殿に引き渡すのはどうだ?このまま放っておいてもいい方向には転がらぬだろう」

リメロン「それは…そうかもだけど…」


改めて、リメロンは死体を見た


リメロン「…………あれ?」

リメロン「……なんか、変じゃない?」


恐る恐る、リメロンは死体の着ていた服を掴む

あっさりと、何の重みも無く持ち上げられた


ナキ「っ!…死体が…ない!?この一瞬でか!?」

リメロン「わ、分かんない…えっと頭は…」


辺りを見回し落とした首を探す

首のあった場所には、何故か仮面が置かれていた


リメロン「………なんだろ、これ」


手に持って観察してみる

真っ赤な紅のぬられた大きな口が特徴的な仮面

殺した男にそっくりの顔だった


落ちていた二つ目の仮面も、両腕を切り落とした大きな男によく似ている気がした


リメロン「……体が消えて、服だけが残って、首は仮面と挿げ替えられた」

ナキ「……どういう…ことだ?」

リメロン「こ、こういう超常現象こそナキの領分なんじゃないの?」

ナキ「…呪術の傀儡か?はたまたカラクリ人形か。魔法…幻……ううむ…さっぱり分からん」


リメロン「なんなんだろ…これ?」


首を捻りながら、仮面をマジマジと観察するナキとリメロン

その背中を静かに見つめる視線が一つ…



コンマ判定
5以上で気付く
身体能力 +2
???  -2


直下コンマ


コンマ判定:0 クリティカル


リメロン「……ッ!」

マントを翻し後ろを振り返る

それと同時に鞘から剣を引き抜き横薙ぎに振る


キンッ


と金属同士がぶつかる音

数秒後、地面にナイフが突き刺さる


ナキ「投げナイフ…恐らく毒が塗られていたな」

リメロン「暗殺者…かな?」

リメロン「目的は恐らく………この仮面」

ナキ「…どうやら予想以上に厄介な者に目をつけられたな。相手は見えたか?」

リメロン「バッチリ。身長は低め、全身黒尽くめ、身体つきから女っぽい」

リメロン「逃げた方向も見えたよ。どうする、追いかける?」

ナキ「私としてはさっさとこの面だけでも回収して逃げた方が得策だと思うが…主人の判断に委ねよう」

リメロン「それじゃあ……」




1、仮面を持って素早く帰る
2、わざと遠回りして後をつけさせないように帰る
3、追いかける
4、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>655採用:2



服を持ち去るか悩みつつも、仮面を二枚だけ回収して走り去る


ナキ(待て、こっちは屋敷と反対方向だぞ?)

リメロン(こっちで合ってるって。屋敷まで後をつけられたら大変でしょ?)


狭い路地と細い道だけをあえて選びながら全力で逃走する

建物の陰に体を隠すことを意識して、リメロンの屋敷までたどり着いた


リメロン「………はぁ…はぁ…はぁ…疲れた……」

リメロン「後をつけられてなかった?」

ナキ「私の感覚に狂いが無ければ、撒けた筈だ」

ナキ「よくやったな主人、大手柄だ」

リメロン「ありがとー……ああ…疲れた……もう歩けないかも」

ナキ「私が部屋まで運んでやるから、着替えは自分でしてくれよ」


ナキはリメロンの首から降り、体を自室に居る時の大きな姿に変えてリメロンを咥えて屋敷の中に入っていった


深夜


視点選択

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

エンラ


>>660採用:エンラ



夜の町を一人で歩く少年が一人


エンラ「……今日は静かだな」

エンラ「…そろそろ帰るか、ティエルが起きてきたら困る」


少年は何か言葉を小さく呟いた

指先から黒い炎が灯る

その炎で右手の手の甲を撫でようとして…手を止める


エンラ「………世の中には…見なくていいたくさんのものがある」

エンラ「見られたからには、消さなくっちゃな」


エンラが後ろを振り向けば派手な服を着た男が一人

男は慌てて走り出す


エンラ「………『煉獄の蒼焔』」

右の掌から放たれた炎が男を包み込む

強烈な寒気が男の体を拘束する

息すらできない極寒の炎


エンラ「悪いねおっさん。……『不惑の紫焔』」


紫色の炎を纏った掌が男の顔面を掴む

声無き悲鳴と共に、男は意識を手放した


エンラ「完全に油断してたな…悪いことをしちまった」

エンラ「いやでも、こんな時間にこんな派手なカッコーで歩いてるって悪い奴に違いない。そういうことにしとこう」


眠っている男を壁に立てかけ、その場を去る


エンラ「早く帰ろ…」


小走りでティエルの屋敷を急ぐ

屋敷の裏庭で周りを十分に見回して、誰も居ないことを確認する


エンラ「……よしっ…今度は大丈夫かな」


エンラ「………『裏切りの黒焔』」

左の人差し指と中指に黒い炎が灯る

その指で右手の甲を撫でた


そこには、先ほどまで消えていたティエルとの『契約刻印』が刻まれていた


※四日目終了


四日目(裏)



視点選択


1、ロフ・グリン
2、エミリー
3、暗殺者の一日


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>667採用:2、エミリー







エミリー「…………」

差し込む朝日に顔を顰め、毛布を蹴り飛ばす

ゆっくりと起き上がり、リビングに向かった


トシヒサ「おはようエミリー。飯の用意はできている、早く顔を洗って来い」

エミリー「…ウザい」


どっかりと椅子に座り、手掴みでパンと目玉焼きを一緒に喰らう

勢いよく食べ過ぎ、半熟だった目玉焼きの君が口元を伝うが気にせず食べ進める

牛乳でパンを無理やり喉奥に流し込み、最後にカリカリに焼かれた香ばしいベーコンをゆっくりと味わった


トシヒサ「汚いぞ」

ハンカチで汚れたエミリーの口元を拭う

エミリー「ふんっ…別に良いだろ。あとで顔洗うし」

そう言いつつも、黙ってトシヒサに口を拭われていた


食後のデザートに可愛く飾り切りされたフルーツと、コーヒーをエミリーに渡す

そのコーヒーにエミリーは残っていた牛乳をたっぷりと入れて、口をつける


エミリー「コーヒーにリンゴってどうなの?」

トシヒサ「ホントはケーキの一つでも焼いてやりたかったがそんな時間も無くてな、許せ」

トシヒサ「しかし…そんなに俺のデザートが楽しみだったんだな」

エミリー「違うよクソ…勝手に勘違いすんな」

トシヒサ「明日のデザートの要望を聞いておこう」

エミリー「…………クルミのクッキー。甘すぎない奴」

トシヒサ「…わかった。お安い御用だ」


エミリーの言葉に薄く笑った後、トシヒサも朝食を食べ始めた



トシヒサ「町の地理は覚えたか?」

エミリー「…大体はな。昔住んでたし」

エミリー「…でも、まだまだ準備をしないとな」

トシヒサ「わかった」


トシヒサ「今日はどうする?昨日も引っ越しを理由に施設に行くことを休んだが、今日も休むか?」


エミリー「…………」



1、今日も休んで準備を進める
2、施設に行く
3、休んで別の事をする

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>674採用:2、施設に行く



いつもより短いですが、今日の更新はここまでです


>>640で言ったように、明日はお引越しなので二日ほど音信不通になるかもしれません
ならないかもしれません

多分明日はお休みすると思います


それではまた、お付き合いいただきありがとうございました


また安価スレ始めてたのか気付かなかった
悪魔は基本大好きクラブの連中なのか

このスレからの参加だけど大丈夫よね
なんか過去スレのキャラが出てるようだけど


>>679
前作から読んでいただきありがとうございます!!!!
悪魔勢は大好きクラブ5割、それ以外2割、新規3割くらいの割合ですね
あの連中は結構お気に入りが多いので掘り下げが楽しみだったりします



>>680
過去作キャラも数名出ていますが、今回の物語を読むうえで知っておかなければならないキャラはいないと思うので多分大丈夫だと思います
『契約者』の中の半数ほどは過去作に出ていたキャラなので、過去作から読んでいただいている人へのファンサービスな面があるのは確かです
しかし、このスレの物語はこのスレの物語として完結するので過去作を見ておかなけえればならないということはありませんよ!!!
安心してこの物語を楽しんでいってくださいね!!



まだ引っ越しでゴタゴタしているので報告だけ

今日の更新はお休みです

明日か明後日辺りには再開できるかなという感じです


それではまた

プロフィール公開
リリスは微修正版



名前:リリス・エルグラード
性別:女
職業:学生、導師見習い

適応能力:7
身体能力:4
精神力:5
家系階級:9


【キャラ設定】
18歳
ロングの薄青髪の貧乳、ドヤッ顔がよく似合う
典型的なお嬢様な性格をしており少々傲慢、イタズラ好きでありよく誰かをからかっている。
しかし逆に自分が攻められるのは苦手、よく思い付きで行動する
大貴族出身でありそれを誇りに思ってるが、厳しい家風からあまり家にいることを好んでいない
そのため学校も卒業できるレベルであるがなかなか卒業に踏み込むことが出来ないでいる
契約者は『アリス』
彼女に対して信頼を感じているが、友達感覚でありイマイチ彼女の凄さを理解していない
ヨルに対しては苦手意識があるが、直接危害を加えられたことは無いので嫌いというわけではない



【特殊能力】


『契約:英雄』
反逆の英雄『アリス』と契約を結んでいる
適応能力の高さから、アリスの魔力を自分のモノとして扱える


『生贄:胸の成長』
貧乳がコンプレックスである彼女にとって将来の希望を完全に消し去ってしまうのは血の涙を流す程の苦渋の選択であった


『完全記憶能力』
一度でも見たものを決して忘れることなく完璧に記憶できる能力

名前:アリス
性別:女性
種族:英雄(人間)



強さ:6   それなりに腕の立つ魔法使い。彼女の真骨頂は彼女が作成した魔道具にある




年齢26歳
身長は150cm
とても長い金髪を一つにまとめたサイドテール
瞳の色は青
非常に勝気でプライド高い性格で、自身の魔法に絶対の自信を持っている
語気も荒く、意図せずことで他人と対立しやすい性格
尊敬できる人に対しては上から目線で溺愛するという癖がある
貧民の生まれで、貴族に対して強いコンプレックスがあったが、今ではあまり偏見の目で見ていない
世界に反逆をした英雄であり、『絶対』を乗り越え『完全』を破壊した魔法使い
とある友人を救い出すために長い年月をかけて自らの腕を磨き、最悪の魔『ヨル』と手を組み
創世の皇『ジェランダル』の『完全世界』に穴を穿った
ただの人の身でありながら世の理を覆したことが、英雄としてごく一部の人間に称えられた
だが世間的な評価はヨルと手を組んだ禁術使いの魔女であり、悪しき存在として語られることが多い
しかし、彼女にとって唯一の友人と共に生きる世界こそが全てであり、世間の評価は一切気にしていないようである
基本的に誰に対しても冷たい彼女だが、その友人の前でだけはとても幼い子供のような性格になるらしい
ヨルとは手を組んだ仲だが、『相棒』であり『友人』では決してないらしい
現在の契約者のリリスの事は、馬鹿だと思っており、幼いころの自分に少し似ているところが堪らなく嫌いらしい

好きなものは飴玉と唯一の友達
嫌いなものは馬鹿と金持ち





【特殊能力】




『種族:英雄(人間)』
人間でありながら、世の理を打ち砕いた英雄
契約の執行により彼女の魔力と魔法を引き出せるが、戦闘向けの魔法は苦手である
運動はもっと苦手



『魔法』
基本世界の魔法を扱う
得意魔法は解析の魔法と魔道具の作成



『魔道具:クロコアイトの耳飾』
『成功』『勝利』『飛躍』などの意味を持つ魔石
魔力を通わせば針の様なナイフに変質する



     
『魔道具:『偽典・堕天の契約書』』
堕天した者、つまりは悪魔を使役する契約書
ジェランダルの持つ『神智の七つ道具』のうちの一つの写し
この世界の契約と違い、契約は強制であり力の制限はない。つまりは簡単に契約相手を制御できないため、多大な危険が伴う



    
『魔神器:『偽神槍・極夜』』
自らの体に打ち込まれたヨルの奇跡の一部を使って作り上げた神器
世界に穴を穿つ奇跡を引き起こす


名前:ヨル
性別:無し
種族:悪魔(神)




強さ:12  この世の半分である『闇』を引き起こす力を持つ。これでも全盛期には及ばない





年齢は数えきれない
身長は180cmくらい(人間時)
柔らかくなびく長い黒髪と夜色の瞳を持つ
性別の判断がつかない顔立ちであり、とても冷たい雰囲気を漂わせている
その声は聖母のように甘く、地獄の底から響いているかのような錯覚を受ける
基本世界の神話における創世記より存在する世界最古の存在
この世界全てを形作ったジェランダルと、全てに意味を与えたエールと同時に存在し
ジェランダルがこの世全ての光であり、ヨルがこの世全ての闇であった
ヨルもまた世界の理を創る力を持ち、世界の全てを自らの物にしようとするが
ジェランダルに敗れ、冥界に追放される
敗れてなおその闇は深く、世界に一生残る闇となった。その闇は彼の名をそのまま使い『夜』と名付けられた
自信家で傍若無人な性格で力を失った今でもそのあり方は変わっていない
非常にプライドが高く、かなり怒りっぽい
常に自分が作り出した『闇』で体を覆っている。日光に直に当たると体が溶けるらしい
反逆の英雄『アリス』と手を組み、決死の覚悟で唯一の友を救い出した
その反逆の際に、ジェランダルの力が弱まり封印された力の半分ほどを取り戻した
基本的に全てを見下した性格だが、その友人にだけは対等に接しているらしい
アリスの事は信頼できる『相棒』ではあるが『友人』では決してないらしい
リリスの事は喧しい小娘という印象しかない。守ってやる義理も無く契約者でも無い為、本気でどうでもいい存在だと思っている
しかし、アリスのいう事なら聞かなくもない

好きなものは自分と唯一の友人
嫌いなものは太陽の光







【特殊能力】


『悪魔(神)』
世界最古の悪魔であり神
世界の半分、『闇』そのものである
世の理を作るほどの強大な力を持つ




『神通力』
『創造』を引き起こす奇跡
全盛期ほどではないが、太陽の光が無ければなんでもありの無敵の力を誇る

ヨル様に追記


『神器:闇』
自らを象徴する神器である闇
名を『ヨル』
全てを飲み込む無限の闇そのもの、触れたもの全てを飲み込む
アリスの手助けが無ければ、全盛期ほどの力は無い





長らくお待たせしました、更新再開でございます!!


エミリー「……施設に行く。欠席し過ぎると怪しまれる可能性がある」

トシヒサ「分かった。行ってくるといい」

トシヒサ「俺もついて行こうか?それとも俺一人で準備を進めるか?」

エミリー「…………」




1、一緒に施設に向かう
2、別行動を取らせる
3、契約執行状態で意識を常に繋げたまま別行動を取らせる


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>690採用:2、別行動を取らせる



エミリー「施設はアタシ一人で行く。お前は勝手にしてろ」

トシヒサ「わかった。あまり危険なことはするなよ」

エミリー「…施設に居れば、早々危険は巡って来ない」

トシヒサ「それでもだ、俺はとても心配症だからな」

トシヒサ「何時迎えに行けばいい?」

エミリー「来なくていい。一人でここまで帰ることくらいはできる」

トシヒサ「…そうか。わかった、それじゃあ早く着替えをしてきなさい」

エミリー「チッ…言われなくてもするつもりだったよ」


コーヒーを飲み干して、支度をするため洗面所に向かった


視点選択

1、エミリー
2、ミナカミ・トシヒサ

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>695採用:1、エミリー



トシヒサを置いて家を出る

いつもと違う朝の景色、しかし戸惑うことは無かった

懐かしい…慣れ親しんだ風景だった


施設に向かう途中、たまたま知り合いと出会う

ティエル「あ、おはよーエミリーちゃん」

エミリー「…おはようティエル」

ティエル「もう一人暮らしには慣れた?…ってそっかトシヒサさんも一緒だったね。迷惑かけてな~い?」

エミリー「…かけてない」

ティエル「本当かな~?エミリーちゃんはとっても我儘さんだから、ちゃんとトシヒサさんには感謝の言葉を言ってあげないと駄目だよ?」

エミリー「…アタシの勝手にアイツがついて来るだけだ」

ティエル「もう…駄目だよそういう言い方」



ティエルと共に、施設を目指した



『導師』育成の授業を、エミリーは頬杖をつきながら聞き流す



エミリー(…退屈だ)

エミリー(授業の内容なんて、『導師の心得』なんかを反復して教え込むだけ)

エミリー(立派な導師…ね。ふん…洗脳教育みたいなものだ)

エミリー(支配する者の心得なんかアタシに入らない。必要なのは…力だけだ)

エミリー(『導師』も『貴族』も、『義務』とか『思想派閥』なんかも…心底どーでもいい……)



エミリー「………はぁ…」



遠くを眺め、ため息を吐き退屈な時間が終わることだけを祈った






座学の授業を終え、休憩の時間になる

殆どの人たちが昼食のために町に向かう

食堂もあるにはあるが、不人気だ

理由は味



エミリー「…………昼食…か」



1、食堂で適当に済ます
2、町に出る
3、家に帰る
4、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>701採用:1



エミリー(……食堂で適当に済まそう)

エミリー(味なんてたいして気にならないしな)


エミリー「……まっず…」


誰も居ない広い広い食堂の真ん中で、食べたことも無い謎の物体が挟まれたサンドイッチを苦々しい面持ちで齧った


夕方


エミリー(午後からは卒業試験演習)

エミリー(やる事と言えば、人によって全く違う)

エミリー(例えば医者の『契約者』と契約をしているのなら、その能力を生かせるかどうかの試験)

エミリー(医者と契約をしているのに騎士になろうとしたって、能力の持ち腐れだ)

エミリー(ティエルは試験演習を受けていない。何故ならそもそも契約執行状態にすらなれないからだ)

エミリー(『適応能力向上プログラム』とかいうのを受けているらしい。もともと適応能力が高めだったらしいアタシは何をしているのか知らない)


エミリー(アタシの場合の試験演習は、正直何でも良かったので騎士を選んだ)

エミリー(戦いについて学べるのかと思ってたら、そういう技術は本人の努力に丸投げだ)

エミリー(基本的にクソつまらない騎士としての心得を延々と聞かされる)

エミリー(そのくせ試験内容は教官を倒すことときた。……理不尽だ)


エミリー(……文句ばかりを並べたが、実を言えばアタシはこの授業を受けていない)

エミリー(理由は当然、今日は『契約者』が居ないから)

エミリー(この理由で授業を受けれない、または受けないという奴は意外と多くいる)

エミリー(『契約者』は協力者であって、奴隷ではない。『契約者』が自由に行動をしたいときもある)

エミリー(それ故に、『契約者』同伴じゃない導師は試験演習をしない。させてもらえないという方が正しいが)

エミリー(……まぁ、アタシみたいにそれを利用してサボろうって考えてる奴らも数名居るけど)


そんなこんなで、契約者同伴ではないエミリーは施設を出て町に来ていた

今日の分の授業は終わり、自由時間だ


エミリー(……これからどうするか?)



1、適当に町をぶらつく
2、家に帰る
3、自由安価


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>707採用:1、適当にぶらつく



なんとなく、町をぶらつくことにした




イベント判定

1-3  厄介な奴ら
4-6  見覚えがある顔?
7-9  トシヒサと遭遇
0     新聞

直下コンマ


コンマ判定:4 見覚えのある顔?



町をぶらついていると、一際目立つ男女の二人組を見つけた


「わー!わー!凄い!凄いですねこれ!これ、これ何っていう名前なんですか!?」

「それはね、クレープというお菓子だ。やろうと思えば俺でも作れるよ」


顔に生クリームをつけながら興奮した面持ちでクレープを頬張る銀髪の女

その女の顔についたクリームを慈しむような視線でハンカチで優しく拭う長身痩躯の男


その二人は、誰もが振り向く美しい容姿であり、触れてはいけないと思えるほどの異様な雰囲気を醸し出していた

人目も全く意に介さず、いちゃつき合う二人組の横を通り過ぎる


その男女2人の顔を見た時、エミリーは何故か違和感を覚えていた


エミリー(…あの二人…どこかで見たような)



コンマ判定

1-3 気のせい
4-6 女の顔
7-9 男の顔
0    両方

直下コンマ


コンマ判定:7


エミリー(……さっきの男の顔…どこかで見たような)

エミリー(………………そうか、眼鏡を掛けていたからすぐに思い出せなかったのか)

エミリー(あの肌の色、そしてあの髪の毛に長身痩躯)

エミリー(………見覚えがある)

エミリー(………どこで見た?昨日まで町の地理を頭に叩き込んでいるときか?)

エミリー(…違う気がする)


エミリー(………絵だ。変な奴らがあの男の似顔絵を持っていたんだ)

エミリー(この男を知らないかと尋ねられたな)


エミリー(…………まぁ、アタシには関係ないか)

エミリー(どーでもいいしな)


違和感の正体が分かり、少しだけすっきりとした気持ちで町をぶらついた


夕方


家に戻ると、トシヒサが夕飯を作って待っていた

椅子に座り、夕食をとる


エミリー(…コイツ、料理美味かったんだな)

エミリー(いや、昼飯が酷過ぎただけか)


トシヒサ「今日の学校はどうだった?楽しかったか?」

エミリー「普通。いつも通り、クソみたいな時間だった」

トシヒサ「そういうな。ああいう同年代の人間が集まる場所というのは良い事だ」

トシヒサ「たくさん友達を作ってたくさん遊んで思い出を作るべきだ」

エミリー「くだらない…アタシにはそんなものはいらない」

トシヒサ「……そうか」


顔には出さないが、トシヒサの声色は落ち込んでいるように聞こえた



会話orイベント安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

トシヒサには友達と呼べる人はいるの?


>>716採用:


エミリー「…アンタにも友達はいたのか?」

トシヒサ「たくさん居た。俺の故郷…俺の生まれ育った町に居る人みんなが友達だった」

エミリー「…………冗談だろ?」

トシヒサ「…少し話を盛ってしまった。正確に言えば町に住み全ての人と知り合いだった」

トシヒサ「勿論、友人も数多くいた」

エミリー「ふ~ん……」

トシヒサ「俺の事を知りたがるのは珍しいな」

エミリー「……別に…なんとなくだよ」

トシヒサ「エミリーの友達は、ティエルとリメロンか?」

エミリー「……だからなに?少ないって言いたいのか?」

トシヒサ「友達は数じゃない。どれだけ心を通わせられたかという事の方が重要だ」

エミリー「…あっそ」

トシヒサ「因みに俺はエミリーにとっての友達か?」

エミリー「口煩い使用人」


トシヒサの友達の話を聞きながら、食事をした





トシヒサ「さて、今日も町に出るか?」

エミリー「………」

トシヒサ「準備は殆ど済んでいる。地理もだいたい覚えた」

トシヒサ「後はエミリーの言う…奴が出るのを待つだけ」

トシヒサ「どうする?」



1、目的の為、町に出る
2、今日は別の事をする
3、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>722採用:2、今日は別の事をする


エミリー「今日は街に出なくていい。別の事をする」

トシヒサ「そうか、わかった。何をするんだ?」

エミリー「今日は……」



1、何もしない。体を休める
2、鍛錬
3、新聞を読む
4、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

3


パンツは無効安価として>>724採用:3、新聞を読む



エミリー「…溜まった新聞を読み終わらせる」

トシヒサ「そうか、そうだな。常々邪魔だと思っていた。危うく処分するつもりだった」

トシヒサ「コーヒーでも淹れて来る。今朝のリクエストにも応えよう」

エミリー「……ああ」



机に上、かき集めた山の様な数の新聞を一つ手に取って目ぼしい記事を探した



イベント判定

1-3  不審死
4-6  相次ぐ似たような事件
7-9  目的の記事

直下コンマ


コンマ判定:2、不審死



エミリー(………不審死…か)


コーヒーを啜りながら、ある記事を読み進める


エミリー(顔の皮を引き剥がされ、箱詰めになって発見された…)

エミリー(いくつか、同じ内容の記事がある。同一人物の記事も多いけど…これに似た状況で4名ほど殺されてる)

エミリー(顔の皮を剥ぐ…ね、気持ち悪い猟奇殺人鬼か)

エミリー(それ以外にも、原因不明で多くの一般人が死体で見つかっている)

エミリー(ここ五日ほどで10名。行方不明が4名)

エミリー(あまりにも数が多すぎる気がする)

エミリー(『アイツ』の仕業は半分ほど…それ以外にも厄介な奴らが居るらしい)


エミリー「……チッ…アタシの邪魔をするようなら…纏めて殺してやる」

トシヒサ「物騒なことを言うな。ほら、クッキーだ」

エミリー「………」


無言でクッキーの皿を奪い取り、新聞を更に読み進めた


※四日目(裏)終了



状況判定

1-3  ???
4-6  平和
7-9  何かを見つけた

直下コンマ


コンマ判定:7  ロフとエールがお屋敷で何かを見つけたようです



今日の更新はここまでです

久しぶりの更新の所為か、微妙に調子が戻らない

多分7割くらい新しい家が寒いからだと思います


それではまた、お付き合いいただきありがとうございました


今日も更新お休みです…

明日に更新再開します


お待たせしました!更新再開です!!

※リメロン視点


五日目





トーストを齧りながら、ぼんやりと仮面を眺める

昨日の事を頭の中で繰り返し思い浮かべる


リメロン(白塗りの顔に耳の辺りにまで引かれた真っ赤な口紅の不気味な面)

リメロン(もう一つは四角い形に白塗りで黒い日除けが塗られてる)

リメロン(う~ん……一見普通のお面なんだけどなぁ…)


リメロン「被ってみたら何かが起こったり…」

顔にお面を当てる


しかしなにもおこらない



リメロン「…………う~ん…なんなんだろ、これ」


不思議に思いながら、仮面をマジマジと観察した


今日は……


1、通常任務
2、特別任務
3、仕事なし

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>750採用:1、通常任務


リメロン「はぁ~あ…こんな人が真剣に考え事してる時にも仕事なんてね~やだやだ…」

ナキ「仕方なかろう。仕事は主人の都合に合わせるはずもない」

ナキ「そも、主人は考え事をしておらずとも仕事を面倒がっていたではないか」

リメロン「そ、そんなことないよ!私だって志願して騎士になったんだし、騎士としての誇りはあるもん」

リメロン「……でも、ちょ~っと図書館騎士は退屈だったかなぁなんて…」

ナキ「採用されたときの自分を思い出してみろ。今の姿を見て幻滅されるぞ」

リメロン「だってだって…凄い格式高い威厳あるお仕事だけど……遣り甲斐薄いんだよね。ただ立ってるだけでお金貰えてさ」

リメロン「これなら普通に騎士様やってた方が楽しかったかなぁって」

ナキ「どうせ主人の事だ、騎士になったらなったで忙しすぎて『図書館騎士が羨ましい~』と言い出しかねんな」

リメロン「………悔しいけど言い返せない」


万が一の為に仮面を持ち歩きながら、図書館まで向かった



イベント判定

1-3  特になし
4-6  風の噂
7-9  目立つ人

直下コンマ


コンマ判定:0 クリティカル


イベント選択


1、風の噂
2、目立つ人
3、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>756採用:1、風の噂


図書館に向かう途中

おばさんたちの大きな声の内緒話が聞こえてきた


「ねえ聞いた?隣町の話」

「聞いたって何をよ。というよりどの話の事?」

「全部よ全部!突然話しかけてくる不審者が増えたって話と、それと…あの例の『殺人鬼』よ」

「スメルだかスマルとかいうアレね。怖いわよね~…こっちはこっちで怖いこと起きてるし」

「時計修理屋のご主人、亡くなったって聞いたけど死ぬ前の日、なんだか様子がおかしかったんだって」

「アタシが聞いたのは派手な服を着た怪しい男が道端で寝てたって聞いたわよ」

「「いやねぇ~…」」 



そう、おばさんたちの話は締めくくられた


リメロン(……なんだか色んなことが起きてるなぁ…)

ナキ(……………だな)

リメロン(エミリーも変なタイミングで引っ越してきたもんだよ)

ナキ(………だな)



仕事中



いつもの通り、図書館の中をグルグルと周りながら警備をする


リメロン(さっきのロイヤル君の話聞いてた?)

ナキ(ああ、隣町の警備を増強する話か)

ナキ(主人かエド殿が臨時であちらの警備に当たるかもしれないそうだな)

リメロン(どっちがあっちに向かわせられるのかな?)

ナキ(分からんよ。ただ、どちらにせよ忙しくなるだろうな)

ナキ(臨時警備は言うに及ばず、図書館騎士の仕事も交代制じゃなくなるわけだからな)

リメロン(ああ…そっか。う~ん…どちらかと言えばあっちに行きたいかも)

リメロン(私達って多分、隣町の不穏な事件のことに関わってるだろうからね)

ナキ(こういう時は意欲的なんだな)

リメロン(これでも騎士としての誇りは捨ててないからね)


暇をつぶしながら、警備を続ける



会話or行動orイベント安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

ちょっぴりサボる


>>762採用:ちょっぴりサボる



リメロン(ちょっとサボろっか?)

ナキ(は?待て主人、何処に行く気だ!)

リメロン(いいからいいから♪)


ロイヤルの目を盗み、上階まで駆け上がる

向かった先は天井裏の書庫

少し埃っぽいが、丸窓からの眺めがとてもいいことを知っていた


リメロン(ま、気分転換だよ)

ナキ(…少しだけだぞ)

リメロン(分かってるって♪)


蜘蛛の巣を払いのけながら、窓までたどり着く

一気に扉を開けば、爽やかな温かい風が入って来た



イベント判定

1-3  怪しい人影
4-6  突風 
7-9  珍しい姿

直下コンマ


コンマ判定:6 突風




リメロン「うわぁっ!」

麗らかな陽気に当たり、気持ちよく日向ぼっこをしていた時

突然突風に襲われる

慌てて窓を閉め、辺りを見回す


リメロン「うわっちゃあ…舞ってるねぇ…」

突風に煽られ、乱雑に敷き詰められていた書庫の本や紙が埃と一緒に散らばってしまった


ナキ「言わんこっちゃない。早く片付けるぞ。司書殿にどんなお小言を貰うか分からん」

リメロン「だね。……乱雑詰まれてたし、取り敢えずそれっぽくすればいいか」


飛び散ったものを拾い集める


イベント判定
4以上で発生

直下コンマ


コンマ判定:1 イベント不発



トントントン

足音が近づいてきた


リメロン(や、ヤバい!来てるよ!!)

ナキ(間に合わんな。素直に謝る準備をしておけ)

そうこうしている内に、書庫の扉が開かれた

そこに居たのは予想通りロイヤル・アルフォード


リメロン「やっ…あの…これはですね…そのぅ」

ロイヤル「……私も手伝いますから。早く片付けましょう」

リメロン「え?う…うん……お、怒らないの?」

ロイヤル「…………」


何も言わず、無言でロイヤルは片付けを始めた

不思議に思いながら、リメロンも後を追って片付け始めた





昼食のために街に出ている


リメロン「……ロイヤル君、変だったよね。いつもなら絶対くどくど説教するのに」

ナキ「主人は言っても聞かないと学習したのではないか?」

ナキ「呆れて物も言えないという状況かもしれないな」

リメロン「ううん…そうかもだけど……そうでもなかったような…」


少しだけ違和感を覚えながらも、飯屋を探すことに集中した



イベント判定

1-3  騒ぎ
4-6  見慣れない二人組
7-9  知り合いを発見

直下コンマ


コンマ判定:2、騒ぎ



人々の流れがある一点に集中しだしていることに気づき、視線を動かす

人々が注目する先では、煙が上がっていた


リメロン(…この状況…前と似てる)


そう思いながら、人の波をかき分け走って煙の上がっている場所に向かった



コンマ判定
奇数で暴れる異形の男、偶数で終わっていた

直下コンマ


コンマ判定:偶数


リメロン「騒ぎを聞きつけ華麗に参上っ!!……って、あれ?」


煙が上がっていた場所にたどり着くと、既に建物の消火作業に移っていた


リメロン(ただのボヤだったのかな?)

近くに居る適当な人にここで何があったのか話を聞いてみる

話を聞いたオジサンが指をさした場所、そこにはぐちゃぐちゃの肉が建物に突き刺さっていた


リメロン「な、なにあれ?」

オジサン「なんか綺麗なニーチャンがあっこに突き刺さってる怪物を殴り飛ばしたんよ」

リメロン「だ、誰がやったか分かります?」

オジサン「う~ん…わっがんねぇ。あんな綺麗な顔した男、一度見れば忘れられんよ。だから、ここじゃあ見ない顔なんじゃねえかな」

リメロン「何処に居るかは分かりますか?」

オジサン「いんや、すぐどっか行っちまった」

リメロン「そう…ですか。ありがとうございます」


オジサンとの話を打ち切り、一旦考え込む


リメロン(ただのボヤ騒ぎじゃ無くってどうやら何かあったらしい)

リメロン(あそこに突き刺さってる肉が、オジサンの言う怪物なんだろうね)

リメロン(それを実行した人はこの場にはもういないっぽいけど……)



リメロン(私は……)



1、実行したという綺麗なニーチャンを探した
2、死体をくまなく調べた
3、周りの人に聞き込みを続けた
4、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

3


>>774採用:3、周りの人に聞き込みを続けた


メモを取りながら、周りの人から話を聞いた



リメロン(一通り聞いて回って纏めればこんな感じかな…)


・突き刺さってる怪物は焼けた家の主人
・火を噴く怪物だったらしい(ドラゴン?)
・死傷者は怪物のみ
・怪物を殺した男は20代前半で色黒金髪(眼鏡を掛けていた?)
・その男は銀髪の女の人を連れていたらしい
・どちらも目を引く容姿らしい



リメロン(…う~ん…一先ずいえることは前私たちが対処した事件と同じっぽいね)

ナキ(十中八九そうだろうな)

リメロン(またドラゴンだよ。何か理由があるのかな?)

ナキ(かもしれないな。ここまでくれば関連がありそうだ)

リメロン(そして謎の男の人)

ナキ(とても美しい顔立ちという事は分かったが、誰も見たことが無いというとはな。他所から来たのだろうか?)

リメロン(その可能性が高いと思う)

ナキ(……どうする、そろそろ昼が終わりそうだが)

リメロン(う~ん…う~~ん……もうちょっとで消火作業が終わるっぽいから家の中調べていきたいけど…)

ナキ(仕事に遅れるわけにもいかんな)

リメロン(う~ん……)



1、仕事を優先
2、好奇心には勝てなかったよ
3、一旦ロイヤルに許可を貰いに行く
4、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

3


>>779採用:3、


ロイヤル「……それで、その事件の真相を探るためにも休憩時間を延ばしてほしい…と」

リメロン「駄目かな?」

ロイヤル「…貴女の仕事は何ですか?」

リメロン「と、図書館騎士です…」

ロイヤル「それならば、やるべきことがあるでしょう」

リメロン「で、でも…その…大事な事なんだよ!」

ロイヤル「貴女が行かなくともこの町に住む騎士の方が調べを進めて行くと思うのですが」

リメロン「う、う~ん…それはそうなんだけどさ」

リメロン「どうしても信頼できる情報が欲しいから自分の目で確かめたいんだよね。私にしか分からない事もあると思うしさ」

ロイヤル「………」

リメロン「どうしても…だめ?」

ロイヤル「………………」



ロイヤル感情判定

1-3  ダメ
4-9  代役
0    許可が下りる

直下コンマ


コンマ判定:2  



ロイヤル「却下します。貴女の言い分はさっぱりわかりません」

ロイヤル「真面目に仕事に戻って下さい」


そう冷たく言い放たれ、ロイヤルは書庫の整理に戻っていった


ナキ(仕方あるまいよ主人。熱意はあったが道理が足りん)

リメロン(くっそ~…あの薄情者め!)

ナキ(言っておくが司書殿の言い分の方が正しいと思うぞ。見に行くなら夜にしろ)

リメロン(……だね…)


渋々と警備の仕事に戻る



夕方



リメロン(そういえば事件に夢中で昼ご飯忘れたね)

ナキ(水ならいくらでも貰えるだろう。我慢しかあるまい)

リメロン(はぅ~……とっとと時間過ぎないかな~)

ナキ(止めることならいくらでもできるがな)

リメロン(便利な筈なのに今この状況では全く必要ないね…)


ナキと会話をして空腹を紛らわせながら、警備を続けた



会話or行動orイベント安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いモノを採用

泥棒侵入


>>785採用:泥棒



ロイヤル「リメロンさんッ!!」


突然声が上から降ってくる

それとほぼ同時に本を抱えた男が階段を飛び下り走り出す


ロイヤル「窃盗犯です!!取り押さえて!!」

リメロン「分かったよ!!」

リメロン「…契約執行……我が肉体に神の奇跡を!!」


契約の力を発現させて、走り去ろうとする窃盗犯の背中を捉える



リメロン「喰らいつけ!『神憑き』!!」


永遠の奇跡によって、窃盗犯の足に向かって地面から蛇が飛び出す



コンマ判定
5以下で逃げられる
永遠の奇跡 +3

直下コンマ


コンマ判定:7+3  捕縛完了



一匹の蛇が窃盗犯の足に喰らいつく、その傷口から血が吹き出す

そしてその血が蛇のような形を持ち、上へ上へと昇っていくように喰らいついて行く

全身から血を噴出させ貧血と苦痛によって倒れ伏す


リメロン「ほいっと拘束完了」


犯人の腕を捻りあげ、その腕を背中に置いて圧し折るつもりで踏みつけた

奇跡を終わらせ流血を止める

窃盗犯から抵抗の気配はない


リメロン(…ビビって動けなくなったか?それとも気絶かな?)

怪しみながらも契約状態を解き、ロイヤルが下りてくるのを待った


ロイヤル「ありがとうございました。やはり図書館騎士に選ばれた方です。とても頼りになります」

リメロン「まぁね~♪本気を出せばこんなもんよっ!」

リメロン「んでさ、コイツどうするの?」

ロイヤル「一先ず本を回収しましょう」


倒れた際に犯人が落した本をロイヤルが丁寧に拾う

ぺらぺらと頁をめくり、小さく頷いた


ロイヤル「…どうやら欠損は無いようですね」

リメロン「そ、そんなことも分かるんだ…」

ロイヤル「司書ですから」

ロイヤル「……それより…この不届きもの、どう始末をつけてあげましょうか」


ロイヤルは窃盗犯の頭巾を抜き取った




コンマ判定

1-3  小汚い男
4-9  ???
0    ???

直下コンマ


コンマ判定:8


頭巾を取り払った瞬間―――


カラン

と硬い何かがぶつかる音がした


リメロン「ッ!?こ、これって……」

ロイヤル「仮面…ですね」

不思議そうに首を傾げるロイヤル

ただ疑問に思うロイヤルとは対照的に、リメロンは激しく動揺していた


リメロン(こ、これって…昨日の!?)

ナキ(……どういうことだ。まさか私たちが居ることを知ってか?)

リメロン(な、なんで!?昨日はちゃんと撒けたって言ってたじゃん!)

ナキ(私を信じてくれ。嘘はついていない。つけられているような気配も視線も感じなかった)

リメロン(じゃあどうしてこの…昨日ととても似ている状況が起きてるの!?)

ナキ(…似ているでは片づけられないな。恐らく同一人物だろう)

リメロン(やっぱり尾行されて…)

ナキ(落ち着け主人。動揺し過ぎだ)


落ち着いた口調にナキに宥められ、少しづつ落ち着きを取り戻していく


ナキ(尾行された可能性は薄いと思っていい。恐らく偶々だ)

ナキ(用があったのは図書館の本だろう。もし私達に気付いているなら隣町の図書館に狙いを変えたはずだ)

ナキ(何故なら私たちは昨日、この仮面の持ち主と思われる暗殺者を見かけたからな)

ナキ(普通なら、リスクが高い此方の図書館を狙わないだろう。恐らくあちら側は私たちは『隣町の騎士』だと勘違いしているのではないか?)

ナキ(それならば、昨日隣り町で見かけた奴らがわざわざこの町の図書館を狙ったかの理由ができる)

ナキ(そうだろう?)

リメロン(…………そう…だね。ありがとう。落ち着いた)

リメロン(ナキの言う通り、わざわざこの図書館を狙ったのは、隣町で見た私達を恐れての可能性が高い気がする)

リメロン(だけどその予想は外れで、こっちに私たちが居た。しかも窃盗は失敗して実行したのが誰か予見さえてしまっている)

ナキ(そうだ。逆にこの状況は相手の出鼻を挫いた形になっている。チャンスなのだ)


リメロン(そうだね。冷静に…何をするべきかを考えよう……)



1、仮面の説明をロイヤルにする
2、仮面の事は白を切り、盗まれそうになった本について聞いてみる
3、自由安価


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>796採用:1



ロイヤル「……体も無い…」

ロイヤル「これはどういう事なんでしょう…」

リメロン「それは私から説明するよ」

ロイヤル「っ!?知ってるんですか!?」

リメロン「うん……まぁ知ってるっていうほど詳しくは無いんだけど」


そうして、昨日あったことをそのまま話す

暗殺者の事、怪しい二人組が仮面と衣服を残してもぬけの殻になったこと

そして、それが今の状況と酷似していることを話した

証拠として昨日からずっと持ち歩いていた仮面を見せる


リメロン「…目的は分からない。けど、多分碌な奴じゃない」

リメロン「暗殺者の姿も捉えたけど…この仮面の事だけはどうしてもわからないんだよねぇ…」

ロイヤル「…成程…俄かには信じられない話ですが…今この場でリメロンさんの話通りの事が起きた以上、信じるしかありませんね」

ロイヤル「その仮面の謎について、良ければ私が調べておきましょうか?」

リメロン「ホントに!?司書様に調べてもらえるなら心強いよ!」

ロイヤル「ですので、一時的にその仮面を私に預けてくれませんか?」


私は………



1、仮面を渡した
2、やっぱりやめた
3、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>799採用:1、仮面を渡した
※十分ルール適応



リメロン「助かるよ~。いや~やっぱり持つべきものは優しい上司だよね」

ロイヤル「まったく…調子がいいんですから」

そうして、リメロンはロイヤルに仮面を手渡した


ロイヤル「お預かりしました。引き続き、警備をお願いします」

リメロン「うん、まっかせといて!!」

ロイヤル「私は暫くこの仮面について調べますので」


ロイヤルはそう言ってどこかに行ってしまった

その背中を見送り、リメロンは気を引き締めて警備に戻った






日も暮れ、書庫に居たロイヤルに帰りの許可を貰って帰宅する

その道中



ナキ(どうする、あの事件があった場所に行くか?)

リメロン(そうだねぇ……)



1、行く
2、行かない
3、別の場所に寄り道する

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>805採用:2、行かない



リメロン(やっぱり行かない)

ナキ(む?どうしたのだ?主人にしては珍しい)

リメロン(あんま理由は無いけど、なんとなくだよ)

リメロン(今日くらいは早めに帰ってメイドたちを安心させてあげようかなって)

ナキ(成程な、いい所もあるじゃないか)

リメロン(最近は心配かけ過ぎちゃったしね)


そう思い立ち、早足で自宅に戻った



イベント判定
7以上で発生

直下コンマ


コンマ判定:1  イベント不発



今日の更新はここまでです


お付き合いいただきありがとうございました


アニデレが終わった傷が癒えぬ……

3ヶ月もお預けなんてお辛い………


今日は更新お休みです

明日は更新します


今期はとりあえず俺物語だけ見ましたね

他にも面白そうなもの見つけないとこの心の穴は埋まりそうにない……

いつの間にか私はデレアニが無ければ生きていけない体に調教されていたんやな……

血界戦線は見てみようかと思ってます



それでは再開です!!





自室に戻って体を休める


リメロン(夕方にあの仮面人間が窃盗に入って来たのは逆に幸運だったかもしれない)

リメロン(あの現場を見てもらわないとあの仮面人間の現象は説明しにくかったからなぁ…)

リメロン(ロイヤル君は司書だし、よっぽどの事が無い限り正体を見抜いてくれるはず!)



リメロン(そういえばあの仮面人間、何の本を盗もうとしたんだろ?確かめておけばよかったな…)


そんなことを考えながら、ベッドの上で寝返りを打つ



会話or行動orイベント安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

本棚の配置をおもいだしてみる


>>816採用:本棚の配置を思い出してみる
※十分ルール採用


リメロン「……………」


何となく違和感を抱き、自室の本棚の配置を確かめる

今朝の本の配意を思い出しながら、今の本棚と照らし合わせてみた


リメロン「…………」



コンマ判定
3以下でいつもと違う

直下コンマ


コンマ判定:4



リメロン「…ああそっか、一冊増えてたんだ」

リメロン「違和感の正体はそれか…」

ナキ「何を独り言を言っておるんだ?」

リメロン「いやさぁ本棚が何かいつもと違う気がしてさ」

リメロン「この前買った『異世界童話全集』が増えてたから違和感があっただけだったよ」

ナキ「よくそんな細かいことを覚えていたな」

リメロン「いつも見てるから違和感覚えやすいと思うんだけど。……ってそっかおじいちゃんの記憶力とは無縁な話だったね」

リメロン「ごめんね、厭味だったね」

ナキ「その言葉が一番の嫌味だ。私は記憶力が悪い方じゃない…はずだ」

リメロン「いひひっごめ~んね」


それからシンデレラだけを読んでそのままだった『異世界童話全集』を最初から読み始めた


深夜



視点選択

1、怪人『スマイル』
2、ロイヤル・アルフォード
3、自由安価


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>825採用:ロイヤル・アルフォード



深夜


図書館には人影が三つ

フワフワと宙に浮かぶサタナウル

そのサタナウルの下に、向き合う男女が一組

一人はこの図書館の司書、ロイヤル・アルフォード

そしてもう一人は……


ロイヤル「どうして私が貴女の尻拭いをしなければならないんですか」

そう言ってロイヤルは目の前の相手に、3枚の仮面を手渡した


???「偶々、偶然だった。『マスク』の手違いでこっちの図書館に仮面を一枚行かせてしまった」

ロイヤル「本当は隣町の図書館を狙うつもりだったんですね。まったく、本を盗もうとするだなんて恥を知りなさい」

???「私には関係の無い事。今更遅すぎる」

ロイヤル「でしたね………『クー』、貴女は暗殺者ですものね」


ロイヤルと話すこの少女こそ、仮面の所有者であり、昨日リメロンを襲った暗殺者である『クー』だった


ロイヤル「そもそも、本が目的なら素直に借りに来ればよかったのでは?」

クー「貴方に知らせず、秘密裏に行うつもりだった」

ロイヤル「なるほど、だけどこうしてバレテしまったので白状したというわけですね」

ロイヤル「…貴女があの組織の人間でなければ、本を盗む不届きものなど今ここで始末したのですがね」

クー「ごめんなさい」

ロイヤル「………はぁ、素直に謝られると調子が狂いますね…」

ロイヤル「それで、この本は持って行きますか?」

クー「ありがとう」

ロイヤル「しかし、意外ですね。アナタ方がこんな本を必要としてるだなんて」


ロイヤルは、夕方クーが盗もうとした本を手渡した

本の題名は『目上の人への正しい作法』


クー「ご機嫌取りが次の大事な仕事だから」

ロイヤル「……アナタ方も、意外と大変そうですね」

クー「そう、とっても大変」


クーは受け取った本を懐にしまう


ロイヤル「リメロンさん…この図書館の図書館騎士にはどういう説明をするべきですか?」

クー「…当然、私の事を伏せて置いて。適当に誤魔化してくれればそれでいい」

ロイヤル「……分かりました。適当に誤魔化しておきます」

クー「助かる。それじゃあ、バイバイ…同士」


小さく手を振り、クーは俊敏な動きで去っていった

サタナウルがロイヤルの背中に抱き付く

ニコニコと、とても楽しそうな笑顔だった


サタナウル「ロイヤルったらイケないんだ~!あんなに優しくて頼りになるリメロンちゃんを裏切るんだ~」

ロイヤル「裏切ったつもりはありません。もともと仲間ではありませんから」

サタナウル「ひゅ~ひゅ~!ロイヤルってばくーるだね!悪者っぽいよ!!」

サタナウル「もうね、私も悪魔的に楽しくなってきちゃったよ!!」

ロイヤル「口を滑らさないようにしてくださいね。アナタは頭が緩いんですから」

サタナウル「でもでも~、ロイヤルは~あんなにいい子なリメロンちゃんを裏切って心が痛まないわけ?」

ロイヤル「…私はこれでも、悪魔と契約を交わしていますからね」

サタナウル「ひゃ~怖い怖い♪ロイヤルのそういうとこけっこー好きだよ」

ロイヤル「それと、勘違いしてほしくないことがあります」


ロイヤル「私はあの組織と手を組んでいますが……いつだって『正義』の味方ですから」


そういってロイヤルは仮眠室に入っていった




※五日目終了


五日目(裏)



1、ロフ・グリン
2、クー

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>832採用:1、ロフ・グリン






ロフ・グリンの朝は早い

確実にエールより先に目を覚まし、数十分間女神の寝顔をみて体からエネルギーを呼び覚ます

美の化身の麗しい安らかな姿を存分に堪能したあと、鏡の前で完璧に身支度を整える

目つきの悪さを隠すための伊達眼鏡をかけ、厨房に向かって朝餉の支度を始めた

食糧庫に残っていたチーズと、昨日町に行って盗…頂いたパンと卵とベーコンを簡単に調理する

それと同時進行で紅茶をポットでしっかりと蒸らし、エールの眠る寝室に向かう


優しく肩を揺らし、耳元で囁く


ロフ「おはよう、もう朝だ。起きてくれ」

エール「……ん…んぅ…」


くぐもった甘いと息を漏らし、エールは目を覚ました

寝ぼけ眼のエールの手を取り、ロフは洗面所に案内をした


大きなダイニングルームで、二人きりで隣り合って食事をする


エール「はぁ…いいですねぇ…こういう豪華な朝食って」

ロフ「そうかい?俺の家ではこれじゃあ少ない方だった」

エール「う~んそれじゃあ…昨日までより!豪華な朝食です!」

ロフ「ああ、それなら正しい言い方だ。君の心を少しでも満たせたのなら嬉しいよ」

エール「はい!とっても満足です!!」


子供のような無邪気な笑みで、手掴みでトーストを齧る

それを実子に向けるかのような慈しむ瞳で、恍惚にロフは眺めていた


エール「そういえば、昨日の事なんですけど」

ロフ「昨日は………」



二人で、昨日あったことを思い出す


1、町であったこと
2、屋敷で見つけたモノの事

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>836採用:2、屋敷で見つけたモノの事


屋敷で見つけたモノ


1、この屋敷に住んでいた人について分かりそうなモノ
2、この屋敷で何が起こっていたのかの記録
3、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>839採用:2、この屋敷で何が起こっていたのかの記録
※十分ルール適応



ロフ「これが見つかったな」

ロフが取り出したのは、昨日書斎で見つけた一冊のノート

エール「そう、それです。どんなことが書かれていたんですか?私には教えてくれなかったから気になってて…」

ロフ「ふむ……」


パラパラと頁をめくる

このノートには主人のモノと思われる筆跡が残されていた

その内容は

・『導師信仰派』と『基本世界信仰派』の起こした事件
・『ギルド』と呼ばれる組織の主な構成員
・『グリン家』と『エルグラート家』、この二つの屋敷の見取り図
・上記の両家が支配する地域一帯に住む住人の名前と、住んでいる場所の地図

そして、何より目を引いたのが


ロフ(『シンデレラ』と名付けられた『過剰適応者』の存在の事)

ロフ(過剰適応者……異常なまでに高い適応能力を持つ者)

ロフ(この項目の下にいくつもの名前が書かれていた。そして、半分ほど…名前の上から線掛けをされていた)

ロフ(書かれている名前の人物には全て姓が無い。恐らく一般人の名前だ)

ロフ(この線掛けをされている人物の名前、その全ての人間がこの地域に住んでいた人の名前だった)

ロフ(更にいえば、全員…『行方不明』になっている)

ロフ(……この家の主人は、かなりキナ臭いことに首を突っ込んでいたようだ)


エール「あの!教えて…くれませんか?」

ロフ「……この通り、この辺りに住む人とこの周辺の地図だよ」

見せても問題ないと思った箇所だけ、エールに見せる

ロフ「この家の主人は貴族だ。もしかすれば地主と仲が良かったのかもしれないね」

エール「地主ではないのですか?」

ロフ「この地図に書かれた地域の地主は別に居る。俺の家と俺の家の知り合いだ」

エール「そう…だったんですね。もしかしたらこの家の事も地図に書いてませんか!?」

ロフ「残念ながら範囲外だった」

エール「そう…ですか……」

しょんぼりと項垂れるエールの姿に心を痛めながらも、ロフはこれでいいのだと自分に言い聞かせる


ロフ「これで満足かな?」

エール「あ、はい。ありがとうございました」

ロフ「礼を言われるほどじゃない。俺も少し意地悪だった。見せるほどでもないと思ったが隠すほどでもない内容だったね」

ノートを閉じて、丁寧に懐にしまう


ロフ(…君には世界の汚い部分なんて見てほしくないからね。見せられるのはあの部分だけだ)

ロフ(穢れを知らない俺の女神…君の心も体も全て純潔のままで居てもらいたいから)


昼食を終えて、和やかなティータイムを過ごす


ロフ(…実に平和な朝だ。追われている身とは思えないな)

ロフ(まだ庭には手を出していないが、屋敷の掃除は十分)

ロフ(昨日の買い物で、食料品もある程度揃っている)


ロフ(さて…これから何をしようか?)



会話or行動orイベント安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

散歩に出かけてみる


>>847採用:散歩に出かけてみる


エールにせがまれ、昨日のように町に出ていた

買い物はせず、町を見て回る散歩だ


少しだけ辺りを警戒しながらも、昨日は何事も無く過ごせたため

ロフも心に余裕をもって散歩を楽しんでいた



イベント判定

1-3  ???
4-6  風の噂
7-9  怪しい二人組

直下コンマ


コンマ判定:5、風の噂


図書館の近くを通り過ぎた時、談笑を楽しむご婦人方の会話が聞こえてきた


「ねえ聞いた?隣町の話」

「聞いたって何をよ。というよりどの話の事?」

「全部よ全部!突然話しかけてくる不審者が増えたって話と、それと…あの例の『殺人鬼』よ」

「スメルだかスマルとかいうアレね。怖いわよね~…こっちはこっちで怖いこと起きてるし」

「時計修理屋のご主人、亡くなったって聞いたけど死ぬ前の日、なんだか様子がおかしかったんだって」

「アタシが聞いたのは派手な服を着た怪しい男が道端で寝てたって聞いたわよ」

「「いやねぇ~…」」 

そう、ご婦人方の会話は締めくくられたかのように見えた

その婦人の一人が何者かに肩を叩かれた

細い目をした優しい雰囲気の青年


「ちょ~っといいっすか~?」

「あら、どなた?」

「自分、ちょっと他所から来たもので友人と逸れちゃったんすよ。こんな顔なんですが…」


そう言って懐から青年が一枚の似顔絵を取り出す

その似顔絵に書かれている顔を見た瞬間、ロフはエールの手を強く引き薄暗い角を曲がった


エール「え、ええ?あの…ど、どうかしたんですか?」

ロフ「足を止めないで、アイツらが居た」

エール「アイツらって…もしかして!」

ロフ「ああ、俺を探している奴らだ。まさかこっちの町にまで手を伸ばしていただなんて…」

ロフ「……もう、俺と一緒にこの町を歩けなくなるかもしれないな」

エール「そう……ですか……」

エール「仕方…ありませんよね」

ロフ「ごめんよ…俺の所為で……こんなにも早く、アイツらの手がこっちにまで回ってきているとは予想外だった」

エール「謝らないで下さい。寂しいですけれど、私一人でも買い物に行けますから!」


健気な笑顔を見せるエールの姿に、罪悪感を覚えながらも足を止めることなく人が少なくなる場所まで歩いた




※強制イベント発生


ロフ「そろそろ…大丈夫かな」

エール「だと、いいですね…」

ロフ達がたどり着いたのは町の中心から離れた住宅地

仮住まいの屋敷とは反対方向だが、遠回りして森を通りながら屋敷に戻ろうと提案をしようとしたときだった


一軒の家から轟音と共に火の手が上がる

その家に視線を向ければ、玄関から子供を抱えた小太りの主婦が慌てて出てくるさまが見えた

そして、少し遅れて玄関から…異形の姿の人型の怪物が現れた


エール「あ、あの怪物…!あれがあの家の人たちを襲ったのでしょうか?」

ロフ「だろうね…」

エール「ゆ、許せません!!」


エールの大声に、赤い鱗の怪物が反応をした


ロフは……




1、先手必勝。行動される前にやる
2、エールをさがらせて身構えた
3、『契約』の力を発動した


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>855採用:1


ロフは力強く地面を蹴った

たったの一蹴り

たったの一歩で、ロフは数メートル離れていた怪物の眼前に迫った

怪物は定まらぬ視点で、唸りながら口を開く


ロフ(火でも吐くのか?やらせない!)


怪物の目の前に着地し、勢いを殺さないままその場で半回転

渾身の力を込めた回し蹴りを怪物の脇腹に叩き込んだ



「グブオオオオオオオオオオオオ!!!!」



断末魔の叫びをあげながら、喉まで出ていた炎を空に向かって放つ

猛烈な勢いで真っ直ぐ先の家の壁に突き刺さる

怪物は、蹴りの衝撃でグチャグチャになっており原形をとどめていない


エール「………へ?」

ロフ「終わったよ、怪我は無いかい?」

エール「あ、ありませんよ。それよりロフ様、常々凄い身体能力だと思ってははいたのですが…何をしたんですか?」

ロフ「何って…蹴りを入れただけだよ」

エール「ロフ様は…人間ですよね?」

ロフ「勿論人間だよ。大した取り柄のない落ちこぼれのね」


騒ぎを聞きつけた人たちが次々と集まってくる


ロフ「人が集まって来た、早くこの場を離れよう」


エールの手を取り、急いでその場を離れた


今日の更新はここまでです


ロフは身体能力が10なので実は素でトシヒサぐらいの強さだったりします

リメロンも身体能力が8なのでかなり強いんですが、10の奴らは基本的に桁違いの強さを持っています
なのでリメロンはロフほど無茶苦茶な身体能力じゃありません

ギリギリ人間の範疇です



そしてチョイチョイでてた暗殺者が、二人目の募集キャラの『クー』ちゃんでした!!
正直一目惚れです、見た瞬間これ使うなと思ってました

名前だけしか出てませんが3人目の募集キャラの『マスク』さんがクーの契約者です

個人的にかなりお気に入りの組み合わせです


それではまた、お付き合いいただきありがとうございました


募集キャラは導師と契約者で二人ずつで確定じゃないっすよ!



そろそろ再開っす!!





人に出会わないように遠回りをして仮住まいのお屋敷に戻った

昼食を食べながら、会話をする


エール「…これからはロフ様と一緒に町に行けないのでしょうか?」

ロフ「…難しいだろうね。俺と一緒に居るところを見られたというだけで、君も危険な目に会いかねない」

エール「これからは一人でお買い物に行かないといけないんですよね……寂しいです」

ロフ「………ごめんよ」

エール「…あ、あの…変装などをするのはどうでしょうか?」

エール「眼鏡だけじゃなくって帽子をかぶって髪の色を隠したり、お化粧して肌の色を誤魔化すとか……どうでしょうか?」

エール「その…私一人で街を歩くのは…怖くって……」

ロフ「……君にそう言って貰えたことが何よりも嬉しいよ」

ロフ「俺なりに努力する。けれど、それでも危険な目に会うかもしれない…それでもいいかな?」

エール「はい!そんなこと、承知の上です!私だって神通力とか使えますから平気ですよ!!」

エール「ロフ様もお強いんですから、ちょっとやそっとの障害なら問題ありません!!」

ロフ「……ありがとう。俺も、君を一人にはしたくなかったから、そう言ってくれて安心した」



※これから外に出るときは常に危険が付きまといます。変装をすれば危険度が下がります


ロフ(……変装道具、この伊達眼鏡以外となると特に持ち合わせていない)

ロフ(帽子は…お屋敷の布を集めて加工して作れるかもしれない)

ロフ(化粧品………屋敷の中を探せば見つかるかもしれない)

ロフ(仮面の類なら倉庫で見たことがある気がするな……)


ロフ(……そんな回りくどいことをせずに、町で目ぼしいものを頂いて来るという手もあるが…)



ロフ(さて、これからどうしようか?)



会話or行動orイベント安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

今日は屋敷に引きこもる


>>869採用:屋敷に引き籠る




ロフ(…さっきの事件で、町は騒がしいことになっていることだろう)

ロフ(今日は屋敷に引き籠っていよう)


ロフ(…さて……やる事と言えば…)



1、庭の掃除に取り掛かる
2、更にこの屋敷について調べてみる
3、優雅にお茶を楽しみながら、本を読む
4、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用


>>873採用:2、更にこの屋敷について調べてみる



ロフ(…この屋敷について、まだ見つかるはずだ。もっとよく調べてみよう)

ロフ(あの主人の手書きのノートに書かれていた、『グリン家』の見取り図…かなり正確だった)

ロフ(グリン家を懇意している家と言えば限られてくる)

ロフ(そう…例えば『エルグラート』のような地主や、司書家系の様な位の高い家の筈だ)

ロフ(だが、そんな家がこんな状態になっていれば騒ぎになっているはずじゃあないのか?)

ロフ(執事のメモには『ご子息様が全てを無かったことにするつもり』とあったが、果たして世間に知られずにそんなことが可能なのか?)

ロフ(そんなことが可能な『契約者』という可能性もある…が)

ロフ(………そのご子息とやらにつながる情報でもあればいいのだが…)


書斎にこもり、本棚を一から探っていった



イベント判定
5以上で何かを見つける

直下コンマ


コンマ判定:9 発見



本棚を探っていると、題名のない一冊の本が目についた

手に取って項をめくる…


ロフ(……『シンデレラの実験記録』…か)

ロフ(『シンデレラ』とは、主人のノートに書いてあった過剰適応者の事だろう)


その本に記されていたのは『過剰適応者』を探し出す実験の記録であった

どうやらこの家では、『契約の力』を使い定期的に子供を攫っていたようだ

そして、その子供を地下室に閉じ込め契約をさせて経過を観察するという物


ロフ(……この実験『多重契約』が目的か)

ロフ(一人の『導師』が複数の『契約者』と契約を結ぶ、それが『多重契約』)

ロフ(『契約』だけならば、なんとかなるかもしれないが『契約執行』によって力を引き出すとなると話が変わってくる)

ロフ(適応能力が低ければ契約者が一人だけであっても暴走の危険がある)

ロフ(たとえ道具を使ったとしても、その道具に適応させる中和剤として導師の適応能力が必要となる)

ロフ(契約を安定させるために、俺のように膨大な代償を必要とされる場合もある)

ロフ(『契約』とは誰にでもできるが、相応の能力と知識が必要とされる危険な行為。だからこそ、『導師育成施設』が存在する)

ロフ(この家で行われていた実験は『被験者の肉体』のみを生贄とし、その一つの生贄に複数の契約者を契約させようとしていた)

ロフ(当然と言えば当然だが、全て失敗で終わっている)

ロフ(……こんな実験…一体どんな目的が…?)

ロフ(………目的などない貴族の道楽か?)

ロフ(まだまだ、この家について知る必要があるようだな)



『シンデレラの実験記録』のノートを、ロフは丁寧に保管した






書斎を調べていると、かなり時間がたっていたらしく日が暮れていた

少し遅めの夕食をエールと取り、今はお互いダイニングルームでくつろいでいる


ロフ(エールは今日もお酒を飲んでいる)

ロフ(あの日以来、俺にはあまり酒を勧めなくなった)

ロフ(気を使われているのかもしれない……)


ロフ(………何をしようか?)



会話or行動orイベント安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

エールと基本世界についての何気ない雑談を


>>880採用:



ロフ「なあエール。君は基本世界に居た時どんな暮らしをしていたんだ?」

エール「ん~…そうですねぇ基本的に天界に居ましたよ」

ロフ「天界…か。神の住まう居城…どんな場所なのか興味がある」

エール「天界はですねぇ、基本世界とはちょっとまた違う場所に存在するんですよ」

エール「『基本世界』や『観測者世界』と言ったような無限に存在する宇宙、それらは全て平行して横並びに存在している『時間』に則った世界です」

エール「それらの世界は始まりを与えられ、終わりに向かっていく『経過』が存在します」

エール「『時間』という絶対の流れが基本となっている世界なのです」

エール「それらと違って、天界と冥界は一つ上の次元と言いますか…『経過』が存在しない世界なんです」

エール「とっても説明しにくいんですが『創世の光』に満たされた空間で、いつでもどんなことでも可能で、常に無限に広がる世界を観測している世界なんです」

エール「我々は高次元の存在で『時間に縛られない存在』…これが『神』と呼ばれる者達です」

エール「こういう下の次元に降りてくるときには、ワザと自分の存在を下の次元に合わせているんです」

エール「何故かというとですね、気を抜くと時間の流れに置いていかれそうになっちゃうんですよね」

ロフ「…!そんなことが起こるのか……それは、どんな感覚なんだ?」

エール「時が止まるっていうんですかね、時間の流れに逆らうことになるのでピタッと静止します」

ロフ「……それは不思議な感覚だろう」

エール「あはは、ですねぇ」

エール「私は一応最高神だったのでずっと天界でボーっと基本世界で起こっている事象を観察しているだけでしたよ。とっても…退屈でした」

エール「……いえ、退屈という感情すら感じないほど…『何もない』…虚ろなというか、そんな感じでした」

エール「だから、この世界でロフ様と色んなことをして、色んなものを見るのとっても楽しいんです!」

ロフ「………そうか、だから君は…これほどまでに輝く美しさを放ち続けられているんだろうね」


酒のおかげか饒舌なエールと、天界の事を聞いた

かなり難解な内容であったが、初めて聞く天界という場所についてロフも興味をそそられているようだった


五日目(裏)終了


六日目開始
視点:リメロン





いつものように目を覚まし、朝食にありつく


リメロン(…最近は寝坊してないな)

リメロン(このリズムがずっと続けばいいけど)


リメロン(さ~てと…今日は確か……)



今日の仕事

1、通常任務
2、特別任務
3、仕事なし

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2


>>886採用:2、特別任務



オーベル「お嬢様、お手紙が届いていました」

リメロン「手紙?誰から?」

オーベル「エルグラート様からです」

リメロン「え、エルグラートって隣町の大地主じゃない!?わ、私にどんな用なの…」

リリスかもしれない、と思いながら怖々と手紙を開く

その内容を大まかに説明するなら…

リメロン「『多発する怪事件に対する警備強化』か…」

ナキ「ほう、良かったな主人。行きたいと言っていっただろう」

リメロン「いやぁまさか本当に来るとはね」

オーベル「お受けするのですか?」

リメロン「うん。え~っと……確かあっちの町で別の騎士と合流するっぽいね」

オーベル「……隣町で一人の騎士が亡くなられたと聞きました。くれぐれも、御身を一番に考えて行動してください」

リメロン「だいじょ~ぶって。私、これでも強いんだから!!」


直ぐに朝食を食べ終えて支度をする

護身用と、格好の為にも家宝の剣を持って行くことにした


リメロン「よし…それじゃあ……」



1、直ぐに隣町で待っているという騎士と合流する
2、行く前に、ロイヤルに会いに行く
3、行く前に、ティエルに会いに行く
4、行く前に、エドに会いに行く
5、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>892採用:1


リメロン「それじゃあ行って来まーす!!」


支度をしてすぐに、隣町にへと向かった

隣町の中心にある、一際高い時計塔

そこが待ち合わせの場所だった


隣町で距離があるという事で、少し早めに屋敷を出たのだった



イベント判定

1-3  特になし
4-6  声を掛けられる
7-9  見知った顔を見つける

直下コンマ


コンマ判定:9


誰を見つけた?


1、ティエルとエミリー
2、エド
3、トシヒサ
4、ロイヤル

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

4


>>900採用:4、ロイヤル・アルフォード



図書館の前を通った時に、声を掛けられた

声を掛けてきた相手はロイヤル・アルフォードだった


ロイヤル「今日から特別任務と聞きました。図書館の事は私とエドさんに任せて、自らに与えられた使命に精勤してくださいね」

リメロン「ああ、わざわざそのために外に出てきてたの。ありがとね、頑張るよ!!」

ロイヤル「昨日の仮面の件なんですが、正体が分かったかもしれません」

リメロン「本当!?さっすが司書様!で、その正体は?」

ロイヤル「『導師』の仕業でしょうね。確実にこの世界の力ではありません。『異世界』の力です」

ロイヤル「もう少し詳しく調べてみるつもりですが、一先ずその報告だけ」

リメロン「そっかぁ…分かった。もっと詳しく分かったら教えてね」

リメロン「あ、そうそう。エドの奴に真面目に仕事しろよって言っておいてね。ロイヤル君に迷惑かけんなよって」

ロイヤル「それを貴女が言いますか…まぁ、言うだけ言っておきますよ」

リメロン「それじゃあ、行ってくる!」


大きく手を振ってロイヤルと別れた


隣町の時計塔にたどり着く

そこには既に鎧をまとい、騎士の紋章が描かれたマントを羽織った騎士が居た

赤い髪の毛に、泣きぼくろが特徴的な儚げな美人

一目でその相手が誰かを理解した

その騎士とリメロンは知り合いだったのだ


リメロン「フェーリルー!久しぶりじゃん!!」

フェリル「おっす!リメロン!!」

親しげに抱き合い、挨拶を交わす


そこに居た人物は、フェリル・キューブリック

『導師育成施設』で出会った友人であった



リメロン「まさか一緒の任務だとは思わなかったよ!」

フェリル「ああ!私も嬉しいよ!!」

ブンブンと強く振り回すように握手を交わした


フェリルの契約者の選択



契約者判定


1、人間
2、亜人
3、怪物
4、魔法使い
5、人間(特殊)
6、悪魔
7、英雄
8、悪魔(強)
9、神
0、special


直下コンマ


コンマ判定:0、special


ちょっとパワーバランス調整のために再コンマとさせて頂きます
申し訳ありません



1、人間
2、亜人
3、怪物
4、魔法使い
5、人間(特殊)
6、悪魔
7、英雄
8、悪魔(強)
9、神

0の場合10の位のコンマを参照とする

直下コンマ

やはり0はそんなポンポンでていいものじゃないか

まあ、調整するなら選択肢から外した方が良かったと思うの


>>907
騎士側がオーバースペックになりそうだったので…
ナキ&リメロンだけでも結構な強さなんですよ



コンマ判定:6、悪魔

×、かつて神と呼ばれた羊
2、かつて神と呼ばれた蝙蝠
×、かつて神と呼ばれた夢
4、かつて神と呼ばれた犬
5、かつて神と呼ばれた猫
6、かつて神と呼ばれた烏

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

>>908
おお0だと私も喜んでたんですが選択肢を出そうとしたときに、『あれ?これ誰が来ても無敵のコンビ過ぎない?』と気づいたんです…
ついついコピペだけして楽をしようとする>>1ですまない…


>>910採用:4、かつて神と呼ばれた犬


フェリルの足元には大きな口を開けて欠伸をする『契約者』である『ミィ』が体を丸めていた


リメロン「ミィも久しぶり、元気にしてた?」

ミィ「ミィは見ての通り元気だにゃあ…番犬なのにお外に連れ出されてとっても辛いにゃあ……」

リメロン「あっはは、いつも通りみたいだね」

フェリル「まぁな、こんなんでも幸運と安全の象徴だ。それなりに頼りになる」

ワシワシとフェリルがミィの頭をかく

ミィは気持ちよさそうに眉を細めた


リメロン「それで本題の仕事の話なんだけど」

フェリル「ああそれな、そうだったそうだったこれから仕事だった」

リメロン「しっかりしてよ…現地の騎士に仕事の説明をしてもらうように指示されてたんだから」

フェリル「だ~いじょ~ぶって。私もそんなにバカじゃあないよ」

フェリル「仕事の内容は2人で街をグルグル巡回。あと怪しい奴の職質とか」

フェリル「以上!!!」

リメロン「…………ねえ、ミィこれで合ってる?」

ミィ「だいたい合ってるにゃあ。……というかミィは仕事の内容覚えてないにゃあ」

ナキ「…………なあ主人よ、私は果てしなく不安だぞ」

リメロン「私もよ…」


頭に?を浮かべている相棒に、がっくりと肩を落とし溜息が出た


リメロンはしつこく質問をして、フェリルから何とか正確な仕事の情報を引き出した


リメロン(警備班は二組に分かれていて、私とフェリルは『夕方~深夜』が担当らしい)

リメロン(早朝から昼にかけては仮眠と休憩の時間だそうだ)

リメロン(基本的に2人で行動をすることを強く言われているらしい)

リメロン(多分、オーベルが言っていた騎士で死者が出たのが原因っぽいね)

リメロン(休憩中でも、臨時や緊急時には個人の判断で行動してもいいとの事)



リメロン「……つまり私達って、今寝る時間なの?」

フェリル「だね!!」

リメロン「デカい声で何言ってんの……もう…フェリルは眠たくないの?」

フェリル「もうね、すっごい眠い!」

リメロン「……とっとと自宅に帰って寝なさい。夕方になったら迎えに行ってあげるから」

フェリル「それじゃあお言葉に甘えて寝てくるよ!お休みリメロン!!」


完全に寝てしまっているミィをおんぶして、フェリルは自分の住むお屋敷に帰っていった


リメロン「私はさっきまで寝てたからあんまり眠くないなぁ…」

ナキ「そうは言うが、深夜はずっと警備だぞ。仮眠位とっておいた方がいいんじゃないか?」

リメロン「う~ん…そうだなぁ……」



1、仮眠をとる
2、別の行動を取る

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

2見回る


>>920採用:2、見回る


リメロン「一回、町を見て回ろっか」

リメロン「あんまりこっちの町に顔を出すことも無かったし、大体の地理を把握するためにもさ」

ナキ「…それもそうだな。情報を集めることは大切だ」

リメロン「じゃあ、しゅっぱーつ!」


ナキと共に、町を見回ることにした



イベント判定
1-3  大荷物の少女
4-6  目立つ奴ら
7-9  怪しい集団

直下コンマ


コンマ判定:7 怪しい集団



今日の更新はここまでです


四人目の募集キャラは『フェリル・キューブリック』さんでした!!

採用理由は使いやすそう。これに尽きます
騎士というのも採用理由の一つでしたね


これで募集キャラで4人出し切った…のですが、ちょっと一名出すかどうか迷っている人が居るんですよね
恐らく安価で決まるかと思います


それではまた、お付き合いいただきありがとうございました


プロフィール公開(微修正)


名前:クー
性別:女
職業:暗殺者

適応能力:5
身体能力:8
精神力:8
家系階級:1

年齢 19
黒髪のショートで引き締まった体つき、変装のためウィッグや伊達眼鏡を付けてることもある。
服装は動きやすいものを愛用しているが、普段は体型が分からないように布の多い物を着ている
仕事時は冷静に目標の殺害のみを考えるが、それ以外の時は受け身な性格である。
貧しい農家に生まれ、子どもの頃に飢饉で家族を亡くし、自身は瀕死の所を養父に救われた。
それ以後養父の言うことを第一にし、暗殺者になるべく育てられた。
導師の技術は養父の部下に教えられ、14歳の時に契約した。
養父が指定した人物の殺害を仕事としている



【特殊能力】

『契約:人間(特殊)』
謎の人間『マスク』と契約を結んでいる
契約によって変幻自在の変身能力と、仮面を消費して操り人間を創りだせる


『暗殺術』
体術や武器をつかって相手に致命傷を与えられる

『生贄:ある時点以後の寿命』
将来養父が死亡した時点で自身も死亡する

名前:マスク
性別:男
種族:人間(特殊)

強さ:5



【キャラ設定】
黒いマントを羽織っており仮面を常に身に着けている。
仮面は毎日、本人の気分によって付け替えられている。
飄々とした性格で演技がかった口調で喋るため非常にうさんくさい。
生い立ちは謎に満ちており、本人に聞いても毎回違う答えが返ってくるため完全に不明。
唯一分かっているのは、男性であるということのみだが信憑性に欠ける。
名前は常に仮面をつけていることから周りからそう呼ばれ始め、それを気に入って使っている。
そのため本名ではない。
仮面の下の素顔は簡単にさらしてくれるが、毎回違うためどれが本当なのか分からない。
契約相手であるクーですらもその素顔を知らない





【特殊能力】

『人間(特殊)』
自分の姿形全てを別の人間にすることができる。
老人から子どもまで、男にも女にもなれる。
腕を6本に増やすなど普通の人間とは言えない容姿になることも可能。
体型も自由自在で、それに合わせて身体能力を向上させることもできる。


『仮面舞踏会』
持っている仮面を贄に分身を生み出す。
分身の数や性能は導師の強さによる。


名前:フェリル・キューブリック
性別:女
職業:騎士

適応能力:7
身体能力:7
精神力:7
家系階級:7

【キャラ設定】
21歳
赤髪ボブカットの女性、見た目は儚げな美人で泣きボクロが特徴
うっかり屋でアホの娘であり所謂残念美人、行動力はあるが空回り気味、テンションが高く声がでかい
割りと何でも出来るが器用貧乏、家事も普通にこなせる、くっ殺ネタを多用する
リメロンとは同級生であったが卒業時期が違う、会う回数は減ったが友人としてリメロンを好ましく思っている
学校で学んでいた頃と現在を比べて物思いにふけることがあるが騎士としての仕事には誇りを持っている
契約者は幸運と安全の悪魔『ミィ』
ミィの事は完全に飼い犬のように扱っている
たまに一緒に散歩をしてやることが趣味


【特殊能力】


『契約:悪魔』
幸運と安全の悪魔『ミィ』と契約を結んだ
契約によってミィと体が同化し、悪魔の驚異的な身体能力と『領域』の魔力を扱うことが出来る

『生贄:涙』
どんなに苦しくてもどんなに悲しくても決して泣くことはない。
しかし感情はあるのにそれを涙という行動で晴らすことの出来ない苦しみを当時の彼女は何一つ解っていなかった

『騎士装備一式』
キューブリック家に伝わる装備で、それぞれに神秘性が付与されていて硬度が普通の装備と比べて桁違い


名前:ミィ
性別:女性
種族:悪魔



強さ:8  かつて神と呼ばれた犬。幸運と安全の象徴であり『領域』の魔力を操る



身長は165cmくらい。常に体を屈めているため、低く見られやすい
少し硬い滑らかな黒い体毛を持ち、ピンと立ち上がる犬の耳が特徴的
顔立ちは鼻が高めで犬と人間のちょうど中間くらい
かつては家守の象徴として奉られていた番犬の姿の神であった
悪魔に落とされた今でもそのあり方は変わっておらず、少々性格が自堕落になった程度である
基本的には面倒くさがり屋な性格であり、家から一歩も動きたがらない
番犬の神であったため、守護するべき場所を離れることを嫌がっているのかもしれない
忠誠心という感情は薄いが、懐いた相手を大切に思う気持ちくらいはある
命令が無ければ一日中寝ているほど、寝る事が好き
契約相手であるフェリルの事は声が大きくて少し苦手だが、悪い人ではないと分かっているので渋々仕事に付き合っている
たまに散歩に誘われるが、本当はとても迷惑している
しかしフェリルの楽しそうな顔を見るとどうしても嫌だと言えず、散歩に付き合っている
余談だが、基本世界では悪魔となっている今でも幸運と安全の象徴として玄関に置物が飾られることがよくある
悪魔であるはずなのに人々に嫌われていない非情に珍しい悪魔





【特殊能力】


『悪魔』
幸運と安全の番犬と呼ばれる悪魔
『領域』という魔力を持ち、それを自在に操ることが出来る



そろそろ本編再開っす!!

待機
今更だけどサブキャラメイク参加出来なかったの悔しいわ



町を見て回っているととても怪しい集団を見かけた


「もうシュウさん、昼間っからお酒はまずいっすよ!」

「うっせえ馬鹿!そうでもしてねーと正気を保てねーんだよ!!」

糸目の気の弱そうな青年が、派手な服を着た空の酒瓶を持った御ことを窘めている


「兄貴もシュウさんになんか言ってやってくださいよ~」

「チッ…しゃあね~な。オラ!シュウ!何時まで落ち込んでやがんだ!!シャキッとしろ!!」

兄貴と呼ばれたオールバックの強面の男が、シュウと呼ばれている男から酒瓶を取り上げてその頭を叩く


「………………」

「クツクツクツクツクツ……」

その騒がしい三人の男の後ろで、死んだ目のやけに大きい服を羽織った少女と、奇妙な笑い声をあげる仮面を被った男?が歩いている

>>934
そればっかりは時期が合わなければ仕方ないっすね……
また次の物語の時に是非とも参加してください



リメロン(……ろ、露骨に怪しい集団…!)

ナキ(人を見た目で判断するな……と言いたいが、さすがの私にも怪しく見えるな)


糸目の青年とオールバックの男はキッチリとした礼服を身に纏っており、全体的な統一感の無さも怪しさに拍車をかけていた


ナキ(声でもかけてみるか?職質も仕事の内なのだろう?)

リメロン(ええ!?嫌だよ、アレに関わりたくないし…)

リメロン(それに怪しいけど何か悪いことしてるわけじゃないし……)

ナキ(主人は不思議な性格だな、力があるというのに妙に臆病だ)

リメロン(それとこれとは話が別。私だって女の子なんだし…)


目を合わせ無いようにこっそりと様子を窺いながら、怪しい集団とすれ違う



コンマ判定
5以上で何かを見つける、7以上で更に判明

直下コンマ


コンマ判定:8 慧眼



何事も無くすれ違い、十分に距離を取れた辺りで振り向く


ナキ(どうした主人?職質する気になったのか?)

リメロン(…あの5人、仮面の男を除いて全員導師だ)

ナキ(それは本当か?)

リメロン(すれ違ったとき、契約刻印が確認できた)

ナキ(そうか…いくら主人でも導師を四人同時に相手するのは骨が折れそうだな)

リメロン(荒事にならなければそんな必要はないんだけどね)

リメロン(あの4人、貴族ってわけでもなさそうだったよね?)

ナキ(確かに、二人だけしっかりとした服を着ていたが外を歩く服ではないからな。逆に浮いているように見えた。残り二人は言わずもがな)

リメロン(……………)



1、危険を承知で尾行する
2、やめておく

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>941採用:1、危険を承知で尾行する



リメロン(尾行するよ)

リメロン(作戦は『いのちだいじに』で)

ナキ(契約状態になっておくか?)

リメロン(う~ん…目立ち過ぎて尾行には向かないからなぁ…)

リメロン(危なくなったら頼むよ)

ナキ(私の制限されている能力でどこまで守ってやれるか分からんが、善処しよう)

リメロン(よしっ!尾行開始!!)


一定以上の距離を保って、尾行を開始した



コンマ判定
3以下でバレる
??? -1
距離  +2

直下コンマ


コンマ判定:1+1  バレチャッタ


尾行を始めて数分足らず

突然少女が後ろを振り向いた

目が合ってしまい、思わず立ち止まってしまう


リメロン(や、ヤバい!怪しまれたか!?)


少女はオールバックの男に何か耳打ちして、此方に向かって歩いてきた


リメロン(ね、ねえこれバレチャッテルよね?)

ナキ(…確実だろうな。完全に目が合ってるぞ)

リメロン(ど、どうする?)


1、慌てて逃げる
2、あえて立ち向かう
3、普通を装ってごまかす

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>949採用:1



リメロン(………ここでとるべき行動は一つ)

リメロン(逃げるしかないッ!!!!)


踵を返し、全速力で走りだす

……出そうとしたその目の前には、いつの間にか仮面を被った大量の人間に囲まれていた


リメロン「ッ!先回りされてたか!」

ナキ「しかもこの仮面……もしやあの暗殺者か」

リメロン「とにかく逃げるよ!!」


仮面人間のいない細い路地を見つけ、慌てて駆け込んだ

一心不乱に駆け出す



コンマ判定

1-3  オールバックの男と糸目の男
4-6  派手な服を着た男
7,8  暗殺者
9、0  逃走成功

尾行結果 -2

直下コンマ
  


コンマ判定:2-2



「おおっと、ここは通さねーぜ騎士様よ」

細い路地の先には、オールバックの男と糸目の青年が立ちはだかる

どうやらあの少女が耳打ちをした時に、既に誘導を始めていたようだ


リメロン「まんまと誘い込まれたってわけね…」

オールバック「そーいうことだ。騎士の癖にこそこそと俺らを嗅ぎまわってた罰だぜ」

リメロン「私とやるっていうの?そこを通せば、見逃してあげるわよ」

オールバック「プッ…クハハハハ!!さすがは騎士様だ、随分と腕に自信があるようじゃねーか」

リメロン「三秒以内に私の視界から消えなさい!」

オールバック「いい度胸だ!!やるぞオルト!!」

オルト「え?二人でやるんすか?俺一人で十分っすよ、フレアの兄貴はそこで見ていてください」

フレア「いいや、この騎士様には現実ってもんを理解させてやる必要がある。完膚なきまでにここで叩く」


「「「契約執行!!!」」」



三人の声が重なり、臨戦態勢に入った


※戦闘が開始されます


フレアの契約相手


1、豪快に笑う大男
2、鋭い目つきの青年

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

1


>>955採用:1、豪快に笑う大男



オルトの契約相手

1-3 亜人
4,5 魔法使い
6-8 怪物
9,0 悪魔(強)

直下コンマ


コンマ判定:1、亜人



契約者の選択

1、戦いに憑りつかれた鬼 
2、罪に染められしエルフ 
3、真理を探究する龍人  
4、ラストワン  
5、誇り高き吸血鬼

6、清廉なるエルフ


安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いものを採用

4


>>961採用:4、ラストワン



名前:リメロン・アスバール&ナキ=カンナギ

適応能力:7  並大抵の契約相手では体調に異常をきたさない
身体能力:8  人間レベルでトップクラスの身体能力を持つ
精神力: 9  決して屈しない強靭な心を持つ

強さ:9 永遠を司る奇跡を引き起こす


総合評価:9


1-3  失敗
4-9  成功
0    クリティカル

のコンマ表を使用



特殊能力


『契約:神(龍神)』
耐久値2倍
-補正を受け付けない
戦闘補正+2


『神通力』
相手に-3の戦闘補正
相手の戦闘判定に勝ったとき、相手の-補正の数だけ追加ダメージ
クリティカルで相手は常に2桁コンマ判定で低い方を使用する
毎ターン相手に-補正を追加する(最大-3)
相手の戦闘判定下限突破(-の数値になる、この場合失敗扱いとする)
相手との戦闘判定差が11以上の時、勝利する


『神器:鱗』
耐久値が0の時に発動


名前:フレア&グラン・レイ・キングダム


強さ:7


1    ファンブル
2-4  失敗
5-7  成功
8,9  成功大
0    クリティカル

のコンマ表を使用する


【特殊能力】


『契約:英雄』
耐久値+8
戦闘補正+1、成功以上で更に+2
-補正を2まで無効とする
有利判定時更に+1の補正
不利時、一度だけもう一度判定ができる
逃走判定+2


『アマサカノホコ』
成功大以上で戦闘判定勝利時、コンマ判定÷3の追加ダメージ


名前:オルト&ミネア


強さ:6


1    ファンブル
2-4 失敗
5-8 成功
9   成功大
0   クリティカル

のコンマ表を使用する


【特殊能力】


『契約:獣人』
耐久値+5
戦闘補正+1、成功以上で更に+1
3回連続成功以上で相手に負傷判定を追加
有利時に更に+1
相手の逃走判定に-3


『ラストワン』
不利時に戦闘補正+2
負傷時に戦闘補正+2
判定差が5以上でなければ敗北しない
戦闘判定以外の耐久値減少では敗北しない


【戦闘のルール】
耐久値が存在し、基本値は8。耐久値は身体能力が6以上で補正が付く
耐久値が0になれば敗北
戦闘最大ターンは6ターン
6ターンを超えれば強制的に勝利判定に移行する
耐久値が半分以下になった時、逃走判定が発生する場合がある


今回は2対1の戦闘の為、フレア⇒オルトの順番で戦闘判定を行います



『リメロン』耐久値:12×2=24


『フレア』耐久値:11+8=19


『オルト』耐久値:11+5=16





直下コンマ:リメロン戦闘判定
契約 +2
人数補正と不利補正を打消し


↓2コンマ:フレア戦闘判定
契約 +1
神通力 -3
有利 +2
人数補正 +1

※ルール補足。基本的にコンマ上限は10。上限突破の特殊能力があった場合のみ例外とする


コンマ判定:9+2 疑似クリティカル


コンマ判定:8+1 成功大


リメロン、クリティカルによって+3。フレア成功大以上の為+4


10+3-9+4=0


耐久値変動なし



『神通力』により、次回以降のフレアとオルトの戦闘判定が2桁コンマで数値が低い方を採用する


リメロン「我が身に神の奇跡を!!」

フレア「我が両腕に英雄の加護あれ!!」

オルト「我が肉体に獣の怒りを!!」


三名同時に契約状態に移行した

全員が肉体を代償とした契約

先に行動を起こしたのはリメロンだった



リメロン「範囲指定!!『永遠』の奇跡よ降り注げ!!」

リメロン「『神荒れ』!!」


リメロンの真上を中心に巨大な雲が覆う

渦を巻く雲から円を描くように霰が降り注ぐ

渦を巻く雲の外周からは光が降り注ぎ、空間を分断する



リメロン「絶対に逃がさない!!こっからは神の領域よ!!」




直下コンマ:リメロン戦闘判定
契約 +2
人数補正と不利補正を打消し


↓2コンマ:オルト戦闘判定
契約 +1
有利補正 +1
人数補正 +1
神通力 -4


コンマ判定:5+2 成功

コンマ判定:6-1
※2桁コンマ判定で低い方を採用


オルト成功以上で更に+1


7-(5-1)=1

16-1=15


『オルト』耐久値:15


リメロンが剣を引き抜く

見据える相手は巨大な矛を持つオールバックの男


リメロン(………相手の契約は両腕のみ。警戒するべきはあの矛だけ)


ジリジリとゆっくりと間合いを詰める

オルト「フッ!」

音も無く壁を蹴り、一瞬のうちに真後ろに移動した猫耳の男の爪が襲い掛かる

リメロン「甘過ぎる」

オルトの動きよりもさらに早く迫りくる爪に剣を振るう

オルト「ッ!!」

が、相手も危機を察知し剣筋を紙一重でかわす

オルトの頬には薄い切り傷が増えていた


リメロン「言ったでしょう、ここは神の領域だって」

オルト「……兄貴」

フレア「そんな目してんじゃねえ。強気でいけ、そうじゃねーとそれこそやられちまう」



直下コンマ:リメロン戦闘判定
契約 +2
人数補正と不利補正を打消し


↓2コンマ:フレア戦闘判定
契約 +1
神通力 -5
有利 +2
人数補正 +1


コンマ判定:3+2 成功

コンマ判定:4-1 失敗


フレア失敗の為更に-1


5-(3-1)=3

19-3=16


戦闘判定勝利で-補正分の追加ダメージ
※オルトの分も忘れていたので一緒に計算


16-5=11

15-4=11


『フレア』耐久値:11

『オルト』耐久値:11



状況リセット。有利補正消滅


ナキ(支配権を譲ってくれ、派手にやる)

リメロン(頼んだ!)

一瞬だけ意識が落ち、肉体支配権がナキに移行する


リメロン「湧け!嵐よ!!」

ナキの号令に従い、雲が更に大渦を巻き、暴風が吹き荒れる
霰と霰が擦れあい小さな電気が生まれていく

剣を掲げた瞬間、大気を引き裂く怒号と共に落雷が落ちる

リメロン「眼前を払え!『神薙ぎ』!!」

暴風を纏い落雷を伴った、嵐の奔流がフレアとオルトを襲う

フレア「グッ…オオオオオオオ!!」

強烈な風は動くことすらままならない自然の拘束具

避けることが出来ずに吹き飛ばされる


ナキ(もう一息だな。何とかなりそうだぞ)

リメロン「二人係だってのに大したことないわね」

嵐の中で、純白の騎士がニヒルに笑う


直下コンマ:リメロン戦闘判定
契約 +2
人数補正を打消し


↓2コンマ:オルト戦闘判定
契約 +1
神通力 -6
人数補正 +1


コンマ判定:4+2 成功

コンマ判定:00 ダブルクリティカル


強制状況リセット
次回以降、2桁コンマの数値が低い方を採用を無効とする



オルト「オアアアアアアアアアアアア!!!!!」


獣のような猛りをあげて、真っ直ぐオルトがリメロンに向かって走る

霰に体を削られながらも一歩も足を止めずに前進する


オルト「ガァッ!!」

リメロン「だから甘いっての!」

真っ直ぐに伸ばされた鋭い爪を今度は完璧に両断する

しかし…

オルト「そっちこそ甘く見てんなよ!!!」

跳ね飛ばされた腕を即座に反対の手で掴み、リメロンの喉元につきたてる

リメロン「なっ!馬鹿じゃないの!!」

突き立てようとした腕を更に縦に両断しながら、腕を掴んでいたもう片方の腕すらもバターのように縦に裂く

しかし、それでもオルトの特攻は止まらない

オルト「グルアアアアア!!!!」


両腕を犠牲にし、リメロンの右肩に喰らいつく

その右肩にはナキが同化していたのだ


リメロン「うっそでしょう!!は…なれなさい!!!」

無防備な腹に真っ直ぐ蹴りを入れて無理やり引き離す

リメロン「くっううぅ……」

引き離した際に肩の肉の殆どを持って行かれ、激痛で思わず蹲る

痙攣で震える左腕で、右肩に触れる


リメロン「……か…『神結び』」

抉られた傷口の表面の肉を絡ませ合い、無理やり止血をする

だが、止血に意識の殆どを使ったため『神荒れ』の効果が途切れてしまった


オルトは噛み千切った方の肉を吐きだし、跳ね飛ばされた片腕を口に咥え、フレアに合図を送る


フレア「……チッ…仕方ないな」

フレアはオルトを抱き上げ、リメロンに背を向ける

フレア「今日はここまでしとくぜ騎士様よ。お前の顔、覚えておく」

リメロン「ま、待ちなさい…!」

ナキ(馬鹿か主人!止血に集中しろ!!)

リメロン「で、でも!」

ナキ(私の問題でもある。抵抗するつもりなら無理に意識を乗っ取ってでも治療を再開させる)

リメロン「………ちっくしょう…」


フレアの背中を憎々しげに見つめ、見送った



※戦闘が終了しました


リメロン「……ええ本当にやるの?」

ナキ(私を信じろ。上手くいく)

リメロン「……………クッ!」

神経の殆どを持って行かれ、力が入らずダランとした右腕を剣で切り落とした


リメロン(痛い痛い痛い痛い痛い!!!!!!!)

ナキ(落ち着け主人!契約状態ならば問題なく可能な筈だ)

ナキ(私は『永遠』を司る、『不死』の象徴だ。ゆっくりと言葉を唱えろ)


リメロン「……はぁ…はぁ………廻れ廻れ輪の如く」

リメロン「繋がれ…環の如く」

リメロン「『永遠』の如く…命果てることなく…」

切り落とした腕を傷口に当てる

すると、異常なむず痒さと共に失った肉が再生し、切り落とした右腕と繋がった


リメロン「…………」

恐る恐る指を動かす

リメロン「ッ――!!痛いじゃん!!」

ナキ「当たり前だ!」

契約状態を解き、ナキが体から這い出てきた


リメロン「うわーん痛いよぅ!!」

ナキ「泣くな!子供ではあるまいし、まだ直ったばかりで馴染み切ってないだけだ」

リメロン「利き腕なんだよ!?これでどうやってご飯食べろって言うの!?」

ナキ「我慢するしかあるまいよ。そも、切り落とした腕が復活するなぞ普通では起こりえない奇跡なのだぞ?これはその代償と思え」

ナキ「右腕がなくなるよりはるかにマシだろう?」

リメロン「それは…そうだけどさぁ……」

リメロン「痛いし、取り逃がすし、もう散々だよ…」

涙目で、大きく溜息を吐く


ナキ「あのオルトと呼ばれた男の最後の特攻は鬼気迫るものがあった。あそこまで体を犠牲に出来るとは思わんよ」

リメロン「もうほんっと…怖かった……」

ナキ「だが、あそこまでの負傷だ。致命傷は免れまい」

リメロン「だといいんだけどねぇ……」


痛みのあまり、しばらくその場で座り込み、心が落ち着くまで待つことにした


次スレ誘導です
【オリジナル】安価とコンマで異世界を繋ぐ契約を結ぶ その2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1429197867/)


ここが埋まったらあっちで再開します





なんとか歩けるまでに回復し、右腕を庇いながら町を歩く


リメロン(当然と言えば当然だけど、仮面人間はいないね)

ナキ(もとより誘導が仕事だったのだろうな。あの人のいない場所に誘い込んだあたり、騒ぎは避けたかったのだろう)

リメロン(……あの仮面人間、あの少女が操っていたのかな?)

ナキ(恐らくな。主人の目が確かならあの娘も『導師』、司書殿の読み通りというわけだ)

リメロン(…あの少女、あの時の暗殺者かな?)

ナキ(……確証はないが、確率はかなり高いはずだ)

リメロン(その暗殺者とあのフレアとオルトとかいう奴らがグルだとはねぇ……)

リメロン(な~んか考えることが山積みで大変かも)

ナキ(取り敢えず、夜に備えて今の内に休んでおけ)

リメロン(だね…)



1、どこかに体を休めに行く
2、英気を養うためにご飯を食べる
3、自由安価

安価↓3の中で最も2桁コンマの数値が高いモノを採用

2


>>997採用:2、英気を養うためにご飯を食べる



続きは次スレです



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