ドモン「ドラゴンボール?何なんだそれは!?」 (53)

------------------ギアナ高地

ドモン「駄目だッ・・・駄目だ駄目だ駄目だァァッ!!!」ブンッブンッ

ドモン「分からない、シュバルツが言っていた明鏡止水と言うものがッ!!」タキザブーン

ドモン「俺には無理だって言うのか?」ジャブジャブ

ドモン「怒りのスーパーモードでは駄目なのか!?」シュバッシュバッ

ドモン「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・・・」

ドモン「筋肉と同じで、自分の身体を極限まで壊して強くなれたら楽なんだろうけどな」

ドモン「ハハッ、楽に強くなれるはずなんてないのにな」

ドモン「そんな幻想を抱いてるようじゃ、俺もまだまだだな」

ドモン「師匠に聞かれたらきっと怒られるんだろうな」

レイン「ドモン・・・」

(新宿でのデビルガンダム騒ぎが終わった後くらいの設定です)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1369879076

ドモン「しかし、このギアナ高地はやはりいいところだ」

ドモン「昔の自分を思い出させてくれる」

ドモン「あの、狼にすら勝てない弱かった頃を・・・」

ドモン「もう一度、一から修行をやり直すしかないッ!!」タタタタッ

ドモン「とおうりゃぁぁぁーーーーっ!!!!!」ガンダッシュ

ドモン「ん?何だあれは?」

ドモン「小さな神社か・・・?しかしこんな物は初めて見たぞ」

ドモン「ギアナ高地のことで知らないことはないと思っていたんだがな」

ドモン「ッ!?シャッフルの紋章が光っているだと!?」

ドモン「この中は危険だと俺に教えてくれているのか?」

ドモン「危険だろうが何だろうが、俺に壁を与えてくれるのはありがたいことだぜ」

ドモン「入ってみることにするか」ギィィィ

ドモン「中は、ネオホンコンかネオチャイナみたいな佇まいだな」バタン

ドモン「ここは一体何のために作られたものなんだ?」

ドモン「部屋の中は小さなベッドに必要最低限の家具、そしてタンスの上のこの不思議な水晶だけか」

ドモン「ここで修行していた人間が使っていたのかもな」

ドモン「フンッ、つまらんことに時間を使ってしまったな」

ドモン「修行に戻るか」ギィィィィ

ドモン「何だとォッ!?」

ドモン「ここはギアナ高地ではない・・・だとォ?」

ドモン「一体何が起こったというんだ?」

ドモン「しかし、慌てても仕方がない」

ドモン「師匠が言っていたことを思い出すんだ」

ドモン「難に遭っても平常心を忘れる事なかれと!」

ドモン「しかしここは一体どこなんだろうな」

ドモン「そして、どこに行ったら帰れるのか」

ドモン「今のところ危険らしい危険などないんだがな」

ドモン「とりあえず修行がてら外を見てみるか」シュタッ

ドモン「何もないところだな」ダダダダダダ

ドモン「そうだ、一応確認しておかねばなるまい」

ドモン「ガンッッッダァァァァァァァァムッッッ!!!!」パチン

ドモン「ガンダムが来ないだと・・・?」

ドモン「となると、ここは別世界ということになるのか?」

ドモン「フンッ、そんな訳はないだろう」

ドモン「ガンダムを整備してなかったレインを探して叱っとかないとな」

???「あれ?こんなところに人がいるなんて珍しいじゃない!」

ドモン「誰だ貴様は?」

???「アンタ結構物騒なヤツね・・・こんな可愛い娘に向かって!」

ドモン「そんなことはどうでもいい。貴様は何者だ?」

???「アタシ?アタシはブルマ。西の都から来た美少女よ」

ドモン「ブルマか。俺はネオジャパンのガンダムファイター、ドモン・カッシュだ。よろしく頼む」

ブルマ「ネオジャパン?ガンダムファイター?まあいいわ。じゃあアンタのことはカッシュくんって呼ぶわね。アタシのことは特別にブルマでいいわ」

ドモン「いや、むず痒いからドモンでいい。それにしてもブルマとやら、ガンダムファイトを知らないのか?」

ブルマ「そんなものは一度も聞いたことないわよ?」

ドモン「そうか・・・お前は何をしにこんな山奥まで来たんだ?」

ブルマ「それはね、これよ!」バサッ

ドモン「さっき見た不思議な水晶と同じものか」

ブルマ「アンタこれと同じもの見たの?」

ドモン「ああ。お前はこんなものを集めているのか」

ブルマ「じゃあ、場所を教えてくれないかしら?」

ドモン「断る。神社に置いてあったものだ」

ブルマ「仕方ないわね・・・ほら」スカートファサッ

ドモン「なっ、何をしているッ!?」カァー

ブルマ「顔紅らめちゃって。ちょっとくらいなら触ってもいいのよ?」

ドモン「いいからしまえ!事情は話すから!」

ブルマ「あら、純情なのね」ウフフ

ドモン「うるさいッ!」

ブルマ「アンタも訳アリっぽいしね。話してみて?」

ドモン「実はかくがくしかじかで・・・」

ブルマ「なるほど。そのギアナ高地ってところからここに来ちゃった訳ね」

ドモン「ふざけた話だが、信じてくれると助かる」

ブルマ「信じるわ。それにアンタ結構イイ男だし」

ドモン「大人を茶化すんじゃないぞ」

ブルマ「とりあえず状況が知りたいから、そこの神社?に案内してくれるかしら?」

ドモン「分かった、着いてこい」テクテクテク

ブルマ「これが神社?ただの小屋じゃない?」テクテクテク

ドモン「ギアナ高地から入るときは神社のような佇まいだったんだ」

ブルマ「なるほどね。扉開けるわよ?」ギィィィィ

ドモン「お前の持っていた水晶ってのはこれだろ?」

ブルマ「そうそう!これよ!四星球じゃない!」

ドモン「スーシンチュウって言うのか。それは」

ブルマ「そうよ!ドラゴンボールの7つのうちの1つね!」

ドモン「ドラゴンボール?何なんだそれは!?」

ブルマ「ドラゴンボールとはかくがくしかじか」

ドモン「7つ集めるとどんな願いでも、か。まるで夢物語だな」

ブルマ「昔ドラゴンボールを集めた人は王様になったらしいわよ」

ドモン「フンッ、馬鹿馬鹿しい」

ブルマ「もしドモンが集めたときはどんな願いを頼むの?」

ドモン「そうだな、デビルガンダムを倒せる程の力が欲しいかな」

ブルマ「アンタって戦闘バカなのね・・・」

ドモン「そういうお前は何を頼むんだ?」

ブルマ「決まってるじゃない!ステキな彼氏を頼むわ!あ、でもお腹いっぱいイチゴを食べるってのもいいわね!」

ドモン「ずいぶんと俗物的な願いだな・・・」

ブルマ「別にいいじゃないの!それにしても、ドモンはこれからどうするつもり?」

ドモン「どうしようにも、まずはギアナ高地に戻ることが先決かな」

ブルマ「じゃあさ、それまでは私と一緒にドラゴンボールを探さない?ちょうどボディガードが欲しかったのよ!アタシって超がつくほどの美少女だし?危ないじゃない」

ドモン「自分で言うのはどうかと思うが、ここでは俺も八方塞がりだ。いいだろう」

ドモン「これからしばらく世話になるな」

ブルマ「こちらこそよ。で、この四星球はどうしようかしら」

ドモン「勝手に人の物を持っていくのは気が引けるしな」

ブルマ「じゃあさ、6個集めたらここに戻ってくるのはどうかしら?ただ使うだけで、盗る訳じゃないし」

ドモン「それしか方法はないようだな」

ブルマ「アタシは今2個持ってるから後4つね!」

ドモン「しかしだ、そのドラゴンボールとやらは世界のどこにあるか分かるのか?」

ブルマ「アタシを甘く見ないでちょうだい?これを見て」カチッ

ドモン「その変な機械は何だ?」

ブルマ「ドラゴンレーダーよ。ドラゴンボールからは特殊な電波が出ていて、それをとらえることが出来るものよ。どう?アタシって天才でしょ?」

ドモン「凄いじゃないか。その気になればガンダムだって作れそうだな」

ブルマ「ガンダムというものを知らないけど、アタシに作れないものはないわ」

ドモン「何にせよ、とりあえずボールを探す旅に出るか」

そしてドモンとブルマのドラゴンボール探しの旅が始まった。

本来起こるはずだった事件はだいたいドモンが睨んだだけで解決してしまった。

ドモンは一回も戦わずにだ。

フライパン山の火は超級覇王電影弾で山ごと消し去ったりもしたが。

道中、ウーロンという豚や亀仙人と呼ばれる胡散臭い爺さんとも出会う。

ドモンの印象には残らなかったが、チチという幼女やヤムチャという天然パーマの引きこもりなどもだ。

結局ウーロンという豚はドモン達一行に勝手に着いてくることになったのだが。

横暴で直観的な性格とはいえ、比較的常識人のドモンはブルマとケンカをするでもなく、ドラゴンボールを着々と集めて行ったのであった。

ドラゴンボールも後1個というところから物語は続く。

ドモン「ドラゴンボールもあと一つだな」

ブルマ「ドモンが睨みを利かせてくれるだけで悪党退治が出来るから楽でいいわね」

ドモン「俺はそろそろ戦いたいんだがな・・・」

ブルマ「それにしてもドモンのあの技って凄いわねー」

ドモン「超級覇王電影弾か?それは当然だ。流派東方不敗の技だからな」

ブルマ「その、リューハトーホーフハイっての凄いのね」

ドモン「当たり前だ!ところでブルマ、最後のドラゴンボールまであとどれくらいだ?」

ブルマ「もうすぐのはずなんだわ。あそこにお城があるじゃない?多分あそこにあると思うわ」

ドモン「あの城か。しかし悪意を感じるぞ。強敵がいそうな予感がする」

ブルマ「アンタの強さなら心配ないってー」

ドモン「だといいんだが・・・」

ウーロン「そんだけ強くて心配するこたねーだろ」

-------------------城の門前

ドモン「おーい、誰かいないのか?」

ブルマ「ちょっとお願いがあるんだけどー!」モジモジ

ウーロン「開けてくれー!!」

ドモン「返事がないようだな」

ブルマ「ドモン、ウーロン。ちょっと待っててくれる?」

ドモン「構わんぞ」

ウーロン「お前どこ行くんだよ?」

ブルマ「レディーに聞くものじゃないわよ?ドモンを見ならいさい!」

ウーロン「何だ、小便か」

ブルマ「だから言わないの!」スタスタスタ

ドモン「ウーロン、女は怒らすと怖いぞ?レインもすぐ怒るんだ」

ウーロン「お前そのレインって女とどういう関係だよ」

ドモン「た、ただの仕事仲間に過ぎん。一応幼馴染だがな」

ウーロン「それって絶対向こうはおm——」キャーーーーーー

ドモン「今の悲鳴はブルマか!?」

ウーロン「あっちだ!向かおうぜ!」ダダダダダ


ブルマ「やめなさいよ!変態!私をさらってどういうつもりなの!?」

???「ヘッヘッヘ、お前に応える義理はねーよ」

ウーロン「いたぞ!」

ドモン「お前、何者だ?」

???「これはこれはネオジャパンのドモン・カッシュじゃないか」

ドモン「俺の名前を知っているだと!?」

???「あっちの世界ではお前に煮え湯を飲まされたもんでねェ」

ウーロン「ドモンと何かあったのか?」

???「それは後で教えてやるよォ!」シュバッ

ドモン「飛んだ!?」

???「喰らえェ!!虹色の脚ィィィッッ!!!!!」ズバァァン

ウーロン「ドモン!危ない!」

ドモン「チィッ!」バッ

???「何とか避けれたか。そうじゃねェと楽しくないよなァ???また後で会おうか!!」シュッシュッ

ウーロン「おい!あいつお前のこと知ってたみたいだが、何なんだ一体?」

ドモン「あの技、あのときより格段にパワーは上がってるがミケロだな」

ウーロン「ミケロ?知りあいなのか?」

ドモン「知り合いというか、昔の対戦相手だ。ネオイタリアのガンダムファイター、ミケロ・チャリオットだ」

ウーロン「ってことはお前と同じ世界から来たのか?」

ドモン「ああ、間違いない」

ウーロン「だったら早くブルマを助けないとな」

ドモン「お前、いつになく真面目じゃないか」

ウーロン「俺はこんな面倒事には首突っ込みたくないだけだよ!」ヘンゲ!

ウーロン「あとは頑張れよー!ドモン!!」ブロロロロロ

ドモン「フンッ、あいつは最初から戦力にならない」グッ

ドモン「俺一人でブルマを助けるしかないのか」パッ

ドモン「待っていろブルマ!今俺がァァァァァッ!往くゥゥ!!!」シュイーン

ドモン「とは言ったもののだ」

ドモン「どうやってあの城に侵入しようか」

ドモン「俺は得意じゃない技だが、これを使うか」シュルシュルシュル

ドモン「たぁりゃあああ!!」ピーィン

ドモン「俺のハチマキに気を注入して、それを使って城の外壁を登るッ!!」ガシッガシッ

ドモン「こんなに大きい城のわりには人の気配がほとんどないんだな」スタッ

ドモン「ならば手っとり早くブルマの位置を把握するためにも・・・」

ドモン「超級!!」

ドモン「覇王!!!!」

ドモン「電影弾!!!!!!!」ズゴゴゴゴゴゴゴ

ドモン「この城の壁という壁を全て開けてやればッ!!!」

----------司令室

ソバ「ピラフ様大変です!城壁が全てあの男によって壊れております!」

ピラフ「何だと?マイの奴は何をしているんだ?」

ソバ「あの竜巻のようなものに巻き込まれてしまったようです」

ピラフ「おいミケロよ。お前はあいつに勝てるのか?」

ミケロ「何を言ってる。お前の科学力に俺様の力が加わればあんな男に負ける訳ねェだろ!」

ピラフ「それもそうだな。俺様が徹夜で作り上げたあいつなら・・・」

ブルマ「何で私を無視するのよ!!」

ミケロ「女ァ?黙っとかねーとキレちまうぜ?」

ブルマ「ご、ごめんなさい・・・」

ブルマ「(大人しくしてればドモンが助けに来てくれるわ)」

ソバ「そろそろ奴が来ます!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ドモン「ばぁぁぁくはつッ!!」ドゴォォォォン

ピラフ「待っていたよ。お前がドモン・カッシュだな」

ドモン「その通り。アンタが誰かは知らないが、そこの女は返してもらおう」

ブルマ「ドモン!アタシ信じてたわ!(ドモンって黙ってればイケメンだし、ドラゴンボール集めなくてもドモンが居ればいいんじゃないかしら)」

ミケロ「これを見てもまだそんな減らず口が叩けるかな?」

ドモン「なッッ・・・ガンダムだと!?」

ミケロ「そして俺のこの身体をよーく見てみろォ!」

ドモン「DG細胞まで・・・お前ッ!」

ソバ「ミケロ様、これに!」

ミケロ「おうよ!!」

ドモン「こっちにガンダムはないと言うのにッ・・・!」

ミケロ「ガンダムファイト!!」

ミケロ「レディィィィ!!!ゴォォーーーーッ!!!!」

ドモン「ヤツはガンダム、こっちは生身、どうするか」

ミケロ「オラオラァ!避けるだけが精いっぱいか?!」ブンッブンッ

ドモン「流石にこっちの世界で作ったガンダム。完全とは言えないな。叩くなら、その弱点を突くのみ!」シュババババ

ミケロ「弱点?ある訳ねェだろ!んなもんがァ!!!」ブンッ

ドモン「しかし弱点が見えないのも本当だ・・・」シュバッ

ピラフ「ふっふっふ、我々2人が地球を半分に分ける日も目前に迫ってきたようだな」

ソバ「ですな!」

ドモン「どこを狙えばいい?頭か?腕か?脚か?」

ブルマ「ドモン!!胸元でがら空きのコックピットを狙うのよ!!!」

ドモン「バカなことを言うな!ガンダムファイト国際条約ではコックピットを——」

ドモン「そうかッ!!!」

ミケロ「どうしたどうしたァ!?」ブンッブンッ

ドモン「ミケロ・チャリオット!このファイト、アンタの負けだ!」ビシッ

ミケロ「何を馬鹿げたことを言っているゥ?こっちはガンダムだぞ!?」

ドモン「だからこそ!動きに無駄があるものだ!!」

ミケロ「勝てるものなら勝ってみやがれェ!」

ドモン「俺のこの手が光って唸る!」ガバッ  (〜♪ 燃え上がれ闘志 忌まわしき宿命を越えて

ミケロ「喰らいやがれェェ!!!!」シュバッ

ドモン「お前を倒せと輝き叫ぶ!!」キュイーン

ミケロ「虹色の脚ィィィィィィィィ!!!!!!」シュイーン

ドモン「シャァァイニングッ!フィンッガァァァァァァァァッ!!!」ダダダダ

ミケロ「虹色の脚が避けられた!?」ガシッ

ドモン「何故お前がこの世界にいる?答えろ!!」ミリミリミリ

ミケロ「あっ、あがががが分からねェよ!!!」ミシミシミシミシ

ドモン「そうか、ならばァァッ!!!!!」ミリミリミリッ

ミケロ「ヒィッ!?」ガクッ

ドモン「終わったな」

ブルマ「ドモーーン!!!」スタスタスタ

ドモン「ブルマ!無事だったか?」

ブルマ「ええ、アンタのおかげでね」ウルウル

ドモン「おい、そこの水色のお前!!」

ピラフ「はっ、はいィィ!!!」

ドモン「ドラゴンボールを探してるんだが、どこにあるか知らないか?」

ピラフ「あっ、こここここにございます!!」

ドモン「そうか、貰っても大丈夫か?

ピラフ「ももももももももちろんでございます!!!」

ドモン「くれるらしいな。よし、行くぞ!」

ブルマ「待ってよ!ドモーン!!!」

ピラフ「王様になる夢が・・・」

-----------------ドモンが出てきた家



ドモン「さて、そうこうしていたらドラゴンボールが全部集まった訳だが」

ブルマ「さっそく願いを叶えてもらいましょ!」マックラヤミ

神龍「さあ願いを言え。どんな願いでも1つだけ叶えてやろう」

ブルマ「何を叶えてもらおうかしら・・・」

ドモン「おい神龍!」

神龍「何だ、別世界から来た者よ」

ドモン「俺はやはり別世界に来てしまったのか。俺を強くすることって出来るのか?」

ブルマ「ちょっとドモン!勝手に何言ってるのよ?」

神龍「だが、そのまま強くなるのは嫌そうに見えるな」

ドモン「よく分かってるな」ニヤリ

神龍「よし、いいだろう」プォォォォーーーーン

ドモン「これは・・・!?」

神龍「この宇宙にいるある星の民族の特性をお前にもたらした。ではさらばだ」

ブルマ「ちょっと!神龍!待ちなさいよ!」シュバーン

ブルマ「行っちゃったじゃない!どうしてくれんのよ!」

ドモン「まさか聞いたものを叶えてくるとは思わなかったんだ。すまん」

ブルマ「すまんで済んだら警察はいらないわよ!」

ドモン「申し訳ない、今度は俺1人でドラゴンボールを全部集めてみせる」

ブルマ「そういう問題じゃないでしょ!どうせ住むところなんてないんだからウチに泊めてあげようと思ったけど、アンタなんて御免よ!ドモンのバーカ!」

ブルマ「でも、やっぱり行くところないならウチに来る・・・?」モジモジ

ドモン「すまない、また世話になる」

ブルマ「よーし、じゃあ西の都に行くわよー!」

ホントはピラフのとこ飛ばす予定だったけど要望があったので。
次の投稿はちょっと時間が開くんで、要望があればお願いします。

時間が出来たので、続きを書いていきます。
関係ないけど、今日からガンコレでGガンイベントですね!

------------------西の都

ブルマ「ここが私の故郷、西の都よ!」

ドモン「ネオアメリカみたいなところだな」

ブルマ「そのネオアメリカってのを私は知らないけど、アンタの住んでた世界も結構発展してるのね」

ドモン「多分俺の世界の方が発展してると思うぞ。ブルマは宇宙に行ったことないだろ?」

ブルマ「宇宙に行く・・・?考えたこともなかったわね」

ドモン「宇宙には各国のコロニーがあってすごいんだぞ?」

ブルマ「宇宙・・・コロニー・・・おもしろそうじゃない!」

ドモン「お前ほどの科学力ならシャトルも作れそうだけどな」

ブルマ「もう///褒めても何も出ないわよ////」

ドモン「なーに、俺は闘う相手が出てきてくれればそれでいいさ」

ブルマ「アンタって本当戦闘バカよね」

------------------カブセルコーポレーション

ブルマ「着いたわ!ここが私の家よ!」ウィーン

ドモン「それにしても大きいな」

ブルマ「パパが発明したものが大ヒットしてね」

ドモン「ほう、どんなものを発明したんだ?」

ブルマ「これよ!」パッ

ドモン「何だ?その小さいボールペンみたいなのは」

ブルマ「まあまあ、見てなさいって」カチッ

\ボワァーン/

ドモン「ッ!?中から冷蔵庫が出てきたぞ!?」

ブルマ「どう?凄いでしょ?」

ドモン「ああ・・・(これさえあればガンダムを持ち運び出来るんじゃないか?)」

ブルマ「ちょっとパパとママにも紹介するわ」

ドモン「ああ、よろしく頼む」

ブルマ「パパはどこにいるか知らない?」

ロボ「ハカセ ハ ナカニワ ニ イラッシャイマス」

ブルマ「分かったわ、ありがと」

ドモン「喋った・・・ッ!?」

ブルマ「アンタいちいち驚いてたら身がもたないわよ?」

ドモン「すまない、ちょっとビックリしてしまった」

ブルマ「とりあえず中庭に行くわよ」

ドモン「分かった」

---------------CC中庭

ブルマ「パパー!ただいま!」

ブリーフ「おお、ブルマか。帰ったのか」

ブルマ「今帰ってきたところよ!ところで、パパに紹介したい人がいるの!」

ドモン「はじめまして。ネオジャパンのガンダムファイター、ドモン・カッシュです。宜しくお願いします(父さんに似ている・・・)」ペコリ

ブリーフ「ドモンくんと言うのかね。よろしくのう」

ブルマ母「あら、こんなところに逞しい人がいるけどどなた?」

ドモン「はじめまして!ドモン・カッシュと申します!(こっちの人は母さんには似てないな)」

ブルマ母「ドモンちゃんね!ブルマちゃんも隅に置けないわね」

ブルマ「ちょっとママ////」カァァァ

ブルマ「ドモンは事情があって、身寄りも住むところもないの。ウチに置いといてもいいよね?」

ブリーフ「うむ、悪い子ではないようじゃしいいぞ」

ブルマ「ありがとうパパ!」

ドモン「恩に着ります」

ブリーフ「ところでドモンくんよ、何か事情があるようじゃが、差し支えなければ教えてくれんかの」

ドモン「はい!実はこういうことがありまして・・・(父さんと話してるみたいだ)」

ブリーフ「そりゃあ大変じゃのう。それにしても『自己進化』『自己再生』『自己増殖』の3大理論とは。ワシ並の天才じゃな」

ドモン「そして、これからどうしようかと思っているところです(こういうところはブルマにソックリだ)」

ブリーフ「ドモンくんは拳法が得意なんじゃろ?腕試しとして天下一武道会に出てみてはどうかね?」

ドモン「天下一・・・武道会・・・・!?ガンダムファイトみたいなものですか?」

ブリーフ「闘うことには変わりないし、そんなもんじゃよ」

ドモン「それはいつ行われるのですか?」

ブリーフ「これから半年くらい後じゃの」

ドモン「修行に精が出ます!!」

ブルマ「修行するにも、ここじゃやれることないわよね」

ブリーフ「重力室でも作ってもいいんじゃが、半年はかかるしのう」

ドモン「走れるところがあればそれでいいんだがな」

ブリーフ「そうじゃ!天下一武道会優勝常連の『武天老師』と呼ばれる人物に会ってきてはどうかね?」

ドモン「優勝常連ということは、かなりの手練なのですね」

ブリーフ「そうじゃ。確かこの辺に住んでるというのを聞いたことがあるぞい」チズファサー

ドモン「この辺か・・・近くを通ったことがあるので、分かりそうです!」

ブルマ「アンタどうやってあそこまで行く気なの?」

ドモン「そうか、コアランダーもなかったな。何か移動に使えそうなものを貸してくれないか?」

ブリーフ「じゃあ、この飛行機を使うがよい」ホイポイ

ドモン「ありがとうございます!それでは、早速行ってきたいと思います!」

ブリーフ「おお、気をつけての」

ドモン「そうだ、ブルマ。大事な話があるんだ。今から2人で話せないか?」

ブルマ「えっ・・・い、いいわよ?///(ドモンったら///2人っきりだなんて////)」

--------------自宅前

ブルマ「ドモン、話ってなあに?///」

ドモン「せっかくこの家に泊めてくれることになったのに、すぐに出て行ってしまうことを許して欲しい」

ブルマ「いいわよ、アンタが選んだことなんだし///」

ドモン「お前の父さん・・・俺の父さんに似ていて、家族が出来たようだった」

ブルマ「家族だなんて//」カァァァ

ドモン「そして、お前にお願いがあるんだ」

ブルマ「は、ははははい!」ドキドキ

ドモン「これはお前にしか頼めないことだ」

ドモン「そして、お前だからこそ頼みたい」

ブルマ「何でも言いなさいよね・・・//」

ドモン「お前にガンダムを作ってほしい」

ブルマ「幸せにし—— って、ええ!?」

ドモン「聞こえなかったか?お前に俺のガンダムを作ってほしいんだ」

ブルマ「ガンダムって、この前のお城にいた大きいロボット?」

ドモン「そうだ。武装やシステム等は俺が説明する」

ブルマ「分かったわ(何よこれ!)」

ドモン「ありがとう。こんなことはお前にしか頼めないからな」

ブルマ「いいのいいの!気にしないで!(意識したアタシがバカみたいじゃん!)」

ドモン「すまない、帰ってきたら礼はする」

ブルマ「気をつけていってらっしゃい!」ブーーーーーーン

ブルマ「行っちゃったか」

ブルマ「それにしても宇宙ね・・・」

ブルマ「シャトルとやらも作ってやろうかしら」

-----------------旅路

ドモン「父さんと久し振りに話せたみたいだったよ」キィィィィン

ドモン「あいつのせいで母さんは銃殺、父さんは冷凍刑・・・」

ドモン「俺はこの世界で強くなる!!」

ドモン「そしてキョウジのヤツを叩きのめしてやる!!!!」

ドモン「俺はずっと1人だった」

ドモン「孤独なガンダムファイターだ」

ドモン「ブルマは優しくしてくれるし、両親も見ず知らずの俺に優しくしてくれた」

ドモン「人の優しさに触れたのも久しぶりなんだな」

ドモン「師匠は何故デビルガンダムの手先になってしまったのか」

ドモン「・・・・・・・・・・・・・・・」

ドモン「こっちの世界に来て2週間が経とうとしているな」

ドモン「レイン・・・元気にしてるかな」

----------------ギアナ高地

レイン「ドモンったら、お客さんが来たのにどこに行ったのかしら!」

チボデー「レェェェィイン、ジャパニーズはまァだ帰ってこないのかァ?」

サイサイシー「アニキがいなくなってまだ20分しか経ってないんだし、気にしすぎだよー」

ジョルジュ「こんな夜にレディを1人で待たせるのが当たり前という、ネオジャパンの風潮は私には理解出来ませんね」

アルゴ「何故俺たちのシャッフルの紋章も熱くなったのか」

サイサイシー「アニキに何か危険なことでもあったのかな?」

チボデー「ヘッ、あんのジャーパニィーズにぬぁにがあろうが俺は知ったこっちゃねーぞォ」

ジョルジュ「1日以上帰ってこないということは今までなかったんですよね?」

レイン「必ずご飯には戻ってきたわ」

ジョルジュ「では、朝まで待っても帰ってこなかった場合、探しに行くことにしましょう」

----------------海上

ドモン「地図によると、この辺りに島があるはずなんだが」キィィィィン

ドモン「さっき大陸から海に入るときに通ったところ、確か・・・」

ドモン「あの奇妙な爺さんが居たところだったな」

ドモン「俺がちょっと離れてる間にドラゴンボールは貰ったようだが」

ドモン「爺さんは鼻血を出して倒れていたな」

ドモン「ブルマのヤツ、何をして譲り受けたのだろうか・・・」

ドモン「おっ、見えてきたな」

ドモン「あれは島なのか・・・?」

ドモン「まあいい、武天老師というヤツに会えればそれでいい」キィィン

ドモン「どんなヤツが出てくるんだろうな」シュタッ

ドモン「何やら音が聞こえるようだが」カチッ

ドモン「とりあえず会ってみるか」モワァァァン

------------------カメハウス

ドモン「たのもーう!ここに武天老師と呼ばれる方はおられるか?」

ドモン「たのもー!」

ドモン「たのもーーーー!!!!!」

ドモン「いないのか・・?」

ドモン「だが、音はしているな」ズンチャッズンチャッ

ドモン「すまん、勝手に入るぞ?」ギィィィィバタン

ドモン「誰かいないのか?」ワンツーワンツー

ドモン「おーーーい!」スタスタスタ

亀仙人「ほーれワンツー!ワンツー!」

ドモン「」

亀仙人「ピチピチしとるのぉ。ほれワンツー!」ハナヂタラー

ドモン「あのときの爺さんだったのか・・・!?」

ドモン「それにしてもハレンチなッ・・・」

ドモン「おい、爺さん!聞いてるのか!」

亀仙人「お、お前さんいつからそこにおったのじゃ」

ドモン「ついさっきだ。爺さんが変なものに夢中になって気付かないのが悪いんだ」

亀仙人「はて、お前さんどこかで見たことがあるんじゃがのう」

ドモン「そこのカメを助けたときだな」

亀仙人「ほう!あのピチピチギャルと一緒におった男か!」

ドモン「その『ぴちぴちぎゃる』というのはブルマのことか?だったらそうなるな」

亀仙人「なるほどのう。じゃが、お主1人でいったい何をしに来たんじゃ?」

ドモン「ここに武天老師という方がいるらしいので来たんだ」

亀仙人「武天老師とはワシのことじゃよ」

ドモン「何だとッ!?爺さんがか??」

亀仙人「左様。ワシに何の用かね?」

ドモン「お前にガンダムファイトを申し込みにきた」

亀仙人「ガンダムファイト?何のことじゃ?」

ドモン「天下一武道会優勝常連のヤツとちょっと戦ってみたくてな」

亀仙人「言っておくが、こう見えてもワシ強いぞ?」

ドモン「望むところだぜ!!」

亀仙人「待て待て、そう急ぐでない(ホントはめんどくさいんじゃがのう)」

ドモン「何故だッ!さっさとファイトと行こうぜ!」

亀仙人「ここをどこだと思っとる。場所を移すんじゃ(闘わないと帰ってくれそうにないのう)」

ドモン「忘れていた。すまんな」

亀仙人「では、隣の島まで行くぞい(軽く捻り潰して帰るかの)」

ドモン「分かった」

----------------隣の島

亀仙人「よっこいせっと」

ドモン「ガンダムファイトォォォォォォ!!!!!!!」

亀仙人「テンションの高いヤツじゃのう」

ドモン「レディィィィィィッ!!!ゴォォォォォォォォォォォ!!!!!!!」

ドモン「まずはこれだァ!せい拳!ひじ打ち!裏拳!!」シュバッ

亀仙人「な、なんじゃこやつ・・・」パシッパシッ

ドモン「どうしたァー!お前の力はそんなもんか!!!」ズバババババ

亀仙人「黙っておれ!(これ、ワシじゃ勝てんわい)」ザシュッザシュッ

亀仙人「こうなったらこれしかあるまい!」ズザァーッ

ドモン「フンッ、拍子ぬけしてしまうな」

ドモン「ならば必殺技でトドメだッッ!!!」

ドモン「俺のこの手が光って唸るゥゥゥ!!!!!」バッ

亀仙人「      か       」

ドモン「お前を倒せと輝き叫ぶッッッッ!!!!!!!」グッ

亀仙人「      め       」

ドモン「ひィィィィィィっさァつッッッッッッッ!!!!!!」

亀仙人「      は       」

ドモン「シャァァァァァァァイニングゥッ!!!!!」

亀仙人「      め       」

ドモン「フィンッガァァァァァァアアアアアアアアアア!!!!!!!」

亀仙人「      波ッ!!!!!!!!       」ズォォォォォ

ドモン「こっ、これはッ!?」

亀仙人「何じゃと!?かめはめ波が手に集めた気に打ち消されるなどと・・・」

ドモン「あの技は・・・見たことがある」

亀仙人「お主、何という流派の拳法じゃ?」

ドモン「・・・・あれは、師匠が言っていた流派東方不敗最終奥義・・・」

亀仙人「東方不敗?聞いたことないのう」

ドモン「石破天驚拳ッッ!!!!」

亀仙人「なんじゃお主いきなり!」

ドモン「爺さん!いや、武天老師様ッ!俺にさっきの石破天驚拳を教えてくださいッ!!!」

亀仙人「セキハテンキョーケン?何じゃそら。それにさっきのはかめはめ波じゃ(こやつ、何でか知らんがワシのことを尊敬したらしいの)」

ドモン「カメハメハ?という、技なのですか?」

亀仙人「その通り。ワシが編み出した技なんじゃぞ?」エッヘン

ドモン「俺に教えてくれないでしょうか???」

亀仙人「それはならん(めんどくさいしの)」

ドモン「何故でしょうかッ!?」

亀仙人「それはお前の師の技じゃろう?(それらしいことを言っておこうかのう)」

ドモン「はい、そうです」

亀仙人「じゃから、ワシの技は違うのじゃよ(我ながら完璧じゃな)」

亀仙人「ワシが教えたところで、それはただの類似品じゃ」

ドモン「はぁ・・・」

亀仙人「それはお主の師を裏切ることになるのでの」

亀仙人「じゃが、似た技ならアドバイスだけは出来るからのう」

ドモン「ということはッ!?」

亀仙人「気の扱い方だけなら教えたるわい(可哀想じゃしの)」

ドモン「ありがとうございますッ!!!!」

亀仙人「よかろう。着いてきなさい(死ぬとこじゃったわい)」

-------------次回予告

ストーカー
「みなさんお待ちかね!
 
 天下一武道会がいよいよスタート!

 ドモン・カッシュを初めとする世界各国の猛者達がパパイヤ島に集まりました!

 しかしそこには、驚くべきファイターまでもが姿を見せたではありませんか!

 機動武闘伝Gガンダム『天下一武道会開幕!ガンダムファイター大集合』に、レディ・ゴー!」

今回はここまで。
新しい試みとして、本編風の次回予告を入れてみました。
本編と同じくネタバレ必須の次回予告なので、要らない場合は教えてください。

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