ちひろ「(給与査定が)ポロリもあるよ、っと」
モバマス
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P「じゃー始めて行きますんで」
ちひろ「お願いしまーす」
01.ラブライカの Love Leica
P「美波とアナスタシアのユニットがライカのカメラを使うという一発ネタです。写真誌のビギナー向けコラムと深夜帯の地上波放送で展開しました」
P「VTRどん」
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美波「こんにちは、ラブライカの新田美波です」
アーニャ「Очень Приятно с вами познакомиться! アナスタシア……です」
美波「第三回ラブライカのLove Leica、えーっと……今回は、この……ノクトン、ふぉくとれんだー……35みり、1.4えふを使って、実際に、ストリートスナップに挑戦します」
アーニャ「ヤー……では私も、このフェドにフォクトレンダーの……」
D「ちょちょちょ、ま」
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P「毎回毎回旧ソ製コピーライカを持ってくるアーニャが名物化してしまいました」
ちひろ「中古カメラの流通に妙な影響が出ましたね」
P「次ー」
02.アンリミテッドヴァーサスヴァーサス
P「アニバーサリー企画の一環としてネット配信したスペシャルドラマです。円盤はけました」
ちひろ「利ざやよし、イメージ戦略よし、スペシャル感よし、大当たりでしたね」
P「探偵vs怪盗vs超能力者vs預言者vs女神ズvs狐狸妖怪vsヒーローvs悪役」
P「まとめやがった監修比奈は天才だとおもう」
P「コンテと複製原画はアニバーサリーイベント会場で展示、一部を販売」
P「アニバ自体がかなり反則気味なんで単純には評価できませんけど」
ちひろ「経理としてはめっちゃ評価できます」
P「総務です。同感です」
頼子「さあ……文香さん。続きを」
文香「……はい」
都「いけません! それ以上読み進めてはあなたの心が……!」
小梅「フ、フフ……魔、魔が来る、マガツ魔が来る、穿ちて来るよ……マガツマガツヒの魔が……音も無く訪う……」
周子「とりゃー。へあー」ガシャーン パリーン
楓「結界に入ってみた結果wwww→決壊なうー……」
芳乃「これはー……じつにーなんともー……天と地とが渾然であった頃のようなー」
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光「これが……こんなものが! お前の望んだ世界なのか!? お前が目指した悪は!」
麗奈「……っく……知った風なことを……!」
光「なあ、レイナ……アタシはヒーローだからさ、いつか、レイナを倒すことになると思ってたんだ……」
光「だってレイナは、『悪』だから……でも」
麗奈「光……アンタ……まさか」
15.教えて晶葉せんせい
P「教育番組と見せかけた何かです。当然のように深夜ラジオ」
ちひろ「晶葉ちゃんがトンデモ博士という傾向を逆手に取ったプロモですね」
P「やりすぎると止められないんで、後戻りがきくあたりまで日和りました」
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晶葉「はい、地球最後のカリスマ池袋博士のサイエンス実験工房。じゃあ今週も始めていこうか……」
晶葉「今日の質問はこちら、『秋になるとどうして紅葉するのですか。あとせんせいの秘密の紅葉が見たいです』」
晶葉「うむ。時空断裂超伝導嵐のしわざだ」
晶葉「通常落葉樹の葉が緑色をしているのはクロロフィルという色素のためだが、秋になって日照時間が減少するとこの色素が超振動を始める」
晶葉「超振動によって召喚されたゴアアグロフェンドリオン通常幼生体がブドウ糖をまき散らしながら空間の光学的特性を変換するのだ」
晶葉「緑色をした葉の周辺の空間のみ光が乱れて、赤色になって見えているというわけ」
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P「いきなりドラマパートを挟んだり、電波な講義をやったり、質問から斜め方向にぶっ飛んだ真面目な科学講義を持ち込んだりと、意識してハチャメチャをやりました」
ちひろ「妙なファンと訓練されたファンと、どうしようもない番組ウォッチャーだけがついてきましたね。どうにかこうにかギリギリ黒字です」
P「続けて行きましょう」
20.はじめてのていおうがく
P「正式タイトル『櫻井桃華のはじめての帝王学~お嬢といっしょ~』」
P「村上巴と櫻井桃華の二人をMCに、小学生組が各種社会科見学をするシルシルミシルです……正直日和りました」
ちひろ「タイトルの割に内容は無難、インパクトは薄かったようですね。教養番組として一定の数字はとれた、と」
P「実況スレの惨状はもはや語るまでもないかと」
P「はい次」
21.ミムラ前食堂~鞭打ちはじめました~
P「かな子と時子の料理番組。プレスリリースの段階の主な評価がこちら」
『悪意しかないキャスティング』
P「予測できたこととはいえ当然愉快なものじゃないんで、構成を全体にクソ真面目に固めました」
P「料理番組に体当たり要素を組み込んで、鶏の〆から解体、魚の漁から解体、豚も解体、自然薯掘りにミニコーナーでサボテン料理」
P「インパクト勝負の結果、前評判のうち悪乗りしていた勢力を取り込むことに成功しました。鞭で見事に自然薯掘ってのけた回の瞬間最高視聴率は8.2%です」
ちひろ「ここまでくると、残った分はいわゆるアンチに分類してよさそうですね。イメージ戦略の勝利といえます。営業です。高く評価できます」
P「執行部です。同感です」
25.しまむライン
P「あらゆる物事の『普通』を定義しよう、を合言葉に卯月が体当たりするミニコーナー。メイン媒体は雑誌の連載で、フェイスブックに連動した動画配信も同時に行いました」
P「NGの冠番組にも出張して、幅広いメディアに展開しました。これは客層と媒体の調査を兼ねてます」
P「実際に挑戦したのは、囲碁、将棋、チェス、象棋、バックギャモン、モノポリー、マンカラ、MtG、永い後日談のネクロニカ。ここまで特集卓上ゲーム」
P「更に特集町おこしとして、大綱引き、大祓、灯籠まつり、傘踊り、他地方祭や、道の駅などにも」
P「当初の目標は下回りましたが、最初の目標は基本高めなので十分黒字です。あとマネジメントに使えるデータが集まりました」
ちひろ「広報事業部です。貴重なデータの集めるための試金石的プロジェクトでした。高く評価できます」
P「マネジメント部です。同感です」
30.湯煙一人旅プラス
P「楓さんの一人旅番組です、が、基本的に一人旅部分はタイトル詐欺でした」
P「福岡は愛宕神社には朋が、そのまま続けて大分は別府温泉には早苗さん、山手線沿線バー制覇とかいうバカげた持ち込み企画には志乃さんが同行し、完走しました」
P「性質上深夜帯でしか放送できませんでしたが、多分あれは深夜から出したらつまらなくなるタイプだと思います。ゴールデンに進出させられる前に打ち切りました。大黒字です」
ちひろ「楽しんでやってくれることが大うけするという、アイドルにも優しい番組でした。総務です。高く評価できます」
P「基本的に楓さん周辺は無敵気味ですからね……設備課、同感です」
31.ケミカル一人旅プラス
P「タイトルに明らかなように楓さんの番組を後追いしました。全体の構成にセルフパロディを仕込んでます。主役は志希」
P「趣味:失踪をフィーチャーして、仕事にしました。といっても、当人の中ではいつもの失踪と別カテゴリだったようですが」
P「自然体っぽく見せるのが上手い繋がりで、準レギュにはフレデリカを起用。周子は予算オーバーでした。フレデリカもカツカツですが」
P「テーマは大体パーソナリティの希望を採用。主な行先は……種子島宇宙センター、ゲスト晶葉。北海道サイドカーで一周、ゲスト夏樹、拓海。スーパーカミオカンデ、ひとり旅。母校周辺、ゲストフレデリカ……」
P「母校はぼかしにぼかしてます。インターネットの反応は上々ですね、ファンマナーも高く、『あっ……』が主な実況でした」
P「ロケ内容を知らせず二人を呼び、フレデリカと志希を乗せて遠出する、傍若無人サイドカーシリーズが地味にウケてます。レンタルビデオ店の傾向からみてもこのシリーズは高回転ですね」
P「バイカー組を本気で怒らせず、といって乗り気でもないラインを維持しつつライダーも楽しませに行く、メインキャストのエンターテイナー性が存分に発揮されてると思います」
ちひろ「ギリギリを攻める姿勢が視聴者にもスリルを産んでますね。法務です、高く評価できます」
P「総務です、なんで法務が出てきたんですか」
32.帽子な一人旅プラス
P「完全に一人旅部分を形骸化させたシリーズ三作目。芽衣子と夏美さんがメインパーソナリティーです」
P「こっちは純粋な旅番組なので、枠を移してケーブルテレビに。基本方針を踏襲して、他のロケに同行することで予算を抑えてます」
P「各国で二つは帽子を増やしていき、更にはこれを死蔵することなく活かしてくる芽衣子の高いファッションセンスが評判を呼びました」
P「到着と同時に始まる夏美さんの怒涛の空港談義も人気で、旅部分は普通という特徴的な結果になってます」
ちひろ「キャラクターが上手く出た形ですね。広報事業部、評価できます」
P「執行部、同感です」
38.にゃん・にゃん・にゃん・にゃん・にゃん・にゃん
P「通称猫。会員ネット配信のミニバラエティです。メインパーソナリティーにのあさんを起用しました。そして『毎回ゲスト』のみくにゃん。MCに登用しないのがミソです」
P「のあさんのみく愛が遺憾なく発揮されましたが、身内ウケの要素が大きいですね。会員向けコンテンツ以上には成長しないかと」
P「ゲストにもネコ耳を装着、途中制作が悪ノリしてブリッツェン、ヒョウ君、アッキー、礼子さん、ハナコが猫耳と化しました」
P「この辺の回は地味に再生数、DL数ともにトップですね」
ちひろ「その二つの違いは何ですか?」
P「はい、会員サイトで配信している『猫』は、一定期間を過ぎるとバックナンバーに登録されます。
ストリーミング配信が終了した回は、イベント事で行われる投票再上映の他にDL販売を行ってまして」
ちひろ「なるほど。利率が良いですね。高く評価できます」
P「Pです。ついに個人的な評価になっています」
39.サイキック侍忍法帖
P「メインパーソナリティーはナターリアです」
P「ちひろさんのその表情がだいたい当初の目標とする視聴者の反応ですね。珠美、あやめ、更に裕子を放り込んで、徹底的に『間違った日本』像を演出しました」
P「狙った客層は、天てれからラーメンズファンくらいです。おおむね当たりました」
P「基本エセ紹介番組風推しですが、マンネリ化を防ぐ意味でバラエティ回、食レポ回、ミニドラマも挟んでます」
P「特にミニドラマは本気で演出したこともあって、出演者からの評判も高いものになっています」
P「この演出で予算を盛大に使い切り円満に終了。プロフィールに常に表記される程度の代表作になりました」
ちひろ「企画としては大成功の部類ですね。経理です。評価できます」
P「マネジメント部、同感です」
40.基本と応用は山
P「愛海に、茄子と芳乃と頼子がよってたかって山岳関係の美術史、文化史、民俗学、宗教史を講義する教育番組です」
P「愛海も自分のウリがわかってるのか、それともただの素か、絶妙な『そうじゃない感』が好評でした」
ちひろ「えー……主な波及効果としては……これは、マジですか」
P「因果関係は不明ですが、放送終了後の全国統一学習到達度試験、ならびに大学入試センター試験の世界史平均得点が、数年間の平均から特異に上昇してます」
P「受験生たちから茄子宛のお礼のファンレターが届くのはいつものことですが、その中でも一定数はこの番組に言及されました。芳乃たちにも似たような内容のファンレターがちらほらと」
ちひろ「流石ですね」
41.ウサミン星ってどこにあるの?
P「対談企画です。雑誌のコーナーで展開、小学生組の素朴な疑問に答える形で進行しました」
P「三週間目にありすを持ってきて軽くジャブ」
P「翌週は楓さんを起用したボディブロー」
P「あとは順次、泉、蘭子、晶葉、莉嘉、はぁと、さくらと揺さぶります」
ちひろ「ひどすぎる」
P「流石というべきか、破綻なく答えています。単行本化、三版まで出ました」
P「サイン会では晶葉監修、泉制作のシムウサミン星がお披露目、これは次に回します」
42.シムウサミン
P「シムウサミンは企画名ですね。権利がややこしいんで……商品名はウサミンシミュレーターです」
P「菜々さんの考証をもとに、晶葉が監修したウサミン星の気候、地理、天文学的要素その他もろもろを組み込んで、泉がGUIに落とし込んだものをゲームの形に整えました」
P「プラットフォームはPS4とWindows OS、iOSです。Android版は現在開発中」
P「ファンタジーとシュールが融合した世界観が変なところにうけ、地味にプレイ人口が増加傾向となってます」
P「具体的には公転周期が0.7年、人口太陽が年に一度、最も太陽から離れたところで自転の極から打ち上げられますが、同時に海面が2m上昇して統一政府ウサミン朝が水没します」
P「地球行きスペースエクスプレスウサミンライナーは三つの衛星が形成する重力緩衝地帯に発着しますが、地表から登る手段がありません。ウサミンワープで駅に飛びます」
P「ウサミンワープは無制限なので、地球にも一瞬で飛べます」
P「バカゲースレにも神ゲースレにも定期的に名前が出てると報告が上がってきてます」
ちひろ「実になんというか……ウサミン的というか……」
P「本人曰く『そこ全力なんですね』とのこと」
50.企画報告50連発
P「こういうのあんまり好きじゃないんですが、この会議を要約して会報と公式HPに掲載します。決算期の仕事報告というていで」
ちひろ「再びの宣伝効果を狙っていくスタイルですね。費用を抑えることは費用対効果を高めることに繋がります。評価できます」
P「あい。じゃあまあ、こんなところで。お疲れ様でした」
ちひろ「お疲れ様でした」
数えました。15企画。
一の位と十の位を入れ替えると51企画、いける。
依頼出しておきます
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