花言葉(13)

・複数カップリング注意
・思いついたら書いていくので何話できるかわからない
・タイトル通りに花言葉がテーマ

では書いていきます(*^_^*)

第一話 最高のプレゼント


今日は私、ミカサ・アッカ―マンの誕生日だ。ちょうど訓練も休みの日と重なり、クリスタ主催で小さいけれど誕生日会を開いてもらうことになった。なので用意ができるまでは入っちゃダメだと、寮から追い出されてしまったから今は男子寮と女子寮の間にある中庭でボーっとしているが、今は二月。風も今日はそんなに穏やかじゃないもので寒くて仕方がない。そろそろ戻りたい・・・そう考えていると。

エレン「あ・・・ミカサ?」サッ

エレンが来た。どうやら街での買い物を済ませ、帰ってきたようだ。

ミカサ「エレン。お帰り」

エレン「た、ただいま。」

ミカサ「・・・?」

おかしい。エレンは何かを後ろで隠し持っている・・大方町で買った何かだろうが私に隠す意味がない。

ミカサ「エレン、何を後ろで隠し持っているの?」

エレン「あーそのーこれは・・・」

ミカサ「私から隠しとおせると思う?」

エレン「はぁ。無理だよな~・・これだよ。」スッ

ミカサ「これは・・・お花?」

エレン「ああ。本当ならサプライズが良かったんだけど・・」

ミカサ「誰への?」

エレン「・・・こういうときだけミカサって鈍感だよな。」

ミカサ「エレンに言われたくない。」

エレン「悪い悪い。ともかく・・これ、ベゴニアって花なんだよ。」

ミカサ「ベゴニア・・・。」

オレンジとピンクの綺麗なお花。エレンが花を買うなんてよほど特別な人なのだろう・・・誰?

エレン「花言葉って知ってるか?」

ミカサ「聞いたことはある。」

エレン「その・・この花、ベゴニアにも花言葉があってさ・・。」

何だろう。

エレン「その・・・愛の告白・・・なんだよ。」カァァァ

ミカサ「え・・あ、愛の告白?」

エレン「ああ。それでさ・・お前、今日誕生日だろ?」

ミカサ「!」

覚えててくれたんだ・・・

エレン「それでさ・・・俺、この花を誕生日プレゼントにしたくて・・」

ミカサ「あ・・・・!」

さすがに気づいた・・・嘘でしょ・・エレンは私にこの花を・・花言葉が愛の告白の、この花を・・・!

エレン「あ・・気づいたよな・・・その・・はいっ!」グイッ

ミカサ「わ・・・そ、その・・これは私の勘違いじゃないよね・・?」

エレン「か、勘違いなんかじゃねえよ・・俺の本当の気持ちだッ!」

ミカサ「う・・・でも、はっきり言ってくれないとわたしにはわからない。」

嬉しくて

エレン「え?!・・は、はっきりィ!?」

凄く嬉しくて

ミカサ「そう。はっきりと」

その時、私は

エレン「ッ!い、言えば信じるんだな?」

ミカサ「ええ。もちろん。」

意地悪をしてしまった。

エレン「お、おれは・・・ミカサが・・・っ」

でも、本当は

エレン「す、す、す・・・っ・・・好き・・だ。付き合ってくれっ・・」

ミカサ「っ!・・・・よろしく・・お願い・・・します。」

照れて、真っ赤の顔をごまかすため。

エレン「やったッ!」

ミカサ「ふふっ。そんなに喜ばなくても・・」

エレン「嬉しいのは当然だろ。恋が実ったんだから。」

ミカサ「それは私も同じ。」

エレン「そうだな・・・あ、そういえば誕生日会は?」

ミカサ「そろそろ戻ってもいいと思う。エレンも行こう。」グイッ

エレン「おいっ女子寮だろっ」

ミカサ「教官から許可は取ったから早くっ」

エレン「おい~!」

教官から許可を取ったなんて本当は嘘だったけど・・・最高のプレゼントを私はもらったから、そんな最高の日をエレンと祝いたくて、私はエレンの手を引き女子寮へ走り出した。

と、まあこんな感じで書きますが注意にも書いてある通りいろんなカップリングが出てきます。出ない話もあると思いますが・・・あと一つ一つの話は関係なくて、後からつながる~みたいなのはございません。

第二話 紫色の花

リヴァイ「・・・・・。」

花屋の店員「決まりましたか?」

リヴァイ「・・・まだだ。」

花屋の店員「そうでございますか・・・あの、」

リヴァイ「何だ。」

花屋の店員「どの花にするのか迷っていらっしゃるのであればこちらがピッタリな花を選ぶことができるのですが、どんな方へ送るもので?」

リヴァイ「・・・・・・愛する女だ。」

花屋の店員「なるほど・・・あの、つかぬ事をお伺いいたしますがリヴァイ兵士長でいらっしゃいますね?」

リヴァイ「それがなんだ。」

花屋の店員「いえ・・・我々のような一般人と兵士では選ぶ花も変わりますもので。」

リヴァイ「命の危険があるからか?」

花屋の店員「まぁ・・・花には花言葉というものがありますので、あげていた方の好きな花
      を墓へそのままあげてしまうと似合わない花言葉もございますから・・。」

リヴァイ「なるほどな。調査兵団ならなおさら」

花屋の店員「相手も兵士で・・・?」

リヴァイ「ああ。

花屋の店員「そうですか・・・それならこの花とかはどうでしょうか。」

リヴァイ「・・・綺麗な花だな。」

花屋の店員「シオンといいまして、紫が美しい花なんです。兵士長の彼女というならこんなイメージかな・・と。

リヴァイ「確かにあいつによく似合いそうだ。」

花屋の店員「そうですか?ならよかったです。花言葉は愛の象徴・・ピッタリでしょう?」

リヴァイ「ああ。これをいただく。」

花屋の店員「ありがとうございましたー!」

・・・壁外調査より帰還、数日後・・・

花屋の店員「あ!リヴァイ兵士長」

リヴァイ「あの花をくれ。」

花屋の店員「急にどうs・・・!・・・シオンですね?いいのがありますよ。」

リヴァイ「なあ。花屋の店員」

花屋の店員「何ですか?」

リヴァイ「これ、花言葉・・・だっけか?もう一つの花言葉って何なんだ?」

花屋の店員「シオンの花言葉。愛の象徴ともう一つ。それは・・・」

花屋の店員「君を忘れない・・・です。この花ならば死しても永遠の愛を誓いながら、
      あの時の笑顔を思い出すことができる。まぁこれもうちの爺さんの
      受けいりですけどね」ハハッ

リヴァイ「そうか・・・ありがとう。これからも世話になると思う。シオン・・いつも仕入れといてくれ」

花屋の店員「えぇ。もちろんですとも。私は花屋ですから。」

リヴァイ「じゃあ。また今度」

花屋の店員「ありがとうございましたー」

・・ウォールマリア・・

リヴァイ「・・・・君を忘れない、か。」

リヴァイ「お前の事は当分忘れられそうもないぞ。ぺトラ」ハラハラッ

巨人の中に散ってゆくあの花の中に、リヴァイは彼女の笑顔を見た気がした。
あの、紫色の花の中に・・・

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