メリーさん「人間強すぎわろた」(34)
ターゲットno.1
『もしもし、私メリーさん。今ゴミ捨て場にいるの』
男「えっ?め、メリーさん?」
『今からそっちに行くね』
男「いや、あのっ!・・・切れちゃった」
男「どうしよう・・・メリーさんって、あのメリーさんだよね・・・」
男「こここ殺される・・・!」
『もしもし、私メリーさん。今貴方の家の前にいるの』
男「えっもう!?は、早いよ・・・!!」
『今からそっちに行くね』
男「あの、許し・・・!・・・くそっ、切られた!」
男「どどどどうすれば・・・」
『もしもし、私メリーさん。今貴方の家の・・・』
男「は、はいっ!家の・・・?」
『・・・助けてください。貴方の家の中が広すぎて、どこにいるのか分かりません』
ターゲットno.2
『もしもし、私メリーさん。今ゴミ捨て場にいるの』
男「メリー?・・・俺の知り合いにメリーなどという人物はいないが・・・」
『今からそっちに行くね』
男「何を・・・あ、切られた」
男「なんだったんだ・・・新手のストーカーか?」
男「・・・通話履歴に電話番号がない。どういう事だ・・・」
『もしもし、わたしゅぐふっ!!』
ズゥゥゥン・・・!!
男「わたしゅぐふ・・・?」
部下「大佐。基地周辺の地雷地帯に何者かが踏み込んだようです」
男「・・・その者の生死、及び身元の確認を。生きているのなら保護しろ」
部下「了解しました」
ターゲットno.3
『もしもし、私メリーさん。今ゴミ捨て場にいるの』
男「・・・あ?」
『今からそっちに行くね』
男「ああ?ンだと・・・」
男「・・・切られた。ンだよ、これ・・・」
男「どこかの店のビッチがヒステリー起こしたか・・・?」
『もしもし、私メリーさん。今貴方の家の
『ンだオラァ!!ここはガキが来る所じゃねェぞコラァ!!』
『ひぃっ!!ご、ごめんなさい!』
『帰れボケコラァ!さっさと行かねェと犯すぞクソガキがァ!!』
『す、すいません!帰ります!!』
組員「兄貴。先月の取引の件についてですが・・・」
男「・・・ああ」
ターゲットno.4
『もしもし、私メリーさん。ゴミ捨て場にいるの』
男「メリー?・・・誰だ?」
『今からそっちに行くね』
男「・・・ああ、構わない・・・って、切られた」
男「なんだったんだ・・・?俺のファンか何かか・・・?」
『もしもし、私メリーさん。今貴方の家の前にいるの』
男「ああ、すまない。今は家にいないんだ。これから大事な大会があってね」
『・・・今からそっちに行くね』
男「俺の家まで知っているとは・・・凄いファンだな」
男「だが、少し怖いな・・・この大会が終わったら引っ越すか」
男「・・・さて、そろそろだな」
『緊急だ!お前の車に少女が張り付いている!!』
男「冗談言うな!!ここでスピードを落としたらライバルに抜かれる!!」
『f-1gpで死人を出す気か!!つべこべ言わずにスピードを落とせ!』
着信
メッセージ:2件
『ゴオオオォォォォォォォォォォォォ!!!!』
『ゴオオわたオオォォォいまォォォォォォォォォ!!!!』
ターゲットno.5
『もしもし、私メリーさん。今ゴミ捨て場にいるの』
男「メリー?誰だ?」
『今かりゅ
『ベキベキベキィ!!グチャチャッボキッメキィッ!!』
男「ッ!?なんだ・・・?」
先輩「お、おい!何か生き物を巻き込んだぞ!!」
男「マジかよ・・・収集車のエンジン止めますよ!事務所と警察に連絡してください!」
ターゲットno.6
『もしもし、私メリーさん。今ゴミ捨て場にいるの』
男「え?メリーさん?・・・え?」
『今からそっちに行くね』
男「え?ちょっ・・・切られた」
女「・・・ねえ、今の電話の相手・・・女の子だったよね」
男「は?そうだけど・・・え?」
『もしもし、私メリーさん。今貴方の家の前にいるの』
男「待ってよ。僕は君を知らないのに、なんで君は僕の家を知っているの?」
『今からそっちに行くね』
女「・・・ふぅん、家まで知ってる仲なんだ」
男「いや、違うって。僕はこの子を知らないよ」
女「そうなんだ!じゃあ、私がその女に何しても・・・いいよね?」
『もしもし、私メリーさん。今貴方の後ろに
女「もしもォし、私女ァ♪今メリーさんの後ろにいるのォオオオ!!」
『ひっ・・・!だ、誰・・・?』
女「テメェこそだァれかなァァァ?私の男の電話番号を知ってて私の男の家を知ってて私の男の居場所を知ってて私の男の姿を見てて私の男に触れようとしてて私の男を奪おうとしてるのはだァァァァァァァァァァれェェェェェェェェェェェ?」
『失礼しました!!』
男「ね、ねぇ・・・女・・・」
女「・・・ごめんね、男。もっとちゃんと、私が男を守ってあげなくちゃァね」
ターゲットno.7
『もしもし、私メリーさん。今ゴミ捨て場にいるの』
女「メリーさん?誰だ?」
『今からそっちに行くね』
女「あ、おい!・・・切られた」
女「なんなんだ・・・?アタシのファンか何かか・・・?」
『もしもし、私メリーさん。今貴方の家の前にいるの』
女「アタシは家にいないよ。・・・今日が何の日か知らないって事は、アタシのファンじゃないんだね」
『・・・今からそっちに行くね』
女「ああ、おいで。良いもの見せてあげる」
女「・・・ったく、ただの悪戯か。暇なんだね」
女「いいさ。そんなバカ共のためにアタシがいるんだ・・・真っ直ぐにしてやらなきゃ」
男「女。そろそろ出番だぜ」
女「・・・よし。盛り上げていくよ!!」
ワァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!
『もしもし、私メリーさん!!あのっ・・・!ライブ、すっごく感動しました!!』
女「ん、ありがとう。次はもっとアツイもの見せるから、また来てね」
『絶対行きます!!貴方の後ろで見ます!!』
ターゲットno.8
『もしもし、私メリーさん。今ゴミ捨て場にいるの』
男「あァ!?メリー!?誰だか知らんが後にしてくれ!!」
『今からそっちに行くね』
男「今から!?援軍か!?」
部下「デルタ部隊が壊滅!敵軍が進行中!!」
隊長「男!あの砲台を壊せ!!rpg-7は残り1発しかない、絶対に当てろよ!」
『もしもし、私メリーさん。今貴方の家の前にいるの』
男「メリー、冗談はいい!!早く来てくれ!残弾が残り少ない!」
『えっ?は、はい!今からそっちに行くね!』
男「援軍が前線基地に到着!!援軍が前線基地に到着!」
部下「隊長!援軍が最前線に到着するまで30分はかかります!我が軍の戦線維持には間に合いません!!」
隊長「ここを押し切られると前線基地に被害が及ぶ!なんとしても持ちこたえろ!!」
隊長「エイブラムスだ!援軍が到着したぞ!」
援軍「空域は制圧した!!アルファ部隊、残弾の補充を急げ!」
部下「オメガ部隊も援軍と合流!攻め込むチャンスです!」
隊長「これよりアルファ部隊は2班に分かれる!一つは俺が、もう一つは男が指揮をとれ!!」
男「了解!俺が切り込む!メリー、援護射撃を!!」
『了解!11時方向に敵5人!狙撃します!!』
ターゲットno.9
『もしもし、私メリーさん。今ゴミ捨て場にいるの』
男「・・・メリーさん?」
『今からそっちに行くね』
男「・・・メリーさん・・・聞いたことがあるな」
男「確か電話した相手の後ろまでやってきて、殺す・・・だったっけ」
男「・・・電話した相手・・・か」
『おう、男か。どうした?』
男「ねえ、男友。この間言ってた話、詳しく聞かせて」
『あ、あぁ・・・いいけど・・・お前、見る気かよ』
男「うん。上手くやれば助かるかな・・・って」
『・・・?まぁ、いいけど・・・気を付けろよ』
男「・・・きた」
『もしもし、私メリーさん。今貴方の家の前にいるの』
『今からそっちに行くね』
男「・・・来るなら来い」
男(・・・よし、今だ・・・動画再生!!)
『もしもし、私メリーさん。今貴方の後ろにいるの』
貞子「・・・」
『・・・』
貞子「・・・何?」
『・・・』
ターゲットno.10
『もしもし、私メリーさん。今ゴミ捨て場にいるの』
男「えっ?メリーさん?誰?」
『今からそっちに行くね』
男「は?何言って・・・あ、切れた」
男「なんだよ・・・変な悪戯だな」
男「さて、ゲームゲームっと」
『もしもし、私メリーさん。今貴方の家の前にいるの』
男「はあ?俺の家・・・?」
『今からそっちに行くね』
男「・・・なんだ?なんか変だぞ・・・」
男「ストーカー・・・?なんで俺なんかに・・・」
男「・・・あれ?着信履歴にさっきの番号がない・・・?」
『もしもし、私メリーさん。今貴方の後ろにいるの』
男「・・・ッッッ!!」
『・・・やっと・・・やっとここまで来れた』
ザシュッ
「やったー!倒したー!」
男「うわー!また負けたー!」
「このゲーム楽しいですね!こんなに人が斬れるなんて・・・夢みたい!!」
以上です。短くて申し訳ない
読んで頂いた方、ありがとうございましゅぐふ
このSSまとめへのコメント
見てて楽しい