【俺ガイル】八幡×陽乃 (582)

思いつきで書いたもの。

キャラ崩壊
八幡×陽乃のストーリー
由比ヶ浜、出番極少。
駄文要注意。

それでも良ければお願いします。

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【序 章】

~放課後~
奉仕部へ向かう途中にて

八幡(最近、雪ノ下さんが奉仕部に顔を出す回数が増えてきた。
あの人の事だから、雪ノ下をからかって遊んでいるだけなんだろう。
実際に毎回、雪ノ下は何も言えなくなって、その姿を見てから満足したように帰っていくのだから。)

トテトテッ・・・

八幡(しかしながら、雪ノ下をからかう為とは言え、俺に密着するのはやめてほしい。いくら理性の塊であり、英国紳士も真っ青になるくらいのジェントルマンである俺でも、あんな美人に抱き付かれたら少しばかりと言わずに欲情する。なんなら、俺の小八幡が大八幡に変身するまである)

???「比企谷くん、何か悩み事かな?」ギュ

八幡「うぇ?!」

???「せっかくこんなに美人なお姉さんが心配してあげたのに、そんな嫌そうな反応しちゃうんだ?」

八幡「ゆ、雪ノ下しゃん、ちょ、歩きづらいんで離れてくれませんか?」

陽乃「良いじゃん良いじゃん♪ 比企谷くんだってホントは嬉しいクセにぃ~!」スリスリ

八幡(うわ、なんだコレ? 甘くて良い匂い
。 しかも、背中に押し付けられてる柔らかくて温かい物体はアレですか?! 男ならいつかその頂を拝みたいアレですか?!)

八幡「いや、他の人にこんな所見られたら学校での立場とか無くなっちゃうんで。これ以上無くなったら、本当にヒッキーするしか無くなっちゃうまであるんで」

陽乃「えー? 元々、比企谷くんに大切にするほどの立場なんてあるとは思えないし、もしホントに引きこもりになるなら、お姉さんが養ってあげるから大丈夫だよ♪」

八幡(くそ、この人なら本当に養えそうだから冗談に聞こえない)

陽乃「冗談じゃないから安心して引きこもりになってね♪」

八幡「ナチュラルに心を読まないでほしいです」

陽乃「あははっ♪ 比企谷くんの考えてる事なんてお姉さんにはお見通しなんだよ? だから、私には逆らわず、嫌がらず、愛情を持って接するように♪」ギュ-

八幡「・・・俺は小町以外に注ぐ愛情なんて持ち合わせていないの・・・。 いや、戸塚! 戸塚になら愛情を注げる!」クワッ

陽乃「・・・そこで妹と男の子の名前が出てくる事に、お姉さんは不安を隠しきれないよ」パッ

陽乃「さ、雪乃ちゃんに怒られる前に奉仕部に行こっか」ギュ

八幡「部室に行くのは構いません。 ですが、この手はなんですか?」

陽乃「気にしない、気にしない♪ ・・・それとも、お姉さんと手を繋ぐのはイヤ?」ウワメヅカイ

八幡「ッ! ・・・仕方ないですね、部室の前までですからね?」

陽乃「わーい! 比企谷くん、大好き♪」

八幡(やはり雪ノ下さんには敵わなかったよ・・・)

~奉仕部 部室前~

八幡「じゃあ、手を離してください」

陽乃「えー? このままでも良いじゃない」

八幡「いやいや、そんなことしたら雪ノ下にまた罵倒されるんですけど?」

八幡(なんなら、雪ノ下との会話の8割が罵倒されるだけなまである。 あれ? それ、会話って言わなくない?)

陽乃「じゃあ、お姉さんが守ってあげるから平気だね~」ガラガラ-

陽乃「ひゃっはろー!」グイッ

八幡「え!? ちょっと!」

雪乃「姉さん、何をしに・・・」チラッ

陽乃「今日も比企谷くんに会いに来たの♪」

雪乃「会いに来た、というのならその手は何かしら?」キッ

陽乃「うん♪ 途中で比企谷くんを見つけてね、同じ場所に向かうんだから一緒に行こうと思って」

雪乃「同じ場所に行くだけなら、手を繋ぐ必要はないと思うのだけれど?」イラッ

陽乃「いや、必要だよ? 雪乃ちゃんも知ってるでしょ? 比企谷くんの性格なら隙を見て適当な言い訳をして離れちゃうだろうし。 そうしたら“一緒に行く”って目的が果たせないでしょ?」

八幡(いや、あんたが俺の何を知ってるんだよ? まぁ、そうしただろうけどさ)

雪乃「確かに、そうする可能性は高いでしょうね。 だからといって無理矢理、その、手を繋ぐ、のはどうかと思うわ」

八幡(あ、これはヤバい)

八幡「雪ノ下さん、ちょっとトイレに行きたいんで手を離してもらっても良いですか?」

陽乃「えー? もうちょっと我慢して」

八幡「いや、実はさっきから我慢してて本当にヤバいんですよ」

八幡(何がヤバいって、このあとの雪ノ下さんの発言がヤバい。 言質を取られているのがマズイ)

八幡《部室の前までですからね》カラネ・・・カラネ・・・

八幡(あのときの俺に言ってやりたい。 優しさは時として笑顔を与えることだけでなく、爆弾としても使われるんだと。 微笑みの爆弾かよ。 指先から霊力でも打ち出しちゃうの?)

陽乃「大丈夫大丈夫。 もし、比企谷くんがお漏らししちゃってもお姉さんがちゃんと後処理してあげるからね♪」

八幡「いや、そんなことされたら何もかもボロボロになっちゃいますからね!?」

八幡(え、それなんてエロゲー?)

雪乃「姉さん、いい加減にして」ギロッ

陽乃「あれれ? 何で雪乃ちゃんが怒ってるのかな? かな?」ニヨニヨ

八幡(雪ノ下さん、そのキャラ間違ってます)

陽乃(嘘だッ!!)

八幡(コイツ、脳内に直接・・・ッ!?)

雪乃「私は姉さんと違って、神聖な学舎で男子高校生がお漏らしをするなんて特殊な状況に興奮する性癖は持ち合わせていないの。 それに、姉さん。 まだ私の質問に答えてくていないのだけど?」キッ

陽乃「いや、私もそんな性癖はないけど・・・。 あ、私が無理矢理手を繋いだって話だっけ? 実は比企谷くんの許可をちゃんと貰ってるんだよ♪」ニヨニヨ ギュ

八幡(・・・オワタ)

雪乃「・・・・・・」ギギギギ ニコッ

八幡「雪ノ下、落ち着いて聞いてくれ。 俺は折衷案として部室の前まで手を繋ぐ事には同意した。だから、雪ノ下さんは契約違反な訳だ。つまりだな、 俺は悪くねぇ!」

八幡(あ、これフルボッコのフラグだ。 こういう時のために普段から髪の毛赤く染めとけばよかった。 なんで髪の毛赤い奴は謝罪の気持ちを表す時に髪の毛切るんだろうな。 花道もルークも。そこからカッコ良くなったし、俺も髪の毛切ればニュー八幡になれるかな、無理か、無理だな。 なんだよニュー八幡て。 ホテルか!だいたい・・・)

なんて現実逃避している最中も現実も戻ってきてからも、雪ノ下にいつもより多く罵られたのは言うまでもないと思う。
その姿を隣で笑いながら見てるだけの魔王はるのん、許すまじ!!

序章 終わり

【一章】

~月曜日 朝~

小町「お兄ちゃん、朝だよ?」

八幡「んー? あれ、今何時だ?!」ガバッ

小町「8時40分くらいかな?」キョトン

八幡「はぁ?! ヤベェ! 完璧遅刻コースじゃねーか! 小町、とりあえずお前だけでも送っていってやる! 今から飛ばせば中学には間に合っ」バタバタ

小町「ストップ!」ビシィ!

八幡「うだろ・・・。 ど、どうした小町?」オロオロ

小町「お兄ちゃん、今日は祝日だよ? 自分の心配より小町を心配してくれるお兄ちゃんはポイント高いけど」ハァ・・・

八幡「・・・祝日? あ、そうか」

小町「で、朝ごはん出来てるけど、いつもみたいにお昼に食べる?」

八幡「いや、完璧に目覚めたから今から下降りるわ」

小町「ほーい。 じゃあ、準備しとくね」トテトテ

八幡「せっかく二度寝出来る日だったのに、今日はツイてないな」ハァ・・・

・・・・・・・・

八幡「ごっそさん」

小町「お粗末さまでした~」

小町「今日は何か予定ないの?」

八幡「さっきまで学校だと思ってた位だからな。 遊びに行く予定なんてあるわけがない」ドヤァ

小町「うわぁ・・・。 さすがにそのドヤ顔は小町でもイラッとするよ、ごみぃちゃん」

八幡「って言っても、何して過ごそうか」

小町「雪乃さんや、結衣さんと遊んできたら?」

八幡「いやいや、由比ヶ浜はまだしも雪ノ下はない。 休日まで罵られたいとは思わない」

小町「あ、あはは・・・」

ユーガッターメール!ユーガッターメール!

小町「珍しいね、お兄ちゃんの携帯が鳴ってるよ?」チョンチョン

八幡「どうせスパムメールだろ?」ピッ

haruno-y-80000-love-ykn-cute・・・
件名: ひゃっはろー!
本文
比企谷くん、ひゃっはろー!
起きてるかな? かな?
せっかくの祝日だし、
お姉さんとお出かけしよ("⌒∇⌒")

ちゃんとおめかししておいてね?

10時位に迎えに行くから
ちゃんと準備しておくように♪

じゃ、また後でね(* ̄∇ ̄)ノ

小町「これって陽乃さん?」キョトン

八幡「・・・・・・スパムメールだろ? 雪ノ下さんと連絡先交換した覚えないし、もし交換してても、わざわざ休日に俺を呼び出したりしないだろ、あの人が」ガタガタ・・・

小町「うーん、でもホントに陽乃さんだったら準備しておかなきゃお兄ちゃん、何されるか分かったもんじゃないよね?」

八幡「それは・・・」

アザレアヲサカセテ-

八幡「!?」ビクゥ!

アタタカイニワマデ-

小町「お兄ちゃん、出ないの?」キョトン

ツレダシテ-

八幡「・・・知らない番号だしな」ガタガタ

ツレダシテ-

小町「出た方が良いよ、絶対!」ユサユサ

八幡「・・・分かった」

ナンテネェ- ピッ

八幡「も、もしもし?」

陽乃「あ、やっと出た! もー、お姉さんを待たせちゃダメでしょ?」

八幡「あー、色々聞きたいことがあるんですけど、何か用ですか?」

陽乃「比企谷くん、つめたーい!」

八幡(いやいや、なんで俺の電話番号知ってるんだよ? ストーカー? 怖えよ、つうか、怖い)

陽乃「で、さっきメール送ったんだけど、ちゃんと届いたか確認しておこうと思ってね♪」

八幡「は? メール?」

陽乃「そ! 休日デートのお誘いメール♪」

八幡「あー、ちょっと今日は家族で出かけ・・・」

陽乃「はい、ダウト~。 比企谷くん、嘘はいけないな~」

八幡「・・・なんで嘘だと思うんですかね?」ギクッ

陽乃「お姉さんの勘だよ」

八幡「いやいや、そんな勘が当たるわけないじゃないですか」

陽乃「じゃあ、比企谷くんが嘘をついていた場合、しっかり償ってもらうからね?」

八幡「は、え? いや、ちょっと・・・」タラリ

陽乃「だって、家族で出かけるんだよね? 嘘じゃないんなら小町ちゃんに代われるよね?」

八幡「分かりました、ちょっと待ってください」

八幡「小町、雪ノ下さんに家族で出かける用事があるって言ってくれ!」

小町「はぁ、これだからごみぃちゃんは。 とりあえず代わって? 話してみるよ」

八幡「助かる」

小町「もしもし、お電話代わりました~。 陽乃さんですか?」

八幡(よし、これで小町とDVDでも借りに行けばミッションコンプリート。 小町は家族で、家から出るわけだし、嘘ではなくなる)

小町「あー実は今日・・・え? はい、はい・・・」ウンウン

八幡(ん? 雲行きが怪しくなってないか?)

小町「え?! それは本気ですか?! ・・・いや、小町は別に反対とかしないですけど」チラッチラッ

八幡(え? なになに? お兄ちゃん、内容が気になって気になって仕方ないよ小町)

小町「なるほどなるほど~♪ そういう事なら仕方ないですね♪ 今日はお兄ちゃんと出かける予定でしたが、お兄ちゃんの為に陽乃さんにお譲りしちゃいましょう! 兄を想って身を引く小町とか小町的にポイント高い!」キラッ

八幡「ポイント高い! じゃねーよ!?」

八幡「何なの、ねえ? 何の話をした結果、そういう結果になったの?! 小町にまで見捨てられたら俺、どうやって生きていけば良いんだよ・・・」ヨヨヨ

小町「これも全てはお兄ちゃんの将来を思っての事なんだよ? 今は許せないかもしれない。 けど、近い未来、絶対に小町に感謝する結果になるから!」ナデナデ

八幡「未来とか良いんだよ。 今さえあれば、小町さえいてくれれば問題ないんだよ! ・・・今の八幡的にポイント高いな」

小町「そのシスコン具合はどうかと思うけど? はい、陽乃さんとちゃんと話してみて?」スッ

八幡「こうなったら仕方ないか」ハァ・・・

八幡「もしもし?」

陽乃「あ、比企谷くん? ゴメンね、妹ちゃんとお出かけする予定だったんでしょ?」

八幡(この人、嘘だって気付いてるんだろうな)

八幡「悪いと思うなら遠慮してほしかったですけどね」

陽乃「あはは。 でも、今日は妹ちゃんに譲って貰っちゃったからね。 だから、ちゃんと準備しておいてね♪」

八幡「はいはい」

陽乃「じゃあ、また後でね♪」ツーツー

八幡「はぁ・・・」ガックリ

小町「お兄ちゃん、頑張ってね♪」ニコッ

八幡「もう、今日は1日引きこもりたい」

小町「そんなこと言ってないで、ほらほら準備するよ~♪」グイグイ

八幡(俺の妹の張りきり具合は間違っている)

一章 終わり

【二章】

~比企谷家 リビングにて~

八幡「どうしてこうなった・・・」

小町「いやー、小町のコーディネート能力の凄さが発揮されちゃったね♪ スーパーコーディネーターだね♪」

八幡「え、何? お前、コーディネーターなの? そのうち、ガン○ムとか乗っちゃうの?」

小町「女の子にそういう分かりにくいネタ振るお兄ちゃん、ポイント低いよ?」

八幡「いや、今のは明らかにお前から・・・」

ピーン・・・ポーン・・・

小町「はーい! 今いきます!」

八幡(あれぇ? うちのチャイムってあんなに死刑宣告みたいな音だったかなぁ? ホラー映画なら、小町が真っ先にころ・・・)

陽乃「比企谷くん、ひゃっはろー!」ギュ

八幡「ひっ?!」ビクゥ!

陽乃「うんうん。 ちゃんと準備出来てそうだね♪ 惚れ直しちゃうな~」ジーッ

八幡「・・・全く、いきなり抱き付かな」クルリ

陽乃「ん? どうしたの?」ニヨニヨ

八幡(目の前にいる雪ノ下さんは、落ち着いた雰囲気のドレスを身にまとい、普段とは違うメイクをしていた。 美しすぎる姿を見て家に女神が降りてきたのかと思った)

八幡「・・・家に女神が降りてきたのかと思った」ポーッ

陽乃「ちょ! 比企谷、誉めすぎっ///」テレテレ

八幡「はっ! い、今のは聞かなかったことに・・・」アワアワ!

陽乃「せっかく比企谷くんに誉めてもらえたんだもん。 しっかり記憶に焼き付けておくよ♪」ニコッ

八幡「くそ、反則すぎる・・・」プイッ

八幡(この雪ノ下さんが笑顔を向けたら、大抵の男はまず落ちるだろう。 だが、俺は違う。 エリートぼっちは勘違いをしない。 これは強化外骨格の一つ。 俺にだけ見せる特別な顔なんかではない。 大丈夫、落ち着けば何の問題もない)

陽乃「さ、行こっか♪」ギュ

八幡「え? どこに行くんですか?」

陽乃「車の中で説明するからさ♪」テクテク

陽乃「じゃ、小町ちゃん比企谷くん借りてくね~」

小町「はーい! 好きなだけ使っちゃってください! 頑張ってね、お兄ちゃん♪」

八幡(え、使うって何を? お兄ちゃん、何されちゃうの?)

小町「いってらっしゃい」バタン ガチャ

陽乃「さ、比企谷くん乗って乗って!」

八幡(あ、俺が引かれた車と違う・・・。 気を遣ってくれたのか?)

陽乃「出して」ブロロロロッ

陽乃「比企谷くん、今日は無理言っちゃってゴメンね? 今朝まで比企谷くんを呼ぶかどうか悩んでたからさ」ペコリ

八幡「いや、もう気にしてないんで大丈夫ですよ」

八幡(なんか、調子狂うな・・・)

陽乃「今日は昔お世話になった人の結婚式なんだよね。 それで、私が行く事になっていたんだけど」シュン

陽乃「結婚式ってさ、祝いの場であると同時に出会いの場でもあるの。 それはなんとなく分かるかな?」

八幡「・・・同じ業界の人で別の会社の人同士が結婚すると、お偉いさん同士に面識が生まれる。 そうすると、商談なんかの時に『あの時は~』みたいなきっかけになる、とか聞いたことあります」

陽乃「確かに企業からしたらそういう面もあるかな。 でも、それだけじゃないの」

陽乃「男女の出会いの場にもなる。 だって、美味しい料理にお酒、幸せそうな新婚夫婦。 『次は私も』なんて誰でも考えるでしょ?」ニコッ

八幡「確かにそうなるかもしれませんね」

陽乃「そういう所に一人で行ったら私なんてすぐ声掛けられちゃって面倒なんだよね」

八幡「確かに雪ノ下さんはルックス良いですからね///」テレッ

陽乃「それだけじゃないんだよね。 外見だけじゃなく、家柄も良しなんだよ。 つまり、一粒で二度美味しい女なんだ」ニコリ

八幡(企業からしてみたら、名士の雪ノ下とは付き合いが欲しいし、独身男性からしたら、こんだけ美人の奥さんなんて憧れるものだろう。 だから、今回俺に白羽の矢が立ったのか)

八幡「・・・男避けの為なら最初から言ってくれれば良かったじゃないですか」

陽乃「君の場合、素直に言っても協力してくれたとは限らなくない?」

八幡「日頃お世話になってるんで、それくらいなら協力しますよ」

陽乃「お世話なんかしてないよ? お、それとも美人のお姉さんに頭の中でお世話されちゃってるのかな? このこの~♪」グリグリ

八幡「痛い痛い! 脇腹を拳でぐりぐりしないでください! それに下ネタとか引きます」

八幡(比企谷だけに)ドヤァ

陽乃「おやおや~? 比企谷くんはどんな想像しちゃったのかなぁ? 私はただお姉さんにお世話されちゃってるのかなって言っただけだよね?」ニヨニヨ

八幡(やっちまったぜ!)

八幡「いや、あの、決してそういう妄想をしていたわけではなくてですね、なんと言うか、そう! 深読みし過ぎてしまったと言うか・・・」ビクビク

陽乃「ふーん。 お姉さん、傷付いたなぁ~。 普通に会話してただけなのになぁ~」ニヨニヨ

八幡「すいませんでした!」ガバッ

八幡(傷付いたなら、その笑顔やめてくれませんかね)

陽乃「比企谷くんが私のお願い聞いてくれるなら許してあげるよ?」ニコッ

八幡「どうせ拒否権はないんですよね? ・・・何をすれば良いんですか?」ゲッソリ

陽乃「これからずっと、私のことを陽乃って呼ぶように♪」ニッコリ

八幡「いや、それはいくらなんでも・・・」

陽乃「お姉さん、ショックすぎてさっきの事、雪乃ちゃんとかに話しちゃうかもなぁ~」

八幡「は、陽乃・・・さん」

陽乃「は・る・の、だよ?」チョン

八幡(鼻先を指でちょん! ってされた! 何これ? あざとすぎるだろ、スゴくドキドキします!)

八幡「は・・・るの///」ドキドキ

陽乃「なぁに、八幡♪」ニコッ

八幡「やっぱり、違和感あるので陽乃さんじゃだめですか?」

陽乃「仕方ないなぁ~。 じゃあ、特別だぞ、八幡♪」

八幡「・・・魔王」ボソッ

陽乃「な・あ・に? 八幡?」ニ コ リ

八幡「ナンデモナイデスヨ、陽乃サン」

陽乃「最初から素直に従ってくれれば良かったのに~」ツンツン

八幡「あはは・・・」ハァ・・・

運転手「そろそろ式場に着きます」

陽乃「しっかりやってね? 八幡♪」

八幡「わかってます、陽乃さん」ゲッソリ

八幡(早く終わってくれないかなぁ・・・)

運転手「どうぞ。 式が終わるまでこちらにいますので何かありましたらお呼び下さい」

陽乃「分かったわ。 じゃ、行こっか八幡♪」ギュ

八幡(めちゃくちゃ良い匂い。 後、腕に柔らかいものが二つ当たってるんですけど・・・)

八幡「・・・陽乃さん、もう少し離れてもらっても」

陽乃「それじゃ、男避けにならないでしょ、八幡ったら恥ずかしがり屋なんだから♪」ニヨニヨ

八幡(こうして、人生で一番疲れるであろう間違った1日が始まったのであった)

陽乃(八幡、何いってるの?)

八幡(脳内モノローグに割り込むヒロインは間違っている!)

二章 終わり

【三章】

~結婚式 会場~

八幡「すげぇ・・・」キョロキョロ

陽乃「八幡、あまりキョロキョロしない」メッ

八幡「すいません」

陽乃「さ、中に入るよ♪」ギュ

八幡(やっぱり腕は組むんですね・・・)

八幡「そういえば、急に参加することになって大丈夫なんですか?」

陽乃「もともとうちからは二人参加する予定だったから平気だよ♪」

八幡「そうなんですか。 あ、あとどなたが結婚されるんですか?」

陽乃「今日は私が昔、音楽を教えてもらってた先生が結婚するんだ」ニッコリ

八幡「へぇ」

陽乃「八幡。 つまんないかも知れないけど、とりあえずこれから3時間位は頑張ってね」

八幡「・・・うす」

八幡(式が始まると新郎新婦の馴れ初めやら、人物紹介やらが始まった。 まったく知らない人間だが、幸せそうな二人を見るとこちらにも暖かな感情が広がる)

陽乃「ねえ、八幡。 八幡は結婚式とか挙げたいの?」キョトン

八幡「・・・特にそういう願望は無いですね。 ただ、小町には『ちゃんと結婚式挙げてあげなきゃダメだよ! ウェディングドレスは女性の憧れなんだから!』って言われた事ありますね」

八幡(結婚式どころか、結婚できないまである)

陽乃「そうなんだ」ウンウン

陽乃「私はね、結婚式とかどうでもいいの。 籍を入れて、そばに居てくれればそれだけで満足。 あ、そばに居るだけじゃなくてね、心から寄り添ってほしいの。一心同体になるって感覚があればそれだけで良いの」

八幡「・・・」

陽乃「だから、結婚式じゃなくて結魂式だね♪」ニッコリ

八幡(あんた、それが言いたかっただけじゃねーの?! ひゃっはろーとか言ってるからもしかしたらと思ってたけど、北斗の拳好きすぎだろ! 南斗最後の将なの? ケーン!)

ストン

八幡「陽乃さん?」

陽乃「ちょっとだけ肩、貸してて・・・」

八幡「・・・はい」
き行きます。

八幡(そんな事をやっているうちに式は進み、最後のブーケトスとライスシャワー?を残すのみとなった)

八幡「陽乃さん、ブーケ取るために前に出なくて大丈夫ですか?」

陽乃「大丈夫♪ 私、ああいうのあまり信じてないから」ニコニコ

八幡「そうっすか」

八幡(花嫁がよっぽど勢い良く投げなきゃここまでは来ないか)

八幡「・・・え?」

陽乃「あらま」

八幡(高々と投げられたブーケは待っていた女性達の頭を越えて少し離れた所に立っていた陽乃さんを狙ったように飛んできた)

花嫁「はるのー! 隣の彼氏と結婚するときは連絡くらいしてよね」

八幡「彼氏って・・・//////」ボンッ

陽乃「あ、あはは・・・。 さすがにこれは予想外だったなぁ・・・///」テレテレ

陽乃「はいはーい! 分かりました! だから先生、お幸せに!」ニッコリ

八幡(ちょっとちょっと!)

八幡「陽乃さん!」

陽乃「八幡ゴメン、もう少し話し合わせてね?」

八幡(あの花嫁、許すまじ!)

陽乃「なんだか良くわかんない方向に向かって行っちゃったなぁ」タハハ・・・

~結婚式 閉式後~
車内にて

八幡「ぷっはぁ~。 疲れたぁ」ゲッソリ

陽乃「ありがとね、八幡」ニコリ

八幡「あの式場にいた陽乃さん狙いの男たちの視線、怖かった・・・」

陽乃「ま、八幡が視線を独り占めしてくれたお陰で、私はずいぶん気楽だったけどね~」ニコニコ

八幡(最後、挨拶した時に花嫁に『陽乃のタイプ、こういう子なんだね。 陽乃が甘えてきたらちゃんと癒してあげてね』と言われてしまった)

八幡「陽乃さんが甘えてくる、か・・・」ボソッ

陽乃「八幡?」キョトン

八幡「いや、なんでもないですよ」

八幡(この人の強化外骨格を剥がして、素のままで居て良いよと言ってあげられる男とは、どんな人物なのだろう・・・)

陽乃「八幡、本当にありがとう。 お疲れ様」ギュ

八幡(温かくて、良い匂い・・・)ウトウト

陽乃「おやすみ、八幡♪」ナデナデ


・・・・・・

陽乃「八幡、起きて」ユサユサ

八幡「んぁ?」ボケー

陽乃「八幡、家着いたよ?」

八幡「あー、ありがとうございます・・・」ボー

陽乃「そのありがとうは、膝枕のお礼かな? 私の膝枕はどうだった?」ニコニコ

八幡「スゴく気持ち良かったです・・・」ボー

陽乃「あははは♪ 寝起きの八幡は素直だなぁ~」ナデナデ

八幡「陽乃さん」ボー

陽乃「ん? どうかした?」ニッコリ

八幡「陽乃さんは頑張り屋さんです。 だけど、頑張り過ぎはダメです。 そのままでも陽乃さんは素敵です・・・」ボー

陽乃「は、八幡?! 急に何を言い出すのかな! かな!」ズババババッ

八幡「いってぇ! あれ、うちに着いてる。
てか、めちゃ痛い。 陽乃さん送ってくれてありがとうございました」ペコリ

陽乃「う、うん。 は、八幡! またね!///」

ブロロロッ

八幡「たでーま」ガチャ

小町「お帰りぃ~」ニヨニヨ

八幡「小町、悪いが今のお兄ちゃんに小町の質問攻めに耐えられるほどの体力はない」ゲッソリ

小町「ん? 何かあったの?」キョトン

八幡「夕飯の時にでも話す。 ちょっと寝る」

ガチャ バタン

八幡(頭が冴えてくるにつれ、眠る前に考えていた事が甦ってくる。 まず、俺の中にある陽乃さんのイメージは頭が良く、外面も良く、外見も良く、自分が面白いと思ったものを壊してしまう位に滅茶苦茶に遊ぶ。 そんな人だ。)

八幡「癒してあげてね、か・・・」フゥ・・・

八幡(よくよく考えてみれば、人間、生まれた時から何でも出来るヤツなんかいない。 陽乃さんだって何でも出来る訳じゃ・・・。 いや、あの人なら何でも出来るかもな。 でも、その分努力をしてきただろうし、辛いこともあったはずだ)ウーン

八幡(・・・あれ? なんでこんなに陽乃さんの事を考えてるんだ?)キョトン

八幡「・・・着替えて、寝よう」ガサゴソ

八幡(俺が考えなきゃいけない事じゃない。 俺は陽乃さんの本物の彼氏ではないんだから)ゴロン

・・・・・・

小町「お兄ちゃん?」コンコン ガチャ

八幡「ん?」ノソリ

小町「夕飯、できましたよ~♪」ニヨニヨ

八幡「ん、じゃ行くか」

八幡 小町「「いただきます」」

小町「で? で? で? 何があったの?」ウキウキ

八幡「お前は大王かなんかなの? ・・・特に何かあった訳じゃねぇよ」パクパク

小町「お兄ちゃん的には何もなくても、小町的には何かあるかも♪ さ、全部話した話した!」ワクワク

八幡「陽乃さんがお世話になった人の結婚式に行った」モグモグ

小町「ほうほう」キラキラ

八幡「以上」

小町「・・・ごみぃちゃん?」ジトー

八幡「特に何かあった訳じゃねぇって言ったろ?」パクパク

小町「じゃあ、陽乃さんと何か話したり何かあったりしなかったの?」

八幡「特に」ヒョイ パク

小町「例えば・・・結婚するならこういう風にしたい、とか? ブーケトスでブーケ取ったりとか?」

八幡「ねぇ、何なの? 俺の周りには千里眼の持ち主ばっかなの?」

小町「やっぱり何かあったじゃん!」

八幡「はぁ・・・」

八幡(それから簡単に今日あったことを説明して夕食は終わりとなった。 腕を組んだり肩を貸したり彼氏に間違われた事は言わなかったが)

小町「陽乃さんらしからぬ結婚観だね」ハイ オチャ

八幡「そうか?」サンキュー

小町「だって、陽乃さんって派手な事とか好きそうじゃない?」ズズズッ

八幡「まぁ、文化祭でも指揮者とかやってたしな」フーフー

小町「いやぁ今日は意外な事ばっか起きちゃったね~♪」ニコニコ

八幡「まぁ、そういう日も一生に何度かあるだろ」ズズッ アチ

小町「お兄ちゃん、頑張ってね」ニコリ

八幡「は? なにをだよ?」

小町「さあね~♪ じゃ、小町はお風呂に行ってくるから」スタスタ

八幡(小町は何を頑張れと言ったんだ?)ウーン

【三章 終わり】

読んでくれている人、ありがとうございます(笑)

また、少し外します。

再開します

【四章】

~翌日 放課後~
奉仕部 部室にて

八幡「・・・うす」ガラガラ

雪乃「こんにちは、比企谷君」

八幡「・・・由比ヶ浜は?」

雪乃「貴方、由比ヶ浜さんと同じクラスでしょ? クラスメイトなのに会話もしないのかしら? ごめんなさい、引きこもり君には会話なんて出来るはずも無かったわね」

八幡(あっれ~? なんか、いつもより罵声増し増しなんですけど?)

雪乃「ちなみに、由比ヶ浜さんは少し遅れてくるそうよ。 貴方と二人きりなんて虫酸が走るわ」

八幡「そうかよ」ガサゴソ

雪乃「・・・」ペラッペラッ

八幡「・・・」ペラッペラッ

雪乃「・・・」ペラッペラッ

八幡「・・・プッ」ペラッペラッ

雪乃「・・・」ペラ

結衣「やっはろー!」

雪乃「こんにちは、由比ヶ浜さん」ニコリ

結衣「ゆきのん、やっはろー♪ ヒッキーも挨拶くらい返してよ!」プンプン

八幡「・・・よ」ペラッペラッ

結衣「そんなの挨拶って言わないし!」ガルルルルッ

八幡「はいはい」ペラッペラッ

結衣「ヒッキーサイテーマジでキモい!」プイ

雪乃「由比ヶ浜さんも来た事だし、紅茶を入れようと思うのだけど」ガタッ

結衣「わーい! ゆきのんありがと♪」ダキッ

雪乃「そこの挨拶もまともにできないグズが谷君に紅茶は必要かしら?」

八幡「・・・頼むわ」ペラッペラッ

雪乃「それと比企谷君。 後で話があるから少し残ってくれないかしら」コポコポ

八幡「は?」

結衣「ん?」

雪乃「貴方、眼だけではなく耳まで腐ってしまったの?」ジト

八幡「いや、雪ノ下が俺に何の話があるのか全く予想が出来ないから、不思議に思っただけだ」

結衣「え、え?」

雪乃「・・・そう」ハイ

八幡「おう」サンキュー

結衣「え、あ、ゆきのん!」

雪乃「何かしら、由比ヶ浜さん」ハイ アツイカラ キヲツケテ

結衣「ヒッキーと何の話するのかなって・・・」アリガト

雪乃「ちょっと確認したいことがあるだけよ? 特に深い意味はないわ」

結衣「・・・あたしがいると話せないこと?」シュン

雪乃「あ、そういう事じゃないの。 でも、そうね。 由比ヶ浜さんにも一緒に聞いてもらった方が良いかもしれないわ」コホン

結衣「ありがとーゆきのん!」ダキッ

雪乃「由比ヶ浜さん、暑苦しいから抱き付かないで欲しいのだけど」

結衣「あはは、ゴメンね」

雪乃「比企谷君、貴方に限ってそんな事はないと思うのだけれど・・・」モジモジ

八幡「なんだ、聞きにくいことか?」キョトン

雪乃「その、姉さんとつ、付き合っている、というのは事実なのかしら?」

八幡「・・・は?」

結衣「え、えぇ?!」ガタン

雪乃「私は大して興味はないのだけれど、身内の人間が貴方のような腐った人間とつ、き合っているなんて私には許容できないの。 だから、当事者である貴方に確認しているだけであって貴方個人に興味関心があるわけではないから。 そこは勘違いしないで欲しいのだけど」

八幡「お、おう」ビクビク

結衣「ヒッキー!」

八幡「な、なんだよ?」

結衣「陽乃さんと付き合っているってどういう事?! ホントなの?! ねぇ!」ガシ ブンブン

八幡「ゆい、が、はまっ! 揺すら、ないで、くれ!」グワングワン!

結衣「あ、ゴメン・・・」パッ

雪乃「で、実際問題、どうなのかしら?」

八幡「まずそんな事実はない」

結衣「良かった~」

八幡「は?」

結衣「あ、なんでもない! なんでもないから!」ブンブン

八幡「・・・。 で、雪ノ下はどうして陽乃さんと俺が付き合っていると思ったんだ?」

雪乃「陽乃・・・?」

結衣「さん・・・?」

八幡(あ、やっちまった)

雪乃「比企谷君。 この間まで姉さんのことを『雪ノ下さん』と呼んでいなかったかしら?」ピクピク

結衣「あたしもそうだったと思うな」ユラーリ

八幡「これは、その・・・」

八幡(誰か助けて・・・マジで)

ガラガラ

陽乃「ひゃっはろー!」

雪乃「・・・」ギロ

結衣「やっはろー、です」ジー

陽乃「あれ、私なんかしたかな?」ニコニコ

スタスタ ガタガダ スッ

八幡「・・・なんで俺の隣に座るんですかね」

陽乃「良いでしょ、別に♪」ニコニコ

雪乃「姉さん、やめて。 今、私達は比企谷君と話をしているの」ギロッ

陽乃「へー。 気になるな~。 八幡と何の話をしてたのかな?」ニコリ

雪乃 結衣「「八幡?!」」

八幡(これ以上はやめて! 八幡のライフはもうゼロよ!)

雪乃「比企谷君、さっきは私達に嘘をついたのかしら?」クワッ

八幡「・・・イイエ」

雪乃「では何故姉さんと親しげにお互いを名前で呼び合っているの?」

八幡「それは・・・」

陽乃「それは私がそうしてってお願いしたの♪」ニコニコ

雪乃「何故比企谷君に名前で呼ぶようにお願いしたのかしら?」ピクピク

陽乃「今日はそれを説明するためにわざわざ来たんだよ♪」ギュ

八幡(腕に抱きつくのやめてくれませんかね、良い匂いだから)

陽乃「雪乃ちゃん、ガハマちゃん。 私、八幡の事、本気で好きになっちゃった♪」

八 雪 結「「「え?」」」

陽乃「最初は雪乃ちゃんを焚き付けるためにちょっかい出してただけなの。 でも、そうしてるうちに、こっちが本気になっちゃった♪」ギュ-

陽乃「だから、八幡を本気で落としにかかるね♪」ニコニコ

雪乃「」
結衣「」

八幡(やめて! 二人のライフはもうゼロよ!)

陽乃「だから、これは宣戦布告♪」チュ

雪乃「!!?」

結衣「え!?」

八幡(頬っぺたに、柔らかいものが当たったなー)トオイメ

陽乃「八幡、私は本気だから。 これからもよろしくね♪」

八幡(由比ヶ浜と雪ノ下の視線が痛い。 ナニコレ、死亡フラグ?)ハァ・・・

八幡(やはり俺の青春ラブコメは間違って・・・)

陽乃(こんな所で終わらせないよ?)ニコリ

八幡(やはりこんなヒロインは間違っている!)

【四章 終わり】

駄文、失礼しました。

一応続きも書いてあるんですが
書いていて段々と八幡らしさが無くなってきたかな?
なんて思ったので・・・。
評価していただこうかと思い、あげてみました。

こんな感じでも続きが読みたい!
って方がいらっしゃったら
また続きをあげようかと思います。

評価のほど、よろしくお願いします(*´ω`*)

期待していただいてありがとうございます(笑)

これから少しずつあげてみようかと思います。

よろしくお願いします。

【五章】

~数日後~
八幡(どうしてこうなった・・・)

奉仕部 部室にて

雪乃「八幡、紅茶のおかわりはいる?」ニコ

八幡「いや、まだ大丈夫だ」

雪乃「欲しくなったら遠慮なく言ってね? 私、意外と尽くすタイプなのよ」テレテレ

八幡「お、おう」

結衣「は、はちまんっ! お腹すいてないかな? クッキー焼いてきたんだけど食べる?///」

八幡「いや、今お腹すいてないから・・・」

結衣「そっかぁ・・・」シュン

八幡(もう一度言おう。)

八幡(どうしてこうなった・・・)

○回想○
~宣戦布告の後~

雪乃「姉さん! 悪ふざけもいい加減にして!」ギロ

結衣「そ、そうですよ! ヒッキーだって嫌がってます!」ガルルルルッ

陽乃「ふーん。 八幡は嫌がってなんかないよね?」ウワメヅカイ

八幡「え、あ、まあ世の中の男で陽乃さんみたいな美人に抱きつかれたりして嫌がるヤツは男じゃないと思いますよ?///」プイ

結衣「ヒッキーィィィ!?!?」ガルルルルッ

雪乃「ゲスが谷君。 これ以上姉さんに何かしてみなさい。 警察を呼ぶわ」ギロ

八幡「おい、冗談に聞こえないんだが?」ヒビクビク

雪乃「冗談なんかじゃないわ。 私、虚言は吐かないもの」

八幡「マジかよ・・・」

陽乃「はいはい! 注目!」パンパン

陽乃「雪乃ちゃんとガハマちゃんは、なんでそんなに怒ってるの? 別に八幡は二人の彼氏でもなければ婚約者でもないでしょ?」

雪乃「それは・・・」グッ

結衣「そうですけど・・・」ウルウル

陽乃「私は八幡の事が好き。 二人は全く無関係じゃない! これは私と八幡の話なの。 貴女たちは人の色恋に口出せるほど偉いの?」キッ

結衣「ぐぬぬ・・・」

雪乃「・・・関係ならあるわ」

陽乃「・・・へぇ、どんな関係なのかな?」ニヤリ



雪乃「私もひきが・・・いえ。 八幡の事を異性として好きなのだから///」キッ


八幡「ファッ?!///」

結衣「ゆきのーん?!」ギョッ

雪乃「由比ヶ浜さん、ごめんなさい。 こうなってしまった以上、私は自分の気持ちを隠せない。 いえ、隠したくないの」

結衣「ゆきのん・・・」

雪乃「由比ヶ浜さん。 ここで強がってしまったら、八幡を姉さんや私に取られても何も言えなくなるわ」ギュ

雪乃「本当に八幡の事が好きなら・・・」

結衣「・・・大丈夫だよ、ゆきのん」ギュ



結衣「陽乃さん、私もヒッキーの事が大好き! だから、ヒッキーを渡したくありません!」



八幡「えぇ?!///」


陽乃「・・・良かった~」ニコニコ


八 雪 結「「「・・・え?」」」

陽乃「だって、想いを伝えられないまま終わる恋は辛いじゃない?」ニコリ

陽乃「私は正々堂々と八幡の彼女になりたいからね♪ 禍根を残さず二人と勝負したかったの」ニコニコ

雪乃「姉さん・・・」

結衣「陽乃さん・・・」

陽乃「だから、これからが本当の勝負だからね? 私、負けないから」ニヤリ

雪乃「勝負となったら、負けるわけにはいかないわね。 この勝負だけは特に」キッ

結衣「私も! ヒッキーと付き合いたいもん! ゆきのんにも陽乃さんにも負けないんだから!」ガルルルルッ


陽 雪 結「「「勝負だよ!(よ!)(だし!)」」」


八幡「・・・あれ? 俺の意見は聞かないスタイル?」オロオロ

八幡(話が見えない俺ガイル・・・)

回想 終了

八幡(どうすればいいんだ、これ・・・。 同じ部活の女子《どちらも美少女》とそのお姉さん《かなりの美人》が男を取り合うとか、それなんてエロゲー?)ハァ・・・

八幡(由比ヶ浜も雪ノ下もあれ以降、積極的に話しかけてくるし、陽乃さんに至っては・・・)

ユーガッターメール ユーガッターメール ピッ

雪ノ下 陽乃

件名:デートしよ♪
本文
ひゃっはろー("⌒∇⌒")

八幡、暇な日ある?
答えは聞いてないけど(ノ´∀`*)
無くてもお姉さんの為に空けてほしいな♪

買い物に付き合って欲しいんだ。
ちょっと買う量もあるし、
1人じゃ無理そうなんだよね。

だから、今週の日曜日
10時に迎えにいくね♪

八幡(了解です。 っと)

雪乃「・・・八幡?」キョトン

八幡「あ、どした?」

雪乃「今日はもう終わりにしようと思うのだけれど?」

八幡「そうか」ガタッ

結衣「はちまん! 一緒に帰ろうよ!///」

雪乃「八幡、私と一緒に帰って貰えないかしら?///」

八幡(またか・・・)ゲッソリ

八幡「今日は1人で帰るわ。 寄りたい所もあるし」スタスタ

雪乃「なら私も付いていくわ」ギュ

結衣「あ、あたしも!」

八幡「結局、こうなるんだな・・・」

八幡(・・・)

今日は一旦終わりにします。(多分)

今日はありがとうございました(*´ω`*)

今から続きを投稿します!

今日もよろしくお願いします!

~比企谷家~

八幡「たでーま」ガチャ

小町「おかえりお兄ちゃん♪」

八幡「なぁ、小町」

小町「あ、ちょっと待ってね~」ガサゴソ ピ

小町「なぁに、お兄ちゃん?」キョトン

八幡「雪ノ下と由比ヶ浜の事なんだけどよ」

小町「ん? 二人がどうかしたの?」

八幡(小町には今の状況を教えてある。 今までもそうだったが、小町は人間関係に対してのアドバイスが上手い。 ※八幡調べ)

八幡(今、俺が不安に思っている事を小町に相談すれば多分何かしら助言を貰えるだろう。 決断するのは俺自身だが、色々な意見は欲しい。 だから、小町に相談することにしてみた)

八幡「もし、俺が誰かを選んで・・・」

小町「雪乃さんか、結衣さん、陽乃さんを選んで?」

八幡「前のような関係を続れられるんだろうか?」

小町「ははーん」ニヨニヨ

小町「つまり、お兄ちゃんは不安なんだね? 1人を選んだ事で残り二人に見捨てられちゃうのが」ニコニコ

八幡「そうじゃな・・・それもあるかもしれんが、例えば雪ノ下と由比ヶ浜は友達としてまた仲良く出来るんだろうか?」

小町「それは無理だね」キッパリ

八幡「!?」

小町「でも、二人ともお兄ちゃんが好きなんだし、お兄ちゃんがしっかり考えて出した答えなら二人とも受け入れてくれると思うよ? 煮え切らない態度の方が小町は嫌かな」ニコリ

八幡「そうか・・・」

小町「お兄ちゃん」

八幡「ん?」

小町「お兄ちゃんはまず、自分が選んだ人をお兄ちゃんごと全力で幸せにすることを考えなきゃダメだよ?」

小町「それから周りの人の事を考えるの」

小町「今、お兄ちゃんがしなきゃいけない事は、答えを出した後どうなるかを考えるんじゃなく、お兄ちゃんは誰を一番幸せにしたいのか、だよ♪」ニコニコ

八幡「小町・・・」

小町「小町はいつでもお兄ちゃんの幸せを願ってるんだよ? ・・・今の小町的にポイント高い!」キャピキャピ

八幡「あぁ、本当にポイント高いよ」ニコリ

小町「お兄ちゃんが答えを出した後、雪乃さんと結衣さんの仲が悪くなったら、小町が何とかしてあげるよ♪」

八幡「そう言ってもらえるだけで、ありがたいよ」ナデナデ

小町「と、言うことで! 今日はお兄ちゃんが夕食作ってね♪」

八幡「そうだな。 相談に乗ってもらったし、それくらいはやるよ」

小町「じゃあ、夕食出来たら呼んでね♪ 小町、自分の部屋で勉強してくるから!」タタタツ ピッ

~小町の部屋~

小町「メールを送ってっと・・・」カタカタ

小町「お兄ちゃん、頑張ってね♪」

【五章 終了】

【六章】
~日曜日~

陽乃「八幡、ひゃっはろー!」フリフリ

八幡「おはようございます、陽乃さん」ペコ

陽乃「八幡、今日は荷物持ちよろしくね♪」

八幡「お手柔らかにお願いします・・・」

~ららぽーと~

陽乃「今日は買い物の後、行かなきゃいけない所があるんだ~・・・」ギュ

八幡(周りの人の視線が痛い・・・。 特に男の視線で心に穴開きそう)

陽乃「・・・だから、ちょっと大変かも知れないけど頑張ってね♪」

八幡「え、あ、はい・・・」

八幡(陽乃さんの買い物は案外すぐに終わり、量も少なかった)

八幡(これなら俺、必要なかっただろ!)

八幡(なんて、少し前なら思ってただろうな。 だが、今は違う。 これは陽乃さんが俺と出掛ける口実として買う物があると言った事を知っている)

~サイゼリア 店内~

陽乃「八幡?」キョトン

八幡「・・・なんか、夢みたいだと思いまして」シミジミ

陽乃「え、なにが?」ニコリ

八幡「今の状況がですよ。 部活が同じ美少女二人と陽乃さんみたいな美人に好かれてる。 まるでアニメかラノベの世界観じゃないですか」

陽乃「ほうほう・・・」ニコニコ

八幡「リアルが充実する、って、こういう事なんだろうなって」テレテレ

陽乃「うんうん」ニヤニヤ

八幡「でも、不安にもなるんです」シュン

陽乃「と、言われますと?」ニコニコ

八幡「俺の決断一つで誰かが不幸になる。 そう思ったら、この状況から逃げたいって思うんですよ」

陽乃「それで?」ニコニコ

八幡「え?」キョトン

陽乃「確かにフラれたら悲しいよ? でも、私たちはその覚悟をして八幡に告白したの。 だから、あまり気にしないで八幡の好きな人を選んで欲しい」ニコリ

八幡「・・・はい」

陽乃「でも、優しい八幡の事だから気になっちゃうんだよね? 自分を犠牲にしてまで他人を救えちゃう君だもの。 ま、そういう所が好きなんだけれどね♪」ウフフ

八幡「俺は優しくなんて・・・」

陽乃「君は優しいよ。 だから、決断できないの」ナデナデ

陽乃「でもね、八幡。 優しさは時として向けた相手を傷付けることもあるんだって知って欲しいな」ニコニコ

八幡「・・・はい」

陽乃「さ、お昼ご飯食べよ♪」

八幡(昼食を食べた後、少しウインドウショッピングを楽しみ、ららぽーとを後にした)

八幡「そこまでは良かったんだが・・・」

帰宅後
比企谷家 玄関

雪乃「八幡♪」ギュ

結衣「はちまん~♪」

八幡(どうしてこうな・・・)

陽乃(八幡、最近それ使うこと多いね?)

八幡(もうつっこまない・・・)

八幡(えっと・・・買い物を終えて、ららぽーとから陽乃さんと自宅まで帰ってきた。 自宅に入ると、雪ノ下と由比ヶ浜が泣きながら抱き付いてきた。 どういう状況?)

雪乃「ありがとう、八幡///」

結衣「はちまん~///」

八幡「・・・何があったんだ?」オドオド

小町「おかえりお兄ちゃん」ニヨニヨ

陽乃「上手くいったみたいだね♪」ニコニコ

小町「はい♪」ニコニコ

八幡「え? 小町、説明してくれ」

小町「小町がお兄ちゃんの不安を拭ってあげたんだよ♪」キャ///

八幡「どういうことだ?」キョトン

小町「ふふーん! ボイスレコーダー」テッテテーン!

八幡(あ、嫌な予感がする・・・)

小町「このスイッチを押すと・・・」ピッ

八幡『雪ノ下と由比ヶ浜の事なんだけどよ』

小町『ん? 二人がどうかしたの?』

八幡『もし、俺が誰かを選んで・・・』

小町『雪乃さんか、結衣さん、陽乃さんを選んで?』

八幡『前のような関係を続れられるんだろうか?』ピッ

小町「お兄ちゃんの相談内容が流れるんです!」エッヘン

八幡「・・・」パクパク

小町「そしてそれを二人に聞かせた結果がこれです!」

雪乃「八幡が私たちの事を真剣に考えてくれていたと分かって嬉しかったわ///」

結衣「それに、あたしたちも後のことを考えてたんだけどお互いに切り出せなくて・・・」

雪乃「八幡の相談内容を聞いて、二人で決めたの」ニコリ

結衣「誰がはちまんと付き合っても、仲良しでいようって。 三人で奉仕部だもんね!」ニコニコ

八幡「でも、それは・・・」

雪乃「それに、八幡が私以外の誰かと付き合っても、振り向かせれば良いのよ」ニヤリ

結衣「しこたんたん、に狙い続けるからね♪」

雪乃「由比ヶ浜さん、虎視眈々よ・・・」

陽乃「雪乃ちゃんも言うようになったね♪」ニヨニヨ

雪乃「私は八幡以外と付き合う気はないもの。 誰かと付き合ったとしても、私は諦めないわ」ニコリ

陽乃「八幡、愛されてるね~♪」ウリウリ

八幡「・・・そうですね」

八幡(本当に勿体ないくらいの状況ですよ。 俺も、覚悟を決めるしかないな)キリッ

八幡「あのよ・・・」

陽乃「どうしたの?」ニコリ

雪乃「何かしら?」キョトン

結衣「なにかな?」ニコニコ

八幡「俺、しっかり考えるわ。 いや、今まで手を抜いてた訳じゃないんだが・・・。 時間掛かるかもしれない。 けど、もう逃げない。 だから、これからもよろしく頼む」ペコリ

陽乃「もちろん♪」ニパー

雪乃「はい」ニコリ

結衣「いつまでも待ってるよ」ニコニコ

小町「じゃあ、お兄ちゃんの写真を見ながらお兄ちゃん話に花を咲かせましょう!」

陽乃「さんせーい!」オジャマシマス!

雪乃「私も見せていただくわ」ドキドキ

結衣「あたしもー!」ワクワク

八幡「恥ずかしいからやめてくれ!」ドタドタ


【六章 終わり】

一旦休憩します(笑)

私用で遅くなりました。

書いてあるぶんだけあげてみます、、

【七章】

~八幡の部屋~

八幡(やっと帰ったか・・・)

八幡(時間を掛けてもちゃんと答えを出すと宣言した以上、しっかりと三人と向き合わなければ)ムムムッ

八幡(とりあえず、三人の評価を見直してみよう)

八幡(由比ヶ浜は、巨にゅ・・・。 こほん。 優しいし、気も遣える。 料理は壊滅的だが、常に周りを気にかけ、笑顔を振り撒く。 そんな由比ヶ浜の優しさは嫌いじゃないし、ありがたいと感じる。 性格も外見も含めて大切にしたいと思う)

八幡(次に雪ノ下だな。 雪ノ下は貧にゅ・・・。 おっほん。 毒舌で常に俺を罵ってくる。 ただ、本当は誰よりも努力家で、常に正しくあろうとする。 そんな雪ノ下に俺は憧れている。 雪ノ下の魅力は普段無愛想な雪ノ下が見せる笑顔と好きなものを見つめるときの無垢な表情だと思う。 すべてを含めて考えてみても、俺は雪ノ下が好きかもしれない)

八幡(最後は陽乃さんだな。 陽乃さんは完璧超人で魔王だな。 結婚式に一緒に参加した後からだが、陽乃さんの事を良く考えるようになった。 そのなかで陽乃さんは誰よりも他人と距離を取っているんじゃないか、という考えに至った。 そんな陽乃さんが俺を選んでくれたと思うとすごく光栄な事だと感じる)

八幡(それぞれに良さがある。 しかも三人とも魅力的だ)

コンコン
小町「お兄ちゃん夕食出来たよ?」ガチャ

八幡「・・・おう、今から下降りるわ」

八幡 小町「「いただきます」」

八幡「・・・」ムムッ

小町「・・・」ジー

八幡「・・・」ウーン

小町「・・・お兄ちゃん、悩み事?」キョトン

八幡「あぁ。 だけど三人の事だから、小町に相談したら意味がないからな」

小町「ほほー」ニヨニヨ

八幡「・・・なんだよ?」ジトー

小町「ここは小町にお任せあれ!」ビシィ!

八幡「は?」

小町「お兄ちゃん、悩んでいるだけじゃ行動には移せないよ? だ・か・ら♪ これから一人ずつとデートしてもらいます!」

八幡「デートってもなぁ・・・」

小町「小町のプランはこう! 三人にそれぞれ、お兄ちゃんを落とす為にデートの内容を考えてもらって、そのデート中にお兄ちゃんが『この人となら、お付き合いしてもいい!』と思わせた人を選ぶ、というのはいかが?」

八幡「いや、でもな・・・」

小町「もし、それでも選べないってなっても、判断材料にはなるんじゃないかな?」ニコニコ

八幡「・・・かもな。 やるだけやってみるか。 ありがとな、小町」

小町「お兄ちゃんの幸せの為なら、たとえ火の中、水の中、なんなら、あの娘のスカートの中まで入れちゃうよ♪ あ、今の小町的にポイント高い!」ニコリ

八幡「はいはい、高い高い」シラー

小町「うわぁ・・・、適当だなぁ・・・」トオイメ

八幡「・・・」

小町「・・・」

八幡「・・・ぷっ」ククッ

小町「・・・っふ」プルプル

八幡 小町「「あははっ」」ゲラゲラ

八幡「本当、ありがとな。 なんか、一人で悩んでたのがバカみたいだわ」ゲラゲラ

小町「だって、お兄ちゃんはバカでしょ?」ケラケラ

八幡「なにをっ?! これでも国語学年さん・・・」

小町「あーはいはい」パクパク

八幡「・・・ったく」パクパク

八幡(小町にはホントに感謝してばかりだ。 こんなに出来た妹をもってお兄ちゃんは幸せだよ・・・。)パクパク

八幡(まあ、出来た妹になれたのはある意味、俺のお陰でもあるわけで・・・。 つまり、小町に助けられた場合、遠回しに俺自身のお陰でもあるわけだな)ニヤニヤ

小町(・・・お兄ちゃん、その考え方も表情も小町的にポイント低いよ)ジトー

八幡(俺の脳内コメントがだだ漏れなのは間違っている!)シクシク

【七章 終わり】


一応、書き貯めてあるものは以上です。

ただいまペースを上げて書いてますので、
明日にでもまた少しずつあげたいと思います。

少ない量しかあげられませんでしたが、
今日は終わりにします。

ありがとうございました♪ヽ(´▽`)/

おはようございます!

次から八幡と女性陣のデート編になります。

あらかじめ言っておくと
ムフフな展開はないので(*´ω`*)

あと、やっぱり
八幡のキャラがぶれてますけど
私の力量不足です。そういう仕様だと思って
読んでください。

書きためた分を少しあげます!

【八章】


八幡(こうして、それぞれとのデートが始まった)

八幡(ルールとして、毎週土曜日にローテーションで一人一度ずつデートをする。 その際、俺と肉体関係を持たないように注意する、なので、誘惑する等は禁止行為とした)

八幡(デートする順番は女性3人で相談して決めてもらい、雪ノ下→由比ヶ浜→陽乃さんになった)

八幡(で、今日は雪ノ下とのデートの日だ)

~昨日 奉仕部にて~

雪乃「八幡。 明日のデートの事なのだけれど、10時頃に私の家に来てもらえないかしら?」ニコリ

八幡「おう。 10時に雪ノ下のマンションだな」

雪乃「・・・ええ。 待ってるわ」ニコニコ

~雪ノ下 雪乃 篇~

翌日(土曜日)
雪ノ下雪乃の住むマンション エントランス

ピンポーン
雪乃『・・・はい』

八幡「うす。 俺だけど・・・」

雪乃『新手のオレオレ詐欺かしら?』

八幡「おい、そんなに俺を犯罪者にしたいか?」

雪乃『面会には行ってあげるわ。 安心して獄中生活を送ってきなさい。 詐欺が谷君』

八幡「面会には来てくれるのな・・・。 雪ノ下、とりあえず開けてくれないか?」

雪乃『雪乃』

八幡「は?」

雪乃『姉さんだけ、名前呼びをするのは不公平ではないかしら? 私の事を名前で呼んでくれたなら開けてあげる』

八幡「いや、別に呼び方くらい・・・」

雪乃『私の事を名前で呼ばないのであれば、私が呼ぶわ。 ・・・警察を』

八幡「いや、ちょっと待て、それはおかしいだろ!?」ビクッ

雪乃『あら? 何かおかしい所があったかしら?』

八幡「今日、俺はお前に呼ばれて家を尋ねただけだろ?」

雪乃『あら、では私に呼ばれたという証拠は?』

八幡「証拠って言っても、昨日部活中に口頭で言われただけだし、うんなもんはねーな」

雪乃『では、ここで警察を呼び、ストーカーが家の前まで来てます。 と伝えたらどうなるかしら?』

八幡「・・・確実に捕まるわな」

雪乃『でしょう? さ、早く私の名前を呼んだ方が良いのではないかしら?』

八幡(さっきから、やられっぱなしだしな・・・。 少しばかり、反撃してみるか)ニヤリ

八幡「そうか、じゃあ今日はもう帰るわー」シラー

雪乃『えっ?!』

八幡「じゃあまた学校でな」

雪乃『ま、待ちなさい八幡!』

八幡「・・・」

雪乃『・・・え? 八幡?』

八幡「・・・」

雪乃『・・・どうせそこにいるのでしょ? カメラの死角に入った所で貴方の腐った目の気配は隠せないのだけれど?』

八幡「・・・」

雪乃『・・・八幡?』

八幡(かなり焦ってるな)プークク

雪乃『・・・っ!』ガチャ

八幡「・・・あれ? 切られちまったか?」

ウィーン

雪乃「八幡!」ダキッ

八幡「うぉっ?!」

雪乃「ホントに帰ってしまったかと思ったじゃない・・・」ウルウル

八幡「お、おう・・・すまん」

雪乃「許さないわ・・・」グスン

八幡「ちょっとした仕返しのつもりだったんだが・・・」オロオロ

管理人「あの・・・」

八幡「・・・っ?!」ビクッ

管理人「すいません。 エントランスは公共の場所になりますので・・・」

八幡「あ、すいません・・・」

雪乃「い、行きましょう! 八幡!///」ギュ

~雪乃の住んでいる部屋~

八幡(で、雪ノ下の家に入ってソファーに座ったのは良いが・・・)チラ

八幡「・・・」

雪乃「・・・」

八幡(空気が重たい! さっきのが恥ずかしくて、お互いに少し混乱してるようだ)

八幡「・・・あー、で、今日はどうするんだ?」

雪乃「・・・いろいろ考えてみたのだけれど、今日は私の家でゆっくりしてくれれば良いわ」ニコリ

八幡「そうか」

雪乃「別に八幡とどこかに出掛けても良いのだけれど、日曜日はどこも人で溢れているでしょう?」ニコニコ

雪乃「だから、今日は二人きりでのんびり過ごしてくれれば良い」ギュ

八幡「・・・そうか」

雪乃「こうして、貴方がそばにいてくれるだけで私は幸せよ///」ギュ-

八幡「・・・・・・そうか///」プイ

雪乃「八幡」

八幡「なんだ?」キョトン

雪乃「結局、私の事は名前で呼んではくれないのかしら?」ウルウル

八幡「・・・雪乃」

雪乃「・・・!///」キラキラ

八幡「まぁ、雪乃も俺のこと八幡って呼んでるからな///」プイ

雪乃「ふふっ・・・。 そうだわ、今、紅茶とお菓子を用意するから、少し待っていてもらえるかしら?」ニコニコ

八幡「おう」

・・・・・・

雪乃「おまたせ」カチャ

八幡「わざわざありがとな」

雪乃「貴方はお客様だもの。 お茶くらい出すのが当たり前だと思うのだけど? それに奉仕部でもやっている事だから」ニコニコ

八幡「でもな・・・」

雪乃「それより八幡、このクッキー、私が焼いたものなのだけど良かったら味の感想を聞かせてもらえないかしら?///」ウワメヅカイ

八幡「雪ノし・・・。 雪乃が作ったものなら、まず間違いなく旨いと思うぞ?」キョトン

雪乃「・・・八幡の為に焼いたものだから、食べてほしいの」ウルウル

八幡「あ、そういう事か。 じゃあ・・・」スッ

雪乃「待って!」ガシ

八幡「え、なに?」オロオロ

雪乃「・・・はい、あ、あーん///」テレテレ

八幡「んな?!///」

雪乃「・・・八幡///」ウルウル

八幡「・・・あーん///」パク

雪乃「!///」キラキラ

八幡「雪乃、これすげぇ旨い・・・。 これ、金取れるレベルだな」シミジミ

雪乃「ありがとう。 でもお金をとりたい訳じゃないわ。 出来ることなら、貴方からの愛情が欲しいわね///」ニコニコ

八幡「あ、その、なんだ・・・」

雪乃「・・・ごめんなさい。 困らせるつもりはなかったの。 でも、私の本心だから」ニコリ

八幡「・・・おう」

雪乃「さ、紅茶が冷めてしまうわ。 いただきましょう?」ギュ-

八幡(その後は雪乃と少し話をした。 俺が思っている以上に雪乃は俺のことを大切に思ってくれているんだと分かった)

八幡(『私には至らない点がまだまだあるけれど、これ以上、八幡が傷付いてしまうことがないようにしたい。私に貴方を支えさせて欲しい。』)

八幡(雪乃が話の中で言ってくれた言葉だ。 すごく嬉しかった。 貴方はもう一人じゃないんだよ。 そう言ってもらえたようで涙が出そうになった)

八幡(こんなに俺のことを好きでいてくれる女の子を悲しませるような事はしたくないな)

雪乃「・・・八幡、そろそろ昼食にしようと思うの」

八幡「おう、そうだな」

雪乃「だから、その、私も名残惜しいのだけれど、手を放してもらえないかしら?///」テレテレ

八幡「あ、わりぃ!」パッ

雪乃「あ・・・」シュン

八幡「あー、雪乃。 一緒に作っても良いか?」

雪乃「別に私は構わないけれど、八幡はお客・・・」

八幡「俺がやりたいんだ。 手伝わせてくれ」

雪乃「そう。 じゃあ、お願いするわ」ニコ

タンタンタンタン グツグツ
タベルー (ツクルー) ツクルー (タベルー) タベルー (ツクルー) フタリ ドゥビドゥバ!

八幡 雪乃「「いただきます」」

八幡「雪乃の作った和風ハンバーグ、旨いな。 手際も物凄く良かったし、俺、邪魔だったかもな」

雪乃「そんなことないわ。 八幡が一緒に作ってくれて、私は嬉しかったもの」ニコニコ

八幡「そうか。 なら良いんだが」

八幡(その幸せそうな笑顔、やめてくれませんかね。 惚れ直しちゃうから)

雪乃「八幡は今日、何時頃に帰るのかしら?」シュン

八幡「特に決めてないな」モグモグ

雪乃「・・・そう」

八幡「・・・どうかしたか?」

雪乃「・・・八幡、もう一度ルールの確認がしたいのだけれど構わないかしら?」

八幡「おう。 構わないぞ?」

雪乃「まず、私達がそれぞれ八幡とデートする内容を考え、毎週土曜日に実行する。 そのデートの際に、八幡を誘惑するような行動は禁止。 もちろん、その・・・不埒な関係を持つことも禁止。 で合っていたかしら?」キョトン

八幡「おう。 間違ってないぞ」

雪乃「一つ質問なのだけれど、誘惑する行動や、ふ、不埒な関係とはどの程度からルールに抵触するのかしら?」

八幡「あー。 その辺は俺のさじ加減っつーか。 雪乃が大丈夫だと思う所はどの辺までだ?」

雪乃「そうね。 ・・・ハグや手を握る、そういった“下劣な感情のない身体的接触”はしても平気だと思うわ」

八幡「その認識で良いんじゃないか?」

雪乃「そう。 それともう一つ確認しておきたいのだけれど?」

八幡「・・・なんだ?」キョトン

雪乃「デートは土曜日に実行する。 このルールを決めたのは八幡? それとも小町さん?」ジー

八幡「小町だが?」

雪乃「理由は何か言っていたかしら?」

八幡「例えば遠出して帰ってくる時に電車がトラブルで動かなくなる、なんてあるかもしれないだろ? そういう時に日曜日だと学校に行けなくなる可能性がでるから。 だとさ」

雪乃「つまり、始まりは土曜日に決められているけれど、終わりの指定は事実上、月曜日の学校に参加できる時間までという事ね?」ウーム

八幡「・・・まあ、屁理屈だけどな」

雪乃「・・・八幡、なら夕食も一緒にどうかしら?」ニコニコ

八幡「は?」キョトン

雪乃「いえ、素直に言うと夕食も貴方と一緒に摂りたいの///」テレテレ

八幡「お、おう。 俺は別に構わないぞ?///」

雪乃「ありがとう、八幡♪」ニコリ

八幡「・・・///」プイ

雪乃「さ、少し冷めてしまったけれどお昼を食べてしまいましょ?」ニコニコ

書き貯めてある分が切れてしまったので、
また少し書いてきます。

今日の夕方にもう一度あげられたらいいなー。

それでは(* ̄∇ ̄)ノ


遅くなりましたが、
少しだけ続きをあげます(^-^)

・・・・・

雪乃「ねぇ八幡」ギュ

八幡「・・・どした?」

雪乃「夕食は何か食べたいものあるかしら?」ニコニコ

八幡「あー、そうだな・・・。 なんでもいいぞ?」

雪乃「なんでもいいは、困るわ」プクー

八幡「特に好き嫌いないからな。 雪乃の得意料理とかでいいぞ」

雪乃「得意料理・・・ね。 それなら、買い物に出てもいいかしら?」キョトン

八幡「一緒に行くぞ? 荷物くらいは持つ」

雪乃「ありがとう、八幡♪ じゃあ、行きましょう」ニコニコ

~近くのスーパーにて~

八幡「で、何を買うんだ?」

雪乃「野菜を少しと、魚、牛肉ね」ニコニコ ギュ-

雪乃「あと・・・ね」ニヤリ

八幡「あ、なんか言ったか?」

雪乃「いいえ、なんでもないわ」ニコリ

八幡「じゃあ、一緒に回るか?」

雪乃「そうしたいのは山々なのだけれど、この時間になると肉類のタイムサービスが始まる事があるの・・・」シュン

八幡「そうか・・・。 じゃあ、牛肉は見てくる。 牛コマで大丈夫か?」

雪乃「ええ、お願いするわ・・・。 私は野菜を選んでおくから」ニコリ パッ

八幡「おう、見てくるわ」タタタッ

雪乃「・・・」スタスタ

・・・・・

八幡「・・・マジかよ」ドンビキ

ギャーギャー ワーワー

八幡「ベン・トーじゃねーんだからよ・・・」

八幡(なんなの、この主婦たちの圧力・・・)

八幡「・・・はぁ、とりあえず牛コマだけは取らなければ」

八幡(ステルスヒッキー、発動!)

・・・・・

八幡「・・・酷い目にあった」ゲッソリ

雪乃「・・・あら、早かったわね」ハァハァ

八幡「おう。 雪乃、息上がってるがなんかあったのか?」キョトン

雪乃「・・・気のせいよ」ニコリ

八幡「そうか、ならいいが・・・」

雪乃「では、会計をしに行きましょう」ギュ-

八幡「おう」

八幡「で、雪乃。 さっきまでなかったと思うんだが。 そのビニール袋はなんだ?」

雪乃「・・・っ」ギクッ

八幡「なんか、聞かれたら都合が悪かったか?」キョトン

雪乃「・・・その、生理用品よ///」プイ

八幡「・・・悪かった///」ポリポリ

雪乃「いえ、私も最初から他に買うものがあると言っておけば良かったと反省しているわ」ギュ-

~雪乃の住んでいる部屋~

八幡「まだ夕食には早いな・・・」

雪乃「そうね、もう少しゆっくりしていましょう?」ニコニコ ギュ-

八幡「そうだな」

雪乃「・・・八幡は今日、私といて楽しかったかしら?」ウルウル

八幡「なかなかに楽しかったよ」

八幡「いつも見ることが出来ない雪乃の姿や雪乃の手料理を食べたり出来て、役得だった///」テレテレ

雪乃「そう。 なら良かったわ」ニコリ

八幡「雪乃はどうだった?」

雪乃「楽しかったわ。 それ以上に幸せだった」ニコリ

雪乃「今日という日が終わらなければいいと思うほどに、貴方と過ごした時間は充実したものだったわ」ニコニコ ギュ-

八幡「・・・そうか///」プイ

雪乃「ウフフ・・・。 照れている八幡も可愛いと思うわ」ニコニコ

八幡(そんな風に会話を楽しみながら夕食までの時間を楽しんだ)

八幡(夕食も二人で作ったの〔ほぼ立っているだけに等しかった〕だが、かなり美味しかった。 和食で統一されていたのだが、すべてが料亭で出てくるようなレベルだった)

八幡「あ、小町に連絡するのを忘れてた・・・」

雪乃「私の方から連絡をしておいたわ」ニコリ

八幡「あ、サンキュー」




雪乃「それから、今日は泊まっていって」ニコリ



八幡「・・・は?」キョトン

雪乃「小町さんの許可は頂いているの」スッ

八幡「・・・え?」

比企谷 小町

件名:了解しました♪ヽ(´▽`)/

本文
夕飯の件、了解です(*´∇`*)

お泊まりの件は、構いませんが
ルールに違反しないように!o(`^´*)

いやぁ~まさか雪乃さんが
こんなに大胆な行動に出るなんて・・・

でわでわ、ごゆっくり~(*´ω`*)

八幡「マジかよ・・・」

雪乃「もちろん、強制ではないわ」シュン

雪乃「貴方に内緒で小町さんの許可を貰っていたことを含めて謝罪させてもらうわ。 ごめんなさい」ペコリ

八幡「まぁ、それはいいんだけどよ・・・」

八幡「雪乃は、俺が泊まることに抵抗はないのか?」

雪乃「抵抗がないわけではないわ。 でも、貴方と一緒にいたいの」ダキッ

八幡「雪乃・・・」

雪乃「八幡、今夜は一緒にいて・・・」ウルウル ギュ-

八幡「・・・あぁ。 雪乃がそう望むなら」ギュ

・・・・・

八幡「でも、考えてみたら着替えがねえんだけど?」

雪乃「今着ている服は今のうちに洗濯してしまいましょう。 それと着替えなのだけれど、さっき、スーパーでパジャマと下着は買っておいたわ」ニコニコ

八幡「・・・いつの間に?」

雪乃「私の生理用品が入った袋に一緒に入っていたのよ」フフン

八幡「・・・マジかよ」

雪乃「さ、お風呂の用意は出来ているから入ってもらえるかしら?」ニコリ

八幡「・・・雪乃が先の方が良くないか?」

雪乃「私には食器を洗ったり、やることがあるし。 それに八幡はお客様だもの。 先に入って」ニコリ

八幡「・・・雪乃は嫌じゃないか? 俺が入った後の湯船に浸かるんだぞ?」

八幡(・・・小町ですら嫌がるからな。 なんなら、俺の入った後、新しく湯を張り直すまである)

雪乃「別に気にしないわ。 それとも、八幡には女の子の入った後のお湯に興奮する性癖でもあるのかしら?」ニコニコ

八幡「ば、おまえな!///」

雪乃「それなら、私からお風呂に入ってあげるのも吝かではないわ」ニヤリ

八幡「・・・わかった。 先にいただくよ」


今日は以上になります。

ありがとうございました(^-^)

お早うございます。

今から続きをあげます。

よろしくお願いします。

カポーン
チャプチャプ

八幡「ふぅ・・・」

八幡(流され流され、こんなことになっちまったが・・・。この状況は雪乃が風呂に突撃してくるパターンだよな?)ドキドキ

八幡(ま、雪乃に限ってルールを破るとは思えないが)

雪乃『八幡?』

八幡「うおっ?!」ビクッ

雪乃『パジャマと下着、タオルはここに置いておくわね?』

八幡「おう。 サンキューな」

雪乃『さっきまで着ていた洋服は洗濯して、乾燥機にかけておくわね』

八幡「わざわざ悪いな」

雪乃『構わないわ。 私の我が儘で泊まってもらうのだもの』フフ


ちょびっと番外編~雪乃side~

・・・・・
洗濯機前にて。

雪乃「八幡が着ていたシャツ・・・///」

雪乃「・・・」キョロキョロ

雪乃「・・・」ジー

雪乃「・・・///」プルプル

雪乃「・・・やっぱりダメね///」

ポイッ ピッ ウィーン ウィーン

・・・・・


ちょびっと番外編~雪乃side~ 終了

八幡「あがったぞ」フキフキ

雪乃「・・・そう。 それじゃ、私も入ってくるわ。 覗いてはダメよ?」フフ

八幡「・・・覗かねえよ///」プイ

雪乃「信用してるわ」クスクス

・・・・・

シャー・・・ キュ
チャプン・・・

・・・・・

雪乃「ホントに覗かなかったのね」ウフフ

八幡「当たり前だろ///」

雪乃「少しだけ期待していたのだけれど?」ニヤリ

八幡「・・・知るかよ///」プイ

雪乃「ふふ・・・。 八幡はアイス、いる?」

八幡「あー、貰おうかな」

雪乃「バニラとチョコ、ストロベリーがあるのだけれど何がいいかしら?」キョトン

八幡「じゃあバニラで」

雪乃「はい、どうぞ」ニコリ

八幡「おう」

雪乃「八幡、バニラを一口貰えるかしら?」ニコニコ

八幡「ああ、いいぞ? ほら・・・」スッ

雪乃「あーん・・・」

八幡「え?」

雪乃「・・・早くしてほしいのだけれど」プクー

雪乃「あーん・・・///」

八幡「あ、あーん・・・」

雪乃「・・・ありがとう。 とっても美味しかったわ、八幡のバニラ」ニコニコ

八幡「・・・おう///」プイ

八幡(なんなの、八幡のバニラって! 恥ずかしいからやめてくれます?)

雪乃「八幡、はい。 あーん」スッ

八幡「え?」

雪乃「お返しよ♪」ニコニコ

八幡「いや、別に俺は・・・」

雪乃「八幡・・・」シュン

八幡「・・・あーん///」

八幡(くそ、反則過ぎるだろ)

雪乃「・・・!」パァー

雪乃「あーん♪」

八幡「ん」パク

雪乃「どうかしら、私のストロベリーは?」ニヨニヨ

八幡(なんだよ、雪乃のストロベリーって?! さっきから雪乃のセリフが意味深な気がするんだが? 気のせいか、気のせいだな、気のせいだと言ってくださいお願いします)

八幡「・・・ああ、旨かったぞ」

雪乃「そう、良かったわ///」ニコニコ

八幡(そんなこんなでアイスを食べながら雪乃と就寝前の会話を楽しんだ)

雪乃「八幡・・・」ギュ

八幡「どした?」

雪乃「呼んでみただけよ」ウフフ

八幡「そうか///」プイ

雪乃「私、とても幸せよ」ニコリ

八幡「そりゃ、良かった」

雪乃「八幡、そろそろ寝ましょうか」ニコニコ

八幡「そうだな、それじゃ俺はこのソファで寝るから・・・」

雪乃「何を言っているのかしら?」キョトン

八幡「ん? 布団でも用意してくれんの?」キョトン

雪乃「私と一緒にベッドで寝れば良いじゃない///」

八幡(キマシタワー! ・・・じゃなくて)

八幡「おま! なに言って・・・!」アワアワ

雪乃「別にいいじゃない、同じベッドで寝たって」

八幡「いや、一応俺も男だぞ? お前を襲うかも知れないんだぞ?」オロオロ

雪乃「貴方にそんな度胸があるとは思えないのだけれど?」

八幡「確かに度胸はないが・・・。 じゃなくてだな、我慢出来なくなることもあるかもしれないだろ?」

雪乃「私は貴方になら、襲われても構わないわ」ニコリ

八幡「・・・っ! そうだ! ルールに抵触するぞ?」

雪乃「どのルールに抵触するのかしら?」ニヤリ

八幡「誘惑の禁止だろ、そりゃ」

雪乃「いつ、誰が、誰を誘惑したのかしら?」キョトン

八幡「今、雪乃が、俺を誘惑してるじゃねーか!」

雪乃「八幡、私は貴方を誘惑したつもりはないのだけれど?」

八幡「は?」

雪乃「明日の朝、目が覚めた時。 貴方が隣に居てくれたら私は嬉しいと思っただけよ」ニコニコ

八幡「・・・っ!」

雪乃「それに、八幡の温もりを感じながら眠れる機会なんて、滅多にないじゃない。 今後、そういう機会に恵まれるかも分からないのだから、今日くらいは・・・」シュン

雪乃「いえ、今日だけは・・・お願い」キュ

八幡「・・・同じベッドで寝るだけだからな」

雪乃「ありがとう、八幡!」パァー

~寝室~

八幡(寝れる気がしない・・・)

雪乃「・・・八幡」ギュ

八幡「どした?」プイ

雪乃「こっちを向いてほしいのだけれど///」

八幡「いや、恥ずかしいから・・・///」

雪乃「八幡・・・」プクー ギュ

八幡「・・・わかったから少し離れてくれ」クルッ

雪乃「八幡・・・///」テレテレ

八幡(近い近い近い近い! 良い匂い・・・)カァ・・・

雪乃「今日はありがとう///」

八幡「おう///」

雪乃「八幡、おやすみなさい」ニコニコ

八幡「おやすみ」

八幡(寝れねぇ・・・)

雪乃「zzz・・・」スースー

八幡(雪乃の寝顔・・・。 長く艶やかな髪、整った顔立ち、規則正しい寝息・・・)ジー

雪乃「zzz・・・ん・・・」スースー モゾモゾ ギュ

八幡(っ!!? ちょっと待てぇ!)ドキドキ

八幡(あ、雪乃ってまつ毛長いんだな・・・。 ん? 髪に糸屑付いてるな)スッ

雪乃「・・・ん、はちまん・・・?」ウトウト

八幡「わりぃ、起こしたか?」

雪乃「いいえ・・・。 もっと撫でていて」ギュ-

八幡(糸屑、取っただけなんですけど・・・)

雪乃「はちまん・・・?」ウルウル

八幡「・・・おやすみな、雪乃」ナデナデ

雪乃「ん、おやすみなさい///」ギュ-

・・・・・

チュンチュン・・・

八幡「ん・・・」パチ

八幡(温かい、と思ったら雪乃か)ギュ-

八幡(しっかり抱き合ってるな)カァ・・・モゾッ

雪乃「・・・」パチ・・・

八幡「・・・起きたか?」

雪乃「・・・」コクン ボー

八幡「まだ寝ててもいいぞ?」ナデナデ

雪乃「ふふっ・・・」キュ

八幡(胸に顔をうずめられてしまった。 息が当たってくすぐったいな・・・)ニコニコ

雪乃「はちまん・・・」

八幡「ん?」

雪乃「お早う。 朝からとても幸せよ」ニパー

八幡「お、おう・・・///」ドキドキ

雪乃「・・・ドキドキしてるわね///」

八幡「・・・///」プイ

雪乃「照れなくても良いじゃない? 同じベッドで朝を迎えた仲なのだから」ニヨニヨ

八幡「・・・起きたのなら、離れてくれ」ジトー

雪乃「zzz・・・」スー ギュ-

八幡「おい・・・」

雪乃「・・・もう少し、このままでいたいの///」

八幡「・・・そうか///」

・・・・・

雪乃「・・・そろそろ朝食にしましょうか」ニコニコ

八幡「そうだな」

雪乃「トーストでも構わないかしら?」

八幡「おう」

雪乃「すぐ用意するわね」ニコリ

八幡「手伝うぞ?」

雪乃「そんなにやることはないの。 待っていてくれれば大丈夫よ♪」ニコニコ

ジジジジジッ カチャカチャ チーン!

雪乃「お待たせ。 飲み物はコーヒーと紅茶、どちらが良いかしら?」キョトン

八幡「コーヒーにするかな」

雪乃「そう」ニコニコ

カチャ コポコポ

雪乃「はい、どうぞ」スッ

八幡「あれ、練乳?」

雪乃「確か、八幡の好きなコーヒーは練乳が入っていたと思ったのだけれど?」

八幡「あぁ、わざわざスマンな」チュー・・・

雪乃「あ、あまり入れすぎると糖尿になるわよ?」オロオロ

八幡「甘いのが好きだからな」チュー・・・

雪乃「・・・ちょっと入れすぎではないかしら?」アワアワ

八幡「そうか? じゃあ、こんなもんにしとくわ」

雪乃「さ、冷める前にいただきましょう?」

八幡「だな」

八幡 雪乃「「いただきます」」

・・・・・

八幡「ごっそさん」

雪乃「・・・今日は帰ってしまうのよね」シュン

八幡「さすがに明日は学校あるからな」

雪乃「そうよね・・・」

八幡「雪乃?」キョトン

雪乃「八幡、昨日からありがとう」ペコリ

八幡「急にどうした?」

雪乃「我が儘をたくさん聞いてもらったもの」ニコリ

八幡「そんなことないぞ? 俺も楽しかったしな」

雪乃「それでも、ありがとう」

八幡「こちらこそ、サンキューな」

八幡(その後は雪乃と談笑をして過ごした)

八幡「じゃ、そろそろ帰るわ」

雪乃「・・・そう」

八幡「じゃあ、また明日だな」

雪乃「・・・八幡!」ギュ ポロポロ

八幡「・・・帰れなくなるだろ、雪乃」オロオロ

雪乃「寂しくなるわ」ポロポロ

八幡「そのうち機会があれば、また呼んでくれ」

雪乃「では、来週も待っているわ」ニコリ

八幡「お前、分かってて言ってるだろ」

雪乃「ふふ・・・。 他の人のデートを妨害してはいけない、なんてルールはないもの」ニヨニヨ

八幡「おい・・・」ジトー

雪乃「冗談よ」

八幡「じゃ、今度こそ帰るわ」

雪乃「・・・八幡、渡したいものがあるから、少しこっちを向いてほしいのだけれど?」

八幡「ん、なんだ?」クルッ



チュッ



八幡「っ?!」

雪乃「・・・///」ガッシリ チュー

八幡「っぷは! おま、おま!///」カァ・・・

雪乃「私のファーストキスよ///」

八幡「・・・っ///」プイ

雪乃「・・・これでもう寂しくないわ」ニコリ

八幡「雪乃・・・」

雪乃「さ、小町さんにもよろしくね」

八幡「・・・おう。 雪乃」

雪乃「なにかしら?」キョトン

八幡「あー、その、なんだ・・・///」

雪乃「?」キョトン

八幡「プレゼント、ありがとな///」プイ

雪乃「そう・・・///」カァ・・・

八幡「雪乃の本気さはわかった。 俺も真剣に考えてるから」シンケン

雪乃「えぇ、期待して待っているわ」ニコリ

八幡「おう、じゃ・・・」

雪乃「また、あしたね」フリフリ

ガチャ・・・パタン

・・・・・

八幡「たでーま」

小町「あれ? お兄ちゃん?」キョトン

八幡「おう、お兄ちゃんだぞ?」

小町「早かったね~。まだ、10時過ぎだよ? 今日も夕食、要らないんだと思った」ニヨニヨ

八幡「あんまり長居するのも悪いからな」

小町「まぁまだ結衣さんと陽乃さんも残ってるからね~」

八幡「そうだな・・・」

小町「お兄ちゃん・・・?」

八幡「ん、どした?」

小町「なんか、あったの?」

八幡「・・・どうして、そう思ったんだ?」

小町「だって、帰ってきてからずっと玄関で立ったままだし」ジー

八幡「・・・・・・なんでも、ねぇよ」

八幡(雪乃・・・大丈夫かな?)

こうして雪ノ下雪乃とのデートは幕を降ろした。

【八章 終了】

このまま普通に雪乃ENDが見たいです(切実)

ゆきのん編が終わって切りが良いので
一旦休憩いただきます(ストック切れです)

今日は試験があるので、
またあげられるか分かりませんが
明日には必ず続きをあげます。

ありがとうございました(^-^)

>>121さん、お早うございます(* ̄∇ ̄)ノ

本編終わり次第、IFルートとして
雪乃編・結衣編は作るかもしれません。
(希望が多ければですが・・・)

その他の方も、感想等ありがとうございます!

ネタが分かる方がいて安心したり、
待っている方がいてくれたりで
安心してます(*´ω`*)

これからもよろしくお願いします(^-^)


どうせなら他のキャラもルート作っちゃいなよ
戸塚とか戸塚とか戸塚とか

サキサキがいないなー

【九章】

~由比ヶ浜 結衣 篇~

八幡(雪乃とのデートから一週間。 今日は由比ヶ浜との約束の日。 しかし、由比ヶ浜は体調を崩してしまったようで、昨日は学校も休んでいた)

八幡(今日は予定を変更して、由比ヶ浜の看病に向かうことにしたのだ。 ・・・まぁ、小町に言われたからなんだが)

ピンポーン

結衣「・・・はい?」ゴホゴホ

八幡「・・・うす」

結衣「は、はちまん!?」

八幡「見舞いに来たんだが、今、平気か?」

結衣「いや、うつしちゃったら悪いよぉ・・・」ゴホゴホ

八幡「てか、親どした?」

結衣「どっちもお仕事で・・・」タハハ・・・

八幡「なんなら、看病もするぞ?」

結衣「あ、ちょっと待って! 着替えてくるから!///」バタン

八幡「お、おう・・・」

・・・・・

結衣「はちまん、いいよ」カチャ

八幡「お邪魔します」

結衣「いま、お茶とか出すね・・・」

八幡「病人なんだから寝てろ。 飲み物とか必要そうな物は買ってきてあるから・・・。 よし、部屋行くぞ」ガサゴソ

結衣「え?! はちまん、あたしの部屋入るの?!///」カァ

八幡「じゃなきゃ看病できないだろ?」

結衣「ちょっと部屋汚いっていうか、見られちゃ恥ずかしい物があるっていうか・・・」エヘヘ・・・

八幡「・・・都合悪いなら、仕方ないから帰るが?」

結衣「・・・大丈夫。 はちまん、せっかく来てくれたし」

結衣「でも、うつらないように気をつけてね? あと、部屋の中見ても引かないでね?」ウルウル

~由比ヶ浜 結衣の部屋~

八幡「別に散らかってる訳じゃないな?」

結衣「・・・なんか、ハズイからジロジロ見ないでね?///」

八幡「あ、スマン///」

結衣「あ・・・」ペタン

八幡「・・・由比ヶ浜、熱測れ。 体温計は・・・」キョロキョロ

結衣「枕元にあるはず・・・」

八幡「ちょうど良いな。 寝ながら測れる」

結衣「あはは・・・。 ちょっと立てないや」

八幡「ほら、持ち上げるぞ?」ダキッ

結衣「ふぇ?!///」

八幡「暴れないでくれよ? バランス崩すと危ないからな」ヨイショ

結衣「・・・重くない?」

八幡「平気だから、不安がることないぞ」

結衣「・・・うん///」

八幡「おろすぞ?」ウンショ

結衣「ありがとう///」

八幡「礼は良いから、熱測ってくれ」スッ

ピピピッ

八幡「39度4分かよ・・・」

結衣「・・・はちまん?」ボー

八幡「薬は飲んだのか?」

結衣「うん・・・朝飲んだから次は夜飲むよ」

八幡「なら、ちょっと様子見るか・・・。 冷えピタ買ってきたから使うぞ?」ピトッ

結衣「冷たくて気持ちいい・・・」

八幡「なんか、ほしいものあるか?」

結衣「ううん・・・だいじょうぶ」ニコ

八幡「そっか、なんかあったらすぐ言えよ?」

結衣「えへへ・・・ヒッキーが優しい・・・///」

八幡「バカ、俺はいつでも優しいだろうが。 俺ほど優しい人間はいないまである」

結衣「そうだね・・・ヒッキーは、色んな人を助けてるもんね・・・」ウトウト

八幡「・・・急に誉めるな///」プイ

結衣「ヒッキーはさ、相手が誰でも気にせず助けるんだよね。 あたしの時もそう。 いつでも自分を犠牲にしてまで助けちゃう・・・」ウトウト

結衣「そんな、ヒッキーが好きだし、助けてもらってありがたいって思ってるよ」ニコリ

結衣「でもね、全部一人でやっちゃうのは、なんかイヤ。 もっとあたしをあたしたちを頼って?」ウルウル

結衣「あたし、バカだからヒッキーみたくひねくれた解決方法も思い付かないかも知れないけど・・・。 寂しいよ・・・」ポロポロ

結衣「ヒッキーが遠くに行っちゃうみたいでイヤだよぉ・・・」ポロポロ

八幡「・・・そうか」ナデナデ

結衣「ヒッキー・・・! ヒッキー・・・!」ポロポロ

・・・・・

結衣「zzz・・・」スースー

八幡「泣き疲れたのか?」ナデナデ

八幡(由比ヶ浜は、こんなにも俺の事をよく見てくれていたのか)

八幡「ありがとな」ポンポン

結衣「zzz・・・」ウ・・・ン

八幡「さて、由比ヶ浜が寝てる間に昼食の材料でも買ってくるか」

八幡(親がいるならすぐ帰ろうと思ったんだが・・・。 意外と重症だしな、もう少し看病した方が良いよな?)

結衣「あ、ヒッキー?」

八幡「・・・起こしちまったか?」

結衣「・・・帰っちゃうの?」ウルウル

八幡「いや、その様子じゃ昼御飯も作れそうにないだろ? 材料買ってこようと思ったんだが・・・」

結衣「冷蔵庫にいろいろあるから、使っていいよ・・・。 だから、どこにもいかないでよ、ヒッキー・・・」ポロポロ

八幡「わかったよ」ポンポン

結衣「ありがとう・・・」ポロポロ

八幡「そういえば、呼び方戻ってるな」ナデナデ

結衣「あ・・・」

八幡「そっちの方が由比ヶ浜っぽくて、いいな・・・」ナデナデ

結衣「・・・そっかな?」

八幡「おう。 由比ヶ浜しかヒッキーって呼ばないからな。 ある意味、特別な呼び方だと言えるだろ?」スッ

結衣「特別・・・。 そっか///」

八幡「しばらくここにいるから、もう少し寝とけ」

結衣「うん・・・。 ヒッキー、ゴメンね?」ポロポロ

八幡「なんでお前が謝るんだよ?」

結衣「デート出来なくなっちゃったし、看病までしてもらっちゃうし・・・。 もう、ダメだなぁ、って・・・」ポロポロ

八幡「デートなら、またやり直せばいいだろ?」ナデナデ

結衣「でも・・・」ポロポロ

八幡「それに、看病なんて特殊なイベントを発生させる辺りさすがだと思うぞ?」

八幡(さすゆい、さすゆい。 流行らないか、流行らないな)

結衣「ヒッキーがなにいってるかわかんないや」タハハ

八幡「つまりだな、看病する事なんて家族以外だとまずやらないからな。 だから印象深いし、なにより、病人の特権を使えるだろ?」

結衣「病人の特権・・・?」キョトン

八幡「甘える事ができる」

結衣「・・・じゃあ、あたしもヒッキーに甘えていいの?」

八幡「聞くだけ聞いてやる。 行動に移すかは内容次第だな」

結衣「あたしのこと、今だけでもいいから名前で呼んで欲しいかな・・・なんて」チラッチラッ

八幡「・・・わかったよ、結衣///」

結衣「ヒッキー・・・///」

八幡「まだ、11時か・・・。 やることもないし、どうするかな?」

結衣「ねぇ、ヒッキー・・・」

八幡「どした?」

結衣「看病ってさ、デートになるかなぁ?」

八幡「・・・普通はならないんじゃないか?」

結衣「そっか・・・」ニコニコ

八幡「・・・なんだ?」キョトン

結衣「ヒッキー、マスクある?」

八幡「一応買ってきたけど?」

結衣「じゃあ、ヒッキーが着けて」ニコニコ

八幡「・・・着けたぞ?」

結衣「じゃあ、一緒に寝よう?///」テレテレ

八幡「・・・熱上がったんじゃね? 大丈夫か?」

結衣「大丈夫。 だから、ヒッキー・・・お願い。 側に来てよ・・・」ウルウル

八幡「う・・・」

結衣「ヒッキー・・・」ポロポロ

八幡「はぁ・・・」スッ ゴロン

結衣「ありがとう・・・///」ギュ

八幡(背中に結衣のアレが・・・!///)

八幡(なんという、存在感・・・。 結衣、恐ろしい子・・・!!)

結衣「ヒッキー、大好き・・・///」テレテレ

八幡「・・・おう///」

結衣「ヒッキー、スゴくドキドキしてるね///」

八幡「・・・おう///」

結衣「ヒッキー、こっち向いて欲しいな・・・///」

八幡「・・・」クルッ

八幡(近い近い! ・・・結衣って、こんなに儚げだったか? 潤んだ瞳、火照った頬、少し汗ばんだ肌・・・。 くっ、静まれ! 静まるんだ、小八幡! 大八幡になったらこの世の終わりだぞ!)

八幡(こういう時は萎えるものを思い出せ・・・!なにか、なにか無いのか・・・?!)

結衣「・・・ヒッキー?」キョトン

八幡(思い・・・出した! 材木座ァ!!)

材木座《おう! 材木座・・・クラッシャー!! うっふーん》

小八幡《・・・》チーン

結衣「ヒッキー、どうしたの?」

八幡「・・・いや、なんでもないぞ」

結衣「ヒッキー、腕枕して欲しいな・・・」

八幡「ほら・・・」スッ

結衣「ありがとう///」ポスッ

八幡「・・・氷枕の方が良くないか?」

結衣「こっちの方が、いい」ギュ

結衣「ヒッキー・・・おやすみ」

八幡「おやすみ・・・」

八幡(結衣の体温が直に伝わってくる。 かなり温かい。 熱があるのだから当然だが)

八幡(・・・腕枕してるし、動けないからな。 寝るか。 寝れるかわからないが)

・・・・・

ピカッ・・・

八幡「ん・・・?」モゾ

ピシャーン!!

八幡「うおっ?!」

結衣「・・・ヒッキー?」ボー

八幡「あ、結衣起きたか?」

結衣「スゴく幸せな夢、見てた気がする・・・」

八幡「そうか」ナデナデ

ザァー・・・ゴロゴロ・・・

結衣「うわ、すごい雨・・・」

八幡「俺も雷で起きたくらいだからな」

結衣「すぐやめばいいけど・・・」

八幡「結衣、昼御飯食べた方が良いぞ」

八幡(結構な時間、寝てしまったようだ。 時間を確認してみると13時20分と表示されていた)

結衣「食欲、ないんだけどなぁ・・・」

八幡「食べれるなら、少しでも食べた方が・・・」

結衣「うん・・・。 じゃあ、食べる」

八幡「台所、借りる」

結衣「あるものは勝手に使っちゃって良いから」

~由比ヶ浜家 台所~

キャンキャン!

八幡(材料はあらかた揃ってるな・・・。 ん? 炊飯器にお米が残ってるし・・・雑炊とかにするか)

キャンキャン!

八幡「・・・」カチャカチャ

八幡「・・・」タンタンタンッ

結衣「・・・///」ジー

八幡「・・・」グツグツ

結衣「・・・///」ジー

八幡「・・・」チラッ

結衣「・・・!///」

八幡「・・・」クルッ

八幡「・・・!?」バッ

結衣「・・・えへへ///」

八幡「・・・まだ寝てろよ」

結衣「薬、きいてきたみたいで熱下がってきたの///」

八幡「何度だったんだ?」

結衣「はい!」スッ

38度7分

八幡「こんなん誤差だろ! 今すぐベッドに戻れ!」

クゥーンクゥーン・・・

・・・・・



いまから出かけるので、一旦休憩します。

今日の夜にもう一度あげます。


>>126 >>127
リクエストありがとうございます。

この話に含めちゃうとカオスになりそうなので
完結してから、別ルートを用意しようと思います。
(駄文でも良ければですが・・・)

由比ヶ浜篇は書き終えてるので、
安心して?お待ちください。


今から続きをあげます!

八幡「ほらよ、雑炊だ」

結衣「わー! ありがと、ヒッキー!」

八幡「食べられそうか?」

結衣「がんばるっ! あーん」

八幡「おい。 頑張るんじゃなかったのかよ」ジトー

結衣「え? 普通、ふーふーして食べさせてくれるんじゃないの?」

八幡「元気なんだろ? 自分で食えよ」

結衣「え・・・。 あー、なんか身体だるいかもー!」

八幡「・・・」ジトー

結衣「う・・・。 わかったよぉ・・・」ウルウル

八幡「はぁ・・・、ふーふー。 ほらよ」スッ

結衣「あ。 あーん///」パク

結衣「美味しいよ、ヒッキー!」パァ!

八幡「なら良かった」ホレ アーン

結衣「ありがと♪」アーン

・・・・・

結衣「ごちそうさま♪」

八幡「おう。 食器、片してくる」

キャンキャン!

八幡「お、サブローいたのか」ナデナデ

ヘッヘッヘッヘッ!

八幡「サブローは元気だなぁ・・・」

結衣「サブローじゃないし! サブレだしっ!」プクー

八幡「・・・お前は寝てろよ」ハァ


午後6時40分

八幡「で、どうしてこうなった・・・」

ピカッ! ゴロゴロッ! ザァー!

八幡「帰れない・・・」

prrrr・・・

八幡「結衣、電話だぞ?」

結衣「ほっといていいよ~」

タダイマ ルスニシテイマス ピートイウオトノアトニ メッセージヲ ドウゾ ピー

結衣母「あ、結衣? パパとママ、駅で偶然会ったんだけど、電車が止まっちゃって帰れそうにないの。 一人じゃ寂しいだろうけど、ごめんなさいね? サブレがいるから大丈夫よね? 何かあったら連絡してちょうだい」

結衣「ヒッキー!」ガバッ

八幡「いきなりどうした?」

結衣「今日、泊まっていきなよ!」ニコニコ

八幡「いや、いいよ・・・」

結衣「ヒッキー・・・」ウルウル

八幡「う・・・ダメだ」キッパリ

結衣「病人の特権・・・」

八幡「は?」

結衣「甘えていいってヒッキー言ったもん!」

八幡「確かに言ったがな・・・」

結衣「夜中に急に悪化してもいいんだ? 一人寂しく過ごせばいいんだ?」ウルウル

八幡「・・・わかったよ」

結衣「やった!」ニコニコ

八幡「その前に小町に確認してみるから」

結衣「うん!」

prrrr・・・ガチャ

小町『もしもし、お兄ちゃん?』

八幡「おう、小町か?」

小町『そだよー。 どうしたの?』

八幡「結衣・・・ヶ浜の熱が予想より高くてな。 両親もいないみたいなんだ。 で、泊まって看病してくれないか、と提案されたんだが、構わないか?」

小町『別にいいんじゃない? むしろ、この悪天候の中、帰ってくるなんて言われる方が心配だよ? 今の小町的にポイント高い!』

八幡「あーはいはい、高い高い。 じゃ、今日は由比ヶ浜のところにお世話になるから」

小町『ほーい。 じゃーね』ガチャ

小町「お兄ちゃん、毎週お泊まりですな♪」ニヨニヨ

八幡「じゃ、結衣はベッドに戻れ」

結衣「うん、でもお風呂入りたいかも」

八幡「風邪、悪化するかもしれないから控えた方が良いな」

結衣「でも、汗で気持ち悪い・・・///」

八幡「・・・タオルで拭く位なら」

結衣「じゃあ、お願いできる?///」

八幡「・・・それも、病人の特権か?」ジトー

結衣「いや・・・ううん。 ヒッキーに看病してほしいんだもん! お願い///」テレテレ

八幡「じゃあ、準備してくるから部屋に戻っててくれ」

結衣「うん、わかった///」

・・・・・

八幡「ほら、持ってきたから終わったら呼んでくれ」

結衣「ヒッキー、拭いてくれないの?」ウルウル

八幡「さすがにそれは断る」

八幡(また大八幡になりそうになっちゃうだろうが!)

結衣「背中だけで良いから・・・///」

八幡(こうなったら、さっさと拭いて終わらせる!)キリッ

八幡「・・・背中だけだからな?」

結衣「ヒッキーありがと♪」クルッ ヌギ

八幡(・・・綺麗だ)

八幡「・・・綺麗だ」

結衣「ヒッキーのえっち!///」

八幡「・・・ユッイーのビッチ!///」

結衣「ビッチじゃないしっ!」

八幡「はいはい。 ・・・拭くぞ」サワッ

結衣「ひゃ・・・」ビクン

八幡(そういうのやめてくれませんかね、可愛いから)

結衣「・・・優しくしてね?///」

八幡(やめてくれってば!)

八幡「おう」

八幡(綺麗な肌、柔らかそうな曲線を描くうなじ、肩、しっかりとくびれた腰・・・)

八幡(ヤバい!ヤバい! この状況はマズイ!)

フキフキ・・・

結衣「ん・・・、あっ・・・///」

八幡(このビッチは理性《コクピット》を狙うのか・・・。 スルー能力ならこちらにもあるぞぉ! ・・・むしろ、俺がスルーされるまである)

八幡「終わったぞ。 サブレの所行ってくるから、終わったら呼んでくれ」

結衣「あ・・・もう、終わりなの?///」ポー

八幡「背中は拭き終わったからな」

結衣「そうだよね・・・」

八幡「おう、じゃあ出てるから」ガチャ バタン

八幡「・・・・・・サブレぇ!!」ピューン

キャンキャン!

八幡「サブレ! 俺、頑張ったよ!」コチョコチョ

クーン ペロペロ

八幡「反則だよな!? あんなの、反則だよな!?」ナデナデ

キャン!

八幡「・・・なあ、サブレ」

キョトン

八幡「俺、間違ってないよな? ちゃんと、正しい行動をとれてるよな?」

キャン! ペロペロ

八幡「・・・そうだよな、間違ってないよな!」

ダキッ

結衣「ヒッキー、一人でなにいってるの?///」ギュ

八幡「びっくりするから、いきなり抱きつかないでくれ・・・。 それに一人じゃない。 サブレがいる」

キャンキャン!

結衣「そっか///」

八幡「・・・部屋戻るか。 拭き終わったんだろ?」

結衣「・・・まだ、終わってない///」

八幡「・・・は?」

結衣「・・・ヒッキー言ったよね。 『看病はデートにならない』って///」

八幡(なに、この状況?!)

結衣「・・・だから、ルールもなにもないでしょ? こっち向いて欲しいな///」スッ

八幡「お前、なにいって・・・?!」クルッ バッ!

八幡「上着ろ! 熱上がるぞ!」シッシッ

結衣「ヒッキー・・・、好き」ギュ

八幡「おま!?」

結衣「ヒッキー、大好き・・・。 ヒッキーの近くにいたいの。 側に置いてよ・・・」ポロポロ

結衣「ヒッキーの為ならお料理もがんばる。 いっぱい勉強する。 ヒッキーの理想の彼女になるから・・・。 だから・・・」ポロポロ

結衣「あたしを、ヒッキー色に染めてよ・・・。 ヒッキー色に染まりたいよ・・・」ポロポロ

八幡「・・・ゆ、結衣?」オロオロ

結衣「ヒッキー・・・」スー・・・

八幡(え、なんで顔近付けて来るんですかね? マスクつけてるから、大丈夫だが。 ・・・大丈夫じゃねえな)

結衣「・・・」ガクッ

八幡「おい、大丈夫か?!」ピタッ

八幡「熱いな・・・。 明らかに熱上がっただろ」

八幡(緊急事態だ。 冷静になれ。 弱ってる女の子に欲情とか、外道だ。 紳士として、それは許されない)ヨイショ

八幡「ベッドまで運べたけど・・・、上着どこやったんだ?」キョロキョロ

八幡「ねえな・・・。 仕方ない、俺の着てる上着を着せとこう」ジー ヌギヌギ ファサ・・・

八幡「許せよ、結衣・・・」

キセキセ プルンッ

八幡(おぅふ・・・///)

キセキセ タユンッ

八幡(これが乳トン先生が・・・なんてやってる場合じゃねえな)

ジー

八幡(上着は着せたし、熱測らせよう)

八幡「結衣・・・?」ユサユサ

結衣「・・・」ハァハァ

八幡「熱、測るからな?」スッ

39度8分

八幡「とりあえず、氷枕と冷えピタ替えて・・・」テキパキ

八幡「服の上からでいいや、脇の下と股に氷嚢挟んで・・・」サッサッ

八幡「薬は夕食後だって言ってたな。 飯食わせなきゃか・・・。 とりあえず作ってこなきゃ」ダッ

グツグツ

八幡「よし、これでいいだろ」

八幡「結衣、起きれるか?」ユサユサ

結衣「ん・・・」ノソッ・・・

八幡「うどん、茹でてきたから食べてくれ」

結衣「あり、がとヒッキー」ニコ

八幡「ふーふー・・・あーん」スッ

結衣「あーん・・・」モグモグ

八幡「ほれ」アーン

結衣「ん」アーン

八幡「喉渇いてないか?」

結衣「少し・・・」

八幡「たしか・・・」ガサゴソ

八幡「ほい、ポカリ」スッ

結衣「ヒッキー、開けてくれる?」ウルウル

八幡「あ、悪い」カチカチッ

結衣「んく・・・んく・・・」プハ

八幡「まだ、食べれそうか?」

結衣「無理そうかも」

八幡「じゃあ、薬飲め」

結衣「うん」コクン

八幡「少し寝てろ。 食器片し終わったら戻ってくるから」ナデナデ

結衣「・・・うん」ポロポロ ニコリ

八幡(その後、朝5時まで看病を続けた甲斐あってか、熱も37度6分まで下がり、顔色も良くなった)

結衣「zzz・・・」

八幡「じゃあ、結衣。 結衣の親が帰ってくる前に帰るよ」ナデナデ

キャンキャン!

八幡「サブレ、しー!」

クーン・・・

結衣「・・・ヒッキー?」ゴシゴシ

八幡「・・・サブレー?」

プイ

八幡「おい」

結衣「ヒッキー、帰っちゃうの?」

八幡「・・・おう。 もう少ししたら結衣の親が帰ってくるだろうからな」

結衣「そうだよね・・・」

八幡「じゃあ、玄関の鍵だけお願いできるか?」

結衣「うん・・・」ノソッ

八幡「じゃ、また学校でな」

結衣「待ってヒッキー!」

八幡「ん?」クルッ

ダキッ

結衣「ヒッキー、ありがとね? 寝ないで看病してくれたんでしょ?」

八幡「ある意味、ものすごく印象に残る1日だったよ」

結衣「ホントなら、チューしたいけど・・・。 うつしちゃ悪いから・・・」

ちゅ・・・

結衣「おでこで我慢するね」ニコリ

八幡「・・・///」

結衣「また、明日ね」フリフリ

八幡「・・・おう」

・・・・・

八幡「たでーま」ソローリ

ナァー

八幡「お出迎えか?」ナデナデ

フンス スタスタ

八幡「冷たいやつ・・・」ハァ

八幡(風呂入ってから寝るか・・・)

シャー キュ

八幡(・・・おでこに、まだ結衣の体温が残ってる気がする///)フキフキ

八幡(結衣、明日は学校これるといいな・・・)ゴロン

八幡(いつもの天真爛漫な結衣とデートしてやりたいし・・・。 また、機会をつくってやらなきゃ・・・)zzz

ガチャ・・・

小町「お疲れ様、お兄ちゃん」ニコニコ ナデナデ



【九章 終了】



由比ヶ浜篇、終わったので今日は以上です。

由比ヶ浜推しの皆様、
大変申し訳ありませんでした!
ちょっと由比ヶ浜の動かし方が分からず、
魅力的に書けてないです。


もう少し書き方勉強して、いつかリベンジします。


アドバイス、ご批判等ありましたら
教えていただけると参考になります。
今後ともよろしくお願い致します。


遅くなりました。

少し、あげていきます。

【十章】
~雪ノ下 陽乃 篇~

朝6時半

八幡(結衣の看病から一週間。 今回は陽乃さんとのデートをする日だ)ガサゴソ

八幡(陽乃さんは、ちょっと遠出になるからと、事前に一泊する為の準備をするように連絡をしてきた。 今は荷物の確認中だ)ガサゴソ

八幡「忘れ物、ないな」

八幡(陽乃さんが迎えに来るのが7時。 もうそろそろ来てもおかしくない)

ブー! ブー! ピッ

八幡「もしもし?」

陽乃『八幡、ひゃっはろー』

八幡「陽乃さん、おはようございます」

陽乃『もう着くから出てきてもらえるかな?』

八幡「わかりました」

陽乃『じゃ、またあとでね♪』ピッ

八幡「よし、行くか」

小町「・・・お兄ちゃん、もう行くの?」ゴシゴシ

八幡「おう」ヨイショ

小町「気を付けてね? お兄ちゃんが無事に帰ってきてくれればお土産は要らないから。 ・・・今の小町的にポイント高い!」キラッ

八幡「はいはい、高い高い。 じゃ、行ってくるわ」ガチャ

小町「てきとーだなぁ・・・。 いってらっしゃい」

ブロロロロ キキッ

陽乃「八幡、ひゃっはろー」

八幡「うす」

陽乃「それじゃ、今日はヨロシクね♪」ニコ

八幡「こちらこそ、よろしくお願いします」ペコリ

陽乃「とりあえず乗ってくれるかな?」

八幡「あ、はい」ガチャ バタン

陽乃「さ、出して。 八幡、今日はこれから電車の旅になるからね♪」ニコニコ

八幡「え? このまま車じゃないんですか?」

陽乃「せっかくのデートだからね♪ 運転手がいたら二人きりになれないでしょ?」ニコリ ギュ

八幡「・・・そうですね///」プイ

八幡(近い近い! 陽乃さんって、いつもいい匂いだな・・・)

陽乃「お? 照れたか? 照れちゃったのか? 可愛いなぁ、八幡は♪」ナデナデ


八幡(・・・少しくらい反撃してみるか)

八幡「いや、陽乃さんのほうが可愛いです。 てか、綺麗です///」プイ

陽乃「へぇー、ありがと♪ でも、お姉さん、そんな社交辞令みたいな言葉はあまり嬉しくないなぁ~」ニヨニヨ

八幡(よし、かかった! ・・・一世一代の大勝負! 勝てば官軍、負けてもトラウマが一つ増えるだけだ)

陽乃「・・・八幡?」キョトン

八幡「陽乃さん・・・」スッ

陽乃「は、八幡? ・・・ずいぶん積極的に近付くね?///」オロオロ

八幡「は、陽乃さんの魅力は俺の言葉じゃ言い表せないので、今から行動で示そうと思います」テヲギュ

陽乃「は、ちまん・・・?///」ウルウル

(手の甲に)ちゅ・・・

八幡(どうだ!?)

陽乃「八幡・・・///」

(陽乃、八幡がキスした所を)ちゅ♪

八幡「んな?!///」

陽乃「これで、間接キスだね♪」ニコニコ

八幡「・・・///」プイ

八幡(陽乃さんには、勝てなかったよ・・・)

陽乃(お姉さんに勝とうなんて、百年早いんだから♪)

八幡(脳内にまで侵食! ペインブロック不能!)トオイメ

運転手「もうすぐ駅に着きます」

陽乃「わかったわ。 八幡、行くよ♪」ニコリ

~電車内~

陽乃「今日は温泉入りに行くよ♪」

八幡「温泉ですか・・・」

陽乃「八幡と温泉入りたかったからね♪」ニコ

八幡「なんか、陽乃さんらしくないチョイスですね?」

陽乃「そう? 私、結構温泉とか好きだよ?」ニコニコ

八幡「そうすか・・・」

陽乃「せっかく八幡がデートしてくれるんだし良いでしょ?」ニコニコ

八幡「まぁ、別にいいですけど・・・」

~某 温泉地~

八幡「・・・やっと着いた」

陽乃「さ、ホテルにチェックインしちゃお♪」ニコニコ

八幡「そうっすね、そうしましょう」

陽乃「部屋についたら、早速温泉に入るからね♪」ニヤリ

~ホテル 受付~

ホテルマン「予約された雪ノ下様ですね。 ご案内致します」

八幡(・・・なんか、豪勢なホテルだな)キョロキョロ

陽乃「八幡、行くよ?」ニコニコ

ホテルマン「こちらになります」

八幡「すげぇ・・・」

陽乃「だねー」ニコニコ

ホテルマン「それでは、失礼致します。 何かありましたらフロントまでご連絡ください」

陽乃「はーい」

八幡「・・・」ボー

陽乃「八幡、大丈夫?」

八幡「・・・うす」

陽乃「じゃあ、温泉行こっか」ニコニコ

八幡「あ、はい。温泉はどこにあるんですかね?」

陽乃「ふふふ。 実は・・・ここです!」ガラガラ

八幡「・・・部屋に露天風呂が付いてるとか、どんだけだよ」

陽乃「だから、八幡。 一緒に入るよ♪」ニコリ

八幡「・・・は?」




陽乃「一緒に入るよ♪」ニコニコ




八幡「・・・いや、それはダメでしょ?」

陽乃「なんでかな?」ニヤニヤ

八幡「ルールに抵触します」

陽乃「誘惑禁止ってやつ?」ニヤニヤ

八幡「わかってるなら、自重してくださいよ・・・」

陽乃「私は誘惑してるつもりはないよ?」ニヤニヤ

八幡「陽乃さんにはなくても、俺から見たらあるんです」キッパリ

陽乃「それは、八幡にやましい気持ちがあるからじゃない?」ニヤニヤ

八幡「な?!///」カァ

陽乃「私は構わないよ?///」ニコリ

八幡「えぇ?!///」

陽乃「ふふっ。 さ、一緒に入るよ♪」ニコリ

八幡「いや、でも・・・///」オロオロ

陽乃「八幡・・・」ギュ

八幡(・・・近い近い近い! 相変わらずいい匂い)

八幡「・・・陽乃さん?」

陽乃「八幡、私だって緊張してるのわかる?///」バクバク

八幡「・・・はい///」ドキドキ

陽乃「なら、逃げないでほしいな///」ギュ

八幡「・・・わかり、ました///」

陽乃「じゃあ、八幡。 先に入っててくれるかな?///」ニコリ

~露天風呂~

カポーン

八幡(・・・陽乃さんでも、緊張するんだな)

八幡(それもそうか。 緊張しない人間なんていないだろ)

ガラガラ

八幡(・・・それにしても温泉っていいもんだな。 すごく温まる)

チャプ・・・

八幡(こりゃ、陽乃さんに感謝だな・・・♪)

キュ・・・

八幡「ふぇ?!」

陽乃「ふふふ、お待たせ///」ニコニコ

八幡(タオル一枚しか身に付けていない陽乃さんは、とても扇情的でありつつも美しく。 ものすごく印象的ながら、触れてしまったら壊れてしまいそうなほど儚げで。 本当にキレイだ・・・)

八幡「・・・本当にキレイだ」

陽乃「・・・そんなに見つめられたら恥ずかしいな///」

八幡「! すいません!」クルッ

陽乃「八幡・・・」ギュ

八幡(陽乃さん、鼓動が凄い・・・)

陽乃「・・・こっちむいてよ///」

八幡「・・・はい///」

陽乃「ふふっ、やっぱり恥ずかしいね///」ニコリ

八幡「・・・そうですね///」プイ

陽乃「・・・八幡、そっぽ向かないでよ」プクー

八幡「目のやり場に困るんですよ・・・///」

八幡(陽乃さんがキレイすぎて、大八幡がいつ現れてもおかしくないんですから)

陽乃「八幡。 私を見て・・・」

八幡「は、るのさん・・・?」

陽乃「・・・」ギュ・・・

陽乃「私をこんな気持ちにするなんて、八幡はホントに悪い子だよね・・・」

八幡「陽乃さん?」

陽乃「私ね、今まで、欲しい物は全部私の物にしてきたの。 でもね、八幡は違う」

八幡「・・・」

陽乃「私を八幡の物にしてほしい。 八幡の側に置いて欲しい。 八幡に選んで欲しい。 八幡に愛されたい」

陽乃「八幡の側なら、私は私に戻れるの」ニコリ

陽乃「今まで忘れていた、どうやっても戻れなかった自分自身に戻れるの。 最初は嫌だった。 強い自分を弱くする八幡を認めたくなかった」ウルウル

八幡「・・・はい」

陽乃「でもね、そのうちに八幡に惹かれる雪乃ちゃんとガハマちゃんを見て、『どうして気楽に、自然な気持ちで八幡と繋がれるんだろう』って考えてる私がいることに気付いたんだ」ポロポロ

陽乃「それでね、そんな自分に気付いたら・・・。 もう、自分を止められなかった・・・!」グスン

陽乃「八幡は、弱い私でも受け止めてくれるって気付いたから・・・。私は・・・」ヒック

陽乃「私は、八幡に私を選んで欲しいって。 雪乃ちゃん達じゃなく、雪ノ下陽乃を愛して欲しいって気持ちを抑えられなかった」ポロポロ

陽乃「八幡さえいれば、どんなことでも頑張れるって思うの。 だから・・・っ」ポロポロ

ナデナデ

陽乃「・・・はち、まん?」グスン

八幡「とりあえず、泣き止んでください。 陽乃さんは、どんな表情も魅力的ですけど、俺は陽乃さんの笑顔が大好きですから///」プイ

陽乃「・・・うんっ!///」ニコッ

・・・・・

陽乃「はー、久しぶりに泣いた泣いた!」アハハ

八幡「泣いてる陽乃さんも可愛かったですよ?」ニヤニヤ

陽乃「もー! あんまりお姉さんをいじめないでほしいなー」プクー

八幡「くくっ・・・。 はい、気を付けます」ニコニコ

陽乃「八幡。 私はいつまでも待ってるから♪」ニコッ

八幡「なるべく早めに結論出しますよ」

陽乃「・・・ん。 期待してる///」

八幡「・・・はい///」

陽乃「・・・私、先にあがるね?」バシャ・・・ ガラガラ

八幡「・・・ふぅ」

八幡(俺の中で、答えは出た・・・。 後は伝えるだけだ。 今回はみんな、真正面からぶつかって来てくれたんだ。 だから、俺も正々堂々と答えを伝える)キリッ

八幡「・・・出るか」パシャ・・・ ガラガラ


たぶん誰もいませんが、
今日はここまでになります(ストック切れ)

また明日あげます。

ありがとうございました(^-^)

感想・ご指摘・ご批判等ありましたら
是非、遠慮せずお願いします(*´ω`*)

乙です~
これ他のエンドもやるよね?

おつ
個別ルート分岐に期待


おはようございます。
今からはるのん篇の続きをあげます。


>>177>>180
個別ルートは、本編終了後に作る予定です。
(雪乃・結衣・戸塚・さきさきの四人分)

バサァ キュ

八幡(浴衣とかテンションあがるよな♪)ニコニコ

陽乃「おかえり♪」

八幡(ヤバい。 浴衣姿の陽乃さん、可愛い・・・。 いつもの凛とした雰囲気が丸くなって、少し幼さが出たのかな? 可愛い・・・)

八幡「可愛い・・・」ポー

陽乃「ふふっ、ありがと♪」

八幡「・・・っす///」プイ

陽乃「八幡、飲み物ほしくない? 夕食までまだまだあるし、お菓子とかも買いにいこうよ?」ニコニコ

八幡「そうですね、行きましょう」ニコニコ

~売店~

陽乃「あ、お土産も買っちゃおっか。 明日は朝一で帰る予定だし」

八幡「朝一ですか・・・」

陽乃「うん。 私は月曜日の講義が午後からだからゆっくりしても平気だけど。 八幡は普通に学校でしょ?」ニコッ

八幡「・・・ですね」

陽乃「だから、帰れなきゃ大変だから朝一で帰ろうと思って♪」ニコニコ

八幡(もっと陽乃さんとゆっくりしたかったな・・・)

陽乃「・・・どうしたの?」

八幡「・・・陽乃さん、また来ましょうね///」プイ

陽乃「・・・え? え、八幡、それって・・・///」

八幡「・・・あ、この饅頭、小町に買ってくか」

陽乃「・・・八幡の意地悪」プクー

八幡「え、なんだって?」キョトン

八幡(秘技・難聴! これをされたら『・・・っ! 何でもない!』と言わざるを得ないという・・・。 小鷹、使わせてもらう)

陽乃「・・・何でもない。 って言って欲しいのかな? でも、だめ」ニコニコ ギュ・・・

陽乃「意地悪するなら、こうしちゃうんだから♪」ペロッ

八幡「ひっ?!」ビクン

八幡(耳、舐められた・・・。 くすぐったい)

陽乃「・・・さ、早く買って、部屋に戻ろ?」ニコッ

八幡「はい・・・」

・・・・・

陽乃「じゃあ、順番が逆になっちゃったけど・・・このデートに乾杯!」

八幡「・・・乾杯」

陽乃「いやぁ、やっと私の番になったんだね♪」ニコニコ

八幡「そうですね」

陽乃「待ち遠しかったよ、ホントに」

八幡「そうですか?」

陽乃「八幡は、毎週デートしてたから、そんなことないかもねー。 でも、私は今か今かと首を長くして待ってたよ♪」ニコッ

八幡「・・・っ///」プイ

陽乃「八幡、こっちむいて」プクー

八幡「・・・なんか、恥ずかしいんで///」

陽乃「ふーん・・・。 お願い聞いてくれないなら、こうするもんね♪」ニヤリ

スッ カタン

八幡「・・・飲み物取られるくらい、平気ですけどね」

陽乃「・・・」

スッ ギュ バタン

八幡「・・・陽乃さん、押し倒さないでくださいよ。 ・・・ビックリしたじゃないですか」ドキドキ

陽乃「・・・さっきの続き、しちゃおうかなって♪」ニヤニヤ

八幡(あ、コレ、マズイ・・・。 あ、手も足も動かねえ!)ジタバタ

陽乃「ふふっ・・・いただきます♪」

ペロッ

八幡「・・・くふっ」

カプ

八幡「あ・・・」

ツー
八幡「はる・・・くっ、の、さん///」

陽乃「なぁに、八幡?」ニヤニヤ

八幡「もう、やめてください・・・///」

陽乃「えー、八幡が意地悪してきたから仕返ししてるだけだもん♪」ニヨニヨ

八幡「意地悪なんて・・・」

陽乃「したでしょ? 私のこと、見てくれないし。 売店でもいじめてきたし」

八幡「あれは、様式美と言いますか・・・」

陽乃「ふふっ、まあ冗談は終わりにして・・・」

ギュ

陽乃「少し、このままで良いかな?」

八幡「・・・はい///」

・・・・・

八幡(夕食を食べて少しゆっくりした後、陽乃さんは疲れていたのか、そのまま寝てしまった)

カポーン

八幡(俺はというと、温泉に浸かってのんびりしている)

八幡(やっぱり温泉はいいな・・・)

八幡「温かい・・・」チャプ・・・

八幡(陽乃さんには、本当に感謝だな・・・)

八幡「陽乃さん、か・・・」

八幡(俺は陽乃さんを大切にしたい。 ただ、贅沢な事を言うなら雪乃も結衣も失いたくない)

八幡(結衣も不安だが、雪乃と友達にはなれないだろうか・・・)

八幡(彼女には、友達になろうとして2回提案し、2回とも断られている。 結衣も自分をふった相手と友達として付き合えるんだろうか?)ハァ・・・

八幡「・・・まぁ、自分で決断した結果だもんな」

陽乃「・・・八幡?」ガラガラ

八幡「あ、起きたんですね。 陽乃さん、温泉入ります? なら、上がりますけど」

陽乃「・・・さっきも入ったんだし、一緒に入ろうよ///」パサ・・・ チャプン

八幡「・・・///」プイ

八幡(やっぱり、陽乃さんってキレイだな・・・)チラ

陽乃「やっぱり、温泉っていいね♪」

八幡「そうですね・・・」

陽乃「でも、今回は八幡と一緒に来れたから。 心から温かいよ///」ニコッ

八幡「・・・俺もです///」

八幡(その後、長めに温泉に入ってから陽乃さんと同じ布団で寝ることになった。 ・・・陽乃さんに押し切られたからだから! 俺からじゃないから!)

陽乃「八幡。 私、幸せ・・・」ウトウト

八幡「・・・はい///」

陽乃「この幸せが一生続けばいいのに・・・」ギュ

八幡「陽乃さん・・・」

陽乃「おやすみ、八幡・・・」ニコッ

八幡(翌朝、陽乃さんに起こされ、最後に二人で朝風呂に入り、電車を乗り継ぎ、昼過ぎに千葉に帰ってきた)

~車内~

ブロロロッ

陽乃「デート、お疲れ様♪」

八幡「そんなことないです。 楽しかったですよ。 ありがとうございました」ペコリ

陽乃「八幡が楽しんでくれたなら良かった♪」

八幡「・・・陽乃さん。 来週の土曜日、時間ありますか?」

陽乃「大丈夫だと思うけど?」キョトン

八幡「雪乃と結衣も呼んで、俺の出した結論を聞いてもらおうかと思うんです」

陽乃「・・・もう、結論出しちゃったんだ?」

八幡「はい」

陽乃「・・・わかった。 じゃあ、正式に決まったら連絡して」ニコッ

八幡「はい。 また、連絡します」

キキッ

陽乃「じゃあ、またね♪」

八幡「ありがとうございました。 また・・・」

・・・・・

八幡「たでーま」

小町「おかえり、お兄ちゃん♪」

八幡「おう」

小町「どうだったの?」ニヨニヨ

八幡「楽しかったよ。 はい、お土産」スッ

ガタン・・・

小町「たのし・・・かった?」

八幡「おい、お土産落とすなよ・・・」

小町「・・・もう、結果出たの?」

八幡「ああ」

小町「そっか、頑張ってね♪」ニコリ

八幡「ありがとう、小町。 ホントに助けられちまったな」ナデナデ

小町「ううん。 ホントに感謝してるなら、早くお義姉ちゃん連れてきてね♪」ニヨニヨ

八幡「おう」

八幡(曖昧な関係を、終わりにする。 そして、本物の関係を築こう・・・)

八幡(そう、決心したのだった)

【十章 終了】


はるのん篇は終了です。

次の章で本編終了予定です。
まだ書いてないですけど・・・。

今日の夜にでもあげます。
ありがとうございました(^-^)

小町の大逆転ルート作ってもいいんだよ?(チラッチラッ


今から最終章あげます!

ズルズル長い終わりは嫌なので、
至って短く、シンプルにしました。

後で感想・ご指摘等お願いします。

>>196
最終章終わってから、誰の番外編が良いか
アンケート取りますので、そのときにまたお願いします!

駄文注意。

【最終章】

~比企谷家 八幡の部屋~

八幡(陽乃さんとの温泉デートから、一週間)

雪乃「・・・」

結衣「・・・」

陽乃「・・・」

小町「それでは! 小町も気になるお兄ちゃんの彼女は誰だ!? 大発表会を始めたいと思います!」ニヤニヤ

八幡「・・・おい」ジトー

小町「ん? どうしたの、お兄ちゃん?」

八幡「小町は出てなさい」

小町「えー?」

八幡「とにかく出てくれ・・・」ペコリ

小町「・・・わかったよ」

ガチャ バタン

八幡「・・・今日は来てくれてありがとう。 今まで待たせてゴメン。 皆と一回ずつデート・・・結衣は看病だったけど、行動を共にして、俺が誰と一緒にいたいかを考えたんだ」

八幡「雪乃」

雪乃「・・・はい」

八幡「雪乃には、手作りの料理をご馳走になったりして嬉しかった。 今までの雪乃とは違って、常に俺を大切にしてくれてる事がわかって幸せだと思った」

八幡「結衣」

結衣「・・・うん」

八幡「結衣はデートじゃなく、看病になったけど・・・。 普段とは違う結衣が見れて新鮮だった。 それに、俺の行動が結衣に寂しい思いをさせてたって分かった。 ゴメンな」

八幡「陽乃さん」

陽乃「・・・」ニコリ

八幡「陽乃さんとは温泉に行ってきたけど、陽乃さんの本心・・・てか、ストレートな気持ちを知れた。 驚いたけど、嬉しかった」

八幡「みんな、凄く魅力的で・・・。なんで俺なんかに惹かれてるのか分からないくらい凄い人達で・・・。 それでも、俺と一緒にいたいって言ってくれたから・・・。 真正面から気持ちを伝えてくれたから・・・」

八幡「俺も正々堂々と、自分の気持ちを伝えようと思う」

雪乃「・・・はい」

結衣「・・・そっか」

陽乃「・・・うん」

八幡「雪乃。 結衣。 ・・・ごめん。 二人の気持ちには応えられない」

雪乃「・・・そう」ポロポロ

結衣「・・・っ」ポロポロ

八幡「二人の気持ちは本当に嬉しかったし、感謝もしてる。 好きだけど、それ以上に好きな人がいるって気付いたんだ。 だから、ゴメン」

雪乃「・・・っ」ポロポロ

結衣「・・・ヒッキー」ポロポロ

八幡「陽乃さん。 こんな俺でよければ・・・これからも側にいてください」ペコリ

陽乃「・・・私で良かったの?」ポロポロ

八幡「はい」

陽乃「私、二人よりも八幡を知らないよ?」ポロポロ

八幡「これから、知ってください。 俺にも陽乃さんの事、教えてください」

陽乃「私、我が儘だよ?」ポロポロ

八幡「そんなところも、受け止めてみせます」

陽乃「私、結構嫉妬深いよ?」グスン

八幡「嫉妬なんてさせないくらい愛情を注ぎます」

陽乃「私、わた・・・」

ギュ

八幡「今の陽乃さんも、過去の陽乃さんも、未来の陽乃さんも・・・。 すべて愛してみせますから。 だから、僕には本当の笑顔を見せてください」ニコッ

陽乃「はち、まん・・・っ!」ギュ

雪乃「私達の事を忘れないで欲しいのだけれど?」グスン

結衣「・・・ヒッキー」ウルウル

八幡「あ、悪い・・・///」

結衣「うぅ・・・。 あたしもヒッキーにアレ言って貰いたかったな・・・」ジトー

雪乃「奇遇ね、由比ヶ浜さん。 私も心を込めて愛を囁いて欲しいわ」ニコリ

陽乃「・・・八幡は私の彼氏だから、ダメ」ギュ

八幡「陽乃さん・・・」

雪乃「ねぇ八幡。 ソロレート婚って知ってる?」ニコッ

陽乃「雪乃ちゃん?!」

雪乃「八幡、言ったでしょ? 私はあなたを諦めない。 誰か別の人を選んでも、振り向かせればいい。 だから、今はダメでもいい。 義兄でもいい。 最後に私を選んでくれれば構わないわ」ニコリ

結衣「・・・あたしも! 今はヒッキーしか考えられない! 別のいい人が見つかるまではヒッキーを好きでいるからね?」ニコッ

陽乃「・・・八幡。 私、浮気は許さないよ?」プクー

八幡「・・・え? 俺が悪いの?」


~ドア越し~

小町「やっぱり、お兄ちゃんの青春ラブコメは間違っている、だね♪」

ハチマン! ヒッキー! ハチマン!

【最終章 終了】


長くなってしまいましたが・・・
以上で終わりになりました。

一応、何名かの方に
個別ルートを希望していただいてますが、
読み返してみると、本当に駄文だなぁと・・・(´Д`)

こんな感じの駄文でも個別ルートや番外編が
読んでみたいと言う優しい方が多ければ
コメントお願いします!
(誰ルートの話が読みたいかも
教えて頂けると助かります)


また、ご指摘・ご批判等も
遠慮なく、ズバズバ言って頂けると
今後の作品に生かせるかと思いますので
よろしくお願いします。

とりあえず、
題名もないただの、八幡×陽乃を読んで頂き
ありがとうございました。

誰ともくっつかず数年後ルミルミ大勝利ルートをオナシャス……
あと先生とか

サキサキやぐ腐腐な人も


短編で書いた小町篇があったので
先に、あげておきます(笑)

今のところ『書いても良いよ』と言ってくれる
優しい方が多いので明日以降、
雪乃・結衣・戸塚・さきさきを書いてみます!

>>208>>211
お二人にあげていただいた
ルミルミと海老名さんは
構想が練れたら書いてみます!

~番外篇~
あの子は太陽のkomachi angel !!

八幡「あっちぃ・・・」デローン

ミーンミン・・・

八幡(梅雨が終わってから、急に暑くなったな・・・)

ガチャ

八幡「たでーま・・・」

小町「あ、おかえりお兄ちゃん!」

八幡「なんか、元気だな?」

小町「お兄ちゃんにお願いがあります!」

八幡「・・・なんだ?」

小町「小町と一緒にプールに行きましょう!」ビシィ!

八幡(プールか・・・。 移動は嫌だが、泳げば涼しくなるだろうし、何より、小町ほど可愛い女の子なら、ナンパも怖い・・・)

八幡「・・・おう、良いぞ?」

小町「じゃあ、今週の日曜日ね♪」ニコニコ

~日曜日~

プールサイド 更衣室前

八幡「やっぱ、人多いな・・・」

小町「お兄ちゃん、お待たせ~♪」

八幡(小町はこの日の為に買ったおニューの水着を着ていた。 フリフリの付いた黄色いビキニは、小町にとても良く似合っていて・・・。 直視することが憚られた)

小町「どうかな、お兄ちゃん?」ニコニコ

八幡「あー、世界一可愛いよ」

小町「・・・適当だなぁ」ジトー

八幡(素っ気なく返さなきゃ、本心を隠さなきゃ、気持ち悪いお兄ちゃんになっちまうからな。 許せ小町。 また今度だ)

八幡「じゃ、行くか。 どっから行く?」

小町「小町、二人乗りのウォータースライダー行きたい!」

~ウォータースライダー~

係員「彼女さんが前の方が良いですよ」ニコッ

小町「! だってさ、は・ち・ま・んっ」ニヤニヤ

八幡「・・・おい小町。 言いたいことはあるが、とりあえず滑るぞ」ジトー

シャー

八幡(これ、意外と早いぞ?!)

小町「キャー! 早い早い!」アハハ

バッシャーン・・・

小町「いやぁ、楽しかった!」ニコニコ

八幡「・・・そだな」

小町「じゃ、次行こっか八幡♪」

八幡「小町・・・」ジトー

小町「今日はお兄ちゃんではなく、小町の彼氏として行動してもらいます!」ニヨニヨ

八幡「はぁ・・・。 とりあえず、遊ぶぞ」

小町「おー!」ニコニコ

八幡(たくさん遊んだせいか、お昼前にお腹がすいた俺達はプールサイドに用意されているフードコートで食事をすることにした)

八幡「お、この席あいてるな・・・」

小町「ラッキー♪」

八幡「小町は何が良い? 買ってくるぞ?」

小町「あ、じゃあカレーとメロンソーダ!」ニコニコ

八幡「あいよ」

・・・・・

店員「いらっしゃいませ」ニコッ

八幡「カレーと焼きそば、メロンソーダにコーラください」

店員「かしこまりました。 すぐお出ししますね」

店員「お待たせいたしました」スッ

八幡「・・・っす」ヒョイ

店員「ありがとうございました」

・・・・・

八幡(あれ? 小町、誰かと話してるな)

チャラ男1「ねー、イーじゃんよ? 俺達と一緒に回ろうぜぇ?」ニヤニヤ

チャラ男2「そうだよ、暇だろ?」ニヤニヤ

小町「いや、彼氏と来てるので・・・」

チャラ男1「じゃあ、彼氏なんてほっとこうよ」ギュ

小町「嫌!」

八幡「小町!」

チャラ男2「あ? なに、コイツが彼氏?」プッ

チャラ男1「こんなやつより俺達の方が良くね?」ギャハハ

八幡「・・・女の子が嫌がってるのに、無理矢理連れていこうとする奴らよりはまともだよ」キッ

チャラ男1「は、なめてんの?」イラッ

八幡「そっちこそ、さっさと離せよ?」

チャラ男2「生意気じゃね?」

八幡「小町、コイツら話通じないから行こう」ギュ

小町「う、うん!」ダッ

チャラ男1「おい、待てよ」

八幡「はぁ・・・小町、これ持っててくれ」スッ

小町「八幡・・・」

八幡「しつこい男は嫌われるぞ?」

チャラ男2「てめえ!」ガン!

八幡「っ!」

小町「八幡っ!」

キャー! ケンカダ! カカリインヲ!

チャラ男1「口だけ野郎かよ!」ゲシッ!

八幡「ぐっ・・・」

チャラ男1「は! ダセエ野郎だぜ! 口だけ達者でも何も出来ねえクズだ!」ギャハハ

警備員「おい! お前たち、こっちに来い!」ガシッ

チャラ男1「おい! 離せよジジイ!」ジタバタ

チャラ男2「ふざけてんじゃねえよ!」ジタバタ

警備員「大丈夫ですか?」

小町「八幡、大丈夫?!」

八幡「平気・・・」ヨロッ

警備員「とりあえず、医務室行きましょう?」

~医務室~

八幡「ご迷惑おかけしました」ペコリ

警備員「いえ、貴方は悪くないですよ。 まぁ、彼女さんを守るためでしたから。 でも、煽ってしまうのは危険ですから」キッパリ

八幡「・・・すいません」

ガガッ ハイ ワカリマシタ

警備員「すいません、今警察の方が来たようなので、一緒に来ていただけますか?」

八幡「・・・はい」

コチラデス ガチャ

警官「やぁ、大丈夫だったかい?」ニコリ

八幡「はい」

警官「なんでも、彼女をナンパから守るために殴られたそうだね」

小町「あの・・・」

八幡「はい、すいません」

警官「いや、手を出してしまった方が悪い。 傷害罪で連れてくから君の連絡先を教えて貰っても?」

八幡「・・・どうぞ」スッ

警官「ありがとう。 特にないとは思うが、何かあったら連絡させてもらうよ」


ガチャ・・・バタン

小町「・・・ゴメンね、お兄ちゃん」

八幡「謝らなくていい。 ・・・カレー、
冷めちまったな」

小町「うん・・・」

八幡「小町」ギュ

小町「お、お兄ちゃん?!///」

八幡「良かった・・・」ギュー

小町「・・・うん///」ダキッ

八幡「今日は、帰ろう」

小町「うん///」

~比企谷家~
八幡の部屋

カチャ・・・

小町「お兄ちゃん?」

八幡「zzz」クー

小町「お兄ちゃん、今日はほんとにありがとう・・・」ニコッ

小町「これは、お礼だよ・・・」

ちゅ・・・

小町「・・・おやすみ///」

カチャ・・・

八幡「・・・」パチッ

八幡「・・・怪我の分を差し引いても、お釣りが出るな///」

八幡(俺の妹は世界一可愛い・・・)

八幡「あの子は太陽の小町、angel・・・♪」

~番外編~ 終了

乙です
陽乃ルートのその先、陽乃と八幡のいちゃラブを!!


おはようございます。
番外編をお届けする前に長々とご連絡を・・・


○雪乃・結衣は短めになると思います。
(IF篇にする予定なので、捕捉程度になるかと・・・)

○戸塚、さきさき、海老名さん、ルミルミは
八幡×陽乃とは関係ないストーリーで書き上げる予定
ですので多分、長めになります。
(別スレにするか、ここでやるかは未定)
※ 順番も未定ですが、さきさきから・・・かも?
※ 早く見たいキャラがあれば言ってください。
原案は作ったので、全員書ける・・・はずですから(^-^)

○番外編は今日の夕方(18時頃)にあげます。


>>224
はるのんとのイチャラブ番外編ですか・・・(笑)
書けたら、あげますね♪


今からあげていきます。

~IF篇~
雪ノ下 雪乃の場合 スノースマイル

~雪乃の部屋~

ガチャ

雪乃(行ってしまったのね・・・)

雪乃「・・・」スッ

雪乃(彼の唇の感触が、私の唇にまだはっきりと残っている・・・)ポー

雪乃(私を選んで・・・。 八幡)ポロポロ

八幡(雪乃の唇、優しくて甘い香りがしたな・・・)

八幡(雪乃とデートしてみて、俺達は似ていると感じてしまった。 一人は好きだが独りは嫌いで・・・。 それでいて偽物の、上辺だけの付き合いは、独りでいることよりも、もっと嫌い)

八幡(雪乃と二人なら、寂しくない。 お互いに支えあって生きていける。 そんな気がする)

八幡「雪乃・・・」

~翌日(月曜日)~
奉仕部 部室

ガラガラッ

八幡「・・・うす」

雪乃「こんにちは、八幡」ニコッ

八幡「・・・由比ヶ浜はいないのか?」

雪乃「今日は来ないそうよ?」ペラッ

八幡「そうか。 ・・・雪乃」

雪乃「なにかしら?」ペラッ

八幡「俺、お前の家に一緒に住んでも良いか?」

バサッ・・・

八幡「・・・雪乃?」キョトン

雪乃「それは、つまり・・・同棲させてほしいということかしら?」ヒョイ

八幡「ああ」

雪乃「・・・それは、告白の答えとして受け取って構わないのかしら?」キョトン

八幡「ああ、そうだ」

雪乃「私は構わないわ。 けれど、貴方は由比ヶ浜さんと、姉さん、二人とデートに行く予定があるはずよ?」

雪乃「その予定を遂行する前に、結論を出す事は、約束を破ることになるわ」

八幡「・・・」

雪乃「だから、八幡。 ちゃんと、二人とデートしなさい。 それから結論を出して。 ・・・その時、また私を選んでくれるのであれば私と一緒に暮らしましょう?」ニコッ

八幡「そうだな・・・。 スマン。 ありがとな」ペコリ

雪乃「ふふっ。 私も、貴方に選んでもらえる可能性が高いと分かって、少し安心したことも事実だから、お互い様かしら」ニコニコ

八幡「・・・///」プイ

雪乃「八幡がうちで暮らす日を楽しみに待っているわ」ニコニコ

八幡「・・・おう///」プイ

~2週間後~

八幡「・・・俺は雪乃と付き合いたい」

陽乃「あは・・・フラれちゃった」ポロポロ

結衣「・・・おめでとう、ゆきのん」グスン

八幡「陽乃さん。 結衣。 二人の事が嫌いな訳じゃないんだ。 ただ、俺が雪乃と一緒にいたくて・・・。 だから、これからも俺と雪乃を支えてほしい」ペコリ

雪乃「私からもお願いするわ」ペコリ

陽乃「・・・うん。 雪乃ちゃんと八幡の為だもの。」ニコッ

陽乃「・・・・・・それに、八幡を取っちゃえば良いんだし」ボソッ

八幡「・・・陽乃さん、聞こえてますからね?」ジトー

結衣「もちろんだよ! ゆきのんは、あたしの親友だもん!」ニコッ

雪乃「ありがとう、由比ヶ浜さん・・・」ウルウル

~雪乃の部屋~

八幡(それから数日後、俺は雪乃と一緒に生活を始めることになった・・・)

八幡「おはよう、雪乃」ナデナデ

雪乃「おはよう・・・」ボー

八幡「トースト焼いてあるから食べてくれ。 二度寝して学校サボるわけにはいかないだろ?」

雪乃「・・・」コクン

雪乃「あ、八幡・・・。 お目覚めの・・・」

ちゅ・・・

八幡「・・・?! 急にやるなよ、びっくりするだろ?///」プイ

雪乃「ふふっ、朝食食べてくるわ」

八幡(今は、毎日が充実してる。 雪乃と一緒に暮らして、心からそう思える)

八幡「・・・今日は、どの本を勧めてみるかな?」

八幡(最近始めた放課後デートでは、書店に行き、自分の読んだ作品の中でも面白かったものや、好きな作者を互いに紹介しあう、なんてものをやっている)

雪乃「・・・そういえば八幡。 この間勧めてもらった作品・・・確か、Anotherだったかしら?」

八幡「おう」

雪乃「少し怖かったけれど、面白かったわ」ニコッ

八幡「・・・そうか///」

八幡(こうやって、雪乃と共有できる話題が少しずつ増えて・・・)

八幡「あれな、実はアニメもあるんだぜ?」

八幡(今まで知らなかったお互いを知って・・・)

雪乃「・・・アニメだと、かなり衝撃的な映像にならないかしら?」

八幡(話をすることが少なかった俺達が、楽しく会話する・・・)

八幡「気になるなら観てみるか?」

八幡(すごく幸せな時間・・・)

雪乃「・・・八幡が隣にいてくれるのなら、観てあげても良いわ///」キュ・・・

八幡「・・・おう///」プイ

八幡(会話する時間も、何も話さずに二人で本を読む時間も、料理する時も、寝るときも・・・)

雪乃「八幡、行きましょう?」ニコリ

八幡(俺は雪乃と過ごせれば幸せだ)

八幡「おう」

八幡(だから、この幸せが終わらないように、大切にしよう・・・)

雪乃「八幡は、何か読みたいジャンルがあるかしら?」キョトン

八幡「いや、特にはないな」

八幡(雪乃の幸せそうな笑顔を、守っていこう・・・)

雪乃「そう。 では、純文学にしましょう」

八幡「・・・別に構わないけどよ」ジトー

八幡(この、触れたら溶けてしまいそうな雪乃の笑顔が無くならないように・・・)

雪乃「ふふっ、ちゃんとオススメを放課後までに考えておくわ」ニコッ

八幡「サンキューな、雪乃」

八幡(雪乃篇、終わ・・・)

雪乃(こんな所で終わらせるつもりはないのだけれど?)プクー

~IF篇~
雪ノ下 雪乃の場合 終了?

~IF篇~
由比ヶ浜 結衣の場合
結衣の部屋 朝7時頃

八幡(失敗した・・・!)

コンコン

結衣 父『結衣、大丈夫か?』

結衣「大丈夫だよ、パパ」

八幡(看病してたら寝落ちしてた・・・。 鍵の開く音で起きたわけだが、こりゃ、帰れないな)

結衣 父『熱は下がったのか?』

結衣「今は7度5分くらい」

結衣 父『何かあったらすぐ言いなさい? パパもママも下にいるからな?』

結衣「はーい」

八幡「・・・行ったか?」スッ

結衣「パパ、あたしの部屋には入ってこないから平気だよ」ニコニコ

八幡「それはラッキーだったが・・・」

コンコン

八幡「!」

結衣「ヒッキー! ここに入って!」

八幡「おう!」バサッ

結衣 母「結衣、平気?」ガチャ

結衣「平気平気!」アハハ モゾ

結衣 母「・・・? ずいぶんと布団が膨らんでない?」

結衣「あー、寒くて毛布引っ張り出したんだー」ダラダラ

八幡(ヤバい! こんなところ見られたら、社会的に抹殺される・・・)

結衣 母「そう・・・。 あ、それより結衣! あなた料理の腕、上がったの?」

結衣「え? なんで?」キョトン

結衣 母「だって、冷蔵庫の中身が減ってると思ったら鍋の中に雑炊の残りが入ってて・・・」

八幡(やっちまった! ちゃんと全部片付けたと思ったんだが・・・!)ダラダラ

結衣 母「食べてみたら、時間が経っちゃっててお米がふやけてたけど、味付けは美味しかったのよ」ニコニコ

結衣「あー、ぼーっとしてたから普通にレシピ通り作ったの・・・かな?」ダラダラ

結衣 母「ふーん・・・」

結衣「な、なに?」ダラダラ

結衣 母「ねぇ結衣。 パパもママも、結衣が高校に入ってから髪の毛を染めたり、派手なお友達と遊び始めたりしても怒らなかったでしょ?」

結衣「・・・うん」

結衣 母「それはね、結衣を信用してるからなのよ?」

結衣「・・・」

結衣 母「でも、親に・・・私達に嘘をつく必要があるような関係は、私は本物の友人関係だと思わないわ」

結衣「・・・はい」

結衣 母「今度、雑炊を作ってくれた子を連れてきなさい。 ・・・なんなら、今すぐでも構わないのよ?」ニコニコ チラッ

結衣「・・・うん。 今度学校で会ったら伝えとくね」

ガチャ バタン

八幡「・・・悪い、結衣」バサッ

結衣「い、いいよいいよ! ヒッキーは看病してくれてただけじゃん!」アワアワ

八幡「いや、俺がしっかり後片付けしてれば、怒られる必要なかっただろ?」

結衣「あぅ・・・」

八幡「それに、結果として母娘の会話を盗み聞きしちまった・・・。 スマン」ペコリ

結衣「・・・別に、いいよ。 気にしないで」アハハ

バンッ!

結衣 母「やっぱり!」

八幡「うぇ?!」ビクッ

結衣「ママ?!」ビクッ

結衣 母「やっぱり隠れてたのね♪ ・・・男の子かぁ」ニヨニヨ

八幡「あ、あの・・・」オロオロ

結衣 母「おはよう♪ 娘がお世話になってます。 結衣の母です」ペコリ

八幡「あ、比企谷です。 こちらこそ結衣さんにはお世話になりっぱなしで・・・」ペコリ

結衣 母「・・・で、比企谷くんは、結衣の彼氏なの?」ニヨニヨ

八幡「ぶっ?!」

結衣「ママ!」プクー

結衣 母「別に隠すような事じゃないでしょ?」ニコリ

八幡「・・・あの、俺と結衣さんはそういう関係ではなくて、部活が同じ・・・友人です」

結衣 母「あら? じゃあ、あなたがヒッキー?」キョトン

グルン

八幡「・・・おい」ジトー

結衣「・・・」プイ

結衣 母「この子がヒッキーか・・・。 結衣から君の話は良く聞いてるわ♪」

八幡「はぁ・・・」

結衣 母「結衣ったら、ボランティア部? に入ってからあなたの話しかしないのよ?」ニヨニヨ

キャンキャン!

結衣 母「あら、サブレ。 どうしたの?」キョトン

キャンキャン! ピューン ドン

八幡「おぶっ!」

ペロペロペロペロペロペロペロペロ!

八幡「やめろ、サブレ!」

結衣 母「・・・もしかして、入学式の日にサブレを助けてくれた総武高生って、ヒッキーくん?」

結衣「・・・うん、そうだよ」コクン

結衣 母「あらあら!」ニコニコ

結衣「・・・ママぁ?」

結衣 母「あら、そろそろヒッキーくんも帰らないとね。 パパにバレないように静かにね?」ニコッ

結衣「じゃあ、私も・・・」

結衣 母「結衣は寝てなさい」

結衣「でも・・・」

結衣 母「結衣まで見送りに来たらパパが気付いちゃうわ」

結衣「・・・はい」

・・・・・

結衣 母「ありがとね、ヒッキーくん」ニコニコ

八幡「いえ、ご迷惑おかけしました」ペコリ

結衣 母「結衣ね、部活を始めてから良く笑うようになったわ」ニコニコ

結衣 母「それまでは、なんとなくだけれど疲れてるような感じだったの。 でも、今はそんな感じもなくて・・・」ニコリ

結衣 母「あなたのお陰なんでしょうね♪」

八幡「・・・そんなこと、ないです」

結衣 母「ふふっ。 結衣って、意外と寂しがりだから、ヒッキーくんさえ良ければ末永く結衣の側にいてほしいわ」ニヨニヨ

八幡「え?!」

結衣 母「だって、結衣はヒッキーくんが大好きなんですもの。 私も気に入ったし、是非息子に・・・」ニコニコ

八幡「あ、あはは・・・」

結衣 母「じゃ、気をつけて帰ってね♪」

八幡「はい、ありがとうございました」

ガチャ

結衣 父「おはよう」ニコリ

八幡(ヲワタ・・・)

結衣 母「あら、パパ?」

結衣 父「結衣が惚れた男の子が気になってね」ニコッ

結衣 父「ヒッキーくん、だったかな?」

八幡「比企谷八幡です」ペコリ

結衣 父「ヒッキーくん、これからも結衣を頼む」ペコリ

八幡「は?! え?! ちょっ!」アワアワ

結衣 父「あの娘は周りに流されやすい。 でも、最近になって流されずに自分を持って行動出来るようになった。 理由を聞けば部活を始めたからだ、と言うんだが・・・」

結衣 父「結衣は、より女の子らしくなったような気がしていてね。 恋でもしたかなと思っていたんだよ」ニコッ

結衣 父「恋が実るか実らないかは、私にはわからない。 でも、これからも結衣をよろしく頼む」ニコリ

八幡「・・・はい」

結衣 父「今度は交際報告の時に来なさい」ニヤニヤ

八幡「・・・あはは、じゃあ、そろそろ失礼しますね」ソソクサ・・・

~比企谷家~
八幡の部屋

八幡(結衣の両親、すごく優しい人たちだったな。 あれだけ温かい人に育てられたら、結衣も優しく育つよな)

八幡(結衣の優しさには、いつも助けられてきたし、俺が結衣の事を好きな理由の一つだしな・・・)

八幡(そろそろ、結衣に貰った優しさを返してやりたい。 結衣を幸せにしてやりたい)

八幡(あ、これが愛しいって事なんだな・・・)

・・・・・

八幡「結衣、俺と付き合ってほしい」

結衣「うそ・・・?」ポロポロ

八幡「お前に貰った優しさを、俺なりの愛情で返させてくれ///」

結衣「うん!」ギュ

八幡(これは幸せなメビウスの輪。 結衣の優しさを俺が愛情で返して、また結衣に優しさを貰って・・・。 そんな、終わりのない関係)

八幡(これからも結衣を愛し続けていこう・・・)

結衣「ヒッキー!」

八幡「・・・どした?」

結衣「あたし、幸せだよ♪」

ちゅ♪

八幡(俺も幸せだよ・・・)








結衣(・・・あれ? これで終わり?)

結衣(こんな中途半端に終わらせるとか、マジでキモい! まだ、終わらせないんだからっ!)

~IF篇~
由比ヶ浜 結衣の場合 終了?


今日は以上です。
ありがとうございました!


おはようございます!

意外と番外編が好評みたいで
ホントにビックリしてます、、

今日は戸塚篇を少しだけあげていきます。
(さきさき予定でしたが、何故かエロ方向に
向かってしまい、只今大幅修正中・・・)

当分、戸塚篇をお届けする予定ですので
さきさき・海老名さん待ちの方は
今しばらくお待ちください(´・ω・`)

八幡×戸塚

~放課後~
教室にて

戸塚「はちまーん♪」

八幡「お、どうした?」ニコッ

戸塚「今日、部活お休みになったんだけど・・・、相談したいこともあるから良かったら遊びに行かない?」ウルウル

八幡「行こう! 今すぐ行こう!」

八幡(あとで由比ヶ浜にメール入れとくか)

~ゲームセンター~

戸塚「うわー! ねぇ、はちまんっ! これ可愛いよね!」キャピキャピ

八幡「おう、戸塚の方が可愛いぞ」ニコッ

戸塚「あ・・・。 も、もう! からかわないでよっ」プクー

八幡(膨れっ面も、とつかわいいまである)

八幡「スマンスマン」ナデナデ

戸塚「もう・・・。 次はもっと怒っちゃうからね?」プクー

八幡「・・・おう///」

戸塚(落ち着け。 このままだと海老名さん辺りがキマシタワー! ってなるパターンだ。 戸塚とは健全に・・・)

戸塚「・・・はちまん?」キュ・・・

八幡(袖口、そっと摘まむとかあざとい。 でも、戸塚だから許す)

八幡「あ、悪い。 ちょっと考え事しちまった」

戸塚「そっか。 体調悪いのかなって心配しちゃったよ」ニコリ

八幡「・・・彩加、結婚しよう」キリッ

戸塚「えぇ?! ・・・はーちーまーん?」

八幡「・・・悪い。 からかった訳じゃないんだ」ポリポリ

戸塚「あれ? それって、本気ってこと?」キョトン




8幡「あぁ! 戸塚となら俺は一線どころか世界線まで越えられるぞ!」


と塚「・・・ぼくも。 はちまんとなら、いいよ?」

8幡(エンダァァァァァァ!)

8幡「戸塚・・・」ギュ

と塚「・・・はちまん、彩加って呼んでほしいな///」

8幡「・・・彩加」

と塚「嬉しいよ、はちまん!」ギュ

チュンチュン ジリリリリ・・・

八幡「・・・朝か」ムクッ

八幡(まさか、あんな夢を見てしまうとは・・・。 俺の戸塚に対する愛ゆえに成せる技だな)

八幡「いやぁ、今日は良い一日になりそうだなぁ・・・」ウーン チラッ

戸塚「zzz・・・」スピー

八幡「・・・」ヒキッ

八幡(え? ・・・これが朝チュンってやつか。 朝チュン・・・)

八幡「・・・思い、出したっ!」

八幡(いや、思い出せねえよ。 なに? 前世の記憶とか思い出して最強になっちゃうの? 戸塚とのイチャラブルート綴っちゃうの?)

戸塚「うん・・・、はちまん・・・?」ゴシゴシ

八幡「おう、おはよう戸塚」

戸塚「おはよう、はちまんっ」ニコッ

八幡(この笑顔、守りたい!)

戸塚「はちまんが隣に居たから、スゴく良く眠れたよ♪」ギュ

八幡(・・・あ、思い出した。 スマン、take2お願いします)

八幡(思い・・・出したぁぁ!!)

~回想~

戸塚「あれ? それって、本気ってこと?」キョトン

八幡「いや、可愛いなって思ったら、つい口から出てしまったというか・・・///」プイ

戸塚「はちまーん!」ポコポコ

八幡「スマンスマン! お詫びに後で何か奢るから・・・」

戸塚「もー! 許す!」ニコッ

八幡「とつかわいい・・・」

戸塚「はちまんっ!」

・・・・・

戸塚「んー! 久しぶりに遊んだー!」ノビー

八幡「楽しかったな、戸塚!」

戸塚「・・・あのね、はちまん。 相談なんだけど・・・」

八幡「なんだ? 俺に出来ることなら、やってやるぞ?」ニコッ

戸塚「ぼくと、寝てほしいんだ・・・///」

八幡「・・・・・・え?」

八幡(大天使戸塚が・・・堕天使になられた! まぁ、可愛いんだが。 とつかわいい。 さいかわいい)

戸塚「あのね、最近よく怖い夢を見ちゃってね・・・。 よく、寝れなくて」シュン

戸塚「いろいろ試してみたんだけど、あんまり効果なくて・・・。 インターネットでどうすればいいか調べたら・・・」

戸塚「誰かと一緒に寝ると、安心感でよく寝れるみたいなんだ・・・」ウルウル

八幡「俺でいいのか?」

戸塚「うん! はちまんとなら、安心出来そうなんだ!」ニコッ

八幡「なら、今からうちに来るか?」

戸塚「着替えとか必要だし、一回家に帰ってから行くよ♪」

八幡「そうか。 ・・・戸塚、ホントなら病院に行くべきだと思うぞ?」

戸塚「うん。 でも、お薬苦手で・・・」エヘヘ

八幡「っ!/// ・・・そうか」プイ

戸塚「だから、最後までダメだったら病院に行くから・・・、協力してほしいな」ウルウル

八幡「わかった。 戸塚の為だしな。 じゃあ、荷物まとまったら連絡くれ。 それまで、部屋の中片しとくから」

戸塚「うん! また後でね♪」フリフリ

~回想 終了~

八幡(で、10時頃に連絡があって、うちに連れてきてから小町と少し話して、二人で寝たんだったな)

戸塚「はちまんのお陰でよく眠れたよ♪」ギュ

八幡「・・・そうか///」

戸塚「ありがとう、はちまんっ!」ニコニコ


今は以上になります。
(急遽、戸塚篇になったのでストック少ないです)

今日の夕方に、もう少し先まであげます。

よろしくお願いします。

(さきさき予定でしたが、何故かエロ方向に
向かってしまい、只今大幅修正中・・・)


ええんやで(ニッコリ)

無修正ノーカットでお願いします


今からあげていきます。

>>265>>266
エロ苦手な方もいるはずなんで
今回はお蔵入りです(笑)

~学校~

結衣「ヒッキー!」プンスカ

八幡「うす。 どした?」

結衣「昨日、なんで部活来なかったの?!」ガルル

八幡「あ、連絡忘れてた。 戸塚の相談にのってたんだ」

結衣「え? さいちゃん、どうしたの?」

八幡「あー、男同士の話だ。 あまり聞かないでくれ」

結衣「うー・・・。 そっかぁ。 じゃあ、もう聞かないでおくね?」

八幡「助かる」

姫菜「♂同士の話? とつ×はち?! それとも、はち×とつ?!」ヌッ

八幡「うぉ?!」ビクッ

姫菜「私はヒキタニくんは、ヘタレ受けだと思うからとつ×はちだと思うな♪」

姫菜「今まで隠してきたヒキタニくんへの想いを、顔に似合わない欲望の化身に込めて、少し無理矢理に・・・襲うっ!」

~姫菜 妄想(ミニ)~

戸塚『はちまん、ぼくもう我慢出来ないよ・・・』ヌギ・・・

八幡『ひ・・・っ。 いや戸塚、やっぱり男同士はマズイだろ? よく考えてくれ、な?』

戸塚『はちまんは、ぼくのこと、嫌い?』ウルウル

八幡『そんなことはない・・・』

戸塚『なら、いいよね・・・』ジリジリ

八幡『え、ちょ・・・・・・・・・アーーーーッ!』

~姫菜 妄想(ミニ) 終了~

姫菜「ぶふぁー♪」ブッ

三浦「姫菜、擬態しろし・・・」フキフキ

結衣「あ、あはは・・・」

八幡(本人の目の前で、本人の妄想するのやめてくれ・・・)ゲッソリ

~放課後~
奉仕部 部室

ガラガラ
八幡「・・・うす」

雪乃「あら、部外者は立ち入り禁止よ?」

八幡「いや、一応、俺も部員だから」ガタッ

雪乃「・・・部活を欠席する連絡も寄越さない非常識な人間は部員にいないわ。 ・・・あ、ごめんなさい。 あなたは元々人間ではなかったわね、ゾンビが谷君」

八幡「いや、それについては悪いと思ってる。 ゾンビだって、元々は人間だろ? なら、俺も元々は人間って事になるだろ。 ・・・いや、ゾンビじゃないんだけどよ、今も、昔も」

雪乃「あら、誰が人間のゾンビだなんて言ったのかしら?」キョトン

八幡「おい、じゃあ俺は何のゾンビなんだよ? ・・・ゾンビじゃないけど」

雪乃「さあ? 自分が何だったのか位、自分で考えてみたら?」

八幡「もう、ゾンビなのは変わらないんだな・・・」ハァ

雪乃「ふふっ。 ・・・ところで、戸塚君の相談とは、奉仕部で解決出来るものなのかしら?」

八幡「あ? ・・・由比ヶ浜から聞いたのか。 いや、俺個人への依頼だから奉仕部では解決できないな」ガサゴソ

八幡(今日もうちに来るらしいしな)

雪乃「・・・そう。 まだ、戸塚君の悩みは解決出来ていないのね?」ペラッ

八幡「なに? お前エスパーなの? 相手の考えてる事、まるっとお見通しなの?」

雪乃「はぁ・・・。 あなたが言ったのよ? 『奉仕部では解決できない』と。 解決済みなら、『もう解決したから気にしなくていい』などと言うのではないかしら」

八幡「・・・なるほど」

雪乃「比企谷君。 一つ聞いてもいいかしら?」

八幡「なんだ?」ペラッ

雪乃「戸塚君の依頼とは、何だったのかしら?」

八幡「スマンが、クライアントの許可なく相談内容は明かせない」ペラッ

雪乃「そう・・・。 あなた、意外と口が堅いのね」クスッ

八幡「そうだな。 俺ほど口が堅いヤツは見たことないな」

八幡(なんなら、友達がいないから話す相手も、話してくれる相手もいないまである。 情報社会において個人情報が漏れないから、ぼっち最強)

雪乃「・・・情報社会と言うなら、情報が入ってこない比企谷君は最弱とも言えないかしら?」

八幡「・・・やっぱりエスパーだろ?」

ガラガラ

結衣「やっはろー!」

雪乃「由比ヶ浜さん、こんにちは」ニコッ

結衣「ゆきのん、遅くなってごめんね?」

雪乃「いえ、構わないわ。 あなたには部活以外にも交友関係があるのだから、どちらも大切でしょう?」

八幡(今、あなたには、っていった! つまり雪ノ下もぼっ・・・)

雪乃「・・・」キッ

八幡(・・・)ペラッ

結衣「ゆきのんっ!」ダキッ

雪乃「由比ヶ浜さん、暑苦しいわ・・・」

八幡(ゆっりゆらららら、ゆるゆり♪ ・・・部室に男子もいるんだから、過度なスキンシップはやめてくれませんかね? 見ててきゅんきゅんしちゃうから!)

雪乃「今日はここまでにしましょう」パタン

結衣「今日も誰も来なかったね~」ノビー

コンコン ガラガラ

戸塚「失礼します」

結衣「あ、さいちゃん、やっはろー」

戸塚「由比ヶ浜さん、やっはろー」フリフリ

雪乃「戸塚君、奉仕部に依頼かしら?」キョトン

戸塚「ううん。 はちまんを呼びに来たんだ」ニコッ

八幡「・・・部活終わったなら、一旦帰っても良かったんだぞ?」

戸塚「・・・はちまんと一緒に帰りたくて///」

八幡「・・・そ、そうか///」

結衣「むー・・・」ムスッ

雪乃「・・・」イライラ

戸塚「奉仕部、終わってるなら一緒に帰ろ?」ニコッ

八幡「お、おう! じゃ、先帰るわ」ガタッ

雪乃「待ちなさい!」
結衣「ちょっと待った!」

八幡「・・・部活、終わりだろ?」キョトン

雪乃「戸塚君、昨日そこのゾンビに依頼をしたのは、本当かしら?」

戸塚「うん。 はちまんに依頼っていうか、お願いしたよ?」

結衣「ヒッキーになんてお願いしたの?」

八幡「・・・おい」

雪乃「あなたは黙ってなさい」キシャー
結衣「ヒッキーには聞いてない」ガルル

八幡「・・・はい」

戸塚「あのね・・・」

戸塚「一緒に寝てもらったの///」ニコッ

雪乃 結衣「「!!??」」

結衣「・・・ヒッキー?」ウ フ フ

雪乃「比企谷君、内容を話したがらなかった理由はそういうことだったのね?」ニ コ リ

八幡「いや、最近寝れないって言うから俺のベッドで一緒に睡眠取っただけだぞ?」

雪乃「そんなことはわかってるわ!」
結衣「え?! そうだったの?!」

全員「・・・・・・・・・・・・・・・・・・え?」

結衣「あ、あはは・・・。 あたし、先帰るっ!」バビューン!

雪乃「・・・こほん。 比企谷君、そこは専門の医療機関を勧めるべきではないかしら? その方が確実でしょう?」

戸塚「あ、ぼくがはちまんにお願いしたの。 はちまんにも病院に行くべきって言われたんだけど・・・」

雪乃「・・・そう。 なら、もう何も言わないわ。 ・・・ちなみに戸塚君」

戸塚「なにかな?」キョトン

雪乃「比企谷君の抱き心地は、どうだったのかしら?///」コショコショ

戸塚「うん! よく眠れたよっ!」 ニコッ コショコショ

雪乃「そ、そう・・・///」チラッ

八幡「・・・?」

雪乃「・・・!! 引き留めてしまって悪かったわ。 鍵を閉めるから、もう帰宅してもらって結構よ///」

八幡「お、おう。 また明日な」

戸塚「またね、雪ノ下さん」フリフリ

雪乃「・・・比企谷君の抱き心地///」ポー

雪乃「・・・はっ! 私も帰りましょう///」


今日は以上になります。

ありがとうございました(*´∇`*)


こんにちは(* ̄∇ ̄)ノ

今日は夕方(夜?)に一回あげます。

免許取れたので、
執筆スピードあげたいと思います!


それでは、夕方頃よろしくお願いします!


今から八幡×戸塚を最後まで
あげちゃいます。

短いかもしれないですが
納得していただけるとありがたいです。

~比企谷家~

八幡「たでーま」

戸塚「お邪魔します」

小町「あ、戸塚さんいらっしゃい♪」

戸塚「小町ちゃん、やっはろー。 今日もお邪魔しちゃってゴメンね?」

小町「大丈夫ですよ! お兄ちゃんも嬉しそうですし」ニヨニヨ

戸塚「えへへ。 ありがとう」

・・・・・

戸塚「ご馳走さまでした! はちまんって料理上手なんだね!」ニパー

八幡「そんなことないぞ? 戸塚だって、レシピ通り作ればこれくらいは出来るさ」

小町「・・・お兄ちゃん、戸塚さんが食べるからって、いつも作る時より気合い入れてたくせに」ニヨニヨ

戸塚「そうなの?! ありがとう、はちまんっ!」

八幡「・・・おう///」プイ

八幡(戸塚マジとつかわいい)

小町(はぁ・・・小町はお兄ちゃんが心配になるよ)ジトー

戸塚「はちまんも今度うちに泊まりに来てね♪ 小町も良かったら一緒にね」ニコニコ

八幡「機会があればな」

戸塚「うんっ! 待ってるね♪」ニコッ

ピピー ピピー

小町「あ、お兄ちゃん。 お風呂先に貰っちゃうよ?」

八幡「おう、行ってこい」

戸塚「いってらっしゃい」フリフリ

八幡「戸塚、次いっていいからな」ニコリ

戸塚「え、はちまんこそ先どうぞ?」ニコッ

八幡「いや、やっぱり客人より先に入るのはどうかなって。 小町が風呂に向かってから思ったんだけどよ・・・」

戸塚「ぼく、気にしないよ?」キョトン

八幡「それでもやっぱり、な」

戸塚「じゃあ、一緒に入る・・・?///」チラッ

八幡「・・・え?」

戸塚「ぼくもはちまんに先に入って欲しいし、はちまんもぼくに先にいってほしい。 なら、一緒に入ったら解決だよね!///」

八幡「あ、おう。 まぁ、そうだな・・・///」

戸塚「じゃあ、一緒に入っちゃお?///」

カポーン

八幡「・・・」チラッ

戸塚「~♪」ゴシゴシ

八幡(男同士のハズなのに・・・直視出来ねぇ!)

戸塚「はちまん、隣入るね♪」チャプン

八幡「お、おう・・・///」

戸塚「温かいね~」ニコニコ

八幡「そうだな・・・///」

戸塚「はちまんと一緒にお風呂とか、すごく嬉しいなぁ」ニコッ

八幡「そうか・・・///」チラッ

戸塚「ん? どうしたの、はちまん?」キョトン

八幡(とつかわいい・・・)

八幡「いや、普段あんまり長風呂しないからな。 少しのぼせたのかもしれん///」

戸塚「そうなんだ? 無理しちゃダメだよ?」

八幡「おう」

八幡(その後、戸塚と少し話をしてから風呂を出た)

八幡「戸塚、なんか飲むか?」

戸塚「あ、じゃあお水がいいな♪」ニコッ

八幡「・・・ほい」コトン

戸塚「ありがとう、はちまん」ゴクゴク

八幡(火照った肌を、唇の端から少し零れた水が伝っていく・・・。 顎から喉へ、喉から鎖骨を通り、胸元へ・・・)

戸塚「・・・///」モジモジ

八幡「あ、ど、どうした戸塚?」

戸塚「はちまん、そんなに見られたら恥ずかしいよ・・・///」

八幡「スマン!」

戸塚「もー・・・///」プクー

八幡「ホントにスマン!」ペコリ

戸塚「次は気を付けてね? ホントに恥ずかしかったんだよ・・・?」

八幡「以後、気を付けます・・・」

戸塚「そろそろ寝よっか・・・」

八幡「そだな。 明日も学校あるしな」

戸塚「じゃあ、はちまん、おやすみ♪」

八幡「おやすみ」

クークー ギュ

戸塚「はちまん・・・」ギュ

八幡(今日も寝れたみたいだな・・・)ナデナデ

戸塚「zzz・・・」

八幡「俺も寝るか・・・zzz」クルッ

スピー スピー

モゾモゾ・・・ ギュ

八幡(・・・ん? ・・・戸塚?)パチ・・・

戸塚「ん・・・」ギュ

ちゅー

ガバッ

八幡「?!?!///」

戸塚「zzz」

八幡「・・・・・・マジか///」

コン・・・コン・・・

八幡(ん? 今度はなんだ?)クルッ



姫菜『キーマーシーターワー!!』ダラダラ ポタポタ



八幡「ギャー!! 窓に! 窓に!」ガクッ

八幡「うわぁ!?」ガバッ

クルッ・・・ シャー

八幡「・・・いない」

八幡(なんだ、夢か・・・)

戸塚「・・・ん。 はちまん?」ウトウト

八幡「悪い、起こしちまったか。 まだ時間あるから寝とけ」

戸塚「うん・・・」スピー

八幡(・・・戸塚とキス、しちまったのか? それとも、夢だったのか?)

八幡(なんとなく、柔らかくて温かいものが当たったような気はする。 だが、ホントにキスしたんだろうか・・・)ジー

戸塚「・・・ん」

八幡(あの、唇が俺の唇に・・・///)

八幡「・・・意識したら負けだな///」ゴロン

八幡(戸塚だって寝てたんだ。 もし、キスしたんだとしても事故なんだからノーカウントだろ)ウトウト

八幡「zzz」スピー

八幡「zzz・・・」ムニャムニャ



戸塚「・・・」ムク・・・

戸塚「・・・」ジー

戸塚「はちまんの唇、温かくてミント味だったよ・・・///」ドキドキ

to be continue・・・?


八幡×戸塚は以上です!

女の子と違って、エンディングが設定しにくく
想定していたより短くなってしまいました。
ご免なさい。

明日はさきさきをあげる予定です。

お疲れ様でした♪ヽ(´▽`)/

ところであーしさんの出番はありますかね?

いろいろ終わったら戸塚ルート続けてほしい


こんにちは(* ̄∇ ̄)ノ
八幡×さきさき
今から少しあげていきます!

>>294さん
あーしさんは今のところ作ってません。

>>295さん
いや、これ以上はぐ腐腐な展開に
なりかねないので・・・(笑)
(一応私は、海老名さんの妄想を現実にしちゃう戸塚
なんて所まで想像してやめました(笑))

八幡×川崎

~教室~
帰りのホームルーム

平塚「・・・連絡事項は以上だ。 あ、あと最近インフルエンザが流行っているようでな。 気を付けるように。 比企谷は後で職員室に来ること。 解散!」

キリーツ レイ ガヤガヤ

コンコン

八幡「・・・失礼します 」

平塚「お、素直に来たか。 どれ、奥に行くとしよう」ガッチリ

プハー

平塚「比企谷、君に頼みたいことがある。 クラスメイトの川崎の事なんだが・・・」スー

八幡「川崎がどうかしましたか?」

平塚「もう学校に一週間以上来ていない。 一応、弟さんがインフルエンザらしいのだが・・・。 これ以上休まれたら、こちらも便宜を図りにくくなる」プハー

八幡(・・・あれ? そうだったか? 土日の予備校では見掛けてるんだけど?)

八幡「・・・様子を見に行くだけなら、先生が行った方が確実ですよ」

平塚「それもわかっているが、生憎これから職員室会議でな。 どれくらいになるか読めないのだよ。 君が行って明日から学校に来るように説得してきてもらえないだろうか?」ニコッ

八幡「・・・伝えるだけ、伝えてきます///」プイ

平塚「助かるよ。 ・・・ほら、川崎の分のプリントとマスクだ」スッ

八幡「・・・じゃ、行ってきます。 けど、期待はしないでくださいね?」

平塚「期待はしていないよ」ニコニコ

平塚「だが、君のことは信用している」ニカッ

八幡「・・・失礼しました」

~川崎家~

ピンポーン

沙希「・・・はい」

八幡「うす」

沙希「・・・誰?」

八幡「俺だ。 比企谷だ」スッ

沙希「! ・・・マスク付けてたから不審者かと思ったよ。 今開ける」

ガチャ

沙希「どうしたの?」

八幡(あ、髪を下ろしてる・・・。 ポニテも良いが、こっちも可愛いな・・・)

八幡「ポニテも良いが、こっちも可愛いな・・・」ボソッ

沙希「あ、アンタ何言ってんの?!///」カァ

八幡「え、あ、スマン!///」

沙希「・・・で、何しに来たの?」

八幡「あー、平塚先生がな。 様子を見てこいと。 あと、明日からは登校してくれって」ハイ プリント

沙希「明日から・・・」アリガト

沙希「ゴメン、無理」

八幡「なんかあるのか? 弟がインフルらしいって聞いたけど・・・」

沙希「・・・あんたには関係ないよ」

八幡(確かに。 でも、川崎が来なかったら先生に殴られるかもしれん)

八幡「なんか、手伝えるかもしれないだろ?」

沙希「いや、でも・・・」

トテトテ・・・

京華「・・・さーちゃん? あ、はーちゃん、やっはろー」フリフリ

八幡「おう」フリフリ

沙希「けーちゃん、寝てなきゃダメでしょ?」

八幡「そういうことか・・・」

沙希「・・・うん。 だから、比企谷には何も出来な・・・」



八幡「じゃあ、俺が看病に来れば良いわけだ」



沙希「あんた、なにいってるの?」ジトー

八幡「まぁ、聞け。 川崎はこれ以上休めない。 俺はお前が学校に行かなきゃ殴られる。 しかし、お前は看病で家を離れられない」

八幡「なら、俺が明日からインフルエンザってことで休む。 川崎はちゃんと登校する。 俺は殴られないし、川崎は学校に行ける。 ギブアンドテイクだろ?」

沙希「そうかもしれないけど・・・」

八幡「なら、構わないだろ? 俺だって専業主夫希望だしな。 看病も炊事洗濯掃除くらい出来るさ」

京華「はーちゃんのごはん?」キラキラ

八幡「おう、何が食べたい?」ニコッ

京華「はんばーぐ!」

八幡「そっかそっか」ナデナデ

八幡「・・・川崎、とりあえず今日の夕飯は俺に作らせてみてくれ。 川崎が安心出来ないなら、さっきの案はなしでいい」キリッ

沙希「・・・わかったよ///」プイ

八幡「じゃ、買い物行ってくるわ」

沙希「あ、あたしも・・・」

八幡「川崎は待ってろ。 ・・・少しくらい休んだ方が良い」

沙希「・・・わかった。 ありがと///」

ガチャ

八幡「よいしょっと」

沙希「おかえりなさい」

八幡「たでーま」ガサゴソ

沙希「あ、荷物持つよ?」スッ

八幡「いや、川崎だって疲れてるだろ? 今くらい俺に任せろよ」

沙希「いや、悪いって・・・」

八幡「今お前にまで倒れられたらと思うと、俺は心配で仕方ないんだ(先生に殴られるから)」テヲ ギュ

沙希「・・・!?/// わ、わかった・・・///」

ジーーーィ

京華「さーちゃんとはーちゃん、パパとママみたいだね♪」ニコニコ

沙希「け、けーちゃん!?///」

八幡「たでーま。 今からごはん作るからな。 もう少し待っててな」ナデナデ

京華「うんっ!」

八幡「あ、川崎。 けーちゃんとか、アレルギーないよな?」

沙希「あ、うん・・・平気だよ///」プイ

グツグツ タンタン カチャカチャ

八幡「ほい、出来たぞ」スッ

京華「わー! はんばーぐ!」

沙希「・・・重くない?」

八幡「このハンバーグは豆腐だから、口当たりも胃の負担も軽い・・・はず。 それに、大根おろしとポン酢で和風の味付けだから、あっさりしてるから、食べやすいだろ」

沙希「ちゃんと考えてるんだね」

大志「・・・あれ? お兄さん?」ポー

八幡「おう。 俺はお前のお兄さんじゃねーぞ? とりあえず、食ってみてくれ」

京華「いただきます!」アーン

沙希「・・・いただきます」モグッ

大志「いただきます」パクッ

京華「おーいしーい♪」

大志「あ、すごく食べやすい」

沙希「美味しい・・・」

八幡「口にあったみたいで佳かったよ。 川崎、これでも不安あるか?」

沙希「・・・いや。でも迷惑になるし・・・」

八幡「じゃあ、換わりにノート取っといてくれ。 それで手を打とう」

沙希「そんなことで良いの?」

八幡「いや、ぼっちの俺からしたら休んでノート取れないとかかなり危ないから」

八幡(誰もノートを見せてくれないどころか、てか君誰? って、なるまである)

沙希「わかったよ・・・。 じゃあ、明日からよろしく」

八幡「じゃあ、明日7時に来るわ」

沙希「うん・・・待ってる」

八幡「おう」

ガチャ パタン

八幡「平塚先生に話をしとかなきゃな・・・」

pr ガチャ

平塚『私だ。 どうした、比企谷?』

八幡(出るの早ぇよ、怖いわ!)

八幡「あー、川崎の件でお願いが・・・」

平塚『・・・つまり、君を出席停止にすれば良いのか?』

八幡「はい、頼めますか?」

平塚『川崎もインフルエンザ扱いだしな。 なんとかしておこう』

八幡「ありがとうございます」

平塚『川崎が学校に来るよう、説得を頼んだのは私だ。 ・・・まぁ、斜め下の解決方法だが、それくらいはしてやるさ』

八幡「じゃあ、また何かあれば連絡します」

平塚『ああ、よろしく頼む』

ガチャ ツーツー


今日は以上になります!

明日は夜に一回あげます。
(午前中~夕方まで予定があるので)

ありがとうございました(*´ω`*)

ナイトウィングの強攻撃がスムーズにでないのは
俺のボロスマホが悪いのか、そういう仕様なのかどっちですか?
COMはすげースムーズに攻撃してきますが・・


お待たせしました。
今から少しあげていきます!


>>311さん、
それは仕様です。
仕方がないことですから、
気を落とさないでください(´・ω・`)

~比企谷家~

八幡「たでーま」

小町「お帰りお兄ちゃん。 遅かったね?」

八幡「ああ、実はな・・・」

小町「へぇー・・・」

八幡「・・・なんだよ?」

小町「ごみいちゃん、いくら学校に行きたくないからって、看病を理由にサボるなんてポイント低いよ?」ジトー

八幡「今回は仕方なかったんだよ。 それに川崎のやつ、結構疲れてるっぽいしな」

小町「人助けの為とはいえ、自己犠牲は嫌だな」ジトー

八幡「・・・以後、気を付けます」

小町「ま、そんな優しいお兄ちゃんが好きなんだけどね♪ 今の小町的にポイント高い!」キャピキャピ

八幡「はいはい・・・」

~翌日~

八幡「じゃ、行ってくるわ」

小町「マスクした? ・・・うわ、不審者がいる」ビクッ

八幡「おい。 ・・・え、大丈夫だよね?」オロオロ

小町「あーうん。 気を付けてね? お巡りさんに捕まらないように」

八幡「・・・おう」ショボーン

・・・・・

ピンポーン ガチャ

沙希「おはよう」

八幡「うす。 じゃ、看病は任せて学校行ってこい」ヒラヒラ

沙希「待って。 なんかあった時に連絡つくように連絡先交換してよ」ムスッ

八幡「・・・ほらよ」ヒョイ

カチカチ

沙希「・・・オッケー。 じゃ、行ってきます」

八幡「いってらっしゃい。 車に気を付けろよ、さきさき」

沙希「さきさき、言うな! ・・・ありがと///」

バタン

八幡「・・・よし、やるか」

八幡「・・・けーちゃん、大志、起きてるか?」

京華「zzz」

大志「・・・お兄さん? おはようございます」

八幡「おはよう。 あと、俺はお前のお兄さんじゃない。 朝飯食ったか?」

大志「あ、姉ちゃんが作って置いていきました」

八幡「そうか。 じゃ、ちょっと部屋の空気入れ換えるから窓開けるぞ? 寒かったら言ってくれ」

大志「はい、わかりました」

八幡「お前、熱はどんくらいなんだ?」

大志「さっき測ったら7度8分でした」

八幡「まだ高いか・・・。 とりあえず、飯食って、薬飲んだら楽にしてろ。 なんかあったら、やってやるから」

大志「・・・ありがとうございます?」

八幡「おい、なんで疑問系?」

大志「いや、お兄さんが優しいって違和感のせいっすかね?」

八幡「いや、俺に聞かれても・・・」

京華「・・・ふぁ。 あ、はーちゃん!」ニパッ

八幡「よ。 起きたなら、熱測ってごはん食べるぞ」

京華「うんっ!」

・・・・・

八幡「とりあえず、やらなきゃいけないことはやったな」

大志「zzz」

京華「zzz」

八幡(薬の副作用からか、二人は朝食を食べてからすぐに寝てしまった)

八幡「・・・暇だし、川崎に許可取ってから寝室以外の掃除でもしてるか」

件名:無題

本文
京華達、寝ちまったから
適当に掃除とかしといていいか?
なんかやっとくことあればやるぞ?

八幡「・・・あ、今授業中じゃねーか」

八幡(こりゃ、あと30分は暇してなきゃダメか?)

ブーブー!

川崎 沙希

件名:無題

本文
暇なら寝室と私の部屋以外の
掃除はしても良い。助かる。
出来たら洗濯もお願い。
昨日まで大志が戻してたから
その汚れ物は漂白してある。

八幡(授業中じゃねぇのかよ? ま、なんかあったときに、すぐに帰って来れるようにって事なんだろうが・・・)

八幡「了解、っと・・・」

テキパキ

八幡「・・・あとは、洗濯だけだな。 その前に、昼飯の準備しなきゃ」

八幡「けーちゃん、大志。 なんか食べたいものあるか?」

京華「グラタン!」パァ

大志「食べやすいものが良いっす」

八幡「・・・わかった。 ちょっと待ってろ」

八幡(冷蔵庫には、材料あるな・・・)

八幡「けーちゃん、お待たせ。 熱いから気を付けてな?」

京華「わーい! いただきますっ」フーフー パクッ

八幡「大志。 お前にはこれだ」スッ

大志「おかゆ?」キョトン

八幡「違う、おじやだ」

大志「へぇ・・・」パクッ

京華「おいしー♪」フーフー パクッ

大志「お兄さん、これ旨いっす!」

八幡「すき焼き風の味付けだから、甘くて食べやすいだろ?」ニコッ

大志「はい!」

京華「はーちゃん、おかわり!」

八幡「けーちゃん、食べ過ぎたら気持ち悪くなるぞ?」

京華「おかわり食べるの!」プクー

八幡「・・・じゃあ残ったおじや、少し食べるか?」スッ

京華「あーん・・・。 これ、おいしーね♪」

八幡「これ食べたら薬飲んで、また寝とけよ」

京華「はーい!」

大志「・・・ムムム。 お兄さんがこんなに料理が出来るとなると比企谷さんも料理が上手な男の子の方がすきなんっすかね?」ボソッ

八幡「おい大志コラ」

大志「いやぁ! このおじや、美味しいなぁ!」ダラダラ

八幡「・・・とりあえず食べ終わったら呼んでくれ。 洗濯しなきゃならんから、いってくる」

八幡「さて、これはネットに入れて・・・」

ヒョイ ヒョイ

八幡「ん? なんだ、こ・・・」

ブラジャー・・・ン

八幡「ぶっ?!///」

八幡(これ、川崎のか・・・?! こんなの、普段から付けてんのかよ!?)

八幡「とりあえず、これは保留だよな・・・?///」ヒョイ

八幡(そうだよ、男物と皆が使う物だけ洗っておこう)

ピッ タタタタタッ

京華「はーちゃん、ごちそーさま!」ニコニコ

八幡「おう。 薬飲んだか?」

京華「うん、ちゃんと飲んだ!」ニコニコ

八幡「よし、じゃあお昼寝の時間だな」ポンポン

今日は以上になります。

明日にはさきさきとデートさせたいなぁ・・・。
頑張ります!

ありがとうございました(*´ω`*)


遅くなりました。
データがぶっとびまして・・・
は?(゜д゜)
え?(°Д°)
・・・
ヤっちまったぜっ(*ゝ`ω・)

な感じで現実逃避しておりました。
とりあえず、デート前まで突貫工事の物体をあげます!

明日、デートだけしっかり書いたものを
御届けいたしますのでよろしくお願いします。

八幡(そんなこんなで川崎が帰ってくる時間になった)

ガチャ

沙希「ただいま・・・」

八幡「おう。 おかえり」

沙希「・・・///」プイ

八幡「じゃあ、俺は帰るわ。 一応、二人とも熱下がったけど明日も休ませるだろ? だから、また明日の朝来るわ」

沙希「・・・待ちな」キュ

八幡「どした?」

沙希「今日は、私の作った夕飯食べてきなよ・・・」ギロ

八幡(・・・セリフと眼力があってないんですけど! 怖ぇよ、つうか、怖い)

八幡「あー、妹に聞いてみるわ。 夕飯作ってるかも知れないからな」

Prrrr

小町『もしー? お兄ちゃん、どうしたの?』

八幡「おう、夕飯作ってあるか?」

小町『もうすぐできるけど?』

八幡「そうか、わかった」

小町『? とりあえず、早く帰ってきてね♪』ガチャ

八幡「てな訳だから、今日は帰るわ」

沙希「そっか・・・」シュン

八幡「ゴメンな?」ナデナデ

沙希「・・・///」プイ

八幡「じゃ、また明日」

・・・・・

八幡(翌日もそんな感じで看病を終え、大志と京華の体調も快復。 川崎家での看病は終わりとなった)

八幡(俺はしっかり、一週間休んでから出席停止が開けてから登校を再開。 普段通りの生活に戻った。 だが・・・)

~昼休みの屋上~

沙希「アンタに、恩返ししたいんだけど」

八幡(と、川崎が言い始めたのだ)

八幡「恩なんてないだろ? 俺は二日間看病をして、お前は俺が休んでた一週間のノートを取った。 それでチャラだ」

沙希「じゃあ、別の理由なら構わない訳?」

八幡「・・・俺が納得いくような内容ならな」

沙希「・・・アンタ、文化祭の時に私になんて言ったか覚えてる?」

八幡「・・・は? 文化祭?」

八幡(あ、相模を探してるときか・・・。 なんか言ったか?)

沙希「・・・私、アンタに愛してるって言われたんだけど?///」

八幡「はぁ?! ・・・あ、確かに///」

沙希「あの時はアンタも急いでたみたいだし、そのあと相模の件で悪い話が出てなかなか話せなかったんだけど・・・///」モジモジ

沙希「・・・アンタに愛してるって言われてから、よくアンタを、比企谷八幡を観察するようになって、段々と好きになってった」

沙希「だから、とりあえず一回くらいデートしろ///」

八幡「え、あ、お、おう・・・?///」

八幡(あれ? 俺、告白されたの?)

沙希「じゃあ、今週の日曜、十時に駅前で。 ・・・忘れたり、遅刻したら承知しないよ?」

~日曜 駅前~

八幡「とりあえず、早めに来たんだが・・・」

沙希「早かったね」

八幡(目の前に、メチャメチャ美人が立ってらっしゃるんですが・・・/// スタイル良し、ルックス良し、挙げ句に香水なのか良い匂い・・・)ボー

沙希「・・・なんか、変?」オロオロ

八幡「美人過ぎてなんも言えない・・・」ホレボレ

沙希「バカじゃないの?!///」プイ

八幡「・・・はっ! あ、ゴメン。 えっと、その服、すごくよく似合ってるぞ。 可愛いってか・・・、その、綺麗だ///」プイ

沙希「あ、ありがと・・・///」

八幡「じゃあ、行くか・・・?///」

沙希「そ、そうだね。 じゃあ、手」スッ

八幡「は?」

沙希「私、アンタが私の事を好きになるように、積極的になるって決めたから」ギュ

沙希「だから私の事、ちゃんと見てて///」ニコッ

八幡(可愛い・・・)

八幡「可愛い・・・」

沙希「・・・ばかじゃないの?///」カァ

八幡(そんな感じで俺たちの、デートが始まった・・・)

今日は以上です。

明日の昼、もしくは夜に
この続きをあげます。

導入部分が、スカスカで申し訳ないですが
デートはしっかり書いてます(現在執筆中)。

こちらの不手際で申し訳ありませんでした!

>>1
頑張れ。お前がNo.1だ。

これはいいですよー

お待たせしました!
今から、あげていきます!

>>333
おす、オラ1!
いっちょ、あげてみっか!

>>336
ありがとうございます!

~ららぽーと~

沙希「今日は洋服を見に行くから」

八幡「おう。 あ、俺、センスないから当てにならんからな?」

沙希「・・・そう」キュ

八幡(川崎の手、柔らかくて温かい・・・)

沙希「アンタの趣味を私に教えてくれれば、それでいいから」ニコッ

八幡「そうか・・・///」

・・・・・

沙希「これとこれなら、どっち?」スッ

八幡(どっちも大人っぽいカジュアルな服だな。 この二種類だったら・・・)

八幡「・・・こっちだな。 でも、その二つより川崎にはこっちの方が似合うと思うけどな」スッ

八幡(白いワンピースに黒いカーディガンを合わせたものだが、ワンピースの裾の所に水色の花が小さく刺繍されていて可愛らしい雰囲気を醸し出していた)

沙希「え?! ・・・これ、ちょっと可愛過ぎない?///」

八幡「そうか? まあ、センスないヤツが選んだもんだしな。 忘れてくれ」

沙希「・・・こういう服、好きなの?」

八幡「あまり派手なヤツよりは、シンプルなものが良いな。 もちろん、似合ってればなんも言わないけど」

沙希「・・・そう。 あ、そろそろお昼にしない?」

八幡「ん、早くねえか? まだ11時位だけど・・・」

沙希「フードコートが混んだら、ゆっくり食べられないから、早めにさ」

八幡「そういうことなら、構わないけど」

・・・・・

八幡「じゃあ、何食いたい?」

沙希「・・・オムライス///」カァ

八幡(オムライスって言いながら照れるなよ、可愛いから!)

八幡「・・・んじゃ、行くか」

店員「いらっしゃいませ」

八幡「普通のオムライス一つと、ビーフシチューオムライス一つ」

店員「二点で1,380円になります」

沙希「あ、これ・・・」

八幡「はい、2,000円で」スッ

店員「620円のお釣りになります。 出来ましたら番号札でお呼び致しますので少々お待ちください」

沙希「・・・私の分、払うよ」

八幡「いや、元々昼飯は出すつもりだったんだ。 気にすんな」

沙希「いや、でも・・・」

八幡「川崎」ジー

沙希「な、何?」ドキッ

八幡「今日はで、デート、なんだろ? なら、飯くらい奢らせてくれ」プイ

沙希「・・・ん、わかった///」

バンゴウフダ サンバン ノオキャクサマ

八幡「出来たみたいだな」

沙希「うん、じゃあ取りに行こ」

八幡「おう」

八幡「いただきます」

沙希「・・・」チラッ

八幡「やっぱり、少し早めにしたから人少なめだな」パクパク

沙希「そうだね。 ・・・ねぇ」

八幡「ん? どした?」

沙希「それ、一口くれない?」

八幡「お、良いぞ?」スッ

沙希「・・・」ギロ

八幡(えー? なんで睨まれてるんですかね?)

沙希「ねぇ、わざとやってるの?」ジトー

八幡「は? よくわからないんだが?」

沙希「・・・はぁ。 もういいよ」パクッ

八幡「そうか」

沙希「はい、お返し」スッ アーン

八幡「え? いや、大丈夫だから・・・」

沙希「ほら、早く!」アーン!

八幡「だから、だいじ・・・」

沙希「・・・」ギロ

八幡「イタダキマス・・・」

八幡「あ、あーん・・・」パクッ

沙希「ん。 最初から素直にそうしとけば良かったんだよ」ニコッ

八幡(普段の凛とした姿も悪くないが、今みたいに笑った顔もギャップもあって可愛いな・・・)

沙希「・・・どうしたの?」

八幡「いや、なんでも」パクッ

八幡(そのあともウィンドウショッピングを楽しんで回った)

・・・・・

沙希「家まで送ってもらって悪いね」

八幡「気にすんな。 俺がしたいからそうしただけだ」

沙希「・・・そう///」

ガチャ

沙希「少しあがっていく?」

八幡「いや、さすがに悪いだろ」

沙希「私は気にしないけど」

八幡「でもな・・・」

大志「あ、姉ちゃんおかえり」ニヤニヤ

京華「おかえりさーちゃん!」ニコニコ

沙希「ただいま」

大志「お兄さん、あがっていきます?」

八幡「いや、いいよ。 それと俺はお前の兄貴じゃねえから。 川崎に迷惑かけたくねえから、帰るわ」

大志「俺、迷惑だなんて思いませんよ?」ニコニコ

八幡「いや、お前じゃねえよ?」

大志「あー! ここには川崎が3人もいるなー! 誰のことだか分からないやー!」

八幡「は? なぁ川崎・・・」

沙希「なに?」

大志「はい!」

京華「はーちゃん、なに?」ニコニコ

八幡「・・・大志、お前の差し金か。 けーちゃんまで巻き込みやがって」

大志「いやいや、なんのことだか・・・」ニヤニヤ

八幡「だが、お前の目論みは外れた!」

大志「な、何を根拠に?!」

八幡「忘れたか? 今、俺はお前の事を大志、と呼んだ。 けーちゃんはけーちゃん、なら、この場で川崎と呼ばれるのは、お前の姉、さきさきしかいない!」

大志「な、なんだってぇ?!」

沙希「・・・で、茶番劇は終わった?」

大志「終わったよ」

八幡「で、何がしたかったのお前?」

大志「いや、姉ちゃんのことを名前でよんでほしいって思ったんですよ」

沙希「なっ?!///」

大志「お兄さん、姉ちゃんは本気なんです。 だから・・・」

八幡「・・・わかってるよ」

大志「お願いします」ペコリ

八幡「頭あげろ大志」

八幡「・・・沙希、また明日学校でな?」

沙希「?! ・・・うん、また明日///」

~比企谷家~

八幡「たでーま」

小町「おかえり、デートどうだった?」ニヤニヤ

八幡「別に」

小町「えー? 教えてよ」ニヨニヨ

八幡「特になんもなかったよ」

小町「ふーん・・・」

八幡「・・・んだよ?」

小町「・・・じゃあ、なんでお兄ちゃん泣きそうなの?」

八幡「は? ・・・え?」ポロポロ

小町「・・・お兄ちゃん」ギュ

小町「今度は大丈夫だから。 沙希さんは本当にお兄ちゃんを大切に想ってくれてるよ」ナデナデ

八幡「・・・っ!」ポロポロ

八幡(俺は怖いんだな。誰かを好きになることが。 付き合えなかったり、付き合った後に別れることになったり。 そういう事が怖いんだ)

八幡「こ、まちっ・・・」ギュ

小町「もし、お兄ちゃんがまた傷付いちゃったら。 その時は、小町がいるから」

八幡「え?」

小町「だから、沙希さんに正直に話してみてよ。 人を好きになることが、誰かを自分の心の中に入れる事が怖いんだって」

八幡「でも・・・」

小町「それでダメになったら、所詮その程度だったんだ。 そう思えばいいじゃん?」

小町「そしたら、小町がお兄ちゃんに一生寄り添って生きてくよ♪ 妹としても、家族としてもね」ニコッ

小町「だから、沙希さんには正面からぶつかってみて」

八幡「・・・分かった。 ありがとな、小町」

小町「お兄ちゃんの為なら、なんでも出来るよ♪ あ、いまの小町的にポイント高い!」

八幡「ああ、そうだな」ギュ

~翌日 放課後の屋上~

八幡「悪いな、呼び出しちまって」

沙希「いや、別に構わないけど?」

八幡「沙希。 今から、俺が言うことはかなりみっともない事なんだが、聞いてくれるか?」

沙希「・・・うん」

八幡「俺は、トラウマから自分の心の中に他人を入れる事が怖い。 誰かを好きになることが怖い。 好きになったやつと離れる事が怖いんだよ」

沙希「・・・」

八幡「誰かを好きになって告白して、受け入れられなかったら? 受け入れられても、続かなかったら? ・・・そう考えたら、俺はもう一歩が踏み出せない」

八幡「だから、本気で考えれば考えるほどに、俺はお前の気持ちが分からない。 分からなくなる。 本気だとして、どこまでの覚悟があるのか、不安になる」

沙希「覚悟、ね・・・」

八幡「だから、もし軽い気持ちが少しでもあるなら。 俺は沙希の気持ちに答えられない」

沙希「覚悟を見せれば、答えてくれんの?」

八幡「・・・ああ」

沙希「・・・わかった。 明日、放課後またここに来て。 私の気持ちが本気だってことを証明してみせるから」

八幡「・・・わかった」

????「・・・」ニヤリ

~さらに翌日 放課後の屋上~

八幡「待たせたな」

沙希「いや、いいよ」

八幡「じゃあ、沙希の覚悟を・・・」

バンッ

相模「うわー何々? 告白でもしちゃうの?」ニヤニヤ

ガヤガヤ エーコクハク? スゲーナ!

八幡「え? これ、なんだよ?」

沙希「・・・さあ?」

相模「ねぇ! 早くしてよ、待ってんだけど?」ニタニタ

八幡「・・・今日はやめておこう。 こんな状況じゃ、後々面倒な事になりかねん」

沙希「別に、私は気にしないし。 ちょうど良いから、やる。 私の覚悟、みせてあげるよ」

ガサゴソ スッ

八幡「・・・マジか」

沙希「八幡、私はマジだよ。 ・・・アンタとなら、結婚したい」

エーケッコン?! ヤバー! ウケルンデスケド!

沙希「アンタらうっさい! 外野は黙ってみてるか、帰りな!」ギロ

シーン

沙希「これ、渡しておくよ。 判子も名前もちゃんと書いてある。 アンタが18になってからすぐにでも出して構わない」

八幡「・・・わかった。 これからもよろしくな、沙希」

ヒューヒュー!

相模「・・・で、川崎さん? いつドッキリだって教えるの?」ニタニタ

八幡「?!」ビクッ

沙希「ドッキリでもなんでもないから。 私は本気で比企谷八幡に告白して、受け入れてもらった。 それだけの話」

相模「うわー、川崎さんってセンス悪いねー。 つまんないから帰ろっと」ニヤニヤ

ガチャ バタン シーン

八幡「・・・ゴメン」

沙希「アンタのせいじゃない。 バカには言わせとけば良い」

八幡「そうだな・・・」

八幡(・・・バカだったのはその時の俺。 この後、沙希に降りかかる災難を予見出来なかったのだから)

to be continue?

今日の分は以上です。

ありがとうございました(笑)


今からさきさき篇、最後まで行きます!

~翌日~
教室にて

ガヤガヤ ガラッ シーン

八幡(・・・なんか、教室の様子がおかしいな?)チラッ

スタスタ

沙希「・・・ちょっといい?」

八幡「・・・おう」

・・・・・

沙希「昨日のアレを面白がってるヤツがいる。 もしかしたら、冷やかされたりするかも。 気をつけて」

八幡「俺は平気だけど、沙希は大丈夫か?」

沙希「・・・私は平気」

八幡「無理すんなよ? なんかあったら、言ってくれ」ギュ

沙希「・・・ありがと///」

~数日後~

八幡(沙希が学校を突然休んだ。 理由は分からなかったが、とりあえず放課後に見舞いに来た)

ピンポーン ガチャ

沙希「・・・あ。 来てくれたんだ?」

八幡「そりゃ、彼氏だからな///」

沙希「とりあえず、あがってよ」

・・・・・

八幡「急に休むなんてどうしたんだ?」

沙希「・・・ちょっとね」

八幡「・・・やっぱり、あのときの事でなんかあったか?」

沙希「・・・」

八幡「・・・そうか」ダキッ

沙希「・・・八幡?!///」

八幡「話す気はないんだな。 なら、聞かない。 でも、辛かったら辛いって言ってくれ」ギュ

沙希「・・・うん」ポロポロ

八幡「・・・沙希。 俺はお前に守られてなきゃ生きていけない訳じゃないぞ? 対等な関係なんだ。 ・・・もっと頼ってくれ」ナデナデ

沙希「うん・・・!」ポロポロ

八幡「沙希、顔あげてくれ」

沙希「ん・・・なに?」

ちゅ・・・

沙希「?!///」ビクッ

八幡「あ、離れんなよ・・・」ギュ

沙希「ちょ! どうしたっての?!///」

八幡「しおらしいさきさきが可愛くてつい」テヘペロ

沙希「さきさき言うな!」

八幡「・・・元気出たな」ニコッ

沙希「・・・そうだね」ニコッ

八幡「じゃあ、続きしようか」ニヨニヨ

沙希「・・・ばかじゃないの?///」プイ

八幡「顔真っ赤だな。 可愛い可愛い」ニヨニヨ

沙希「・・・いい加減、怒るよ?」プクー

八幡「悪い悪い」ポリポリ

ギュ

沙希「ん、許す」ニコニコ

八幡「ありがとな」

沙希「・・・私、八幡と話したり、触れ合ってる時間がすごく幸せだよ」

八幡「・・・そうか」テレテレ

沙希「好きだよ」チュ

八幡「・・・おう///」

沙希「八幡、照れちゃって可愛い」ニヤニヤ

八幡「・・・///」プイ

沙希「八幡と一緒に暮らせたら、毎日幸せなのにね・・・」

八幡「高校生じゃ同棲は無理だな。 でも、大学生ならできるだろ。 ・・・沙希さえ良ければ」

沙希「私、アンタに婚姻届出したくらいだよ? 嫌なわけないでしょ?」

八幡「じゃあ、お互いにちゃんと進学しなきゃだな」

沙希「それと、今回みたいな問題も乗り越えなきゃだよ」

八幡「・・・二人でな///」

沙希「・・・二人でね///」

八幡「じゃ、まずは目の前の問題から片付けるか。 で、どうする?」

沙希「シカトする」

八幡「それじゃ今までと変わんないだろ?」

沙希「違うよ。 明日からはアンタと二人だから」

沙希「逆に見せ付けてやればいい」ニヤニヤ

八幡「・・・それは、かなり恥ずかしいのでは?」

沙希「言ったでしょ? 私は、気にしないよって」ニヨニヨ

八幡「・・・マジか」

沙希「それに、反撃する事もできる」ニヤリ

八幡「・・・?」

~翌日~

沙希「お昼一緒に食べよう」ニコッ

八幡「お、おう」

沙希「今日は早く起きれたから、ちょっと手の込んだ物にしたよ」ギュ

八幡「そうか///」

沙希「じゃ、行こ」

~ベストプレイス~

ガヤガヤ

八幡「・・・///」

八幡(落ち着かない・・・///)

沙希「どう?」

八幡「おう、旨いぞ?」ニコッ

沙希「あ、ちょっと・・・」ヒョイ パクッ

八幡「?!?!」

キャー! ヒッキー・・・ ラブラブダネ!

沙希「ごはんつぶ、ついてた」ニコッ

八幡「さ、サンキューな///」

沙希「気にしないでいいよ」ニコッ

八幡「ふぁー・・・っ」

沙希「眠くなったの?」

八幡「あぁ、旨いもん食ったからな」

沙希「そっか。 じゃ、はい」ポンポン

八幡「え?」

マサカ?! エ?!

沙希「枕にしていいよ」ポンポン

八幡「いや、悪いだろ?」

沙希「いいから」ガシッ ポスン

八幡(あ、温かくて良い匂い・・・)

沙希「・・・髪の毛、サラサラだね」ナデナデ

八幡「沙希程じゃない///」

沙希「私はちゃんと手入れしてるからね」

八幡「だろうな。 良い匂いするし、サラサラだし、綺麗だよな」

沙希「褒められて悪い気はしないね///」ニコニコ

スゴイシアワセソウ・・・ ジャマシチャワルイネ オウエンシテアゲヨウヨ

相模「!?」

ヒキタニクンハトモカク、カワサキサンハ、イイヒトダモンネ!

相模「・・・ちょっと!」

沙希「・・・なに?」ギロ

相模「学校でイチャつかないでくれない?」

沙希「別に、アンタには関係ないでしょ」

相模「不愉快なんだけど」

沙希「じゃ、後ろでコソコソ見てないで、さっさと教室帰れば?」

相模「・・・ふーん、そういう事言うんだ?」

沙希「なに? またメールでも回すの?」

相模「・・・なんのことかな?」ビクッ

沙希「私が八幡に告白した次の日、クラスでチェーンメールが回ったんでしょ? 知ってるよ」スクッ

相模「・・・」

沙希「で、それはアンタがやったんだよね」

相模「証拠あんの?」

沙希「気付いてなかったの? チェーンメールに、アンタ、自分の友達の名前入れてたんだよ?」スッ

あのね、今日友達のゆっこが見たらしいんだけど、
屋上で川崎さんが比企谷に告白さたらしいんだ。

しかも、婚姻届とかまで渡してて、マジ受けた!ww

川崎さんってメチャクチャ重いねww

みんなに教えてあげてね!

相模「ウソ・・・?!」カチャカチャ

沙希「・・・何を確認すんの?」

相模「・・・あ」

沙希「やっぱりアンタだったんだ?」

相模「ちが・・・」

沙希「人の恋愛にチャチャ入れて楽しい?」ジリジリ

相模「待って・・・」オロオロ

沙希「人の悪口、陰口たたいて面白い?」ジリジリ

相模「だ、だから・・・」

沙希「アンタのせいで私の幸せな時間が無くなったら、どう責任取ってくれんの?」ジリジリ

相模「だって・・・比企谷に仕返ししたくて」ウルウル

沙希「仕返し? ・・・アンタ、ホントにバカなんだね」

相模「・・・」

沙希「八幡のお陰でクラスから浮かず、最後まで文化祭の委員長でいられたのに仕返し? 甘ったれてんじゃないよ!!」ギロ

相模「ひっ・・・」

沙希「アンタが仕事やらずに雪ノ下に任せきりで、挙げ句、誰かさんの口車に乗せられて委員よりクラス優先して。 他の委員達も流されて、残った奴が仕事増やされて!」

相模「・・・」ポロポロ

沙希「で、最後の仕事からも逃げ出そうとして! ・・・八幡に泥被ってもらってやり遂げたんでしょうが!」

エ・・・ ナニソレ? ウワサトチガウネ?

沙希「アンタが八幡にしなきゃいけないのは感謝のハズでしょ!」

相模「・・・っ」ポロポロ

八幡「沙希、もう良い」ギュ

沙希「でも!」

八幡「もう、良いんだ。 ・・・相模」

相模「!」ビクッ

八幡「ありがとう」

相模「・・・え?」

八幡「お前のお陰で、沙希と一歩を踏み出せた。 文化祭の時に切っ掛けをくれた。 今回は障害を用意してくれた。 ありがとう」ペコリ

沙希「・・・はぁ。 八幡らしいか」ニコ

八幡「・・・んだよ?」

沙希「なんでもないよ」

相模「あ、あの・・・」

沙希「・・・なに?」

相模「ひっ・・・」ビクッ

八幡「・・・沙希?」ジトー

沙希「ふん」

相模「・・・ごめんなさい」

八幡「・・・今回の事も、文化祭の事もお互い水に流そう。 俺もあの時は言い過ぎた。 今回も前回もお前は無駄なことをし過ぎた。 そんだけだ」

相模「・・・」コクン

沙希「・・・次、邪魔したら許さないよ?」ギロ

相模「はい・・・」

トボトボ・・・

八幡「・・・終わったな」

沙希「なんだかんだ、上手くいったね」

八幡「お疲れ様」

沙希「アンタもね」

八幡「・・・そう言えば、沙希。 アレは言い過ぎだろ?」

沙希「・・・なんの事?」

八幡「文化祭の時の事だ」

沙希「・・・」プイ

八幡「あれじゃ、相模の立場がなくなる」

沙希「・・・」ジトー

八幡「・・・なんだよ?」

沙希「誰にでも優しいのはどうなの? って思っただけ」

八幡「優しいのが取り柄だからな」

沙希「ま、他の人にも優しい分、私は愛してもらえると期待してるよ」ニコニコ

八幡「・・・おう///」

沙希「じゃ、教室戻るよ」ギュ

八幡「・・・だな」

沙希「その前に・・・」

れろっ

八幡「?!」

沙希「・・・ずっとケチャップついてたよ」ニヤニヤ

八幡「え、マジかよ・・・」

沙希「ウソ」

ちゅ
沙希「今日、アンタん家行くから」

八幡「・・・はいはい」

八幡(これからも不器用ながら、二人で支え合って生きていきたい。 沙希と二人でなら、これからも幸せな時間を築ける。 そう信じてる)

沙希「・・・私、色々強いから覚悟しといてね」スッ

沙希「今夜は寝かさないから」ニコリ

八幡(キマシタワー! じゃなくて・・・)

八幡「・・・沙希を幸せに出来るよう頑張るよ」

沙希「頑張ってね」ニコリ




八幡(どうかこの幸せが続きますように)


沙希篇 終了



以上で終わりになります!

陽乃篇から大分長くなりましたが
ありがとうございました!

ageちまったすまん


今日から社会人になりました。
頻度は下がると思いますが、
るみるみ篇の希望があったので
少しずつあげてみます(* ̄∇ ̄)ノ

>>379
相模も反省して、
八幡と打ち解けた風にしたつもりでしたが・・・
読んでみると、確かに
相模の立場がなくなってしまってますね( ´△`)

相模好きの皆様、申し訳ありませんでした!


○留美篇○

~比企谷家 リビング~

留美「・・・」ジー

八幡(どうしてこうなった・・・)

○回想○
~放課後 奉仕部 部室~

雪乃「今日は、もう終わりにしましょう」パタン

結衣「んー! 今日もなんもなかったねー」

八幡「zzz」クークー

雪乃「仕方がないわ。 依頼が無ければ奉仕部は活動できないのだから」ニコッ

結衣「そっかー。 まぁ、仕方ないよね」

雪乃「それに、由比ヶ浜さんと紅茶を飲みながら過ごす時間はその、嫌いではないから私は構わないのだけれど///」プイ

結衣「ゆきのーん!」ダキッ

雪乃「・・・暑いから離れてくれないかしら?」ニコニコ

結衣「・・・あ! あたし、お母さんに買い物頼まれてたんだった!」アセアセ

雪乃「そう。 なら、鍵は閉めておくから先に帰ってもらって構わないわ」

結衣「ゴメンね、ゆきのん! また明日ね!」フリフリ

雪乃「また、明日・・・」フリフリ

八幡「zzz」スピー

雪乃「・・・比企谷君、起きてもらえるかしら」ユサユサ

八幡「ん・・・?」ボー

雪乃「寝不足かしら? 余計に目が腐るから生活リズムはしっかりした方が良いと思うのだけれど?」ハァ

八幡「なんだ、雪ノ下か。 一瞬、天使かと思ったわ・・・」ファー

雪乃「・・・比企谷君、今なんて言ったのかしら? 良く聴こえなかったのだけれど///」

八幡「あー、別に何でもないぞ」ノビー

雪乃「・・・」プクー

八幡「・・・んだよ?」キョトン

雪乃「・・・別に何でもないわ。 鍵を閉めたいから早く出てもらえるかしら?」

八幡「あ、悪い」ガサゴソ

校門前

八幡「じゃ、雪ノ下またな」

雪乃「ええ、また」

ギーコーギーコー

八幡「ん?」

八幡(あそこにいるの、鶴見じゃ・・・)ジー

留美「・・・」チラッ スッ

留美「・・・!」ガバッ

八幡(あ、気付いた?)

トテトテ

留美「・・・久しぶり。 覚えてる?」キョトン

八幡「おう。 元気だったか、鶴見」

留美「留美で良い。 八幡こそ、元気だった?」

八幡(あれー? 俺の問いはスルーですか? ですね!)

八幡「まぁ、そこそこだ」

留美「そっか」

八幡「・・・留美は、なんでこんなところにいるんだ?」

留美「・・・家出してきたの」

八幡「・・・は?」

留美「お母さんと喧嘩して、飛び出してきた。 今日は公園で寝ようと思って、そこの公園まで来たところ」

八幡「いや、公園で寝泊まりとかあぶねえだろ」ハァ

留美「・・・家には帰りたくない」ギュ

八幡「・・・仕方ねぇ。 とりあえず、うちに来い」ホラ ウシロノレルカ?

留美「・・・いいの?」ウン ノレタヨ

八幡「・・・なんか事件に巻き込まれる心配がなくなるからな」

留美「ありがと」

○回想 終了○

八幡(今、平塚先生に連絡して留美の親に連絡が取れないか試してもらっている。 とりあえず、その結果待ちと言うわけだが・・・)

留美「・・・にゃー」ジー

かまくら「・・・」プイ

留美「・・・にゃーん?」ジー

かまくら「・・・」プイ

留美「ごろごろにゃーん?」ジー

かまくら「・・・」スタスタ

留美「あ・・・いっちゃった」シュン

八幡「・・・猫、好きなのか?」

留美「うん」

八幡「そうか」

留美「・・・」

八幡「・・・」

八幡(間が持たない・・・)

留美「八幡ってさ・・・」

八幡「おう、なんだ?」

留美「・・・好きな人、いる?」ジー

八幡「・・・いないな」

留美「ホント?!」ガバッ

八幡「お、おう・・・」ビクッ

留美「・・・よし!」ボソッ

八幡(・・・やっぱり、女ってのはいつになっても恋やら愛やらの話が好きなんだな)

留美「・・・八幡の好みってどんなの?」

八幡(沈黙が続くよりマシか)

八幡「そうだな。 特に好みはないな」


今日はここまでにします。

早ければ明日、遅くても土日どっちかに
続きをあげます(*ゝ`ω・)

平塚センセぇよりルミルミが先なのか…


お疲れ様です!
新入社員の1です!


今から留美篇を最後まであげます♪ヽ(´▽`)/

>>391
平塚先生をご希望ですか?
るみるみでss書くのをやめようと思ってるんですが
平塚先生書いてからでもいいですね。

ちょっと考えてみます。

土日どっちかに書くかやめるか連絡します(^-^)

留美「・・・ホントに?」ジトー

八幡「ごめんなさい、ウソです」

八幡「俺の夢は専業主夫になることだからな。 それなりに収入があって働いてくれる奴じゃなきゃダメだ」

留美「・・・サイテー」ジトー

八幡「・・・」ズーン

留美「男の人が働いて一家を支えるものでしょ?」

八幡「いや、男女平等・女性参画社会の推進をしてきたのは政治家だろ。 なら、専業主夫が増えるのも仕方がない事だ」

留美「・・・三角社会?」キョトン

八幡「あー、簡単に言うとだな。 性別の差をなくして、女性にも色々な事をしてもらおうって、感じだ」

留美「・・・へぇ」

八幡「なんとなくわかったか?」

留美「うん。 なんとなくだけど・・・」

八幡「だから、別に専業主夫が悪い訳じゃないんだぞ?」

留美「・・・そう」

八幡「まぁ、大学卒業して相手がいなけりゃ働くしかないだろうがな」

八幡(むしろ、俺が相手にされないまである)

留美「・・・八幡は、歳上と歳下ならどっちが良いの?」

八幡「・・・あんまり離れてなければ上でも下でもいいんじゃないか?」

留美「う・・・。 上下どれくらいまでなら平気?」

八幡「うーん・・・6・7歳とかか?」

留美「・・・そっか」グッ

八幡「・・・逆に留美は好きな人とかいるのか?」

留美「いるよ」キッパリ

八幡「マジかよ・・・」

留美「・・・気になる?」ニヤニヤ

八幡「まぁ、多少はな」

留美「じゃあ、ちょっとだけ教えてあげる」ニコニコ

留美「えっと、歳上で優しい。 それと、ちょっと考え方が独特?」

八幡「・・・るみるみは歳上が好きなんだな」

八幡(なるほど、だから俺にも聞いてきたわけだ)

留美「るみるみって呼ばないで」

ブーブー!

八幡「あ、悪い。 電話なってるからちょっと出てくるわ」スッ

留美「いってらっしゃい」キョロキョロ ニャーン?

八幡「もしもし?」

平塚『あぁ、比企谷か? 鶴見の件なんだが、今平気か?』

八幡「大丈夫です。 連絡付きそうですか?」

平塚『あぁ、向こうに知り合いの先生がいてな。 先ほど連絡を取った所だ』

八幡「じゃあ家に送っていけば・・・」

平塚『いや、それがそうもいかないんだ』

八幡「え?」

平塚『鶴見の親御さんも、相当に頭に来ているようでな。 話が全く通じないんだよ。 明日もう一度連絡してみるが、それまで面倒を見ていてもらえないだろうか?』

八幡「・・・マジすか」

平塚『大マジだ』

八幡「はぁ。 わかりました。 善処します」

平塚『助かるよ。 多分、安全な場所にいるとわかって安心したのもあるんだろう。 時間が経てば冷静になるはずだ』

八幡「じゃ、とりあえずうちで預かりますね」

平塚『うむ。 では、また明日だ』ガチャ ツーツー

八幡「はぁ・・・」

ガチャ

小町「ただいまー!」

八幡「おぉ、お帰り小町」

小町「うん。 ただいま、お兄ちゃん」チラッ

小町「あれ? お客さん?」

八幡「あぁ、実はな・・・」

タタタタッ

留美「八幡」クイッ

小町「・・・ごみいちゃん」ジトー

八幡「待て、話を聞いてくれ」

小町「なーんだ! 小町は信じてたよ! あ、今の小町的にポイント高い!」キャピ

留美「お邪魔してます」ペコリ

小町「気にしないで大丈夫だよ、留美ちゃん! あ、ジュースでも持ってくるね♪」

八幡「・・・小町」コソコソ

小町「・・・なに?」キョトン

八幡「一応、平塚先生には留美の親に連絡してもらってる。 で、親御さんもかなり怒ってるみたいで話が出来ないらしくてな」

小町「うんうん・・・」

八幡「とりあえず今日は預かってほしいって事なんだが・・・」

小町「わかったよ、お兄ちゃん!」ニコッ

八幡「助かる」

小町「留美ちゃん、今日は泊まっていくでしょ?」

留美「・・・いいの?」

小町「だって、お家に戻りたくないんでしょ?」

留美「・・・うん」

小町「じゃあ、お泊まりだね♪」ニコリ

留美「・・・ありがとう、ございます」ペコリ

八幡(少し話した後、夕食になり、今は順番にお風呂に入っている)

小町「あがったよー」ホカホカ

八幡「じゃあ、留美が先に入って良いぞ?」

留美「八幡、先に入ってよ」

八幡「いや、俺は別に最後で・・・」

留美「八幡が先に入って」ジー

八幡「お、おう。 じゃあ、先に行くわ」

カポーン

八幡「ふぅ・・・」チャプン

八幡(・・・そう言えば、親と喧嘩ってどんな理由だったんだろ? まぁ、聞いても教えてくれないと思うが・・・気になるな)

ガサ・・・ゴソ・・・

八幡(ん?)チラッ

ガラガラ

留美「うんしょ・・・っと」チャプン

八幡「・・・・・・・・・・・・は?」

留美「八幡、どうかした?」キョトン

八幡「いや待て、おかしいだろ。 先に入れって言ったよな?!///」プイ

留美「そう言わなきゃ八幡と一緒に入れないじゃん」

八幡「・・・何が目的だ? あんまり金ないから、期待に添えるかは分からんぞ?」

留美「・・・お金?」キョトン

八幡「俺を脅すつもりなんだろ?」

八幡(エロ同人みたいに! って、違うか)

留美「・・・八幡、勘違いしてるよ」

八幡「じゃあ、何の為に?」

留美「さっき、歳上に好きな人がいるって言ったでしょ?」

八幡「おう。 そう言ってたな」

留美「それ、八幡の事だから」

八幡「・・・冗談なら面白くないぞ」

留美「本気だよ?」ニコッ

八幡「・・・俺、出るわ」スッ

ガシッ

留美「待って」

八幡「・・・こんな所、小町に見られたらマジで通報されかねない」

留美「・・・私だって、恥ずかしい事してるってわかってる。 けど、今日は私にとって数少ない八幡と一緒にいれる日なの」ウルウル

八幡「・・・」

留美「だから、今日だけは逃がさない」ギュ

八幡(おぅふ・・・。 背中が幼女の温かさでポカポカですわ! ついでに心もポカポカするまである)

八幡「なら、こんな事せずに他のアプローチもあったはずだろ?」

留美「・・・そうかも」

八幡「だろ? なら一旦中止だ。 先に上がるから、良く温まって出てこい」

ガラガラ ピシャ

留美「・・・よし」パンッ

留美「もう少し頑張ろ」

八幡の部屋

八幡「で、さっきの話だが本気なのか?」

留美「うん、本気」

八幡「・・・留美。 それは勘違いだ」

留美「・・・」

八幡「恋じゃなく、別の感情だろ」

留美「別の感情って?」

八幡「憧れだったり、尊敬だったり、憎しみだったりな」

留美「八幡なんかに憧れるわけないじゃん」

八幡(クリティカルヒット! 八幡、大ダメージ!)

留美「私は八幡とずっと一緒にいたいの」ギュ

留美「ただ、それだけでいい。 離れたくない・・・」

八幡「・・・留美」

留美「・・・八幡の匂い、すごく落ち着く」

八幡「そうか」ナデナデ

留美「八幡・・・。 ずっと一緒にいてよ」ギュー

八幡「それは・・・」

留美「答えは聞いてない」

ちゅ
八幡「?!///」

留美「・・・ファーストキスだよ」ニコッ

八幡「・・・マジか」

留美「うん。 だから、責任取ってよ」

八幡「・・・お前がしてきたのにか?」ジトー

留美「私、ファーストキスした人と結婚するって決めてるから、よろしくね」

八幡「話聞けよ、おい」ジトー

留美「言ったでしょ? 答えは聞いてないって」ニコニコ

八幡「・・・はぁ。 じゃあ、一つ条件がある」ビシッ

留美「なに?」キョトン

八幡「もしお前が大学を卒業するときまで俺が好きだったなら、結婚でも何でもしてやろう」

留美「ホント?!」パアッ

八幡「もちろん」

留美「じゃあ、八幡! 浮気しちゃダメだよ? 婚約者なんだから!」ニコニコ

八幡「は? 婚約者?」

留美「だって、大学卒業したら結婚してくれるんでしょ?」キョトン

八幡「・・・それまで俺の事が好きだったらな」

留美「大丈夫。 私が八幡以外を好きになるはずないから」ニコッ

八幡「・・・すごい自信だな?」

留美「自信しかないよ?」ニヤリ

八幡「・・・そうか」

留美「だから、待っててね!」ニコッ

八幡「・・・おう」

八幡(今思えば、この時すでに俺は留美に魅せられていたのかもしれない)

留美篇 終了?


以上になります。

次は平塚先生篇があるかもしれません。
ちょっと考えてきます。

では、土日どっちかにまた来ます(笑)


おはようございます(* ̄∇ ̄)ノ

とりあえず、
平塚先生篇を書くかどうかですが、
少し書いてみました。

今からあげていきます。
で、皆様の反応を見ながら
続きをあげようかと思ってます!

よろしくお願いします(^-^)

○奉仕部 部室○

八幡「・・・悪い雪ノ下。 今日は小町に買い物頼まれてるから、先に上がっていいか?」

雪乃「そう。 なら、仕方がないわね」フゥ

八幡「すまんな。 じゃ、先に帰るわ」

・・・・・

八幡(数学の参考書って、これで良かったのか? まぁ、内容はどれも似たり寄ったりだったしな)ギーコーギーコー

キャ! ヒッタクリヨ!

八幡「ん? ・・・?!」

キキーーーッ ガシャン・・・

そうして俺は、改めて彼女の優しさを知る。

○病室○

八幡「・・・zzz」ピーッピーッ

小町「・・・お兄ちゃん」グスッ

雪乃「・・・」ボーッ

結衣「ヒッキー・・・」ポロポロ

静「・・・とにかく、君たちは今日は帰りたまえ。 送っていくよ」スッ

・・・・・

小町「・・・小町が参考書買ってきてなんて頼んだから」グスッ

静「それは違う。 君のせいではない。 事故の原因だって、引ったくり犯が左折時の巻き込み確認をしなかったせいだ」

雪乃「・・・比企谷君が轢かれたから、犯人も捕まった。 ・・・結果から見れば、彼はまた自身を省みず人助けをした事になるわね」

結衣「・・・また、斜め下の解決方法だけどね」

静「・・・比企谷が目覚めたら、きつく言い聞かせなければならないな」

小町「ありがとうございました」ペコリ

静「うむ。 何度も言うが、今回の件は君に非はない。 全ては引ったくり犯が原因なのだから」

小町「・・・はい」

ガチャ バタン

静「では、また」

ブロロロロ・・・

静「比企谷・・・」ポロッ

~翌日~
○職員室○

雪乃「失礼します。 平塚先生」

静「・・・分かっているよ。 とりあえず、比企谷が目覚めるまで奉仕部は休止しよう」

雪乃「・・・はい。 ありがとうございます」ペコリ

雪乃「失礼しました」

静「・・・はぁ」

○病棟 総合受付○
~午後9時半~

ナース「・・・申し訳ありません。 面会時間はもう終わってしまっていて・・・」オロオロ

静「・・・そうか。 一目見るだけで構わないのだが」・・・ニコ

ナース「規則ですので・・・」ペコリ

静「・・・そうだな。 無理を言ったようだ。 すまなかった」クルッ

~次の日 午後9時~
○病棟 総合受付○

静「・・・面会時間を過ぎてしまったが、一目だけ、頼めないだろうか?」

ナース「すいませんが・・・」

静「そうか・・・。 いや、また来るよ」ニコッ

~その翌日 午後8時半~
○病棟 総合受付○

静「・・・今日は面会可能だろうか?」

ナース「はい。 面会時間は9時までですので、それまでにお戻りください」ペコリ

静「ありがとう」ニコッ

ガラガラ

雪乃「・・・! 平塚先生?」

結衣「・・・あ」ポロポロ

静「なんだ、まだいたのか」ニコッ

雪乃「・・・はい」

静「由比ヶ浜。 泣いていたら、比企谷が起きた時に笑われてしまうぞ?」ポンポン

結衣「・・・はい」ポロポロ

ガラガラ

小町「あ、平塚先生」

静「君もいたのか」ニコッ

小町「とりあえず、今日ももう遅い。 送っていくよ」ニコッ

~さらに翌日 午後8時50分~
○病棟 総合受付○

静「・・・すまない。 まだ、面会は間に合うだろうか?」ハァ・・・ハァ・・・

ナース「・・・ホントならお断りしなければならないんですが」タハハ

静「・・・そうか」ハァ

ナース「ちょうど様子を見に行く所なんです。 少しだけ、ですよ?」

静「! 助かる」ニコッ

ナース「・・・特に異常はないですね。 扉の外にいますね」ニコッ

ガラガラ

静「・・・今日は私だけか」ナデナデ

八幡「・・・zzz」ピーッピーッ

静「比企谷、早く起きてくれ。 でなければ、誰が私とラーメンを食べに行ってくれると言うんだ・・・」ポロポロ

静「私は誰を怒り、誰を誉めてやればいいんだ・・・」グスッ

静「・・・ははっ。 これでは由比ヶ浜の事を言えないな」ニコッ

八幡「・・・そうですよ、先生」

静「?!」

八幡「・・・先生も、泣くんですね」ニコッ

静「・・・誰が泣かしたんだろうな」ニコッ

八幡「・・・さあ? 皆目、検討も付きません」ヨロッ

静「まだ、起き上がっては・・・」サッ

八幡「大丈夫です・・・」

ナース「・・・そろそろ、あ。 比企谷さん、目が覚めたんですね!」ニコッ

八幡「あ、はい・・・」ペコリ

ナース「今、ご家族に連絡してきます」タタタッ

静「・・・本当に良かったよ」ギュ

八幡「ちょ、先生・・・///」

静「・・・ばか」ギュ

八幡「・・・」

静「本当に心配したんだからな・・・。 毎日毎日、病院に向かうたびに比企谷に何かあったらと考えると不安だったんだ」グスッ

八幡「・・・すいません」

静「・・・ゆるさない」プクー グスッ

八幡(可愛い・・・///)

八幡「すいません」ナデナデ

静「あ・・・///」

八幡「・・・あれ? 先生、タバコやめたんですか?」クンクン

静「・・・願掛けみたいなものだ。 比企谷がちゃんと目が覚めるようにと」

八幡「先生・・・」ギュ

静「えっ?!///」

八幡「・・・スゴく落ち着きます」

静「そ、そうか・・・///」オロオロ

八幡「先生は、だいぶ緊張してますね。 鼓動がすごいですよ?」ニヤニヤ

静「・・・異性に抱き締められれば、少なからず緊張もする///」プイ

八幡(・・・可愛いな)

八幡「・・・可愛いな」

静「うぇぇ?!///」ワタワタ

八幡「あ、声に出てました?」

静「・・・うん///」モジモジ

八幡(やっちまったぁー!)

静「その、とりあえず離してはくれないだろうか?///」モジモジ

八幡「あ、すいません!」バッ

静「あ・・・」シュン

八幡(なんで寂しそうにするんですか! また抱き締めたくなっちゃうだろうが!)

小町「お兄ちゃんっ!」ゼーハーゼーハー

八幡「お、おぉ小町」

小町「よ、良かったよぉ・・・」ポロポロ

八幡(そこから、平塚先生と一緒に小町を慰めるのは大変だった)

・・・・・

静「・・・家まで送っていこう」

小町「はい」グスッ

小町「あ、ちょっと受付に行ってきます」タタタッ

静「・・・比企谷」

八幡「はい?」

静「退院したら、一緒にラーメンを食べに行こう」ニコッ

八幡「・・・楽しみにしてます」ニコッ


とりあえず、ここまでにしておきます。

ご指摘など、よろしくお願いします(^-^)

乙、おもしろかった、後日談あるとうれしいです 次は海老名ですよね?

>>415
最後小町になってる


>>423
ホントだぁー?!
やってしまった・・・(°Д°)

×小町「とりあえず~」
○静「とりあえず~」

に脳内変換お願いします(´・ω・`)
申し訳ないです( ´△`)

>>422
後日談は今、書いていますので
しばしお待ちください(笑)

海老名さんも希望出てましたね、そう言えば。
後日談終わったら、書くか考えます!

平塚先生の後日談は早くて明日の夜、
一番遅くても次の日曜までにはあげます!


お疲れ様です。
今から平塚先生の番外篇を
あげていきます!

今更ながら、
本編終わってから新しく立て直せば
読みやすいし、良かったかもですね( ´△`)

~後日談~

静「さ、なんでも好きに頼め!」ニコッ

八幡「ありがとうございます」ペコリ

静「それより、わざわざ駅で待ち合わせして悪かったな。 今日は少し飲むつもりだったから、車では来れなかったんだ」

八幡「いや、気にしてないですよ」

静「ならいいのだが」ニコニコ

八幡「・・・なんか嬉しそうっすね」

静「そりゃ嬉しいさ。 また、比企谷とこうしてラーメンを食べることが出来るんだから」ニカッ

八幡(守られたい、この笑顔!)

静「そろそろ決まったか?」

八幡「はい、豚骨チャーシューと餃子で」

静「うむ。では私は・・・」

静「はぁ・・・旨かった!」ニコニコ

八幡「そうっすね。 チャーシュー自体もこだわりが伝わってきて旨かったですよ」

静「そうかそうか! この店はやはり当たりだったな!」ニコニコ

静「・・・さて、比企谷」

八幡「・・・はい」

静「今回の事で学んだとは思うが、君はもう孤独ではない」

八幡「・・・」

静「君は、家族以外に奉仕部でかけがえのない存在に出会ったはずだ。 ・・・あまり、心配をかけるな」ポン

八幡「・・・はい」

静「あと、意図したのかどうか分からないが、引ったくり犯を捕まえる協力をしたことは偉いぞ。 よくやったな」ニコッ

八幡「・・・あれは結果的にそうなっただけで」

静「そうだったとしても、だ」

静「君はまた人を助けたんだ」

八幡「・・・俺は今まで誰かを助けた覚えはないですよ」

八幡(俺は問題を解消してきただけで、誰かを助けようとしてきた訳じゃない。 勝手に助かっただけだ。 アララギさんマジ、リスペクトっすわ)

静「・・・」ギュ

八幡「・・・せ、先生?///」

静「君は、ホントに・・・」クスッ

静「私は、そういう所がとても愛しいと感じるよ」ニコッ

八幡「・・・///」ドキドキ

八幡(俺と先生の距離感は変わらない。 それは、・・・なんでだ? 不安なのかもしれないな。 先生と生徒の関係から抜け出すことが。)

静(私と比企谷の距離感は変わらない。 それは職業倫理からなのかもしれないし、私に踏み出す勇気がないからなのかもしれない。)

八幡 静( (だが、もしも。 この気持ちが本物だったなら・・・) )

────その時は、この気持ちを恋と呼ぼう・・・────

静「・・・では、また学校でな」フリフリ

八幡「・・・うす」

番外篇 終幕

短めですが、以上です。

とりあえず、海老名さんを書いてますので
終わったらあげます。

遅くても日曜にはあげますので(´・ω・`)

感想等あれば、またよろしくお願いします(^-^)

いいね
海老名さん期待
あーしさんとかさがみんとか書いてもいいんだよ?

書いてください

乙です
まだ続くんであれ、めぐめぐも見たいです


|_°))))チラ

お疲れ様です。
今から海老名姫菜篇を
上げていきます。

出来は良くないんで、、
期待しないでください。

>>434さん >>435さん
期待していただいて、ありがとうございます(笑)

○海老名 姫菜篇○
~奉仕部 部室~

コンコン

姫菜「失礼します」

結衣「あれ、姫菜?」キョトン

姫菜「あ、結衣」

結衣「どうしたの?」

雪乃「由比ヶ浜さんに用事かしら?」

姫菜「ううん。 今日は奉仕部に相談があって・・・」

雪乃「・・・とりあえず、座って。 紅茶で良いかしら?」

・・・・・

結衣「す、ストーカー?!」ガタッ

姫菜「うん・・・」

雪乃「これは奉仕部では解決出来るような相談内容とは言えないわね・・・」フゥ

姫菜「あ、解決してほしいんじゃなくて、ストーカーされている確証が欲しいの」

雪乃「・・・つまり、勘違いではないという確たる証拠を得てから、然るべき対応を取りたい。 そういう事かしら?」

姫菜「うん。 勘違いだったらいいんだけど、本当にストーカーされてたら嫌だし・・・」モジモジ

姫菜「それに、奉仕部に頼めば勘違いだったとしても誰にも言い触らしたりしないでしょ?」ニコッ

結衣「もちろんだよ!」グッ

雪乃「そうね。 クライアントの情報は守るわ」ニコッ

姫菜「良かった。 で、証拠集めに協力してもらえるかな?」

雪乃「ええ。 とりあえず、いつ頃からストーカーされていると感じたのか、どういった時に何をされているのか、話してもらえるかしら?」

姫菜「うん。 特に何かをされる訳じゃなくて、視線を感じるんだよね。 いつからかはわからないけど・・・」

雪乃「視線を感じるのは、学校内で?」

姫菜「学校内ではあまり感じないよ? けど、たくさん人がいるから分からないだけかも」

結衣「じゃあ、登下校中?」

姫菜「登校するときはないかな。 下校中に付けられてる感じなんだ・・・」

雪乃「・・・困ったわね」ムムッ

結衣「なんで? 姫菜と一緒に帰れば大丈夫じゃない?」キョトン

雪乃「それでは、ストーカーから直接的な被害を受けなくなるだけで、依頼内容の証拠を集める事にはならないわ」

結衣「あ、そっか・・・」

雪乃「それに、ストーカーがいるのか、いるならどこから見ているのか、が分からない以上、下手に動くのは危険よ」

姫菜「うん。 今はなにもされてないから緊急って訳でもないし」ニコッ

雪乃「とりあえず、今日は出来るだけ人通りの多い道を通って帰ってもらえるかしら? 明日までに何かしらの対応策を考えてくるわ」

姫菜「わかった。 じゃ、また明日ね?」フリフリ

~翌日~
奉仕部 部室

八幡「一体何があった・・・」ヒキッ

雪乃「あら、今日は来れたのね」

八幡「ああ。 昨日ちゃんと自転車直したからな」

雪乃「そう。 なら、今日から海老名さんと一緒に下校しなさい」

八幡(・・・どうしてこうなった)

雪乃「貴方の目的は、海老名さんが感じる視線が本当にストーカーかどうか、判断してほしいの」

八幡「なら、俺じゃなくても・・・」

雪乃「これは奉仕部への依頼で、他の誰にも内容を話せない。 海老名さんの勘違いの可能性もあり、警察にも行けない」

八幡「・・・なら、由比ヶ浜でも」

雪乃「ストーカーが実力行使で来た際に、女性では不利でしょう?」

八幡「・・・」

雪乃「何かしら?」キョトン

八幡(こいつなら、相手が男でも関係ないだろ・・・)

八幡「・・・なんでもない」

雪乃「それと、これを海老名さんに」スッ

八幡「防犯ブザーか」

雪乃「念のため渡しておいてほしいのだけど」

八幡「わかった」

雪乃「では、お願いするわ。 今日は視線が本物か確認してくれればいいわ」

八幡「・・・おう」

ガラガラ バタン

雪乃「・・・気をつけてね」

~乗降口~

姫菜「あ、ヒキタニくんやっはろー」フリフリ

八幡「うす」ペコリ

姫菜「今日からよろしくね」ニコッ

八幡「おう。 ・・・じゃあ、行くか」

姫菜「・・・」

八幡「・・・」

姫菜「・・・」

八幡「・・・」

八幡(気まずいな・・・)

姫菜「・・・ねぇ、ヒキタニくん」

八幡「・・・どした?」

姫菜「あのときはゴメンね?」

八幡「・・・俺が勝手にやったことだ」

姫菜「でも・・・」

ジーーーッ

八幡「・・・ん?」クルッ

サッ
八幡(アイツ・・・)

テクテク

八幡「・・・おい」ジトー ゲシッ

材木座「・・・ぐふぁ! 何をする、八幡っ!」

八幡「テメエこそ何してんだ?」

材木座「ケプコン! いや、体育祭の時にあちらのおなごにハンカチを借りていたのだが、すっかり忘れてしまっていてな!」ウンウン

材木座「最近になって思い出し、新しいものを買って渡そうとしたのだが、切っ掛けがなくてな・・・」モジモジ

八幡(モジモジすんな、気持ち悪い)

材木座「なんとか渡せないか、策を練っていた処、八幡が一緒にいるではないか! 話しかけようか迷っていたところ、八幡に蹴り飛ばされたわけだ!」


姫菜「ヒキタニくん?」

八幡「あー、依頼解決だ」

姫菜「なんだ、そういう事だったんだね」ニコニコ

材木座「いや、不安にさせたようでスマヌ」ペコリ

姫菜「いや、大丈夫だよ。 ハンカチもありがとうね」ニコッ

材木座「!/// では八幡、サラダバー!」

ドシドシ・・・

八幡「・・・依頼完了、でいいか?」

姫菜「うん。 お礼もかねて、うちでお茶でもどう?」ニコッ

八幡「いや、何にもしてないしな。 気にすんな」

姫菜「まあまあ、そんなこと言わずに」ニコニコ ギュ

八幡(近い近い! ・・・海老名さん、やっぱり普通に可愛いな)

八幡「いや、でも・・・」

姫菜「お願い」ニコッ

八幡「・・・少しだけなら」プイ

姫菜「よし! じゃあ、さっさと帰るよ!」

~姫菜の部屋~

八幡(・・・意外と普通だな。 てっきり《アーーッ!》なものばかりだと思ったんだが)

姫菜「・・・いま、案外普通の部屋だなって思った?」ニコニコ

八幡「え?! いや、その・・・」

姫菜「私、ファッション腐女子だから」ニコッ

八幡「・・・は?」

姫菜「うーん。 正確に言えば、BLとかも好きだよ? でも、少しだけ演技してるって感じかな?」

八幡「・・・なんのために?」

姫菜「前は男子に不用意に近付いて欲しくなかったから。 今は・・・」ガバッ

八幡(近い近い!!///)

姫菜「不要な男子に近付いて欲しくないから」ニコッ

八幡「・・・離れてくれ」

姫菜「駄目だよ。 せっかくのチャンスだもん」ニコニコ

八幡「チャンス?」

姫菜「材木座くん、だったっけ? 彼がストーカー紛いのことをしてくれてたおかげで比企谷くんと二人っきりになれたんだし」ニコニコ

八幡「・・・ちょっと待て。 材木座が犯人だって知ってたのか?!」

姫菜「うん」ニコニコ

八幡「何が目的・・・」

ちゅ!

八幡「?!?!」ジタバタ

姫菜「ん・・・ふっ・・・」チュー

八幡(良い匂い・・・。 じゃなくて、これはヤバい!)

姫菜「・・・はぁ。 これでも分かんない?///」ニコニコ

八幡「・・・なんで俺なんだ?」

姫菜「人が人を好きになるのに、理由が必要?」ニコッ

八幡「少なくとも、俺には必要だ」

姫菜「前に言ったでしょ? 比企谷くんとなら、上手くいけそうかもって」

八幡「・・・そんなことも言われたな」

姫菜「あの時は、冗談半分だったんだけど。 今は違うよ。 私の全てを貴方に差し出したいの」ニコニコ

八幡「は?///」

姫菜「比企谷くんとなら、どんな私でも幸せだと思えるの。 腐っていても、冷めていても、貴方なら側にいてくれる。 そう思った・・・」

八幡「・・・」

姫菜「結衣や雪ノ下さんには勝てないかもしれない。 けど、挑戦しなきゃ後悔すると思うんだ」ニコッ

八幡「・・・そうか」

姫菜「うん。 私は比企谷くんの事を愛してる。 今は、一方的かもしれないけど・・・」

姫菜「いつか、あなたから言わせてみせるよ」ニッ

八幡「・・・まぁ、頑張ってくれ///」プイ

姫菜「うん! じゃ、今日はありがとう」ニコニコ

八幡「ん。 また明日学校でな」

~翌日~
奉仕部 部室

姫菜「私、比企谷くんの事が好きなの」ニコニコ

雪乃「・・・え?」

結衣「・・・ウソ」

姫菜「だから、二人には負けないね♪」

結衣「・・・あ、あはは! 姫菜ったら、冗談やめてよ」ニコ

姫菜「結衣、本気だよ?」

雪乃「・・・クズが谷君、海老名さんに何をしたのかしら?」ゴゴゴゴゴ

八幡「いや、あの・・・」オロオロ

姫菜「比企谷くんはなんにもしてないよ? 私から・・・」

ちゅ
雪乃「!?」

結衣「あ!」

姫菜「キスして、告白しただけ」ニコニコ

結衣「ひ、ヒッキー!!」ガルル

雪乃「・・・・・・・・・」ボー

姫菜「比企谷くん!」ギュ

姫菜「いつか、私の事も愛してね?」ニコッ

姫菜篇 終了

乙です
形だけでも振られてどうなるか一番難しそうな海老名さんにしては
中々いい落としどころだとおもいます

めぐめぐも見たいんで頑張ってほしいです!

やっぱすげぇな。読んでて飽きねぇわ
これからも頑張ってくれ、乙

お久し振りです。

>>451>>459
の方々、ありがとうございます(*´ω`*)

今から三浦篇挙げていきます。

また、評価等よろしくお願いします(*ゝ`ω・)

優美子篇
木曜日 学校
~放課後 教室~

優美子「っ!」ブン

隼人「・・・」パン!

優美子「見損なった! あーし、隼人ってもっとスゴい人だと思ってたし!」グス

隼人「・・・それは優美子が俺に勝手に抱いてた幻想だ。 俺は特別な存在なんかじゃない」プイ

優美子「そうだね。 サヨナラ」

~翌日~

ガラガラ

八幡(ん? なんか、教室の空気が変だな?)

優美子「・・・」ポチポチ カチカチ

隼人「・・・」

戸部「・・・」チラッ

結衣「えっと・・・」アハハ・・・

姫菜「結衣・・・」フルフル

八幡(アイツら、喧嘩でもしたのか。 まぁ、俺には関係ないな。 寝よう)

トテトテ

結衣「・・・ヒッキー、ちょっと良い?」ウルウル

八幡「・・・どした?」ムク

結衣「あ・・・」チラ

優美子「ヒキオ、今日の放課後空けといて」

八幡「・・・は?」

優美子「なに? 文句でもあんの?」ギロ

八幡「・・・ワカリマシタ」

優美子「ん」

スタスタ

結衣「ヒッキー、あのね・・・」

ガラガラ

静「お前ら、席につけ」

結衣「・・・また、後でね」フリフリ

八幡「? お、おう」

八幡(・・・他人事じゃ済まないかもな)

~昼休み~
ベストプレイス

八幡「ふぅ。 やっぱ、ここは落ち着く・・・」ウトウト

テクテク スッ

優美子「こんな所でなにしてんの?」ウンショ

八幡(ナチュラルに隣に座らないでくれます?)

八幡「・・・いつもここで飯食ってるんですよ」プイ

優美子「なんで? 教室で食べればいーじゃん」キョトン

八幡「・・・別に、弁当なんてどこで食べても変わらないでしょう?」

優美子「誰と食べるかが重要なんじゃん! あ、ヒキオには一緒にお弁当食べる相手がいないか」クスクス

八幡「そうですね。 俺、ぼっちですから」

優美子「じゃあ、今日からはあーしが一緒にお弁当食べてあげるし!」ニコニコ

八幡「は?」

優美子「文句あんの?」ギロ

八幡「・・・イイエ」

八幡(怖ぇよ、つーか、怖い)

優美子「さ、食べるよ」ニコニコ

八幡「・・・」モグモグ

優美子「・・・」モグモグ

八幡「・・・」モグモグ

優美子「なんか、しゃべれし!」ペチン

八幡(ぼっちに会話力求めんなよ!)

八幡「・・・例えばどんなこと話せば良いんですかね?」ハァ

優美子「文化祭のこととか」

八幡「・・・委員会に入って、当日は写真撮ってまわった。 以上」モグモグ

優美子「・・・ウソつくなし。 違うか・・・。 はしょらないでしゃべれし」プク

八幡(可愛いから、そういうのやめてもらえます? 可愛いから!)

八幡「・・・特になんもなかったんだ。 話せることはないですよ」プイ

優美子「・・・ふぅん。 じゃあ、あーしから質問するから」

八幡「・・・答えられるものは答えます」

優美子「じゃあ、相模の件。 あの噂は本当の事?」ジーーーッ

八幡「・・・噂の内容を知らないから、返答しかねます」

優美子「アンタが相模を悪く言ったから、閉会式で相模が上手く言えなかった、って」ジーーーッ

八幡「・・・まぁ、大体合ってると思いますよ」

優美子「ふぅん・・・。 じゃあ、次。 修学旅行で戸部を応援するふりして、抜け駆けして姫菜に告白したって本当?」ジーーーッ

八幡「・・・それもまあ、合ってるんじゃないですか」

優美子「・・・ウソ、つくなし」ギュ

あーしさんに敬語は使わんで

八幡「は? ・・・え?」

優美子「ゴメンネ」グス

八幡「え、ちょ・・・?!」

優美子「今まで、アンタがどんだけ頑張ってきたのか、どんな想いで動いてくれてたのか、考えたらさ・・・」ポロポロ

八幡「いや、そんな大袈裟な・・・」

優美子「大袈裟なんかじゃないし!」

優美子「ヒキオ・・・。 ゴメン、あと、ありがとう」ニコッ

八幡「え?」

優美子「相模の件で、アンタの事誤解してた。 だから、ゴメン。 姫菜の事は、感謝してる。 ありがとう」ニコニコ

八幡「いや、だから、俺は・・・」

優美子「あーし、ヒキオが頑張ってきたのに報われないとか許さないし」ニコッ

八幡「へいk・・・」

優美子「だから、隼人の事ぶんなくってやったし!」ニコニコ

八幡「は?! なんでそうなった?!」

優美子「全部事情を知ってて、なんにも行動しなかったとか、あーしの中では最低なんだけど、違う?」キョトン

八幡「いや、アイツは動きたくても動けなかった訳で・・・」

優美子「それでも。 事が起きたあと、ヒキオの誤解は解けたハズでしょ!」

八幡「誤解を解く必要はないだろ。 もう、解はでてるんだから」

優美子「・・・そういうの、へ理屈っていうんじゃない?」ジトー

八幡「・・・」プイ

優美子「でも、ヒキオがタメ語で話すようになったから許してあげる!」ニコニコ

八幡「あ・・・」

優美子「ヒキオ、意外と話せるじゃん」ニコニコ

八幡「・・・そうっすか」プイ

優美子「あー! また、敬語になってるじゃん!」ジトー

八幡「はいはい」パクパク

優美子「もー。 これからはちゃんとタメ語で話すように。 わかった?」

八幡「へーへー」

優美子「返事は一回!」ペシ

八幡「はい・・・」

八幡(三浦、マジオカン!)

~放課後~

優美子「ヒキオ、買い物行くよ」ギュ

八幡「え、あ、ちょっと待て!」

優美子「なに?」キョトン

八幡「部活休むって言ってこなきゃならん」

優美子「ふーん。 結衣!」

結衣「え、なに、優美子?」キョトン

優美子「今日ヒキオ借りてくから、部活不参加ね」

結衣「う、うん。 分かった」

優美子「これでよし。 さ、行くよ」ギュ

八幡「・・・はい」

八幡(結局由比ヶ浜の話、聞けなかったな)

○カラオケ店○

優美子「ヒキオ、なんか歌ってよ」ニコニコ

八幡「・・・あんまり期待すんなよ?」

八幡(とりあえず、あんまりアニソンぽくないアニソンを・・・)

世界の終わりで、生まれた光。
いま、風の中。

優美子「ヒキオ、上手いじゃん!」

八幡「・・・っす」プイ

優美子「じゃあ、あーしは・・・」

優美子「楽しかった!」ウーン

八幡「さいですか」

優美子「お腹すかない?」

八幡「まぁ、少しな」

優美子「じゃあ、サイゼっしょ!」ニコニコ

八幡「いや、この時間だと混んでるだろ。 今日は帰った方が良い」

八幡(むしろ、俺がもう帰りたい)

優美子「・・・今日、あーし一人なんだよね」

八幡「は?」

優美子「親戚が入院したとかで、パパとママはそっち行ってて」

八幡「そうか」

優美子「だから、ヒキオんとこ泊めてよ♪」ニコッ

八幡「なんでそうなる?!」

優美子「やっぱ、一人は寂しくない? だから、ヒキオんとこ泊めてよ」ニコニコ

八幡「由比ヶ浜でも海老名さんでも良いだろ!」

優美子「今日はヒキオが良い」キュ ウルウル

八幡(あざとい。 可愛いけど・・・)

八幡「・・・ビッチ」プイ

優美子「ビッチ? あはは! あーし、身持ち堅いから」ペシペシ

スッ
優美子「まだ経験ないから」ニコッ

八幡(近い近い! ・・・良い匂い。 柑橘系?)

優美子「それにあーし、彼氏にするなら責任感があって、頭がよくて、優しい人じゃなきゃダメなんだよねー」

八幡「・・・そんなの、葉山だって言ってるようなもんだな」

優美子「隼人?」

八幡「頭がよくて、優しい。 サッカー部の部長を務めてるくらいだからな、責任感もあるだろ」

優美子「あーし、隼人に責任感があるとは思わない」

八幡「どうしてだ?」

優美子「だって、あーしは姫菜の時の事、結局責任をヒキオに押し付けたとしか思えないから」

八幡「あれは・・・」

優美子「確かに、隼人が動いてたらグループが駄目になってたかもしんないし、誰かがグループを抜けてたかもしんない」

優美子「けど、それは隼人が勝手に心配しただけじゃん? あーし、そんな簡単に壊れるような友人関係でいたつもりはないし」

優美子「確かに、姫菜と戸部は気まずくなったと思う。 けど、気まずくなって離れていくくらいなら、所詮その程度の好きだったって事っしょ?」

八幡「・・・」

優美子「グループの現状維持は出来たけど、戸部は自分の気持ちがどれ程の物なのかを知る機会を、姫菜は恋愛に向き合う機会を奪われたんだと思ってる」

八幡「・・・すまん」ペコリ

優美子「まだ聞いて。 もし、隼人自身が奪ったのなら、許せた。 けど、実際はヒキオに辛い役目を押し付けた訳じゃん?」

優美子「そんなの、責任をとったとは言わないし、言わせない」

優美子「一番頑張ったヒキオは憎まれ役を買って出たのに誉められもせず、隼人は真実をひた隠す。 そこが一番許せなかったし、幻滅した」

八幡「・・・」

優美子「あーし、ヒキオの事を見直したし、自分を省みないアンタの優しさが好き」

優美子「ボロボロになったヒキオを、誉めてあげたい。 癒してあげたい。 だから、あーしと仲良くなれし!」

優美子「返事は?!」

八幡「・・・三浦。 お前は俺を買い被り過ぎだ。 俺はお前が思ってるような人間じゃない」

優美子「ふぅーん。 ヒキオは、あーしの目が狂ってるっていうんだ?」ギロ

八幡「少し感情的だろ。 葉山の立場に立って考えてみたか? それに、哀れみは本物の感情とは言わない」

八幡「哀れみや同情は求めてない」

優美子「同情ではないし、哀れんでもない!」キッ

八幡「とにかく、少し頭を冷やせ」

優美子「・・・分かった。 じゃあ、ヒキオん家行くよ」

八幡「だから・・・」

優美子「早く!」ギロ!!

八幡「・・・はい」シュン

八幡「・・・たでーま」

小町「お帰り、おにいち・・・」

優美子「お邪魔します」ニコッ

小町「あれ? 千葉村の時の・・・」

優美子「久し振り。 今日、一泊させてほしいんだけど」ニコニコ

小町「お兄ちゃん! どういう事なの!」アワアワ

八幡「かくかくしかじか」

小町「なるほど・・・」

小町(こりゃお兄ちゃん、本格的にモテ期かな)ニヤ

優美子「で、小町ちゃんだっけ? ヒキオって彼女いんの?」

小町「いーえ! 絶賛募集中です!」ニコニコ

優美子「ふぅーん。 ま、まだ保留だけどね」

小町「ほう。 保留ですか」

優美子「ヒキオのこと、まだ全然知らないし。 もう少しお互いのことを知ってから判断したいっしょ」

小町「なるほどなるほど!」

優美子「それに、どうせ付き合うなら結婚とかしても良いと思える相手が良いし」ニコニコ

小町「結婚ですか! 良いですねぇ!」ニヤニヤ

優美子「だっしょー?」ニコニコ

八幡(ガールズトーク、やめてくれ)

優美子「小町ちゃん、ヒキオの妹にはマジ勿体なくない? あーしの妹になんなよ」ニコニコ

小町「またまたー」ニコニコ

八幡(その後、小町と三浦は順番に風呂に入り、飯を食ってから就寝となった)

○八幡の部屋○

八幡「ふぅ・・・」ドサッ

八幡(三浦のヤツを何とかしないと、俺の平穏は取り戻せそうにないな・・・)ゴロン

ブブッ ピ

八幡「ん、由比ヶ浜から?」

ガチャ

♪☆結衣☆♪

件名:遅くにゴメンネ?
本文
今日、話す時間とれなかったから(´・ω・`)
ヒッキー、あのね。
優美子の事なんだけど・・・。

昨日の放課後、隼人くんとケンカしたみたいで
優美子は話聞いてくれないしo(T□T)o
隼人くんは俺が悪いっていってて(´Д`)

みんなも気まずくなってるっていうか・・・
どーしよぉ??(´;ω;`)

八幡「・・・俺がどうにかしてほしいよ」ハァ

優美子「どうしたん?」キョトン

八幡「うぉ?! ・・・いつの間に?」

優美子「ヒキオが携帯いじってる所から?」

八幡「・・・内容、見たか?」

優美子「あーし、そこまでデリカシー無いように見える?!」ガーン

八幡「悪く言えばワガママそうだよな・・・」

優美子「そういう時は良く言えし!」ポカポカ プクー

八幡「どう言った所で意味は変わらないだろ?」

優美子「またへ理屈言ってるし・・・」ジトー

八幡「・・・」プイ

優美子「ふふっ」ニコニコ

八幡「どした?」

優美子「べつにー」ニコニコ

八幡「? とりあえず、もう寝るから早く小町の部屋行け」

優美子「は? あーし、まだ眠くないんだけど」

八幡「・・・俺は寝たいんだが?」

優美子「もう少し付き合えし」

八幡「・・・仕方ねえか」

八幡(そのあと、三浦と色んな話をした。 どんなものが好きで、何が苦手か。 好きな歌手やマンガ、ゲーム。 辛かった体験なんかも話したか・・・)

優美子「zzz・・・」

八幡(ちょっと休憩って事で、MAXコーヒーを取りに行った間に、三浦は俺のベッドで寝てしまっていた)

八幡「はぁ・・・。 仕方ねえか」パサッ ガチャ

○リビング○

八幡「さて、俺も寝るかな・・・」

ナーゴ

八幡「おー。 どうした、かまくら」

ナーゴナーゴ

八幡「腹でも減ったのか?」ナデナデ

フンス

八幡「・・・なんだよ?」

ナーゴ チラッ

八幡「ん?」

優美子「・・・」ジーーーッ

八幡「怖えよ、割りとマジで」ビクッ

優美子「・・・」ギュ

八幡「は、え、なに?」オロオロ

優美子「ヒキオ。 あーしは怖くないし」ギュ ナデナデ

八幡「・・・は?」キョトン

優美子「ヒキオってさ、他人が怖いんでしょ?」

八幡「・・・どうして、そう思ったんだ?」

優美子「いま、猫を見る目は純粋だった。 けど、普段のヒキオは違う。 周りをよく観察して、息を殺してる感じ」

八幡「・・・」

優美子「それって、まるで草食動物じゃん? 肉食動物に見付からないようにしてるみたいだと思った」

優美子「ペットはヒキオに悪意を向けてこないから、アンタは素直に受け入れられるんだろーなって」

八幡「自慢じゃないが、かまくらには、かなり嫌われてるぞ?」

優美子「あーしの言ってる悪意って、嫌われてるとかじゃないし。 ・・・わかってるっしょ?」

八幡「さぁな」プイ

優美子「・・・ヒキオって、都合悪くなるとそっぽむくよね」ニコニコ

八幡「・・・」

優美子「あーしが言ったこと、覚えてる?」

八幡「たくさん話したからな。 どの事を言ってるのか分からないわ」

優美子「・・・」プク

八幡「・・・」プイ

優美子「じゃあ、もう一回言うから」

優美子「・・・アンタの事を見直した。ヒキオの自分を省みない優しさが好き。無理して頑張って、ボロボロになったヒキオを、誉めてあげたい。 癒してあげたい。 だから、あーしと仲良くなれし!」

八幡「俺は・・・」

優美子「あーし、欲しいものは諦めない性格なんだよね」ニコニコ

八幡「・・・」

優美子「いま、ヒキオが断っても。 あーし、諦めないから」ニコッ

八幡「そーですか」ハァ

優美子「で、返事は?」ニコニコ

八幡「じゃ、よろしくお願いします」ペコリ

優美子「任せろし!」ニコニコ

優美子「これから何があっても、あーしはヒキオを信じるから。 だから、隠し事とかせずに何でも話して、一緒に遊ぶ。 はい、約束」ス

八幡「・・・高校生になってまで、指切りかよ」

優美子「いーから、早くするし!」

八幡「はいはい」スッ ギュ

優美子「・・・///」ドキドキ

八幡「どした?」

優美子「べ、べつに何でもなしい・・・///」クルクル

八幡「?」

優美子「・・・やっぱ、あーしらしくないっしょ。 ヒキオ!」

八幡「いきなり、どした?」

優美子「あーし、ホントの事を知った時からヒキオの事、男として見てるから。 だから、ヒキオに惚れてもらえるように頑張る」ニコッ

八幡「?!///」

優美子「ヒキオも、あーしの事逃がさないように頑張るし!」ニコニコ

八幡「お、おう・・・///」

優美子「はい、指切った!」パッ

八幡「え、ちょ!」

優美子「ふふーん。 約束したんだから、お互い頑張るしかないっしょ?」ニコニコ

八幡「・・・善処します」ハァ

八幡(・・・なんだかんだ、振り回されてるが、三浦といて楽しいと思ってる俺ガイル)

この二人の物語が、大きく動き出すのは1年後。
大学受験を控えた冬の日・・・
二人はまた指切りをする。

そのお話はまた今度。

優美子篇 終幕


以上になります。

>>467
(°Д°)
すいません!
普通に気づかなかった・・・。

・・・スルーでお願いします(´;ω;`)

乙です

乙です
若干微妙な感じですが
かわいいあーしさんでした


おはようございます(´Д`)

>>484>>489の方々
申し訳ありませんでした・・・(´・ω・`)

確認不足で違和感だらけの作品になってしまい
楽しんでいただける物を提供できませんでした。

そこで、また楽しんでいただけるように
いくつか提案したいのですが・・・。

①三浦篇はこのままで、他の二人で頑張る。
②三浦篇を書き直す。
③三浦篇の後日談を書いてみる。
④その他

以上、よろしくお願いいたします。

二次創作はそういうの含めて楽しむ物だし>>1のSSは面白いから好きにすれば良いと思う

単純に続き見たいんで3でおなしゃす!

3で
あと連番での安価の付け方は>>1>>3じゃなくて>>1-3ね

>>491さん
ありがとうございます(*´ω`*)
そう言っていただけると
気が楽になります(^-^)

>>492->>496の方々(これであってるんでしょうか?)
③の希望が多いようなので、
今週の土日どちらかに
続篇をあげたいと思います!

続篇は1年後から始めたいと思います。
三年生になり、受験を控えた二人がメインです。

496の方。
わざわざ教えていただきありがとうございます(*´ω`*)

その他、ご意見、ご指摘等ありましたら
遠慮なく、ズバズバとよろしくお願いします(*ゝ`ω・)

では、また週末に(* ̄∇ ̄)ノ


教えてもらってるのにミスってる・・・(´・ω・`)

>>492-496
こうですね?

では、失礼しました|_-))))

今から番外篇挙げていきます!

楽しんでいただけたら
嬉しく思います(*´ω`*)

~土曜日~
予備校 模擬テスト中

八幡(高校3年の11月下旬。 文化祭、体育祭という大きな行事も終わり、3年はほとんどの生徒が受験モードに入っている)

講師「やめ。 じゃあ、今から10分休憩。 この後、希望者は残って解説受けて言ってください」ガラガラ

八幡「ふぅ・・・」カタン

八幡(ま、俺もその一人な訳だが・・・)

ピカッ ピカッ

八幡「ん?」

三浦 優美子

件名:無し

本文
今から一緒に勉強したいんだけど?

八幡「・・・」カチャカチャ

件名:無し
本文
今日は1日、予備校でテストだから無理。
明日なら午後から時間取れる。

八幡(三浦とこんな親しくなるなんて思わなかったな・・・)

~翌日~
午後1時 サイゼリヤ

優美子「あ、やっと来たし」

八幡「悪い、遅くなった」

優美子「遅れてきたんだから、ここは八幡の奢りね?」ニコニコ

八幡「へーへー」ハァ

優美子「で、昨日わからなかった所から教えて欲しいんだけど・・・」

八幡「おう。 どの辺だ?」

優美子「この文章の解釈なんだけど・・・」スッ
フワッ
八幡(・・・あれ?)

八幡「・・・香水?」

優美子「あ、来る前にシャワー浴びてきたんだけど、この匂い嫌いだった?」

八幡「いや、めちゃくちゃ良い匂いだと思ってな。 今度、小町にも買ってやるか」クンクン

優美子「小町ちゃん、もっとモテちゃうね」ニヤニヤ

八幡「それは許容出来ないな」

優美子「はぁ・・・。 八幡ってホント、シスコンだし。 あ・・・」

八幡「どした?」

優美子「あーし、家に忘れ物してきたっぽい」

八幡「重要なもんか?」

優美子「めちゃくちゃ重要」

八幡「じゃあ、今日は解散か?」

優美子「後でヒキオん家行くから、そんときにまた教えてよ」

八幡「別にいいけどよ・・・」

優美子「じゃ、とりあえず軽く食べよ」ニコニコ

○比企谷家○

八幡「たでーま」

小町「お帰り、お兄ちゃん」

八幡「おう。 あ、後で三浦来るから」

小町「へー。 最近、よく来るね?」キョトン

八幡「受験生だからな。 それに、第二志望は同じ大学だから、お互いに教えあったほうが良い場合もある」

小町「お兄ちゃん、優美子さんと友達になってから、変わったよね・・・」

八幡「ま、あれだけ振り回されればな・・・」プイ

小町「・・・そっか」

八幡「・・・どした?」

小町「ううん。 なんでも・・・」

ピンポーン

小町「あ、優美子さん来たみたい」ニコニコ

八幡「だな」

優美子「小町ちゃん、お邪魔しまーす」

小町「優美子さん、こんにちは」ニコッ

優美子「これ、小町ちゃんに」スッ

小町「うわぁ! ありがとうございます! 中見ても良いですか?」ニコニコ

優美子「気に入ってくれたらいいんだけど」

小町「あ、コレ今話題のお菓子・・・!」

優美子「結構お邪魔してるから、お詫びっていうか、お礼?」

小町「ありがとうございます! 小町、一回食べてみたかったんですよ」ニコニコ

優美子「そ。 なら、良かったし。 じゃ、ヒキオ、早く勉強するよ」

八幡「だな。 じゃ、とりあえず部屋行くか」

○八幡の部屋○

優美子「で、ここなんだけど・・・」

八幡「この解釈はだな・・・」

優美子「ここはこれで合ってる?」

八幡「ああ。 因みに、こっちは間違ってるな。 正解はこっち」

優美子「あ、ヒキオ。 この計算間違ってるし。 ここはこの数式使う問題だし」

八幡「マジか。 道理で答えが合わないはずだ」

~2時間後~

優美子「一旦休憩するっしょ?」ウーン

八幡「だな・・・」ゴロン

優美子「ヒキオ」

八幡「どした?」

優美子「あーし、受かるかな?」

八幡「さぁな」

優美子「・・・そこは、普通励ますところっしょ?」

八幡「確信のない励ましは、無責任だろ」

優美子「・・・はぁ」ジトー

八幡「なんだよ?」

優美子「じゃあ、あーしを元気付けたりしてくれないんだ?」

八幡「・・・あんま金ないぞ?」

優美子「約束してくれるだけでいいし」スッ

八幡「また、指切りか・・・」

優美子「ほら、はやく!」

ギュ

八幡「で、今回は何を約束するんだ?」

○回想○

優美子『あーし、ホントの事を知った時からヒキオの事、男として見てるから。 だから、ヒキオに惚れてもらえるように頑張る』ニコッ

八幡『?!///』

優美子『ヒキオも、あーしの事逃がさないように頑張るし!』ニコニコ

八幡『お、おう・・・///』

優美子『はい、指切った!』パッ

○回想 終了○

優美子「もし、あーしが第一志望に合格したら・・・」

──────────あーしと、付き合って。

八幡「・・・・・・は?」キョトン

優美子「・・・何度も言わせるとか、失礼じゃね?」ジトー

八幡「すまん、いきなりすぎてな・・・」

優美子「・・・約束、してくれんの?」ウルウル

八幡「・・・どうせ、拒否権ないだろ。 いいぞ、指切った」パッ

優美子「・・・ありがと///」モジモジ

八幡「・・・じゃ、勉強頑張らなきゃな」プイ

優美子「大丈夫っしょ! だから、ヒキオも頑張らなきゃなダメだからね?」ニコニコ

八幡「・・・おう。 お互い、いい結果出そうぜ」

☆数ヶ月後☆
~センター試験 当日~

優美子「・・・ヒキオ」ギュ

八幡「後はお互い頑張るしかないだろ?」

優美子「・・・だね。 約束、ちゃんと覚えてる?」

八幡「おう」

優美子「ちゃんと守ってよね? ・・・じゃなきゃ、針千本だかんね?」ニコッ

八幡「はいはい」

優美子「返事は一回!」ペシン

~八幡の部屋~

八幡(結果から言おう。 俺は、志望大学に受かった。 だが、三浦は第一志望に、落ちた)

優美子「うっ・・・えっぐ・・・」ヒック

八幡「三浦・・・」

優美子「ゴメン、ちょっと一人に・・・」グスン

ぎゅ・・・

優美子「・・・ヒキオっ」ポロポロ

八幡「よしよし。 ・・・そういえば、俺が受かった時のご褒美が決まってなかったよな?」ナデナデ

優美子「・・・お金は無いよ?」ニコッ

八幡「俺と付き合って、同じ大学に行って・・・」

─────────卒業したら、結婚してくれ。

優美子「・・・・・・え?」キョトン

八幡「・・・おい」ジトー

優美子「・・・え、だってそれ///」

八幡「・・・返事は?」

優美子「・・・うん」ギュ

八幡「・・・これからもよろしくな。 ・・・優美子」

優美子「ふふっ。 なんか、くすぐったいし」

八幡「そうだな・・・。 やっぱ三浦って呼・・・」

優美子「八幡」

八幡「・・・違和感あるな///」プイ

優美子「八幡、これからもよろしく」ニコッ

八幡「こちらこそ、優美子」ニコッ

優美子「あーし、次から負けないから」

八幡「は?」キョトン

優美子「次は大学での成績、その次は就活」

八幡「・・・マジかよ」

優美子「あーし、誰にも負けないから。 八幡の為に」

八幡(俺と勝負するわけじゃないんですね)

優美子「あーしを選んでくれた八幡を、不幸になんかしない。 誰よりも幸せにしてみせるし!」ニコッ

八幡「そうか。 ま、今はもう幸せだがな」

八幡(こうして、俺達はもう一歩を踏み出した)

番外篇 終了


以上になります!
感想等よろしくお願いします(*ゝ`ω・)

・・・楽しんでもらえる作品になってる自信ないですが。

では、また次回に(* ̄∇ ̄)ノ


お久しぶりです。
ちょっと身内に不幸がありまして。
めぐり篇を書いてますが、
現状うまくいってないので(´・ω・`)

また、書けたらあげていきます。

来週末にまた報告にきます。

では、また来週(* ̄∇ ̄)ノ

こんばんは。
お待たせ致しました。

今からめぐり篇をあげていきます。
ただ、面白くないかもです(´・ω・`)

~奉仕部 部室~

めぐり「えへへ」ニコニコ ギュ スリスリ

八幡(どうしてこうなった?)

○回想○

ガラガラ

八幡「うす」

雪乃「比企谷君。 ちょうど良かった。 今から城廻先輩が来るそうなのだけれど、私は所用で席を外さなければならないの」

八幡「・・・なんかあったのか?」

雪乃「まだ何も。 姉さんが緊急とだけ言って電話を切ってしまったから・・・」

八幡「そうか」

雪乃「では、城廻先輩の件は頼んだわ。 これ、今日の部活中にみんなで食べようと思って持ってきたのだけれど」スッ

八幡「・・・チョコレート?」

雪乃「ええ。 城廻先輩と食べて。 それじゃ、私はもう行くから。 また、明日・・・」フリフリ

ガラガラ

八幡「じゃ、先輩が来るまで待ちますか・・・」ペラ

八幡「・・・」ペラ

八幡「・・・」ペラ

コンコン

八幡「・・・はい?」

めぐり「失礼しまーす。 あれ、比企谷君だけ?」キョトン

八幡「雪ノ下は急用で帰りました」

めぐり「そっかぁ」

八幡「とりあえず、どうぞ」ガタッ

めぐり「あ、ありがとう」ニコッ

八幡「っ! ・・・チョコレートもあるんで、良かったら」スッ

めぐり「え、ほんとっ?! ありがとう!」ニコニコ パクッ

めぐり「んー! おいしい!」ぽわぽわ

八幡(天然ゆるふわ系、恐るべし・・・)

○30分後○

めぐり「あはは。 比企谷くーん♪」ニコニコ ギュ スリスリ クンカクンカ

八幡(雪ノ下。 ウイスキーボンボンなら、そうやって言っておいてくれよ・・・)トオイメ

めぐり「・・・比企谷くぅん」ニコニコ

八幡「どうしましたか?」

めぐり「今日の相談なんだけどねぇー」ニコニコ

めぐり「比企谷くんと仲直りがしたくて、お願いに来たんだけど」ニコニコ

八幡「・・・はい?」

めぐり「ほら、文化祭の後にさ。 酷いこと言っちゃったから・・・」ウルウル

めぐり「な、仲直り、しなきゃって・・・」ポロポロ

八幡「べ、別に気にしてませんから」ナデナデ

めぐり「でも・・・」グスン

八幡「ホントに大丈夫ですから」ポンポン

めぐり「・・・うん///」キュ

八幡(・・・どうしよう、この状況)

めぐり「比企谷くんも、チョコレート食べる?」ニコニコ

八幡「あ、じゃあ1つ・・・」スッ

めぐり「食べさせてあげるよ♪」ニコニコ

パクッ

めぐり「んー」スッ

八幡「・・・え?///」

めぐり「んー!」ギュ

八幡「あ、あの・・・」オロオロ

めぐり「・・・」ムスッ

グイッ チュ

八幡「?!?!///」

ちゅー

めぐり「ぷはっ! 美味しい?」ニコニコ

八幡「は、はい・・・///」ポー

めぐり「わぁー。 比企谷くん、顔真っ赤だね?」ニコニコ

八幡「!///」プイ

めぐり「可愛いなぁ、もう♪」ニコニコ

めぐり「・・・ひっく! あれ? 眠くなってきちゃった・・・」ウトウト

八幡「じゃあ、今日は帰った方が良いんじゃないですか?」

めぐり「zzz」ギュ

八幡「はやっ?!」

めぐり「うん・・・」スースー

八幡(仕方ないか。 ちょっとこのままで待とう)

八幡(・・・先輩、温かくて柔らかいな)

○さらに30分後○

めぐり「ん・・・。 いったい・・・」ズキッ

八幡「おはようございます・・・」

めぐり「・・・あれ? 比企谷くん?」キョトン

めぐり「え?! なんで、比企谷くんに抱き付いてるの?!///」

八幡「あー。 アレのせいです・・・」チラッ

めぐり「チョコレート?」

八幡「それ、ウイスキーボンボンだったらしくて」

めぐり「な、なるほど。 ・・・私、なんかしちゃったかな?」オロオロ

八幡「・・・大丈夫ですよ?」プイ

めぐり「ほ、ホントに?」ジー

八幡「・・・」プイ

めぐり「なんかしちゃったんだね?! イタッ?!」ズキッ

八幡「大丈夫ですか?」

めぐり「うぅー。 頭が痛いよ・・・」ポロポロ

八幡「一人で帰れそうですか?」

めぐり「大丈夫、大じょ・・・痛い」ウルウル

八幡「・・・家まで送りますよ」

めぐり「あ、ありがとう・・・///」

八幡「じゃ、とりあえず部室締めますね」

めぐり「うん」

八幡「乗れました?」

めぐり「うん、大丈夫」ヨイショ

八幡「じゃ、行きますよ」

めぐり「うん」ギュ

ギーコーギーコー

八幡「・・・」

めぐり「・・・」

八幡「・・・」

めぐり「・・・比企谷くんの背中っておっきいね///」

八幡「・・・そんなことないですよ」

めぐり「ねぇ、比企谷くん・・・」

八幡「はい、なんですか?」

めぐり「私、ホントは覚えてるよ?///」

めぐり「・・・比企谷くんにち、ちゅーしたこと///」

八幡「・・・///」

めぐり「・・・嫌だったかな?///」タハハ

八幡「そんなことはないですよ?」

めぐり「そっか///」

めぐり「・・・ねぇ、比企谷くん」

八幡「・・・はい?」

めぐり「も1回、してくれないかなって・・・///」

八幡「え?///」

めぐり「今度は比企谷くんから・・・。 ダメ、かな?///」ギュ

八幡「え、あ・・・、その・・・」オロオロ

めぐり「比企谷くんといると、安心するんだ・・・///」ポスン

めぐり「体育祭の時から、少し気になっててね? 文化祭でも委員会で顔を合わせる事ができて幸せだったんだぁ」ニコニコ

八幡「・・・」

めぐり「でも、比企谷くんが相模さんに酷いことしたって話を聞いて、ショックだった・・・」

八幡「・・・はい」

めぐり「あのとき、最低だって言っちゃったけど・・・。 すごくすごく後悔したんだ」

八幡「・・・後悔?」

めぐり「うん。 あのとき、私がするべき事は君を責める事じゃなくて・・・

────────お疲れ様、ありがとう。

・・・って言う事だったんじゃないかなって」

めぐり「だって、比企谷くんが不必要に女の子に酷いことするはずないもんね?」ニコッ

八幡「!///」

めぐり「だから、ゴメンネ?」

八幡「もう、気にしてませんよ」

めぐり「あとね・・・。 比企谷くん」

八幡「はい」

めぐり「好きです! 付き合ってくだしゃい!///」

めぐり「あ・・・、噛んじゃった・・・」ウルウル

八幡「先輩」

めぐり「は、はい!」ビクッ

八幡「ホントに俺で良いんですか?」

めぐり「比企谷くんが良いの」ニコッ

八幡「そうですか。 ・・・俺、まだ先輩の事、ほとんど知らないんですけど」

めぐり「これから知ってくれれば大丈夫だよ」ニコニコ

めぐり「・・・付き合ってくれる?」ウルウル

八幡「・・・よろしくお願いします」

めぐり「うん!///」ギュ

めぐり篇 終了

○オマケ○

八幡「あー、先輩。 1つ良いですか?」

めぐり「うん、なにかな?」ニコニコ

八幡「・・・先輩の家、どっちですか?」

めぐり「あ・・・ゴメンね?///」アハハ・・・

○終幕○

以上でめぐり篇終わりです。

次は相模篇の予定です(*´ω`*)

そして、ここのラストSSになる予定です(^-^)
一応、ご要望頂いたキャラクターは
すべて書いたハズですので(笑)

また、感想等よろしくお願いします(*ゝ`ω・)

乙です
いいめぐめぐでした。
ウイスキーボンボンと聞いて冴えカノを思い出したけど気のせい
全部終わったらスレタイっぽく八陽のその後、って感じで続いて欲しいな!

お久しぶりです。
相模篇を途中まであげようかと思います。

>>540-541
陽乃篇の続きなんですが。
思い付いたら書いてみます。
とだけ言わせてください。

スレタイと内容があまりに違うという
ご指摘は真摯に受け止めています。
申し訳ございません。

それでは、相模篇を途中までですが・・・。

~放課後 奉仕部~

相模「・・・」スーハー

コンコン ガラガラ

相模「失礼します・・・」

結衣「あ、さがみん・・・」

雪乃「・・・なにか用かしら?」

相模「比企谷くん、いますか?」

雪乃「・・・見れば分かると思うのだけれど、比企谷君はいないわ」

相模「そっか・・・」

雪乃「なにか用件でもあるのかしら?」

相模「あの、これを・・・」スッ

結衣「これって・・・」

相模「比企谷くんに、渡しといて貰えるかな?」

相模「お菓子と、中に手紙があるから読んで欲しい。って」

結衣「あ、えっと・・・」

相模「それじゃ」タタタタッ

雪乃「・・・行ってしまったわね」

結衣「うん・・・。 とりあえず、ヒッキーが来たら渡しておこう?」

○20分後○

八幡(平塚先生にだいぶ長いこと捕まっちまったな・・・)

八幡「・・・うす」

結衣「あ、ヒッキー・・・」

八幡「・・・どした?」

雪乃「遅刻が谷君、貴方に渡すものがあるわ」スッ

八幡「なんだこれ?」

雪乃「相模さんからよ。 中に手紙があるから読んで欲しいと言っていたわ」

八幡「・・・なにが目的なんだ?」

結衣「手紙読めば、分かるんじゃないかな?」ウズウズ

八幡「・・・」ガサゴソ

比企谷くんへ

文化祭の時は、ごめんなさい。
今更、謝られてもって思うかもしれないけど。
時間が経つにつれて、
謝らなきゃって思うようになりました。

ちゃんと謝りたいと思ってます。

明日の放課後、6時頃、学校の近くの○○公園で待ってます。

八幡(御礼参りだな・・・。 割りとマジで)ゲッソリ

結衣「すぐ近くだね。 ヒッキー、行くの?」

八幡「ま、呼ばれてるわけだしな」

雪乃「・・・」

~翌日 放課後~
奉仕部 部室

八幡(6時まであと30分位あるわけだが・・・)

ザー ピカッ

八幡「・・・土砂降りだな」

結衣「だね」

雪乃「これでは、待ち合わせ場所に相模さんは来ないでしょうね」

結衣「そうかも。 天気予報で雨が降るなんて言ってなかったし・・・」

雪乃「そうね。 まさか、ここまで一気に降りだすとは思わなかったわ」

ガタッ

雪乃「・・・比企谷君?」チラッ

八幡「・・・お花を摘みに」

結衣「え? この雨の中?」キョトン

雪乃「はぁ・・・。 いってらっしゃい。 由比ヶ浜さん、お花を摘みに行くと言うのは・・・」

ガラガラ パタン

八幡「まさかな・・・」

~公園内~

ザー・・・

八幡「・・・」

八幡(いるわけがない。 そう思ったが、念のため覗いて・・・)

相模「・・・」ポタポタ

八幡「・・・! なんで・・・」バシャバシャ

八幡「ほら! とりあえず、傘させ!」スッ

相模「あ・・・」

八幡「とりあえず、学校に・・・」

相模「待って!」ギュ

八幡「早くしないと風邪引くぞ?」

相模「私、謝らないと・・・」

八幡「お前が謝る理由があるのか?」

相模「文化祭の・・・」

八幡「・・・俺は思った事を言っただけだ」

八幡「だから、謝ってもらう事なんてない」

相模「なんで・・・?」ギュ

八幡「・・・?」

相模「なんで、そんなに優しいの・・・?」ポロポロ

相模「私を責めてよ! なんで、文句も言わずに泥を被ってくれるのよ?!」ポロポロ

相模「私は! 私は・・・どうすれば良いのよ!」グスン

八幡「とりあえず、学校戻るぞ? 話はそれから・・・」

相模「・・・」コクン

今日は以上になります。

キャラクターが崩壊してますが
仕様だと思って諦めてください。

当方、キャラクターが立たなすぎて
相模らしさを諦めました。

申し訳ありませんが、
今しばらく、駄作にお付き合いください。
では、また後日。

お疲れ様です。
相模篇、最後まであげちゃいます。

それでは、
よろしくお願いします。

~学校~

八幡「ビショビショだな・・・」ポタ・・・

相模「うん・・・」ポタ

八幡「とりあえず、タオルとか借りれないか職員室で聞いてくるわ」

相模「・・・」ギュ

八幡「どした?」

相模「一緒に行くから・・・」

八幡「お、おう・・・」

コンコン

八幡「失礼します」

相模「・・・失礼します」

平塚「ん、比企谷、と相模か? ・・・二人ともビショビショじゃないか」

八幡「なんか、タオルかなんか無いですかね?」

平塚「あー・・・」ガサゴソ

平塚「ほら、これを使え」ポーン

八幡「ありがとうござ・・・」

記念品 田中太郎 花子

八幡「・・・先生、これって」

平塚「何も言うな比企谷。 言ったら、私の右手が火を吹く事になるぞ?」パキパキ

八幡「・・・アリガトウゴザイマス」

平塚「それでいい」

八幡「ほら」スッ

相模「・・・ありがと」

八幡「あ、先生。 これ、洗って返します」

平塚「いや、どうせ貰い物だ。 君達さえ良ければ持って帰ってくれたまえ」ニコニコ

八幡「いや、悪いで・・・」

平塚「持って帰ってくれたまえ」ニゴッ

八幡「ありがたく頂戴いたします・・・」

平塚「うむ。 あ、すまんがこれから職員会議があってな。 もう出てもらっても構わないか?」

八幡「あ、はい。 ありがとうございました」ペコリ

相模「・・・」ペコリ

ガラガラ

八幡「とりあえず、俺は部活に・・・」

相模「・・・話、聞いてくれないの?」

八幡「・・・俺には、お前に謝ってもらう事なんてないからな」

相模「じゃあ、奉仕部まで付いていくから」

八幡「・・・は?」

相模「話、聞いてくれるまで付いてく」ジー

八幡「・・・はぁ。 じゃあ手短にな」

相模「・・・まず、ごめんなさい」ペコリ

相模「あと、ありがとうございました」

八幡「・・・」

相模「最初は比企谷くんの事、嫌いでした。 『なんで私が!』って思ってた。 けど、比企谷くんが私を庇ったんだって、あれは本心じゃなくて、ああいうひねくれた方法しか取れないんだって、教えてもらったの・・・」

八幡「・・・教えてもらった?」

相模「うん。 みんなに」

八幡「・・・みんなって、誰の事だよ?」

相模「結衣ちゃん、戸塚くん、川崎さんに海老名さん、あと、平塚先生に」

八幡「・・・それは由比ヶ浜たちの主観だろ?」

八幡(戸塚のためなら、なんでもやるが!)

相模「・・・」

八幡「だから、お前が気にすることは何もない」

相模「じゃあさ・・・」

八幡「なんだ?」

相模「私と比企谷くんは対等でいいの?」

八幡「・・・変に気を使う必要はないな」

相模「じゃあ、敬語とかやめるね。 比企谷、あんたが何と言おうと、私はあんたにお礼したい。 なんなら、罰してくれた方が良い」

八幡「そうか」

相模「うん。 だから、なにか出来ることないかな?」

八幡「・・・ないな。 何もしないことがお礼で構わないくらいだ」

相模「・・・」ジー

八幡「もういいか?」

相模「・・・ダメ」ギュ

八幡「・・・なんだよ?」

相模「・・・なんか、したいの///」ウルウル

八幡「お、おう・・・」プイ

相模「なんでもいいから・・・」

八幡「なんでも・・・」

相模「・・・うん、なんでも」

八幡「・・・って言われてもな。 正直、なんも思い付かないわ。 だから、なんもしなくていい」

相模「はぁ・・・」ジトー

八幡「じゃ、部活戻るわ」

相模「じゃあ、下駄箱で待ってるから。 一緒に帰って」

八幡「は?」

相模「うやむやで終わったら嫌だから、しっかり決めたいし・・・」

八幡「って言われてもな・・・」

相模「あ! じゃあ、明日から毎日お弁当作ってくるとか、どう?!」

八幡「は?」

相模「意外に思うかもしれないけど、料理好きだし」

相模「そうしよう! 明日から毎日作ってくる! じゃあ、買い物してこなきゃだから、また明日!」タタタタッ

八幡「はぁ・・・。 どうなることやら」

~翌日 昼休み~

相模「はい!」スッ ニコニコ

ザワザワ

八幡(・・・ヲイ)

相模「さ、食べるよ?」ニコニコ ガタッ

八幡「いや、ちょっと待て・・・」

相模「ん?」

八幡「周りの目を考えろ」ジトー

相模「これから毎日だし、気にしてたらキリがなくない?」キョトン

ザワザワ!

八幡「・・・もう、やめてくれ」

八幡(そんなこんなで1週間を過ごしたが、慣れとは怖いもので、この異様な状況を受け入れている自分がいる)

相模「今日も作ってきたよ」ニコニコ

八幡「おう、サンキューな」

相模「ねぇ、美味しい?」ニコニコ

八幡「おう、美味いぞ」パクパク

相模「そっかぁ」ニコニコ

八幡「ん」パクパク

八幡(最近、知った事だが・・・。 相模は尽くすタイプだということだ)

相模「・・・」

八幡(ま、付き合ってる訳じゃないがな)

相模「・・・あのさ、全部聞こえてるよ?///」

八幡「・・・oh」

相模「・・・あ、あのね。 別に、私は付き合っても良いかなって、思ってる・・・よ?」チラッ

八幡「・・・マジか」

相模「むしろ、嬉しい・・・」チラチラ

八幡「・・・じゃあ、付き合ってみるか?」

相模「! ・・・うん!」ニコニコ

相模篇 終了

以上になります。

土日どちらかにまた来ます。
ちょっとした思い付きを
あげてみたいと思うので。

それではまた。

乙です

こんばんは、
今からやってみたかったことを
あげてみたいと思います。

が、たぶん好みが分かれます。

その辺り、ご注意ください。

>>561─564の方。
申し訳ないです。
相模、動かしにくくて打ち切っちゃいました。
相模らしさが皆無でさらに申し訳ないです。

ピーピー・・・

八幡「ん・・・?」

八幡(ここ、どこだ・・・?)ムクッ

八幡「・・・」キョロ

八幡(・・・ベットに医療機器? つうことは、ここは病院か?)

八幡「なんで・・・」ズキッ

八幡(頭がっ!)ズキズキ

八幡「・・・っ!!」

チカッ

小町「じゃ、次行こっか八幡♪」

雪乃「八幡がうちで暮らす日を楽しみに待っているわ」

結衣 母「ふふっ。 結衣って、意外と寂しがりだから、ヒッキーくんさえ良ければ末永く結衣の側にいてほしいわ」

結衣 父「今度は交際報告の時に来なさい」

戸塚「はちまんと一緒にお風呂とか、すごく嬉しいなぁ」

沙希「・・・私、八幡と話したり、触れ合ってる時間がすごく幸せだよ」

留美「大丈夫。 私が八幡以外を好きになるはずないから」

静「私は、そういう所がとても愛しいと感じるよ」

姫菜「比企谷くんとなら、どんな私でも幸せだと思えるの。 腐っていても、冷めていても、貴方なら側にいてくれる。 そう思った・・・」

優美子「あーしを選んでくれた八幡を、不幸になんかしない。 誰よりも幸せにしてみせるし!」

めぐり「好きです! 付き合ってくだしゃい!///」

相模「・・・あ、あのね。 別に、私は付き合っても良いかなって、思ってる・・・よ?」

八幡「!? う・・・」ゲロッ

八幡(なんなんだよ、この記憶・・・)

~その時、八幡はホンモノの愛を知る~

○翌日○

コンコン スー

雪乃「・・・八幡?」

八幡「雪乃・・・」

雪乃「目が覚めたと聞いたものだから」ニコ

八幡「・・・」

雪乃「・・・どうかしたのかしら?」

八幡「なぁ、なんで俺は入院してんだ?」

雪乃「・・・覚えて、いないの?」

八幡「お、おう」

雪乃「貴方は・・・」

タタタタッ! ガラガラ

小町「お兄ちゃーん!!」ダキッ

八幡「え、小町・・・か?」オロオロ

八幡(目の前の彼女は、小町に似ていた。 だが、俺の知っている小町とは、明らかに違う。 ・・・総武高校の制服を着ていて、髪も伸ばしている)

小町「うん! 小町だよ! 良かった・・・。 良かったよぉ・・・」ポロポロ

八幡「・・・っ!」ズキッ!

チカッ

小町「・・・お兄ちゃん」グスッ

雪乃「・・・」ボーッ

結衣「ヒッキー・・・」ポロポロ

八幡「ウプッ・・・」ゲロッ

小町「お兄ちゃん?!」

雪乃「八幡?!」

・・・・・

八幡「記憶の・・・混濁?」

医師「ええ。 脳波等の検査には異常はありません。 が、夢と現実が曖昧に感じられ、どちらが本当にあったことなのかが分からなくなっている・・・」

医師「しかも、思い出そうとすれば激しい頭痛に襲われ、吐き気を催す・・・」

医師「長い間、眠っていたせいでしょう。 なんせ、比企谷さんは・・・」

─────────約2年間、目が覚めなかったのですから。

八幡「・・・は? 2年間?」

医師「はい。 とにかく、もうしばらく様子を見て、症状が続くようなら何かしらの治療を試してみましょう」

○病室○

八幡「・・・」

八幡(2年間も寝てた?)

小町「お兄ちゃん?」

八幡「・・・あ、悪い。 考え事してた」

小町「そっか」

八幡「なぁ、小町」

小町「なぁに、お兄ちゃん?」

八幡「俺に、彼女とかいたか?」

小町「え? なにいってるの?」

八幡「いや、確認しておかなきゃいけないと思ってな」

小町「確認? お兄ちゃんの彼女って・・・」

───────陽乃さんじゃん。

八幡「・・・そうか」

八幡(つまり、雪乃や結衣達と体験したと感じているものが夢・・・)ポロ

小町「・・・お兄ちゃん、大丈夫?」

八幡「え?」

小町「だって、泣いてるよ?」

八幡「いや、なんでもない・・・」グシグシ

タタタタッ! スー

陽乃「・・・っ!」

八幡「あ・・・」

カツカツカツ

陽乃「おはよう、八幡」ニコ ポロポロ

八幡「・・・おはようございます、陽乃さん」

小町「陽乃さん、こんにちは。 言ってくれれば迎えに言ったのに」ニコッ

陽乃「ゴメンね、小町ちゃん。 八幡の意識が戻ったって聞いて、ここに来る事しか頭に無かったよ」ニコッ

小町「お兄ちゃんお兄ちゃん。 陽乃さん、意識が戻らないお兄ちゃんの為に、世界中のお医者さんの所に行ってたんだよ?」

陽乃「小町ちゃん!///」プクー

八幡「陽乃さん、ありがとうございます」ペコリ

陽乃「あ・・・うぅ・・・///」モジモジ

八幡(陽乃さんには、話をしておくべきだよな?)

八幡「小町。 少し、席外してもらえるか? 10分位でいいから」

小町「はーい」ニヨニヨ

スー パタン

八幡「陽乃さん。 心配させてすいません」ペコリ

陽乃「うん・・・」

八幡「もう、こんなことが無いように気を付けます」

陽乃「うん・・・!」ポロポロ

陽乃「ほんとに良かったよぅ・・・」ポロポロ

八幡「陽乃さん・・・」

陽乃「・・・ぐすん。 で、何か話したいこと、あるんでしょ?」

八幡「・・・はい。 実は・・・」

八幡(俺は、入院している理由が分からないことと記憶の混濁について、話した)

陽乃「みんなと付き合ってた記憶がある・・・」

八幡「・・・はい。 だから、まだ記憶も、感情も、ぐちゃぐちゃで・・・」

陽乃「そっか。 でも、それでもいいよ」ギュ

陽乃「こうして、ちゃんと戻ってきてくれたから・・・」

八幡「陽乃さん・・・」

陽乃「退院したら、二人で暮らそう? それから、ゆっくり思い出してくれればいいよ」

八幡「ありがとうございます・・・」ペコリ

陽乃「・・・八幡」ギュ

陽乃「もう、一人にしないでね・・・?」ニコッ

八幡「・・・はい」

八幡(それから1週間。 俺は退院し、陽乃さんと一緒に暮らし始めた)

今日は以上です。
続きはまた来週末にでもあげます。(たぶん)

それでは、
おやすみなさい。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月16日 (月) 17:25:31   ID: m6OBAtUA

みたいよー
まってるよー

2 :  SS好きの774さん   2015年03月17日 (火) 12:28:38   ID: vPsTZ6sz

うむっ、デレデレ雪のシスターズが良いね!(●´ω`●)

3 :  SS好きの774さん   2015年03月22日 (日) 11:33:43   ID: rM3yBFQL

皆可愛い!

八幡、全員選べよ!

4 :  SS好きの774さん   2015年03月31日 (火) 09:49:59   ID: MncTMzV1

よく話に終わりつけたな。
広げっぱなしになると思ってたわ。

乙でした!

5 :  SS好きの774さん   2015年03月31日 (火) 23:03:27   ID: QefDtZVB

サキサキ、八幡…幸せにな(^_^)ゞ

6 :  SS好きの774さん   2015年04月08日 (水) 21:16:30   ID: i-PK7S85

二期始まったな。
このss好きだけど意外と読み手少ないから
もう少し活気出てくれたら良いのに。

頑張れ!

7 :  SS好きの774さん   2015年04月16日 (木) 14:25:49   ID: N0en9zxB

めぐりんを!。゚(゚´ω`゚)゚。

8 :  SS好きの774さん   2015年04月26日 (日) 10:35:10   ID: TX1zhQIV

絶望する程に絶対的で面白かった

9 :  SS好きの774さん   2015年05月26日 (火) 18:09:17   ID: BDdX9dZv

おもろいな

10 :  SS好きの774さん   2016年01月25日 (月) 18:11:51   ID: wvLZmsPK

え?
陽乃との続編は…?
早く続き読みたいんだけど。

11 :  SS好きの774さん   2016年02月08日 (月) 21:50:30   ID: rcoB4lRv

面白いなぁ。
はるのん、可愛いし。

12 :  SS好きの774さん   2016年05月26日 (木) 08:22:53   ID: Y9Md98ai

来週末と言って一年が経ったわけだが

13 :  SS好きの774さん   2016年08月16日 (火) 22:26:01   ID: -6ysj0hT

この作品の続きが気になって
無駄だと分かっていながら
ちょくちょく見に来てしまう……。

最終的に、どんな終わりを
書き手はめざしていたのだろう?

陽乃と八幡はどうなるんだろう?

マジで気になる。

14 :  SS好きの774さん   2017年01月17日 (火) 01:10:56   ID: C5w7uvzn

最後まで意味が分かりませんでした(*^^*)

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