貴虎「そんな馬鹿な話があるか。仕事に戻れ。」ブチッ
貴虎「みんな、疲れているのか…?」
貴虎「…少し、気になるな。」
仮面ライダー鎧武 無双【検索】カチッ
貴虎「ファッ!?」
【真・鎧無双】【ライダー・一騎当千】
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1425044502
貴虎「これって、バ〇ナムのゲームなのか?」クリック
【真・鎧無双】バ〇ダイナ〇コゲームス
定価:5160円
貴虎「予想が当たった…というより、無双ゲーならバトライド・ウォーが出ているだろう…なんでこんな…」
光実「何見てるの?兄さん。」
貴虎「み、光実。いや、なんでもない。それより、勉強はどうだ?」
光実「クラスで一番だよ。」
貴虎「お前なら学年一位になれるはずだ。もっと励め。」
光実「わかったよ、兄さん。」テクテクテク バタン
貴虎「…ふぅ…それにしても、このゲーム、面白そうだな。グラフィックもなかなかにいい。ア〇ゾンで購入しよう。」
2日後
貴虎「…さて、届いたな。さすが世界最大手の通信販売。仕事が早い。」
貴虎「だが、この後は仕事だ。私がゲームに興味を持っていると光実にバレたらまずい。隠しておこう。」ガサゴソ
ガチャ
貴虎「ファッ!?」
光実「どうしたの?そんなに慌てて。」
貴虎「つ、机に入れてた書類が見つからなくてな、あれがないと仕事にならん。」
光実「探すのを、手伝おうか?」
貴虎「く、来るなっ!この書類は部外費だ。お前に見せるわけにはいかん。」
光実「そっか。わかったよ、頑張ってね、兄さん。」テクテクテク
ガチャ バタン
光実(兄さん…何か隠しているみたいだったけど…エロ本かエロゲでも買ったのか…?後でガサ入れしてみよう。)
一時間後
光実「兄さんはユグドラシルに出かけた。今がチャンスだ!」
ガサゴソ
光実「これは…!」
【真・鎧無双】
光実「兄さんが隠していたのはこれだったのか。」
光実「パッケージ見たら、僕のシナリオもあるみたいだし、遊んでみようかな。」
光実の部屋
光実「兄さんに内緒で、PS3を買うこともできる。そう、ユグドラシルの御曹司ならね。」ガサゴソ
ポチっ
光実「早く起動しないかな…」
光実「よし、遊ぼう。」
サーバイバーユガッムー ゲンダイハサナガラセーンゴッ
光実「オープニングはJUST LIVE MORE か。」
光実「スタートボタンを押して、と。」
光実「いろいろとモードがあるな…」
【ストーリーモード】
光実「これだな」ジャギーン!
光実「そして、次はストーリーの選択か。」
【鎧武伝】【バロン伝】【斬月伝】【龍玄伝】
光実「もちろん、龍玄だな。」ジャギーン!
ナレーター『多国籍企業・ユグドラシルコーポレーションの城下町・沢芽市。大企業の城下町故に生じる、その鬱屈としたものを、若者たちはストリートダンスで晴らしていた。ユグドラシルコーポレーションの重役である兄を持つ、呉島光実もまた、そんな若者の一人であった。』
光実「なかなか本格的だな…」
ナレーター『しかし、ダンスチームのランキング抗争が激化した結果、チームの争いの手段はダンスからロックシードを用いたインベスゲームへと変わっていく。』
ナレーター『光実が所属するチーム鎧武はランキングの低迷に喘ぐ。そこに現れたのは、戦極ドライバーを手にしたかつてのチームメイト・葛葉紘汰=仮面ライダー鎧武であった。』
光実「紘汰さん…」
ナレーター『彼はドライバーの力によってインベスゲームに勝利し続け、結果、チーム鎧武の人気は急上昇することとなる。しかし、彼の目の前に現れた白いアーマードライダーにより、彼は戦意を失ってしまう。チームの、紘汰の、そして、密かに慕う高司舞のために、光実は錠前ディーラー・シドと交渉し、戦極ドライバーを入手。』
光実「交渉www」
ナレーター『戦う力を手に入れ、光実は襲い来る他チームに立ち向かう。』
光実「なかなかかっこいいんじゃない?」
【キャラクター選択】
【仮面ライダー龍玄】
光実「一人だけじゃん。」ジャギーン!
龍玄『大切な人が傷つくよりも、自分が傷ついたほうがいい・・・そうだよね、紘汰さん・・・』
光実「…」
【上級インベスを全て撃破せよ】
光実「これが今回のミッションか…よし!」
光実「確か、□で打撃、△でチャージ攻撃だったな…」
□□□
光実「打撃弱っ!使いづらいな…チャージはどうだろう…」
△
光実「使える…これはいける!」
数分後
ペコ『畜生!なんなんだよ、コイツ…!』
戒斗『何をもたもたしている、ペコ。俺がやつを叩く。変身!』
『バナナアームズ!ナイトオブスーピアー!』
龍玄『チームバロンのリーダーか…かなり手ごわい相手だな…』
光実「…いつも弱者弱者って…見返してやる!」
□□□□□□
光実「どうだ!駆紋戒斗っ!」
バロン『弱い奴が消え、強い奴だけが生き残る・・・当然のルールだ』
『バナナスカッシュ!』
光実「え!?無双乱舞!?」
光実「逃げろ逃げろ逃げろ逃げろ…」
ガチャ
貴虎「さっきからうるさいぞ、光実、何をやっ…」
光実「…兄さん…?」
龍玄『うわああああああっ!』
テーレレレレレレレーン
光実「兄さんのせいだ!兄さんのせいだ!兄さんのせいだ!兄さんのせいで勝てる戦も勝てなかった!あんたはいつもそうだ!」
貴虎「いや、まず私の机から持ち出したことを謝れ。」
光実「!?」
数分後
光実「ごめん、兄さん…」
貴虎「いや、私がゲームを隠していることが悪かった…(謝っている光実も可愛い…)」
光実「…いつからだろうね、僕らのあいだに溝ができたのは。」
貴虎「…さあな…」
光実「兄さん…一緒に、ゲームをしない?」
貴虎「…わかった。(光実…お前はやっぱり可愛い…)」
貴虎「じゃあ、私に代わってくれ。光実には黙っていたが、実はゲームはうまい方なんだ。」
光実「兄さん…」
貴虎「ストーリーは私のものにさせてもらうぞ。」
【斬月伝】ジャギーン!
ナレーター『多国籍企業・ユグドラシルコーポレーション。表向きは医療企業であるが、その実態はヘルヘイムの侵食に対抗する秘密組織である。』
斬月「ナレーター、いい声してるな。」
ナレーター『呉島貴虎=仮面ライダー斬月は、そのユグドラシルコーポレーションにおいてとあるプロジェクトの主任を任されていた。』
ナレーター『プロジェクト・アーク。ヘルへイムの果実をロックシードに転換、戦極ドライバーと併用することで、ヘルへイムの驚異を凌ぐためのプロジェクト。しかし、戦極ドライバーを全人類に配布することは不可能。プロジェクト・アークの遂行は、即ち大半の人類を見捨てることにも繋がる。』
ナレーター『貴虎は迷いながらも、人類という種を守るために茨の道を突き進むことを決意した。』
ナレーター『そこへ現れた、青いアーマードライダー。プロジェクトの遂行を邪魔するものは排除するのみ。貴虎は変身し、戦いに赴く。』
【キャラクター選択】
【仮面ライダー斬月】
貴虎「使えるキャラクターは増えていくのか?」
光実「わからない。」
貴虎「とりあえず、やってみよう。」ジャギーン!
斬月『貴様の命にも意味は無い。今この場で消えるがいい!』
光実「兄さん、悪役だね…」
貴虎「…」
【鎧武を倒せ!】
貴虎「葛葉紘汰…」
光実「兄さん、これはゲームなんだから。」
貴虎「ああ、そうだったな。」
斬月『あの青いアーマードライダーを倒すにも、インベスが邪魔だな。』
【インベスを撃破せよ!】
貴虎「マップに表示されてるところに行けばいいんだな。」
光実「うん。」
貴虎「L2でバイクだったな。」
ブゥーン
貴虎「まずはここか。」
斬月『まずはここか。』
光実「同じこと言ってる…」
鎧武『誰だ、あんた!』
【ヘルへイムの森に侵入した鎧武を倒せ!】
貴虎「…」
□□□□
鎧武『ウァッ!』
鎧武『なんで俺を襲うんだ!』
斬月『戦いに理由を求めてどうする?』
鎧武『…!ここは、倒すしかない!』
『オレンジチャージ!』
光実「兄さん!無双乱舞が来るよ!」
貴虎「わかってる。逃げればいいんだろ。」
斬月『答えを探し出すより先に、死が訪れるだけだ。この世界には理由のない悪意がいくらでも転がっている。そんなことさえ気付かずに今日まで生きてきたのなら、貴様の命にも意味は無い。今この場で消えるがいい!』
鎧武『そ、そんなっ!』
貴虎「会話盛り上がってるな。」
光実「兄さん!覚醒させて乱舞で決めよう!」
貴虎「ああ。」ポチッ ピカーッ!
バシュッバシュッバシュッバシュッバシュッバシュッバシュッバシュッバシュッバシュッバシュッバシュッバシュッバシュッバシュバシュバシュバシュバシュバシュズドーン!
斬月『命が惜しければ、二度とこの森に足を踏み入れるな。』
テーテーテーテーテーテテテテテテテテテーン
貴虎「…まずは一戦目だな。」
光実「やったね、兄さん。」
ナレーター『貴虎は、青いアーマードライダーを退けることに成功した。しかし、ヘルへイムの侵食は止まらない。沢芽市にクラックが大量に現れるようになっていったのだ。貴虎は市民を守るため、クラックから現れるインベスを殲滅する。』
【キャラクター選択】
【仮面ライダー斬月】
貴虎「まだ増えないか…」ジャギーン!
光実「気長に待とう、兄さん。」
斬月『貴様の命にも意味は無い。今この場で消えるがいい!』
【沢芽市暫定基地】
貴虎「さっきはいきなり戦闘だったが…」
光実「兄さん、あの人…!」
貴虎「戦極凌馬!?」
凌馬『やあ、貴虎。戦いの前にロックシードを買っていかないかい?』
貴虎「コイツがロックシードを売ってるのか…」
光実「シドじゃなかったね。」
【ロックシード・買う】【所持金32万円】
【イチゴロックシード】【4万円】
【パインロックシード】【8万円】
【スイカロックシード】【10万円】
貴虎「万単位の買い物なのか…」
光実「このゲーム、最低単位が万だよ…」セツメイショペラペラ
貴虎「恐ろしいゲームにであってしまった…」
貴虎「何を買おうか…」
光実「スイカでいいんじゃないかな?」
貴虎「よし、そうしよう。」ジャギーン!
凌馬『どうも。買ったロックシードはR1ボタンを押すことで使えるよ。』
貴虎「よし、次の戦いで使ってみよう。」
光実「スイカなら無双できそうだしね。」
貴虎「で、どうやって出陣するんだ?」
光実「頭の上に赤い矢印ついてる人に話しかければいいんじゃないかな?」
斬月『沢芽市民に不安を与えてはならない。早急にケリをつけるぞ。』
研究員『はい!気をつけて!』
【インベスを殲滅せよ!】
斬月『上級インベスは確認できるだけで3体か。骨が折れるな。』
凌馬『サポートは任せてくれたまえ。』
貴虎「サポートよりは変身した方が助かるんだが。」
光実「これはゲームなんだから…」
貴虎「…スイカ、使うか。」
『スイカアームズ!大玉・ビッグバン!』
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