【オリジナル】鋼「負けたら死亡、か…」山岸「2ndStageだね」【安価】 (751)

GANTZとライアーゲームとダンガンロンパが混ざったような頭脳系デスゲームです
なのでちょくちょく設定パクったりしてるところとか似通ってるところありますがお勘弁を

因みに更新は遅いと思われます

一スレ目 【オリジナル】主催者「負けたら。死刑」【安価】
【オリジナル】主催者「負けたら。死刑」【安価】 - SSまとめ速報
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あらすじ

突如死人だけが訪れる謎の世界に迷い込んだ鋼。
そこでは死人たちが生き返りをかけて命がけの頭脳ゲームを行っていた
鋼は初戦。二戦。三戦と勝ち進み、その中で様々な仲間を得る

そして波乱に満ちた四戦目。それが今幕を開けようとしていた――――

【四回戦 参加者名簿】
鋼 剣 ハガネ ツルギ 男  
年齢:18 職業:高校生
容姿
長身で学生服の高校生
神は茶髪だが染めているわけではない
性格
三枚目なお調子者。
だけど一人だとものすっごくローテンションで冷静
正義感が強く、他人をよく思いやる
その他
死者だけが来るこの場所に来た主人公
どうしてこの場所に来たのかは不明。

夏乃ハツ 老婆
年齢80 無職
家族や孫に囲まれてなに不自由ない生活を送っていた
性格は心優しく自分を犠牲にしてでもほかの全員の脱出を目指している

名前 青楼 ユミ 女 74
年齢17
容姿 青髪ロング、高身長
性格
元々空っぽな人間だったため、死刑鑑賞の衝撃さにドハマりした
あれやこれやして他人を死なせようとしてくるぞ!
備考
落とそうとするとちょろい、依存体質 つまりはヤンデレ

七星 梓 ナナホシ アズサ 女 68
年齢:21  職業:大学生
容姿
スレンダーで黒髪ショートヘア。赤縁眼鏡に白衣
性格
さばさばした姉御肌で面倒見がいい。基本的にはお人好しだが、人間の精神的な醜さに対して潔癖すぎるところがある。
その他
名門国立大学の医学生。多くの人を救うために医者を目指していたが、大学病院で私欲にまみれた医者やドロドロした権力闘争を目の当たりにして絶望した。

名前 五条 明良(ごじょう あきら) 男 65
年齢 26
容姿 長身で見た目だけなら好青年な優男。
性格
いつも笑顔で明るい。ゲーム好き。
強い者に対してはへりくだり情けを乞うが隙があれば痛め付け、弱い者に対しては非常に見下しており、従っていれば害は無いが逆らおうものなら動けなくなるまで痛め付ける。要するに卑怯者。
その他
高校三年生の頃、顔は良いため女遊びが激しく、それに愛想を尽かした大学生の彼女に別れを告げられ激情。
複数の仲間と彼女を監禁、暴行、強姦した挙げ句に殺害してしまったが、悪びれた様子もなく少年院に送られ院を出た後も非行を繰り返しており、それに怒りを抱いた彼女の兄に殺された。

六星 瀬名(むつらぼし せな) 女 00
年齢:42
職業:大学教授(経済学)
容姿
優しそうで包容力のある感じを受ける。長い1本三つ編みに赤いスカーフがよく似合っている
性格
人材の大事さを認知していて人当たりはよく、まさに良き指導者。しかし心の底ではあらゆる人間が馬鹿に見えていて他人との付き合いは半分楽しみ半分人脈づくり程度の考え。そのため未婚
主催者の謎に迫ることに好奇心を持っているが、そのためには役立たずを見捨てたり平気で冷酷な選択もできる(ただしこのような自分の命も懸ける危機的状況だからこその考え)
その他
日本の制度の中で飛び級を繰り返して博士号取得、更に27歳で教授に到達した天才(ただしそのため高卒も学士も修士も持ってない)
あらゆる事柄に経済学や統計学の考えでアプローチしたがる


名前 ロンド 男 男 42
年齢 9 職業 小学生
容姿 金髪に黒いタキシードの少年
性格 明るく、誰にでも笑いかける性格。基本みんなで生き残りたいタイプ
その他
マリーと知り合いっぽい風格(自称幼なじみ)マリーの男嫌いまで色々あるかもだけれど、その原因の1つ。マリー大好きですぐマリーの所に行く。マリーがひどい目に会うと全力で復讐する!まぁなんやかんや信頼しあってるかも?
ちなみに死因はマリーの死を受け入れなくて閉じこもりすぎて自分で命をたった…

門根 秀次郎 かどね しゅうじろう 男 29
年齢:92歳
職業:無職(退職前はエンジニア)
坊主狩りの白髪でいかつい顔をしている。身長も高く作業服や迷彩服がよく似合う
自分にも他人にも厳しい性格。何事も真剣に行う
戦争経験者で、現代でもサバイバルゲームを嗜む元気なおじいちゃん。さすがに運動神経は無くなっているが戦術面に非常に強い。家族は全員戦争で失っている
最期は一人で脳卒中で動けず苦しみながら絶望感と共に孤独死してしまったため、死には過剰なほど恐怖を感じている

潔摂寺 柳洞 男(けっせつじ りゅうどう) 男 03
年齢:42 職業:社長
容姿
白いスーツに身を包んだ男
髪の毛は白髪交じりだが、眼光は差すように鋭い
性格
礼儀正しい紳士のように見えるが、心の内では他者を罵倒している
家族すら誰一人信用すること無いまま交通事故で死亡
会社を運営出来るのは自分のみと信じているため生き返ろうと躍起になっている

相馬 アル 男 72
年齢 13 職業花屋
性格 常にボーとしている
備考 花が絡むと饒舌になる 花好きに悪い人は居ない

御影陽炎(みかげかげろう) 男 69
年齢:18 職業:高校生
容姿
黒髪眼鏡で細身長身のイケメン
性格
プライドが高く高圧的なインテリメガネ。他人には容赦ないが一旦懐に入れた相手には甘い

氷川 来栖(ひかわ くるす) 女 78
年齢 18 職業 弁護士
性格 クールなツンデレ
容姿 黒髪美人
備考 海外で司法試験にうかり弁護士になった…基本クールだけれどいい人。こんなゲーム反対!

山岸が死んだ…山岸が死んだ…
俺はやるせない気持ちでいっぱいだった。

新未が残した紙に書かれていたのは、新未たちが属しているであろう組織の所在地
でも俺は行く気にはならなかった。
もうどうでもいい…死ぬ。死にたい。死んでしまいたい。

だから俺はタイムリミットの三日を眠って過ごすことにした
どうせ死んでるんだ、もう何も怖くない


『ピーンポーン』

玄関のチャイムが鳴る。
気になって外を覗いてみると…

加藤「ねえ!もう三日たつわよ!どこにも行ってないじゃない!」

加藤「死ぬわよー?しーぬーわーよー?」

加藤だ。加藤はずっと俺の部屋を監視していたのだろうか…俺がこの三日外に出ていない事を知っていた
でも…。な…。もう死んでもいいんだ

俺はそう思っている

加藤「何があったか分からないけど!ご飯作っといたから!それだけは食べなさいね!」

加藤はここ三日欠かさずご飯を作って部屋の前に置いている。
何処から食料を手に入れてるんだ?どこから調理器具を?俺の部屋には無いぞ?

加藤「んじゃ!早くゲームに参加するようにね!」

加藤「おばちゃん心配しとんやから!」

何だよ…。そんな事どうせ思ってないだろ?
お前はそんな奴じゃない。

加藤「そうそう!後鋼君の友達言う人が今鋼君のお家探し回っとうらしいよ!」

加藤「近くでうろついてるみたいやし、探してあげたら?」

友達?友達は…死んだ。
いや…もしかしたら町野か?おばあちゃんか?でもいったい今になってなんで?

他にも新未とか山口さんとか…でも。答えは浮かばない…


まあ…もうどうでもいいんだけどな

『ピーンポーン』

日が暮れてきたころ。またチャイムが鳴った。
ああ。また加藤さんがご飯を―――


マリー「…居るんでしょう。ドアを開けて」


この声…でもどうして?


『ガチャッ』

鋼「お前…」

マリー「…中いれて」

そう言ってずかずか入ってくるマリー。
何故か手にはコンビニの袋がぶら下げられている


鋼「…探し回ってたのって?」

マリー「…私よ」

マリー「話がある」

とりあえず中に入って椅子に座るマリー


マリー「…死ぬ気?」

マリー「…まあ。そうならいい」

最後の最後に皮肉りに来たのか?ヤな奴だな

マリー「でも…山岸の気持ち。貴方…無駄にする気?」

マリー「…まあそんなお説教をしに来たわけではない」

マリー「…これは噂。根も葉もない噂」

マリー「……この世界、基本何でもただで買える」

マリー「…でもそれはゲームに参加二回以上ゲームに参加した人間だけ」

マリー「そして噂の部分。ここは聞き流して」


マリー「このゲームは。死んでも[ピーーー]ない」

マリー「この世界で死ぬ、するとこの世界に戻る為のゲームがどこかで行われる」


え?って事は…。この世界から脱出するためにこの世界でゲームをする。
そしてこの世界でゲームに敗北し死んだら。この世界に戻る為のゲームがあるってことか?

マリー「…敗者復活戦があるみたい。私は負けた事が無いから分からないけど」

マリー「そして大抵の人間はそのチャンスは一回だけ」


マリー「だから…山岸も」

マリー「言いたいことは以上。これはお土産。食べて」

そう言ってコンビニの袋を置いて家を出たマリー
敗者復活戦がある?真偽はともかく…もしかすると山岸とまた会える可能性がある?

何処のゲームで会えるかは分からない。でもゲームに参加してれば会えるかもしれない…


―――だったら。


鋼「…行ってみるか」

俺は結局死ねなかった。渚に会えるという希望が少しでもあるなら、そしてマリーが言っていた。
アイツがどんな気持ちで死んだか

俺は本当に肝心な事を忘れていた――――

【会場:ネットカフェ】

テレビで会場を調べ、滑り込んだこの会場。
中には俺を除いて11人の男女が居た。


夏乃「おやぁ…」

おばあちゃん!?すげえ…生きてたんだな

青楼「…うーふふっ」

そしてこいつも…参加か。
この前程怒りは無い…が。正直言って下手をすると殴り掛かってしまいそうなほどに腹が熱い



モニター「はい。じゃあゲーム説明ね」

モニター「チェック宜しく」

【極彩ゲーム】

1このゲームは開始と同時に首輪をつけてもらう。

2首輪の後ろ側のスイッチを押すと、後ろ側のモニターに一瞬だけ色が写る

3自分の色を当てれれば1点。トータル5回の失敗で死刑

4自分と同じ色の人物だと思う人物を指定すれば2点。間違っていれば指定した人物は-2点。間違われた人物に1点。またトータル5回の失敗で死刑

5色は6色(赤 青 黄 紫 緑 黄 )*2の12パターンで、ランダムに配られる

6また、3ラウンドごとに点が失敗数が発表され。最下位は死刑。失敗数が発表までに5回を超えた場合はその時点で死刑

7半分が死ぬまでゲームは行う

ちょっと頭痛がひどいので今日はゲームまでとルールの発表で終了です
少なくてすいません!

あと色がダブってますね。

5色は6色(赤 青 黄 紫 緑 黄 )*2の12パターンで、ランダムに配られる


5色は6色(赤 青 黄 紫 緑 橙 )*2の12パターンで、ランダムに配られる

に変更で。

ルール整理と考察

自分の色を当てたら 1
色が同じ人を当てたら 2
他人の色指定に失敗したら-2、指名された者に 1
お手つき5回で脱落
3ラウンド毎に足切りあり

でいいのかな。

毎度ながら攻めは厳しいルールだが
どう捌いていくべきか…
先ずは展開を見守りますか

細かいようだけど、6色の色の組み合わせは6C2+6で21通りかと

>>20
そうです。
なんか分かりにくくて申し訳ない

>>21
ご指摘ありがとうございます!

今から始めましょうか!
人はいらっしゃいます?

今回、ゲームが始まる前にディーラーがやって来て簡易的なボディーチェックをされた
手鏡や携帯。とにかくありとあらゆる持ち物を没収された

鋼「…とれねえな」

次に首に巻き付く首輪。昔見た映画に出てきたような形
背面に小さなボタンと、2cmにも満たない小さな窓が付いている
どうやらここに色が写るみたいだな


夏乃「いやあ…犬になったみたいだねえ」

ロンド「昔はよくこうやって遊んでもらったものだが」

氷川「勘弁してよ。何回か参加はしてるけど。こんな屈辱的なのは初めてよ」


其々が首輪について各々の感想を述べてるな
俺の感想?早く外したい。以上だ


鋼「さ…勝ち上がるか」

今回も死ぬわけには行かねえ、だって山岸が助けてくれた命…なんだからな
それに今回も多くの奴。できれば全員で生き残りたいな!

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2自分の色を指定
3自分と同じ色だと思う人物を指定
4自由
【残り6】
下1


まずはお婆ちゃんと合流して―――いろいろ話すことあっけど
色を教え合うか

鋼「お婆ちゃん!」

氷川「誰がお婆ちゃんですか?」

夏乃「おやおや…私の事かねえ?」

夏乃「生きててよかったよ」

お婆ちゃんのところに行くとそこにはキリッとした黒髪のスーツの女の人が居た
誰だこいつ?

夏乃「いやあ…この嬢ちゃんはわたしに色を聞きに来てたんだよお」

氷川「…ええ。お互いに色を教え合う条件で」

氷川「私は橙色…らしく。夏乃さんは青」

夏乃「鋼のあんちゃんも色を聞きに来たのかい?」

鋼「あ…ああ。そうだけど」

夏乃「じゃあ後ろをお向きな」

言われるがままに後ろを向くと、お婆ちゃんが俺の首輪に触れる

夏乃「【赤】だねえ」

氷川「ええ…赤ですね。同じ色ではないですね」

今回はスーツ女【橙】おばあちゃん【青】俺【赤】
この三人の色が確定したんだな

お婆ちゃんが嘘をついてることはマズねえだろうし

夏乃「今回は曲者が少なそうで…よかったよかった」

氷川「…曲者と言うと?」

夏乃「この前のゲームはチーム戦だったんだけどねえ―――」

ここからお婆ちゃんのこの前参加したゲームの話を聞かされた。
どうやらひらひらのドレスを着た人と、変な喋り方のやつらのチームに振り分けられたらしい…が
その二人が相当強かったらしく、開始30分で敵チームを全滅に導いた…らしい


氷川「成程。今後のためです覚えておきましょう」

鋼「まあもうこの町に居る時点で全員曲者なんだけどな」

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り6】
下1


次話しかけるのは―――…あいつにするか
何かめっちゃ目立ってるしな

鋼「よう!」

参加者の中でも異彩を放つ金髪タキシードの小っちゃいのに声をかけた
マリーみたいなやつだったらどうしようか…


ロンド「やあ!初めまして!」

物凄く友好的に笑いかけてきたタキシード
お…コイツいい奴か?


ロンド「僕の名前はロンド。趣味はフィアンセの靴の臭いをかぐこと!特技は臭いでフィアンセを探し出すこと!好きな人はフィアンセただ一人!」

ハッハッハなんて笑ってるけど…うん。大分キテるな
でも悪い奴じゃなさそうなんだよな…。ちょっと変なだけで

ロンド「君の名前は?」

鋼「…鋼剣っつうんだ」

ロンド「もうボク達は友達さ!さ!色を教え合おうか!」

結局色を教え合う運びになった俺ら。
俺が最初にロンドのを確認させられる

色は【緑】だった

ロンド「僕は【緑】か!信じるよ」

ロンド「あ…君は【赤】みたいだね」

やっぱり俺は赤か…。
ロンドは信用してもよさそうだな


ロンド「赤と言えばフィアンセを思い出すよ…」

ロンド「フィアンセも薔薇の様な赤い髪の持ち主で…」

鋼「そのフィアンセって婚約者か?」

ロンド「いや…正確に言うと幼馴染なんだけど」

ロンド「とにかく一心同体なんだよ!」

フィアンセ?幼馴染?とにかくロンドにその子の事を熱弁された
どうも物凄く気難しい子らしい…どこかで既視感が…―――


【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り4】
下1


俺が歩いているとぶつかってきたのは参加者の一人

五条「わわっ!大丈夫かい?」

倒れてる俺に手を差し伸べてきた高身長な男。優しそうな顔
何処となく山岸っぽい雰囲気があるな

五条「ごめんよ!怪我は?」

鋼「いや…無いです。そっちは大丈夫?」

五条「ああ。大丈夫だよ!」

五条「君を避けられなかった僕も悪いんだし」

五条「気にしないで!」

うーん?前を見てなかったのはお前の方じゃなかったか?
いや…細かい事を気にすんのはやめとこ

五条「ここで会ったのも何かの縁だし…色を教え合うかい?」

<<色を教え合いますか?>>
1イエス
2ノー

下1

<<ターンは消費されません>>

鋼「ごめんごめん。それは遠慮しとく」

五条「えっ?どうしてだい?」

鋼「もう自分の色が確定してるからさ」

鋼「次回に回してくれねえ?」

五条「…チッ」

舌打ちされた!?いや…空耳か?

五条「そう言う事だったら仕方ないね!僕なんて信用できなくても仕方ないよ!」

五条「でももしかしたら嘘を教えられてるかもしれないから気を付けて!」

五条「じゃ!」

なーんか…ヤな奴だな。いや…悪気はないのか?
心が何だかもやもやするぜ

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り3】
下1

次はおじいちゃんに話しかけよう。この世界の老人基本悪い奴はいねえからな!
いや。夏乃さんしか老人知らねえけど

門根「…なんじゃ!」

ハキハキッとした喋り方、ぴんとした背筋に高い背。
パッと見60前半から50後半?

門根「用があるならさっさとせんか!」

おー…なんか気難しそうな人だな

鋼「いや…。今色んな人と話してて」

鋼「良かったら色でも教え合いません?」

門根「ふん。ワシの色はもう確定しておる」

門根「不穏因子を取り込む必要はない」

鷹のような目で俺を睨みつけるおじいちゃん
こえぇな…さっさと退散するか…?

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り2】
下1

七星「よっ!しょーねん!」

俺に突如喋りかけて来たのは赤眼鏡の女の人
白衣を着てて賢そうなんだけどな…

七星「ボッチ?アタシと組む?」

鋼「いや…今色んな人に話しかけてて」

七星「ふぅん。品定めって事?」

眼鏡の奥の目がキッと鋭くなった
なんか地雷でも踏んだか?

鋼「いや…。まあそんな感じっす」

七星「ま。こんなゲームだし仕方ないよね。ゼロサムゲームみたいなもんだし」

鋼「ぜろさむげーむ?」

七星「限られた枠を蹴落とし合いながら獲得するって事」

七星「ま。受験とかがその形かな」

なんか難しそうなことを言う人だな…。
頭は良さそうだし…。敵には回したくねえな

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り1】
下1

七星「んで?どうすんの?」

鋼「え?」

七星「組むか組まないかって事」

急な事言ってくんな…でもすげぇわりぃ…って感じでもなさそうだし
んー…まあ。OK出すか

鋼「いや…組んでもいいっすけど」

七星「はっきりしなさいよ!組むの組まないの!?」

鋼「え…組む?」

七星「疑問形じゃなくて!答えを言いなさいよ!」

鋼「組む!」

七星「よし!じゃあ色を教え合いましょうか」

鋼「…はい」

なんかすっげえ積極的な人だな。
とにかく色を教え合うか

七星「アンタは赤!」

鋼「えっと…」

七星「梓で良いわ」

鋼「梓さんは【紫】っす」

七星「嘘ついたら怒るからね!」

鋼「嘘ついたとか分かるんですか?」

七星「次の次にわかるでしょ」

七星「こう見えてアタシ医学生だし頭は良いよ?」

鋼「…へぇ」

いったいそれとこれが何の関係があるのか…
このゲームに参加してる時点で殆ど頭は回るだろ

七星「さ!投票行くよ!」

俺をずるずる引きずって投票先である一つの個室に連れていく梓さん
どうやら投票部屋は4つあるらしく、それぞれに番号プレートが振られている

俺は右端の部屋。梓さんはその横の部屋に入った

部屋の中は6色に分かれている。
天井が紫、床が青色、左の壁は黄色、右の壁は橙色、奥の壁が白、そして入ってきた扉側が緑
目に痛い部屋だ

そして中央に設置されているパソコン。同やらそこで自分の色や自分と一緒だと思う人を入力するらしく


七星「目に痛いねこの部屋!何もゲームの色通りに壁紙張り替えなくてもいいでしょうに…」

隣の個室から声が聞こえてくる。
どうやらどの部屋も同じ配色らしいな

鋼「ですねー」

何気ない一言を返しながら、入力フォームを開く…
まあ。色は分かってるし…困ることはないな


【入力タイム】
1自分の色を入力
2自分と同じ色の人を入力(人物指定)
3自由

下1

俺は【赤】で入力。三人がそう言ったんだ、まず確実だ
そして俺はそのまま部屋を出た

七星「うん。入力完了」

鋼「まあ結果が分かるのは次の次ですけど」

七星「しかもどんな形か分からない」

先には不安だけが積もる、だからあんま考えないでおこう


七星「さ…次からどうしようか」

鋼「え…どうします?」

<<七星が仲間になった!※七星が主導権を握っているので行動の指定は無理です!頑張って主導権を取り戻そう!>>

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2自分の色を指定
3自分と同じ色だと思う人物を指定
4自由
【残り6】
下1

俺は梓さんと別れて黒スーツ女のところに行くことにした

氷川「…何?」

鋼「あ…夏乃さんは一緒じゃないんですね」

氷川「ええ。さっきまでは一緒だったけど」

鋼「今は?」

氷川「用が済んだから。群れるのは好きではないの」

鋼「へ…へぇ」

なんかマリーみたいなやつだな。少しはとっかかり安い気もすっけど
こういうのをクールって言うんだよな

氷川「それで?ご用はなにかしら?」

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り5】
下1

鋼「色とか…」

氷川「断る。と言いたいところね」

氷川「けどいいわ」

後ろを向けと言われてスイッチを押される。
そしてそれから数秒後

氷川「【黄色】よ」

鋼「じゃあ俺が」

スイッチを押す。すると窓のような部分が一瞬開いて色が出てくる
どういう仕組みかは分からないけど、中に入っているカードみたいなのが変色してるのか?

因みに色は【紫】だった


鋼「【紫】」

氷川「そう…じゃあほぼ確定ね」

氷川「まああなたとあのおばあさんが組んでいて嘘をついているなんて可能性も考慮できるけど」

んー…このゲーム三人から色を聞いてそれが一緒ならほぼ確定…だよな
まあその三人が組んでない限りは…だけど

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り4】
下1

次はあの影の薄そうなおとなしい奴。
横にイケメンな眼鏡も一緒か

御影「これで良いだろう」

相馬「言われた通りに動いたねから怒られない…ねー」

御影「その話し方何とかならないのか?」

相馬「…んー…この話し方…かー」

御影「変に間延びして…腹が立つ」

なんか入りにくいな…。でも―――行くか

鋼「あのー…」

相馬「…なにー」

御影「…なんだ?」

鋼「いや…今みんなに話しかけてて…」

御影「用は何だ?」

今回のゲーム。クールな奴が多いんだな…

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り3】
下1

スカーフが印象的なあのおばさん。
あの人も俺と一緒で動き回ってるな…

鋼「あのー」

六星「ん?ああ…君は」

鋼「知ってるんですか?」

六星「鋼剣君。夏乃さんからお名前は聞いてます」

鋼「へ…へぇ」

俺と一緒で動き回ってるから情報量が多いのか…

六星「あたしは六星。大学で教授をやっているわ」

鋼「はぁ…そうなんすか」

六星「で?私に話しかけてきたのは色が知りたいから?それとも仲間に引き入れたいから?」

六星「ごめんだけど色は教え合うつもりないし、仲間にもなる気はないわ」

鋼「…そうなんですか」

六星「でも私たちの仲間になるって言うなら別よ」

六星「私たちは歓迎するわ」

成程…ここはすでにチームを組んでいるのか…
でもいったい誰と?

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り2】
下1

もうそろそろ時間もねえしな…お婆ちゃんのところ行くか
色も確認しときたいし

夏乃「おやあ」

鋼「おばあちゃん!」

夏乃「色の確認かえ?」

鋼「お願いできる?」

二人して色を確認する。
結果俺は【黄色】おばあちゃんは【青】だった

夏乃「嘘は付かれて無かったねえ」

鋼「あのスーツの人は信用できそうだな」

クールだけど嘘は付かないあの女の人。信じてみるか


【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り1】
下1

もうすぐ入力行くか。その前に

七星「おっそい!くんのおっそい!」

鋼「時間決めてた?」

七星「決めてない!」

ざっくばらんすぎんだろ。まあ別に良いけど
とりあえず話し合っとくか

七星「えーとね。私の色は【緑】」

鋼「一応チェックしますね」

俺が確認した時に映ったのは【橙】。【緑】とは程遠い色
これは伝えないと

鋼「【橙】です」

七星「ええ!?」

鋼「因みにですけど…誰に聞きましたか?」

七星「青い髪の子とカーネルサンダースみたいな白スーツの人」

青楼…青楼か…やっぱりあいつが動いたか。
んで白スーツと青楼が組んでるのか?

七星「おっかしいわね…アタシ離れてる人たちを選んだんだけど」

鋼「青いのは切れ者…ですよ」

七星「ふぅん…でも。そっちが嘘ついてる可能性だってある」

鋼「嘘ついてないですって!」

七星「どうだか」

そう。このゲームの恐ろしい所
誰かが嘘をついたらそこから疑心暗鬼が生まれるところ…
現に今の様に――――

七星「まあ入力してくる。」

目がちょっと鋭い…信じてないな?
多数派を取るのは仕方ない事だと思うけど、それに梓さん青楼がどんな奴かも知らねえからな

今日は中途半端ですがここまで
早速いろいろ動いて来てますし、ゲーム外でのつながりも見えてきましたね

次回をお楽しみに!

今から更新しようと思います
人はいますかー?

俺は黄色で入力。
今回は別の個室に入ったが、ここも色がゲームになぞられていた
けどやっぱり色が一つない【紫】が無くなっている。

そして個室ごとに配色パターンもランダムらしく、今度は天井に赤色が来ていて右の壁が白
変なゲームだな


鋼「何色で入力しました?」

七星「秘密よ」

梓さん…多分緑で入力したな…。何となくそんな気がする
それに青楼がどんな奴かも知らねえみたいだしな…


七星「じゃ。結果発表まであと一ラウンド、張り切っていくわよ!」

話を早々に切り上げてどこかに行く梓さん。

俺もそろそろ動くか


【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2自分の色を指定
3自分と同じ色だと思う人物を指定
4自由
【残り6】
下1

鋼「よ!」

ロンド「やあ!」

ロンドは誰ともつるんでないみたいだな。
もしかしてずっと一人か?だったら色の指定とか…


ロンド「君も一人かい?」

鋼「いや、俺は組んでる?けど」

ロンド「疑問符が気になるね。はは」

鋼「さっきの指定はどうしたんだ?誰に色を聞いた?」

これでもし青楼が関わってたらこれは最悪だ。
今回マークすべきは、青楼と白スーツ…

ロンド「お婆ちゃんさ。あとは…スカーフのおばさん」

鋼「どうしてそのチョイスを?」

ロンド「どう見てもあの二人は別チームだからね!」

ロンド「ここで色が一致したらまず確定だろうとおもって」

意外とこの金髪頭が回るな…
まあお婆ちゃんが絡んでるならまず安定だな

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5色を教え合う
6自由
【残り1】
下1

鋼「なんか怪しい奴とか居ねえ?」

ロンド「君だね」

えっ!?俺が怪しい?なんでだよ…
つか、なんで俺怪しまれてんだよ!

ロンド「動き過ぎだよ。色んな人の所を」

ロンド「目立ち過ぎ…って言った方がいいのかなぁ?」

鋼「いや信じてくれって俺―――」

ロンド「知ってる知ってる。悪い人じゃないだろ!」

ロンド「君からは僕のフィアンセの臭いもするし」

鋼「はっ!?俺男に」

ロンド「違う違う、君は僕のフィアンセとどこかで会っている。」

ロンド「そーんな気がするんだ」

なんかやっぱあぶねえのか?コイツ。
てかこいつのフィアンセって誰だよ…

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5色を教え合う
6自由
【残り4】
下1

とりあえず青楼対策だ。目に見えた地雷は撤去しとかないと…
まずはお婆ちゃんの所。

って、梓さんも居るじゃねえか…

夏乃「おやあ?」

七星「ん?何よ?」

鋼「いや…ちょっと忠告をだな」

梓さんは俺の話信じてくれなかったしなぁ…
夏乃さんも人を疑ってかかるって感じでもないし…

鋼「あの…青楼って言う青い髪の女なんだけど」

夏乃「おやあ…あのお嬢ちゃんは良い子だねえ」

夏乃「私の手を握って「一緒に生きて帰りましょうね」だってさあ」

七星「そうよ。やっぱり悪い人には思えないわ!」

青楼…あの野郎!
早速この二人を抱きかかえやがったな…

鋼「俺の友達を処刑して喜んでやがったんだよ!」

つい声が裏返る。山岸の事を思い出すとやっぱり怒りが…

七星「うるさい!」

夏乃「でもねぇ…そんな子には。でも鋼のあんちゃんが声荒げるのも…」

夏乃「で?そのお友達とやらは?」



鋼「『山岸』だよ」

夏乃「…ほんとうかい?」

細い目を限りなく見開いたお婆ちゃん。
ビー玉の様な濁りのない目で俺をじっと見つめる

鋼「ほんとだよ…」

夏乃「…へえ」

夏乃「わたしゃ鋼のあんちゃんを信じるよ」

七星「そ。私は中立で暴漢に徹するわ」

七星「どちらかが嘘つきか…分からないからね」

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5色を教え合う
6自由
【残り3】
下1

よし…とりあえず色を教え合う事にしよう

七星「はい。じゃあ後ろ向いて!」

七星が俺の首輪のスイッチを押す。

七星「【橙】…私と一緒ね!」

鋼「…ほんとですか?」

七星「何よ!疑ってんの!?」

夏乃「心配しなさんな。本当に【橙】だよ」

ローテーションしながら俺らは色を確認した。
梓さんは【橙】。おばあちゃんは【緑】

おばあちゃんも言ってる事だし、これで俺は二ポイント確実か…

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5色を教え合う
6自由
【残り2】
下1


七星「よっし!これで2ポイント確定ね!」

鋼「ですね」

やっぱり信用できる人が一人でも居るのはいいな。安心してゲームを進められる
それに…なんだか余裕が生まれる

夏乃「順調に行けば、あたしゃ3ポイントだねえ」

どうにかこの中から脱落者が出ませんように…
あわよくばみんな死にませんように

そんな事を祈るけど、誰かが死ぬのはもうわかっている
それがこの世界だ

七星「…ん?顔が暗いけど?」

鋼「いや。なんでもないです」

七星「そっ。じゃあ良いわ」

夏乃「思い過ぎも体に毒だよお」

やっぱお婆ちゃんは…落ち着くな

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5色を教え合う
6自由
【残り1】
下1

俺は入力室に入った。
んで指定するのは【七星】。同じ【橙】だ


鋼「うし…入力完了」

後は結果発表を待つだけだ。

半数が死ぬまで…つまり6人死ぬまでゲームは続くらしい。
単純計算で行くと後15ターンもある
気が滅入ってきそう、いや…現に滅入っている


鋼「この部屋は…」

因みに俺が入ったのはまたまた違う個室。
この部屋も色が一つ欠けてる。緑が欠けて白になっている

鋼「…謎だな」


もしかして隠された白色があるのか?なーんて…な


アナウンス「結果発表。モニター前にお集まりください」


―――――――――行くか

【第一ゲーム 結果発表】

ハガネ 4

ロンド 3

ナツノ 3

セイロウ 5

ムツラボシ 3

ケッセツジ 4

ソウマ 2

ナナホシ 3

ゴジョウ 3

カドネ 3

ヒカワ -3

ミカゲ 3


【最下位】

氷川 来栖


氷川「…え…え…え?」

氷川「ちょ…ちょっと待ちなさい」

氷川「どっちが…どっちが!?」

『ぶおん』

-3!?どういうことだ?どうなってる?
駄目だ…予想外すぎて頭が混乱してる…。上手く内訳整理できねえ


御影「おい!相馬」

相馬「あー…危なかったねー」

御影「俺から離れるなと言っただろう!」

御影「誰と接触していた!」

相馬「…忘れたー」

御影「この!大バカ者が!!!」


そしてモニターに映る氷川の姿…
また例のアレが始まるのか…


【無罪放免!?○×工場の事例!】

氷川「…っ!」

溶鉄場の様な場所。熱気がモニター越しにでも伝わってきそうな場所。
そこに氷川は居た。


氷川「…これ……」

立たされている場所は蕩けた鉄の中から伸びる大きなオブジェ

ここでカメラが引きになって、オブジェの全容が明らかになる。
そのオブジェ。それは大きな天秤。
その片側に氷川が乗せられ、もう片側には無数のマネキンが置かれている



天の声「――――23歳。無罪」

マネキンが一人大きなクレーンによって取り除かれる

『グラァッ』

天の声「――――72歳。無罪」

『グラァッ』


案の定、無罪の人が増えるたびに溶けた鉄に近づいて行く氷川
蕩けた鉄のすぐ近くまで天秤が下がったとき――――


天の声「氷川来栖――――無罪」


すれすれでクレーンに掴まれる氷川。
安堵の表情を見せていたが―――――











『ゴキッ』






クレーンの根本が音を立てて崩壊。
氷川は結局そのままマグマの中に落ちていった――――





そして次にアップになるのはとある新聞の紙面



『○×工場!金属疲労で事故発生!死傷者は多数か!?』

そしてそれを読んでいる黒服のディーラーが写る。

『クシャッ』


ディーラーは新聞紙に氷川の名前があることを確認すると、新聞紙をゴミ箱に投げ捨てた

離席します。
次の更新は22時くらいからかと

すみません!PCの不調で更新できそうにないです
明日は更新するようにしますので…

今日はキリのいいここまでで勘弁してください

お手付きカウント…張り忘れです

七星 1

氷川 2 です


乙ですー
今日見つけて一気読みしてしまった……


ざっと考えてみたゲームネタです。荒削りすぎて面白いかはわからないけど

・フルーツボックス

それぞれカードを一枚渡される。カードには「性別」「果物(りんご、みかん、バナナ)」「トランプのマーク」が書いてある。

それぞれ決められた小部屋にはいり、ゲームスタート。

1個室が円状に動かされ。「ボックスオープン!」の掛け声で全ての扉が開く。

2指名された人(ボックス〜なら全ての人)は自分が今まで入っていた小部屋以外に入らなくてはならない。

3小部屋の鍵は中から自分で閉める。

4全ての小部屋が鍵をかけられた時、小部屋に入れなかった人間は1ミス。3ミスで死亡。

5残った人は性別、果物、マークの中から選び指名する。(組み合わせ、複数も可能)

6残った人がいない場合「ボックスオープン!」と掛け声がする。この掛け声ごとに小部屋がひとつなくなる。

以下、2〜6を繰り返し。

ポイントは「椅子でなく小部屋」というとこかと。


一人死んだ…。とんでもない点数で…
氷川は二回人物指定に失敗して死んだ?でもあいつが?

慎重そうに見えた氷川がこんなドジを踏んで?


そして始まる2ラウンド目の一ターン。相対的に言うと6ターン目

俺は一体どう動いて行こう。

今は信じれる奴らが居るから平静を保ってられるけど…

鋼「…どうすっか」

もう口癖になってきたな…この言葉…

でも今回。いや…山岸に会う可能性があるんだ
それまでは絶対に死ねねえ


【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2自分の色を指定
3自分と同じ色だと思う人物を指定
4自由
【残り6】
下1



※投下遅れてごめんなさい!
※言い訳として、えっと…いぼ痔になってしまいました☆。激痛と戦いながらの更新なのでちょっといろいろ誤字が多くなるかもです

とりあえず信用?出来る二人のところに行くか。
いや、夏乃おばあちゃんとは信用できるけど…梓さんはどうなんだ?


七星「ごめん!」

二人の元に行くと早速梓さんが謝ってくれた
え?ん?何事?嫌な予感がして少し背筋が寒くなる


鋼「なんすか?」

七星「いや…信じれなくて!疑った自分が恥ずかしい!」

鋼「は?」

七星「だから思い出しなさいよ!青楼に騙されてますみたいなこと言ってたでしょ!」

鋼「…ああ」

そうだそうだそうだ、思い出しだ…
確かそんなこと合ったよな…でも今になってなんで?

七星「ミス一回。一番可能性があるのはあの時のあの色の指定」

七星「実はあの時アタシ青楼たちの色で入力した…」

鋼「良いっすよ…信じてもらえたんなら」

よし。梓さんが少しだけ信用してくれたか。
何とかして皆を青楼から守らないとな…

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5色を教え合う
6自由
【残り5】
下1

安価だけ取って今日はここまで。
滅茶苦茶少なくてごめんなさい!明日こそはいつも通りに戻るようにしますので…

とりあえずこの三人で出来る事と言えば…
色を教え合う事だよな。

鋼「じゃあみんな信用できるっつうことで、色教え合うか!」

七星「賛成」

夏乃「じゃあまず皆のを見ていこうかのお」

お婆ちゃんが梓さん、んで。俺

夏乃「今回は鋼のあんちゃんは【紫】梓ちゃんは【赤】だねえ」

んで、梓さんがお婆ちゃんの色を見た

七星「えっとお婆ちゃんは【青】だね」

見事に色がバラバラ。二ポイントは得れないか…
まあランダムだし仕方ねえか

七星「で?次はどうするの?」

やべぇ…まだ考えてねえわ。

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5色を教え合う
6自由
【残り4】
下1

とりあえずおじいちゃんとこ行くか。
気難しい人だったけど、あれはもう色が分かってたからで…
今ならもしかすると―――


門根「…また貴様か!次はなんじゃ!?」

やっぱり前とおんなじ調子だよな…

門根「貴様はこそこそ色んな所を動き回ってるらしいな!このドブネズミが!」

すっげぇ罵倒されてる…つか…「らしいな」って?
ん?誰かからこの話を聞いたのか?

鋼「あの…だれかからそう言うの聞いたんすか?」


門根「揚げ足を取りおって!関係ないじゃろうが!」

鋼「気になるんっすけど」

門根「何度も言っておる!話すつもりは無いし不穏因子を取り込む気もない!」

門根「さっさと去れ小童が!」


この爺さん…マジでどうしたもんかな…。

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5色を教え合う
6自由
【残り3】
下1


ああも露骨に嫌われちゃあやっぱメンタルが傷つくな…
ここはちょっと癒しがてらに友好的な奴ん所行くか

鋼「よっす!」

ロンド「やあ!」

やっぱりコイツは安定して良いな。仲間に引き入れたいくらい
ていうか引き入れるか?

ロンド「どうやったら生き残れるものか…と考えて居るんだけど、どこもかしこもチームを組んでいて」

鋼「どこもかしこも?」

ロンド「結構こそこそ集まってるよ」

お?結構有用な情報でも聞けるか?

鋼「たとえば?」

ロンド「んー…青楼さんと潔摂寺さんは確定じゃないか」

それは知ってる。他は?
他はどこだ?


鋼「他は?」

ロンド「君とお婆ちゃんと眼鏡の人だね」

鋼「それもしってるな」

ロンド「他は――――」

鋼「他は?」

ロンド「これ。思ったんだけど僕は損をしていないかい?」

ロンド「引き出されるだけ引き出されているような…」

鋼「考えすぎじゃねえの?」

とか言ってみるけど実際そうだよな、俺からは何もしてねえ
そりゃそうも思われるわな…

でも決して利用して野郎とかそんな風に思ってるわけじゃ…
そうだそんな風に思ってねえ!

って…俺は何で自分に言い訳してんだよ…


【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5色を教え合う
6自由
【残り3】
下1

鋼「じゃあ…組むか?」

ロンド「良いのかい!良いのかい!?」

目をキッラキッラさせて詰め寄ってくる。
いやいやいや…オメェそんなキャラじぇねえだろう

鋼「なんでそんな喜ぶんだよ。大体ロンドだったら他のチームはいる事も出来ただろ?」


ロンド「いやぁ…そうなんだけど。それもあるんだけど…そうじゃないんだよ」

ロンド「人から誘われるって言う喜び…たとえるならフィアンセの横に立っていられるような嬉しさ」

ロンド「君はそれをわかっていない!」

何を言っているんだ?ん?俺が理解できるように話してくれ
おまえの価値観は一体どうなっている?

鋼「まあ…そこまで喜んでもらえてうれしいよ」

ロンド「よろしくね!」

とりあえず仲間になったロンド。…良かった…のか?

<<ロンドが仲間になりました!!※ロンドの行動を指示できます+意見を聞くこともできます>>
<<また七星に意見をしてそれが通るくらいにはなりました※動いてくれるかは七星次第です>>

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5色を教え合う
6自由
【残り2】
下1

鋼「で?お前が把握してるチームって全部でどれくらいあるんだ?」

ロンド「あとは【門根】【六星】【御影】【相馬】の四人だね」

んんっ!?この四人が!?
いや、【御影】【相馬】ラインは何となく予想は出来てたけど…

鋼「…完全に一人なのは?」

ロンド「五条だね」

ロンド「彼は誰ともかかわってないのにポイントをお手付きなしで獲得してるんだ」

鋼「『誰とも』?」

ロンド「ああ。彼はずっと一人だったからね、僕もずっと見てたんだけど…」

ロンド「動くのはほんとに投票位でさ」

ロンド「いやぁ…不思議だ。ははは」

笑ってるけど、結構笑えねえことしてるかもな…
この話は一応覚えとくか…

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5色を教え合う
6自由
【残り1】
下1

とりあえず顔合わせも含めて俺ら四人は集まった

ロンド「やあ!」

七星「やけに威勢がいいわね…」

夏乃「孫を思い出すなあ…」

ロンド「僕を孫だと思ってもいいよ!お婆ちゃん」

七星「馴れ馴れしいっ」

流石に四人も集まるとにぎやかだな…でもその分生き残れる可能性が上がる
喜ぶべきことだな


鋼「んでさ、話変えるんだけど」

鋼「投票室…あれなんかおかしくねえ?」

七星「それは思う」

七星「アタシは最初と二回目、同じ所に入ったんだけど…」

七星「何故か『白』の壁が出来上がってた」


え?壁の色が変わってた?
でも確かに最初の梓さんは『ゲームに準えて――』みたいなこと言ってたな

ロンド「僕が入った所も扉側が白かったかな」

夏乃「…あたしゃまあったく気にならんかったわい」

色が変わってた壁、そして『白』は疎らにある…
一体全体どういう意味なんだ?


七星「なんか投票室…不気味ね。他に気になるところは?」

ロンド「気にはならないけどパソコンの画面が真っ暗なのはやめてほしいよね」

ロンド「部屋に入ったとき自分の顔が写ってびっくりしちゃったよ!ハハッ」

七星「それはディーラーに言いなさい」

夏乃「使い方がよう分からんわい」

七星「あ…でもそれってどうしたんですか?」

確かに、使い方が分からなかったら入力できないよな
いったいお婆ちゃんはどうしてたんだ?

夏乃「困ってたら部屋に黒服さんが来てのお…」

夏乃「わたしゃそれからは黒服さん呼んで、色を伝えてるんじゃ」

七星「へえ…そう言う手があるのね」

マジで有能だな…黒服。
いや、褒めるようなことはしてねえんだけど…

んで、投票時間
俺は色を入力しに部屋に入る。

ここはロンドの言ってた部屋らしく、扉側が白い…
賭けている色としては【紫】だな
いったいなんで?訳分かんねえな


青楼「…まだ入ってたんだァ」

俺と入れ違いにドアを開けたのは青楼


青楼「…ねえねえ。ねえねえ。ねえねえ」

鋼「…」

にやにやしながら俺の顔を覗き込んでくる青楼
扉をふさがれて立たれてるから逃げるに逃げれねえ

青楼「ねえねえ。ねえねえ。友達が前で死んだのってやっぱり辛い?」

青楼「ねえねえ。ねえねえ。ねえねえ。」

青楼「斬首刑って死んだ後も少し意識があるんだって」

青楼「じゃあ山岸君はどこまで意識があったんだろうね」

青楼「ねえねえ。どう思う??」

駄目だ…駄目だ…乗せられんなよ…俺!
これは挑発だ…

青楼「崖をおちるとき。その時首に意識はあったのかな?」

青楼「だったら私。嬉しいな。二回も死んでるところを見れてるから」

青楼「一石二鳥だね」


鋼「うっせえ!」

我慢できなかった…
扉側に立つ青楼をグイッと押しのけて外に出ようとした

その時――――


青楼「…後6人も殺せる」

耳元で青楼は確かにそう言った

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2自分の色を指定
3自分と同じ色だと思う人物を指定
4自由
【残り6】
下1

このゲーム内では人数最多…つか。俺らと同等のグループの相馬のところに行こう

鋼「よ」

相馬「…」

鋼「おーい」

相馬「…」

ん?あれ?俺はアレか?透明人間にでもなったのか?
声が全く聞こえてないみたいだな…

相馬「……」

『クラァッ』

相馬が何故か俺の方に倒れ掛かって―――


御影「バカが!チーム外の奴には喋るな答えるな接触するなとは言ったが、どうして息まで止める必要がある!」

相馬「…」

御影「喋れ!」

相馬「あ…ごめーん」

相馬「黙ってたら息も止まってたよー」





御影「アホが!敗北してないのに死ぬとはどういうことだ!」

御影「アホ通り越してお前はゴミだ!」

御影「これから俺の事を呼ぶときは「様」付けで呼べ!」

相馬「うんー」

御影「お前はほんとに何考えてんだ!」

すげえけちょんけちょんに貶されてっけど…相馬は思いっきりどこ吹く風だな
つかマジでちゃんと聞こえてんのか?

御影「貴様もあまり俺らに近寄るな」

御影「このゲームは6人が生き残れる。運が良ければ貴様も生き残れるだろう」

御影「まあ貴様以外の二人は死ぬことになるがな」

…なんだよ。なんでコイツこんな上からなんだよ…


【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2自分の色を指定
3自分と同じ色だと思う人物を指定
4自由
【残り5】
下1

鋼「よ!」

五条「こんにちは」

五条「どうかした?」

鋼「いや…ずっと一人だなと思って…」

五条「楽だからね。それにもういろいろ出来上がってるみたいだし」

五条「それに変に疑うのも嫌だしね」

なんか余裕感にじみ出てんな…。やっぱなんか仕掛けてんのか?
いや…深く考えすぎか?

鋼「でもよ…一人でどうやって3点も?」

五条「このゲームの必勝法。それは的確且つ地道に一ポイントずつ獲得する」

五条「それに必勝法を僕が教えるわけないだろ?」

一瞬だけ下卑た笑みを浮かべた五条。まるで青楼みたいな雰囲気だった…
こいつまさか…いや…そんな悪い奴だとも思えない…

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2自分の色を指定
3自分と同じ色だと思う人物を指定
4自由
【残り4】
下1

今日はここまでで。透過する前に宣言するの忘れててごめんなさい
暫くは安定して投下できそうなので安心してください!

仲間が四人増えた事によってヒントの数が大幅に増えました!



>>149
ロンド「気にはならないけどパソコンの画面が真っ暗なのはやめてほしいよね」

ロンド「部屋に入ったとき自分の顔が写ってびっくりしちゃったよ!ハハッ」


うーん白い壁に背を向けて首輪のボタンを押すと角度によっては反射した自分の色がモニタに写りこんでいるとか?

……無いな

そろそろ投下していきますよー!

そんなわけで五条の言ってた必勝法
それが一体何なのかを考えるために俺らは集まった

夏乃「鏡を使ったんじゃないかねえ?」

七星「お婆さん。今回に限って所持品は全て預けてるわ」

ロンド「セツセツの実の全身関節人間で。きっと首も自由自在に曲がる―――」

七星「…まともに考えなさいっ」

そうだ、確かに俺らがこの会場に入ったとき。持っていたものは些細な物もすべて没収されている
抜け道があるなんて考えられない

七星「ねえ。じゃあ逆にこの会場にある物…を使ってたとしたら?」

鋼「この会場にあるのは。入力室のパソコンと電源の入らない普通のパソコンの二種類だぞ?」

そこまで言って気が付いた…。
五条の言っていた必勝法に―――

七星「何かわかったの?」

鋼「…え?」

七星「頭の上に電球浮かんでたわよ?」

そんな表情に出てたのか…
でも、これは多分あってるはずだ。皆に話そう

鋼「多分五条は入力室じゃない普通の個室のPCを使ったんだ」

七星「うん…」

夏乃「どういうふうにかねえ?」

鋼「ロンドが言ってたよな。「顔が写るって」」

七星「…あっ」

鋼「そうだよ。電源の切れたPCモニターが二つ。前と後ろに設置すれば―――」

七星「鏡の役割を果たすのね!」

七星「盲点だったわ…」



青楼「ほんと!盲点!」

青楼「まあまあまあ。皆さん気づくのが遅かったみたいですが」

青楼「それくらい五条に聞けばわかりますよねん☆」

青楼「こーんな時間がかかったことに寧ろ驚き!」

何しに来たんだ…コイツ…

青楼「あのねあのね。私今回みーんなと組みに来たの」

青楼「だぁって…。あ…今は席外してるから言っちゃうけど、枯れたおっさんと二人ってのは辛いんだよねー」

青楼「だーかーらー」

鋼「ふざけんなっ!」

つい声を荒げてしまった……
クソ…やっぱり俺コイツの事…


青楼「ま。今回はそんな必勝法を潰しに来たのです☆」

青楼「だぁってぇ。そんなズル駄目駄目じゃーん♪」


それだけ言うと青楼は俺らの前から姿を消した。

最後に一言「勝ち進みたいなら、私を仲間にしろ」と言葉を残して

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2自分の色を指定
3自分と同じ色だと思う人物を指定
4自由
【残り3】
下1

御影「…騒がしいと思ったら」

相馬「大変だあ…」

気を紛らわせるために歩いてると、相馬と御影が個室の前で佇んでいる
一体何事か…個室を覗き込んで見ると。

そこにあったのはバッキバキに画面の割られたPC
黒い部分がすべてなくなっている


相馬「ストレス…かなあ」

御影「ストレスで入力室以外のPCを割っていくのは多分ストレスではなくイかれているだけだ」


鋼「酷い…な」

御影「何だ…貴様も居たのか」

鋼「いや…ちょっと話でもと」

御影「残念だが俺らは貴様に耳を貸そうとは思わない」

御影「必勝法があるなら別だがな」

必勝法?あるわけねえだろ。んなもん…
相馬に近づきてえけど、この御影がすっげえ邪魔だな

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2自分の色を指定
3自分と同じ色だと思う人物を指定
4自由
【残り2】
下1

来た。ロンドを連れて青楼の所へ
PC破壊もこいつがしたことに決まってる


ロンド「やあ!」

青楼「こんにちーわ☆」

潔摂寺「おやおや。威勢のいいお子様で」

俺はあまり話さない。いや…話したら感情が剥き出しになっちまう
それをしたらこのゲームでは不利だ。

ロンド「パソコンを破壊したのって君達?」

青楼「社長さんがやりましたー」

そう言って潔摂寺を指さす青楼。
潔摂寺はそんな対応をされているのにも関わらずニコニコして首を縦に振った


ロンド「どうしてそんなこと?」

潔摂寺「おやおや、そんなことまで言わないといけないのかね?」

青楼「もー。そんなの勝ち進むために決まってるでしょ?」

言ってる事の筋は通ってる、勝ちたいから…それは分かる
けどお前はそれだけじゃないだろう?どうせまた何か…

鋼「ホントにそれだけか?」

青楼「うんっ。だって…山岸君の敵を討つためにも…」

青楼「ユミ頑張るぞ!☆」


鋼「――――」


青楼「とか言ってみたりしてー」

青楼「ま。とにかく勝ち進むため、言えるのはそれだけ」

青楼「あとはー――――」

青楼「ま。また分かるっ」


ロンド「…帰ろう」

拳に力を込めている、それに気づいたのかロンドが俺の拳を両手で包んだ。
とりあえずいったんここを離れよう

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5色を教え合う
6自由
【残り1】
下1

相馬と近づけないなら御影に近づこう
苦手なタイプだけど…そんなこと言ってられねえ


鋼「なあ」

御影「また貴様か」

鋼「ずいぶん余裕そうだよな」

御影「四人で組んでいるからな。勝利はほぼ確実だ」

鋼「ふ…信用しきってんだな」

御影「何を笑っている。それに貴様はどうなんだ?」

御影「貴様の所も4人だろう?」

鋼「信用してるぞ」

御影「俺は知っている。七星とかいう女、この前のゲームではとんでもない嘘つきだった」

御影「ロンドも夏乃もそうだ。大嘘つきだ」

は?どういうことだ?何を言ってるんだ?

御影「それでも信用していると。そう言うのか?」

御影「次惨たらしく死ぬのは貴様かもしれないのに?」

御影「え?どうなんだ」

夏乃お婆ちゃんが嘘つき?んなわけねえ
それにロンドだってそんな事できねえ筈、梓さんも一緒だ

鋼「んなわけねえ」

鋼「俺は皆の事信用してる」

鋼「ぜってえ誰も裏切らねえ!」


御影「そうか。では俺もそれと同じだ」

御影「貴様ほど盲信はしていないがな」

御影「このゲームを勝ち抜く。それだけなら信用を置いている」

鋼「…なんかお前って意外と」

御影「貴様に言われなくても分かる「良い奴」だろう?ハッハッハ」


んー…そこまでとっつきにくい奴、でもないかもな…

入力しに俺はPCのある個室へ。
今回は最初入った部屋、赤のない部屋だ

鋼「あ…色の確認すんの忘れた…」

賭けている色は橙。
四つの部屋で駆けている色は【赤】【紫】【緑】【橙】


鋼「どうすっか…あ。そうだ」


鋼「すいませーん!」

『シュウンッ』

ディーラー「なんでございますか?」

俺の所にやってきたのはドラゴンマスクのディーラー
とにかくデカイ…

鋼「色聞くの忘れたんですけど…」

ディーラー「そうですか。では…」

ディーラー「あ。個室を出てくださって大丈夫ですよ、未入力と言う処理を取らせていただきましたので」

鋼「え?そんなシステム…」

ディーラー「え?PC画面。色を選択せずに次に進んでいただくと、【未入力】と言うことになりますが?」

確かにルールにはパスの回数制限は書いてなかった…けどよ…けどこんな事って
すっげえ盲点だったわ…

でもまあこのゲームに限ってそれは悪手
つうか…ほかの皆はどうしたんだろう?いや…多分三人は三人で色の確認済ませたんだろう
なんで一番に個室に入ったのか…
きっと今頃めっちゃ探されてんだろうな…

これで俺は一ポイント得れなくなっている。
現状で言うと【相馬】と同じか?いや…相馬がどうかは知らねえけど…

とにかく死ぬ可能性がある。気を付けねえと

無闇な動きは出来ねえ…

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2自分の色を指定
3自分と同じ色だと思う人物を指定
4自由
【残り6】
下1

同じ失敗を繰り返さねえようにまず四人で色の確認。
つか、梓さんに滅茶苦茶怒られた…


七星「…【赤】私と一緒!ていうか勝手に入力行かない!」

ロンド「まあまあ」

七星「だから今回は私達二ポイント獲得決定」


因みにロンドは【黄】お婆ちゃんは【橙】

とりあえず今後の話をしとくか…

七星「このラウンドが終わったら、結果発表ね」

ロンド「まあ僕達に危害は無いと思うけれど…」

夏乃「また誰か死んでしまうのかねえ…」

目に見えてる爆弾は青楼。だけどどこかで地雷が動いているかも…
そう思ったら何となく怖え

ロンド「とりあえず僕達は大丈夫だとして…」

ロンド「…問題は―――」


そう…問題は俺ら以外のメンバー。
青楼チームを除いた全メンバーの動向があまりわからない
それが不穏分子だ

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2自分の色を指定
3自分と同じ色だと思う人物を指定
4自由
【残り5】
下1

うし、とりあえず御影んとこ行くか…
前の話で何となく良さそうな奴だったし

鋼「よっ!」

御影「なんだ?」

鋼「いや…なんか変わったことねえ?」

鋼「誰かに声かけられてるーとか?」


御影「ふっ。そうだとしても俺は貴様に何も言わん」

御影「チームの内情を話すなど笑止」

御影「少しは考えろ」

うーん…うん。言ってることは理解できるけど…
なんか昨日のアレで変に親近感的なの湧いてたから…うん
なんか軽くショックでもある


鋼「んー…だな。」

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2自分の色を指定
3自分と同じ色だと思う人物を指定
4自由
【残り4】
下1

七星「…と言うことだから」

七星「へましないようにね!」

【夏乃視点】

鋼のあんちゃんが御影のあんちゃんと話してるのを見た梓ちゃんは
わたしらに指示を出したんじゃな

わたしゃとりあえず相馬君とこきとるよ


相馬「あ。こんにちわ」

夏乃「こんにちわぁ」

夏乃「そっちのチームはどうかえ?」

相馬「んー…時々ねぇ六星さんがどっかいっちゃうなあ」

相馬「それにみんな色教え合ったら基本自由行動だしなあ」

ほうほう…基本こっちのチームもわたしらのチームと同じなんじゃねえ…
うちも鋼のあんちゃんが動き回っとるし…

とりあえずこれ全部みーんなにお話ししないとねえ


【ロンド視点】

んー。あー。んー…
五条さんは相変わらず一人だね。しかも余裕そうだ

ロンド「やあ!」

五条「…?」

露骨に嫌そうな顔で睨みつけてくるよ?なんだい?
僕の顔に何か如何わしい物でもついているのかい?

五条「んだ?」

ロンド「凄く余裕そうだね!」

五条「チッ…ガキの相手してる暇ねえんだ、帰れ」

ロンド「いやあ…仲良くしようじゃないか」

五条「帰れっつってんだろ?あ?」

駄目だ!身の危険を感じる!
というより見た目で人は判断できないって本当だったんだね!

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2自分の色を指定
3自分と同じ色だと思う人物を指定
4自由
【残り3】
下1


またまたロンドを呼び出して青楼のとこへ
苦手で嫌いでぶち殺してやりてえけど…。こいつの動向はチェックしとかねえと

青楼「あ。また来たのー?なにー?」

ロンド「観察だよ!」

青楼「私そんな悪い事しないよ!」

今回は青楼一人、つか急に潔摂寺と別れたな
どうせ仲間割れだろ?

ロンド「あれ?おじいさんは?」

青楼「んー?あ。居ないね?仲間割れしちゃった☆」

ロンド「ずいぶん楽しそうだね」

青楼「だって、これが終わったらまた誰か死ぬんでしょう?」

青楼「たーのーしーみ!」

コイツのこの言葉を聞くと…山岸のアレがフラッシュバックする…
耐えろ…耐えるんだ俺…

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り2】
下1

いったん皆集まって、それぞれ偵察に行くことに
…みんな上手くやってくれよ


【七星視点】

なんかさ、なーんか腑に落ちないけど、六星さんの所へ来たアタシ
よし、じゃあとりあえず話そう

七星「ども」

六星「なに?どうしたの?」

七星「あのさ。チーム組んでるでしょ?協力しない?」

六星「計算的に後5人死なないといけないわ。青楼潔摂寺五条を落としても残り二人」

六星「その二人をそっちから出すって言うなら組んでもいいわ?」

七星「だったらお互い一人と一人を―――」

って何言ってんのアタシ!こんな汚い取引!
ヤダヤダ!嫌いな人たちと同等になっちゃうとこだった…

七星「ごめんなさい!帰らせてもらいます!」


はぁ…対して有益な事聞けなかったわ…

【夏乃視点】

こんかいは…門根さんとこにきとるよぉ

門根「なんじゃい」

夏乃「お互い死にぞこないましたなぁ」

門根「…わしゃ死にとう無かったがな」

夏乃「そりゃみーんないっしょですわい」

門根「家族はいるのか?」

夏乃「孫が3人…でも。…あれ?なーんか忘れとる気が」

ん?わたしゃ孫が三人。娘が一人…ありゃ?でも名前も顔も思い出せんぞえ?

門根「わしは一人じゃった。だから死にとうないんじゃ」

門根「絶対に!」

男がこの目になるとき…それは『本気』の時じゃ…
わたしゃ分かるよ、分かる。若いもんにはわかんなくてもねえ

けど…この人も可哀そうじゃのお…。いや…当然じゃな
生にしがみつく…当然のことじゃったな…

【ロンド視点】

よおし!潔摂寺さんは一人だね!
偵察偵察!

ってあれ?五条さんが来て―――何か話してる?
あれ?ん?でもこっからじゃ聞けないや


ロンド「こんにちわ!」

五条「…じゃ。次もよろしく頼むわ」

キッと僕を睨みつけて去った五条さん。
なになに?ここでラインが出来ちゃってるのかい?


ロンド「ねえ!組んでるのー?」

潔摂寺「おやおや。教えないといけませんか?」

ロンド「聞きたいよ!教えて!」

潔摂寺「組んでますよお?生きるためです」

ほうほう。ここは組んでたのか…
じゃあ。えっと…青楼さんと潔摂寺さんと五条さん?
それか五条さんと潔摂寺さん、んで青楼さんが裏切られちゃった?

とにかくこれは持ち帰らないとねっ

【鋼視点】

えっと。またまた御影んとこ
気難しいけどいい奴っぽいってのは分かってる

御影「また貴様か」

鋼「よ!」

御影「何度言っても俺は口を割らん」

鋼「そんなつもりじゃねーよ!話に来たんだよ」

御影「話に?」

鋼「同い年くらいの男ってお前くらいしか居ねえし。話すだけでちょっと気が楽になんだよ」

御影「……ふっ」

御影「話くらいなら聞いてやろう」

鋼「御影は生き残ったら何したいんだ?」

御影「もちろん帰る。元の世界にな」

鋼「その後は?」

御影「その後……?その後―――」

御影「…誰かが居たはずなんだが……」

あれ?俺も思い出せねえな。そういや…
母さんや父さん…んで友達だろ?でも…名前は?顔は?

あれ?どういうことだ?ゲームにかんけえねえことで…なんでこんな悩んでんだ?

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り1】
下1


何か頭がパンクしそうだから御影と離れてとりあえず入力。
俺は今回同じ色の梓さんを入力

これで俺は二ポイントんで梓さんも同じことしてんなら2ポイント


青楼「さぁて。今回も楽しみだ」

潔摂寺「狂ってますなぁ」

外では二人が話している。またなんかやらかしたのか?
いや…でも、もう始まっちまってる、止めらんねえ…


アナウンス「結果発表。モニター前にお集まりください」


行くか―――

【第二ゲーム 結果発表】

ハガネ 7

ロンド 6

ナツノ 6

セイロウ 8

ムツラボシ 7

ケッセツジ 9

ソウマ 6

ナナホシ 7

ゴジョウ 3

カドネ 6

ミカゲ 6


【お手付き数 累計】
七星 1
五条 2

【最下位】

五条 明良


五条「おい!嵌めやがったな!!!クソが!」

潔摂寺「ほっほっほ…」

潔摂寺「甘い話に寄せられた貴様が悪かろう」

五条「てめえ…ぶっ殺して――――」

『ぶおん』

今回の脱落者は五条。
これもまた氷川と同じように…お手付き数が2?

多分青楼たちが仕組んだことなんだろうけど―――…

一体何をどうしてるんだよ?


『パチンッ』

モニターが切り替わる…。悪趣味なあれが…また始まる


【ハッピイ♪ジゴクツアー】






五条「出せ!出せって!!」

五条は移動する檻の中に入れられて、どこかへと進んでいた
まるでテーマパークのような場所。喚く五条を乗せて檻が進んでいく


【血の池地獄】

その看板が出てきたと同時に、檻には赤い水が流れ込む
一瞬にして沈む檻
激しい泡がブクブクと浮かぶ


五条「…っ!」


水が引いた。
間髪入れずに次は【針地獄】の看板

驚く五条の両目を待ち針ほどの無数の針が突き立てられる


五条「ああああああああ!!!!」

叫ぶ五条。目はまるで針立ての様になっていた


もう見えない五条、だけど次は【舌抜き】
叫ぶ五条の口にペンチの様な物が入れられて――――


『グイッ』

五条「あっ!」

『ギイッ』

五条「んんっ!!」


『ブッチン』



カメラがアップしたのはペンチが引き抜いた舌。

最後の五条は映されることなく、モニターの電源は切れた

今日はここまでで

えっと一つ訂正を

部屋のかけている色。紫がダブってたっぽいので
【赤】【紫】【緑】【橙】

に変更お願いします。

欠けている色は上記の四色です

前スレが>>1000いっておめでたいんですが。
今日の更新は少しお休みさせてください!

また明日!

スパイ?うん。もう誰かは決まってますとだけ

今日は休日だし、お昼くらいから人居ますかね?
一応今のうちに聞いておきます

人はいるみたいですね!
12時杉を目安に投下してきます


そして始まる3ラウンド目。通算7ゲーム目
もう二人も死んでいるというのに、なのに、何事もなかったみたいにゲームが始まる

【氷川】【五条】を抜いて残り10人。あと4人死なないとゲームは終わらない。

今で来ているチームは俺の居る【鋼】【ロンド】【夏乃】のチームと【六星】【門根】【御影】【相馬】
んで【青楼】【潔摂寺】の内訳。
ここで俺らで協力して【青楼】達を消したとしても、残り死なねえといけねえのは二人
そうとなれば協力はほぼ不可能か?


それに【門根】達のチームが本当に結成されているのか、俺が見たわけじゃねえし…
別にロンドの事を疑うわけじゃねえけど。

やっぱ二回も人がああ言う風になったらどうしても臆病になっちまうな…


七星「やけに考え込んで…どうしたよ?」

ロンド「夕飯の事とかかい?」

七星「まだ生きて帰れるって決まったわけじゃないでしょ」

夏乃「だぁいじょうぶじゃよ」


こいつらを失いたくは無い……
その為にも何か。何考えねえとな

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2自分の色を指定
3自分と同じ色だと思う人物を指定
4自由
【残り3】
下1

とりあえず俺らは集まって色の確認をする事にした。
俺が【緑】七星が【橙】ロンドとお婆ちゃんが【黄色】

ロンド「2ポイントだね!お婆ちゃん!」

夏乃「そうじゃねえ。よかったねえ」


うんうん。これで二人はまた最下位から遠のいたわけだけど

青楼が。んで他のチームが。何を仕掛けてくんのか分かんねえ
だから気は抜けない

鋼「…なあ、青楼はどうやって皆にお手付きをさせてるんだ?」

七星「知らないわよ」

ロンド「名前からして壁をすり抜ける程度の能力…だと思ったんだけどね」

七星「やめなさい」

夏乃「でも分からない限りは…下手に動けないからねえ…」


んー…とりあえず青楼が使う手を何としてでも阻止しないとな…

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り5】
下1

えーと…御影は―――

お…居た居た、まあ。今回用があるのは御影じゃなくて横に居る相馬なんだけどな


鋼「よっ!」

御影「…また貴様か」

相馬「なにー?」

鋼「お前らも気づいてっかもしんねえけど…。青楼ってやつ」

御影「ああ、あの女か」

相馬「こわいよねー」

御影「だが基本的にあいつの誘いに乗らなければ何も怖くはない」

相馬「そうそう。だからねー。僕はねー。御影君とね一緒に居るんだー」

御影「チームの中でこいつが一番心配だからな」


なんだよ…なんか御影の奴保護者みたいだな…
ちょっとだけ微笑ましいような…


鋼「んで、相談なんだが」

鋼「俺らのチームで組んで、青楼たちをぶっ潰さねえか?」

これは皆が生き残る為。そう私怨なんかじゃねえ…
かたき討ちじゃなくて、ロンド…梓さん…お婆ちゃんと生き残る為―――

って…何自分に言い訳してんだよ…俺


御影「短絡的だな」

御影「それをしたところで、どちらかのチームから二人死人が出なければならない」

御影「となればまたしてもチーム同士の潰し合い」

御影「それが見えているのに…。チーム同士が仲良く二人を潰しましょう、そんなことができるとでも?」

御影「不可能だ。ああ…不可能だ。下手にこそこそ嗅ぎ合って潰し合うのが目に見えている」

相馬「えー。僕は賛成だけどなー」

御影「黙ってろ」

相馬「はーい」

やっぱ首を縦には振ってくれねえか……
ま、予想は出来てたけどよ

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り4】
下1

鋼「あ…そうそう。どうして相馬は一ゲーム目。2ポイントだったんだ?」

鋼「お手付きなしで2ポイント。不可能だろ?」

相馬「え…あー。それねー」

相馬「あのー…んー」

<<相馬がどうして2ポイントになってしまったか――>>

相馬「さーて。入力入力っと」

相馬「あ。御影君に色確認してもらうの忘れちゃったよー」

相馬「お手付きは嫌だしなー」

相馬「あ。そうだ!何にもしないで入力ボタンを」

相馬「ぽちーっとな」

<<回想終了>>

御影「…はぁ。」

うわ、御影が頭抱え込んで本気で呆れてる…
けど確か俺もそんな事したっけな…

御影「それをして…死んだらどうするつもりだったんだ?」

相馬「えー…あ。お手付きが嫌でそこまで考えてなかったなー」

御影「…バカ野郎」

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り3】
下1

とりあえずいったん戻って俺らは団体行動することに―――

【七星・夏乃視点】

やってきたわ、青楼の監視!
どんな些細なことだって見逃してたまるものか!

七星「…動かない」

夏乃「じゃねえ」

もう入力は済んだわけ?え?
一向に動く気配が無いじゃない!


七星「しかもずっと二人」

夏乃「じゃねえ」

潔摂寺と二人きりで時々談笑してるみたいだけど…
全然動きは見せない。


七星「…もうちょっと見ておきますか」


【鋼・ロンド視点】

俺らは御影と相馬の説得に――――
ってあれ?相馬は?

鋼「おい。相馬は?」

御影「担当が変わった」

鋼「担当?それって監視って事か?」

ロンド「なんか生前の僕みたいな扱いを受けているんだね、あの子」

御影「ああ。一応お前は俺と相馬が一緒に居るところしか見てないみたいだが、相馬のお守りは他二人もやっている」

御影「俺の番が多いだけでな」

ロンド「久しぶりの息抜きって事だね!」

ロンド「もういっその事しっかりものばかりの僕たちのチームに来ないかい?」

御影「…残念だがそれは断る」

ロンド「お菓子もあるよ!」

御影「そう言う問題ではない」

うん。マジでロンドお前はバカか、しかもお菓子なんてねえ
と言うよりなんでコイツがお菓子で釣れると思った、言え。

御影「とにかく仲間を裏切る、と言う事は俺のプライドに反するんでな」

御影「何があろうと一度決めたチームを勝利に導いて見せる」

ロンド「仕方ない…それじゃあ。僕の事を打ってもいいよ」

ロンド「これはフィアンセだけの特別サービスなんだけど――――」

鋼「よし、ロンドはちょっと黙れ」

鋼「まあ、お前がチームを裏切りたくないのも分かった」

鋼「でもよ、やっぱ窮地に陥ることだってあんだろ?」

鋼「まあ…もし。そんな事があって…大変なことになったんなら」

鋼「…俺ん所来い。お前らのチームもできるだけ助けてやっから」

御影「ふん、貴様のようなお人よしは初めてだな」

御影「まあその言葉。胸には留めておいてやろう」

<<御影の信頼度が少し上がりました!※少しガードが緩くなったかもしれませんね>>

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り2】
下1

【ロンド視点】

よおし!じゃあ僕は言われた通りに相馬君に接触するぞ!
お…居た居た、しかも偶然一人じゃないか!


ロンド「やあ!」

相馬「こんにちわー」

ロンド「話そうか!」

相馬「なにをー?」

うーん。とりあえず僕のフィアンセの話でも―――

ロンド「じゃあ。僕のフィアンセの話を。」

ロンド「まるでベラドンナ。あの美しさは魔性だよ」



相馬「普通なら薔薇とかをチョイスするべきだと思うんだ、というよりベラドンナ?じゃあ君のフィアンセにはトロパンアルカロイドが含まれているのかい?」

相馬「そうだとしたら過剰摂取。人間をどう摂取するかは不明だけれど、仮に近くに居るだけで摂取した。そう仮定しよう」

相馬「じゃあ激しい嘔吐。散瞳。異常な興奮に見舞われることに、いや…でもそうなのかもね、君の症状は三番の異常興奮に当てはまるのかい?」

相馬「だったらもう君は末期だ、その異常興奮は死ぬまで治らないと思うよ。物凄く可哀そうだけど」

相馬「で?君のフィアンセの話だっけ?」



ん?あれー?なんか変なスイッチを入れてしまったかい?なんかものすごく早口で色んなこと言われたけど―――
よくわっかんないね!

ロンド「ま。会えば分かる!」

相馬「そうなんだー」

多分だけど。うん。相馬君は花が好きなんだろうね

<<鋼視点>>

とりあえずロンドをどっかにやって御影と二人きりに
なんか腹割って話せるかもしんねえし

鋼「なあ。御影って何ゲームやってきたんだ?」

御影「ふん。俺は5ゲームだ」

御影「貴様は?」

鋼「これを含めて4かな」

御影「相当生き残ってきたんだな、貴様も」

御影「…何人殺したんだ?」

鋼「殺してねえ。俺は」

御影「傍観していただけ…か?」

鋼「いや…。んー…なんか、こういうのすっげえきれいごとに聞こえっかもだけどよ」

鋼「皆で生き残ろうって、俺いっつもそう思ってんだよ」

御影「ふっ…貴様は本当に飽きないな。」


【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り1】
下1

急用が入りましたので、次の更新は22時過ぎからで
すいません

【七星視点】

アタシが六星さんとこにいくのと同時に相馬君が六星さんの元を離れた
んー。なるほどなるほど、組んでるのはホントみたいね

で。六星さんはアタシに気付いて声をかけてきた

六星「どう?乗る気になった?」

七星「いいえ」

六星「でも言っておくわ、一人を捨てる覚悟は持った方がいい」

六星「仲間を切り捨てる覚悟が無いなら生きてけないわ」

七星「アタシ。そんな汚い覚悟持ちません」

七星「それに…そんな取引」

六星「結果を見れば分かると思うけど、私は譲歩しているわ」

六星「それなのに一人も捨てれないなんて、取捨選択の出来ない小娘のわがままにすぎないわよ?」

結果を見ればわかると思う?なにそれ…訳分かんない
だってさっきの結果もみんな得してる…


とにかくこの人はアタシ苦手

【ロンド・夏乃視点】

僕は今潔摂寺さんを監視してるけど!全く動かないね!
しかも青楼さんと二人で固まっててまったく動きが無いよ
もう動いていたにしても、動かなさすぎるよ!


ロンド「生きてるのかな?」

夏乃「うんにゃ」

ロンド「動かないよ?」

夏乃「何か考えてるんじゃないかえ?」

ロンド「…」

夏乃「まあもうちょっと監視しておこうじゃないか」


青楼「あのぉ。寝返りに来たんですかー?」

潔摂寺「バレとるよ?」

うわぁ…監視出来てなかった……
ごめん!僕達は失敗みたいだよ!

【鋼視点】

俺と門根の爺さん。二人っきりで話をする。
いや、今までもしてきたことだけど、今回は…ちょっと違う

門根「またか」

門根「じゃが。今回はヒントをやろう」

門根「今回。青楼たちのチームを取り込んだ方が勝つ」

門根「ヒェッヒェッヒェ…」

何だよこの爺さん…まあ。確かに青楼たちを取り込んだら色が被る可能性が高くなるよな
それにもう二人減ってるんだし…

でもあの青楼たちを取り込むのは絶対に無理だ

門根「わしらに感けてる暇があったら青楼たちに声をかけたらどうじゃ!」

門根「まあ無理だとは思うがな!」

なーんだこの爺さん、それはおめーらも一緒だろうがよ!
あー…なーんかむしゃくしゃする、つかなんかあからさまにバカにされてるよな

とりあえず色の入力行くか――――

んで、俺は自分の色を入力
次の結果発表まで後2ラウンド。

言われた通り青楼を仲間に引き入れるか?でもどうやって?
アイツが俺らに肩入れするわけ…つか真逆だ
アイツは俺らを殺そうとしてるわけだしな

青楼「やあ!」

鋼「…なんだよ」

青楼「またまた皆を救おうと躍起だね!」

鋼「あ?」

青楼「いやー。みーなーらーいーたーいーなー!その無駄な努力!」

鋼「…」

青楼「睨まないでよーユミちんこわーい☆」


無理だよ。無理だ。
コイツを仲間にするなんて

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り6】
下1


鋼「なあ。なんでお前はそこまで」

青楼「泣き落とし?やめてよ!やーめーて!」

青楼「殺したいから殺します。死んで欲しいから死なせます。消えてほしいから消します」

青楼「そして私にはそれをできる力があります。いいえーあるんでーす☆」

青楼「だって…だってだってだってだって、だーいすきなあの人が言ってたの」

青楼「人の死に衝撃を受けた私は正常だって。人間はそう言う生き物なのよーって」

青楼「だーかーらー。見たいの☆人が死ぬところ…心が揺らされる頭がかき乱される足元が崩れていく、そんな映像を」

青楼の目、それは今までのどんなものよりも真剣。
そしてどこか少しだけ寂しそうにも見えた気もしないでもない…

鋼「…なあ」

青楼「命乞いとかやめてー☆」


なんかこいつ…いや。うん…なんでもねえ

【投票まで】
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2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り5】
下1

俺はロンドと一緒に御影と相馬の所に来た
うん、結構仲良くなった方だと思うぞ

御影「貴様か…」

相馬「んー…寂しいねー」

俺らを見てしみじみとした視線を送る二人
なんなんだよ…こいつらは


御影「貴様が同じチームに居ればな」

相馬「そうだよ―――」

御影「相馬?」

相馬「あ」

なんだなんだなんだ?このお葬式みたいな雰囲気は…

ロンド「なんか今日は二人とも変だねー」

御影「貴様よりかはマシだ」

鋼「いや…でもマジで」

相馬「そんなことないよー」

そうか?そうなのか?そう言われてみればそんな気もするけど
最初の違和感がまだ少しつっかえる

【投票まで】
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5自由
【残り4】
下1

鋼「寂しいって?俺らが死ぬからか?お前たちのチーム…もしかして青楼と?」

ロンド「HAHAHA!まさかそんな事」

御影「笑止だな。そんな危険因子取り込むはずがないだろう」

なんて御影は言うけど、相馬はずっと黙り込んだまま
それも下を向いて何かを考えているみたいだ


鋼「図星なのか?」

御影「だから同じことを言わせるな!」

鋼「相馬!」

相馬「―――」

相馬はそのままどこかへと走り去ってしまった。
口にしなくとも、この反応…

でもどうやって青楼を取り込んだ?

【投票まで】
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2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り3】
下1

今日はここまでで!
明日から怒涛の連休に入りますのでたくさん更新しますね!

あ。因みにこのゲームもうすぐクライマックスに差し掛かろうとしていますー

今から更新して行こうかと思います
お人は居ますか?

色を教え合った俺ら。
全員色がばらけている、ランダムなのに…
二人欠けた分仕方のない事なのか?

因みに俺の色は【青】お婆ちゃんが【黄】ロンド【緑】梓さんが【橙】


鋼「なんか…やべぇ…」

ロンド「なにがだい?」

鋼「いや…なんかそんな気がした」

夏乃「でもこういうのは経験だというし、バカには出来んねえ?」

七星「…」

夏乃「んにゃ?どうしたんだい?」

七星「え…あー。ん?何でもないわよ?」

七星「確かに嫌な予感がするなって、そう思ってただけだから」

鋼「どうする?」

七星「あのね。一つ提案があるの」

鋼「提案?」

七星「うん…次。だからね今から皆で色を入力するでしょ?」

七星「その後なんだけど。一人が敵のチームに潜り込む」

ロンド「内部攪乱?」

七星「そう上手く行けばいいんだけど…」

七星「でも狙いはソレ」

夏乃「でもねえ…」

七星「で。それでなんだけど、鋼アンタ行って来て」

鋼「なんでだよ!?俺かよっ」

七星「一番あっちのチームと関わってるでしょ」

七星「つべこべ言わない!」

<<特別選択肢:七星の作戦試してみますか?>>

1YES

2NO

<<ターンは消費されません>>

下1


鋼「やっぱ無理だ」

七星「はぁっ!?」

鋼「つーか、梓さんが行けばいいじゃないっすか」

七星「だーかーらー」

鋼「だから?」

七星「んー…もういいわっ」

なんか梓さん。様子がおかしいな…
気のせいかもしれないけど、なんかソワソワしてるっつうか

七星「アタシが行くから!」

そう言って梓さんは敵のチームへと単独で乗り込んでいった。

ロンド「行っちゃったよ」


【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り2】
下1

【ロンド視点】

お…珍しく相馬君一人―――って。
花を千切りながら何かしてるみたいだ

ロンド「相馬君!」

相馬「あ…ああ。ロンド君」

ロンド「何してたの?」

相馬「この花。没収されなくてさ、でももう萎れてきちゃってるから、花占いしてたんだ」

ロンド「花占い?」

相馬「そうだよ。しらない?こうやって――――」

そう言うとロンド君は花占いを続行する
死ぬ。死なない。死ぬ。死なない。そんな事を呟いている

花びらは最後の一枚になる

相馬「―――死ぬ」

ロンド「この場合は?」

相馬「気にしないことにするよー」

うん…なんかものすごく縁起の悪い占いなんだね!
初めて知ったけど、僕がそれをする事はまずないだろうね


とりあえず梓さんは置いといて、御影んとこ行こう
青楼と組んでるなら…。忠告しねえと


御影「なんだ…貴様か」

御影「さっき貴様の所の女がウチの六星を引き抜いて行ったぞ」

って!梓さん敵のチームの攪乱?成功してるし…
つか、今日はそんな話をしに来たんじゃなくて…

鋼「もし。もし御影たちが青楼と組んでるなら、もう一回忠告しとく――――」

俺は青楼の事について全て話した。
山岸の事、どんな奴か、どんな性格か、それらをすべて
アイツが俺らに見せた恐ろしさ醜さ汚さ…全部ありったけ伝えた


御影「それが脚色のない事実だとしよう」

御影「どうして貴様はそこまで俺らを止める?」

御影「青楼たちが牙を剥けば、貴様たちが得をする」

御影「それなのにどうしてだ?何を考えて居る」

鋼「…人が死ぬの。見たくねえんだよ」


御影「…ふっ」

多分コイツ「甘いな」なんて思ってんだろうな…
何となく考えてる事読めるようになってきたぜ

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り1】
下1


青楼はすっげえ最低でぶちのめしてやりたい奴だ
だけど、さっき話した時…なんか違ったんだよな。
いや…言ってることは頭おかしかったけどよ…。なんか、なんて言えばいいのか分かんねえけど…


鋼「なあ」

青楼「そっちから話しかけてくるなんて珍しいねっ!」

鋼「お前…ほんとに…ほんとに自分の事「正常」だと思ってんのか?思い込んでんのか?」

青楼「…は?」

鋼「大好きな人が言ったんだよな?人の死に衝撃を受けるのは正常だって」

青楼「そうだよ!人間だれしもが抱えてるエゴの様な物なんだ。人の不幸を喜ぶ―――」

鋼「そうじゃなくて…心が痛かったんじゃねえの?…なんつうか…。何とも言えねえけど」

青楼「はぁ!?あの人の言ってることが間違ってるっての!?」

青楼「訳分かんない!早く死ね!」

青楼が初めて取り乱した、取り乱してその場を後にした…


俺は言われた通りの色を入力。
んで迎える三ラウンド目。この後に結果が発表される…

ロンド「やあ!」

鋼「ん?お前も今色の入力終わったのか?」

ロンド「違う違う!色の入力をもう済ませたんだよ」

鋼「あ?」

ロンド「偶然七星さんと入力後に出くわしてね」

ロンド「それで色が一緒だったから、もうすぐに入力さ」

鋼「じゃあ3ラウンド目。色の入力するのは俺とお婆ちゃんだけで良いのか」


ロンド「七星さんと僕は二ポイント確定だね!」

鋼「勝手に動き回んなよ、つーか色の確認は皆でって決めただろ」

ロンド「ははは!ごめんってば」

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り6】
下1

ロンド「あ…そうそう。僕達二人はもう大丈夫だから、残り二人のところに行って来たら?」

ん?二人?…俺らのチームって四人じゃ…
いやいやいや、違うかった、なんか六星を引き抜いたんだよな?梓さんが

ロンド「なんか七星さんが上手く言いくるめたみたいだけど、やっぱり色の確認は鋼君も立ち会った方がいいと思うよ」


鋼「マジで勝手なことすんなよ…。いや、まあ仲間が増えんのは良い事だけどよ」

これで相手が敵のスパイ。つうか昨日梓さんが言ってた通り、かく乱作戦を敵が行うとしてたら?
まあ残ってるのはお婆ちゃんだし、まあ大丈夫だとは思うけどよ


ロンド「皆で生き残るって素晴らしいよね!」

鋼「ん、まーな」

俺も前まではそんな考えだったけど、正直今は…どうだろうか
皆で生き残りたいのは山々だ。でも感情っつうか想いになんか濁りみたいな…

…今はこんなこと考えんのやめよう

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り5
下1

鋼「おい。一応お前の色を確認させろ」

ロンド「いいよ」

色を確認。ロンドは【赤】

ロンド「何色だった?え?僕は赤だろ?」

鋼「紛うことなき赤だったよ」

よし、じゃあ次は…梓さんの所だな

――――――梓さんの所

七星「どした?」

鋼「すみません!色確認させてください!」

有無を言わさずに色を確認。ん?【赤】だ
なんだよ…杞憂に過ぎなかったか

七星「……」

鋼「すみません、ちょっと気になって」

七星「え…あ。そっか!」

次は…――――ロンドの言ってたお婆ちゃん所だな!


六星「おや、丁度いいとこに」

夏乃「お仲間が増えたよお」

鋼「色の確認は?」

夏乃「お互い【橙】じゃよ」

ここも被ってる…
とりあえず一応確認だ六星は嘘をついて得をしようとしてるかもしれねえからな


鋼「確認させてもらうわな」


お互い色は【橙】。嘘は付いてないみてえだな


鋼「うん。両方とも橙だった」

夏乃「お互い2ポイントじゃねえ」

六星「そうね」

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り4】
下1

鋼「でもなんで六星さんは俺らんとこに来る気に?」

六星「黙秘するわ」

鋼「黙秘って…」

六星「私は七星さんの素直な思いに共感しただけよ」

六星「それにこちらの方が生き残れる確率…高いだろうし」

鋼「え?」

六星「全部結果発表後に話すわ」

六星「今はタイミングが悪すぎる」

夏乃「たいみんぐ?」

六星「ええ、気を抜くのにはまだ早いって事よ」

……なんかすっげえ上から目線。
門根とか御影とか六星とか…あっちは全員上から目線かよ

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り3】
下1

もうすぐ発表だからか、妙に俺の心がざわついてる
一体次は誰が死ぬんだ?


御影「珍しいな、貴様がそんな顔をして突っ立っているなど」


目の前に居るのは相馬と御影、どうやら入力の帰りらしい
つか…心配してくれてんのか?

相馬「そうだよー」

相馬「そんな事してるなら入力行ってきなよー」

御影「どうせまだなんだろう?」

鋼「なんでだよ」

御影「いつも貴様が最後の方だからな」

鋼「まあ行ってねえけど」


ロンド「って。なんかみんな揃ってるね!謀反でも企ててるっ!?」

御影「面倒なのがまた一人…」


鋼「お前らは怖くないのかよ?次自分が死ぬかもなんだぞ?」

ロンド「うーん。怖いけど、僕達は被害者であり加害者だからね」

相馬「うんうん」

御影「ゲームを勝ち抜いた時点で間接的に何人も殺しているんだ」

御影「殺される覚悟が無いなら、三日引き込もり死を選ぶ」

相馬「それに。みーんなそこまでして。かえりたいんだよー。」

こいつらがゲームに参加する理由、それは生きて帰りたいから…か
でもそうだよな、俺も山岸に会いたい…
その為に勝ち抜くって決めたのに…。けどやっぱり俺は誰かを殺すなんて…

いや…もう殺してるのか


御影「深く考えるな」

御影「この世界が異常すぎるんだ」

ロンド「君にはそんな表情似合わないぞー?」

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り2】
下1


あ…そうそう。俺の色確認してもらわないと
つうわけで、ロンド連れて婆ちゃんとこへ


夏乃「今帰ってきたとこじゃよお」

ロンド「色の確認なら僕だけでもいいだろ!」

鋼「二人にやってもらわねえと気が済まねえんだよ」

ロンド「やれやれ、君は僕に心を開いていないのかい…僕は結構ガバガバ――――」

鋼「黙れ」


夏乃「ほんじゃあ。するよお」

お婆ちゃんが俺の首のスイッチを押す。
そして前に居たロンドも俺の後ろに回り込んで二人一緒に色を確認した


夏乃「【赤】じゃよ」


ロンド「――――――――――――――」


俺の首には…あってはならない筈の色が宿っていた

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り1】
下1

ちと夕食休憩
しばしお待ちを

俺が赤…だとしたら考えられることは一つ
七星が…七星が裏切った

<<焦りと驚きに駆られる鋼の脳内解説>>

つまり【俺:赤】だった場合、赤は【ロンド】か【七星】
そして【ロンド】はそれよりも前に【七星】を同じ色に指定
するとロンドは+2だが、間違っていると-2

そして何より【七星】に+1が入る

と言う事はロンドの今の点は-2され、お手付きは一回加点されているはず


<<以上>>

夏乃「しんじられないねえ…」

ロンド「僕…死ぬのかい?」

何て言えばいいんだよ…こればっかりは何も言えねえぞ…
でも―――黙るってのも


夏乃「大丈夫じゃよお」

鋼「あ…ああ」

とりあえず俺は婆ちゃんに促され、色の入力に。
不安定なロンドは婆ちゃんが見張っててくれるらしい


鋼「…クソが」

信じるってこんなに難しい事だったか?こんな気持ちになるような事だったか?
クソがクソが!…なんでいつもこうなんだよ


自分の色をとりあえずは入力。

もし他人にポイントを分けてやれるなら、俺はいつでもロンドに全部やれる…
いや、全員が平等になれる様にやってやる


外に出るとアナウンスが鳴る

アナウンス「結果発表。モニター前にお集まりください」


どうしようもできない。
ごめんな…ロンド

【第三ゲーム 結果発表】

ハガネ 10

ロンド 6

ナツノ 6

セイロウ 13

ムツラボシ 12

ケッセツジ 14

ソウマ 3

ナナホシ 11

カドネ 3

ミカゲ 3


【お手付き数 累計】
七星 1
五条 2
相馬 2
御影 2
門根 2
ロンド 1
夏乃 1
【最下位】

相馬 アル
御影 陽炎
門根 秀次郎



どういう…事だ?
死んだのはロンドじゃなくて…あの三人?

……は?

七星「…っ」


え?おい。誰か説明しろよ

なんでだよ、なんで三人も一気に落ちてんだよ…

それにお婆ちゃんがお手付き1ってなんだよ?
あの時俺は確かに確認したよな?俺の目がおかしくなったのか?


御影「どういうことだ!!!」

門根「説明しろ!六星!」

相馬「――――」

そして何よりこの結果を受け入れられないのはこの三人のはず
だよな…そうだよな。


六星「生き残るため。ゲームの謎に迫るためだもの。切り捨てた」


『ぶおん』


キリも良いので今日はここまでにしておきます

ビンゴ以上に長く続いたこのゲームも明日の更新で全て終わらせるつもりです
当初から皆さんが考察している『白』。実際の所今回のキーポイントです

それでは明日までお楽しみを

【神風】




門根が通されたのは真っ白な廊下。ドアも窓もない一直線な廊下

『ガタン』

音が鳴ると同時に、遥か背後の廊下。タイルの一マスが落下して奈落に変わる

門根「…っ」

まだ距離はある、そう思ったのか真っ直ぐ走り出す門根
そうすると、はるか前方に出口らしき建物が見えてきた


門根「そこかっ!」


老体にムチ打ち走る門根

存外タイルの落下スピードは速く、門根の数メートル後ろまで奈落が迫っている



『ガチャンッ』

何とかドアにたどり着く門根

『ブロロロロロ』

だけどドアの先に存在したのは外ではなく、巨大な扇風機


『ブオオオオン』

すさまじい突風が門根を奈落まで追いやって――――

門根はあっという間に見えなくなった

【プライドの壁】


一方御影は打ちっぱなしの部屋に佇んでいる。

こちらも出口や窓は無く、あるのはコンクリートだけ…
様々な角度から御影が映し出されるが、一つだけ違う壁があった
それは御影の前、『プライド』とスプレーで書かれたデコボコの壁


『ガコンッ』

暫くしてから御影の背後の壁が動いた。
じわじわと御影に迫って押しつぶそうとしているようだ


御影「ふんっ」

デコボコの壁を何とかして上っていく御影…

だったのだが――――


何故か登れば上るほど壁は上へ上へと伸びて
押しつぶされる心配はなくなった物の。
地面が遥か下に見えるまでの距離まで登っていた


御影「――――クゥッ」


限界が来たのか、最後に情けない声をあげて御影は地面へと落下していった


【花占いでボンッ】

相馬は一本の巨大な丸太に縛り付けられていた。
その上には大きなトゲ。そしてその前には花を持った黒服


黒服「生きる。死ぬ」

そんな物騒な事を呟きつつ、花を一枚一枚千切っていく黒服


黒服「――――死ぬ。生きる」


生きる。で花びらが無くなった
そしてそのまま相馬の頭上のトゲも消え去った


相馬「え…?」

以外過ぎる展開に相馬自身も驚いてるみたいだった―――けど


黒服「―――」

黒服が花の茎を大きく後ろに折り曲げて手折った



『バキンッ』

それと同時に相馬を固定していた丸太が相馬もろとも真後ろへとへし折れた


青楼だけに目を取られ過ぎていた…

そしてもっと驚くことに―――


六星「ユミちゃん。なかなか良くやったわね」

六星「個室の壁紙。良い案だったわ」

そう…最初っからコイツは青楼と組んでいたんだ


と言うより、そんな事より…
梓さん、なんで裏切ったりしたんだよ…


鋼「…クソッ」

六星「どんな危険因子だって。リスクを負う分それは素晴らしい人材へと変わる」

六星「次のゲームではそれをよく覚えておくんだね、坊や」


このままいけばロンドかお婆ちゃんが落ちる…
クソが…どうすんだよ!


【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り6】
下1

三人で集まる俺達。
そこに居ないのは梓さんだけだ…


ロンド「ひどいや!裏切るなんて!」

夏乃「自分の事おいこんでなけりゃいいんだけどねえ…」

鋼「…なあ。壁紙って…どういう事だ?」

ロンド「え?壁紙?」

鋼「言ってただろ。六星が」

ロンド「言われてみれば…」

ロンド「でも…それが一体?」

これまで起きた不可解なお手付き。んで白い壁。六星が言ってた壁紙
それが全部繋がることなんて……

夏乃「そういやあ梓ちゃんが一回目入ったときと二回目入ったときの部屋の色の話…してたねえ」


鋼「色が変わる壁?」

分かんねえ…分かんねえぞ…

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り5】
下1

ロンド「色が変わる壁」

夏乃「んにゃ…」

鋼「白に変わってたんだよな」

その時俺は思い出した。入力室じゃないところの個室に入ったときの事
確か個室のPCが全部壊されてて…
入力室じゃないからか、あの個室の色はシンプルな白色で―――

鋼「…ん?」

ロンド「どうしたの?」

鋼「個室の壁…どこがどう白くなってたんだっけ?」

ロンド「天井と床を除いた壁…だった気がするよ」


七星が入って一回目は白が無かった個室。
そして―――――

鋼「もしかしてっ!」


<<特別選択肢:個室に行ってみますか?>>
1行く
2行かない
3自由

下1 ターンが消費されます

【残り4】

個室に入って壁を確認。一見すると色彩豊かな壁
だけど背伸びして手を伸ばし、壁紙の端に触れてみる

『ピラッ』

鋼「やっぱり!」

爪を立てると安易に壁紙が捲れた

鋼「うらぁっ!!」

『ビラビラビラッ』

綺麗に壁紙が剥がれた。
するとその下に隠されていたのは普通の個室と同じの白い壁


鋼「んで…」

鋼「成程な」


首輪の色の確認、それはスイッチを押すと窓の様な物が開く
そしてその中にあるカードの様な物の色を確認していく仕組みだったはず

もしその一瞬の間に、壁紙の一部を中に混入させることが出来たら
いや…そうすれば色を操ることができる

鋼「…そう言う事かよ」


背の高い奴にしかできない離れ業…つうかイカサマ…

でもこれで不可解なお手付きの謎、白い壁の謎が分かったぞ

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り3】
下1

個室から出て来た俺に話しかけてきた梓さん。
目に見えてやつれているのが分かる

七星「ごめん」

七星「…ごめんなさい。」

鋼「いつからだよ…」

七星「六星と…ちょくちょく話してるうちにさ。どうしてそんなに余裕なんだろうって」

七星「じゃあ生き残れる方法があるって…」

鋼「…その方法って」

七星「……気づいたんでしょ?」

ポケットからはみ出てる壁紙を見つめて梓さんが呟く
今にも死んでしまいそうな声で

七星「汚いね…汚い」

七星「ごめん」

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り2】
下1


鋼「俺達と…やり直さねえか?今からでも間に合う」

無理だ。無理だ。そんなの分かってる
でも梓さんを放って置けない。

確かに裏切られた、窮地に立たされた。

けどこんな風になってる奴を見過ごせねえ


七星「…ゴメン。アタシ…アタシさ。一番嫌いな人たちになってた」

七星「だから…ごめん。でも皆の事ちゃんと助けるからさ」


鋼「…」

梓さんが眼鏡を外して涙を拭く。

何て声かければいいんだろうな…

【投票まで】
1誰かに話しかけに行く
2深く話す(内容指定してもOK)
3自分の色を指定
4自分と同じ色だと思う人物を指定
5自由
【残り1】
下1


ロンド「…そんな事が」

俺はありのままに、ありのままに話した。

夏乃「それで一人に…したのかい?」

いつもより真剣な目で語りかけてくるお婆ちゃん
どうしたんだろう?

夏乃「あたしゃ…考えとったんじゃけど。」

ロンド「白い壁の事?」

夏乃「そうじゃなくて…ロンド君が梓ちゃんに嘘をつかれた時の事だよ」

ロンド「え?」

夏乃「どうして…鋼のあんちゃんが入力済んでないのに…入力できたんだい?」

鋼「たしかに」

ロンド「えっと…確かその時は別の個室に―――」

鋼「…別の個室?」

もしかして…もしかしてだけど他の個室に入れば再度投票できるのか?
と言う事は一回のラウンドに付き4回の投票ができる!?

鋼「試してくるわ!」

そうだったらまだ勝算はあるか!?
入力室で確認しようと、そう駆け出した時にアナウンスが流れた



アナウンス「ミス5回が確認されたため、一時的にゲームを中断。死刑を開始します」



ミスが5!?……もしかして。
でもいったい誰が!?




夏乃「……梓ちゃん…じゃね」

ロンド「え?」

急いでモニターの前まで行くと、そこにはもう青楼が嬉々とした目で陣取っていた。
そして梓さんも何故か明るい表情でそこに居た


七星「やあ」

鋼「やあじゃねえ!」

駆け付けた俺達を見て梓さんがいつも通りに手を上げる。
そしてにっこりと笑った


七星「アタシさ。ここに来る前はさ医学生だったの」

七星「困った人を助けたいから、ただそれだけで。お金とかそんなの関係なしで」


梓さんが纏っている雰囲気…それは。
それはあの時の山岸とまるで一緒…


七星「でもね、病院って綺麗な所じゃなかったんだよ」

七星「白衣の天使?あんなの大嘘。あそこほど汚い場所は無いよ」

七星「それがたまらなく嫌だったのにさ、結局は…アタシも同じだったね」

七星「アタシが協力しなくてもしてても三人は死んでたかもしれない。けど…私は関わった」



鋼「おい!」

もう止められない。坂道を転がる台車の様に
梓さんはスラスラといろんな言葉を紡いでいく






七星「ごめんね。助けたかったの…忘れてたよ」



『ブオン』














【美人女医!ハラハラ大解剖!】





台に寝かしつけられた梓さん、そしてそれを取り囲む黒服たち


黒服「メス」

麻酔も無しに、服の上から強引にメスを突き立てて下へと下ろす


七星「っ!!!!きゃああああ!!」

居たさに声を上げる梓さんだけど、黒服たちは次から次へとメスを突き立てていく


七星「っ!…ふう…ふう…」

夥しい血が流れ出る中。梓さんはまだ生きていた
白衣を真っ赤に染めながらも、何とか生きていた…



黒服「―――」

『ガッ』

七星「――――っ!?」


『ブチンッ』


黒服の一人が体に手を突っ込み何かを引きずり出す。

カメラがアップしたそれ…
それは良くわからないけど…何かの臓器だったらしく。動かない梓さんと対極に弱弱しく鼓動していた

どうしてだ…どうして気付けなかったんだ。壁の事に。複数入力できることに。六星たちが組んでいたことに
どうして壁紙を触らなかった、どうしてロンドがあの時入力できたのに違和感を感じなかった、どうして六星と七星を接触させた
どうして俺がもっと早く気付けなかった、どうしてみんなを死なせた、どうして今回も…――――


夏乃「大丈夫かい?」


気が付いたら俺の周りに、今にも泣きだしそうなロンドと心配そうなお婆ちゃんが居た


夏乃「…何も言わんよ。帰ろう」

ロンド「…そうだよ」


かえって何も言われない、それが一番楽なのかもな…


でも俺は今回も誰一人救えなかったんだ。

山岸も、梓さんも、俺の仲間はまた死んだ

会場から出た後、俺は―――俺は。二人の静止を振り切って一人になった。

家にも帰らない、どこかわからない街に走った。
誰も知らないところに行こうと思ったけど…

どこもかしこも死人で溢れかえっている



俺は一人にすらなれないのかよ



鋼「三日…か」


もういい…三日だ。三日。

その間何もしなかったら死ねる…。死ねるんだ
もうこんな思いをするくらいなら……だれも救えないなら――――


死んだらいいのか?



鋼「…渚」


もう…もう…どうしていいか分かんねえ









???『おい!久しぶりだな!』



――――――え?


<<極彩ゲーム 終了>>





今回はマジで過半数死にまして…まあ。このゲームそう言うのだったんですけど

次のゲームの参加者は30分から。
それまでは質問要望何でもお受付します!

今回の脱落者達同士の会話とか見てみたい

また敗者復活あるなら御影が主人公でも面白いかもな…鋼よりも冷酷に立ち回れそうだし動かしても違和感ないと思う
とはいっても本音は青年以外が欲しいが


今回はジェットコースター鬱展開だったな
俺、次回の敗者復活戦で御影と相馬と七星救うんだ……(白目)

>>354
また番外編で書くよ!

>>355
青年以外も生き残ってるよ!
鷺島とか潔摂寺とか…兵頭とか…

>>356
敗者復活戦はたぶんこのゲームの次だろうね
救えればいいね(ゲス顔)

募集開始!
今回は五人採用します!

(例)
鋼 剣 ハガネ ツルギ 男  

年齢:18 職業:高校生

容姿
長身で学生服の高校生
神は茶髪だが染めているわけではない

性格
三枚目なお調子者。
だけど一人だとものすっごくローテンションで冷静
正義感が強く、他人をよく思いやる

その他
死者だけが来るこの場所に来た主人公
どうしてこの場所に来たのかは不明。


(知能はキャラシのコンマで判定します)

名前 緑野 涯
みどりの がい年齢30 職業画家
性別男
容姿 ひょろりとのびた背丈で大きなリュックを背負って画家道具を持っている
性格 のんびり屋だが長年の絵描きで磨いてきた感性で生き残ってきた
その他 日本各地を放浪しながら絵を描いており、意外と顔が広い

楡井 天空 ニレイ タカアキ 男
年齢:31  職業:アイドル
容姿
身近にいそうな、彫りの浅い柔らかい感じのイケメン。最近は少し頬や首に肉がついてきてしまったが、太っているというほどではない
やや七三がかった落ち着いた髪型にストライプスーツで、インテリ系の印象

性格
ゲームの最初に自分のポジションをルールとその時の気分で決め、それに沿って今後の行動を決めている。参加するゲームごとに姿勢が違い、自称最もあらゆる立場からゲームを楽しんでいる男
いつか主催者側の立場になって主催もやってみたいと思っている
ただゲーム以外で関係のあった人や以前のゲームで会った人とは私情が入りやすい。ゲーム外では場を読んだうえでよくしゃべる、陽気でややSな性格

その他
大学院(法学研究科)卒の異色の経歴を持つインテリ系アイドルとして、金や命を懸けた頭脳戦ゲームという状況を扱ったドラマやバラエティに参加者や司会として出演していたが、
実際に体験したいという気持ちが強くなり裏ギャンブルにのめりこんでしまいスキャンダルで業界を追われた
小野さんは同事務所の先輩で、いろいろ面倒を見てくれたため尊敬していてなぜ自分のようなクズより先に死んでしまったのかと悲しんでいた

と言うわけで受け付け終了
受け付け漏れした人はまた次回頑張ってください!

えー。次回のゲーム参加者ですが

今回の>>359>>363の五人と鋼と明星(番外編で登場)と???で行います

明星 聖奈 みょうじょう せいな 知力??
年齢:19 職業:専門学校生
容姿
自作したお姫様ドレスに身を包んだロングヘアーの女
仕草や言動などもお姫様を意識しているらしく、基本的に鈍い
性格
とりあえずこの世界でも自分なりの「お姫様」で過ごそうとしている
頭は回る方で、よく「~ですか?いえ。ですよね?」と言ったような話し方をする
その他
敗者復活戦を一回勝ち抜いている。因みに一回目の敗退の際は池沼に負けたらしい

それでは今日はここまで!
次回は意外とすぐに終わるかもですね。今回の参加者は結構ヤバイの多いので

ではお楽しみにー

前スレの含めて、採用漏れしちゃったキャラってそのキャラ考えた人以外が次回キャラ募集の時に勝手に入れてみてもいいのかな?

>>378
OKやで!

すいません!今日の更新は少しお休みさせてください!
明日頑張る

皆様にアンケートを取りたいのですが。
今回から導入しようと考えて居るコミュニティパート…どういう形がいいでしょうか…

ちなみに安価はゲームと同じくらい大目に取るつもりです


そこに居たのは…

そこに居たのは――――


鋼「り…リオル!?」

くまちゃん『よっ!クソガキ!』

いやいやいや…違う違う違う違う。死んでるんだよ
リオルは死んだんだよ。

だからここに居るリオルも――――


???「……あ…あ…あの」



鋼「えっ?」


影山「どうして…ですか?」

どうして?どうして?それを言いたいのは俺の方だよ
なんでお前らが…ここに居るんだ?

リオル「とにかく。とにかく色々話したいこと伝えたいこといっぱいあるけど…」



リオル「ごめん。ごめんなさい」


影山「………」

リオルが深々と頭を下げて、影山は俺の事をじっと見つめる

リオル「これからは…その。君達と…ううん、皆で協力して生き返れたらいいと思ってる」

影山「…それは…私も」

鋼「いや、なんで?お前ら…」

クマちゃん『察しろや!ハゲ!敗者復活戦だよ!』

影山「に…にわ…俄かには…信じがたいけど」

敗者復活戦!?あったのか?本当に!
だったら…だったらもしかして…渚も別の場所で―――

影山「実を言うと…その…えっと…えっとね…私達も探し…てた」

リオル「うん」

鋼「でもなんで俺なんかを?」

影山「…やま…やまま…山岸君が」

鋼「―――――!?!?」

今…今影山…山岸って!?山岸って…渚か!?
おい!渚は生き返ってるのか!?


リオル「戻ってきたんだ。僕達と一緒にね」


暗雲立ち込め沈む俺の心、そこに大きな希望の灯がともった。

鋼「山岸は!?」

リオル「まだ合流できてないんだ」

リオル「僕と影山さんはすぐに会えたんだけど…山岸君は別の所に飛ばされたらしくて…」

鋼「生きてるんだな?」

リオル「うん」

一回死んでる奴に生きてるって聞くのはおかしい事だけど…だけど
やっぱり…そう聞いて、確信して。今にも泣きそうになった

生きてることが確定した今、俺は何があっても生き抜く。んで…んで、皆で生きて帰って見せる
絶対に。絶対にだ!

【一日の終了まで】
1どこかに行く(同行者を指定してもOKです)(誰のところに行くかも指定OKです)
2その場で話し込む
3ゲームに参加しに行く
4自由
【残り3】

<<自由タイムの説明>>

自由タイムは一日を三ターンに分割して行われます。
誰かに会っている場合は、その人物を同行者に指定してどこかに行くことも可能ですが。断られることもあります

<<以上>>※説明が増える場合もあります

下1

よし…じゃあ山口さんと頃の組織員を少し決めようか。
募集人数は三人。50分に開始します

(例)
鋼 剣 ハガネ ツルギ 男  

年齢:18 職業:高校生

容姿
長身で学生服の高校生
神は茶髪だが染めているわけではない

性格
三枚目なお調子者。
だけど一人だとものすっごくローテンションで冷静
正義感が強く、他人をよく思いやる

その他
死者だけが来るこの場所に来た主人公
どうしてこの場所に来たのかは不明。


(知能はキャラシのコンマで判定します)

すでに出た人もいれられますか?

>>396
可能ですよ

開始

そうだ…じゃあこの前言ってた山口さんの組織に行ってみよう
俺らと同じ志の奴が見つかるかもしんねえ
それに仲間は多い方がいい


んで、言われた通りの場所に行ってみる俺ら。
意外と俺らの居た場所から近いらしく―――



影山「…や…や…いやぁっ」

リオル「…でも地図じゃここだよね」


たどり着いたのは大きなラブホテル…
華やかな外壁の色が目を突きさす。


新未「あ…何してるん?」

新未「もしかしてスカウトされたとかー?」

新未「って鋼やん!」

唖然とする俺らに後ろから声をかけてきた新未。
んでその横には……古野さん?

古野「…君は―――」


新未「来てくれたんや!友達も居るやん!入り入り!」

山口「そ。来てくれたの」

新未の勢いで中に通された俺ら。どうやらボス的な人と会うみたいだけど…

山口「改めましてよろしくね。鋼君」

えっと…誰だ?俺のこと知ってるみたいだけど…
んー…どっかで会いましたっけ?

新未「もしかして気づいてないん?ぐっさんやん!やまぐっさん!」

え?ぐっさん?えっと…あの貞子!?
マジかよ…女ってマジで怖いな…。だって今の子の人…滅茶苦茶美人じゃねえか!


山口「じゃ。まあ入会と言うことで、これからはここで暮らしてもらいます」

新未「ここでの規則はここで暮らす!と普通の学校の校則とおんなじやな。みんな仲良くーとか不純異性交遊禁止ーとか」

山口「じゃあとりあえず。今ここに居るメンバーに自己紹介だけよろしくね」

影山「か…影山です…影山です」

リオル「あ。どうも…えっとよろしく…ね?」

うん…自己紹介っていわれてもな……何話していいか分かんねえよな

如月「…とりあえずメモ」

如月「班の振り分け…」

新未「次!鋼やで!」

鋼「あ…鋼っす。よろしく」

山口「じゃ、今日からここで暮らしてもらうから」

山口「いろいろ細かい事はその担当の子が生きて帰ってきたらしてもらって」

山口「以上」

かるっ!?え?こんな軽くていいのか?

とりあえず新未に鍵渡されたから…その部屋行くか…

【一日の終了まで】
1どこかに行く(同行者を指定してもOKです)(誰のところに行くかも指定OKです)
2その場で話し込む
3ゲームに参加しに行く
4自由
【残り2】

鋼「その…この世界って」

山口「そうね、この世界は12の街に分かれてるみたいね」

山口「だから比較的狭いけど、コンビニもパチンコ屋も元居た世界と変わらないくらいいっぱいあるわ」

山口「学校や遊園地もあったわ」

鋼「じゃあ特定の人物を探し出すのって…」

山口「それはしてあげたいんだけど…私はそう言うの不得意なのよね」

山口「メンバーの中にそう言うの得意な子…多分結構居たはずだからその子たちに頼んでみて」

分かったこと、この世界は比較的狭い。
んで、頑張ったら誰かを探し出すことは出来るはず…らしい


【一日の終了まで】
1どこかに行く(同行者を指定してもOKです)(誰のところに行くかも指定OKです)
2その場で話し込む
3ゲームに参加しに行く
4自由
【残り1】

影山「………」

一人行動が不安だから偶々近くに居た影山を捕まえてとある人物の元の所へ
山口さんが教えてくれた情報収集の得意な人物。
そして物凄い曲者らしい人物の所へ


鋼「…ちょっといいか?」

如月「…なに」

鋼「その…ちょっと調べてほしい事が」

如月「……嫌」

鋼「そこをなんとか!」

如月「――――」

チラッと俺の後ろに居る影山を見つめる如月。
一瞬だけニヤッとした気がしたけど…気のせいか


如月「いいよ」

とだけ言って部屋の中に入っていった如月。
いや…俺まだ調べてほしい人の事言ってねえんだけど…

ま。大丈夫か?

【一日の終了まで(2)】
1どこかに行く(同行者を指定してもOKです)(誰のところに行くかも指定OKです)
2その場で話し込む
3ゲームに参加しに行く
4自由
【残り3】
下1

ちと休憩を
日常partってこんなのでいいのかい?

いいと思うよ!
こういう風に話したり、遊園地へいったり、仲良くなって親密度があがる感じが某ロンパゲームっぽくていい!

質問だけれど、場所を知らない人を指名したらどうなるの?婆ちゃんとかマリーとか

>>413
運良くたどり着きます
不思議やね!不思議なパワーが(ry

ラブホで一晩明かすなんて本当に初めてだ…
クッソ…嫌な初経験だ


鋼「…行くか」

んなわけで、今日は三人で街を探索することにしている
とりあえずこっから出て、外で合流しよう


リオル「おはよ!」

影山「…お…おは…よ」

太陽が照らす中、ピエロ面の男と異常に暗い女…なんか異質な組み合わせだな

鋼「じゃ。早速行くか」


とは言ってみた物の…どこに行くべきか

【一日の終了まで(2)】
1どこかに行く(同行者を指定してもOKです)(誰のところに行くかも指定OKです)
2その場で話し込む
3ゲームに参加しに行く
4自由
【残り2】
下1

とりあえず街の散策…

影山「…な…な…なんか。普通だね」

リオル「だね」

みんな死んでる、これから死ぬかもしれない…
なのに普通に街を歩いて普通に買い物をしてる

なんか…怖いな…


影山「なれ…慣れちゃってるの?」

リオル「さあ…」

非日常世界で繰り広げられていたのは一般的な日常生活…
誰が死に、誰が裏切るか分からないのに……

それなのに中には楽しそうに笑っている人だっていた


影山「…帰りたいって…お…おも…思わないのかな?」

【一日の終了まで(2)】
1どこかに行く(同行者を指定してもOKです)(誰のところに行くかも指定OKです)
2その場で話し込む
3ゲームに参加しに行く
4自由
【残り1】
下1

影山「…ほんとに…ほんとに…ほんとに…こんなことしていいの?」

リオル「…聞いてた通りちょっと破天荒なんだね」

こういう時、もやもやするときは歌うに限る!
俺はこいつら二人を引き連れてカラオケに来た


リオル「誰が歌うの?」

鋼「じゃんけんで決めっか?」


結果。一番手は影山で決まった


影山「…は…はず…恥ずかしい」


リオル「ほら!曲始まったよ!」

影山「……~~♪~」


―――――――すげぇ…すげぇ歌が上手い…

つうか……空間全体が震えてる……
それに心をわしづかみされてるってか…

影山「…は…は…はずかし」

リオル「…いや、普通に僕達が歌う方が恥ずかしくなってきたよ」

鋼「だな…」

影山「え…ええっ!?」

照れ上がる影山に何曲か連続で歌わせてみたけど…
やっぱり滅茶苦茶うまい…
しっとりしたバラードも、明るいアニソンも。電波な歌も―――――――


鋼「帰るか」

日もすっかり落ちてる…

そろそろ帰るか

【一日の終了まで(3)】
1どこかに行く(同行者を指定してもOKです)(誰のところに行くかも指定OKです)
2その場で話し込む
3ゲームに参加しに行く
4自由
【残り3】
下1

今日ゲームに参加しねえとダメなんだよな…
とりあえず部屋で会場確認して、そこに向かってぶらぶら行くか―――

そんな道中


町野「…あ」

鋼「お…」

町野「生きてたんだね」

鋼「そっちもな」

町野「何してるの?」

鋼「会場まで歩いてる、後人捜してる」

町野「…もしかして渚君?」

鋼「――――!?」

町野「渚君とはだいぶ前にあったよ、すれ違っただけだけど」

鋼「何処で見た!?」

町野「んー…未街だっけ?」

未街…。多分ここから大分遠い所だったよな…
今回はタイムリミットもあることだし…行けねえ

けど…覚えとくぜ

【一日の終了まで(3)】
1どこかに行く(同行者を指定してもOKです)(誰のところに行くかも指定OKです)
2その場で話し込む
3ゲームに参加しに行く
4自由
【残り2】
下1

鋼「あ…そうだ町野!」

町野「…何?」

鋼「もし次渚に会ったら、俺がチャペル樫の木で待ってるって言っといてくれ!」

町野「どういう関係?うそ…」

鋼「ちげーよ!組織があんだよ!」

町野「組織?」

鋼「皆で一緒に生き残るっつう」

町野「ふぅん」

町野「ま…分かった」

よし…これで何とか渚と会える確率が増えたな

【一日の終了まで(3)】
1どこかに行く(同行者を指定してもOKです)(誰のところに行くかも指定OKです)
2その場で話し込む
3ゲームに参加しに行く
4自由
【残り1】
下1

よし…会場近くに着いた…
って、ここ俺の前すんでたところじゃねえか

そうだ…。どうなってるか様子だけでも見に行こう


<<マンション>>

鋼「変わってねえ―――」

と言おうと思ったけど、部屋の前には夥しい数の料理の数々が…
これ全部加藤さんが?


加藤「あ!外に出てきたんやね!」

にやにやした顔つきで俺を見つめる加藤さん

鋼「あ…引っ越したんで」

鋼「今までありがとうございました」

「そうなの」なんて呟いて、相変わらずにやにやしている加藤さん
一体何なんだ…気持ちわりぃ…


<<スーパーマーケット>>


今回来た会場はスーパーマーケット…
今回も俺が最後だったらしく…。つくと同時にモニターが起動した

リオル「…あ!」

鋼「あ…」

どうやらリオルも同じ会場らしいな


明星「はああ…怖いですわぁ」

ロイ「…だね」

胡桃「ふははははは。我こそメシア!」

うわぁ…今回も濃いなあ…


緑野「…しずかにするんだな!」

和田「説明が始まるみたいだね」

楡井「……」

モニター「あ。もう良いっすか?じゃ、説明行きまーす」

今回モニターに映ったのは羊マスクの男

さて…今回はどんなゲームなんだ?
ま、今回も生き残って見せるけどな。んで、出来るだけみんなで帰るんだ!

【妨害ダービー】

1最初に各プレイヤーに10Pずつ配られる

2このゲームは妨害ターンと出走ターンに分かれる

3妨害ターンでは自分を含めたプレイヤーのどれかにポイントを投票しなければならない

4出走ターンでも同じく自分を含めたプレイヤーにポイントを賭けなければならない

5妨害ターンに一番ポイントの入っていたプレイヤーは『出走失敗』となり、そのプレイヤーに賭けていたポイントはロスされる

6出走ターンにプレイヤーが4人以上同じ人に賭けていた場合も『出走失敗』

7また妨害ターンに妨害票が同数(A:4票 B:4票 C:1票)となればCに投票した人物がAとBのどちらかに再投票しなければならなくなる

8因みに無事出走できれば賭けていたポイントに+1されたポイントが返還される。因みに5P以上賭けると+2されて帰ってくる

9ポイントがゼロになれば死刑。またプレイヤー間のポイントの移動は自由とする※ポイントの移動は配布されるシートに書き記してディーラーに受け渡し、変更等はルール違反とみなし死刑

103人死んだらゲーム終了

今日はここまで!
はい、ゲームは久しぶりにオリジナルです

日常パート、意外と好評みたいで嬉しいです


なんか複雑そうなゲームだな…取りあえず、俺のポイントは今10ってことだな…
んで、このポイントで妨害者を決めて、んで、出走か

緑野「んー…難しいんだな」

ロイ「そうだね」

胡桃「ふはははは!私には未来が見えているのだ!」


リオル「…今回はどうする?」

鋼「とりあえず票を合わせるか、んでそれ以外の奴に」

リオル「だね」


明星「あぁ…およよよよ…どうしていいのか分からないでございますわぁ」


リオル「と言うより…今回。濃いよね」

鋼「オメェが言うな」

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由

【残り4】
下1

まず声をかけるのは普通そうな人、ていうか有名人だよな…あのおっさん
確か俺が…俺が……―――

思い出せねえけど、ま。いいや、話しかけにいこう

鋼「どもっす」

楡井「ん?どうしたんだい?」

鋼「いや…今回どうします?」

楡井「どうしますって?そんなのまだ決めてない、と言うよりきめてても話すわけないだろう。ははっ」

んー…明るいんだけどどっか棘があるよな…
でもまあ最初はみんなこんなもんか

楡井「逆に俺の方から聞くけど、君は何か思いついたの?」

鋼「まだなんですよね」

楡井「だよね、そんな顔してないしね」

鋼「は…はあ」

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り3】
下1

なんか見るからに地雷の臭いがするあの子の元へ…
うーん…。なんだかなー…


鋼「あ…あ―――」

胡桃「ななななななっ!?私の展開する【戦姫の狩場】(クイーンズ・エリア)に侵入してきた!?」

胡桃「貴様!【漆黒の剣騎士】(ダーク・ナイトメア・ソードマン)か!?それとも【亡者の君主】(デッドマン)か!?」

挨拶しようとしただけでこれだよ…。もうな、これはな。無理だよ
流石の俺でもこのタイプの人間は初めてだよ

胡桃「それとも我が配下になりたい【迷いの猟犬】(ロス・ドッグ)か?」

鋼「う…お…うーん」

胡桃「まさか貴様…私を倒そうと目論んでいるのか!ふっ。無駄な事」

胡桃「私の【女神が微笑む勝利の剣】(ヴァルキュリー・ブレード)のサビにしてあげるわ」

同じ日本の言葉でここまで理解しがたいのは初めてだ…
とりあえず…翻訳作業に移ろうか

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り2】
下1


鋼「貴様こそこんな所で何を燻っている?【闇夜の戦姫】(ダーク・ブリュンヒルデ)も堕ちた物だな」

――――とりあえず真似してみた
うん…なんだこれ?すっげえ恥ずかしい


胡桃「人をちがえているみたいだな。我はヴァルキュリー…だが。その名を知っているとなれば―――」

胡桃「貴様…何者だ?」

はっずかしい!なんかちょっとミスってたみたいだし…
ちょっと冷静に指摘されたし…

鋼「俺は…俺は―――【創られし生命の器】(ホープレス・ドール)だ」

とりあえず思いついた単語、パッと頭に浮かんだ言葉を口にする
これでどうやって話を進めるんだよ―――


収拾つけられんぞ…マジで

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り1】
下1

もう、無理だ…と言うわけで逃げる様にやってきたのはいかにもな画家の所
なんか…近くに居ると落ち着くよな、こういう人

緑野「どうしたんだべな?」

鋼「いや…何でもないんすけどね」

緑野「んだべな」

鋼「とりあえず話とこうと思って」

緑野「話すってだから何を?」

鋼「今後のゲーム、どう動くつもりかなって」

緑野「んなの話すわけねえべ」

やっぱみんな警戒心強いよな…。
つうか、俺毎回こんなこと言ってるせいで警戒心煽ってるよな…

なんかいい文句はない物か…

んでやってきた妨害タイム。
スーパーのセルフレジで行うみたいだな…

鋼「えっと…ここか」

画面をタッチすると自分を含めた参加者の顔写真。
そしてその横には苗字、右上には投票者:ハガネと表示されている


鋼「で…えっと。ここをタッチすると」

試しに自分をタッチ、すると写真がアップになって賭けるポイントを決める…らしいな


鋼「んで…誰に投票するかな」

戻るボタンを押してもう一回参加者一覧を表示…

んー…悩むな

【妨害する人を決めてください】

賭けるポイントとその人の名前を

下1

とりあえず俺は1ポイントを和田って言う奴に賭けてみた
俺の経験上第一回目の動きは大体様子見、及びリハーサルが多い
なので俺も適当だ

鋼「ふぅ…」

リオル「投票終わった?」

鋼「ああ…」

画面を見ると上の方に【出走】と書かれている
なるほどなるほど…次もココで入力ぁ


和田「いやぁ。とりあえずいっぱい賭けてみた」

緑野「…んだべな」

明星「あらぁ…手が滑って9Pも賭けてしまったかもしれませんわー」

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り4】
下1

リオルと合流。んでその後はまだ話してないロイっつう奴のとこに行くことに…

ロイ「何か用かな?」

クマちゃん『おうおうおうおう』

リオル「こら!」

鋼「初対面でそれはやめろ…な?」

ロイ「ははっ…なんか面白そうな子だね」

鋼「…いや。ただ単に濃いだけだ」

ロイ「君は何かできないの?」

鋼「出来ないな」

生憎俺は普通だ、そう普通なんだよ
いや…普通だよな?

【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り3】
下1


ロイ「僕は出来るよ」

ロイ(鋼)「な?できてるだろ?」

は…は!?
いやいやいや…今乗って俺の声だよな?

ロイ「声帯模写って言うのかな?僕って声優をしているからね」

クマちゃん「ソイツぁすげぇや!」

ロイ(クマちゃん)「だろぉ!?」

この世界に来る人間ってみんな変わってるんだな…
いや、変わってるって言うか…変わっていったのか?ゲームのせいで?


ロイ「唯一の特技だよ」

リオル「いや…ほんと凄かったよ!」

【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り2】
下1

ロイ「君達ってなんか面白そうだね」

鋼「面白いのは俺じゃなくてこいつだけ…だ」

ロイ「だからとっておきを。」

ロイ「和田って言うのと明星って言うのには気を付けた方がいいみたいだね」

ロイ「へんそ…じゃなくて、噂によると相当な手練れらしいよ」

確か和田は俺が投票した奴で、明星はあの訳分かんねえ女
この二人が手練れ?

いやいやいや…見た目からして。って、見た目で判断は出来ねえよな


リオル「ご忠告ありがとう」

リオル「心に留めておくよ」

【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り1】
下1

その場を離れてリオルと二人きりで誰に賭けるかの相談
とりあえず俺はどこに何ポイントかけたかを教えた

リオル「僕はね、胡桃さんに賭けたよ」

リオル「ポイントは鋼君と一緒」

成程…じゃあこれで胡桃と和田には1Pが確定か…

鋼「とりあえずその二人は外すか」

リオル「外しても…他にポイントが集中してたら…」

鋼「ま…一回目は様子見だし」

鋼「深く気にすんな」

リオル「そう…かな」


んで、やってきた出走タイム
画面は妨害タイムと一緒で何も変わってない

鋼「んで、どうするかな」

とりあえず今確定しているのは胡桃と和田にポイントが入ってるって事だけ
後は全く分かんねえ。


鋼「なるように成るか?」

とりあえず一回目で脱落って事はねえだろうし…

どっかに賭けてみっか!

【出走タイム】

賭けるポイントと人物を選んでね

下1

俺が選んだのは明星…
理由?何となくだよ、つうか…ロイがあぶねえ奴って言ってたしな


明星「あら…あら…あら…」

鋼「…うげっ!?」

突如として俺の背後に現れた明星。
危ない奴って聞いてるから…なんか警戒しちまうよな


明星「あら…私に何か疚しい事でも?――――」

鋼「いや…疚しいとかそんな」

明星――――いえ、しましたよね?」

話を遮って顔をずいっと近づけてくる明星。
人形みたいに整ってるけど…なんか不気味だ

明星「私…皆さんと仲良くしたいんです勝ち負けとか関係なしに貴方はそうじゃありませんのですか?いえ、そうですよね?」

鋼「…あ…ああ」

明星「それならよかったでございますわー。ごっきげんよー」

そう言うとタッタッタと走ってどこかに消えてった…
なんか、変な奴だな

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り1】
下1

コイツが手練れでヤバい奴?マジかよ…
とりあえず追っかけて話聞きに行くか!

鋼「ちょ…ちょ待て!」

明星「あらどうかいたしましたでございますの?」

鋼「そ…その!お前が皆と仲良くしたいって、ほんとか?」

明星「疑っていますの?いえ、疑っていますね」

鋼「いや…お前…すっげえゲームクリアしてるんだろ?」

明星「あらら?私そんなに…と言うより。このゲームが初めてでございますわ」

明星「嘘ではございませんことよ?」

鋼「そ…そうなのか?」

明星「ええ」

何かこいつもこいつでつかみにくいって言うか…話しにくいって言うか…
とりあえず俺…ちょっと苦手かもしれねえ…

明星「うふふ。仲良くしてくださいませね。いえ、したいですわよね?」

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り3】
下1

ちと早いですが今日はここまでで。
今回のゲームは面白くなりそうですね!書いてて楽しいです

今から更新しようかと…
お人は居ますか?

なんか妙に疲れる奴だったな…アイツ。
そう言う意味での危険人物なのか…?

ロイ「あ。なんだか明星さんに絡まれてたみたいだね」

鋼「ははは…でも、そこまで危険そうなやつには見えねえぞ?」

ロイ「人って見かけによらない物だよ?もしかしたら僕も世界を揺るがす大怪盗…だったり?」

鋼「ないない。お前そんな事する見た目じゃねえもん」

ロイ「だから見た目で判断はダメだって」

鋼「ごめんごめん」

でもさ、コイツはきっと悪い奴じゃねえよ…多分な。
一緒にこうやって笑えてるんだからな。

ロイ「あれ?ピエロの子は?」

鋼「あー…別行動なんだよな、今は」

ロイ「今回はいろいろ厄介なのが多いから、あんまり目を離さない方がいいかも…」

鋼「おう、忠告ありがとな」

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り2】
下1

目を離すなって言われたけど、まあリオルは大丈夫だろう
つうか、あの見た目の奴に一人話しかけていく奴なんているのか?

緑野「何を一人ぶつぶつ言ってるんだな?」

鋼「ん?ああ。今後の戦略をな」

緑野「このゲーム、以下に誰かを蹴落とすか…って誰かが言ってたずら」

鋼「…え。それって?」

緑野「ちょっと思い出すから待ってろずら」

<<緑野さんの回想だべさー>>

御機嫌よう。このゲーム…協力していては勝てませんことに気が付いたのでございます…
だってこのゲーム…どんだけポイントを賭けてもお手元に戻るのは賭けたポイントとプラス1。
皆さんそれで協力し合ったとしても…全員が全員1上がり続けるだけで…。三日間過ぎてしまいそうですわぁ

だとしたらいかにして他人を蹴落とすか…だと思いますのよ

ああ…私はこーんなにも協力したいのに…何て非道な遊戯なんでしょうか…

<<以上>>

鋼「で?それは誰が?」

緑野「忘れたんだな…」

んー…緑野の言ってることがほんとだったら、この会場内に協力するなって言いまわってる奴がいる?

でも目的は何だ?

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り1】
下1

明星「あら…まあ…ステキな仮面ですこと」

リオル「…あ…ありがとう」

明星「そのお洋服、腕のクマさんも魅力的ですわぁ」

おっと…なんかリオルが絡まれてんぞ…
ちょっと助け舟出しに行ってやるか――――


明星「まあ。鋼様…御機嫌よう」

鋼「よっす」

明星「見て、鋼様も素敵だと思いませんか?このお洋服…。いえ、思いますよね?」

鋼「は…はあ。まあ個性的なんじゃねえか?」

明星「…あ。そうでしたそうでした…今回の妨害タイムなんですけれど…」

明星「皆様で妨害者を決定いたしませんか?」

ん?これって仲間になれ…て言うか、なんか誘われてる?

明星「…例えば。和田様とか」

明星「私はまったくそんな事したくありませんの。けれど勝つためには仕方ないと思いませんか?いえ、思いますよね?」

鋼「…はは。」

リオル「とりあえず行ってくるよ」

俺とリオルはその場をそそくさと退散…
なんかやっぱり明星は変な奴だな、うん。改めてそう思った

やってきたレジ前、自分の名前をタッチすると自分のポイントが見れるようになっているらしい…
今回俺のポイントは【11】前回和田に賭けて9。その後の出走で8。んで成功したから払い戻し【2】にプラス【1】か
前回は上手く行った…で。良いんだな


鋼「うし。でもどうすっか」

今回も和田に妨害するか?
明星とリオルが合わせるなら最低でも3入ることになる

ここは安全パイで明星に協力すっか?


【妨害タイム】

賭けるポイントと人物を選んでね

下1

結局俺は和田に1を賭けた。明星を信じてみよう

リオル「…和田君にかけたのかい?」

鋼「お前もか…?」

リオル「うん」

これで和田は3確定…だよな?

リオル「僕達ってこれから明星さんと組むの?」

クマちゃん『なーんか裏がありそうだぜ?あの女!』

鋼「でもな。まだそんなワリィ奴って言うわけでもなさそうだし」

クマちゃん『加藤みたいなやつだったらどうすんだ!』

明星「あら?何かのお話?楽しそうですわね、混ぜて?」

クマちゃん『女は引っ込んでな!』

明星「――――」

明星は無言でクマのぬいぐるみを睨みつけた、笑っているけど…目は笑ってない…
それに気づいたのかリオルもすぐにぬいぐるみを下に下げる


明星「な・か・よ・く・いたしましょうね?」

【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り4】
下1

リオルを連れてロイの所に――――

胡桃「何をしている『邪悪な僕』(ダーク・スレイブス)め」

行こうとしたのだが…。何故か胡桃に邪魔をされた

胡桃「貴様が『深淵に微笑む魔女』(ダーク・ベール・プリンセス)に心を売ったのは知っている!」

リオル「なに?だーく?」

鋼「多分明星の事」

この前ちょっと話しただけなのに…翻訳できるようになってる自分が辛い…

リオル「いや…心は売ってないけど…」

クマちゃん『てか、日本語でしゃべれカス!』

胡桃「ならば私が今からする質問に一切嘘をつかないと『永遠の契りの紙』(アカシック・ペーパー)に綴れ」

そう言われて目の前に突き出されるは、胡桃の名前が書かれたシート。
『今から嘘をついたら無条件で5ポイント差し出します』と言う内容と下には署名欄がある

なるほどな…シートにはこんな使い方が…




胡桃「なん…だと」



胡桃2「なん…だと」

胡桃「【破邪の陰影】(サタン・シャドウ)!?」


胡桃2「くっ…クソがぁっ!我の姿を真似るなど…『疾風の足枷』(ウィンド・ブーツ)!」





……どういう事だ?ん?は?え?なんで胡桃が二人―――
しかも片方はどっかに走って消えてくし…

これは―――夢か?


胡桃「ふははは!【破邪の陰影】(サタン・シャドウ)如きが我に勝とうなど百年早いわ!」


リオル「疲れてるのかな…僕達」

鋼「一応死後の世界だし…もしかしたらああ言う事もあるのかもな…」

完全に思考停止…
けど、ポイントの受け渡しシート、あれにあんな使い方があったなんて…覚えておこう。

【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り3】
下1

ちょっと休憩。
17時くらいから再開しますね

胡桃「安心しろ!【太陽望む民】(レジスタンス)達!我が来たからにはもう安心!」

リオル「えっと…胡桃さんって双子?」

胡桃「我は一人にして一つ。完全に完璧なオリジナル」

リオル「…なんて?」

鋼「私は一人っ子です。らしい」

リオル「じゃあ今さっきのは本当に分からないの?」

胡桃「【不可領域からの伝達者】(アンノウン・プログラム)」

鋼「…分かりません。らしい」

リオル「何だったんだろうね」

クマちゃん『俺も見たから幻覚ではねーよ!』

胡桃「貴様らが【運命の円盤】(ライフ・レコード)を操り、我を【常闇の淵】(ディープ・ダーク・ゲート)に叩き落とそうとしたわけでは…無いな?」

鋼「うん…それは違う、つうか俺らもびっくりしてんだ」

リオル「…?」

鋼「ああ。お前らがなんか仕組んで私を貶めようとしたのか?。って意味だと思う」

リオル「へ…へぇ」


【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り2】
下1

鋼「そっちは何かあったか?怪しい事とか…」

胡桃「『勝利への誘い』(パーフェクト・ロード)」

鋼「えっと…それは誰にされた?」

胡桃「『煌めきの星の乙女』(みょうじょうさん)』

鋼「あ…はいはい。なんて?」

クマちゃん『分かりにくいわ!通訳いれろや!』

<<以下。翻訳済みの会話>>

胡桃「和田に入れてーっていわれました」

鋼「俺らもだ。」

胡桃「で、その後に君に投票するように言われました」

鋼「出走タイムは俺に?」

胡桃「はい」

鋼「でもなんで?」

胡桃「わかりません」

【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り1】
下1

とりあえず状況を整理しよう。
俺と胡桃とリオルと明星で和田には最低でも4票入ってることになる…
となると和田が出走できないのはほぼ決定、ていうか確率的に他の四人の票が固まることはまず少ないよな

明星「あらぁ。皆さんこちらに居ましたのね」

明星「チーム明星の皆様に。お話がございます」

ん?チーム明星?何時の間に出来上がってた…そんなの

明星「今回の出走は、鋼君に皆様おかけいたしましょう」

明星「私も同じところに賭けたいのですけれど、四人以上も出走失敗になってしまいますので…」

明星「ごめんあそばせまし」

胡桃「乙女よ。勝率はあるのだな?」

明星「もちろんですわ」

明星「と言うより…。皆で協力することが勝利に近づくのです。いえ、皆様そう思っていらっしゃますでしょ?」

胡桃「我は孤高――――」

明星「―――――な・に・か?」


ふーん…とりあえず今回は俺に出走か。
ま、別に良いけど…。つうかなんで勝手に明星チームになってんだよ…

【出走タイム】

賭けるポイントと人物を選んでね

下1

とりあえず言われた通りに俺は明星に賭けた。
そしてその後に巻き起こった俺の後悔、それはもし俺ら以外に俺に賭けている人物が居たら…である
そうなれば全員出走失敗、4人はポイントを手に入れられなくなる

鋼「んー…次からは考え物だな」

リオル「言われた通りに投票したの」

鋼「ん。まあな」

リオル「でもそこに四人目が居れば…」

鋼「終わるな」

鋼「ま。一回くらいどうだっていいだろ。次の出走タイムで意見すればいいんだしよ」

クマちゃん『噂通りのお人よしだな!テメェ!』

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り4】
下1

リオル「だったら早めに言いに行こう」

鋼「だな」

リオルと一緒に明星の所へ来た。
何故かご機嫌そうに鼻歌を歌ってゆらゆら揺れてる

鋼「あのさ」

明星「はい?」

鋼「次からさ、出走に賭けるの2と2でわけねえ?」

明星「あらぁ。とっても賢いんですわね、私もそう思っていたところでしたのー」

明星「これで皆様脱落の心配はなくなりましてね」

明星「うふふー」

リオル「…なんか苦手だ」

リオルが俺の後ろでボソッと呟く。まあ確かにつかみどころのない奴ではあるけど…
露骨にそれを本人の前で言うなよな、聞こえてっかもしんねえだろ

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り3】
下1


鋼「あー…単刀直入に聞くけどよ、お前ってヤバイ奴なのか?」

でもやっぱり俺もこいつにはもやもやするところがあるんだよな…
青楼とか加藤とか…とにかくそいつらとおんなじ匂いがするって言うか…
いや、気のせいだとは思うぞ?

明星「面白い事をお聞きになりますのね。面白いですわ」

リオル「でも…僕もちょっと気になるんだ」



明星「私は至って普通の女の子…ですわ」

明星「元の世界に戻りたいのも、死にたくないっていうのも…皆様と一緒ですわ」

明星「危険だなんて―――」

明星「きっとそれは私に負けた人々の遠吠え…ですわね」

ん?なんか今の言葉引っかかるような…

リオル「そっか…」


ま。重要な事だったら後々思い出すだろうし、気にしないでおこう

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り2】
下1

楡井「やあ」

明星やリオルと別れた瞬間、楡井さんに声をかけられた。
一体なんだ?

鋼「…?」

楡井「いや。俺も勝つために動き出そうかなって思ってね」

楡井「良かったら組まないか?」

いや…俺はもう組んでるしな。
まあ、話だけでも聞いてみるか


鋼「組むって…メンバーは?」

楡井「んー…未定だね」

楡井「けど組んでくれるなら、有益な情報をあげてもいい」

鋼「有益な情報?」


<<特別選択肢;楡井と組みますか?>>

1はい
2いいえ

下1<ターンは消費されません>

鋼「分かった」

楡井「じゃあここにサインを」

楡井が出したのはポイントの受け渡しシート。
内容の欄には『このチーム内での情報を一切外部に漏らしません。漏らした時点で6ポイントを受け渡す』と書いてある

楡井「もちろん。受け渡さなかった場合は変更と言うことになる」

楡井「分かるよな?」

鋼「ペンある?」

楡井「ある」

俺は楡井からペンを受け取って誓約書に。サインとある仕掛けを施した

楡井「へぇ」

内容の欄に俺は『これはこの紙を提出した者にも適応される』と付け加えた
俺だってバカじゃねえんだ、つうか、伊達に生き残ってねえ

楡井「提出する前に、約束通り有益な情報を」

楡井「今回胡桃には6ポイントが入る。それに和田と緑野は組んでる」

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り1】
下1

あの情報が本当だったら、ロイの奴はいま単独か?
リオル連れて行ってみるか

ロイ「…まさか君たちが明星さんと組むなんてね」

鋼「おめーが言ってるほど悪い奴じゃねえよ?多分」

ロイ「いや、明星さんは…凄い人だよ」

ロイ「噂によると10人でのゲームで一人勝ちしたらしい」

ロイ「他の8人を殺してね」

リオル「…え」

リオル「それって…」

ロイ「本当だよ」

鋼「唯の噂…だろ?」

ロイ「まあ十分気を付けてね」

【妨害タイム】

賭けるポイントと人物を選んでね

下1

明星「そうですわ。今回も和田様に投票いたしましょう。異論は?もちろんございませんわよね」

その一言で俺ら全員はレジに向かった

鋼「うし、とりあえず和田に1と」

もう慣れたもんだよな、パパッと和田に一ポイント賭けた
これで四ポイント入ったわけだけど…。

今回は胡桃に6ポイントも入ってるんだよな…

とりあえずこの二人は避けた方が良さそうだな

【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り4】
下1

とりあえず俺はチーム明星の元に行った

リオル「僕達のポイントが増えてなかったんだけど」

明星「ええ!?」

と言う事は出走失敗か…。やっぱり危惧してた四人目が来たか
でもまあ残りはまだまだあるんだしよ

明星「それはそれは…申し訳のない事をしてしまいましたわ」

明星「許してくださいますか?いえ、許してくださいますよね?」

胡桃「だが…どうする?」

明星「今回も鋼様に賭けましょう」

明星「で、私と鋼様は私に賭けると言う事で」

明星「異論は?」

明星「ございませんよね?」

【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り3】
下1

またまた休憩
次の再開は22時くらいに

鋼「あ…そうそう。後々バレて変に疑われんの嫌だから言っとくわ」

鋼「俺さ楡井と組んだ」

明星「…あらそう」

胡桃「貴様!【木漏れ日の謀反者】(メイン・マイン・パペティーア)か?」

リオル「それをした理由…は?」

鋼「なんかさ、このチーム少しは動きやすくなるかなって」

鋼「それにこっちの情報は漏らさねえし安心しろ」

リオル「…まあ。分かった」

明星「まあ。別によろしいのではございませんか?」

意外と明星が肯定的なのに驚いた…
他のは結構、つうかリオルもちょっと嫌そうだな…

【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り2】
下1


なんか不機嫌そうなリオルと一緒に緑野の元へ。

和田「君達も組んでいるの?」

緑野と一緒に居た和田にそう聞かれた。
つうか、なんで和田が?

和田「僕も組ませてもらってるんだ、少数でね」

緑野「んだな。この方法だと何とかなりそうだ」

和田「で?何か用かな?よかったら僕も聞きたいな」

鋼「いや。普通に話に来ただけだよ」

和田「…。あ、君達ってさ二人で組んでるの?」

鋼「あ…ああ」

クマちゃん『二人じゃねえ!二人と一匹だ!』

クマちゃん『てめーらは!?』

和田「僕達は三人だよ。あとはアイドルの楡井さん」

ん…つー事は、今三チーム出来上がってんのか?
明星チーム。和田チーム。んで各チームから出て来た俺と楡井の第三チーム?

【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り1】
下1

緑野「バラしていいのか?」

和田「良いんじゃない?」

緑野「…んー、わっかんね」

まあこのゲーム一つのチームが一気に脱落って事もねえし、バラしても大丈夫なのか?
てか実際個人戦みたいなもんだしな

クマちゃん『つうかよ!裏切りの心配とかねえの?』

和田「んー。その時はその時だと思うな」

鋼「のんびりしてるなお前…」

コイツも確かロイの言ってた危険な奴の一人だよな…
どこからどう見ても危険じゃなさそうなんだが……。いったいどこがだ?

和田「あ。そろそろ投票に行かないと、行こう?緑野さん」


お…俺らもそろそろ出走者決めるか。


【出走タイム】

賭けるポイントと人物を選んでね

下1

言われた通り明星に出走ポイントを1渡す
これなら被る必要はないし…。みんな出走できるよな

明星「投票は終わりまして?」

鋼「え…ああ」

明星「それではお次の作戦でも考えますか?」

鋼「まだみんな居ねえし」

明星「それもそうですわね」


まだほかの二人が帰って来てねえし…作戦会議はな…
つうか、コイツは何時の間に人の後ろに立ってるんだよ…


明星「どういたしますか?」

鋼「さあ?」

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り4】
下1

鋼「皆おせーな」

明星「今回の作戦タイムは止め…でしょうか」

鋼「つーか…明星のその服って」

明星「自作ですわよ?歴史の教科書を見て自作しましたの」

鋼「すげーな」

明星「ええ。私、他人のまねをするのは得意ですから」

鋼「ふぅん」

明星「すぐに理解できてしまうんですよね。頭の回転が速いのかしら?」

鋼「でもそれって頭いいんじゃねえ?」

明星「うふふ。知ってますわ」

明星「どのゲームの勝者も私でございます。それは決定事項ですので」

鋼「…ははは。自信過剰だな」

明星「―――それはどうでございましょうか?」

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り3】
下1

次は楡井のとこ行って、話すっか…またなんか聞けるかもしんねえ

楡井「どうした?」

鋼「なんか動きはありましたか?」

楡井「そうだな。あ…あったあった」

鋼「…なんすか?」

楡井「え?聞きたいか?」

鋼「…はい」

楡井「仕方ねえ、教えてあげよう」

楡井「和田が俺らにシートの記入を求めてきたんだ」

楡井「内容は確か『チーム内の誰かのポイントが3を切ったら無条件で均一にポイントを差し出します』とかそんなの」

鋼「記入したんすか?」

楡井「俺はいったんパスした。なんか裏がありそうだしね」

この楡井って言う人…意外と用心深いんだな。
でもその状況をどうやって切り抜けたんだ?結構断りにくいだろ
【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り2】
下1

鋼「でもそんな状況どうやって?」

楡井「え。ああ。ペンのインクが切れたって言っておいた」

鋼「うわぁ…でもそれでいけたんですか?」

楡井「ああ。あの中でペン持ってるの俺だけだったみたいだし」

楡井「まあこのペンもディーラーから借りたやつなんだけどな」

鋼「へぇ」

楡井「シート貰うときに申請したら貸してもらえるぞ?」

鋼「まあ覚えときます」

楡井「覚えとくに越したことはないな」

眼鏡をクイっと上げてインクが切れたらしいペンをちらつかせる楡井
つうかよく見たら中身抜かれてっし…
そりゃ書けねえわ

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り1】
下1

クマちゃん『よお!何やってんだ一人で?』

楡井と別れたところにやってきたのはクマ。もといリオル
関係ない事だけど、仮面してるから腹話術かどうか分からねえよな?

鋼「ん?楡井と話してた」

リオル「何か言ってた?」

鋼「なんか和田が皆にシートを配ったんだってよ」

リオル「へぇ…」

リオル「でも何の意図があるんだろう」

鋼「でも内容的には普通の奴…だったぞ?」

リオル「もしかしていい人なのかな?」

鋼「んー…わかんねえ」

【妨害タイム】

賭けるポイントと人物を選んでね

下1

今日はここまでで。
はい、もうすでに何人か動いてます

というより今回のメンツキャラが濃いのでネタを詰め込めますね
色々伏線も貼りたい放題ですしね!

今から投票しようかと…
少しになってしまうかもですがよろしいですか?


半ば癖の様に俺は和田にポイントを課した
今回は明星の指令が下ってなかったけど、とりあえず和田が安定なんだよな…
俺らの中では…だけど


鋼「……」

リオル「ねえ。明星さんを信じるのは止めにしない?」

急にそんな事を言ってきたのはリオルだった…
一体どうしたんだろうか、詳しく話を聞いてみよう


鋼「どうしたよ?」

リオル「また僕のポイントが増えてなかった」

リオル「前回と加えると4ポイントのロスだよ」


それは確かにおかしい…な。だって今回は2と2で分けたはず
同じ所にわざわざ二人が賭けた?それはおかしい。確率的にな


リオル「…なんかある。何となくだけどね」

【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り4】
下1


ロイ「そんな事話て何になるの?僕はよく分からないな」

ロイ「一つ言うとしたら…。明星さんのポイントを確認してみるといい」

ロイ「だって…誰も彼女が誰に賭けているか分からないんだろう?」

言われてみれば…。確かに明星の言った通りに俺らは動いてた
けど、明星自身が和田に投票しているかどうか…。それは分からない


ロイ「今回のゲームは組めば組むほど不利になるのは分かっているかな?」

ロイ「まあ分かっている上でしてるんだったらいいんだけど。」


鋼「…これからどうするべきだ?」

ロイ「一回だけ。明星さんの命令を無視してみれば?」


出された結論は至極単純。ごもっともだ

【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り3】
下1

ロイ「まあもしどうしようもなくなったんだったら。もう一回おいでよ」

ロイ「多分助けてあげるからさ」

ここに来て結構嬉しい事を言われた…
頼れる場所があるって言うのはここまで心強いのか…

リオル「…誰とも組んでないんだ?」


ロイ「さっき言った通りさ、このゲーム組めば組むほど雁字搦めになってしまうから」

ロイ「それに。今回は危険な人が多すぎる…あまり目立ちたくない」


ここまでコイツが二人を警戒するって事は過去に何かあったのか?
なんか異常すぎるぞ?


ロイ「…まあ気を付けて!」


【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り2】
下1


これは直接話に行かないと――――


と言うわけで俺らは明星の所までやってきた


明星「あらっ…ああ…何とお詫びをすればよい物でしょうか…」

鋼「え?」

俺らの姿が見えると明星は今にも泣きそうな顔でこちらに走ってくる
どうやら胡桃も一緒らしい

明星「ああ…私とはなんと罪深い……」

明星「今まで皆様の事を騙していた―――だなんて」


リオル「…?」


明星「私は…私は。生きたいが故に皆様に嘘をついて…。けどやはりそのような事!」

明星「…チームは解散です。私の悪評を…どうぞ広めるなりなんなりしてください」

明星「なんなら罵られる覚悟でございます!」

んー…?どうしたどうした?何事だ?

【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り1】
下1

鋼「だましてた?」

明星「はい…」

明星「この様に――――」

<<明星の優雅な嘘>>

まず私は、四人を集めて妨害ポイントを一か所に集中させました…
そうすることで後々私が有利になりますので…

そして…そして…私は【鋼】様に一人多大なポイントを賭け、出走タイムそこを指定しましたの

皆様はそこに賭け出走失敗。私はポイントがプラス2されて戻ってくる。

それを繰り返していました――――

<<以上>>


リオル「だから僕達のポイントが増えてなかったんだね」


【出走タイム】

賭けるポイントと人物を選んでね

下1

俺は自分に投票。これで失敗することはないのか?
いや…もう運任せか。

そして投票を終えた


鋼「…とりあえずリオルのところに行くか」


レジを後にしたとき、ブツンとアナウンスが入る。

一体何事だ?もしかして…違反者でも出たか?


アナウンス「中間発表を致します。皆様モニターの前にお集まりください」


なんだ…驚かせんなよ










アナウンス「違反者の死刑も同時に行います」










本当に短かったですが今日はここまで

うん。そう言う事や、チート並みの戦法取ってる奴が一匹居るで

長らくお待たせしました!
今日の夜くらいから更新できそうです!

更新していきます!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

〇〇第一中間発表〇〇

一位 明星 16

二位 楡井 15

三位 ロイ  14


―――――――――

最下位 リオル 8
      胡桃  8

―――――――――――――

違反者 緑野


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━




アナウンス「緑野様は。提出されたシートに従わなかったため、死刑」

緑野「!?どういうことなんだな?」

和田「あー…書き換えたの伝えるの忘れちゃってたよ。ごめんごめん」


緑野「―――――!?」


和田「いやー。ごめんごめん。うっかりしてたよー」



緑野「こんなの!こんなの無効だ!!!!」


アナウンス「本人の署名がございますので有効です」


明星「まぁ。痛ましーい…」

ロイ「…」




緑野「いやだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」





『ぶおん』


【刹那弾丸世界旅行】


緑野「…!?」

緑野の前に置かれたのは大きな砲台。そして半分に割れた玉

緑野「なに…するんだな?」

黒服がライトで弾の中を照らす。
そこで分かったのは、中には釘のような棘が無数に生えていると言う事


緑野「や!やめろ!」


黒服が無理やり緑野を弾の中に閉じ込める。


『ガチャン』

閉められる玉。緑野はこの中に閉じ込められている


『コロンッ』


黒服が玉を転がして砲台に詰める


『シュパァッ』



点火される大砲。短くなる導火線


『ドォォォォン』


発射された弾は遥か遠くに飛んで行って見えなくなった


明星「紅茶が飲みたいでございますわー」


胡桃「貴様は【神の独裁庭園】(ヴァルハラ・ガーデン)に誘われたのだ」

楡井「さ。次はどうしよう」



このゲーム…もしかするととんでもないのばかりなのかもしれない…
人が一人死んでいるというのに。それなのに…。みんな平然としている

今までのゲームでは見なかった光景、正直たじろいでいる…



リオル「…マズくない?」

鋼「和田ってやつか?」

リオル「それもそうだけど…この雰囲気」

クマちゃん『今にも食って掛かられそーだぜ!?』


【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り4】
下1

鋼「全員動じてねえな」

クマちゃん『ポーカーフェイスってやつでもなさそうだな』

独自の言語を喚く胡桃。ミュージカルのような動きで練り歩く明星
楽しそうにその光景を見つめる楡井にあっけらかんとしている和田。
そしてどこかに行ったロイ。


リオル「楽しんでる…」

加藤に青楼。俺の頭に過るこの二人
それがここに居る全員だというのか?



リオル「…怖いね」

鋼「バカ…大丈夫だよ」


正直言って、今誰を信用していいのか――――


俺にもわからない

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り3】
下1

すいません!開戦が不安定なので更新は明日に回させてください!
出来れば明日はお昼から更新できればします!

j本当に申し訳ない!

お…ロイが帰ってきた。どこ行ってたんだ?
とりあえず行ってみるか

鋼「おーい!」

ロイ「……?」

鋼「どこ行ってたんだよー?」

ロイ「ちょっとお手洗いにね」

ロイ「と言うより…君達すごく余裕がなさそうだね?」

リオル「そりゃね。僕は最下位だし特別な能力もないし頭も悪い」

クマちゃん『右の男も一緒だぜ!』

ロイ「今回僕が言えるのはシートには気を付けろって事かな」

ロイ「契約とか何とか良いように銘打っているけれど、あれは死刑宣告の紙だよ」

ロイ「名前を書いたら上書きされて…――――ね?」

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り2】
下1

鋼「シートは完璧な罠って事だな?」

ロイ「まあ僕はまだ試してないけど、逆手に取ることもできると思うな」

リオル「逆手?」

ロイ「うん。書き換えをうまく使った方法」


<<ロイが教える罠を罠にはめる講座>>

まず必要なのは二枚のシート。そして二人の人物。
ここで仮にAがBに契約をさせるとする、もちろんこのAは悪人だ。あとで書き換えるつもりだろうね
で、ここでBも相互で契約を結ぶ。

ここで…ポイント。シートの提出は先にAに行かせるんだ。

そしてここでAが『絶対1ポイントをもらう』みたいな事を書いていたと仮定して。Bもシートの内容を書き換えるんだ『Aは2ポイント受け取らないといけない』とね
ここでAの内容とBの内容が矛盾する、もしシートの優先順位が上書きされるものなのであれば、BがAに1P渡した時点でAは違反となり死刑。

まあ相手がどう書き換えたか、それを読むのは難しい事だけど

<<以上>>

なるほどな…シートにはこういう利点も…あるのか?
と言うよりロイって意外と頭回る奴なんだよな…。今回はちょっと良い事聞けたぜ

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り1】
下1


ロイ「和田はきっと痛い目を見るよ、この方法でね」

ロイ「いや…これよりももっと酷い方法かもね」

鋼「誰かが…動いてんのか?お前知ってんのか?」

なんだロイのこの言いぐさ、まるで…まるで…
今までの経験からしてもこんな風に言う奴は何か知ってんだ。

流石に和田があんな奴だとしてもだ、やっぱり心のどこかでは死なせたくねえ


ロイ「僕は何も知らない」


リオル「…ふぅん」

クマちゃん『知ってたか!?嘘をつく人間って足が無意識に開くらしいぜ!?』


ロイ「――――」

ロイが無言で足をとじた

クマちゃん『なーんちゃってな!』


ロイ「―――っ」

やるじゃねえか…リオル。
一体何時の間にそんな事覚えてたんだよ


ロイ「話すのは後ででもいい?」

鋼「…ああ」

【妨害タイム】

賭けるポイントと人物を選んでね

下1

派閥も何もなくなった今、俺が入れたのは胡桃。
リオルも胡桃に入れたのは確認した


明星「あら」

明星「あらあら」

明星「あらあらあら」


鋼「何だよ」

明星「…。一人動き始めましたわねー」


鋼「は?」

明星「ロイ君の事ですわー。ま、私は死なないからぜーんぜんもーまんたいなんでございますけれど」

鋼「…」

明星「お気を付けあそばせ。彼ってここに来る前は殺人鬼だったらしい…。いえ、凶悪な殺人犯だったんですよ?」


不気味な事を言って明星は俺らの前から姿を消した

【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り4】
下1

鋼「ちょ!待て!待てよ!!」

言葉の意味が気になった俺は急いで明星を追いかけた

明星「キムタクにしては似ていませんわよ?」

鋼「どういう意味だよ?」

明星「どうもこうも。生きているときの事覚えてらっしゃらないの?」

明星「この場に居る人みーんな罪人。だから人が死んでもどーじないのですわ」





明星「なーんちゃって。嘘でございます」




鋼「…は?」

明星「あれ?嘘って言うのが嘘だったかしらー」

明星「あれー?忘れてしまいましたわー」


なんだこいつ…マジで言ってる意味が訳分かんねえぞ…
頭おかしくなりそうだ…

【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り3】
下1

リオル「…明星さんに何か言われた?」

鋼「お前もか」

クマちゃん『まったくウッゼェ女!』

リオル「死んだ時の事覚えてらっしゃらないのって」

リオル「そりゃ生きてた時の記憶はあるけど、死んだ時の記憶は…」


鋼「生きてた時の記憶?」

リオル「うん…え?無いの?」

鋼「ん…あ…うん」

リオル「珍しいね、そんな人もいるんだ」

クマちゃん『逆に死んだ時の事覚えてるとか?』

鋼「それもねえな」


リオル「とにかく話を戻すけど、明星さんは要注意だね」

鋼「だな」

【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り2】
下1

鋼「なあなあ」

ロイ「なんだい?」

鋼「なんかお前…やってんだろ?」

ロイ「うん。和田さんを始末するつもりだよ」

ロイ「と言うよりもう王手掛かってるんだけれど」

飄々とした表情でそう言い放つロイ。
その立ち振る舞いからは慣れしか感じれない


リオル「始末?」

ロイ「危ないだろ?だから消えてもらわないと」

ロイ「爆弾は三つもいらない」

リオル「先に動いた和田を始末するって事」


ロイ「ああ、そう言う事」


【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り1】
下1

鋼「そう言うの…」

ロイ「僕も人を陥れるのは反対だよ。けどそうしないと生きていけないじゃないか」

鋼「でもよ!」

ロイ「危険な人を消すことによって犠牲者は減る。不穏因子の存在は何の得にもならないよ?」

言ってることは正しいかもしんねえ…けどやっぱり。そのために誰かを殺す?そんなのダメだ
現にリオルみたいに変われる奴だっているかもしれねえ

リオル「変われるよ?」


ロイ「…そうかな?」

ロイ「賢く生きる方法を見つけた。の方が正しいのかもしれないね」


ロイ「きつい事を言っているみたいだけど、これを知っておくことで脱落の可能性はきっと少なくなる」

【出走タイム】

賭けるポイントと人物を選んでね

下1

短いですが今日はここまでで。

なんかもう今回のキャラが色んな所から色んな戦法で仕掛けてくるから書くの遅くなるぜ
ホント申し訳ない。

その代り一日一更新を目安にしていきますので許してくださいな

人はいますかい?

ロイが和田に何か仕掛けようとしているのは明白。
確かに和田は悪い奴かもしんねえけどよ……

んで、明星も明星で不穏すぎるし、それに楡井さんと胡桃…ここも怖いな

俺は楡井さんと組んでるしさ、安心してもいいのかもしんねえけど…。
それにさ胡桃の奴だよな、あいつはアイツで何考えてんのか全然分かんねえ


いわばこの会場は不発弾だらけっつう事だよな


それにただでさえ面倒なゲームなのに、それに加えて契約シートの面倒くささも加わってる。
上書き可能なのか?書き換えはどこまで有効なのか


全部が全部分かんねえ…


【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り4】
下1

楡井「危なかったわ、サインしなくてよかったぜ」

鋼「…書き換えれること…気づいてたんですか?」

楡井「んあ?全然。それに気づいてても今回はそう言う立ち回りはパスだ」

楡井「まあこういうゲームに置いてああいうのが一番地雷っぽいしな」

本当に気付いてなかったのか?いや…疑い過ぎか。
もし楡井さんが気づいていたら多分俺と契約した時に何らかのアクションを取っているはず

今俺が無事と言う事は…。つまりは本当に気付いてなかったんだな


鋼「で?どうして呼び出したんっすか?」

楡井「そろそろいろいろ動き出しそうでマズいからな、固めとこうと思って」

鋼「いろいろ?緑野が死んだから実質和田は一人で…俺らの所もほぼ壊滅だし」

楡井「お前も気づいてんだろ?ロイと明星が何か仕掛けるつもりだ」

初耳だ…え?まさか二人が組んでるのか?
それとも個々で何かを仕出かすつもりなのか?

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り3】
下1

鋼「それって明星とロイが組んだって事…」

楡井「さあな。そこまでは分からんが」

楡井「明星は胡桃にシートを渡してたし、和田も胡桃から貰ったってシートを持ってたな」

と言う事は次は【明星】【ロイ】【胡桃】が組んでる?
それで和田を落とそうと?いや…あり得ないことはない


鋼「まだ楡井さんは和田と?」


楡井「表面上…はな」

そりゃそうだよな、和田はあんな方法で緑野を殺してるんだ、信用しろなんて無理だ
それに…和田だってさすがにそれくらいは分かってるだろ


取りあえず今聞いた三人はとりあえず警戒しておこう。

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り2】
下1

死ぬかもしれない奴を放って置くのは流石にできない。
どんな奴かはまだまだ分からないけど、とにかく教えないと


和田「…?」

鋼「おい」

和田「どうしたんだい?」

和田「仲間になりたいとか?」

鋼「ちげーよ!」

鋼「お前…狙われてんぞ」

和田「ふぅん。そりゃあんなことしたから必然だろうね?」

鋼「死ぬかもしれないんだぞ?味方居ないんだぞ?」

和田「ああ。詰んでるね。でもそれがどうしたんだい?」

何でこいつこんな他人事なんだよ。今から死ぬかもしれねえんだぞ?
どこかで誰かに騙されてるかもしれねえんだぞ?

それなのに何でこんな余裕綽々なんだ?

和田「殺したいから殺した。今からそれをされるだけだろ?」

和田「それにそんな簡単には負けないよ」

鋼「…すげえ自信だな」

和田「そうかい?ここに居る皆はみんなそうだと思うけど」

和田「ロイ君なんてこの中では一番のイレギュラーさ」

鋼「?」

和田「とにかく彼には嫌われない事だ。とだけ心配性な君に教えておくよ」

和田「君は気づけないだろうからね」

和田「何もかも」

気づけない?何に?いや…どういう事だよ?

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り1】
下1

鋼「おいリオル」

リオル「ん?なに?」

鋼「ちょっと提案なんだけどよ。これから妨害先統一しねえ?」

ポイント差がポイント差だし…まあ。妥当な案だよな

リオル「え…あ、うん大丈夫だけど」

リオル「妨害先に何か考えとかあるの?」

鋼「それはまだ考えてねえ」

鋼「でもここは少しでも他のポイントを削って時間を稼いだ方が」

リオル「打開策が見つかるって事か」

リオル「けど本当に大丈夫かな?明星さんに和田が居る」

クマちゃん『ジョーカー勢ぞろいだぜ!』

確かにな。確かに不穏因子は勢揃い…
これからどう凌いでいくかな

【妨害タイム】

賭けるポイントと人物を選んでね

下1

俺らはロイに1P投票した。
いや…別にとくと言った意味はない。
ただここが一番無難そうで一番賭けられそうだったから


リオル「…一つ思ったんだけどさ、このゲーム妨害タイムで一番ポイントを獲得するでしょ?」

リオル「じゃあその妨害票最多数の人…は出走タイムに誰に賭けてても出走失敗になる?」

鋼「…え?何で急にそんな事?」

リオル「いや…気になっただけ」

鋼「ディーラーに聞けばいいんじゃねえか?」

鋼「さすがにそれくらいだったら教えてくれるだろ

【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3妨害者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り4】
下1


何か動きが無かったか…楡井さんに聞きに行こう
もしかしたらなんか分かるかも

鋼「あの…楡井さん」

楡井「…ん?」

鋼「なんか変わったこととか」

楡井「そんな早々にない。いつも通りだ」

全員の動きがつかめないのは今までも一緒だったけど
今回は…少し訳が違う。
頭の切れる奴が多すぎて…正直焦っている

だからか、時々冷静に頭が回らなくなる


楡井「落ち着け。焦ってると思うツボだ」


分かってるけどよ…。今回も一発アウトがあり得るんだ…
あいつ等みたいに落ち着いてられる方がどうかしてる…

【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り3】
下1

鋼「なあ!明星!」

明星「あら?どうかいたしましたの?」

明星と胡桃が組んでいるなら一緒に居るはず…
読み通りだ、二人は一緒に居た。


胡桃「なんだ?」

鋼「次からまた組まねえか?」

胡桃「『拒否』(リフレクト・メッセージ)だ」

明星「私も…。それにもう私は組んでいますし」

明星「おーっと…ここから先はお話しできませんわー」

胡桃「消え去れ『下層の民』(モブ)よ」

あっさり跳ね除けられちまった…
やっぱり楡井の言う通りなのか…

【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り2】
下1

明星と胡桃。そしてもしかするとロイが組んでいるかもしれない
それを伝えにリオルの所まで来た


クマちゃん『でもこのゲームはよ!組めば組むほど不利になるんだろ!?』

リオル「…チームを組んだところで内部分裂するのが目に見えているけど…」

鋼「そうだったらいいんだけどよ」

まあ確かにあの明星が居るんだ、何か企んでいるかもしれないけど…
けど厄介なのには違いねえ

リオル「…それより、聞いてきた…ディーラーに」

鋼「妨害の事か?」

リオル「うん。妨害票最多数の人でも出走には何の問題もないって」

なるほどな、という事は妨害票が多くても出走の時に0の人物に賭けとけばポイントが増えるのか…

一つはっきりしたぞ


【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り1】
下1

あそこまで明星を危険視していたロイがもしかしたら明星と組んでいるかもしれない?
直接確かめよう。俺にはそれしか

鋼「なあ…ちょっと聞きたいことがあるんだけど」

リオル「うん。一つだけ」

ロイ「…?」

リオル「君ってさ。明星さん達と組んでいるのかい?」

ロイ「組んでいたとしても組んでいるとは言わないよ」

ロイ「まあ組んでいないんだけど」

前置きが余計だ、そのせいで本当か嘘かが分かんねえ


ロイ「それにこのゲーム組めば組むほど不利になるのは周知じゃないか」

鋼「まあ…だよな」

これは…組んでない…でいいのか?

【出走タイム】

賭けるポイントと人物を選んでね

下1


俺はリオルに1P。リオルも同じく1Pを賭けた。
投票を一回しただけで一発アウトと言う可能性はない…けど
じわじわ死に追いやられていく感覚が俺らを襲う

もしかすると地味にいやらしいゲームなのかもしれない


リオル「まだ…大丈夫みたいだね」

鋼「ああ」

今の所まだポイントロスの使者は出ていない…。

次の中間発表までまだ時間はある。
…何としてもリオルを巻返させなければ…

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り4】
下1

今日はここまで。
今回で次の死者がほとんど決定いたしました。

まあまだ回避ルートはありますが

それではまた次回

リオル連れて胡桃の所に。
コイツはマジで意味不明だから怖いんだよな…

胡桃「…」

リオル「ちょっといいかな?」

胡桃「【拒絶の門】(クローズ・ゲート)」

クマちゃん『話す気はねえのか!?」

胡桃「…」

リオル「…どうする?話してくれないよ」


鋼「ふっ。俺らに恐れをなしたか?【下層の豚】(プア・ピッグ)」

リオル「…え?」

うん…すっげえ恥ずかしい。恥ずかしいから
リオルやめろ、そんな目で俺を見るな!俺だって嫌嫌なんだよ!

胡桃「口を慎め【庶民】(ノーマル)が」

鋼「慎むのはどちらだ?」


とりあえずこの調子で話を聞きだそう

鋼「人とつるまないと何もできないとは…な」

胡桃「つるんでいるのではない。使役しているだけだ」

鋼「使役している?それは自己紹介か?【意思なき人形】(オートマチック・ドール)よ」

胡桃「…ふ。言っていろ、勝つのは私だからな」

鋼「三人で勝てるとでも?笑止」

胡桃「ふん。他の二人などただの盾」

成程。こいつのチームはやっぱり三人か…
だとしたらロイに明星、んで胡桃か

胡桃「真打は我」


クマちゃん『ついてけねー!』


【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り3】
下1

明星「あら。御機嫌よう」

鋼「次は何だよ」

明星「お話ししに来ただけですわ」

明星「最後になるかもしれないし」

鋼「は?」

明星「驚きまして?嘘でございまーす」

相変わらずこいつは…こいつは…
あー…もしかしたら青楼より苦手かもしんねえ…


明星「一つヒントを差し上げましてよ」

鋼「…」

明星「貴方が調べている通り。今は組んでいますわ」

明星「お友達が言って居ました。こういうのを『舐めプ』と言うのですよね?」

鋼「…挑発かよ」

明星「挑発に見えまして?」

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り2】
下1

和田「やあ。久しぶり」

リオル「…え?」

和田「やだな。今さっき僕とチームを組もうって契約書を作ったじゃないか」

和田「忘れたのかい?」

和田「お互い変な動きをしない様にシートの交換までしたのに」

鋼「…え?」

リオル「してないしてない!」

クマちゃん『テメェ!ヤバイ薬でも使ってんじゃねえの!?』

リオルと和田が組んでる?まさか…まさかそんな事
でも嘘だとしても何が目的なんだ?

こいつもこいつで訳分かんねえよ

和田「ま。これからよろしくね」



和田「リオル君」


リオル「……―――」

【妨害タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く

【残り1】
下1

鋼「おい!ロイ」

ロイ「?」

鋼「お前やっぱ明星と…」

ロイ「心配しないで良いよ。契約は交わしている」

鋼「シートを使ったのか?でもそんな事したら緑野の…」

ロイ「二の轍は踏まない。ちゃんとシートには『お互いの同意なしで書き換えない』と書いたからね」

ロイ「それにあのチームももうすぐ解散さ」

鋼「…?」

ロイ「一時的に…一時的に和田を陥れるためだけのチーム」


鋼「そう言う意味じゃねえだろ!どうしてそこまでして和田を」

ロイ「僕の前で人を殺したから…かな?」

ロイ「危険じゃないか。だから消えてもらう」

ロイ「前も言ったよね?」


ロイ…。良い奴なのは分かる、けどよ…そこまでして殺そうと…
それをしたら和田とかと一緒じゃねえか!

【妨害タイム】

賭けるポイントと人物を選んでね

下1


妨害タイムが終わった。次は出走。
ていうかいつまで続くんだよ、もう何回目かも忘れちまった


アナウンス「えっと。中断です」


中断?まさか…まさか…

いや、そうに決まってる、大抵こういう時は――――


アナウンス「モニター前にお集まりください」


そう…死人が出る。

明星「あらぁ?こわぁい…ですわ」

楡井「…?」

リオル「…誰?」


皆も分かってるみたいだな…。けどそれが誰かは分かってねえみたいだ

少しばかり皆の顔に焦りが見える。

ロイ「…な?言っただろ?」

鋼「お前…」

ロイ「和田をはめた」


鋼「…クソ」

止められなかった。

止められなかったんだよな…俺は
やっぱり無力なんだな、何も出来ねえんだ…なんて思って落ち込む自分の弱さが嫌だ

もういっそ開き直ろうか…なんて思うけどそれも出来ねえ

今から凄惨な映像が上映される。


この国に来て何回目だ?そしてあと何回見ればいい?


もうわかんねえよ――――

アナウンス「それでは、中断した理由を発表」

アナウンス「シート違反者が出たため。死刑を開始」

和田「ええ!?」

明星「やだー。こわいでございますでございますわー」


ロイ「…不愉快だ」



今から死ぬのは和田。お前だよ…
そんなに飄々としているけど…死ぬのはお前なんだ…

今からでも何とか阻止して皆で生き残れる方法を考えたい。

そんな事が出来れば…の話

ロイ「一つ言っておく」

ロイ「今から死ぬのは和田…だ」



和田「――――――!?」

和田「何を言って居るんだ?」


ロイ「…ふ。君は危険なんだ」

和田「お前と…契約は交わしてないぞ!」

ロイ「僕…じゃなくて、リオル君と交わしたろ?」


和田「なんでそれを!?」


ロイ「だってあれは――――」



ロイ「―――――僕だからね」



何を言って居るんだロイ…どうしちまったんだ?

ロイ(明星)「私のスキルをお話ししておきますわ」

ロイ(胡桃)「我のスキルは『完全変化』(イミテーション)」

ロイ(鋼)「どんな人物にでも」

ロイ(緑野)「どんな声にでもなれるんだな」

ロイ(リオル)「それを駆使して和田のシートを手に入れた」

ロイ(クマちゃん)「もちろん書き換えさせてもらったよ」

ロイ(楡井)「あの時の和田。お前のようにな」



ロイ「…十数分もあれば姿すら変えれることができる」

ロイ「…このゲーム。僕の独壇場なんだ」

ロイの一人芝居に圧倒される俺。いや…俺ら
その場にいる全員が何も言って居ないのに言葉が声が聞こえる…


ロイ…お前はいったい何者なんだ!?

和田「な…な…な…な…」


和田「そんなんチートだろうがァ!?ふざけんな!こんなの不正だ!!」


和田「大体そんなの事前申告!」

アナウンス「そのようなルールございません」

和田「卑怯だ!」

アナウンス「貴方が言わないでください」


明星「まぁ。お可哀そう」

明星「哀れですわー」

和田「オメェ!!他人事だと思いやがって!!!」


アナウンス「暴力はおやめください」


『ガチッ』

和田の体が光の輪のようなもので拘束される。


鋼「…何だよこれ」


一気にモニター前は阿鼻叫喚の地獄絵図。罵り罵倒し合う声が響き渡る

和田「死にたくない!生き返る!」

和田「絶対に!!」


アナウンス「そろそろ始めます」


和田「嫌だ!死にたくない!!」


ここまで行くと…哀れだ。いや…これが普通の反応か……
今までの奴らが潔すぎたんだよな…






アナウンス「後五秒」



アナウンス「4」




和田「なんでもする!助けてくれ!」




アナウンス「3」


和田「お願いだ!お前らも!」



アナウンス「2」



ロイ「哀れだね」



アナウンス「1」




明星「―――――――――お前が。な」


アナウンス「0」

━━━━━━━━━━━━━━━━













違反者 アルスワード ロイ










━━━━━━━━━━━━━━━━














今日はここまで!
安価が少なくてごめんね…



やたらロイが和田を嵌めるって所を強調してたからまさかとは思ったが……

>>677
いや。和田さんはほんまに嵌められたんやで…とだけ

更新しようか

人はいますか?

ロイ「どう言う事…」

明星「え?あ。私ドジですから?契約書を書き換えてしまいましたのー」

ロイ「それは違反じゃないのか!」

明星「重ね重ねおバカドジっ子属性な私…。」

明星「自分の『聖』の字。その中の線を一本線にしていて…」

明星「『聖』という字によく似た存在しない文字を書いてしまいましたのー。うふっ」


ロイ「――――!?」


明星「つまりは誤字。お分かりですか?いえ、分かりなさい」

明星「それにすら気づけない…とは。いえ、気づかせなかったのですが」

明星「自分が次標的にされると知っていて貴方に協力するとでも?いえ、しません」



ロイ「…―――――」



明星「ご・き・げ・ん・よ」


『ブオン』

【抜け出せ!怪盗ロイの大挑戦】


真っ暗な美術館…のような場所に閉じ込められたロイ。
窓やドア。出口に繋がるようなものはすべて封鎖されているらしく…

しかも突如として背後から火の手があがる


ロイ「…!?」

このままでは生きたまま焼かれる!
そう思ったのか、涼しい表情が少しだけ焦りを帯びる



『ガンガンッ』

『ガシャンガシャンッ』


渾身の力で窓やドアを叩くがうんともすんとも言わない


ロイ「…」

何かを思いついたのか、ロイは胸ポケットから針のようなものを取り出して火に近づける
先端が赤く染まっていく針の様なモノ

そしてロイはそのままその針を窓ガラスに当てて何度も何度も円を描く


『ガンッ』



熱によって脆くなったガラスは円形に崩れ、ロイは優雅にその穴から燃える部隊を後にする



『ヒョイッ』

勢いよく飛んだロイ…を受け止める地面は無く。

下に広がるは底の見えない奈落――――――

ロイは吸い込まれるように見えなくなってしまった

明星「うふふっ。あと一人ですわぁ」

明星「どなたにしーよーうーかーな」


ロイ…。緑野…。二人とも殺された
ロイの言ってた通り、こいつらはヤバイ…俺がもっと早くに手を打ってたら…


明星「…皆さんお顔が暗いでございますわよ?」


楡井「…マズいね」

リオル「…どうするの?」


頭をフル回転させてみる。良い案を浮かべようとしてみる
けど…けど…何も浮かばねえ



鋼「…分かんねえ」


【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートをもらいに行く
『コンマ40以上で特別選択肢が登場』
【残り4】
下1

鋼「…シートを」

ディーラー「はい。」

ディーラーが白紙の紙を俺に手渡す。
何も書かれていない状態のシートを手に入れた。

ディーラー「契約に反することはないように」

ディーラー「また。それ以外は何でもありでございます」

ディーラー「破り捨てる。食べる。ティッシュ替わり。なんでも」


鋼「…ありがとな」


ディーラー「御武運を」


これで…いや。これに何を書こうか


【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートを使う(内容、人物指定)
『コンマ40以上で特別選択肢が登場』
【残り3】
下1

リオル「…それって」

鋼「シートだ。何かに使えるかもしんねえからな」

リオル「…明星さんに使うの?」

鋼「さあな」

そんなこと言ったけど、正直そのつもりだ
ロイの思想に賛同するつもりは無い、けど…おれはリオルや楡井さんを守ってやりたい


リオル「…もしかして。僕?」

鋼「バカ!んなわけ」


リオル「知ってるよ。」

クマちゃん『オメェにそんな度胸はねえ!』


鋼「…どうすっかな」

【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートを使う(内容、人物指定)
『コンマ40以上で特別選択肢が登場』
【残り2】
下1

鋼「これからどうする?」

リオル「どうするって…どうするの?」

正直な所手詰まり感は否めない。
生き残ってるのは和田に明星に胡桃にリオルに楡井と俺

もしここで和田と明星が手を組んでみろ。勝ち目なんてほとんどない


リオル「…そのシート。有効活用できればいいんだけど」

鋼「だな…有効活用できればな」


俺の頭ではまだ何も思いつかねえ。つうか名前の書き換えに内容の書き換え
やれることは殆どあの二人がやってる…

【出走タイム】

1誰かのところに行く
2話し込む
3出走者決定(投票するポイント数を明記)
4自由
5シートを使う(内容、人物指定)
『コンマ40以上で特別選択肢が登場』
【残り1】
下1

和田「…」

鋼「お前は何も知らなかったのかよ」

和田「…。アレは知らなかったよ」

鋼「…」

だよな…。知ってたらあんな死に物狂いの事出来ねえもんな…
だとしたら明星に助けられたって事か?

いやいやいや…でも。それは…どうなんだ?
明星がコイツに恩を売って…って。そうか、後々有利に使うためか?


わかんねえな


和田「で?何か用?」

鋼「別に」

和田「心配してたのかな?」

鋼「そう見えるんだったらそうなんじゃねえの?」

【出走タイム】

賭けるポイントと人物を選んでね

下1


リオルに1P賭ける。どうなってるかは分かんねえ
つうかこれ…人が減るほど難しくなるよな


和田「…」


明星「…♪」

左右のレジには明星と和田。
両方とも出走を終えたみたいだな


鋼「…ん?」

鋼「もしかすると…」

あの時ディーラーの言ってた言葉。それが今頭の中で巡り巡る
もしかして…これはこうすれば…

<<特別選択肢>>

どちらにシートを使いますか?

1明星
2和田
※選んだ方で難易度が変わります
※コンマの出次第でいい方向に進展します!
※ターンは消費されません!

下1

鋼「明星。俺らと組まねえか?」

明星「?」

鋼「俺は何としてでも生き残りてえ…。誰を犠牲にしてもな」

明星「そう言う事でしたら…」


明星がペンを持ちさらさらと書き加える

・内容の書き換え書き加えは無効
・組んだ際はチームのルール順守
・ルールを破った際は自分の持ちポイント+3Pを贈与

明星「これでよろしくて?」

鋼「ああ…宜しいよ」


……これで、これで行ける


明星「…うふふ」


<<次の犠牲者が確定しました>>

<<おめでとうございます。コンマ判定成功です>>

<<これよりskipを開始いたしますが…よろしいですか?>>

<<skipを開始しない場合は視点は自動的にリオルに映ります>>


下3の意見で多数決

明星「組めて光栄ですわ」

鋼「ああ…だな」

…聞いてしまった、僕は聞いてしまった…
どうして?どうして鋼君が?どうして?

裏切られた…の?


リオル「どういうこと…なんだろう」


僕の周りには誰も居なかった。


楡井さんも胡桃さんも…

もしかして…最後の一人…それを落とす

そしてその一人は…僕なの?

冷たい汗が僕の仮面の内側を濡らしていく…
もしかしたら最初から――――なんて

もうすぐで…もうすぐで第二回目の中間発表が行われる。
その時に結果が分かる


けど…けど…このままだと


リオル「鋼!」

鋼「わりぃな。俺、生きて会わないといけねえ奴がいるんだ」

鋼「お前はスゲェ使いやすかった。ありがとな、また生き返って来い」


リオル「…どうしてなんだよ」


鋼君は笑ってた。今までに見た事も無い清々しい顔で…
僕に笑みを向けている


鋼「次の中間発表…楽しみだな」


鋼「ま。結果は分かってけど」

地面が崩れて行くような感覚に襲われて、僕はそのまま地面に膝をつく
ああ…やっぱり信じちゃいけないんだ


鋼「明星。俺らが何してたか説明してやれよ」

明星「そうですわねー」

明星「ま。簡単に言うと組んで、ポイントの移動や票先の操作?まあ色々でございますわ」

明星「死にゆく人に何を話しても変わることはない、いえ、変わりませんので詳しくはお話しいたしませんが」



やっぱり皆生き残るためには何でもするんだね…



アナウンス「それでは中間発表」
















アナウンス「その前に」
















━━━━━━━━━━━━━━━━













違反者 明星 聖奈










━━━━━━━━━━━━━━━━

モニターの前に集まった僕はそれを見て唖然とした。
いや…胡桃さんも、そして明星さんもびっくりしている


明星「…は?」

鋼「…忘れたのかよ。チームのルールは順守」

明星「私が提示。追加していたルール。犯してはいませんが?」





楡井「侵してるんだよ。ルール」



明星「…は?」

明星「それにどうしてあなたが?」

明星「理解できますか?いえ、出来ていません」


楡井「俺ら…一緒のチームじゃねえかよ」



…え?えっと…え?どういうこと?

明星「内容の書き換えは厳禁。のはずですが?」

鋼「ああ。内容は一切触ってねえ」

鋼「俺が触ったのは…署名欄だよ」


明星「…署名欄?」


鋼「そこに楡井さんに名前を書いてもらった」


明星「それで?それで?どうして私が?」

明星「意味が分かりませんわ」


鋼「言うの忘れてたっけ?俺…楡井さんとチーム組んでるんだよ」

鋼「いや…言ったよな?」




明星「…―――――!?」

楡井「んで。俺らのチームのルールな」


楡井「『このチーム内での情報を一切外部に漏らしません。漏らした時点で6ポイントを受け渡す』]

楡井「まあよくもご丁寧にあんなペラペラ話したよな」

鋼「俺と楡井さんの名前が書いた紙に明星がサインをする。すると俺らのチームに明星が入ってきた形になる」

鋼「明星の指定したルールと、俺らが作ってた最初のルール…それが合わさることになる」


鋼「まあ確信はねえけどな」



鋼「こうなったって事はそうだったんだろ」


楡井「危ない賭けだ」


<<以上をまとめた簡単な解説>>

初期チーム(楡井・鋼)ルール数1。そこに(明星・鋼)ルール数3。そして後付けする形で(楡井)が署名
そうすることで全ての内容が合算。

ルール数は4になる


そして明星はそれを破ってしまっているので違反。
さらに払えるポイント数が上回っているので、どうあがいてもポイントは支払えない


<<以上>>

明星「…ウソ」

明星「……私が負ける?」

明星「二度も?しかもこんなバカに」



『ぶおん』

【祝!明星聖奈享年19歳!ご逝去パレード☆】


手をお祈りの形で組まされ、そこに手枷をはめられている明星さん。
選挙カーの様な場所に立たされ、ずんずんと直進していく


黒服「人殺しー!」

黒服「悪魔!」

黒服「罪には罰を!」

取り囲む黒服たちが次から次へと明星さんに罵声を浴びせる。

けど…明星さんの表情は全く曇りを見せない…
と言うより今までと変わらずに笑みを浮かべていた


黒服「あの人を返して―!」

黒服「汚れた女!!」


『ガチャン』

車が止まって、明星さんは車の上に上ってきた黒服に前へと歩かされる


明星さんが立たされたのは花に囲まれた豪華なステージ。
遥か上には明星さんの巨大な遺影が掲げられている


『ポイ』『ガシャンッ』『ボオオッ』


罵声を浴びせていた黒服たちがステージ目がけて火炎瓶を投げる

じわじわと燃えていく祭壇。そして飲み込まれていく明星さん


明星「――――あ」



完全に火に包まれる明星さん。
画面はそのまま暗転して見えなくなった――――




いやぁ…。でも…仕方ねえ

リオル「…ねえ」

鋼「…あ。その…ごめん…な?」

リオル「…ううん。別に」

リオルが明らかに怒っている。何となくだけど…つうか絶対これは怒ってる
でもこうするしかなかったんだよ


リオル「…相談してよ」

鋼「ごめんな。チームの内容…洩らせねえから」

クマちゃん『だったら仲間に入れてくれればいいだろうが!』

鋼「それしたらお前が外部じゃなくなるだろ」


リオル「…納得できるけど、納得できない」


クマちゃん『あー!なんかむしゃくしゃする!』

クマちゃん『帰るぞ!』


<<妨害ダービー 終了>>

今回のこのゲームはもう長くなりすぎて……
しかもまあ。うん。癖のあるキャラ多すぎて頭がパンクしそうでした…

明星や和田がどうシートを駆使して裏切ってくるか…より、胡桃の喋り方は本当に苦戦した
あれだけのためにブリーチとかメルヘヴンとかいろんな漫画を買いあさったのは秘密です
ありがとう。おかげで立派な中二病です


えっと…次回は次スレで。
次回の構想はもう出来上がってます、そして今までより凄惨で酷いゲームです。山岸君が亡くなったのなんてもう可愛く見えるレベルです


こちらのスレは質問。感想。要望等をどんどん書き込んでくれてOKです
番外編のご要望があれば其方も。今回はいっぱいスレがありますのでどんどん投下していきますよー

次スレのタイトル…。誰を出そうか…



そしてもう一つ告知を。
多分ですが次のゲーム二つと次。で多分最終回を迎えます

どうぞお楽しみに

高橋「第一回!合コン大パーティー」

風馬「ポロリもあるわよぉん」

葵「無いわよ!」

というわけで始まりました男女比率3と3の合コンパーティー
参加者。男子サイドは敏保里、宝樹、金子。女子サイドは風馬、葵、高橋という具合になっております!


ディーラー「それではまずは自己紹介から」

ディーラー「まずは男性サイドから」


金子「うし!ども!金子卓也。16歳!趣味は…クッキングかな?」

おーっと!ここでさり気なく料理好き男子をアピール!
これは女の子のハートを鷲掴みかぁぁぁ!?

高橋『なんかあからさま…』

葵『…嘘よ。ウソ』

風馬『高校生かぁ。食べごろねん』

おっとー!?そうでもなかった!
言い遅れましたがここでは心の声がダダ漏れになってしまいまぁぁぁす!

宝樹「同じく16。宝樹譲!よろしく!!」

次は熱血な感じで攻めてきた宝樹!
この暑さに抱きしめられたい!女心はどう動く!

高橋『性欲…つよそ…』

葵『んー…常にこのテンションは…疲れる』

風馬『良い肉付き…。行けるわぁん』


そうでもなかったぁぁぁぁ!


敏保里「お?俺か?俺は敏保里だ!刑事やってまーす!ってか?」

敏保里「よろしくなー!」

おっとここで男性ラストは気さくなおっさんな敏保里!
どこか大人なセクシーさ…年頃の連中はどう動く!?

高橋『飾らない感じ。良いかもしれない』

葵『頼りになりそう』

風馬『まあ…抱ける』


予想以上に好印象!それでは次は女性サイド行ってみよう!

高橋「高橋です…あ。高橋美憂…です」

高橋「あはは…何だか緊張しちゃうね」

おっと!ここで高等テクニック『苗字二回言いからの緊張アピ』!!
小動物感を見せつけている!!男どもは引っかかるのか!?

金子『やっべぇ…やっぱかわええ!』

宝樹『本命その1。やっと普通の女だ!』

敏保里「よろしくな!緊張すんなー!」

おっと…何故か敏保里だけ心の声じゃなくて普通に発言している!
でもまあ男どもからの支持は高いぞ!

葵「…よ。よろしく!別に来たくて来たんじゃないから!数合わせだから!」

ここで次は葵!天性のツンデレを発揮!!
べたべたなこのキャラ!男どもはどう動く!?

金子『こういうのデレたら可愛いんだよなぁ…』

宝樹『…デレさせてぇ…』

敏保里「お!久しぶりだな!おぼえてっか?」

これも男どもには好印象!
さて…ラストを飾るは風馬!百戦錬磨のビッチだ!

風馬「よろしくねぇん…あ。」

おーーーっと!ここでハプニング!ただでさえ露出の高い服のボタンが飛んだぁぁぁぁ!
故意か偶然かは分からないが…このままだと…このままだと大変なことに!!

高橋「あ。埃ついてるよ?」

葵「で?アンタ達はなに頼むの?」

ここで動いたは女子二人。素早い目配せで役割分担!
高橋は胸が見えない様に風馬の服を『埃が付いてる』で押さえ、さらに葵はメニューを見せることで男たちの視線を掻っ攫う!
流石は高IQトリオ!!


金子『今…なんか飛んだよな?』

宝樹『幻覚?』

敏保里「おーい!ボタン飛んで来たぞぉ!」


葵・高橋「!?」

男子サイドのダークホース。敏保里が動いたぁぁぁぁ!

葵「え…え?えー?何よそれ!」

風馬「あぁん。それ私のむ――――」

高橋「あ。ごめんごめん、私の袖のボタンかなぁ?」

高橋が風馬を遮った!これは女の闘い勃発か!?それともさり気ないガードなのか!?

金子『…ん?でもこれ風馬さんの服のボタンと一緒じゃね?』

宝樹『今もしかしたら風馬さんの胸…』

でもここで男たちが気づいたぁ!!
これは胸を巡る男と女の攻防戦が勃発か?

宝樹「お…箸落としちまった…」

ここでころころ転がる箸。まさかこれを拾うふりをして…
賢い!賢いぞ!!


葵「きゃあ!水が!」

でもその上に水をこぼす葵。これでは箸は取れない!

高橋「すいませーん!」

そしてここで店員を呼ぶ高橋!
水と箸の処理を第三者に委任した!



白熱の前半戦はここまで!後半へ続く!

うん。長くなるので分けるぜよ

次の投下までお待ちください…
というより、なんかドラマのファーストクラスみたいになってますね

――――――――――後半戦


敏保里「つー事で次は何する?」

葵「…なんでもいいわよ。もう疲れた」

風馬「私の体で黒ひげ危機一髪的なぁん?」

高橋「…」

金子「し…仕方ねえな」

宝樹「だな」

敏保里「逮捕すっぞ?」

風馬「やめにしましょぉん」

高橋「…席替えとか?」

葵「そうね!って…」

風馬「席替えしたいなら私の胸から手を離さないといけないけどぉん…」

高橋「無理…」

金子「俺は大賛成だけどな!」


風馬「…じゃあ。なにするぅん?」

葵「趣味とか?」

高橋「お菓子作り…かな」

葵「私は読書ね」

風馬「セック―――」

葵「風馬さん。少し黙って」

葵「男たちは?」

金子「んー…町ブラ?」

宝樹「筋トレ」

敏保里「パチンコだな」

おっと!男たちは全員パッとしない趣味!
これに対して女たちは何を思う!?

葵『パチンコ…無いわ』

高橋『全員…なんかパッとしなーい』

風馬『…パ…チンコ.。パ……チンコ??はっ!これはもしや誘われているわねぇん』

予想通りですね

宝樹「んー…そろそろダれてきたな」

敏保里「だな」

ディーラー「では…。気に入った女性にアピールして。連絡先をもらってください」

ディーラー「女性の皆さんは断る権利があります」


葵『まあ…アタシが一番まともだし』

風馬『男だったら誰でもいいわぁん』

高橋『この中で正直一番かわいい…』



さて…結果や如何に―――――――?



敏保里「んー…こんどデートでもすっか?競馬とか?」

葵「なんでよ!遊園地とか連れてきなさいよ!」

まず一組目!緩いおっさんときつい学生ペア!!
これにはディーラー一同も納得だぁぁぁ!


宝樹「…こんど俺んちこねえ?」

高橋「うん!ありがと」『…男っていつばらそう……』

そして宝樹はまたジョーカーを引いた!!
池沼!草野!明星枠に元男の高橋が参戦!!

今後が楽しみだぁぁぁぁぁ!



――――――――――――――――ホテル街

風馬「搾り取ってあげるぅん」

金子「いや…いや!マジで!無理だから!三日三晩とか!!」

風馬「三日三晩?三年よぉん?」



金子「誰か助けろおおお!!!」



<<完>>

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