藍子「はぁ…」
モバP「どうした？疲れてるのか？」
藍子「何でもないですよ。私なら大丈夫です」
モバP「あんま無理するなよ。俺にできることなら何でもやってやるから、遠慮するな」
藍子「…何でも。ですか」
モバP「俺は藍子の専属だからな。藍子だけの特権さ」
藍子「なるほど…」

モバP「で、何で藍子は俺と散歩してるんだ？」
藍子「私だけの特権、ですよ」
モバP「なら仕方ないな」

モバP「で、何で藍子は俺と腕を組んでるんだ？」
藍子「私だけの特権、ですよ」
モバP「なら仕方ないな」

モバP「で、何で藍子は俺と弁当食ってるんだ？」
藍子「私だけの特権、ですよ」
モバP「なら仕方ないな」

モバP「で、何で藍子は俺の膝の上に座ってるんだ？」
藍子「私だけの特権、ですよ」
モバP「なら仕方ないな」

モバP「で、何で藍子は俺の肩をもんでくれてるんだ？」
藍子「私だけの特権、ですよ」
モバP「俺ももんでやろうか？」
藍子「お願いします」

モバP「で、何で藍子は俺の写真を撮ってるんだ？」
藍子「私だけの特権、ですよ」
モバP「なら仕方ないな」
藍子「そのポーズいいですね。そのまま視線をこっちに向けてください」

モバP「で、何で藍子は俺に勉強聞きに来たんだ？」
藍子「私だけの特権、ですよ」
モバP「なら仕方ないな。どこがわからない？」
藍子「この式の導出がわからなくって」
モバP「…ごめん。俺もわからない」

もう一行ずつあけたら読みやすい

モバP「で、何で藍子は俺とオセロやってるんだ？」
藍子「私だけの特権、ですよ」
モバP「なら仕方ないな…角いただき」
藍子「あっ」

>>10
アドバイスどうも、次から修正します

モバP「ただいま」

藍子「おかえりなさい」

モバP「で、何で藍子は俺の家にいるんだ？」

藍子「私だけの特権、ですよ」

モバP「なら仕方ないな」

藍子「今日はモバPさんの好きな麻婆豆腐ですよ」

モバP「そりゃ楽しみだ」

モバP「久しぶりの旅行だ。今日は仕事を忘れて思いっきり遊ぶぞ！」

藍子「そうですね！まずは温泉街をお散歩して、お昼はガイドブックに載ってたお蕎麦屋さんに行きましょう！」

モバP「で、何で藍子は一人旅してたはずの俺とごく自然に観光してるんだ？」

藍子「私だけの特権、ですよ」

モバP「なら仕方ないな。ところで俺の昼飯はパスタの予定なんだが…」

藍子「同じ麺類ということで、納得してくれません？」

モバP「無理だな」

藍子「…交渉決裂ですね」

モバP「やるか？」

藍子「ええ」

モバP藍子「「じゃーんけーんぽんっ！」」

藍子「くっ」

モバP「あー気持ちいい。やっぱり温泉はいいものだな」

藍子「そうですね。家族風呂ならこうやってモバPさんと一緒に入れますし」

モバP「で、何で藍子は俺と混浴してるんだ？」

藍子「私だけの特権、ですよ」

モバP「なら仕方ないな」

藍子「で、何でモバPさんは私に背中を向けてるんですか？」

モバP「察せ」

モバP「まだ六時か。二度寝しよう…」

藍子「二度寝は体に悪いです。めっ！」

モバP「わかったよ。で、何で藍子は俺と同じ布団で、それも素っ裸で寝てたんだ？」

藍子「私だけの特権、ですよ」

モバP「なら仕方ないな」

藍子「モバPさんが襲ってくるのを一晩中待ってたのに…」

モバP「とにかく服を着なさい。風邪引くから」

モバP「ついに藍子の引退ライブ…ヤバい。涙出そう」

藍子「今までお世話になりました。モバPさん」

モバP「で、何で藍子は俺と結婚するんだ？」

藍子「私だけの特権、ですよ」

モバP「なら仕方ないな」

藍子「改めまして。これからよろしくお願いします、旦那様」

(数年後)

モバP「なあ藍子、もう「特権」は使わないのか？」

藍子「もう十分ですから」

p「ねえパパ。とっけんってなーに？」

モバP「うーん、pにはまだ難しいかな」

藍子「それじゃあ、pちゃんがパパにやってほしいことを言ってみてね。その次に「私だけの特権」って言うの」

p「えーっと…パパはpとけっこんするの！わたしだけのとっけん！」

藍子「もう！pちゃんったら！」

P「ん？実の娘相手に妬いてるのか？」

藍子「違いますっ！……いえ、やっぱりそうかもしれません」

P「ハハハ。妻と娘に愛されて、幸せだなあ」

藍子「やっぱり前言撤回！私も特権主張します！」







藍子「私とモバPさんはずっと一緒！私だけの特権、ですっ！！」