【安価・コンマ】提督「もっと贔屓しろ?」【艦これ】その2 (428)

安価で対象の艦娘を決めます

その際安価を踏んだレスのコンマによって提督→艦娘の好感度が決まります

その好感度によって提督の艦娘への態度が変わります

好感度は50を基準に、1へ近いほど好感度が低く、99に近いほど好感度が高くなります、0は最高好感度


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425053588

これまでの犠牲者

夕立:5
曙:7
卯月:23
加賀:25
舞風:25
鈴谷:26
龍田:27
春雨:31
綾波:32
比叡:32
霧島:33
神通:33
初雪:37
熊野:37
文月:41
金剛:44
瑞鶴:47
鳳翔:47
山雲:50
鬼怒:53
北上:54
大和:55
時雨:55
五月雨:55(25+30)
響:58
名取:61
如月:64
天津風:64
長門:65
瑞鳳:67
翔鶴:70
秋月:72(28+44)
初霜:74
霞:75
浜風:75
吹雪:79
ビスマルク:80
満潮:84
雪風:85
望月:87
赤城:91
大鯨:92
榛名:95
天龍:96
大井:97
朝潮:99
荒潮:99

【ここまでの粗筋】

普段から全く表情を見せない提督のせいで士気の低下した鎮守府
それを危惧した秘書艦の満潮より「もっと感情を見せろ」と言われた提督
突然の提督のからの好意、悪意に戸惑う艦娘たち
お願い、死なないで城之内!あんたが今ここで倒れたら、舞さんや遊戯との約束はどうなっちゃうの?
ライフはまだ残ってる。ここを耐えれば、マリクに勝てるんだから!
次回「城之内死す」。デュエルスタンバイ!

艦娘:天龍-コンマ:96


天龍「ふぃーっと…あーいい湯だった」

提督「そりゃ良かった。体は大丈夫か、天龍」

天龍「っうぇ!?提督、こんなところで何してんだよ!」

提督「何って…天龍がドックから出てくるのを待ってたんだよ。ちょうどいい時間だったしな」

天龍「何だそりゃ…でもドックの入り口で張ってたら風呂覗きの変態みたいだぞ」

提督「ん?そうか?…まぁ確かに、風呂上りの天龍も見れたし悪くないな」

天龍「なっ!?何言ってんだよ急にそんな…」

提督「はは、悪い悪い。覗きはしてないから安心してくれ」

天龍「ったくよ…それで、俺に何か用か?」

提督「特に用事があるわけじゃないが…そうだな、天龍、この後の予定は?」

天龍「んー…そうだな、今日はもう何もないし剣道場で訓練でもすっかな」

提督「俺も付き合おうか」

天龍「いいのか?」

提督「ああ、俺もたまには体を動かしたくてな。天龍と一緒なら個人的にも嬉しいし」

天龍「…お前、変なモンでも食ったのか?」

前スレも張ってくれると嬉しい

提督「ん、どうしてそう思う」

天龍「どうしても何も…普段ならそんなこと絶対言わないだろ」

提督「まぁそう言うなって、さぁ行こうぜ」

天龍「…まぁいいか。俺の剣技に見惚れても知らないぜ?」

提督「はは、そりゃ楽しみだ」

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・


天龍「………っ!!」バターン!

提督「っと、すまん天龍大丈夫か!?」

天龍「いや、俺は大丈夫だけどよ…くっそ、そんなに強かったのかよ…」

提督「俺なんてまだまだだよ、まだ一兵卒だった時にずっと訓練があってな」

天龍「ちくしょー!俺たち艦娘にゃ剣の訓練はねーのによー」

提督「しかしこれだけ打ち合っても息が上がってないあたりは流石だな…俺なんてもうバテバテだ」

天龍「こんなにつえーのに体力はないんだな…っしゃ今だオラァ!」

提督「甘い!」バシーン!

>>5
ああ、テンプレに加えておくのを忘れてました

前スレ
【安価・コンマ】提督「もっと贔屓しろ?」【艦これ】
【安価・コンマ】提督「もっと贔屓しろ?」【艦これ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1421924739/)

良ければどうぞ

天龍「…………」ジリ…ジリ…

提督「……っ……」フラッ

天龍「っそこだ!」バシーン!

提督「ぐあっ!」

天龍「…っしゃ、やっと一本取れたぜ…あー疲れた…」

提督「はぁ…はぁ…くそ、負けたか…」

天龍「つっても1時間以上やってやっと一本だ。全然釣り合ってねーよ。…よし、もう一本だ!」

提督「…すまん、疲れてもう動けない」

天龍「っと、まぁぶっ続けでやってたしな…休憩するか」

提督「キッツ…天龍、膝枕してくれ」

天龍「は、はぁ!?なんでそうなんだよ!」

提督「してくれたら今度から剣の稽古つけてやるから…」

天龍「…っ…!しゃあねぇな、分かったよ!」

提督「おー…さんきゅ」



天龍「…ど、どうだ?」

提督「天龍の太もも超柔らけぇ…」スリスリ

天龍「そっ、そういうことは言わなくていいんだよ!」

提督「いや、天龍が聞いたんじゃないか…」

天龍「んで、さっきの稽古つけてくれるってのは本当だよな?」

提督「もちろんだ、テイトクウソツカナイ」

天龍「まぁ確かにお前は嘘付く感じの奴でもないか」

提督「信用してくれてるようで何より。でも、何で剣が扱えるようになりたいんだ?」

天龍「何でって…そりゃかっこいいからに決まってるじゃねえか」

提督「かっこいいか…かっこいいか?」

天龍「かっけーだろだってこう…さっきの提督もキリッとしてて凄かったぜ」

提督「俺が?うっそだ」

天龍「嘘じゃねぇよ。惚れるかと思っちまった、なんてな!はっはっは!」

提督「俺もまた訓練しようかな」

天龍「おう、そりゃいい。そんでもっと俺を鍛えてくれよ」

提督「…んじゃそろそろ回復してきたし、もうひと勝負するか?」

天龍「おう!望むところだ!」

提督「…あーでも待って。もうちょい太もも堪能してから…」

天龍「だからそういうのはいいんだって」バシッ

提督「その後も訓練を続け、天龍といい汗をかいた」

提督「…天龍といい汗をかいた(意味深)」

提督「…何を言ってるんだ俺は…ん、あれは↓2か」
艦娘安価

あ、それとキャラ崩壊注意(提督含む)です。一応

今回はここまで

次回は木曾:84からになります

2スレ目になりましたがこれからもよろしくお願いします

ではまた次回

艦娘:木曾-コンマ:84


提督「やぁやぁそこにおわすは木曾殿では御座らんか。ご機嫌いかがかな」

木曾「ん?ああお前か、何だその喋り方」

提督「気にするな。えっと確か木曾は…ああ、天龍達と一緒に出撃してたんだったな。お疲れ様」

木曾「ああ…あーそれなんだが、何だ、なぁ」

提督「ん?」

木曾「その、大破した天龍なんだがな…アレだ、ヤツを責めないでやって欲しい」

提督「天龍を?そりゃどうして」

木曾「天龍が大破したのは俺のせいなんだ。アイツはしくじった俺を庇って被弾して…その、だから…責任は、俺にある」

提督「……はは」

木曾「な、何が可笑しい」

提督「いーや、木曾は優しいなぁって思ってな。やっぱアレか?末っ子ってのは気遣い上手ってのはホントだな。はっは」

木曾「…俺を、責めないのか?」

提督「お前たちは本当に良くやってくれてるよ。誰も欠けることなく帰って来てくれればそれでいいさ」

木曾「そりゃお前は建前上そうは言うだろうが…」

提督「建前じゃねえよ。心の底からそう思ってる。誰一人だって深海の連中なんぞにくれてやるか、ってな」

木曾「…はっ、今日は随分クサいことを言うんだな」

提督「クサいとは何だ。…ま、そういうことだから、お前は何も心配しなくていいんだよ、木曾」

木曾「だ、誰が不安がってるって?」

提督「違うか?俺にはそう見えたがな…そうだな、お前にいうならこうか…」

木曾「……?」

提督「えっと確か…『まだ不安なのか?大丈夫だ、俺を信じろ』だったか?」

木曾「なっ!?何だそりゃ、俺はそんなこと言った覚えはないぞ!」

提督「いーや言ったね!前に司令室のドアの前でセリフの練習してたの知ってるんだぞ!」

木曾「あああああ何でそれを!?球磨姉以外には見られてないはずなのに!」

提督「球磨に聞いた」

木曾「クソッ!クソッ!誰にも言うなって言ったのに!」

提督「はっはっは、他にも球磨からは色々聞いてるぞ。何でも演習の時は敵さんに向かって『お前たちの司令官は無能』だとか何だと」

木曾「う…それは…」

提督「いやいいさ、敵を怯ませるってのも戦いじゃ重要だ…ただ」

木曾「ただ…何だ?」

提督「いや、その演習の時の相手だが……元帥殿でな」

木曾「」

提督「向こうさんは笑って許してくれたけど…その日は怖くて眠れなかったよ…ははは」

木曾「す…すまん」

提督「ふぅ…まぁ俺のことはどうでもいい。お前は今まで通り頑張ってくれ、作戦はいのちだいじに、な」

木曾「…何と言うか…意外だな。そこまできちんと見られてるとは、正直思ってなかった」

提督「そりゃ俺はここの提督だ。お前らを守るためなら命だって捨てるさ」

木曾「…何と言うか、見直したよ」

提督「別に俺を見習う必要はないぞ。俺なんかよりお前たちの方がよっぽど立派だ」

木曾「謙遜するな…そうだな、折角お前と腹を割って話せそうなんだ。晩飯は俺と一緒にどうだ?」

提督「ん?ああ、もうそんな時間か…そうだな、俺で良ければ」

木曾「お前でいい、じゃない。お前がいいんだ。さて行くぞ、俺についてこい」

提督「頼もしいな。よろしく頼みますよ、木曾殿」

木曾「応!」

提督「ふぃー、食った食った。意外と木曾の食い方が綺麗で驚いたな」

提督「ふーむ…↓2のところにでも行くか」

艦娘:鳥海-コンマ:75

提督「ちょーうーかーいーはー…っと…お、いたいた」

鳥海「…………」ペラッ

提督「や、鳥海…何の本を読んでるんだ?」

鳥海「…あ…司令官さん、お疲れ様です。これは、戦時の私たちの資料です」

提督「ああ、艦船の時の…でも何だってそんな?」

鳥海「特に深い意味は…強いて言うなら、やっぱり自分のことですから」

提督「自分のこと…か。なぁ鳥海、艦娘ってどんな感じなんだ?」

鳥海「どんな感じ…とは?」

提督「んー…何ていうかほら、艤装とか扱う感覚は俺には分からないからなぁ。興味あるんだよ」

鳥海「はぁ…そうなんですか。質問で返すようで済みませんが、司令官さんは艤装についてどうお思いですか?」

提督「艤装について…か。鳥海が望んでる答えとは違うと思うが…やっぱあれだな、カッコいいよな」

鳥海「格好いい…ですか?」

提督「おう、カッコいいだろ」

鳥海「格好いい…格好、いい…?」

提督「あー深く考えなくていい。そんなに難しいものじゃないから」

鳥海「司令官さん…格好良いというのは、イケてる、の様な意味の格好良い、でしょうか…?」

提督「え、あ、うんそうだけど…イケてるとか久々に聞いたな…」

鳥海「イケイケですか」

提督「君ら艦娘って受肉したのつい最近のハズだよな…?」

鳥海「しかし格好良い…?艤装が…?」

提督「うーん…理解されないとは思っていたが男女でここまで認識の差があるとは…悲しいなぁ」

鳥海「男女?男性ならば皆理解できるのですか?」

提督「皆かどうかは分からないけど、知り合いの提督の中じゃ共通の認識だな」

鳥海「分からない…分からないわ。艤装のどこが格好良いの?」

提督「…ふむ、鳥海。この話はちょっと長くなるけどいいか?」

鳥海「………?」

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

提督「…ってわけで男の血には有史以前より鉄の意志と鋼の強さを兼ね備えた、言うなれば強さの美学ってもんが流れててだな。力強い機械を見ようものならそれが叫ぶのさ、これこそが追い求めるべき在り方だと。鳥海はあるか?でかい工場を見てワクワクしたこと。ここには一体何があるんだろう、ってな圧倒的な未知との遭遇だ。浪漫だ。男ならだれしも血が湧き踊る。それを追い求めることこそ…

鳥海「………」ゲッソリ

提督「つまりこれこそ…って、ん?どうした大淀?何、もう閉館時間?そんな…ってうわ本当にこんな時間か…済まんな鳥海、読書の邪魔をして」

鳥海「…はっ!?あ、いえ、図書館はまた明日も空いてますし…大丈夫です。はい」

提督「はは、済まんな、つい熱くなっちまった。聞いててあんまり面白くなかったろ?」

鳥海「…いえ、そんなことは」

提督「そうか?ならいいんだけど」

鳥海「普段何を考えているのか分かりにくい司令官さんですから…何かお話して下さるのは、とてもありがたいです」

提督「…そっか、ありがとうな」

鳥海「……はい」

提督「あ、じゃあ今から一緒に部屋に行っていいか?まだ話は半分も終わってないからさ…

鳥海「おやすみなさい!」ダダダダダ


提督「うーん…何か鳥海は逃げるように部屋に戻っていったが…そんなに眠かったのか?」

提督「まぁいいか…俺も今日は寝て、明日は↓2のところにでも行くかな」

今回はここまで

次回はマックス・シュルツ(Z3):38からです

【提督の理性の限界について】
提督はある条件を満たすと我慢の限界が訪れ、艦娘を泣かせにかかります
その条件とは

・好感度コンマが1桁
・直近2人の好感度コンマの合計が50以下
・直近3人の好感度コンマの合計が100以下

のうちどれか一つでも条件を満たしてしまうとキレます。心が痛いのでやめてください

要するにコンマが極端に低いor低い状態が連続する、でキレるって認識でokです

低コンマ=饅頭

http://imgur.com/jZzgHUZ.jpg

アニメのぽいぽい改二はものごっつ可愛いですね
(別に自分はそういう趣味では)ないです

ではまた次回

再開します…が、人いるかな
まぁいなかったら舞風の小ネタでもやりますかね

艦娘:Z3-コンマ:38

提督「昨日はよく眠れたな…何か久々に良い1日だった気がする…」

提督「…ってか寒っ!?何だこれ…まぁいいかえーと今日は…Z3のとこか…うーん…まぁ大丈夫だろ」

提督「てかまだ大分早いけど起きてるかな…」コンコン

Z3「ん、提督…Guten Tag. 随分早いのね」

提督「おわっ!?後ろから急に声を掛けないでくれるか…驚いた」

Z3「あら、ごめんなさい。でも提督もこんな時間に大声を出しちゃダメ」

提督「それは…まぁ、そうだな」

Z3「…ふぅん」

提督「…何だよ」

Z3「いえ、さっきの驚いた顔が珍しくて…提督もあんな顔をするのね」

提督「別に俺は機械じゃないんだしいいだろう」

Z3「あら、でも今までのあなたは本当に機械みたいだったわよ。ヤーパンはただでさえ表情が読み辛いのにその中でも特に変化がないんですもの」

提督「お前らドイツ艦全員そう思ってるのか?」

Z3「さぁ、どうかしら…でもレーベはあなたの事を格好良いって言ってたわよ」

提督「レーベをダシに使うなよ。そんな回りくどくおだてられても受け取る気にならない」

Z3「ふぅん…まぁいいわ。まだ朝食には早いし、コーヒーはどう?」

提督「いらない。あんま好きじゃないんだよ」

Z3「あら、そうなの?一応紅茶もあるけれど」

提督「いらねえって。結構だ」

Z3「遠慮しなくてもいいのよ」

提督「日本人はそう聞くと余計に遠慮するもんなんだよ」

Z3「そう…折角美味しいのに」

提督「俺が飲む時は美味いかどうかは俺が決めるっての。いらないお世話だよ」

Z3「あら、そう…何だか今日はご機嫌斜めなのね」

提督「あー……まぁ、そうだな」

Z3「歯切れが悪いわね。何か言いにくい事でもあるの?」

提督「…や、別にいいだろ」

Z3「…そう、ふぅん…それなら、いいけど」

提督「……………」

Z3「…今日は寒いわね」

提督「ああ、そうだな」

Z3「どうしてか知ってる?」

提督「知らないよ。俺は提督であって気象庁の人間じゃない」

Z3「そうね」

提督「…廊下で話してたら体冷やすし、こんなもんでいいだろ。じゃあな、マックスシュルツ」

Z3「そうね。Bis bald.…ねぇ提督」

提督「……何だ」

Z3「前から言っているけど…マックスでいいわ」

提督「…考えとくわ」

提督「呼び方なんて別にどうでもいい気がするが…寒っ」

提督「…ん、あれは↓2か」

艦娘:若葉-コンマ:34

提督「わっかっばっかぁ…」

若葉「む、提督。随分早起きだ」

提督「あー…寒くてな」

若葉「確かに随分と冷え込んでいる…だが、悪くない」

提督「若葉は寒いのが好きか」

若葉「肌がピリピリと冴え渡る感覚は良いものだ。提督も寒いのは好きか?」

提督「いや俺は寒いの大嫌い」

若葉「そ、そうか…」

提督「動きにくいし怪我もしやすい。正直冬なんざいらないとまで思うわ」

提督「……あ?なぁ若葉、何だその怪我」

若葉「っ!」

提督「おい隠すな。確か前に出撃したのは…一昨日か。何で報告しなかった」

若葉「だ、大丈夫だ、これくらい!」

提督「いや大丈夫じゃねーよ。ちょっとした怪我でも報告は義務って決まってるだろ」

若葉「…かすり傷だ」

提督「かすり傷だから報告しなくていいってもんでもないんだよ。取り敢えず朝飯食ったらそのままドッグ行け、いいな」

若葉「…心配、してくれるのか?」

提督「は?馬鹿かお前。義務だっつったろ。お前らに報告の義務があるように俺にも保護の義務があるの」

若葉「…そうか…すまなかった…」

提督「取り敢えずほら、この包帯でも巻いとけ」

若葉「…何でそんなものを携帯しているんだ?」

提督「何でと言われりゃ特に理由はねぇよ。俺が怪我するときもあるし怪我した奴に会うこともある。そんだけだ」

若葉「…そうか、ありがたくもらっておこう」

提督「何笑ってるんだよ。反省しろ」

若葉「ふむ…悪くない」

提督「話聞けっての…んでドッグ出たら執務室に来い。始末書書け」

若葉「ああ、すぐに戦える…すぐにだ」

提督「いや、罰としてお前は一週間出撃無しだ」

若葉「なっ!?それは困る!」

提督「困るじゃねーよ。遠征も無しな、反省ってのはそういうことだ」

若葉「何故だ、私を戦わせてくれ!今すぐにでも行けるぞ!」

提督「うっせえな反省しろっつったろ。とにかく後で執務室来い。忘れんなよ」

若葉「ま、待ってくれ!」

提督「話なら後で聞いてやるよ。それまで部屋で何が悪かったかよく考えろ、ったく」

提督「アイツが報告怠ると俺にまで皺寄せ来るんだよな…面倒くせ」

提督「…んー…おっ、ここは↓2の部屋か。ついでに寄ってくか」



//
↓2の艦娘をやったあとに舞風をやって今日は終わりにします

次回始めの艦娘↓4

艦娘:朧-コンマ:31

提督「曙は…いないよな…」

朧「提督、ドアの前で何してるんですか?」

提督「うおっ…って、朧か」

朧「朧か、とは何ですか。朧では不服でしょうか」

提督「いや、まあ不満は…」

朧「………」

提督「………ない、けど」

朧「そうですか」ホッ

朧「それで、私たちの部屋に何か用ですか?」

提督「いや、別に何もない」

朧「そうですか。まぁそれはそれとして、お茶だけでも飲んで行ってください」

提督「結構だ」

朧「そう言わずに」

提督「結構だ、と言っている」

朧「何かこの後にご用事でもあるんですか?」

提督「別に、暇してるよ」

朧「でしたらいいじゃないですか」

提督「しつこいぞお前。暇だからって絶対に茶を貰わなきゃいけない決まりなんてなかったはずだ」

朧「それは…そうだけど」

提督「…………」

朧「……でも、朧が提督と一緒に過ごしたいな…って…」

提督「…………」

朧「…………どう、ですか…?」

提督「…………チッ」

朧「座って待っててください。今お茶請けも一緒に持ってきますから」

提督「…………」トントントントン

朧「〜♪」

提督(朧ねぇ…イマイチ何考えてるか分からねぇし、普段の行動見てても賢いのか馬鹿なのか…)

提督(それと戦闘時はやたらテンション高いのもあるな。二面性激しいってほどじゃないが良い印象は持てねぇ)

朧「…はい、出来ました」

提督「ん、ああ……」

朧「冷めないうちに…どうぞ」

提督「…………」

朧「…………どうしました?」

提督「……やっぱ俺いらねぇや」ガタッ

朧「え……?」

提督「すまんソレは適当にお前が飲むなりしてくれ、俺は遠慮する」

朧「あ…ま、待って!」

提督「…………」


ガチャッバタン


朧「…あ……」

朧「…………」ズズズ…

朧「美味しい…と思うんだけどな…」

艦娘:磯風-コンマ:07

提督「…流石に淹れてもらった茶を飲まずに出てきたのはまずかったか…」

磯風「ここにいたか司令。探したぞ」



提督「………あ?」



磯風「ん?」

提督「…あぁあぁ磯風か、何の用だ」

磯風「あ、ああ…どうしたんだ?何だか様子が変だぞ、司令」

提督「それが用件か?俺はお前なんかに構ってる暇はないんだが」

磯風「ま、待ってくれ。ほら、コレだ。今日はオムライスに挑戦して———

提督「何だその生ゴミ」

磯風「なっ……し、司令、一体どうしたんだ…?」

提督「何がだよ」

磯風「今の司令はどうみてもいつもと様子が違う。私が作ったオムライスが…その、そう、言われるのは…百歩譲って認めるとしよう…私は料理の腕には自信がないからな…」

提督「まどろっこしいな、ゴチャゴチャ言ってねぇでとっととしろ」

磯風「司令、何があったんだ?いつもの司令ならそんなことは言わないはずだ」

提督「いつもの……ねぇ」

磯風「……………」

提督「……………」

磯風「……司令」

提督「……それも、そうだな」

磯風「!」

提督「悪いな、俺がどうかしてたよ」

磯風「良かった、分かってくれたか。やはり司令はそうでないとな」

提督「はは、それで、改めて用っていうのは?」

磯風「ああ、それでこのオムライスなんだが…不恰好なのは承知しているが…食べて、くれないか……?」

提督「また浜風たちに手伝ってもらったのか?」

磯風「いや、今回は自分だけで作った。だが…しっかり調べて、基本に忠実に作ったつもりだ」

提督「……そうか」

提督「その指の沢山の絆創膏は?」

磯風「あっ、これはちがっ…み、見ないでくれ」

提督「…………」

磯風「…料理してる時に、切ったんだ。不器用で…出来た料理も不恰好ですまない…」

提督「…いや、ありがとう。磯風がそんなに心を込めて作ってくれたってことが俺はとても……」

磯風「…そういってくれるのか。司令は優しいな」

提督「…それじゃ、そのオムライスを早速頂こうかな」

磯風「じゃあ……」スッ

提督「ああ……」

磯風「………」サッ

提督「………磯風?」

磯風「…いや、司令。やっぱりこれはナシってことにしてくれないか?」

提督「…それは何故?」

磯風「…だって、その……恥ずかしい、じゃないか…。どうせならちゃんと作れた美味しいものを…その、ご馳走…したい」

提督「…磯風、俺はそんなの気にしないさ。お前の気持ちがこもってるんだ、美味いとか不味いなんて関係ないさ」

磯風「いや、しかし…もう料理もカサついてきてしまっているし…」

提督「それが出来てからずっと俺を探していたのか?」

磯風「…………」コクン

提督「……ありがとう。嬉しいよ、磯風」

磯風「…それでも、もらってくれるのか…?」

提督「ああ、もちろんだ」ニコッ

磯風「……司令は、本当に優しいな…」

提督「磯風がそんなに俺を想ってくれてることが、俺は堪らないよ」

磯風「…それじゃあ、司令…受け取ってくれ。磯風特製、オムライスだ」

提督「……ああ、確かに受け取ったよ」

磯風「……それじゃ、ゆっくり食べてくれ。後で感想を教えてくれると嬉しい」

提督「あ、待った磯風」

磯風「何だ?しれ——


ポイッ ガシャーン ボトボトボト…


磯風「……な…!?」

提督「………ふぃー…」グシャッ グリグリ

磯風「司令、何を…!」

提督「何を、ねぇ…見たら分かるだろ。生ゴミ捨ててんだよ」

磯風「何、言って…」

提督「ん?ああ、廊下にポイ捨ては確かにいけなかった…なっ!」ゲシッ!

提督「チッ…バラけて余計に散らかっちまったじゃねえか」

磯風「や、やめてくれ司令!何でっ…何でこんなことを!」

提督「何で?何でねぇ…逆に今までよく我慢してきたと思うわ」

磯風「我慢…?わ、私は何か迷惑をかけていたのか…?」

提督「は?お前それ本気で言ってる?こんな生ゴミ俺に食わせてきたくせにか?」

磯風「し、しかし今までは食べてくれてたじゃないか…」

提督「だから我慢してきたっつったろ!こんな!クソみたいな!モンをさぁ!」グシャッ!グシャッ!

磯風「や、やめてくれ司令!お願いだから…!」

提督「」ピタッ

磯風「……す、すまなかった…司令にとって、そんなにも苦痛だったなんて、知らなくて…」

提督「……ちょっとお前さ、これ食ってみろ」

磯風「え……っぐっ!?」グイッ!

提督「ほら食え…食えってんだ!」

磯風「ぐっ…し、司令…」

提督「口開けろって…の!」グイグイ

磯風「むぐっ!?っ…ぐ、もがっ…!」

提督「……っクソがっ!」パッ

磯風「っ!ゲホッ!ゲホッ!ぐぅ…っうぷ…ぅえ…っ!?」

提督「どうだ?食えたもんじゃねえだろ?こんなもん…さぁ!」グチャッ

磯風「……う、司令…っく…」

提督「テメェがどんだけ努力しようと指を傷だらけにしてこようとさぁ。俺からしたら気持ち悪いだけなんだよ、磯風!」

磯風「……!」

提督「テメェが毎度持ってくるゴミを俺がどんな気分で食ってたか分かるか?あんなん豚の餌のほうがよっぽど美味いぜ」

磯風「……司令…すまなかった…」

提督「…チッ…この廊下、片付けとけ」

磯風「…ま、待ってくれ、司令…」

提督「待って欲しけりゃそこで野良犬みたいにみすぼらしくその飯にでもがっついてみろ、いい見せモンだと笑ってやるからよ」

磯風「…な……」

提督「…もうテメェの顔なんざ二度と見たくねぇ。料理なんざ理由の一端に過ぎねえくらいにテメェのことは気に入らねぇんだ、仕事だとしても関わりたくねぇよ」スタスタ

磯風「……そん、な……」


磯風「…………」


磯風「……………」



磯風「………………」




磯風「………………」スッ

磯風「………………」モグ

磯風「…………わん」

磯風「…………」

磯風「………………」

磯風「…………はは…何をしているんだ…私は…」



浜風『はい?料理を作りたい…ですか?』

浦風『磯風は本当に提督さんのことが好きなんじゃねぇ』

谷風『そういうことなら谷風さんにおまかせだよ!』


浜風『磯風は多少不器用ですが、努力次第で克服できます。私も手伝いますので一緒に頑張りましょう』

浦風『ほら、提督さんに美味いって言わせたいんじゃろ?…うん、いい心掛けじゃね』

谷風『気持ちが大事なんだよ、磯風の気持ち一杯詰めて作れば美味くなるよぉ!』


磯風「…………」モグ

磯風「……不味い、な…」

磯風「…司令………」ポロ、ポロ…

磯風「…本当に…!わたしは…!ぁ……っぐ、ぅう…!…ぁ、ああ……!!」ギリッ

磯風「うぅっ…っ!っく…うっ…!ぅうあ、あぁ…っ!」

磯風「っあああぁぁぁああっ……!!」ボロボロ

今回はこれだけ、また次回です

大変お久しぶりです
長らくお待たせしてしまって申し訳ありません

次回に舞風の小ネタをやってから通常の安価での進行に戻りたいと思います

かなりの期間が空いてしまいましたがよろしければまたよろしくお願いします

夕立:5
AKEBONO:7
磯風:7
卯月:23
加賀:25
舞風:25
鈴谷:26
龍田:27
春雨:31
朧:31
綾波:32
比叡:32
霧島:33
神通:33
若葉:34
初雪:37
熊野:37
マックス:38
文月:41
金剛:44
瑞鶴:47
鳳翔:47
山雲:50
鬼怒:53
大和:55
時雨:55
五月雨:55(25+30)
響:58
名取:61
如月:64
天津風:64
長門:65
瑞鳳:67
翔鶴:70
秋月:72(28+44)
初霜:74
霞:75
浜風:75
鳥海:75
吹雪:79
ビスマルク:80
満潮:84
木曾:84
雪風:85
望月:87
赤城:91
大鯨:92
榛名:95
大井:97
朝潮:99
荒潮:99

現在52人

朝雲:64

抜けてまっせ

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

提督「…舞風か」

舞風「おはようございますっ、提督!元気ないよ、ほら!」

提督「…勘弁してくれ…!」

舞風「…どうしたのさ?」

提督「どうして!」

舞風「へっ!?」

提督「どうして!お前たちは…!いや、俺は…」

舞風「…よく分かんないけど…踊りましょう!踊ればきっと気分も良くなります!」

提督「…そんなわけないだろ。踊りなんかでさぁ」

舞風「おりょ?提督は踊りは嫌い?」

提督「…ああ、嫌いだ。ついでにお前もな、舞風」

舞風「……へ?」

提督「…聞こえなかったのか?踊りなんかしてると耳まで悪くなるのか」

舞風「あ、っはは!いや、まさか提督がそんなこと言うなんてね!いやー驚いたよ!」

提督「そんなに意外か?心当たりも全くないと」

舞風「い、いやいやそういうことじゃなくって!ま、舞風のこと…って、冗談だよね…?」

提督「そうか、面白い冗談だろ?笑えよ」

舞風「…て、提督?」

提督「どうした、舞風?何か言いたいことがあるのか?遠慮なく言ってみろ」

舞風「ひっ…」

提督「どうした?何かあるんだろ?俺に言いたいことが…言ってみろ…言ってみろよ」

舞風「て、提督…怖いよ…?」

提督「お前いつも踊り踊りってうるさ………っ…………」

舞風「…え、えっと…提督…?」

提督「…………」スゥーッ…フゥーッ…

舞風「………ていとく?」

提督(…………落ち着け…)

提督(………落ち着け…)

提督(………………)








提督「……あぁ、やっぱダメだわ」



舞風「へ…?何のはな———きゃっ!?」ガシッ!

提督「……クソが…」グググ

舞風「いっ…痛い痛い痛い!ていとく離して!髪ひっぱらないでぇ!」ブチブチ

提督「るっせぇんだ…よッ!」ブンッ!

舞風「つあっ!」ガンッ!

提督「ピーピー騒ぐんじゃねぇよ…ゴミが」

舞風「あ…て、ていとく…何で…ですか…」

提督「何でもどうしてもねえよ。ただお前のことが気に入らねぇだけだ」

舞風「そんな…ウソ、だよね…?」

提督「何だよその顔、夢でも見てんのか?意外だな」グイッ

舞風「いたっ…!」

提督「俺はてっきり、お前はこういうのは慣れてると思ったんだがなぁ…前世の記憶もある艦娘様なら、さぁっ!」ガンッ

舞風「っ!」

提督「おら、何とか言ってみろや!」ガスッガスッ

舞風「痛いよ、やめて…やめてよぉ、ていとく…!」グスッ

提督「機械が何泣いたフリなんかしてんだよ!そんなもんうざってえだけなんだよ!」ガンッ!ゴリッ!

舞風「あ…っぐぅ…!」

提督「…チッ…もういい、今すぐ解体してやる、来い」

舞風「っ!?い、嫌だ!嫌あああああ!!」


提督「だから喚くなっつってんだろうがよ!」ドボォッ!

舞風「う゛っ…っぐ……!…っ!?うお゛ぇええっ!うぶっ…っお゛ぇえぇえ!」ビチャビチャビチャ

提督「おいテメェ!何床汚してんだよ!」

舞風「うっ…げほっ…うっく…もう、嫌だよ…!」

提督「何勝手なこと言ってやがる…!自分の立場が分かってねぇみたいだなぁ」グッ

舞風「ていとく、いたいよ…やめて…」

提督「てめぇはそれしか言えねぇのか、いくら機械っつったって素体はガキだ。このまま腕に体重乗せていったらどうなるか…分かるよなぁ?」ググググ

舞風「い゛っ…たい…!いたい、いたいいたいいたい!」

提督「そら、そら……!」グググググ


ボキッ


舞風「ぁ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」ジタバタ

提督「っははははは!コイツは傑作だ!」

提督「さて、あとはコイツを工廠にぶち込んで…って、あ?」

舞風「てい、とく…どうしてこんな…ひどいよ…」ポロポロ

提督「おいおい何泣いてんだよ気色悪いな」

舞風「ていとく…ていとくを、どこにやったの…?」

提督「目まで見えなくなったのか?俺が提督だろうが」

舞風「ていとくは…優しくて…こんなことは、絶対にしない…!」

提督「するんだなこれが。まぁテメェも自分の運の悪さを呪うんだな」

舞風「……こんなの、あんまりだよ…」ポロポロ

提督「お、いいこと思いついた。ただ解体するのもアレだし演習の的にしちまうか。仲間に囲まれて殺されるんなら本望だろ?」

舞風「…え……」

提督「俺なりの粋な計らいだよ。な?前世みたいに敵にズタズタに殺されるよりマシだろ?」

舞風「いっ…いやだ!やだやだやだぁあああ!」

提督「おっ、いい反応だ。じゃあ早速行くぞ!」グイッ

舞風「や゛た゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」ズルズル

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・


提督「……はっ!?」ガバッ!

提督「ハァッ……ハァッ……ハァ……」

提督「……ゆ、夢……なのか…?」

提督「……っ…!……朝か……」

提督「………………行かな、ければ…」


↓2艦娘安価

艦娘:夕張-コンマ:81

提督「………………」カチャカチャ

夕張「おはようございます、提督。この席ご一緒してもいいですか?」

提督「……ああ」

夕張「それじゃ失礼して…っと。しかしお元気がないようですけど…大丈夫ですか?」

提督「……ああ…」

夕張「それにその朝ごはん、そんな量で足ります?何なら私の分もあげちゃいますけど」

提督「……ああ……」

夕張「……提督?」

提督「…………」

夕張「………提督!」

提督「っ!……ん、ああ、すまない。ぼーっとしてただけだ」

夕張「…大丈夫、なんですか?」

提督「……ああ」

夕張「…何かあったんですか?」

提督「…大丈夫だ。心配には及ばない」

夕張「心配なんです!!」

提督「………」

夕張「………」ハッ

夕張「いっ、いや違くて…いや違くはないんですけど提督に倒れられるのは困りますしやっぱり心配ですし個人的にも提督には元気でいてほしいですし…!」

提督「…………」

夕張「……相談、してください。私でよければ力になりますから…」

提督「…ありがとう」

夕張「…いつでも、お話お聞きしますから」

提督「…ああ、だが本当に大丈夫だ。それじゃこれで失礼する」ガタッ

夕張「まっ、待ってください!」ガタッ


ギュッ


提督「……っ?」

夕張「〜〜!///」ギュウウ

提督「……夕張、何を…」

夕張「え、えっとこれは…」

提督「………」

夕張「…………そっ、そう!元気が出るおまじないです!」

提督「……まじない、か」

夕張「…はい、やっぱり提督。何だか凄く危うく見えて…私、やっぱり心配で…!」グスッ

提督「……取り敢えず、離れてもらっていいか」

夕張「えっ……あ、はい…」パッ

提督「…………」

夕張「…………」

提督「…ありがとう、少しだけど元気が出てきた」

夕張「…え、えっ?」

提督「もちろんまじないなんかのお陰じゃないぞ。…君が声をかけてくれたからな、夕張。ありがとう」

夕張「へ…あ、はっ、はい!」

提督「君みたいな少女に慰められるようじゃ、俺もまだまだだな」ナデナデ

夕張「あっ、もう提督!」

提督「はは、いいじゃないかたまには」ナデナデ

夕張「もう…提督ったら。仕方ないですね…私以外にしたら駄目ですからね」

提督「夕張はいいのか?」

夕張「提督は特別ですっ」フフン

提督「はは、そっか」ナデナデ

夕張「〜♪」

提督「……ふぅ、少し落ち着いたか」

提督「…よし、行くか」

↓2、艦娘安価

今回はここまで
次回は大鳳:46からです

>>102
ありがとうございます。次からきちんと加えておきます

それではまた次回

艦娘:大鳳-コンマ47

大鳳「提督、おはようございます」

提督「大鳳か…おはよう」

大鳳「………」ポカーン

提督「…どうした?」

大鳳「い、いえ…提督からおはようなんて言われるなんてちょっと驚いて…」

提督「最近指摘されてな。一応心掛けるようにしている」

大鳳「そう…そうね、とてもいいことだと思うわ」

提督「…そうか、なら良かった」

大鳳「そうだ、提督。私これからトレーニングなんです。一緒にどうです?」

提督「…そうだな……」

大鳳「………」

提督「…遠慮しておこう。今朝は少し気分が悪くてな」

大鳳「そうですか…大丈夫ですか?」

提督「ああ、問題ない」

大鳳「何かあったんですか?私でよければ話を聞くけど…」

提督「いや、大丈夫だ」

大鳳「そう…でも提督、なんだかんだで私からの誘いいつも断りますよね」ジトー

提督「…色々あるんだ」

大鳳「色々って?」

提督「………」

大鳳「…ふふ、なんて言わないわ。提督は無表情だけど、私たちのことちゃんと考えてくれてるって信じてますから」

提督「っ」

大鳳「…?提督、どうかしました?」

提督「い、いや、何でもない」

大鳳「…そうですか」

提督「トレーニングがあるんだろう、そろそろ行かなくていいのか」

大鳳「あ、そうね。そろそろ行くわ。それではまた後ほど、提督」

提督「ああ」

提督「…引き際は弁えてるから助かるといえば助かる、か」

↓2「あ、提督」

清霜「司令官、どうも!」

提督「おっ、清霜ー!会いたかったぞー!」

清霜「……へ?」

提督「よし来い!」バッ!

清霜「……え、えっと…司令官…だよね?」

提督「ああ、お前の司令官だ!」

清霜「……えーと…」

提督「………」リョウウデヒロゲ

清霜「……」トコトコ

提督「っしゃ捕まえたぁ!」ギュッ!

清霜「きゃっ!?も、もう司令官ったら!」

提督「ははは清霜ぉ!聞いたぞ、この間もMVPとったそうじゃないか!偉いぞぉ!」

清霜「あっ、う、うん…えへへ…司令官に褒められたのって初めて…何だか、嬉しいかも」ニコッ

提督「んんんいくらでも褒めてやるぞ清霜!よーしよしよし!」ナデナデナデナデ

提督「そうだ、腹減ってないか?ご褒美ついでに間宮にでも行こうか」

清霜「本当に!?」

提督「ああ、何でも頼んでいいぞ!」

清霜「やったやった、ゴチになります!」





清霜「間宮さん何だか目が死んでましたね」

提督「嫌な物でも見たんじゃないか?それで清霜が頼んだのは…」

清霜「間宮スペシャルのストロベリーです!すっごく美味しいんですよ!」

提督「はは、清霜はまだ子供だな」

清霜「むっ…今はまだそうかもしれないけど、いずれ戦艦になるもん!」

提督「ああ、頑張れよ。お前なら出来るさ」ナデナデ

清霜「〜♪…それで、司令官のそれは?」

提督「コーヒーゼリーだよ、食べるか?」

清霜「いいの?」

提督「ああ、もちろん」

提督「ほら、あーん」

清霜「じ、自分で食べられますよ!」

提督「いいから、ほらあーん」

清霜「もー…あー、ん……っ…!……にがぁ…」

提督「はは、清霜にはまだ早かったか」

清霜「うぇぇ…何この味…でも、これが大人の…」

提督「ほらほらパフェ食って相殺だ」

清霜「もぐもぐ……あまぁい♪」ニパー

提督「はは、そんなにか」

清霜「司令官も食べてみてよ、すっこく美味しいんだから!ほらあーん!」

提督「あー…ん……ふむ、確かにこれは…」

清霜「でしょ!?やっぱりそんな苦いのよりも甘い方が………」

清霜(って今あーんしちゃった…!?しかも私のスプーンで…ってことは間接…!)

清霜(しかも今このスプーンには…司令官の……)ドキドキ

清霜(…………!)ドキドキドキドキ



提督「清霜?」

清霜「わひゃっ!?」

提督「どうしたんだ?ボーッとして」

清霜「なな何でもないです!ほんとに!」

提督「…………?」



提督「ははは、まさか間接キスがどうとか考えてたなんて———」

清霜「っ……」

提督「……え、えっと…?」

清霜「…………」ドキドキ

提督「……き、清霜?顔が赤いぞ、もしかして風邪かなんか…」

清霜「司令官」

提督「…………」

清霜「…………」ドキドキ

提督「……………」

清霜「…………ん」スッ

提督「!」

清霜「……//」ドキドキ

提督(清霜が目を瞑って顔をこちらに差し出してきた…これは…そういうこと、だよな…?)

清霜「……っ//」ギュッ

提督「……清霜」クイッ


清霜「ぁっ…」


提督「………………」


提督「十年早い」デコピン

清霜「いったぁ!?」

提督「まったく、清霜にそういうのはまだだ。もっと大人になってから」

清霜「…………」ショボン

提督「………………」



提督「……清霜」ポン

清霜「!」

提督「君はいずれ、とても立派に成長するだろう。戦艦にだってなれると俺は真面目にそう思う」ナデナデ

清霜「…………」

提督「初めてってのは大切にするもんだ、だから成長して、素敵な相手が見つかる時までそれはとっとけ」

清霜「…………」

提督「………………」

清霜「……しれーかんは、私じゃいやなの…?」

提督「…………そんなわけ、ないだろ」

清霜「…………」

提督「清霜がそう思ってくれるのは物凄く嬉しい。だけど、だからこそ初めてってのを大切にしてほしい。君自身のために」

清霜「……うん、わかった……」

提督「………………」

清霜「………」

提督「……だから、君が立派な女性になるまでは…」

清霜「……?……っ———

提督「…………」ホホチュッ

清霜「…………っ!?//」

提督「……これで、我慢してくれ」ニコッ

清霜「…………」

提督「…………」

清霜「…………」

提督「…………?」

清霜「———っ!///」ボンッ






提督「……清霜、そろそろ離れて…」

清霜「ふふーん、もうちょっとだけ!」

提督「……仕方ないなぁ」ナデ

清霜「司令官!私もっと頑張って素敵な女の人になってみせるから、待っててよね!」

提督「はは、楽しみにしとくよ」

清霜「あーっ!真面目に聞いてない!」

提督「聞いてるってば。清霜がどんな女性になるか今から待ちきれないくらいだ」

清霜「ほんとにー?」

提督「本当に」



清霜「むー…まぁいいわ!いつか絶対『清霜で良かった』って言わせてみせますからね!」

提督「…………」スーハースーハー

提督「…落ち着いていけば、大丈夫だ…覚悟を、決めろ…!」



ーーーーーーーー

救済について

稀に(気分で)その時点で好感度が30以下の艦娘を対象に「救済安価」をとります

安価の対象になった艦娘と仲直りをしようと試みます

そして終わった後に好感度上昇コンマをとり、それで出た結果がこれまでの好感度に上乗せされます


現在好感度が30以下の艦娘は
・夕立:5
・曙:7
・磯風:7
・卯月:23
・加賀:25
・舞風:25
・鈴谷:26
・龍田:27

の8人です


8人の中から対象の艦娘安価(複数指定不可、対象外の艦娘だった場合下にずれます)

↓2

30以下か
ギリギリ30越えてる勢が可哀想やね

今日はここまで
次は舞風(25)から始めます
また次回

>>141
30以下でない既出の艦娘は小ネタか何かでなんとかできたらと思います

提督「………」コンコン

「はーい、今行きまーす」

提督「…………」スゥー…ハァー…

舞風「はいはいどちらさ……ま…」

提督「……今、1人か?」

舞風「……は、い…」

提督「…ちょっと話がある…いいか」

舞風「…どうぞ、上がってください」

提督「ああ、邪魔する」

舞風「えーっ、と……」

提督「……その」

舞風「あ!の、飲み物持ってきますね!」

提督「…………」

舞風「おかわりもありますからね!」

提督「ああ…ありがとう」ズズズ

舞風「………」

提督「…………」

舞風「……え、えっと、お味はどうですか?」

提督「不味い」

舞風「……そう、ですか…失敗しちゃったかな、あはは…」

提督「…………」

舞風「…………」

提督「……いや、すまん……不味いってのは、その……嘘だ」

舞風「!」

提督「…舞風、俺は今から本音で喋る。いいか」

舞風「…………」

提督「…大丈夫だ。…だから、そんなに怯えた顔をしないでくれ」

舞風「大丈夫って…何が、ですか」

提督「…………」

提督「…何が、と言われれば分からないが…とにかく俺が言いたいことは1つだ」

舞風「…………」

提督「……この間は、済まなかった」

舞風「……あ、はは…気にしちゃいませんよ、そんなこと。もう忘れちゃってたくらいで!」

提督「……じゃあ何で」

舞風「大袈裟だなぁ提督は。私は全然気にしてなんか———


提督「じゃあ何で、君は泣いているんだ」


舞風「———……え…?」ポロポロ

提督「…………」

舞風「あ、れ…何これ……全然、気にしてなんかないのに…ほんとに…何で」ポロポロ

提督「…………」

舞風「やだ、提督、ほんとですって、き、気になんっか、してませんよ、なのに、何で、なんで…」ポロポロ

提督「…………」

舞風「なん、で……涙がとまらないの…?」ポロポロ

提督「……済まなかった」

舞風「やだ、あやまらないでよ、ていとく…なんだか私、涙が、あふれて…」

提督「………舞風」

舞風「……っく…つっ…」グシグシ

提督「…………ごめんな」

舞風「っ!…う、く…ぅっ…!ぅあ、あ、ぁぁああ…!ぅわぁぁぁああ…あああっ!!」ボロボロ

提督「……………」




















・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・


舞風「…………っ……」

提督「……落ち着いたか?」

舞風「…………はい」

提督「……………」

舞風「……提督は、何であの時あんな嘘をついたんですか」

提督「……ピエロがどうのってやつか」

舞風「…はい」

提督「………………」

舞風「…艦の方で昔いろいろ酷い目にあったせいなのか、私、人の嘘が分かるんです。嘘以外にも…いろいろ」

提督「…………」

舞風「でも、普段の提督は…何考えてるか分からなかったんです。……でも、あの日は違って、私と話す、のが…嫌って感じてるのが……分かっちゃって……!」

提督「…君は、そこまで分かってたのか」

舞風「……でも、それはいいんです。それよりも…私についた嘘。私が嫌いだって言ったことを、誤魔化すような……」

提督「…………」

舞風「私のことが嫌いなのに……なのに何で!私のことを気遣うような嘘を吐いたんですか!何で、私を…!」

提督「…………」

舞風「……どうして提督も、そんなに辛そうなんですか……!!」

提督「…俺にも…分からないんだ」

提督「自分でもおかしいのは分かってる。最近、自分が分からなくなる」

舞風「……………」

提督「…でも、舞風にあんなこと言ってしまったことは、後悔してて、苦しくて」

舞風「………提督」

提督「……俺は、舞風…お前と、分かり合って…仲良くなりたいって…そう思うんだ」

舞風「…………」

提督「…この気持ちは、本当だ」

舞風「…………分かりますよ。提督の目を見れば、嘘か、どうかなんて」

提督「……………」

舞風「……だから、その気持ちが…提督の本当の気持ちが…とっても、嬉しいです…!」ジワッ…

提督「……舞風、おいで」

舞風「…………」ギュッ…!

提督「……ごめんな」

舞風「……もう、あやまらなくてもいいです」

提督「……そっか」

舞風「…………」

提督「……じゃあ…これから、よろしく…かな」

舞風「……」ギュウウ

提督「…………」ナデナデ




提督「……舞風、そろそろ離れてもらっていいか…?」

舞風「もうちょっとくらいいいじゃん…ケチ」

提督「…………」

舞風「…………」

提督「……まったく」ナデナデ

舞風「!」

提督「踊りは苦手だから付き合ってやれないけど…まぁ、これくらいならしてやれるから…それで手を打ってくれ、な?」ナデナデ

舞風「まったくしょうがないなぁ、てーとくは♪」ギューッ



舞風「あたらめて、またこれからよろしくお願いしますね!」ニコッ

提督「はいはい、こちらこそ」ギュッ


三点リーダマシマシネギ多め舞風

取り敢えず今回はここまで
今週末に一気に更新できたらと思います

↓2、次の艦娘

ではまた次回

次回は足柄:58からです

それと忘れてました。舞風の好感度上昇コンマです

1〜60なら現在の好感度25にそのままプラス、61〜99なら数値の半分だけプラス、0なら70プラスです

コンマ直下

コンマ43より
舞風への好感度は25 43=68となりました

ではまた次回

艦娘:足柄-コンマ:58

提督「昼飯を食いに食堂に来たはいいが…何だか騒がしいな」

足柄「あーまったくもぅ…まいったわね…あ、提督じゃない。お昼を食べに?」

提督「足柄か…ああ、もう昼だからな…それで、この騒ぎはどうしたんだ?」

足柄「どうしたもこうしたもありませんよ!私が厨房を使っていたら怒られて追い出されたんです!」

提督「規則では周りに迷惑を掛けない限り厨房の使用は認められているが…何をしたら追い出されるんだ」

足柄「何もしてませんよ。ただ私はカツを揚げていただけで」

提督「……それは、あそこに積み上げられた油の山のことか?」

足柄「そうよ、皆も食べるだろうと思ってね」

提督「いや、パッと見でも100人前以上はあるが…」

足柄「頑張ったのよ!」

提督「……それで作り終わったところで追い出された、と」

足柄「いえ、まだあれでも半分くらいしか作り終わってないのよ…まったく!」

提督「…なるほど。それは納得だ」

足柄「ちょっと、どういう意味よ」

提督「気にするな…そうだな、なら私も1つだけ食べてみるかな」

足柄「流石提督、分かってるじゃない!」





提督「…さて、いただきます」

足柄「そういえば私も作ってばかりでまだだったのよね、いただきまーす!」

提督「さて、それじゃ早速」モグッ

足柄「味の方はどうかしら?結構自信作なんだけど」

提督「…えーと、味は確かに美味いな」

足柄「でしょ!」

提督(油っこすぎて吐きそう)オエッ

足柄「それじゃ私も…んー美味しっ!流石私!」ガツガツ

提督「ああ、そうだな…」モグ…

足柄「んー…でもちょっと油が薄いかしら…これじゃ力が入らないわ」

提督「!?」

足柄「…何よその珍しい顔は」

提督「ん、ああいや、何でもない…だが…」

足柄「だが…何よ?というか箸が止まってるわよ、どうしたの?…まさか本当は美味しくなかった!?」

提督「……いや、そんなことはないが…最近、揚げ物がキツくなってきてな…」

足柄「そうなの?ならもっと体を動かした方がいいですよ!」

提督(いやこれはキツ過ぎだろう)



提督(何とか完食できた)ゴチソウサマ

足柄「どう?満足した?」

提督「ああ、たまにはこういうのもいいかもな」

足柄「なら良かったわ、また食べたくなったら言ってちょうだいね!」

提督「あ、ああ…その時がきたらまた頼むとしよう…うぷっ」

足柄「あ、午後は演習があるんだったわ!それじゃあね提督!」

提督「ああ…またな」

提督「確かに腹は膨れたな…一応」

提督「……ここは↓2の部屋か」

艦娘:不知火-コンマ:98


提督「…ぬいぬ、不知火の部屋か」コンコン

不知火「……はい、誰でしょうか。今寝起きで辛いんですが…」ガチャッ

提督「…………」

不知火「…………」寝巻き髪ボサー

提督「……お、おはよう」

不知火「……し、しれ…!?」

ガチャッバタァン!

提督「……凄い勢いで閉められた」

提督「……取り敢えず別のとこ行くかな」

ガチャァン!バタバタバタ…バガァン!

提督「取り敢えず一旦執務室に戻るかな」

バタバタバタ…ガチャッ!

提督「うおっ!?」

不知火「…はぁ…はぁ…!」制服ピシッ

提督「……え、えーと」

不知火「…どうぞ、上がって下さい」キリッ

提督「あ、うん」

———————————————

提督「…………」キョロキョロ

不知火「…不知火の部屋に、何か?」

提督「いや、可愛らしい趣向の部屋だなと」

不知火「なっ!?ち、違います!これは陽炎の趣味で…!」

提督(…そこに置いてある『しらぬい』って書かれてるぬいぐるみゾーンには触れない方がいいんだろうなぁ)

提督「あ、ぬいぬい。髪ハネてる」スッ

不知火「不知火の名前は不知火ですが…何ですか?その手は」

提督「ん」ナデナデ

不知火「にゃっ…!?し、司令…」

提督「…………」ナデナデ…

不知火「……ぬぃ…」

提督「……うん、これでよし」パッ

不知火「ぁっ…………」

提督「ん?どうした、そんな顔して」

不知火「……司令」ズイッ

提督「……えーと、どうした?」

不知火「まだ不知火の髪はハネています」ズイズイッ

提督「え、いやもう大丈夫だけど…」

不知火「まだハネています」ジロッ

提督「……えと…この辺?」ナデ…

不知火「ん…」

提督「…………」ナデナデ

不知火「…………」

提督(表情は読めないけど…喜んでるのかな…?)

提督「……もう大丈夫か?」

不知火「……はい、ありがとうごさいました」

提督「ぬいぬいも撫でて欲しいんだったらそう言えばいいのに」

不知火「ぬいぬいではなく不知火です」

提督「そう堅いこと言わずに…ん、何だこれ」ヒョイッ

不知火「…何ですかそれは?」

提督「んーと…何だろう…黒い布…?えっとこの質感からして…」

不知火「……っ!?」ヒュッバシッ!

提督「うわっビックリしたっ!?どうしたんだ急に」

不知火「な、何でもありましぇ、ありません」

提督「顔真っ赤だけど大丈夫か?」

不知火「問題ありません」

提督「ならいいけど…で、誰のだったの今のスパッツ」

不知火「私がさっきまで穿いていたもので…ハッ!?」

提督「へぇ…やっぱスパッツだったんだ」ニヤニヤ

不知火「違います、あれはハンペンです」

提督「顔真っ赤だぞぬいぬい」

不知火「ですから不知火ではなくぬいぬいです」プシュー

提督「はは、取り敢えず落ち着けって」ナデナデ

不知火「ぬぃ…」

不知火「……それで、本日は不知火に何の御用でしょうか」

提督「いや、ぬいぬいと話をしにきただけだよ」

不知火「あの…先ほどから言っているそのぬいぬいというのは…」

提督「陽炎と黒潮は普段そう呼んでいるじゃないか、な、ぬいぬい」

不知火「それはあの2人が勝手に…」

提督「嫌か?」

不知火「嫌というわけでは…」

提督「いいじゃないかぬいぬい。いいあだ名だ」

不知火「私はそんなあだ名が合うような艦娘ではありませんので」

提督「そうか?可愛らしい不知火にはよく合ってると思うぞ」

不知火「か、かわ…!?コ、コホン。別にそう言われても大して気にすることでは…」ニヤニヤ

提督「口元笑ってるぞぬいぬい」

不知火「…今日の司令は少し普段と違って見えます」

提督「はは、たまにはこういうのもいいだろ?」

不知火「私はどのような司令でも」

提督「そうか?でも俺はぬいぬいの意外な一面を見れて良かったと思ってるよ」キョロキョロ

不知火「へ、部屋をあまり見ないで下さい」

提督「ああ、ゴメンゴメン。いやでもやっぱりちょっとは驚いたな」

不知火「何でしょう、ぬいぬいに何か落ち度でも」

提督「えっ」

不知火「あっ」

提督「…………」

不知火「…………」

提督「……………」

不知火「…ち……」

提督「………………」


不知火「……違うんです……///」グスッ


提督「………」

不知火「………」グスッ

提督「〜ぬいぬいぃ!!」ガバッ

不知火「な、しれ…きゃっ!?」

提督「ぬいぬいはちゃんと可愛いぞぉおお!」ギューッ

不知火「し、しれぇ…苦し….//」

提督「可愛いぞおおぉぉお!!」ナデナデナデナデ

不知火「……ぬぃい……///」


提督「」ホッコリ

提督「いやはやあの小型犬みたいな可愛らしさ…もはや文化財だね」

提督「お、あれは↓2」

艦娘:弥生-コンマ:51

提督「弥生か、こんにちは」

弥生「……こんにちは、司令官」

提督「先日は遠征ご苦労。変わったことはなかったか」

弥生「特に変わったことは…大丈夫…です」

提督「そうか、それならば良かった」

弥生「はい」

提督「…………」

弥生「…………」

提督「……………」

弥生「……………え、と…司令官」

提督「……どうした?」

弥生「…………」

提督「………………」

提督(間が保たん…)


弥生「……その…卯月が」

提督「…む」ピクッ

弥生「…迷惑かけて、ないですか…?」

提督(どうやら知ってるわけじゃなさそうだな)ホッ

提督「困らせられることもあるが、大丈夫だ」

弥生「そう…ですか」

提督「君からも言っておいてくれ。私は遊び道具ではないと」

弥生「……はい」

提督「…………」

弥生「……司令官は」

提督「…む…?」

弥生「イタズラされるのは…嫌い、何ですか…?」

提督「……何故そんなことを?」

弥生「私…よく表情が固いって言われるから…卯月みたいにすれば、ちょっとは伝わりやすいかなって……」

提督「…………」

弥生「……そう…思って」

提督「……ふむ」

弥生「…………」

提督「…君は弥生だ。卯月じゃない」

弥生「……はい」

提督「だから表情が固かろうと分かりにくかろうと、私は君自身を尊重する」

弥生「……そう、ですか」

提督「……だが、君自身がイタズラをしたいと思えるようになったのなら…それも、いいだろう」

弥生「……いいん、ですか?迷惑をかけるかも…しれません」

提督「……それもまた、提督と艦娘の在り方かもしれないな」

弥生「……そう、ですか」

提督「……おっと、すまないが私はこれで失礼する、それではな」

弥生「……はい。司令官、ありがとうございました」

提督「ああ、これからも頑張ってくれ」

提督「弥生は本当に本当の無口だからな…やはり分かりにくい面があるな」

提督「……ん、あれは↓2か?」

最安価↓2

夕立:5
曙:7
磯風:7
卯月:23
加賀:25
鈴谷:26
龍田:27
春雨:31
朧:31
綾波:32
比叡:32
霧島:33
神通:33
若葉:34
初雪:37
熊野:37
マックス:38
文月:41
金剛:44
大鳳:46
瑞鶴:47
鳳翔:47
山雲:50
弥生:51
鬼怒:53
大和:55
時雨:55
五月雨:55(25+30)
響:58
足柄:58
名取:61
如月:64
朝雲:64
天津風:64
長門:65
瑞鳳:67
舞風:68(25+43)
翔鶴:70
秋月:72(28+44)
初霜:74
霞:75
浜風:75
鳥海:75
吹雪:79
ビスマルク:80
夕張:81
満潮:84
木曾:84
雪風:85
望月:87
赤城:91
大鯨:92
榛名:95
清霜:95
大井:97
不知火:98
朝潮:99
荒潮:99

間違いがあれば教えてくれると助かります

今回は再安価しましたが、これからも同じ場面で最安価するのはテンポが悪いので
次回から既に出ている艦娘や対象外の艦娘が安価に当たった場合、下にズレることにします
しかし今回は再安価をもうとってしまったので、prinzと最上の両方をやります

今夜更新します

艦娘:Prinz_eugen-コンマ:83

提督「プリィィイイ…ンツゥゥウ…」ネットリ

prinz「わひゃっ!?び、びっくりした。admiralさんか〜」

提督「ご機嫌よう、調子はどうだ?」

prinz「いつも通り絶好調です!」ニコー

提督「そうかそうか、そりゃいい」ナデナデ

prinz「わっ……//」

提督「あ、済まん嫌だったか」

prinz「あっ、嫌じゃないです!別に!だからもっとどうぞ!」

提督「お、おう…遠慮しとくわ…」

提督「昼食はもう食べたか?」

prinz「はい!今日はトンカ・ツーを頂きました!」

提督「豚カツ…って、足柄のアレか…キツくなかったか?」

prinz「?いえ、別に…?」キョトン

提督「マジか…」

prinz「それよりも随分とご機嫌ですね、admiral!ビスマルク姉さまの言ってた通り!」

提督「ああ、ビス子に聞いてたか」

prinz「あはは、本当に姉さまのことそう呼んでるんですね」

提督「愛称があると親しみやすいだろ?」

prinz「そうですね!…じゃあ、admiralさんが私に呼び名を付けてください!」

提督「え、俺がプリンツに?」

prinz「はい!」

提督「そうだな…プリンツ・オイゲンだから…」

prinz「…………」ワクワク

提督「……うーん…?……プリ、プリン……んー…プリン?」

prinz「うーん…いやまぁそうなるんでしょうけど、無難ですね」

提督「そうだよなぁ…んー………あ」

prinz「おっ、何か思いついたんですか?」

提督「……いや、やっぱいい」

prinz「何ですか何ですか、教えてよadmiralさん!」

提督「いやいいって怒るから」

prinz「怒りませんってば!」

提督「本当に?」

prinz「本当に!」

提督「プリケツ」

prinz「えっ」

提督「プリケツ」

prinz「…………見損ないました、ビスマルク姉さまに報告します」ジトー

提督「ごめん冗談だから!本当ゴメンって許してプリン!」

prinz「……もうあんなこと言いませんか?」ジトー

提督「言わない!絶対言わない!」

prinz「…じゃあ、許してあげる。でも女の子に向かってそんなこと言っちゃダメなんだからね!」

提督「はい、ごめんなさい…」

prinz「そらじゃ、私そろそろ行きますね」

提督「ん、そっか。またな、プリンツ」

prinz「プリン」

提督「ん?」

prinz「プリンでいいです、ねっ?」

提督「…ん、それじゃあまたな、プリン」

prinz「ダンケ!またね、admiralさん!」ニコッ

艦娘:最上-コンマ:45

最上「あ、提督。こんにちは」

提督「最上か」

最上「もー相変わらず素っ気ないなぁ。もっと元気に行こうよ」

提督「…と、言われてもな」

最上「ほらほら、声出していこうよ。おー!」

提督「…遠慮しておこう。あまり得意ではないのでな」

最上「えー」

最上「そうだ提督、近いうちに装備の見直しとかする予定ってあるかな?」

提督「必要があるなら機会は設けるかもしれんが…それがどうした」

最上「いや、僕も折角航巡になったんだしさ、新しい艦載機とか欲しいんだよね!」

提督「…それが必要になったら、な」

最上「試しに使わせてみたりとか…しない?」

提督「駄目だ、無闇矢鱈と艦載機を動かすわけにはいかん」

最上「ちぇ〜、駄目か」

提督「……一応聞いておくが、なぜ艦載機が欲しい?」

最上「何でって…やっぱり僕に出来ることならやりたいし、皆の力になりたいから…かな?」

提督「……なるほど、検討はしておこう」

最上「本当!?ありがとう提督、やったぁ!」

提督「きちんとした理由があるのなら無下にするわけにもいかん、君が言うことも一理あるしな」

最上「うんうん、分かってくれて嬉しいよ」

提督「これが『日向に唆されて』などという理由だったなら聞く耳も持たなかったがな」

最上「ギクッ」

提督「………」ジロッ

最上「あ、あはは…今日の提督はご機嫌斜めかい?それじゃ僕は用事があるから…それじゃっ!」タタタッ


提督「……はぁ、全く日向め」

提督「最上はちゃっかりしているというか、何というか…」

提督「……さて、次は…↓2かな」

艦娘:早霜-コンマ:36

提督「えーと…アイツはどこにいるかな…と」

早霜「あら、司令官…フフ」

提督「…早霜か、いきなり現れるな」

早霜「ごめんなさい、驚かせてしまったかしら」

提督「……はぁ」

早霜「フフ、どうかしたの?」

提督「いや、表情読めねぇなって」

早霜「それは、貴方自身の話?確かにいつもしかめっ面だけれど…フフッ、嫌いじゃないわよ」

提督「…あのなぁ、そうじゃなくて…お前だよ、早霜」

早霜「……私が?」

提督「ああ」

早霜「そうかしら、私はいつも笑っているわよ?今だって……フフッ」

提督「……それは何で笑ってんだ?」

早霜「何故?おかしなことを聞くのね、司令官」


提督「そうかぁ?お前はニタニタ笑ってるつもりかもしれないがな、早霜……お前、本当に『笑ってる』のか?」


早霜「———……」ピタッ


提督「……どうした、薄ら笑いが消えたぞ」

早霜「……意外と、見てくれてるのね」

提督「…ああ、お前を見てるとつくづく思うよ」
提督(俺と真逆な奴だってな)

早霜「司令官は…優しいのね」

提督「フォローしたつもりか?俺はお前を貶したつもりだったんだが」
提督(お前には、抑えるどうこう以前に感情ってもんがあるのか。ってな)

早霜「…好きの反対は、無関心だというわ。嫌われていても、私は…構いませんよ」

提督「声が震えているし、笑顔も作れてないぞ。…が、こっちも意外だ。感情、あったんだな」

早霜「…当然でしょう。私だって…」

提督「…………」

早霜「……私、だって……」

提督「…好きの反対は、嫌いに決まってるだろ」

早霜「……司令官は、私のこと……」

提督「………不気味な奴だと、思っているよ。じゃあな」スタスタ

早霜「…司令官」

提督「……」スタスタ

早霜「…………」




早霜「…………何故かしら」


早霜「…笑えないわ……」



提督「……あのタイプは、苦手だ」

提督「とにかく今はあいつを探すか…」

↓2「あ、司令官こんにちは」

艦娘:雷-コンマ:31

雷「司令官じゃない!こんにちは!」ニコッ

提督「……おう、雷」

雷「元気ないわね?そんなんじゃ駄目よ!」

提督「そういうお前はうるさいくらいだな、なんかいいことでもあったか」

雷「だって司令官に会えたもの!それで、司令官はどうしたの?」

提督「どうした風に見えるよ」

雷「…珍しく元気がなさそうね?理由は何かあるの?」

提督「理由はお前と同じだ」

雷「?」

雷「んーと…私と同じ理由…私の理由は司令官に会えたから、だから…」

提督「おう考えろ考えろいいぞ」

雷「つまり…司令官は誰か嫌な人に会ったから嫌そうな顔をしてたのね!」

提督「ああ、意外と頭いいんだなお前」

雷「えへへ……それで、嫌な人っていうのは…本部の偉い人か誰かにでも会ったの?」

提督(お前だよ!!)イラァッ

雷「大丈夫よ!私がいるじゃない!」

提督(お前がいるから駄目なんだよ!!)イライラァッ

提督「…ッチ…まぁいい、俺は今人探ししてんだ、邪魔すんな餓鬼」

雷「…司令官、気持ちは分かるけどイライラしちゃ駄目よ?ほら落ち着いて、大丈夫よ、ねっ?」ニコッ

提督「」イラ

提督「…チッ…あぁクソっ…」イライラ

雷「…司令官、本当にどうしたの?」

提督「だから!さっきお前も言ってたろ、嫌な奴に会ってんだよ…」

雷「…そう。でもその人だっていいところがあるはずよ、だから…嫌いなんて言わないで、ねっ?」

提督「」ピタッ

雷「……司令官?」

提督(…………そう、だよな…落ち着け…落ち着け…!……落ち着———

雷「……今日はもう休みましょ?ね、司令官」ナデ…

提督「———触るなッ!!」バシィッ!

雷「……え…っ?」ジンジン

提督「…はぁっ……はぁっ……!」

雷「…………し、しれい…かん……?」

提督「……!……悪、い……」スタスタスタ

雷「あっ、ま、待って!」



雷「……痛っ…」

雷「司令官、どうして……」

提督「……何でいつもこうなるんだ……!」

提督(とにかく今は人に会うのは危険だ……仕事でもして、気分を……少しでも落ち着かせるか)

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・


提督「…………ふぅ…取り敢えず、このくらいでいいか」

提督(雷には、近いうちに謝らないとな…雷だけじゃなく、他の奴らにも…)

提督「随分暗くなっちまったな…」


コンコン


提督「……入れ」

↓2

艦娘:衣笠-コンマ:50

衣笠「失礼しまーす…なんて…」

提督「……ふぅ」ホッ

衣笠「た、溜め息!?えっと……衣笠さん、何かしちゃった…?」

提督「……いや、何でもない。それで、何の用だ?重巡衣笠」

衣笠「あのー…夜ご飯の時に提督がいなかったから…ね?」

提督「それだけか?」

衣笠「えー…えっと、あはは…」

提督「……………」

衣笠「………その、最近提督の様子がおかしいってよく聞くし、何かあったのかなって…」

提督「そっちが本音か」

衣笠「あはは……」

提督(このことに秘匿性はないが…公表するのはあまり良くない気がする……)

提督「それで、わざわざ執務室にまで押しかけてきたのか」

衣笠「だって、心配で…」

提督「やれやれ、余計なことにまで頭を突っ込みたがるのは青葉と同じか」

衣笠「もーっ、本当に心配してるんだからね!」

提督「……それで、私はどう見える?いつもと比べ何か奇特な点でもあるか?」

衣笠「……それは…ないね?いつも通りの提督…に見える…かな」ムムム…

提督「そういうことだ。君は噂に踊らされたんだよ、衣笠」

衣笠「あれー?おっかしいなぁ…」

提督「……ちなみに、そんな話は誰から聞いたんだ?」

衣笠「青葉だよ?」

提督「……やはりか」


提督「ともかく、君が噂を信じるかどうかは任せるが…私は見ての通りだ」

衣笠「うーん…そういうことみたいだね………折角、ていとくにハグとかしてもらえると思ったのに…」ボソボソ

提督「聞こえているぞ」

衣笠「えっ!?こ、声に出てた!?う…忘れて!今のナシナシ!」

提督「…用件が済んだなら早く部屋に戻ることだ。望み通り聞かなかったことにしておいてやる」

衣笠「もう、いつも通り冷たいなぁ………あ!そうだ、用事はもう一つ!」

提督「何だ、出来るだけ手短に…

衣笠「はい!提督の分の夜ご飯!持ってきてあげたよ!」

提督「……確かに私は夕餉はまだだが、結構だ。必要になれば自分で準備する」

衣笠「ダメ。そんなこと言って食べずに済ますでしょ。これ、食べてね」ズイッ

提督「…………」

衣笠「……ね、提督」

提督「何だ」

衣笠「心配っていうのも、本当なんだよ…?」

提督「……はぁ…受け取るだけ、受け取っておこう」

衣笠「本当!ありがと、それじゃあね!」

提督「ああ」

衣笠「あ!ちなみにそれ私の手作りだからねー!」バタン!

提督「…………」

提督「……ふむ」モグ…

提督「…………美味いな」


コンコン


提督「入れ」

↓2

艦娘:深雪-コンマ:38

深雪「司令官!元気してっかー!?」

提督「……深雪か、駆逐艦がこの時間にうろつくなよ」

深雪「はっは、そう固いこと言うなって!」

提督「……はぁ…」

深雪「おっ、司令官が溜め息なんて珍しいじゃん。何かあった?」

提督「いや…今日はツイてないなと」

深雪「おいおい、ただでさえ辛気臭い面してんのに溜め息なんかしてっからじゃねーの?深雪様が来てくれたんだからラッキーだろ!」

提督「はいはいそーですね」

提督「そんで、何の用だよ」

深雪「遊びに来たんだ!何か面白そうなことやってるらしいじゃん?」

提督「明日にしろ、今夜はもう遅い」

深雪「何だよつれねーな」

提督「当たり前だろう。何で俺がガキの遊びなんかに付き合う必要がある」

深雪「……なぁ、もしかして…機嫌悪い?」

提督「ああ、さっきからそう言ってるだろ」

深雪「…言ったか?」

提督「態度で示してんだろ」

深雪「…司令官、ちょっと怖いぜ?」

提督「知るかよ。遊びに来たっつってたが、こんな時間にわざわざ来るもんでもないだろ。何で来た?」

深雪「何でって…面白い噂を聞いて…」

提督「噂?」

深雪「ああ、何でも司令官とサシで話せば機嫌が良くて、間宮奢ってもらったり…その、撫でて、貰ったり…とか、っていう…」

提督「……チッ…んで、どうだよ。そう見えるか?」

深雪「…その、演技だよな!?な、司令官はいつもは仏頂面だけど…本当は優しいって知ってるぜ!な!?」

提督「…………」

深雪「……司令官…」

提督「……そう信じていたかったなら、来るべきじゃなかったな」

深雪「!」

提督「…………」

深雪「……ん、だよ……何だよそれ!」ダダダガチャッバタァン!

提督「…………くそ、煩ぇな」

提督「…あれだから、ガキは苦手なんだ…勝手で、五月蝿くて…」

提督「…………仕事、するか」




・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・


提督「……もう深夜じゃないか…」

提督「…………私室に戻って、寝るか……」






提督「…………」スタスタ

提督「……ん?」

提督(あれは…↓2か?こんな時間に何を…)


↓2

艦娘:暁-コンマ:59

提督(暁か…?見た所1人のようだが…)




暁「…………ふぅ」

暁(……まさかコーヒー一杯でこんなに眠れなくなっちゃうなんて…)

暁(響たちはもう寝ちゃったし…退屈だから出てきちゃったけど大丈夫かしら)

提督「…………」

暁「……あーあ、退屈だわ…お月様も今日月に隠れてはお留守だし…」

提督「…………」

暁「…………そろそろ戻ろうかしr
提督「うわぁぁぁぁあああああああ!!!!」
暁「ぴゃぁぁぁああああ!!!?!???!?」ビクゥッ!?

暁「いやあああああお化けええぇぇえええ!!!!」

提督「今晩は、暁」

暁「いやぁぁあああああああ!!ぴゃあああああぁぁぁあああ!!!」

提督「暁、私だ」

暁「誰かあぁぁぁぁぁああああああ助けてぇぇぇええええええ!!!」

提督「あかつk
暁「じにだぐないぃぃいいいいいいいい!!!だれかぁぁぁあああああああああん!!!」ビエーン

提督「…………」





暁「ビックリしたんだからね!もうやめてよね!本当に!!」ナミダメ

提督「ああ」

暁「本っ当に、ゆーれいかと…いや、別にゆーれいなんて信じてないケド…」

提督「その割には随分驚いていたな」

暁「お、驚いてなんかないし!」

暁「てゆーか、司令官はこんなところで何してるのよ。夜更かしはいけないんだからね!」

提督「私は先ほど仕事が終わってな。君こそいいのか?」

暁「私は一人前のレディーだから大丈夫なのです」フフン

提督「なるほど、確かに一人前のレディならコーヒーも飲むしそれで眠れない夜も過ごす…と?」

暁「ええ、そうよ…って、何でそれを…」

提督「……適当にカマをかけただけだが、その様子だと当たりのようだな」

暁「べ、別に眠れないわけじゃないし!」

提督「そういうことにしておこう」

暁「だからほんと…ふ、わぁぁ…」

提督「……まぁ、それでもそろそろ眠くなってきたみたいだな。先ほどあれだけ泣き叫んだんだ。無理もない」

暁「泣いてなんか、ない、し……」ウトウト

提督「部屋に戻って眠りたまえ、部屋までは送ろう」

暁「うん……」ウトウト

暁「それじゃ…おやすみなさい、しれーかん…」ウツラウツラ

提督「ああ、おやすみ暁」



提督「……さて」

提督「暁はあの様子じゃ立派なレディになれるのはいつになるやら…」

提督「私も今晩はもう寝るとしよう」

・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

提督「……ん、うん……」


提督夢安価↓2
既出の艦娘のみ、既出ならコンマ関係なく誰でも可

艦娘と、出来れば夢の内容もお願いします
夢の内容がなかった場合コンマからこちらで考えます(あった場合はコンマ関係なし)

既出の艦娘及び夢の内容
↓2


今晩更新します&テスト

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira082190.jpg

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

提督「……ん、くぁ…朝か…」

春雨「あ、司令官、おはようございます。今から朝ご飯作りますね」

提督「ん〜…って、春雨?なんでいるんだ?」

春雨「何でって…駄目、でしたか…?」ウルウル

提督「…いや、駄目じゃないけど…まぁいいか。俺も一緒に作るよ」

春雨「本当ですか?まだゆっくりしててもいいんですよ」

提督「いいよ、春雨にばっかりやらせるわけにもいかないしな。手伝わせてくれ」

春雨「そこまでいうなら…えへへぇ」

提督「やたら嬉しそうだな」

春雨「そうですか?まぁとにかく始めちゃいましょう♪」

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

提督「……ん、くぁ…朝か…」

春雨「あ、司令官、おはようございます。今から朝ご飯作りますね」

提督「ん〜…って、春雨?なんでいるんだ?」

春雨「何でって…駄目、でしたか…?」ウルウル

提督「…いや、駄目じゃないけど…まぁいいか。俺も一緒に作るよ」

春雨「本当ですか?まだゆっくりしててもいいんですよ」

提督「いいよ、春雨にばっかりやらせるわけにもいかないしな。手伝わせてくれ」

春雨「そこまでいうなら…えへへぇ」

提督「やたら嬉しそうだな」

春雨「そうですか?まぁとにかく始めちゃいましょう♪」

提督「それで、何を作るんですか、春雨先生?」

春雨「はい。今朝は肉じゃがとお味噌汁を作ろうと思います」

提督「おお、家庭的だ。春雨はいいお嫁さんになれるな」

春雨「えへへ…そんなぁ…」

提督「それで、俺は何をすればいい?」

春雨「そうですね、私はじゃがいもを切るので司令官はお肉をお願いします」

提督「この牛肉?」

春雨「はい、それを適当な大きさに切り分けてください」

提督「よっしゃ任せろー」

春雨「……ふふ」

提督「ん、どうした?」

春雨「いえ、楽しくって…」

提督「…?料理が楽しいとは春雨は変わった奴だな」

春雨「司令官が、一緒ですから」ニコッ

提督「……おう。…はは、何か照れるな」

春雨「えへへ…」

提督&春雨「「いただきまーす!」」

提督「おぉ、美味しい」

春雨「そうですね、とても」

提督「このじゃがいも!凄いいい具合に汁が染みこんでて美味しい!そこらの料理屋の比じゃないな!」

春雨「それは褒め過ぎです…でも、美味しいですね」

提督「いやー朝からいいことあるなぁ…しかし、春雨は何でこんな時間から俺の部屋に?」

春雨「ご、ご迷惑でしたか…?」

提督「いやいやいや、迷惑とかじゃないしむしろ凄い嬉しいよ」

春雨「そうですか……理由は…私が司令官に朝ご飯を作ってあげたかったから、では駄目でしょうか…?」

提督「俺に?」

春雨「はい。折角ケッコンしましたし…私も、その、司令官のこと…お、お慕い、しています、から…」モジモジ

提督「春雨ぇ……〜やっぱりお前しかいないよ、春雨ぇえっ!」ギューッ

春雨「きゃっ!?し、司令官!?」

提督「ありがとう春雨!大好きだ!」

春雨「もう、司令官ったら……私も、司令官のこと、大好きです」キュッ

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・

ppppppppppppp

提督「………………」ムクッ

提督「……やっぱり、夢だったか」

提督「まぁ、仕方ない、か…行かなきゃな」


↓2

艦娘:明石-コンマ:80


提督「……はぁ…」ガチャ

明石「わわっ」

提督「ん?明石か…どうしたんだ?こんな時間から」

明石「おはようございます、提督。…いえ、ちょっと工廠の作業が難航して…」

提督「ああ、おはよう。作業…ってことは徹夜したのか?」

明石「はい。今晩中に仕上げておきたくて…」

提督「まったくお前は…ほら、休憩ついでだ。部屋に寄っていけ」

明石「へっ!?そ、そんな急に…//」

提督「変なことはしないよ。取り敢えず入れって」グイッ

明石「あっちょっ!?//」

提督「そこ座ってろ。確か冷蔵庫の中に飲み物あったしそれ出すか…」

明石「い、いやいいですってお構いなく!」

提督「いいんだよ。俺が好きでやってるんだから」

明石「すっ!?」

提督「えぇと…確かこの辺に…」ガチャガチャ


明石(それにしても…ここが提督の私室かぁ…)キョロキョロ

提督「何か面白いものでもあるか?」

明石「あ、いえ…なんていうか、執務室と違うなぁって」

提督「ここにはほぼ眠りに帰ってくるだけだからな。こう質素にもなっちゃうんだ。はい、栄養ドリンク」

明石「あ、ど、どうも…」

提督「作業に熱中するのもいいがちゃんと休んでくれよ?」

明石「はは…つい時間を忘れてしまうことがしばしば…」

提督「まったく、明石はどこか抜けているな」

明石「む、明石をドジっ娘とでも言うんですか、提督?」

提督「ドジっ娘なんて可愛い言い方は似合わないぞ、マヌケ」

明石「なっ!ま、マヌケ!?言いますね…!」

提督「はっは、冗談だ。そう怒るなよ」

明石「〜!…もう、まったく」

提督「つっても心配なのは冗談じゃないぞ?ちゃんと身体を大事にしろよ?」

明石「…それはやっぱり、私が艦娘だから…ですか?」

提督「どういう意味だ?」

明石「提督は、私が艦娘だから、戦力だから…心配しているんですか?戦力が減るのは困るから…」

提督「……ふむ…まぁそれもあるけど…」

明石「……」

提督「でも、やっぱり俺個人として明石には元気でいてもらいたいよ。君の明るい性格には俺も助けられてるんだ」

明石「そう…ですか」パァァ

提督「ああ、だから俺のためにもちゃんと休んでくれよ?」

明石「…… っはい!私、ご期待にそえるように頑張ります!」

提督「休んでくれよ?」

明石「はは、分かってますって!でも取り敢えず工廠に戻って作業の続き…を……?」

提督「どうした?」

明石「いえ、ちょっと、眠くて……」

提督「なら、休んでいけ。ゆっくり眠っていっていい」

明石「いえ……そう、いう……わけに、は…………Zzz…」



提督「……寝たか。一服盛ったとはいえこんなにサクッと落ちるとは」

提督(というかこんなところでも比叡の薬が役に立つとは)

提督「明石は根を詰めすぎるからな…こうでもしないと…目覚めるまでは俺のベットで眠っておいてもらおう」

提督「……まったく、可愛い寝顔しやがって」ナデナデ

明石「…んぅ……むにゃ…」Zzz

提督「…さて、俺は働くか」

満潮「おはよう。今日は随分とやる気ね」

提督「おう、ちゃっちゃと終わらせちまおう」

満潮「ふーん…やる気があるのはいいけど倒れたりしないでよね。はいお茶」

提督「ああ、ありがとう」ナデナデ

満潮「……ん…」



・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・


提督「……くぁ…!…っし、これで半分くらいか…」

提督「休憩ついでにどっか出かけるか…」

↓2

あ、あと一週間だけお待ちを…少なくとも霰までだけでも必ずやりきりますので…

艦娘:霰-コンマ:08

提督「出かけるとは言ったもののどこに行くかな…」

「きゃっ」ドンッ

提督「うおっ…すまん、ぼーっとしてて———」

霰「…ん…大丈夫…」

提督「——————」

霰「…どうか…した?」

提督「…………」

霰「………?」

提督「……………」ズイッ

霰「っ……」アトズサリ

提督「…………」

霰「……司令、官…?」



提督「…………」


霰「……その…ぶつかって、ごめん…なさい…?」

提督「…………」

霰「………?」チラッ
霰(司令官…拳をすごく握り締めてる…何かあったのかな…)

提督「…………」





霰「………しれ———


提督「」ガ ン ッ !


霰「ッ!?」ビクッ


提督「…………」


霰「………!?」ビクビク


提督「………っ」スタスタ…





霰「……行っ、た……司令官……?」



〜提督私室〜

ガチャ

提督(……明石は…もういないな…)

提督(………ベッド……綺麗に整ってるな…)

提督(…………)


提督「」ボスッ


提督「…………」
提督(……………)


提督「………………」
提督(……………耐えた)


提督「……耐えた。耐えた。」
提督(耐えた…耐えた…)




提督「」バ ン ッ !

提督「ハァッ…ハァッ…!ッ…ぐ…ぅ……」


提督「………そうだよ、これが普通のはずだろ…」

提督「……寝るか………」

〜食堂〜

霰「………」モグモグ

霰(司令官、何だか様子が変だったな…)

霰(ぶつかったときに…どこか痛めちゃったりしたのかな…心配…)

霰(それとも…何か嫌なことでもあったのかな…)

「どうしたの霰、そんな浮かない顔して」

霰「えっ…いや、何でも…」

「何でもないことはないでしょ、言ってごらんなさい」

霰「…うん…えっと、司令官がね…」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


霰「…ということが…」

「へぇ…あいつがねぇ」

霰「最近…様子がおかしいって聞くし…心配…」

「心配なんていらないわよ。あんなクズ」

霰「……だったら…いいんだけど…」

「そんなに心配なら会いに行ってみれば?嫌がられはしないでしょ」

霰「……そうかな…?」

「そうよ。あんなのに遠慮なんていらないわ。確か明石さんが自室に入っていくのを見たそうよ」

霰「……司令官の…私室に…?」

「ええ、声をかけたけど無視されたらしいわ。無視されたというか気付かれなかったみたいな感じだったそうだけど」

霰「…………」

「大丈夫よ!あんたみたいないい子に心配されて嫌がるやつなんているわけないじゃない!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


〜提督私室前〜

霰(…来ちゃった…けど…まだいるかな…?)

霰(もし寝込んでたりしたら…起こすのも悪い…よね)

霰(……どうしよう…)



『大丈夫よ!あんたみたいないい子に心配されて嫌がるやつなんているわけないじゃない!』


霰(…………)



霰「」コンコン

提督「………昼飯、食ってないな…」

提督(霰と会ったとき…頭に血が上って…ヤバイと思って…必死に自制して…)

提督(何か一言でも喋れば理性が吹き飛びそうだったから…何も言わず…コップ一杯の水をこぼさないように慎重に…部屋まで戻ってきて…)


提督(それでも…耐えた、キレずにすんだ…)


提督「…この調子で…皆と…上手くやっていければな…」

提督(きっと…できるよな)

提督「………落ち着いたら、腹が減ってきたな」モゾモゾ

提督「…3時くらいか…間宮にでも言って間食でも食うか…」


コンコンッ


提督「…ん?明石か…?」

提督「…どうした?何か忘れ物でも———」ガチャッ



霰「…あの…司令官…」

提督「——————」









ブチッ

・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・


提督(気付いた時には、もう遅かった)

霰「ヒグッ…ァ…グスッ……ぅ゛…ぁぁぁあああ……!…〜ッ…!ハァ…ハァ…ァッ…あ゛ぁ゛…!」ポロポロ

提督(部屋の前で崩れ落ちて泣いている霰の前で、俺はこうして惚けている)

提督「……あ、霰…」


霰「っ!…ゃ…!やだ…!ごめんなさい…!ごめんなさい゛ぃ゛…!!」ザザッ


提督「っ……」

提督(普段は物静かなこの少女がこうも怯えて泣き咽ぶほどに、俺は彼女に罵詈雑言を投げかけた)

提督「あら、れ……」

霰「…ごめん…なさい…、もう、余計なこと…なんて…言わないから……何も…言いません…から……」ボロボロ

提督(目の前の傷付いた少女に、俺は何も言えなかった。自分が彼女に投げかけてやることの出来る言葉など、どこにもなくて…)

提督「……っ!?ぐっ…!」ズキッ

提督(頭が…痛い…血が上りすぎたか…!?)






提督「霰……すまな…か…っ」ドサッ

霰「…ぅ………し、しれい、かん…?」



〜医療室〜


提督(………外が暗いな…夜か……)

提督(今日の仕事…半分くらいしか終わってないな…)

提督(…違う…何だったか…俺は何でここで寝てるんだったっけ…確か俺の部屋の前で……)



提督「っ!?そうだ!霰!」


満潮「急に起きて大声出さないでよ。何時だと思ってるの」

提督「満潮!?今何時だ!?霰は!?」ガバッ!

満潮「あーもうだから騒がないでよ!説明するから!」

提督「説明って…何の…!」

明石「提督」

提督「明石…?どうしてお前もここに?」

明石「…私たちは、提督に謝らければいけません」

提督「謝るって…いや、私…たち?」

明石「…………」チラッ


満潮「………………」


・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・


提督「…薬を…盛った…?」

満潮「…………」

明石「…一種の自白剤のようなものです。感情を喜怒哀楽に大別し、極端に増幅させる…まるで、子供のように感情のコントロールが困難な状態になります」

満潮「…それを、私が明石に作るように頼んだの」

提督「…なぜ、君がそんなことを…」

明石「違うんです!満潮は本当に提督に鎮守府の皆と仲良くなってもらいたかっただけで———

満潮「そんなの言い訳にもならないわよ!」

明石「」ビクッ
提督「…………」

満潮「私だって…こんなことになるとは思わなかった…」ジワッ

提督「…………」

明石「…………」

提督「俺を、ここまで連れてきたのは…?」

満潮「…霰よ」

提督「!」

明石「泣きながら提督を背負ってきて『司令官が私のせいで』って…」

提督「………」ズキッ

満潮「それで、あんたをベッドに寝かせて、少し落ち着いたら出て行ったわ」

提督「…それで、今はどこに…?」

満潮「部屋にいるだろうけど…今は会わないほうがいいわ」

提督「…そうか…まぁ、俺が行ってもまた同じことになるだけか…」

明石「…………」

満潮「…………」


明石「提督…ここに…解毒剤があります」

満潮「なっ…!完成までは時間がかかるって…!」

明石「はい、ですからここ数日徹夜で作業してまして…さっきできたばかりな上に、これだけしかありませんが…」

提督「…解毒剤…か…」
提督(これさえ飲めば…前と同じ日々に戻れる…落ち着いていて…喧嘩なんてなくて…)

明石「提督…今回のことで、満潮を責めないでくれませんか…彼女は、本当にあなたのことを思って今回のことを…」

満潮「なっ!?最初はどうあれ、結果としてこんなことになっちゃったのよ!?明石の薬は私が無理を言って作らせただけなの!だから全ての責任は私に!」


提督「2人とも」


提督「…2人とも俺のことを考えてくれていたのは嬉しい」

明石「提督…」
満潮「司令官…」

提督「だが、悪いと思っているなら…それよりも前に言うことがあるはずだ」

明石「……………」

満潮「……………」



明石「提督…」
満潮「司令官…」



「「すみませんでしたっ!!」






提督「ああ、他の連中にも謝っておけよ…それと明石」

明石「はっ、はい!何でしょう!?」








提督「この返す。俺は、このままでいる」



明石「なっ!?」
満潮「!?」

取り敢えずここまで、また次回茶番から再開します。

何か終わりそうな感じですが終わりません。
取り敢えずストーリーとしては終わらせますが、それからも普通に今まで通り安価をとっていこうと思います。

それと、散々遅くなってすみませんでした。またこれからも少しですがよろしくお願いします。

明石「どうしてですか!?私が作った薬のせいで提督は色んなトラブルが起こって、こんなになるまで追い詰められてるのに!」

提督「…俺がこんだけ周りに迷惑かけといて、『薬のせいでした』なんてあんまりだろう」

明石「それは…ですから私の責任で!」

提督「形式上はそれでもいいかもしれないが、俺が傷付けてしまった奴もいる。俺は彼女達から逃げたくないんだ」

満潮「………」

提督「きちんと正面から向き合いたい。だから今はその薬は受け取れない」

明石「…そう…ですか…」

提督「それに俺の行動の責任は全て俺にある。君たちは何も悪くないんだ。だから…」


ポンッ ナデナデ


提督「だから、泣かなくていいんだ」

満潮「…ッ…!……な、泣いてなんか…グスッ…ない、わよ…!」

提督「…ああ、そうだな…」ナデナデ

満潮「……!……っ…ぅ゛…!」ポロポロ

提督「…………」ナデナデ




提督(満潮たちに言った言葉に偽りはない)

提督(俺は、この鎮守府の皆と正面から向かい合う。そう決めた)

提督(泣き腫らした目をした満潮に改めてそう話し、その場は別れた)

提督(あれから2日が経った…)


提督「…………」カリカリ…

満潮「はい、お茶」

提督「ああ、ありがとう。…………」

満潮「どうかしたの?」

提督「いや、なるほど、こうやって渡された茶の中に薬を盛られていたんだなと」

満潮「…悪かったわね」

提督「気にするなって。それより…そろそろ休憩にするかな、満潮も自由にしてくれていいよ」

満潮「そう、それじゃ私はお昼ご飯でも食べに行こうかしら」

提督(俺は…そうだな…)


↓2

艦娘:照月-コンマ:81

提督「おや、君は」

照月「あっ、こんにちは、提督!」

提督「確か照月、だったかな。それと…長10cm砲くんも…こんにちは」

照月「名前、覚えてくれていただけたんですね、嬉しいです!」

提督「ああ、こうやって直に話すのは初めてだが、着任してからの君の活躍は聞いているよ、頼りにさせてもらっている」

照月「そんな、照月はまだまだ…でも、ありがとうございます!」

提督「ああ、これからも頑張ってくれ。それじゃあ…」

照月「あ、ま、待ってください!」

提督「?」

照月「良ければ、お昼をご一緒しませんか?まだまだお話ししたいことがありますので!」

提督「その誘いはありがたいが…食堂に行くのは少し…な」

照月「提督は食堂を利用できないんですか?」

提督「そういうわけじゃないが…まぁ、色々あってな」

照月「ふーん…でも、それならちょうどいいですね!」スッ

提督「そのバスケットは?」

照月「私の昼食、サンドイッチです!さぁ、一緒に食べましょう!」

提督「…はは、参ったな。断る口実が消えてしまった」

照月「でしたら諦めて私と一緒に食べちゃいましょう♪これ、手作りなんですよ!」

提督「それはそれは、お誘いがどんどん魅力的になっていくな、これは断れない」

照月「そうだ!折角ですしこの鎮守府の穴場スポットでも教えてくださいよ!そこで一緒に食べましょう!」

提督「そうだな、案内しよう。着いてきてくれ」

照月「はぁい♪」

・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・

照月「わぁ、綺麗…裏の森にこんなところがあったなんて…」

提督「この森も一応鎮守府の土地でな。所々手を加えてくつろげる空間を作ってあるんだ」

照月「へぇ…何だかピクニックに来たみたいですね!」

提督「ああ、そうだな」

照月「さ、とにかく食べちゃいましょう!提督、お一つどうぞ」

提督「ああ、ありがとう」モグモグ

照月「味の方は大丈夫ですか?」

提督「…うん、おいしいよ。ありがとう」ナデナデ

照月「……♪」

提督「照月の髪はサラサラしてて綺麗だな…」ナデナデ

照月「いひひ♪毎日手入れしてる自慢の髪ですから」

提督「髪は女の命と言うしな。とても素敵だ」

照月「そ、そこまで言われるとちょっと照れますね…//」

提督「本当のことだよ、照月。いつまでも触っていたいくらいだ」

照月「提督ってもしかして…髪フェチってやつなんですか?」

提督「ああ。…あ、悪い、もしかして触られるの嫌だったか?」

照月「うーん…誰にでもベタベタする提督はちょっと…」

提督「そっか…まぁ普通そうだよな」

照月「…まぁでも、もっとナデナデしてくれたら、有りとしましょう」

提督「…ん、ありがとう」ナデナデ

照月「いひひ♪」

提督「………」ナデナデ

照月「……♪」

提督「………」クンカクンカ

照月「ひゃっ!?」

提督「髪はいい…命の豊かさを感じる…俺はハゲではない」

提督「ん、あれは↓2」

艦娘:あきつ丸-コンマ:21

あきつ丸「ふんふ〜ん…てっいこっくりっくぐ〜ん…♪」

提督「誰かと思えばお前かよ…」

あきつ丸「おや、提督殿。こんにちは、であります」ビシッ

提督「敬礼が違ぇぞ、陸軍野郎」

あきつ丸「おやこれは失礼…ですが、提督殿も何やら口調が荒いようでありますが?」

提督「ぐちぐちうるせーな陸軍から来た使いっ走りのくせによ」

あきつ丸「…随分と挑発的でありますな、提督殿…!」

提督「そりゃそうだろ、陸軍の軟弱野郎なんかと仲良くなんざできるかよ」

あきつ丸「軟弱ですと!?提督殿、それは失礼であります!訂正するであります!」

提督「何も間違ったことは言ってないだろ、この海が大変なご時世に海軍じゃなくて陸軍なんかに入る腰抜けの癖によ」

あきつ丸「提督殿、私だけでなく将校殿まで馬鹿にすると言うのなら許さないであります!」

提督「許さなかったらどうした?ここは海軍だ。お前の頼もしい将校殿なんていやしないんだよ!」

あきつ丸「っ…!ですが、私は陸軍から派遣されてきた———

提督「それがどうしたってんだ!ここは海軍なんだよ!陸軍のルールとか、尊厳とか!そんなんあるわけねぇだろうが!」

あきつ丸「っ…しかし…」

提督「そもそも俺は受け入れなんか反対だったんだ!陸軍から送りつけられたやつなんて海でやっていけるわけなんかねえんだからよ!」

あきつ丸「な……」

提督「……チッ」

あきつ丸「…それが…本心でありますか…?」

提督「んだよ、当たり前のこと聞いてんじゃねえよ」

あきつ丸「ここに着任した時…陸軍の自分なんぞが馴染めるのかと不安だった時でありますが…提督殿に声を掛けてもらったことがあるであります」

提督「……あん?」

あきつ丸「『きっと受け入れてもらえる。少なくとも私は君を歓迎する』…提督殿はそう言ってくれたであります」

提督「………」

あきつ丸「…あの言葉は、嘘だったのでありますか…?」

提督「………」

あきつ丸「………」

提督「——そんなん、知るかよ」

あきつ丸「なっ…」

提督「そもそも馴染むとか馴染まないとか関係ないだろうが、お前は黙って任務こなしていればいいんだよ」

あきつ丸「………」ギリッ

提督「それとも何か?陸軍に帰って大好きな将校殿に『寂しいから帰ってきました』なんて報告するか?そりゃいいや」

あきつ丸「———提督殿!それ以上は本当に許さないであります!!」

提督「…許さなきゃどうするよ、艦載機でも飛ばして俺を攻撃するか?」

あきつ丸「…提督殿は、ここの司令官であります。そんなことは出来ません…」

提督「だろうな、賢明だ」

あきつ丸「…ですが、失望したであります」

提督「………」

あきつ丸「あの日、自分をここに受け入れてくれた提督殿は無表情でしたがとごか優しくて…とても嬉しいかったであります」

提督「…優しいわけなんかねぇだろうが」

あきつ丸「…本当に、あの時は…嬉しかっのに!」ダッ!

提督「あっ、おい待て!…って、くそ、行っちまったか…」




提督「……くそっ、知るかよそんなこと…」

提督「…何だってんだよ」

↓2「あ、こんにちは」

提督「………」

あきつ丸「………」

提督「——そんなん、知るかよ」

あきつ丸「なっ…」

提督「そもそも馴染むとか馴染まないとか関係ないだろうが。お前は黙って任務こなしていればいいんだよ」

あきつ丸「………」ギリッ

提督「それとも何か?陸軍に帰って大好きな将校殿に『寂しいから帰ってきました』なんて報告するか?そりゃいいや」

あきつ丸「———提督殿!それ以上は本当に許さないであります!!」

提督「…許さなきゃどうするよ、艦載機でも飛ばして俺を攻撃するか?」

あきつ丸「…提督殿は、ここの司令官であります。そんなことは出来ません…」

提督「だろうな、賢明だ」

あきつ丸「…ですが、失望したであります」

提督「………」

あきつ丸「あの日、自分をここに受け入れてくれた提督殿は、無表情でしたがどこか優しくて…自分はとても嬉しかったであります」

提督「…優しい?お前の勘違いに決まってるだろ」

あきつ丸「…本当に、あの時は…嬉しかったのに!」ダッ!

提督「あっ、おい待て!…って、くそ、行っちまったか…」




提督「……くそっ、そんなこともあったっけか…」

【艦娘:川内-コンマ:40】


提督「…川内か」

川内「やっほ、提督。どうしたの?浮かない顔して」

提督「放っておけ、大したことではない」

川内「ふーんそっか…ところでこの間の演習のことなんだけどさ!」

提督「先週の大佐殿の艦隊との演習か、それがどうした」

川内「どうしたもこうしたもないよ!どうしてあの時夜戦しなかったの!?」

提督「…やはりその話か」

川内「せっかくこれからーってとこだったのに!ねぇどうしてどうして!?」

提督「軍規には演習時に夜戦を強制するものはない。大佐殿と話し、夜戦は不要だと判断したまでだ」

川内「えーっ!必要だよ、夜戦!いつだって夜戦しなきゃ!」

提督「貴様のその夜戦への拘りは前々から知っていたが…ならば夜戦の有用性を示してみろ」

川内「そりゃ夜戦だよ!?艦隊戦の華じゃん!敵を殲滅して、パーッとおっきい花火を上げるんだよ!」

提督「…それだけか?」

川内「それがどれだけ大切か!敵は綺麗さっぱり倒し切れる!私たちも満足!それでいいじゃん!」

提督「…戦う側の貴様らとしてはそうなのかもしれんが、指揮官としてはそんな考えは許されないんだよ、川内」

提督「夜戦では互いにより肉薄して戦う。被弾もしやすいし、その際に受けるダメージもより大きいものになる」

川内「そうだね!それでボカーンっと決めた時にはもう最高!」

提督「それはつまり、こちらも大きなダメージを受ける危険があるということだ」

川内「それはそうだけど…それもやっぱり、燃えるよね!」

提督「貴様らを沈めず、海域を制圧するのが私の仕事だ。危険な真似はできん、そもそも夜戦では様々な危険が伴い———


・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・

提督「———他にも弾薬と燃料の消費や艦娘の疲労も考えればやはり出来る限り夜戦は行わない方が賢明であると言え……

川内「………」ムッスー

提督「聞いているのか、川内?」

川内「提督、いつもより何だかつまんない!いつもならもうちょっと話聞いてくれてたのに!」

提督「…そうか、それでは話を続けるぞ」

川内「えぇーまだやるの!?」

提督「当然だ、あと1時間はここで講習を続ける」

川内「えぇ…ちょ、私昼戦は…」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


提督「…講習会か…そのうち開いてみるのもいいかもしれんな」

提督「ん?あれは…↓2か」

【艦娘:陸奥-コンマ:76】

陸奥「あら、提督。どうしたの?」

提督「やぁ、陸奥。何、少し暇していただけだよ」

陸奥「そう、仕事の方は大丈夫なの?」

提督「ああ、心配はいらない。きちんと配慮してあるさ」

陸奥「そう…大変だったら言ってね。いつでもお手伝いするわよ」

提督「ありがとう、その時はお願いするよ。それで陸奥は今からどこへ?」

陸奥「退屈だったし、間宮にでも行こうかなって思ってたところだけど…提督も来る?」

提督「そうだな、では一緒させてもらおう」

—————————
——————
———

陸奥「そうねぇ…何にしようかしら…あ、提督は先に頼んでてもいいわよ?」

提督「いや、それでは味気ないしな。待たせてくれ」

陸奥「ふふ、優しいのね」

提督「そんなことはないさ。しかし陸奥も甘味を好むとは…少し意外だったな」

陸奥「あら、そうかしら?」

提督「ああ、コーヒーはブラックを好む君だ。てっきり甘い物は苦手だと思っていたが…」

陸奥「女の子は誰だって甘いものには目がないのよ、覚えておいてね」

提督「肝に銘じておくよ、レディ」

陸奥「そうね、それじゃ注文しましょうか」

陸奥「ん〜っ…!あま〜い…♪」

提督「…ふむ」

陸奥「どうしたの?食べずにこっちをじっと見つめて…ふふ、お姉さんの食べかけ、欲しいなんて言っても駄目よ?」

提督「はは、それも山々だが…陸奥にもやはり可愛らしい一面もあるのだなと、そう思ったんだよ」

陸奥「へっ?」

提督「甘味を頬張り幸せを噛み締める童女のような陸奥も、普段とは違うがまたとても魅力的だな」ニコ

陸奥「…それ、他の娘に言っちゃダメよ?」

提督「? 何故だ?」

陸奥「何でもよ。…もう、不意打ちなんて卑怯よ…」

提督「…よく分からんが機嫌を損ねてしまったようだな、すまん。何か出来ることがあれば…」

陸奥「薬指」

提督「…薬指?」

陸奥「最近なんだか、左手の薬指が寂しいのよねぇ…ふふ、何かイイモノ、持ってないかしら?」

提督「っ…その、それは…」

陸奥「…なんて冗談よ。オロオロしちゃって、かわいい♪」

提督「……はは、やはり君には敵わないな」

陸奥「分かればよろしい。これからはお姉さんをからかおうなんてしないこと、いいわね?」

提督「からかったつもりはないが…まぁ、陸奥にはいつも世話になっているからな。頼りにしてるよ」

陸奥「まぁ、悪い気はしないわね。ふふ、それじゃあね、提督」

提督「もう行くのか?」

陸奥「ゴメンね、そろそろ長門との待ち合わせなの。誰かさんと話してたおかげでもうこんな時間」

提督「そうか、迷惑をかけたな」

陸奥「迷惑なんかじゃないわ。むしろ楽しい時間をありがとう。それじゃ」

提督「ああ、またな」


提督「…ん?これは……。…はは、やはり彼女には敵わないな」


書き置き【代金は払っておきます。利子は高くつくわよ?】

提督「今度の週末にディナーにでも誘うか…」

提督「おや、あれは↓2」

【艦娘:子日-コンマ:77】


提督「やぁこんにちは、子日」

子日「へ?あ、提督…?えっと…こんにちは?」キョトン

提督「どうした、そんなに呆然として?」

子日「…提督が無表情じゃない」

提督「ああ、まぁ、今日はそういう日だ」

子日「そういう日?」

提督「ああ、今日はお前とこうやって話す日だから…そうだな…」

子日「…もしかして…子日…?」

提督「…そうだな、じゃあ今日は…子日だ!」ガバッ!

子日「ひゃ!?だ、抱っこ!?」

提督「子日は軽いな」

子日「ちょっと提督っ、どうしたの今日は急にぃ…」

提督「嫌だったか?」

子日「それは…うーん…別に?」

提督「それじゃ楽しいか?」

子日「うーん……うん!楽しいね!」

提督「はっは!そりゃ良かった!ほれほれえっ!」ブンブン

子日「うっひゃあ!振り回されてるよぉっ!」

提督「そらそらー!っははは!」

子日「あはははっ!やっほーい!」

————————————
————————
————

提督「疲れた!休憩!」

子日「えーもっと遊ぼうよぉ!」

提督「また今度な、またいつでも遊んでやるよ」

子日「本当?本当にまた遊んでくれる?」

提督「何だよ変な奴だな、当たり前だろ?」

子日「変なのは提督の方だよぉ、今まで全然遊んでくれなかったのに…」

提督「あー…そうだな、それはすまん。でもこれからたくさん遊んでやれるから、だから安心してくれ」

子日「それじゃ、今日が子日と提督の始まりの日だね!」

提督「…ああ、そうだな。今日からまたよろしくな、子日」

子日「うん!これからも子日をよろしくね!」

提督「無邪気な子供と遊ぶのは楽しいものだな」

提督「そうだ、↓2でも探してみるか」

【艦娘:阿武隈-コンマ:87】

阿武隈「……はぁ」

提督「どうした、元気がないな」

阿武隈「ひゃっ!?て、提督…?何のご用でしょうか…?」

提督「いや、ただ無為に日々を過ごす中で、君にどうしても逢いたくなることがある。…それで、何かあったのなら、教えてはくれないか?」

阿武隈「えっと…いえ、大丈夫です、はい…」

提督「…阿武隈」アゴクイッ

阿武隈「ひゃっ…//」

提督「君は大丈夫と言うが、悩んでいる君を見るのが私は辛い。私をこんなにも苦しませる美しい君よ…私にその悩みを打ち明けてはくれないか…?」

阿武隈「なっ…ななな、なっ…!///」プシュー

阿武隈「ててて、提督はそんなこと言いません!い、一体あなたは誰ですかっ!」

提督「ああ、頬を赤く染める童女のようで無垢な阿武隈、君の為なら私は何者にでもなろう。今の私はただ君だけの為にある。さぁ手を———」

阿武隈「…ど、どうかしました…?」

提督「…阿武隈、随分と髪伸びたな」

阿武隈「…へ?…えぇと…はい、そうですね…?」

提督「…ふむ、良かったら私に切らせてくれないか?」

阿武隈「…え、えぇえっ!?」

提督「…いや、急に変なこと言って悪かったな、何でもない」

阿武隈「あ、いやあの、嫌ってわけじゃなくて…!」

提督「……いいのか?」

阿武隈「…その、えっと…大丈夫、なんですよね?」

提督「…必ずあなたのご期待に応えましょう、親愛なる阿武隈よ」キリッ

阿武隈「取り敢えず、それやめて下さい」

提督「それじゃ、切るぞ」

阿武隈「…はい」

提督「そう構えるな。自慢じゃないがそれなりに腕には自信がある」シャキシャキ

阿武隈「…えっと…はい」

提督「信用ならないか?」シャキシャキ

阿武隈「いえ、そういうわけじゃ…ただ、まるで別人みたいだからどうしたのかなぁって…」

提督「はは、まぁもっともだ。でも普段から私は君のことを見てたよ」シャキシャキ

阿武隈「え゛っ」

提督「変な意味はないぞ。ただ北上と喧嘩したり、川内と言い合いしたり、君は見ていて中々面白いからな」シャキシャキ

阿武隈「何ですかそれ…」プクー

提督「それだけじゃない。駆逐艦の面倒をよく見ていることも、戦艦の連中からもよく頼まれごとをされることも知ってる。それだけ君は人望があるんだな」カチャカチャ

阿武隈(…提督、普段はあんまり話さないからちょっと怖かったんだけど、そんなこと考えてたんだ…)

提督「それで今日はどうした?誰かと喧嘩でもしたか?」カチャカチャ

阿武隈「ですから本当に何もありませんって…」

提督「…そうは見えないけどな」

阿武隈「…………」

提督「……………」シャキシャキ

阿武隈「………」

提督「…………」ナデ..

阿武隈「!」

提督「…………」

阿武隈「…………」

提督「………」

阿武隈「………提督って、兄弟とかいます?」

提督「……ああ」



提督「…男3人の真ん中だよ」チョキチョキ

阿武隈「仲は良いですか?」

提督「それなりだな。たまに一緒に旅行に行くくらいか」チョキチョキ

阿武隈「結構仲良いですね…」

提督「そうか?…それで、それがどうした?」チョキチョキ

阿武隈「………私って、長良型じゃないですか」

提督「そうだな」チョキチョキ

阿武隈「…でも、私が長良姉さんたちと話すことってほとんどないんですよね」

提督「…なるほど。姉妹仲についてか」チョキチョキ

阿武隈「はい。仲良くなりたい…ってほど深い話じゃないんですけど…何だか分かんなくなっちゃって」

提督「…ふむ」サッサッ

提督「…ちょっとタイム、そのまま動かないでな」

阿武隈「え、まだ途中…」

提督「………」prrr

阿武隈「…提督?一体何を…?」

提督「……あ、もしもし長良?」

阿武隈「!?」

提督「ちょっと阿武隈以外の長良型全員集めて娯楽室来てくんない?うんダッシュで、うん、よろしくー」ピッ

阿武隈「なななな…!?」

提督「ってわけでもうちょい待ってな」

阿武隈「ちょ、何で急にそんな…」

長良「連れてきましたー!」バンッ!


提督「おう、早かったな」

五十鈴「ちょっ、急に何なのよ…ん、阿武隈?何してんのこんなところで」

名取「ま、待って…!速すぎ…!」ゼェゼェ

鬼怒「名取姉体力ないね!もっと鍛えなきゃ!」

由良「いや無茶言わないでよまったく…」ハァハァ


阿武隈「………」ポカーン

提督「よし再開するぞー」

阿武隈「えっこのまま!?」

提督「…で、阿武隈は姉妹とどうなりたいんだ?」

阿武隈「しかもその話続けるの!?」

長良「お、何々なんの話ー?」

提督「実は阿武隈が相談があるって言ってきてな」

阿武隈「言ってないし無理矢理聞き出されてるしそもそもそれ当の本人に言っていい話じゃないしぃぃいい!」

五十鈴「面白い話かしら?」

提督「ああ、とびきりにな。お前ら全員よく聞いとけよー」

阿武隈「いやぁぁあああっ!!///」


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提督「…や、阿武隈。あれからどうだ?」

阿武隈「あ、提督…。もう、あの時は本当にびっくりしました…」

提督「はは、正直やり過ぎたかなって思ってる。ごめんな」

阿武隈「…まぁ、結果的には助かったからいいけど…」

提督「それで、今日はこれからどこに?」

阿武隈「長良姉さんたちと一緒に服を買いに行くんですよ!いいでしょー?」

提督「…ああ、そうだな。やっぱり君は笑顔の方がよく似合う」

阿武隈「ふぇっ!?///」

提督「それじゃ行ってこい。今日は1日非番だし、ゆっくり楽しんでこい」ナデナデ

阿武隈「んぅ…ちょっと提督、前髪は触んないでってば」

提督「…………」ナデナデ

阿武隈「…提督」

提督「………」ナデナデナデナデナデナデ

阿武隈「ちょっ!?ああっセットが!もう!ちょっ、やめっ、もぉぉぅ、提督まで私の前髪さわり過ぎなんですけどぉ!うぇぇやめてぇ!」

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————————————
——————

提督「姉妹皆と仲良くなれたようでなにより」

提督「さて、飯でも食いに行くか」

↓2

【艦娘:秋津洲-コンマ:37】


秋津洲「あ、提督こんにちは!かも」

提督「秋津洲か…どうした」

秋津洲「ご飯食べに来たかも、ご一緒してもいーい?」

提督「……好きにすればいい」

秋津洲「わーい!提督と一緒にお昼かもー!」

提督「………」モグモグ

秋津洲「提督は何食べてるの?」

提督「…きつねうどん」

秋津洲「じゃあ秋津洲も同じのにするかも!間宮さーん!」

秋津洲「ねぇ提督提督!」

提督「…飯は静かに食え」

秋津洲「あっ…ごめんなさいかも…」

提督「…………」モグモグ

秋津洲「……提督、何だか怖いかも…」

提督「…で、何だ?」

秋津洲「!」パアッ

秋津洲「あのねあのね!今日ね———

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————————
————


秋津洲「———それで〜…って提督、ちゃんと聞いてる?」

提督「…ああ、聞いてるよ」モグモグ

秋津洲「む〜…何だか今日の提督、ちょっと冷たいかも…?何か悩み事かも?」

提督「そんなんじゃないよ」モグモグ

秋津洲「…いいこと思い付いたかも!今度は秋津洲が提督のお話聞いてあげるかも!お悩み相談、聞いてあげるかも!」

提督「…………」

秋津洲「ほらほら、何でも相談乗ってあげるかも!」ニッコニコ

提督「……秋津洲」

秋津洲「はーい!何々?」

提督「…お前、今日の訓練の量2倍な」

秋津洲「えっ」

提督「ごっそさん、それじゃ」

秋津洲「えぇぇえええ!?何でかもぉぉおおお!?」

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————————
————

提督「……はぁ、執務くらいやってくれる機械でもできないものか…」

提督「…ん、訓練所から無線か…どうした、何の用だ神通?」

提督「……秋津洲が2倍の量の訓練をこなそうとしてる?」

提督「真に受けたか…いや、何でもない。普段通りの量だけをこなさせろ、それと伝言を頼む」

提督「『冗談だバカ』…ああ、頼む」ガチャン

提督「……少し悪いことをしたかもな」


↓2

【艦娘:伊168-コンマ:45】


提督「…………」カリカリ

コンコン

提督「入れ」

イムヤ「お邪魔しまーす」

提督「イムヤか、どうした」

イムヤ「暇なの。司令官は何してるの?」

提督「見ての通り執務中だ、自主訓練でもしたらどうだ」

イムヤ「じゃあ手伝ってあげる。何かない?」

提督「遠慮しておこう」

イムヤ「えー…つまんないの」

提督「…………」カリカリ

イムヤ「…ねぇ、何もないの?手伝わせてよ」

提督「ない」

イムヤ「ホントに?」

提督「しつこいぞ」

イムヤ「むー…」トテトテ…ポスッ

提督「おい、机に腰掛けるな」

イムヤ「ふーんだ…手伝わせてもらわないと言うこと聞いてあげないんだから」

提督「…はぁ…ではそこの書類をファイルしておいてくれ」

イムヤ「はーい!イムヤにお任せ!」ニコッ

提督(…まぁいいか)

————————————
————————
————


提督「………よし、これで大体終わりだな」

イムヤ「こっちも丁度終わったわ。司令官、お疲れさま!」

提督「あとはこの書類を工廠に届けるだけだな、イムヤ、もう部屋に帰っていいぞ」

イムヤ「じゃあそれもやってあげる、ほら、それを渡して!」

提督「遠慮しておこう」

イムヤ「いいから!私に任せて!」

提督「…頑固なやつだな」スッ

イムヤ「はい、確かに受け取りました!それじゃあね、司令官!」

提督「あ…イムヤ」

イムヤ「ん、なぁに?」ニコッ

提督「……引き出しに菓子がある、持っていけ…その、礼だ」

イムヤ「そう?じゃあありがたくいただくわ。それと司令官」

提督「…何だ」

イムヤ「素直に『ありがとう』って言ってた方がいいわよ、それじゃあね!」バタン


提督「…やれやれ」

提督「…そろそろ夕食か」

↓2

【艦娘:伊勢-コンマ:28】


提督「………」モグモグ

伊勢「あら、提督。今日は1人ですか?」

提督「…そうだが、それがどうかしたか」

伊勢「じゃあ私もご一緒していいですか?」ストンッ

提督「…答える前に座るなよ」

伊勢「まぁまぁそう固いことは言わないでさ!いやー1日頑張った晩の夕食は特別に美味しそうよねぇ」

提督「………」モグモグ

伊勢「提督が1人でご飯なんで珍しいよね。どうかしたの?」

提督「別にどうもしねえよ。お前こそ伊勢はどうした」

伊勢「それが伊勢、今日は他の子たちと一緒に外食に行くんだってさー。それで私も1人、でもこれで2人だね!」

提督「………」モグモグ

伊勢「あ、今日の演習先の相手だけどさぁ」

提督「黙って食え」

伊勢「えーつまんないなー…えいっ!」ヒョイパクッ

提督「おい勝手に人のもん食ってんだよ」

伊勢「いやー美味しそうだったからついね!ほらお返しに私の分けてあげるからさ、あーん」モグモグ

提督「…チッ…」ギロッ

伊勢「…じ、冗談、冗談だからそんなに睨まないでよ…あはは」

提督「…面白くねんだよ…」ボソッ

伊勢「………」

提督「………」モグモグ

伊勢「…え、えっと、提督って彼女とかいるのかなー?なんて…」

提督「……いねぇよ、悪いか」

伊勢「い、いやそういうんじゃなくて…」

提督「……はぁ」ガタッ

伊勢「!…て、提督どちらへ?」

提督「どちらって…食い終わったから帰るんだよ、じゃあな」

伊勢「えっ…あ、はい、その…」

提督「………」スタスタ

伊勢「あっ……」



伊勢「あちゃぁ…やらかしちゃったかな…あはは…」

提督(…やってしまった)

提督(執務が終わったばかりで疲れていたのか、思わず強く当たってしまった…くそ)キリキリ

提督(謝らなければ…いや謝らなきゃいけないのは伊勢だけじゃない…か)

提督(…そうだ、俺が悲しませてしまった奴は何人もいる…まだ、誰も寝てるような時間じゃないな)

提督「……よし」

——————————————————
【和解安価】
これまでに出てきたコンマ30以下の艦娘を対象に、和解する艦娘を安価します。

対象は

夕立

磯風

卯月
加賀
鈴谷
龍田
伊勢

の内から1人です。
また、安価を踏んだレスのコンマによって現在の好感度から上昇します。

1~60:現在の好感度にそのままプラス
61~99:現在の好感度に数値の半分プラス、端数切り上げ
00:現在の好感度に70プラス


↓2

【艦娘:霰-好感度:8 31=49】


提督「…………」ゴクリ

…コンコン

『…はい』

提督「……俺だ」

『っ!』

提督「…開けないまま聞いてくれ」

『……ごめんな、さい』

提督「……霰」

『ごめんなさい…ごめんなさい…!』

提督「霰、大丈夫、落ち着いて。…大丈夫だから」

『……ごめんなさい…ごめんなさい…ごめんなさい…!……グスッ…』

提督「…霰……」

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————————
————


『………………』

提督「…大丈夫か」

『…………』

提督「……すまなかった」

『……………』

提督「…君を、傷付けてしまった。…提督失格だ」

『…………』

提督「許してもらおうとは思ってない。ただ…責任を取らせてくれ」

『…………』

提督「……………」

『…………』

提督「………それと、もう一つ」

『…………』

提督「……助けてくれて、ありがとう」

『…!』

提督「…君が倒れた俺を医務室に運んでくれたと、満潮と明石から聞いた」

『…………』

提督「……ありがとう。そして教えてくれ、なんで俺を助けたのかを」

『…何で、って…』

提督「…あの時、俺は君に酷く当たったはずだ…それこそ、君をそこまで追い詰めてしまう程に…」

『…………』

提督「そんな人間が目の前で倒れても、助けてやる義理なんて無いはずだ。なのに何で…」

『……分かりません。でも…司令官が、苦しそうだったから、助けなきゃって…思って…』

提督「……優しいな、優しすぎる」

『……………』

『…司令官、前に言ってました』

提督「………?」

『……「君が皆を守ると言うのなら、私が君を護ろう」って…』

提督「…ああ、確か君が着任した時か…はは、そんなふとした一言すら守れなかったわけだがな…」

『…そんなこと、ないです…』

提督「…今だって、怖いんだ…君の顔を見ると、また自制が効かなくなるかもしれないのが…!」

『……司令官』

提督「…すまなかった、今日のところは帰る。…償いは、いつか必ず…」

『…待ってください!』

提督「………」

ガチャッ

提督「っ!」


霰「…………司令官」

提督「…………」

霰「……こっちを向いて、司令官」

提督「…君に合わせる顔がない」

霰「…私なら、大丈夫」

提督「…君を見るのが…怖い」

霰「……司令官」


グイッ


提督「っ!?」

霰「…大丈夫。私の目を…見て…」

提督「——————!」

霰「……司令官」




提督「…何が、大丈夫だ…!」

提督「……そんなに泣き腫らした目をして…」


霰「…………」


提督「………そんなに疲れ果てた顔をして…」


霰「……………」


提督「…………何より…!何よりそんなに怯えた顔をして!何が大丈夫なんだ!!」


霰「……………」

提督「お前だって怖いんじゃないか!お前の方が辛いんじゃないか!!なのに何で!俺の心配なんかを……!!」

霰「……私なら大丈夫」

提督「一体何が———!」


霰「———だって、司令官が見てくれてるから」


提督「———っ…」

霰「あの時とは違う…司令官が、私のことを真剣に考えてくれてるから…だから私は、怖くなんかないよ」

提督「……あら、れ…!」

霰「…大丈夫、大丈夫だよ…司令官」ギュッ

提督「…霰…すまない、すまない……!!」ギュッ…


————
————————
————————————

————————————
————————
————

提督「…………ありがとう、霰…もう大丈夫だ」スッ

霰「…………」

提督「もう一度、目を見て言わせてくれ。すまなかった……そして、ありがとう」

霰「……はい」

提督「…二度と、あんなことは起こさない。…だから、安心してくれ」

霰「……はい」

提督「……えっと、それから……

霰「司令官」

提督「……何だ…?」

霰「…霰は…もう、大丈夫です」

提督「……はは…」

霰「……?」

提督「やっぱり、君は優し過ぎるな…」

霰「……………」

提督「………霰」

霰「……はい」



提督「……ありがとう」

霰「…はい」ニコッ

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・


提督「……今日は、よく眠れそうだ」



——————————————————
【小ネタ安価】

これまでに出てきた艦娘の内の1人を対象に小ネタ安価を取ります

これは本編には関係なく、登場時の好感度も関係ありません

また、小ネタの内容も指定して頂ければそれを踏まえた内容になります

これまでに出てきた艦娘は、次のレスを参照して下さい

小ネタ安価
艦娘及び内容
↓3

夕立:5
曙:7
磯風:7
卯月:23
加賀:25
鈴谷:26
龍田:27
伊勢:28
春雨:31
朧:31

雷:31
綾波:32
比叡:32
霧島:33
神通:33
若葉:34
早霜:36
初雪:37
熊野:37
秋津洲:37

マックス:38
深雪:38
川内:40
文月:41
金剛:44
最上:45
伊168:45
大鳳:46
瑞鶴:47
鳳翔:47

霰:49(8 31)
山雲:50
衣笠:50
弥生:51
鬼怒:53
大和:55
時雨:55
五月雨:55(25+30)
響:58
足柄:58

暁:59
名取:61
如月:64
朝雲:64
天津風:64
長門:65
瑞鳳:67
舞風:68(25+43)
翔鶴:70
秋月:72(28+44)

初霜:74
霞:75
浜風:75
鳥海:75
陸奥:76
子日:77
吹雪:79
ビスマルク:80
明石:80
照月:81

夕張:81
プリンツ:83
満潮:84
木曾:84
雪風:85
望月:87
阿武隈:87
赤城:90
大鯨:92
榛名:95

清霜:95
大井:97
不知火:98
朝潮:99
荒潮:99


以上75名

>>398
言葉足らずだった
375の最後と376の最初の文はそれぞれ日向のことを話しているはずだから間違ってないかな、ってこと

>>399
仰る通りですね…すみません
>>375-376での会話中に出てくる「伊勢」は「日向」に脳内変換お願いします

————————————
————————
————

提督「…ん……」


提督(……温かい…)


「…あ、司令官…起きましたか?」


提督「…君は……」


提督(木漏れ日の降り注ぐ中庭、心地良い日光を浴びながら目を覚ました俺は、眠たい頭で現状を把握しながら彼女を見上げる)


朝潮「……ふふ、おはようございます。司令官」


提督「……朝潮…えっと、俺は…」


朝潮「司令官にお願いされてここで耳かきをしていたら、司令官が眠ってしまって…」


提督「…ああ、そうだったな、すまない」


提督(そうだった、休日、彼女と鎮守府裏の森で過ごしていると話の流れで耳かきをしてもらえるということになったが…その途中で眠ってしまったのか)

提督「ありがとう朝潮、でも起こしてくれて良かったんだぞ?」

朝潮「いえ、司令官があまり気持ち良さそうに寝ていたので…」

提督「足、痺れてないか?」

朝潮「はい、大丈夫ですよ」クスッ

提督「膝枕か…こんなに心地良いものだったとは…」

朝潮「朝潮でよければ、いくらでもくつろいでくださいね」

提督「…いや、いくらなんでも悪いな。もう起きるよ」

朝潮「いえ、ダメです。司令官には普段から頑張って頂いてますから…今この時間だけは、私に甘えてください」グイッ

提督「朝潮…」

朝潮「司令官は、私にとっても大事な人ですから」ニコッ

提督「…ありがとう、それじゃお言葉に甘えようかな」

朝潮「それじゃまずはどうしますか?」

提督「そうだな…どうしようか…」

朝潮「朝潮に出来ることなら何でも仰ってください」

提督「うーん…そう言われると悩むな…朝潮も一緒に考えてくれないか?」

朝潮「わ、私もですか…が、頑張ります!」

提督「そうだな…何があるかな…」

朝潮「ええと…んー…あっ」

ナデナデ

提督「えっ?」

朝潮「あっ、い、嫌でしたか…?」パッ

提督「…いや、もう一度お願い」

朝潮「…はい」ナデナデ

提督(……気持ち良いな…)

提督(こうして、彼女に膝枕されて、頭を撫でられて…)


提督(まるで子供の頃、母親にあやされていた時のようで…温かく、心地良い…)


提督「……朝潮」


朝潮「…はい」


提督(見上げると、可愛らしくはにかんだ彼女がいて…この時間がずっと続けけばいいな…)


提督「……いや、何でもない…また、少し寝ていいか」


朝潮「…はい」ナデナデ


提督(沈みゆく意識の中で、彼女の体温だけが身体を包み込んでいるように感じられた———)



————————————
————————
————

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・

チュンチュン…チュンチュン…


提督「……夢…」ムクッ

提督「………」ニヘラ

提督「………おっと、いかんな」キリッ


↓2

【艦娘:利根-コンマ:76】


提督「おはよう、利根。朝飯一緒していいか?」

利根「うげ、提督…」

提督「『うげ』とは何だ…傷付くな」

利根「そうは言われてもお主はいつも仏頂面じゃからのぅ…一緒に飯を食うと辛気くさくていかん」モグモグ

提督「そんなこと言わないでくれよ、な?」ニコッ

利根「…まぁいいじゃろう、今日は空気を悪くする気は無さそうじゃしな」

提督「ああ、ありがとう…いただきます」

利根「ほう、お主もそんな礼儀正しいことを言うんじゃな」

提督「最近気をつけるようにしててな」

利根「それは良い心掛けじゃな、感心感心」

提督「利根は何食べてるんだ?」

利根「焼魚定食じゃ、やらんぞ」

提督「それは残念、でもまぁやっぱり焼魚のいい匂いをかぐと朝って感じがするよな」

利根「ほう、分かるか!中々良い趣味をしておるのう、この青菜をくれてやろう」

提督「…利根、これって


利根「おっと!決して苦手な食べ物を押し付けた訳ではないぞ!訳ではないぞ!!」

提督「…そうか、ならありがたく受け取るかな」

利根「…コホン、それで提督は何を頼んだのじゃ?」

提督「俺は普通の唐揚げ定食だな」

利根「…唐揚げ…」

提督「…ふむ、美味いな」モグモグ

利根「……」ジー

提督「唐揚げ自体も勿論だが、間宮特製のこの香辛料もまた唐揚げにマッチして…」モグモグ

利根「…………」ジー…

提督「………うん…美味いな…」モグモグ

利根「…………………」ジーー……

提督「…………唐揚げ、1個食うか?」

利根「良いのか!?」パァァ

提督(それだけ分かりやすい顔されたらな…)

利根「お主は話の分かる奴じゃのう!今まで誤解しておったぞ!」ガツガツ

提督(……まぁ、いいか)

利根「…む、何を笑っておる?我輩の顔に何かついておるか?」

提督「…いや、何でもないよ」

利根「何だか妙な提督じゃのう…」モグモグ

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・


提督「小動物に餌付けでもしている気分だったな」

提督「…しかしやはり以前のやりかたに不満を抱いている艦娘も多いと言うのも本当だったんだな…」


↓2

【艦娘:青葉-コンマ:64】


提督「む…あれは」

青葉「ふーむ…今日は何しましょうかねぇ…」カチカチ

提督「おはよう青葉、今日も新聞製作の為に奔走してるのか?」

青葉「あ、おはようござい司令官。これが私の人としての生き甲斐みたいなものですから」

提督「そうか、まぁ頑張れよ。協力できることがあったら言ってくれ」

青葉「だったら今回の記事は司令官についてまとめたいんですけどいいですか!?」

提督「構わないが…随分食いつくんだな?」

青葉「そりゃまぁ司令官と言えば最近何かと話題にあがりますからね!私も気になってたんですよ!」

提督「そうか…あまり大事にはしたくなかったんだがな」ポリポリ

青葉「そうなんですか?」

提督「青葉も多少は聞いているだろう、良い話もあるかもしれないが…その逆も然りだ」

青葉「…確かに、そういう話もありますね」

提督「…………」

青葉「…よし!それならそれについてはナシで、司令官のプライベートとかについて聞いちゃいましょうかね!」

提督「…いいのか?言っては何だが…君としては美味しいネタを逃すことになると思うが…」

青葉「…青葉は皆を笑顔にしたくて新聞を作ってるんです。嫌なことなんて記事にしたって、笑ってくれる人はいませんよ」

提督「…ありがとう」

青葉「…よーし!それじゃどんどん聞いていきますよ!司令官だって思わず笑顔になるような記事に仕上げますから楽しみにしてて下さいね!」

提督「ああ、君なら信用できそうだ。何でも聞いてくれ」

青葉「それじゃ最初は司令官の好きな物とかからなんですけど————


————————————
————————
————

青葉「今日はありがとうございましたー!」フリフリ

提督「ああ、楽しみにしてるよ」



提督「皆を笑顔に…か」

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・


提督「ああやって話してると、鎮守府の皆の意外な一面を知ることも出来るんだな」


↓2

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月03日 (火) 19:59:31   ID: ZpBSbgAF

お前のssが好きだったんだよ!

2 :  SS好きの774さん   2015年07月03日 (金) 00:18:29   ID: Xyhm5uu1

いくらメシマズでも磯風かわいそう

3 :  SS好きの774さん   2015年07月26日 (日) 01:46:40   ID: QfCjrdVt

これ贔屓じゃなくて差別だと思う。こんな上司は本当に嫌だ。

4 :  SS好きの774さん   2015年08月03日 (月) 04:11:58   ID: YNkqBeGx

話事態は面白いけど差が酷すぎるていうかこの提督一回夢でも何でもいいから好感度一桁の奴に殺されろ

5 :  SS好きの774さん   2015年08月15日 (土) 00:18:20   ID: AHN6bDi7

この提督はどうしょうもないクズ野郎だな。
こんなヤツ普通に気持ち悪いし、痛い目にあってほしい。

6 :  SS好きの774さん   2015年10月10日 (土) 04:24:55   ID: ghAOO6gN

まー提督がどうしようもなく幼稚に見えるのは設定上仕方ないでしょ
波風立てない「大人な」提督がやっても面白くならんだろうしさ

それはそうと個人的に好感度7組がかなり不憫に見えるw

7 :  SS好きの774さん   2015年10月13日 (火) 00:06:55   ID: ZaSCuzTA

好感度じゃなくて、贔屓度にして欲しかったな。

8 :  SS好きの774さん   2015年10月18日 (日) 01:55:33   ID: 9sepcFoo

この提督を基準にすると俺の艦娘高感度は基本70以上だということが分かった

9 :  SS好きの774さん   2016年01月02日 (土) 22:58:31   ID: GfoBReGL

こりゃ嫁を書いてもらおうとするのもちょっとしたロシアンルーレットだな

10 :  SS好きの774さん   2016年01月05日 (火) 18:29:04   ID: H-NTXrJC

いいぞもっとやれ

11 :  SS好きの774さん   2018年01月22日 (月) 23:29:05   ID: TEuvLEJe

コンマ21でボロクソに言って失望させたあきつ丸は
救済安価からも除外されて、好感度表からも抹消されてて
存在が可哀想すぎる

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