女「まさか学校のテストで貴方ごときに負けるなんて」
女「人生最大の汚点よ男君」
女「こうなったら仕方ないわね」
女「貴方には死んでもらうことにするわ」
男「ちょっとまて」
男「なんで死ななきゃなんないんだ!?」
女「あら 言ったじゃない 貴方は私に唯一の汚点を残したの」
女「悔しくて思わず殺しちゃいそうだわ」
男「典型的な勉強に取りつかれてる人じゃねぇか!」
男「…っえ!?待って!カッターしまって!無言で迫らないで!」
男「…落ち着きましたか?」
女「なにを言ってるの男君 私は最初から冷静だったわ」
男「さっき白目むいてたんだけど!?」
女「というか男君 いきなり学年一位なんてどういうことよ この私を押さえて」
男「なに言ってるんだ女さん!僕は常に学年二位 つまり君の一つ下の順位だったんだから逆転なんて別に有り得ることだろう?」
女「嘘よ 貴方は前回のテストでは176位 それ以前も真ん中より下くらいをさまよっていたわ」
男「把握されている!?」
キーンコーンカーンコーン
女「hrが始まるわ 行きましょう」
男「ああ…」
-教室-
男(そういえば女さんとは同じクラスだったけど話したのは初めてか ん?)
女「」ギロギロ
男(睨まれている!?)
男(かわいい子が話しかけてくれたと思ったら)
男(仲良くなるならない以前に既に敵視されていた!)
男(しかも女さんは前回の僕の微妙すぎる順位まで把握している!)
男(これから僕はさらに徹底的に調べあげられ 勉強の妨害および復讐による精神的苦痛を与えられるに違いない!)ゾゾ…
男(…………)
男「ひどいやひどいや!」ガタッ
先生「座りなさい」
-家-
男「高校三年生になり一人の友達も居ないことに気づいたので勉強して『すごーい!頭いいー!』みたいな人気者になろうと期待していたら女の子に嫌われた男の姿がそこにはあった」
姉「ぷっ だれよそれ」ププッ
男「ていうか 僕だった」
姉「…………」
姉「部活もしないし幼馴染みもいないし彼女はおろか友達すらいないなんて」
姉「あんたもう青春成分何も残ってないわねぇ… 姉ちゃん悲しいわ」
男「遠回しに言ってるがひょっとすると僕がカスだと言いたいのか!?」
姉「遠回しに言ったつもりはない」
男「殺りにきてた!?」
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