和「有能の人」 (49)
生徒会室!
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ガラッ
唯「和ちゃんおぃーす」
律「おぃーす」
和「あらふたりとも。いらっしゃい」
律「珍しく注意される前に講堂使用届を出しに来……って おいなんだそれ」
和「なにかしら?」
唯「…………和ちゃん、それだよ」
和「それって、なんのこと?」
律「………いやだからその机の上にずらっと並んでる……」
和「これのことかしら?」ヒョイ
唯「うんそれ」
和「これがなにか?」
律「いや、生徒会室の机の上にそんなもんがずらっと置いてあるのはおかしいだろ」
和「どこがおかしいのかしら。全然わからないわ」
唯「あはは…和ちゃん、もしかして新しいギャグ?」
和「ギャグじゃないわよ、唯。大真面目。だってこれはれっきとした商品だもの」
律「しょ、しょうひんって………」
唯「和ちゃん、それ売り物なの……????」
和「ええ、そうよ」
律「売れるわけないだろ……正気か?」
和「正気に決まっているわ。需要と供給がマッチさえすれば、理論上売れないものなんてこの世にないのよ」
律「どうやったらマッチするんだ…一体そんなの誰が買うんだよ?」
唯「わたしなら買わないな」
和「必要としている人は買ってくれるのよ」
律「だから誰が必要としてるんだよ!」
唯「ねぇ和ちゃん。そんなのそのへんに転がってるよ。別にお金出して買わなくてもいいじゃん」
和「唯。これをよくみてごらんなさい」
唯「?」ジ--ッ
和「とってもおもしろい形をしてるでしょう?こんなものはなかなか手に入らないわ」
唯「う~ん……」
和「よーく見てごらん、おもちみたいな形だと思わない?」
唯「たしかに言われてみれば………おもち……に見えなくも…」
和「おいしそうでしょ?」
唯「おもち…おいしそう…」ウーン
律「いやいやおもちじゃないし。食べられないし」
唯「はっ」
律「簡単に騙されるなよ…」
和「律は成績もイマイチで頭が良いとは決して言えないけど、こういうときはやけに冷静ね」
律「前半が余計だ」
唯「和ちゃん、わたしをだまそうとしたの!?もしそうなら許さないよ!」プンスカ
和「落ち着いて、唯。騙そうなんて思ってないわ。商品PRよ。これの素晴らしさをちょっとでも唯に伝えたかっただけ」
唯「なぁんだ」ナットク
律「だからそんなもん商品じゃねーし。買う奴なんているわけねーって言ってるだろ」
和「まぁ、そう言わないでもう少し話を聞いて。普段なら誰もが要らないと思うものでも時と場合によっては必要性が生まれることってあるでしょ」
唯「よくわかんないけど和ちゃんが言うと説得力あるね」
和「ちなみにこの前の期末試験も学年一位でした」
唯「すごいね!和ちゃん!」
律「聞いてねえよ、話をそらすな」
唯「りっちゃん隊員は何位でしたか!?」
律「言いたくねえよ。話を進めろ」
和「話を戻すわね。普段なら誰もが要らないと思うものでも 時と場合によっては必要性が生まれるの」※大事なことなので2回言いました。
唯「例えば?」
和「今はお昼前です。お腹が空きました。でもお弁当を忘れちゃいました」
唯「購買に行くよ!」
和「購買は潰れてしまったのでパンは買えません」
律「勝手に潰すな」
和「生徒会の権限で潰しました」
律「とんでもねーな…恐怖政治かよ…」
唯「さわちゃんに助けてもらう!」
和「さわ子先生が助けてくれると思う?いつも軽音部にお茶とお菓子をねだる人が、逆に食べ物を恵んでくれると思う?」
唯「おもわない」
和「でしょ」
律(さわちゃんゴメン…フォローできなかった…)
唯「憂に助けてもらう!」
和「憂はダメ。反則だから」
唯「ちぇー」
律(反則なんだ…)
唯「グーペコだよぉ…」
和「どうしよう、お腹が減って仕方がないわ…
そうそんなときにこれを取り出すのよ」スッ
律「……まさかそれを食べるなんて言わないだろうな?」
唯「さすがにそれはたべられないよー」
和「そんなこと言うわけないじゃない、とにかく最後まで聞いて」
唯「うんうん」
和「確かにこれは食べられないわ。
でもねほら、唯。これをジッと見てごらん…………
……………
……………
あら?おもちにみえてきたわね…なんておいしいそうなおもちなのかしら…食べられないけどとってもおいしそう…おいしそうなおもちね…おいしそうね…おいしそうでおいしそうでたまらないわ…ジュルリ…するとどうしたことでしょう。見てるだけでお腹がいっぱいですすごい!」
唯「…………………………和ちゃん」
律「完全にいんちきじゃねーか」
律「そもそも誰かにお弁当わけてもらえばいいんだよ」
和「期末試験の学年順位は言えないくらい低いくせに、そういうことはやけに気がつくのね」
律「やかましい」
和「だいたい友達、いないでしょ」
律「いるわ友達。いっぱいいるわ」
唯「わたしもお弁当わすれたら姫子ちゃんにわけてもらおー」
和「そりゃ唯や律には友達いるのはわかるけど、
澪にはいないでしょ」
律「それはそうだな」ウンウン
唯「それは否定できないね」ウンウン
ガラッ
澪「誰だ?誰かがわたしの悪口を言ってる声が聞こえた」
律(地獄耳め…)
澪「講堂使用届を出しに行くって言ってちっとも戻ってこないから何してるかと思ったら…
わたしの悪口を言っていたな!!!!!!!!!」
唯「いってないよ」
和「そうよ、言ってないわよ」
律「い、言ってねーよ…」
澪「なんだ、気のせいか…………」
律(…ほっ)
和「ええ、悪口なんて言っていないわ。
ただ
澪は友達がいない、
って言ってただけ。
そう、律がね」
唯「そう、りっちゃんがね」
澪「ハハ…なんだそんなことか、
そんなのただの真実じゃないか」
律「だ、だよな~…ただの真実だよな~…HAHAHA」
澪「そうそう、ただの真実だよ…
なにがただの真実だ!!!!!!!!!!!!!」ガ ツ ん !
律「*`~+=”ケ0DFK”¥=”エKSP%”&!!」
唯「口はわざわいの元だね」
和「そうね」
律「お前らが災いの元だ!」
澪「おい、届けを出したら早く部室に戻って練習するぞ」
律「出たな練習お化け」
唯「でたねぇ~けいおんぶおなじみの」
和「ああ、これがあの有名な…」
澪「何か言ったか?」ギロリ
律「何も」
和「お化けって言ってたわよ」
唯「そう、りっちゃんがね」
律「おい!余計なことを言うな!」
澪「お、お化け……」ブルブル
和「ああゴメン。ヒーター切れてたわ」ポチっとな
澪「あ、元気になってきた」ケロリ
和「カイロもあるわよ」
澪「ありがとう。助かるよ」ホカホカ
唯「からだを冷えるのは万病のもとだからねぇ~」メモメモ
律「何の会話だよ」
澪「茶番はこのあたりにしておいて…用は済んだんだろ。早く戻るぞ」
律「ああ…わかったわかった」
和「まいどありがとう。商品は三人分でいいのよね」
律「買うなんて一言も言ってないんだが?」
澪「ん?なにそれ??」
唯「和ちゃんがね、あれを売ってるんだよ」
澪「へ、へぇ~…っていうかそもそも生徒が学校で勝手にものを売っていいのか?」
和「大丈夫よ。ちゃんと申請書を出して販売を許可されているんだから」
律「そんなのあったんだ。それ、どこに出すんだ?」
和「生徒会よ」
唯「書いたのは?」
和「私」
澪「許可したのは?」
和「私」
律「独裁者か……」
和「失礼ね。セルフプロデュース、と言ってほしいわ」
唯「ものは言いようだなぁ」
澪「だいたいそんなもの誰が買うんだ?」
唯(澪ちゃん、りっちゃんとおんなじようなこときくね)
和「なかなか売れないけど、売れたら利益が大きいのよ」
律「そんな馬鹿な」
和「だってこれ全部タダで仕入れたんだもの。売れたら全部まるまる利益よ」
澪「なるほどなあ…その辺に落ちてるのを拾ってくればいいんだもんな。
さすが和。考えたな」
唯「これがビジネス!」
律「いやいや、売れなきゃ利益も何もあったもんじゃないから」
和「まぁ、せっかくだから見ていって」
澪「そんなものなんか見ても…まぁ和が言うなら…」
和「どうかしら。これなんか形がひよこみたいで可愛いと思わない?」
澪「…うーん そう言われるとかわいい……かな?」
和「しかも市販の人形やぬいぐるみと違って 世界に一つだけのひよこよ」
澪「世界に…ひとつだけ…」
和「そう。世界でひとつだけの…澪だけの特別なひよこね」
澪「…わ わたしだけの特別なひよこ……」
和「最初はなかなか澪にはなつかないの。でもね。毎日可愛がっているうちに少しづつ慣れてくるわよ。そのうち澪の足音がするだけで駆け寄ってくるようになるわ」
澪「…ひよこ…ひよこ」
和「ひよこだから成長も早いわよ。きっと立派な鳥さんになるんでしょうね…」
澪「ひよこ……わたしの……ひよこ……」フラ~
律「おい澪しっかりしろ」ユサユサ
澪「はっ」
律「油断も隙もあったもんじゃない…」
コンコン
和「どうぞ。空いてるわ」
紬「おじゃましまーす」ガラッ
和「入る前にノックしてくれて嬉しいわ」
紬「?」キョトン
律「まぁたしかにいきなり開けたけどさ…」
唯「わたしと和ちゃんの仲にノックはいらないよ!」フンス!
澪「律のせいだ。律がわたしの悪口を言ってたからついうっかりノックを忘れて…」
律「なんでもわたしのせいにすんじゃねー」
紬「みんな全然戻ってこないんだもの…お茶が冷めちゃうよ?」
律「悪い悪い…じゃ、和。これで…」
和「待って。
書道の授業のときに文鎮を忘れたらどうする?」
律「忘れない。教室に置いていってるから」
唯「りっちゃん、教科書も全部学校に置いていってるもんね」
律「だって重いじゃん、疲れるし。全部置いていったらラクチンだし」
紬「なるほど~かしこいね、りっちゃん」
律「へへっまぁな!」
唯「でも予習復習はどうするの?」
律「いざとなったら澪に借りれば大丈夫だ!」ブイ
澪「ブイじゃないし。もう律には見せてやらない」
律「そ、そんなぁ~見捨てないでくれよぉみぃおぉ~~…」
和「ね、そんなときにこれがあれば…」
律「役に立つわけねーだろ」
ビュウウゥゥゥゥゥ~ ガタガタ
和「…今日は風が強いわ。窓際の席の唯はプリントが飛ばされないように…」
唯「窓を閉めるよ」
和「澪。次に律がふざけたときにこれを使って攻撃するといいわ」
律「ころす気か」
律「だから言ってるだろ。だれも欲しがらないってば」
紬「あっ!これとってもまんまるね~きれ~い♪」
和「!」
唯律澪「「「!!!」」」
和「さすがにムギは見る目があるわね。それは5000円もする高級品なのよ」
律「な…………………そんなものがごせんえん………?」
澪「それはさすがにボリすぎだろ!」
和「ちなみに澪のひよこは3000円。唯のおもちは2500円」
唯「そんなお金あるなら本物のおもち買うよ…」
和「おもちは食べればなくなるわ。
でもこれは食べられないからなくならないおもちなのよ」
唯「すごい!」
律「すごくない!」
和「みんな見る目があってすごいわ。どれも高級品ばかり」
唯「そうかなぁ??いやぁ~それほどでも~」テレテレ
澪「ま、まぁわたしは古美術や骨董品にも興味あるし。博物館巡りも好きだし…普通の人よりはそういうものに詳しい、かもな!」ハハハ
紬「う~ん、5000円くらいなら買ってもいいかしら?」
律「お、おい…みんな騙されるなよ…」
和「律はどう?無理に買わせたりなんかしないから、試しに一つ選ぶだけ選んでみない?」
律「そ、そうか…選ぶだけなら…じゃあこれ、かな」
和「これかしら」ヒョイ
律「ああ、ヒラペッたいからフリスピーみたいに飛ばせそうかな~って」
和「1個30円ね」
律「」
唯「うぷぷ~りっちゃん30円www」
澪「幼馴染としてわたしっは恥ずかしいよ…それでも軽音部の部長か?」
紬「うわぁ~駄菓子とおんなじくらいね!りっちゃんすごい!お金を使わない達人ね!」
律(くっ……なんだこの敗北感は)
和「ちなみに投げて遊ぶのに使うならまとめ買いがおすすめよ。今なら100個セットで定価3000円のところなんと半額の1500円」ドン
唯「おぉぉ~~!!おトクだ!おトクだよ!りっちゃん!」
律(確かにおトク…でも…)
澪「でもわたしや唯よりもまだ安いな」ププ
律(クッソ……澪の奴、すっかり調子に乗りやがって………)
和「さらに200個セットなら定価6000円のところを2000円」ドン
紬「すご~い!」キラキラ
律(まだだ…まだ足りない!ふたりに勝つためには!)
和「300個セットなら2500円」
律(それなら唯と同等!)
和「500個セットなら2800円」
律(あと少し!)
和「…だけど」
律(?)
唯「だけど?」
和「普段から律にはお世話になってるから特別に…1000個セットで3000円にしてあげる」ドドン!!
唯澪紬「「「ええぇぇ~~!!!」」」
紬「す、すごいわ………」
唯「あわわわわ………」
澪「の のどか…9割引じゃないか。いくらなんでもそれじゃ商売にならないぞ…」
和「いいのよ、あたしとあなたたちとの仲じゃない。
それに私は生徒会長の立場から、部長の律が普段どれだけ頑張っているかよく知ってるつもりよ。
だからもうこの際商売なんて二の次。今なら持ち運び用大袋も出血大サービスするわ」
澪「のどか…」ウル
紬「のどかちゃん…」ジワ
唯「のどかぢゃぁぁぁん…」ボロボロ
和「コラコラ、大げさよ。もう、みんな泣かないで」
律(きゅ きゅうわりびき…
め、めちゃくちゃトクだ…1000個もあったら毎日学校帰りにフリスピーの代わりに空き地で投げまくってもそうそうなくなったりしないぞ、何日でも遊べるじゃねーか…聡にも自慢しまくりだ…
それに3000円なら澪とおなじ値段…。ムギには負けるが一応部長としての対面も保つことができるな)
律「…よォし!」
律「買った!1000個3000円で買ったぁ!!」
和「お買い上げありがとう」ニッコリ
和「今日はみんなありがとう。また来てね」
唯「じゃーねー和ちゃん、またあしたー」ブンブン
テクテク
…♪
…♪
…♪ シャランラ~
…ハァハァ ズリズリ
唯「今日はいい買い物したねっ」
澪「ああ!ひよこが育つのがたのしみだ……!」
紬「わたし、帰ったら斉藤に自慢するわ~♪」
律「わ、わたしもこれでこれから毎日フリスピー遊びしまくりだぜ…!」ハァハァ ズリズリ
憂「あれ?みなさん、どうしたんですか?」バッタリ
唯「ういー!見てよこれ!おいしそうなおもちでしょ!」
澪「憂ちゃん!見てくれよ!可愛いひよこだろ!」
紬「見て見て~まんまるなの~」
律「ハァハァ…わたしのもすごいぜ…」ズリズリ
憂「へ、へぇ~…でもみなさん、それ……
ただの石ですよね………」
唯「…」
律「…」
澪「…」
紬「…?」
唯「し、
しってるし!あったりまえじゃん!」
憂「おねえちゃん、それほんと?」
唯「………………………え、あ、うん。そうだよ?あれ?もしかしてなに?ういはわたしがだまされてこんなもの買わされたんじゃないか?ってそうおもってるわけ??そんなわけないじゃ~ん。わたし、そこまでバカじゃないよぉ~~。そんなことわかってて買ったんだよ?だってそれだけの価値があるものなんだから、ね?よく見て。これおもちみたいでしょ?でもたべられないからなくならないんだよ?なくならないおもちだよ!すごいでしょ?ねぇ…すごい…よね?…ね?ね?た、たべられないけどさ…な、なくなら…ないし…ね?すごい…ねえこれ本当にすごいの??もしかしてただの石???」
憂「お、おねえちゃん…買った、ってそれ…まさかその石、お金出して買ったんだ…」
唯「…た、たいしたことないよ……たったの2500円だったし。い、いい買い物だったよ………」
憂「声……震えてるけど」
澪「…」
紬「…澪ちゃん?どうしたの?」
澪「…これさ
よく見たら全然ひよこに似てないよな」
唯「やめてよそんなこと言うの!
そんなこと言われたらわたしもこれおもちじゃなくてむしろうんこに見えてきちゃいそうじゃん!」
紬「わたしは気に入ってるけどなぁ…」
律「……わたしはとにかく重い…」ハァハァ ズリズリ
唯「ね、ねぇうい!これって返品とかできるのかな?!?!!??」アセアセ
澪「ク、クーリングオフできるはずだっ」アセアセ
憂「さ、さぁどうだろう…消費者センターに問い合わせみないと…」
律「…」
澪「…オイ律!お前も何か言えよ!」
律「…」
澪「……律?」
紬「…りっちゃん?」
律「…」
唯「あれ?りっちゃん…」
律「」ブチ
律「ダーーーー!!!てかこれ持って3階まで上がるとかムリ!重い!ムリ!」
澪「お、おい!律!!」
律「もう捨てる!いらねぇ!」ドシャー
紬「えー、3000円で買ったばかりなのに~」
唯「ちょ、ちょっと待って!ここでキレたら負けを認めたことになるよ!」
律「何が負けだ!もうどうだっていい!わたしはとにかく重いのが嫌だ!」ポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイ
澪「やめろ!手当たり次第に校内で石を投げ散らかすのはやめろ!」
律「うるせぇばかやろぉ!こうなりゃヤケだよ!コンチキチョウメ!」ポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイ
唯「わわわ…あ、あぶないよぉ~」
律「このやろこのやろコンチキショウメ!」ポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイ
憂「律さん!やめてください!」
律「バカヤロコノヤロバカヤロコノヤロ」ポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイ
紬「りっちゃんたのしそうわたしにもやらせて~☆」ポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイポイ
ポイ
ヒュ~
ゴチン
パタリ
…ドクドク
『きゃぁあぁぁあぁあああぁぁぁあぁぁあぁああぁあ!!!!!』
『誰かっ誰か来てぇっ!人が血を流して倒れてるわぁぁ!!!!』
律「」ピタ
紬「」ピタ
唯「」ピタ
澪「」ピタ
憂「…」
憂「…あのぅ」
憂「もしかして誰かに当たったんじゃ…」
唯「…」
律「…」
紬「…」
澪「…」
澪「マ、マズイぞ…今から謝りに…」
律「」ダッ
澪「うぉい!逃げるな律!」
唯「」ダッ
澪「唯も!コラ!逃げるなぁ!」
紬「」ダッ
澪「ムギまでぇ!??!!」
憂「」ダッ
澪「う、ういちゃん!??」
澪「…」
澪「待って!わたしを置いてかないでくれぇ~~~!!!!」ダッ
オイテカナイデクレェ~~~
イテカナイデクレェ~~~
テカナイデクレェ~~~
カナイデクレェ~~~
ナイデクレェ~~~
イデクレェ~~~
デクレェ~~~
クレェ~~~
レェ~~~
ェ~~~
~~~
~~
~
部室!
梓「…ん?何か聞こえたような…」
梓「気のせいかな」
梓「先輩たち遅いなぁ…
一人で練習はじめようかなぁ…」
… ジャラーン
コンコン
梓「はぁーい」
「クロネコビンデース」つ荷物
梓「ありがとうございます…サインは…あ、ここでいいですか?」カキカキ
「アリガトウゴザイマシター」ペコリ
梓「えへへ…やっと届いた」
梓「ふふ…幸運が舞い込むラッキーストーン、これを身につけて練習すればギターの腕前がさらに上達すること間違いなし!」
梓「しかも今なら税込15800円がなんと3300円!」
梓「もう買うっきゃないよね」
梓「まさか生徒会のHPでこんなお得なものを売ってるなんて…」
梓「これだから通販はやめられないなぁ~~!!」
梓「はやく先輩たち帰ってこないかな…自慢しちゃおうかな~~」ワクワク
完
次の日!
さわ子「古典の授業は自習になりました」
純「ラッキー☆」
完
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